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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-29
(45)【発行日】2023-09-06
(54)【発明の名称】通信方法、デバイスおよび記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 88/04 20090101AFI20230830BHJP
   H04W 80/04 20090101ALI20230830BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20230830BHJP
   H04W 76/14 20180101ALI20230830BHJP
【FI】
H04W88/04
H04W80/04
H04W72/0457 110
H04W76/14
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022549061
(86)(22)【出願日】2021-02-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-05
(86)【国際出願番号】 CN2021076153
(87)【国際公開番号】W WO2021160105
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-09-27
(31)【優先権主張番号】202010091507.8
(32)【優先日】2020-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】杜偉強
【審査官】桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Services and System Aspects;Study on system enhancement for Proximity based Services(ProSe) in the 5G System (5GS)(Release 17),3GPP TR 23.752 V0.3.0 (2020-01),2020年01月,第29-38、67-68頁
【文献】Huawei, HiSilicon,Summary of email discussion [95bis#15][LTE/FeD2D] Bearer modelling and adaptation layer[online],3GPP TSG RAN WG2 #96 R2-167883,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_96/Docs/R2-167883.zip>,2016年11月14日
【文献】ZTE Corporation, Sanechips,Discussion on NR SL Relay Architecture[online],3GPP TSG RAN WG2 #111-e R2-2006737,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_111-e/Docs/R2-2006737.zip>,2020年08月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
第1通信ノードが、第2通信ノードによって送信されたインターネットプロトコル(IP)データを受信することであって、複数の第2通信ノードは、新無線(NR)サイドリンク(PC5)インタフェースを通して前記第1通信ノードに接続されており、前記第1通信ノードは、NR Uuインタフェースを通して第3通信ノードにさらに接続されている、ことと、
前記第1通信ノードが、第1プリセットマッピング構成に従って、前記IPデータを中継ベアラにマッピングすることであって、前記第1プリセットマッピング構成は、前記IPデータが同一の中継Uuデータ無線ベアラ(DRB)にマッピングされていることを示す多対一マッピングを備える、ことと、
前記第1通信ノードが、前記第1通信ノードと関連付けられたDRB構成に従って、前記中継Uu DRBを通して前記IPデータを前記第3通信ノードに伝送することと
を含む、通信方法。
【請求項2】
前記IPデータを中継ベアラにマッピングするステップは、前記第1通信ノードが、Uuサービス品質(QoS)ルールに基づいて、前記IPデータを前記中継Uu DRBにマッピングすることをさらに含む、請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記Uu QoSルールは、(1)PC5インタフェース上で前記複数の第2通信ノードから受信された前記IPデータの前記PC5インタフェース上の5G QoS識別子(5QI)(PC5 5QI、PQI)と、(2)前記第3通信ノードによって構成される5QIとPQIとの間のマッピング関係との両方に基づいて、PC5 QoSフローにおけるデータパケットをUu QoSフローにマッピングすることを含む、請求項2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記第1通信ノードが、前記IPデータのためのPDUセッションを確立することと、
前記第1通信ノードが、前記確立されたPDUセッションに対応するデータ無線ベアラ(DRB)を通して前記IPデータを送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の通信方法。
【請求項5】
前記第1プリセットマッピング構成は、前記IPデータが異なる中継Uu DRBを通して別個に送信されることを示す一対一マッピングをさらに備える、請求項1に記載の通信方法。
【請求項6】
デバイスであって、前記デバイスは、メモリと、1つまたは複数のプロセッサとを備え、
前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、
前記1つまたは複数のプログラムは、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、
複数の第2通信ノードから、インターネットプロトコル(IP)データを受信することであって、前記複数の第2通信ノードは、新無線(NR)サイドリンク(PC5)インタフェースを通して前記デバイスに接続されており、前記デバイスは、NR Uuインタフェースを通して第3通信ノードにさらに接続されている、ことと、
第1プリセットマッピング構成に従って、前記IPデータを中継ベアラにマッピングすることであって、前記第1プリセットマッピング構成は、前記IPデータが同一の中継Uuデータ無線ベアラ(DRB)にマッピングされていることを示す多対一マッピングを備える、ことと、
前記デバイスと関連付けられたDRB構成に従って、前記中継Uu DRBを通して前記マッピングされたIPデータを前記第3通信ノードに伝送することと
を前記1つまたは複数のプロセッサに行わせる、デバイス。
【請求項7】
前記1つまたは複数のプログラムは、実行されると、Uuサービス品質(QoS)ルールに基づいて、前記IPデータを前記中継Uu DRBにマッピングすることを前記1つまたは複数のプロセッサにさらに行わせる、請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
前記Uu QoSルールは、(1)PC5インタフェース上で前記複数の第2通信ノードから受信された前記IPデータの前記PC5インタフェース上の5G QoS識別子(5QI)(PC5 5QI、PQI)と、(2)前記第3通信ノードによって構成される5QIとPQIとの間のマッピング関係との両方に基づいて、PC5 QoSフローにおけるデータパケットをUu QoSフローにマッピングすることを含む、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記1つまたは複数のプログラムは、実行されると、
前記IPデータのためのPDUセッションを確立することと、
前記確立されたPDUセッションに対応するデータ無線ベアラ(DRB)を通して前記IPデータを送信することと
を前記1つまたは複数のプロセッサにさらに行わせる、請求項6に記載のデバイス。
【請求項10】
前記第1プリセットマッピング構成は、前記IPデータが異なる中継Uu DRBを通して別個に送信されることを示す一対一マッピングをさらに備える、請求項6に記載のデバイス。
【請求項11】
非一時的な記憶媒体であって、前記非一時的な記憶媒体は、コンピュータープログラムを記憶するように構成され、前記コンピュータープログラムは、プロセッサによって実行されると、
複数の第2通信ノードから、インターネットプロトコル(IP)データを受信することであって、前記複数の第2通信ノードは、新無線(NR)サイドリンク(PC5)インタフェースを通して第1通信ノードに接続されており、前記第1通信ノードは、NR Uuインタフェースを通して第3通信ノードにさらに接続されている、ことと、
第1プリセットマッピング構成に従って、前記IPデータを中継ベアラにマッピングすることであって、前記第1プリセットマッピング構成は、前記IPデータが同一の中継Uuデータ無線ベアラ(DRB)にマッピングされていることを示す多対一マッピングを備える、ことと、
前記第1通信ノードと関連付けられたDRB構成に従って、前記中継Uu DRBを通して前記マッピングされたIPデータを前記第3通信ノードに伝送することと
を前記プロセッサに行わせる、非一時的な記憶媒体。
【請求項12】
前記コンピュータープログラムは、実行されると、Uuサービス品質(QoS)ルールに基づいて、前記IPデータを前記中継Uu DRBにマッピングすることを前記プロセッサにさらに行わせる、請求項11に記載の非一時的な記憶媒体。
【請求項13】
前記Uu QoSルールは、(1)PC5インタフェース上で前記複数の第2通信ノードから受信された前記IPデータの前記PC5インタフェース上の5G QoS識別子(5QI)(PC5 5QI、PQI)と、(2)前記第3通信ノードによって構成される5QIとPQIとの間のマッピング関係との両方に基づいて、PC5 QoSフローにおけるデータパケットをUu QoSフローにマッピングすることを含む、請求項12に記載の非一時的な記憶媒体。
【請求項14】
前記コンピュータープログラムは、実行されると、
前記IPデータのためのPDUセッションを確立することと、
前記確立されたPDUセッションに対応するデータ無線ベアラ(DRB)を通して前記IPデータを送信することと
を前記プロセッサにさらに行わせる、請求項11に記載の非一時的な記憶媒体。
【請求項15】
前記第1プリセットマッピング構成は、前記IPデータが異なる中継Uu DRBを通して別個に送信されることを示す一対一マッピングをさらに備える、請求項11に記載の非一時的な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年02月13日に中国特許庁に出願された、出願番号202010091507.8の中国特許出願に基づいて優先権を主張し、該出願の内容のすべてが援用により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、通信に関し、例えば、通信方法、デバイスおよび記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
無線マルチメディアトラフィックの発展に伴い、人々は、高データレートおよびユーザエクスペリエンスに対するニーズがますます高まっていることで、セルラーネットワークのシステムの容量およびカバレッジに対して高い要求を提出している。カバレッジより広いネットワーク通信をサポートすることができるように、サイドリンク(Side Link、SL)に基づく中継(relay)通信技術は、広く注目されている。5G新無線(New Radio、NR)システムにおいて、如何に中継通信を行うかは、早急な解決の待たれる問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、5G NRシステムにおけるサイドリンク中継通信を効果的に実現する、通信方法、デバイスおよび記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例は、
第1通信ノードに用いられる通信方法であって、
第2通信ノードから送信されたインターネットプロトコルIPデータを受信することと、
第1プリセットマッピング形態に従って前記IPデータを中継ベアラにマッピングし、第3通信ノードに伝送することと、を含む、
通信方法を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
第1通信ノードに用いられる通信方法であって、
第3通信ノードから送信された下りデータを受信すること、
前記下りデータにおけるIPアドレスに基づいて所属する第2通信ノードを確定することと、
第2プリセットマッピング形態に従って前記下りデータをPC5データとしてマッピングして、PC5DRBにマッピングし、所属する第2通信ノードに伝送することと、を含む、
通信方法を提供する。
【0007】
本願の実施例は、
1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリと、
1つまたは複数のプロセッサとを備えるデバイスであって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサに実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、上記いずれか1つの実施例に記載の方法を実現する、
デバイスを提供する。
【0008】
本願の実施例は、
コンピュータープログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータープログラムがプロセッサに実行されると、上記いずれか1つの実施例
に記載の方法を実現する、
記憶媒体を提供する。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
第1通信ノードに用いられる通信方法であって、
第2通信ノードから送信されたインターネットプロトコルIPデータを受信することと、
第1プリセットマッピング形態に従って前記IPデータを中継ベアラにマッピングし、マッピングしたIPデータを第3通信ノードに伝送することと、を含む、
通信方法。
(項目2)
前記第1通信ノードが前記IPデータのために選択したプロトコルデータユニットPDUセッションには、
前記IPデータのために独立したPDUセッションを確立し、前記PDUセッションに対応するデータ無線ベアラDRBで前記IPデータを伝送することと、
前記第1通信ノード自身のPDUセッションで前記IPデータを伝送することと、のうちの1つが含まれる、
項目1に記載の方法。
(項目3)
少なくとも2つの第2通信ノードが同一の前記第1通信ノードに接続されている状況について、前記第1プリセットマッピング形態には、
異なる第2通信ノードのIPデータをそれぞれ異なる中継エアー・インタフェースDRBによって送信することを指示するための一対一マッピングと、
少なくとも2つの第2通信ノードのIPデータを同一の中継エアー・インタフェースDRBにマッピングして送信することを指示するための多対一マッピングとのうちの1つが含まれる、
項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1通信ノードと前記少なくとも2つの第2通信ノードとが新無線サイドリンクインタフェースNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記多対一マッピングには、
前記第1通信ノードのエアー・インタフェースサービス品質QoSルールおよびDRB構成に基づき、前記少なくとも2つの第2通信ノードのIPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 DRBとエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング関係、およびNRエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、のうちの1つが含まれる、
項目3に記載の方法。
(項目5)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2通信ノードから送信されたIPデータを受信する前に、
前記第2通信ノードの中継接続要求またはPC5ユニキャスト接続要求を受信すること、
前記第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づき、エアー・インタフェースDRBと下りPC5 DRB、および上り・下りデータのマッピングを確立すること、をさらに含む、
項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがレイヤ2リンク接続を確立している過程で、第3プリセットマッピング形態によって、予め取得したPC5 QoS情報をエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする、
項目5に記載の方法。
(項目7)
前記第3プリセットマッピング形態には、
PC5 QoSフローにおけるサイドリンクインタフェース上の第5世代移動通信技術サービス品質アイデンティティPQIを、全く同じエアー・インタフェース第5世代移動通信技術サービス品質アイデンティティ5QIとしてマッピングすることと、
前記全く同じエアー・インタフェース5QIが前記PQIとマッチングしない場合、標準5QIリストにおける、前記PQIで示されるQoS属性に最も近い5QI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおける保証ストリームビットレートGFBR値および最大ストリームビットレートMFBR値を前記PC5 QoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値として設定することと、が含まれる、
項目6に記載の方法。
(項目8)
予め取得したPC5 QoS情報をエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
エアー・インタフェースQoSフローに基づき、前記第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を前記第3通信ノードに送信すること、または、
現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を前記第3通信ノードに送信すること、をさらに含む、
項目6または7に記載の方法。
(項目9)
前記第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRBまたはPC5 DRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信することをさらに含む、
項目5に記載の方法。
(項目10)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
PC5 QoSフローとエアー・インタフェースQoSフローとのマッピングと、PC5 DRBとエアー・インタフェースDRBとのマッピングと、PC5 QoSフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピングと、PC5 DRBとエアー・インタフェースQoSフローとのマッピングとのうちの1つが含まれる、
項目9に記載の方法。
(項目11)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第3通信ノードが前記第1通信ノードのために前記PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
前記第1通信ノードがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後に、
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとが、PC5無線リソース制御RRC接続を確立した後に、前記第1通信ノードが、ベアラアイデンティティ、無線リンクレイヤ制御プロトコルRLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むPC5 DRB情報を報告する時点、
前記第1通信ノードがサイドリンクユーザデバイス情報SUIを前記第3通信ノードに送信した後、のうちの1つが含まれる、
項目9に記載の方法。
(項目12)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
エアー・インタフェースQoSフローにおける5QIを全く同じPC5 PQIとしてマッピングすることと、
前記全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準5QIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近い5QI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値を直接的にPC5 QoS情報におけるGFBR値およびMFBR値として設定することと、
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じエアー・インタフェース5QIにマッピングすることと、
前記全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準PQIリストにおける5QIで示されるQoS属性に最も近いPQI値を選択することと、
PC5 QoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値を直接的にUu QoS情報におけるGFBR値およびMFBR値として設定することと、のうちの少なくとも1つを含むPC5 QoS情報とエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング、およびサービス品質フローアイデンティティQFIとPC5フローアイデンティティPFIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング構成、
PC5 PFIとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、およびPC5 PQIとエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、およびPC5ロジカルチャネルアイデンティティとエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、および
PC5 DRBアイデンティティとUu QFIとのマッピング、PC5 DRB優先度とUu 5QIとのマッピング、およびPC5ロジカルチャネル優先度とUu 5QIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとNR Uu QoSフローとのマッピング構成、のうちの1つが含まれる、
項目4、9または10に記載の方法。
(項目13)
前記第1通信ノードと前記少なくとも2つの第2通信ノードとがロングタームエボリューションLTE PC5で接続され、且つ前記少なくとも2つの第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記多対一マッピングには、
前記第1通信ノードのエアー・インタフェース上りQoSルールおよびDRB構成に基づき、前記少なくとも2つの第2通信ノードのIPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTE PC5ロジカルチャネルとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
受信した第2通信ノードのPC5データの近隣サービスパケット優先度PPPP値、前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPPと5QIとのマッピング関係およびNRエアー・インタフェースDRB構成に基づき、前記第2通信ノードのIPデータをエアー・インタフェースQoSフローにマッピングし、中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
受信した第2通信ノードのPC5データのPPPP値、および前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPP値とNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記第2通信ノードのIPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、のうちの1つが含まれる、
項目3に記載の方法。
(項目14)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2通信ノードから送信されたIPデータを受信する前に、
前記第2通信ノードの中継接続要求またはPC5ユニキャスト接続要求を受信することと、
前記第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づき、エアー・インタフェースDRB、および上り・下りデータのマッピングを確立することと、をさらに含む、
項目1に記載の方法。
(項目15)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがレイヤ2リンク接続を確立している過程で、第4プリセットマッピング形態によって、予め取得したPC5 PPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする、
項目14に記載の方法。
(項目16)
前記第4プリセットマッピング形態には、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPP-5QIマッピングテーブルに基づくことが含まれる、
項目15に記載の方法。
(項目17)
予め取得したPC5 PPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
前記NRエアー・インタフェースQoS情報に基づき、前記第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を前記第3通信ノードに送信すること、または、
現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたNRエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を前記第3通信ノードに送信すること、をさらに含む、
項目15または16に記載の方法。
(項目18)
前記第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信することをさらに含む、
項目14に記載の方法。
(項目19)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
PC5ロジカルチャネルとエアー・インタフェースDRBとのマッピングと、PC5 PPPPデータフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピングと、PC5 PPPPデータフローとUu QoSフローとのマッピングとのうちの1つが含まれる、
項目18に記載の方法。
(項目20)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第3通信ノードが前記第1通信ノードのために前記PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
前記第1通信ノードがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後に、
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとが中継接続を確立した後に、前記第1通信ノードが、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、およびRLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むLTE PC5ロジカルチャネル情報を報告する時点、および
前記第1通信ノードがSUIを前記第3通信ノードに送信した後、のうちの1つが含まれる、
項目19に記載の方法。
(項目21)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
LTE PC5ロジカルチャネルアイデンティティとNRエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネル優先度とNRエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネル優先度とNRエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、およびLTE PC5ロジカルチャネルアイデンティティとNRエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5ロジカルチャネルとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
LTE PPPP値とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング構成、LTE PPPP値とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPPフローとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
LTE PPPP値とNRエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング構成のうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPPフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング構成、および
LTE PC5 PPPP値とNRエアー・インタフェース5QIとのマッピングテーブルのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPP値とNRエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング構成、のうちの1つが含まれる、
項目13、19または20に記載の方法。
(項目22)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、前記多対一マッピングには、
前記第1通信ノードの上りトラフィックフローテンプレートTFTおよびDRB構成に基づき、少なくとも2つの前記第2通信ノードのIPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 DRBまたはLTEエアー・インタフェースDRBのマッピング関係に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースエボリューションパケットシステムEPSベアラとのマッピング関係、およびLTEエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態と、のうちの1つが含まれる、
項目3に記載の方法。
(項目23)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、第5プリセットマッピング形態によって、予め取得したNR PC5 QoS情報をLTEエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする、
項目22に記載の方法。
(項目24)
前記第5プリセットマッピング形態には、
NR PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じLTEエアー・インタフェース5QIとしてマッピングすることと、
前記全く同じLTEエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準LTEサービス品質分類アイデンティティQCIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近いQCI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値をPC5 QoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値として設定することとが含まれる、
項目23に記載の方法。
(項目25)
前記予め取得したPC5 PPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
前記NRエアー・インタフェースQoS情報に基づき、前記第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を前記第3通信ノードに送信すること、または、
現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたNRエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を前記第3通信ノードに送信することをさらに含む、
項目21に記載の方法。
(項目26)
前記第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信することをさらに含む、
項目22に記載の方法。
(項目27)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、前記PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
NR PC5 QoSとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピングと、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピングと、NR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピングと、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピングとのうちの1つが含まれる、
項目26に記載の方法。
(項目28)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第3通信ノードが前記第1通信ノードのために前記PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
前記第1通信ノードがPDUセッション接続要求またはベアラリソース修正要求を送信した後に、
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがPC5 RRC接続を確立した後に、前記第1通信ノードが、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、およびRLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRB情報を報告する時点、および
前記第1通信ノードがSUIを前記第3通信ノードに送信した後、のうちの1つが含まれる、
項目27に記載の方法。
(項目29)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
PC5 QFIとエアー・インタフェースEPSベアラアイデンティティとのマッピング、およびエアー・インタフェースQoSフローのQCIを全く同じPC5 PQIとしてマッピングすることと、
前記全く同じエアー・インタフェースQCIがPQIとマッチングしない場合、標準QCIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近いQCI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値を直接的にPC5 QoS情報におけるGFBR値およびMFBR値として設定することと、
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じエアー・インタフェースQCIとしてマッピングすることと、
前記全く同じエアー・インタフェースQCIがPQIとマッチングしない場合、標準PQIリストにおけるQCIで示されるQoS属性に最も近いPQI値を選択することと、
PC5 QoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値を直接的にUu QoS情報におけるGFBR値およびMFBR値として設定することとのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoS情報とLTEエアー・インタフェースQoS情報とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング構成、
PC5 PFIとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、およびPC5 PQIとエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、NR PC5ロジカルチャネルアイデンティティとLTEエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、および
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースEPSベアラQCIとのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースEPSベアラアイデンティティとのマッピング、およびPC5ロジカルチャネルとエアー・インタフェースEPSベアラQCIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含む、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング構成、のうちの少なくとも1つが含まれる、
項目22、27または28に記載の方法。
(項目30)
前記第2通信ノードのエアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質に故障が発生した場合、前記第2通信ノードのスイッチング形態には、
エアー・インタフェース接続から中継接続へのスイッチング、中継接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチング、および1番目の第1通信ノード接続から2番目の第1通信ノード接続へのスイッチング、のうちの1つが含まれる、
項目1に記載の方法。
(項目31)
前記第2通信ノードのスイッチング形態が前記エアー・インタフェース接続から前記中継接続へのスイッチングの場合、前記第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
前記第2通信ノードにおける処理されていないIPデータを、直接的に中継リンクにスイッチングして伝送する接続形態と、
前記第2通信ノードにおけるエアー・インタフェースQoSフローにマッピングされたIPデータに対して、前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5 QoSフローへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングする、或いは、前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5 DRBへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 DRBとしてマッピングする接続形態と、
前記第2通信ノードにおけるエアー・インタフェースDRBにマッピングされたIPデータに対して、エアー・インタフェースパケットデータ統合プロトコルPDCPに基づいて前記IPデータを復号し、前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースDRBからPC5 DRBへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースDRBをPC5 DRBとしてマッピングする接続形態と、のうちの1つが含まれる、
項目30に記載の方法。
(項目32)
前記第2通信ノードのスイッチング形態が前記中継接続から前記エアー・インタフェース接続へのスイッチングの場合、前記第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
前記第2通信ノードにおける処理されていないIPデータを直接的にエアー・インタフェースリンクにスイッチングして伝送する接続形態と、
前記第2通信ノードにおけるPC5 QoSフローにマッピングされたIPデータに対して、前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからC5 QoSフローへのマッピング構成に基づき、PC5 QoSフローをエアー・インタフェースQoSフローとしてマッピングする、或いは、前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローからエアー・インタフェースDRBへのマッピング構成に基づき、PC5 QoSフローをエアー・インタフェースDRBとしてマッピングする接続形態と、
前記第2通信ノードにおけるPC5 DRBにマッピングされたIPデータに対して、PC5 PDCPに基づいて前記IPデータを復号し、前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 DRBからエアー・インタフェースDRBへのマッピング構成に基づき、PC5 DRBをエアー・インタフェースDRBとしてマッピングする接続形態とのうちの1つが含まれる、
項目30に記載の方法。
(項目33)
前記第2通信ノードのスイッチング形態が前記1番目の第1通信ノードから前記2番目の第1通信ノードへのスイッチングの場合、前記第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
前記第2通信ノードから前記1番目の第1通信ノードに送信されたIPデータおよびPC5 QoSフローデータを前記2番目の第1通信ノードに転送する接続形態と、
前記1番目の第1通信ノードと確立されたPC5 DRBにマッピングされたIPデータに対して、前記2番目の第1通信ノードと確立されたPDCPレイヤに応じて復号し、前記PDCPレイヤで復号したIPデータを前記2番目の第1通信ノードと確立されたロジカルチャネル優先度が同じPC5 DRBにマッピングする接続形態と、
前記1番目の第1通信ノードにバッファリングされたIPデータに対して、継続して前記1番目の第1通信ノードにより上り伝送を完成する接続形態と、のうちの1つが含まれる、
項目30に記載の方法。
(項目34)
前記第2通信ノードのエアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質に故障が発生した場合、リンクスイッチングポリシーには、
前記第3通信ノードによってリンクスイッチングルールまたは測定構成を設定することと、
前記第3通信ノードによってリンクスイッチングルールを設定または予め設定することと、のうちの1つが含まれる、
項目30に記載の方法。
(項目35)
前記第2通信ノードのスイッチング形態が前記エアー・インタフェース接続から前記中継接続へのスイッチングの場合、前記リンクスイッチングルールには、
エアー・インタフェースリンク品質閾値、トラフィックタイプおよびPC5インタフェースリンク品質閾値のうちの少なくとも1つが含まれ、
前記測定構成には、エアー・インタフェース測定構成および中継測定構成が含まれる、
項目34に記載の方法。
(項目36)
前記第2通信ノードのスイッチング形態が前記中継接続から前記エアー・インタフェース接続へのスイッチングの場合、前記リンクスイッチングルールには、
エアー・インタフェースリンク品質閾値、PC5インタフェースリンク品質閾値、第1通信ノードのエアー・インタフェースリンク品質閾値、PC5インタフェースリソースプールチャネルビジー率CBR閾値およびトラフィックタイプまたはトラフィックニーズのうちの少なくとも1つが含まれる、
項目34に記載の方法。
(項目37)
第1通信ノードに用いられる通信方法であって、
第3通信ノードから送信された下りデータを受信することと、
前記下りデータにおけるインターネットプロトコルIPアドレスに基づいて所属する第2通信ノードを確定することと、
第2プリセットマッピング形態に従って前記下りデータをサイドリンクインタフェースPC5データとしてマッピングし、前記PC5データを所属する第2通信ノードに伝送することと、を含む、
通信方法。
(項目38)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとが新無線サイドリンクインタフェースNR
PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
前記第1通信ノードから導出されたサービス品質QoSルールおよび前記第3通信ノードによって設定されたサイドリンクインタフェースデータ無線ベアラPC5 DRB構成に基づき、前記下りデータをPC5 DRBにマッピングすることと、
PC5 DRBが双方向ベアラの場合、上りPC5 DRBからエアー・インタフェースDRBへのマッピング関係に基づいて逆方向マッピングを行うことと、
前記第3通信ノードによって設定されたNR Uu QoSフローからPC5 QoSフローへのマッピング関係およびPC5 DRB構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングして、PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR Uu QoSフローからPC5 DRBへのマッピング関係に基づき、前記下りデータをPC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースDRBとPC5 DRBとのマッピング関係に基づき、前記下りデータをPC5 DRBにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる、
項目37に記載の方法。
(項目39)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがロングタームエボリューションLTE PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースDRBとLTE PC5ロジカルチャネルとのマッピング関係に基づき、前記第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースDRBとLTE PC5近隣サービスパケット優先度PPPP値とのマッピング関係に基づき、前記第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースQoSフローとLTE PC5 PPPPデータフローとのマッピング関係に基づき、前記第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる、
項目37に記載の方法。
(項目40)
前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
前記第1通信ノードから導出されたQoSルールおよび前記第3通信ノードによって設定されたPC5 DRB構成に基づき、前記下りデータをNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースDRBとNR PC5 DRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースDRBとNR PC5 QoS flowとのマッピング関係、前記IPデータをNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースエボリューションパケットシステムEPSベアラとNR PC5 QoSフローとのマッピング関係、およびLTEエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる、
項目37に記載の方法。
(項目41)
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成されたメモリと、
1つまたは複数のプロセッサとを備えるデバイスであって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサに実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、項目1~40のいずれか一項に記載の方法を実現する、
デバイス。
(項目42)
コンピュータープログラムが記憶されている記憶媒体であって、
前記コンピュータープログラムがプロセッサに実行されると、項目1~40のいずれか一項に記載の方法を実現する、
記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本願の実施例に係る通信方法のフローチャートである。
図2】本願の実施例に係る別の通信方法のフローチャートである。
図3】本願の実施例に係るユーザプレーンプロトコルスタックの表示模式図である。
図4】本願の実施例に係る中継UEが遠隔UEにデータを転送する時の、エアー・インタフェースデータ転送ベアラ確立手順の模式図である。
図5】本願の実施例に係る別のユーザプレーンプロトコルスタックの表示模式図である。
図6】本願の実施例に係る別の中継UEが遠隔UEにデータを転送する時の、エアー・インタフェースデータ転送ベアラ確立手順の模式図である。
図7】本願の実施例に係るさらに別のユーザプレーンプロトコルスタックの表示模式図である。
図8】本願の実施例に係るさらに別の中継UEが遠隔UEにデータを転送する時の、エアー・インタフェースデータ転送ベアラ確立手順の模式図である。
図9】本願の実施例に係る通信装置の構造ブロック図である。
図10】本願の実施例に係る別の通信装置の構造ブロック図である。
図11】本願の実施例に係るデバイスの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下は、図面を結び付けて本願の実施例について説明する。
【0011】
公共の安全、ソーシャルネットワーク、近距離のデータ共有、ローカル広告などの適用シーンによれば、人々が近傍の人や物を了解してそれらと通信することに対するニーズが徐々に増加している。基地局を中心とするセルラーネットワークは、高データレート及び近隣サービスのサポートの点で明らかな制約性が存在するので、このようなニーズの背景下で、デバイスツウデバイス(Device-to-Device、D2D)通信技術が現れてきた。D2D技術が用いられることにより、セルラーネットワークの負荷を軽減させ、ユーザデバイスの電池の消費電力を低下させ、データレートを向上させ、ネットワーク・インフラストラクチャのロバストを改善することができ、上記高データレートトラフィックおよび近隣サービスの要求をよく満たすことができる。D2D技術は、近隣サービス(Proximity Services、ProSe)、および片側/サイドリンク/ダイレクトリンク(Side Link、SL)通信とも呼ばれ、デバイスとデバイスとの間のインタフェースがPC5インタフェースである。
【0012】
カバレッジがより広いネットワーク通信をサポートすることができるように、SideLinkに基づく中継(relay)通信技術が広く注目されている。通信対象から見れば、SideLink通信技術は、以下のように分けられてもよい。
【0013】
1)ユーザデバイス-ネットワーク中継(UE-to-Network relay):このような通信技術は、基地局がカバーできないか、または基地局のカバー能力が弱い地域でUEにデータ中継機能を提供することをサポートする。そのうち、基地局と通信するニーズがあるが、直接的に基地局に接続できないUEは、遠隔UE(remote UE)と呼ばれ、遠隔UEに中継機能を提供するUEは、中継UE(relay UE)と呼ばれる。
【0014】
2)ユーザデバイス-ユーザデバイス中継(UE-to-UE realy):このような通信技術は、通信ニーズがある2つのUEが直接的な通信能力または直接的な通信条件を有しない前提で、他のサポートUEによって支援してUE間の通信を完成することをサポートする。そのうち、通信ニーズがあるUEは、遠隔UEと呼ばれ、遠隔UEに中継機能を提供するUEは、中継UEと呼ばれる。
【0015】
中継技術の実現から見れば、SideLink relay通信技術は、以下のように分けられてもよい。
【0016】
1)インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)レイヤ(Layer-3 based、レイヤ3)に基づく中継技術:即ち、中継UEは、データパックのIP情報(たとえば、IPアドレスおよびポート番号)に基づき、データの転送を完成し、遠隔UEは、基地局(gNB)と無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続を確立せず、コアネットワークと接続も確立しない。
【0017】
2)アクセスレイヤ(Layer2-based、レイヤ2)に基づく中継技術:即ち、遠隔UEは、中継UEによってgNBおよびコアネットワークと接続を確立し、遠隔UEは、中継UEとgNBとの間のベアラデータを転送する。
【0018】
実際の通信過程では、Layer3-based relayの実現がシンプルであるが、信頼性および安全性がよくなく、Layer2-based relayの実現が複雑であるが、信頼性および安全性に対するサポートがLayer-3 based relayよりも強いので、遠隔UEに対してモビリティおよび安全性のサポートを効果的に行うことができる。5G NRシステムにおいて、まだ成熟したrelay通信技術が存在していない。これに鑑み、本願は、5G NRシステムにおけるサイドリンク中継通信を効果的に実現する通信方法を提供する。
【0019】
一実施例において、図1は、本願の実施例に係る通信方法のフローチャートである。図1に示すように、本実施例は、第1通信ノードに用いられ、上りデータの伝送に用いられる。例示的には、第1通信ノードは、中継UEであってもよい。図1に示すように、本実施例は、S110~S120を含む。
【0020】
S110:第2通信ノードから送信されたIPデータを受信する。
【0021】
S120:第1プリセットマッピング形態に従ってIPデータを中継ベアラにマッピングし、第3通信ノードに伝送する。
【0022】
実施例において、第2通信ノードが基地局と通信する過程で、第2通信ノードのモビリティおよびネットワーク環境のダイナミックのため、第2通信ノードに、エアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質が悪くなる状況が現れる恐れがある。その際に、第1通信ノードを第2通信ノードと第3通信ノードとの間の中継ノードとすることにより、第2通信ノードと第3通信ノードとの間の伝送データを転送することができる。一実施例において、第1通信ノードが第2通信ノードから送信されたIPデータを受信した後に、予め設定された第1プリセットマッピング形態に従ってIPデータを中継ベアラにマッピングして、第3通信ノードに伝送することができる。
【0023】
一実施例において、第1通信ノードが前記IPデータのために選択したPDUセッションには、
IPデータのために独立したプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)セッションを確立し、PDUセッションに対応するデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)においてIPデータを伝送することと、
第1通信ノード自身のPDUセッションでIPデータを伝送することと、のうちの1つが含まれる。
【0024】
一実施例において、少なくとも2つの第2通信ノードが同一の第1通信ノードに接続されている状況について、第1プリセットマッピング形態には、一対一マッピング、および多対一マッピングのうちの1つが含まれる。
【0025】
そのうち、一対一マッピングは、異なる第2通信ノードのIPデータをそれぞれ異なる中継エアー・インタフェースDRBによって送信することを指示するために用いられる。多対一マッピングは、少なくとも2つの第2通信ノードのIPデータを同一の中継エアー・インタフェースDRBにマッピングして送信することを指示するために用いられる。
【0026】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとが新無線サイドリンクインタフェース(NR PC5)で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、多対一マッピングには、
第1通信ノードのエアー・インタフェースサービス品質(Quality of service、QoS)ルールおよびDRB構成に基づき、第2通信ノードのIPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 DRBとエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング関係、およびNRエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、および
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、のうちの1つが含まれる。
【0027】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとが新無線サイドリンクインタフェースNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第2通信ノードから送信されたIPデータを受信する前、さらに以下を含む。
【0028】
第2通信ノードの中継接続要求および/またはPC5ユニキャスト接続要求を受信する。
【0029】
第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づいてエアー・インタフェースDRBと下りPC5 DRB、および上り・下りデータのマッピングを確立する。実施例において、第2通信ノードの中継接続要求および/またはPC5ユニキャスト接続要求を受信した後に、第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づいてエアー・インタフェースDRBおよび下りPC5 DRBを確立する前に、中継接続要求およびPC5ユニキャスト接続要求におけるQoS情報を第3通信ノードに送信することができる。
【0030】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第1通信ノードと第2通信ノードとがレイヤ2リンク接続を確立している過程で、第3プリセットマッピング形態によって、予め取得したPC5QoS情報をエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする。
【0031】
一実施例において、第3プリセットマッピング形態には、
PC5 QoSフローにおけるPC5インタフェース上の5QI(PC5 5QI、PQI)を、全く同じエアー・インタフェース5Gサービス品質アイデンティティ(5Gサービス品質アイデンティティ、5QI)としてマッピングすることと、
全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準5QIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近い5QI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおける保証ストリームビットレート(Guarantee Flow Bit Rate、GFBR)値および最大ストリームビットレート(Maximum Flow Bit Rate、MFBR)値を、PC5 QoSフローにおけるGFBRおよびMFBR値として設定することと、が含まれる。
【0032】
一実施例において、予め取得したPC5 QoS情報をエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
エアー・インタフェースQoSフローに基づき、第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を第3通信ノードに送信する、
或いは、現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を第3通信ノードに送信することをさらに含む。
【0033】
一実施例において、通信方法は、第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRBまたはPC5 DRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信することをさらに含む。
【0034】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、PC5 QoSフローとエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング、PC5 DRBとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 QoSフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 DRBとエアー・インタフェースQoSフローとのマッピングのうちの1つが含まれる。
【0035】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第3通信ノードが第1通信ノードのためにPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
第1通信ノードがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後に、
第1通信ノードと第2通信ノードとがPC5 RRC接続を確立した後に、第1通信ノードが、ベアラアイデンティティ、無線リンクレイヤ制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)モード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むPC5 DRB情報を報告する時点、および
第1通信ノードがサイドリンクUE情報(SideLink UE information、SUI)を第3通信ノードに送信した後のうちの1つが含まれる。
【0036】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
エアー・インタフェースQoSフローにおける5QIを全く同じPC5 PQIとしてマッピングすることと、
前記全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準5QIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近い5QI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にPC5 QoS情報におけるGFBR、MFBRとして設定することと、
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じエアー・インタフェース5QIとしてマッピングすることと、
前記全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準PQIリストにおける5QIで示されるQoS属性に最も近いPQI値を選択することと、
PC5 QoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にUu QoS InfoにおけるGFBR、MFBRとして設定することと、のうちの少なくとも1つを含むPC5 QoS情報とエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング、およびサービス品質フローアイデンティティ(QoS flow identifier、QFI)とPC5フローアイデンティティ(PC5 Flow Identifier、PFI)とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング構成、
PC5 PFIとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、PC5ロジカルチャネルアイデンティティとエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、および
PC5DRBアイデンティティとUu QFIとのマッピング、PC5 DRB優先度とUu 5QIとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とUu 5QIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとNR Uu QoSフローとのマッピング構成、のうちの1つが含まれる。
【0037】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、多対一マッピングには、
第1通信ノードのエアー・インタフェース上りQoSルールおよびDRB構成に基づき、第2通信ノードのIPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTE PC5ロジカルチャネルとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、IPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
受信した第2通信ノードのPC5データの近隣サービスパケット優先度(ProSe Per Packet Priority、PPPP)、第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPPと5QIとのマッピング関係、およびNRエアー・インタフェースDRB構成に基づき、第2通信ノードのIPデータをエアー・インタフェースQoSフローにマッピングして、中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
受信した第2通信ノードのPC5データのPPPP値、および第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPP値とNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0038】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2通信ノードから送信されたインターネットプロトコルIPデータを受信する前、さらに以下を含む。
【0039】
第2通信ノードの中継接続要求および/またはPC5ユニキャスト接続要求を受信する。
【0040】
前記中継接続要求により確立された中継接続および前記PC5ユニキャスト接続要求により確立されたPC5ユニキャスト接続におけるQoS情報を前記第3通信ノードに送信する。
【0041】
前記第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づいてエアー・インタフェースDRB、および上り・下りデータのマッピングを確立する。実施例において、第2通信ノードの中継接続要求および/またはPC5ユニキャスト接続要求を受信した後に、前記第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づいてエアー・インタフェースDRBを確立する前に、前記中継接続要求により確立された中継接続および前記PC5ユニキャスト接続要求により確立されたPC5ユニキャスト接続におけるQoS情報を前記第3通信ノードに送信することができる。
【0042】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第1通信ノードと第2通信ノードとがレイヤ2リンク接続を確立している過程で、第4プリセットマッピング形態によって、予め取得したPPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする。
【0043】
一実施例において、第4プリセットマッピング形態には、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPP-5QIマッピングテーブルに基づくことが含まれる。
【0044】
一実施例において、前記予め取得したPC5 PPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
前記エアー・インタフェースQoS情報に基づき、前記第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を前記第3通信ノードに送信する、
或いは、現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を前記第3通信ノードに送信すること、をさらに含む。
【0045】
一実施例において、通信方法は、前記第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信することをさらに含む。
【0046】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、PC5ロジカルチャネルとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 PPPPデータフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 PPPPデータフローとUu QoSフローとのマッピングのうちの1つが含まれる。
【0047】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第3通信ノードが第1通信ノードのためにPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
第1通信ノードがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後に、
第1通信ノードと第2通信ノードとが中継接続を確立した後に、第1通信ノードがRLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むLTE PC5ロジカルチャネル情報を報告する時点、および
第1通信ノードがSUIを第3通信ノードに送信した後のうちの1つが含まれる。
【0048】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
LTE PC5ロジカルチャネルアイデンティティとNRエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネル優先度とNRエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネル優先度とNRエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネルアイデンティティとNRエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5ロジカルチャネルとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
LTE PPPP値とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング構成、LTE PPPP値とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPPフローとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
LTE PPPP値とNRエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング構成のうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPPフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング構成、および
LTE PC5 PPPP値とNRエアー・インタフェース5QIとのマッピングテーブルのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPP値とNRエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング構成のうちの1つが含まれる。
【0049】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、多対一マッピングには、
第1通信ノードの上りトラフィックフローテンプレート(Traffic Flow Template、TFT)およびDRB構成に基づき、少なくとも2つの第2通信ノードのIPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 DRBまたはLTEエアー・インタフェースDRBのマッピング関係に基づき、IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、および
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースエボリューションパケットシステム(Evolved Packet System、EPS)ベアラとのマッピング関係、およびLTEエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、のうちの1つが含まれる。
【0050】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、第5プリセットマッピング形態によって、予め取得したNR PC5 QoS情報をLTEエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする。
【0051】
一実施例において、第5プリセットマッピング形態には、
NR PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じLTEエアー・インタフェース5QIとしてマッピングすることと、
全く同じLTEエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準LTEサービス品質分類アイデンティティ(Quality of Service Class Identifier、QCI)リストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近いQCI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値をPC5 QoSフローにおけるGFBRおよびMFBR値として設定することとが含まれる。
【0052】
一実施例において、前記予め取得したPC5 PPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
前記エアー・インタフェースQoS情報に基づき、前記第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を前記第3通信ノードに送信する、
或いは、現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を前記第3通信ノードに送信すること、をさらに含む。
【0053】
一実施例において、通信方法は、前記第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信することをさらに含む。
【0054】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、NR PC5 QoSとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング、NR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピングのうちの1つが含まれる。
【0055】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、第3通信ノードが第1通信ノードのためにPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
第1通信ノードがPDUセッション接続要求またはベアラリソース修正要求を送信した後に、
第1通信ノードと第2通信ノードとがPC5無線リソース制御RRC接続を確立した後に、第1通信ノードが、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRB情報を報告する時点、および
第1通信ノードがSUIを第3通信ノードに送信した後のうちの1つが含まれる。
【0056】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
エアー・インタフェースQoSフローのQCIを全く同じPC5 PQIとしてマッピングすること、
前記全く同じエアー・インタフェースQCIがPQIとマッチングしない場合、標準QCIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近いQCI値を選択すること、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にPC5 QoS InfoにおけるGFBR、MFBRとして設定すること、
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じエアー・インタフェースQCIとしてマッピングすること、
前記全く同じエアー・インタフェースQCIがPQIとマッチングしない場合、標準PQIリストにおけるQCIで示されるQoS属性に最も近いPQI値を選択すること、
PC5 QoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にUu QoS InfoにおけるGFBR、MFBRとして設定することのうちの少なくとも1つを含むPC5 QoS Infoとエアー・インタフェースQoS Infoとのマッピング、およびNR PC5 QoS InfoとLTEエアー・インタフェースQoS Infoとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング構成、
PC5 PFIとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、NR PC5ロジカルチャネルアイデンティティとLTEエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、および
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースEPSベアラQCIとのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースEPSベアラアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネルとエアー・インタフェースEPSベアラQCIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング構成、のうちの1つが含まれる。
【0057】
一実施例において、第2通信ノードのエアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質に故障が発生した場合、第2通信ノードのスイッチング形態には、エアー・インタフェース接続から中継接続へのスイッチング、中継接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチング、1番目の第1通信ノード接続から2番目の第1通信ノード接続へのスイッチングのうちの1つが含まれる。
【0058】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態がエアー・インタフェース接続から中継接続へのスイッチングの場合、第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
第2通信ノードにおける処理されていないIPデータを中継リンクにスイッチングして伝送する接続形態、
第2通信ノードにおけるエアー・インタフェースQoSフローにマッピングされたIPデータに対して、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5 QoSフローへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングする、或いは、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5 DRBへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 DRBとしてマッピングする接続形態、および
第2通信ノードにおけるエアー・インタフェースDRBにマッピングされたIPデータに対して、エアー・インタフェースパケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)に基づいてIPデータを復号し、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースDRBからPC5 DRBへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースDRBをPC5 DRBとしてマッピングする接続形態、のうちの1つが含まれる。
【0059】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態が中継接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチングの場合、第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
第2通信ノードにおける処理されていないIPデータを直接的にエアー・インタフェースリンクにスイッチングして伝送する接続形態、
第2通信ノードにおけるPC5 QoSフローにマッピングされたIPデータに対して、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5 QoSフローへのマッピング構成に基づき、PC5 QoSフローをエアー・インタフェースQoSフローとしてマッピングする、或いは、第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローからエアー・インタフェースDRBへのマッピング構成に基づき、PC5 QoSフローをエアー・インタフェースDRBとしてマッピングする接続形態、および
第2通信ノードにおけるPC5 DRBにマッピングされたIPデータに対して、PC5 PDCPに基づいてIPデータを復号し、第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 DRBからエアー・インタフェースDRBへのマッピング構成に基づき、PC5 DRBをエアー・インタフェースDRBとしてマッピングする接続形態、のうちの1つが含まれる。
【0060】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態が1番目の第1通信ノードから2番目の第1通信ノードへのスイッチングの場合、第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
第2通信ノードから1番目の第1通信ノードに送信されたIPデータおよびPC5 QoSフローデータを2番目の第1通信ノードに転送する接続形態、
1番目の第1通信ノードと確立されたPC5 DRBにマッピングされたIPデータに対して、2番目の第1通信ノードと確立されたPDCPレイヤに応じて復号し、2番目の第1通信ノードと確立されたロジカルチャネル優先度が同じPC5 DRBにマッピングする接続形態、および
1番目の第1通信ノードにバッファリングされたIPデータに対して、継続して1番目の第1通信ノードにより上り伝送を完成する接続形態、のうちの1つが含まれる。
【0061】
一実施例において、第2通信ノードのエアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質に故障が発生した場合、リンクスイッチングポリシーには、
第3通信ノードによってリンクスイッチングルールまたは測定構成を設定することと、
第3通信ノードによってリンクスイッチングルールを設定または予め設定することとのうちの1つが含まれる。
【0062】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態がエアー・インタフェース接続から中継接続へのスイッチングの場合、リンクスイッチングルールには、
エアー・インタフェースリンク品質閾値、トラフィックタイプ、PC5インタフェースリンク品質閾値のうちの少なくとも1つが含まれ、
測定構成には、エアー・インタフェース測定構成および中継測定構成が含まれる。
【0063】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態が中継接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチングの場合、リンクスイッチングルールには、
エアー・インタフェースリンク品質閾値、PC5インタフェースリンク品質閾値;第1通信ノードエアー・インタフェースリンク品質閾値、PC5インタフェースリソースプールチャネルビジー率(Channel Busy Ratio、CBR)閾値、トラフィックタイプ/トラフィックニーズのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0064】
図2は、本願の実施例に係る別の通信方法のフローチャートである。本実施例は、第2通信ノードに用いられ、下りデータの伝送に用いられる。図2に示すように、本実施例は、S201~S203を含む。
【0065】
S201:第3通信ノードから送信された下りデータを受信する。
【0066】
S202:前記下りデータにおけるIPアドレスに基づいて所属する第2通信ノードを確定する。
【0067】
S203:第2プリセットマッピング形態に従って前記下りデータをPC5データとしてマッピングし、所属する第2通信ノードに伝送する。
【0068】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
第1通信ノードから導出されたQoSルールおよび前記第3通信ノードによって設定されたPC5 DRB構成に基づき、前記下りデータを対応するPC5 DRBにマッピングすることと、
PC5 DRBが双方向ベアラの場合、上りPC5 DRBからエアー・インタフェースDRBへのマッピング関係に基づいて逆方向マッピングを行うことと、
前記第3通信ノードによって設定されたNR Uu QoSフローからPC5 QoSフローへのマッピング関係およびPC5 DRB構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングして、PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR Uu QoSフローからPC5 DRBへのマッピング関係に基づき、前記下りデータをPC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースDRBとPC5 DRBとのマッピング関係、前記下りデータをPC5 DRBにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる。
【0069】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースDRBとLTE PC5ロジカルチャネルとのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースDRBとLTE PC5 PPPP値とのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースQoSフローとLTE PC5 PPPPデータフローとのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる。
【0070】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
第1通信ノードから導出されたQoSルールおよび前記第3通信ノードによって設定されたPC5 DRB構成に基づき、前記下りデータを対応するNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースDRBとNR PC5 DRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースDRBとNR PC5 QoS flowとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースEPSベアラとNR PC5 QoSフローとのマッピング関係、およびLTEエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる。
【0071】
なお、本願において、第1通信ノードの間に係る上り伝送、上り、上りデータなどとは、第2通信ノードが送信し、第1通信ノードが受信する過程を指す。対応的に、第1通信ノードと第2通信ノードとの間に係る下り伝送、下り、下りデータなどとは、第1通信ノードが送信し、第2通信ノードが受信する過程を指す。
【0072】
一実施形態において、L3 UE-to-Network中継データルーティングのシーンは、第1通信ノードと第2通信ノーとの間にNR PC5が用いられ、第1通信ノードと第3通信ノードとの間にNRエアー・インタフェース(Uu)が用いられる。例示的には、第1通信ノードは、中継UE、第2通信ノードは、遠隔UE、第3通信ノードは、基地局である。
【0073】
L3 UE-to-Network relayに対して、遠隔UEと基地局との間にRRC接続が確立されない。つまり、基地局が遠隔UEを識別せず、遠隔UEコンテキストを保存せず、コアネットワークが遠隔UEを識別せず、遠隔UEに対してPDUセッション(session)を確立しメンテナンスしない。遠隔UEのIPデータパックをPC5ユニキャスト接続によって中継UEに送信し、中継UEは、遠隔UEのIPデータパックを中継UE自身のエアー・インタフェースベアラによって基地局に送信し、基地局は、中継UEのPDUセッションによってデータを5Gコアネットワーク(5G Core、5GC)に伝送する。
【0074】
L3 UE-to-Network relayに対して、遠隔UEと基地局との間に接続が確立されないため、中継UEは、制御プレーンデータの転送を実行する必要がなく、中継UEと遠隔UEとの間にSideLink制御プレーンプロトコルスタックが用いられ、中継UEと基地局との間にNRエアー・インタフェースプロトコルスタックが用いられる。図3は、本願の実施例に係るユーザプレーンプロトコルスタックの表示模式図である。図3に示すように、該ユーザプレーンプロトコルスタックは、L3 UE-to-Network relayのユーザプレーンプロトコルスタックである。
【0075】
上りユーザプレーンデータルーティングを行う場合、ステップ1~ステップ4を含む。
【0076】
ステップ1:遠隔UEは、アプリケーションレイヤからのIPデータパックを受信し、自身から導出されたQoS処理ルールおよびPC5ユニキャストベアラ構成によってIPデータパックを中継UEに伝送する。
【0077】
中継UEがデータパックを受信した後に、中継UE自身までに終端されたデータであるか、転送の必要があるデータであるかを区別することができるように、以下の形態で確定することができる。
【0078】
形態1:遠隔UEと中継UEとがRRCシグナリングによってPC5ユニキャストベアラまたはロジカルチャネルを交渉して確立し、遠隔UEのデータを転送するために専用される。オプションとして、PC5 DRBアイデンティティまたはロジカルチャネルアイデンティティ(Logical Channel ID、LCID)の形態によって定義されてもよい。
【0079】
形態2:遠隔UEがgNBに送信するデータ、および中継UEに送信するデータには、異なるSRC ID(即ち、ソースID)およびDST ID(即ち、目的ID)が用いられる。中継UEは、媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)サブヘッダー(subheader)に含まれるIDで示されることにより、自身に送信するデータであるか、中継の必要があるデータであるかを区別することができる。
【0080】
ステップ2:中継UEは、遠隔UEから送信されたIPデータパックを受信して解析し、MACサブヘッダーにおけるID、または交渉したロジカルチャネル/ベアラによって該IPデータパックをgNBに中継して転送する必要があるか否かを判断する。中継転送の必要があるデータであれば、中継UEは、遠隔UEデータパックのIP情報を読み取り、ネットワークアドレス変換(Network Address Translation、NAT)機能を使用して対応する遠隔UEデータパックのIPヘッダーを修正して転送する。
【0081】
ステップ3:中継UEは、転送の必要があるIPデータパックを、基地局との間の中継エアー・インタフェースベアラにマッピングして基地局に伝送する。例示的には、以下のマッピング形態のうちの1つが含まれる。
【0082】
マッピング形態1:中継UEは、中継転送の必要があるデータのために独立したPDUセッションを確立し、該PDUセッションに対応するDRBで遠隔UEのデータを伝送する。
【0083】
マッピング形態2:中継UEは、自身のPDUセッションを用いて遠隔UEのデータを伝送する。
【0084】
上記2種のマッピング形態に加えて、複数の遠隔UEが同一の中継UEに接続されている場合、中継UEは、以下の2種のマッピング形態を選択してもよい。
【0085】
マッピング形態1:一対一マッピングであって、異なる遠隔UEのIPデータがそれぞれ異なるエアー・インタフェースDRBで送信される。
【0086】
マッピング形態2:多対一マッピングであって、複数の遠隔UEの類似するQoSのIPデータパックが同一のUu DRBにマッピングされて送信される。
【0087】
多対一マッピングには、以下の形態の1つが含まれる。
【0088】
形態1:中継UEは、IPデータパックの由来する遠隔UEを区別せず、複数の遠隔UEのIPデータパックを中継UEのUu QoSルールおよびDRB構成に基づいてUu DRBにマッピングする。
【0089】
形態2:中継UEは、基地局によって設定または予め設定されたPC5 DRBとUu DRBとのマッピング関係(たとえば、ベアラアイデンティティに基づくマッピング、またはベアラ/ロジカルチャネル優先度に基づくマッピング)に基づき、転送されたIPデータをUu DRBにマッピングする。
【0090】
形態3:中継UEは、PC5 DRBのロジカルチャネルまたはベアラ優先度に基づき、ロジカルチャネル優先度が同じrelay Uu DRBにマッピングする。
【0091】
形態4:中継UEは、受信された遠隔UE PC5データのPQI、および基地局によって設定または予め設定されたPQIと5QIとのマッピング関係に基づき、PC5 QoSフローデータパックをUu QoSフローにマッピングし、さらにUu DRB構成に基づき、IPデータを対応するrelay Uu DRBによって基地局に伝送する。
【0092】
ステップ4:基地局は、中継UEから転送された遠隔UEユーザプレーンデータを受信して、データパックを中継UEのPDUセッションのNGインタフェーストランスポートチャネルにマッピングしてコアネットワークエレメント(UPF)に送信する。
【0093】
下りユーザプレーンデータルーティングを行う場合、ステップ1~ステップ3を含む。
【0094】
Layer3-basedにおいて、基地局とコアネットワークとは、データ通信する過程で遠隔UEのデータを中継UEのデータとして処理転送する。基地局は、ユーザプレーン機能エンティティ(UPF)から中継UEに送信された下りデータを受信し、中継UEの下りデータを中継UEエアー・インタフェースベアラにマッピングする。中継UEは、自身に送信されたデータパックにおけるIP情報およびNATに基づき、該データパックが所属する遠隔UEを判断した後に、下りデータをPC5 DRBによって対応する遠隔UEに伝送する。
【0095】
ステップ1:中継UEは、基地局から送信された下りデータを受信し、下りデータにおけるIP情報を読み取り、記憶されたNAT情報に基づき、該データパックがどの遠隔UEに所属するかを判断した後に、データパックにおけるIPヘッダーを対応する遠隔UEのIP情報に読み替える。
【0096】
ステップ2:中継UEは、データパックをPC5ベアラにマッピングして遠隔UEに送信する。以下のマッピング形態の1つが含まれる。
【0097】
マッピング形態1:中継UEは、自身から導出されたQoSルール、および基地局によって設定されたPC5 DRB構成に基づき、遠隔UEのデータを対応するPC5 DRBにマッピングする。
【0098】
マッピング形態2:基地局によって設定された5QIからPQIへのマッピング関係およびPC5 DRB構成に基づき、Uu QoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングして、PC5 DRBにマッピングする。
【0099】
マッピング形態3:中継UEは、基地局によって設定または予め設定された5QI/QFIとPC5 DRBの優先度とのマッピング関係に基づき、遠隔UEデータパックをPC5 DRBにマッピングする。
【0100】
マッピング形態4:PC5 DRBが双方向ベアラであれば、上りPC5 DRBからUu DRBへのマッピング関係に基づいて逆方向マッピングを行うことができる。
【0101】
マッピング形態5:基地局によって設定または予め設定されたエアー・インタフェースDRBとPC5 DRBとのマッピング関係(たとえば、ベアラアイデンティティマッピング、またはベアラ/ロジカルチャネル優先度マッピング)に基づき、データパックをPC5 DRBにマッピングする。
【0102】
マッピング形態6:基地局によって設定されたまたは予め設定されたUu DRBベアラ優先度またはロジカルチャネル優先度に基づき、遠隔UEデータパックをベアラ/ロジカルチャネル優先度が同じPC5 DRBにマッピングする。
【0103】
ステップ3:遠隔UEは、PC5 DRBから下りデータを受信する。
【0104】
一実施形態において、L3 UE-to-Network中継データルーティングのシーンは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間にNR PC5が用いられ、第1通信ノードと第3通信ノードとの間にNR Uuが用いられる。例示的には、第1通信ノードは、中継UE、第2通信ノードは、遠隔UE、第3通信ノードは、基地局である。実施例において、上りデータおよび下りデータの伝送過程において、基地局が行う設定は、いずれも下記図4におけるステップである。
【0105】
Layer-3 based UE-to-network relayに対して、遠隔UEは、gNBとRRC 接続を確立する必要がなく、コアネットワークとPDUセッションを確立しない。遠隔UEは、まず、適当な中継UEを探して、それに対してIPデータの中継転送作動を行う。そして、RRC接続状態となった遠隔UEは、基地局の設定に基づいて上りSLベアラを確立し、RRCがアイドル/アクティブ(idle/inactive)の遠隔UEは、システムメッセージにおけるSLベアラ構成に基づいて上りSLベアラを確立する。カバーがないUEは、プリセット情報におけるSLベアラ構成に基づいて上りSLベアラを確立する。中継UEは、遠隔UEの中継要求およびPC5ユニキャスト接続要求を受信した後に、基地局に中継要求およびPC5ユニキャスト接続要求におけるQoS関連情報を報告し、基地局から送信された構成情報に基づいてエアー・インタフェースDRBおよび下りPC5 DRBを確立するとともに、基地局によって設定されたマッピング関係に基づいて遠隔UEのデータパックを転送する。
【0106】
図4は、本願の実施例に係る中継UEが遠隔UEにデータを転送する時の、エアー・インタフェースデータ転送ベアラ確立手順の模式図である。図4に示すように、本実施例における転送ベアラ確立手順は、S210~S2140を含む。
【0107】
S210:IPデータパックが到達する。
【0108】
S220:自身からQoS情報を導出する。
【0109】
S230、中継発見。
【0110】
S240:L2リンク確立過程。
【0111】
S250:PDUセッション確立要求、或いは、PDUセッション修正要求。
【0112】
S260:N2PDUセッション確立要求。
【0113】
S270:RRC再構成。
【0114】
S280:SL RRC再構成。
【0115】
S290:PC5ベアラ情報を報告する。
【0116】
S2100:RRC再構成。
【0117】
S2110:下り(Downlink、DL)データ。
【0118】
S2120:自身からQoS情報を導出する。
【0119】
S2130:SUI:QoS Profile。
【0120】
S2140:RRC再構成。
【0121】
実施例において、遠隔UEは、上位レイヤシグナリングによって中継UEとL2 link接続を確立する。そして、中継UEは、L2 link確立接続過程で取得したPC5 QoSフロー(たとえば、PQI、MFBRおよびGFBR)をUu QoSフローとしてマッピングする。例示的には、PC5 QoSフローをUu QoSフローとしてマッピングする形態は、以下を含む。
【0122】
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じUu 5QIとしてマッピングする。PQIとマッチングする全く同じUu 5QIがなければ、標準5QIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近い5QI値を選択する。Uu QoSフローにおけるGFBR、MFBR値を直接的にPC5 QoS infoにおけるGFBR、MFBR値として設定する。
【0123】
中継UEは、マッピングしたUu QoSフローに基づき、PDUセッション確立要求(PDU session establishment request)を送信して遠隔UEのために新たなPDUセッションを確立し、遠隔UEのデータパックを転送することに専用されるか、または、PDUセッション修正要求(PDU session modification request)を送信して既有のPDUセッションを修正する。そのうち、マッピングしたUu QoSフローが含まれる。コアネットワークは、PDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求におけるQoSに基づき、対応するPDUセッションを設定し、設定結果を基地局に通知し、基地局は、PDUセッション設定結果に基づいて対応する中継UEエアー・インタフェースDRBまたは中継UEの遠隔UE下りデータの転送に用いられるPC5 DRB、および中継UEの遠隔UE上り・下りデータの転送時のPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係(たとえば、PC5 QoS flowからUu QoS flowへのマッピング、PC5 DRBからUu DRBへのマッピング)を設定する。
【0124】
そのうち、基地局は、以下の時点で、中継UEに対してPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定することができる。
【0125】
時点1:図4におけるS250、S260およびS270に示すように、中継UEがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後。
【0126】
時点2:図4におけるS280、S290およびS2100に示すように、中継UEと遠隔UEとがPC5 RRC接続を確立した後に、中継UEがPC5 DRB情報を報告する時点。PC5 DRB情報には、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0127】
時点3:図4におけるS2110、S2120、S2130およびS2140に示すように、中継UEがSUIを基地局に送信した後。
【0128】
基地局は、中継UEに対してエアー・インタフェースデータ転送ベアラ(relay DRB)を設定する。エアー・インタフェースデータ転送ベアラ構成には、データ転送ベアラ指示、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネルグループアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、優先度保証ビットレート、バケットサイズ持続時間、RLC関連設定のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0129】
基地局は、中継UEに対してPC5 DRBを設定する。PC5 DRBは、下りPC5 DRB(中継UE送信、遠隔UE受信を指す)である。構成情報には、サイドリンクベアラ(Sidelink radio bearer、SLRB)の送信に必要な関連パラメータ、RLC確認モード(Acknowledged Mode、AM)モードまたは未確認モード(Unacknowledged Mode、UM)モード、他のRLCおよびロジカルチャネル関連構成情報が含まれる。
【0130】
実施例において、基地局は、中継UEが遠隔UE上り・下りデータを転送する時のPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定する。マッピング関係には、以下の1つが含まれる。
【0131】
マッピング関係1:NR PC5 QoS flowとNR Uu QoS flowとのマッピング構成。構成には、PC5 QoS infoとUu QoS infoとのマッピング、QFIとPFIとのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0132】
マッピング関係2:NR PC5 QoS flowとNR Uu DRBとのマッピング構成。構成には、PC5 PFIとUu DRBアイデンティティとのマッピング、PC5 5QIとUu DRB優先度とのマッピング、PC5 5QIとUuロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0133】
マッピング関係3:NR PC5 DRBとNR Uu DRBとのマッピング構成。構成には、PC5 DRB優先度とUu DRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとUu DRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とUuロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0134】
基地局は、RRC再構成メッセージによって上記構成情報を中継UEに送信する。
【0135】
一実施形態において、L3 UE-to-Network中継データルーティングのシーンは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間にLTE PC5が用いられ、第1通信ノードと第3通信ノードとの間にNRエアー・インタフェース(Uu)が用いられる。例示的には、第1通信ノードは、中継UE、第2通信ノードは、遠隔UE、第3通信ノードは、基地局である。
【0136】
実施例において、本実施例は、上記第1通信ノードと第2通信ノードとの間にNR PC5が用いられ、第1通信ノードと第3通信ノードとの間にNRエアー・インタフェースが用いられるという実施例と類似する。その相違点は、遠隔UEと中継UEとがLTE sidelinkで接続され、中継UEと基地局とがNRエアー・インタフェースで接続されることである。
【0137】
上りユーザプレーンデータルーティングを行う場合、ステップ1~ステップ4を含む。
【0138】
ステップ1:遠隔UEは、アプリケーションレイヤからのIPデータパックを受信し、upperから提供された近隣サービスパケット優先度(ProSe Per Packet Priority、PPPP)値に基づき、IPデータパックを対応するLTE PC5ロジカルチャネルに伝送する。
【0139】
中継UEがデータパックを受信した後に、中継UE自身までに終端されたデータであるか、転送の必要があるデータであるかを区別することができるように、以下の形態で確定することができる。
【0140】
形態1:遠隔UEと中継UEとが上位レイヤ(Upper layer)によってどのロジカルチャネルにおけるデータが遠隔UEのデータの転送に専用されるかを交渉する。オプションとして、LCIDの形態によって定義されてもよい。
【0141】
形態2:遠隔UEがgNBに送信するデータ、および中継UEに送信するデータには、異なるSRC IDおよびDST IDが用いられる。中継UEは、MACサブヘッダーに含まれるIDで示されることにより、自身に送信するデータであるか、中継の必要があるデータであるかを区別することができる。
【0142】
ステップ2:中継UEは、遠隔UEから送信されたIPデータパックを受信して解析し、MACサブヘッダーにおけるID、または交渉したロジカルチャネルによって該IPデータパックをgNBに中継して転送する必要があるか否かを判断する。中継転送の必要があるデータであれば、中継UEは、遠隔UEデータパックのIP情報を読み取り、NAT機能を使用して対応する遠隔UEデータパックのIPヘッダーを修正して転送する。
【0143】
ステップ3:中継UEは、転送の必要があるIPデータパックを基地局との間の中継エアー・インタフェースベアラにマッピングして基地局に伝送する。例示的には、以下のマッピング形態の1つが含まれる。
【0144】
マッピング形態1:中継UEは、中継転送の必要があるデータのために独立したPDUセッションを確立し、該PDUセッションに対応するDRBで伝送遠隔UEのデータを伝送する。
【0145】
マッピング形態2:中継UEは、自身のPDUセッションを用いて遠隔UEのデータを伝送する。
【0146】
上記2種のマッピング形態に加えて、複数の遠隔UEが同一の中継UEに接続されている場合、中継UEは、以下の2種のマッピング形態を選択してもよい。
【0147】
マッピング形態1:一対一マッピングであって、異なる遠隔UEのデータがそれぞれ異なるUu DRBで送信される。
【0148】
マッピング形態2:多対一マッピングであって、複数の遠隔UEの類似するPPPPのデータパックが同一のUu DRBにマッピングされて送信される。
【0149】
多対一マッピングには、以下の形態の1つが含まれる。
【0150】
形態1:中継UEは、IPデータパックの由来する遠隔UEを区別せず、中継UEのUu UL QoSルールおよびDRB構成に基づき、複数の遠隔UEのIPデータパックをrelay NR Uu DRBにマッピングする。
【0151】
形態2:中継UEは、基地局によって設定または予め設定されたLTE PC5ロジカルチャネルとNR Uu DRBとのマッピング関係(たとえば、ロジカルチャネル優先度のマッピング)に基づき、転送されたデータをrelay NR Uu DRBにマッピングする。
【0152】
形態3:中継UEは、LTE PC5のロジカルチャネルをロジカルチャネル優先度が同じrelay NR Uu DRBにマッピングする。
【0153】
形態4:中継UEは、受信された遠隔UE PC5データのPPPP値、および基地局によって設定または予め設定されたPPPP値と5QIとのマッピング関係に基づき、LTE PC5データパックをUu QoS flowにマッピングし、さらにUu DRB構成に基づき、IPデータを対応するrelay NR Uu DRBによって基地局に伝送する。
【0154】
形態5:Realy UEは、受信された遠隔UE PC5データのPPPP値、および基地局によって設定または予め設定されたPPPP値とNR Uu DRBとのマッピング関係に基づき、LTE PC5データパックをrelay NR Uu DRBにマッピングして基地局に伝送する。
【0155】
ステップ4:基地局は、中継UEから転送された遠隔UEユーザプレーンデータを受信して、データパックを中継UEのPDUセッションのNGインタフェーストランスポートチャネルにマッピングしてコアネットワークエレメントにおけるユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)に送信する。
【0156】
下りユーザプレーンデータルーティングを行う場合、ステップ1~ステップ3を含む。
【0157】
ステップ1:中継UEは、基地局から送信された下りデータを受信し、下りデータにおけるIP情報を読み取り、記憶されたNAT情報に基づき、該データパックがどの遠隔UEに所属するかを判断した後に、データパックにおけるIPヘッダーを対応する遠隔UEのIP情報に読み替える。
【0158】
ステップ2:中継UEは、データパックをPC5ベアラにマッピングして遠隔UEに送信する。以下のマッピング形態の1つが含まれる。
【0159】
マッピング形態1:中継UEは、基地局によって設定された5QIからPPPPへのマッピング関係に基づき、NR UuデータフローをPC5 PPPPデータフローとしてマッピングして、LTE PC5ロジカルチャネルにマッピングする。
【0160】
マッピング形態2:中継UEは、基地局によって設定または予め設定された5QI/QFIとPC5ロジカルチャネルの優先度とのマッピング関係に基づき、遠隔UEデータパックをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングする。
【0161】
マッピング形態3:中継UEは、基地局によって設定または予め設定されたNR Uu DRBとLTE PC5ロジカルチャネルとのマッピング関係(たとえば、ベアラ/ロジカルチャネル優先度のマッピング)に基づき、データパックをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングする。
【0162】
マッピング形態4:中継UEは、基地局によって設定されたまたは予め設定されたNR Uu DRBベアラ優先度またはロジカルチャネル優先度に基づき、遠隔UEデータパックをロジカルチャネル優先度が同じLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングする。
【0163】
ステップ3:遠隔UEは、PC5ロジカルチャネルから下りデータを受信する。
【0164】
一実施形態において、L3 UE-to-Network中継データルーティングのシーンは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間にLTE PC5が用いられ、第1通信ノードと第3通信ノードとの間にNR Uuが用いられる。例示的には、第1通信ノードは、中継UE、第2通信ノードは、遠隔UE、第3通信ノードは、基地局である。実施例において、上りデータおよび下りデータの伝送過程において、基地局が行う設定は、いずれも下記図6におけるステップである。
【0165】
図6は、本願の実施例に係る別の中継UEが遠隔UEにデータを転送する時の、エアー・インタフェースデータ転送ベアラ確立手順の模式図である。図6に示すように、本実施例における転送ベアラ確立手順は、S310~S3110を含む。
【0166】
S310:中継発見。
【0167】
S320:L2リンク確立過程。
【0168】
S330:PDUセッション確立要求、或いは、PDUセッション修正要求。
【0169】
S340:N2PDUセッション確立要求。
【0170】
S350:RRC再構成。
【0171】
S360:自身からQoS情報を導出する。
【0172】
S370:LTE PC5受信ロジカルチャネル情報の報告。
【0173】
S380:RRC再構成。
【0174】
S390:DLデータ。
【0175】
S3100:SUI:QoS Profile。
【0176】
S3110:RRC再構成。
【0177】
実施例において、遠隔UEは、上位レイヤシグナリングによって中継UEとL2 link接続を確立する。そして、中継UEは、PPPPをUu QoS infoとしてマッピングする。そのマッピング形態は、基地局によって設定されたまたは予め設定されたPPPP-5QIマッピングテーブルに基づくことである。
【0178】
中継UEは、マッピングしたUu QoSフローに基づき、PDUセッション確立要求を送信して遠隔UEに対して新たなPDUセッションを確立し、遠隔UEのデータパックを転送することに専用されるか、または、PDUセッション修正要求を送信して既有のPDUセッションを修正する。そのうち、マッピングしたUu QoSフローが含まれる。コアネットワークは、PDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求におけるQoS情報に基づき、対応するPDUセッションを設定し、設定結果を基地局に通知し、基地局は、PDUセッション設定結果に基づいて対応する中継UE NR Uu DRBおよび中継UEの遠隔UE下りデータの転送に用いられるPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係(たとえば、LTE PC5 PPPP-NR DRB優先度マッピング、LTE PC5 PPPP-NR 5QIマッピング、LTE PC5 PPPP-NRロジカルチャネル優先度マッピング)を設定する。
【0179】
そのうち、基地局は、以下の時点で中継UEに対してPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定することができる。
【0180】
時点1:図6におけるS330、S340およびS350に示すように、中継UEがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後。
【0181】
時点2:図6におけるS360、S370およびS380に示すように、中継UEと遠隔UEとが中継接続を確立した後に、中継UEがLTE PC5ロジカルチャネル情報を報告する時点。PC5ロジカルチャネル情報には、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定農地の少なくとも1つが含まれる。
【0182】
時点3:図6におけるS390、S3100およびS3110に示すように、中継UEがSUIを基地局に送信した後。
【0183】
中継UEは、システムブロードキャストまたは予め設定された情報に基づいてLTE PC5ロジカルチャネルを設定する。データ転送ベアラ指示、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネルグループアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、優先度保証ビットレート、バケットサイズ持続時間、RLC関連設定が含まれる。
【0184】
オプションとして、基地局は、中継UEが遠隔UE下りデータを転送したPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定する。マッピング関係には、以下の1つが含まれる。
【0185】
マッピング関係1:LTE PC5 PPPPとNR Uu 5QIとのマッピング。
【0186】
マッピング関係2:LTE PC5 PPPPとNR Uu DRBとのマッピング構成。構成には、PC5 PPPPとUu DRBアイデンティティとのマッピング、PC5 PPPPとUu DRB優先度とのマッピング、PC5 PPPPとUuロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0187】
マッピング関係3:LTE PC5ロジカルチャネルとNR Uu DRBとのマッピング構成。構成には、PC5ロジカルチャネル優先度とUuロジカルチャネル優先度とのマッピング、PC5ロジカルチャネルIDとUuロジカルチャネルIDとのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0188】
基地局は、RRC再構成メッセージによって上記構成情報を中継UEに送信する。
【0189】
一実施形態において、L3 UE-to-Network中継データルーティングのシーンは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間にNR PC5が用いられ、第1通信ノードと第3通信ノードとの間にLTEエアー・インタフェース(Uu)が用いられる。例示的には、第1通信ノードは、中継UE、第2通信ノードは、遠隔UE、第3通信ノードは、基地局である。
【0190】
上りユーザプレーンデータルーティングを行う場合、ステップ1~ステップ4を含む。
【0191】
ステップ1:遠隔UEは、アプリケーションレイヤからのIPデータパックを受信し、自身から導出されたQoS処理ルールおよびPC5ユニキャストベアラ構成によってIPデータパックを中継UEに伝送する。
【0192】
中継UEがデータパックを受信した後に、中継UE自身までに終端されたデータ転送の必要があるデータであるかを区別することができるように、以下の形態で確定することができる。
【0193】
形態1:遠隔UEと中継UEとがRRCシグナリングによってNR PC5ユニキャストベアラまたはロジカルチャネルを交渉して確立する。そのうちのデータは、遠隔UEのデータを転送することに専用される。オプションとして、NR PC5 DRBアイデンティティによってどのDRBが遠隔UEのデータの転送に専用されるか、またはLCIDアイデンティティによってどのロジカルチャネルが遠隔UEのデータの伝送に専用されるかが定義されてもよい。
【0194】
形態2:遠隔UEがgNBに送信するデータ、および中継UEに送信するデータには、異なるSRC IDおよびDST IDが用いられる。中継UEは、MACサブヘッダーに含まれるIDで示されることにより、自身に送信するデータであるか、中継の必要があるデータであるかを区別することができる。
【0195】
ステップ2:中継UEは、遠隔UEから送信されたIPデータパックを受信して解析し、MACサブヘッダーにおけるID、または交渉したロジカルチャネル又はベアラによって該IPデータパックをgNBに中継して転送する必要があるか否かを判断する。中継転送の必要があるデータであれば、中継UEは、遠隔UEデータパックのIP情報を読み取り、NAT機能を使用して対応する遠隔UEデータパックのIPヘッダーを修正して転送する。
【0196】
ステップ3:中継UEは、転送の必要があるデータパックを基地局との間の中継エアー・インタフェースベアラにマッピングして基地局に伝送する。例示的には、以下のマッピング形態の1つが含まれる。
【0197】
マッピング形態1:中継UEは、中継転送の必要があるデータのために独立したPDUセッションを確立し、該PDUセッションに対応するDRBで遠隔UEのデータを伝送する。
【0198】
マッピング形態2:中継UEは、自身のPDUセッションを用いて遠隔UEのデータを伝送する。
【0199】
上記2種のマッピング形態に加えて、複数の遠隔UEが同一の中継UEに接続されている場合、中継UEは、以下の2種のマッピング形態を選択してもよい。
【0200】
マッピング形態1:一対一マッピングであって、異なる遠隔UEのデータがそれぞれ異なるUu DRBで送信される。
【0201】
マッピング形態2:多対一マッピングであって、複数の遠隔UEの類似するQoSのデータパックが同一のUu DRBにマッピングされて送信される。
【0202】
多対一マッピングには、以下の形態の1つが含まれる。
【0203】
形態1:中継UEは、IPデータパックの由来する遠隔UEを区別せず、中継UEの上りTFTおよびDRB構成に基づき、複数の遠隔UEのIPデータパックをUu DRBにマッピングする。
【0204】
形態2:中継UEは、基地局によって設定または予め設定されたNR PC5 DRBとLTE Uu DRBとのマッピング関係(たとえば、ベアラアイデンティティに基づくマッピング、またはベアラ/ロジカルチャネル優先度に基づくマッピング)に基づき、転送されたデータをLTE Uu DRBにマッピングする。
【0205】
形態3:中継UEは、LTE PC5 DRBのロジカルチャネルまたはベアラ優先度に基づき、ロジカルチャネル優先度が同じrelay NR Uu DRBにマッピングする。
【0206】
形態4:中継UEは、受信された遠隔UE NR PC5データのPQI、および基地局によって設定または予め設定されたNR PC5 PQIとLTE Uu QCIとのマッピング関係に基づき、PC5 QoSフローデータパックをUu QoSフローにマッピングし、さらにUu DRB構成に基づき、データを対応するrelay LTE Uu DRBによって基地局に伝送する。
【0207】
ステップ4:基地局は、中継UEから転送された遠隔UEユーザプレーンデータを受信して、データパックを中継UEのPDUセッションにマッピングしてコアネットワークエレメントにおけるPDNゲートウェイ(Packet Data Network GateWay、PGW)に送信する。
【0208】
下りユーザプレーンデータルーティングを行う場合、ステップ1~ステップ3を含む。
【0209】
Layer3-basedにおいて、基地局とコアネットワークとは、データ通信する過程で遠隔UEのデータを中継UEのデータとして処理転送する。基地局は、中継UEに送信された下りデータを受信し、下り中継UEデータを中継UE Uuベアラにマッピングする。中継UEは、自身に送信されたデータパックにおけるIP情報およびNATに基づき、該データパックが遠隔UEのデータに所属するかを判断した後に、データをNR PC5 DRBによって対応する遠隔UEに伝送する。
【0210】
ステップ1:中継UEは、基地局から送信された下りデータを受信し、下りデータにおけるIP情報を読み取り、記憶されたNAT情報に基づき、該データパックがどの遠隔UEに所属するかを判断した後に、データパックにおけるIPヘッダーを対応する遠隔UEのIP情報に読み替える。
【0211】
ステップ2:中継UEは、データパックをNR PC5ベアラにマッピングして遠隔UEに送信する。具体的に、以下のマッピング形態の1つが含まれる。
【0212】
マッピング形態1:中継UEは、自身から導出されたQoSルールおよび基地局によって設定されたPC5 DRB構成に基づき、遠隔UEのIPデータを対応するPC5 DRBにマッピングする。
【0213】
マッピング形態2:中継UEは、基地局によって設定されたLTE Uu QCIからNR PC5 PQIへのマッピング関係およびPC5 DRB構成に基づき、Uu QoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングして、PC5 DRBにマッピングする。
【0214】
マッピング形態3:中継UEは、基地局によって設定または予め設定されたLTE Uu QCI/EPSベアラIDとPC5 DRB優先度とのマッピング関係に基づき、遠隔UEデータパックをPC5 DRBにマッピングする。
【0215】
マッピング形態4:PC5 DRBが双方向ベアラであれば、上りNR PC5 DRBからLTE Uu DRBへのマッピング関係に基づいて逆方向マッピングを行うことができる。
【0216】
マッピング形態5:基地局によって設定または予め設定されたLTE Uu DRBとNR PC5 DRBとのマッピング関係(たとえば、ベアラアイデンティティマッピング、またはベアラ/ロジカルチャネル優先度マッピング)に基づき、データパックをPC5 DRBにマッピングする。
【0217】
マッピング形態6:基地局によって設定されたまたは予め設定されたUu DRBベアラ優先度またはロジカルチャネル優先度に基づき、遠隔UEデータパックをベアラ/ロジカルチャネル優先度が同じPC5 DRBにマッピングする。
【0218】
ステップ3:遠隔UEは、NR PC5 DRBから下りデータを受信する。
【0219】
一実施形態において、L3 UE-to-Network中継データルーティングのシーンは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間にNR PC5が用いられ、第1通信ノードと第3通信ノードとの間にLTE Uuが用いられる。例示的には、第1通信ノードは、中継UE、第2通信ノードは、遠隔UE、第3通信ノードは、基地局である。実施例において、上りデータおよび下りデータに対する伝送過程において、基地局が行う設定は、いずれも下記図8におけるステップである。
【0220】
図8は、本願の実施例に係るさらに別の中継UEが遠隔UEにデータを転送する時の、エアー・インタフェースデータ転送ベアラ確立手順の模式図である。図8に示すように、本実施例における転送ベアラ確立手順は、S410~S4140を含む。
【0221】
S410:IPデータパックが到達する。
【0222】
S420:自身からQoS情報を導出する。
【0223】
S430:中継発見。
【0224】
S440:L2リンク確立過程。
【0225】
S450:PDUセッション接続要求、或いは、ベアラリソース修正要求。
【0226】
S460:PDUセッションの確立または修正。
【0227】
S470:RRC再構成。
【0228】
S480:SL RRC再構成。
【0229】
S490:PC5ベアラ情報の報告。
【0230】
S4100:RRC再構成。
【0231】
S4110:DLデータ。
【0232】
S4120:自身からQoS情報を導出する。
【0233】
S4130:SUI:QoS Profile。
【0234】
S4140:RRC再構成。
【0235】
実施例において、遠隔UEは、上位レイヤシグナリングによって中継UEとL2 link接続を確立する。そして、中継UEは、L2 link確立過程で取得したNR PC5 QoS info(たとえば、PQI、MFBR、GFBR)をLTE Uu QoS infoとしてマッピングする。そのマッピング形態は、以下を含む。
【0236】
NR PC5 QoS infoにおけるPQIを全く同じLTE Uu QCIとしてマッピングする。PQIとマッチングする全く同じLTE Uu QCIがなければ、標準LTE QCIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近いQCI値を選択する。Uu QoS infoにおけるGFBR、MFBR値を直接的にPC5 QoS infoにおけるGFBR、MFBR値として設定する。
【0237】
中継UEは、マッピングしたUu QoS infoに基づき、選択的にPDU接続要求(PDU connectivity request)を送信して遠隔UEに対して新たなPDUセッションを確立し、遠隔UEのデータパックを転送することに専用されるか、またはベアラリソース修正要求(Bearer resource modification request)を送信して既有のPDUセッションを修正する。Bearer resource modification requestには、マッピングしたUu QoS infoが含まれる。コアネットワークは、Bearer resource modification requestにおけるQoS情報に基づき、対応するPDUセッションを設定し、設定結果を基地局に通知し、基地局は、PDUセッション設定結果に基づき、対応する中継UEエアー・インタフェースDRBまたは中継UEの遠隔UE下りデータの転送に専用されるPC5 DRB、および中継UEが遠隔UE上り・下りデータを転送する時のPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係(たとえば、LTE PC5 QoS flowからNR Uu QoS flowへのマッピング、LTE PC5 DRBからNRUu DRBへのマッピング)を設定する。
【0238】
そのうち、基地局は、以下の時点で、中継UEに対してPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定することができる。
【0239】
時点1:図8におけるS450、S460およびS470に示すように、中継UEがPDU connectivity requestまたはBearer resource modification requestを送信した後。
【0240】
時点2:図8におけるS480、S490およびS4100に示すように、中継UEと遠隔UEとがPC5 RRC接続を確立した後に、中継UEがNR PC5 DRB情報を報告する時点。PC5 DRB情報には、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0241】
時点3:図8におけるS4110、S4120、S4130およびS4140に示すように、中継UEは、SUIを基地局に送信した後。
【0242】
基地局は、中継UEに対してエアー・インタフェースデータ転送ベアラ(relay DRB)を設定する。エアー・インタフェースデータ転送ベアラ構成には、データ転送ベアラ指示、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネルグループアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、優先度保証ビットレート、バケットサイズ持続時間、RLC関連設定のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0243】
基地局は、中継UEに対してPC5 DRBを設定する。PC5 DRBは、下りPC5 DRB(すなわち、中継UE送信、遠隔UE受信)である。構成情報には、SLRBの送信に必要な関連パラメータ、RLC AMモードまたはUMモード、ほかのRLC、およびロジカルチャネル関連構成情報が含まれる。
【0244】
オプションとして、基地局は、中継UEが遠隔UE上り・下りデータを転送する時のPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定する。マッピング関係には、以下の1つが含まれる。
【0245】
マッピング関係1:NR PC5 QoS flowとLTE Uu QoS flowとのマッピング構成。構成には、PC5 QoS infoとUu QoS infoとのマッピング、PQIとQCIとのマッピング、PFIとEPSベアラIDとのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0246】
マッピング関係2:NR PC5 QoS flowとLTE Uu DRBとのマッピング構成。構成には、PC5 PFIとUu DRBアイデンティティとのマッピング、PC5 5QIとUu DRB優先度とのマッピング、PC5 5QIとUuロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0247】
マッピング関係3:NR PC5 DRBとLTE Uu DRBとのマッピング構成。構成には、PC5 DRB優先度とUu DRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとUu DRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とUuロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0248】
基地局は、RRC再構成メッセージによって上記構成情報を中継UEに送信する。
【0249】
一実施形態において、UEのモビリティおよびネットワーク環境のダイナミックのため、UEは、エアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質が悪くなる状況が現れる。その際に、UEは、エアー・インタフェース接続から relay接続へのスイッチング、relay接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチング、または1つの中継UEから他の中継UEへのスイッチングを選択して、UE-to-Networkのデータ伝送を維持することができる。本実施例において、如何にスイッチング過程でサービス連続性を維持するかが記載されている。
【0250】
例示的には、ネットワークリンクスイッチングが発生するシーンには、以下の1つが含まれる。
【0251】
シーン1:ダイレクトエアー・インタフェースリンクからPC5/SL中継リンクへのルート変換:遠隔UE1は、RRC接続状態でダイレクトエアー・インタフェースリンク(direct Uu link)によって通信し、Uuチャネル品質が悪くなると、UE1は、中継UEを探し出して、エアー・インタフェースルート(Uu traffic)を中継UEにスイッチングしてデータをネットワークに伝送する。そのうち、遠隔UEの基地局と中継UEの基地局とは、同一の基地局または異なる基地局であってもよい。
【0252】
シーン2:PC5/SL中継リンクからダイレクトエアー・インタフェースリンクへのルート変換(path switch from PC5/SL relay link to direct Uu link):遠隔UE1は、中継UEによってネットワークと通信し、UE1が基地局のカバレッジに進入してRRC接続を確立すると、中継UEによって転送されるトラフィックをUuインタフェースにスイッチングして直接的に伝送する。そのうち、遠隔UEの基地局と中継UEの基地局とは、同一の基地局または異なる基地局であってもよい。
【0253】
シーン3:relay再選択が発生するため、遠隔UEが接続した中継UEが変化し、遠隔UEは、中継UE1によって転送されるトラフィックを中継UE2にスイッチングして転送する。そのうち、中継UE1の基地局と中継UE2の基地局とは、同一の基地局または異なる基地局であってもよい。
【0254】
リンクスイッチングポリシーについては、以下の2種の形態がある。
【0255】
形態1:基地局は、リンクスイッチングルールまたは測定構成を設定する。遠隔UEがルールを満たせれば、基地局に通知するかまたは測定報告配置によって測定結果を基地局に通知し、基地局によりスイッチングを決定し指示する。
【0256】
形態2:基地局は、リンクスイッチングルールを設定または予め設定する。遠隔UEがルールを満たせれば、遠隔UEは、自律的にスイッチングを行う。オプションとして、遠隔UEは、スイッチングした後に、基地局に通知する。遠隔UEが基地局へ報告するリンクスイッチング通知情報には、スイッチングの指示、スイッチングのトラフィックタイプ、スイッチングのPDUセッションID、スイッチングのDRB、スイッチングのQoS flowの情報(例えば、QFI/5QIなど)、中継UEアイデンティティのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0257】
そのうち、シーン1に対して、リンクスイッチングルールには、Uuリンク品質閾値(明らかなように、一定のヒステリシス値を含み、遠隔UE Uuリンク品質が該閾値よりも低い場合、リンクスイッチングを実行することができる)、トラフィックタイプ(例えば、一部のトラフィックタイプのデータは、PC5インタフェースにより伝送される)、PC5インタフェースリンク品質閾値(たとえば、遠隔UEと中継UEとの間のPC5インタフェースリンク品質が該閾値よりも低い場合、リンクスイッチングを実行することができる)のうちの少なくとも1つが含まれる。そのうち、測定構成には、Uu測定構成およびrelay(UEと中継UEとの間のPC5インタフェース)測定構成が含まれる。シーン2に対して、リンクスイッチングルールには、Uuリンク品質閾値(明らかなように、一定のヒステリシス値を含み、遠隔UE Uuリンク品質が該閾値よりも高い場合、リンクスイッチングを実行することができる)、PC5リンク品質閾値(例えば、遠隔UEと中継UEとの間のPC5インタフェースリンク品質が該閾値よりも低い場合、リンクスイッチングを実行することができる)、中継UE Uuリンク品質閾値(オプションとして、中継UEは、PC5 RRCシグナリングメッセージによってそのUuリンク品質を遠隔UEに通知すること、またはUuリンク品質レベル指示(例えば、閾値よりも高い/低い指示、良い/中/悪い指示))、PC5インタフェースリソースプールCBR閾値(例えば、PC5インタフェースリソースプールCBRまたはすべてのリソースプールCBRの平均値が閾値よりも高い場合、relay linkの負荷が徐々に大きくなることを示し、リンクスイッチングを実行することができる)、トラフィックタイプ/トラフィックニーズ(例えば、一部のトラフィックタイプ/トラフィックニーズ(例えば、遅延ニーズが一定の閾値よりも低い)データをUuインタフェースにスイッチングして伝送する)のうちの少なくとも1つが含まれる。明らかなように、Uuリンク品質は、測定のUuインタフェースの参照信号受信電力/参照信号受信品質(Reference Signal Receiving Power/Reference Signal Receiving Quality、RSRP/RSRQ)であり、PC5リンク品質は、測定のSL発見チャネルまたは通信チャネルのRSRP/RSRQ/受信信号強度指示(Received Signal Strength Indicator、RSSI)である。
【0258】
上記3種のシーンに記載のUE-to-Networkルート/リンクスイッチング(path/link switch)の状況について、UE-to-Network relayにおいて、遠隔UEは、gNBとのRRC接続を維持することない。
【0259】
シーン1:遠隔UEがエアー・インタフェースデータ通信からrelayデータ通信にスイッチングすることに対して、遠隔UEは新たなPC5 PDCP/RLCレイヤを確立してrelayデータの伝送に用いられる必要がある。遠隔UEにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、以下を含む。
【0260】
1.遠隔UEにおける処理されていないIPデータパックを中継リンクにスイッチングして伝送する。
【0261】
2.遠隔UEにおけるUu QoS flowにマッピングされたデータパックは、基地局によって設定されたまたは予め設定されたUu QoS flowからPC5 QoS flowへのマッピング構成に基づき、Uu QoS flowデータをPC5 QoS flowとしてマッピングする、または基地局によって設定されたまたは予め設定されたUu QoS flowからPC5 DRBへのマッピング構成に基づき、Uu QoS flowデータをPC5 DRBにマッピングする。
【0262】
3.遠隔UEにおけるUu DRBにマッピングするデータパックは、遠隔UEが新たなPC5 PDCPレイヤを確立するため、Uu DRBにおけるデータをUu PDCPに基づいて復号して、基地局によって設定されたまたは予め設定されたUu DRBからPC5 DRBへのマッピング構成に基づき、Uu DRBデータをPC5 DRBにマッピングする必要がある。
【0263】
gNBにバッファリングされた下りデータは、スイッチングした後に、遠隔UEがL3 UE-to-Network relayを用い、遠隔UEがgNBとRRC接続を確立しないため、gNBにバッファリングされた下りデータを中継リンクにスイッチングして伝送することができない。サービス連続性を維持するために、遠隔UEのスイッチング前に下りデータの伝送を完成する必要がある。
【0264】
シーン2:遠隔UEがrelayデータ通信からエアー・インタフェースデータ通信にスイッチングすることに対して、遠隔UEは、新たなUu PDCP/RLCレイヤを確立してエアー・インタフェースデータの伝送に用いられる必要がある。遠隔UEにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、以下を含む。
【0265】
1.遠隔UEにおける処理されていないIPデータパックを直接的にエアー・インタフェースリンクにスイッチングして伝送する。
【0266】
2.遠隔UEにおけるPC5 QoS flowにマッピングされたデータパックは、基地局によって設定されたまたは予め設定されたUu QoS flowからPC5 QoS flowへのマッピング構成に基づき、PC5 QoS flowデータをUu QoS flowとしてマッピングする、または基地局によって設定されたまたは予め設定されたPC5 QoS flowからUu DRBへのマッピング構成に基づき、PC5 QoS flowデータをUu DRBにマッピングする。
【0267】
3.遠隔UEにおけるPC5 DRBにマッピングするデータパックは、遠隔UEが新たなUu PDCPレイヤを確立するため、PC5 DRBにおけるデータをPC5 PDCPに基づいて復号して、基地局によって設定されたまたは予め設定されたPC5 DRBからUu DRBへのマッピング構成に基づき、PC5 DRBデータをUu DRBにマッピングする必要がある。
【0268】
中継UEにバッファリングされた上りデータは、中継UEにより継続して上り伝送を完成する。
【0269】
gNBにバッファリングされた下りデータは、スイッチング前、遠隔UEがL3 UE-to-Network relayを用い、遠隔UEがgNBとRRC接続を確立しないため、gNBが遠隔UEのスイッチング行為を分かることができないので、gNBにバッファリングされた下りデータは、遠隔UEのUuリンクにスイッチングして伝送されることができず、破棄されるしかない。同様な理由に基づき、中継UEにバッファリングされた下りデータは、中継UEはそれを遠隔UEのエアー・インタフェースに転移して伝送することができないので、遠隔UEのスイッチング前に伝送を完成する必要がある。
【0270】
シーン3:遠隔UEが1つの中継UE1から他の中継UE2にスイッチングすることに対して、遠隔UEは、新たなPC5 PDCP/RLCレイヤを確立してrelayデータの伝送に用いられる必要がある。遠隔UEにバッファリングされた伝送待ちの上りデータは、中継UE1に送信されたIPデータパックおよびPC5 QoS flowデータパックを中継UE2に転送する。中継UE1と確立したPC5 DRBにマッピングされたデータは、まず中継UE1と確立したPDCPレイヤに応じて復号した後に、中継UE2と確立したロジカルチャネル優先度が同じPC5 DRBにマッピングして伝送する。
【0271】
中継UE1にバッファリングされた上りデータは、継続して中継UE1により上り伝送を完成する。
【0272】
中継UE1にバッファリングされた下りデータは、中継UE1と中継UE2とが互いに通信しないので、この一部のデータは、破棄されるしかない。
【0273】
gNBにバッファリングされた下りデータは、スイッチング前、遠隔UEがL3 UE-to-Network relayを用い、遠隔UEがgNBとRRC接続を確立しないため、gNBが遠隔UEのスイッチング行為を分かることができないので、gNBにバッファリングされた下りデータは、遠隔UEのUuリンクにスイッチングして伝送されることができず、破棄されるしかない。
【0274】
一実施例において、図9は、本願の実施例に係る通信装置の構造のブロック図である。本実施例は、第1通信ノードに用いられる。図9に示すように、本実施例における通信装置は、第1受信モジュール510および第1マッピングモジュール520を含む。
【0275】
第1受信モジュール510は、第2通信ノードから送信されたインターネットプロトコルIPデータを受信するように構成される。
【0276】
第1マッピングモジュール520は、第1プリセットマッピング形態に従ってIPデータを中継ベアラにマッピングして、第3通信ノードに伝送するように構成される。
【0277】
本実施例に係る通信装置が図1に示す実施例を実現するように構成された、第1通信ノードに用いられる通信方法、本実施例に係る通信装置は、実現原理および技術効果が類似するので、ここで繰り返し説明しない。
【0278】
一実施例において、第1通信ノードが前記IPデータのために選択したPDUセッションには、
IPデータのために独立したプロトコルデータユニットPDUセッションを確立し、PDUセッションに対応するデータ無線ベアラDRBでIPデータを伝送することと、
第1通信ノード自身のPDUセッションを用いてIPデータを伝送することと、のうちの1つが含まれる。
【0279】
一実施例において、少なくとも2つの第2通信ノードが同一の第1通信ノードに接続されている状況について、第1プリセットマッピング形態には、一対一マッピング、および多対一マッピングのうちの1つが含まれる。
【0280】
そのうち、一対一マッピングは、異なる第2通信ノードのIPデータをそれぞれ異なる中継エアー・インタフェースDRBによって送信することを指示するために用いられる。多対一マッピングは、少なくとも2つの第2通信ノードのIPデータを同一の中継エアー・インタフェースDRBにマッピングして送信することを指示するために用いられる。
【0281】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとが新無線サイドリンクインタフェースNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、多対一マッピングには、
第1通信ノードのエアー・インタフェースQoSルールおよびDRB構成に基づき、第2通信ノードのIPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 DRBとエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング関係、およびNRエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、および
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータを中継エアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、のうちの1つが含まれる。
【0282】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとが新無線サイドリンクインタフェースNR PC5で接続され、且つ前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第2通信ノードから送信されたインターネットプロトコルIPデータを受信する前、さらに以下を含む。
【0283】
第2通信ノードの中継接続要求およびPC5ユニキャスト接続要求を受信することと、
第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づいてエアー・インタフェースDRBと下りPC5 DRB、および上り・下りデータのマッピングを確立することとをさらに含む。
【0284】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第1通信ノードと第2通信ノードとがレイヤ2リンク接続を確立している過程で、第3プリセットマッピング形態によって、予め取得したPC5 QoS情報をエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする。
【0285】
一実施例において、第3プリセットマッピング形態には、
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じエアー・インタフェース5QIとしてマッピングすることと、
全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準5QIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近い5QI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおける保証ストリームビットレートGFBR値および最大ストリームビットレートMFBR値をPC5 QoSフローにおけるGFBRおよびMFBR値として設定することとが含まれる。
【0286】
一実施例において、予め取得したPC5 QoS情報をエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
エアー・インタフェースQoSフローに基づき、第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を第3通信ノードに送信する、
或いは、現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を第3通信ノードに送信することをさらに含む。
【0287】
一実施例において、通信装置は、
第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRBまたはPC5 DRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信するように構成される第2受信モジュールをさらに含む。
【0288】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、PC5 QoSフローとエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング、PC5 DRBとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 QoSフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 DRBとエアー・インタフェースQoSフローとのマッピングのうちの1つが含まれる。
【0289】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第3通信ノードが、第1通信ノードのためにPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
第1通信ノードがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後に、
第1通信ノードと第2通信ノードとがPC5 RRC接続を確立した後に、第1通信ノードが、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、無線リンクレイヤ制御プロトコルRLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むPC5 DRB情報を報告する時点、および
第1通信ノードがサイドリンクUE情報SUIを第3通信ノードに伝送した後に、のうちの1つが含まれる。
【0290】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
エアー・インタフェースQoSフローにおける5QIを全く同じPC5 PQIとしてマッピングすること、
前記全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準5QIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近い5QI値を選択すること、
エアー・インタフェース QoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にPC5 QoS情報におけるGFBR、MFBRとして設定すること、
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じエアー・インタフェース5QIとしてマッピングすること、
前記全く同じエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準PQIリストにおける5QIで示されるQoS属性に最も近いPQI値を選択すること、
PC5 QoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にUu QoS InfoにおけるGFBR、MFBRとして設定することのうちの少なくとも1つを含むPC5 QoS情報とエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング、およびQFIとPC5フローアイデンティティPFIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング構成、
PC5 PFIとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、PC5ロジカルチャネルアイデンティティとエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、および
PC5 DRBアイデンティティとUu QFIとのマッピング、PC5 DRB優先度とUu 5QIとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とUu 5QIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRBとNR Uu QoSフローとのマッピング構成、のうちの1つが含まれる。
【0291】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがロングタームエボリューションLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、多対一マッピングには、
第1通信ノードのエアー・インタフェース上りQoSルールおよびDRB構成に基づき、第2通信ノードのIPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTE PC5ロジカルチャネルとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、IPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
受信した第2通信ノードのPC5データの近隣サービスパケット優先度PPPP、第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPPと5QIとのマッピング関係、およびNRエアー・インタフェースDRB構成に基づき、第2通信ノードのIPデータをエアー・インタフェースQoSフローにマッピングして、中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、および
受信した第2通信ノードのPC5データのPPPP値、および第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPP値とNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータを中継NRエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0292】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2通信ノードから送信されたインターネットプロトコルIPデータを受信する前、
第2通信ノードの中継接続要求およびPC5ユニキャスト接続要求を受信することと、
前記第3通信ノードからフィードバックされた構成情報に基づいてエアー・インタフェースDRB、および上り・下りデータのマッピングを確立することと、をさらに含む。
【0293】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第1通信ノードと第2通信ノードとがレイヤ2リンク接続を確立している過程で、第4プリセットマッピング形態によって、予め取得したPPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする。
【0294】
一実施例において、第4プリセットマッピング形態には、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたPPPP-5QIマッピングテーブルに基づくことが含まれる。
【0295】
一実施例において、前記予め取得したPC5 PPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
前記エアー・インタフェースQoS情報に基づき、転送前記第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を前記第3通信ノードに送信する、
或いは、現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求をを前記第3通信ノードに送信することをさらに含む。
【0296】
一実施例において、通信方法は、前記第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を受信することをさらに含む。
【0297】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、PC5ロジカルチャネルとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 PPPPデータフローとエアー・インタフェースDRBとのマッピング、PC5 PPPPデータフローとUu QoSフローとのマッピングのうちの1つが含まれる。
【0298】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、第3通信ノードが第1通信ノードのためにPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
第1通信ノードがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求を送信した後に、
第1通信ノードと第2通信ノードとが中継接続を確立した後に、第1通信ノードが、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むLTE PC5ロジカルチャネル情報を報告する時点、および
第1通信ノードがSUIを第3通信ノードに送信した後に、のうちの1つが含まれる。
【0299】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
LTE PC5ロジカルチャネルアイデンティティとNRエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネル優先度とNRエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネル優先度とNRエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、LTE PC5ロジカルチャネルアイデンティティとNRエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの1つを含むLTE PC5ロジカルチャネルとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
LTE PPPP値とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング構成、LTE PPPP値とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPPフローとNRエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
LTE PPPP値とNRエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング構成のうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPPフローとNRエアー・インタフェースQoSフローとのマッピング構成、および
LTE PC5 PPPP値とNRエアー・インタフェース5QIとのマッピングテーブルのうちの少なくとも1つを含むLTE PC5 PPPP値とNRエアー・インタフェースQoS情報とのマッピング構成のうちの1つが含まれる。
【0300】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、多対一マッピングには、
第1通信ノードの上りトラフィックフローテンプレートTFTおよびDRB構成に基づき、少なくとも2つの第2通信ノードのIPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 DRBまたはLTEエアー・インタフェースDRBのマッピング関係に基づき、IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、および
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング関係、およびLTEエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングする形態、のうちの1つが含まれる。
【0301】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、第5プリセットマッピング形態によって、予め取得したNR PC5 QoS情報をLTEエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングする。
【0302】
一実施例において、第5プリセットマッピング形態には、
NR PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じLTEエアー・インタフェース5QIとしてマッピングすることと、
全く同じLTEエアー・インタフェース5QIがPQIとマッチングしない場合、標準LTE QCIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近いQCI値を選択することと、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR値およびMFBR値をPC5 QoSフローにおけるGFBRおよびMFBR値として設定することと、が含まれる。
【0303】
一実施例において、前記予め取得したPC5 PPPP値をNRエアー・インタフェースQoS情報としてマッピングした後に、
前記エアー・インタフェースQoS情報に基づき、前記第2通信ノードのIPデータを転送するためのPDUセッション確立要求を前記第3通信ノードに送信する、
或いは、現在のPDUセッションを修正するとともに、マッピングされたエアー・インタフェースQoS情報を運ぶためのPDUセッション修正要求を第3通信ノードに送信することをさらに含む。
【0304】
一実施例において、通信装置は、受信前記第3通信ノードによって設定された中継エアー・インタフェースDRB、およびPC5データとエアー・インタフェースデータのマッピング関係を受信するように構成される第3受信モジュールをさらに含む。
【0305】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、NR PC5 QoSとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング、NR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピングのうちの1つが含まれる。
【0306】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、第3通信ノードが第1通信ノードのためにPC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係を設定している期間には、
第1通信ノードがPDUセッション接続要求またはベアラリソース修正要求を送信した後に、
第1通信ノードと第2通信ノードとがPC5無線リソース制御RRC接続を確立した後に、第1通信ノードが、ベアラアイデンティティ、RLCモード、ロジカルチャネルアイデンティティ、ロジカルチャネル優先度、RLC関連設定のうちの少なくとも1つを含むNR PC5 DRB情報を報告する時点、および
第1通信ノードがSUIを第3通信ノードに送信した後に、のうちの1つが含まれる。
【0307】
一実施例において、第1通信ノードと第2通信ノードとがNR PC5で接続され、且つ第2通信ノードと第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、PC5データとエアー・インタフェースデータとのマッピング関係には、
PC5 QFIとエアー・インタフェースEPSベアラアイデンティティとのマッピング、および
エアー・インタフェースQoSフローのQCIを全く同じPC5 PQIとしてマッピングすること、
前記全く同じエアー・インタフェースQCIがPQIとマッチングしない場合、標準QCIリストにおけるPQIで示されるQoS属性に最も近いQCI値を選択すること、
エアー・インタフェースQoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にPC5 QoS InfoにおけるGFBR、MFBRとして設定すること、
PC5 QoSフローにおけるPQIを全く同じエアー・インタフェースQCIとしてマッピングすること、
前記全く同じエアー・インタフェースQCIがPQIとマッチングしない場合、標準PQIリストにおけるQCIで示されるQoS属性に最も近いPQI値を選択すること、
PC5 QoSフローにおけるGFBR、MFBRを直接的にUu QoS InfoにおけるGFBR、MFBRとして設定することのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoS InfoとLTEエアー・インタフェースQoS Infoとのマッピングのうちの少なくとも1つを含むNR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング構成、
PC5 PFIとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 PQIとエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピングのうちの少なくとも1つを含む、NR PC5 QoSフローとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースDRB優先度とのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースDRBアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネル優先度とエアー・インタフェースロジカルチャネル優先度とのマッピング、NR PC5ロジカルチャネルアイデンティティとLTEエアー・インタフェースロジカルチャネルアイデンティティとのマッピングのうちの少なくとも1つを含む、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースDRBとのマッピング構成、および
PC5 DRB優先度とエアー・インタフェースEPSベアラQCIとのマッピング、PC5 DRBアイデンティティとエアー・インタフェースEPSベアラアイデンティティとのマッピング、PC5ロジカルチャネルとエアー・インタフェースEPSベアラQCIとのマッピングのうちの少なくとも1つを含む、NR PC5 DRBとLTEエアー・インタフェースEPSベアラとのマッピング構成、のうちの1つが含まれる。
【0308】
一実施例において、第2通信ノードのエアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質に故障が発生した場合、第2通信ノードのスイッチング形態には、エアー・インタフェース接続から中継接続へのスイッチング、中継接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチング、1番目の第1通信ノード接続から2番目の第1通信ノード接続へのスイッチングのうちの1つが含まれる。
【0309】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態がエアー・インタフェース接続から中継接続へのスイッチングの場合、第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
第2通信ノードにおける処理されていないIPデータを直接的に中継リンクにスイッチングして伝送する接続形態、
第2通信ノードにおけるエアー・インタフェースQoSフローにマッピングされたIPデータに対して、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5QoSフローへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングする、或いは、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5DRBへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 DRBとしてマッピングする接続形態、および
第2通信ノードにおけるエアー・インタフェースDRBにマッピングされたIPデータに対して、エアー・インタフェースPDCPに基づいてIPデータを復号し、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースDRBからPC5 DRBへのマッピング構成に基づき、エアー・インタフェースDRBをPC5 DRBとしてマッピングする接続形態、のうちの1つが含まれる。
【0310】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態が中継接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチングの場合、第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
第2通信ノードにおける処理されていないIPデータを直接的にエアー・インタフェースリンクにスイッチングして伝送する接続形態、
第2通信ノードにおけるPC5 QoSフローにマッピングされたIPデータに対して、第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースQoSフローからPC5QoSフローへのマッピング構成に基づき、PC5 QoSフローをエアー・インタフェースQoSフローとしてマッピングする、或いは、第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 QoSフローからエアー・インタフェースDRBへのマッピング構成、PC5 QoSフローをエアー・インタフェースDRBとしてマッピングする接続形態、および
第2通信ノードにおけるPC5 DRBにマッピングされたIPデータに対して、PC5 PDCPに基づいてIPデータを復号し、第3通信ノードによって設定または予め設定されたPC5 DRBからエアー・インタフェースDRBへのマッピング構成に基づき、PC5 DRBをエアー・インタフェースDRBとしてマッピングする接続形態のうちの1つが含まれる。
【0311】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態が1番目の第1通信ノードから2番目の第1通信ノードへのスイッチングの場合、第2通信ノードにバッファリングされた伝送待ちの上りデータについて、
第2通信ノードから1番目の第1通信ノードに送信されたIPデータおよびPC5 QoSフローデータを2番目の第1通信ノードに転送する接続形態、
1番目の第1通信ノードと確立されたPC5 DRBにマッピングされたIPデータに対して、2番目の第1通信ノードと確立されたPDCPレイヤに応じて復号し、2番目の第1通信ノードと確立したロジカルチャネル優先度が同じPC5 DRBにマッピングする接続形態、および
1番目の第1通信ノードにバッファリングされたIPデータに対して、継続して1番目の第1通信ノードにより上り伝送を完成する接続形態のうちの1つが含まれる。
【0312】
一実施例において、第2通信ノードのエアー・インタフェースリンク品質または中継リンク品質に故障が発生した場合、リンクスイッチングポリシーには、
第3通信ノードによってリンクスイッチングルールまたは測定構成を設定することと、
第3通信ノードによってリンクスイッチングルールを設定または予め設定することとのうちの1つが含まれる。
【0313】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態がエアー・インタフェース接続から中継接続へのスイッチングの場合、リンクスイッチングルールには、
エアー・インタフェースリンク品質閾値、トラフィックタイプおよび、PC5インタフェースリンク品質閾値のうちの少なくとも1つが含まれ、
測定構成には、エアー・インタフェース測定構成および中継測定構成が含まれる。
【0314】
一実施例において、第2通信ノードのスイッチング形態が中継接続からエアー・インタフェース接続へのスイッチングの場合、リンクスイッチングルールには、
エアー・インタフェースリンク品質閾値、PC5インタフェースリンク品質閾値、第1通信ノードエアー・インタフェースリンク品質閾値、PC5インタフェースリソースプールCBR閾値、トラフィックタイプ/トラフィックニーズのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0315】
図10は、本願の実施例に係る別の通信装置の構造のブロック図である。図10に示すように、本実施例における通信装置は、第4受信モジュール610、確定モジュール620、および第2マッピングモジュール630を含む。
【0316】
第4受信モジュール610は、第3通信ノードから送信された下りデータを受信するように構成される。
【0317】
確定モジュール620は、前記下りデータにおけるIPアドレスに基づいて所属する第2通信ノードを確定するように構成される。
【0318】
第2マッピングモジュール630は、第2プリセットマッピング形態に従って前記下りデータをPC5データとしてマッピングして、所属する第2通信ノードに伝送するように構成される。
【0319】
本実施例に係る通信装置が図2に示す実施例を実現するように構成された、第1通信ノードに用いられる通信方法、本実施例に係る通信装置は、実現原理および技術効果が類似するので、ここで繰り返し説明しない。
【0320】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
第1通信ノードから導出されたQoSルールおよび前記第3通信ノードによって設定されたPC5 DRB構成に基づき、前記下りデータを対応するPC5 DRBにマッピングすること、
PC5 DRBが双方向ベアラの場合、上りPC5 DRBからエアー・インタフェースDRBへマッピング関係に基づいて逆方向マッピングを行うことと、
前記第3通信ノードによって設定されたNR Uu QoSフローからPC5 QoSフローへのマッピング関係およびPC5 DRB構成に基づき、エアー・インタフェースQoSフローをPC5 QoSフローとしてマッピングして、PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNR Uu QoSフローからPC5 DRBへのマッピング関係に基づき、前記下りデータをPC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたエアー・インタフェースDRBとPC5 DRBとのマッピング関係に基づき、前記下りデータをPC5 DRBにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる。
【0321】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがLTE PC5で接続され、前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがNRエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースDRBとLTE PC5ロジカルチャネルとのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースDRBとLTE PC5 PPPP値とのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたNRエアー・インタフェースQoSフローとLTE PC5 PPPPデータフローとのマッピング関係に基づき、第2通信ノードのIPデータをLTE PC5ロジカルチャネルにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる。
【0322】
一実施例において、前記第1通信ノードと前記第2通信ノードとがNR PC5で接続され、前記第2通信ノードと前記第3通信ノードとがLTEエアー・インタフェースで接続されている場合、前記第2プリセットマッピング形態には、
第1通信ノードから導出されたQoSルールおよび前記第3通信ノードによって設定されたPC5 DRB構成に基づき、前記下りデータを対応するNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースDRBとNR PC5 DRBとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースDRBとNR PC5 QoS flowとのマッピング関係に基づき、前記IPデータをNR PC5 DRBにマッピングすることと、
前記第3通信ノードによって設定または予め設定されたLTEエアー・インタフェースEPSベアラとNR PC5 QoSフローとのマッピング関係、およびLTEエアー・インタフェースDRBの構成に基づき、前記IPデータをLTEエアー・インタフェースDRBにマッピングすることと、のうちの1つが含まれる。
【0323】
図11は、本願の実施例に係るデバイスの構造模式図である。図11に示すように、本願に係るデバイスは、プロセッサ710、メモリ720および通信モジュール730を含む。該デバイスにおけるプロセッサ710の数が1つまたは複数であってもよく、図11において、1つのプロセッサ710が挙げられる。該デバイスにおけるメモリ720の数が1つまたは複数であってもよく、図11において1つのメモリ720が挙げられる。該デバイスにおけるプロセッサ710、メモリ720および通信モジュール730は、バスまたは他の形態で接続されてもよく、図11においてバスで接続されることが挙げられる。該実施例において、該デバイスは、第1通信ノードである。
【0324】
メモリ720は、コンピューター読み取り可能な記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピューター実行可能なプログラム、および本願の任意の実施例におけるデバイスに対応するプログラム指令/モジュール(例えば、通信装置における第1受信モジュールおよび第1マッピングモジュール)などのモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリ720は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを含んでもよい。そのうち、プログラム記憶エリアは、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、デバイスの使用に応じて作成されたデータなどっを記憶することができる。また、メモリ720は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリ、たとえば少なくとも1つのディスク記憶装置、フラッシュメモリ、または他の不揮発性ソリッドステートメモリを含んでもよい。一部の実例において、メモリ720は、プロセッサ710に対して遠隔的に設けられたメモリをさらに含んでもよい。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してデバイスに接続されることができる。上記ネットワークの実例として、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク及びそれらの組合せを含んでもよい。
【0325】
通信モジュール730は、第1通信ノードと第2通信ノードとの間に通信接続を行って、データ通信および信号通信を行うように構成される。
【0326】
上記デバイスは、上記任意の実施例に係る第1通信ノードに用いられる通信方法を実行するように構成されてもよく、対応する機能および効果を備える。
【0327】
本願の実施例は、コンピューター実行可能な指令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピューター実行可能な指令は、コンピュータープロセッサにより実行されると、第1通信ノードに用いられる通信方法を実行するために用いられる。該方法には、第2通信ノードから送信されたインターネットプロトコルIPデータを受信することと、第1プリセットマッピング形態に従ってIPデータを中継ベアラにマッピングして、第3通信ノードに伝送することとが含まれる。
【0328】
本願の実施例は、コンピューター実行可能な指令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピューター実行可能な指令は、コンピュータープロセッサにより実行されると、第1通信ノードに用いられる通信方法を実行するために用いられる。該方法には、第3通信ノードから送信された下りデータを受信すること、前記下りデータにおけるIPアドレスに基づき、所属する第2通信ノードを確定することと、第2プリセットマッピング形態に従って前記下りデータをPC5データとしてマッピングして、所属する第2通信ノードに伝送することとが含まれる。
【0329】
当業者であれば、ユーザデバイスという用語は、いずれの適当なタイプのワイヤレスユーザデバイス、たとえば、携帯電話、携帯式データ処理装置、携帯式ネットワークブラウザまたは車用移動局を含むことが理解され得る。
【0330】
一般的には、本願の複数種の実施例は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、ロジックまたはそれらのいずれの組合せにおいて実現されることができる。例えば、幾つかの態様は、ハードウェアにおいて実現されてもよいし、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行されるファームウェアまたはソフトウェアにおいて実現されてもよいが、本願はこれらに限定されない。
【0331】
本願の実施例は、移動装置のデータプロセッサがコンピュータープログラム指令を実行することで実現することができ、たとえば、プロセッサエンティティにおいて、またはハードウェアにより、またはソフトウェアとハードウェアの組合せにより実現される。コンピュータープログラム指令は、アセンブル指令、指令セットアーキテクチャー(Instruction Set Architecture、ISA)指令、マシン指令、マシン関連指令、マイクロコード、ファームウェア指令、状態設定データ、または1種若しくは複数種のプログラミング言語の任意の組合せで記述されたソースコードまたは目標コードであってもよい。
【0332】
本願の図面におけるいずれのロジックフローのブロック図は、プログラムステップを示してもよいし、互いに接続されているロジック回路、モジュールおよび機能を示してもよいし、またはプログラムステップとロジック回路、モジュールと機能の組合せを示してもよい。コンピュータプログラムは、メモリに記憶することができる。メモリは、ローカル技術環境に適する任意のタイプを有することができ、かつ適切な任意のデータ記憶技術を用いて実現することができる。たとえば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光メモリ装置およびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)またはコンパクトディスク(Compact Disk、CD))などに限定されない。コンピューター読み取り可能な媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカル技術環境に適する任意タイプであってもよく、たとえば汎用コンピューター、専用コンピューター、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、プログラマブルロジック部品(Field-Programmable Gate Array、FPGA)およびマルチコアプロセッサアーキテクチャーに基づくプロセッサに限定されない。
図1
図2
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図6
図7
図8
図9
図10
図11