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特許7338075ビデオブロック化方法、伝送方法、サーバー、アダプタ及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-25
(45)【発行日】2023-09-04
(54)【発明の名称】ビデオブロック化方法、伝送方法、サーバー、アダプタ及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 19/40 20140101AFI20230828BHJP
   H04N 21/2343 20110101ALI20230828BHJP
   H04N 21/2662 20110101ALI20230828BHJP
【FI】
H04N19/40
H04N21/2343
H04N21/2662
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022552359
(86)(22)【出願日】2021-06-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-14
(86)【国際出願番号】 CN2021100298
(87)【国際公開番号】W WO2021254375
(87)【国際公開日】2021-12-23
【審査請求日】2022-08-30
(31)【優先権主張番号】202010561781.7
(32)【優先日】2020-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】許静
(72)【発明者】
【氏名】王永亮
【審査官】久保 光宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0208234(US,A1)
【文献】特表2018-530210(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-2106716(KR,B1)
【文献】特表2017-527160(JP,A)
【文献】国際公開第2015/060165(WO,A1)
【文献】特開2003-333569(JP,A)
【文献】"Information technology - Coded representation of immersive media - Part 2: Omnidirectional media format",ISO/IEC 23090-2: 2019(E),First edition,ISO/IEC,2019年01月,Pages 136-153.
【文献】Hendry, et al.,"AHG12: On explicit signalling of tile IDs",Document: JVET-M0134-v2, [online],JVET-M0134 (version 2),Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11,2019年01月02日,Pages 1-6,[令和5年7月21日検索], インターネット, <URL: https://jvet-experts.org/doc_end_user/current_document.php?id=4939> and <URL: https://jvet-experts.org/doc_end_user/documents/13_Marrakech/wg11/JVET-M0134-v2.zip>.
【文献】Geoffrey Martens,"Bandwidth management for ODV tiled streaming with MPEG-DASH",[online], Universiteit Hasselt (Master thesis),2015年09月29日,Pages 1,3,5,6,9-11,51-81,149-153,[平成29年6月16日検索], インターネット, <URL: https://uhdspace.uhasselt.be/dspace/handle/1942/19390>.
【文献】Brandon Haynes, et al.,"LightDB: A DBMS for Virtual Reality Video",Proceedings of the VLDB Endowment,2018年07月01日,Vol.11, No.10,Pages 1192-1205,[online], [令和5年7月20日検索],インターネット, <URL: https://par.nsf.gov/biblio/10104525>,ISSN: 2150-8097, <DOI: https://doi.org/10.14778/3231751.3231768>.
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N19/00-19/98
H04N21/00-21/858
CSDB(日本国特許庁)
学術文献等データベース(日本国特許庁)
IEEEXplore(IEEE)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成し、前記ビデオトラックをビデオファイルとしてカプセル化するステップと、
前記ビデオファイルを解析して、各前記ビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得るステップと、
前記符号化ファイルのサブ画像ブロックのシーケンス番号と、前記ビデオフレーム位置情報とに基づいて仮想スライス情報ファイルを生成し、前記サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいてビデオ再生インデックスファイルを生成するステップと、を含む
ビデオブロック化方法。
【請求項2】
オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成する前記ステップの前に、
オリジナルビデオをデコードすることにより、パノラマ画像を得るステップと、
プリセット高効率ビデオ符号化(HEVC)エンコーダにより前記パノラマ画像をモーション制約タイルセット(MCTS)方式で符号化して、符号化ファイルを得るステップと、をさらに含む
請求項1に記載のビデオブロック化方法。
【請求項3】
プリセットHEVCエンコーダにより前記パノラマ画像をMCTS方式で符号化して、符号化ファイルを得る前記ステップは、
プリセットHEVCエンコーダにおけるスライスポリシーに基づいて前記パノラマ画像をスライスして、複数のサブ画像ブロックを得るステップと、
前記プリセットHEVCエンコーダにおけるコードレートパラメータに基づいて各前記サブ画像ブロックを符号化して、各サブ画像ブロックのビットストリームを含む符号化ファイルを得るステップと、を含み、
前記符号化ファイルは、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルを含み、前記第1コードレート符号化ファイルは前記第2コードレート符号化ファイルよりも大きい
請求項2に記載のビデオブロック化方法。
【請求項4】
前記符号化ファイルは、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルを含み、オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成し、前記ビデオトラックをビデオファイルとしてカプセル化する前記ステップは、
前記第1コードレート符号化ファイルと前記第2コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて、各前記サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックを取得して、前記第1コードレート符号化ファイル及び前記第2コードレート符号化における各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、対応する前記サブビデオトラックとの対応関係を記録するステップと、
各前記サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックに基づいて、対応する第1コードレートビデオトラックと第2コードレートビデオトラックをそれぞれ構成するステップと、
前記第1コードレートビデオトラックと前記第2コードレートビデオトラックをカプセル化して、対応するビデオファイルを得るステップと、を含む
請求項1に記載のビデオブロック化方法。
【請求項5】
前記ビデオファイルを解析して、各前記ビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得る前記ステップは、
前記ビデオファイルを解析して、各前記サブ画像ブロックのシーケンス番号と、前記第1コードレートビデオトラック及び前記第2コードレートビデオトラックにおけるサブビデオトラックとの対応関係を取得するステップと、
各前記サブ画像ブロックのシーケンス番号と、対応する前記サブビデオトラックとの対応関係に基づいて、前記第1コードレートビデオトラックと前記第2コードレートビデオトラックにおける各前記サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するサブビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得るステップと、を含む
請求項4に記載のビデオブロック化方法。
【請求項6】
前記符号化ファイルのサブ画像ブロックのシーケンス番号と、前記ビデオフレーム位置情報とに基づいて仮想スライス情報ファイルを生成する前記ステップは、
前記サブ画像ブロックのシーケンス番号と前記ビデオフレーム位置情報に基づいて、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルをそれぞれ得るステップと、
前記第1コードレート情報テーブルと前記第2コードレート情報テーブルに基づいて、仮想スライス情報ファイルを生成するステップと、を含む
請求項5に記載のビデオブロック化方法。
【請求項7】
端末が送信する再生要請サービスに基づいて、第1ダウンロード要請をサーバーへ送信し、前記第1ダウンロード要請に対応する仮想スライス情報ファイルとビデオ再生インデックスファイルを取得して、前記ビデオ再生インデックスファイルを前記端末に送信するステップと、
端末が前記ビデオ再生インデックスファイルに基づいて送信した第2ダウンロード要請と前記仮想スライス情報ファイルに基づいて、前記第2ダウンロード要請に対応するサブ画像ビデオファイルを取得して、前記サブ画像ビデオファイルを前記端末に送信するステップと、を含み、
前記ビデオ再生インデックスファイルと仮想スライス情報ファイルは、請求項1~6のいずれか1項に記載のビデオブロック化方法により得られるものである
ビデオ伝送方法。
【請求項8】
前記第2ダウンロード要請は、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号及び/又は前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に関連付けられた第2サブ画像ブロックのシーケンス番号を含み、端末が前記ビデオ再生インデックスファイルに基づいて送信した第2ダウンロード要請と前記仮想スライス情報ファイルに基づいて、前記第2ダウンロード要請に対応するサブ画像ビデオファイルを取得する前記ステップは、
前記第2ダウンロード要請における前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいて、前記仮想スライス情報ファイルにおける前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報を取得し、前記第1ビデオフレーム位置情報に基づいて、前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1サブ画像ビデオファイルを得るステップ、及び/又は、
前記第2ダウンロード要請における前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいて、前記仮想スライス情報ファイルにおける前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得し、前記第2ビデオフレーム位置情報に基づいて、前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルを得るステップと、を含む
請求項7に記載のビデオ伝送方法。
【請求項9】
前記仮想スライス情報ファイルは、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルを含み、前記仮想スライス情報ファイルにおける前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報を取得する前記ステップは、
前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号により前記第1コードレート情報テーブルを検索して、前記第1コードレート情報テーブルにおいて前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報を取得するステップを含み、
前記仮想スライス情報ファイルにおける前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得する前記ステップは、
前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号により前記第1コードレート情報テーブルを検索して、前記第1コードレート情報テーブルにおいて前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得するステップ、又は、
前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号により前記第2コードレート情報テーブルを検索して、前記第2コードレート情報テーブルにおいて前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得するステップを含む
請求項8に記載のビデオ伝送方法。
【請求項10】
前記第1ビデオフレーム位置情報と前記第2ビデオフレーム位置情報は、ビデオフレーム開始バイトとバイト長さを含み、前記第1ビデオフレーム位置情報に基づいて、前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1サブ画像ビデオファイルを得る前記ステップは、
前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム開始バイトとバイト長さに基づいて、前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオデータを取得するステップと、
前記第1ビデオデータをカプセル化して、前記第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1サブ画像ビデオファイルを得るステップと、を含み、
前記第2ビデオフレーム位置情報に基づいて、前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルを得る前記ステップは、
前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム開始バイトとバイト長さに基づいて、前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオデータを取得するステップと、
前記第2ビデオデータをカプセル化して、前記第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルを得るステップと、を含む
請求項8に記載のビデオ伝送方法。
【請求項11】
コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記コンピュータプログラムを実行するように構成され、前記コンピュータプログラムを実行する際に、請求項1~6のいずれか1項に記載のビデオブロック化方法を実現するプロセッサと、を含む
サーバー。
【請求項12】
コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、
前記コンピュータプログラムを実行するように構成され、前記コンピュータプログラムを実行する際に、請求項7~10のいずれか1項に記載のビデオ伝送方法を実現するプロセッサと、を含む
アダプタ。
【請求項13】
1つ以上のプロセッサによって実行されることで、請求項1~6のいずれか1項に記載のビデオブロック化方法、又は、請求項7~10のいずれか1項に記載のビデオ伝送方法を実現する、1つ以上のプログラムが記憶される
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2020年6月18日に中国特許庁へ提出された第202010561781.7号特許出願を優先権に主張し、その出願の全ての内容は引用をもって本開示に併せられる。
【0002】
本開示はデータ処理技術分野に関するが、これに限定されない。
【背景技術】
【0003】
VRビデオの伝送は、主に、パノラマビデオ伝送と、ビューポートに依存するビデオ伝送(FOV、Field of View)とに分けられ、8K時代の到来に伴い、8K VRは帯域幅を100メガバイト以上占めるため、FOV伝送がVRサービスの主要な選択肢となる。VR FOV伝送におけるサブ画像ブロックに基づく伝送は、HEVC(高効率ビデオ符号化、High Efficiency Video Coding)符号化にMCTS(モーション制約タイルセット、Motion-Constrained Tile Set)を導入するものであり、HEVC符号化はビデオ画像をサブ画像に分割し、ビデオ画像における各サブ画像コーデックは互いに依存せず、複数のサブ画像ブロックを得られる。サブ画像ブロックに基づくFOV伝送方式は、帯域幅を減少させると同時に、ユーザが高品質のVRコンテンツを視聴することを保障するが、サブ画像ブロックの数が多く、サーバーのファイルフラグメンテーションが深刻になる。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、ビデオブロック化方法、伝送方法、サーバー、アダプタ及び記憶媒体を提供する。
【0005】
本開示は、オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成し、ビデオトラックをビデオファイルとしてカプセル化するステップと、ビデオファイルを解析して、各ビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得るステップと、符号化ファイルのサブ画像ブロックのシーケンス番号と、ビデオフレーム位置情報とに基づいて仮想スライス情報ファイルを生成し、サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいてビデオ再生インデックスファイルを生成するステップと、を含む、ビデオブロック化方法を提供する。
【0006】
本開示は、端末が送信する再生要請サービスに基づいて、第1ダウンロード要請をサーバーへ送信し、第1ダウンロード要請に対応する仮想スライス情報ファイルとビデオ再生インデックスファイルを取得して、ビデオ再生インデックスファイルを端末に送信するステップと、端末がビデオ再生インデックスファイルに基づいて送信した第2ダウンロード要請と仮想スライス情報ファイルに基づいて、第2ダウンロード要請に対応するサブ画像ビデオファイルを取得して、サブ画像ビデオファイルを端末に送信するステップと、を含み、ビデオ再生インデックスファイルと仮想スライス情報ファイルは、前記のビデオブロック化方法により得られるものである、ビデオ伝送方法をさらに提供する。
【0007】
本開示は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、コンピュータプログラムを実行するように構成され、コンピュータプログラムを実行する際に、本明細書に記載のいずれか1つのビデオブロック化方法を実現するプロセッサと、を含む、サーバーをさらに提供する。
【0008】
本開示は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、コンピュータプログラムを実行するように構成され、コンピュータプログラムを実行する際に、本明細書に記載のいずれか1つのビデオ伝送方法を実現するプロセッサと、を含む、アダプタをさらに提供する。
【0009】
本開示は、1つ以上のプロセッサによって実行されることで、本明細書に記載のいずれか1つのビデオブロック化方法、又は、本明細書に記載のいずれか1つのビデオ伝送方法を実現する、1つ以上のプログラムが記憶される、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示によって提供されるビデオブロック化方法の概念フローチャートである。
図2】本開示によって提供されるビデオ伝送方法の概念フローチャートである。
図3】本開示によって提供されるサーバーの構造概念ブロック図である。
図4】本開示によって提供されるアダプタの構造概念ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では図面を組み合わせて、本開示の技術案について明確、完全に記載するが、記載された実施形態は本開示の実施形態の一部であり、全ての実施形態ではないことは明らかである。本開示の実施形態に基づいて、当業者が創造力を働かせないことを前提として得られる他の全ての実施形態はみな本開示の保護範囲に属する。
【0012】
図面に示されるフローチャートは例示的な説明に過ぎず、必ずしも全ての内容及び操作/ステップを含む必要はなく、必ず記載された順序で実行されるものでもない。例えば、ある操作/ステップは、分解、組み合わせ、又は部分的に統合されてもよいため、実際に実行される順序は実際の状況に応じて変更されることがある。
【0013】
本開示は、ビデオブロック化方法、伝送方法、サーバー、アダプタ及び記憶媒体を提供する。
【0014】
以下では図面を組み合わせて、本開示のいくつかの実施形態について詳細に説明する。矛盾しない限り、以下の実施形態及び実施形態における特徴を互いに組み合わせることができる。
【0015】
図1を参照すると、図1は、本開示が提供するビデオブロック化方法である。
【0016】
図1に示すように、本開示は、ビデオブロック化方法を提供し、該方法は、以下のステップS110~S130を含んでよい。
【0017】
ステップS110では、オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成し、ビデオトラックをビデオファイルとしてカプセル化する。
【0018】
該方法では、オリジナルビデオファイルの符号化ファイルを取得し、該符号化ファイルには、複数のサブ画像ブロックのビットストリームが含まれ、例えば、オリジナルビデオファイルをデコードすることで対応するパノラマ画像を得てから、該パノラマ画像を符号化して、対応する符号化ファイルを取得する。各サブ画像ブロックのビットストリームにより、対応するビデオトラックを構成する。そのうち、オリジナルビデオファイルのフォーマットは、mp4、flv、f4v、ts等のフォーマットを含み、且つサーバーは、mp4、flv、f4v、ts等のフォーマットをサポートする。生成されたビデオトラックが取得されると、該ビデオトラックを新しいビデオファイルとしてカプセル化する。
【0019】
一実施形態において、符号化ファイルは、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルを含み、オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成し、ビデオトラックをビデオファイルとしてカプセル化するステップは、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて、各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックを取得して、第1コードレート符号化ファイル及び第2コードレート符号化における各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、対応するサブビデオトラックとの対応関係を記録するステップと、各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックに基づいて、対応する第1コードレートビデオトラックと第2コードレートビデオトラックをそれぞれ構成するステップと、第1コードレートビデオトラックと第2コードレートビデオトラックをカプセル化して、対応するビデオファイルを得るステップと、を含む。
【0020】
例示的に、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックのビットストリームを抽出し、各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて、1つの対応するサブビデオトラックを構成する。例えば、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルには、それぞれ16個のサブ画像ブロックのビットストリームを有し、抽出器トラックを介して、第1コードレート符号化ファイルにおける16個のサブ画像ブロックのビットストリームを抽出し、第2コードレート符号化ファイルにおける16個のサブ画像ブロックのビットストリームを抽出する。抽出器トラックは、第1コードレート符号化ファイルにおける16個のサブ画像ブロックのビットストリームを抽出し、第2コードレート符号化ファイルにおける16個のサブ画像ブロックのビットストリームを抽出した後、32個のビデオトラックを生成して、各サブ画像ブロックのビットストリームを対応するビデオトラックに入れ、32個の対応するサブビデオトラックを生成すると同時に、各サブ画像ブロックと対応するサブビデオトラックとの対応関係を記録する。例えば、第1コードレート符号化ファイルにおける16個のサブ画像ブロックのビットストリームを抽出して、第1コードレート符号化ファイルにおける16個のサブ画像ブロックの各サブ画像ブロックのシーケンス番号を記録し、例えば、1、2、3~16等と記録する。抽出器は、対応するビデオトラックを生成する際に、該ビデオトラックに番号を付け、例えば、track-1、track-2~track-16等、又は、track-A、track-B~track-P等と番号を付ける。サブ画像ブロック1のビットストリームをtrack-1ビデオトラックに入れた時に、サブ画像ブロック1とtrack-1との対応関係を記録する。
【0021】
第1コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックと、第2コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックを取得した後、第1コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックをそれぞれ構成して、対応する第1コードレートビデオトラックを取得し、第2コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックを構成して、対応する第2コードレートビデオトラックを得る。例えば、第1コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックがtrack-1、track-2~track-16である場合、track-1、track-2~track-16を番号順に継ぎ合わせて、対応する第1コードレートビデオトラックを得る。第2コードレート符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックに対応するサブビデオトラックがtrack-1、track-2~track-16である場合、track-1、track-2~track-16を番号順に継ぎ合わせて、対応する第2コードレートビデオトラックを得る。第1コードレートビデオトラックと第2コードレートビデオトラックをカプセル化し、対応する新しいビデオファイルを生成する。
【0022】
一実施形態において、オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成するステップの前に、前記方法はオリジナルビデオをデコードすることにより、パノラマ画像を得るステップと、プリセットHEVCエンコーダによりパノラマ画像をMCTS方式で符号化して、符号化ファイルを得るステップと、をさらに含む。
【0023】
例示的に、オリジナルビデオファイルを取得した時、又は、オリジナルビデオファイルを検出した時に、オリジナルビデオファイルをデコードすることにより、該オリジナルビデオファイルに対応するパノラマ画像を得る。例えば、該オリジナルビデオファイルがorigin_video.mp4である時、origin_video.mp4をデコードして、非圧縮のオリジナル画像origin_video.yuvを生成する。該デコードの方式には、デコーダによりオリジナルビデオファイルをデコードするステップが含まれ、該デコーダのフォーマットは、MPEG-2ビデオデコーダ、H264/X264/AVCビデオデコーダ、VC-1ビデオデコーダ等を含む。オリジナルビデオファイルに対応するパノラマ画像を得た時に、プリセットHEVCエンコーダによりパノラマ画像をMCTS方式で符号化して、オリジナルビデオファイルに対応する符号化ファイルを得る。そのうち、該MCTS方式の符号化は、モーション制約付きタイル符号化である。
【0024】
一実施形態において、プリセットHEVCエンコーダによりパノラマ画像をMCTS方式で符号化して、符号化ファイルを得る前記ステップは、プリセットHEVCエンコーダにおけるスライスポリシーに基づいてパノラマ画像をスライスして、複数のサブ画像ブロックを得るステップと、プリセットHEVCエンコーダにおけるコードレートパラメータに基づいて各サブ画像ブロックを符号化して、各サブ画像ブロックのビットストリームを含む符号化ファイルを得るステップと、を含み、符号化ファイルは、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルを含み、第1コードレートは第2コードレートよりも大きい。
【0025】
例示的に、プリセットエンコーダにおけるスライスポリシーに基づいてパノラマ画像をスライスして、複数のサブ画像ブロックを得る。例えば、プリセットエンコーダにおけるスライスポリシーは、4×4のtile分割方式、8×8のtile分割方式等が含まれる。プリセットエンコーダにおけるスライスポリシーが4×4である時、4×4のスライスポリシーによりパノラマ画像をスライスして、8個のサブ画像ブロックを得て、各サブ画像ブロックのシーケンス番号を記録する。又は、プリセットエンコーダにおけるスライスポリシーが8×8である時、8×8のスライスポリシーによりパノラマ画像をスライスして、2個のサブ画像ブロックを得て、各サブ画像ブロックのシーケンス番号を記録する。その後、プリセット符号化ファイルにおけるコードレートパラメータに基づいて各画像ブロックを符号化して、対応する符号化ファイルを得る。該符号化ファイルは、第1コードレート符号化ファイルと第2コードレート符号化ファイルを含む。例えば、該コードレートパラメータが100Mbpsである時、プリセットHEVCエンコーダにより該100Mbpsに基づいて各サブ画像ブロックを符号化して、new_video_100M.h265のような、対応する第1コードレート符号化ファイルを取得する。又は、該コードレートパラメータは25Mbpsであり、プリセットHEVCエンコーダにより該25Mbpsに基づいて各サブ画像ブロックを符号化して、new_video_25M.h265のような、対応する第2コードレート符号化ファイルを取得する。そのうち、new_video_100M.h265は、new_video_25M.h265よりも大きい。
【0026】
ステップS120では、ビデオファイルを解析して、各ビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得る。
【0027】
ビデオトラックを対応するビデオファイルとしてカプセル化する時に、該ビデオファイルを解析して、該ビデオファイルにおける各サブ画像ブロックに対応するビデオトラックのビデオフレーム位置情報を取得し、そのうち、ビデオフレーム位置情報には、ビデオフレーム開始バイトとバイト長さが含まれる。例えば、ビデオファイルには各ビデオトラックのビデオフレーム開始バイトとバイト長さが記録され、該ビデオファイルを解析することにより、ビデオトラック1のビデオフレーム開始バイト0、バイト長さ4000等が得られる。
【0028】
一実施形態において、ビデオファイルを解析して、各ビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得るステップは、ビデオファイルを解析して、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、第1コードレートビデオトラック、第2コードレートビデオトラックにおけるサブビデオトラックとの対応関係を取得するステップと、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、対応するサブビデオトラックとの対応関係に基づいて、第1コードレートビデオトラック又は第2コードレートビデオトラックにおける各サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するサブビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得るステップと、を含む。
【0029】
例示的に、ビデオファイルを解析して、ビデオファイルにおける各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、第1コードレートビデオトラック及び第2コードレートビデオトラックにおいて対応するサブビデオトラックとの対応関係を取得する。例えば、サブ画像ブロック1と、第1コードレートビデオトラックにおいて対応するサブビデオトラックtrack-1との対応関係を取得し、サブ画像ブロック1と、第2コードレートビデオトラックにおいて対応するサブビデオトラックtrack-1との対応関係を取得する。ビデオファイルにおける各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、第1コードレートビデオトラック及び第2コードレートビデオトラックにおいて対応するサブビデオトラックとの対応関係により、各サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1コードレートビデオトラックにおける各サブビデオトラックのビデオフレーム位置情報と、各サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2コードレートビデオトラックにおける各サブビデオトラックのビデオフレームの位置情報とが得られる。例えば、サブ画像ブロック1は、第1コードレートビデオトラックにおけるtrack-1と対応関係にあり、track-1のビデオフレーム位置情報を取得し、また、サブ画像ブロック1は、第2コードレートビデオトラックにおけるtrack-1と対応関係にあり、track-1のビデオフレーム位置情報を取得する。そのうち、ビデオフレーム位置情報には、ビデオフレーム開始バイトとバイト長さが含まれる。
【0030】
ステップS130では、符号化ファイルのサブ画像ブロックのシーケンス番号と、ビデオフレーム位置情報とに基づいて仮想スライス情報ファイルを生成し、サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいてビデオ再生インデックスファイルを生成する。
【0031】
サブ画像ブロックのシーケンス番号とビデオファイルにおいて対応するビデオトラックのビデオフレーム位置情報とを得た後に、仮想スライス情報ファイルを生成する。仮想スライス情報ファイルは、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、各サブ画像ブロックシーケンス番号に対応するビデオトラックのビデオフレーム位置情報とを含み、そのうち、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と各サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するビデオトラックのビデオフレーム位置情報の記憶方式は、テーブル、文書等の方式であってよい。サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいてビデオ再生インデックスファイルを生成し、例えば、サブ画像ブロックのシーケンス番号がサブ画像ブロック1~サブ画像ブロック16であるということが得られた時に、対応するビデオ再生インデックスファイルを生成する。ビデオ再生インデックスファイルは、ビデオ再生リストであってよく、且つ、サブ画像ブロック1~サブ画像ブロック16を含む。仮想スライス情報ファイルとビデオ再生インデックスファイルを生成した後に、オリジナルビデオファイルを削除することで、サーバーの記憶スペースを節約する。
【0032】
一実施形態において、符号化ファイルの各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、ビデオフレーム位置情報とに基づいて仮想スライス情報ファイルを生成するステップは、サブ画像ブロックのシーケンス番号とビデオフレーム位置情報に基づいて、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルをそれぞれ得るステップと、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルに基づいて、仮想スライス情報ファイルを生成するステップと、を含む。
【0033】
各サブ画像ブロックのシーケンス番号と対応するビデオフレーム位置情報を取得し、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と対応するビデオフレーム位置情報は、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、第1コードレートビデオトラックにおける各サブビデオトラックのビデオフレーム位置情報、及び、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、第2コードレートビデオトラックにおける各サブビデオトラックのビデオフレーム位置情報を含み、前記サブ画像ブロックのシーケンス番号と前記ビデオフレーム位置情報に基づいて、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルをそれぞれ得る。第1コードレート情報テーブルは以下の通りである。
【0034】
Bitrate_level:high
FN: new_video_100M.mp4 (ビデオファイルはnew_video_100M.mp4)
tile-1:
"tile_offset": 13781, (tile-1開始位置はnew_video.mp4の第13781バイト)
"tile_size": 4000, (tile-1長さは4000バイト)
tile-2:
"tile_offset": 17781,
"tile_size": 4200,
tile-3:

【0035】
第2コードレート情報テーブルは、以下の通りである。
Bitrate_level:low
FN: new_video_25M.mp4 (ビデオファイルはnew_video_25M.mp4)
tile-1:
"tile_offset": 4781, (tile10開始位置はnew_video.mp4の第13781バイト)
"tile_size": 2000, (tile-1長さは2000バイト)
tile-2:
"tile_offset": 8781,
"tile_size": 2200,
tile-3:

【0036】
第1コードレート情報テーブルは、各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、各サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するビデオフレーム開始バイトとビデオフレームバイト長さとを含む。例えば、第1コードレート情報テーブルには、サブ画像ブロック1のビデオフレーム開始バイトが第13781バイト、バイト長さが4000として記録される。第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報が得られた後、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルに基づいて、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルを含む仮想スライス情報ファイルを生成する。
【0037】
本開示では、オリジナルビデオファイルの符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックのビットストリームに基づき対応するビデオトラックを生成し、該ビデオトラックをビデオファイルとしてカプセル化して、該ビデオファイルにおける各ビデオトラックのビデオフレーム位置情報を取得し、符号化ファイルにおける各サブ画像ブロックのシーケンス番号と、各ビデオトラックのビデオフレーム位置情報とに基づいて、仮想スライス情報ファイルを生成することにより、FOV伝送時にオリジナルビデオファイルペアに対してサブ画像スライスが行われ、サーバーのファイルフラグメンテーションが深刻になり、サーバーの性能に影響を与えることを回避する。サブ画像ブロックのシーケンス番号によりビデオ再生インデックスファイルを生成することで、ユーザがビデオ端末を通じて、該ビデオ再生インデックスファイルに基づいて対応するビデオを選択して閲覧することを実現する。
【0038】
図2は、本開示によって提供されるビデオ伝送方法の概念フローチャートである。
【0039】
図2に示すように、本開示は、ビデオ伝送方法を提供し、該方法は以下のステップS210及びS220を含んでよい。
【0040】
ステップS210では、端末が送信する再生要請サービスに基づいて、第1ダウンロード要請をサーバーへ送信し、第1ダウンロード要請に対応する仮想スライス情報ファイルとビデオ再生インデックスファイルを取得して、ビデオ再生インデックスファイルを端末に送信する。
【0041】
端末が送信した再生サービス要請を受信し、該再生サーバーに基づいてサーバーへ第1ダウンロード要請を送信する。例えば、ユーザが端末上で操作を行い、操作に対応する再生サービス要請を送信する。そのうち、端末は、携帯電話、パソコン等のビデオ再生端末を含む。該再生サービス要請を受信した時に、該再生サービス要請に対応する第1ダウンロード要請を取得し、該第1ダウンロード要請は、仮想スライス情報ファイルダウンロード要請とビデオ再生インデックスファイルダウンロード要請を含む。サーバーへ該第1ダウンロード要請を送信し、サーバーが該第1ダウンロード要請に応答して送信した仮想スライス情報ファイルとビデオ再生インデックスファイルを受信し、仮想スライス情報ファイルとビデオ再生インデックスファイルを受信した時に、ビデオ再生インデックスファイルを端末に送信して、ユーザがビデオ再生インデックスファイルに基づいて対応するビデオファイルを選択できるようにする。
【0042】
ステップS220では、端末がビデオ再生インデックスファイルに基づいて送信した第2ダウンロード要請と仮想スライス情報ファイルに基づいて、第2ダウンロード要請に対応するサブ画像ビデオファイルを取得して、サブ画像ビデオファイルを端末に送信する。
【0043】
端末が該ビデオ再生インデックスファイルに基づいて送信した第2ダウンロード要請を受信し、該第2ダウンロード要請と仮想スライス情報ファイルに基づいて、第2ダウンロード要請に対応するビデオファイルを取得する。例えば、仮想スライス情報ファイルには、ビデオファイルが含まれ、且つビデオファイルは少なくとも1つであり、第2ダウンロード要請に対応するサブ画像ブロックのシーケンス番号を取得し、そのうち、サブ画像ブロックのシーケンス番号は複数であってよい。該サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいて、仮想スライス情報ファイルにおける該サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するコードレート情報テーブルを取得し、該コードレート情報テーブルは、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルとを含む。該コードレート情報テーブルに基づいて対応するビデオファイルを取得し、取得したビデオファイルを端末に送信する。
【0044】
一実施形態において、端末がビデオ再生インデックスファイルに基づいて送信した第2ダウンロード要請と仮想スライス情報ファイルに基づいて、第2ダウンロード要請に対応するサブ画像ビデオファイルを取得する。第2ダウンロード要請における第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいて、仮想スライス情報ファイルにおける第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報を取得し、第1ビデオフレーム位置情報に基づいて、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1サブ画像ビデオファイルを取得し、及び/又は、第2ダウンロード要請における第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいて、仮想スライス情報ファイルにおける第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得し、第2ビデオフレーム位置情報に基づいて、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルを得る。
【0045】
端末が送信した第2ダウンロード要請を受信し、該第2ダウンロード要請は、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号又は第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に関連付けられた第2サブ画像ブロックのシーケンス番号、又は、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号と第2サブ画像ブロックのシーケンス番号を含む。例えば、端末は、ビデオ再生インデックスファイルにおけるメインビュー領域のtileサブブロックビデオに基づいてダウンロードを行い、第2ダウンロード要請を送信する。現在のメインビュー領域のtileサブブロックシーケンス番号は、tile-1、tile-2、tile-5、tile-6であり、高コードレートビデオをダウンロードする必要があり、非メインビュー領域のtileサブブロックシーケンス番号は、tile-3、tile-4、tile-7、tile-8であり、低コードレートビデオをダウンロードする必要がある。端末がメインビュー領域のtileサブブロックビデオに基づいてtile-1のダウンロード要請を送信すると、tile-1はtile-2に関連付けられるか、又は、tile-1はtile-4に関連付けられる。そのうち、tile-1は、メインビュー領域における複数のtileサブブロックシーケンス番号に関連付けられてよく、非メインビュー領域における複数のtileサブブロックシーケンス番号に関連付けられてもよい。
【0046】
第2ダウンロード要請における第1サブ画像ブロックのシーケンス番号及び/又は第2サブ画像ブロックのシーケンス番号を取得する。そのうち、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号は、メインビュー領域におけるtileサブブロックのシーケンス番号であってよく、非メインビュー領域におけるtileサブブロックのシーケンス番号であってもよい。該第1サブ画像ブロックのシーケンス番号及び/又は第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいて、仮想スライス情報ファイルにおける第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報、及び/又は、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得する。
【0047】
一実施形態において、仮想スライス情報ファイルは、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルを含み、仮想スライス情報ファイルにおける第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報を取得するステップは、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号により第1コードレート情報テーブルを検索して、第1コードレート情報テーブルにおいて第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報を取得するステップを含み、仮想スライス情報ファイルにおける第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得するステップは、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号により第1コードレート情報テーブルを検索して、第1コードレート情報テーブルにおいて第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得するステップ、又は、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号により第2コードレート情報テーブルを検索して、第2コードレート情報テーブルにおいて第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得するステップを含む。
【0048】
例示的に、仮想スライス情報ファイルは、第1コードレート情報テーブルと第2コードレート情報テーブルを含む。第1サブ画像ブロックのシーケンス番号により第1コードレート情報テーブルを検索して、第1コードレート情報テーブルにおいて第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報を取得する。第2サブ画像ブロックのシーケンス番号により第1コードレート情報テーブルを検索して、第1コードレート情報テーブルにおいて第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得するか、又は、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号により第2コードレート情報テーブルを検索して、第2コードレート情報テーブルにおいて第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得する。例えば、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号がメインビュー領域tileサブブロックシーケンス番号に属する場合、第1コードレート情報テーブルを検索する。第2サブ画像ブロックのシーケンス番号が非メインビュー領域tileサブブロックシーケンス番号に属する場合、第2コードレート情報テーブルを検索する。同一のサブ画像ブロックのシーケンス番号の第1コードレート情報テーブルにおけるビデオフレーム位置情報と、第2コードレート情報テーブルにおけるビデオフレーム位置情報は異なる。
【0049】
第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム位置情報及び/又は第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム位置情報を取得した後、サーバーへ第3ダウンロード要請を送信する。該ダウンロード要請は、第1ビデオフレーム位置情報と第2ビデオフレーム位置情報を含み、サーバーが該第3ダウンロード要請に応答して送信する第1ビデオフレーム位置情報に対応する第1サブ画像ビデオファイルと第2ビデオフレーム位置情報に対応する第2サブ画像ビデオファイルを受信する。
【0050】
一実施形態において、第1ビデオフレーム位置情報と第2ビデオフレーム位置情報は、ビデオフレーム開始バイトとバイト長さを含み、第1ビデオフレーム位置情報に基づいて、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1サブ画像ビデオファイルを得るステップは、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム開始バイトとバイト長さに基づいて、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオデータを取得するステップと、第1ビデオデータをカプセル化して、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1サブ画像ビデオファイルを得るステップと、を含む。第2ビデオフレーム位置情報に基づいて、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルを得るステップは、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム開始バイトとバイト長さに基づいて、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオデータを取得するステップと、第2ビデオデータをカプセル化して、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルを得るステップと、を含む。
【0051】
例示的に、第1ビデオフレーム位置情報と第2ビデオフレーム位置情報は、ビデオフレームの開始バイトとバイト長さを含む。第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオフレーム開始バイトとバイト長さに基づいて、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するダウンロード待ちの第1ビデオデータを確定する。及び/又は、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオフレーム開始バイトとバイト長さに基づいて、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するダウンロード待ちの第2ビデオデータを確定する。例えば、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号のビデオフレーム開始バイトは13781バイト、長さは4000バイトであるということが得られた時、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応するダウンロード待ちの第1ビデオデータは13781バイト~17781バイトの間であると確定される。
【0052】
確定したダウンロード待ちの第1ビデオデータ及び/又はダウンロード待ちの第2ビデオデータに基づいて、サーバーへ第3ダウンロード要請を送信する。そのうち、該第3ダウンロード要請は、第1ビデオデータ及び/又は第2ビデオデータをダウンロードすることを含む。サーバーが第3ダウンロード要請に応答して送信した第1ビデオデータ及び/又は第2ビデオデータを取得する。例えば、サーバーへ第3ダウンロード要請を送信して、第1ビデオデータ及び/又は第2ビデオデータを取得する。サーバーは、第3ダウンロード要請を受信し、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1ビデオデータとして、ディスクから13781バイト~17781バイトのビデオデータを読み出す。又は、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオデータとして、4781~6781バイトのビデオデータを読み出す。そのうち、第1ビデオデータが第1コードレートビデオデータであり、第2ビデオデータが非メインビューのサブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2ビデオデータである時、該第2ビデオデータは第2コードレートビデオデータであり、第1コードレートビデオデータのコードレートは第2コードレートビデオデータよりも大きい。
【0053】
第1ビデオデータ及び/又は第2ビデオデータを取得した時、第1ビデオデータをカプセル化し、第1サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第1サブ画像ビデオファイルとしてカプセル化する。及び/又は、第2ビデオデータをカプセル化し、第2サブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルとしてカプセル化する。第1サブ画像ビデオファイル及び/又は第2サブ画像ビデオファイルを取得した後、第1サブ画像ビデオファイル及び/又は第2サブ画像ビデオファイルを端末に送信する。そのうち、第1サブ画像ビデオファイルが第1コードレートサブ画像ビデオファイルであり、第2サブ画像ビデオファイルが非メインビューのサブ画像ブロックのシーケンス番号に対応する第2サブ画像ビデオファイルである時、該第2サブ画像ビデオファイルは第2コードレートサブ画像ビデオファイルであり、第1コードレートサブ画像ビデオファイルのコードレートは第2コードレートサブ画像ビデオファイルよりも大きい。
【0054】
本開示では、端末が送信する再生要請サービスに基づいて仮想スライス情報ファイルとビデオ再生インデックスファイルを取得し、端末が該ビデオ再生インデックスファイルに基づいて送信した第2ダウンロード要請を受信する。第2ダウンロード要請と仮想スライス情報ファイルに基づいて、端末へ対応するサブ画像ビデオファイルを送信し、サブ画像ビデオファイルは、第1コードレートサブ画像ビデオファイル及び/第2コードレートサブ画像ビデオファイルを含む。FOV伝送において、オリジナルビデオファイルをスライスして、複数のサブ画像ビデオファイルを生成し、サーバーのフラグメンテーションが深刻化するのを回避することを実現する。また、第2ダウンロード要請及び仮想スライス情報ファイルを生成することにより、対応する第1コードレートサブ画像ビデオファイル及び/第2コードレートサブ画像ビデオファイルを生成することで、帯域幅リソースの節約を実現する。
【0055】
図3は、本開示によって提供されるサーバーの構造概念ブロック図である。
【0056】
例示的に、サーバーは、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリとプロセッサをさらに含む。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行して、コンピュータプログラムを実行する際に、本開示が提供する前述のビデオブロック化方法を実現するように構成される。
【0057】
プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit,CPU)であってよく、該プロセッサは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよいと理解されたい。そのうち、汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又は、該プロセッサは、任意の常規のプロセッサ等であってもよい。
【0058】
図4は、本開示によって提供されるアダプタの構造概念ブロック図である。そのうち、該アダプタは、端末に配置されてよく、サーバー側に配置されてもよい。
【0059】
例示的に、アダプタは、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリとプロセッサをさらに含む。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行して、コンピュータプログラムを実行する際に、本開示が提供する前述のビデオ伝送方法を実現するように構成される。
【0060】
プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit,CPU)であってよく、該プロセッサは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってよいと理解されたい。そのうち、汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又は、該プロセッサは、任意の常規のプロセッサ等であってもよい。
【0061】
本開示は、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムがプロセッサに実行される際、プロセッサに本開示が提供するいずれか1つのビデオブロック化方法及びいずれか1つのビデオ伝送方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0062】
上記にて開示された方法のすべて又はいくつかのステップ、システム、装置における機能モジュール/ユニットはソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及びそれらの適切な組み合わせとして実施されてよいと当業者は理解できる。ハードウェアの実施形態において、上記の説明で言及した機能モジュール/ユニット間の区分は、必ずしも物理コンポーネントの区分に対応していない。例えば、1つの物理コンポーネントは複数の機能を有してよく、もしくは、1つの機能又はステップを複数の物理コンポーネントによって協働して実行してもよい。ある物理コンポーネント又はすべての物理コンポーネントは、中央プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、又はマイクロプロセッサなどのプロセッサによって実行されるソフトウェアとして実行されてよく、又はハードウェアとして実行されるか、又は専用集積回路などの集積回路として実行されてよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ可読記憶媒体上に配置することができ、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体(又は非一時的媒体)と通信媒体(又は一時的媒体)とを含んでよい。
【0063】
当業者にとって周知の事項であるように、コンピュータ可読記憶媒体という用語は、情報を記憶するため(コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータ)の任意の方法又は技術において実施される揮発性及び不揮発性、取外し可能及び取外し不可能な媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多機能ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用され、コンピュータによってアクセスされ得る他の任意の媒体を含むが、これらに限定されない。また、当業者にとって周知の事項であるように、通信媒体は、一般に、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波もしくは他の搬送メカニズム等の変調データ信号における他のデータを含み、任意の情報配信媒体を含んでよい。
【0064】
例示的に、コンピュータ可読記憶媒体は、上述の実施形態の電子機器のハードディスク又はメモリ等の内部記憶手段であってよい。コンピュータ可読記憶媒体は、電子機器の外部記憶装置であってもよく、例えば、電子機器に搭載されたソケットハードディスク、スマートメモリカード(Smart Media Card,SMC)、セキュリティデジタル(Secure Digital,SD)カード、フラッシュカード(Flash Card)等である。
【0065】
本開示は、ビデオブロック化方法、伝送方法、サーバー、アダプタ及び記憶媒体を提供し、オリジナルビデオの符号化ファイルの各サブ画像ブロックのビットストリームに基づいて対応するビデオトラックを生成し、ビデオトラックをビデオファイルとしてカプセル化し、ビデオファイルを解析して、各ビデオトラックのビデオフレーム位置情報を得て、符号化ファイルのサブ画像ブロックのシーケンス番号と、ビデオフレーム位置情報とに基づいて仮想スライス情報ファイルを生成し、サブ画像ブロックのシーケンス番号に基づいてビデオ再生インデックスファイルを生成する。したがって、本技術案は、オリジナルビデオにおけるサブ画像情報から対応する仮想スライス情報ファイルを生成することで、FOV伝送を実現し、サブ画像ブロックの生成によりサーバーのフラグメンテーションが深刻になるのを回避している。
【0066】
以上は本開示の例示的な実施形態に過ぎないが、本開示の保護範囲はこれに限定されるものではなく、本技術分野に精通しているいかなる技術者も本開示で明らかにされた技術範囲内において、様々な等価の修正又は置換に容易に想到でき、これらの修正又は置換はいずれも本開示の保護範囲内に含まれる。よって、本開示の保護範囲は請求項の請求範囲に準じるものとする。
図1
図2
図3
図4