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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-29
(45)【発行日】2023-09-06
(54)【発明の名称】電気装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 3/36 20060101AFI20230830BHJP
   H01R 11/01 20060101ALI20230830BHJP
   H05K 1/14 20060101ALI20230830BHJP
【FI】
H05K3/36 Z
H01R11/01 501G
H05K1/14 G
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2018116019
(22)【出願日】2018-06-19
(65)【公開番号】P2019220551
(43)【公開日】2019-12-26
【審査請求日】2021-01-18
【審判番号】
【審判請求日】2022-08-25
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成28年度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、「IoT推進のための横断技術開発プロジェクト/トリイオンノード・エンジンの研究開発」委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
(73)【特許権者】
【識別番号】801000049
【氏名又は名称】一般財団法人生産技術研究奨励会
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 貴康
(72)【発明者】
【氏名】高宮 真
(72)【発明者】
【氏名】森 時彦
【合議体】
【審判長】井上 信一
【審判官】小池 秀介
【審判官】篠原 功一
(56)【参考文献】
【文献】特開昭63-072083(JP,A)
【文献】実開平04-008377(JP,U)
【文献】実開平06-064232(JP,U)
【文献】特開平07-302633(JP,A)
【文献】実開昭59-101381(JP,U)
【文献】特開平02-288079(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 1/14
H05K 3/36
H01R 11/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下に重なるように配置された複数のモジュール基板と、該モジュール基板同士を接続するコネクタとを備える電気装置であって、
1つのモジュール基板の表面に形成された電極と他のモジュール基板の表面に形成された電極とは、上下方向に略一直線上に位置するように配置され、
前記コネクタは、上下方向に略一直線上に位置するように配置された電極同士を電気的に接続する本体部と、該本体部を保持するホルダとを含み、該ホルダは基板係合部とホルダ連結部と前記ホルダを上下方向に貫通する貫通孔とを含み、
前記本体部は、エラストマから成る導通層であって、上下方向に延在する導電部材が複数本並列に配設された導通層を含み、前記ホルダは、前記本体部を収容する保持収容開口と、該保持収容開口の内側面に形成された前記本体部を押圧する突起及び膨張を逃がす溝とを含み、
前記コネクタは、前記基板係合部がモジュール基板と係合することによって該モジュール基板に取り付けられ、前記ホルダ連結部が他のホルダ連結部と係合することによって上下方向に隣接する他のコネクタに連結され、前記貫通孔に挿通されたボルトにナットが螺合されることによって前記モジュール基板に締結され、
前記コネクタがモジュール基板に締結されると、前記導電部材の上下両端は、前記電極に接触して押圧され、上下方向に略一直線上に位置するように配置された電極同士を導通させることを特徴とする電気装置。
【請求項2】
前記コネクタは1つのモジュール基板に複数取り付けられ、各コネクタは、前記モジュール基板の上下方向に隣接する他のモジュール基板に複数取り付けられたコネクタの各々に連結される請求項1に記載の電気装置。
【請求項3】
単一のコネクタが取り付けられたモジュール基板の上側又は下側に複数のコネクタが取り付けられたモジュール基板が配置され、前記単一のコネクタは、上側又は下側のモジュール基板に取り付けられたコネクタのうちの1つに連結される請求項1に記載の電気装置。
【請求項4】
前記コネクタが取り付けられたダミー基板を更に備え、該ダミー基板は、上下方向に関して、前記単一のコネクタが取り付けられたモジュール基板と同一位置に配置され、前記ダミー基板に取り付けられたコネクタは、前記上側又は下側のモジュール基板に取り付けられたコネクタのうちの残りのものに連結される請求項3に記載の電気装置。
【請求項5】
前記モジュール基板の表面にはレジストが除去されたレジスト開口部が形成され、該レジスト開口部には、前記本体部におけるモジュール基板の表面に当接する面全体が含まれる請求項1~のいずれか1項に記載の電気装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、工場等の生産現場において、生産性を向上させるために、生産現場における温度、湿度、振動、映像等の各種データを収集して分析するようになっている。その場合、生産現場毎に、又は、同一の生産現場においても各部署毎に収集すべきデータの種類が異なるので、温度、湿度、振動、映像等の各種データを取得する各種モジュールのすべてが1枚の基板に搭載された電気装置を使用するのではなく、1種類のモジュールのみが搭載されたモジュール基板を複数枚組み合わせた電気装置を使用することが、コスト等の観点から、一般的である。そして、このような電気装置においては、複数枚のモジュール基板をコネクタによって接続する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図2は従来の電気装置の三面図、図3は従来の電気装置の分解図である。なお、図2において、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【0004】
図において、101は従来の電気装置であって、3枚のモジュール基板151と、2つのコネクタ111と、前記モジュール基板151及びコネクタ111を締結する締結部材としての一対のボルト171及びナット172とを備える。各モジュール基板151には、温度、湿度、振動、映像等の各種データを取得する図示されない各種モジュールが1種類ずつ実装される。
【0005】
そして、各モジュール基板151の表側及び裏側の表面に露出するように、複数の電極153が並んで形成され、図示されない回路に電気的に接続されている。また、コネクタ111は、互いに隣接するモジュール基板151の対応する電極153同士を電気的に接続するものであって、合成樹脂等の絶縁性材料から成る平面形状が概略口字状のホルダ112と、該ホルダ112によって保持される弾力性のある本体部121とを備える。さらに、前記ホルダ112にはボルト171が挿通される孔113が形成され、前記モジュール基板151にはボルト171が挿通される孔152が形成されている。そして、前記電気装置101では、ボルト171及びナット172によってモジュール基板151とホルダ112とが締結され、隣接するモジュール基板151の対応する電極153同士が導通する。これにより、上下のモジュール基板151同士は、相互に電気的かつ機械的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】国際特許出願PCT/JP2017/2235号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記従来の電気装置においては、モジュール基板151間に弾力性のある本体部121を含むコネクタ111を挟み込むようにして組み立てるので、モジュール基板151の数が多くなると、組立作業が困難になり、特殊な治具が必要になる。すなわち、製造性に問題があった。
【0008】
また、温度や湿度のデータは、処理速度が遅いプロセッサであっても処理が可能であるが、振動や映像のデータを処理するためには、処理速度が速いプロセッサが必要である。そして、処理速度が速いプロセッサは、種々の機能を有するので、信号端子の数が多くなるところ、前記従来の電気装置においては、モジュール基板151間の電極数に限界があるので、モジュール基板151に搭載することができなかった。すなわち、拡張性に問題があった。
【0009】
さらに、工場等で使用されるデータ収集用の機器では、信頼性が非常に重要であるが、温度等の環境変化に伴って、弾力性のある本体部121が膨張や収縮を繰り返すと、モジュール基板151間の抵抗が徐々に増加するので、正確な測定をすることができなくなる。すなわち、品質の問題があった。
【0010】
本開示は、前記従来の問題点を解決して、製造が容易で、拡張性があり、高品質の電気装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そのために、電気装置においては、上下に重なるように配置された複数のモジュール基板と、該モジュール基板同士を接続するコネクタとを備える電気装置であって、1つのモジュール基板の表面に形成された電極と他のモジュール基板の表面に形成された電極とは、上下方向に略一直線上に位置するように配置され、前記コネクタは、上下方向に略一直線上に位置するように配置された電極同士を電気的に接続する本体部と、該本体部を保持するホルダとを含み、該ホルダは基板係合部とホルダ連結部と前記ホルダを上下方向に貫通する貫通孔とを含み、前記本体部は、エラストマから成る導通層であって、上下方向に延在する導電部材が複数本並列に配設された導通層を含み、前記ホルダは、前記本体部を収容する保持収容開口と、該保持収容開口の内側面に形成された前記本体部を押圧する突起及び膨張を逃がす溝とを含み、前記コネクタは、前記基板係合部がモジュール基板と係合することによって該モジュール基板に取り付けられ、前記ホルダ連結部が他のホルダ連結部と係合することによって上下方向に隣接する他のコネクタに連結され、前記貫通孔に挿通されたボルトにナットが螺合されることによって前記モジュール基板に締結され、前記コネクタがモジュール基板に締結されると、前記導電部材の上下両端は、前記電極に接触して押圧され、上下方向に略一直線上に位置するように配置された電極同士を導通させる。
【0012】
他の電気装置においては、さらに、前記コネクタは1つのモジュール基板に複数取り付けられ、各コネクタは、前記モジュール基板の上下方向に隣接する他のモジュール基板に複数取り付けられたコネクタの各々に連結される。
【0013】
更に他の電気装置においては、さらに、単一のコネクタが取り付けられたモジュール基板の上側又は下側に複数のコネクタが取り付けられたモジュール基板が配置され、前記単一のコネクタは、上側又は下側のモジュール基板に取り付けられたコネクタのうちの1つに連結される。
【0014】
更に他の電気装置においては、さらに、前記コネクタが取り付けられたダミー基板を更に備え、該ダミー基板は、上下方向に関して、前記単一のコネクタが取り付けられたモジュール基板と同一位置に配置され、前記ダミー基板に取り付けられたコネクタは、前記上側又は下側のモジュール基板に取り付けられたコネクタのうちの残りのものに連結される。
【0016】
更に他の電気装置においては、さらに、前記モジュール基板の表面にはレジストが除去されたレジスト開口部が形成され、該レジスト開口部には、前記本体部におけるモジュール基板の表面に当接する面全体が含まれる。
【発明の効果】
【0017】
本開示によれば、製造が容易で、拡張性があり、高品質の電気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す第1の図である。
図2】従来の電気装置の三面図である。
図3】従来の電気装置の分解図である。
図4】第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す第2の図である。
図5】第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせの要部拡大図である。
図6】第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す平面図である。
図7】第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す斜視図である。
図8】第1の実施の形態における電気装置を示す図である。
図9】第1の実施の形態における電気装置の要部拡大図であって、図8(b)におけるD部拡大図である。
図10】第2の実施の形態における電気装置を示す図である。
図11】第2の実施の形態における電気装置の要部拡大図であって、図10(b)におけるE部拡大図である。
図12】第3の実施の形態における電気装置の部分分解図である。
図13】第3の実施の形態における電気装置の斜視図である。
図14】第4の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す平面図である。
図15】第4の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す斜視図である。
図16】第5の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタの本体部との位置関係を示す図である。
図17】第5の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタのホルダとの位置関係を示す図である。
図18】第6の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタの本体部との位置関係を示す図である。
図19】第6の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタのホルダとの位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本実施の形態について詳細に説明する。
【0020】
図1は第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す第1の図、図4は第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す第2の図、図5は第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせの要部拡大図、図6は第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す平面図、図7は第1の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す斜視図、図8は第1の実施の形態における電気装置を示す図、図9は第1の実施の形態における電気装置の要部拡大図であって、図8(b)におけるD部拡大図である。なお、図1及び4において、(a)は分解図、(b)は斜視図であり、図5において、(a)は図1(b)におけるA部拡大図、(b)は図4(b)におけるB部拡大図であり、図6において、(a)は全体図、(b)は(a)におけるC部拡大図であり、図8において、(a)は部分分解図、(b)は斜視図である。
【0021】
図において、10は本実施の形態における電気装置である。該電気装置10は、いかなる用途に用いられるものであってもよく、いかなる種類の電気的乃至電子的装置であってもよいが、ここでは、説明の都合上、工場等の生産現場やその他の箇所に設置され、当該箇所における温度、湿度、振動、映像等の各種データを取得するための装置であるものとして説明する。
【0022】
なお、本実施の形態において、電気装置10の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記電気装置10の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
【0023】
図に示される例において、前記電気装置10は、2枚のモジュール基板51と、2つのコネクタ11と、前記モジュール基板51及びコネクタ11を締結する締結部材としての一対のボルト71及びナットプレート72とを備える。なお、前記モジュール基板51及びコネクタ11の数は、これに限定されるものでなく、いくつであってもよい。
【0024】
前記モジュール基板51は、合成樹脂等の絶縁性材料から成る板状の基板の表面上乃至内部に導電線から成る図示されない回路が形成されているプリント回路基板等の平面形状が略矩形の基板である。各モジュール基板51には、温度、湿度、振動、映像等の各種データを取得する図示されない各種モジュールが1種類ずつ実装されている。
【0025】
そして、モジュール基板51は、それぞれ、その後側縁(図1(a)における右上側の側縁)に沿って単数又は複数の列(図に示される例においては、2列)を形成するように並んで配設された複数の電極53を含んでいる。該電極53は、各モジュール基板51の表側及び裏側の表面に露出するように形成され、図示されない回路に電気的に接続されている。なお、モジュール基板51の表側及び裏側の表面における電極53の位置は、同一である。また、各モジュール基板51の表側及び裏側の表面において互いに対向する電極53は、モジュール基板51の板厚方向に延在する図示されない導電性のビア又はスルーホールによって電気的に相互接続されている。さらに、すべてのモジュール基板51において、平面視におけるすべての電極53の配置は同一であるものとする。
【0026】
また、各モジュール基板51は、前記電極53の列の両端外側に形成された一対の位置合わせ孔としての締結部材挿通孔52を含んでいる。なお、前記モジュール基板51の左右両側縁における前記締結部材挿通孔52に近接した位置には、コネクタ11と係合するための係合凹部54が形成されている。前記締結部材挿通孔52は、モジュール基板51を板厚方向に貫通する貫通孔であって、締結部材としてのボルト71が挿通される。そして、すべてのモジュール基板51において、平面視におけるすべての締結部材挿通孔52の配置は同一である。また、締結部材としてのナットプレート72に形成されたネジ穴72aの配置も締結部材挿通孔52の配置と同一である。したがって、前記電気装置10では、ボルト71及びナットプレート72によって締結されたすべてのモジュール基板51において、平面視におけるすべての電極53の配置は略同一となり、各モジュール基板51の対応する電極53同士は、略一直線上に配置される。
【0027】
本実施の形態におけるコネクタ11は、互いに隣接するモジュール基板51の対応する電極53同士を電気的に接続するものであって、前記電極53の列の延在方向に延在する細長い矩形の平面形状を備える概略直方体状の部材である。そして、各コネクタ11は、平面形状が概略口字状の枠体であって、合成樹脂等の絶縁性材料から成るホルダ12と、該ホルダ12によって保持される本体部21とを備える。
【0028】
該本体部21は、例えば、ゼブラ型コネクタや、一般的に積層コネクタと称されるものと同様の構成であって、図6に示されるように、上下方向、すなわち、ホルダ12の厚さ方向(図6における画面に垂直な方向)に延在する細長い導電部材24が複数本並列に配設された一対の板状の導通層23と、各導通層23を両側から挟むように該導通層23の両側に積層された板状の絶縁保護層22とを備える。なお、前記導通層23及び絶縁保護層22は、それぞれ、細長い矩形の平面形状を備える板状の部材であって、その板厚方向がホルダ12の幅方向(図6における上下方向)と成るような姿勢で、その板厚方向に積層されている。
【0029】
前記導通層23は、例えば、シリコーンスポンジゴム等の弾力性を有するエラストマから成る絶縁体25と、例えば、銅合金等の導電性の金属から成る丸棒状の導電部材24とを備える。該導電部材24は、複数本が互いに平行に所定の間隔で並べられ、絶縁体25内に埋め込まれた状態となっている。また、前記絶縁保護層22は、例えば、シリコーンソリッドゴム等の比較的硬質のエラストマから成る。
【0030】
前記ホルダ12は、中央に形成された平面形状が細長い矩形の保持収容開口14と、該保持収容開口14の長手方向両端外側に形成された一対の位置合わせ孔としての締結部材挿通孔13とを含んでいる。前記保持収容開口14は、ホルダ12を板厚方向に貫通する貫通孔であって、2枚の導通層23とその両側の絶縁保護層22とを含む本体部21は、ホルダ12の幅方向に積層された状態で、前記保持収容開口14内に収容される。なお、該保持収容開口14の内側面には、突起としての複数の保持用突起14aが形成され、エラストマから成る積層された導通層23及び絶縁保護層22は、前記保持収容開口14内に収容された状態において、前記保持用突起14aによって積層方向に押圧されて、確実に保持される。さらに、前記保持収容開口14の内側面における保持用突起14aの両側の相対的に凹入した部分は、該保持用突起14aによって押圧された導通層23及び絶縁保護層22の膨張を逃がす溝14bとして機能する。
【0031】
また、前記締結部材挿通孔13は、ホルダ12を板厚方向に貫通する貫通孔であって、締結部材としてのボルト71が挿通される。そして、すべてのホルダ12において、平面視におけるすべて締結部材挿通孔13の配置は同一であり、かつ、モジュール基板51における締結部材挿通孔52の配置とも同一である。
【0032】
本実施の形態において、前記ホルダ12は、基板係合部としての第1基板係合突起15及び第2基板係合突起16と、ホルダ連結部としての連結器17とを含んでいる。
【0033】
前記第1基板係合突起15は、ホルダ12の長手方向両端から下方に向けて延在する棒状の係合ロッド15aと、該係合ロッド15aの下端に形成され、ホルダ12の長手方向中心に向いて突出する係合フック15bとを含んでいる。また、前記第2基板係合突起16は、ホルダ12の後側縁から下方に向けて延在する棒状の係合ロッド16aと、該係合ロッド16aの下端に形成され、ホルダ12の前方に向いて突出する係合フック16bとを含んでいる。そして、図5に示されるように、コネクタ11がモジュール基板51の表側の表面に取り付けられると、第1基板係合突起15の係合フック15b及び第2基板係合突起16の係合フック16bがモジュール基板51の裏側の表面と係合する。なお、第1基板係合突起15の係合ロッド15aが、モジュール基板51の左右両側縁に形成された係合凹部54に収容され、第2基板係合突起16の係合ロッド16aが、モジュール基板51の後側縁に当接する。これにより、コネクタ11は、モジュール基板51に対して位置決めされた状態で、該モジュール基板51に係合されて取り付けられる。
【0034】
また、前記連結器17は、互いに向かい合うようにして前後に配設された一対の脚部17aを含んでいる。該一対の脚部17aは、それぞれが概略クランク状の側面形状を有し、上部において互いの間隔が広く、下部において互いの間隔が狭くなるように配設されている。そして、上部における脚部17a同士の間の空間は収容部17dとして機能し、下部における近接した脚部17a同士は前記収容部17dに収容される挿入部17bとして機能する。また、前記収容部17dにおける脚部17aの対向する面には係合凹部17eが形成され、脚部17aの下端には互いに向き合わないように突出した係合フック17cが形成されている。そして、図8及び9に示されるように、コネクタ11が取り付けられたモジュール基板51を上下方向に積層すると、上側に位置するコネクタ11の連結器17の挿入部17bが、下側に位置するコネクタ11の連結器17の収容部17dに挿入され、上側に位置するコネクタ11の連結器17の係合フック17cが、下側に位置するコネクタ11の連結器17の係合凹部17e内に入り込んで係合される。これにより、上下のコネクタ11は、連結器17によって互いに係合されて連結される。
【0035】
このように、上下のコネクタ11同士が連結器17によって連結されてコネクタ11が取り付けられたモジュール基板51が上下方向に積層されると、すべてのホルダ12における導電部材24の平面視における配置は略同一となり、すべてのモジュール基板51における電極53の平面視における配置は略同一となって前記導電部材24に対応するとともに、積層されたすべてのコネクタ11の締結部材挿通孔13とすべてのモジュール基板51の締結部材挿通孔52の平面視における配置が略同一となる。
【0036】
そして、締結部材としてのボルト71が、すべてのコネクタ11の締結部材挿通孔13とすべてのモジュール基板51の締結部材挿通孔52に挿通され、ナットプレート72に形成されたネジ穴72aに螺合されて締結される。これにより、コネクタ11が有する各導電部材24の上下両端がモジュール基板51の対応する電極53に押圧されるので、導電部材24と電極53とが確実に導通し、隣接するモジュール基板51の対応する電極53同士が確実に導通する。
【0037】
なお、必要に応じて、上側に配置されたモジュール基板51の上側に更に他のモジュール基板51を単数又は複数重なるように配置することも、また、下側に配置されたモジュール基板の下側に更に他のモジュール基板を単数又は複数重なるように配置することもできる。
【0038】
このように、本実施の形態において、電気装置10は、上下に重なるように配置された複数のモジュール基板51と、モジュール基板51同士を接続するコネクタ11とを備える。そして、1つのモジュール基板51の表面に形成された電極53と他のモジュール基板51の表面に形成された電極53とは、上下方向に略一直線上に位置するように配置され、コネクタ11は、上下方向に略一直線上に位置するように配置された電極53同士を電気的に接続する本体部21と、本体部21を保持するホルダ12とを含み、ホルダ12は第1基板係合突起15及び第2基板係合突起16と連結器17とを含み、コネクタ11は、第1基板係合突起15及び第2基板係合突起16がモジュール基板51と係合することによってモジュール基板51に取り付けられ、連結器17が他の連結器17と係合することによって上下方向に隣接する他のコネクタ11に連結される。
【0039】
これにより、製造が容易で、拡張性があり、高品質の電気装置10を得ることができる。第1基板係合突起15及び第2基板係合突起16をモジュール基板51と係合させるという簡単な操作によってコネクタ11をモジュール基板51に取り付けることができ、また、連結器17同士を係合させるという簡単な操作によって上下のコネクタ11を連結することができるので、コネクタ11やモジュール基板51の数が多くなっても、組立作業を容易に行うことができ、電気装置10の製造性が向上する。
【0040】
また、本体部21は、エラストマから成る導通層23であって、上下方向に延在する導電部材24が複数本並列に配設された導通層23を含み、ホルダ12は、本体部21を収容する保持収容開口14と、保持収容開口14の内側面に形成された本体部21を押圧する保持用突起14a及び膨張を逃がす溝14bとを含み、導電部材24の上下両端は電極53に接触する。したがって、弾力性のある本体部21の膨張や収縮を抑制することができ、導電部材24の抵抗の増加を抑制することができるので、電気装置10の品質が向上する。
【0041】
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0042】
図10は第2の実施の形態における電気装置を示す図、図11は第2の実施の形態における電気装置の要部拡大図であって、図10(b)におけるE部拡大図である。なお、図10において、(a)は部分分解図、(b)は斜視図である。
【0043】
前記第1の実施の形態においては、電極53がモジュール基板51の後側縁に沿って2列となるように並んで配設された例について説明したが、本実施の形態においては、モジュール基板51の後側縁に沿って2列に並んで配設された電極53に加えて、該電極53の前方(図10における左下方)に、さらに、2列に並んで配設された電極53が存在する例について説明する。
【0044】
取得するデータが、例えば、振動や映像のように、処理速度が速いプロセッサを必要とするものである場合、該プロセッサの端子数が多くなるので、多数の電極53を配設する必要がある。そうすると、2列に並べただけでは十分な数の電極53を配設することができないので、図10に示される例のように、さらに、2列に並べる、すなわち、合計4列に並べて電極53を配設する必要がある。
【0045】
これに対応して、本実施の形態においては、コネクタ11が2つ並べて配設されている。すなわち、前記第1の実施の形態において説明したコネクタ11に加えて、該コネクタ11の前方に、同様のコネクタ11がモジュール基板51に取り付けられている。前方に取り付けられたコネクタ11は、第2基板係合突起16が省略されている点を除いて、その後方に取り付けられたコネクタ11と同様の構造を有する。
【0046】
なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0047】
このように、本実施の形態において、コネクタ11は1つのモジュール基板51に複数取り付けられ、各コネクタ11は、モジュール基板51の上下方向に隣接する他のモジュール基板51に複数取り付けられたコネクタ11の各々に連結される。したがって、処理速度が速いプロセッサを必要とするものである場合のように、多数の電極53を配設する必要があって、電極53の列が増加しても、対応することが可能である。すなわち、電極53の数に限界がなく、いかなる種類のモジュール基板51であってもよいので、電気装置10の拡張性が向上する。
【0048】
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0049】
図12は第3の実施の形態における電気装置の部分分解図、図13は第3の実施の形態における電気装置の斜視図である。なお、図13において、(a)は全体図、(b)は(a)におけるF部拡大図である。
【0050】
前記第1の実施の形態においては、電極53がモジュール基板51の後側縁に沿って2列となるように並んで配設された例について説明し、前記第2の実施の形態においては、電極53がモジュール基板51の後側縁に沿って4列となるように並んで配設された例について説明したが、本実施の形態においては、電極53が2列となるように並んで配設されたモジュール基板51と、電極53が4列となるように並んで配設されたモジュール基板51とを重ねて配置した電気装置10について説明する。
【0051】
例えば、温度や湿度のように、処理速度が遅いプロセッサでよいデータと、例えば、振動や映像のように、処理速度が速いプロセッサを必要とするデータとを1つの電気装置10で取得する場合、電極53が2列となるように並んで配設されたモジュール基板51と、電極53が4列となるように並んで配設されたモジュール基板51とを重ねて配置する必要がある。なお、ここでは、電極53が4列となるように並んで配設されたモジュール基板51を第1モジュール基板51Aとし、電極53が2列となるように並んで配設されたモジュール基板51を第2モジュール基板51Bとして説明する。
【0052】
図に示される例においては、第2モジュール基板51Bの上側及び下側に第1モジュール基板51Aが配置されている。この場合、第1モジュール基板51Aには電極53が4列となるように並んで配設され、それに対応して、コネクタ11が2つ並べて配設されているのに対し、第2モジュール基板51Bには電極53が2列しか配設されておらず、それに対応して、コネクタ11も1つしか配設されていない。そのため、このままでは、第1モジュール基板51Aの電極53のうちの2列分の電極53が他のモジュール基板51の電極53と導通することができなくなってしまう。
【0053】
そこで、本実施の形態においては、ダミー基板51Cが使用される。該ダミー基板51Cには、導電線から成る回路も形成されておらず、データを取得するモジュールも実装されていないが、2列に並んで形成された複数の電極53が表側及び裏側の表面に露出するように形成され、かつ、表側及び裏側の電極53が互いに導通されている。ここでは、ダミー基板51Cにおける電極53の配置は、第2モジュール基板51Bにおける後方の2列の電極53の配置と同様であるものとする。また、ダミー基板51Cの表側には、前記第1の実施の形態において説明したコネクタ11と同様のコネクタ11が取り付けられる。
【0054】
そして、図に示されるように、コネクタ11が取り付けられたダミー基板51Cは、上下方向に関して、第2モジュール基板51Bと同一位置に配置され、かつ、第2モジュール基板51Bの後方に配置され、該第2モジュール基板51B及びダミー基板51Cの上側及び下側に第1モジュール基板51Aが配置される。
【0055】
なお、その他の点の構成については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0056】
このように、本実施の形態においては、単一のコネクタ11が取り付けられた第2モジュール基板51Bの上側又は下側に複数のコネクタ11が取り付けられた第1モジュール基板51Aが配置され、単一のコネクタ11は、上側又は下側の第1モジュール基板51Aに取り付けられたコネクタ11のうちの1つに連結される。また、コネクタ11が取り付けられたダミー基板51Cを更に備え、ダミー基板51Cは、上下方向に関して、単一のコネクタ11が取り付けられた第2モジュール基板51Bと同一位置に配置され、ダミー基板51Cに取り付けられたコネクタ11は、上側又は下側の第1モジュール基板51Aに取り付けられたコネクタ11のうちの残りのものに連結される。
【0057】
したがって、電極53の数が少ないモジュール基板51と、電極53の数が多いモジュール基板51とを組み合わせて使用することができ、複数種類のモジュール基板51であってもよいので、電気装置10の拡張性が向上する。
【0058】
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、第1~第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1~第3の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0059】
図14は第4の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す平面図、図15は第4の実施の形態における電気装置のモジュール基板とコネクタとの組み合わせを示す斜視図である。なお、図14において、(a)は全体図、(b)は(a)におけるG部拡大図である。
【0060】
前記第1の実施の形態においては、コネクタ11の本体部21の導通層23が絶縁体25と該絶縁体25内に埋め込まれた状態の金属から成る丸棒状の導電部材24とを備えるものである例について説明したが、本実施の形態においては、コネクタ11の本体部21の導通層23が、例えば、シリコーンスポンジゴム等の弾力性を有するエラストマから成る板状の絶縁体27と、導電性エラストマから成る板状の導電部材26とを交互に積層したものである例について説明する。
【0061】
本実施の形態における導電部材26は、絶縁性のエラストマに銀等の導電性金属の粉末や、カーボン等の導電体の粒子、ウィスカ等を含有させた導電性ゴム等の導電性エラストマから成る板状の部材である。前記導電部材26は、複数枚が互いに平行に所定の間隔で並べられ、隣接する導電部材26同士の間に板状の絶縁体27が配設され、接着剤によって導電部材26に接着されている。
【0062】
なお、その他の点の構成については、前記第1~第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0063】
本実施の形態における導電部材26は、導電性エラストマから成るので、ホルダ12の厚さ方向、すなわち、モジュール基板51の積層方向に関して柔軟性を有する。これにより、モジュール基板51の平面度、ボルト71及びナットプレート72の締結力等のばらつきに起因して、隣接するモジュール基板51の電極53同士の距離に変動が生じても、前記導電部材26は電極53との接触を確実に維持することができ、各モジュール基板51の対応する電極53同士の導通状態が確実に維持される。
【0064】
次に、第5の実施の形態について説明する。なお、第1~第4の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1~第4の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0065】
図16は第5の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタの本体部との位置関係を示す図、図17は第5の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタのホルダとの位置関係を示す図である。なお、図16及び17において、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
【0066】
本実施の形態においては、モジュール基板51の表側及び裏側の表面において、電極53の周囲に形成されたレジスト開口部55について説明する。
【0067】
前記モジュール基板51の表側及び裏側の表面は、絶縁性の被膜であるレジストによって覆われているが、電極53の表面、モジュールの端子を実装するための接続パッドの表面等は、電気的に導通させるために、前記レジストが除去されている。本実施の形態においては、図に示されるように、電極53の列全体に対応する所定の範囲に、レジストが除去された部分であるレジスト開口部55が形成されている。そして、該レジスト開口部55は、コネクタ11の本体部21におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体よりも大きく、かつ、コネクタ11のホルダ12の保持収容開口14におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体よりも大きく形成されている。すなわち、レジスト開口部55は、その範囲内にコネクタ11の本体部21におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体、及び、コネクタ11のホルダ12の保持収容開口14におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体が収容されるように、形成されている。
【0068】
なお、その他の点の構成については、前記第1~第4の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0069】
このように、本実施の形態におけるモジュール基板51の表面にはレジストが除去されたレジスト開口部55が形成され、レジスト開口部55には、本体部21におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体が含まれる。したがって、本体部21におけるモジュール基板51の表面に当接する面が、電極53よりも厚さの厚いレジストの表面に当接することがないので、前記当接する面に露出する導電部材24、26の上下両端は電極53に確実に接触する。
【0070】
次に、第6の実施の形態について説明する。なお、第1~第5の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1~第5の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0071】
図18は第6の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタの本体部との位置関係を示す図、図19は第6の実施の形態における電気装置のモジュール基板のレジスト開口部とコネクタのホルダとの位置関係を示す図である。なお、図18及び19において、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
【0072】
前記第5の実施の形態においては、レジスト開口部55が、その範囲内にコネクタ11の本体部21におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体、及び、コネクタ11のホルダ12の保持収容開口14におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体を収容するものである例について説明したが、本実施の形態においては、レジスト開口部55が、その範囲内にコネクタ11の本体部21におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体、及び、コネクタ11のホルダ12の保持収容開口14におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体に加えて、さらに、モジュール基板51に形成された締結部材挿通孔52全体、又は、ホルダ12の締結部材挿通孔13におけるモジュール基板51の表面に当接する面全体を収容するように、形成されている。
【0073】
なお、その他の点の構成については、前記第5の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0074】
また、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本開示は、電気装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0076】
10 電気装置
11 コネクタ
12 ホルダ
14 保持収容開口
14a 保持用突起
14b 溝
15 第1基板係合突起
16 第2基板係合突起
17 連結器
21 本体部
23 導通層
24、26 導電部材
51 モジュール基板
51A 第1モジュール基板
51B 第2モジュール基板
51C ダミー基板
53 電極
55 レジスト開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19