(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-25
(45)【発行日】2023-09-04
(54)【発明の名称】ネットワークデータ収集方法、装置およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 24/02 20090101AFI20230828BHJP
H04W 24/08 20090101ALI20230828BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20230828BHJP
【FI】
H04W24/02
H04W24/08
H04W92/24
(21)【出願番号】P 2022517235
(86)(22)【出願日】2020-07-20
(86)【国際出願番号】 CN2020102965
(87)【国際公開番号】W WO2021063083
(87)【国際公開日】2021-04-08
【審査請求日】2022-04-15
(31)【優先権主張番号】201910944032.X
(32)【優先日】2019-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】洪英杰
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/119435(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第109842906(CN,A)
【文献】Huawei, HiSilicon, Orange,Adding Setup of Network Map for Data Collection and Triggering of NWDAF Data Collection [online],3GPP TSG-SA WG2 Meeting #132 S2-1903913,2019年04月12日,[検索日2023.4.27],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_132_XiAn/Docs/S2-1903913.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソースネットワークデータ分析機能NWDAFがネットワーク記憶機能NRFにクエリ要求メッセージを送信することと、
前記ソースNWDAFが前記NRFから送信されたクエリ応答メッセージを受信することと、
前記ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信することと、
前記ソースNWDAFが前記ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信することとを含み、
前記クエリ要求メッセージに、NWDAF選択補助情報が含まれ、
前記NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、
前記クエリ応答メッセージに、前記ターゲットNWDAFの情報が含まれ、
前記少なくとも1つのネットワーク機能が前記ターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置し、
前記ネットワーク機能データ収集要求に、
前記少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれ、
前記ネットワーク機能データ収集応答に、前記少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている、
ネットワークデータ収集方法。
【請求項2】
前記クエリ応答メッセージに複数のターゲットNWDAFの情報が含まれ、
前記少なくとも1つのネットワーク機能は、それぞれ前記複数のターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する、
請求項
1に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項3】
前記ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信することは、
前記ソースNWDAFが前記複数のターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求をそれぞれ送信することを含み、
各ネットワーク機能データ収集要求に、少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれ、
前記ソースNWDAFが前記ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信することは、
前記ソースNWDAFが前記複数のターゲットNWDAFからそれぞれ送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信することを含み、
各ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている、
請求項
2に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項4】
前記ネットワーク機能の帰属情報は、
ネットワーク機能のスライス情報、ネットワーク機能の識別子、ネットワーク機能の位置情報の少なくとも1種を含む、
請求項
1に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項5】
前記ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信する前に、
前記ソースNWDAFが、前記少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集するか否かを判断することを更に含み、
前記ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信することは、
前記ソースNWDAFが前記少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集不能である場合、前記ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信することを含む、
請求項
1に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項6】
前記データ収集補助パラメータは、
ネットワーク機能のアドレス情報、ネットワーク機能のデータ収集ポリシー、ネットワーク機能の収集する必要があるデータ内容、ネットワーク機能の収集データの受信先の少なくとも1種を含む、
請求項1に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項7】
前記ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信する前に、
前記ソースNWDAFがNWDAF消費者から送信されたサービス分析要求を受信することと、
前記ソースNWDAFが、前記サービス分析要求に応じて、データ収集が必要となる少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータを確定することとを更に含み、
前記ソースNWDAFが前記ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信した後、
前記ソースNWDAFが、前記ネットワーク機能データ収集応答に応じて、サービス分析処理を行って前記NWDAF消費者にサービス分析結果を送信することを更に含み、
前記NWDAF消費者は、前記ソースNWDAFサービス能力を使用する1つのネットワーク機能またはアプリケーション機能AFまたは運用保守管理OAMを含む、
請求項1から請求項
6のいずれか1項に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項8】
前記ソースNWDAFが前記NRFに登録要求メッセージまたは更新要求メッセージを送信することを更に含み、
前記登録要求メッセージまたは前記更新要求メッセージに、前記ソースNWDAFのサービスエリア情報が含まれ、
前記サービスエリア情報は、NWDAFサービスのスライス情報、NWDAFサービスのネットワーク機能識別子、NWDAFサービスの位置情報の少なくとも1種を含み、
前記登録要求メッセージまたは前記更新要求メッセージに、NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFがサポートするサービス能力、NWDAFのホームオペレーター識別子の少なくとも1種が更に含まれている、
請求項
1から請求項
6のいずれか1項に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項9】
ネットワーク記憶機能NRFがソースネットワークデータ分析機能NWDAFから送信されたクエリ要求メッセージを受信することと、
前記NRFが前記ソースNWDAFにクエリ応答メッセージを送信することとを含み、
前記クエリ要求メッセージに、NWDAF選択補助情報が含まれ、
前記NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、
前記クエリ応答メッセージに、ターゲットNWDAFの情報が含まれ、
前記少なくとも1つのネットワーク機能が前記ターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する、
ネットワークデータ収集方法。
【請求項10】
前記クエリ応答メッセージに複数のターゲットNWDAFの情報が含まれ、
前記少なくとも1つのネットワーク機能は、それぞれ前記複数のターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置し、
前記ネットワーク機能の帰属情報は、ネットワーク機能のスライス情報、ネットワーク機能の識別子、ネットワーク機能の位置情報の少なくとも1種を含む、
請求項
9に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項11】
前記NRFが前記ソースNWDAFおよび前記ターゲットNWDAFの少なくとも1つから送信された登録要求メッセージまたは更新要求メッセージを受信することを更に含み、
前記登録要求メッセージまたは前記更新要求メッセージに、前記ソースNWDAFおよび前記ターゲットNWDAFの少なくとも1つのサービスエリア情報が含まれ、
前記サービスエリア情報は、NWDAFサービスのスライス情報、NWDAFサービスのネットワーク機能識別子、NWDAFサービスの位置情報の少なくとも1種を含み、
前記登録要求メッセージまたは前記更新要求メッセージに、NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFがサポートするサービス能力、NWDAFのホームオペレーター識別子の少なくとも1種が更に含まれている、
請求項
9または請求項
10に記載の
ネットワークデータ収集方法。
【請求項12】
ソースネットワークデータ分析機能NWDAFに配置されるネットワークデータ収集装置であって、
ネットワーク記憶機能NRFにクエリ要求メッセージを送信するように構成される送信モジュールと、
前記NRFから送信されたクエリ応答メッセージを受信するように構成される受信モジュールとを備え、
前記クエリ要求メッセージに、NWDAF選択補助情報が含まれ、
前記NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、
前記クエリ応答メッセージに、ターゲットNWDAFの情報が含まれ、
前記少なくとも1つのネットワーク機能が前記ターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置し、
前記送信モジュールは、前記ターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信するようにさらに構成され、
前記受信モジュールは、前記ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信するようにさらに構成され、
前記ネットワーク機能データ収集要求に、
前記少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれ、
前記ネットワーク機能データ収集応答に、前記少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータが含まれている、
ネットワークデータ収集装置。
【請求項13】
ネットワーク記憶機能NRFに配置されるネットワークデータ収集装置であって、
ソースネットワークデータ分析機能NWDAFから送信されたクエリ要求メッセージを受信するように構成される受信モジュールと、
前記ソースNWDAFにクエリ応答メッセージを送信するように構成される送信モジュールとを備え、
前記クエリ要求メッセージに、NWDAF選択補助情報が含まれ、
前記NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、
前記クエリ応答メッセージに、ターゲットNWDAFの情報が含まれ、
前記少なくとも1つのネットワーク機能が前記ターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する、
ネットワークデータ収集装置。
【請求項14】
ソースネットワークデータ分析機能NWDAFと、ターゲットNWDAFと、ネットワーク記憶機能NRFとを備え、
前記ソースNWDAFは、請求項
12に記載のネットワークデータ収集装置を備え、
前記NRFは、請求項
13に記載のネットワークデータ収集装置を備える、
ネットワークデータ収集システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年09月30日に中国専利局に提出された出願番号が201910944032.Xである中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本願は、無線通信ネットワークに関し、例えば、ネットワークデータ収集方法、装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動体通信システム(5th Generation mobile communication system、5G)には、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function、NWDAF)が導入されている。NWDAFは、運用保守管理(Operations Administration and Maintenance、OAM)、アプリケーション機能(Application Function、AF)、および5Gネットワーク機能(Network Function、NF)からネットワークデータを収集し、ネットワークデータを分析した後、ネットワークデータ分析結果をフィードバックすることができる。
【0004】
しかし、ネットワークの実際の配備において、NWDAFは、サービスエリアに従って配備する必要があり、例えば、ネットワークスライスに従って配備するか、または地理的な位置に従って配備する。それと同時に、異なるオペレーターも、それぞれのNWDAFをそれぞれ配備する。これにより、ネットワークには複数の異なるNWDAFが配備され、異なるNWDAFは異なるエリアにサービスし、異なるネットワーク機能にもサービスする。これにより、1つのNWDAFは、サービスエリア内のネットワーク機能のネットワークデータだけを収集でき、ネットワークの統一的な管理および適用に不利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、ネットワークデータ収集方法、装置およびシステムを提供し、ネットワークデータ収集の効率を向上させ、無線ネットワークの統一的な管理および運転に基礎を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、
ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信することと、
ソースNWDAFがターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信することとを含み、
ネットワーク機能データ収集要求に、データ収集を要求した少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれ、
ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている、
ネットワークデータ収集方法を提供する。
【0007】
1つの可能な実現形態において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信する前に、
ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信することと、
ソースNWDAFがNRFから送信されたクエリ応答メッセージを受信することとを更に含み、
クエリ要求メッセージに、NWDAF選択補助情報が含まれ、
NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、
クエリ応答メッセージに、ターゲットNWDAFの情報が含まれ、
少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する。
【0008】
1つの可能な実現形態において、前記クエリ応答メッセージは、複数のターゲットNWDAFの情報を含み、前記少なくとも1つのネットワーク機能は、それぞれ前記複数のターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する。
【0009】
1つの可能な実現形態において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信することは、
前記ソースNWDAFが複数のターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求をそれぞれ送信することを含み、
各ネットワーク機能データ収集要求に、少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれ、
前記ソースNWDAFが前記ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信することは、
前記ソースNWDAFが前記複数のターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答をそれぞれ受信することを含み、
各ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている。
【0010】
1つの可能な実現形態において、ネットワーク機能の帰属情報は、
ネットワーク機能のスライス情報、ネットワーク機能の識別子、ネットワーク機能の位置情報の少なくとも1種を含む。
【0011】
1つの可能な実現形態において、ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信する前に、
ソースNWDAFが、少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集可能であるか否かを判断することを更に含み、
ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信することは、
ソースNWDAFが少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集不能である場合、ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信することを含む。
【0012】
1つの可能な実現形態において、データ収集補助パラメータは、
ネットワーク機能のアドレス情報、ネットワーク機能のデータ収集ポリシー、ネットワーク機能の収集する必要があるデータ内容、ネットワーク機能の収集データの受信先の少なくとも1種を含む。
【0013】
1つの可能な実現形態において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信する前に、
ソースNWDAFが、NWDAF消費者から送信されたサービス分析要求を受信することと、
ソースNWDAFが、サービス分析要求に応じて、データ収集が必要となる少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータを確定することとを更に含み、
ソースNWDAFがターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信した後、
ソースNWDAFが、サービス分析処理を行ってNWDAF消費者にサービス分析結果を送信することを更に含む。
【0014】
1つの可能な実現形態において、NWDAF消費者は、ソースNWDAFサービス能力を使用するいずれかのネットワーク機能を含む。
【0015】
1つの可能な実現形態において、該方法は、ソースNWDAFがNRFに登録要求メッセージまたは更新要求メッセージを送信することを更に含み、登録要求メッセージまたは更新要求メッセージに、ソースNWDAFのサービスエリア情報が含まれている。
【0016】
1つの可能な実現形態において、NWDAFのサービスエリア情報は、
NWDAFサービスのスライス情報、NWDAFサービスのネットワーク機能識別子、NWDAFサービスの位置情報の少なくとも1種を含む。
【0017】
1つの可能な実現形態において、登録要求メッセージまたは更新要求メッセージに、
NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFがサポートするサービス能力、NWDAFのホームオペレーター識別子の少なくとも1種が更に含まれている。
【0018】
本願は、
NRFがソースNWDAFから送信されたクエリ要求メッセージを受信することと、
NRFがソースNWDAFにクエリ応答メッセージを送信することとを含み、
クエリ要求メッセージに、NWDAF選択補助情報が含まれ、
NWDAF選択補助情報は、少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、
クエリ応答メッセージに、ターゲットNWDAFの情報が含まれ、
少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する、
ネットワークデータ収集方法を更に提供する。
【0019】
1つの可能な実現形態において、前記クエリ応答メッセージに複数のターゲットNWDAFの情報が含まれ、前記少なくとも1つのネットワーク機能は、それぞれ前記複数のターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する。
【0020】
1つの可能な実現形態において、ネットワーク機能の帰属情報は、
ネットワーク機能のスライス情報、ネットワーク機能の識別子、ネットワーク機能の位置情報の少なくとも1種を含む。
【0021】
1つの可能な実現形態において、該方法は、
NRFがソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFから送信された登録要求メッセージまたは更新要求メッセージを受信することを更に含み、登録要求メッセージまたは更新要求メッセージに、ソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFのサービスエリア情報が含まれている。
【0022】
1つの可能な実現形態において、NWDAFのサービスエリア情報は、
NWDAFサービスのスライス情報、NWDAFサービスのネットワーク機能識別子、NWDAFサービスの位置情報の少なくとも1種を含む。
【0023】
1つの可能な実現形態において、登録要求メッセージまたは更新要求メッセージに、
NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFがサポートするサービス能力、NWDAFのホームオペレーター識別子の少なくとも1種が更に含まれている。
【0024】
本願は、
ソースNWDAFに配置されるネットワークデータ収集装置であって、
ターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信するように構成される送信モジュールと、
ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信するように構成される受信モジュールとを備え、
ネットワーク機能データ収集要求に、データ収集を要求した少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれ、
ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータが含まれている、
ネットワークデータ収集装置を更に提供する。
【0025】
本願は、NRFに配置されるネットワークデータ収集装置であって、
ソースNWDAFから送信されたクエリ要求メッセージを受信するように構成される受信モジュールと、
ソースNWDAFにクエリ応答メッセージを送信するように構成される送信モジュールとを備え、
クエリ要求メッセージに、NWDAF選択補助情報が含まれ、
NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、
クエリ応答メッセージに、ターゲットNWDAFの情報が含まれ、
少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する、
ネットワークデータ収集装置を更に提供する。
【0026】
本願は、
ソースNWDAFと、ターゲットNWDAFと、NRFとを備え、
ソースNWDAFは、
図12に示すネットワークデータ収集装置を備え、
NRFは、
図13に示すネットワークデータ収集装置を備える、
ネットワークデータ収集システムを更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】5Gネットワーク自動化の全体的なフレームワークの模式図である。
【
図2】一実施例に係るネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図3】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図4】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図5】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図6】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図7】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図8】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図9】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図10】一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートである。
【
図11】一実施例に係るネットワークデータ収集装置の構造模式図である。
【
図12】一実施例に係る別のネットワークデータ収集装置の構造模式図である。
【
図13】一実施例に係るネットワークデータ収集システムの構造模式図である。
【
図14】一実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。
【
図15】一実施例に係る別のネットワーク機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について説明する。
【0029】
5Gネットワークには、NWDAFが導入され、NWDAFは、他のネットワーク機能からネットワークデータを収集し、ネットワークデータを分析した後にネットワークデータ分析結果をフィードバックすることができる。
図1に示すように、
図1は、5Gネットワーク自動化の全体的なフレームワークの模式図である。
図1において、NWDAFがオペレーターのOAM、AF、および他の5Gネットワーク機能からデータを収集することを記述する。OAMデータの収集の場合、NWDAFは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)により定義されたメカニズムおよびインターフェースを多重化することができる。AFの場合、ネットワーク配備状況に応じ、ネットワーク公開機能(Network Exposure Function、NEF)により、NWDAFと情報をインタラクションしたり、サービスに基づくインターフェースを使用して直接NWDAFにアクセスしたりすることができる。NWDAFは、統一的なデータリポジトリ(Unified Data Repository、UDR)のようなデータリポジトリからネットワークデータにアクセスすることができる。3GPPのNFの場合、NWDAFは、3GPPに基づいて定義されたサービスに基づくインターフェース通信を使用してネットワークデータを取得する。上記データ収集に基づき、NWDAFはデータ分析を行い、分析結果を、AF、3GPPのNFおよびOAMに提供する。
【0030】
主な3GPPのネットワーク機能NFs(Network Funtions)は、以下の様々なネットワーク機能タイプを含んでもよいが、これらに限定されない。アクセス管理機能(Access Management Function、AMF)は、コアネットワーク内の共通コントロールプレーン機能に属し、全てのユーザとネットワークとの間の非アクセス層(Non Access Stratum、NAS)メッセージを終了する。1つのユーザ機器(User Equipment、UE)は、1つのAMFのみを有し、ユーザのモビリティ管理、UEの状態(例えば、到達可能性)管理等を担当する。会話管理機能(Session Management Function、SMF)は、会話の確立、修正、削除を担当し、PCFの課金およびポリシーの実行等の機能を制御する。ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)は、ユーザの契約、UEの現在位置、アプリケーションに関連する情報に基づき、ルーティングポリシー、サービス品質ポリシー、課金ポリシー等を含むポリシーを端末のために作成することを担当する。統一的なデータ管理(Unified Data Management、UDM)は、統一的なデータ管理機能、ユーザ契約データの永続的な記憶等の機能を有する。統一的なデータリポジトリ(Unified Data Repository、UDR)は、主に、UDMおよびPCFが管理するユーザ契約データ、ポリシーデータ等を記憶することに用いられる。UPF(User Plane Function)は、コアネットワーク内のユーザプレーンの機能に属し、コアネットワークのユーザプレーンのアンカーであり、外部データネットワーク(Data Network、DN)とデータを伝送するインターフェースであり、ユーザプレーンの一部のPCFポリシー規則の実行等を実行する。(Network Exposure Function、NEF)は、3GPPのNFsの能力およびイベントを他のNFまたは外部のAFに暴露し、3GPPのNFsの能力の事前設定をAFに提供し、3GPPネットワークと外部ネットワークとの情報マッピング等を実現する。AFは、3GPPにアクセスするアプリケーションを指す。ネットワーク記憶機能(Network Repository Function、NRF)は、NFフォルダ(NFフォルダは、NFエンティティおよびそれがサポートするサービス記述を含む)を保守し、サービス発見機能等をサポートする。NWDAFは、ネットワークデータ分析機能であり、NF、AF、OAMからデータを収集し、サービス登録およびメタデータをNF/AFに暴露し、分析結果をNF/AF/OAMに暴露することをサポートする。OAMは、コアネットワークのOAM、および/またはアクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)のOAMであってもよい。
【0031】
しかし、実際の配備において、NWDAFネットワーク機能は、サービスエリアに従って配備する必要がある可能性があり、例えば、スライスに従って配備し、地理的な位置(省、市)に従って配備し、異なるオペレーターもそれぞれ自分のNWDAFを配備する。このようなシーンにおいて、異なるNWDAFは、異なるエリアにサービスし、異なるネットワーク機能にサービスするため、異なるネットワーク機能のデータを収集するには、異なるNWDAFにより実現する必要があり、ネットワークの統一的な管理および適用に不利である。
【0032】
図2は、一実施例に係るネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図2に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0033】
ステップS2010において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信し、ネットワーク機能データ収集要求に、少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれている。
【0034】
本実施例に係るネットワークデータ収集は、無線通信ネットワークにおけるNWDAFに適用され、NWDAFは、ネットワークにおける1つの論理的機能であり、ネットワークにおけるいずれかのネットワーク機器に配備されてもよいし、NWDAFはネットワークにおける1つの独立したデバイスであってもよい。無線通信ネットワークにおいて、異なるオペレーターは、それぞれのネットワークに独立したNWDAFをそれぞれ配備する必要があり、同じオペレーターは、管理しやすいために、地理的な位置またはネットワークのスライスに基づいてネットワークに複数のNWDAFを配備することもある。
図1に示すアーキテクチャ図から分かるように、NWDAFは、帰属するネットワークのみで様々なNFのデータを収集して分析することができる。
【0035】
本実施例に係るネットワークデータ収集方法は、ネットワークにおける1つのNWDAFにより実行され、それをソースNWDAFと呼ぶ。ソースNWDAFがデータを収集する必要があるネットワーク機能がソースNWDAFのサービスエリア内にない場合、ソースNWDAFは、該ネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集不能である。この場合、ソースNWDAFは、ターゲットNWDAFにより前記ネットワーク機能のネットワークデータを収集する必要がある。ターゲットNWDAFは、前記ネットワーク機能にサービスするNWDAFであり、つまり、前記ネットワーク機能は、ターゲットNWDAFのサービスエリアに位置するネットワーク機能である。ソースNWDAFは、他のネットワーク機能の指示に応じて前記ネットワーク機能のネットワークデータを収集することができる。NWDAFにサービス要求を送信するネットワーク機能は、NWDAF消費者と呼ぶことができ、NWDAF消費者は、NWDAFのいずれかのサービス能力を使用するネットワーク機能を含み、例えば、
図1に示す各NF、AF、OAM等を含む。ソースNWDAFがネットワークデータを収集する必要があるネットワーク機能は、1つまたは複数である可能性があり、ここで、ターゲットNWDAFのサービスエリアに位置するネットワーク機能は、1つまたは複数である可能性もある。また、ソースNWDAFがネットワークデータを収集する必要があるネットワーク機能は、複数のNWDAFのサービスエリア内に位置する可能性もある。これにより、ネットワーク機能データ収集要求は、複数のターゲットNWDAFで複数のネットワーク機能のネットワークデータを同時に収集することもできる。ネットワーク機能データ収集要求は、データ収集が必要となる少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータを含む。少なくとも1つのネットワーク機能は、複数のターゲットNWDAFのサービスエリア内にそれぞれ位置する。ターゲットNWDAFの数は複数である可能性があるが、ソースNWDAFの各ターゲットNWDAFでのデータ収集方法はいずれも同じである。
【0036】
ネットワーク機能データ収集要求は、データ収集を要求した少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータを含む。少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータは、ネットワーク機能のアドレス情報、ネットワーク機能のデータ収集ポリシー、ネットワーク機能の収集する必要があるデータ内容、ネットワーク機能の収集データの受信先の少なくとも1種を含む。ここで、ネットワーク機能のアドレス情報は、ネットワーク機能の位置を確定することに用いられ、例えば、ネットワーク機能の識別子、IPアドレス、ポート番号等のネットワーク機能を確定できる識別情報を含み、ネットワーク機能のデータ収集ポリシーは、例えば、ネットワーク機能の時間要求等であり、ネットワーク機能の収集する必要があるデータ内容は、ネットワーク機能で収集する必要があるデータ内容を表し、ネットワーク機能の収集データの受信先は、収集したデータの受信者を表す。ネットワーク機能が複数である場合、ネットワーク機能データ収集要求には、複数のネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが同時に含まれてもよい。
【0037】
ステップS2020において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信し、ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている。
【0038】
ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集要求を受信した後、少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを収集することができる。ターゲットNWDAFは、ソースNWDAFから送信されたネットワーク機能データを収集する指示に応じ、必要な少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを収集した後、ネットワーク機能データ収集応答を生成してソースNWDAFにフィードバックする。これにより、ソースNWDAFは、ネットワーク機能データ収集応答を受信すると、収集する必要がある少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータを知り、NWDAFを跨いだネットワークデータ収集を実現する。これにより、ネットワークにおける任意の位置に配備されたNWDAF消費者は、いずれも所属エリアのNWDAFにより、ネットワーク全体におけるネットワーク機能のネットワークデータを収集することができ、ネットワークデータ収集の効率を向上させ、無線ネットワークの統一的な管理および運転に基礎を提供する。
【0039】
本実施例に係るネットワークデータ収集方法において、ソースNWDAFが、ターゲットNWDAFに、データ収集を要求した少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助情報が含まれたネットワーク機能データ収集要求を送信し、その後、ターゲットNWDAFから送信された、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれたネットワーク機能データ収集応答を受信することで、ネットワークにおける任意の位置に配備されたNWDAF消費者は、いずれも所属エリアのNWDAFにより、ネットワーク全体におけるネットワーク機能のネットワークデータを収集することができ、ネットワークデータ収集の効率を向上させ、無線ネットワークの統一的な管理および運転に基礎を提供する。
【0040】
図3は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図3に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0041】
ステップS3010において、ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信し、クエリ要求メッセージにNWDAF選択補助情報が含まれ、NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含む。
【0042】
ソースNWDAFがデータを収集する必要がある少なくとも1つのネットワーク機能はソースNWDAFのサービスエリアに位置しないため、ソースNWDAFは、少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集不能である。NRFは、ネットワークに様々なネットワーク機能関連データを記憶する機能であり、各ネットワーク機能とNWDAFとの対応関係もNRFに記憶されている。これにより、ソースNWDAFは、少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを収集する必要がある前に、まず、NRFにクエリ要求メッセージを送信することができ、ここで、クエリ要求メッセージはNWDAF選択補助情報を含み、NWDAF選択補助情報は少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含み、これにより、NRFは、クエリ要求メッセージを受信した後、少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報に基づいて少なくとも1つのネットワーク機能がどのNWDAFのサービスエリアに位置するかを確定することができる。
【0043】
NWDAF選択補助情報は、少なくとも1つのネットワーク機能が属するNWDAFの選択を補助するための関連情報であり、少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含む。NWDAF選択補助情報は、NWDAFのネットワーク機能タイプを更に含んでもよい。NWDAF選択補助情報は、ネットワーク機能のスライス情報、ネットワーク機能の識別子、ネットワーク機能の位置情報の少なくとも1種を含む。ここで、ネットワーク機能のスライス情報は、ネットワーク機能が帰属するスライス情報を表し、例えば、NWDAFサービスのスライス情報およびネットワーク機能のスライス情報により、ネットワーク機能が該NWDAFのサービスエリア内に位置するか否かを判断することができ、ネットワーク機能の識別子は、ネットワーク機能識別子またはAF識別子またはOAM識別子等のような様々なネットワーク機能情報を表し、ネットワーク機能の位置情報は、少なくとも1つのネットワーク機能の地理的な位置、トラッキングエリア、ネットワークプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス、セル、オペレーター情報、メーカー情報等のサービスエリアを効果的に区分する情報を表す。
【0044】
ステップS3020において、ソースNWDAFがNRFから送信されたクエリ応答メッセージを受信し、クエリ応答メッセージにターゲットNWDAFの情報が含まれ、少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する。
【0045】
NRFは、ソースNWDAFから送信されたクエリ要求メッセージを受信した後、NWDAF選択補助情報に基づいて少なくとも1つのネットワーク機能が属するNWDAFの情報、即ち、ターゲットNWDAFの情報をクエリする。例えば、NRFは、クエリ要求メッセージのネットワーク機能の識別子に基づき、該ネットワーク機能識別子にサービスするNWDAFをクエリするか、またはネットワーク機能のスライス情報または位置情報に基づき、該スライスまたは該位置にサービスするNWDAFをクエリし、その後、それらの間の関連関係に基づき、ネットワーク機能にサービスするNWDAFを確定する。その後、ソースNWDAFは、NRFから送信されたクエリ応答メッセージを受信し、クエリ応答メッセージはターゲットNWDAFの情報を含む。ターゲットNWDAFの情報は、例えば、ターゲットNWDAF識別子および/またはターゲットNWDAFの能力情報等を含む。
【0046】
一実施例において、ターゲットNWDAFが複数である場合、クエリ応答メッセージは複数のターゲットNWDAFの情報を含み、前記少なくとも1つのネットワーク機能は、前記複数のターゲットNWDAFのサービスエリア内にそれぞれ位置する。つまり、ソースNWDAFがNRFに送信するクエリ要求メッセージは、複数のネットワーク機能が属するNWDAFを同時にクエリすることができ、且つ、複数のネットワーク機能が属するNWDAFは異なってもよい。それに対応し、NRFがソースNWDAFに送信するクエリ応答メッセージに、複数のターゲットNWDAFの情報が含まれる。つまり、NRFは、1つのクエリ応答メッセージでソースNWDAFに複数の異なるターゲットNWDAFの情報をフィードバックしてもよいし、NRFは、複数の異なるクエリ応答メッセージで複数の異なるターゲットNWDAFの情報をそれぞれソースNWDAFにフィードバックしてもよい。
【0047】
ステップS3030において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信し、ネットワーク機能データ収集要求に、少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助情報が含まれている。
【0048】
ステップS3040において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信し、ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている。
【0049】
ターゲットNWDAFの情報をクエリした後、ソースNWDAFは、ターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信し、ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信し、ネットワーク機能フィードバックのネットワークデータを収集することができる。ソースNWDAFがクエリ要求メッセージにより複数のNWDAFの情報をクエリすると、ソースNWDAFは、ネットワーク機能データ収集要求をそれぞれ複数の異なるNWDAFに送信し、複数のターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答をそれぞれ受信することができ、これにより、複数の異なるNWDAFから、収集する必要がある、ネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータを受信することができる。
【0050】
一実施例において、ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信する前に、ソースNWDAFは、少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集可能であるか否かを判断することを更に含む。
【0051】
図4は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図4に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0052】
ステップS4010において、ソースNWDAFがNWDAF消費者から送信されたサービス分析要求を受信する。
【0053】
NWDAF消費者は、ソースNWDAFのいずれかのサービス能力を使用するネットワーク機能を含む。NWDAF消費者がネットワークにおけるいずれかのサービスを分析する必要がある場合、ソースNWDAFは、NWDAF消費者から送信されたサービス分析要求を受信する。または、ソースNWDAFは、NWDAF消費者から送信されたサブスクリプションメッセージを受信する。サービス分析要求およびサブスクリプションメッセージには、サービスタイプ、分析目標関連情報、分析結果通知先というパラメータの組み合わせを少なくとも含む。分析目標関連情報は、分析サービスタイプを確定するためにデータ収集が必要となるネットワーク機能の補助情報であり、例えば、位置情報またはネットワーク機能識別子またはUE識別子またはAF識別子またはスライス情報または分析目標の確定を補助するために使用可能な他の関連情報である。
【0054】
ステップS4020において、ソースNWDAFが、サービス分析要求に応じて、データ収集が必要となる少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータを確定する。
【0055】
ソースNWDAFは、サービス分析要求を受信した後、今回のサービス分析要求が、どのネットワーク機能でデータを収集してサービス分析を行う必要があるかを確定する。例えば、ソースNWDAFは、分析サービスタイプに基づいてデータ収集が必要となるネットワーク機能タイプを確定し、分析目標関連情報に基づいてUDMまたはNRFまたはバンドリングサポート機能(Binding Support Function、BSF)またはAMFまたはNEFでデータ収集が必要となるネットワーク機能を確定することができる。ソースNWDAFは、サービス分析要求を分析した後、確定したデータ収集が必要となるネットワーク機能は複数である可能性があり、且つ、複数のネットワーク機能は、異なるターゲットNWDAFのサービスエリアに位置する可能性がある。ソースNWDAFは、NRFにクエリ要求を送信し、各NWDAFの情報を取得し、データを収集することができる。ここで、データ収集が必要となるネットワーク機能は、少なくとも1つのネットワーク機能を含み、つまり、ターゲットNWDAFのサービスエリアの少なくとも1つのネットワーク機能を例として説明し、他のNWDAFのサービスエリアに位置するネットワーク機能のデータ収集方法は同じである。
【0056】
ステップS4030において、ソースNWDAFが少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集可能であるか否かを判断する。
【0057】
ステップS4040において、ソースNWDAFが少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータを直接に収集不能である場合、ソースNWDAFはNRFにクエリ要求メッセージを送信する。
【0058】
ステップS4050において、ソースNWDAFがNRFにクエリ要求メッセージを送信し、クエリ要求メッセージにNWDAF選択補助情報が含まれ、NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含む。
【0059】
本実施例において、ソースNWDAFおよびターゲットNWDAFは、いずれもNRFに登録されている。ソースNWDAFおよびターゲットNWDAFは、同じ公衆陸上移動体通信網(Public Land Mobile Network、PLMN)に帰属してもよいし、異なるPLMNに帰属してもよい。本実施例において、ネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリアに位置し、ソースNWDAFのサービスエリアに位置しないと仮定する。本実施例における少なくとも1つのネットワーク機能は、3GPPネットワーク機能NF、AF、OAM等を表す。
【0060】
ステップS4060において、ソースNWDAFがNRFから送信されたクエリ応答メッセージを受信し、クエリ応答メッセージにターゲットNWDAFの情報が含まれ、少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する。
【0061】
ステップS4070において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信し、ネットワーク機能データ収集要求に、少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれている。
【0062】
ステップS4080において、ソースNWDAFがターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信し、ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている。
【0063】
ステップS4090において、ソースNWDAFが、サービス分析処理を行ってNWDAF消費者にサービス分析結果を送信する。
【0064】
ソースNWDAFは、ネットワーク機能データ収集応答を受信した後、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータを取得することができ、ソースNWDAFは、受信したデータに基づいてサービス分析処理を行い、サービス分析結果を取得し、その後、NWDAF消費者にサービス分析結果を送信し、NWDAFを跨いだサービス分析を完了する。ソースNWDAFが複数の異なるNWDAFに位置するネットワーク機能でデータを収集する必要がある場合、ソースNWDAFは、全てのデータ収集が必要となるネットワーク機能によってフィードバックされたデータを受信してから、サービス分析処理を行い、その後、分析結果を取得することができる。これにより、ネットワークにおける各ネットワーク機能は、ネットワークにおける任意の位置でサービス分析を行うことができ、ネットワークの集中管理および運転を実現する。
【0065】
一実施例において、ソースNWDAFがネットワークに登録するまたは更新する場合、ソースNWDAFは、登録要求メッセージまたは更新要求メッセージをNRFに送信し、登録要求メッセージまたは更新要求メッセージはソースNWDAFのサービスエリア情報を含む。NWDAFのサービスエリア情報は、NWDAFサービスのスライス情報、NWDAFサービスのネットワーク機能識別子、NWDAFサービスの位置情報の少なくとも1種を含む。登録要求メッセージまたは更新要求メッセージは、NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFがサポートするサービス能力、NWDAFのホームオペレーター識別子の少なくとも1種を更に含む。
【0066】
図5は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図5に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0067】
ステップS5010において、NRFがソースNWDAFから送信されたクエリ要求メッセージを受信し、クエリ要求メッセージにNWDAF選択補助情報が含まれ、NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含む。
【0068】
ステップS5020において、NRFがソースNWDAFにクエリ応答メッセージを送信し、クエリ応答メッセージにターゲットNWDAFの情報が含まれ、少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する。
【0069】
本実施例に係るネットワークデータ収集は、無線通信ネットワークにおけるNRFに適用され、NRFはネットワークにおける1つの論理的機能であり、ネットワークにおけるいずれかのネットワーク機器に配備されてもよいし、NRFはネットワークにおける1つの独立したデバイスであってもよい。無線通信ネットワークにおいて、異なるオペレーターは、それぞれのネットワークに独立したNWDAFをそれぞれ配備する必要があり、同じオペレーターは、管理しやすいために、地理的な位置またはネットワークのスライスに基づいてネットワークに複数のNWDAFを配備することもある。
図1に示すアーキテクチャ図から分かるように、NWDAFは、帰属するネットワークのみでそのサービスエリア内の様々なNFのデータを収集して分析することができる。
【0070】
複数のNWDAF間のネットワークデータ収集を実現するために、各NWDAFは、データ収集が必要となるネットワーク機能がどのNWDAFのサービスエリア内にあるかを知る必要がある。NRFは、ネットワークに様々なネットワーク機能関連データを記憶する機能であり、ここで、各ネットワーク機能とNWDAFとの対応関係もNRFに記憶されている。これにより、各NWDAFは、他のNWDAFのサービスエリアに位置するネットワーク機能のネットワークデータを収集する必要がある場合、まず、NRFにクエリ要求を送信し、NRFがデータ収集の必要となるネットワーク機能が帰属するNWDAFの情報をフィードバックするように要求することができる。
【0071】
ソースNWDAFがクエリ要求メッセージを送信するNWDAFであり、クエリを要求する少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリアに位置することを例とし、ここで、クエリ要求メッセージがNWDAF選択補助情報を含み、NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含む場合、NRFは、クエリ要求メッセージを受信した後、少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報に基づいて少なくとも1つのネットワーク機能がどのターゲットNWDAFのサービスエリアに位置するかを確定することができる。
【0072】
NWDAF選択補助情報は、少なくとも1つのネットワーク機能が属するNWDAFの選択を補助するための関連情報であり、少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含む。NWDAF選択補助情報は、NWDAFのネットワーク機能タイプを更に含んでもよい。NWDAF選択補助情報は、ネットワーク機能のスライス情報、ネットワーク機能の識別子、ネットワーク機能の位置情報の少なくとも1種を含む。ここで、ネットワーク機能のスライス情報は、ネットワーク機能が帰属するスライス情報を表し、例えば、NWDAFサービスのスライス情報およびネットワーク機能が帰属するスライス情報により、ネットワーク機能が該NWDAFのサービスエリア内に位置するか否かを判断することができ、ネットワーク機能の識別子は、ネットワーク機能識別子またはAF識別子またはOAM識別子等のような様々なネットワーク機能情報を表し、ネットワーク機能の位置情報は、ネットワーク機能の地理的な位置、トラッキングエリア、IPアドレス、セル、オペレーター情報、メーカー情報等のサービスエリアを効果的に区分する情報を表す。
【0073】
NRFは、ソースNWDAFから送信されたクエリ要求メッセージを受信した後、NWDAF選択補助情報に基づいて少なくとも1つのネットワーク機能が属するNWDAFの情報、即ち、ターゲットNWDAFの情報をクエリする。例えば、NRFは、クエリ要求メッセージのネットワーク機能の識別子に基づき、該ネットワーク機能識別子にサービスするNWDAFをクエリするか、またはネットワーク機能のスライス情報または位置情報に基づき、該スライスまたは該位置にサービスするNWDAFをクエリし、その後、それらの間の関連関係に基づき、ネットワーク機能にサービスするNWDAFを確定する。その後、ソースNWDAFは、NRFから送信されたクエリ応答メッセージを受信し、クエリ応答メッセージはターゲットNWDAFの情報を含む。ターゲットNWDAFの情報は、例えば、ターゲットNWDAF識別子および/またはターゲットNWDAFの能力情報等を含む。
【0074】
ターゲットNWDAFの情報をクエリした後、ソースNWDAFは、ターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信し、ターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信し、ネットワーク機能フィードバックのネットワークデータを収集することができる。
【0075】
一実施例において、前記クエリ応答メッセージは、複数のターゲットNWDAFの情報を含み、前記少なくとも1つのネットワーク機能は、それぞれ前記複数のターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置する。
【0076】
一実施例において、NRFは、ソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFから送信された、ソースNWDAFおよび/またはターゲットNWDAFのサービスエリア情報が含まれた登録要求メッセージまたは更新要求メッセージを受信する。
【0077】
一実施例において、NWDAFのサービスエリア情報は、NWDAFサービスのスライス情報、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFサービスの位置情報の少なくとも1種を含む。
【0078】
一実施例において、登録要求メッセージまたは更新要求メッセージは、NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFがサポートするサービス能力、NWDAFのホームオペレーター識別子の少なくとも1種を更に含む。
【0079】
以下、いくつかの具体的な実施例により、本願に係るネットワークデータ収集方法について説明する。
【0080】
図6は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図6に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0081】
ステップS6010において、NWDAFは、登録または更新要求をNRFに送信する。
【0082】
NWDAFネットワーク機能は、登録または更新要求メッセージをNRFに送信し、登録または更新要求メッセージは、NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAFのネットワーク機能識別子、NWDAFがサポートするサービス能力、ホームオペレーター識別子、NWDAFのサービスエリア情報というメッセージの1つを少なくとも担持している。NWDAFのサービスエリア情報は、サービススライス情報、サービスネットワーク機能識別子、サービス位置情報というパラメータの1つを少なくとも含む。ここで、サービススライス情報は、サービスのスライスを表すことに用いられる。例えば、NWDAFサービスのスライス情報およびネットワーク機能が帰属するスライス情報により、ネットワーク機能が該NWDAFのサービスエリア内にあるか否かを判断することができる。サービスネットワーク機能識別子は、ネットワーク機能識別子またはAF識別子またはOAM識別子等のようなサービスする各ネットワーク機能の情報を表すことに用いられる。サービス位置情報は、サービスの地理的な位置、トラッキングエリア、IPアドレス、セル、オペレーター情報、メーカー情報等のサービスエリアを効果的に区分する情報を表す。
【0083】
ステップS6020において、NRFは、NWDAFフォルダを記憶または更新する。
【0084】
ステップS6030において、NRFは、登録または更新応答をNWDAFに送信する。
【0085】
本実施例は、NWDAFを登録するまたは更新する方法である。
【0086】
図7は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図7に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0087】
ステップS7010において、NWDAF消費者は、クエリメッセージをNRFに送信する。
【0088】
NWDAF消費者は、クエリメッセージをNRFに送信して必要なNWDAFネットワーク機能をクエリする。NWDAF消費者は、NWDAFサービスを使用する必要がある様々なネットワーク機能、AF、OAM等を表す。クエリメッセージは、NWDAFのネットワーク機能タイプ、NWDAF選択補助情報というパラメータの1つを少なくとも含み、NWDAF選択補助情報は、スライス情報、ネットワーク機能識別子、位置情報の1つを少なくとも含む。
【0089】
ステップS7020において、NRFは、NWDAFを探す。
【0090】
NRFは、クエリメッセージを受信した後、NWDAF選択補助情報要求に基づき、必要なNWDAFネットワーク機能を探す。例えば、クエリメッセージのネットワーク機能識別子に基づき、該ネットワーク機能識別子にサービスするNWDAFをクエリするか、またはネットワーク機能が帰属するスライス情報または位置情報に基づき、該スライスまたは該位置にサービスするNWDAFをクエリし、その後、それらの間の関連関係に基づき、該ネットワーク機能にサービスするNWDAFを確定する。
【0091】
ステップS7030において、NRFは、クエリ結果をNWDAF消費者に送信する。
【0092】
NRFは、クエリ結果を返し、クエリ結果は、見つかったNWDAF情報(例えば、NWDAF識別子および/またはNWDAFの能力情報等)を含む。
【0093】
本実施例は、NWDAFを見出して選択する方法である。
【0094】
図8は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図8に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0095】
ステップS8010において、NWDAF消費者は、データ収集要求をNWDAFに送信し、ネットワーク機能Xのデータの収集を要求する。
【0096】
NWDAF消費者は、NWDAFサービスを使用するネットワーク機能であり、例えば、3GPPの各NF、AF、OAM等である。NWDAF消費者はNWDAFネットワーク機能であってもよく、即ち、NWDAFネットワーク機能は、データ収集サービスを行うように別のNWDAFネットワーク機能に要求することができる。NWDAF消費者は、メッセージをNWDAFに送信し、ネットワーク機能Xでデータを収集するように要求する。メッセージは、ネットワーク機能Xのアドレス情報、ネットワーク機能Xのデータ収集ポリシー、ネットワーク機能Xの収集する必要があるデータ内容、ネットワーク機能Xの収集データの受信先というパラメータの1つを少なくとも含む。
【0097】
ステップS8020において、NWDAFは、ネットワーク機能Xでデータを収集する。
【0098】
ステップS8030において、NWDAFは、収集したネットワークデータをNWDAF消費者に返す。
【0099】
本実施例において、データ受信者はNWDAF消費者自身であるため、収集されたデータをNWDAF消費者に返す。
【0100】
本実施例は、NWDAFがデータを収集する方法である。
【0101】
図9は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図9に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0102】
ステップS910において、NWDAF消費者は、サービス分析要求またはサブスクリプションメッセージをNWDAF1に送信する。
【0103】
本実施例は、NWDAFがサービスエリアを跨いでデータを収集して分析する方法である。まず、NWDAF消費者が、それにサービスするNWDAFサービス分析ネットワーク機能がNWDAF1であることを知っているという情報を事前に設定する必要がある。
図7の実施例に示すように、NWDAF1、NWDAF2は既にNRFに登録されている。NWDAF1、NWDAF2は、同じPLMNに帰属してもよいし、異なるPLMNに帰属してもよい。本実施例において、ネットワーク機能XがNWDAF2のサービスエリアに帰属し、NWDAF1のサービスエリアに帰属しないと仮定する。本実施例のネットワーク機能Xは、3GPPネットワーク機能NF、AF、OAM等を表す。
【0104】
NWDAF消費者は、サービス分析要求および/またはサブスクリプションメッセージをNWDAF1に送信し、メッセージは、サービスタイプ、分析目標関連情報、分析結果通知先等のパラメータの組み合わせを少なくとも含む。分析目標関連情報は、分析サービスタイプを確定するためにデータ収集が必要となるネットワーク機能の補助情報であり、例えば、位置情報またはネットワーク機能識別子またはUE識別子またはAF識別子またはスライス情報または分析目標の確定を補助するために使用可能な他の関連情報である。
【0105】
ステップS920において、NWDAF1は、データ収集が必要となるネットワーク構成Xを確定する。
【0106】
NWDAF1は、受信したサービス分析メッセージに基づき、今回のサービス分析要求が、どのネットワーク機能でデータを収集してサービス分析を行う必要があるかを確定する。例えば、NWDAF1は、分析サービスタイプに基づいてデータ収集が必要となるネットワーク機能タイプを確定し、分析目標関連情報に基づいてUDMまたはNRFまたはBSFまたはAMFまたはNEFでデータ収集が必要となるネットワーク機能を確定することができ、本実施例は、確定されたネットワーク機能がネットワーク機能Xであると仮定する。
【0107】
ステップS930において、NWDAF1は、ネットワーク構成Xでデータを直接に収集可能であるか否かを判断する。
【0108】
NWDAF1は、ネットワーク機能Xでデータを収集することができるか否かを判断する。ネットワーク機能Xでデータを収集することができる場合、NWDAF1は、ステップS940を採用してネットワーク機能Xでデータを収集する。そうでなれば、ステップS950を実行する。
【0109】
ステップS940において、NWDAF1は、ネットワーク構成Xでデータを直接に収集する。
【0110】
NWDAF1は、データ収集メッセージをネットワーク機能Xに送信する。メッセージは、収集する必要があるデータの内容、収集ポリシー等を少なくとも含む。その後、ステップS970を実行する。
【0111】
ステップS950において、NWDAF1は、NRFにより、ネットワーク構成Xの帰属NWDAFがNWDAF2であることをクエリする。
【0112】
NWDAF1は、NRFで、どのNWDAFがネットワーク機能Xにサービスするかをクエリする。方法は
図7実施例に示すように、本実施例のクエリ結果が、NWDAF2がネットワーク機能Xにサービスすることであると仮定する。
【0113】
ステップS960において、NWDAF1は、NWDAF2により、ネットワーク構成Xでデータを収集する。
【0114】
NWDAF1は、NWDAF2にデータ収集要求メッセージを送信し、ネットワーク機能Xでデータを収集して必要な収集データを取得するように要求する。
【0115】
ステップS970において、NWDAF1は、データ分析を行う。
【0116】
ステップS980において、NWDAF1は、分析結果をNWDAF消費者に送信する。
【0117】
図10は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集方法のフローチャートであり、
図10に示すように、本実施例に係る方法は、以下のようなステップを含む。
【0118】
ステップS1010において、NWDAF消費者は、メッセージ要求をH-NWDAFに送信してUEの通信状況を分析する。
【0119】
本実施例は、UEのローミング状態での通信状況を分析する方法である。本実施例において、あるUEがネットワークオペレーターPLMN2に登録し、PLMN1にローミングしていると仮定する。V-SMF(visit SMF)、V-NWDAF(visit NWDAF)、V-NRF(visit NRF)は、訪問先PLMN1のネットワーク機能を表し、H-NWDAF(home NWDAF)、H-SMF(home SMF)は、帰属先PLMN2のネットワーク機能を表し、AFは、UEに関連するアプリケーション機能である。本実施例は、UE通信状況を分析するフローについて記述する。NWDAF消費者は、ネットワークにおけるあるネットワーク機能3GPPのNF、AF、OAMであってもよい。
【0120】
NWDAF消費者は、メッセージを送信してUEの通信状況の分析を要求する。メッセージは、Nnwdaf_AnalyticsSubscription_SubscribeまたはNnwdaf_AnalyticsInfo_Requestメッセージであってもよい。メッセージは、サービス分析タイプ(UE通信状況タイプ)、分析目標関連情報(UE関連識別子)等の情報を担持している。
【0121】
ステップS1020において、H-NWDAFは、UE通信状態を分析するためにデータを収集する必要があるネットワーク構成を確定する。
【0122】
H-NWDAFネットワーク機能は、要求を受信し、UE通信状況を分析するためにAF、SMFネットワーク機能でデータを収集する必要があることを確定し、NWDAFは、クエリメッセージをUDMまたはNEFに送信し、UEに関連するAFネットワーク機能およびSMFネットワーク機能をクエリし、NWDAFは、クエリ結果によってフィードバックされたUEに関連するネットワーク機能AF識別子、V-SMF識別子、H-SMF識別子を受信する。
【0123】
H-NWDAFは、データ収集が必要となるネットワーク構成機能AF、V-SMF、H-SMFがそのサービスエリア内に位置するか否かを判断する。本実施例において、AF、H-SMFがH-NWDAFのサービスエリア内に位置する場合、直接ステップ1030、1040によりデータを収集し、V-SMFがH-NWDAFのサービスエリア内に位置しない場合、ステップ1050を実行する。
【0124】
ステップS1030において、H-NWDAFは、UEに関連するAFでデータを収集する。
【0125】
H-NWDAFネットワーク機能は、UEに関連するAFで、上り・下りリンクデータレート等の情報のようなデータの収集を要求する。
【0126】
ステップS1040において、H-NWDAFは、UEに関連するSMFでデータを収集する。
【0127】
H-NWDAFネットワーク機能は、UEに関連するH-SMFで、UEに関連する会話情報のようなデータの収集を要求する。
【0128】
ステップS1050において、H-NWDAFは、V-SMFが属するNWDAFをクエリする。
【0129】
V-SMFがH-NWDAFのサービスエリア内に位置しないため、H-NWDAFは、H-NRFによりV-NRFでV-SMFが帰属するNWDAFネットワーク機能をクエリし、クエリメッセージは、NWDAFネットワーク機能タイプ、V-SMF識別子を担持している。H-NWDAFは、V-SMFにサービスする、NWDAFネットワーク機能がV-NWDAFであるネットワーク機能識別子を取得する。
【0130】
ステップS1060において、H-NWDAFは、V-SMFでデータを収集するように要求する。
【0131】
H-NWDAF消費者は、メッセージをV-NWDAFに送信し、V-SMFネットワーク機能でデータを収集するように要求する。メッセージは、収集するデータ内容(例えば、UEに関連する会話情報)、収集先V-SMFネットワーク機能識別子等の情報を担持している。
【0132】
ステップS1070において、V-NWDAFは、V-SMFでUEに関連する会話情報を収集する。
【0133】
ステップS1080において、V-NWDAFは、収集したデータをH-NWDAFに返す。
【0134】
ステップS1090において、H-NWDAFは、データ分析を行う。
【0135】
ステップS1000において、H-NWDAFは、分析結果をNWDAF消費者に返す。
【0136】
図11は、一実施例に係るネットワークデータ収集装置の構造模式図であり、
図11に示すように、本実施例に係るネットワークデータ収集装置は、ソースNWDAFに設けられ、以下を備える。
【0137】
送信モジュール111、ターゲットNWDAFに、少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助パラメータが含まれたネットワーク機能データ収集要求を送信するように構成され、受信モジュール112は、前記ターゲットNWDAFから送信された、前記少なくとも1つのネットワーク機能のネットワークデータが含まれたネットワーク機能データ収集応答を受信するように構成される。
【0138】
本実施例に係るネットワークデータ収集装置は、
図2に示す実施例のネットワークデータ収集方法を実現することに用いられ、本実施例に係るネットワークデータ収集装置の実現原理および技術的効果は類似し、ここで説明を省略する。
【0139】
図12は、一実施例に係る別のネットワークデータ収集装置の構造模式図であり、
図12に示すように、本実施例に係るネットワークデータ収集装置はNRFに設けられ、以下を備える。
【0140】
受信モジュール12は、ソースネットワークデータ分析機能NWDAFから送信された、NWDAF選択補助情報が含まれたクエリ要求メッセージを受信し、前記NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含むように構成され、送信モジュール122は、前記ソースNWDAFに、ターゲットNWDAFの情報が含まれたクエリ応答メッセージを送信し、前記少なくとも1つのネットワーク機能が前記ターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置するように構成される。
【0141】
本実施例に係るネットワークデータ収集装置は、
図5に示す実施例のネットワークデータ収集方法を実現することに用いられ、本実施例に係るネットワークデータ収集装置の実現原理および技術的効果は類似し、ここで説明を省略する。
【0142】
図13は、一実施例に係るネットワークデータ収集システムの構造模式図であり、
図13に示すように、本実施例に係るネットワークデータ収集システムは、ソースNWDAF131と、ターゲットNWDAF132と、NRF133とを備える。ネットワークデータ収集システムにおけるNWDAFの個数は複数であってもよく、本実施例に限定されない。ソースNWDAF131は、
図11に示すネットワークデータ収集装置を備え、NRF133は、
図12に示すネットワークデータ収集装置を備える。
【0143】
図14は、一実施例に係るネットワーク機器の構造模式図であり、
図14に示すように、該ネットワーク機器は、プロセッサ141と、メモリ142と、送信機143と、受信機144とを備える。ネットワーク機器におけるプロセッサ141の数は1つまたは複数であってもよく、
図14において、1つのプロセッサ141を例とする。ネットワーク機器におけるプロセッサ141、メモリ142、送信機143および受信機144は、バスまたは他の方式で接続することができ、
図14において、バスを介して接続することを例とする。
【0144】
メモリ142は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願の
図2~
図4の実施例におけるネットワークデータ収集方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、ネットワークデータ収集装置における送信モジュール111および受信モジュール112)を記憶するために使用できる。プロセッサ141は、メモリ142に記憶されたソフトウェアプログラム、命令およびモジュールを実行することにより、ネットワーク機器の少なくとも1種の機能アプリケーションおよびデータ処理を完了し、即ち、上記ネットワークデータ収集方法を実現する。
【0145】
メモリ142は、主にプログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、端末の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ142は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。
【0146】
送信機143は、無線周波数信号を空間に送信可能なモジュールまたはデバイスの組み合わせであり、例えば、無線周波数送信機、アンテナおよび他のデバイスの組み合わせを含む。受信機144は、空間から無線周波数信号を受信可能なモジュールまたはデバイスの組み合わせであり、例えば、無線周波数受信機、アンテナおよび他のデバイスの組み合わせを含む。
【0147】
図15は、一実施例に係るネットワーク機器の構造模式図であり、
図15に示すように、該ネットワーク機器は、プロセッサ151と、メモリ152と、送信機153と、受信機154とを備え、ネットワーク機器におけるプロセッサ151の数は1つまたは複数であってもよく、
図15において、1つのプロセッサ151を例とする。ネットワーク機器におけるプロセッサ151、メモリ152、送信機153および受信機154は、バスまたは他の方式で接続することができ、
図15において、バスを介して接続することを例とする。
【0148】
メモリ152は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願の
図5の実施例におけるネットワークデータ収集方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、ネットワークデータ収集装置における送信モジュール121および受信モジュール122)を記憶するために使用できる。プロセッサ151は、メモリ152に記憶されたソフトウェアプログラム、命令およびモジュールを実行することにより、ネットワーク機器の少なくとも1種の機能アプリケーションおよびデータ処理を完了し、即ち、上記ネットワークデータ収集方法を実現する。
【0149】
メモリ152は、主にプログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、端末の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ152は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。
【0150】
送信機153は、無線周波数信号を空間に送信可能なモジュールまたはデバイスの組み合わせであり、例えば、無線周波数送信機、アンテナおよび他のデバイスの組み合わせを含む。受信機154は、空間から無線周波数信号を受信可能なモジュールまたはデバイスの組み合わせであり、例えば、無線周波数受信機、アンテナおよび他のデバイスの組み合わせを含む。
【0151】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサにより実行されると、ネットワークデータ収集方法を実行することに用いられ、該方法は、ソースNWDAFがターゲットNWDAFにネットワーク機能データ収集要求を送信することと、ソースNWDAFがターゲットNWDAFから送信されたネットワーク機能データ収集応答を受信することとを含み、ネットワーク機能データ収集要求に、データ収集を要求した少なくとも1つのネットワーク機能のデータ収集補助情報が含まれ、ネットワーク機能データ収集応答に、少なくとも1つのネットワーク機能によってフィードバックされたネットワークデータが含まれている。
【0152】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサにより実行されると、ネットワークデータ収集方法を実行することに用いられ、該方法は、NRFは、ソースNWDAFから送信された、NWDAF選択補助情報が含まれたクエリ要求メッセージを受信し、前記NWDAF選択補助情報が少なくとも1つのネットワーク機能の帰属情報を含むことと、NRFは、ソースNWDAFに、ターゲットNWDAFの情報が含まれたクエリ応答メッセージを送信し、少なくとも1つのネットワーク機能がターゲットNWDAFのサービスエリア内に位置することとを含む。
【0153】
上記は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。
【0154】
ユーザ端末という用語は、任意の適当なタイプの無線ユーザ機器を含み、例えば、携帯電話機、携帯型データ処理装置、携帯型ネットワークブラウザまたは車載移動局を含む。
【0155】
一般的には、本願の様々な実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、論理またはその任意の組み合わせで実現できる。例えば、一部の態様はハードウェアで実現でき、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行可能なファームウェアまたはソフトウェアで実現でき、本願はこれらに限定されない。
【0156】
本願の実施例は、移動装置のデータプロセッサによりコンピュータプログラム命令を実行することで実現でき、例えば、プロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアにより、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、または1種または複数種のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはターゲットコードであってもよい。
【0157】
本願の図における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、互いに接続された論理回路、モジュールおよび機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュールおよび機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプを有することができ、且つ、任意の適当なデータ記憶技術で実現できる。例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶デバイスおよびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)または光ディスク(Compact Disc、CD))等を含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであってもよいが、これらに限定されない。