(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-28
(45)【発行日】2023-09-05
(54)【発明の名称】インテリジェント音声ウェイクアップ制御方法及びその制御装置
(51)【国際特許分類】
G10L 15/22 20060101AFI20230829BHJP
G10L 15/10 20060101ALI20230829BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20230829BHJP
H01R 31/00 20060101ALI20230829BHJP
【FI】
G10L15/22 200H
G10L15/10 200W
H04Q9/00 301A
H01R31/00 A
(21)【出願番号】P 2022009432
(22)【出願日】2022-01-25
【審査請求日】2022-01-25
(31)【優先権主張番号】202110115864.8
(32)【優先日】2021-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510180935
【氏名又は名称】東莞維升電子製品有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】503300096
【氏名又は名称】維熹科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】呉 瑞雄
(72)【発明者】
【氏名】鞠 春喜
【審査官】上田 雄
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-526177(JP,A)
【文献】国際公開第2018/101458(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/105466(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10L 15/00-15/34
G06F 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)
インテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の制御スイッチを操作して指示灯の色を設定する工程と、
(2)
前記インテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の主制御基板
によって、設定された前記指示灯の色と
前記指示灯の色に対応する色音声ウェイクアップ命令とをマッチングする工程と、
(3)稼働中において、前記主制御基板が
前記インテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の作業指示灯を制御し
て前記指示灯の色を発光させ
、ユーザーは前記作業指示灯が発光する前記指示灯の色を見ることで前記指示灯の色に対応する機能装置を認識すると共に、
前記インテリジェント音声ウェイクアップ制御装置のピックアップによって
前記ユーザーの制御音声命令を受信する工程と、
(4)前記主制御基板が、前記ユーザーの
前記制御音声命令を認識し、当該制御音声命令
において前記色音声ウェイクアップ命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在する場合に、前記ユーザーの
前記制御音声命令に基づいて出力制御命令を実行し、
前記機能装置をトリガーして応答させ、前記ユーザーの
前記制御音声命令
において前記色音声ウェイクアップ命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在しない場合に、
前記出力制御命令を実行しない工程と、
を有することを特徴とする、インテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【請求項2】
前記指示灯の色は、赤色、緑色、青色、及び黄色を含むことを特徴とする、
請求項1に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【請求項3】
前記主制御基板は、赤色、緑色、青色、及び黄色に応じて、対応する赤色音声ウェイクアップ命令、緑色音声ウェイクアップ命令、青色音声ウェイクアップ命令、及び黄色音声ウェイクアップ命令をマッチングしていることを特徴とする、
請求項2に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【請求項4】
前記ユーザーの制御音声命令は、赤色、緑色、青色及び黄色の音声を含むことを特徴とする、
請求項1に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【請求項5】
指示灯の色を設定する制御スイッチ
と、
設定された前記指示灯の色と前記指示灯の色に対応する色音声ウェイクアップ命令とをマッチングする主制御基板と、
前記主制御基板に制御されて前記指示灯の色を発光する作業指示灯であって、ユーザーは前記作業指示灯が発光する前記指示灯の色を見ることで前記指示灯の色に対応する機能装置を認識する作業指示灯と、
前記ユーザーの制御音声命令を受信するピックアップ
と、を含み、
前記主制御基板が、前記ユーザーの前記制御音声命令を認識し、当該制御音声命令において前記色音声ウェイクアップ命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在する場合に、前記ユーザーの前記制御音声命令に基づいて出力制御命令を実行し、前記機能装置をトリガーして応答させ、前記ユーザーの前記制御音声命令において前記色音声ウェイクアップ命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在しない場合に、前記出力制御命令を実行しない
ことを特徴とする、
インテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【請求項6】
前記主制御基板は、MCU、並びにそれぞれ前記MCUに接続されるAC/DC変換モジュール、設定モジュール、音声モジュール、灯光制御モジュール、及びスイッチ制御モジュールを含むことを特徴とする、
請求項5に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【請求項7】
前記MCUは、Chipintelli社製の型番CI1103のチップであることを特徴とする、
請求項6に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【請求項8】
前記制御スイッチは、タッチスイッチであることを特徴とする、
請求項5に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【請求項9】
ハウジングと、電源入力端と、電源出力端と、が設けられるインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置であって、
前記ハウジングは、上蓋及び前記上蓋と蓋合わせる底蓋を含み、
前記
電源入力端は、オス端子であり、その一端が前記底蓋に固定され、
前記
電源出力端は、メス端子であり、前記主制御基板に固定され、
前記上蓋には、前記メス端子に対応するジャックが設けられることを特徴とする、
請求項5に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【請求項10】
前記上蓋には、前記作業指示灯に対応するランプ孔と、前記ピックアップに対応する音孔とが設けられることを特徴とする、
請求項9に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インテリジェントホームの制御技術に関し、特に、インテリジェント音声ウェイクアップ制御方法及びその制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
中国実用新案第206250518号明細書には、ジャックモジュールと称されるジャック本体及び音声収集部を含むインテリジェントジャックが開示されている。前記音声収集部は、ユーザーの音声信号を収集できる音声収集モジュールと、前記音声信号を認識する音声認識モジュールとを含む。前記インテリジェントジャックは、認識された音声信号に応じて、対応する音声制御を行う。ユーザーが音声命令によってインテリジェントジャックを制御する方法は、以下の通りである:ユーザーが音声信号を出すと、音声収集モジュールによって前記音声信号を収集し、音声認識モジュールによってユーザーの音声信号を認識する。具体的には、設定した単語を文字列の形式でマイクロコントローラユニットに書き込んで、受信した文字列が設定した文字列と同じであると、マイクロコントローラユニットによって電源スイッチをオンする。ユーザーが「オン」と言うと、マイクロコントローラユニットが高レベル信号をマイクロコントローラユニットに接続されたリレーに出力することによってリレーが閉じられ、ジャックに接続される電気製品をオンする。逆に、ユーザーが「オフ」と言うと、リレーが切断され、電気製品をオフする。なお、ユーザーがレベル1の合言葉を言って前記音声認識モジュールとマッチングした後から、その他の動作が実行可能となる。前記レベル1の合言葉は、具体的な合言葉であり、例えば、「テレビの電源を入れてください」、「洗濯機の電源を入れて下さい」等が挙げられる。
【0003】
上記のインテリジェントジャックは、音声制御を実現することができるが、音声認識モジュールによって全てのレベル1の合言葉を事前録音及び保存しなければならないため、仕事量が大きいだけでなく、コストも高い。また、家庭用品は多くの種類があり、呼び方も地方によって異なるため、全ての家庭用品に対応することが困難であるだけでなく、個人のニーズを満足することも困難である。なお、同じ空間に同じジャックモジュールを複数設置した場合、使用時に複数の同じ種類又は異なる種類の電器製品が同時にオン又はオフされ、誤操作や妨害になりやすく、使用の利便性が低く、ユーザーフレンドリネスが悪くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記問題点を鑑みて、本発明は、容易に実現でき、操作が簡単であるインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法を提供する。また、本発明は、構造が簡単であり、誤操作を避けることができるインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、本発明は、
(1)指示灯の色を設定する工程と、
(2)主制御基板が、設定された指示灯の色と当該色に対応する色音声ウェイクアップ命令とをマッチングする工程と、
(3)稼働中において、主制御基板が作業指示灯を制御して工程(1)で設定された指示灯の色を発光させると共に、ピックアップによってユーザーの制御音声命令を受信する工程と、
(4)主制御基板が、ユーザーの制御音声命令を認識し、制御音声命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在する場合に、前記ユーザーの制御音声命令に基づいて出力制御命令を実行し、他の機能装置をトリガーして応答させ、ユーザーの制御音声命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在しない場合に、出力制御命令を実行しない工程とを含む、インテリジェント音声ウェイクアップ制御方法を提供する。
【0006】
1つの好ましい実施例において、前記指示灯の色は、赤色、緑色、青色、及び黄色を含む。
【0007】
1つの好ましい実施例において、前記主制御基板は、赤色、緑色、青色、及び黄色に応じて、対応する赤色音声ウェイクアップ命令、緑色音声ウェイクアップ命令、青色音声ウェイクアップ命令、及び黄色音声ウェイクアップ命令をマッチングしている。
【0008】
1つの好ましい実施例実施例において、前記ユーザーの制御音声命令は、赤色、緑色、青色及び黄色の音声を含む。
【0009】
本発明のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置は、ハウジング、主制御基板、制御スイッチ、ピックアップ、リレー、出力端、入力端、及び複数の色を発光する作業指示灯を含むインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置であって、前記主制御基板は、前記制御スイッチ、ピックアップ、リレー、及び作業指示灯にそれぞれ接続され、前記リレーは、出力端及び入力端にそれぞれ接続され、前記作業指示灯が発光する色が主制御基板の色ウェイクアップ音声に対応する。
【0010】
1つの好ましい実施例において、前記主制御基板は、MCU、並びにそれぞれ前記MCUに接続されるAC/DC変換モジュール、設定モジュール、音声モジュール、灯光制御モジュール、及びスイッチ制御モジュールを含む。前記MCUは、Chipintelli社製の型番CI1103のチップである。
【0011】
1つの好ましい実施例において、より容易に制御できるように、前記制御スイッチは、タッチスイッチである。
【0012】
1つの好ましい実施例において、前記ハウジングは、上蓋及び前記上蓋と蓋合わせる底蓋を含み、前記入力端は、オス端子であり、その一端が前記底蓋に固定され、前記出力端は、メス端子であり、前記主制御基板に固定され、前記上蓋には、前記メス端子に対応するジャックが設けられる。
【0013】
1つの好ましい実施例において、前記上蓋には、前記作業指示灯に対応するランプ孔と、前記ピックアップに対応する音孔とが設けられる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法は、容易に実現でき、かつ、稼働中において、作業指示灯が設定した色を発光し、対応する色音声ウェイクアップ命令をマッチングすることにより、使用者が前記色を見るだけで対応する色音声ウェイクアップ命令を素早く判断でき、操作が簡単便利である。複数のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置を同時に使用する場合に、制御スイッチによって作業指示灯の色を変更設定することで、異なる色音声ウェイクアップ命令を区別することができる。即ち、作業指示灯の発光色によって対応する色ウェイクアップ音声を示すことで、ユーザーは直感的、明確的、迅速的にウェイクアップ命令を理解して制御を行うことができる。そのため、同じ空間において複数の同じ又は異なる電気製品を同時に使用した時に生じる誤動作や妨害を解消し、利便性があり、且つユーザーフレンドリネスを向上させることができる。本発明のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置は、構造が簡単であり、コストが低く、容易に実現できるため、利用を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の立体構造模式図である。
【
図2】本発明のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の分解構造模式図である。
【
図3】本発明のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の回路原理ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1~
図3を参照しながら本発明の実施例を説明する。本実施例に係るインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置は、ハウジング1、主制御基板2、制御スイッチ3、ピックアップ4、リレー5、出力端6、入力端7、及び複数の色を発光する作業指示灯8を含む。前記主制御基板2は、前記制御スイッチ3、ピックアップ4、リレー5及び作業指示灯8にそれぞれ接続される。前記リレー5は、出力端6及び入力端7にそれぞれ接続される。前記作業指示灯8が発光する色は、主制御基板2の色ウェイクアップ音声に対応する。
【0017】
前記ハウジング1は、上蓋11及び前記上蓋11と蓋合わせる底蓋12を含む。前記入力端7は、オス端子であり、その一端が前記底蓋12に固定される。前記出力端6は、メス端子であり、前記主制御基板2に固定される。前記上蓋11には、前記メス端子に対応するジャックが設けられる。
【0018】
前記制御スイッチ3は、タッチスイッチであり、前記上蓋11の頂面に位置する。
【0019】
前記主制御基板2は、MCU、並びにそれぞれ前記MCUに接続されるAC/DC変換モジュール、設定モジュール、音声モジュール、灯光制御モジュール、スイッチ制御モジュール、及びリマインダーモジュールを含む。前記MCUは、好ましくはChipintelli社製の型番CI1103の音声AIチップである。前記リマインダーモジュールは、ブザーに接続される。設定又は制御等の操作を行う時に、リマインダーモジュールがブザーを制御し、フィードバックとしてビープ音を鳴らせる。
【0020】
前記上蓋11には、前記作業指示灯8の光を透過させるためのランプ孔111と、外部音を前記ピックアップ4に伝えるための音孔112と、ブザーの音をハウジング1から外に出すための開孔とが設けられる。
【0021】
稼動中において、インテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の制御方法は、下記の通りである:
(1)制御スイッチ3を操作して指示灯の色を設定する。指示灯の色として、例えば、赤色、緑色、青色及び黄色等の色が挙げられる。本実施例において、前記四つの色を例として説明するが、他の実施例において、他の色を含んでもよい。
(2)主制御基板2が、設定された前記指示灯の色と当該色に対応する色音声ウェイクアップ命令とをマッチングする。指示灯の色が4種類あるため、対応する色音声ウェイクアップ命令、例えば、赤色音声ウェイクアップ命令、緑色音声ウェイクアップ命令、青色音声ウェイクアップ命令、及び黄色音声ウェイクアップ命令をMCUに事前に保存する。
(3)稼働中において、MCUは、灯光制御モジュールによって作業指示灯8を制御して工程(1)で設定された指示灯の色を連続発光又は点滅発光させる。以下、指示灯の色を「赤色」に設定した例を説明する。作業指示灯8が赤色発光することにより、ウェイクアップ命令が赤色の音声ウェイクアップ命令であることをユーザーに常に通知することで、誤操作を避けることができる。ピックアップ4がユーザーの制御音声命令を受信すると、制御音声命令を音声モジュールによって音声信号に変換し、MCUにフィードバックして認識を行う。
(4)MCUが、音声信号を認識し、制御音声命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在する場合に、前記ユーザーの制御音声命令に基づいて出力制御命令を実行する。例えば、ユーザーが「赤ちゃんオン」、「赤赤オン」、「赤オン」、又は「赤色オン」等の「赤」、及び「オン」又は「オフ」を含む音声を言うと、MCUは、スイッチ制御モジュールによってリレー5を介して出力端6と入力端7との間の回路を開閉させ、他の機能装置をトリガーして応答させる。逆に、制御音声命令において対応する色ウェイクアップ音声が存在しない場合に、出力制御命令を実行しない。例えば、ユーザーが「緑ちゃんオン」、「緑緑オン」、「黄ちゃんオン」、又は「黄色オン」等の「赤」に関係ない音声を言うと、出力制御命令を実行しない。
【0022】
以下、同じ部屋において複数のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置を同時に使用する場合、例えば、4つのインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置がそれぞれ4つの異なる位置の照明灯を制御するために用いられる例を説明する。第1の位置の照明灯を制御する必要がある時に、ユーザーは前記位置のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の作業指示灯8の発光色、例えば、赤色を見ると、前記位置の照明灯が赤色音声ウェイクアップ命令であることを理解することができる。第2位置の照明灯を制御する必要がある時に、ユーザーは前記位置のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置の作業指示灯8の発光色、例えば、黄色を見ると、前記位置の照明灯が黄色音声ウェイクアップ命令であることを理解することができる。他の色も同様に類推できる。すると、作業指示灯の発光色によってそれに対応する色ウェイクアップ音声を示し、ユーザーが直感的、明確的、迅速的にウェイクアップ命令を理解することができる。そのため、同じ空間において複数の同じ又は異なる電気製品を同時に使用した時に生じる誤動作や妨害を解消し、利便性があり、且つユーザーフレンドリネスを向上させることができる。
【0023】
上記明細書の開示によれば、当業者は上記の実施形態を変更や修正することができる。よって、本発明は、上記の開示及び具体的な実施形態に限定されるものではなく、本発明に対するいくつかの修正や変更も、本発明の特許請求の範囲内に含まれるべきである。なお、本明細書においては、いくつかの特定の用語が使用されているが、これらの用語は単に説明を容易にするために使用されるものであり、本発明を限定するものではなく、本発明と同じまたは類似の他の方法および装置が使用されるものは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれる。
【0024】
(付記1)
(1)指示灯の色を設定する工程と、
(2)主制御基板が、設定された前記指示灯の色と当該色に対応する色音声ウェイクアップ命令とをマッチングする工程と、
(3)稼働中において、前記主制御基板が作業指示灯を制御して工程(1)で設定された前記指示灯の色を発光させると共に、ピックアップによってユーザーの制御音声命令を受信する工程と、
(4)前記主制御基板が、前記ユーザーの制御音声命令を認識し、当該制御音声命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在する場合に、前記ユーザーの制御音声命令に基づいて出力制御命令を実行し、他の機能装置をトリガーして応答させ、前記ユーザーの制御音声命令に対応する色ウェイクアップ音声が存在しない場合に、出力制御命令を実行しない工程と、
を有することを特徴とする、インテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【0025】
(付記2)
前記指示灯の色は、赤色、緑色、青色、及び黄色を含むことを特徴とする、
付記1に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【0026】
(付記3)
前記主制御基板は、赤色、緑色、青色、及び黄色に応じて、対応する赤色音声ウェイクアップ命令、緑色音声ウェイクアップ命令、青色音声ウェイクアップ命令、及び黄色音声ウェイクアップ命令をマッチングしていることを特徴とする、
付記2に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【0027】
(付記4)
前記ユーザーの制御音声命令は、赤色、緑色、青色及び黄色の音声を含むことを特徴とする、
付記1に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御方法。
【0028】
(付記5)
ハウジングを含むインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置であって、
主制御基板、制御スイッチ、ピックアップ、リレー、出力端、入力端、及び複数の色を発光する作業指示灯を含み、
前記主制御基板は、前記制御スイッチ、前記ピックアップ、前記リレー、及び前記作業指示灯にそれぞれ接続され、
前記リレーは、前記出力端及び前記入力端にそれぞれ接続され、
稼動中において、前記作業指示灯が発光する色が前記主制御基板の色ウェイクアップ音声に対応する、
ことを特徴とする、
インテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【0029】
(付記6)
前記主制御基板は、MCU、並びにそれぞれ前記MCUに接続されるAC/DC変換モジュール、設定モジュール、音声モジュール、灯光制御モジュール、及びスイッチ制御モジュールを含むことを特徴とする、
付記5に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【0030】
(付記7)
前記MCUは、Chipintelli社製の型番CI1103のチップであることを特徴とする、
付記6に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【0031】
(付記8)
前記制御スイッチは、タッチスイッチであることを特徴とする、
付記5に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【0032】
(付記9)
前記ハウジングは、上蓋及び前記上蓋と蓋合わせる底蓋を含み、
前記入力端は、オス端子であり、その一端が前記底蓋に固定され、
前記出力端は、メス端子であり、前記主制御基板に固定され、
前記上蓋には、前記メス端子に対応するジャックが設けられることを特徴とする、
付記5に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【0033】
(付記10)
前記上蓋には、前記作業指示灯に対応するランプ孔と、前記ピックアップに対応する音孔とが設けられることを特徴とする、
付記9に記載のインテリジェント音声ウェイクアップ制御装置。
【符号の説明】
【0034】
1 ハウジング
2 主制御基板
3 制御スイッチ
4 ピックアップ
5 リレー
6 出力端
7 入力端
8 作業指示灯
11 上蓋
12 底蓋
111 ランプ孔
112 音孔