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7339296ウロリチンまたはその前駆体の投与によるオートファジーの増強または寿命の延長
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-28
(45)【発行日】2023-09-05
(54)【発明の名称】ウロリチンまたはその前駆体の投与によるオートファジーの増強または寿命の延長
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/37 20060101AFI20230829BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20230829BHJP
   A23L 33/10 20160101ALI20230829BHJP
   A61P 3/00 20060101ALI20230829BHJP
   A61P 27/12 20060101ALI20230829BHJP
   A61P 27/02 20060101ALI20230829BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20230829BHJP
   A61P 21/00 20060101ALI20230829BHJP
【FI】
A61K31/37
A61P43/00 105
A23L33/10
A61P3/00
A61P27/12
A61P27/02
A61P19/02
A61P21/00
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2021077856
(22)【出願日】2021-04-30
(62)【分割の表示】P 2018140453の分割
【原出願日】2013-06-27
(65)【公開番号】P2021119180
(43)【公開日】2021-08-12
【審査請求日】2021-05-28
(31)【優先権主張番号】61/791,137
(32)【優先日】2013-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】61/665,137
(32)【優先日】2012-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】61/712,886
(32)【優先日】2012-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】512018265
【氏名又は名称】アマゼンティス エスアー
【氏名又は名称原語表記】AMAZENTIS SA
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー エル リンシュ
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム ブランコ-ボーズ
(72)【発明者】
【氏名】ベルナール シュナイダー
(72)【発明者】
【氏名】ローレン ムーシル―
(72)【発明者】
【氏名】ドンニョル リュ
(72)【発明者】
【氏名】ペネロプ アンドルー
(72)【発明者】
【氏名】ジョアン オーウェル
【審査官】石井 裕美子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第08183282(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0326057(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2008/0031862(US,A1)
【文献】J.Agric.Food Chem.,2010年,Vol.58,No.4,pp.2180-2187
【文献】Phytotherapy Research,1993年,Vol.7,No.1,pp.29-34
【文献】J.Agric.Food.Chem.,2009年,Vol.57,No.21,pp.10181-10186
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 31/00-31/80
A23L 33/00-33/29
A61P 1/00-43/00
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
疾患または状態を治療または予防するためのウロリチンを治療有効量で含む医薬組成物であって、前記疾患または状態が、老化が関連する健康状態であり、該老化が関連する健康状態が、老化の筋肉減少症、虚血事象後の心筋傷害の増加、変形性関節症(OA)、メタボリックシンドローム、アミロイドーシスと関連する全身性疾患、加齢性白内障、および加齢黄斑変性からなる群より選択される、医薬組成物。
【請求項2】
前記老化が関連する健康状態が、老化の筋肉減少症である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記老化が関連する健康状態が、虚血事象後の心筋傷害の増加である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記老化が関連する健康状態が、変形性関節症(OA)である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記老化が関連する健康状態が、メタボリックシンドロームである、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記老化が関連する健康状態が、アミロイドーシスと関連する全身性疾患である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記老化が関連する健康状態が、加齢性白内障である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記老化が関連する健康状態が、加齢黄斑変性である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記ウロリチンが、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、及びその組み合わせからなる群より選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記ウロリチンが、ウロリチンAである、請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項11】
疾患または状態を治療または防止するためのウロリチンを治療有効量で含む医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品であって、前記疾患または状態が、老化が関連する健康状態であり、該老化が関連する健康状態が、老化の筋肉減少症、虚血事象後の心筋傷害の増加、変形性関節症(OA)、メタボリックシンドローム、アミロイドーシスと関連する全身性疾患、加齢性白内障、および加齢黄斑変性からなる群より選択される、医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項12】
前記老化が関連する健康状態が、老化の筋肉減少症である、請求項11に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項13】
前記老化が関連する健康状態が、虚血事象後の心筋傷害の増加である、請求項11に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項14】
前記老化が関連する健康状態が、変形性関節症(OA)である、請求項11に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項15】
前記老化が関連する健康状態が、メタボリックシンドロームである、請求項11に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項16】
前記老化が関連する健康状態が、アミロイドーシスと関連する全身性疾患である、請求項11に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項17】
前記老化が関連する健康状態が、加齢性白内障である、請求項11に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項18】
前記老化が関連する健康状態が、加齢黄斑変性である、請求項11に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項19】
前記ウロリチンが、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、及びその組み合わせからなる群より選択される、請求項11~18のいずれか一項に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは飲料、または、栄養補助食品。
【請求項20】
前記ウロリチンが、ウロリチンAである、請求項11~18のいずれか一項に記載の医療用の食品もしくは飲料、機能性食品または飲料、または栄養補助食品。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の説明】
【0001】
本出願は、2013年3月15日に出願された米国仮特許出願第61/791,137号;2012年10月12日に出願された米国仮特許出願第61/712,886号;および2012年6月27に出願された米国仮特許出願第61/665,137号の優先権の利益を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本発明は、ウロリチンまたはその前駆体の投与によるオートファジーの増強または寿命の延長に関する。
【背景技術】
【0003】
オートファジーは、発生、分化、恒常性、および生存に不可欠な、動物および植物の両方におけるリソソーム分解経路である。動物において、オートファジーは主に、感染、がん、神経変性、心疾患、および老化を含む多様な病理から生物を保護するための適応機構として機能する。オートファジーによって実行される通例のハウスキーピング機能のレパートリーには、欠陥のあるタンパク質および細胞小器官の除去、異常なタンパク質凝集体の蓄積の阻止、並びに細胞内病原体の除去が含まれる。オートファジー経路は、唯一、ミトコンドリア、ペルオキシソーム、および小胞体等の細胞小器官全体を分解することが可能である。
【0004】
サーチュイン1等のオートファジー誘導に必要なタンパク質が老化組織において発現が低下しており;オートファジーレベルが老化に伴って減少を示したことが、複数の報告によって示されている。オートファジーレベルの減少は、肥満、糖尿病、がん、神経変性疾患、心血管疾患、変形性関節症、および加齢性黄斑変性にも関連している。
【0005】
オートファジーを刺激するいくつかの化合物が同定されており、例えば、ラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、スペルミジン、およびグルコサミンが挙げられる。
【0006】
ウロリチンは、例えば、哺乳類の結腸ミクロフローラ(例えば、ヒト結腸ミクロフローラ)によって産生される、エラグタンニンおよびエラグ酸に由来する代謝産物である。ウロリチンは抗酸化活性を示すことが知られている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、治療を必要とする動物に有効量のウロリチンまたはその前駆体を投与することにより動物におけるオートファジーを増加させるステップを含む、動物におけるオートファジーを増加させる方法である。
【0008】
本発明の一態様は、治療を必要とする動物に有効量のウロリチンまたはその前駆体を投与することにより動物の寿命を延長させるステップを含む、動物の寿命を延長させる方法である。
【0009】
本発明の一態様は、細胞を有効量のウロリチンまたはその前駆体と接触させることにより細胞内のオートファジーを増加させるステップを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法である。
【0010】
本発明の一態様は、細胞を有効量のウロリチンまたはその前駆体と接触させることにより細胞の寿命を延長させるステップを含む、細胞の寿命を増加させる方法である。
【0011】
本発明の一態様は、インビトロで真核細胞を有効量のウロリチンまたはその前駆体と接触させることにより、インビトロで真核細胞のオートファジーを増加させるステップを含む、インビトロで真核細胞のオートファジーを増加させる方法である。
【0012】
本発明の一態様は、インビトロで真核細胞を有効量のウロリチンまたはその前駆体と接触させることにより、インビトロで真核細胞の寿命を延長させるステップを含む、インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法である。
【0013】
本発明の一態様は、ウロリチンまたはその前駆体;並びにラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される化合物を含む、組成物である。
【0014】
本発明の一態様は式IIの化合物であり、
【0015】
【化1】
【0016】
式中、
、X、X、X、X、X、X、およびXは、独立してHおよびOHからなる群より選択され;
ただし、前記化合物は、
、X、X、X、X、X、X、およびXはHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンB);
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンA);
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンC);
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンD);
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、X、およびXがOHであり、X、X、およびXがHである;
、X、X、X、およびXがOHであり、X、X、およびXがHである;並びに
、X、X、X、X、およびXがOHであり、XおよびXがHである、
式IIの化合物ではない。
【0017】
本発明の一態様は式IIIの化合物であり、
【0018】
【化2】
【0019】
式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖であり;
ただし、前期化合物は、
、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、R、およびRがORであり、RおよびRがHである;
、R、R、R、R、およびRがORであり、RおよびRがHである;並びに
、R、R、R、R、およびRがORであり、RおよびRがHである、
式IIIの化合物ではない。
【0020】
本発明の一態様は式Vの化合物であり、
【0021】
【化3】
【0022】
式中、
、X10、X11、X12、X13、およびX14は、独立してHおよびOHからなる群より選択され;
ただし、前期化合物は、
、X10、X11、X12、X13、およびX14がHである;
10がOHであり、X、X11、X12、X13、およびX14がHである;
およびX12がOHであり、X10、X11、X13、およびX14がHである;
およびX13がOHであり、X10、X11、X12、およびX14がHである;
およびX14がOHであり、X10、X11、X12、およびX13がHである;
10およびX13がOHであり、X、X11、X12、およびX14がHである;
10、X11、およびX13がOHであり、X、X12、およびX14がHである;
、X10、X12、およびX14がOHであり、X11、およびX13がHである;
、X10、X13、およびX14がOHであり、X11、およびX12がHである(エラグ酸);
、X10、X11、X13、およびX14がOHであり、X12がHである;並びに
、X10、X11、X12、X13、およびX14がOHである、
式Vの化合物ではない。
【0023】
本発明の一態様は式VIの化合物であり、
【0024】
【化4】
【0025】
式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖であり;
ただし、前期化合物は、
、R10、R11、R12、R13、およびR14がHである;
10がORであり、R、R11、R12、R13、およびR14がHである;
およびR12がORであり、R10、R11、R13、およびR14がHである;
およびR13がORであり、R10、R11、R12、およびR14がHである;
およびR14がORであり、R10、R11、R12、およびR13がHである;
10およびR13がORであり、R、R11、R12、およびR14がHである;
、R10、およびR13がORであり、R11、R12、およびR14がHである;
、R10、およびR14がORであり、R11、R12、およびR13がHである;
10、R11、およびR13がORであり、R、R12、およびR14がHである;
、R10、R12、およびR13がORであり、R11およびR14がHである;
、R10、R12、およびR14がORであり、R11およびR13がHである;
、R10、R13、およびR14がORであり、R11およびR12がHである;
10、R11、R12、およびR13がORであり、RおよびR14がHである;
、R10、R11、R12、およびR13がORであり、R14がHである;
、R10、R11、R13、およびR14がORであり、R12がHである;並びに
、R10、R11、R12、R13、およびR14がORである、
式VIの化合物ではない。
【0026】
本発明の一態様は、式II、III、V、またはVIのいずれか1つの化合物である第一化合物;並びにラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される第二化合物を含む組成物である。
【0027】
本発明の一態様は、細胞を有効量の式II、III、V、またはVIのいずれか1つの化合物と接触させることにより細胞内のオートファジーを増加させることを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法である。
【0028】
本発明の一態様は、治療を必要とする動物に有効量の式II、III、V、またはVIのいずれか1つの化合物を投与することにより動物の寿命を延長させることを含む、動物の寿命を延長させる方法である。
【0029】
本発明の一態様は、インビトロで真核細胞を有効量の式II、III、V、またはVIのいずれか1つの化合物と接触させることにより、インビトロで真核細胞の寿命を延長させることを含む、インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1図1は、マクロオートファジーの4つの段階(誘導および核形成、増殖、融合、並びに分解)を示す模式図である。各段階に関与するタンパク質が各段階の上部に示される。p62およびLC3の役割が模式的に説明されており、p62はLC3に結合することにより細胞物質をオートファゴソーム内に運搬するのに役立つ。
図2図2は、ウロリチンA(UA)、エラグ酸(EA)、テリマグランジン(TL)、プニカラギン(PA)、およびプニカリン(PB)の構造式を示している。
図3図3は、エラグ酸(EA)およびその代謝産物、ウロリチンD(UD)、ウロリチンC(UC)、ウロリチンA(UA)、並びにウロリチンB(UB)を示しており、これらはヒトを含む哺乳動物の腸管内ミクロフローラによって産生される。
図4図4は、線虫の寿命に対するエラグ酸並びにウロリチンA、B、C、およびDの効果を示す5つのグラフ群である。試験薬剤はDMSO中50μMで与えられた。DMSO(ジメチルスルホキシド)は対照であり、試験薬剤のビヒクルであった。
図5図5は、表示濃度のウロリチンAの存在下で成長した野生型線虫の寿命を示す一連のグラフである。
図6図6は、50μMのウロリチンAの非存在下(黒色)または存在下(灰色)で成長した、野生型および表示される変異株の線虫の寿命解析を示す、6つのグラフ群(A~F)である。
図7図7は、線虫の筋肉内のミトコンドリアに対するウロリチンAの効果を示す棒グラフである。遺伝子導入線虫株SJ4103は、ミトコンドリア膜に標的化された緑色蛍光タンパク質(GFP)の筋特異的発現により、蛍光を示す。線虫の筋肉内に存在するミトコンドリアは、蛍光の増加によって示される。結果は平均値±平均値の標準誤差として示される。p=0.0014(スチューデントt検定)。
図8図8は、若い(1日齢)および老いた(10日齢)線虫における基礎呼吸および脱共役呼吸に対するウロリチンA(UA)の効果を示す、1つの線グラフおよび3つの棒グラフである。(A)0.1%DMSOで処理された10週齢対照虫および0.1%DMSO中30μMのウロリチンAで処理された10日齢虫における基礎呼吸および脱共役呼吸(FCCP)。(B)ビヒクル(0.1%DMSO)または0.1%DMSO中30μMのウロリチンAで処理された10日齢対照虫における脱共役(FCCP)呼吸の代表的な曲線下面積(AUC)。結果は平均値±平均値の標準誤差として示される。p<0.05(スチューデントt検定)。OCRは酸素消費速度である。(C)ビヒクル(0.1%DMSO)で処理された1日齢虫および10日齢虫の間の基礎呼吸の比較。(D)UA(30μM)で処理された1日齢虫および10日齢虫の間の基礎呼吸の比較。
図9図9Aは、線虫におけるオートファジー誘導に対するウロリチンAの効果を示す3つの共焦点像群である。図9Bは、オートファジー誘導に対するウロリチンAの効果を示す、対応するドットグラフである。***p<0.001(スチューデントt検定)。
図10図10は、線虫においてウロリチンA処理によって誘導される長寿表現型に対するvps-34およびbec-1のRNAiによる不活性化の効果を示す生存曲線を示す、3つのグラフ群である。vps-34(B)およびbec-1(C)阻害は共に、ウロリチンA(50μM)で処理された虫および空ベクター(A)を与えられた虫において観察された長寿表現型を完全に抑制する。カプラン・マイヤー法を用いて生存率分析を行い、生存曲線間の差異の有意性をログランク検定を用いて算出した。***p<0.001(ログランク検定)。
図11図11は、処理の7日後および14日後の、線虫における咽頭のポンピングに対するウロリチンA(UA)、ウロリチンB(UB)、ウロリチンC(UC)およびウロリチンD(UD)処理の効果を示す、一連のグラフである(p<0.05;**p<0.01;***p<0.001)。
図12図12は、処理の1、3、5、および8日目における若い線虫の移動性に対するエラグ酸(EA)、ウロリチンA(UA)およびウロリチンB(UB)処理の効果を示す3つの線グラフである(p<0.05;**p<0.01;***p<0.001)。
図13図13は、処理の8、14および16日目における、エラグ酸(EA)、ウロリチンA(UA)、ウロリチンB(UB)、ウロリチンC(UC)およびウロリチンD(UD)処理での処理後の線虫移動性のコマ撮り追跡を示す、一連の画像である。
図14図14は、マウス腸上皮細胞系であるModeK細胞のウェスタンブロットであり、ウロリチンA処理のオートファジーマーカー比LC3-II/LC3-I、p62、およびp-AMPKα/AMPKαの比に対する効果を示している。棒グラフは、ウェスタンブロットで観察された、LC3-Iに対するLC3-IIの比、およびAMPKαレベルに対するp-AMPKαの比における定量化された倍率増加を示している。ctlは対照である。
図15図15は、初代マウス肝細胞のウェスタンブロットであり、ウロリチンA処理のオートファジーマーカー比LC3-II/LC3-I、p62、およびp-AMPKα/AMPKαの比に対する効果を示している。棒グラフは、ウェスタンブロットで観察された、LC3-Iに対するLC3-IIの比、およびAMPKαレベルに対するp-AMPKαの比における定量化された倍率増加を示している。ctlは対照である。
図16図16は、C2C12マウス筋細胞のウェスタンブロットであり、ウロリチンA処理のオートファジーマーカー比LC3-II/LC3-I、p62、およびp-AMPKα/AMPKαの比に対する効果を示している。棒グラフは、ウェスタンブロットで観察された、LC3-Iに対するLC3-IIの比、およびAMPKαレベルに対するp-AMPKαの比における定量化された倍率増加を示している。ctlは対照である。
図17図17は、ヒト初代筋芽細胞のウェスタンブロットであり、ウロリチンA処理のオートファジーマーカー比LC3-II/LC3-I、p62、およびp-AMPKα/AMPKαの比に対する効果を示している。棒グラフは、ウェスタンブロットで観察された、LC3-Iレベルに対するLC3-IIレベルの比における定量化された倍率増加を示している。ctlは対照である。
図18図18は、ヒト初代大動脈内皮細胞のウェスタンブロットであり、オートファジーマーカー比LC3-II/LC3-Iおよびタンパク質p62に対するウロリチンA処理の効果を示している。棒グラフは、ウェスタンブロットで観察された、LC3-Iレベルに対するLC3-IIレベルの比における定量化された倍率増加を示している。ctlは対照である。
図19図19は、未処置対照群マウスおよび食物に混合された55mg/kg/日の用量のウロリチンAを投与されたマウスから摘出された肝臓のウェスタンブロットである。ウロリチンA処置は、オートファジーマーカー比LC3-II/LC3-Iを増加させ、p62を減少させ、p-AMPKα/AMPKαの比を増加させた。棒グラフは、ウェスタンブロットで観察された、LC3-Iに対するLC3-IIの比、およびAMPKαレベルに対するp-AMPKαの比における定量化された倍率増加を示している。ctlは対照である。
図20図20は、C57BL/6Jマウスの運動活性に対する55mg/kg/日の経口消費されたウロリチンAの効果を示すグラフである。若齢処置マウスは、試験された5日間の間、回し車上でのそれらの自発的な随意走行を少なくとも25%増加させた。
図21図21は、老化C57BL/6Jマウスにおける走行に対する経口消費されたウロリチンAの効果を示す棒グラフである。
図22図22は、老化C57BL/6Jマウスにおける握力に対する経口消費されたウロリチンAの効果を示す棒グラフである。
図23図23は、老化C57BL/6Jマウスにおける歩行運動および立ち上がりに対する経口消費されたウロリチンAの効果を示す一対のグラフである。HFDは高脂肪食餌であり;UAはウロリチンAである。
図24図24は、老化した、高脂肪食餌(HFD)未処置対照群マウス、および老化した、50mg/kg/日の用量のウロリチンA(UA)を食物に混合して投与された、高脂肪食餌マウスから摘出された、骨格筋のウェスタンブロットである。ウロリチンA処置は、オートファジーマーカー比LC3-II/LC3-Iを増加させ、p62のレベルを減少させた。棒グラフは、ウェスタンブロットで観察された、LC3-Iレベルに対するLC3-IIレベルの比における定量化された倍率増加を示している。ctlは対照である。
図25図25は、C2C12筋芽細胞におけるオートファジーに対するウロリチンA(UA)の効果を示している。漸増用量のUAと一緒に24時間インキュベートされた筋芽細胞は、UA濃度が上昇するにつれて(10μM、50μMおよび100μM)オートファジーを増加させて用量反応を示し、これは、未処置対照群と比較しての、オートファジーのマーカーであるLC3-B細胞レベルを表すヒストグラムにおける変化の増加によって示された。
図26図26は、C2C12細胞におけるオートファジーに対するウロリチンA(UA)、ウロリチンB(UB)、ウロリチンC(UC)、およびウロリチンD(UD)の効果を示している。100μMのUA、UB、UC、またはUDと一緒にインキュベートされた筋芽細胞は、未処置対照群と比較しての、LC3-B細胞レベルを表すヒストグラムにおける変化の増加によって示される、オートファジーの増加を起こした。
図27図27は、25種の本発明の化合物を示している。
図28-1】図28-1は、図27中の化合物への、予測的な(prophetic)合成経路を示している。
図28-2】図28-2は、図28-1の続きである。
図28-3】図28-3は、図28-2の続きである。
図28-4】図28-4は、図28-3の続きである。
図28-5】図28-5は、図28-4の続きである。
図28-6】図28-6は、図28-5の続きである。
図28-7】図28-7は、図28-6の続きである。
図28-8】図28-8は、図28-7の続きである。
図28-9】図28-9は、図28-8の続きである。
図28-10】図28-10は、図28-9の続きである。
図28-11】図28-11は、図28-10の続きである。
図28-12】図28-12は、図28-11の続きである。
図28-13】図28-13は、図28-12の続きである。
図28-14】図28-14は、図28-13の続きである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
オートファジーは、細胞がそれら自身の成分を分解し、再利用可能なアミノ酸および他の構成要素を再循環させるプロセスである。そのような分解は、リソソームの酸性加水分解酵素によって行われる。オートファジーは、正常な細胞の成長、発生、および恒常性において重要な役割を担い、合成、分解、およびその後の細胞生成物の再利用の間のバランスを維持するのに役立つ、厳密に制御されたプロセスである。オートファジーは、それによって飢餓状態の細胞があまり重要でないプロセスからより重要なプロセスへ栄養分を再分配することができる、主要な機構である。
【0032】
栄養飢餓の間、オートファジーレベルの増加は、重要でない成分の分解および栄養分の放出をもたらすことで、重要なプロセスが継続できることを確実にする。オートファジー能が低減した変異酵母細胞は、栄養分欠乏状態となって急速に消滅する。Atg7として知られている遺伝子は栄養分介在性オートファジーと関連付けられており、マウスにおける研究では、飢餓誘導性オートファジーがAtg7欠損マウスにおいて損なわれていることが示されている。Komatsu M et al. (2005) J Cell Biol. 169:425-434。
【0033】
オートファジーは、傷害を受けた細胞小器官、細胞膜、およびタンパク質を分解する。オートファジーの不全は、細胞傷害の蓄積および、従って、老化における重要な要因であると考えられる。
【0034】
細胞成分をリソソームに送達する経路に依存して、オートファジーは3種類に分類可能である:マクロオートファジー、ミクロオートファジー、およびシャペロン介在性オートファジー(CMA)。
【0035】
マクロオートファジー
マクロオートファジーには、複数のプロセスを介した、長く存在したタンパク質および細胞小器官全体の分解が含まれる(図1)。マクロオートファジーは、分解される分子および/または細胞小器官を囲む二重層構造の隔離膜(ファゴフォア(phagophore))の形成を開始する。ファゴフォアは、細胞質成分を貪食し、その内容物を閉じ込め、オートファゴソームを形成する。最終的に、オートファゴソームはリソソームと融合してオートファゴリソソーム(またはオートリソソーム)へと発達し、そこでリソソーム性加水分解酵素が積荷を消化する。ミクロオートファジーには、リソソーム膜の陥入または腕様突出を介した細胞質成分の直接的な隔離が含まれる。ミクロオートファジーは、長く存在したタンパク質の代謝回転に役立ち得るが;このタイプのオートファジーの重要性および制御は未だほとんど理解されていない。最後に、シャペロン介在性オートファジーは、可溶性細胞質タンパク質の分解を対象とする、高度に選択的なプロセスである。
【0036】
酵母Atg8の哺乳類ホモログである微小管結合タンパク質1A/1B-軽鎖3(LC3)は、哺乳類の組織および培養細胞内に普遍的に分布している、およそ17kDaの分子量を有する可溶性タンパク質である。LC3は、その合成の直後にシステインプロテアーゼであるAtg4Bによって処理されて、C末端グリシン残基を露出させる(LC3-I)。オートファジー中、オートファゴソームは、細胞質タンパク質および細胞小器官を含む細胞質成分を貪食する。同時に、サイトゾル型のLC3(LC3-I)はホスファチジルエタノールアミン(PE)と複合体化してLC3-PE複合体(LC3-II)を形成し、LC3-IIはオートファゴソーム膜にリクルートされる(図1)。
【0037】
セクエストソーム(sequestosome)-1としても知られているp62は、異型(atypical)プロテインキナーゼCs(aPKCs)の新規パートナーとして同定されたものであり、普遍的に発現される細胞タンパク質である。p62は、ユビキチン化タンパク質と相互作用しそれに結合するドメインを有することが知られており、ヒト疾患、特に、神経変性疾患(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症)および肝疾患において観察される封入体の成分として同定されている。また、p62はLC3相互作用タンパク質としても同定されており、マウスp62における11個のアミノ酸配列がLC3タンパク質を認識する働きをすることが示されている。図1に示される通り、LC3はp62に結合し、p62(およびそれに結合したあらゆるユビキチン化タンパク質または細胞成分)をオートファゴソームに輸送し、そこで分解される。従って、オートファジーの特徴の1つは、細胞性p62レベルの減少と同時に起きる、LC3-II/LC3-Iの比の増加である。
【0038】
記載された3種類のオートファジーのうち、マクロオートファジーは哺乳類細胞において最も特徴付けされている。飢餓はマクロオートファジーの最も強力な刺激である。栄養枯渇の間、マクロオートファジーは、細胞成分を分解してアミノ酸、脂肪酸、および炭水化物を生成し、それらはエネルギー生産および必須の細胞性分子の合成に利用され得る。マクロオートファジーは、胚形成および生後発達中の特定の細胞質ゾル再構成にも関与している。さらに、マクロオートファジーは、ウイルス感染または細菌感染の間、低酸素中、並びに放射線被爆および活性酸素種(ROS)の生成増加を含む種々のストレス状態下で誘導される。これらの環境において、マクロオートファジーは、マクロオートファジーが傷害を受けた成分の除去を促進することによる、細胞恒常性の維持に必要不可欠である。実際に、マクロオートファジーにおける機能障害は、早期老化を引き起こし、線虫、酵母、およびショウジョウバエを含むいくつかの生物の寿命を短くする。Hars ES et al. (2007) Autophagy 3:93-95; Matecic M et al. (2010) PLoS Genet. 6:e1000921; Lee JH et al. (2010) Science 327:1223-1228。逆に、マクロオートファジーの上方制御は、カロリー制限の寿命延長特性の基礎をなす主要機構であると提唱されている。Toth ML et al. (2008) Autophagy 4:330-338; Morselli E et al. (2010) Cell Death Dis. 1:e10。
【0039】
35種超のAtg(オートファジー関連(AuTophaGy-related))タンパク質が酵母および哺乳動物において同定されているが;それぞれのAtGタンパク質がオートファジー中に果たす正確な役割は未だ十分には確定されていない。図1に示される通り、マクロオートファジーのプロセスは、別個のステップ、すなわち、誘導および核形成、増殖、融合、並びに分解に分けることができる。第I誘導相はULK1-Atg13-FIP200キナーゼ複合体によって仲介される。AtGタンパク質のファゴフォア構築部位へのリクルートから成る核形成段階の制御は、未だ完全には理解されていない。しかし、クラスIIIホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ(PI3K)である液胞タンパク質選別(vacuolar protein sorting)-34(Vps34)は、このステップに必要とされる。Vps34は酵母Atg6の哺乳類ホモログであるべクリン1と結合した後、Atg14およびVps15(p150)を、オートファゴソーム形成に必須な(preautophagosomal)構造体にリクルートする。ファゴフォア膜の伸長および拡大には、Atg9およびAtg16等の他のAtGタンパク質と共にAtg12(Atg5に結合)およびAtg8/微小管結合タンパク質1軽鎖-3(LC3、ホスファチジルエタノールアミンに結合)を含む、2種のユビキチン様結合システムが必要とされる。オートファゴソームとリソソームの融合は、Rab-SNARE(可溶性N-エチルマレイミド感受性因子結合タンパク質受容体(Soluble N-ethylmaleimide-sensitive factor Attachment protein REceptor))系から成る標準的な細胞融合機構に依存しており、リソソーム膜結合タンパク質-2(lysosomal membrane-associated protein-2:LAMP-2)および紫外線耐性関連遺伝子(UV radiation resistance-associated gene:UVRAG)の存在を必要とする。そして、積荷の消化は、リソソーム性加水分解酵素によって達成され、その後、分解された成分は、Atg22等のリソソームの流出性トランスポーターによって細胞質へ輸送される。
【0040】
マクロオートファジーの制御に関して、ラパマイシンの哺乳類標的物であるmTORは、細胞の栄養状態を進行中のオートファジーのレベルと関連付ける、主要なチェックポイントであるとみなされている。栄養分が豊富な状態においては、mTORは、活性であり、マクロオートファジーの誘導に必要なULK1-Atg13-FIP200複合体を阻害する。エネルギー欠乏は、mTORの不活性化およびAMP活性化タンパク質キナーゼ(AMPK)の刺激をもたらし、それらは共にマクロオートファジーを誘導する。AMPKは、エネルギー検知キナーゼとして機能し、細胞ATPに対する細胞AMPの比の増加によって活性化される。そのような環境下で、AMPKは、ULK1を直接的に活性化することにより、およびマクロオートファジーのmTOR介在性阻害を軽減することにより、オートファジーを促進する。
【0041】
マクロオートファジーは、特定の標的の除去、例えば、ペルオキシソーム(ペキソファジー)、小胞体(レティキュロファジー(reticulophagy))、細胞内脂質(リポファジー)、リボソーム(リボファジー(ribophagy))、および細胞内病原体(キセノファジー(xenopathy))に対して選択的に行われ得る。同様に、ミトコンドリアは、選択的に、マクロオートファジー(マイトファジー)による分解の標的とされ得る。
【0042】
マイトファジー:マクロオートファジーの特殊な形態
マイトファジーは、機能障害性の、または不必要なミトコンドリアの除去を促進することができる、高度に選択的なプロセスである。Wang K et al. (2011) Autophagy 7:297-300。ミトコンドリア膜電位(Δψ)の減少は、マイトファジーの主なトリガーである。実際に、生肝細胞内の選択されたミトコンドリアのレーザーによって引き起こされる光損傷は、Δψの急速な消散をもたらし、その後、マイトファジーによる脱分極ミトコンドリアの急速な除去が起こる。さらに、酸化的傷害は、異なるΔψを特徴とする非対称的な娘ミトコンドリアの形成を引き起こす可能性があり、オートファジーはより低いΔψを有するミトコンドリアを特異的に標的にする。ストレス状態下の傷害を受けたミトコンドリアの分解とは別に、マイトファジーは、基礎状態における、および細胞分化(例えば、網状赤血球の成熟赤血球への成熟)中の、ミトコンドリアの代謝回転に必要不可欠である。
【0043】
マイトファジーの分子制御の研究により、いくつかのマイトファジー特異的タンパク質が明らかにされている。パーキンおよびピンク1は、少なくとも特定の状況下における、傷害を受けたミトコンドリアの選択的分解において重要な役割を果たすと考えられている。パーキンは、機能障害性ミトコンドリアに特異的にリクルートされ、マイトファジーによる機能障害性ミトコンドリアの除去に関与する、細胞質ゾルE3-ユビキチンリガーゼである。Narenda D (2008) J Cell Biol. 183:795-803。ピンク1は、Δψ依存性プロセスを介して正常なミトコンドリアに移入され、プレセニリン結合ロンボイド様(presenilin-associated rhomboidlike:PARL)プロテアーゼによって分解される。Matsuda N et al. (2010) J Cell Biol. 189:211-221。Δψの消散は、ミトコンドリア表面上のピンク1の蓄積をもたらすことでパーキンのリクルートを引き起こし、パーキンによって、電位依存性アニオンチャネル(VDAC)を含む外膜タンパク質がユビキチン化される。ユビキチンタグを付けられたミトコンドリアは、ユビキチン化タンパク質のオートファゴソームマーカーLC3(Atg8)との相互作用によって、自己貪食空胞の直接的な標的となることが提唱されている。さらに、パーキンは、ミトコンドリア内膜およびアポトーシス調節タンパク質のB細胞リンパ腫-2(Bcl-2)をユビキチン化することで、べクリン1を抑制解除し得る。
【0044】
最新の知見では、ミトコンドリア膜透過性遷移孔(mPTP)の開口が、傷害を受けたミトコンドリアの選択的除去に必要であり得ることも示唆されている。mPTPの開口は、最大1500Daの分子量を有する溶質に対する内膜透過性の急激な増加を引き起こす。これにより、ミトコンドリア脱分極、ミトコンドリアATPアーゼの活性化(すなわち、逆の働きをするATPシンターゼ)、並びに外膜の膨張および破裂が引き起こされる。透過性遷移後のΔψの減少は、個々のミトコンドリアを分解の標的にする。Δψの減少およびマクロオートファジーの活性化は、mPTP成分シクロフィリンDの阻害物質であるシクロスポリンAによって阻止される。さらに、飢餓は、シクロフィリンD欠損マウス心筋細胞においてマクロオートファジーを誘導することができないが、シクロフィリンDを過剰発現しているマウスから得られた心細胞においては、餌を与えられた条件下であっても、オートファジーは増強される。ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)依存性脱アセチル化酵素であるサーチュイン-3(SIRT3)は、シクロフィリンDの調節によるmPTPの調節に決定的に関与していると思われる。
【0045】
mPTPと同様に、アポトーシスタンパク質のBnip3(Bcl-2およびアデノウイルスE1B 19kDa相互作用タンパク質-3(Bcl-2 and adenovirus E1B 19-kDa-interacting protein-3))およびNix(Nip3様タンパク質X(Nip3-like protein X))は、ミトコンドリア脱分極を介して選択的マイトファジーを誘起すると考えられている。さらに、Bnip3は、Bcl-2およびべクリン1の間の抑制性相互作用を競合的に破壊することにより、マイトファジーを誘導し得る。そして、Nixは、ミトコンドリア膜と結合し、LC3(Atg8)と直接的に相互作用する。
【0046】
マイトファジーの分子制御は未だ完全には解明されていないが、mTOR/AMPK経路が主要なチェックポイントであることが提唱されている。AMPKは、オートファジーによるミトコンドリア除去を刺激することに加えて、サーチュイン-1(SIRT1)およびその下流標的であるPGC-1αの活性を増強することで、ミトコンドリアバイオジェネシスの刺激を引き起こす。それ故、AMPKの活性を介して、マイトファジーおよびミトコンドリアバイオジェネシスは協調的に制御され、細胞内に健常且つ機能的なミトコンドリアプールが維持される。
【0047】
リポファジーは、最近認識された、脂質代謝の補体活性化第2経路であり、その経路では、細胞内脂肪滴であるトリグリセライドおよびコレステロールが、オートファゴソームによって取り込まれ、酸性加水分解酵素による分解のためにリソソームに送達されることで、遊離脂肪酸を放出する。従って、リポファジーは、細胞内脂質貯蔵、脂肪酸等の遊離脂質の細胞レベル、およびエネルギー恒常性を制御するよう機能する。
【0048】
キセノファジーは、ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)、在郷軍人病菌(Legionella pneumophila)、ブルセラ属種、クラミジア属種、Q熱コクシエラ(Coxiella burnetti)、リステリア菌(Listeria monocytogenes))、シゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)、リケッチア属種、マイコバクテリウム・マリヌム(Mycobacterium marinum)、バークホルデリア属種、および野兎病菌(Francisella tularensis)を含む、様々なタイプの細胞内病原体に対する、最近認識された防御機構である。
【0049】
ミクロオートファジーには、リソソームが、リソソーム限定膜(lysosomal limiting membrane)の陥入、突出、または中隔形成によって細胞質を直接的に貪食することが含まれる。
【0050】
シャペロン介在性オートファジー
シャペロン介在性オートファジー(CMA)は、hsc70含有シャペロン/コシャペロン複合体の結合によって認識され得るコンセンサスペプチド配列を有するタンパク質のみに関係する。CMA基質/シャペロン複合体は、その後リソソームに移動し、そこで、CMA受容体であるリソソーム結合膜タンパク質2a型(lysosome-associated membrane protein type-2a:LAMP-2A)がCMA基質/シャペロン複合体を認識する。タンパク質は、アンフォールディングされ、もう一方の側のリソソームhsc70の手助けによりリソソーム膜を横切って転座される。従って、CMA基質は順次リソソーム膜を横切って転座されるが、一方、マクロオートファジーおよびミクロオートファジーでは、CMA基質はまとめて貪食または隔離される。さらに、CMAは、ある種のタンパク質のみを分解するが、細胞小器官は分解しない。
【0051】
オートファジー増加の治療適応症の例示
本発明の化合物、組成物、および方法を用いることで、以下のオートファジー増加の治療適応症のいずれをも治療および予防することができる。
【0052】
オートファジーは代謝的ストレスから生物を保護する
栄養枯渇、増殖因子枯渇、および低酸素は、代謝ストレスを誘導することで、オートファジーの誘導および遊離型のアミノ酸および脂肪酸の生成を引き起こし得る。これらは細胞自律的に再利用され、1)ストレス応答において重要なタンパク質の新規合成に、および2)ATP機能を維持するためのTCA回路への燃料供給に、用いられ得る。このプロセスの重要性は、オートファジーにおいて重要なATGタンパク質を欠損しているマウスおよび線虫が、飢餓に耐えることができないことで示されている。従って、オートファジーの決定的役割は、細胞および生物の代謝基質への需要を満たすための、細胞内エネルギー資源の動員である。
【0053】
心臓治療のためのオートファジーの誘導
心筋細胞の機能および生存は、基礎レベルの心筋細胞オートファジーの存在に決定的に依存している。栄養分が豊富な条件下での傷害を受けた細胞成分のオートファジーによる再利用は、タンパク質および細胞小器官の品質管理の主な手段を構成し、細胞から欠陥のある(例えば、ミスフォールドした、または酸化された)タンパク質および機能障害性細胞小器官を除去する。この事実は、Atg5遺伝子またはAtg7遺伝子の条件的な不活性化による成体の心臓におけるオートファジー経路の抑止が、心肥大、左室拡大、および心拍出量低下の急速な発生を引き起こすという観察によって明らかにされている。
【0054】
重度の進行性ミオパチーを特徴とする状態であるダノン病は、オートファゴソームとリソソームの不完全な融合により発症する。早期の心臓発生において、Atg5の破壊は、子宮内異常および胚性致死を誘発する。年代スペクトルの対極において、オートファジーによるクリアランス効率の加齢による低下は、欠陥のあるタンパク質および細胞小器官の進行性の蓄積の一因となり得、最終的には、長い期間をかけて機能悪化に繋がる。正常老化は、弛緩期の間の弛緩障害に主に起因する心機能の低下に付随する。カロリー制限(CR)の様々な製剤が、寿命を延長させ、左心室弛緩機能を改善することができるが;その根底にある機序は、オートファジーの誘導であると考えられている。まとめると、これらの事実は、タンパク質および細胞小器官を監視および品質管理する機構としての、心筋細胞オートファジーの重要な、生存に基本的に必要な役割を明らかにしている。
【0055】
オートファジーは筋萎縮下にある骨格筋機能を改善することができる
骨格筋は、その能力を負荷および利用のレベルに適合させる。この適合の中心となるのは、筋線維の変性または再生を通じた線維リモデリングの制御である。
【0056】
筋活動が無い場合に、筋萎縮は発生し、筋能力の減少をもたらす。この萎縮は、使用されていない筋肉における酸化的ストレスレベルの増加によって生じることが示されている。この酸化的ストレスの減弱は、萎縮の低減をもたらし得る。
【0057】
オートファジープロセス、具体的にはマイトファジーは、傷害を受けたミトコンドリアを除去し、筋肉の機能的能力に対する酸化的ストレス増加の影響を低減するのに重要である。オートファジープロセスの不全は、傷害を受けたミトコンドリアを除去できないことによる、筋非活動性萎縮の重要な要因であることが示されている。このミトコンドリア代謝回転の減少は、機能不全の臓器の蓄積をもたらし、結果として筋損傷が生じる。
【0058】
老化中のオートファジー機能の保存は筋肉減少症を改善することができる
骨格筋萎縮および筋力障害は、重要な健康問題であり、運動抑止、不使用、傷害、飢餓、および老化の結果として生じ得る。特に、高齢は、筋肉量および筋力の低下を不可避的に伴う
老化の筋肉減少症として知られるこの状態は、個体の健康に対し重要な影響を及ぼし、虚弱の重症度に影響する。さらに、筋力低下は能力障害および死亡率を極めてよく予測するものであり、全身の脱力感はしばしば、自立生活の喪失をもたらすことで、個人の生活の質に影響を及ぼし、医療費に高い負担を課す。老化に加えて、骨格筋は不使用の後に著しい萎縮を起こし得る。
【0059】
筋肉減少症は、筋肉タンパク質が徐々に失われることを特徴とする。骨格筋および心筋等の安定な有糸分裂後組織のサイズはタンパク質の代謝回転によって制御されており、骨格筋は、タンパク質の合成および分解のバランス、並びに収縮タンパク質の代謝回転によって影響を受ける。筋肉減少症の発生に影響する重要な因子は、タンパク質の合成速度および分解速度の不均衡である。骨格筋細胞におけるタンパク質分解は、基本的には、2つの高度に保存された経路(オートファジーリソソーム経路およびユビキチン-プロテアソーム経路)の活性によって仲介される。
【0060】
最近の研究によって、ATG7ヌル筋肉に見られるオートファジー障害が、筋萎縮、脱力感、および筋線維変性の特徴を特徴とすることが示されている。結果的に、オートファジーは、筋線維維持、並びに傷害を受けたタンパク質および変性した細胞小器官の排除に必要不可欠であることが判明している。
【0061】
骨格筋が栄養的ストレス(代謝ストレス等)下にある場合に活性化されるオートファジーは、異化条件(catabolic condition)並びに高分子および細胞小器官の分解に関与している。異化経路は、運動中に促進されることで、収縮を継続するためのエネルギーおよび基質を筋肉に供給する。アミノ酸(比較的小分子)およびグルコースの酸化速度が持久運動中に増加し、エネルギー消費の増加がオートファジーの誘導を必要とし得ることが、証明されている。オートファジーが筋線維維持、並びに傷害を受けたタンパク質および変性した細胞小器官の排除に必要であることが示されている。
【0062】
軽い運動は、筋機能を改善し、筋肉減少症において観察される筋機能の低下を低減することが示されている。これらの明確な利益は、少なくとも部分的には、運動によって誘導された、オートファジープロセスにおける改善によるものである。老化マウスにおいて、オートファジータンパク質のLC3-II、べクリン-1、ATG7、およびMuRF-1は、筋肉において、加齢と共に有意に減少する。しかし、老化過程中にトレーニング療法行っているマウスは、これらのオートファジータンパク質の減少に有意な低減を示す。過体重の高齢女性において、軽い運動は、オートファジー制御因子であるLCB3、Atg7、およびLAMP-2の転写レベルを増加させ、それによってオートファジープロセスを改善することが示されている。従って、オートファジーの保存は、老化した筋肉における骨格筋細胞の恒常性および最適なミトコンドリア代謝回転において、重要な役割を果たし得る。
【0063】
オートファジーの加齢性減弱が示されており、これは、タンパク質分解の効率および傷害を受けた細胞小器官の排除の減少をもたらす。タンパク質分解活性の低減は、少なくとも部分的には、老化中の生物のほぼ全ての組織における、傷害を受けた細胞成分の蓄積に関与していると考えられている。
【0064】
筋変性疾患の治療標的としてのオートファジーの改善
筋ジストロフィーは、筋肉タンパク質の異常を特徴とする、遺伝子性の、遺伝性筋肉疾患の一群である。これらの異常は、筋線維壊死および慢性局所炎症を伴う進行性骨格筋傷害をもたらし、結合組織および脂肪組織による筋線維の置換に繋がる。これらの疾患の最も深刻な型であるデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)では、持続的且つ進行性の骨格筋傷害は、通常は呼吸不全および/または心不全による、患者の完全麻痺および死亡を引き起こす。
【0065】
副腎皮質ステロイド投与に基づく近年用いられている治療プロトコルは、疾患の進行にいくらかの遅延をもたらすが、重度の副作用を伴う。従って、副腎皮質ステロイドに代わる、または少なくとも、副腎皮質ステロイドを節約する薬剤として機能し得る治療法が盛んに探求されており、新しい標的を特定するために、骨格筋恒常性に関連する生物学的メカニズムが探求されている。
【0066】
オートファジーは、筋損傷を制限する重要なプロセスとして台頭してきている。オートファジーの阻害/変化は、異常な細胞小器官の蓄積をもたらす筋線維変性の一因となる。オートファゴソーム形成のためのVPS34の活性化を相殺しオートファジーを減少させるホスファターゼであるJumpyを不活性化させる変異は、中心核ミオパチーと関連している。この知見は、不均衡なオートファジーが筋変性の病因であることを示唆している。同様に、ラパマイシンの哺乳類標的(mTOR)の筋特異的な欠失の結果としてのAkt活性化過剰は、オートファジーの阻害、および筋ジストロフィーにおいて観察されるものに類似した筋肉表現型をもたらす。治療方針としてのオートファジー調節の有効性は、不完全なオートファジーおよび機能不全の細胞小器官の蓄積を特徴とする、ウルリッヒミオパチー(Ulrich myopathy)のマウスモデルにおいて示されている。これらの動物におけるオートファジーの強制的な再活性化は、有益な治療反応を起こした。
【0067】
インビボおよびエキソビボ分析によって、オートファジーがヒト(DMD)およびマウス(mdx)筋ジストロフィーの両方において欠陥があること、並びにそのような欠陥が該疾患の病因に寄与することが示されている。DMD患者から得られた筋生検は、対照である無影響個体から得られた組織に対して、有意により低いレベルのLC3II、およびオートファゴソームに組み込まれ効率的に分解されることが知られているタンパク質であるp62の有意な蓄積を有することが示されている。
【0068】
低タンパク質食餌は、マウスにおいて、オートファジーの誘導延長をもたらすことが示されている。低タンパク質食餌を与えられたDMDマウスにおいて、オートファジーの誘導は、疾患増悪の改善および管理をもたらす。筋機能における有意な改善は、全身緊張の改善、筋線維症の低減、コラーゲン沈着(collagen disposition)の減少、傷害を受けた細胞小器官の蓄積の減少、および筋線維のアポトーシスの減少と共に観察されている。
【0069】
このことは、オートファジーの誘導が、ジストロフィー筋において破壊されている重要な恒常性(homoeostatic)維持機構であることを示しており、オートファジーの再活性化を目標とする新規の治療方法が、DMDにおける筋損傷を低減させるための価値のある戦略となり得ることを示している。
【0070】
オートファジーは肝臓を酸化的ストレスおよび疾患から保護する
がんおよび肝硬変等の肝疾患である間、肝臓は組織低酸素を起こす可能性がある。このプロセスはオートファジープロセスを誘導し、これが阻害された場合、肝細胞のアポトーシスの増加が引き起こされることが示されている。
【0071】
ヒト肝疾患の最も一般的な遺伝的要因であるα1-アンチトリプシン欠損症においては、深刻は慢性炎症および最終的には発癌が生じる。この疾患においては、点変異がα1-アンチトリプシンZ(ATZ)に生じており、これにより、不適切なフォールディングおよび凝集体の蓄積が引き起こされる。肝細胞株におけるATG5の欠失は変異型ATZタンパク質の蓄積をもたらし、このことは、肝疾患の影響を低減させる際のオートファジーの重要な役割を示している。
【0072】
オートファジーは虚血性再灌流障害を制限する上で重要である
高齢になるにつれて、患者は、原発性肝悪性腫瘍および続発性肝悪性腫瘍をより患い易くなるが、これらは外科的切除および移植に適している。高齢患者を外科的に処置してもよいが、老化した肝臓は、これらの手術に伴う虚血および再灌流障害後の修復能が有意に低減している。
【0073】
虚血プレコンディショニングは、肝臓外科手術の結果を向上させるための唯一の有望な手段であるが、その有益な作用は若年患者に限定される。現在までに、加齢性の虚血および再灌流障害を抑制できる治療方針は存在しない。
【0074】
オートファジーの減少は、虚血およびそれに続く再灌流等の重度のストレスに曝された老細胞において観察されている。研究によって、マウスの老化した肝臓におけるオートファジー遺伝子の過剰発現によって、オートファジーが増加し、虚血および再灌流後の肝細胞の細胞生存が延長したことが示されている。従って、不完全なオートファジーは加齢性肝再灌流障害の原因機構であることが示されており、オートファジーの増強が治療効果を与え、加齢性肝虚血再灌流障害を低減することが示されている。
【0075】
治療標的としての腸上皮細胞におけるオートファジー
腸管上皮は、良性共生細菌、日和見病原性菌、および顕性病原菌(overt pathogen)を含む多種多様な細菌群集と直接干渉しており、そのため、宿主組織の細菌侵入に対する第一防衛ラインとなる。上皮細胞が自身を防衛するために使用する1つの手段には、抗微生物タンパク質を分泌することが含まれる。残念ながら、この第一防衛ラインを回避し上皮細胞に侵入することができる、ネズミチフス菌(Salmonella tyhpimurium)または日和見侵入性共生細菌(例えば、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis))を含むいくつかの腸内病原菌が存在する。
【0076】
オートファジーは、細胞内病原体の認識および分解に必要不可欠であり、感染に対する生得的な障壁として機能することが示されている。細胞培養において、オートファジーは、ある細菌種の複製を制限することが示されている。
【0077】
炎症性腸疾患(IBD)の遺伝的研究を通じて、オートファジーが腸内免疫恒常性において重要な役割を果たすことが示されている。IBDは、常在細菌叢との無調節な相互作用から生じる、腸の慢性炎症性疾患である。
【0078】
近年、オートファジー経路中の遺伝子における多型がクローン病(CD)と関連していることが示されている。クローン病は、胃腸管系のあらゆる部分に影響を与え得るIBDの慢性型であるが、通常は、結腸または回腸終末部に見られる。発病の平均は、ヒトにおいては27歳であり、通常は、個人の正常寿命の全体にわたって存在する。クローン病は、重度の大腸炎、狭窄、および肛門周囲瘻孔を特徴とし、典型的には外科手術を必要とする。
【0079】
CDに典型的な慢性炎症性過程は、腸上皮細胞および免疫担当細胞の間の集中的な相互作用を必要とする。CDでは、自己免疫において主要な役割を果たすTh17細胞の異常増加を特徴とする腸内微生物叢に対する免疫応答の悪化、および免疫応答を調節するのに重要なTreg細胞の下方制御が生じる。
【0080】
近年、腸上皮細胞オートファジーが侵襲性細菌に対する哺乳類の腸内防御に必要不可欠であることが示されている。上皮細胞におけるオートファジーは、侵襲性細菌の伝播を防御する。浸潤性病原体であるネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)およびエンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)に経口感染した後、マウス上皮細胞は、これらの病原体への暴露の結果としてオートファジーを活性化させる。オートファジーは、ネズミチフス菌(S. typhimurium)の腸外伝播を制限するために不可欠であることが示された。このことは、オートファジーが、腸内細菌の伝播を防御する抗細菌防御の、重要な上皮細胞自律機構であることを示している。
【0081】
本発明は、炎症性腸疾患(IBD)またはクローン病(CD)を有し、IBDまたはCDを治療するために腸上皮細胞におけるオートファジーレベルを増加させることを必要としている個体に投与しそれを治療するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するためのノウハウを提供する。
【0082】
オートファジーは老化中の心筋において重要である
虚血傷害の転帰および筋肉維持の改善に対するオートファジー誘導の影響は、オートファジー誘導を心筋の維持および傷害からの保護に特に関連性があるものにしている。心筋は、骨格筋において観察されるものに類似した、ミトコンドリア機能における進行性の減退を起こし、これは、活性酸素種の増加および機能不全の細胞小器官の蓄積の増加をもたらす。オートファジーによるこれらの傷害を受けた細胞小器官の排除は、心筋機能の維持に重要である。オートファジーは加齢と共に減少するため、オートファジーの促進は、心筋機能を保護するのに役立ち得る。
【0083】
心筋はまた、心筋梗塞中に虚血性エピソードに激しく暴露される。これらの虚血性エピソードがもたらす心筋傷害のレベルは、細胞の、効率的なオートファジー応答を開始して傷害を受けた細胞小器官を排除する能力に強く依存する。老化した動物において、不完全なオートファジー応答は、虚血事象後の心筋傷害の増加をもたらす。従って、これらの急性事象の間のオートファジーの促進は、心筋を傷害から保護するのに役立ち得る。
【0084】
オートファジーは炎症過程において重要である
機能不全の細胞小器官を排除する際のオートファジーの役割のために、このプロセスにおける異常は、壊死細胞片の蓄積およびアポトーシスの誘導を引き起こす。オートファジーは、病原性微生物の分解を誘導することによる、生物の病原性微生物からの防御においても、重要な役割を果たす。さらに、オートファジーは、自然免疫および適応免疫を活性化する輸送事象において重要な役割を果たす。
【0085】
アポトーシスを起こした死骸のオートファジーによる排除は、炎症反応を引き起こし得る危険信号を阻止するのに非常に重要である。アポトーシスによる排除が充分ではない機能不全のオートファジー応答において、結果として生じる炎症の誘導は、自己抗原に対する寛容を乗り越えて全身性エリテマトーデス等の自己免疫疾患を引き起こし得る。従って、オートファジーの誘導は、炎症反応および自己免疫疾患の発生を減少させるのに役立ち得る。
【0086】
肝疾患治療へのオートファジーの適用
肝細胞および全体としての肝臓のいくつかの特徴は、この臓器を、オートファジーに特に依存性のあるものにしている。肝細胞は、通常は静止状態にあるが、傷害または外科的切除による肝組織の損失がある場合に急速に細胞周期に入る能力を保持していることから、肝臓はその修復能においてかなり独特である。長く生きた細胞は、通常はオートファジーによって排除される、高レベルの傷害性細胞小器官、タンパク質凝集体等を蓄積させることから、細胞代謝回転の欠如は、肝細胞をオートファジー障害の影響に対して特に脆弱にさせる。これは、細胞傷害を、および潜在的には形質転換を、引き起こし得る。
【0087】
肝細胞の脂質代謝
肝臓は、脂肪組織に次いで、身体における貯留脂質の二番目に大きな貯蔵庫として働く。肝細胞は、脂肪滴(LD)と称される特殊な細胞小器官に含有される、トリグリセライド(TG)形態およびコレステロールエステル形態にある中性脂質の、主要な細胞性貯蔵庫である。オートファジーは、リポファジーのプロセスを通じて、細胞内LD貯蔵の分解を仲介する。これは、代謝要求の際に、肝細胞がそれらの脂質貯蔵を迅速に動員することを可能にさせる。肝細胞オートファジーの減少は、肝臓のTGおよびコレステロール含量における著しい増加をもたらし、このことは、リポファジーがインビボにおいて肝臓による脂質蓄積を制限していることを示している。また、リポファジーは、後にミトコンドリアにおけるβ酸化および細胞におけるATP生成を駆動する、遊離脂肪酸(FFA)をTGの分解によって供給することで、細胞のエネルギー恒常性を調節する。オートファゴソーム膜形成に非常に重要なオートファゴソームタンパク質LC3がLDと関係していることが示されている。
【0088】
オートファジーは肝疾患を防御する
SERPINA1/α1アンチトリプシン欠損(ATD)は、小児ヒト肝疾患の最も一般的な遺伝的要因である。この疾患は、SERPINA1/α1アンチトリプシンのZ対立遺伝子であるSERPINA1-Z(点変異)のホモ接合性によって引き起こされ、これは、肝分泌性糖タンパク質SERPINA1をミスフォールディング、重合、および凝集し易くさせる。変異型SERPINA1-Zタンパク質は肝細胞に蓄積し、血液および体液中に存在するSERPINA1のレベルは、通常観察されるレベルの10~15%まで減少している。肝細胞の小胞体(ER)における変異型SERPINA1-Zの蓄積は、機能獲得による肝障害をもたらす。SERPINA1-Zの凝集物および高分子の細胞内分解にはオートファジー経路が関与することが示されている。
【0089】
オートファジーを誘導することが知られているカルバマゼピン薬剤は、近年、細胞ベースおよびマウスのATDモデルにおいて有効であることが示された。カルバマゼピンは、培養細胞におけるSERPINA1-Zのオートファジーによる分解を増加させ、ATDのPiZマウスモデルに経口的に与えられた場合、SERPINA1-Zの肝臓負荷を低減させた。さらに、オートファジー誘導は肝線維症を低減させた。従って、オートファジーを増強する薬剤は、一部のATD患者において発症する肝疾患を改善するための、魅力的な候補である。
【0090】
本発明は、ATDを有し、肝臓毒性を低減するために肝臓および肝細胞におけるオートファジーレベルの増加を必要としている個体を治療するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するためのノウハウを提供する。
【0091】
オートファジーは非アルコール性脂肪性肝疾患を防御する
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、メタボリックシンドローム、並びに肥満および糖尿病の重大な構成要素である。NAFLDには、単純な脂肪肝または脂肪症から、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)として知られている肝細胞の傷害および炎症を伴う脂肪肝にまで及ぶ、一連の肝異常が包含される。NAFLDは現在、米国で最も蔓延している肝疾患であり、全ての慢性肝疾患の約75%を占める。
【0092】
脂肪肝疾患におけるオートファジーの最も重要な役割は、過剰な脂質蓄積のプロセスを制御することであり得る。実際に、オートファジーに必要なタンパク質であるAtg7の肝細胞特異的ノックアウトを有する、高脂肪食餌を消費しているマウスは、肝臓のTGおよびコレステロール含量の著しい増加を引き起こし、このことは、オートファジー異常が肝脂肪症を誘導し得ることを示している。NASHに関して、その正確な原因はまだ知られていないが、遊離脂肪酸(FFA)によって誘導される脂肪毒性が、この疾患の肝細胞傷害の機構に関連付けられている。肝細胞オートファジーが細胞をFFAによる傷害に対してより抵抗性にするという事実が証明されている。
【0093】
オートファジーは、NAFLDおよびNASHの両方を治療および予防するための、魅力的な治療標的である。オートファジーを増加させるための治療介入は、インスリン抵抗性に対するその効果を介して、肝細胞の脂肪症および傷害を含むNAFLDの肝臓症状だけでなく、該疾患の根底にある代謝異常のいくつかも、反転させ得る。さらに、オートファジー誘導による治療は、肝細胞癌等の、NAFLDの一般的な末期合併症を予防し得る。
【0094】
本発明は、NAFLDを有し、これらの状態を治療するために肝臓および肝細胞におけるオートファジーレベルの増加を必要としている個体を治療するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するためのノウハウを提供する。
【0095】
オートファジーはアルコール性肝疾患を防御する
アルコール性肝疾患(ALD)は、慢性肝疾患の主な原因であり、NAFLDと同様に、脂肪症から重症急性アルコール性肝炎、線維症、肝硬変、および肝細胞癌まで及ぶ、様々な病原性特徴を有している。
【0096】
オートファジーは、ALD治療に関与することが示されている。例えば、ラパマイシン投与によるオートファジーの誘導は、急性アルコール誘発性脂肪症を有意に抑制する。また、慢性アルコール乱用の一般的な特徴は、マロリー・デンク体(Mallory-Denk body)として知られている肝臓タンパク質凝集体の形成であり、これは、Krt8/ケラチン8およびKrt18およびユビキチンを含むタンパク質を豊富に含む細胞質ゾル封入体である。ラパマイシン処置は、プロテアソーム阻害剤で処置されたKRT8遺伝子導入マウスにおけるマロリー・デンク体の数を有意に減少させる。
【0097】
従って、肝臓オートファジーの増強は、アルコール誘発性肝疾患を改善するための、魅力的な標的である。本発明は、ALDを有し、この状態を治療するために肝臓および肝細胞におけるオートファジーレベルの増加を必要としている個体を治療するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するためのノウハウを提供する。
【0098】
オートファジーは薬物誘発性肝傷害を防御する
大部分の薬剤が肝臓において代謝および解毒されることから、肝臓は薬剤傷害の主要標的となっている。薬剤による肝傷害は、市販されている承認薬の退薬の共通原因であり、薬剤誘発性肝毒性は肝不全の急性症例の半分以上に関与していると考えられている。パラセタモールおよびN-アセチル-p-アミノフェノール(APAP)としても知られているアセトアミノフェンは、広く使用されている解熱および鎮痛剤であり、重症薬剤誘発性肝毒性の最も一般的な原因でもある。治療レベルにおいてはAPAPは安全であるが、過剰投与は、その反応性代謝物であるN-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI)を主な原因とする毒性をもたらす。NAPQIは、細胞内抗酸化物質であるグルタチオン(GSH)の肝臓内貯蓄を枯渇させ得る。GSHが枯渇した後、NAPQIは、細胞タンパク質およびミトコンドリアタンパク質と反応してタンパク質付加体を形成することが知られている。これらのAPAP誘導性ミトコンドリアタンパク質付加体は、損後、ミトコンドリアの傷害およびそれに続く壊死を引き起こし得る。
【0099】
オートファジーがラパマイシンで増強されると、APAP誘導性壊死は、マウス培養初代肝細胞およびマウス肝臓の両方において有意に阻害される。APAP投与から2時間後のラパマイシン処置は、APAP代謝および肝臓GSHの枯渇が既に起こっていても、APAP誘発性肝傷害を有意に改善することが観察されている。これは、急性的なAPAP過剰投与による肝毒性のリスクを有する患者は代謝段階を過ぎるまで治療を受け入れないため、特に重要である。従って、オートファジーの増強を標的とする薬理学的介入は、過剰投与後のAPAP肝毒性のリスクを有する個体に対して、有望な治療効果を有する。
【0100】
本発明は、薬剤副作用による肝毒性のリスクを有し、潜在的な薬物毒性を治療または予防するために肝臓および肝細胞におけるオートファジーレベルの増加を必要としている個体を治療するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するためのノウハウを提供する。
【0101】
オートファジーは虚血/再灌流障害を制限する際に重要である
虚血/再灌流(I/R)障害は、罹患率および死亡率に寄与する原因因子である。I/R障害に対する肝臓の脆弱性は、肝切除術および血管再建の間の持続性虚血後の再灌流が避けられない、肝切除術および移植手術の主な障害である。ミトコンドリア機能障害は、I/R誘導性細胞死を引き起こす決定的な下流事象の1つであることが知られている。
【0102】
オートファジーは異常なまたは機能不全のミトコンドリアを排除することで、最適な細胞の機能および生存を確実にする。正常に機能しないまたは不充分なマイトファジーによって、細胞は傷害を受けたミトコンドリアを蓄積し、これはその後、制御されないROS形成、ミトコンドリアDNA変異、エネルギー不全、および最終的には細胞死を引き起こす。従って、マイトファジーがI/R中に小数の傷害性ミトコンドリアを除去できないことは、肝細胞の機能および生存能に対し重大な影響を有し得る。マイトファジーはI/R障害後の肝臓の機能および生存に必要不可欠である。
【0103】
I/R障害を最小限にすることは移植された若い肝臓の予後において重要な役割を果たすが、老化した肝臓はI/R障害の負の影響をさらにより受け易い。老化した肝臓の場合、肝細胞は、I/Rストレスに応答して内因的な防御的オートファジー応答を上方制御することができない。長期虚血後の若い肝臓と同様に、短期虚血後の老化した肝臓は、機能不全ミトコンドリアを蓄積し、ミトコンドリアの透過性遷移を起こし、再灌流後間もなくそれらの生存能を失う。
【0104】
虚血前栄養枯渇(pre-ischemia nutrient depletion)およびオートファジー促進遺伝子ATG7またはBECN1の過剰発現を含む、オートファジーを増強する方法は、ミトコンドリア透過性遷移の抑制をもたらし、再灌流後の肝細胞の生存率を増加させる。
【0105】
このことは、肝臓においてオートファジーを誘導する薬剤による処置が、I/R状態の間の保護を与え、細胞傷害を最小限にするのに役立つことを示している。そのような処置は、若い肝臓および老化した肝臓の両方の移植の状況に適用可能である。処置には、(i)オートファジーの誘導物質を含有する溶液を用いた肝臓の灌流によるエキソビボでの肝組織の前処置;(ii)オートファジー誘導物質での肝臓提供者の処置;または(iii)手術前、手術中および/もしくは外科的処置直後の肝臓受容者の処置が含まれ得る。当然ながら、これらの処置様式は、個々に適用してもよいし、あるいは任意の組合せ(例えば:1および2;2および3;1および3;1、2、および3)で適用してもよい。
【0106】
本発明は、I/R障害のリスクを有し得る個体およびそれらの肝臓を治療するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するノウハウを提供する。これらの化合物は、経口的または非経口的に提供者または受容者に与えてもよく、摘出した肝臓組織に適用され得る前処理溶液に含ませてもよい。
【0107】
オートファジーおよび変形性関節症
変形性関節症(OA)は、最も一般的な加齢性関節病態であり、軟骨細胞外マトリックス(ECM)の分解および軟骨の細胞充実性の低減を特徴とする。関節軟骨における変化は、OAの開始および進行において非常に重要であると思われる。軟骨細胞は、成熟関節軟骨の唯一の細胞集団である。成熟関節軟骨細胞が正常な軟骨基質構造を再生する能力は限定されており、細胞死および同化刺激に対する異常応答性により老化と共に減退する。関節軟骨は非常に低い細胞代謝回転速度を特徴とし、軟骨細胞の細胞機能および細胞生存においてオートファジーが重要な役割を果たすことが示されている。実際に、オートファジーは、軟骨恒常性を維持するための、恒常的活性型の保護プロセスである。ヒトおよびマウスにおける関節老化およびOAの両方において、オートファジー制御因子の発現低下が生じ、軟骨細胞アポトーシスの増加を伴ったことが、研究により示されている。オートファジー不全はOAの発達に寄与すると考えられている。公知のオートファジー誘導物質であるラパマイシン化合物による処置が、OA動物モデルの軟骨におけるLC3の活性化を増加させることで、関節軟骨退化の重症度を低減できたことが示されている。本発明において、ウロリチンおよびそれらの前駆体は、経口消費後に組織におけるオートファジーレベルを増加させることが示されており、このことは、ウロリチンおよびそれらの前駆体を、若年および老化したヒトおよび哺乳動物における変形性関節症の重症度の治療および低減のための理想的な候補としている。
【0108】
メタボリックシンドローム、糖尿病、および肥満
本発明の化合物および方法は、メタボリックシンドローム、2型糖尿病、および肥満の治療および予防に有用である。本明細書で使用される場合、用語「メタボリックシンドローム」は、同時に生じた場合に心血管疾患および糖尿病を発症するリスクを増加させる、医学的障害の組合せを指す。米国では5人中1人に発症しており、罹患率は年齢と共に増加する。いくつかの研究によって、米国における罹患率が人口の推定25%であることが示されている。International Diabetes Foundation consensus worldwide definition(2006)によると、メタボリックシンドロームは、中心性肥満および以下のいずれか2つである:
トリグリセライドの増加:150mg/dL(1.7mmol/L)超、またはこの脂質異常に対する特定の処置;
HDLコレステロールの減少:男性において40mg/dL(1.03mmol/L)未満、女性において50mg/dL(1.29mmol/L)未満、またはこの脂質異常に対する特定の処置;
血圧上昇:収縮期血圧130mmHg超または拡張期血圧85mmHg超、または以前に診断された高血圧症の治療;および
空腹時血漿グルコースの増加:(FPG)100mg/dL(5.6mmol/L)超、または以前に診断された2型糖尿病。
【0109】
オートファジーおよび神経変性疾患
神経変性疾患において、脳組織はオートファゴソームを蓄積するが、このことは、モデル生物において保護作用を有することが示されている、オートファジーの増加を示している。オートファジーの増加は、いくつかの神経変性疾患の結果として蓄積するミスフォールドしたタンパク質を排除する際に重要な役割を果たす。これらは、ハンチントン病および脊髄小脳失調症において同様に見られるポリグルタミン反復を有するタンパク質、パーキンソン病に関与する変異型α-シヌクレイン、並びにタウ(tau)凝集体を含む。
【0110】
線虫におけるオートファジーに重要なATG遺伝子のノックダウンは、ポリグルタミンタンパク質の凝集体形成および毒性の増加をもたらした。アルツハイマー病において、オートファジープロセスは、凝集体蓄積の重要な原因であり得るオートファゴソーム成熟における異常の結果として、障害されている。対照的に、ポリグルタミン病のショウジョウバエモデルおよびマウスモデルの両方におけるラパマイシンによるオートファジー誘導は、これらの動物を神経毒性から保護した。これらの結果は、オートファジー誘導が、神経変性に対する神経細胞における保護的な役割を有し得ることを示している。
【0111】
患者における神経変性疾患の発達は、オートファジーが変異型タンパク質凝集体を分解する能力が超過される飽和点に達した可能性があることを意味している。従って、オートファジーの促進は、神経変性疾患の発病を遅延するのに役立ち得る。
【0112】
認知障害
本発明の化合物および方法は、認知障害を治療するのに有用である。本明細書で使用される場合、認知障害は、認知機能を損なうあらゆる状態を指す。一実施形態では、「認知障害」は、せん妄、認知症、学習障害、注意欠陥障害(ADD)、および注意欠陥多動性障害(ADHD)のうちのいずれか一つまたは複数を指す。一実施形態では、認知障害は学習障害である。一実施形態では、認知障害は注意欠陥障害(ADD)である。一実施形態では、認知障害は注意欠陥多動性障害(ADHD)である。
【0113】
本発明の化合物および方法は、認知障害がない場合であっても、認知機能を向上させるのに有用である。本明細書で使用される場合、「認知機能」は、記号的な作動、例えば、知覚、記憶、注意、会話関する理解、音声生成、読解力、心象の創造、学習、および推理を含む、あらゆる心理過程を指す。一実施形態では、「認知機能」は、知覚、記憶、注意、および推理のうちのいずれか一つまたは複数を指す。一実施形態では、「認知機能」は記憶を指す。
【0114】
認知機能を測定するための方法は周知であり、例えば、認知機能のあらゆる側面に対する個々または一連の検査が含まれ得る。そのような試験の1つは、プルドー認知機能検査(Prudhoe Cognitive Function Test)である。Margallo-Lana et al. (2003) J Intellect Disability Res. 47:488-492。別のそのような検査は、小認知機能検査(Mini Mental State Exam:MMSE)であり、これは、時間および場所に対する見当識、記入(registration)、注意および計算、想起、言語の使用および理解、反復、並びに複雑な命令を評価するように設計されている。Folstein et al. (1975) J Psych Res. 12:189-198。認知機能の測定に有用な他の検査としては、アルツハイマー病評価スケール認知(Alzheimer Disease Assessment Scale-Cognitive:ADAS-Cog)(Rosen et al. (1984) Am J Psychiatry. 141(11):1356-64)およびケンブリッジ神経心理学自動検査バッテリー(Cambridge Neuropsychological Test Automated Battery:CANTAB)(Robbins et al. (1994) Dementia. 5(5):266-81)が挙げられる。そのような検査を用いることで認知機能を客観的に評価することができ、その結果、例えば本発明の方法による治療に応答した認知機能の変化を測定および比較することができる。
【0115】
タンパク質のミスフォールディングおよび凝集
これらの疾患および障害は、「アミロイド関連疾患」とまとめて称され、2つの主要なカテゴリーに分類される:(a)脳および中枢神経系の他の部分に影響を与えるもの;並びに(b)身体中の他の臓器または組織に影響を与えるもの。
【0116】
これら2つのカテゴリーに分類されたアミロイド関連疾患の例が下記の2つのセクションに記載されるが;本明細書に含まれない希少な遺伝性アミロイド関連疾患の多くの他の例が知られており、アミロイド関連疾患のさらなる形態が将来的に発見される可能性がある。
【0117】
アミロイドーシスと関連する神経変性疾患
多くの様々な神経変性疾患は、特定の疾患に応じた、脳の特定の部分、または中枢神経系の別の場所における、特定のタンパク質またはペプチドのミスフォールディングおよび凝集と関連している。そのような疾患の例を以下に記載する。
【0118】
様々な形態のアルツハイマー病(AD)、およびダウン症候群、遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA、オランダ型)、脳アミロイド血管症、およびおそらく軽度認知機能障害、並びに他の形態の認知症は、β-アミロイド、Aβ(l-40)またはAβ(l-42)と称される40/42-残基ペプチドの凝集と関連しており、40/42-残基ペプチドは、特定の疾患に応じた大脳皮質、海馬または脳の別の場所において、不溶性アミロイド繊維およびプラークを形成する。アルツハイマー病は、前頭側頭型認知症(ピック病)においても発生する、tauと称される高リン酸化タンパク質の凝集による神経原線維変化の形成とも関連している。
【0119】
パーキンソン病(PD)、レヴィー小体認知症(DLB)、および多系統萎縮症(MSA)は、レービー小体と称される不溶性の封入体の形成をもたらす、α-シヌクレインと称されるタンパク質の凝集と関連している。ハンチントン病(HD)、球脊髄性筋萎縮症(SBMA、ケネディ病(Kennedy’s disease)としても知られている)、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)、脊髄小脳失調症の様々な形態(SCA、1型、2型、3型、6型および7型)、およびおそらくいくつかの他の遺伝性神経変性疾患は、異常に伸長したグルタミン反復(ポリグルタミンの伸長鎖)を含有する種々のタンパク質およびペプチドの凝集と関連している。クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)、雌ウシにおけるウシ海綿状脳症(BSE)、ヒツジにおけるスクレイピー、クールー病、ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー病(GSS)、致死性家族性不眠症、および恐らく伝染性脳疾患の全ての他の形態は、プリオンタンパク質の自己増殖性のミスフォールディングおよび凝集と関連している。
【0120】
筋萎縮性側索硬化症(ALS)、および恐らく運動ニューロン疾患(MND)のいくつかの他の形態も、スーパーオキシドジスムターゼと称されるタンパク質の凝集と関連している。
【0121】
家族性英国型認知症(FBD)および家族性デンマーク型認知症(FDD)は、それぞれ、BRIタンパク質に由来するABriおよびADanペプチド配列の凝集と関連している。
【0122】
遺伝性アミロイド性脳出血(HCHWA、アイスランド型)は、シスタチンCと称されるタンパク質の凝集と関連している。
【0123】
アミロイドーシスと関連する全身性疾患
上記の神経変性疾患に加えて、種々様々な全身性老化関連疾患または変性疾患は、身体中の(すなわち、脳の外部の)種々の他の組織における、特定のタンパク質またはペプチドのミスフォールディングおよび凝集と関連している。そのような疾患の例を以下に記載する。
【0124】
II型真性糖尿病(成人発症糖尿病、またはインスリン非依存性糖尿病としても知られている)は、膵臓内のランゲルハンス島におけるインスリンを産生するβ細胞の進行性破壊と関連する不溶性沈着物を形成する、島アミロイドポリペプチド(IAPP、または「アミリン」)と称される37残基のペプチドの凝集と関連している。
【0125】
透析関連アミロイドーシス(DRA)および前立腺アミロイドは、長期間の血液透析の間に発生するDRAの骨、間接および腱における、または前立腺アミロイドの場合は前立腺内の、β-ミクログロブリンと称されるタンパク質の凝集と関連している。
【0126】
原発性全身性アミロイドーシス、全身性ALアミロイドーシスおよび多発性骨髄腫アミロイドーシスは、肝臓、腎臓、心臓および胃腸(GI)管等の種々の主要な臓器に徐々に蓄積する、不溶性のアミロイド沈着物への免疫グロブリン軽鎖(または、一部の例では、免疫グロブリン重鎖)の凝集と関連している。
【0127】
反応性全身性AAアミロイドーシス(reactive systemic AA amyloidosis)、続発性全身性アミロイドーシス、家族性地中海熱、および慢性炎症性疾患は、肝臓、腎臓および脾臓(splee)等の主要な臓器に蓄積する、不溶性のアミロイド沈着物を形成する血清アミロイドAの凝集と関連している。老人性全身性アミロイドーシス(SSA)、家族性アミロイド多発ニューロパシー(FAP)および家族性アミロイド心筋症(FAC)は、心臓(特にFAC)、末梢神経(特にFAP)および胃腸(GI)管等の種々の臓器および組織において不溶性の封入体を形成する、トランスサイレチンタンパク質(TTR)の様々な変異体のミスフォールディングおよび凝集と関連している。家族性アミロイド多発ニューロパシー(FAP、II型)の別の形態は、末梢神経におけるアポリポタンパク質AIの凝集と関連している。家族性内臓アミロイドーシス(familial visceral amyloidosis)および遺伝性非神経障害性全身性アミロイドーシス(hereditary non-neuropathic systemic amyloidosis)は、肝臓、腎臓および脾臓等の主要な臓器において不溶性の沈着物を形成する、リゾチームの種々の変異体のミスフォールディングおよび凝集と関連している。
【0128】
フィニッシュ(Finnish)遺伝性全身性アミロイドーシスは、眼における(特に、角膜における)、ゲルゾリンと称されるタンパク質の凝集と関連している。
【0129】
フィブリノーゲンα鎖アミロイドーシスは、肝臓および腎臓等の様々な臓器において不溶性アミロイド沈着物を形成する、フィブリノーゲンAα鎖の凝集と関連している。
【0130】
インスリン関連性アミロイドーシスは、糖尿病での注射部位におけるインスリンの凝集によって起こる。
【0131】
甲状腺髄様癌は、周辺組織におけるカルシトニンの凝集と関連している。
【0132】
孤立性心房アミロイドーシスは、心臓における心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の凝集と関連している。
【0133】
白内障の種々の形態は、眼の水晶体におけるγ-クリスタリンタンパク質の凝集と関連している。
【0134】
オートファジーおよび内皮細胞の機能および関連疾患
内皮細胞機能障害
全内皮細胞機能障害は、糖尿病、高血圧症、慢性腎疾患、およびアテローム性動脈硬化症等のいくつかの異なる疾患において起こる。これらの疾患において、内皮細胞機能障害は、ストレス誘発早期老化(SIPS)の結果として起こると考えられている。SIPSは、オートリソソーム液胞(autolysosomal vacuole)の蓄積を伴う、オートファジーの破壊およびリソソーム機能障害を特徴とする。
【0135】
内皮細胞機能障害は、心血管疾患の発生率増加を伴う老化の結果としても起こる。細胞機能障害におけるこれの増加は、オートファジーの減少と関連がある。高齢のヒトにおいて、動脈内皮細胞におけるオートファジーマーカーの発現は、50%(P<0.05)損なわれ、動脈内皮依存性拡張(EDD)における30%(P<0.05)の減少を伴った。同様に、C57BL/6対照マウスにおいて、老化は、オートファジーの動脈マーカーにおける40%の減少(P<0.05)およびEDDにおける25%の減少(P<0.05)を伴ったが、このことは、オートファジー障害が加齢性動脈機能障害の原因であることを示している。
【0136】
高齢マウスにおいて、オートファジー増強剤トレハロースでの処置は、オートファジーマーカーの発現を回復させ、酸化的ストレスを低減することによりNO介在性EDDをレスキューし、炎症性サイトカイン発現を常態に戻した。本発明は、内皮細胞機能障害に関連する健康状態を有し、治療を必要とする個体を治療するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するためのノウハウを提供する。
【0137】
内皮細胞傷害
内皮細胞傷害は、病理学的に高レベルのヘムおよび鉄の放出が生じ得る、鎌状赤血球貧血または地中海貧血症等の疾患過程の結果として起こり得る。重度の骨格筋傷害、および心虚血傷害は、ヘムタンパク質であるミオグロビンの放出を引き起こし、これは内皮細胞傷害も引き起こす。血管内皮細胞に対するこの傷害は、血管機能障害および心血管系合併症の増加をもたらし得る。ヘム毒性によって引き起こされる内皮細胞傷害は、内皮細胞ミトコンドリア膜電位における進行性の減少を伴い、アポトーシスが引き起こされる。
【0138】
微小血管合併症および大血管合併症は糖尿病患者において共通に見られ、内皮機能障害は、これらの合併症の発病および進行に寄与する。内皮細胞における異常機能は、糖尿病患者において、血管張力およびアテローム性動脈硬化の増加、それに続く全身性高血圧、並びに虚血および脳卒中の発生率の増加をもたらす。ミトコンドリア機能障害は、血管内皮機能障害の中心的役割を果たす思われる。ミトコンドリア分裂の増強および/または融合の減弱は、ミトコンドリア断片化および内皮の生理機能の破壊をもたらす。異常なミトコンドリアバイオジェネシスおよびミトコンドリアオートファジーの障害は、不可逆的に脱分極したミトコンドリアまたは漏出性ミトコンドリア等の傷害を受けたミトコンドリアの蓄積を増加させ、細胞死を促進する。ミトコンドリアROS生成の増加およびミトコンドリアにおけるCa2+過負荷は、内皮機能に対し不適応の作用を引き起こすだけでなく、細胞生存に潜在的に有害でもある。
【0139】
内皮細胞傷害は、心血管形成術、バイパス手術、および弁置換術等の臓手術によっても引き起こされ得る。オートファジーの上方制御は、関連する内皮細胞への傷害の低減をもたらすはずである。
【0140】
オートファジーを増加させる戦略は、明らかな治療可能性を有するだろう。本発明は、糖尿病、鎌状赤血球貧血、または地中海貧血症等の疾患過程から生じる内皮細胞傷害に関連した健康状態を有する個体を治療するための、およびより急性な、重度の筋肉傷害の影響から内皮細胞を保護するための、オートファジーの増強物質としてウロリチンおよびそれらの前駆体を含む化合物を使用するためのノウハウを提供する。
【0141】
オートファジーおよびがん
オートファジーおよびがんは、PTEN、TSC1およびTSC2等のいくつかの腫瘍抑制遺伝子を含む類似の調節経路を有し、TORシグナル伝達の上流阻害が引き起こされることで、オートファジーの刺激がもたらされる。さらに、オートファジータンパク質であるべクリン1は、多くのヒトがんにおいて欠失している腫瘍抑制因子として同定されている。これらの結果は、オートファジーが腫瘍抑制において重要な役割を果たすことを示している。
【0142】
老化
アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、および筋萎縮性側索硬化症(ALS)等の神経変性疾患に対する群を抜いて最も危険な因子は、老化である。ミトコンドリアは、ミトコンドリアDNA(mtDNA)変異の蓄積および活性酸素種(ROS)の正味生産を介して、老化に寄与すると考えられている。大部分のミトコンドリアタンパク質は核ゲノムにコードされているが、ミトコンドリアはそれら自身の多くDNAコピーを含有している。ヒトmtDNAは、ミトコンドリア自身の遺伝暗号を用いてミトコンドリア内タンパク質合成を抑制するのに必要な、呼吸鎖の13種のポリペプチド成分並びにrRNAおよびtRNAをコードする、16,569塩基対から成る環状分子である。mtDNAにおける遺伝性変異は、種々の疾患を引き起こすことが知られており、それらの大部分は、脳および筋肉(高エネルギーを必要とする組織)に影響を与える。老化中に獲得された体細胞mtDNA変異は老化および加齢性神経変性と共に生じる生理的減退に寄与することが仮定されている。mtDNAが老化に伴って変異、特に大規模な欠失および点変異を蓄積することは確証されている。mtDNA制御領域において、特定部位での点変異がある特定の組織において高レベルに蓄積され得る:培養線維芽細胞におけるT414G、筋肉におけるA189GおよびT408A、並びに白血球におけるC150T。しかし、これらの制御領域「ホットスポット」は、脳においては観察されていない。個々のヌクレオチドにおける点変異は、全体的なレベルは高くなり得るが、脳においては低レベルで生じるように思われる。
【0143】
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)クローニング配列決定法を用いることで、高齢対象から得られた脳mtDNAの2つのタンパク質コード領域における点変異の平均レベルは10kbあたり約2変異でることが分かった。より低い選択圧下にあり得る非翻訳領域は、2倍~4倍多く蓄積させ得る。老化に伴うこれらの欠失および点変異の蓄積は、ミトコンドリア機能における減退と相関している。例えば、脳シトクロム酸化酵素活性と、シトクロム酸化酵素遺伝子(CO1)における点変異レベルの増加との間には、逆相関が見られる。
【0144】
ROSの正味生産は、ミトコンドリアがそれによって老化に寄与すると考えられる、もう1つの重要な機構である。ミトコンドリアは、ROSを生成する能力を有する複数の電子運搬体、および大規模な抗酸化防御網を含有する。ミトコンドリア傷害(例えば、それ自体の酸化的傷害)は、ROSの生産および除去の間の不均衡を生じさせることで、正味のROS生産を引き起こし得る。老化に対する正味のミトコンドリアROS生産の重要性は、ミトコンドリアの抗酸化防御の増強が寿命を延長し得るという観察によって裏付けられる。ショウジョウバエにおいて、ミトコンドリア抗酸化酵素であるマンガンスーパーオキシドジスムターゼ(MnSOD)およびメチオニンスルホキシド還元酵素の過剰発現は、寿命を延長させる。この戦略は、短命なショウジョウバエ系統において最大の成功を収めており、既に長く生きた系統においては効果が無かった。しかし、近年、ミトコンドリアに実験的に標的化されたカタラーゼの過剰発現が、既に長く生きたマウス系統の寿命を延長させたことが示されている。
【0145】
老化中の活動性の改善
動物の活動性は、大部分は概日リズムによって推進され、環境に同調している。概日リズムの破壊または環境との脱同調は、夜間の覚醒または昼間の睡眠の増加をもたらし得る。
【0146】
正常な老化は、自発運動活性の減退、概日リズムの変化、並びに睡眠および食物摂取パターンの変化を伴う。これらの影響は、高齢者において俊敏さの減少および覚醒状態の減少をもたらし、夜間覚醒の増加および昼間睡眠の増加に繋がる。活動パターンはアルツハイマー病等の疾患によっても同様に破壊され得る。
【0147】
活動リズムにおける加齢性の変化は、断片化(fragmentation)の増加および環境同調の低減と共に、他の動物、例えば、ラット、ハムスター、マウスおよびイヌにおいても観察される。これらの年齢依存的な概日性破壊は、視床下部の視交叉上核の変性と関連付けられている。ヒトおよびげっ歯類の両方における不眠は、年齢依存的な認知機能障害に寄与することが示されている。
【0148】
概日リズム破壊の増加は、いくつかの種(例えば、ヒト、マウス、サル、およびイヌ)において、加齢に伴う、運動活性のゆっくりとした減退を伴う。特に注目すべきは、若齢および中年齢のイヌと比較して、高齢のイヌ(10歳超)の昼間の活動性が減退することである。活動性におけるこれらの変化は、活動性を測定することを目的とする装置によって、例えば、加速度計によって、または挙動検知カメラの使用によって、監視することができる。
【0149】
活動性の低下の結果として老化に見られる破壊の多くは、カロリー摂取の増加を伴って、文化的傾向が活動性の低下をもたらしているより若い集団においても観察され、これが、肥満の蔓延をもたらしている。結果として生じたカロリーの不均衡は、2型糖尿病、結腸がん、およびメタボリックシンドローム、並びに精神健康問題等のいくつかの病状の増加に繋がっている。ヒトにおけるいくつかの前向きコホート研究およびメタアナリシスによって、肉体的不活動がメタボリックシンドローム、2型糖尿病、高血圧症、冠動脈疾患、脳卒中、および心血管疾患の発病リスクの上昇と関連していることが示されている。
【0150】
ヒトおよび動物(特にイヌ)は共に、本発明、並びに生涯の若年期および老化期の両方における活動性を向上させる本発明の能力から恩恵を受けるであろう。
【0151】
一実施形態では、ウロリチンまたは前駆体は、受容者、ヒトまたは動物の活動性を増加させるであろう。さらに別の実施形態では、活動性の増加は1%~100%の増加である。例えば、活動性は、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、または10%増加され得る。ある実施形態では、活動性の増加は、5~10%、10~15%、15~20%、20~25%、25~30%、30~35%、35~40%、40~45%、45~50%、50~55%、55~60%、60~65%、65~70%、70~75%、75~80%、80~85%、85~90%、90~95%、および95~100%の増加である。
【0152】
一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体による処置は、活動性を増加させ、メタボリックシンドロームのリスクの減少をもたらすであろう。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体による処置は、活動性を増加させ、2型糖尿病のリスクの減少をもたらすであろう。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体による処置は、活動性を増加させ、高血圧症、冠動脈疾患、脳卒中、および心血管疾患のリスクの減少をもたらすであろう。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体による処置は、活動性を増加させ、認知機能を向上させるであろう。
【0153】
気分障害
本発明の化合物および方法は、気分障害(情動障害としても知られている)を治療するのに有用である。本明細書で使用される場合、「気分障害」は、情動状態における障害を指し、例えば、米国精神医学会によって出版されたDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersに記述されているもの等である。気分障害には、限定はされないが、大うつ病、産後うつ病、気分変調症、および双極性障害が含まれる。一実施形態では、気分障害は大うつ病である。
【0154】
本発明の化合物および方法は、ストレス誘発性またはストレス関連性の気分障害を治療または予防するのに有用である。本明細書で使用される場合、「ストレス誘発性またはストレス関連性の気分障害」は、ストレスによって誘導される、またはストレスと関連した、情動状態における障害を指す。そのような気分障害は時に反応性気分障害と称され、他の気分障害(例えば、いわゆる器質性気分障害)とは区別されるべきである。
【0155】
本発明の化合物および方法は、不安障害を治療するのに有用である。本明細書で使用される場合、「不安障害」は、恐怖および不安の機能不全状態、例えば、ストレスの多い状況またはストレスの多い状況の予測と釣り合っていない恐怖および不安を指す。一実施形態では、不安障害は、全般性不安障害、パニック障害、広場恐怖を伴うパニック障害、広場恐怖、社会不安障害、強迫性障害、および外傷後ストレス障害のいずれか1つまたはそれらの組合せである。一実施形態では、不安障害は、全般性不安障害、強迫性障害、パニック障害、外傷後ストレス障害、および社会不安障害のいずれか1つまたはそれらの組合せである。一実施形態では、不安障害は全般性ストレス障害である。一実施形態では、不安障害は外傷後ストレス障害である。一実施形態では、不安障害はストレス誘発性不安障害である。
【0156】
本発明の化合物および方法は、ストレス誘発性またはストレス関連性の不安障害を治療または予防するのに有用である。本明細書で使用される場合、「ストレス誘発性またはストレス関連性の不安障害」は、ストレスによって誘導される、またはストレスと関連した、恐怖および不安の機能不全状態を指す。そのような不安障害は時に反応性不安障害と称され、他の不安障害(例えば、いわゆる器質性不安障害)とは区別されるべきである。
【0157】
本発明の目的のために、上記の疾患または状態のそれぞれは、オートファジーの低減または減少と関連している、またはそれを特徴としている、またはオートファジーの増加によって恩恵を受けるであろうことから、ウロリチンおよびそれらの前駆体の投与によって恩恵を受けるであろう。
【0158】
表1は、オートファジーによって影響を受けるいくつかの細胞の種類、およびそれらの細胞におけるオートファジーの有益な作用を要約したものである。
【0159】
【表1-1】
【0160】
【表1-2】
【0161】
【表1-3】
【0162】
本発明の例示的な化合物
本発明の化合物には、ある特定のウロリチンおよびその前駆体が含まれる。これらの化合物を用いることで、例えば、限定はされないが、オートファジーを増加または寿命を延長するための、並びに本明細書に記載の種々の疾患および状態を治療または予防するための、本明細書に記載の方法のいずれかを実行することができる。
【0163】
ある実施形態では、本発明はウロリチンに関する。本明細書で使用される場合、「ウロリチン」は式Iの化合物を指し、
【0164】
【化5】
【0165】
式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【0166】
本明細書で使用される場合、用語「アルキル」は、直鎖または分岐鎖、非環式または環式、不飽和または飽和の、炭素原子を含有する脂肪族炭化水素ラジカルを指す。代表的な飽和直鎖アルキルとしては、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル等が挙げられ;一方、飽和分岐鎖アルキルとしては、イソプロピル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、イソペンチル等が挙げられる。代表的な飽和環式アルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げられ;一方、不飽和環式アルキルとしては、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニル等が挙げられる。不飽和アルキルは隣接する炭素原子間に少なくとも1つの二重または三重結合を含有する(それぞれ「アルケニル」または「アルキニル」と称される)。代表的な直鎖および分岐鎖アルケニルとしては、エチレニル、プロピレニル、1-ブテニル、2-ブテニル、イソブチレニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-メチル-1-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル等が挙げられ;一方、代表的な直鎖および分岐鎖アルキニルとしては、アセチレニル、プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-メチル-1-ブチニル等が挙げられる。
【0167】
本明細書で使用される場合、用語「アリール」は、水素、6~18個の炭素原子および少なくとも1個の芳香環を含有する炭化水素環系ラジカルを指す。本発明の目的のため、アリールラジカルは、単環式、二環式、三環式または四環系の環系であり得、縮合環系または架橋環系が含まれ得る。アリールラジカルとしては、限定はされないが、アセアントリレン、フルオレン、アセフェナントリレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、クリセン、フルオランテン、フルオレン、as-インダセン、s-インダセン、インダン、インデン、ナフタレン、フェナレン、フェナントレン、プレイアデン、ピレン、およびトリフェニレンに由来するアリールラジカルが挙げられる。本明細書中に特に記載がない限り、用語「アリール」または接頭辞「ar-」(例えば「アラルキル(aralkyl)」)は、所望により置換されたアリールラジカルを含むことが意図される。
【0168】
本明細書で使用される場合、用語「単糖」は、式(CHO)の単純な糖を指す。単糖類は、直鎖または環系であり得、式-CH(OH)-C(=O)-のショ糖単位を含み得る。単糖類の例としては、エリトロース、トレオース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース、タロース、エリトルロース(erythulose)、リブロース、キシルロース(xyulose)、プシコース、フルクトース、ソルボース、タガトース、エリトロペンツロース、トレオペンツロース、グリセロテトルロース、グルコピラノース、フルクトフラノースが挙げられる。ある実施形態では、単糖はグルコピラノースを指す。
【0169】
本明細書で使用される場合、用語「オリゴ糖」は、少なくとも2個、最大10個のグリコシド結合した単糖単位から成る、好ましくは2~8個の単糖単位から成る、より好ましくは2~7個の単糖単位から成る、さらにより好ましくは2~6個の単糖単位または2~5個の単糖単位から成る、糖類を指す。
【0170】
本明細書で使用される用語「置換された」は(例えば、置換ヘテロシクリルまたは置換アリールの文脈において)、少なくとも1個の水素原子が置換基と置換されていることを意味する。本発明に関して、「置換基」には、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、イミノ、チオキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、複素環および複素環アルキル、並びに-NR、-NRC(=O)R、-NRC(=O)NRNR、-NRC(=O)OR -NRSO、-C(=O)R、-C(=O)OR、-C(=O)NR、-OC(=O)NR、-OR、-SR、-SOR、-S(=O)、-OS(=O)、-S(=O)OR、=NSOおよび-SONRが含まれる。上記において、この文脈におけるRおよびRは同じであっても異なっていてもよく、独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリルであり得る。さらに、上記置換基は、上記置換基のうちの一つまたは複数でさらに置換されていてもよい。
【0171】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンAである。
【0172】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンBである。
【0173】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンCである。
【0174】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンDである。
【0175】
一実施形態では、「ウロリチン」は、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、およびウロリチンDのうちのいずれか1つまたはそれらの組合せを指す(例えば、図2および図3参照)。一実施形態では、ウロリチンは、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、またはウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、およびウロリチンDの任意の組合せである。一実施形態では、ウロリチンは、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンA、ウロリチンB、およびウロリチンCの任意の組合せである。一実施形態では、ウロリチンは、ウロリチンA、ウロリチンB、またはウロリチンAおよびウロリチンBの任意の組合せである。一実施形態では、ウロリチンはウロリチンAである。
【0176】
一実施形態では、ウロリチンは、単離ウロリチン(例えば、天然源から単離、または全合成によって調製)として与えられる。単離ウロリチンは新規に合成されてもよい。実施例1~4を参照されたい。
【0177】
一実施形態では、ウロリチンは精製ウロリチンとして与えられる。
【0178】
一実施形態では、本明細書で使用される「ウロリチン」は、グルクロン酸化、メチル化、または硫酸化したウロリチンであるか、またはそれを含み得る。
【0179】
ある実施形態では、本発明は式IIの化合物に関し、
【0180】
【化6】
【0181】
式中、
、X、X、X、X、X、X、およびXは、独立してHおよびOHからなる群より選択され;
ただし、前記化合物は、
、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンB);
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
がOHであり、X、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンA);
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
およびXがOHであり、X、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンC);
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、およびXがOHであり、X、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである(ウロリチンD);
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、およびXがOHであり、X、X、X、およびXがHである;
、X、X、X、およびXがOHであり、X、X、およびXがHである;
、X、X、X、およびXがOHであり、X、X、およびXがHである;または
、X、X、X、X、およびXがOHであり、XおよびXがHである、
式IIの化合物ではない。
【0182】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、X、およびXのうち少なくとも2つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0183】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、X、およびXのうち少なくとも3つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0184】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、X、およびXのうち少なくとも4つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0185】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、X、およびXのうち少なくとも5つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0186】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、X、およびXのうち少なくとも6つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0187】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、X、およびXのうち少なくとも7つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0188】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、X、およびXがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0189】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0190】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0191】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0192】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0193】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0194】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0195】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0196】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0197】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0198】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0199】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0200】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0201】
ある実施形態では、本発明は、XおよびXがOHであり;X、X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0202】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0203】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0204】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0205】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0206】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0207】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0208】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0209】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0210】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0211】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0212】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0213】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0214】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0215】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0216】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0217】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0218】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0219】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0220】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0221】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0222】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0223】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0224】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0225】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0226】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0227】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0228】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0229】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0230】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0231】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0232】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0233】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0234】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0235】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0236】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0237】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0238】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0239】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0240】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0241】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0242】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0243】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0244】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0245】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0246】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0247】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0248】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0249】
ある実施形態では、本発明は、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0250】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0251】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0252】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0253】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0254】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0255】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0256】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0257】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0258】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0259】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0260】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0261】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0262】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0263】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0264】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0265】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0266】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0267】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0268】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0269】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0270】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0271】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0272】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0273】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0274】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0275】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0276】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0277】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0278】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0279】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0280】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0281】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0282】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0283】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0284】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0285】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0286】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0287】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0288】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0289】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0290】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0291】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0292】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0293】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0294】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0295】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0296】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0297】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0298】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0299】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0300】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0301】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0302】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0303】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0304】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0305】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0306】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0307】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0308】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0309】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0310】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0311】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0312】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0313】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0314】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0315】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0316】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0317】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0318】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0319】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0320】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0321】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0322】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0323】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0324】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0325】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0326】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0327】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0328】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0329】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0330】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0331】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0332】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0333】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0334】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0335】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0336】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0337】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0338】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0339】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0340】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0341】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0342】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0343】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0344】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0345】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0346】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0347】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0348】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0349】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0350】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0351】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0352】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0353】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0354】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0355】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0356】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0357】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0358】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0359】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0360】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0361】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0362】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0363】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0364】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0365】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0366】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、およびXがOHであり;X、X、およびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0367】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0368】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0369】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0370】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0371】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0372】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0373】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0374】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0375】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0376】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0377】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0378】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0379】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0380】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0381】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0382】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0383】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0384】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0385】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0386】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0387】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0388】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0389】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0390】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0391】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0392】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0393】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XおよびXがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0394】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0395】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0396】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0397】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0398】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0399】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0400】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0401】
ある実施形態では、本発明は、X、X、X、X、X、X、およびXがOHであり;XがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0402】
ある実施形態では、本発明は式IIIの化合物に関し、
【0403】
【化7】
【0404】
式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖であり;
ただし、前記化合物は、
、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
がORであり、R、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
およびRがORであり、R、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、およびRがORであり、R、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、およびRがORであり、R、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、およびRがORであり、R、R、およびRがHである;
、R、R、R、R、およびRがORであり、RおよびRがHである;
、R、R、R、R、およびRがORであり、RおよびRがHである;並びに
、R、R、R、R、およびRがORであり、RおよびRがHである、
式IIIの化合物ではない。
【0405】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも2つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0406】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも3つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0407】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも4つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0408】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも5つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0409】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも6つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0410】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも7つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0411】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0412】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0413】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0414】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0415】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0416】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0417】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0418】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0419】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0420】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0421】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0422】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0423】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0424】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0425】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0426】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0427】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0428】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0429】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0430】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0431】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0432】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0433】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0434】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0435】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0436】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0437】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0438】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0439】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0440】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0441】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0442】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0443】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0444】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0445】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0446】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0447】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0448】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0449】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0450】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0451】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0452】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0453】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0454】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0455】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0456】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0457】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0458】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0459】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0460】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0461】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0462】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0463】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0464】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0465】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0466】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0467】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0468】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0469】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0470】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0471】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0472】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0473】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0474】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0475】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0476】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0477】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0478】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0479】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0480】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0481】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0482】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0483】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0484】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0485】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0486】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0487】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0488】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0489】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0490】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0491】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0492】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0493】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0494】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0495】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0496】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0497】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0498】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0499】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0500】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0501】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0502】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0503】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0504】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0505】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0506】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0507】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0508】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0509】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0510】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0511】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0512】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0513】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0514】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0515】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0516】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0517】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0518】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0519】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0520】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0521】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0522】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0523】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0524】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0525】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0526】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0527】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0528】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0529】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0530】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0531】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0532】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0533】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0534】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0535】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0536】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0537】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0538】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0539】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0540】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0541】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0542】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0543】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0544】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0545】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0546】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0547】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0548】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0549】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0550】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0551】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0552】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0553】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0554】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0555】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0556】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0557】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0558】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0559】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0560】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0561】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0562】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0563】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0564】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0565】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0566】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0567】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0568】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0569】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0570】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0571】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0572】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0573】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0574】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0575】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0576】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0577】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0578】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0579】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0580】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0581】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0582】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0583】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0584】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0585】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0586】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0587】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0588】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0589】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0590】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0591】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0592】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0593】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0594】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0595】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0596】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0597】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0598】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0599】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0600】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0601】
ある実施形態では、本発明は、RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0602】
本明細書で使用される場合、用語「ウロリチン前駆体」は、動物への投与後に一つまたは複数のウロリチンに変換されることが可能な、エラグ酸およびあらゆるエラグタンニンを指す。
【0603】
ある実施形態では、「ウロリチン前駆体」は式IVの化合物であり、
【0604】
【化8】
【0605】
式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【0606】
ある実施形態では、本発明は式Vの化合物に関し、
【0607】
【化9】
【0608】
式中、
、X10、X11、X12、X13、およびX14は、独立してHおよびOHからなる群より選択され;
ただし、前記化合物は、
、X10、X11、X12、X13、およびX14がHである;
10がOHであり、X、X11、X12、X13、およびX14がHである;
およびX12がOHであり、X10、X11、X13、およびX14がHである;
およびX13がOHであり、X10、X11、X12、およびX14がHである;
およびX14がOHであり、X10、X11、X12、およびX13がHである;
10およびX13がOHであり、X、X11、X12、およびX14がHである;
10、X11、およびX13がOHであり、X、X12、およびX14がHである;
、X10、X12、およびX14がOHであり、X11、およびX13がHである;
、X10、X13、およびX14がOHであり、X11、およびX12はHである(エラグ酸);
、X10、X11、X13、およびX14がOHであり、X12がHである;並びに
、X10、X11、X12、X13、およびX14がOHである、
式Vの化合物ではない。
【0609】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも1つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0610】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも2つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0611】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも3つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0612】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも4つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0613】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち5つがOHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0614】
ある実施形態では、本発明は、XがOHであり;X10、X11、X12、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0615】
ある実施形態では、本発明は、X11がOHであり;X、X10、X12、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0616】
ある実施形態では、本発明は、XおよびX10がOHであり;X11、X12、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0617】
ある実施形態では、本発明は、XおよびX11がOHであり;X10、X12、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0618】
ある実施形態では、本発明は、X10およびX11がOHであり;X、X12、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0619】
ある実施形態では、本発明は、X10およびX12がOHであり;X、X11、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0620】
ある実施形態では、本発明は、X11およびX12がOHであり;X、X10、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0621】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、およびX11がOHであり;X12、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0622】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、およびX12がOHであり;X11、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0623】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、およびX13がOHであり;X11、X12、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0624】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、およびX14がOHであり;X11、X12、およびX13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0625】
ある実施形態では、本発明は、X、X11、およびX12がOHであり;X10、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0626】
ある実施形態では、本発明は、X、X11、およびX13がOHであり;X10、X12、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0627】
ある実施形態では、本発明は、X、X11、およびX14がOHであり;X10、X12、およびX13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0628】
ある実施形態では、本発明は、X、X12、およびX13がOHであり;X10、X11、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0629】
ある実施形態では、本発明は、X10、X11、およびX12がOHであり;X、X13、およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0630】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、およびX12がOHであり;X13およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0631】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、およびX13がOHであり;X12およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0632】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、およびX14がOHであり;X12およびX13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0633】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X12、およびX13がOHであり;X11およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0634】
ある実施形態では、本発明は、X、X11、X12、およびX13がOHであり;X10およびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0635】
ある実施形態では、本発明は、X、X11、X12、およびX14がOHであり;X10およびX13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0636】
ある実施形態では、本発明は、X10、X11、X12、およびX13がOHであり;XおよびX14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0637】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、X12、およびX13がOHであり;X14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0638】
ある実施形態では、本発明は、X、X10、X11、X12、およびX14がOHであり;X13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0639】
ある実施形態では、本発明は式VIの化合物に関し、
【0640】
【化10】
【0641】
式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖であり;
ただし、前記化合物は、
、R10、R11、R12、R13、およびR14がHである;
10がORであり、R、R11、R12、R13、およびR14がHである;
およびR12がORであり、R10、R11、R13、およびR14がHである;
およびR13がORであり、R10、R11、R12、およびR14がHである;
およびR14がORであり、R10、R11、R12、およびR13がHである;
10およびR13がORであり、R、R11、R12、およびR14がHである;
、R10、およびR13がORであり、R11、R12、およびR14がHである;
、R10、およびR14がORであり、R11、R12、およびR13がHである;
10、R11、およびR13がORであり、R、R12、およびR14がHである;
、R10、R12、およびR13がORであり、R11およびR14がHである;
、R10、R12、およびR14がORであり、R11およびR13がHである;
、R10、R13、およびR14がORであり、R11およびR12がHである;
10、R11、R12、およびR13がORであり、RおよびR14がHである;
、R10、R11、R12、およびR13がORであり、R14はHである;
、R10、R11、R13、およびR14がORであり、R12はHである;並びに
、R10、R11、R12、R13、およびR14がORである、
式VIの化合物ではない。
【0642】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも1つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0643】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも2つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0644】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも3つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0645】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも4つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0646】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち5つがORである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0647】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R10、R11、R12、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0648】
ある実施形態では、本発明は、R11がORであり;R、R10、R12、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0649】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR10がORであり;R11、R12、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0650】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR11がORであり;R10、R12、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0651】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR11がORであり;R、R12、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0652】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR12がORであり;R、R11、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0653】
ある実施形態では、本発明は、R11およびR12がORであり;R、R10、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0654】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR11がORであり;R12、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0655】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR12がORであり;R11、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0656】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR12がORであり;R10、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0657】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR13がORであり;R10、R12、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0658】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR14がORであり;R10、R12、およびR13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0659】
ある実施形態では、本発明は、R、R12、およびR13がORであり;R10、R11、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0660】
ある実施形態では、本発明は、R10、R11、およびR12がORであり;R、R13、およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0661】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR12がORであり;R13およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0662】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR13がORであり;R12およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0663】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR14がORであり;R12およびR13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0664】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、R12、およびR13がORであり;R10およびR14がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0665】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、R12、およびR14がORであり;R10およびR13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0666】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、およびR14がORであり;R13がHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0667】
ある実施形態では、本発明は、RがHである、前記化合物のいずれか1つに関する。
【0668】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はプニカラギン(PA)である。一実施形態では、ウロリチン前駆体はプニカリン(PB)である。例えば、図2を参照されたい。一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグ酸(EA)である。一実施形態では、ウロリチン前駆体は、例えば、天然の食物原から単離された、または全合成によって調製された、単離ウロリチン前駆体として与えられる。単離ウロリチン前駆体は通常、天然源から精製されるかまたは新規に合成され;EAを含むいくつかのウロリチン前駆体はシグマ・アルドリッチ社等の供給業者から市販されている。
【0669】
また、本発明によれば、ウロリチンの前駆体には、エラグタンニンおよびエラグ酸を含有する天然食物、特に、エラグタンニン、エラグ酸、またはエラグタンニンおよびエラグ酸の両方を豊富に含む天然食物が含まれる。そのような食物としては、限定はされないが、ある特定の液果、ブドウ、ザクロ、バラの実、および木の実が挙げられる。一実施形態では、天然食物はザクロである。
【0670】
さらに、ウロリチンの前駆体には、そのような天然食物から作製された加工食品および飲料が含まれる。加工食品はいかなる形態をとっていてもよく、例えば、ジャム、ゼリー、貯蔵食料、パスタ、スプレッド、ジュース、ワイン、エキス、濃縮物等が挙げられる。一実施形態では、加工食品はザクロジュースである。
【0671】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は、エキス(例えば、果実エキス)として提供される。
【0672】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は、濃縮物(例えば、果実濃縮物または果汁濃縮物)として提供される。
【0673】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は単離ウロリチン前駆体である。
【0674】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は精製ウロリチン前駆体である。
【0675】
一実施形態では、ウロリチン前駆体がエラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【0676】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグ酸である。
【0677】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグタンニンである。
【0678】
一実施形態では、エラグタンニンは、カスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、ランベルチアニンC、サングイインH-6、サングイインH-10、およびベスカラギンからなる群より選択される。
【0679】
エラグタンニン
今まで特徴付けされた500を超える加水分解性タンニンの中で、加水分解時にエラグ酸を生成するエラグタンニンは最も大きな群を構成しており;残りの群はガロタンニン(ガロイルグルコース)である。エラグタンニンには、(1)単量体エラグタンニン、(2)鎖式グルコースコアを有するC-グリコシドエラグタンニン、(3)C-グリコシドタンニンとフラバン-3-オールとの縮合物(複合タンニン)、(4)単量体間の分子間C-OまたはC-C結合を介して生成されるオリゴマー、および(5)他のエラグタンニンが含まれる。植物界全体に広範に存在する縮合タンニンとは異なり、エラグタンニンは双子葉類被子植物にのみ見出されている。エラグタンニンに富む植物科には、フトモモ科、ミソハギ科、アカバナ科、ノボタン科、およびシクンシ科が含まれる。これらの科は、New Engler、Cronquist、およびAPGII(被子植物系統発生群)の植物分類系に照らすと、フトモモ目に属している
エラグタンニンは、グルコピラノースコア上の一つまたは複数のヘキサヒドロキシジフェノイル(HHDP)単位の存在によって特徴づけられる。HHDP基は、ガロイルグルコース中の隣接し合うガロイル基間の分子内酸化的C-C結合形成を介して、生合成的に形成される。HHDP基は、酵素的にまたは酸によって容易に加水分解されて、ヘキサヒドロキシジフェン酸のジラクトン形態として安定なエラグ酸を遊離する。HHDP基に加えて、エラグタンニン内の他の構成的アシル単位には、ガロイル基、並びにバロネオイル、デヒドロヘキサヒドロキシジフェノイル(DHHDP)、およびケブロイル基等のHHDP代謝産物が含まれる。表2を参照すると、グルコースコア上のこれらのアシル単位の数および位置の差異は、テリマグランジンI(1)、およびテリマグランジンII(2)、ペダンキュラギン(6)、カスアリクチン(7)、ケブラジン酸(14)、およびケブリン酸(15)等の種々の類似体を与える。
【0680】
【表2】
【0681】
【化11】
【0682】
【化12】
【0683】
表3は、代表的な単量体エラグタンニン1~15の天然源を列挙している。
【0684】
【表3-1】
【0685】
【表3-2】
【0686】
C-グリコシドエラグタンニンは、ミソハギ科、フトモモ科、シクンシ科、ノボタン科、およびザクロ科、並びにブナ科、カバノキ科、モクマオウ科、バラ科、ツバキ科、およびグミ科を含む、多くの植物科に見出されている。C-グリコシドエラグタンニンは2つのグループに分類される:Cグリコシド(glucosidic)結合に関与するフラボガロイル(flavogalloyl)単位を含有するカスタラギン型、例えば、カスタラギン(16)およびそのC-1エピマーであるベスカラギン(18)、並びにHHDP単位を含有するカスアリニン型、例えば、カスアリニン(20)およびスタキウリン(21)。
【0687】
【表4】
【0688】
表5は、代表的なC-グリコシドエラグタンニン16~28の天然源を列挙している。
【0689】
【表5-1】
【0690】
【表5-2】
【0691】
複合タンニン(フラボノ-エラグタンニン)は、C-グリコシドタンニン(ベスカラギン型またはスタキウリン型)とフラバン-3-オール(カテキンまたはエピカテキン)との独特なC-C縮合構造によって特徴づけられる。C-グリコシドタンニンと異なり、これらのタンニンは、シクンシ科、フトモモ科、ノボタン科、ブナ科、およびツバキ科に属するかなり限定された数の植物種において見出されている。表6は、代表的な複合エラグタンニンを列挙している。
【0692】
【表6】
【0693】
オリゴマーエラグタンニンは、ブナ科、バラ科、ドクウツギ科、アカバナ科、ノボタン科、フトモモ科、およびミソハギ科を含む多くの植物科に広く存在している。このクラスのタンニンは、構造的特徴に基づいて3つのサブグループに分類される:(1)HHDP基および隣接する単量体のガロイル基の間の分子間C-O結合によって形成される、バロネオイル基またはその等価物を含有するオリゴマー;(2)2個のC-O結合によって形成される大環状オリゴマー;並びに(3)あるの単量体のC-1および別の単量体の芳香環の間の分子間C-C結合形成によって生成されるC-グリコシドタンニンオリゴマー。表7は、オリゴマーエラグタンニンの代表例を列挙している。
【0694】
【表7】
【0695】
表8は、他のエラグタンニンの代表例を列挙している。
【0696】
【表8】
【0697】
表9は、エラグタンニンのうちのいくつかの一般的に知られている天然源を含む、エラグタンニンのさらに別の代表例を列挙している。
【0698】
【表9-1】
【0699】
【表9-2】
【0700】
残念なことに、大抵は、エラグタンニンはヒトの腸によってほとんど吸収されない。しかし、片利共生微生物(すなわち、腸管内ミクロフローラ)によって腸において最終的に形成されるある種の代謝産物を含む、エラグタンニン由来のいくつかの代謝産物は、ヒトの腸によって吸収される。
【0701】
エラグタンニンはインビボの生理条件下でエラグ酸を遊離し、その後エラグ酸は腸において腸内ミクロフローラによって次第に代謝されることで、ウロリチンA(UA)、ウロリチンB、ウロリチンC、およびウロリチンDを生成する。それらの代謝産物が吸収されるた後、それらがさらに代謝されてウロリチングルクロニドおよび/または硫酸塩を生成し、胆汁中に分泌される代謝産物の組合せが得られる。
【0702】
エラグ酸は通常、植物組織中に比較的少量で存在する。エラグ酸はエラグタンニンに由来すると考えられており、エラグタンニンは分解された場合にヘキサヒドロキシジフェン酸を形成し、ヘキサヒドロキシジフェン酸は自然にエラグ酸に変換される。いくつかの追加のエラグ酸供給源を表10に示す。
【0703】
【表10】
【0704】
ザクロ(Pomegranate、Punica granatum))果実は、民間療法において何世紀も使用されてきた古代の薬効のある食材である。ザクロはそのまま、および果汁として消費され、エラグタンニンおよびエラグ酸の優れた供給源である。ザクロ果実の外皮および果汁中のエラグタンニンには、プニカリン、プニカラギン、コリラジン、カスアリニン、テルミナリン/ガラギルジラクトン(gallagyldilacton)、ペダンキュラギン、テリマグランジン、グラナチンA、およびグラナチンBが含まれる。ザクロ植物の他の部分は、プニカホリン、プニカコルテインA、プニカコルテインB、プニカコルテインC、プニカコルテインD、およびプニグルコニン(punigluconin)を含む、さらなるエラグタンニンを含有する。市販の果汁は、プニカラギン異性体(1500~1900mg/L)、未定義の加水分解性タンニン(400~500mg/L)、並びにエラグ酸およびそのグリコシド(120~260mg/L)を含む、ガラキル型エラグタンニンを含有する。Gil et al. (2000) J. Agric. Food Chem. 48:4581-4589。プニカラギンは、ガラグ酸(gallagic acid)およびエラグ酸がグルコース分子に結合しているエラグタンニンであり、これは、ザクロの皮に豊富に存在する。プニカラギン異性体およびエラグ酸誘導体は仮種被果汁(aril juice)中には存在しないが、工業的な果汁加工の間に、それらは仮種被を包む外皮および膜から抽出され、果汁中に大量に放出される。
【0705】
ウロリチンは、エラグ酸、プニカラギン(PA)、プニカリン(PB)、テリマグランジン(TL)、および他のエラグタンニンの代謝産物である。エラグ酸(EA)は、ザクロ果汁中に豊富に存在する。Gil et al. (2000) J. Agric. Food Chem. 48:4581-4589。エラグタンニンテリマグランジン(TL)は、先に、ザクロおよび他の植物から単離されている。UA、PA、PB、EA、およびTLの構造式を図2に示す。
【0706】
上記の通り、エラグタンニンは通常、腸において吸収されない。それどころか、エラグタンニンは、胃および小腸においてほんのわずかにしか吸収されないEAを腸で遊離する。EAは、腸管腔内の未同定の細菌によって大部分代謝されて、ウロリチンを生成する。微生物代謝は小腸で開始され、生成される最初の代謝産物は4個のフェノール性ヒドロキシル(ウロリチンD、4個のヒドロキシル基)を保持しており、これらは腸管を通る間にさらに代謝されることでヒドロキシル単位を除去して、結腸の末端部においてウロリチンC(3個のヒドロキシル)、ウロリチンA(2個のヒドロキシル)およびB(1個のヒドロキシル)をもたらす(図3)。吸収された代謝産物は、グルクロン酸(1つまたは2つの単位)、および/またはメチルエーテル(オルト-ジヒドロキシル集団が存在する場合)と共役する。いくつかのトリヒドロキシ誘導体(ヒドロキシル-UA)またはEA-ジメチルエーテルグルクロニドもより少ない量で検出されるが、ウロリチンA複合物およびウロリチンB複合物は、血漿および尿中に検出される主な代謝産物である。テトラヒドロキシ-ウロリチン、トリヒドロキシ-ウロリチン、およびEA誘導体は通常末端血漿中に検出されるが、それらは小腸において吸収され、肝臓に輸送され、そこでさらに代謝され、胆汁と一緒に小腸に排出されて、血漿および尿中でのウロリチンの比較的長い寿命に関与する腸肝循環を確立する。
【0707】
天然食物の供給源に加えて、タンニン、特にエラグタンニンの生合成、単離、および生物活性に関する多くの論文が、過去20年間にわたって表れている。天然源からの単離による純粋なエラグタンニンの利用は、煩雑であり、比較的少量の純粋天然物しか得られない場合がある。例えば、Okuda et al., (1982) Chem Pharm Bull. 30:4230-4233; Okuda et al. (1982) Chem Pharm Bull. 30:234-4236を参照されたい。従って、多くのエラグタンニンの全合成の方法が既知であることは注目に値する。例えば、Chemistry and Biology of Ellagitannins, Ed. S. Quideau, World Scientific Publishing, Singapore, 2009, pp. 152-202中の、Khanbabaee, K.、Strategies for the synthesis of ellagitanninsを、そこに記載される参考文献も含めて参照されたい。
【0708】
ウロリチンおよび関連化合物を用いて、オートファジーを増加させる方法、寿命を延長させる方法、並びに疾患および障害を治療または予防する方法
ある実施形態では、本発明は、ウロリチンおよびその前駆体を用いる、インビボおよびインビトロの両方においてオートファジーを増加または減少させる方法、寿命を延長させる方法、並びに種々の疾患および状態を治療または予防する方法を提供する。特定の実施形態において、本発明に従って治療または予防される疾患または障害は、オートファジーの減少に関連する、またはオートファジーの増加により利益を受けるであろう、疾患または障害であり、例えば、限定はされないが、本明細書に記載の疾患および状態のいずれかが含まれる。
【0709】
本発明の一態様は、オートファジーの低減または減少に関連する、またはそれを特徴とする、またはオートファジーの増加により利益を受けるであろう、疾患または状態を治療または予防する方法である。本方法には、治療を必要とする対象に治療有効量のウロリチンまたはその前駆体を投与するステップが含まれる。特定の実施形態において、本明細書に記載のウロリチンまたはその前駆体のいずれを使用しても、本発明のいかなる態様をも実施することができる。
【0710】
本明細書で使用される場合、文脈によって特に明らかにされない限り、「治療する」、および「治療」、「治療される」、「治療すること」等の類似の言葉は、有益なまたは所望の結果(例えば、臨床結果)を得るためのアプローチを表す。治療には、所望により疾患もしくは状態の症状の低減もしくは改善、または疾患または状態の進行の遅延が含まれ得る。いくつかの実施形態において、治療は、疾患または状態の持続期間を減少させることによって達成される。本明細書に記載の化合物の投与は、いくつかの実施形態において、そのような症状のうちの一つまたは複数を治療し得る。
【0711】
本明細書で使用される場合、文脈によって特に明らかにされない限り、「予防する」、および「予防」、「予防される」、「予防すること」等の類似の言葉は、疾患または状態の発生または再発の可能性を防止、阻止、または減少させるためのアプローチを表す。また、予防は、疾患または状態の症状の発生または再発の可能性の防止、阻止、または減少も指し、あるいは、所望により、疾患もしくは状態の発生もしくは再発を遅延させる、または疾患もしくは状態の症状の発生もしくは再発を遅延させるためのアプローチを指す。本明細書で使用される場合、「予防する」および類似する言葉には、疾患または状態の発生または再発に先立って、疾患または状態の強度、影響、症状または負担を減少させることも含まれる。
【0712】
本発明の一態様は、細胞を有効量のウロリチンまたはその前駆体と接触させることで細胞内のオートファジーを増加させるステップを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法である。特定の実施形態において、細胞は、対象(例えば、哺乳動物)の中に存在する。さらに、本発明は、細胞が対象(例えば、哺乳動物)の中に存在し、該対象に有効量のウロリチンまたはその前駆体を与えることで細胞内のオートファジーを増加させるステップを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法を含む。
【0713】
本発明の一態様は、細胞を有効量のウロリチンまたはその前駆体と接触させることで細胞内のオートファジーを増加させるステップを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法である。
【0714】
特定の実施形態において、ウロリチンは、式I、式II、または式IIIに記載される構造を有する化合物であり、例えば、本明細書に記載の式IIまたは式IIIの特定の化合物のいずれか1つである。本明細書で使用される「有効量」は、特定のまたは所望の生物学的効果を達成するまたは実現するのに充分な量を指す。例えば、細胞内のオートファジーを増加させるためのウロリチンの有効量は、細胞内のオートファジーを増加させるのに充分なウロリチンの量である。
【0715】
細胞内オートファジーの増加は、オートファジーを測定するためのいかなる適切なアッセイを用いても測定することができる。例えば、オートファジー形成は、蛍光色素モノダンシルカダベリン(MDC)(シグマ・アルドリッチ社、30432)を用いることで測定することができる。この色素は、自己貪食空胞を選択的に標識する。Biederbick A et al. (1995) Eur. J. Cell. Biol. 66:3-14。また、オートファジーは、オートファジーに関与するタンパク質の比(例えば、LC3-Iに対するLC3-IIの比)における変化を、例えばウエスタンブロット解析を用いて調べることによって、測定することもできる。そのような方法を用いると、ベースラインである未処理細胞のLC3-II/LC3-I比を上回る、処理細胞におけるLC3-II/LC3-I比の増加は、オートファジーの増加とみなされるであろう。p62等の他のタンパク質レベルの試験も、確認において役立ち得る。計算のために、細胞内オートファジーの増加パーセント(%)、ベースライン(B-比)におけるLC3-II/LC3-Iの比、および処理中のLC3-II/LC3-Iの比(T-比)を、使用することができる。増加パーセント(%)は、数学的に、例えば、式100x[((T-比)-(B-比))/(B-比)]によって、決定することができる。
【0716】
オートファジーは、未処理またはプラセボ対照細胞内に存在するまたは存在するであろうオートファジーよりも測定可能な程度に大きい場合に、細胞内で増加されたと言われる。一実施形態では、オートファジーは、未処理またはプラセボ対照細胞内に存在するまたは存在するであろうオートファジーよりも統計的に有意な量または程度だけ大きい場合に、細胞内で増加されたと言われる。ある実施形態では、オートファジーの増加は、未処理細胞またはプラセボで処理した細胞内に存在するオートファジーのレベルと比較して、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも100%、少なくとも150%、少なくとも200%、少なくとも300%、少なくとも400%、少なくとも500%、少なくとも600%、少なくとも700%、少なくとも800%、少なくとも900%、少なくとも1,000%または1,000%超の増加である。
【0717】
ある実施形態では、オートファジーの増加は、未処理細胞またはプラセボで処理した細胞内に存在するオートファジーのレベルと比較して、5~500%、10~500%、15~500%、20~500%、25~500%、30~500%、40~500%、50~500%、60~500%、少なくとも70~500%、80~500%、90~500%、100~500%、150~500%、200~500%、300~500%、または400~500%、5~1,000%、10~500%、15~1,000%、20~1,000%、25~1,000%、30~1,000%、40~1,000%、50~1,000%、60~1,000%、少なくとも70~1,000%、80~1,000%、90~1,000%、100~1,000%、150~1,000%、200~1,000%、300~1,000%、400~1,000%、500~1,000%、600~1,000%、700~1,000%、800~1,000%または900~1,000%の増加である。
【0718】
一実施形態では、オートファジーはマイトファジーである。
【0719】
一実施形態では、ウロリチンは単離ウロリチンである。
【0720】
一実施形態では、ウロリチンは精製ウロリチンである。
【0721】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【0722】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンAである。
【0723】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンBである。
【0724】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンCである。
【0725】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンDである。
【0726】
ある実施形態では、ウロリチンは、式I、式II、または式IIIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【0727】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は単離ウロリチン前駆体である。
【0728】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は精製ウロリチン前駆体である。
【0729】
ある実施形態では、ウロリチン前駆体は、式IV、式V、または式VIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【0730】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は、エラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【0731】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグ酸である。
【0732】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグタンニンである。
【0733】
一実施形態では、エラグタンニンは、カスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、ランベルチアニンC、サングイインH-6、サングイインH-10、およびベスカラギンからなる群より選択される。
【0734】
一実施形態では、細胞は、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される。一実施形態では、細胞は、内皮細胞、中枢および末梢神経系の細胞(ニューロン(全タイプ)並びにグリア細胞(小膠細胞、星状膠細胞および乏突起膠細胞、シュワン細胞)、ケラチノサイト(皮膚細胞)、網膜細胞、免疫細胞、また有毛細胞および濾胞(follicule)幹細胞、並びにがん幹細胞からなる群より選択される。ある実施形態では、細胞は胚性幹細胞である。ある実施形態では、細胞は誘導多能性幹細胞である。ある実施形態では、細胞は成体幹細胞である。ある実施形態では、細胞は造血幹細胞である。ある実施形態では、細胞はがん細胞である。ある実施形態では、細胞は、移植用に摘出された、またはエキソビボに維持された臓器または臓器塊(bloc of organ)等の、摘出した臓器または臓器塊の中に存在する。ある実施形態では、細胞は、組織または組織切片の中に存在する。種々の実施形態において、細胞は、ウロリチンまたはその前駆体と、インビボ、エキソビボ、またはインビトロで接触させられる。
【0735】
本発明の一態様は、治療を必要とする動物に有効量のウロリチンまたはその前駆体を投与することにより、動物におけるオートファジーを増加させ、それによって動物の寿命を延長させるステップを含む、動物の寿命を延長させる方法である。
【0736】
動物の寿命に関連して本明細書で使用される用語「寿命」は、個々の生物の寿命を指す。寿命は個々の生物において測定することができるが、個々の生物から成る集団の寿命の平均または中央値を測定および比較することが一般的である。例えば、寿命は、実験処置群および適切に選択された未処置またはプラセボ対照群における平均生存として、測定および比較してもよい。寿命は、オートファジーを必要とする健康状態に罹患した個体の集団において考慮されてもよい。そのような個体の処置は、それらの未処置の対照物と比較して、それらの寿命を増加するものである。一実施形態では、寿命は実際の寿命である。一実施形態では、寿命は推定(actuarial)寿命である。
【0737】
インビトロにおける真核細胞の寿命に関連して本明細書で使用される用語「寿命」は、個々の細胞の寿命を指す。寿命は個々の細胞について測定することができるが、個々の細胞から成る集団の寿命の平均または中央値を測定および比較することが一般的である。例えば、寿命は、実験処理群および適切に選択された未処理またはプラセボ対照群における平均生存として、測定および比較してもよい。用語「寿命」は、ある特定の代謝ストレスを受けた細胞の寿命も指す。一実施形態では、代謝ストレスは、栄養枯渇、増殖因子枯渇、または低酸素によるものである。例えば、直接的なインビトロ、エキソビボでの、または対象への投与によるインビボでの、代謝ストレスを受けた細胞へのウロリチンまたは前駆体による処理は、これらの代謝ストレスを受けた細胞の寿命の延長をもたらすであろうし、エキソビボおよびインビボでの処理の場合、これらの代謝ストレスを受けた細胞の寿命の延長は、それらを含む組織の機能を向上させるだろう
一実施形態では、寿命は、未処置対照群よりも少なくとも5パーセント長い場合に、延長したと言われる。種々の特定の実施形態において、寿命は、未処置対照群よりも少なくとも5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、または50パーセント長い場合に、延長したと言われる。ある実施形態では、寿命は、未処置対照群と比較して少なくとも10パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、未処置対照群と比較して少なくとも20パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、未処置対照群と比較して少なくとも30パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、未処置対照群と比較して少なくとも40パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、未処置対照群と比較して少なくとも50パーセント延長される。
【0738】
一実施形態では、寿命は、プラセボ対照群よりも少なくとも5パーセント長い場合に、延長したと言われる。種々の特定の実施形態において、寿命は、プラセボ対照群よりも少なくとも5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、または50パーセント長い場合に、延長したと言われる。ある実施形態では、寿命は、プラセボ対照と比較して少なくとも10パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、プラセボ対照と比較して少なくとも20パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、プラセボ対照と比較して少なくとも30パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、プラセボ対照と比較して少なくとも40パーセント延長される。ある実施形態では、寿命は、プラセボ対照と比較して少なくとも50パーセント延長される。
【0739】
一実施形態では、寿命は、未処置対照群と比較して統計的に有意な差異だけ長い場合に、延長したと言われる。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.05である。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.01である。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.005である。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.001である。
【0740】
一実施形態では、寿命は、一実施形態では、寿命は、プラセボ対照と比較して統計的に有意な差異だけ長い場合に、延長したと言われる。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.05である。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.01である。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.005である。一実施形態では、差異の統計的優位性はp≦0.001である。
【0741】
動物は動物界に属するあらゆる多細胞真核生物である。一実施形態では、動物は無脊椎動物、例えば、線虫(例えば、線虫(C. elegans))またはショウジョウバエ(例えば、キイロショウジョウバエ(D. melanogaster))である。一実施形態では、動物は脊椎動物、例えば、魚または哺乳動物である。一実施形態では、動物は哺乳動物である。一実施形態では、動物は霊長類である。一実施形態では、動物はヒトである。ある実施形態では、動物はイヌまたはネコ等の家畜(domestic animal)である。ある実施形態では、動物はウマ、雌ウシ、またはヒツジ等の家畜(livestock)である。
【0742】
一実施形態では、ウロリチンは単離ウロリチンである。
【0743】
一実施形態では、ウロリチンは精製ウロリチンである。
【0744】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【0745】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンAである。
【0746】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンBである。
【0747】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンCである。
【0748】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンDである。
【0749】
ある実施形態では、ウロリチンは、式I、式II、または式IIIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【0750】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は単離ウロリチン前駆体である。
【0751】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は精製ウロリチン前駆体である。
【0752】
ある実施形態では、ウロリチン前駆体は、式IV、式V、または式VIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【0753】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は、エラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【0754】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグ酸である。
【0755】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグタンニンである。
【0756】
一実施形態では、エラグタンニンは、カスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、ランベルチアニンC、サングイインH-6、サングイインH-10、およびベスカラギンからなる群より選択される。
【0757】
本発明の一態様は、インビトロで真核細胞を有効量のウロリチンと接触させることで細胞内のオートファジーを増加させ、それによりインビトロで真核細胞の寿命を延長させるステップを含む、インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法である。
【0758】
本発明によれば、ウロリチンは、細胞培養試薬として用いることで、培養液中の細胞および組織の成長および保存の促進を促すことができる。ウロリチンは初代細胞および組織を長期間生きたまま維持する能力を有すると考えられており、これは、それらを、種々のインビトロ応用、例えば、(i)細胞株、あらゆる起源の初代細胞(すなわち、ヒトまたは動物から新たに単離された)の研究室内の通例の細胞培養;および(ii)組織または臓器の培養液中の維持、に用いることができることを意味している。培養液中に維持された細胞および組織の両方について、これは、組織伸展、輸送中の保護(ヒトへの移植用)等、インビトロにおける診断および治療に応用することもでき、凍結保存が必要な初代細胞を用いる細胞治療応用については、細胞凍結用の特別な溶液の一部となり得る。本発明には、ウロリチンを含む培地中で細胞または組織を増殖または培養させることを含む、細胞または組織を培養または保存する方法が含まれる。種々の細胞および組織を培養および増殖させるのに適した細胞培地は、当該技術分野において公知であり、市販されている。
【0759】
ウロリチンおよびその前駆体は、細胞、組織、または生物におけるオートファジーおよび向上したミトコンドリア機能を試験する場合のポジティブコントロールとして、有用であり得る。例えば、ウロリチンは、ミトコンドリア機能またはmTOR経路等の寿命に関連する経路を調べるために、別々に用いることができ、あるいは、有用なキットの一部として含ませることができる。
【0760】
一実施形態では、オートファジーはマイトファジーである。
【0761】
一実施形態では、ウロリチンは単離ウロリチンである。
【0762】
一実施形態では、ウロリチンは精製ウロリチンである。
【0763】
一実施形態では、ウロリチンは、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【0764】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンAである。
【0765】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンBである。
【0766】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンCである。
【0767】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンDである。
【0768】
ある実施形態では、ウロリチンは、式I、式II、または式IIIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【0769】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は単離ウロリチン前駆体である。
【0770】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は精製ウロリチン前駆体である。
【0771】
ある実施形態では、ウロリチン前駆体は、式IV、式V、または式VIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【0772】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は、エラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【0773】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグ酸である。
【0774】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグタンニンである。
【0775】
一実施形態では、エラグタンニンは、カスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、ランベルチアニンC、サングイインH-6、サングイインH-10、およびベスカラギンからなる群より選択される。
【0776】
一実施形態では、真核細胞は初代培養真核細胞である。
【0777】
一実施形態では、真核細胞は細胞株の一部である。
【0778】
一実施形態では、真核細胞は、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される。ある実施形態では、細胞は胚性幹細胞である。ある実施形態では、細胞は誘導多能性幹細胞である。一実施形態では、細胞は、内皮細胞、中枢および末梢神経系の細胞(ニューロン(全タイプ)並びにグリア細胞(小膠細胞、星状膠細胞および乏突起膠細胞、シュワン細胞)、ケラチノサイト(皮膚細胞)、網膜細胞、免疫細胞、また有毛細胞および濾胞(follicule)幹細胞、並びにがん幹細胞からなる群より選択される。ある実施形態では、細胞は成体幹細胞である。ある実施形態では、細胞は造血幹細胞である。ある実施形態では、細胞はがん細胞である。
【0779】
ある実施形態では、細胞は、摘出した組織もしくは臓器またはその部分もしくは検体の中に存在する。ある実施形態では、細胞は、移植用に摘出された、またはエキソビボに維持された臓器または臓器塊(bloc of organ)等の、摘出した臓器または臓器塊の中に存在する。ある実施形態では、細胞は組織または組織切片の中に存在する。
【0780】
特定の実施形態において、細胞は、初代培養、すなわち、「初代細胞」の中に存在する。。本明細書で使用される場合、「初代培養」は、組織または対象から直接培養された細胞を指す。一実施形態では、初代培養には2つ以上の細胞型が含まれる。一実施形態では、初代培養には単一の細胞型(例えば、内皮細胞)が含まれる。初代培養における細胞は、しばしば、限られた数の継代または分裂しか行うことができない。
【0781】
特定の実施形態において、細胞は細胞株中に存在する。本明細書で使用される場合、「細胞株」は、真核性動物に由来しインビトロで維持される、樹立され、不死化され、且つ遺伝的に均一な、細胞集団である。一実施形態では、細胞株は哺乳動物由来である。一実施形態では、細胞株はヒト由来である。多くの型の細胞株は、いくつかの商業的供給業者から入手可能であり、例えば、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関(ATCC)(マナッサス、バージニア州))が挙げられる。
【0782】
ある実施形態では、本発明は、細胞を式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される有効量の化合物と接触させることにより細胞内のオートファジーを増加させることを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法に関する。
【0783】
ある実施形態では、本発明は、オートファジーがマイトファジーである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0784】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンAである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0785】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンBである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0786】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンCである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0787】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンDである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0788】
ある実施形態では、本発明は、化合物がエラグ酸である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0789】
ある実施形態では、本発明は、細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される、前記方法のいずれか1つに関する。
【0790】
ある実施形態では、本発明は、治療を必要とする動物に式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される有効量の化合物を投与することにより動物の寿命を延長させることを含む、動物の寿命を延長させる方法に関する。
【0791】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンAである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0792】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンBである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0793】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンCである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0794】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンDである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0795】
ある実施形態では、本発明は、化合物がエラグ酸である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0796】
ある実施形態では、本発明は、動物が哺乳動物である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0797】
ある実施形態では、本発明は、哺乳動物がヒトである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0798】
ある実施形態では、本発明は、インビトロで真核細胞を式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される有効量の化合物と接触させることにより、インビトロで真核細胞の寿命を延長させることを含む、インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法に関する。
【0799】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンAである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0800】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンBである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0801】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンCである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0802】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンDである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0803】
ある実施形態では、本発明は、化合物がエラグ酸である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0804】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が初代培養真核細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0805】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が細胞株の一部である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0806】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0807】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、および成体幹細胞からなる群より選択される細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0808】
ある実施形態では、本発明は、細胞を有効量の式Iの化合物と接触させることにより細胞内のオートファジーを増加させることを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法に関し;
式Iの化合物は、
【0809】
【化13】
【0810】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【0811】
ある実施形態では、本発明は、オートファジーがマイトファジーである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0812】
ある実施形態では、本発明は、細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される、前記方法のいずれか1つに関する。
【0813】
ある実施形態では、本発明は、治療を必要とする動物に有効量の式Iの化合物を投与することにより動物の寿命を延長させることを含む、動物の寿命を延長させる方法に関し、
式Iの化合物は、
【0814】
【化14】
【0815】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【0816】
ある実施形態では、本発明は、動物が哺乳動物である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0817】
ある実施形態では、本発明は、哺乳動物がヒトである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0818】
ある実施形態では、本発明は、インビトロで真核細胞を有効量の式Iの化合物と接触させることにより、インビトロで真核細胞の寿命を延長させることを含む、インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法に関し、
式Iの化合物は、
【0819】
【化15】
【0820】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【0821】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が初代培養真核細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0822】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が細胞株の一部である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0823】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0824】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、および成体幹細胞からなる群より選択される細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【0825】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0826】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも1つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0827】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも2つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0828】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも3つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0829】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも4つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0830】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも5つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0831】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも6つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0832】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも7つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0833】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0834】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0835】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0836】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0837】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0838】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0839】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0840】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0841】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0842】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0843】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0844】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0845】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0846】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0847】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0848】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0849】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0850】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0851】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0852】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0853】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0854】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0855】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0856】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0857】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0858】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0859】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0860】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0861】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0862】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0863】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0864】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0865】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0866】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0867】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0868】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0869】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0870】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0871】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0872】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0873】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0874】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0875】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0876】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0877】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0878】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0879】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0880】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0881】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0882】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0883】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0884】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0885】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0886】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0887】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0888】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0889】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0890】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0891】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0892】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0893】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0894】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0895】
、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0896】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0897】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0898】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0899】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0900】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0901】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0902】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0903】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0904】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0905】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0906】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0907】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0908】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0909】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0910】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0911】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0912】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0913】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0914】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0915】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0916】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0917】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0918】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0919】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0920】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0921】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0922】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0923】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0924】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0925】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0926】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0927】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0928】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0929】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0930】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0931】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0932】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0933】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0934】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0935】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0936】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0937】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0938】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0939】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0940】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0941】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0942】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0943】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0944】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0945】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0946】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0947】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0948】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0949】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0950】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0951】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0952】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0953】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0954】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0955】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0956】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0957】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0958】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0959】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0960】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0961】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0962】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0963】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0964】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0965】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0966】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0967】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0968】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0969】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0970】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0971】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0972】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0973】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0974】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0975】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0976】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0977】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0978】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0979】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0980】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0981】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0982】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0983】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0984】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0985】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0986】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0987】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0988】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0989】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0990】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0991】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0992】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0993】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0994】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0995】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0996】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0997】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0998】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【0999】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1000】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1001】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1002】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1003】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1004】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1005】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1006】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1007】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1008】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1009】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1010】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1011】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1012】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1013】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1014】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1015】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1016】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1017】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1018】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1019】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1020】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1021】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1022】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1023】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1024】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1025】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1026】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1027】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1028】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1029】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1030】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1031】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1032】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1033】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1034】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1035】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1036】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1037】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1038】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1039】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1040】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1041】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1042】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1043】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1044】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1045】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1046】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1047】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1048】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1049】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1050】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1051】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1052】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1053】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1054】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1055】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1056】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1057】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1058】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1059】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1060】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1061】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1062】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1063】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1064】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1065】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1066】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1067】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1068】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1069】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1070】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1071】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1072】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1073】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1074】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1075】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1076】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1077】
およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1078】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1079】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1080】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1081】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1082】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1083】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1084】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1085】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1086】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1087】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1088】
ある実施形態では、本発明は、RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1089】
ある実施形態では、本発明は、細胞を有効量の式IVの化合物と接触させることにより細胞内のオートファジーを増加させることを含む、細胞内のオートファジーを増加させる方法に関し;
式IVの化合物は、
【1090】
【化16】
【1091】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1092】
ある実施形態では、本発明は、オートファジーがマイトファジーである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1093】
ある実施形態では、本発明は、細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される、前記方法のいずれか1つに関する。
【1094】
ある実施形態では、本発明は、治療を必要とする動物に有効量の式IVの化合物を投与することにより動物の寿命を延長させることを含む、動物の寿命を延長させる方法に関し、
式IVの化合物は、
【1095】
【化17】
【1096】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1097】
ある実施形態では、本発明は、動物が哺乳動物である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1098】
ある実施形態では、本発明は、哺乳動物がヒトである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1099】
ある実施形態では、本発明は、インビトロで真核細胞を有効量の式IVの化合物と接触させることにより、インビトロで真核細胞の寿命を延長させることを含む、インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法に関し、
式IVの化合物は、
【1100】
【化18】
【1101】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1102】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が初代培養真核細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1103】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が細胞株の一部である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1104】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1105】
ある実施形態では、本発明は、真核細胞が胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、および成体幹細胞からなる群より選択される細胞である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1106】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1107】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも1つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1108】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも2つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1109】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも3つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1110】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも4つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1111】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち5つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1112】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14がORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1113】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R10、R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1114】
ある実施形態では、本発明は、R10がORであり;R、R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1115】
ある実施形態では、本発明は、R11がORであり;R、R10、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1116】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR10がORであり;R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1117】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR11がORであり;R10、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1118】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR12がORであり;R10、R11、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1119】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR13がORであり;R10、R11、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1120】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR14がORであり;R10、R11、R12、およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1121】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR11がORであり;R、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1122】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR12がORであり;R、R11、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1123】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR13がORであり;R、R11、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1124】
ある実施形態では、本発明は、R11およびR12がORであり;R、R10、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1125】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR11がORであり;R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1126】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR12がORであり;R11、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1127】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR13がORであり;R11、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1128】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR14がORであり;R11、R12、およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1129】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR12がORであり;R10、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1130】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR13がORであり;R10、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1131】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR14がORであり;R10、R12、およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1132】
ある実施形態では、本発明は、R、R12、およびR13がORであり;R10、R11、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1133】
ある実施形態では、本発明は、R10、R11、およびR12がORであり;R、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1134】
ある実施形態では、本発明は、R10、R11、およびR13がORであり;R、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1135】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR12がORであり;R13およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1136】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR13がORであり;R12およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1137】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR14がORであり;R12およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1138】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R12、およびR13がORであり;R11およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1139】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R12、およびR14がORであり;R11およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1140】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R13、およびR14がORであり;R11およびR12がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1141】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、R12、およびR13がORであり;R10およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1142】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、R12、およびR14がORであり;R10およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1143】
ある実施形態では、本発明は、R10、R11、R12、およびR13がORであり;RおよびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1144】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、およびR13がORであり;R14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1145】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、およびR14がORであり;R13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1146】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R13、およびR14がORであり;R12がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1147】
ある実施形態では、本発明は、RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1148】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって代謝ストレスを治療または予防することを含む、代謝ストレスを治療または予防する方法に関する。
【1149】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって心血管疾患を治療または予防することを含む、心血管疾患を治療または予防する方法に関する。
【1150】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって心筋症を治療または予防することを含む、心筋症を治療または予防する方法に関する。
【1151】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋機能を改善することを含む、筋機能を改善する方法に関する。
【1152】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋肉減少症を治療または予防することを含む、筋肉減少症を治療または予防する方法に関する。
【1153】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋変性疾患を治療または予防することを含む、筋変性疾患を治療または予防する方法に関する。
【1154】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってデュシェンヌ型筋ジストロフィーを治療または予防することを含む、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを治療または予防する方法に関する。
【1155】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってアルコール性肝疾患を治療または予防することを含む、アルコール性肝疾患を治療または予防する方法に関する。
【1156】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって非アルコール性脂肪性肝疾患を治療または予防することを含む、非アルコール性脂肪性肝疾患を治療または予防する方法に関する。
【1157】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって薬物性肝障害を治療または予防することを含む、薬物性肝障害を治療または予防する方法に関する。
【1158】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってα1-アンチトリプシン欠損症を治療または予防することを含む、α1-アンチトリプシン欠損症を治療または予防する方法に関する。
【1159】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって虚血/再灌流障害を治療または予防することを含む、虚血再灌流障害を治療または予防する方法に関する。
【1160】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって炎症を治療または予防することを含む、炎症を治療または予防する方法に関する。
【1161】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって炎症性腸疾患を治療または予防することを含む、炎症性(inflammatoroy)腸疾患を治療または予防する方法に関する。
【1162】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってクローン病を治療または予防することを含む、クローン病を治療または予防する方法に関する。
【1163】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって肥満を治療または予防することを含む、肥満を治療または予防する方法に関する。
【1164】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってメタボリックシンドロームを治療または予防することを含む、メタボリックシンドロームを治療または予防する方法に関する。
【1165】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってII型真性糖尿病を治療または予防することを含む、II型真性糖尿病を治療または予防する方法に関する。
【1166】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって高脂血症を治療または予防することを含む、高脂血症を治療または予防する方法に関する。
【1167】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって変形性関節症を治療または予防することを含む、変形性関節症を治療または予防する方法に関する。
【1168】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって神経変性疾患を治療または予防することを含む、神経変性疾患を治療または予防する方法に関する。
【1169】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってアルツハイマー病を治療または予防することを含む、アルツハイマー病を治療または予防する方法に関する。
【1170】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってパーキンソン病を治療または予防することを含む、パーキンソン病を治療または予防する方法に関する。
【1171】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防することを含む、ALSを治療または予防する方法に関する。
【1172】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってがんを治療または予防することを含む、がんを治療または予防する方法に関する。
【1173】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって認知障害を治療または予防することを含む、認知障害を治療または予防する方法に関する。
【1174】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって気分障害を治療または予防することを含む、気分障害を治療または予防する方法に関する。
【1175】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによってストレスを治療または予防することを含む、ストレスを治療または予防する方法に関する。
【1176】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、ウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびエラグ酸からなる群より選択される治療有効量の化合物を治療を必要とする対象に投与することによって老化中の活動性を向上させることを含む、老化中の活動性を向上させる方法に関する。
【1177】
ある実施形態では、本発明は、化合物が本明細書で定義される式IIの化合物である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1178】
ある実施形態では、本発明は、化合物が本明細書で定義される式IIIの化合物である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1179】
ある実施形態では、本発明は、化合物が本明細書で定義される式Vの化合物である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1180】
ある実施形態では、本発明は、化合物が本明細書で定義される式VIの化合物である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1181】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンAである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1182】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンBである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1183】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンCである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1184】
ある実施形態では、本発明は、化合物がウロリチンDである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1185】
ある実施形態では、本発明は、化合物がエラグ酸である、前記方法のいずれか1つに関する。
【1186】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することにより代謝ストレスを治療または予防することを含む、代謝ストレスを治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1187】
【化19】
【1188】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1189】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することにより心血管疾患を治療または予防することを含む、心血管疾患を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1190】
【化20】
【1191】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1192】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって心筋症を治療または予防することを含む、心筋症を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1193】
【化21】
【1194】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1195】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することにより筋機能を改善することを含む、筋機能を改善する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1196】
【化22】
【1197】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1198】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋肉減少症を治療または予防することを含む、筋肉減少症を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物であり、
【1199】
【化23】
【1200】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1201】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋変性疾患を治療または予防することを含む、筋変性疾患を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1202】
【化24】
【1203】
式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1204】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってデュシェンヌ型筋ジストロフィーを治療または予防することを含む、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1205】
【化25】
【1206】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1207】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってアルコール性肝疾患を治療または予防することを含む、アルコール性肝疾患を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1208】
【化26】
【1209】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1210】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって非アルコール性脂肪性肝疾患を治療または予防することを含む、非アルコール性脂肪性肝疾患を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1211】
【化27】
【1212】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1213】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって薬物性肝障害を治療または予防することを含む、薬物性肝障害を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1214】
【化28】
【1215】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1216】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってα1-アンチトリプシン欠損症を治療または予防することを含む、α1-アンチトリプシン欠損症を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1217】
【化29】
【1218】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1219】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって虚血/再灌流障害を治療または予防することを含む、虚血再灌流障害を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1220】
【化30】
【1221】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1222】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって炎症を治療または予防することを含む、炎症を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1223】
【化31】
【1224】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1225】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって炎症性腸疾患を治療または予防することを含む、炎症性(inflammatoroy)腸疾患を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1226】
【化32】
【1227】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1228】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってクローン病を治療または予防することを含む、クローン病を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1229】
【化33】
【1230】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1231】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって肥満を治療または予防することを含む、肥満を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1232】
【化34】
【1233】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1234】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってメタボリックシンドロームを治療または予防することを含む、メタボリックシンドロームを治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1235】
【化35】
【1236】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1237】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってII型真性糖尿病を治療または予防することを含む、II型真性糖尿病を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物であり、
【1238】
【化36】
【1239】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1240】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって高脂血症を治療または予防することを含む、高脂血症を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1241】
【化37】
【1242】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1243】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって変形性関節症を治療または予防することを含む、変形性関節症を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1244】
【化38】
【1245】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1246】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって神経変性疾患を治療または予防することを含む、神経変性疾患を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1247】
【化39】
【1248】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1249】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってアルツハイマー病を治療または予防することを含む、アルツハイマー病を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1250】
【化40】
【1251】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1252】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってパーキンソン病を治療または予防することを含む、パーキンソン病を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1253】
【化41】
【1254】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1255】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防することを含む、ALSを治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1256】
【化42】
【1257】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1258】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってがんを治療または予防することを含む、がんを治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1259】
【化43】
【1260】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1261】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって認知障害を治療または予防することを含む、認知障害を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1262】
【化44】
【1263】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1264】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって気分障害を治療または予防することを含む、気分障害を治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1265】
【化45】
【1266】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1267】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってストレスを治療または予防することを含む、ストレスを治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物は、
【1268】
【化46】
【1269】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1270】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式Iの化合物を治療を必要とする対象に投与することにより老化中の活動性を向上させることを含む、老化中の活動性を向上させる方法に関し、
式Iの化合物は、
【1271】
【化47】
【1272】
であり、式中、
、R、R、R、R、R、R、およびRは独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1273】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1274】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも1つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1275】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも2つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1276】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも3つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1277】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも4つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1278】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも5つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1279】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも6つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1280】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRのうち少なくとも7つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1281】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、R、およびRがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1282】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1283】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1284】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1285】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1286】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1287】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1288】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1289】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R、R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1290】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1291】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1292】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1293】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1294】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1295】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1296】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1297】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1298】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1299】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1300】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1301】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1302】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1303】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1304】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1305】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1306】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1307】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1308】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1309】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1310】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1311】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1312】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1313】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1314】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1315】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1316】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1317】
ある実施形態では、本発明は、RおよびRがORであり;R、R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1318】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1319】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1320】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1321】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1322】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1323】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1324】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1325】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1326】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1327】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1328】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1329】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1330】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1331】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1332】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1333】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1334】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1335】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1336】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1337】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1338】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1339】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1340】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1341】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1342】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1343】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1344】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1345】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1346】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1347】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1348】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1349】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1350】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1351】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1352】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1353】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1354】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1355】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1356】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1357】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1358】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1359】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1360】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1361】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1362】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1363】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1364】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1365】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1366】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1367】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1368】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1369】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1370】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1371】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1372】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1373】
ある実施形態では、本発明は、R、R、およびRがORであり;R、R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1374】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1375】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1376】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1377】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1378】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1379】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1380】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1381】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1382】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1383】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1384】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1385】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1386】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1387】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1388】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1389】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1390】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1391】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1392】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1393】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1394】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1395】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1396】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1397】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1398】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1399】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1400】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1401】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1402】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1403】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1404】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1405】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1406】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1407】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1408】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1409】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1410】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1411】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1412】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1413】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1414】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1415】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1416】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1417】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1418】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1419】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1420】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1421】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1422】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1423】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1424】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1425】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1426】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1427】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1428】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1429】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1430】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1431】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1432】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1433】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1434】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1435】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1436】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1437】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1438】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1439】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1440】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1441】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1442】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1443】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、およびRがORであり;R、R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1444】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1445】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1446】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1447】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1448】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1449】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1450】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1451】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1452】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1453】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1454】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1455】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1456】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1457】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1458】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1459】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1460】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1461】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1462】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1463】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1464】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1465】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1466】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1467】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1468】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1469】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1470】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1471】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1472】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1473】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1474】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1475】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1476】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1477】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1478】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1479】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1480】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1481】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1482】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1483】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1484】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1485】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1486】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1487】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1488】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1489】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1490】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1491】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1492】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1493】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1494】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1495】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1496】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1497】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1498】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1499】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、およびRがORであり;R、R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1500】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1501】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1502】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1503】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1504】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1505】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1506】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1507】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1508】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1509】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1510】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1511】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1512】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1513】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1514】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1515】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1516】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1517】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1518】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1519】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1520】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1521】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;R、およびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1522】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1523】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1524】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1525】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1526】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1527】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RおよびRがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1528】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1529】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1530】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1531】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1532】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1533】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1534】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1535】
ある実施形態では、本発明は、R、R、R、R、R、R、およびRがORであり;RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1536】
ある実施形態では、本発明は、RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1537】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって代謝ストレスを治療または予防することを含む、代謝ストレスを治療または予防する方法に関し、
式Iの化合物IVは、
【1538】
【化48】
【1539】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1540】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって心血管疾患を治療または予防することを含む、心血管疾患を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1541】
【化49】
【1542】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1543】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって心筋症を治療または予防することを含む、心筋症を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1544】
【化50】
【1545】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1546】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋機能を改善することを含む、筋機能を改善する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1547】
【化51】
【1548】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1549】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋肉減少症を治療または予防することを含む、筋肉減少症を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1550】
【化52】
【1551】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1552】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋変性疾患を治療または予防することを含む、筋変性疾患を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1553】
【化53】
【1554】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1555】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってデュシェンヌ型筋ジストロフィーを治療または予防することを含む、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1556】
【化54】
【1557】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1558】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってアルコール性肝疾患を治療または予防することを含む、アルコール性肝疾患を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1559】
【化55】
【1560】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1561】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって非アルコール性脂肪性肝疾患を治療または予防することを含む、非アルコール性脂肪性肝疾患を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1562】
【化56】
【1563】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1564】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって薬物性肝障害を治療または予防することを含む、薬物性肝障害を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1565】
【化57】
【1566】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1567】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってα1-アンチトリプシン欠損症を治療または予防することを含む、α1-アンチトリプシン欠損症を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1568】
【化58】
【1569】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1570】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって虚血/再灌流障害を治療または予防することを含む、虚血再灌流障害を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1571】
【化59】
【1572】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1573】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって炎症を治療または予防することを含む、炎症を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1574】
【化60】
【1575】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1576】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって炎症性腸疾患を治療または予防することを含む、炎症性(inflammatoroy)腸疾患を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1577】
【化61】
【1578】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1579】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってクローン病を治療または予防することを含む、クローン病を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1580】
【化62】
【1581】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1582】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって肥満を治療または予防することを含む、肥満を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1583】
【化63】
【1584】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1585】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってメタボリックシンドロームを治療または予防することを含む、メタボリックシンドロームを治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1586】
【化64】
【1587】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1588】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってII型真性糖尿病を治療または予防することを含む、II型真性糖尿病を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1589】
【化65】
【1590】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1591】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって高脂血症を治療または予防することを含む、高脂血症を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1592】
【化66】
【1593】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1594】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって変形性関節症を治療または予防することを含む、変形性関節症を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1595】
【化67】
【1596】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1597】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって神経変性疾患を治療または予防することを含む、神経変性疾患を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1598】
【化68】
【1599】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1600】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってアルツハイマー病を治療または予防することを含む、アルツハイマー病を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1601】
【化69】
【1602】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1603】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってパーキンソン病を治療または予防することを含む、パーキンソン病を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1604】
【化70】
【1605】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1606】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防することを含む、ALSを治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1607】
【化71】
【1608】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1609】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってがんを治療または予防することを含む、がんを治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1610】
【化72】
【1611】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1612】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって認知障害を治療または予防することを含む、認知障害を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1613】
【化73】
【1614】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1615】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによって気分障害を治療または予防することを含む、気分障害を治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1616】
【化74】
【1617】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1618】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することによってストレスを治療または予防することを含む、ストレスを治療または予防する方法に関し、
式IVの化合物は、
【1619】
【化75】
【1620】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1621】
ある実施形態では、本発明は、治療有効量の式IVの化合物を治療を必要とする対象に投与することにより老化中の活動性を向上させることを含む、老化中の活動性を向上させる方法に関し、
式IVの化合物は、
【1622】
【化76】
【1623】
であり、式中、
、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖である。
【1624】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1625】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも1つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1626】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも2つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1627】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも3つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1628】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも4つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1629】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち5つがORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1630】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、R13、およびR14がORである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1631】
ある実施形態では、本発明は、RがORであり;R10、R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1632】
ある実施形態では、本発明は、R10がORであり;R、R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1633】
ある実施形態では、本発明は、R11がORであり;R、R10、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1634】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR10がORであり;R11、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1635】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR11がORであり;R10、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1636】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR12がORであり;R10、R11、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1637】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR13がORであり;R10、R11、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1638】
ある実施形態では、本発明は、RおよびR14がORであり;R10、R11、R12、およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1639】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR11がORであり;R、R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1640】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR12がORであり;R、R11、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1641】
ある実施形態では、本発明は、R10およびR13がORであり;R、R11、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1642】
ある実施形態では、本発明は、R11およびR12がORであり;R、R10、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1643】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR11がORであり;R12、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1644】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR12がORであり;R11、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1645】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR13がORであり;R11、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1646】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、およびR14がORであり;R11、R12、およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1647】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR12がORであり;R10、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1648】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR13がORであり;R10、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1649】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、およびR14がORであり;R10、R12、およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1650】
ある実施形態では、本発明は、R、R12、およびR13がORであり;R10、R11、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1651】
ある実施形態では、本発明は、R10、R11、およびR12がORであり;R、R13、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1652】
ある実施形態では、本発明は、R10、R11、およびR13がORであり;R、R12、およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1653】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR12がORであり;R13およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1654】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR13がORであり;R12およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1655】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、およびR14がORであり;R12およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1656】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R12、およびR13がORであり;R11およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1657】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R12、およびR14がORであり;R11およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1658】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R13、およびR14がORであり;R11およびR12がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1659】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、R12、およびR13がORであり;R10およびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1660】
ある実施形態では、本発明は、R、R11、R12、およびR14がORであり;R10およびR13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1661】
ある実施形態では、本発明は、R10、R11、R12、およびR13がORであり;RおよびR14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1662】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、およびR13がORであり;R14がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1663】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R12、およびR14がORであり;R13がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1664】
ある実施形態では、本発明は、R、R10、R11、R13、およびR14がORであり;R12がHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1665】
ある実施形態では、本発明は、RがHである、前記方法のいずれか1つに関する。
【1666】
例示的な組成物
ある実施形態では、本発明は、薬剤的に許容できる担体をさらに含む、前記化合物のいずれか1つを含む組成物に関する。
【1667】
ある実施形態では、本発明は、式Iの化合物、および式IVの化合物からなる群より選択される第一化合物;並びにラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される第二化合物を含む、組成物に関する。
【1668】
ある実施形態では、本発明は、第一化合物がウロリチンAである、前記組成物のいずれか1つに関する。
【1669】
ある実施形態では、本発明は、第一化合物がウロリチンBである、前記組成物のいずれか1つに関する。
【1670】
ある実施形態では、本発明は、第一化合物がウロリチンCである、前記組成物のいずれか1つに関する。
【1671】
ある実施形態では、本発明は、第一化合物がウロリチンDである、前記組成物のいずれか1つに関する。
【1672】
ある実施形態では、本発明は、第一化合物がエラグ酸である、前記組成物のいずれか1つに関する。
【1673】
ある実施形態では、本発明は、第一化合物が本明細書で開示される特定のウロリチンまたはウロリチン前駆体化合物のいずれかである、前記組成物のいずれか1つに関する。
【1674】
ある実施形態では、本発明は、組成物が薬剤的に許容できる担体をさらに含む、前記組成物のいずれか1つに関する。
【1675】
ウロリチンおよび他の化合物を含む組成物
本発明の一態様は、ウロリチンまたはその前駆体、およびオートファジーを誘導する一つまたは複数の追加の化合物を含む、組成物である。ある実施形態では、一つまたは複数の追加の化合物は、ウロリチンまたはその前駆体を含む。ある実施形態では、一つまたは複数の追加の化合物は、ラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される。関連する実施形態において、一つまたは複数の追加の化合物は、ウロリチンまたはその前駆体、並びにラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される化合物の両方を含む。
【1676】
一実施形態では、ウロリチンは単離ウロリチンである。
【1677】
一実施形態では、ウロリチンは精製ウロリチンである。
【1678】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【1679】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンAである。
【1680】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンBである。
【1681】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンCである。
【1682】
一実施形態では、ウロリチンはウロリチンDである。
【1683】
ある実施形態では、ウロリチンは、式I、式II、または式IIIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【1684】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は単離ウロリチン前駆体である。
【1685】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は精製ウロリチン前駆体である。
【1686】
ある実施形態では、ウロリチン前駆体は、式IV、式V、または式VIの化合物であり、本明細書に記載のこれらの式の特定の化合物のいずれか1つが含まれる。
【1687】
一実施形態では、ウロリチン前駆体は、エラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される。
【1688】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグ酸である。
【1689】
一実施形態では、ウロリチン前駆体はエラグタンニンである。
【1690】
一実施形態では、エラグタンニンは、カスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、ランベルチアニンC、サングイインH-6、サングイインH-10、およびベスカラギンからなる群より選択される。
【1691】
ある実施形態では、本発明は、式IIの化合物、式IIIの化合物、式Vの化合物、および式VIの化合物からなる群より選択される第一化合物;並びにラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される第二化合物を含む組成物に関する。
【1692】
一実施形態では、組成物は、薬剤的に許容できる担体をさらに含む。
【1693】
オートファジーは、カロリー制限(例えば、飢餓)によって強力に誘導され、mTOR経路によって阻害されることが知られている。栄養失調を伴わないカロリー制限は、昆虫、虫、マウス、ラット、魚、サル、さらにはヒトを含むいくつかの種において、老化を遅延し、寿命を延長することが報告されている。例えば、Fontana L et al. (2004) Proc Natl Acad Sci USA 101:6659-6663; Colman RJ et al. (2009) Science 325:201-204を参照されたい。さらに、長期間のカロリー制限は、ヒトにおけるアテローム性動脈硬化症のリスクを低減させるのに非常に効果的であることが報告されている。Fontana L et al. (上記)。
【1694】
さらに、mTOR経路の阻害はオートファジーを促進することが知られており、mTOR経路の阻害剤はオートファジーを活性化させることが知られている。mTOR経路の阻害剤はラパマイシン、メトホルミン、およびリスベラトロールを誘導することが知られている。異なる機構を介してではあるが、オートファジーを刺激することが知られているさらなる薬剤には、スペルミジン、クロニジン、リルメニジン、チラミン、モルヒネ、バクロフェン、マストパラン、プロプラノロール、ブピバカイン(bupivacain)、N-ドデシルリジンアミド、タモキシフェン、インターフェロン(IFN)-γ、トレハロースおよびビンブラスチンが含まれる。本態様の一実施形態では、オートファジー誘導性化合物は、ロペラミド、アミオダロン、ニグルジピン、ピモジド、ニカルジピン、ペニトレムA、フルスピリレン、およびトリフルオエラジン(Trifluoerazine)並びにそれらの薬剤的に許容できる塩からなる群より選択される。
【1695】
シロリムスとしても知られているラパマイシン((3S,6R,7E,9R,10R,12R,14S,15E,17E,19E,21S,23S,26R,27R,34aS)-9,10,12,13,14,21,22,23,24,25,26,27,32,33,34,34a-ヘキサデカヒドロ-9,27-ジヒドロキシ-3-[(1R)-2-[(1S,3R,4R)-4-ヒドロキシ-3-メトキシシクロヘキシル]-1-メチルエチル]-10,21-ジメトキシ-6,8,12,14,20,26-ヘキサメチル-23,27-エポキシ-3H-ピリド[2,1-c][1,4]-オキサアザシクロヘントリアコンチン-1,5,11,28,29(4H,6H,31H)-ペントン)は、マクロライド系免疫抑制剤である。ラパマイシンは1999年9月にFDAに承認され、ファイザー社から(以前はワイス社から)、Rapamune(登録商標)の商品名で市販されている。ラパマイシンは細胞質タンパク質FK-結合タンパク質12(FKBP12)に結合して、mTOR複合体1(mTORC1)と直接結合することによりmTOR経路を阻害する複合体を形成する。線虫および酵母において、ラパマイシンはオートファジーが誘導され得る条件下のみにおいて寿命を延長させる。ラパマイシンは、真核生物の寿命を延長させることが2006年に最初に示された。Powers et al. ((2006) Genes Dev. 20:174-184)では、酵母細胞の寿命延長に対するラパマイシンの用量反応性効果が示された。この研究および他の研究を基に、2009年の研究においては、ラパマイシンを与えられたマウスの寿命は、処置の開始から28~38%増加し、または全体的な最大寿命延長において9~14%増加した。Harrison DE et al. (2009) Nature 460:392-395。特に注目すべきは、ヒトの60歳に相当する、20月齢のマウスにおいて処置が開始されたことである。
【1696】
メトホルミン(N,N-ジメチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド;ロシグリタゾン)は、ビグアナイドクラスとして知られている経口抗糖尿病薬のクラスにおけるチアゾリジンジオン化合物である。メトホルミンは、特に2型(インスリン抵抗性)真性糖尿病の治療用として、Glucophage、Fortamet、Glumetza、およびRiometとして合衆国内で市販のされている。Dowling RJO et al. (2007) Cancer Res. 67:10804-10812において、メトホルミンが乳がん細胞におけるmTOR経路を阻害することが報告されている。
【1697】
リスベラトロール(3,5,4’-トリヒドロキシ-トランス-スチルベン)は、赤ぶどうおよび他の果実の皮に存在する天然フェノールであり、サーチュイン1の間接的な活性化物質である。リスベラトロールは化学合成によっても生成されている。Farina A et al. (2006) Nat. Prod. Res. 20:247-252。リスベラトロールは、いくつかの商業的供給業者から栄養補給剤として入手可能である。いくつかの研究において、リスベラトロールが酵母、線虫、ショウジョウバエ、ある種の魚、およびマウスの寿命を延長させることが報告されている。さらに、Brito PM et al. (2009) Atherosclerosis 205:126-134では、リスベラトロールはmTOR経路を阻害することが報告された。
【1698】
Baur JA et al. (2006) Nature 444:337-342において、リスベラトロールは、高カロリー食を与えられた中齢マウスの生理機能を、標準的な食餌を与えられたマウスの生理機能に変化させ、それらの生存時間を有意に増加させることが報告された。Baur et al.によれば、リスベラトロールは、インスリン感受性の増加、インスリン様増殖因子-1(IGF-I)レベルの減少、AMP活性化タンパク質キナーゼ(AMPK)およびペルオキシソーム増殖剤活性化受容体γ活性化補助因子1α(PGC-1α)の活性の増加、ミトコンドリア数の増加、並びに運動機能の改善を含む、より長い寿命に関連する変化をもたらす。遺伝子セットエンリッチメントのパラメーター解析によって、リスベラトロールが、153の著しく変化した経路中144において高カロリー食の作用に対抗したことが明らかにされた。
【1699】
Pearson KJ et al. (2008) Cell Metab. 8:157-168では、リスベラトロールを与えられた高齢マウスが、アルブミン尿の減少、血管内皮における炎症およびアポトーシスの減少、大動脈弾性の増加、より高い運動協調性、白内障形成の減少、並びに骨塩量の維持を含む、老化の徴候における顕著な減少を示すことが報告された。
【1700】
リスベラトロールに加えて、ブテイン(3,4,2’,4’-テトラヒドロキシカルコン)、ピセタノール(3,5,3’,4’-テトラヒドロキシ-トランス-スチルベン)、イソリキリチゲニン(4,2’,4’-トリヒドロキシカルコン)、フィセチン(3,7,3’,4’-テトラヒドロキシフラボン)、およびケルセチン(3,5,7,3’,4’-ペンタヒドロキシフラボン)を含む他の小分子が、サーチュインを活性化し酵母の寿命を延長させることが報告されている。Howitz KT et al. (2003) Nature 425:191-196; Wood, JG et al. (2004) Nature 430:686-689、誤植Nature 431:107。
【1701】
老化および寿命に対する様々な処置の効果は、一般的に、線形動物(線虫)、酵母、およびショウジョウバエを含む無脊椎動物において評価される。具体的に、線虫は、その短い寿命および遺伝子操作の容易さから、寿命に対する影響を決定するために最も一般的に用いられるインビボモデルである。線虫の寿命を延長させることが判明した薬剤介入は、酵母およびショウジョウバエの寿命も延長することが示されている。
【1702】
興味深いことに、本発明によると、ウロリチンAは、寿命延長の点において、ラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、またはスペルミジンのいずれよりも予想外により強力であることが判明している。表11を参照すると、ウロリチンが、寿命延長の点において列挙される全ての化合物の中で最も強力であることは明らかであり、列挙された最も強力な他の化合物であるメトホルミンの27%に対して、平均寿命延長を75%増加させた。このことは、ウロリチンが老化に関連する負の事象を遅延させるそれらの能力に関して優れた効果を示すことを説明している。他のウロリチンの効果はまた、寿命延長に対して目立つ効果を示した(図4)。試験されたウロリチン全てにわたって類似の効果がみられることから、該化合物クラスは、全体として、同等の効果を示すことが予測される。
【1703】
【表11】
【1704】
上記の通り、本発明は、ウロリチンまたはその前駆体を、オートファジーを促進する一つまたは複数の他の薬剤と組み合わせた、方法および組成物を包含する。そのような薬剤としては、限定はされないが、ラパマイシン、メトホルミン、リスベラトロール、スペルミジン、没食子酸エピガロカテキン、ゲニステイン、シリビニン、クルクミン、クロニジン、リルメニジン、チラミン、モルヒネ、バクロフェン、マストパラン、プロプラノロール、ブピバカイン、N-ドデシルリジンアミド、タモキシフェン、IFN-γ、トレハロース、およびビンブラスチンが挙げられる。
【1705】
本発明はさらに、ウロリチンまたはその前駆体を、ミトコンドリア毒性を及ぼすことが報告されている薬剤と組み合わせた、方法および組成物を包含する。そのような毒性効果は、例えば、バルプロ酸、抗レトロウイルス剤、スタチン系薬剤、アスピリン、アミノグリコシド抗生物質、白金含有化学療法剤、アセトアミノフェン、β遮断薬、およびステロイド類と関連して報告されている。この背景において、ウロリチンまたはウロリチン前駆体は、ミトコンドリア毒性を及ぼすことが報告されている薬剤のミトコンドリア毒性を相殺するまたは治療するのに有用である。
【1706】
本発明はさらに、ウロリチンまたはその前駆体を、ミトコンドリアバイオジェネシスに有用な一つまたは複数の薬剤と組み合わせた方法および組成物を包含する。そのような化合物としては、限定はされないが、リスベラトロール、ピロロキノリンキノン、ゲニステイン、ヒドロキシルチロソール(hydroxyltyrosol)、およびケルセチンが挙げられる。
【1707】
本発明はさらに、ウロリチンまたはその前駆体を、ミトコンドリア病に対し有用な一つまたは複数の薬剤と組み合わせた方法および組成物を包含する。ミトコンドリア薬物およびサプリメントとして同定され得るそのような薬剤としては、ユビキノール等の補酵素Q10(CoQ10)、ユビキノン等のCoQ10、リボフラビン(ビタミンB)、L-クレアチン、L-アルギニン、L-カルニチン、B50またはB100(Bビタミン複合体)、ビタミンE、ビタミンC、αリポ酸、およびフォリン酸(例えば、ロイコボリン等)が挙げられる。
【1708】
本発明はさらに、ウロリチンまたはその前駆体を体重管理、代謝、認知、気分の障害、およびミトコンドリア病の治療に有用な一つまたは複数の天然物と組み合わせた方法および組成物を包含する。
【1709】
体重管理および代謝の障害に関して、そのような天然物としては、限定はされないが、23-オキソ-3α-ヒドロキシシクロアルタ-24-エン-26-酸(糖尿病);ベルベリン(糖尿病、高血圧症、および高コレステロール血症);マンギフェリン(異脂肪血症);アラビノキシラン(血糖管理);βグルカン(体重減少);クロム、フルクトース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ペクチン、消化可能なデンプン、およびコンニャクマンナン(体重減少促進);αリノレン酸(ALA)、βグルカン、キトサン、グアーガム、モナコリンK、ステロール、スタノール、ペクチン、不飽和脂肪、およびリノール酸(血中コレステロールの管理);カルシウム、塩化物、ラクツロース、および繊維(消化改善);葉酸塩、コリン、亜鉛、ビタミンB6、マグネシウム、ビオチン、クロム、ビタミンD(代謝改善);リボフラビン(ビタミンB2)、ビタミンA、銅、およびビタミンD(鉄利用改善);鉄、およびビタミンB6(酸素運搬);並びにコリン(肝臓)が挙げられる。
【1710】
認知および気分の障害に関して、そのような天然物としては、限定はされないが、オトメアゼナ(Bacopa monnieri)の抽出物、ω3脂肪酸、フラボノイド、ビタミンD、およびビタミンE(加齢性認知機能低下);ピクノジェノール(ストレス中の認知);ω3脂肪酸、およびラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)細菌(気分障害);ビオチン、葉酸塩、マグネシウム、ナイアシン、チアミン、ビタミンB6、ビタミンB12、およびビタミンC(心理学的機能);ω3脂肪酸、クルクミン、およびビタミンE(外傷性脳障害);コリン(発作誘導性記憶障害);ω3脂肪酸、クルクミン、および銅(アルツハイマー病における認知減衰);ダンシェンス(糖尿病に続発する認知障害);フラボノイド、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸塩、カフェイン、パントテン酸、ヨウ素、鉄、および亜鉛(認知増強);鉄、およびドコサヘキサエン酸(DHA)(認知発達);並びにメラトニン(時差ぼけおよび睡眠)が挙げられる。
【1711】
ミトコンドリア病に関して、そのような天然物としては、限定はされないが、ケツメイシのエタノール抽出液(肝臓保護);ビニフェリン(ハンチントン病);ヤドリギ(Korean mistletoe)(Viscum album coloratum)抽出物(持久力増加および疲労低下);イソチオシアン酸β-フェニルエチル(PEITC)、およびエピガロカテキン-3-没食子酸塩(EGCG)(がん);並びに補酵素Q10、クレアチン、リポ酸、および乳清系システインサプリメント(ミトコンドリア病)が挙げられる。
【1712】
製剤および臨床用途
本発明の方法および組成物は、オートファジーの増加および/またはミトコンドリア機能の向上が望ましい種々の臨床背景のいずれにおいても有用であると考えられる。本発明の方法および組成物は、オートファジーの増加および/またはミトコンドリア機能の向上が望ましい疾患および状態の治療および予防に用いることができる。臨床用途の非限定的な適応症としては、免疫不全、幹細胞機能の向上、老化に伴うオートファジーの減少および/または欠陥のあるもしくは準最適に機能するミトコンドリアの増加が蓄積した、老化が関連する健康状態の全て、例えば、神経変性疾患、心疾患、血管疾患、アテローム性動脈硬化症、黄斑変性、感覚性難聴、肥満、脂肪肝、がん、および感染症が挙げられる。また、本発明の方法および組成物は、虚血および再灌流障害(例えば、脳卒中、心筋梗塞、心バイパス、および臓器移植)の治療および予防においても有用であると考えられている。また、本発明の方法および組成物は、ある種の皮膚障害(例えば、皮膚老化、皮膚炎、および乾癬)の治療においても有用であると考えられている。また、本発明の方法および組成物は、変形性関節症の治療においても有用であると考えられている。
【1713】
別の態様では、本発明は、疾患または状態を有する対象においてオートファジーを増強させる方法を特徴とし;該方法は、該対象に有効量のウロリチンまたはその前駆体を投与することで、該対象における該疾患または状態を治療することを含む。関連する実施形態において、本発明は、治療を必要とする対象に有効量のウロリチンまたはその前駆体を与えることで、種々の疾患または状態のいずれかを治療または予防する方法を含む。特定の実施形態において、ウロリチンまたはその前駆体は、医薬組成物中に存在する。ある実施形態では、本医薬組成物は、例えば、一つまたは複数の追加のウロリチンもしくはその前駆体、または本明細書に記載の他の化合物等の、一つまたは複数の追加の活性薬剤を含む。特定の実施形態において、ウロリチンまたはその前駆体は、医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは機能性飲料または栄養補助食品の中に存在する。ある実施形態では、医療用の食品もしくは飲料、機能性食品もしくは機能性飲料または栄養補助食品は、例えば、一つまたは複数の追加のウロリチンもしくはその前駆体、または本明細書に記載の他の化合物等の、一つまたは複数の追加の活性薬剤を含む。
【1714】
ある実施形態では、疾患または状態は、代謝ストレスである。特定の実施形態において、疾患または障害は、栄養枯渇、増殖因子枯渇、または低酸素である。
【1715】
ある実施形態では、疾患または状態は、例えば、心肥大、左室拡大、心拍出量低下、心機能低下、またはダノン病等の心疾患または状態である。
【1716】
ある実施形態では、疾患または状態は、筋萎縮(例えば、筋非活動性萎縮、骨格筋委縮、または老化の筋肉減少症)である。
【1717】
ある実施形態では、疾患または状態は、例えば、筋ジストロフィー(例えば、デュシェンヌ型筋ジストロフィー)、またはウルリッヒ型ミオパチー(Ulrich myopathy)等の筋変性疾患である。
【1718】
ある実施形態では、疾患または状態は、例えば、がん、肝硬変、α1-アンチトリプシン欠損症、非アルコール性脂肪性肝疾患、アルコール性肝疾患(alcoholic induced liver disease)、または薬物性肝障害等の肝疾患である。
【1719】
ある実施形態では、疾患または状態は、虚血性再灌流障害である。特定の実施形態において、虚血性再灌流障害は肝臓外科手術によるものである。
【1720】
ある実施形態では、疾患または状態は、心筋梗塞である。
【1721】
ある実施形態では、疾患または状態は、例えば、血管形成術、心臓弁修復術、または心バイパス外科手術等の細胞および組織に対する潜在的損傷の、将来的な外科的処置(future surgical proceedure)および予防または治療に関する。
【1722】
ある実施形態では、疾患または状態は、炎症性の疾患または障害である。特定の実施形態において、炎症性の疾患または障害は、例えばエリテマトーデス等の自己免疫障害である。特定の実施形態において、炎症性の疾患または障害は、例えば乾癬等の炎症性の疾患または障害である。
【1723】
ある実施形態では、疾患または状態は、例えばパーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病またはポリグルタミン病(polyQ disease)等の神経変性性の疾患または障害である。
【1724】
ある実施形態では、疾患または状態は、がんまたは腫瘍である。
【1725】
本態様の一実施形態では、疾患は、ミスフォールドしたタンパク質凝集体によって引き起こされる。本態様の別の実施形態では、ミスフォールドしたタンパク質凝集体によって引き起こされる疾患は、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、眼咽頭型筋ジストロフィー、プリオン病、致死性家族性不眠症、α1アンチトリプシン欠損症、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症、前側頭部認知症、進行性核上性麻痺、X連鎖球脊髄性筋萎縮症、および神経核内封入体病を含む群から選択される。本態様の更なる実施形態では、ミスフォールドしたタンパク質凝集体に関連する疾患は、慢性疾患である。さらに本態様の別の実施形態では、疾患はがんである。
【1726】
寿命延長におけるそれらの有用性に加えて、本発明の方法および組成物は、健康寿命の延長においても有用であると考えられている。本明細書で使用される場合、「健康寿命(health span)」(または、「健康寿命(healthspan)と同じ」)は、個体が概して健康であり、重篤または慢性的な疾患を有さない、個体の生涯の期間を指す。一実施形態では、「健康寿命(health span)」(または、「健康寿命(healthspan)と同じ」)は、個体が一つまたは複数の選択された健康指標を経験している期間を指す。健康寿命の延長は、対照集団における健康期間と比較した、そのような指標に照らした、健康期間の延長を指す。健康寿命の延長は、例えば、個体が選択された健康指標を経験し続けた時間の長さを測定することによって、測定することができる。
【1727】
ウロリチンまたはその前駆体は、種々の方法のうちのいずれかで、対象(例えば、哺乳動物)に、単独で、または少なくとも1つの他の薬剤と一緒に投与してもよい。例えば、ウロリチンまたはその前駆体は、経口的または非経口的に投与することができる。非経口投与としては、限定はされないが、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下、関節内、滑液包内、眼内、くも膜下腔内、局所的投与、または吸入による投与が挙げられる。従って、ウロリチンまたはその前駆体投与の形態は、純粋な化合物、天然食物、加工食品、天然果汁、濃縮物および抽出物、注射剤、マイクロカプセル、ナノカプセル、リポソーム、硬膏剤、吸入形態、鼻用スプレー、点鼻薬、点眼剤、舌下錠、および持効性製剤を含む、種々の適切な形態のうちのいずれかであり得る。
【1728】
本発明の化合物は、単離された形態で提供され得る。本明細書で使用される場合、用語「単離された」は、目的化合物がそうでなければ一緒に存在し得る(例えば、天然において一緒に存在するような)、他の化合物または成分から実質的に引き離されていることを意味する。一実施形態では、化合物は、目的化合物がそうでなければ一緒に存在し得る他の化合物または成分から本質的に完全に引き離されている場合、単離されている。一実施形態では、化合物は、それが純粋である場合、単離されている。
【1729】
本発明の化合物は、治療的投与用の種々の製剤に組み入れることができる。より具体的には、本発明の化合物は、適切な薬剤的に許容できる担体または希釈剤と組み合わせることで医薬組成物に製剤化することができ、錠剤、カプセル剤、散剤、粒剤、軟膏剤、液剤、坐剤、注射剤、吸入剤、ゲル剤、ミクロスフェア、およびエアロゾル等の固体、半固体、液体またはガス状形態の調製物に製剤化してもよい。従って、本化合物の投与は、種々の方法で、例えば、限定はされないが、経口的、頬側、直腸、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮内、経皮、および気管内の投与によって、達成することができる。本活性薬剤は、投与後に全身性であってもよいし、あるいは、局所投与の使用、壁内投与の使用、またはインプラント部位における活性用量を保持する働きをするインプラントの使用によって局在化させてもよい。
【1730】
本発明の化合物は、食品添加物、食品成分、機能性食品、栄養補助食品(dietary supplement)、メディカルフード、栄養補助食品(nutraceutical)、または栄養補助食品(food supplement)として製剤化することもできる。ある実施形態では、本発明の化合物は、様々な体積の栄養補助飲料中に含ませることで、好都合な形式での一日量の投与を可能することができる。非限定例として、飲料は、単回用量または複数回用量として送達される、5mL~1,000mLの範囲の最終体積において、有効量を送達することができる。ある実施形態では、本発明の組成物および方法は、非ヒト動物用に、および非ヒト動物において、利用される。従って、本発明の化合物および組成物は、動物用製品として製剤化してもよい。また、化合物および組成物は、動物(例えば、イヌ、ネコ、ウマ等)への投与用に、機能性食品に製剤化してもよい。
【1731】
医薬品剤形において、本化合物は、それらの薬剤的に許容できる塩の形態で投与してもよい。用語「薬剤的に許容できる塩」は、生理学的に許容される酸または塩基から得られる許容できる塩形態の全てを包含することが意図される。本発明の化合物は、遊離酸または遊離塩基として利用してもよい。あるいは、本発明の化合物は、当該技術分野において周知の方法によって形成することができる酸付加塩または塩基付加塩の形態で用いてもよい。
【1732】
本化合物は、他の薬剤的に活性な化合物と適切に併用して用いてもよい。以下の方法および賦形剤は、単なる例示であり、限定するものではない。
【1733】
経口用剤として、本化合物は、単独で、または錠剤、散剤、粒剤またはカプセル剤を作製するための適切な添加剤と組み合わせて、例えば、通常の添加剤、例えば、ラクトース、マンニトール、コーンスターチまたはジャガイモデンプンと組み合わせて;結合剤、例えば、結晶セルロース、セルロース誘導体、アカシア、コーンスターチまたはゼラチン剤と組み合わせて;崩壊剤、例えば、コーンスターチ、ジャガイモデンプンまたはカルボキシルメチルセルロースナトリウムと組み合わせて;滑沢剤、例えば、滑石またはステアリン酸マグネシウムと組み合わせて;さらに所望であれば、希釈剤、緩衝剤、湿潤剤、保存剤および香味剤と組み合わせて、用いることができる。
【1734】
本化合物は、それらを、植物油または他の同様の油、合成脂肪酸グリセリド、高脂肪酸またはプロピレングリコールのエステル等の水性溶媒または非水溶媒中に、所望であれば、可溶化剤、等張剤、懸濁化剤、乳化剤、安定剤および保存剤等の通常の添加剤と共に、溶解、懸濁または乳化させることで、注射用調製物に製剤化することができる。
【1735】
本化合物は、エアロゾル製剤中に用いることで、吸入によって投与することができる。本発明の化合物は、ジクロロジフルオロメタン、プロパン、窒素等の加圧した許容できる噴射剤中に製剤化することができる。
【1736】
さらに、本化合物は、乳化基剤または水溶性基剤等の種々の基剤と混合することにより、坐剤にすることができる。本発明の化合物は、坐剤によって経直腸的に投与することができる。坐剤には、体温の温度で溶解するが、室温では凝固している、カカオ脂、カーボワックスおよびポリエチレングリコール等のビヒクルが含まれ得る。
【1737】
シロップ剤、エリキシル剤、および懸濁剤等の経口投与または直腸内投与用の単位剤形が提供されてもよく、各投与量単位(例えば、小匙1杯、大匙1杯、錠剤または坐剤)は、一つまたは複数の本発明の化合物を含有する所定量の組成物を含有する。同様に、注射用または静脈内投与用の単位剤形は、滅菌水、生理食塩水または別の薬剤的に許容できる担体中の溶液として組成物中に本発明の化合物を含んでいてもよく、各投与量単位(例えば、mLまたはL)は、一つまたは複数の本発明の化合物を含有する所定量の組成物を含有する。
【1738】
徐放性製剤用のインプラントは当該技術分野において公知である。インプラントは生分解性または非生分解性の重合体を含有するミクロスフェア;スラブ等として製剤化される。例えば、乳酸および/またはグリコール酸の重合体は、宿主にとって十分に許容的な浸食可能な重合体を形成する。阻害性化合物を含有するインプラントは目的の部位の近位に配置されてもよく、それにより、活性薬剤の局所濃度は身体の残りと比較して増加する。
【1739】
本明細書で使用される用語「単位剤形」は、ヒトおよび動物対象に対する単位投与量として適切な物理的に別個の単位を指し、所定量の本発明の化合物を含有する各単位は、薬剤的に許容できる希釈剤、担体またはビヒクルと併せて所望の効果を生むのに充分な量に算出される。本発明の新規単位剤形の規格は、使用される特定の化合物および達成されるべき効果、並びに宿主内における各化合物と関連した薬力学に依存する。
【1740】
ビヒクル、アジュバント、担体または希釈剤等の薬剤的に許容できる賦形剤は、一般的に容易に入手可能である。さらに、pH調整剤および緩衝剤、等張化剤、安定剤、湿潤剤等の薬剤的に許容できる補助剤は、一般的に容易に入手可能である。
【1741】
臨床用途に、ウロリチンまたはウロリチン前駆体は、治療有効量で投与される。本明細書で使用される場合、「有効量」は、特定または所望の生物学的効果を達成または実現するのに充分な量を指す。本明細書で使用される場合、「治療有効量」は、単回投与または複数回投与において所望の治療効果を実現するのに充分な量を指す。当業者は、インビトロ、前臨床試験、もしくは臨床試験、またはその任意の組合せに基づいて、治療有効量を決定することができる。
【1742】
一実施形態では、ウロリチンおよびそれらの前駆体は天然物によって送達することができる。これらの一つは、エラグタンニンおよびエラグ酸を含有するザクロである。ザクロは本発明を実行するためにいくつかの方法で処理され得る。ザクロ果汁は、そのポリフェノール成分、特に、ザクロ内に存在する最も高い濃度を有するエラグタンニンであるプニカラギンに関して多様であり得る。出発物質(すなわち、ザクロおよびそれらの変種)、果汁作製法、および保存条件は、最終的な果汁産物内に存在するプニカラギンレベルに影響を与える。下記の表12は、市販の果汁および異なる起源の果汁の例を記載している。果汁バッチによってプニカラギンに大きな差異が観察される。本発明を実施する目的において、個体が、既知且つ一貫したレベルのエラグタンニンを送達する規格化された果汁バッチを消費することは有利である。現在市場において、ザクロ果汁はエラグタンニンレベルによって規格化されておらず、投与は指示されていない。従って、現在入手可能な果汁は、異なる製品内に存在するエラグタンニンおよびそれらの濃度の幅広い差異のために、個体ごとの一貫した投与の可能性を与えないことから、本発明を効果的に実施するのに適切ではない。
【1743】
【表12】
【1744】
前述のように、ヒトによるエラグタンニンの消費は、それらを吸収する前に、腸ミクロフローラによるウロリチンの形成を引き起こす。エラグタンニンの消費は腸のミクロフローラを改変する可能性があると考えられている。ラットにおけるある研究において、ウロリチンが消費の4日後のみに尿内に存在することが観察され、このことは、ラットが、ザクロのタンニンを代謝してウロリチン代謝産物を産生するのに、ラットのミクロフローラを適応させるための時間を必要としたことを示唆している。Cerda et al. (2003) Eur J Nutr 42:18-28。この発見は、ヒトにおけるエラグタンニンの至適投与量が、各個人のミクロフローラが、消費されたエラグタンニン(ellagitanin)またはエラグ酸等価物をウロリチンに代謝するのに最適に適応するために、同様の期間を必要とし得ることを示唆している。
【1745】
ウロリチン前駆体、例えば、限定はされないが、エラグタンニンおよびエラグ酸に関して、オートファジーまたは健康上の利益を観察するまでに、対象によって、最低限の処置期間が時に必要であり得る。例えば、この前処置期間は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、もしくは31日、または1、2、もしくは3ヵ月であり得る。.
さらに、個体のミクロフローラ組成が劇的に異なり得ること、およびいくつかの個体が他よりもエラグタンニンをより完全に代謝し得ることが示されている。例えば、ザクロ果汁の消費後、いくつかの個体はエラグタンニンまたはエラグ酸等価物をウロリチンAに優先的に変換する場合があり、一方で、他はウロリチンCに優先的に変換する場合がある。また、ある特定の個体が高度な変換者であり(すなわち、高レベルのウロリチンが消費されたエラグタンニンおよびエラグ酸等価物から腸内で形成される)、一方、他は低度の変換者である(すなわち、低レベルのウロリチンのみが消費されたラグタンニンおよびエラグ酸等価物から腸内で形成される)であることが観察されている。高度な産生者と低度な産生者との間の代謝産物産生におけるこれらの差異およびウロリチンの差異は、結腸ミクロフローラにおける差異および潜在的な適応期間の要求によるものであると考えられている。Cerda et al. (2004) Eur J Nutr 43:205-220。従って、これらの差異のために、エラグタンニンおよびそれらの等価物を投与する際は、ある特定の適用のために、ウロリチンを直接投与することが有利であり得る。
【1746】
投与は一般的には1日1回~週1回である。一実施形態では、投与は少なくとも週1回である。例えば、対象は、1回の投与を週に1回、週に2回、週に3回、または1日おきに受けてもよい。一実施形態では、投与は少なくとも1日1回である。例えば、対象は一つまたは複数の投与を毎日受けてもよい。
【1747】
ヒトにおいて最も有効な投与には、長期にわたる連日投与(例えば、エラグタンニンを送達する場合、1日あたり少なくとも16オンス(500mL)のザクロ果汁に相当する量)が含まれると考えられている。長期にわたる使用には、1ヵ月間、2ヵ月間、3ヵ月間、4ヵ月間、5ヵ月間、6ヵ月間、またはさらに長期間の使用が含まれることが意図される。
【1748】
臨床用途において、ウロリチンまたは前駆体は、慢性症状または急性症状を治療するために投与されてもよい。オートファジーは1日未満内(例えば8時間後)に細胞内で増加することが観察されていることから、ウロリチン並びに式I、式IIおよび式IIIのウロリチン変種は、オートファジーの誘導を急性的に必要としている状態を治療するために、急性的に投与されてもよい。そのような場合としては、外科手術中(例えば、血管形成処置または心臓弁置換の間)、または外傷後の、再灌流障害(例えば、臓器移植)による状態、心発作、脳卒中、虚血発作が含まれ得る。
【1749】
臨床用途において、ウロリチンまたはその前駆体は、一般的に、0.2~2000ミリグラム(mg)のウロリチン/対象のキログラム(kg)体重/日と等しいまたはそれに相当する量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、2~2000mgのウロリチン/対象のkg体重/日と等しいまたはそれに相当する用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、20~2000mgのウロリチン/対象のkg体重/日と等しいまたはそれに相当する用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、50~2000mgのウロリチン/対象のkg体重/日と等しいまたはそれに相当する用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、100~2000mgのウロリチン/対象のkg体重/日と等しいまたはそれに相当する用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、200~2000mgのウロリチン/対象のkg体重/日と等しいまたはそれに相当する用量で投与される。ウロリチンではなくウロリチンの前駆体が投与されるべき場合、ウロリチン前駆体は、上記量のウロリチンに相当する、すなわち、それを送達するのに充分な量で投与される。
【1750】
ウロリチンまたはその前駆体の製剤は、治療有効量でヒト対象に投与することができる。典型的な用量範囲は、約0.01マイクログラム/kg/日~約2mg/kg体重/日である。投与される薬剤の投与量は、障害の種類および程度、特定の対象の全体的な健康状態、投与される具体的な化合物、本化合物を製剤化するのに用いられる賦形剤、並びにその投与経路等の変動要因に依存し得る。通例の実験を用いて、あらゆる特定の化合物の用量および投与頻度を最適化することができる。
【1751】
一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、約0.001マイクログラム/kg~約500mg/kgの範囲の濃度で投与される。例えば、濃度は、0.001マイクログラム/kg、0.01マイクログラム/kg、0.05マイクログラム/kg、0.1マイクログラム/kg、0.5マイクログラム/kg、1.0マイクログラム/kg、10.0マイクログラム/kg、50.0マイクログラム/kg、100.0マイクログラム/kg、500マイクログラム/kg、1.0mg/kg、5.0mg/kg、10.0mg/kg、15.0mg/kg、20.0mg/kg、25.0mg/kg、30.0mg/kg、35.0mg/kg、40.0mg/kg、45.0mg/kg、50.0mg/kg、60.0mg/kg、70.0mg/kg、80.0mg/kg、90.0mg/kg、100.0mg/kg、150.0mg/kg、200.0mg/kg、250.0mg/kg、300.0mg/kg、350.0mg/kg、400.0mg/kg、450.0mg/kg、~約500.0mg/kg超またはあらゆるその増分値であり得る。これらの値および範囲の間にある全ての値および範囲も本発明に包含されることが意図されていることを理解されたい。
【1752】
一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、約0.2ミリグラム/kg/日~約100mg/kg/日超の範囲の投与量で投与される。例えば、投与量は、0.2mg/kg/日~100mg/kg/日、0.2mg/kg/日~50mg/kg/日、0.2mg/kg/日~25mg/kg/日、0.2mg/kg/日~10mg/kg/日、0.2mg/kg/日~7.5mg/kg/日、0.2mg/kg/日~5mg/kg/日、0.25mg/kg/日~100mg/kg/日、0.25mg/kg/日~50mg/kg/日、0.25mg/kg/日~25mg/kg/日、0.25mg/kg/日~10mg/kg/日、0.25mg/kg/日~7.5mg/kg/日、0.25mg/kg/日~5mg/kg/日、0.5mg/kg/日~50mg/kg/日、0.5mg/kg/日~25mg/kg/日、0.5mg/kg/日~20mg/kg/日、0.5mg/kg/日~15mg/kg/日、0.5mg/kg/日~10mg/kg/日、0.5mg/kg/日~7.5mg/kg/日、0.5mg/kg/日~5mg/kg/日、0.75mg/kg/日~50mg/kg/日、0.75mg/kg/日~25mg/kg/日、0.75mg/kg/日~20mg/kg/日、0.75mg/kg/日~15mg/kg/日、0.75mg/kg/日~10mg/kg/日、0.75mg/kg/日~7.5mg/kg/日、0.75mg/kg/日~5mg/kg/日、1.0mg/kg/日~50mg/kg/日、1.0mg/kg/日~25mg/kg/日、1.0mg/kg/日~20mg/kg/日、1.0mg/kg/日~15mg/kg/日、1.0mg/kg/日~10mg/kg/日、1.0mg/kg/日~7.5mg/kg/日、1.0mg/kg/日~5mg/kg/日、2mg/kg/日~50mg/kg/日、2mg/kg/日~25mg/kg/日、2mg/kg/日~20mg/kg/日、2mg/kg/日~15mg/kg/日、2mg/kg/日~10mg/kg/日、2mg/kg/日~7.5mg/kg/日、または2mg/kg/日~5mg/kg/日であり得る。
【1753】
一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、約0.25ミリグラム/kg/日~約25mg/kg/日の範囲の投与量で投与される。例えば、投与量は、0.25mg/kg/日、0.5mg/kg/日、0.75mg/kg/日、1.0mg/kg/日、1.25mg/kg/日、1.5mg/kg/日、1.75mg/kg/日、2.0mg/kg/日、2.25mg/kg/日、2.5mg/kg/日、2.75mg/kg/日、3.0mg/kg/日、3.25mg/kg/日、3.5mg/kg/日、3.75mg/kg/日、4.0mg/kg/日、4.25mg/kg/日、4.5mg/kg/日、4.75mg/kg/日、5mg/kg/日、5.5mg/kg/日、6.0mg/kg/日、6.5mg/kg/日、7.0mg/kg/日、7.5mg/kg/日、8.0mg/kg/日、8.5mg/kg/日、9.0mg/kg/日、9.5mg/kg/日、10mg/kg/日、11mg/kg/日、12mg/kg/日、13mg/kg/日、14mg/kg/日、15mg/kg/日、16mg/kg/日、17mg/kg/日、18mg/kg/日、19mg/kg/日、20mg/kg/日、21mg/kg/日、22mg/kg/日、23mg/kg/日、24mg/kg/日、25mg/kg/日、26mg/kg/日、27mg/kg/日、28mg/kg/日、29mg/kg/日、30mg/kg/日、31mg/kg/日、32mg/kg/日、33mg/kg/日、34mg/kg/日、35mg/kg/日、36mg/kg/日、37mg/kg/日、38mg/kg/日、39mg/kg/日、40mg/kg/日、41mg/kg/日、42mg/kg/日、43mg/kg/日、44mg/kg/日、45mg/kg/日、46mg/kg/日、47mg/kg/日、48mg/kg/日、49mg/kg/日、または50mg/kg/日であり得る。
【1754】
別の実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、0.01マイクロモル~500マイクロモル以上の範囲の濃度で投与される。例えば、用量は、0.01マイクロモル、0.02マイクロモル、0.05マイクロモル、0.1マイクロモル、0.15マイクロモル、0.2マイクロモル、0.5マイクロモル、0.7マイクロモル、1.0マイクロモル、3.0マイクロモル、5.0マイクロモル、7.0マイクロモル、10.0マイクロモル、15.0マイクロモル、20.0マイクロモル、25.0マイクロモル、30.0マイクロモル、35.0マイクロモル、40.0マイクロモル、45.0マイクロモル、50.0マイクロモル、60.0マイクロモル、70.0マイクロモル、80.0マイクロモル、90.0マイクロモル、100.0マイクロモル、150.0マイクロモル、200.0マイクロモル、250.0マイクロモル、300.0マイクロモル、350.0マイクロモル、400.0マイクロモル、450.0マイクロモル、~約500.0マイクロモル超またはそのあらゆる増分値であり得る。これらの値および範囲の間にある全ての値および範囲も本発明に包含されることが意図されていることを理解されたい。
【1755】
さらに別の実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、0.10マイクログラム/mL~500.0マイクログラム/mLの範囲の濃度で投与される。例えば、濃度は、0.10マイクログラム/mL、0.50マイクログラム/mL、1マイクログラム/mL、2.0マイクログラム/mL、5.0マイクログラム/mL、10.0マイクログラム/mL、20マイクログラム/mL、25マイクログラム/mL、30マイクログラム/mL、35マイクログラム/mL、40マイクログラム/mL、45マイクログラム/mL、50マイクログラム/mL、60.0マイクログラム/mL、70.0マイクログラム/mL、80.0マイクログラム/mL、90.0マイクログラム/mL、100.0マイクログラム/mL、150.0マイクログラム/mL、200.0マイクログラム/mL、250.0g/mL、250.0マイクログラム/mL、300.0マイクログラム/mL、350.0マイクログラム/mL、400.0マイクログラム/mL、450.0マイクログラム/mL、~約500.0マイクログラム/mL超またはそのあらゆる増分値であり得る。これらの値および範囲の間にある全ての値および範囲も本発明に包含されることが意図されていることを理解されたい。
【1756】
用語「有効量」は、例えばミスフォールドしたタンパク質凝集体に関連する疾患において、オートファジーを増強するのに必要な、ウロリチンまたはその前駆体の量を指す。オートファジーを増強するのに用いられるウロリチンまたはその前駆体の有効量は、投与様式、対象の年齢、体重、および全体的な健康によって異なる。本明細書で定義される有効量のウロリチンまたはその前駆体は、対象の病状、年齢、および体重、並びに対象において所望の応答を誘発するウロリチンまたはその前駆体の能力等の因子によって異なり得る。投与計画は、最適な治療反応を与えるように調整されてもよい。有効量は、化合物を含むオートファジーのあらゆる有毒または有害な効果(例えば、副作用)を治療上有益な作用が上回る量でもある。例えば、ウロリチンまたはその前駆体の治療有効量(すなわち、有効投与量)は、約0.001~30mg/kg体重、好ましくは約0.01~25mg/kg体重、より好ましくは約0.1~20mg/kg体重、さらにより好ましくは約1~10mg/kg、2~9mg/kg、3~8mg/kg、4~7mg/kg、または5~6mg/kg体重の範囲であり得る。ある特定の要因、例えば、限定はされないが、疾患または障害の重症度、以前の処置、対象の全体的な健康および/または年齢、並びに他の疾患の存在が、対象を効果的に治療するのに必要な投与量に影響し得ることは、当業者に理解される。さらに、治療有効量のウロリチンまたはその前駆体での対象の処置には、単回処置が含まれる場合があり、あるいは、好ましくは、一連の処置が含まれる場合がある。1つの例において、対象は、約1~10週間、好ましくは2~8週間、より好ましくは約3~7週間、さらにより好ましくは約4、5、または6週間、週1回、約0.1~20mg/kg体重の範囲のウロリチンまたはその前駆体で処置される。処置に使用されるウロリチンまたはその前駆体の有効投与量が、特定の処置の経過に伴って増加または減少する場合があることも理解される。
【1757】
使用されるエラグタンニン、エラグ酸、およびウロリチン投与量の非限定的な実例が表13に記載される。
【1758】
【表13】
【1759】
使用され得るウロリチン投与の追加の非限定的な実例が表14に記載される。
【1760】
【表14】
【1761】
使用され得るウロリチン用量範囲の追加の非限定的な実例が表15に記載される。
【1762】
【表15】
【1763】
単回投与量または分割量としていかなる用量を与えてもよい。
【1764】
一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも0.001マイクロモル(μM)の最高血清中濃度のウロリチンおよびその公知の代謝産物(グルクロニド(glucoronide)、スルホン酸等)を達成するのに充分な用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも0.01μMの最高血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも0.1μMの最高血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも1μMの最高血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。種々の実施形態において、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも10μM、少なくとも20μM、少なくとも30μM、少なくとも40μM、少なくとも50μM、少なくとも60μM、少なくとも70μM、少なくとも80μM、少なくとも90μM、少なくとも100μM、または少なくとも200μMの最高血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。
【1765】
一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも0.001マイクロモル(μM)の持続的血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも0.01μMの持続的血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも0.1μMの持続的血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも1μMの持続的血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。一実施形態では、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも10μMの持続的血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与され、ウロリチンまたはその前駆体は、少なくとも50μMの持続的血清中濃度のウロリチンを達成するのに充分な用量で投与される。持続的血清中濃度は、いかなる適切な方法(例えば、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)またはHPLC-MS)を用いても測定することができる。
【実施例
【1766】
実施例1
ウロリチンA合成
ウロリチンA(4)を、ブロマイド1およびレゾルシノール2から開始して2つのステップで調製した。
【1767】
純粋な化合物を淡黄色の粉末として得た。
【1768】
【化77】
【1769】
ステップ1:
水(120mL)中の2-ブロモ-5-メトキシ安息香酸1(27.6g;119mmol;1.0等量)、レゾルシノール2(26.3g;239mmol;2.0等量)および水酸化ナトリウム(10.5g;263mmol;2.2等量)の混合物を、1時間還流させながら加熱した。次に、硫酸銅の5%水溶液(50mL水中3.88gのCuSO・5HO;15.5mmol;0.1等量)をくわえ、その混合物をさらに30分間還流させた。混合物を室温まで冷却し、固体をブフナー濾過器で濾過した。残渣を冷水で洗浄して淡赤色の固体を得て、それを熱したMeOHで研和した。懸濁液を4℃で一晩放置した。得られた沈殿物を濾過し、冷MeOHで洗浄して、表題化合物3を薄茶色固体として得た。
【1770】
ステップ2:
無水ジクロロメタン(100mL)中の3(10.0g;41mmol;1.0等量)の懸濁液に、無水ジクロロメタン中の三臭化ホウ素の1M溶液(110mLの無水ジクロロメタン中の11.93mLの純粋BBr;124mmol;3.0等量)を0℃で滴加した。混合物を0℃で1時間放置し、室温まで昇温させた。溶液をその温度で17時間撹拌した。次に、氷を混合物に十分に加えた。黄色の沈殿物を濾過し、冷水で洗浄して、黄色の固体を得て、それを3時間酢酸中で加熱還流した。熱溶液を素早く濾過し、沈殿物を酢酸で洗浄し、次いでジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物4を黄色の固体として得た。Hおよび13C NMRは4の構造と一致した。
【1771】
実施例2
ウロリチンB合成
ウロリチンB(3)を、実施例1におけるウロリチンAの調製に使用された手順に従って、レゾルシノール(1)および2-ブロモ安息香酸(2)のカップリングによる1つのステップで調製した。
【1772】
【化78】
【1773】
水(38mL)中のレゾルシノール1(8.40g;75.6mmol;2.0等量)、2-ブロモ安息香酸(7.60g;37.8mmol;1.0等量)およびNaOH(3.34g;83.5mmol;2.2等量)の混合物を、2時間還流させながら加熱および撹拌した。水(30mL)およびCuSO・5HO(0.95g;3.78mmol;0.1等量)を加え、その混合物をさらに1時間還流させながら撹拌した。次に、反応物を室温まで冷却し、沈殿物を濾過した。次に、生成物を無水エタノールに溶解させ、濃縮した。未精製物を熱メタノールに溶解させ、濾紙上で濾過して、表題化合物を得た。Hおよび13C NMRは3の構造と一致した。
【1774】
実施例3
ウロリチンC合成
ウロリチンC(4)を、実施例1におけるウロリチンAの調製に使用された上記手順に従って、レゾルシノール(1)および2-ブロモ-4,5-ジメトキシ安息香酸(2)から開始して2つのステップで調製した。
【1775】
【化79】
【1776】
ステップ1:化合物3の調製
水(36mL)中のレゾルシノール1(8.00g;72.6mmol;2.0等量)、2-ブロモ-4,5-ジメトキシ安息香酸2(9.50g;36.3mmol;1.0等量)およびNaOH(3.20g;79.9mmol;2.2等量)の混合物を、2時間還流させながら加熱および撹拌した。水(20mL)およびCuSO・5HO(0.91g;3.63mmol;0.1等量)を加え、その混合物をさらに1時間還流させながら撹拌した。次に、反応物室温まで冷却し、沈殿物を濾過した。次に、生成物を無水エタノールに溶解させ、濃縮した。未精製物をさらなる精製無しで次のステップに用いた。
【1777】
ステップ2:化合物4の調製
ジクロロメタン中のBBrの1M溶液(11mL;11.0mmol;6.0等量)を、冷(0℃)ジクロロメタン(5mL)中の中間体3(500mg;1.84mmol;1.0等量)の溶液に滴加した。反応混合物を0℃で1時間、室温でさらに48時間撹拌した。次に、反応物を氷の添加によって加水分解した。沈殿物を濾過し、pH7まで氷水で洗浄した。次に、生成物を無水エタノールに溶解させ、濃縮した。未精製物をP存在下の真空中で乾燥させて、表題化合物を得た。Hおよび13C NMRは、4の構造と一致した。
【1778】
実施例4
ウロリチンD合成
ウロリチンD(5)を、2,3-ジメトキシフェノール(1)および2-ブロモ-4,5-ジメトキシ安息香酸(2)から開始して3つのステップで調製した。
【1779】
【化80】
【1780】
ステップ1:化合物3の調製
塩化オキサリル(1.07mL;12.6mmol;1.1等量)およびジメチルホルムアミド(1敵;触媒)を、ジクロロメタン(20mL)中の2-ブロモ-4,5-ジメトキシ安息香酸2(3.00g;11.5mmol;1.0等量)の冷(0℃)懸濁液に加えた。添加後、反応混合物を0℃で5分間撹拌し、その後室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた油をジクロロメタン(10mL)中で可溶化させ、0℃まで冷却した。2,3-メトキシフェノール1(1.90g;12.6mmol;1.1等量)およびトリエチルアミン(2.4mL;17.2mmol;1.5等量)を連続的に添加し、その混合物を5分間撹拌した。最後にアセトニトリル(10mL)を加え、得られた溶液を室温で16時間撹拌した。反応物を塩化アンモニウム飽和溶液の添加によってクエンチし、層を分離させた。水相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。未精製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製して、表題化合物3を得た。
【1781】
ステップ2:化合物4の調製
酢酸ナトリウム(1.79g;21.8mmol;2.0等量)、(S)-Phos(451mg;1.1mmol;0.1等量)および二酢酸パラジウム(244mg;1.1mmol;0.1等量)を、ジメチルアセトアミド(200mL)中の3(4.32g;10.9mmol;1等量)の溶液に、アルゴン雰囲気下で連続的に加えた。反応混合物を130℃で3日間撹拌した。反応物を水の添加によってクエンチし、混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残ったジメチルアセトアミドをヒックマン装置を用いて除去した。未精製の暗色の油をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製して、表題化合物4を得た。
【1782】
ステップ3:化合物5の調製
三臭化ホウ素(726μL;10.3mmol;5.0等量)を、クロロホルム(7.3mL)中の化合物4(650mg;2.0mmol;1.0等量)の冷(15℃)溶液に加えた。添加後、反応混合物を室温に到達させ、15分間撹拌した。次に、混合物を60℃まで加熱し、4日間撹拌した。反応物をメタノールの添加によってクエンチし、混合物を蒸発乾固した。未精製物をC18カラムクロマトグラフィで精製して、純粋な化合物5を得た。
【1783】
実施例5
ウロリチンは線虫の寿命を延長させる
線虫株を、大腸菌株OP50を播種した線虫増殖培地(NGM)寒天板上で20℃で培養した。使用した株は線虫類遺伝学センター(Caenorhabditis Genetics Center)(ミネソタ大学)によって提供された野生型Bristol N2であった。全ての化合物をDMSOに溶解させた。動物は生OP50細菌を播種したプレート上で卵から化合物に暴露した。対照プレートは対応するDMSO濃度(0.1%)を用いて用意した。寿命試験において、Nikon SMZ1500立体顕微鏡(ニコン社、米国ニューヨーク州メルヴィル)を用いて虫を観察した。簡潔に説明すると、10匹のL4虫を、ビヒクル単独(DMSO0.1%)またはDMSOに溶解させた試験化合物(DMSO0.1%)を含むNGM培地を含有するプレート上に移し、大腸菌株OP50を播種した。3日後(0日目に相当)、新たに発生した60~100匹のL4虫を、1日目から開始して3日毎に、条件ごとに用い、計数し、新鮮なプレートに移した(若い成体虫)。寿命実験は全て20℃で行った。プレートから這い出た、または「破裂した産卵口」表現型を有していた動物は打ち切りした。
【1784】
50μMの濃度のウロリチンA、B、C、およびDでの処理により、線虫の寿命は延長した(図4)。同濃度のエラグ酸(EA)は、線虫の寿命の延長に効果を示さなかった。
【1785】
ウロリチンAでの処理により、線虫の寿命は用量依存的に延長した(図5)。10μMの濃度において寿命中央値は27.7%増加し、50μMの濃度において寿命中央値は75%増加した。
【1786】
実施例6
ウロリチンAはAMPK/aak-2およびSIRT1/sir-2.1を活性化して長寿を媒介する
寿命アッセイを、50μMのウロリチンAまたは対照処理を添加しOP50細菌を播種したプレート上で全生涯の間維持された線虫の(A)野生型(N2)、(B)sir-2.1(ok434)変異体、(C)aak-2(ok524)、(D)daf-16(mu86)、(E)eat-2(ad465)および(F)daf-2(e1370)株を用いて、行った。ウロリチンAを含有しない対照プレートは当量濃度のDMSOを含有した。虫の寿命アッセイは20℃で行った。プレートから這い出た、または「破裂した産卵口」表現型を有していた動物は打ち切りした。
【1787】
sir-2.1: sir-2.1は線虫(C. elegans)におけるNAD依存性脱アセチル化酵素SIRT1の哺乳類ホモログをコードする。SIR-2.1/SIRT1活性は、NADレベルによって仲介され、カロリー制限に応じて酵母、線虫、およびショウジョウバエの寿命調節に関与していることが多く報告されている。
【1788】
aak-2/AMPK:aak-2は、線虫におけるAMP依存性キナーゼAMPKの哺乳類ホモログをコードする。
【1789】
daf-16はFOXO転写因子をコードする。
【1790】
eat-2は咽頭のポンピングに関与するタンパク質をコードする。
【1791】
daf-2は線虫におけるインスリン様増殖因子1(IGF-1)受容体をコードする。
【1792】
結果を表16および図6に示す。図に示される通り、ウロリチンAは野生型線虫の寿命を75%有意に延長し、このことは、ウロリチンAが長寿誘導性化合物であることを示している。
【1793】
【表16】
【1794】
エネルギーストレス-カロリー制限経路
sir-2.1変異体は線虫の寿命中央値の延長に対するウロリチンAの活性を完全に抑制した。このことは、sir-2.1がウロリチンAによって誘導される寿命延長に必要であること、およびウロリチンAが寿命を延長させるのにsir-2.1依存的であることを示している。
【1795】
aak-2変異体は、ウロリチンAによって誘導される寿命延長表現型を、平均寿命の75%の延長から12.5%の延長まで、有意に抑制した。このことは、aak-2がウロリチンA暴露後の寿命において重要な役割を果たすことを示している。このことはまた、AMPKのウロリチンA活性化がウロリチンAによって誘導される寿命延長において重要なステップであることを示している。
【1796】
インスリンのシグナル伝達経路
daf-2変異体は、線虫の寿命中央値の延長に対するウロリチンAの活性を完全に抑制した。このこのは、daf-2がウロリチンAによって誘導される寿命延長に必要であること、およびウロリチンAが寿命を延長させるのにdaf-2依存的であることを示している。
【1797】
ラパマイシン、リスベラトロール、またはメトホルミンでの線虫の処理は虫の平均寿命における延長をもたらし、このことは、オートファジー経路に対する作用の結果であることが示されている。
【1798】
ウロリチンA処理によって誘導される寿命延長(75%)が、リスベラトロール(12.6%)、ラパマイシン(19%)、またはメトホルミン(27%)単独によってもたらされる寿命延長よりもはるかに大きいことは、注目に値する。
【1799】
実施例7
ウロリチンAは線虫におけるミトコンドリア活性を増大させる
線虫株を、HT115細菌を播種し50μMのウロリチンAまたは対照としての対応する濃度のDMSOを含有する線虫増殖培地(NGM)寒天板上で、20℃で培養した。虫は卵から成体期の初日まで処理した。使用された株はSJ4103(zcIs14[myo-3::GFP(mit)])であり、これは、特定の体壁筋プロモーターmyo-3の制御下で切断可能なミトコンドリア移入シグナルペプチドを有するミトコンドリア局在性緑色蛍光タンパク質(GFP)を発現する安定な遺伝子導入系である。GFPの発現および定量化を以前に報告されたプロトコルに従って行った。Durieux J et al. (2011) Cell 144:79-91。虫を卵から50μMのウロリチンAで処理し、GFPを成体期の1日後からモニターした。蛍光アッセイをVictor X4多標識プレートリーダー(パーキンエルマー・ライフサイエンス社)を用いて行った。80匹の虫を無作為に選び(黒色壁96ウェルプレートのウェルごとに20匹の虫)、各ウェルを4回読んで平均した。
【1800】
図7中の結果は、ウロリチンAでの虫の処理が、線虫において筋特異的myo-3プロモーターによって駆動されるミトコンドリアGFPレポーターの発現を誘導することを示している。この著しいGFP発現増加は、ミトコンドリア容量がウロリチンAにより増加したという明らかな証拠を与えるものである。観察されたGFPシグナルにおけるそのような増加を可能にするため、筋肉におけるミトコンドリアは、これらの虫において拡大しているかまたはより数が多いはずである。
【1801】
実施例8
ウロリチンAは老化した線虫におけるミトコンドリア機能を増大させる
線虫株を、大腸菌株OP50を播種した線虫増殖培地(NGM)寒天板上で20℃で培養した。使用した株は、線虫類遺伝学センター(ミネソタ大学)によって提供された野生型Bristol N2であった。ウロリチンAはDMSOに溶解させた。動物を、生OP50細菌を播種したプレート上で卵から化合物に暴露した。対照プレートは対応する濃度のDMSO(0.1%)を用いて用意した。
【1802】
酸素消費の測定値はミトコンドリア活性の直接的な指標である。老化線虫(10日齢)におけるミトコンドリア活性に対するウロリチンAの効果を、線虫をウロリチンAで成体期の10日間処理することで評価し、その時、酸素消費はSeahorse XF24装置(シーホース・バイオサイエンス社(Seahorse Bioscience Inc.)、マサチューセッツ州ノース・ビレリカ)を用いて測定した。250匹の10日齢線虫を条件ごとに用いた。線虫をM9培地を含有するNGMプレートから回収し、2mLのM9中で3回洗浄して残った細菌を除去し、500μLのM9培地に再懸濁させた。虫を24ウェル標準Seahorseプレート(#100777-004)に移し(ウェルごとに50匹の虫)、酸素消費を測定した。最初に、虫の基礎酸素消費を、5分間の間隔(0分、5分、15分、20分、25分、および30分)で30分間にわたり、間隔ごとに5連で測定した。呼吸速度を、立体顕微鏡を用いた実験の完了後に測定したウェルごとの虫の正確な数に対して正規化した。基礎酸素消費を測定した後、最大酸素消費能および最大ミトコンドリア容量を評価するために、カルボニルシアニド-p-(トリフルオロメトキシ)フェニルヒドラゾン(FCCP)を30分の時点で培地に添加することによって、脱共役酸素消費を測定した。脱共役酸素消費を5分間の間隔(35分、40分、45分、50分、55分、および60分)で測定して、長期にわたってミトコンドリア機能を測定した。
【1803】
FCCPは、インタクトなミトコンドリアで観察される呼吸鎖およびリン酸化系の間の不可避な連結を消失させる脱共役化学薬品である。この作用は、ミトコンドリアのリン脂質二重層に溶解する前記分子の両親媒性によるものである。これは、ミトコンドリア膜のイオン透過性を劇的に増加させ、著しい水素イオン漏出を引き起こし、水素イオン漏出と並行して呼吸鎖へ送り込まれる電子が酸素によりクエンチされることによる、酸素消費の増加をもたらす
この酸素消費はATP産生(酸化的リン酸化)と無関係である(連関していない)ため、FCCPは酸素消費を増加させる一方で、ミトコンドリアによるエネルギー(ATP)の生産を減少させる。FCCPを用いて達成される完全に脱共役したミトコンドリアは、酸化的リン酸化およびエネルギー生産が演じる「ブレーキ」無しに、それらのミトコンドリア呼吸鎖の最大能力(最大酸素消費)を示す。
【1804】
図8(AおよびB)に示される結果は、対照(DMSO)で処理された虫と比較してウロリチンAで処理された虫における脱共役呼吸の増加に対する効果の延長によって示される、ウロリチンAが10週齢老化線虫の最大ミトコンドリア容量を増加させることを説明している。対照で処理された虫は、脱共役呼吸における短時間の増加を示し、この増加は直ちに酸素消費の基礎レベルに戻った。ウロリチンAで処理された虫は、酸素消費におけるより長期の上昇を示した。ミトコンドリア活性の増強の程度は、脱共役期間中の曲線下面積(AUC)を、ベースラインとして使用される平均脱共役呼吸と比較することによって、示される。ウロリチンAが、評価された30分間にわたって、対照で処理された虫と比較して、老化した虫における脱共役呼吸を有意に増加させたことが観察された。図8Cは、老化した10週齢線虫が、若い1日齢線虫と比較して、基底呼吸を減少させたことを示している。図8Dは、30μMのウロリチンAでの虫の処理が呼吸速度を常態に戻し、老化した10週齢線虫が若い1日齢線虫に匹敵するレベルの酸素消費を示すことを示している。
【1805】
実施例9
ウロリチンAは線虫におけるオートファジーを増加させる
線虫株を、OP50細菌を播種し50μMのウロリチンAまたは対照としての対応する濃度のDMSOを含有する線虫増殖培地(NGM)寒天板上で、20℃で培養した。虫を卵から成体期の2日目まで処理した。使用した株はDA2122(adIs2122[lgg-1::GFP+rol-6(su1006)])であったが、これは、緑色蛍光タンパク質(GFP)と融合されたLGG-1タンパク質(ヒトのLC3のホモログ)を発現する遺伝子導入系である。写真を取得するため、虫をテトラミゾール(シグマ社)で固定し、スライドガラス上の6%アガロースパッドに乗せた。線虫の同一部位から、Zeiss LSM 700正立共焦点顕微鏡(カール・ツァイスAG社(Carl Zeiss AG)、ドイツ、オーバーコッヘン)を用いて画像を取得した。各条件において、複数の虫を同一の初期パラメータ-で観察および画像取得した。Fijiソフトウェアを用いてオートファジー事象の画像処理および定量化を行った。
【1806】
図9に示される結果は、ウロリチンAが、対照(DMSO)で処理された虫と比較したウロリチンAで処理された虫における焦点視野(焦点面)あたりのLGG-1(GFPドット)の数の増加によって示される、オートファジー事象の数を増加させることを示している。この知見は、線虫におけるオートファジーを増加させる食餌介入である飢餓が、ウロリチンAで処理された虫と同じ特性を示すという事実によって確認された。この結果は、ウロリチンA処理が、虫におけるオートファジーを誘導するものであり、食餌操作または特定の化合物での処理によるオートファジーの誘導がいくつかの動物種の平均余命を延長させることが既に報告されていることから、そのような処理に伴う長寿表現型を説明し得るという、明らかな証拠を与えるものである。Hansen M et al. (2008) PLoS Genetics 4:e24; Eisenberg T et al. (2009) Nat Cell Biol 11:1305-14; Bjedov I et al. (2010) Cell Metab 11:35-46。
【1807】
実施例10
オートファジー経路は線虫におけるウロリチンAによって誘導される長寿表現型に関与する
寿命試験を記載の通りに行った。Mouchiroud L et al. (2011) Aging Cell 10:39-54.
簡潔に説明すると、虫をNikon SMZ1500立体顕微鏡(ニコン社、米国ニューヨーク州メルヴィル)を用いて観察した。簡潔に説明すると、10匹のL4虫を、ビヒクル(DMSO0.1%、最終濃度)またはDMSOに溶解させたウロリチンA(最終濃度50μM)を含むNGM培地を含有し、表示される大腸菌株RNAiクローンを播種したプレート上に移した。3日後(0日目に相当)、新たに発生した60~100匹のL4虫を、1日目から開始して3日毎に、条件ごとに用い、計数し、新鮮なプレートに移した(若い成体虫)。寿命実験は全て20℃で行った。プレートから這い出た、または「破裂した産卵口」表現型を有していた動物は打ち切りした。
【1808】
カプラン・マイヤー法を用いて生存解析を行い、生存曲線の間の差異の有意性をログランク検定を用いて算出した。両側t検定を用いて2群間の差異を評価した。3つ以上の群を比較する際は、ボンフェローニ多重比較試験によって評価される分散の解析を用いた。使用した統計ソフトウェアはGraphPad Prism 5(グラフパッド・ソフトウェア社(GraphPad Software, Inc.))であり、0.05未満p値は全て有意とみなした。
【1809】
遺伝子サイレンシングを、RNA干渉(RNAi)法を用いることにより、先に報告された通りに行った。Mouchiroud L et al. (2011) Aging Cell 10:39-54。線虫において、RNAiは摂食によって成される。簡潔に説明すると、線虫に、目的の遺伝子を標的とするdsRNAをコードするプラスミドを用いて改変した細菌を与えた。虫はこれらの細菌を摂食し、これによりこの遺伝子の不活性化が簡単に可能となる。対照として、虫に空ベクターをコードするRNAiクローンHT115を与えた。
【1810】
ウロリチンA処理によって誘導される長寿表現型へのオートファジー経路の必要性を決定するため(図10)、主要なオートファジータンパク質をコードする2つの遺伝子をRNA干渉(RNAi)によって阻害した。これら2つのタンパク質は、小胞輸送における複数の段階を制御し、オートファジー機構に必要な、ホスファチジルイノシトール3キナーゼ(PI3K)をコードするvps-34(配列名:B0025.1、VPS34のヒトホモログ)、およびオートファジータンパク質のオートファゴソーム形成に必須な構造体への局在化に関与するクラスIIIホスファチジルイノシトール3キナーゼ複合体をコードするbec-1(配列名:T19E7.3、ベクリンのヒトホモログ)であった。RNAiによるそれらの発現の阻害は、線虫におけるオートファジーを促進する実験条件である食餌制限によって誘導される長寿表現型を抑制することが既に報告されている。Hansen M et al. (2008) PLoS Genetics 4:e24.
【1811】
【表17】
【1812】
図10に示される結果は、オートファジー機構の活性化を介してウロリチンAが虫の寿命を延長させたことを示している。ウロリチンAで処理され空ベクターを与えられた虫において観察された寿命延長が、これらの虫がvps-34またはbec-1に対するRNAiを発現する細菌を与えられた場合に抑制されるという事実は、これら2つのタンパク質がそれぞれ、長寿表現型に必要とされ不可欠であることを明らかにするものである。このような知見は、ウロリチンA処理がvps-34およびbec-1の活性を促進し、オートファジー機構の誘導をもたらすことで寿命を延長させることを示している。
【1813】
実施例11
ウロリチンは老化過程中に線虫における筋機能を維持する
筋機能に対するウロリチンの効果を調べるため、咽頭のポンピングを7日目および14日目の線虫において試験した。Nikon SMZ1500立体顕微鏡(ニコン社、米国ニューヨーク州メルヴィル)を用いて虫を観察した。10匹のL4虫を、ビヒクル(DMSO0.1%、最終濃度)またはDMSOに溶解させた目的の化合物(ウロリチンA(UA)、ウロリチンB(UB)、ウロリチンC(UC)、ウロリチンD(UD))(最終濃度50μM)を含むNGM培地を含有し、表示の大腸菌RNAiクローンを播種したプレートに移した。3日後(0日目に相当)、新たに発生した60~100匹のL4虫を、1日目から開始して3日毎に、条件ごとに用い、計数し、新鮮なプレートに移した(若い成体虫)。実験は20℃で行った。プレートから這い出た、または「破裂した産卵口」表現型を有していた動物は打ち切りした。
【1814】
7日目および14日目の咽頭のポンピング速度を、単一の虫を未播種のプレートに移し、咽頭のポンピングを解剖顕微鏡下で30秒間計数することによって、10匹の虫について測定した。次いで、この30秒間の間に虫によってなされるポンピングを推定することによって、咽頭のポンピング速度を算出した。
【1815】
7日目の咽頭のポンピングは試験された全てのウロリチンにおいて著しく増加し(図11)、これにより、若い虫において筋機能を向上させるウロリチン処理の能力が示された。この筋機能の向上は老化した虫において維持され、ウロリチン処理は14日目の虫における筋機能も向上させる。老化した虫(14日目)において、ウロリチン処理(具体的にはウロリチンAおよびウロリチンB)は、筋活動(咽頭のポンピング)における年齢関連性の減退を低減させた。
【1816】
老化中の筋活動に対するウロリチンの効果を調べるため、線虫の移動性を長期にわたって調べた。野生型線虫の同調集団を標準方法によって用意し、大腸菌(OP50)を含有し、試験化合物(エラグ酸(EA)、ウロリチンA(UA)、およびウロリチンB(UB))を含有するまたは含有しないNGM寒天上で、20℃で培養した。0日目に、それぞれ10匹の若い成虫を含有する5つのプレートを用意した。虫を、成体期の1日目、3日目、5日目および8日目という様々な日齢において、移動性についてアッセイした。野生型(N2、ブリストル社)虫株をこれらの試験に使用した。
【1817】
線虫の移動の追跡のために、10匹の虫のプレート全体を追跡する、コンピューターおよび標準的な明視野顕微鏡の両方に取り付けられたニコン社製DS-L2/DS-Fi1カメラおよび制御装置を用いて、45秒間のビデオを記録し、条件ごとに5枚のプレートを用いた。この期間中の虫の移動を、無料で利用できるソフトウェアMATLAB(登録商標)用Parallel Worm Trackerの適合版を用いて、算出した。45秒間の追跡にわたる全移動を、各条件について、全ての虫にわたって、平均した。この実験を条件ごとに40~70匹の虫を用いて2回繰り返した。
【1818】
エラグ酸処理は、この日齢関連性の移動性減退に影響を与えない(図12)。対照的に、50μMのウロリチンAまたはウロリチンBでのウロリチン処理は、老化した線虫において筋機能減退を低減し筋機能を維持する顕著な能力を示す。このことは、老化過程中に筋機能を保つウロリチン処理の能力を示している。
【1819】
筋機能および移動性に対するウロリチンの効果をさらに特徴付けるため、線虫を処理し、経時的顕微鏡検査法に基づいてそれらの移動性を観察した。線虫における筋機能に対するウロリチンAの効果を調べた。簡潔に説明すると、Nikon SMZ1500立体顕微鏡(ニコン社、米国ニューヨーク州メルヴィル)を用いて虫を観察した。簡潔に説明すると、異なるプレートから得た5匹の虫を、ビヒクル(DMSO0.1%、最終濃度)またはDMSOに溶解させた目的化合物(エラグ酸(EA)、ウロリチンA(UA)、ウロリチンB(UB)、ウロリチンC(UC)、ウロリチンD(UD))(最終濃度50μM)を含むNGM培地を含有し、表示の大腸菌RNAiクローンを播種したプレート上に移した。時間差は、Zeiss Axioplan-2顕微鏡(カールツァイス・マイクロイメージング社(Carl Zeiss MicroImaging)、米国ニューヨーク州ソーンウッド)を用いて、移動性の虫の20枚の写真を10秒間の間隔で記録することにより、行った。虫の追跡はImageJソフトウェアを用いて達成した。実験は3回繰り返した。
【1820】
ウロリチン処理は、老化過程中に様々な程度に維持された移動性に著しい増加をもたらした(図13)。最も強力な効果はウロリチンBで観察された。本明細書に記載される結果は、線虫において筋機能を向上させ、年齢関連性の筋活動減退から筋機能を保護する、全てのウロリチン処理の能力を示している。
【1821】
実施例12
ウロリチンは哺乳類細胞においてオートファジーを誘導する
ウロリチンが哺乳類細胞においてオートファジーを誘導する能力も調べた。腸由来のModeK細胞を、4.5g/Lのグルコース、10%ウシ胎仔血清、1mMのピルビン酸ナトリウム、10mMのHEPES、0.1mMのNEAA、100UI/mLの2-メルカプトエタノールペニシリン、および100μg/mLのストレプトマイシンを含むRPMI1640培地中で培養した。細胞を5%CO雰囲気下、37℃で培養した。細胞を漸増濃度のウロリチンA(10μM、20μMおよび50μM)で処理した。8時間処理を行い、その後細胞を溶解し、ウエスタンブロット解析用に調製した。オートファジー関連タンパク質LC3-IおよびII(Cell Signaling社抗体#4108)、p62(Cell Signaling社抗体#5114)、AMPKα(Cell Signaling社抗体#2603)、およびp-AMPKα(Cell Signaling社抗体#2531)について、タンパク質発現レベルを調べた。ハウスキーピングタンパク質のHSP90(BDトランスダクション・ラボラトリーズ社抗体#610418)レベルを、ローディングコントロールとして測定した。
【1822】
漸増濃度のウロリチンAは、漸増レベルのリン酸化AMPKαをもたらした。(図14)。p-AMPKα/AMPKαの比は、ウロリチンA処置に応答して用量依存的に増加し、4倍~10倍超の範囲の誘導であった。また、ウロリチンA処置は、試験された全ての用量において、LC3-II/LC3-I比の有意な増加をもたらした(オートファジーの特徴)。LC3-II/LC3-Iの比は、試験された用量において、ビヒクル処理細胞と比較して処理細胞において10倍も高く増加した。p62のレベルは、オートファジー過程に従って、ウロリチンAの添加に伴って減少した。これらの結果は、オートファジーを誘導するウロリチンAの能力を示している。
【1823】
ウロリチンによるオートファジーの誘導も、哺乳類の初代肝細胞において実証した。初代肝細胞を、先に報告された通りに(Ryu et al., 2011)、7~9週齢野生型C57BL/6Jマウスから得た肝上部下大静脈への灌流によって単離した。単離した初代肝細胞を、4.5g/Lのグルコース、10%ウシ胎仔血清、0.1mMのNEAA、10mMのHEPESおよび50μg/mLのゲンタマイシンを含むMedium199中で培養した。次に、これらの細胞を10μM、20μMまたは50μMのウロリチンAで16時間で処理し、その後細胞を溶解し、ウエスタンブロット解析用に調製した。オートファジー関連タンパク質であるLC3-IおよびII(Cell Signaling社抗体#4108)、p62(Cell Signaling社抗体#5114)、AMPKα(Cell Signaling社抗体#2603)、およびp-AMPKα(Cell Signaling社抗体#2531)について、タンパク質発現レベルを調べた。ハウスキーピングタンパク質であるHSP90(BDトランスダクション・ラボラトリーズ社抗体#610418)レベルをローディングコントロールとして測定した。
【1824】
20および50μMでのウロリチンA処理は、リン酸化AMPKαのレベルの増加をもたらし、処理細胞においてはp-AMPKα/AMPK-αの比は、対照細胞で観察されたp-AMPKα/AMPK-αの比の10倍をかなり上回って有意に上昇した。興味深いことに、ウロリチンA処理の後に、オートファジーの特徴である、用量依存効果およびLC3-Iに対するLC3-IIの比の増加が観察された(図15)。P62タンパク質レベルはウロリチンA暴露の後に減少することが観察された。p62の減少に伴うLC3-II/LC3-Iタンパク質比に対するウロリチンAのこの用量効果は、哺乳類初代肝細胞においてオートファジーを誘導するウロリチンAの能力を示しており、初代細胞におけるウロリチンの一般的なオートファジー活性を示している。
【1825】
実施例13
ウロリチンは哺乳類細胞の種にわたってオートファジーを誘導する
種を超えて筋細胞においてオートファジーを誘導するウロリチンの能力を、マウスC2C12筋芽細胞およびヒト初代骨格筋細胞を用いて調べた。
【1826】
C2C12筋芽細胞を、4.5g/Lのグルコース、20%ウシ胎仔血清、および50μg/mLのゲンタマイシンを含むダルベッコー修飾イーグル培地(DMEM)中で培養した。ウロリチンAを1mMの原液中のDMSOに溶解させた。細胞を10μM、20μM、および50μMの最終濃度のウロリチンAで16時間処理した。対照細胞を同じ最終濃度のDMSOで同じ時間処理し、未処置対照群として用いた。
【1827】
ヒト初代骨格筋細胞をインビトロで培養し、漸増濃度のウロリチンA(例えば、10μM、20μM、および50μM)に16時間暴露した。ヒト骨格筋芽細胞を2%ウマ血清を含有するDMEM中で増殖させた。対照細胞を同じ最終濃度のDMSOで同じ時間処理し、未処置対照群として用いた。
【1828】
処理の最後に、細胞をRIPA緩衝液で溶解し、SDS-PAGEにかけ、ウェスタンブロットで解析した。オートファジー関連タンパク質であるLC3-IおよびLC3-II(Cell Signaling社抗体#4108)、p62(Cell Signaling社抗体#5114)、AMPKα(Cell Signaling社抗体#2603)、およびp-AMPKα(Cell Signaling社抗体#2531)について、タンパク質発現レベルを調べた。ハウスキーピングタンパク質、βアクチン(Cell Signaling社抗体#4967)レベルをローディングコントロールとして測定した。代表的な結果を図16および図17に示す。
【1829】
マウスC2C12筋細胞(図16)およびヒト初代筋芽細胞(図17)の両方において、ウロリチンA処理は、ウェスタンブロットにおけるバンド密度の変化によって観察されたp62のレベルの減少を伴う、LC3-Iに対するLC3-IIの比の増加によって確証される、オートファジーの用量依存的な増加をもたらした。また、ウロリチンAへの暴露に応答して、リン酸化AMPKα(pAMPKα)レベルが増加し、pAMPKα/AMPKαの比が数倍に増加した。
【1830】
実施例14
ウロリチンは初代細胞においてオートファジーを誘導する
ヒト大動脈内皮細胞(HAOEC)は正常ヒト大動脈から単離された初代内皮細胞である。HAOECは、セルアプリケーションズ社(Cell Applications Inc.:CAI)(米国サンディエゴ)から供給され、European Collection of Cell Cultures(ECACC)から第二継代で凍結保存された状態で得られた。細胞を解凍し、ECACCによって提供される内皮細胞増殖培地(カタログ番号06091509(CAI番号211-500))を用いて37℃、5%COの加湿恒温器内で培養し;培地を解凍の24時間後に交換した。細胞が80%コンフルエントに到達するまで内皮細胞増殖培地を一日おきに交換した。次に、細胞を4つの6ウェルディッシュに継代し、一晩インキュベートした後、異なる濃度のウロリチンA(10μM、20μM、および50μM)、またはDMSO対照で16時間処理した(処理ごとに3ウェル)。対照細胞を同じ最終濃度のDMSOで同じ時間処理し、未処置対照群として用いた。
【1831】
処理の最後に、細胞をRIPA緩衝液で溶解し、SDS-PAGEにかけ、ウェスタンブロットで解析した。オートファジー関連タンパク質であるLC3-IおよびLC3-II(Cell Signaling社抗体#4108)およびp62(Cell Signaling社抗体#5114)について、タンパク質発現レベルを調べた。ハウスキーピングタンパク質であるHSP90(BDトランスダクション・ラボラトリーズ社抗体#610418)レベルをローディングコントロールとして測定した。代表的な結果を図18に示す。
【1832】
ヒト初代大動脈内皮細胞(図18)において、ウロリチンA処理は、50μMのウロリチンAにおいて3倍もの高い誘導という、LC3-Iに対するLC3-IIの比の増加によって確証された、オートファジーの用量依存的な増加をもたらし、これは、ウェスタンブロットにおけるバンド密度の変化によって観察されたp62のレベルの減少も伴った。これらの結果は、ウロリチンが内皮細胞におけるオートファジーを増加することを明白に示している。
【1833】
実施例15
ウロリチンは哺乳類においてオートファジーを誘導する
インビボでオートファジーを誘導するウロリチンAの能力を決定するため、健常な10週齢C57BL/6Jマウスを、標準的なげっ歯類用食餌または食物に混ぜたウロリチンAを含有する食餌を用いて処置し、マウスに送達される55mg/kg/日の用量を達成した。ウロリチンA処理の8週間後、マウスを屠殺し、各動物の肝臓を外科的に摘出した。次に、摘出した肝臓を溶解緩衝液中に入れて、ウエスタンブロット解析用に調製した。
【1834】
オートファジー関連タンパク質であるLC3-IおよびLC3-II(Cell Signaling社抗体#4108)、p62(Cell Signaling社抗体#5114)、AMPKα(Cell Signaling社抗体#2603)、およびp-AMPKα(Cell Signaling社抗体#2531)について、タンパク質発現レベルを調べた。ハウスキーピングタンパク質であるHSP90(BDトランスダクション・ラボラトリーズ社抗体#610418)レベルをローディングコントロールとして測定した。ウェスタンブロットの各ラインは、単一マウスの肝臓のタンパク質試料を表し、いくつかの処置動物に対する効果の観察を可能とする。
【1835】
動物の固形飼料食餌に混合された55mg/kg/dの経口投与量のウロリチンA処理は、経口消費の後に、健常マウス肝臓においてオートファジーの特徴である、リン酸化AMPKα(pAMPKα)のレベルの増加、およびLC3-Iに対するLC3-IIの比の増加をもたらした(図19)。経口処置によって誘導されたオートファジーの増加は、LC3-II/LC3-Iの比に基づいて、対照未処置マウスを平均しておよそ400%上回っていたことが観察された。p62タンパク質レベルもウロリチン(utolithin)A処置によって減少した。これらの結果は、経口消費後の、哺乳類の細胞および組織におけるオートファジーを誘導するウロリチンAの能力を示している。
【1836】
実施例16
ウロリチンAは哺乳動物の運動活性を向上させる
哺乳動物における活動および筋機能に対するウロリチンA処置の効果を調べるために、健常な10週齢C57BL/6Jマウスを、標準的なげっ歯類用食餌または食物に混ぜたウロリチンAを含有する食餌を用いて処置し、マウスに送達される55mg/kg/日の用量を達成した。ウロリチンA処置の11週間後、直径23cmの回し車を各マウスのケージ内に設置した。自発的な運動活動を5日間にわたり20分の間隔で測定して、運動活動の概日リズムの捕捉した。
【1837】
ウロリチンA処置は、毎日のマウスによって踏破された距離において有意な持続性の増加をもたらした(図20)。最初の3日間、ウロリチンA処置動物は、累積踏破距離において、未処置対照群を25%上回る増加を示した。この差異は試験された最後の2日間にはさらに29%にまで増加した。これらの結果は、哺乳動物において運動活性を向上させるウロリチンA処置の能力を示している。ウロリチンAを投与されたマウスが、それらの自発的走行活性を増加させただけでなく、長期にわたる増加が示された、明白なトレーニング効果が観察された。さらにこれにより、前記利益が長期間持続することが示された。
【1838】
実施例17
ウロリチンAは老化哺乳動物において運動活性を向上させる
老化哺乳動物における運動活性に対するウロリチンA処置の効果を調べるために、17月齢C57BL/6Jマウスを高脂肪げっ歯類用食餌または食物に混ぜたウロリチンAを含有する高脂肪げっ歯類用食餌を用いて処置し、マウスに送達される50mg/kg/日の用量を達成した。
【1839】
ウロリチンA処置の30週間後、マウスを個々に収容し、各マウスのケージ内に直径23cmの回し車を設置した。自発的な運動活動を2日間にわたり連続的に測定して、運動活動の概日リズムを捕捉した。その後、マウスをそれらの元のケージに戻した。
【1840】
マウスは回転かごの存在に1日目で慣れた。活動並びに筋機能に対するウロリチンA処置の効果を測定するために、2日目の最長走行期間(暗期)中に動物が踏破した累積距離を測定した。図21に示すように、ウロリチンA処置は、高脂肪食餌を与えられた処置された老化マウスにおいて、累積走行距離における57%(p<0.05)の増加をもたらした。このことは、老化中の自発的な活動および走行に対するウロリチンの明確な利益を明白に示している。これは、老化中の集団に対するウロリチンの送達が、自発運動活性および走行能を向上させ、観察された自然減退を防ぐのに役立つという証拠を与えるものである。
【1841】
実施例18
ウロリチンAは老化哺乳動物における筋力を向上させる
老化哺乳動物における筋機能に対するウロリチンA処置の効果を調べるために、17月齢C57BL/6Jマウスを、高脂肪げっ歯類用食餌または食物に混ぜたウロリチンAを含有する高脂肪げっ歯類用食餌を用いて処置し、マウスに送達される50mg/kg/日の用量を達成した。
【1842】
ウロリチンA処置の26週間後、握力試験によって、それらの神経筋機能についてマウスを評価した。握力試験を用いることで、マウスの前肢握力を測定することができる。マウスを格子上に配置することで、それらの前肢が支持物を掴むことを可能とさせる。握力を測定するために、マウスを、格子を掴むことができなくなるまで、センサー軸の中で後方に引っ張る。
【1843】
代表的な結果を図22に示す。ウロリチンAを与えられたマウスは未処置マウスよりも大きな握力を示した。
【1844】
実施例19
ウロリチンAは老化哺乳動物において歩行活動を向上させる
歩行活動は、赤外線探知を用いて動物の移動を測定することによって評価してもよい。老化動物における自発的歩行活動に対するウロリチンAの効果を測定するために、健常な16週齢C57BL/6Jマウスを、標準的なげっ歯類用食餌または食物に混ぜたウロリチンAを含有する食餌を用いて処置し、マウスに送達される50mg/kg/日の用量を達成した。ウロリチンA処置の34週間後、マウスを歩行活動モニタリングシステムTSEシステムに配置した。赤外線の送信機および受信機をx軸、y軸、およびz軸に設置した。マウスの通過によるx軸、y軸における赤外線ビームの遮断は、水平運動(歩行運動)の測定を可能にする。マウスによるz軸における赤外線ビームの遮断は、立ち上がり行動の測定を可能にする。それぞれのビーム遮断によって1回のカウントが記録される。2日間にわたりそれぞれ30分間、総数を測定する。各動物についてマウスにおける最も高い活動性の時間に対応する12時間の暗期の間に観察された総数を合計した。
【1845】
図23は、ウロリチンAで処置された老化マウスが歩行運動における14%の増加、および立ち上がりにおける25%の増加を示したことを示している。これらの結果は、老化動物における移動性を増加させるウロリチンAの能力を示している。
【1846】
実施例20
ウロリチンAは老化哺乳動物の骨格筋におけるオートファジーを増加させる
処置の34週間後、実施例19のマウスを屠殺し、臓器を摘出した。腓腹筋を、ウエスタンブロット解析を用いて、オートファジーマーカーLC3およびp62の比の変化を評価することによって、オートファジーの存在について評価した。各レーンは個々のマウスから得られた筋肉試料に対応している。代表的な結果を図24に示す。LC3-II/LC3-Iの比は、未処置マウスの筋肉と比較して、ウロリチンA(UA)処置マウスの筋肉において増加した。これは、未処置マウスと比較しての、UA処置マウスの筋肉におけるp62のレベルの低下を伴った。マウスの筋肉におけるLC3およびp62のレベルのこれらの変化は、生じているオートファジーのレベルの増加と一貫している。このことは、ウロリチンAの経口投与が筋肉を含む臓器レベルでオートファジーをもたらすことを示している。食餌中にUAを与えられているマウスは、p-AMPKα/AMPKαの比における増加によって観察される、それらの筋肉におけるAMPKの活性化の増加も示した。
【1847】
実施例21
ウロリチンはマウス筋細胞においてオートファジーを誘導する
マウス筋細胞におけるオートファジーを誘導するウロリチンAの能力を決定するために、未分化C2C12マウス筋芽細胞を、T25フラスコに播種し、一晩インキュベートした。細胞は37℃、5%COでインキュベートした。これらの細胞を、0.1%DMSO溶液に溶解させたウロリチン(ウロリチンA(UA)、ウロリチンB(UB)、ウロリチンC(UC)またはウロリチンD(UD))のうちの1つで24時間処理した。ある実験において、UA、UB、UCおよびUDは、C2C12筋芽細胞処理のために100μMの濃度で投与された。別の研究において、C2C12筋芽細胞は漸増濃度のUA(10μM、50μMおよび100μM)においてインキュベートされた。各実験において、対照培養物は0.1%DMSOで同じ時間処理し、未処置対照群として用いた。インキュベートの最後の30分間、リソソーム分解阻害剤を培養液に加えた。次に、細胞をリン酸緩衝液で洗浄し、その後1%トリプシン酵素溶液で処理して、細胞培養皿から接着細胞を剥がした。次に、細胞をEMDミリポア社製選択的透過処理試薬で処理して細胞を透過処理し、抗体処理が細胞内タンパク質に届くようにした。次に、細胞を、キットプロトコル(EMDミリポア社FlowCellect(商標)オートファジーLC3抗体に基づくアッセイキット(カタログ番号FCCH100171))に従って、LC3Bに対する抗体と一緒にインキュベートした。次に、細胞を洗浄し、キットアッセイ緩衝液中に再懸濁した。次に、得られた細胞をフローサイトメーターにかけ、LC3B-FITC蛍光を定量化して、様々な処理についてのC2C12細胞中のLC3Bのレベルを測定した。細胞がオートファジーを起こす際、この方法によって検出されるそれらのLC3-II細胞内レベルは増加する。このオートファジーは、LC3Bの蛍光抗体標識によって検出することができ、蛍光抗体標識はフローサイトメトリーを用いて定量的に測定することができる。細胞性オートファジーの増加は、LC3B FITCのヒストグラムにおけるシグナルの増加に反映される。
【1848】
C2C12細胞のウロリチンA処理は、LC3B発現の用量依存的な増加をもたらし(図25)、このことは、マウス筋細胞において用量依存的(10μM、50μMおよび100μM)にオートファジーを誘導するウロリチンAの能力を示している。別の研究において、オートファジーの誘導は、100μMのウロリチンA(UA)、ウロリチンB(UB)、ウロリチンC(UC)およびウロリチンD(UD)による処理後においても、処理の24時間後、C2C12マウス筋芽細胞において観察された(図26)。UA、UB、UCおよびUDと一緒にインキュベートすることにより、その全てにおいて、ヒストグラムの正シフトによって示される、LC3Bのシグナルの増加がもたらされた。このデータは、哺乳類筋芽細胞においてオートファジーを誘導する化合物クラスとしてのウロリチンの能力を示している。
【1849】
実施例22
ウロリチンおよびウロリチン前駆体の合成
本発明のウロリチン化合物の例を化合物1~16として図27に示す。本発明のウロリチン前駆体の例を化合物17~25として図27に示す。
【1850】
図28は、本発明におけるそれらの治療的使用を可能にするための、化合物1~25を合成するための方法を記載している。いくつかの化学反応はそのままであり、詳細は反応A、反応B、反応Cおよび反応Dとして以下に記載される。
【1851】
反応A
塩化オキサリル(1等量)およびジメチルホルムアミド(触媒)をジクロロメタン中の安息香酸(1等量)の懸濁液に加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣を直ちにジクロロメタンに可溶化させ、0℃に冷却した。フェノール(1.1等量)およびトリエチルアミン(1.5等量)を連続的に加え、その混合物を5分間撹拌した。最後に、アセトニトリルを加え、得られた溶液を室温で16時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム溶液の添加によってクエンチし、層を分離させた。水相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。未精製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製した。
【1852】
反応B
酢酸ナトリウム(2等量)、(S)-Phos(0.1等量)および二酢酸パラジウム(0.1等量)を、アルゴン雰囲気下で、ジメチルアセトアミド中のエステル(1等量)の溶液に連続的に加えた。反応混合物を130℃で3日間撹拌した。反応を水の添加によってクエンチし、混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残ったジメチルアセトアミドをヒックマン装置を用いて除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製した。
【1853】
反応C
三臭化ホウ素(メトキシ部分で1.25等量)を、クロロホルム中の保護ウロリチン(1等量)の溶液に加えた。次に、混合物60℃まで加熱し、4日間撹拌した。反応をメタノールの添加によってクエンチし、混合物を蒸発乾固した。残渣をC18カラムクロマトグラフィで精製した。
【1854】
反応D
水中のジフェノール(2等量)、ブロモ安息香酸(1等量)およびNaOH(2.2等量)の混合物を、還流させながら加熱し、2時間撹拌した。水およびCuSO4・5H2O(0.1等量)を加え、その混合物をさらに1時間還流させながら撹拌した。反応物を室温に冷却し、沈殿物をガラスフリット(多孔度4)上で濾過した。次に、水を除去するために、生成物を無水エタノールに溶解させ、濃縮した。残渣を熱メタノールに溶解させ、濾紙上で濾過した。
【1855】
他の実施形態
1.細胞内のオートファジーを増加させる方法であって、細胞を有効量のウロリチンまたはその薬剤的に許容できる塩と接触させることにより、細胞内のオートファジーを増加させることを含む、方法。
【1856】
2.オートファジーがマイトファジーである、請求項1に記載の方法。
【1857】
3.ウロリチンが単離ウロリチンである、実施形態1または2に記載の方法。
【1858】
4.ウロリチンがウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態1~3のいずれかに記載の方法。
【1859】
5.ウロリチンがウロリチンAである、実施形態4に記載の方法。
【1860】
6.ウロリチンがウロリチンBである、実施形態4に記載の方法。
【1861】
7.ウロリチンがウロリチンCである、実施形態4に記載の方法。
【1862】
8.ウロリチンがウロリチンDである、実施形態4に記載の方法。
【1863】
9.細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される、実施形態1~8のいずれかに記載の方法。
【1864】
10.動物の寿命を延長させる方法であって、治療を必要とする動物に有効量のウロリチンもしくはその前駆体、またはその薬剤的に許容できる塩を投与することによって動物の寿命を延長させることを含む、方法。
【1865】
11.ウロリチンが単離ウロリチンである、実施形態10に記載の方法。
【1866】
12.ウロリチンがウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態10または11に記載の方法。
【1867】
13.ウロリチンがウロリチンAである、実施形態12に記載の方法。
【1868】
14.ウロリチンがウロリチンBである、実施形態12に記載の方法。
【1869】
15.ウロリチンがウロリチンCである、実施形態12に記載の方法。
【1870】
16.ウロリチンがウロリチンDである、実施形態12に記載の方法。
【1871】
17.ウロリチン前駆体が単離ウロリチン前駆体である、実施形態10に記載の方法。
【1872】
18.ウロリチン前駆体がエラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態17に記載の方法。
【1873】
19.ウロリチン前駆体がエラグ酸である、実施形態18に記載の方法。
【1874】
20.ウロリチン前駆体がエラグタンニンである、実施形態18に記載の方法。
【1875】
21.エラグタンニンがカスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、およびベスカラギンからなる群より選択される、実施形態20に記載の方法。
【1876】
22.動物が哺乳動物である、実施形態10~21のいずれかに記載の方法。
【1877】
23.哺乳動物がヒトである、実施形態22に記載の方法。
【1878】
24.インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法であって、インビトロで真核細胞を有効量のウロリチンまたはその薬剤的に許容できる塩と接触させることにより、インビトロで真核細胞の寿命を延長させることを含む、方法。
【1879】
25.ウロリチンが単離ウロリチンである、実施形態24に記載の方法。
【1880】
26.ウロリチンがウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態24または25に記載の方法。
【1881】
27.ウロリチンがウロリチンAである、実施形態26に記載の方法。
【1882】
28.ウロリチンがウロリチンBである、実施形態26に記載の方法。
【1883】
29.ウロリチンがウロリチンCである、実施形態26に記載の方法。
【1884】
30.ウロリチンがウロリチンDである、実施形態26に記載の方法。
【1885】
31.真核細胞が初代培養真核細胞である、実施形態24~30のいずれかに記載の方法。
【1886】
32.真核細胞が細胞株の一部である、実施形態24~30のいずれかに記載の方法。
【1887】
33.真核細胞が胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される細胞である、実施形態31または32に記載の方法。
【1888】
34.真核細胞が胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、および成体幹細胞からなる群より選択される細胞である、実施形態31または32に記載の方法。
【1889】
35.ウロリチンもしくはその前駆体、またはその薬剤的に許容できる塩;並びにラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される化合物を含む、組成物。
【1890】
36.ウロリチンが単離ウロリチンである、実施形態35に記載の組成物。
【1891】
37.ウロリチンがウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態35または36に記載の組成物。
【1892】
38.ウロリチンがウロリチンAである、実施形態37に記載の組成物。
【1893】
39.ウロリチンがウロリチンBである、実施形態37に記載の組成物。
【1894】
40.ウロリチンがウロリチンCである、実施形態37に記載の組成物。
【1895】
41.ウロリチンがウロリチンDである、実施形態37に記載の組成物。
【1896】
42.ウロリチン前駆体が単離ウロリチン前駆体である、実施形態35に記載の組成物。
【1897】
43.ウロリチン前駆体がエラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態35または42に記載の組成物。
【1898】
44.ウロリチン前駆体がエラグ酸である、実施形態43に記載の組成物。
【1899】
45.ウロリチン前駆体がエラグタンニンである、実施形態43に記載の組成物。
【1900】
46.エラグタンニンがカスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、およびベスカラギンからなる群より選択される、実施形態45に記載の組成物。
【1901】
47.組成物が薬剤的に許容できる担体をさらに含む、実施形態35~46のいずれかに記載の組成物。
【1902】
48.式IIの化合物またはその薬剤的に許容できる塩であって、
【1903】
【化81】
【1904】
式中、
X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8は、独立してHおよびOHからなる群より選択され;
ただし、前記化合物が、
X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X1がOHであり、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X2がOHであり、X1、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8がHである(ウロリチンB);
X3がOHであり、X1、X2、X4、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X4がOHであり、X1、X2、X3、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X5がOHであり、X1、X2、X3、X4、X6、X7、およびX8がHである;
X6がOHであり、X1、X2、X3、X4、X5、X7、およびX8がHである;
X7がOHであり、X1、X2、X3、X4、X5、X6、およびX8がHである;
X8がOHであり、X1、X2、X3、X4、X5、X6、およびX7がHである;
X1およびX2がOHであり、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X1およびX5がOHであり、X2、X3、X4、X6、X7、およびX8がHである;
X1およびX7がOHであり、X2、X3、X4、X5、X6、およびX8がHである;
X1およびX8がOHであり、X2、X3、X4、X5、X6、およびX7がHである;
X2およびX3がOHであり、X1、X4、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X2およびX4がOHであり、X1、X3、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X2およびX5がOHであり、X1、X3、X4、X6、X7、およびX8がHである;
X2およびX6がOHであり、X1、X3、X4、X5、X7、およびX8がHである(ウロリチンA);
X2およびX7がOHであり、X1、X3、X4、X5、X6、およびX8がHである;
X3およびX4がOHであり、X1、X2、X5、X6、X7、およびX8がHである;
X3およびX5がOHであり、X1、X2、X4、X6、X7、およびX8がHである;
X3およびX6がOHであり、X1、X2、X4、X5、X7、およびX8がHである;
X5およびX6がOHであり、X1、X2、X3、X4、X7、およびX8がHである;
X5およびX8がOHであり、X1、X2、X3、X4、X6、およびX7がHである;
X6およびX7がOHであり、X1、X2、X3、X4、X5、およびX8がHである;
X1、X2、およびX5がOHであり、X3、X4、X6、X7、およびX8がHである;
X1、X2、およびX6がOHであり、X3、X4、X5、X7、およびX8がHである;
X1、X5、およびX8がOHであり、X2、X3、X4、X6、およびX7がHである;
X2、X4、およびX6がOHであり、X1、X3、X5、X7、およびX8がHである;
X2、X4、およびX7がOHであり、X1、X3、X5、X6、およびX8がHである;
X2、X6、およびX7がOHであり、X1、X3、X4、X5、およびX8がHである(ウロリチンC);
X2、X6、およびX8がOHであり、X1、X3、X4、X5、およびX7がHである;
X2、X7、およびX8がOHであり、X1、X3、X4、X5、およびX6がHである;
X1、X2、X5、およびX6がOHであり、X3、X4、X7、およびX8がHである;
X1、X2、X5、およびX7がOHであり、X3、X4、X6、およびX8がHである;
X1、X2、X6、およびX7がOHであり、X3、X4、X5、およびX8がHである(ウロリチンD);
X1、X6、X7、およびX8がOHであり、X2、X3、X4、およびX5がHである;
X2、X3、X6、およびX7がOHであり、X1、X4、X5、およびX8がHである;
X2、X4、X5、およびX8がOHであり、X1、X3、X6、およびX7がHである;
X2、X4、X6、およびX7がOHであり、X1、X3、X5、およびX8がHである;
X1、X2、X4、X5、およびX7がOHであり、X3、X6、およびX8がHである;
X1、X2、X6、X7、およびX8がOHであり、X3、X4、およびX5がHである;並びに
X1、X2、X3、X6、X7、およびX8がOHであり、X4およびX5がHである、式IIの化合物ではない、
式IIの化合物またはその薬剤的に許容できる塩。
【1905】
49.X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8のうち少なくとも2つがOHである、実施形態48に記載の化合物。
【1906】
50.X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8のうち少なくとも3つがOHである、実施形態48に記載の化合物。
【1907】
51.X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8のうち少なくとも4つがOHである、実施形態48に記載の化合物。
【1908】
52.X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8のうち少なくとも5つがOHである、実施形態48に記載の化合物。
【1909】
53.X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8のうち少なくとも6つがOHである、実施形態48に記載の化合物。
【1910】
54.X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8のうち少なくとも7つがOHである、実施形態48に記載の化合物。
【1911】
55.X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、およびX8がOHである、実施形態48に記載の化合物。
【1912】
56.式IIIの化合物またはその薬剤的に許容できる塩であって、
【1913】
【化82】
【1914】
式中、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖であり;
ただし、前記化合物が、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8はHである;
R1がORであり、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R2がORであり、R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R3がORであり、R1、R2、R4、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R4がORであり、R1、R2、R3、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R5がORであり、R1、R2、R3、R4、R6、R7、およびR8がHである;
R6がORであり、R1、R2、R3、R4、R5、R7、およびR8がHである;
R7がORであり、R1、R2、R3、R4、R5、R6、およびR8がHである;
R8がORであり、R1、R2、R3、R4、R5、R6、およびR7がHである;
R1およびR2がORであり、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R1およびR5がORであり、R2、R3、R4、R6、R7、およびR8がHである;
R1およびR7がORであり、R2、R3、R4、R5、R6、およびR8がHである;
R1およびR8がORであり、R2、R3、R4、R5、R6、およびR7がHである;
R2およびR3がORであり、R1、R4、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R2およびR4がORであり、R1、R3、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R2およびR5がORであり、R1、R3、R4、R6、R7、およびR8がHである;
R2およびR6がORであり、R1、R3、R4、R5、R7、およびR8がHである;
R2およびR7がORであり、R1、R3、R4、R5、R6、およびR8がHである;
R2およびR8がORであり、R1、R3、R4、R5、R6、およびR7がHである;
R3およびR4がORであり、R1、R2、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R3およびR5がORであり、R1、R2、R4、R6、R7、およびR8がHである;
R3およびR6がORであり、R1、R2、R4、R5、R7、およびR8がHである;
R3およびR7がORであり、R1、R2、R4、R5、R6、およびR8がHである;
R3およびR8がORであり、R1、R2、R4、R5、R6、およびR7がHである;
R4およびR8がORであり、R1、R2、R3、R5、R6、およびR7がHである;
R5およびR6がORであり、R1、R2、R3、R4、R7、およびR8がHである;
R5およびR7がORであり、R1、R2、R3、R4、R6、およびR8がHである;
R5およびR8がORであり、R1、R2、R3、R4、R6、およびR7がHである;
R6およびR7がORであり、R1、R2、R3、R4、R5、およびR8がHである;
R6およびR8がORであり、R1、R2、R3、R4、R5、およびR7がHである;
R1、R2、およびR3がORであり、R4、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R1、R2、およびR5がORであり、R3、R4、R6、R7、およびR8がHである;
R1、R2、およびR6がORであり、R3、R4、R5、R7、およびR8がHである;
R1、R2、およびR8がORであり、R3、R4、R5、R6、およびR7がHである;
R1、R5、およびR8がORであり、R2、R3、R4、R6、およびR7がHである;
R1、R7、およびR8がORであり、R2、R3、R4、R5、およびR6がHである;
R2、R3、およびR4がORであり、R1、R5、R6、R7、およびR8がHである;
R2、R4、およびR6がORであり、R1、R3、R5、R7、およびR8がHである;
R2、R4、およびR7がORであり、R1、R3、R5、R6、およびR8がHである;
R2、R5、およびR8がORであり、R1、R3、R4、R6、およびR7がHである;
R2、R6、およびR7がORであり、R1、R3、R4、R5、およびR8がHである;
R2、R6、およびR8がORであり、R1、R3、R4、R5、およびR7がHである;
R2、R7、およびR8がORであり、R1、R3、R4、R5、およびR6がHである;
R3、R5、およびR8がORであり、R1、R2、R4、R6、およびR7がHである;
R3、R7、およびR8がORであり、R1、R2、R4、R5、およびR6がHである;
R6、R7、およびR8がORであり、R1、R2、R3、R4、およびR5がHである;
R1、R2、R5、およびR6がORであり、R3、R4、R7、およびR8がHである;
R1、R2、R5、およびR7がORであり、R3、R4、R6、およびR8がHである;
R1、R2、R6、およびR7がORであり、R3、R4、R5、およびR8がHである;
R1、R6、R7、およびR8がORであり、R2、R3、R4、およびR5がHである;
R2、R3、R4、およびR6がORであり、R1、R5、R7、およびR8がHである;
R2、R3、R5、およびR7がORであり、R1、R4、R6、およびR8がHである;
R2、R3、R6、およびR7がORであり、R1、R4、R5、およびR8がHである;
R2、R4、R5、およびR8がORであり、R1、R3、R6、およびR7がHである;
R2、R4、R6、およびR7がORであり、R1、R3、R5、およびR8がHである;
R2、R5、R6、およびR7がORであり、R1、R3、R4、およびR8がHである;
R2、R6、R7、およびR8がORであり、R1、R3、R4、およびR5がHである;
R1、R2、R4、R5、およびR7がORであり、R3、R6、およびR8がHである;
R1、R2、R6、R7、およびR8がORであり、R3、R4、およびR5がHである;
R2、R3、R4、R5、およびR7がORであり、R1、R6、およびR8がHである;
R2、R3、R6、R7、およびR8がORであり、R1、R4、およびR5がHである;
R2、R4、R6、R7、およびR8がORであり、R1、R3、およびR5がHである;
R2、R5、R6、R7、およびR8がORであり、R1、R3、およびR4がHである;
R1、R2、R3、R6、R7、およびR8がORであり、R4およびR5がHである;
R2、R3、R4、R6、R7、およびR8がORであり、R1およびR5がHである;並びに
R2、R4、R5、R6、R7、およびR8がORであり、R1およびR3がHである、式IIIの化合物ではない、
式IIIの化合物またはその薬剤的に許容できる塩。
【1915】
57.R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8のうち少なくとも2つがORである、実施形態56に記載の化合物。
【1916】
58.R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8のうち少なくとも3つがORである、実施形態56に記載の化合物。
【1917】
59.R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8のうち少なくとも4つがORである、実施形態56に記載の化合物。
【1918】
60.R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8のうち少なくとも5つがORである、実施形態56に記載の化合物。
【1919】
61.R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8のうち少なくとも6つがORである、実施形態56に記載の化合物。
【1920】
62.R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8のうち少なくとも7つがORである、実施形態56に記載の化合物。
【1921】
63.R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8がORである、実施形態56に記載の化合物。
【1922】
64.RがHである、実施形態56~63のいずれかに記載の化合物。
【1923】
65.式Vの化合物またはその薬剤的に許容できる塩であって、
【1924】
【化83】
【1925】
式中、
X9、X10、X11、X12、X13、およびX14は、独立してHおよびOHからなる群より選択され;
ただし、前記化合物が、
X9、X10、X11、X12、X13、およびX14がHである;
X10がOHであり、X9、X11、X12、X13、およびX14がHである;
X9およびX12がOHであり、X10、X11、X13、およびX14がHである;
X9およびX13がOHであり、X10、X11、X12、およびX14がHである;
X9およびX14がOHであり、X10、X11、X12、およびX13がHである;
X10およびX13がOHであり、X9、X11、X12、およびX14がHである;
X10、X11、およびX13がOHであり、X9、X12、およびX14がHである;
X9、X10、X12、およびX14がOHであり、X11、およびX13がHである;
X9、X10、X13、およびX14がOHであり、X11、およびX12がHである(エラグ酸);
X9、X10、X11、X13、およびX14がOHであり、X12がHである;並びに
X9、X10、X11、X12、X13、およびX14がOHである、式Vの化合物ではない、
式Vの化合物またはその薬剤的に許容できる塩。
【1926】
66.X9、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも1つがOHである、実施形態65に記載の化合物。
【1927】
67.X9、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも2つがOHである、実施形態65に記載の化合物。
【1928】
68.X9、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも3つがOHである、実施形態65に記載の化合物。
【1929】
69.X9、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち少なくとも4つがOHである、実施形態65に記載の化合物。
【1930】
70.X9、X10、X11、X12、X13、およびX14のうち5つがOHである、実施形態65に記載の化合物。
【1931】
71.式VIの化合物またはその薬剤的に許容できる塩であって、
【1932】
【化84】
【1933】
式中、
R9、R10、R11、R12、R13、およびR14は独立してHおよびORからなる群より選択され;
RはH、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換の単糖、または置換もしくは非置換のオリゴ糖であり;
ただし、前記化合物が、
R9、R10、R11、R12、R13、およびR14がHである;
R10がORであり、R9、R11、R12、R13、およびR14がHである;
R9およびR12がORであり、R10、R11、R13、およびR14がHである;
R9およびR13がORであり、R10、R11、R12、およびR14がHである;
R9およびR14がORであり、R10、R11、R12、およびR13がHである;
R10およびR13がORであり、R9、R11、R12、およびR14がHである;
R9、R10、およびR13がORであり、R11、R12、およびR14がHである;
R9、R10、およびR14がORであり、R11、R12、およびR13がHである;
R10、R11、およびR13がORであり、R9、R12、およびR14がHである;
R9、R10、R12、およびR13がORであり、R11およびR14がHである;
R9、R10、R12、およびR14がORであり、R11およびR13がHである;
R9、R10、R13、およびR14がORであり、R11およびR12がHである;
R10、R11、R12、およびR13がORであり、R9およびR14がHである;
R9、R10、R11、R12、およびR13がORであり、R14がHである;
R9、R10、R11、R13、およびR14がORであり、R12がHである;並びに
R9、R10、R11、R12、R13、およびR14がORである、式VIの化合物ではない、
式VIの化合物またはその薬剤的に許容できる塩。
【1934】
72.R9、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも1つがORである、実施形態71に記載の化合物。
【1935】
73.R9、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも2つがORである、実施形態71に記載の化合物。
【1936】
74.9、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも3つがORである、実施形態71に記載の化合物。
【1937】
75.R9、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち少なくとも4つがORである、実施形態71に記載の化合物。
【1938】
76.R9、R10、R11、R12、R13、およびR14のうち5つがORである、実施形態71に記載の化合物。
【1939】
77.RがHである、実施形態71~76のいずれかに記載の化合物。
【1940】
78.第一化合物;並びにラパマイシン、リスベラトロール、メトホルミン、およびスペルミジンからなる群より選択される第二化合物を含む組成物であって、第一化合物が実施形態48~77のいずれかに記載の化合物である、組成物。
【1941】
79.組成物が薬剤的に許容できる担体をさらに含む、実施形態78に記載の組成物。
【1942】
80.細胞内のオートファジーを増加させる方法であって、細胞を有効量の実施形態48~77のいずれかに記載の化合物と接触させることにより細胞内のオートファジーを増加させることを含む、方法。
【1943】
81.オートファジーがマイトファジーである、実施形態80に記載の方法。
【1944】
82.細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される、実施形態80または実施形態81に記載の方法。
【1945】
83.動物の寿命を延長させる方法であって、治療を必要とする動物に有効量の実施形態48~77のいずれかに記載の化合物を投与することにより動物の寿命を延長させることを含む、方法。
【1946】
84.動物が哺乳動物である、実施形態83に記載の方法。
【1947】
85.哺乳動物がヒトである、実施形態84に記載の方法。
【1948】
86.インビトロで真核細胞の寿命を延長させる方法であって、インビトロで真核細胞を有効量の実施形態48~77のいずれかに記載の化合物と接触させることにより、インビトロで真核細胞の寿命を延長させることを含む、方法。
【1949】
87.真核細胞が初代培養真核細胞である、実施形態86に記載の方法。
【1950】
88.真核細胞が細胞株の一部である、実施形態86または実施形態87に記載の方法。
【1951】
89.真核細胞が、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される細胞である、実施形態86~88のいずれかに記載の方法。
【1952】
90.真核細胞が胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞、および成体幹細胞からなる群より選択される細胞である、実施形態86~88のいずれかに記載の方法。
【1953】
91.動物におけるオートファジーを向上または増加させる方法であって、治療を必要とする動物に有効量のウロリチンもしくはその前駆体、またはその薬剤的に許容できる塩を投与することにより動物におけるオートファジーを向上または増加させることを含む、方法。
【1954】
92.ウロリチンが単離ウロリチンである、実施形態91に記載の方法。
【1955】
93.ウロリチンがウロリチンA、ウロリチンB、ウロリチンC、ウロリチンD、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態91または92に記載の方法。
【1956】
94.ウロリチンがウロリチンAである、実施形態93に記載の方法。
【1957】
95.ウロリチンがウロリチンBである、実施形態93に記載の方法。
【1958】
96.ウロリチンがウロリチンCである、実施形態93に記載の方法。
【1959】
97.ウロリチンがウロリチンDである、実施形態93に記載の方法。
【1960】
98.ウロリチン前駆体が単離ウロリチン前駆体である、実施形態91に記載の方法。
【1961】
99.ウロリチン前駆体がエラグ酸、エラグタンニン、およびそれらの任意の組合せからなる群より選択される、実施形態91または98に記載の方法。
【1962】
100.ウロリチン前駆体がエラグ酸である、実施形態99に記載の方法。
【1963】
101.ウロリチン前駆体がエラグタンニンである、実施形態99に記載の方法。
【1964】
102.エラグタンニンがカスタラギン、カスタリン、カスアリクチン、ケブラジン酸、ケブリン酸、ゲミンD、グランジニン、ペダンキュラギン、プニカラギン、プニカリン、ロブリンA、ストリクチニン、テリマグランジンI、テリマグランジンII、テルフラビンA、テルフラビンB、テルガラギン、およびベスカラギンからなる群より選択される、実施形態101に記載の方法。
【1965】
103.動物が哺乳動物である、実施形態91~102のいずれかに記載の方法。
【1966】
104.哺乳動物がヒトである、実施形態103に記載の方法。
【1967】
105.オートファジーが、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、内皮細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される動物の細胞において向上または増加される、実施形態91~104のいずれかに記載の方法。
【1968】
106.オートファジーが、脳、眼、皮膚、骨、髄、軟骨、心臓、肺、胃、腸、肝臓、膵臓、腎臓、筋肉、および脂肪からなる群より選択される動物の組織または器官において向上または増加される、実施形態91~104のいずれかに記載の方法。
【1969】
107.動物が、代謝ストレス、心血管疾患、筋肉減少症、筋変性疾患、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、アルコール性肝疾患、非アルコール性脂肪性肝疾患、薬物性肝障害、α1-アンチトリプシン欠損症、虚血/再灌流障害、炎症、炎症性腸疾患、クローン病、肥満、メタボリックシンドローム、II型真性糖尿病、高脂血症、変形性関節症、神経変性疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、がん、認知障害、ストレス、および気分障害からなる群より選択される疾患または状態を有し、前記投与によって前記疾患または状態が治療される、実施形態91~104のいずれかに記載の方法。
【1970】
108.動物におけるオートファジーを向上または増加させる方法であって、治療を必要とする動物に有効量の実施形態48~77のいずれかに記載の化合物を投与することにより動物におけるオートファジーを向上または増加させることを含む、方法。
【1971】
109.動物が哺乳動物である、実施形態108に記載の方法。
【1972】
110.哺乳動物がヒトである、実施形態109に記載の方法。
【1973】
111.オートファジーが、成体幹細胞、分化細胞、血液細胞、造血細胞、内皮細胞、上皮細胞、外分泌細胞、内分泌細胞、結合組織細胞、脂肪細胞、骨細胞、平滑筋細胞、横紋筋細胞、神経細胞、感覚細胞、心細胞、肝細胞、胃細胞、腸細胞、肺細胞、腎細胞、および生殖細胞からなる群より選択される動物の細胞において向上または増加される、実施形態108~110のいずれかに記載の方法。
【1974】
112.オートファジーが、脳、眼、皮膚、骨、髄、軟骨、心臓、肺、胃、腸、肝臓、膵臓、腎臓、筋肉、および脂肪からなる群より選択される動物の組織または器官において向上または増加される、実施形態108~110のいずれかに記載の方法。
【1975】
113.動物が、代謝ストレス、心血管疾患、筋肉減少症、筋変性疾患、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、アルコール性肝疾患、非アルコール性脂肪性肝疾患、薬物性肝障害、α1-アンチトリプシン欠損症、虚血/再灌流障害、炎症、炎症性腸疾患、クローン病、肥満、メタボリックシンドローム、II型真性糖尿病、高脂血症、変形性関節症、神経変性疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、がん、認知障害、ストレス、および気分障害からなる群より選択される疾患または状態を有し、前記投与によって前記疾患または状態が治療される、実施形態108~110のいずれかに記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28-1】
図28-2】
図28-3】
図28-4】
図28-5】
図28-6】
図28-7】
図28-8】
図28-9】
図28-10】
図28-11】
図28-12】
図28-13】
図28-14】