(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-29
(45)【発行日】2023-09-06
(54)【発明の名称】流体管理ユニット及び熱管理システム
(51)【国際特許分類】
F16K 11/087 20060101AFI20230830BHJP
F16K 27/06 20060101ALI20230830BHJP
【FI】
F16K11/087 Z
F16K27/06 C
(21)【出願番号】P 2021576775
(86)(22)【出願日】2020-06-19
(86)【国際出願番号】 CN2020097019
(87)【国際公開番号】W WO2020259398
(87)【国際公開日】2020-12-30
【審査請求日】2021-12-28
(31)【優先権主張番号】201910549205.8
(32)【優先日】2019-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517149748
【氏名又は名称】浙江三花智能控制股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Zhejiang Sanhua Intelligent Controls CO., Ltd
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】弁理士法人 東和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ゲン、 センルン
(72)【発明者】
【氏名】ガンター、 アルフレッド
(72)【発明者】
【氏名】シュー、 ヨン
(72)【発明者】
【氏名】チュ、 チェンシャン
(72)【発明者】
【氏名】チャン、 ロンロン
【審査官】笹岡 友陽
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-106686(JP,A)
【文献】特開2013-103522(JP,A)
【文献】特開2013-092355(JP,A)
【文献】特開平10-61794(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106032853(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 11/087
F16K 27/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1弁体と弁ボディとを含む流体管理ユニットであって、
前記第1弁体は、導通通路を備え、前記流体管理ユニットは、絞り室を含み、前記流体管理ユニットは、第1通路、第1室及び第2室を含み、前記第1室と前記第2室とは、前記第1通路を介して連通可能であり、前記第1通路は、前記第2室の壁に前記第1通路の第1開口を形成し、前記第1弁体は、前記第1室に位置するとともに、前記第1室で動くことが可能であり、前記弁ボディには、前記第2室が形成されており、前記流体管理ユニットは、第1流路、第2流路、第3流路及び第4流路を含み、前記第1流路は、前記第1室に連通し、前記第2流路は、前記弁ボディに成形されており、前記第2室に連通し、前記第3流路は、前記第2室の壁に前記第3流路の第1開口を形成し、
前記第1弁体は、第1動作位置と第2動作位置とを含み、前記第1弁体の第1動作位置で、前記導通通路によって前記第1室と前記第4流路とを連通させ、前記第1弁体の第2動作位置で、前記絞り室によって前記第1室と前記第2室とを連通させることを特徴とする流体管理ユニット。
【請求項2】
前記第1弁体は、第3動作位置及び/または第4動作位置を含み、前記第1弁体の第3動作位置で、前記絞り室によって前記第1室と前記第4流路とを連通させ、前記第1弁体の第4動作位置で、前記導通通路によって前記第1室と前記第2室とを連通させることを特徴とする請求項1に記載の流体管理ユニット。
【請求項3】
前記流体管理ユニットは、弁蓋を含み、前記弁ボディは、第1開口部を含み、前記弁蓋の少なくとも一部は、前記第1開口部により形成された室にあり、前記弁蓋は、前記第1開口部に固定接続され、前記弁蓋と前記第1開口部との接続箇所は、封止配置され、前記第4流路は、前記弁蓋に成形される第1連通通路を含み、前記第1連通通路は、前記弁蓋の内端壁に前記第1連通通路の第1開口を形成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の流体管理ユニット。
【請求項4】
前記第1連通通路は、前記弁蓋の側壁に前記第1連通通路の第2開口を形成し、前記弁ボディは、第1弁ボディと第2弁ボディとを含み、前記第1弁ボディは、第1貫通孔、第1壁及び前記第1開口部を含み、前記第1貫通孔は、前記第1開口部に前記第1貫通孔の第1開口を形成し、前記第1貫通孔の第1開口と前記第1連通通路の第2開口とは対向配置され、前記第1貫通孔は、前記第1壁に前記第1貫通孔の第2開口を形成しており、前記第2弁ボディは、第2開口部、第2壁及び第2貫通孔を含み、前記第1壁と前記第2壁とは接触し、または、隙間を持って配置され、前記第2貫通孔は、前記第2壁に第2貫通孔の第1開口を形成し、前記第2貫通孔は、前記第2開口部の壁に前記第2貫通孔の第2開口を形成し、前記第2貫通孔の第1開口と前記第1貫通孔の第2開口とは対向配置され、前記第1貫通孔は、前記第2貫通孔に連通し、前記第4流路は、前記第1連通通路、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔を含み、
または、前記第1連通通路は、前記弁蓋の外端壁に第1連通通路の第2開口を形成し、前記第4流路は、前記第1連通通路を含むことを特徴とする請求項3に記載の流体管理ユニット。
【請求項5】
前記流体管理ユニットは、導通管を含み、前記導通管の少なくとも一部は、前記第2室にあり、前記第2流路は、前記導通管の室を含み、前記導通管の第1ポートは、前記第2室に連通し、
前記弁ボディは、前記第1通路を含み、前記第2室の側壁は、第1サブ部と第2サブ部とを含み、前記第2サブ部は、前記導通管の軸方向に沿って、前記第2室の頂壁と前記導通管の第1ポートとの間にあり、前記第1通路は、前記第2サブ部及び/または前記第2室の頂壁に前記第1通路の第1開口を形成し、前記第1通路は、前記第1開口部の底壁に前記第1通路の第2開口を形成していることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の流体管理ユニット。
【請求項6】
前記導通管の軸線に垂直する第1断面を定義する場合に、前記第1通路の軸線は、前記第1断面にあり、前記第1通路と前記第1断面との交差線は、第1辺線と第2辺線とを含み、前記第2室の側壁と前記第1断面との交差線は、第1環状線として定義され、前記導通管の外壁と前記第1断面との交差線は、第2環状線として定義され、前記第1辺線の延長線と前記第2辺線の延長線とは、第1環状線の径方向に沿って、前記第2環状線の同一側にあることを特徴とする請求項5に記載の流体管理ユニット。
【請求項7】
前記第2室の底壁は、第1底壁と第2底壁とを含み、前記導通管の軸方向に沿って、前記第1底壁から導通管の第1ポートまでの距離は、前記第2底壁から前記導通管の第1ポートまでの距離より小さく、前記導通管の第1ポートは、前記第1底壁に向かっており、
前記第1サブ部は、前記導通管の軸方向に沿って、前記第1底壁と第2底壁との間にあり、前記第3流路は、前記第1底壁及び/または前記第1サブ部に前記第3流路の第1開口を形成していることを特徴とする請求項6に記載の流体管理ユニット。
【請求項8】
前記弁ボディは、第2開口部を含み、前記第3流路は、前記第2開口部により形成された室を含み、前記第2開口部により形成された室は、絞り部と連通部とを含み、前記第3流路は、前記第2室の壁に前記第3流路の第1開口を形成し、前記絞り部は、前記第3流路の第1開口に連通し、前記連通部は、前記弁ボディの外壁に前記第3流路の第2開口を形成していることを特徴とする請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の流体管理ユニット。
【請求項9】
前記第3流路は、前記絞り部と前記連通部とを含み、前記絞り部は、前記第2室の壁に前記第2開口部の第1開口を形成し、または、前記第3流路は、さらに導通部を含み、前記絞り部は、前記連通部と前記導通部との間にあり、前記連通部は、前記弁ボディの外壁に前記第2開口部の第2開口を形成し、前記導通部は、前記第2室の壁に前記第2開口部の第1開口を形成し、
前記第2開口部は、前記絞り部と前記連通部との間にある取付部を含み、前記流体管理ユニットは、逆止弁部材を含み、前記逆止弁部材は、弁支持座、第2弁体及び弾性素子を含み、前記弁支持座は、前記取付部に対して固定され、前記弁支持座には、弁体ロッド孔、連通孔、弁口部及びストッパ部が形成され、前記弁口部は、前記ストッパ部より前記連通部に近接し、
前記第2弁体の弁体ロッドは、前記弁体ロッド孔に位置するとともに、弁体ロッド孔に対して摺動でき、
前記第2弁体は、第1位置と第2位置とを含み、前記第2弁体の第1位置で、前記第2弁体の第1当接領域は、前記弁口部に当接され、前記連通孔は、前記連通部に連通しておらず、前記第2弁体の第2位置で、前記第2弁体の第1当接領域は、前記弁口部と分離され、前記連通孔は、前記連通部に連通することを特徴とする請求項8に記載の流体管理ユニット。
【請求項10】
圧縮機、第1熱交換器、第2熱交換器及び流体管理ユニットを含む熱管理システムであって、
前記圧縮機は、出口と入口とを含み、前記流体管理ユニットは、第1弁体及び弁ボディを含み、前記第1弁体は、導通通路を備えており、前記流体管理ユニットは、絞り室を含み、
前記流体管理ユニットは、第1室と第2室とを備えており、前記第1弁体は、前記第1室に位置するとともに、前記第1室で動くことが可能であり、前記弁ボディは、前記第2室を形成し、前記流体管理ユニットは、第1流路、第2流路、第3流路及び第4流路を備えており、前記第1流路は、前記第1室に連通し、前記第2流路は、前記第2室に連通し、前記第3流路の第1開口は、前記第2室の壁に成形され、前記第1室と前記第4流路とは、前記導通通路または前記絞り室を介して連通可能であり、前記第1室と前記第2室とも、前記導通通路または絞り室を介して連通可能であり、
前記圧縮機の出口は、前記第1熱交換器の冷媒入口に連通し、前記第1熱交換器の冷媒出口は、前記流体管理ユニットの第1接続口に連通し、前記第1接続口は、前記第1流路の、前記弁ボディに形成された口であり、前記流体管理ユニットの第2接続口は、前記圧縮機の入口に連通し、前記第2接続口は、前記第2流路の、前記弁ボディに形成された口であり、前記第3流路と前記第4流路とのうちの一方は、前記第2熱交換器を介して圧縮機の入口に連通する熱管理システム。
【請求項11】
前記圧縮機の入口は、第1入口と第2入口とを含み、前記流体管理ユニットの第2接続口は、前記圧縮機の第2入口に連通し、前記第3流路と前記第4流路とのうちの一方は前記第2熱交換器を介して圧縮機の第1入口に連通でき、
前記流体管理ユニットは、前記第1弁体と係合する係合面を有する弁座を含み、前記第1弁体は、前記第1弁体の外壁に開口を有する絞り溝を含み、前記絞り室の通路を形成する壁は、前記絞り溝と前記弁座の係合面とを含み、または、前記第1弁体は、前記第1弁体の外壁に2つの開口を有する絞り孔を含み、前記絞り室の壁は、前記第1弁体の絞り孔を含むことを特徴とする請求項10に記載の熱管理システム。
【請求項12】
前記熱管理システムの動作モードは、第1熱房モードを含み、当該モードにおいて、前記絞り室は、前記第1室と前記第2室とを連通させ、前記圧縮機の出口は、前記第1熱交換器の冷媒入口に連通し、前記第1熱交換器の冷媒出口は、前記第1流路に連通し、前記第2流路は、前記圧縮機の第2入口に連通し、前記第3流路は、前記第2室と前記第2熱交換器の第1ポートとを連通させ、前記第2熱交換器の第2ポートは、前記圧縮機の第1入口に連通することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の熱管理システム。
【請求項13】
前記熱管理システムは、第3熱交換器と絞り手段とを含み、前記第2熱交換器の第2ポートは前記絞り手段を介して前記第3熱交換器の冷媒入口に連通でき、
前記熱管理システムの動作モードは、冷房モードを含み、当該モードにおいて、前記第1弁体の導通通路は、前記第1室と前記第4流路とを連通させ、前記第1弁体は、前記第1室と前記第2室との連通通路を遮断し、前記圧縮機の出口は、前記第1熱交換器を介して前記第1流路に連通し、前記第4流路は、前記第2熱交換器の第1ポートに連通し、前記絞り手段は起動される場合に、前記第2熱交換器の第2ポートは、前記第3熱交換器の冷媒入口に連通し、前記第3熱交換器の冷媒出口は、前記圧縮機の第1入口に連通することを特徴とする請求項10~請求項12のいずれか1項に記載の熱管理システム。
【請求項14】
前記熱管理システムの動作モードは、第2熱房モードを含み、当該モードにおいて、前記絞り室は、前記第1室と前記第4流路とを連通させ、前記圧縮機の出口は、前記第1熱交換器の冷媒入口に連通し、前記第1熱交換器の冷媒出口は、前記第1流路に連通し、前記第4流路は、前記第2熱交換器の第1ポートに連通し、前記第2熱交換器の第2ポートは、前記圧縮機の第1入口に連通し、
前記熱管理システムの動作モードは、第3熱房モードを含み、当該モードにおいて、前記第1弁体の前記導通通路は、前記第1室と前記第2室とを連通させ、前記圧縮機の出口は、前記第1熱交換器の冷媒入口に連通し、前記第1熱交換器の冷媒出口は、前記第1流路に連通し、前記第2流路は、前記圧縮機の第2入口に連通し、前記第3流路は、前記第2熱交換器の第1ポートに連通し、前記第2熱交換器の第2ポートは、前記圧縮機の第1入口に連通することを特徴とする請求項13に記載の熱管理システム。
【請求項15】
前記熱管理システムは、冷媒システム、第1冷却液システム及び/または第2冷却液システムを含み、
前記第1熱交換器は、冷媒流路と冷却液流路とを含み、前記第1熱交換器の冷媒流路は、前記冷媒システムの一部であり、前記第1冷却液システムは、前記第1熱交換器の冷却液流路、第1ポンプ及び第4熱交換器を含み、前記第1熱交換器の冷却液流路、前記第1ポンプ、前記第4熱交換器は、シリアルに連通し、前記熱管理システムは、車両に適用され、前記第4熱交換器は、前記車両のダクト内に設けられ、
前記第3熱交換器は、冷媒流路と冷却液流路とを含み、前記第3熱交換器の冷媒流路は、前記冷媒システムの一部であり、前記第2冷却液システムは、前記第3熱交換器の冷却液流路、第2ポンプ及び第5熱交換器を含み、前記第3熱交換器の冷却液流路、前記第2ポンプ、前記第5熱交換器は、シリアルに連通し、前記熱管理システムは、車両に適用され、前記第5熱交換器は、前記車両のダクト内に設けられることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の熱管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2019年06月24日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201910549205.8であり、発明名称が「流体管理ユニット」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は、本発明に援用される。
【0002】
本発明は、流体管理の技術分野に関している。
【背景技術】
【0003】
熱管理システムは、配置位置が異なるいくつかの機能部材を含み、言い換えると、これらの機能部材は、熱管理システムの異なる位置に分布され、機能部材は、管路を介して熱管理システムになるように接続され、機能部材の間の管路は、流体が流れるための経路であり、熱管理システムを最適化するための流体管理ユニットを提供することが、技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、前記課題を解決するための流体管理ユニット及び熱管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、第1弁体と弁ボディとを含む流体管理ユニットを提供し、前記第1弁体は、導通通路を備えており、前記流体管理ユニットは、絞り室を含み、前記流体管理ユニットは、第1通路、第1室及び第2室を含み、前記第1室と前記第2室とは、前記第1通路を介して連通でき、前記第1通路は、前記第2室の壁に第1通路の第1開口を形成し、前記第1弁体は、前記第1室に位置するとともに、前記第1室で動くことが可能であり、前記弁ボディは、前記第2室を形成し、前記流体管理ユニットは、第1流路、第2流路、第3流路及び第4流路を含み、前記第1流路は、前記第1室に連通し、前記第2流路は、前記弁ボディに成形され、前記第2流路は、前記第2室に連通し、前記第3流路は、前記第2室の壁に前記第3流路の第1開口を形成し、
前記第1弁体は、第1動作位置と第2動作位置とを含み、前記第1弁体の第1動作位置で、前記導通通路は、前記第1室と前記第4流路とを連通させ、前記第1弁体の第2動作位置で、前記絞り室は、前記第1室と前記第2室とを連通させる。
【0006】
本発明の別の実施形態は、圧縮機、第1熱交換器、第2熱交換器及び流体管理ユニットを含む熱管理システムを提供し、前記圧縮機は、出口と入口とを含み、前記流体管理ユニットは、第1弁体及び弁ボディを含み、前記第1弁体は、導通通路を備えており、前記流体管理ユニットは、絞り室を含み、
前記流体管理ユニットは、第1室と第2室とを備え、前記第1弁体は、前記第1室に位置するとともに、前記第1室で動くことが可能であり、前記弁ボディは、前記第2室を形成し、前記流体管理ユニットは、第1流路、第2流路、第3流路及び第4流路を備え、前記第1流路は、前記第1室に連通し、前記第2流路は前記第2室に連通し、前記第3流路の第1開口は、前記第2室の壁に成形され、前記第1室と前記第4流路とは、前記導流通路または前記絞り室を介して連通され、前記第1室と前記第2室とも、前記導流通路または絞り室を介して連通され、
前記圧縮機の出口は、前記第1熱交換器の冷媒入口に連通し、前記第1熱交換器の冷媒出口は、前記流体管理ユニットの第1接続口に連通し、前記第1接続口は、前記弁ボディに形成された前記第1流路の口であり、前記流体管理ユニットの第2接続口は、前記圧縮機の入口に連通し、前記第2接続口は、前記弁ボディに形成された前記第2流路の口であり、前記第3流路と前記第4流路とのうちの一方は、前記第2熱交換器を介して圧縮機の入口に連通できる。
【0007】
流体管理ユニットは、第1弁体と弁ボディとを含み、第1弁体は、流体管理ユニットの第1室に位置するとともに、導通通路を備えて、流体管理ユニットは、絞り室を含み、導通通路は、流体管理ユニットの第1室と第4流路とを連通でき、絞り室は、流体管理ユニットの第1室と第2室とを連通でき、このような流体管理ユニットは、機能部材の間の管路接続を相対的に減少させ、熱管理システムを最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態である流体管理ユニットの立体図。
【
図3】第1実施形態である
図2のA-Aに沿う断面図。
【
図10】絞り通路、弁座係合面の、第1面での第1実施形態の投影図。
【
図11】絞り通路、弁座係合面の、第1面での第2実施形態の投影図。
【
図16】第1通路、第2室及び導通管と、第1断面との位置関係図。
【
図17】第2実施形態である
図2のA-Aに沿う断面図。
【
図18】第3実施形態である
図2のA-Aに沿う断面図。
【
図19】第2実施形態である流体管理ユニットの立体図。
【
図27】第3実施形態である流体管理ユニットの断面図。
【
図28】第4実施形態である流体管理ユニットの断面図。
【
図29】第5実施形態である流体管理ユニットの立体図。
【
図31】第1実施形態である熱管理システムの接続図。
【
図32】第2実施形態である熱管理システムの接続図。
【
図33】第3実施形態である熱管理システムの接続図。
【
図34】
図31に示される熱管理システムの第1熱房モードの動作図。
【
図35】
図31に示される熱管理システムの冷房モードの動作図。
【
図36】
図31に示される熱管理システムの第2熱房モードの動作図。
【
図37】
図31に示される熱管理システムの第3熱房モードの動作図。
【
図39】第1弁体が第3動作位置にある場合の
図38のE-Eに沿う断面図。
【
図40】第1弁体が第1動作位置にある場合の
図38のE-Eに沿う断面図。
【
図41】第1弁体が第2動作位置にある場合の
図38のE-Eに沿う断面図。
【
図42】第1弁体が第4動作位置にある場合の
図38のE-Eに沿う断面図。
【
図43】第1実施形態における
図3の弁蓋の立体図。
【
図47】第2実施形態における第1弁体の第1視野角の構成図。
【
図50】第2実施形態における第1弁体の第2視野角の構成図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の流体管理ユニット及び熱管理システムは、多種の形態を有してもよく、そのうち、車両用熱管理システムに適用されるものがあり、家庭用熱管理システムまたは商用熱管理システムなどの他の熱管理システムに適用されるものがあり、以下は、車両用流体管理ユニット及び車両用熱管理システムを具体例として、図面に基いて説明する。
【0010】
図1~
図16、及び、
図38~
図44に示す流体管理ユニット10は、制御部、伝動装置2000、弁ボディ3000及び第1弁体5000を含む。
本実施形態における制御部は、駆動機構1000であり、伝動装置2000は、駆動機構1000と弁ボディ3000との間にあり、駆動機構1000は、モータ部1100、スリーブ1200及び接続座1300を含む。
そして、この接続座1300の一端は、スリーブ1200に固定接続されるとともに、接続箇所で封止され、モータ部1100は、ステータ1110、モータ軸1130及びロータ1120を含む。
ステータ1110は、スリーブ1200の外側に外嵌され、ロータ1120は、モータ軸1130に固定接続され、ロータ1120の少なくとも一部がスリーブ1200の内側にある。
モータ軸1130は、接続座1300の貫通孔を貫通し、通電した後、ロータ1120は、ステータ1110から生じた励起磁場の作用で回動することで、モータ軸1130を回動させる。
伝動装置2000は、ギアボックス2100、遊星ユニット2200及び弁棒2300を含む。
そして、ギアボックス2100の一端は、接続座1300に固定接続される階段を備えており、この階段には、階段孔が形成され、接続座1300と階段とは、ネジ接続され、または溶接封止される。
接続座1300と階段ネジとを接続する場合、接続箇所で封止部材を配置することで、封止性能を向上させる。
ギアボックス2100の他端は、弁ボディ3000に固定接続され、これらのギアボックス2100と弁ボディ3000とは、溶接封止されてもよいし、ネジ接続されるとともに、接続箇所で封止部材を配置してもよい。
そして、遊星ユニット2200は、ギアボックス2100により形成された室にあり、或いは、ギアボックス2100、接続座1300及び/または弁ボディ3000により形成された室にあり、太陽ギャ2210、複数の遊星ギャ2220、ギアシャフト、第1リングギャ2230、第2リングギャ2240、及び2つの取付板2250を含む。
本実施例における遊星ユニット2200は、太陽ギャ2210に噛合接続される3つの遊星ギャ2220を含む。
第1リングギャ2230と第2リングギャ2240とは、いずれもインターナルギアを備えて、各遊星ギャ2220の一部は、第1リングギャ2230のインターナルギアに噛合接続され、他方の一部は、第2リングギャ2240のインターナルギアに噛合接続され、第1リングギャ2230の外側部は、ギアボックス2100に固定接続される。
例えば、第1リングギャ2230とギアボックス2100とは、締まり嵌めまたは位置決め係止という形態で、相対的に固定される。
遊星ギャ2220と太陽ギャ2210とは、2つの取付板2250の間にあり、モータ軸1130と太陽ギャ2210との係合を便利にするように、駆動機構1000に近接する取付板2250には、モータ軸1130が貫通するための貫通孔が設けられる。
【0011】
図3~
図5に示す第2リングギャ2240は、この第2リングギャ2240の、弁ボディ3000に向かう側に設けられる位置決め部2241を備えて、本実施形態における位置決め部2241は、第2リングギャ2240の軸線で対称分布される2つの弧状溝として成形され、相応的に、
図13に示す弁ボディ3000には、位置決め部2241と係合する位置決め柱3010が設けられ、同じように、位置決め柱3010も第2リングギャ2240の軸線で対称分布されており、弧状溝にあり、位置決め部2241の2つの端部は、第2リングギャ2240の回動範囲を制限することができる。
ここで、この位置決め部2241の2つの端部の間の円弧角を配置することで、第2リングギャ2240の回動範囲を制限し、さらに、弁棒2300の回動範囲を制限する。
本実施形態における位置決め部2241の円弧角は、90°に配置され、異なる応用環境に基づき、位置決め部2241の円弧角は、適合に配置されてもよい。
弁棒2300の一端は、第2リングギャ2240の中心孔に入り込み、弁棒2300と第2リングギャ2240とは、締まり嵌めまたは溶接の方式で固定接続されてもよく、射出成形の方式で固定接続されてもよい。
【0012】
そして、流体管理ユニット10が動作している場合、モータ軸1130が回動すると、太陽ギャ2210は、モータ軸1130によって回動し、噛合作用のため、遊星ギャ2220は、太陽ギャ2210によって回動し、第1リングギャ2230は、不動であり、遊星ギャ2220は、自体の軸線の周りに回動するとともに、太陽ギャ2210の周りに周方向回動を行うことで、第2リングギャ2240を回動させる。
その同時、弁棒2300も、第2リングギャ2240の回動に連れて回動し、位置決め部2241と位置決め柱3010との互いの係合によって、弁棒2300は、一定の範囲内で回動する。
弁ボディ3000は、弁棒孔を含む。
弁棒2300の一部は、弁棒孔にあり、これらの弁棒2300と弁棒孔とは、動的に封止される。
また、流体管理ユニット10は、弁棒孔に埋め込まれるとともに、この弁棒孔に固定されるブッシュを含んでもよく、弁棒2300は、ブッシュに嵌め込まれるとともに、動的に封止される。
図3に示す流体管理ユニット10は、連通できる第1室100と第2室200とを含む。
この流体管理ユニット10の第1弁体5000は、第1室100に設けられており、この第1室100で回動できる。
【0013】
図3及び
図39に示す流体管理ユニット10は、第1流路300、第2流路400及び第3流路500を含む。
第1流路300は、弁ボディ3000の外壁に第1接続口1を形成し、第2流路400は、弁ボディ3000の外壁に第2接続口2を形成し、第3流路500は、弁ボディ3000の外壁に第3接続口3を備えている。
そして、第1流路300は、第1室100に連通し、第3流路500は、第2室200に連通することができ、第2流路400は、第2室200に連通する。
本発明の実施形態における第1流路300は、第1室100の流入通路であり、第2流路400は、第2室200の一方の流出通路であり、第3流路500は、第2室200の他方の流出通路である。
さらに、流体管理ユニット10は、導通管700を含む。
第2流路400は、導通管700により形成された室を含む。
本実施形態における導通管700と弁ボディ3000とは、一体として配置され、導通管700の第1ポート701は、第2室200の底壁に向かうとともに、第2室200に連通する。
本実施例における導通管700の軸方向を上下方向として、導通管700の第1ポート701は、下向きであり、相応的に、導通管700の第1ポート701が向かっている第2室200の壁は、第2室200の底壁である。
【0014】
さらに、
図1、
図3及び
図43に示す流体管理ユニット10は、弁蓋4000を含む。
弁ボディ3000は、この弁ボディ3000の1つの側壁から、弁ボディ3000の内部に凹んでいる第1開口部3110を含む。
そして、この第1開口部3110は、弁ボディ3000の側壁で開口を備えて、弁蓋4000の少なくとも一部は、第1開口部3110により形成された室にあり、弁蓋4000は、第1開口部3110の壁に固定配置され、具体的に、流体管理ユニット10は、接続装置を含む。
この接続装置は、弁蓋4000に成形される接続部4410と、第1開口部3110の壁に成形される係合部3111とを含む。
実施形態における係合部3111は、第1開口部3110に雌ねじが成形され、接続部4410は、弁蓋4000の外壁に雄ねじセクションが形成され、第1開口部3110の雌ねじと弁蓋4000の雄ねじとが互いに係合することで、ねじセクション弁蓋4000と第1開口部3110との固定を実現する。
さらに、他の実施形態における流体管理ユニット10は、スナップリングを含む。
接続部4410は、弁蓋4000の外壁に凹溝が成形され、係合部は、第1開口部3110の壁に凹溝が成形され、接続部凹溝に設けられるスナップリングは、所定位置に達した後、広げられ、スナップリングの一部は、第1開口部3110の凹溝にあり、さらに、弁蓋4000と弁ボディ3000とを固定する。
【0015】
さらに、流体管理ユニット10は、第1収容室、第2収容室及び封止部材を含む。
この封止部材は、第1収容室及び第2収容室にあり、第1収容室は、第2収容室より、第1弁体に近接し、第1収容室、第2収容室は、弁蓋の周側を取り囲んでいる。
実施形態における第1収容室は、第1凹溝4130として成形され、第2収容室は、第2凹溝4210として成形され、言い換えると、第1収容室は、第1凹溝4130により形成された室を含む。
第2収容室は、第2凹溝4210により形成された室を含む。
これらの第1凹溝4130と第2凹溝4210とは、弁蓋4000の外側壁に沿って周方向で分布され、第2凹溝4210は、弁蓋4000の外端壁4010と弁蓋4000の雄ねじとの間にあり、第1凹溝4130は、弁蓋4000の内端壁4020と弁蓋4000の雄ねじとの間にあり、封止部材は、弁蓋4000の第1凹溝4130及び第2凹溝4210にある。
弁蓋4000の2つの凹溝、封止部材と、第1開口部3110とが互いに係合することで、弁蓋4000と第1開口部3110との封止を実現する。
他の実施形態において、封止部材を収容するための凹溝は、第1開口部3110に設けられてもよく、これによって、弁蓋4000と第1開口部3110との封止を実現する。
弁蓋4000と第1開口部3110とは、溶接封止されるように固定されてもよく、ここで詳しく記載していない。
【0016】
図3及び
図43に示す弁蓋4000は、第1連通通路4300を含む。
この第1連通通路4300は、弁蓋4000の内端壁4020で第1連通通路4300の第1開口4301を形成し、弁蓋4000の側壁で第1連通通路4300の第2開口4302を形成し、弁蓋4000は、第1孔4110と第2孔4120とを含む。
第1孔4110により形成された室は、第2孔4120により形成された室に連通し、本実施形態における第1連通通路4300は、第1孔4110により形成された室と、第2孔4120により形成された室とを含む。
第1孔4110の軸線は、第1開口部3110の軸線に平行し、ここで、前記平行は、軸線夾角が±10°以内にあることを指す。
第2孔4120の軸線は、第1開口部3110の軸線に垂直し、ここで、前記垂直は、両軸線の夾角が80°~90°の間にあることを指す。
第2孔4120の軸線と第1孔4110の軸線との夾角は、45°~135°の間にあってもよい。
第1孔4110の開口、即ち、第1連通通路4300の第1開口4301は、弁蓋4000の内端壁に成形され、第2孔4120の開口、即ち、第1連通通路4300の第2開口4302は、弁蓋4000の側壁に成形され、第1開口部3110の軸方向に沿って、第2孔4120の開口は、第1凹溝4130と第2凹溝4210との間にあり、これによって、流体の漏れを防止できる。
ここで、第1室100を形成する壁は、第1開口部3110の一部の壁、及び、弁蓋4000の内端壁を含む。
他の実施形態における第1室100を形成する壁は、弁蓋4000の内端壁を含んでいなくてもよい。
本実施形態における弁蓋4000は、別体配置される第1サブ弁蓋4100と第2サブ弁蓋4200とを含む。
第1サブ弁蓋4100は、第2サブ弁蓋4200より第1弁体5000に近接しており、第1孔4110と第2孔4120とを含む。
第1孔4110の開口、即ち、第1連通通路4300の第1開口4301は、第1サブ弁蓋4100の内端壁にあり、第2孔4120の開口、即ち、第1連通通路4300の第2開口4302は、第1サブ弁蓋4100の側壁にあり、第2サブ弁蓋4200は、第1開口部3110の雌ねじと係合し固定する雄ねじを備え、第1サブ弁蓋4100の外端壁は、第2サブ弁蓋4200の内端壁に当接される。
第1凹溝4130は、第1サブ弁蓋4100の側壁にあり、第2凹溝4210は、第2サブ弁蓋4200の側壁にある。
【0017】
図43~
図46に示す流体管理ユニット10は、位置決め装置を含む。
そして、この位置決め装置は、位置決め凹部4140と位置決めピン3112とを含む。
位置決め凹部4140は、第1サブ弁蓋4100の側壁で開口を備えて、位置決めピン3112の少なくとも一部は、位置決め凹部4140にあり、位置決めピン3112と弁ボディ3000とは、一体として配置され、または、別体として設置される。
実施形態における位置決め凹部4140は、第1サブ弁蓋4100の側壁及び第1サブ弁蓋4100の内端壁で開口を備えて、位置決め凹部4140の、第1サブ弁蓋4100の側壁での開口は、この第1サブ弁蓋4100の内端壁での開口に連通し、位置決めピン3112と弁ボディ3000とは、一体として配置され、位置決めピン3112は、第1開口部3310の側壁から第1サブ弁蓋4100に突出し、弁蓋4000を取り付ける場合、位置決め凹部4140と位置決めピン3112とが係合し、第1サブ弁蓋4100を所定位置に配置してから、第2サブ弁蓋4200を締めることで、第1サブ弁蓋4100が所定位置から外れることを防止することができ、第1連通通路4300の第2開口4302の位置決めに寄与する。
第2サブ弁蓋4200と第1サブ弁蓋4100とは、一体として配置されてもよく、これによって、取付ステップを相対的に減少させる。
他の実施形態における位置決め凹部4140は、第1位置決め凹部4141と第2位置決め凹部4142とを含む。
第1位置決め凹部4141は、少なくとも、第1サブ弁蓋4100の外端壁で開口を備えて、第1位置決め凹部4141の、第1サブ弁蓋4100の外端壁での開口と、第1サブ弁蓋4100の側壁での開口とは、一体として接続され、第1開口部3110は、階段壁3313を含む。
第2位置決め凹部4142は、階段壁3313及び第1開口部3110の側壁で開口を備えて、第2位置決め凹部4142の、階段壁3313及び第1開口部3110での開口は一体として接続され、位置決めピン3112と弁ボディ3000とは、別体として配置され、位置決めピン3112は、第1位置決め凹部4141及び第2位置決め凹部4142にある。
【0018】
さらに、
図3及び
図6~
図8に示す流体管理ユニット10は、弁座を含む。
具体的に、弁座は、第1弁座6100と第2弁座6200とを含む。
第1弁体5000は、球状または略球状構成であってもよいし、円柱状構成であってもよく、弁棒2300と係合する係合溝5300を含む。
弁棒2300は、係合溝5300に入り込み、第1弁体5000を回動させることができる。
第1開口部3110の軸方向に沿って、第1弁体5000は、第1弁座6100と第2弁座6200との間に設けられ、これらの第1弁座6100と第2弁座6200とは、いずれも、第1弁体5000と係合する係合面を備えて、第1弁体5000は、球状または略球状である場合、弁座係合面は、相応的に、弧状面であり、この弁座係合面は、第1弁体5000に突出してもよいし、第1弁体5000に凹んでもよい。
第1弁体5000の外壁は、第1弁座6100の係合面6120の少なくとも一部に当接されるとともに、第2弁座6200の係合面の少なくとも一部に当接され、第1弁体5000は、第1弁座6100の係合面6120に対して摺動でき、第1弁座6100の係合面6120と動的に封止され、第2弁座6200の係合面に対して摺動でき、この第2弁座6200の係合面と動的に封止される。
ここで、第1室100を形成する壁は、弁蓋4000の内端壁、第1開口部3110の底壁及び第1開口部3110の側壁の一部を含み、または、弁蓋4000の内端壁、第1開口部3110の底壁、第1開口部3110の側壁の一部、第1弁座6100の係合面6120及び第2弁座6200の係合面を含む。
図3及び
図6に示す第1弁座6100は、この第1弁座6100を貫通する通路6110を備え、この第1弁座の通路6110は、第1弁座6100の係合面6120で第1弁座通路の第1開口を形成する。
ここで、第1弁座6100の係合面6120は、環状弧面であり、第1弁座6100の通路6110は、係合面、及び、第1連通通路4300に向かう側に、いずれも開口を備えている。
さらに、第1弁座6100の通路6110は、第1連通通路4300に連通する。
同じように、第2弁座6200は、第2弁座6200を貫通する通路を備え、この第2弁座6200の通路は、第2弁座6200の係合面及び第2弁座6200の他側に、いずれも開口を備え、第2弁座6200の通路は、この第2弁座6200の係合面で第2弁座6200通路の第1開口を形成する。
ここで、第2弁座6200の係合面は、環状面であり、第2弁座6200の通路は、第2室200に連通できる。
【0019】
第1弁座6100と弁蓋4000とは、一体として配置され、第2弁座6200と第1開口部とは、一体として配置されてもよく、ここで、前記一体配置は、一体固定及び一体成形を含む。
具体的に、第1弁座6100と弁蓋4000の内端壁とは、一体として封止固定され、または一体として組み立てられ、押出される。
より具体的に、弁蓋4000の内端壁は、第1弁座6100が配置される階段として成形される。
言い換えると、第1弁座6100の少なくとも一部は、弁蓋4000の階段にあり、相応的に、第1孔4110の開口は、弁蓋4000の階段に成形される。
さらに、流体管理ユニット10は、第1弁座6100と弁蓋4000の内端壁の階段との間に封止部材を配置することで、これらの第1弁座6100と弁蓋4000との封止を強化させてもよい。
同じように、第2弁座6200と第1開口部3110とは、一体として形成され、一体固定及び一体成形を含む。
第2弁座6200は、第1開口部3110に固定配置され、具体的に、第2弁座6200は、第1開口部3110の底壁に封止固定され、具体的に、第1開口部3110の底壁には、第2弁座6200を収容する凹部が成形され、この第2弁座6200と第1開口部3110の底壁との間には封止部材が設けられることで、封止を強化させ、内部漏れを低減させ、制御精度を向上させる。
ここで、弁座と封止部材とは、一体構成に配置されてもよい。
他の実施形態における第1弁座6100と弁蓋4000とは、一体として加工成形される。
言い換えると、この弁蓋4000は、第1弁座部6100を具備して、同じように、第2弁座6200と弁ボディとは、一体として加工成形され、第2弁座6200は、第1開口部3110の底壁に成形されてもよい。
流体管理ユニット10には、第1弁座6100及び第2弁座6200が設けられ、第1弁座6100及び第2弁座6200によって、第1弁体5000を支持し、さらに、第1弁座6100及び第2弁座6200と、第1弁体5000とを接触部位で滑動的に封止させてもよい。
【0020】
この流体管理ユニット10は、絞り室を含む。
図7~
図11に示す第1弁体5000は、連通していない絞り通路5100と導通通路5200とを含む。
本実施例における絞り通路5100は、絞り溝として成形されており、第1弁体5000の外壁から凹んで、この第1弁体5000の外壁で開口を備え、第1弁座6100を例として、流体管理ユニット10が絞っている場合、絞り通路5100の開口の一部は、第1弁座6100の係合面6120に向かっており、絞り室を形成する壁は、第1弁座6100の係合面、及び、相応的な絞り溝の壁を含む。
絞り通路5100は、先端と尾端とを含む。
具体的に、
図9及び
図10を参照して、第1開口部3110の軸線に垂直する第1面を定義し、ここで、第1弁座6100の係合面6120の、第1面での投影6120’は、環状面であり、流体管理ユニットが絞っている場合、第1弁座6100の係合面の投影6120’の径方向に沿って、先端の、第1面での投影5110’、尾端の、第1面での投影5120’は、係合面の、第1面での投影6120’の両側にある。
ここで、前記先端と尾端とは、絞り溝の底壁の両端、または底壁の両端の、絞り溝内に延伸する部分を指し、このように、絞り溝の先端と尾端とは、絞り室の出口と入口を形成する。
図7に示す本実施例のように、絞り通路5100の断面形状は、矩形であり、この絞り通路5100の断面形状は、V字状または他の形状であってもよく、絞り通路5100の延伸方向は、第1弁体5000の回転方向とほぼ同様であり、この第1弁体5000の回転方向と、他の角度を形成してもよい。
絞り通路5100は、第1セクション、第2セクション及び第3セクションを含む。
第2セクションは、尾端を含む。
第3セクションは、先端を含む。
流体管理ユニット10が絞っている場合、第1セクションの開口は、第1弁座6100の係合面6120に向かって、第2セクションの開口は、第1弁座6100の通路6110に向かって、第3セクションの開口は、第1室100に向かっており、このように、第1室100の流体は、絞り室を通過した後、第1弁座6100の通路に入る。
図10に示すように、第1セクションの、第1面での投影5130’は、第1弁座係合面の投影6120’にあり、第2セクションの、第1面での投影5140’は、第1弁座6100の通路の投影 6110’内にあり、第3セクションの、第1面での投影5150’は、第1室100の投影内にあり、このように、絞り室の開口を相対的に増やして、流体が絞り室に入ることに寄与し、先端の投影5110’は、第1室100の投影内にあり、尾端の投影5120は、第1弁座6100の通路の投影6110’内にある。
図11に示す別の実施形態のように、第3セクションの、第1面での投影5150’は、いずれも係合面投影6120’の外側にある両部分を含む。
即ち、第3セクションの開口は、第1室100に向かって、第1セクションの投影5130’も、いずれも係合面の投影面6120’にある両部分を含む。
第2セクションの投影5140’は、第1弁座通路の投影6110’にあり、このように、第1室100の流体は、2本の絞り経路から、第1弁座6100の通路に入って、絞り通路5100を増やして、効率を向上させる。
絞り室を形成する壁は、絞り孔であってもよく、具体的に、絞り通路5100は、絞り孔であってもよく、絞り通路5100は、第1弁体5000の外壁で、2つの開口を備えて、絞り孔の2つの開口は、絞り通路5100の先端と尾端であり、流体管理ユニット10が絞っている場合、絞り通路5100の2つの開口は環状面の両側にあり、絞り通路5100の一方の開口は、第1室100に連通し、他方の開口は、第1弁座6100の通路、または、第2弁座6200の通路に連通し、ここで具体的に詳しく記載していない。
【0021】
図47~
図50に示す絞り通路5100は、絞り溝として成形されており、絞り通路5100の壁は、交差配置される第1底壁5110と第2底壁5120とを含む。
ここで、前記「交差配置」は、第1底壁5110と第2底壁5120とが、共同の交差線または共同の交差領域を備えることを指し、共同の交差領域は、第1底壁5110と第2底壁5120との間の丸めまたは面取であってもよい。
第1弁体5000の動きまたは回動方向に沿って、第1底壁5110は、第1弁体5000の外壁から、第2底壁5120まで延伸し、第2底壁5120は、第1底壁5110から、第1弁体5000的の外壁まで延伸している。
ここで、絞り通路5100の先端の壁は、第1底壁5110の一部であってもよいし、その尾端の壁は、第2底壁5120の一部であってもよく、絞り通路5100の先端の壁は、第2底壁5120の一部であってもよいし、その尾端の壁は、第1底壁5110の一部であってもよい。
本実施形態における第1底壁5110は、弧面であり、且つ、絞り通路5000の開口の突出方向と一致し、第1底壁5110は、平面または平面と弧面との結合などの他の形状であってもよく、詳しく記載していない。
図49に示す第2底壁5120は、直線セクション5121と第1弧状セクション5122とを含む。
第1弧状セクション5122は、第1弁体5000の外壁から、直線セクション5120まで延伸し、第1弁体5000の径方向に沿って、直線セクション5121は、第1弧状セクション5122より、第1弁体5000の中心に近接する。
他の実施形態における第2底壁5120は、第1弧状セクション5122のみを含んでもよく、第1弧状セクション5122は、第1弁体5000の外壁から第1底壁5110に延伸する。
第2底壁5120に第1弧状セクション5122を配置することで、第2底壁5120と第1弁体5000の外壁との接続箇所の鋭さを低減させ、第1弁体5000による弁座係合面の摩耗を相対的に減少できる。
同じように、第1底壁5110には、第1弁体5000の外壁から、第2底壁5120に延伸する第2弧状セクションが設けられ、詳しく記載していない。
【0022】
本実施形態における第1弁体5000の回動方向で、絞り通路5100の開口の長さは、第1底壁5110の長さより大きく、絞り通路5100の開口の長さは、第2底壁5120の長さより大きく、絞り通路5100の開口は、第1底壁5110及び第2底壁5120より、いずれも長い。
これによって、加工工具の、絞り通路5100内での動き、例えば、加工工具の、絞り通路5100への入出、及び絞り通路5100内での移動を便利にして、第1弁体5000の加工の困難さを低減させる。
さらに、
図50に示す絞り通路5100の壁は、対向配置される第1側壁5130と第2側壁とを含む。
第1底壁5110は、第1側壁5130と第2側壁との間にあり、第2底壁5120は、第1側壁5130と第2側壁との間にある。
第1底壁5110が所在する面と、第1側壁5130が所在する面との夾角は、90°であってもよいし、90°の以上または以下であってもよく、同じように、第1底壁5110が所在する面と、第2側壁が所在する面との夾角は、90°であってもよいし、90°の以上または以下であってもよい。
第1側壁5130は、第1辺線5131と第2辺線5132とを含む。
第1辺線5131は、第1弁体5000の外壁にある。
言い換えると、第1辺線5131は、第1弁体5000の外壁と第1側壁5130との交差線、または、交差領域である。
第2辺線5132は、第1底壁5110にあり、言い換えると、第2辺線5132は、第1底壁5110と第1側壁5130との交差線、または、交差領域である。
本実施形態において、第1辺線5131の弧中心と第2辺線5132の弧中心とは、オフセットされ、これによって、絞り通路5100の加工成形を便利にする。
第1弁体5000の動き方向に沿って、第1辺線5131と第2辺線5132との径方向ピッチが小さくなり、言い換えると、第1弁体5000の動き方向に沿って、絞り溝の深さが小さくなり、さらに言い換えると、第1弁体5000の動き方向に沿って、絞り通路5100の開口と第1底壁5110との間の径方向ピッチが小さくなる。
このように、第1弁体5000の動き方向に沿って、絞り通路5100の横断面積が小さくなり、即ち、流体流量が小さくなり、第1弁体5000の回動角度を調節することで、絞り通路5100の横断面積を調節して、さらに流体流量を調節できる。
さらに、第1弁体5000の動き方向に沿って、第1辺線5131は、第1弁体5132の動き方向に平行し、このように、流体管理ユニット10は、第1弁体5000を回動させることで、絞り通路5100の横断面積を速く調節でき、効率が高い。
【0023】
本実施形態において、
図48に示す第1底壁5110と第2底壁5120との夾角は、第1夾角Eであり、第1夾角Eは、80°以上、且つ、160°以下である。
ここで、前記夾角は、第1底壁5110が所在する面と第2底壁5120が所在する面との夾角であってもよいし、第1底壁5110の接平面と第2底壁5120の接平面との間の夾角であってもよいし、或いは、第1底壁5110の接平面と第2底壁5120が所在する面との夾角であってもよいし、または、第2底壁5120の接平面と第1底壁5110が所在する面との夾角であってもよい。
第1弁体5000の回動過程では、絞り通路5100の尾端と弁座係合面との間の距離が漸減しているため、第2底壁5120と弁座係合面との間の距離も漸減して、流体管理ユニット10が絞っている過程では、絞り通路5100の尾端と第1弁座6100係合面との間の距離が、第1弁座6100係合面と第1底壁5110との距離より大きい場合、第1弁体5000による流量調節は、正常に行われて、尾端と第1弁座係合面6120との間の距離が、第1弁座係合面6120と第1底壁5110との距離より小さい場合、絞り通路5100の尾端と第1弁座係合面6120により形成された室は、流体通路であり、絞り効果が劣って、または、要求に合わないため、第1底壁5110と第2底壁5120との夾角を制限することで、第1底壁5110と弁座係合面との距離を相対的に長くして、または、尾端の干渉を先延ばしにして、即ち、絞り通路5100の調節範囲を長くして、流体管理ユニット10の流量調節の性能を向上させる。
【0024】
図7~
図9及び
図39に示す流体管理ユニット10は、導通機能を具備して、導通通路5200を介して導通を実現し、導通通路5200は、第1弁体5000に成形されており、第1弁体5000の外壁に成形される2つの開口を備えており、流体管理ユニット10が導通すると、弁座係合面の投影の径方向に沿って、導通通路5200の2つの投影は、係合面の両側にある。
具体的に、第1弁体5000は、第3孔5210と第4孔5220とを含む。
第3孔5210により形成された室は、第4孔5220により形成された室に連通し、第1弁体5000の導通通路5200は、第3孔5210により形成された室と、前記第4孔5220により形成された室とを含む。
本実施形態における第4孔5220の軸線は、弁棒2300の軸線に平行し、第4孔5220の、第1弁体5000の外壁での開口は、弁棒2300に対して後ろを向いて、第3孔5210の軸線は、弁棒2300の軸線に垂直する。
本実施例における第1流路300は、第1開口部3110の壁で開口を備えている。
言い換えると、第1流路300は、第1室100の壁で開口を備えて、第1流路300は、第1室100に連通し、第1流路300の軸線は、第1開口部3110の軸線に垂直し、相応的に、第3孔5210は、第4孔5220の軸線に垂直し、流体管理ユニット10が動作している場合、第1流路300の流体は、第1室100に入ってから、第4孔5220に入って、そして、第3孔5210に入って、第1孔4110の開口は、第1弁座6100の通路6120に連通する場合、流体管理ユニット10の導通機能を実現する。
第4孔5220の軸線は、弁棒2300の軸線に垂直してもよく、
このように、第4孔5220の開口は、第1流路300の開口と対向配置され、第3孔5210の開口は、第1弁座6100の通路6120と対向配置される。
これによって、第1流路300の流体が、導通通路5200に入る時の流れ抵抗を低減できる。
ここで、第3孔5210の軸線と第4孔5220の軸線との夾角は、45°~135°の間にあってもよい。
流体管理ユニット10が導通すると、導通通路5200の一方の開口は、弁座通路と対向配置され、他方の開口は、第1室100に向かって、このように、第1室100と弁座通路との連通を実現できる。
【0025】
さらに、
図3及び
図39に示す弁ボディ3000は、第1通路3120を含む。
第1室100は、第1通路3120を介して第2室200に連通できる。
具体的に、第1通路3120は、2つの開口を備え、第1通路3120は、第2室200の壁で第1通路3120の第1開口3121を形成し、第1通路3120は、第2室200に連通し、第1通路3120は、第1開口部3110の底壁で第1通路3120の第2開口3122を形成し、第1通路3120の第2開口3122は、第2弁座6200の通路に連通する。
本実施形態における第1通路3120の軸線は、第1開口部3110の軸線に平行し、ここで、平行は、軸線が重畳である状況、及び軸線夾角が±10°範囲内にある状況を含む。
他の実施形態における第1通路3120は、この第1通路3120の第1開口3121のみであってもよい。
【0026】
第2室200の気液分離効果を向上させるために、流体管理ユニット10は、さらに、導通管700を含む。
導通管700は、弁ボディ3000と同一の型材から加工成形されてもよいし、この弁ボディ3000と別体として配置され、そして、一体として組み立てられてもよい。
導通管700の第1ポート701は、第2室200にあるとともに、この第2室200の底壁に向かう。
本実施例において、
図18に示す第2室200の側壁は、第1サブ部230と第2サブ部240とを含む。
第2サブ部240は、第2室200の頂壁と導通管700の第1ポート701との間にあり、第1通路3120の第1開口3121は、第2サブ部240にあり、このように、第1通路3120の第1開口3121から排出された流体が直接的に第2流路400に入ることを防止でき、気液分離の過程を経た後、気体は、導通管室を介して第2流路400に入って、液体は、沈着を介して第2室200の底壁に集中される。
本実施例における第1通路3120の第1開口3121は、第2室200の側壁にあり、第1通路3120の第1開口3121から、導通管700の第1ポート701までの距離が遠いほど、流体は、導通管700に吸い取られ難くて、無論、第1通路3120は、第2室200の頂壁で、第1通路3120の第1開口を形成しても良いし、第2室200の頂壁と第2サブ部で第1通路3120の第1開口を形成してもよい。
【0027】
図16を参照して、導通管700の軸線に垂直する第1断面を定義し、第1通路3120の軸線は、第1断面にあり、第1通路3120を形成する壁と、第1断面との交差線は、第1辺線3123及び第2辺線3124を含む。
第2室200の側壁と第1断面との交差線は、第1環状線200’として定義され、導通管700の外壁と第1断面との交差線は、第2環状線700’として定義され、第2辺線3124は、第1辺線3123より、第2環状線700’に近接し、第1環状線200’の径方向に沿って、第1辺線3123と第2辺線3124との延長線は、第2環状線700’の同一側にあり、言い換えると、第1環状線200’の径方向に沿って、第2環状線700’は、第1辺線3123の延長線と第2辺線3124の延長線との間に位置していなく、ここで、第2辺線3124の延長線が第1環状線200’に相接する状況、第1辺線3123の延長線が第1環状線200’に相接する状況も含む。
本実施例における第1環状線200’と第2環状線700’とは、いずれも円形であり、第1辺線3123は、第2辺線3124に平行し、
ここで、第1環状線200’、第2環状線700’は、弧状であってもよいし、矩形または他の形状であってもよく、第1辺線3123は、第2辺線3124に平行していなくてもよく、第1環状線200’の径方向は、第1環状線200’の中心または中心近接領域から第1環状線への方向である。
このように、第1通路3120から排出された流体は、略螺旋状で第2室200内に流動して、気液分離経路を長くして、気液分離に寄与し、また、第1通路3120は、導通管700に直面していないため、第1通路3120から排出された流体は、直接的に導通管700に衝撃していなく、これも、導通管700内の気液の排出に寄与して、液体流体は、導通管700の外壁に付着し難い。
図3、
図13及び
図12に示す第2室200の底壁は、第1底壁221と第2底壁222とを含む。
導通管700の軸方向に沿って、第2底壁222から導通管700の第1ポート701までの距離は、第1底壁221から導通管700の第1ポート701までの距離より大きい。
このように、流体に対して気液分離を行った後、液体流体が第2底壁222に集中されることに便利し、第2底壁222には、排出口が設けられることで、液体流体の排出に寄与し、第1底壁221は、第2底壁222より高く、第1底壁221には液体流体がなくて、または、少しあり、導通管700の第1ポート701は、第1底壁221に向かっており、導通管700の軸方向に沿って、この導通管700の第1ポート701の投影は、全部、第1底壁221にあり、このように、第2室200底壁の液体流体が導通管700に吸い取られることを防止できる。
第1底壁221と第2底壁222とは、一体として加工成形されてもよいし、別体として加工成形されてもよい。
本実施形態における第2底壁222は、環状壁である。
第3流路500は、弁ボディ3000の外壁で開口を備えて、第3流路500は、第2室200の壁で第3流路500の第1開口501を形成し、この第1開口501は、第2底壁222にあり、即ち、第2底壁222には排出口が設けられることで、第3流路500は、第2室200に連通し、第3流路500は、弁ボディ3000の外壁で第3流路500の第2開口3、即ち、第3接続口3を備える。
導通管700の軸方向に沿って、第1サブ部230は、第1底壁221と第2底壁222との間にある。
【0028】
図18に示す弁ボディ3000は、第2開口部3210を含む。
第3流路500は、第2開口部3210の室、連通部520、及び、絞り部510を含む。
相応的に、第2開口部3210は、連通部520を形成する壁3212と、絞り部510を形成する壁3211とを備える。
導通管700の軸方向に沿って、第3流路500は、第2底壁222及び/または第1サブ部230で、第3流路500の第1開口501を形成する。
本発明における連通部520は、弁ボディ3000の外壁で、第3流路500の第2開口を形成し、絞り部510は、第2室200の側壁で、第3流路500の第1開口501を形成し、第3流路500の第1開口501は、第2室200の底壁及び/または第1サブ部230に成形されてもよい。
第3流路500の第1開口501が第1サブ部230に成形される場合、第3流路500の第1開口501は、なるべく第2底壁222に近接すべきである。
このように、液体流体が、第3流路500に流入することに寄与する。
本発明の他の実施形態において、第3流路500に対して絞り部を配置していなく、連通部520のみを含んでもよく、この場合、第3流路500は、導通作用のみを有する。
【0029】
図1、
図3及び
図39、
図12~
図13に示す弁ボディ3000は、第1弁ボディ3100と第2弁ボディ3200とを含む。
伝動装置2000は、第1弁ボディ3100に固定配置され、第1開口部3110、第1通路3120、第1流路300及び第2流路400は、第1弁ボディ3100に成形され、第3流路500の少なくとも一部は、第2弁ボディ3200に成形される。
図12及び
図13を結合して、第1弁ボディ3100は、第1壁3101を含む。
第2弁ボディ3200は、第2壁3201を含む。
第1壁3101と第2壁3201とは、接触配置され、または、隙間を持って配置される。
ここで、前記隙間を持って配置することは、第1壁3101と第2壁3201とのピッチが5センチ以下であることを指し、また、第1壁3101と第2壁3201との間には他の部品が存在することも、隙間を持って配置されることに該当する。
第2室200は、第1弁ボディ3100に成形される第1サブ室210と、第2弁ボディ3200に成形される第2サブ室220とを含む。
第1サブ室210と第2サブ室220とは、対向配置される。
流体管理ユニット10は、第1隙間3150と第1封止部材とを含む。
第1隙間3150は、凹溝として成形されており、第1壁3101にあるとともに、この第1壁3101から凹んで、第1サブ室210の第1壁3101での開口を取り囲み、言い換えると、第1サブ室210の第1壁3101での開口は、第1隙間3150の内側にあり、第1隙間3150内には、第1封止部材が設けられ、第1弁ボディ3100と第2弁ボディ3200とを取り付けた後、第1封止部材は、第1隙間3150の壁及び第2壁3201にそれぞれ当接されることで、第2室200の封止を実現し、この第2室200の流体の漏れを防止する。
第1隙間3150は、第2壁3201に成形され、または、同時に第1壁3101及び第2壁3201に成形されてもよく、詳しく記載していない。
他の実施形態において、
図23、
図24及び
図26に示す第1弁ボディ3100は、埋め込み部3190を含む。
第1サブ室210の開口は、埋め込み部3190に成形され、この埋め込み部3190は、第1壁3101に対して突出し、相応的に、第2弁ボディ3200は、階段部3290を含む。
この階段部3290は、第2壁3201から階段底壁3292に延伸する階段側壁3291と、第2壁3201に平行する階段底壁3292とを含む。
埋め込み部3190は、階段部3290に位置しており、この階段部3290との間には、第1隙間3150があり、流体管理ユニット10は、第1隙間3150に第1封止部材を配置することで、埋め込み部3190と階段部3290との封止、第2室200の封止を実現し、第2室200の流体の漏れを防止する。
埋め込み部3190は、第2弁ボディ320に配置されて、第1弁ボディ3100には階段部3290が設けられてもよく、詳しく記載していない。
【0030】
第1弁ボディ3100は、第1貫通孔3130を含む。
第1貫通孔3130は、第1開口部3110の壁で第1貫通孔3130の第1開口を形成し、第1壁3101で第1貫通孔3130の第2開口を形成し、第1貫通孔3130の第1開口と第2孔4120の開口とは、対向配置される。
言い換えると、第1貫通孔3130の第1開口と第1連通通路4300の第2開口とは、対向配置され、第1貫通孔3130は、第1連通通路4300に連通し、第2弁ボディ3200は、第2貫通孔3220を含む。
第2貫通孔3220は、第2壁3201で第2貫通孔3220の第1開口を備えて、第2開口部3210で第2貫通孔3220の第2開口を備えて、第2貫通孔3220は、第2開口部3210により形成された室に連通し、第1貫通孔3130の第1開口と第2貫通孔3220の第1開口とは、対向配置され、第1貫通孔3130は、第2貫通孔3220に連通する。
【0031】
さらに、流体管理ユニット10は、第1室100に連通できる第4流路を含む。
本実施例における第4流路は、第1弁座の通路6110、第1連通通路4300、第1貫通孔3130及び第2貫通孔3220を含む。
第4流路の開口は、連通部の壁3212にあり、言い換えると、第4流路の流体は、第3流路500に入ってから、第3流路500を介して排出される。
さらに、
図12及び
図13に示す流体管理ユニット10は、第2隙間3140と第2封止部材とを含む。
第2封止部材は、第2隙間3140に位置することで、封止を実現する。
本実施例における第2隙間3140は、凹溝として成形されており、第1壁3101に位置するとともに、第1壁3101の端部から凹んで、第1貫通孔3130の第2開口の外周を取り囲む。
言い換えると、第1貫通孔3130の第2開口は、第2隙間3140の内側にあり、第2隙間3140内には、第2隙間3140の壁及び第2壁3201にそれぞれ当接される第2封止部材が設けられ、第2封止部材は、封止リングであってもよいし、半田であってもよく、これによって、内部の漏れを防止する。
第2隙間3140は、第2壁3201、または、第1壁3101及び第2壁3201に成形されてもよく、第1弁ボディ3100の第2隙間3140と第2弁ボディ3200の第2隙間3140とは、対向配置されてもよいし、ずらして配置されてもよく、詳しく記載していない。
【0032】
さらに、他の実施形態である
図23及び
図24に示す流体管理ユニット10は、第1接続管3170を含む。
そして、この第1接続管3170は、第1弁ボディ3100または第2弁ボディ3200のうちの一方と、一体として配置され、
このように、第1接続管3170の1つの端部は、第1貫通孔3130または第2貫通孔3220に位置するとともに、それと第2隙間3140を形成し、この第2隙間3140には第2封止部材が設けられることで、組み立てを便利にして、及び、漏れのリスクを低減させ、本実施形態において、第1接続管3170と第1弁ボディ3100とは、一体として配置される。
他の実施形態において、第1接続管3170と、第1弁ボディ3100及び第2弁ボディ3200とは、別体として配置され、第1接続管3170の一方の端部は、第1貫通孔3130にあり、他方の端部は、第2貫通孔3220にあり、第1接続管3170と第1貫通孔3130との間には、第2隙間があり、第1接続管3170と第2貫通孔3220との間には第2隙間があり、流体管理ユニット10は、前記第2隙間3140に第2封止部材を配置することで、第1接続管3170と第1貫通孔3130、第2貫通孔3220との間の封止を実現する。
【0033】
第1弁ボディ3100と第2弁ボディ3200との固定のために、本実施例において、第1弁ボディ3100と第2弁ボディ3200のうちの一方には、第1取付孔が設けられ、他方には、第1取付孔と係合するための第1貫通孔が設けられ、一般的に、第1取付孔の軸線は、導通管700の軸線に平行し、流体管理ユニット10は、さらに、第1締結具を含む。
第1締結具は、第1貫通孔及び第1取付孔に入り込み、第1弁ボディ3100及び第2弁ボディ3200を締め固める。
第1締結具の作用で、第1壁と第2壁とは密着配置され、または、他の部材を介して密着配置されるとともに、締結具によって固定され、締結具は、ボルトなどの、締着するための部材を含む。
【0034】
図17に示す第1連通通路4300は、第1孔4110の室と第2孔4120の室とを含む。
第1孔4110の軸線は、第2孔4120の軸線と重なって、第1孔4110の軸線は、第2孔4120の軸線に平行するように配置されてもよく、第1孔4110の室は、第2孔4120の室に連通し、第2孔4120の開口は、弁蓋の外端壁4010に成形され、即ち、第4流路の、弁蓋4000の外端壁での開口であり、言い換えると、第4接続口4であり、このように、第1弁ボディ3100に第1貫通孔3130を配置する必要がなく、第2弁ボディ3200に第2貫通孔3220を配置する必要がなく、取付及び内部漏れの減少に寄与し、この場合、第4流路600は、第1弁座6100の通路と第1連通通路4300とを含む。
第4流路600は、第3流路500と出口を共有する必要がない。
流体管理ユニット10は、絞り及び導通を同時に行う場合、第3流路500の流体と第4流路600の流体との混合を招致することがない。
本実施形態における流体管理ユニット10は、第1凹溝と封止部材とを含む。
封止部材は、第1凹溝にあり、第1凹溝は、弁蓋の側壁に対して凹むとともに、弁蓋の側壁に沿って周方向に分布され、または、第1開口部に対して凹むとともに、第1開口部に沿って周方向に分布される。
流体管理ユニット10は、弁口部と第2弁体7200とを含む。
第3流路500は、弁口部により形成された室を含む。
言い換えると、弁口部により形成された室は、第3流路500の一部であり、第2弁体7200は、弁口部に当接されることで、第3流路500を遮断する。
さらに、本実施形態において、
図3、
図14及び
図15に示す流体管理ユニット10は、第2開口部3210により形成された室に設けられる逆止弁部材7000を含む。
具体的に、第2開口部3210には、取付部3213が形成され、この取付部3213は、連通部520と絞り部510との間にあり、逆止弁部材7000は、弁支持座7100と第2弁体7200とを含む。
弁支持座7100の少なくとも一部は、取付部3213により形成された室にあり、この取付部3213は、弁支持座7100に固定接続されるとともに、接続箇所で封止配置される。
実施形態における取付部3213は、雌ねじを備えて、弁支持座7100の係合部は、雄ねじとして成形され、取付部3213の雌ねじと固定部の雄ねじとは、互いに係合することで、逆止弁部材7000と第2開口部3210との固定を実現する。
弁支持座7100の係合部または取付部3213には、封止部材を配置する凹溝が設けられることで、弁支持座7100と第2開口部3210との封止を実現する。
他の実施形態における取付部3213は、弁支持座7100を制限する階段、及び、スナップリングを収容する凹溝を備えて、取付部3213の階段及びスナップリングは、弁支持座7100の固定を実現する。
そして、この弁支持座7100は、弁体ロッド孔、連通孔7110及びストッパ部7130を含む。
弁支持座7100には、弁口部7120が成形され、弁口部7120は、弁支持座7100における連通部520に近接する側にあり、ストッパ部7130は、弁支持座7100における絞り部510に近接する側にある。
第2開口部3210の軸方向に沿って、弁体ロッド孔及び連通孔7110は、いずれも弁支持座7100を貫通する。
第2弁体7200は、弁体ロッド7230、第1端部7210及び第2端部7220を含む。
第1端部7210、第2端部7220と弁体ロッド7230とは、一体として配置され、または、一体として溶接され、第2開口部3210の径方向に沿って、第1端部7210と第2端部7220とは、弁体ロッド7230に対して突起し、言い換えると、第1端部7210と第2端7220との外径は、弁体ロッド7230の外径より大きく、弁体ロッド7230は、弁体ロッド孔に位置しており、この弁体ロッド孔を摺動でき、第1端部7210及び第2端部7220は、弁支持座7100の両側にあり、第1端部7210は、相対的に連通部520に隣接し、第2端部7220は、相対的に絞り部510に隣接し、弾性素子7300の一端は、第2端部7220に当接され、他端は、ストッパ部7130に当接され、逆止弁部材7000には、弾性素子7300が設けられることで、第2弁体7200のリセットに寄与し、本実施形態における弾性素子7300は、バネである。
第1端部7210は、第1当接領域7211を備えて、連通孔7110は、弁支持座7100の外端壁で連通口を備えて、弁口部7120は、連通口の周方向に沿って分布され、他の実施形態における弁口部7120は、連通部の壁として成形されてもよい。
流体管理ユニット10が動作している場合、絞り部510の圧力が連通部520の圧力より小さいと、第2弁体7200は、第1位置にあり、第1当接領域7211は、弁口部7120に当接され、連通孔7110と連通部520とは導通していなく、第3流路500は、遮断され、絞り部510の圧力が連通部520の圧力より大きいと、第2弁体7200は第2位置にあり、第1当接領域7211は、弁口部7120と分離され、第2端部は、弾性素子7300を圧縮し、ストッパ部は、第2弁体7200の、連通部に対するさらなる動きを制限し、第2弁体7200は、弁口部7120を開放させ、連通孔は、連通部520に連通し、第3流路500は、導通する。
【0035】
図38~
図42及び
図3に示す流体管理ユニット10が動作している場合、第1室100で回動できる、第1弁体5000の動作位置は少なくとも第1動作位置と第2動作位置とを含む。
本実施例における第1流路300は、流体の、第1室100に対する流入通路とされ、第4流路600は、流体の、第1室100に対する流出通路の1つとされ、第4流路600は、第1弁座の通路6110、第1孔4110の室、第2孔4120の室、第1貫通孔3130の室、及び、第2貫通孔3220の室を含む。
第1連通通路4300は、第1孔4110の室と第2孔4120の室とを含む、
第1通路3120は、流体が第1室100から流出するための別の通路であり、第1室100の流体は、第1通路3120を介して第2室200に入って、流体は、第2室200で気液分離を行った後、第2流路400は、気体が第2室200から流出する通路とされ、第3流路500は、液体が第2室200から流出する通路とされる。
具体的に、
図40及び
図3に示す流体は、第1流路300を介して第1室100に入って、第1弁体5000の第1動作位置で、第1弁体5000の導通通路5200は、第1弁座の通路6110に連通し、第1弁体5000は、第1室100と第2弁座6200の通路を遮断することで、第2室400は、第1室100に連通していなく、この第1室100の流体は、第4流路を介して第1室100から離れて、第3流路500の連通部520に入って、そして、連通部520を介して流体管理ユニット10から排出され、この場合、流体管理ユニット10は、流体の通路のみである。
第1弁体5000の第2動作位置で、
図3及び
図41に示す第1室100は、第2室200に連通し、第1弁体5000の絞り通路5100は、第1室100と第2弁座6200の通路を連通させ、第1室100の流体は、絞り通路5100によって絞られた後、第2室200に入って、絞られた流体に対して、第2室200で気液分離を行って、気体流体は、導通管700を介して第2流路400に入って、流体管理ユニット10から排出され、液体流体は、第3流体の第1開口501を介して第3流路500に入って、この第3流路500を介して流体管理ユニット10から排出される。
この場合、流体管理ユニット10は、絞り及び気液分離作用を具備して、第3流路500は、さらに絞り部510を含むと、流体管理ユニット10は、流体に対して二次絞り作用を具備する。
【0036】
さらに、他の実施形態における流体管理ユニット10の第1弁体5000の動作位置は、第3動作位置と第4動作位置とを含む。
第1弁体5000の第3動作位置で、
図39及び
図3に示す第1弁体5000によって第1室100と第2弁座6200の通路を連通させていなく、絞り通路5100は、第1室100と第1弁座6100の通路6110とを連通させ、さらに、第1室100は、絞り通路5100を介して第4流路600に連通し、第1室100の流体は、絞り通路5100によって絞られた後、第4流路600に入ってから、第3流路500の連通部520に入って、そして、この連通部520を介して流体管理ユニット10から排出され、第4流路600は、第1弁座6100の通路6110、第1孔4110の室、第2孔4120の室、第1貫通孔3130の室、及び第2貫通孔3220の室を含む。
第1弁体5000の第4動作位置で、
図42及び
図3に示す第1弁体5000によって、第1室500と第1弁座6100の通路6110とを連通させていなく、絞り通路5100は、第1室100と第2弁座6200の通路とを連通させる。
さらに、第1室100は、第2室200に連通し、第2室200に入った流体に対して気液分離を行って、気体流体は、第2流路400を介して流体管理ユニット10から排出され、液体流体は、第3流路500を介して流体管理ユニット10から排出される。
この場合、流体管理ユニット10は、絞り及び気液分離作用を具備して、第3流路500は、さらに絞り部510を含むと、流体管理ユニット10は、流体に対して二次絞り作用を具備する。
【0037】
図27及び
図28に示す第2弁ボディ3200は、第2弁ボディ3200の1つの壁に対して凹んでいる第3開口部3240を含む。
本実施例において、第3開口部3240は、第2弁ボディの1つの壁から第2壁3201に凹んで、大径部3241、小径部3242及びプラットフォーム部3243を含む。
プラットフォーム部3243は、大径部3241と小径部3242とを接続し、小径部3242は、連通部520の壁で開口を備える。
本実施形態における第3流路500は、第2通路3250を含む。
第2通路3250は、第2室200の壁で第3流路500の第1開口501を形成し、第2通路3250は、第3開口部で開口を備えており、第2室200と第3開口部3240により形成された室とを連通させ、第2通路3250の軸線は、導通管の軸線に対して傾斜配置される。
図27に示す第2通路3250の少なくとも一部は、絞り部として成形され、絞り部の相当直径は、1.4ミリほどであり、無論、他のサイズであってもよく、流体に対する絞りを実現すればよい。
さらに、流体管理ユニット10は、電磁弁部と弁室とを含む。
電磁弁部は、弁支持座7100’とスリーブ部8600とを含む。
弁支持座7100’は、弁支持座7100’を貫通する中心孔を備えて、その一方の端部は、第3開口部3240に固定接続されるとともに、両者の接続箇所で封止され、固定方式は、溶接またはねじ固定であってもよい。
さらに、電磁弁部は、第2弁体7200’及び弾性素子7300’を含む。
本実施形態における第2弁体7200’は、ピストン孔を有しており、弁室内で摺動できるピストンであり、本実施形態における弁室を形成する壁は、大径部3241の壁の一部及び弁支持座7100’の壁を含む。
弁支持座7100’は、ガイド壁を含む。
ピストンの少なくとも一部は、ガイド壁により形成された室にあり、弁支持座7100’のガイド壁は、ピストンの側壁に摺動接続され、ピストンの他方の一部は、大径部3241から囲まれた室にある。
弾性素子7300’の一端は、プラットフォーム部3243に当接され、その他端は、ピストンに当接される。
さらに、流体管理ユニット10は、コイルユニット8500と鉄心ユニットとを含む。
そして、この鉄心ユニットは、動的鉄心9200、静的鉄心9300及びスリーブ部8600を含む。
このスリーブ部8600の一端は、弁支持座7100’の中心孔に位置するとともに、弁支持座7100’の中心孔の孔壁に封止固定され、静的鉄心9300の少なくとも一部は、スリーブ部内に位置するとともに、スリーブ部8600に固定され、動的鉄心9200の少なくとも一部は、スリーブ部8600内に位置するとともに、静的鉄心9300に対して動くことができ、動的鉄心9200は、ピストン孔を相対的に封止でき、静的鉄心9300は、動的鉄心9200より、弁支持座7100’から遠く離れて、コイルユニット8500は、スリーブ部8600の外周に外嵌される。
流体管理ユニット10が動作している場合、コイルユニット8500が通電した後、コイルユニット8500から生じた励起磁場によって、動かせるように動的鉄心9200を駆動して、この動的鉄心9200は、ピストンに当接され、ピストン孔を相対的に封止し、ピストンは、弁口部に移動し、弁口部を封止し、さらに、連通部520は、第2室200に連通していなく、本実施形態における弁口部は、プラットフォーム部3243、または、小径部3242の壁である。
流体は、第2室200から、第3流路500を介して流出する場合、第2通路は、絞り作用を備えて、電磁弁部は、第3流路500を開放させ、他の場合、連通部の圧力は、絞り部の圧力より大きいと、電磁弁は、閉じられる。
【0038】
図28を参照して、
図27の実施例との相違点は、以下の通り、第2通路3250は、連通部520または連通部520の一部として成形され、第2通路3250の相当直径は、3ミリ程度であり、他のサイズであってもよい。
本実施例における第2弁体7200’’は、弁ニードルであり、他の形態の弁であってもよい。
さらに、流体管理ユニット10は、伝動機構8300、ロータ部8400及び弁体ガイド部を含む。
本実施例における伝動機構8300は、可動部分と固定部分とを含むねじ伝動機構であり、可動部分及び固定部分という両者の一方は、スクリュロッドを含む。
他方は、当該スクリュロッドとねじ係合するナットを含む。
可動部分は、弁ニードルに組み立てられ、固定部分は、直接または間接的に弁座に固定され、弁体ガイド部は、弁支持座7100’’に固定され、第2弁体7200’’をガイドでき、第2弁体7200’’の軸方向動きの外れを防止する。
弁口部は、弁支持座7100’’に成形され、他の実施形態において、弁体ガイド部に成形されてもよく、弁口部は、小径部3242に成形されてもよく、第2弁体7200’’と弁口部との間は、基本的に同軸に保持される。
流体管理ユニット10が動作している場合、コイルユニット8500は、このコイルユニット8500を制御する制御回路に電気接続され、通電すると、このコイルユニット8500から生じた励起磁場は、ロータ部8400を回動させるように駆動し、さらに、ねじ伝動機構8300によって弁ニードルを動かせて、ロータ部8400が回動すると、スクリューピッチの作用のため、スクリュロッドは、ロータ部8400によって、ナットに対して回動することで、回動及び軸方向動きを実現でき、一方、弁ニードルは、相対的にスクリュロッドに固定されるため、スクリュロッドに連れて軸方向に動き、弁ニードルと弁口部との間の隙間は、大きくまたは小さくなり、冷媒の絞りを実現する。
ここで、第2弁体7200’’と弁口部との間の隙間は、絞り部を形成する。
伝動機構8300は、ギア伝動機構8300であってもよく、第2弁体7200’’は、球状または略球状構成であってもよく、第2弁体7200’’の、弁座または接続体に対する運動は、相対回動であってもよい。
【0039】
図29及び
図30を参照して、
図17の実施形態に比べると、弁ボディ3000は、本体3300とブロック3400とを含む。
本体3300は、第1開口部3110、第2開口部3210、第1流路300、第1通路3120、及び、第1流路300によって本体3300の外壁で形成された第1接続口1を含む。
本体3300は、本体3300の上壁から本体内部に凹んでいる第4開口部3310を含む。
この第4開口部3310は、本体3300の上壁で開口を備えており、取付壁3311及び第2室の側壁3312を含む。
取付壁3311は、相対的に第4開口部の開口に近接し、第1通路3120は第2室的側壁3312で第1通路3120の第1開口3121を形成する。
第2流路400は、ブロック3400を貫通し、ブロック3400は、取付壁3312に封止固定される係合壁を備えて、具体的に、ブロック3400の係合壁は、雄ねじを有し、取付壁は雌ねじとして成形され、ブロック3400の雄ねじと取付壁の雌ねじとは互いに係合することで、ブロック3400と本体3300との固定を実現する。
ブロック3400と取付壁との間には、隙間があり、前記隙間には、封止部材が設けられることで、このブロック3400と取付壁との封止を実現する。
導通管700とブロック3400とは、一体として配置され、無論、ブロック3400と導通管700とは、別体として配置されてもよい。
本実施形態における弁蓋4000は、第1連通通路4300を含む。
第1連通通路4300は、弁蓋4000の内端壁で開口を備え、弁蓋4000の外端壁4010で第4接続口4を備える。
別の実施形態における第4開口部は、本体3300の下壁から、本体内部に凹んで、第4開口部3310は、本体3300の下壁で開口を備え、ブロック3400の内壁は、第2室的底壁として成形され、第4開口部の底壁は、第2室的頂壁として成形され、第2流路は、本体に成形される。
弁ボディは、本体3300とブロック3400とを含む。
図3の実施例に対して、加工及び組み立ては、相対的に簡単である。
【0040】
図19~
図26を参照して、
図3の実施例との相違点は、以下の通り、第1接続口1は、第2弁ボディ3200に成形され、第1流路300の、第1室100の壁での開口は、第1弁体5000の下側、即ち、弁棒2300の対向する側にある。
これによって、流体の、第1弁体5000に対する横方向衝撃を減少させ、第1弁体5000の安定を保持できる。
具体的に、第1流路300は、第1弁ボディ3100にある第1サブ流路310と、第2弁ボディ3200にある第2サブ流路320とを含む。
第1サブ流路310は、第1壁3101及び第1開口部3110で開口を備え、第1サブ流路310は、第1壁3101で第1サブ流路310の第1開口を形成し、第1室100の壁で第1サブ流路310の第2開口を形成し、第1サブ流路310の第2開口と弁棒2300とは、第1弁体5000の両側にあり、第1サブ流路310は、第1室100に連通し、第1流路300の流体は、第1室100に入った場合、第1弁体5000に対する横方向衝撃を減少させ、第1弁体5000の安定に寄与する。
ここで、前記横方向は、弁棒2300の軸方向に垂直する方向を指し、第2サブ流路320は、第2壁3201で第2サブ流路320の第1開口を形成し、第2弁ボディ3200の外壁でも開口を備える。
本実施例における第1弁ボディ3100は、第1孔部3160を含む。
第1孔部3160の室は、第1サブ流路310の一部を形成し、第2弁ボディ3200は、第2孔部3230を含む。
第2サブ流路320を形成する壁は、第2孔部3230と第3孔部3270とを含む。
第2孔部3230は、第2壁3201から、第2弁ボディ3200の内部に凹んでいる。
言い換えると、第2孔部3230により形成された室は、第2壁3201で第2サブ流路320の第1開口を形成し、第3孔部3270は、第2弁ボディ3200の1つの側壁で開口を備え、第2孔部3230により形成された室は、第3孔部3270により形成された室に連通し、本実施形態における第2孔部3230の軸線は、第3孔部3270の軸線に垂直し、無論、第2孔部3230の軸線と第3孔部3270の軸線とは、他の夾角であってもよい。
さらに、流体管理ユニット10は、第3隙間3260と第3封止部材とを含む。
第3封止部材は、第3隙間3260にあり、流体管理ユニットは、第2接続管3180を含む。
第2接続管3180は、第1弁ボディ3100と一体として配置されており、その一方の端部は、第2孔部3230により形成された室にあり、第2孔部3230と第2接続管とは、第3隙間3260を形成し、第2接続管3180と第1弁ボディ3100とは一体成形され、これによって、組み立てを便利にして、及び漏れのリスクを低減させ、無論、第2接続管3180は、第2弁ボディ3200と一体として配置されてもよく、詳しく記載していない。
他の実施形態における第2接続管3180の一方の端部は、第1孔部3160にあり、他方の端部は、第2孔部3230内にあり、第2接続管3180と第1孔部3160との間には、第3隙間があり、第2接続管3180と第2孔部3230との間には、第3隙間3260があり、流体管理ユニット10は、前記第3隙間3260に第3封止部材を配置することで、第2接続管3180と、第1孔部3160及び第2孔部3230との封止を実現する。
ここで、流体管理ユニット10は、第2接続管を含んでいなくてもよく、第3隙間3260は、凹溝として成形されており、第1壁に対して凹んで、第1孔部3160の第1開口の外周を取り囲む。
言い換えると、第1孔部3160の第1開口は、第3隙間3260の内側にあり、この第3隙間3260内には、第3隙間3260の壁及び第2壁3201にそれぞれ当接される第3封止部材が設けられ、この第3封止部材は、封止リングであってもよいし、半田であってもよく、これによって、内部の漏れを防止する。
無論、第3隙間3260は、第2壁3201に成形されてもよく、または、第1壁3101及び第2壁3201に、同時に第3隙間3260を配置して、第1弁ボディ3100の第3隙間3260と第2弁ボディ3200の第3隙間3260とは、対向配置されてもよく、ずらして配置されてもよく、詳しく記載していない。
さらに、第2弁ボディ3200は、第4孔部3280を含む。
第4孔部3280は、第2弁ボディ3200の外壁で第3接続口3を形成しており、第4孔部3280の軸線は、第2開口部3210の軸線に垂直し、第4孔部3280により形成された室は、第2開口部3210により形成された室に連通し、相応的に、流体管理ユニット10は、さらに、第4開口部にキャップを配置することで、流体が第2開口部3210の開口から流出することを防止する。
本実施形態における第3接続口3と第1接続口1とは、第2弁ボディ3200の同一外壁にある。
これによって、流体管理ユニット10は、便利に他の部材に連通でき、第3流路500は、第2開口部3210により形成された室と第4孔部3280により形成された室とを含む。
第4孔部3280により形成された室は、第2貫通孔3220により形成された室に連通し、このように、第4流路600は、第3流路500に連通する。
【0041】
以下は、熱管理システムを紹介し、
図31に示す熱管理システムの具体的な実施形態において、車両用熱管理システムを例として紹介し、熱管理システム内の流体は、一般的に冷媒である。
熱管理システムは、圧縮機40、流体管理ユニット10、第1熱交換器20及び第2熱交換器50を含む。
圧縮機40は、出口41、第1入口42及び第2入口43を含む。
第1入口42は、低圧入口であり、第2入口43は、相対的に高圧入口である。
第1熱交換器20は、圧縮機の出口41に連通でき、高温高圧の冷媒は、第1熱交換器20で熱を放出することで、第1熱交換器20を流れる気体を加熱して、気流温度を向上させる。
第2熱交換器50は、車両の先端に設けられ、
ここで、前記車両の先端は、第2熱交換器50が環境空気と熱交換を行うことができる位置を指し、具体的に、冷媒は、第2熱交換器50で熱を環境空気に放出し、または、環境空気から熱を吸収でき、第2熱交換器50は、環境空気と熱交換を行うことができる。
さらに、熱管理システムは、第3熱交換器30を含む。
第3熱交換器30の冷媒入口の前には、絞り手段70が設けられ、冷媒は、絞り手段70によって絞られた後、第3熱交換器30で、第3熱交換器30を流れる気流の熱を吸収し、さらに、気流温度を低減させ、第1熱交換器20及び第3熱交換器30は、車両のエアコンボックスのダクト内に設けられ、第1熱交換器20は、第3熱交換器30の風下に設けられ、熱管理システムが動作している場合、第1熱交換器20内の冷媒及び第3熱交換器30の冷媒は、エアコンボックス内の気流と熱交換を行うことで、エアコンボックス内の気流温度を調節し、さらに、乗員室の温度を調節する。
流体管理ユニット10の構成及び記載について、
図1~
図30及び前記文字紹介を参照すればよく、ここで、詳しく記載していない。
図31を参照し、
図3及び
図39を結合し、本実施例における第1熱交換器20の冷媒出口は、流体管理ユニットの第1接続口1に連通し、圧縮機の第2入口43は、流体管理ユニット10の第2接続口2に連通し、第2熱交換器50の第1ポートは、流体管理ユニット10の第3接続口3に連通し、第2熱交換器50の第2ポートは、圧縮機40の第1入口42に連通でき、または、気液分離器80を介して圧縮機40の第1入口42に連通できる。
本実施形態における熱管理システムには、遮断弁60が設けられ、この遮断弁60は、第2熱交換器50の第2ポートと圧縮機の第1入口42との間に設けられることで、第2熱交換器50の第2ポートと圧縮機の第1入口42との連通を制御し、第2熱交換器50の第2ポートは、絞り手段70を介しても、第3熱交換器30に連通でき、この第3熱交換器30の冷媒出口は、圧縮機の第1入口42に連通し、または、気液分離器80を介して圧縮機の第1入口42に連通する。
さらに、熱管理システムは、温度シャッタを含む。
この温度シャッタは、気流方向に沿って、第1熱交換器20と第2熱交換器50との間に設けられており、温度シャッタは、開放され、または、閉じられ、または、第1熱交換器20の熱交換器面積を調節することで、第1熱交換器20の熱交換を制御する。
【0042】
他の実施形態における熱管理システムは、冷媒システム、第1冷却液システム及び/または第2冷却液システムを含む。
第1熱交換器20及び/または第2熱交換器50は、2流路熱交換器であり、そのうちの一方の流路は、冷媒システムの一部である冷媒流路であり、他方の流路は、冷却液流路であり、第1冷却液システムは、第1熱交換器20の冷却液流路、第1ポンプ201及び第4熱交換器202を含む。
第1熱交換器20の冷却液流路、第1ポンプ201、第4熱交換器202は、シリアルに連通し、第4熱交換器202は、エアコンボックスのダクト内にある。
第2冷却液システムは、第3熱交換器30の冷却液流路、第2ポンプ301及び第5熱交換器302を含む。
第2熱交換器50の冷却液流路、第2ポンプ301、第5熱交換器302は、シリアルに連通し、この第5熱交換器302は、エアコンボックスのダクト内に設けられる。
第1冷却液システムを例として、冷媒システムの冷媒と第1冷却液システムの冷却液とは、第1熱交換器20内で熱交換を行うことで、第1冷却液システムの冷却液温度を調節し、第1冷却液システムの冷却液は、第4熱交換器202で、エアコンボックス内の気流と熱交換を行うことで、エアコンボックス内の気流温度を調節し、さらに、乗員室の温度を調節し、同じように、第2冷却液システムの状況は、前記内容と同様であるため、詳しく記載していない。
図33に示す実施形態は、熱管理システムが、冷媒システム、第1冷却液システム及び第2冷却液システムを含む状況であり、この実施形態における第4熱交換器202は、第5熱交換器302の風下に設けられ、第1ポンプ201及び第2ポンプ301は、第1冷却液システムと第2冷却システムとが熱交換に参加するかどうかを制御する。
【0043】
熱管理システムは、熱房モードと冷房モードとを含む。
熱房モードは、第1熱房モード、第2熱房モード及び第3熱房モードのうちの少なくとも1つを含む。
図34及び
図41に示す熱管理システムの第1熱房モードにおいて、第1弁体は、第2動作位置にあり、即ち、第1室100は、第2室200に連通し、具体的に、第1室100と第2室200とは、絞り通路5100を介して連通され、高温高圧冷媒は、第1熱交換器20で熱を放出し、第1熱交換器20で熱を放出した冷媒は、第1接続口1を介して第1流路300に入ってから、第1流路300を介して第1室100に入って、絞り通路5100による絞りのため、気液混合状態の冷媒は、第2室200で気液分離が行われて、気体冷媒は、第2流路400を流れてから、第2接続口2を介して圧縮機の第2入口43に入って、次の循環に参加し、第2室200内の液体の冷媒は、第3流路500を経て、第3接続口3を介して第2熱交換器50の第1ポートに入って、冷媒は、第2熱交換器50で蒸発し、熱を吸収し、冷媒は、熱を吸収した後、圧縮機の第1入口42に入って、または、気液分離器80を介して、圧縮機の第1入口42に入る。
本実施形態における流体管理ユニット10は、絞り及び気液分離機能を備え、第2室内の気体の冷媒は、圧縮機の第2入口43に入って、ガスのサプリメント、エンタルピの増加という効果を有し、熱管理システムの加熱性能を向上できる。
ここで、第1熱房モードは、少なくとも、以下の2つの状況を含む。
第1の状況:第3流路500は、連通部520のみを含む。
即ち、第3流路は、連通作用のみを有し、第2室200内の冷媒は、圧力が不変である、または圧力差が小さい場合、連通部に入って、言い換えると、第2室内の冷媒圧力は、連通部の圧力と同様、または、圧力変化が小さくて、第2の状況:第3流路500は、連通部520と絞り部510とを含む。
第2室200内の冷媒は、絞り部510によって再び絞られ/降圧された後、連通部に入って、二次絞り/降圧後の冷媒は、第2熱交換器50に入ることで、冷媒の、第2熱交換器50での吸熱性能を向上させ、さらに、第1熱交換器20の加熱性能を向上させる。
【0044】
図37及び
図39に示す熱管理システムの第2熱房モードにおいて、第1弁体5000は、第3動作位置にあり、即ち、絞り通路5100は、第1室100と第4流路600とを連通させ、高温高圧冷媒は、第1熱交換器20で熱を放出し、この第1熱交換器20で熱を放出した冷媒は、第1接続口1を介して第1流路300に入ってから、第1流路300を介して第1室100に入って、絞り通路5100による絞りのため、相対的に液体の冷媒は、第4流路600及び第3接続口3を介して第2熱交換器50の第1ポートに入って、冷媒は、第2熱交換器50で蒸発し、熱を吸収し、冷媒は、熱を吸収した後、圧縮機の第1入口42に入って、または、気液分離器80を介して、圧縮機の第1入口42に入る。
【0045】
図36及び
図42に示す熱管理システムの第3熱房モードにおいて、第1弁体5000は、第4動作位置にあり、即ち、導通通路5200は、第1室100と第2室200とを連通させ、高温高圧冷媒は、第1熱交換器20で熱を放出し、この第1熱交換器20で熱を放出した冷媒は、第1接続口1を介して第1流路300に入ってから、この第1流路300を介して第1室100に入って、この第1室100にある冷媒は、導通通路5200から第2室200に入って、この第2室での冷媒気液分離を経て、気体冷媒は、第2流路を介して圧縮機の第2入口43に入って、次の循環に参加し、液体の冷媒は、第3流路及び第3接続口3を介して第2熱交換器50の第1ポートに入って、冷媒は、第2熱交換器50で蒸発し、熱を吸収し、冷媒は、熱を吸収した後、圧縮機の第1入口42に入って、または、気液分離器80を介して、圧縮機の第1入口42に入る。
ここで、第3熱房モードは、少なくとも、以下の2つの状況を含む。
第1の状況:第3流路は、連通部520のみを含み、即ち、第3流路は、連通作用のみを有し、第2室200内の冷媒は、第2熱交換器50に入って、この第2熱交換器50で熱を放出し、この場合、第3熱房モードは、第2熱交換器50の除霜の状況に適用され、第2の状況:第3流路は、連通部520及び絞り部510を含む。
第2室200内の冷媒は、絞り部510によって絞られ/降圧された後、連通部に入って、絞り/降圧後の冷媒は、第2熱交換器50に入って、冷媒は、第2熱交換器50で熱を吸収し、この場合、第3熱房モードは、第1熱交換器20に対する加熱需要が高くない状況に適用される。
【0046】
図35及び
図40に示す熱管理システムの冷房モードにおいて、第1弁体5000は、第1動作位置にあり、即ち、導通通路5200は、第1室100と第4流路600とを連通させ、温度シャッタは、閉じられ、第1熱交換器20は、熱交換を少し行ってまたは行わなくて、冷媒は、第1接続口1を介して第1流路300に入って、第1流路300を介して第1室100に入って、第1室100にある冷媒は、導通通路5200から第4流路に入ってから、第3接続口3を介して第2熱交換器50に入って、高温高圧の冷媒は、第2熱交換器50で熱を放出し、絞り手段70は、起動され、冷媒は、絞り手段70によって絞られた後、第3熱交換器30に入って、相対的に液体の冷媒は、第2熱交換器50で熱を吸収し、エアコンボックス内の温度を低減させ、冷媒は、熱を吸収した後、圧縮機の第1入口42に入って、または、気液分離器80を介して、圧縮機の第1入口42に入って、次の循環に参加する。
【0047】
他の実施形態である熱管理システムについて、
図32に示す第1実施形態である熱管理システムに比べると、熱管理システムは、第3熱交換器30を含んでいなく、第2熱交換器50の第2ポートは、圧縮機の第1入口42のみに連通し、または、気液分離器を介して、圧縮機の第1入口42に連通する。
ここで、本実施形態における熱管理システムは、冷房モードを備えていなく、熱房モードのみを備える。
ここで、前記2つの形態の熱管理システムは、例示として、本発明の構想を限定していなく、いくつかの熱管理システムの熱房モードは、前記熱房モードと同様または等価であると、いずれも本発明の保護範囲に該当すべきである。
【0048】
ここで、以上の実施例は、本発明を説明するためのものであり、例えば、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」などの方向性に対する定義について、本明細書は、前記実施例を参照して、本発明を既に詳しく説明したが、本発明に対して互いに組み合わせ、補正または等価置換を行ってもよく、本発明の精神及び範囲から逸脱しない全ての改良は、いずれも本発明の請求項範囲内に該当している。