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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-30
(45)【発行日】2023-09-07
(54)【発明の名称】吐水装置
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/05 20060101AFI20230831BHJP
   E03C 1/042 20060101ALI20230831BHJP
   H01H 35/00 20060101ALI20230831BHJP
   G01V 8/12 20060101ALI20230831BHJP
【FI】
E03C1/05
E03C1/042 B
H01H35/00 M
H01H35/00 X
G01V8/12 D
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019066773
(22)【出願日】2019-03-29
(65)【公開番号】P2020165203
(43)【公開日】2020-10-08
【審査請求日】2022-01-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100159846
【弁理士】
【氏名又は名称】藤木 尚
(72)【発明者】
【氏名】松本 健志
(72)【発明者】
【氏名】家令 稔
(72)【発明者】
【氏名】家守 輝幸
(72)【発明者】
【氏名】大崎 達也
(72)【発明者】
【氏名】野下 幸哉
【審査官】七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-141962(JP,A)
【文献】特開平07-311279(JP,A)
【文献】特開2001-267594(JP,A)
【文献】特開平01-202630(JP,A)
【文献】特開2018-170394(JP,A)
【文献】特開2017-203348(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03C 1/00-1/10
H01H 35/00
G01V 8/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
供給された水を吐水する吐水装置であって、
水を吐水口から吐水する吐水部と、
給水源から供給された水を上記吐水口に導く吐水流路と、
上記吐水部内に配置されると共に、投光した検出光の反射光を受光することにより、上記反射光の受光に対応した受信信号を出力する光電センサと、を備え、
上記光電センサは、
上記検出光を投光する投光素子と、
上記反射光を受光する受光素子と、
電子回路が形成されたセンサ基板であって、上記センサ基板は、上記受光素子を配置する一方側の第1基板面と、他方側の第2基板面とを備える上記センサ基板と、
上記センサ基板の上記第1基板面上の上記受光素子の少なくとも上方及び側方を覆うように上記第1基板面側に設けられると共に電磁波をシールドする金属製のシールドケースとを備え、
上記センサ基板は、さらに、上記第2基板面側に設けられると共に電磁波をシールドするGNDパターンを備え、
上記センサ基板の上記第2基板面は、上記吐水流路に向けて配置され
上記センサ基板は、上記吐水流路に沿って配置されると共に、上記吐水流路の幅よりも内側に位置することを特徴とする吐水装置。
【請求項2】
供給された水を吐水する吐水装置であって、
水を吐水口から吐水する吐水部と、
給水源から供給された水を上記吐水口に導く吐水流路と、
上記吐水部内に配置されると共に、投光した検出光の反射光を受光することにより、上記反射光の受光に対応した受信信号を出力する光電センサと、を備え、
上記光電センサは、
上記検出光を投光する投光素子と、
上記反射光を受光する受光素子と、
電子回路が形成されたセンサ基板であって、上記センサ基板は、上記受光素子を配置する一方側の第1基板面と、他方側の第2基板面とを備える上記センサ基板と、
上記センサ基板の上記第1基板面上の上記受光素子の少なくとも上方及び側方を覆うように上記第1基板面側に設けられると共に電磁波をシールドする金属製のシールドケースとを備え、
上記センサ基板は、さらに、上記第2基板面側に設けられると共に電磁波をシールドするGNDパターンを備えると共に、上記受光素子に接続されるアナログ信号回路と、上記投光素子に接続されるデジタル信号回路が区別された領域に配置され、
上記センサ基板の上記第2基板面は、上記吐水流路に向けて配置され、上記シールドケースは、上記デジタル信号回路を覆わずに上記アナログ信号回路の少なくとも上方及び側方を覆うように形成されていることを特徴とする吐水装置。
【請求項3】
上記センサ基板は、上記受光素子に接続される上記アナログ信号回路が含まれる基板を、上記投光素子に接続される上記デジタル信号回路が含まれる基板と区別した別基板として形成する、請求項2に記載の吐水装置。
【請求項4】
上記光電センサは、さらに、上記吐水装置を制御する制御部と電気的に接続されるハーネスを備え、
上記ハーネスは、上記センサ基板の電子回路のデジタルの信号回路に接続される、請求項2又は3に記載の吐水装置。
【請求項5】
上記シールドケースは、上記投光素子と上記受光素子との間に配置される壁面を備える、請求項1乃至4の何れか1項に記載の吐水装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐水装置に係り、特に、供給された水を吐水する吐水装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、光電センサが設けられた吐水装置が知られている。光電センサは、投光素子により投光された検出光の反射光を、受光素子が受光することにより対象物を検知する。このような光電センサの受光素子は受光信号としてアナログ信号を送出するため電磁波による電磁ノイズの影響を受けやすい。よって、受光素子及び内部ケース全体を囲むような金属製のシールドケースを設けることにより、電磁波がシールドされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-203348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示すような光電センサが、電磁波をシールドするため、受光素子及び内部ケース全体を囲むような金属製のシールドケースを設ける場合には、シールドケースが比較的大きくなり、光電センサの小型化が難しいという課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、センサ基板の第2基板面側を覆うようなシールドケースを形成せずにGNDパターンを形成することにより電磁波をシールドでき、光電センサを小型化できると共に電磁波による電磁ノイズの影響を抑制できる吐水装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、供給された水を吐水する吐水装置であって、水を吐水口から吐水する吐水部と、給水源から供給された水を上記吐水口に導く吐水流路と、上記吐水部内に配置されると共に、投光した検出光の反射光を受光することにより、上記反射光の受光に対応した受信信号を出力する光電センサと、を備え、上記光電センサは、上記検出光を投光する投光素子と、上記反射光を受光する受光素子と、電子回路が形成されたセンサ基板であって、上記センサ基板は、上記受光素子を配置する一方側の第1基板面と、他方側の第2基板面とを備える上記センサ基板と、上記センサ基板の上記第1基板面上の上記受光素子の少なくとも上方及び側方を覆うように上記第1基板面側に設けられると共に電磁波をシールドする金属製のシールドケースとを備え、上記センサ基板は、さらに、上記第2基板面側に設けられると共に電磁波をシールドするGNDパターンを備えることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、光電センサは、センサ基板の第1基板面上の受光素子の少なくとも上方及び側方を覆うように第1基板面側に設けられると共に電磁波をシールドする金属製のシールドケースを備え、センサ基板は、さらに、第2基板面側に設けられると共に電磁波をシールドするGNDパターンを備える。これにより、センサ基板の一方側の第1基板面に配置された受光素子に対しシールドケースにより第1基板面側からの電磁波をシールドでき、GNDパターンにより第2基板面側からの電磁波をシールドできる。よって、センサ基板の第2基板面側にシールドケースを形成せずに第2基板面側にGNDパターンを形成することにより電磁波をシールドでき、シールドケースを小型化できる。よって、光電センサを小型化できると共に電磁波による電磁ノイズの影響を抑制できる。
【0007】
本発明において、好ましくは、上記センサ基板の上記第2基板面は、上記吐水流路に向けて配置される。
このように構成された本発明においては、センサ基板の第2基板面は、吐水流路に向けて配置されるので、仮に第2基板面側に設けられるGNDパターンがセンサ基板の外周端部まで設けられなかったとしても、吐水流路中の水により電磁波をシールドすることができ、第2基板面側からの電磁波による電磁ノイズの影響を抑制できる。
【0008】
本発明において、好ましくは、上記センサ基板は、上記受光素子に接続されるアナログ信号回路と、上記投光素子に接続されるデジタル信号回路と、を区別した領域に配置し、上記シールドケースは、上記デジタル信号回路を覆わずに上記アナログ信号回路の少なくとも上方及び側方を覆うように形成されている。
このように構成された本発明においては、シールドケースは、デジタル信号回路を覆わずにアナログ信号回路の少なくとも上方及び側方を覆うように形成されているので、アナログ信号回路及びデジタル信号回路の全体を覆うように形成する場合と比べてシールドケースの大きさを抑制することができる。よって、アナログ信号回路をシールドケースで覆うことにより電磁波による電磁ノイズの影響を抑制すると共に、シールドケースを小型化でき、光電センサをより小型化できる。
【0009】
本発明において、好ましくは、上記センサ基板は、上記受光素子に接続される上記アナログ信号回路が含まれる基板を、上記投光素子に接続される上記デジタル信号回路が含まれる基板と区別した別基板として形成する。
このように構成された本発明においては、センサ基板は、受光素子に接続されるアナログ信号回路が含まれる基板を、投光素子に接続されるデジタル信号回路が含まれる基板と区別した別基板として形成する。これにより、シールドケースがアナログ信号回路及びデジタル信号回路の両方を備える基板のうち一部に形成され、シールドケースが複雑な形状となることを防ぐことができる。よって、シールドケースをアナログ信号回路が含まれる基板側のみに比較的容易に取付けることができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、上記光電センサは、さらに、上記吐水装置を制御する制御部と電気的に接続されるハーネスを備え、上記ハーネスは、上記センサ基板の電子回路のデジタルの信号回路に接続される。
このように構成された本発明においては、ハーネスが、センサ基板の電子回路のデジタルの信号回路に接続されるので、ハーネスと電子回路との接続部分は比較的電磁ノイズの影響を受けにくく形成される。これにより、ハーネスと電子回路との接続部分をシールドケース内に配置しなくとも電磁波による電磁ノイズの影響をより抑制できる。また、シールドケースがハーネスと電子回路との接続部分を覆うように大型化されることを抑制することができ、シールドケースを小型化できる。
【0011】
本発明において、好ましくは、上記シールドケースは、上記投光素子と上記受光素子との間に配置される壁面を備える。
このように構成された本発明においては、シールドケースは、投光素子と受光素子との間に配置される壁面を備えるので、シールドケースにより、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、受光素子の誤検知が発生することを抑制できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の吐水装置によれば、光電センサを小型化できると共に電磁波による電磁ノイズの影響を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。
図2図1の吐水装置の光電センサの分解斜視図である。
図3図1の吐水装置の光電センサのセンサケースの天井部分、遮光ケースの天井部分及びシールドケースの天井部分を除いた状態で上面から見た上面図である。
図4図3のIV-IV線に沿って見た断面図である。
図5図1のV-V線に沿って見た断面を遮光ケースを除いた状態で示す断面図である。
図6図5の光電センサをセンサケース及び遮光ケースを除いた状態で拡大して示す部分拡大断面図である。
図7図2の光電センサの回路基板を下方から見た状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態による吐水装置を備えた吐水システムについて説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。吐水装置1は使用者の手指等及び/又は対象物を検知して自動的に吐水する自動水栓タイプの吐水装置である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による吐水装置1を備えた吐水システム2は、洗面台用の吐水システムである。吐水システム2は、供給された水を吐水する吐水装置1と、吐水装置1から吐水された水を受けるボウル部4と、ボウル部4で受けた水を排水する排水路6と、を備えている。
吐水システム2の吐水装置1は、台所用の吐水システムの吐水装置、小便器用の吐水システムの吐水装置、手洗い器用の吐水システムの吐水装置等の水を吐水する必要がある部分に設けることができる。
【0015】
吐水装置1は、給水源(図示せず)から供給される水を吐水する吐水装置であり、カウンター8等に設置されている。
吐水装置1は、カウンター8に固定される水栓本体10と、給水源から延びる給水路12と、給水路12を開閉する電磁弁14と、電磁弁14を制御する制御部16とを備えている。
【0016】
電磁弁14は、後述する制御部16と電気的に接続され、後述する制御部16により制御されるようになっている。
【0017】
水栓本体10は、ボウル部4側の上方に延びる吐水部18と、給水源から供給された水を吐水口20に導く吐水流路22と、吐水部18内に配置される光電センサ24とを備えている。
水栓本体10の中空の四角柱状の外郭部材10aの内側空間に吐水流路22及び光電センサ24等が配置される。外郭部材10aは金属製である。外郭部材10aは、金属製に限られず一部に樹脂を使用しているものであってもよく、樹脂表面に金属メッキ加工、金属蒸着等による金属のような表面仕上げを施したものであってもよい。外郭部材10aは筒状であってもよい。
【0018】
吐水部18は、水を吐水口20から吐水するように形成される。吐水部18の外形は、水栓本体10の外郭部材10aにより形成されている。吐水部18は、外郭部材10aの開口部の内側において水を吐水する吐水口20を配置するように形成されている。吐水口20は吐水流路22の下流端に形成されている。吐水流路22は、水を通水する流路を形成し、吐水装置1の使用時には水が満たされた状態となる。なお、本実施形態における水には、いわゆる水道水及び井戸水等に限られず、温度調節機器(図示せず)により温度調節された湯水、いわゆる改質された機能水(酸性、アルカリ性、除菌効果を有する水等の機能水)、水石けん等も含まれる。
【0019】
制御部16は、吐水装置1を制御する制御部である。制御部16は、電磁弁14及び光電センサ24等の各機能部と電気的に接続され、電気信号を相互に送受信することができ、各機能部を電気的に操作できるようになっている。例えば、制御部16は、電磁弁14の開閉操作、光電センサ24の検知動作等を制御する機能を有する。制御部16は、光電センサ24の受信信号(検知信号)を受けて、予め記憶されたプログラム等に従って電磁弁14の制御を行う。制御部16は、各機器を制御できるようなメモリ等の記憶装置(図示せず)及び演算装置(図示せず)を備えている。制御部16は、各機器の制御により例えば光電センサ24による使用者の検知に基づいて吐水部18からの水の吐水を制御する機能を有する。
【0020】
光電センサ24は、吐水部18内に配置されると共に、投光した検出光Aの反射光Bを受光することにより、反射光Bの受光に対応した受信信号(検知信号)を制御部16に出力する。光電センサ24は、例えば赤外線センサである。光電センサ24は、吐水部18において外郭部材10aの内側に収納され、外郭部材10aの内部において下向きに配置されている。また、吐水部18の吐水口20を吐水口20の前方から見た状態で、光電センサ24は、吐水口20と並んで外郭部材10aの内側に配置されている。
【0021】
なお、図1において、光電センサ24が検出光を投光する方向を前方側とし、前方側と反対側を後方側とし、光電センサ24の前後方向を矢印Xにより示している。吐水部18の吐水口20の吐水方向を吐水口20の前方側とし、吐水口20の吐水流路22側を吐水口20の後方側とする。吐水口20の前方向と光電センサ24の前方向とは概ね一致しており、吐水口20の後方向と光電センサ24の後方向とは概ね一致している。
光電センサ24の吐水流路22側を下方側とし、下方側と反対側を上方側とし、光電センサ24の上下方向を矢印Yにより示している。なお、光電センサ24を前方側から見た右手方向を右側とし、右側と反対側を左側とし、光電センサ24の左右方向を矢印Z(図3参照)により示している。
【0022】
光電センサ24は、吐水方向に向けて(ボウル部4に向けて)配置されている。光電センサ24を小型化することにより、光電センサ24の配置の向きに応じて、吐水部18の高さ、幅、長さ、又は外径等の要素のうち少なくともいずれかをより小さくすることができる。よって、吐水部18及び吐水装置1が小型化できる。
【0023】
次に、図2乃至図4に示すように、光電センサ24について説明する。
図2図1の吐水装置の光電センサの分解斜視図であり、図3図1の吐水装置の光電センサのセンサケースの天井部分、遮光ケースの天井部分及びシールドケースの天井部分を除いた状態で上面から見た上面図であり、図4図3のIV-IV線に沿って見た断面図である。
【0024】
光電センサ24は、中空の箱状に形成されたセンサケース26と、センサケース26の内部と外部とを連通する後方開口部26a(図3参照)を覆うように形成されるバックプレート28と、電子回路が形成された回路基板32と、回路基板32と電気的に接続されたハーネス34と、検出光Aを投光する投光素子36と、反射光Bを受光する受光素子38と、電磁波、外来ノイズ、信号等の電磁ノイズ発生要因をシールドするシールドケース39と、投光素子36の外側に形成される遮光ケース48とを備えている。
【0025】
図2に示すように、センサケース26は、回路基板32を内部に収容するようになっている。センサケース26は、回路基板32、投光素子36及び受光素子38等を覆うように形成され、防水ケースを形成している。センサケース26は、バックプレート28及びハーネス34を取付ける後方開口部26aと、検出光Aを透過する部材である検出光窓26bと、検出光Aが使用者の手指等で反射した反射光Bを透過する部材である反射光窓26cとを備えている。
【0026】
バックプレート28は、バックプレート28がセンサケース26内部に嵌合された状態で、回路基板32をセンサケース26内に固定する。
【0027】
図4に示すように、バックプレート28は、立壁状部分28bにおいてハーネス34を通すハーネス孔28a(図4参照)を形成する。ハーネス孔28aは、ハーネス34を通すことができるように、ハーネス34の径よりもわずかに大きな大きさの高さの開口を形成している。
センサケース26の後方開口部26aに取付けられたバックプレート28の外側を覆うように樹脂層(図示せず)が形成されている。この樹脂層は、ポッティングにより樹脂を硬化させて形成され、水が光電センサ24の外部から内部の回路基板32側に侵入することを抑制する防水性を有する。
【0028】
ハーネス34は、回路基板32と制御部16とを電気的に接続するワイヤーハーネスである。ハーネス34は、カバー内の電線34aをハーネス基板42にはんだ付けすることにより、ハーネス基板42と電気的に接続される。ハーネス34は、本体基板40の電子回路のデジタル信号回路に接続される。
【0029】
投光素子36は、本体基板40上に配置される。投光素子36は、表面実装タイプ(例えばチップタイプ)の投光素子である。投光素子36は、例えばLEDである。さらに、投光素子36の発光部36eが、本体基板40上に配置される。投光素子36の発光部36eは赤外線を投光するように構成される。
【0030】
次に、図2乃至図6により、光電センサ24の回路基板32についてより詳細に説明する。図5図1のV-V線に沿って見た断面を遮光ケースを除いた状態で示す断面図であり、図6図5の光電センサをセンサケース及び遮光ケースを除いた状態で拡大して示す部分拡大断面図である。
【0031】
回路基板32は、投光素子36及び受光素子38が配置されるセンサ基板である本体基板40と、ハーネス34がはんだ付けされるハーネス基板42と、本体基板40とハーネス基板42とを接続する可撓性の第1フレキシブル基板44とを備えている。
【0032】
図5に示すように、本体基板40は、薄板状に形成される。本体基板40は、受光素子38を配置する一方側の第1基板面40aと、他方側の第2基板面40bとを備える。第2基板面40bは、第1基板面40aと反対側の裏面である。第2基板面40bは、吐水流路22側に向けて配置される。本体基板40は、光電センサの24の前後方向及び左右方向に延びている。本体基板40はリジッドタイプのプリント基板により形成される。
【0033】
図2及び図3に示すように、本体基板40は、さらに、受光素子38が載せられるように配置される第1センサ基板58と、第1センサ基板58の側方に配置され、投光素子36が配置される第2センサ基板60と、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間に配置され、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間を電気的に接続する接続基板である第2フレキシブル基板62とを備える。
【0034】
図3に示すように、第1センサ基板58は、リジッドタイプのプリント基板により形成される。受光素子38が受光した反射光Bのアナログ信号(電磁ノイズに比較的弱い)を、電磁ノイズに比較的強いデジタル信号形態に変換する前のアナログ信号用の受光信号回路64は、第1センサ基板58内に配置される。受光信号回路64は、電磁ノイズに比較的弱いアナログ信号を伝達する。すなわち、第1センサ基板58は、受光素子38が受光した反射光Bのアナログ信号を、電磁ノイズに比較的強いデジタル信号形態に変換処理する信号処理部66を第1センサ基板58上に備えている。第1センサ基板58は、信号処理部66において処理されたデジタル信号を伝達するデジタル信号回路69も第1センサ基板58上に備えている。図3においては、受光信号回路64の形状は例示で示され、受光信号回路64は受光信号回路が形成されている部分(領域)を概略的に示している。
【0035】
受光信号回路64が、リジッドタイプであり且つ比較的シンプルな四角形状の第1センサ基板58内に配置される。これにより、比較的簡易な箱状のシールドケース39により、受光信号回路64が電磁ノイズの影響を受けることを抑制することができ、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けることを抑制することができる。受光信号回路64は受光素子38と信号処理部66とを電気的に接続し、デジタル信号回路69が信号処理部66とハーネス34とを電気的に接続するように形成されている。デジタル信号回路69は後述するように、第2フレキシブル基板62及び第2センサ基板60を通って形成されている。図3においては、デジタル信号回路68、69の形状は例示で示され、デジタル信号回路68、69はデジタル信号回路が形成されている部分(領域)を概略的に示している。なお、デジタル信号回路68及びデジタル信号回路69をまとめてデジタルの信号回路と称する。
このように、回路基板32は、受光素子38に接続されるアナログ信号回路である受光信号回路64と、投光素子36に接続されるデジタル信号回路68と、を区別した領域に配置している。なお、回路基板32は、受光素子38に接続される受光信号回路64が含まれる第1センサ基板58を、投光素子36に接続されるデジタル信号回路68が含まれる第2センサ基板60と区別した別基板として形成する。
【0036】
第1センサ基板58は、さらに、第2基板面40b側に設けられると共に電磁波をシールドするGNDパターン(グランドパターン)70を備える。第1センサ基板58の第2基板面40bは、吐水流路22側に向けて配置されるので、GNDパターン70は吐水流路22側に向けて配置される。GNDパターン70は、第2基板面40bの概ね全体を覆うような平板状に形成されている。GNDパターン70は、GNDパターン、GNDベタ層、シールド用GNDパターンを含む。GNDパターン70は、電磁波を一定程度シールドする機能を有していればよい。GNDパターン70が第2基板面40b側に設けられるとは、GNDパターン70が第1センサ基板58の第1基板面40aよりも第2基板面40b側に寄って配置される場合を含む。すなわち、GNDパターン70は、第2基板面40b上の層に限られず、第1センサ基板58中の中間層として設けられていてもよい。GNDパターン70及びシールドケース39は電気的に同電位となるように形成されている。
【0037】
図3に示すように、第2センサ基板60は、リジッドタイプのプリント基板により形成される。第2センサ基板60は、第1センサ基板58と平行又は面一に並んで配置されている。第2センサ基板60は、デジタル信号を伝達するデジタル信号用のデジタル信号回路68を第2センサ基板60の上に備えている。従って、第2センサ基板60は、デジタル信号を伝達するので、第2センサ基板60は、シールドケース39により覆われていない状態でも電磁ノイズの影響を受けにくい。デジタル信号回路68は、ハーネス34と投光素子36とを電気的に接続するように形成されている。ハーネス34は、デジタルの信号回路(デジタル信号回路68及びデジタル信号回路69)に接続される。
【0038】
第2フレキシブル基板62は、薄板状に形成され、可撓性を有している。第2フレキシブル基板62は、フレキシブルタイプのプリント基板により形成される。第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60の中間部分の層を延伸するような位置に形成されている。例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)等のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより内部層が露出され、この内部層により形成される。よって、例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60を接続した状態のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより形成されてもよい。よって、第2フレキシブル基板62の高さ方向(上下方向)の厚みは、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の高さ方向(上下方向)の厚みよりも小さい。また、第2フレキシブル基板62の上面の高さ(上下方向の高さ)は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の上面の高さ(上下方向の高さ)よりも低い。
【0039】
第2フレキシブル基板62は、第2センサ基板60上の投光素子36の後端位置36bよりも後方に配置される。第2フレキシブル基板62は、デジタル信号を伝達するデジタル信号用のデジタル信号回路68を第2フレキシブル基板62上に備えている。従って、第2フレキシブル基板62は、デジタル信号を伝達するので、第2フレキシブル基板62は、シールドケースにより覆われていない状態でも電磁ノイズの影響を受けにくい。
【0040】
ハーネス基板42は、本体基板40に対して垂直な立壁状に配置された状態で固定される。ハーネス基板42の上下方向の高さはその左右方向の幅よりも小さい。ハーネス基板42の高さ、すなわち光電センサ24の上下方向の高さ(長さ)は、ハーネス34の径よりもわずかに大きい大きさに対応する高さ(長さ)に形成されている。ハーネス基板42はリジッドタイプのプリント基板により形成される。
【0041】
ハーネス基板42には、小穴42a(図4参照)が形成され、小穴42aには、ハーネス34の信号線が挿入され、挿入された状態で、ハーネス34の電線とハーネス基板42の小穴42aとがはんだ付けされる。ハーネス34の電線と小穴42aとがはんだ付けされることにより、両者が電気的に接続される。
【0042】
第1フレキシブル基板44は、薄板状に形成される。第1フレキシブル基板44は、前後方向(X方向)に延びる本体基板40と、上下方向(Y方向)に延びるハーネス基板42との間で約90度折り曲がった状態で配置される。第1フレキシブル基板44は、本体基板40とハーネス基板42とを電気的に接続する。第1フレキシブル基板44は、フレキシブルタイプのプリント基板により形成される。なお、回路基板32は、第1フレキシブル基板44の配置部分が曲がるように形成されているリジッドフレキシブル基板により形成されてもよい。
【0043】
遮光ケース48は、本体基板40の上下方向及び左右方向を覆う箱状に形成される。また、遮光ケース48は、投光素子36と受光素子38との間に配置される第1遮光壁50を備えている。第1遮光壁50の前端はセンサケース26の前面部の内側近傍まで延びており、その後端はハーネス基板42の近傍まで延びている。第1遮光壁50の上下方向の全体が、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の前方の位置まで延びている。第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62より上方側の高さの部分は、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の上方側の位置を通り第2フレキシブル基板62の後方まで形成される。第1遮光壁50には第2フレキシブル基板62を内部に配置した状態とできるスリット50aが形成されている。よって、遮光ケース48が前方から本体基板40を覆うように挿入された際にスリット50a内に第2フレキシブル基板62が通される。遮光ケース48は、検出光を遮光できる樹脂により形成されている。遮光ケース48は、遮光用の素材で形成されるため、電磁波を有効にシールドする機能は有していない。このような構成により、遮光ケース48は、投光素子36から投光された検出光が反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、誤検知が発生することを抑制することができる。
【0044】
シールドケース39は直方体形の箱状に形成されている。シールドケース39は受光素子38付きの第1センサ基板58を内部に収納できるようになっている。シールドケース39は、遮光ケース48の内側に取付けられる。シールドケース39は、遮光ケース48よりわずかに小さい大きさを有する。シールドケース39は、電磁波をシールドする金属製のシールドケースを形成している。なお、シールドケース39の一部が他の電磁波のシールド機能を有する部材により形成されていてもよい。
【0045】
シールドケース39は、本体基板40の第1基板面40a上の受光素子38を少なくとも一部覆うように形成されている。より具体的には、シールドケース39は、本体基板40の第1基板面40a上の受光素子38の少なくとも上方及び側方の両方を覆うように第1基板面40a側に設けられる。受光素子38の上方は、受光素子38の上下方向(第1センサ基板58の上下方向)の上方側であり、受光素子38の側方は、受光素子38の左右方向(第1センサ基板58の左右方向)の右側方向及び左側方向である。シールドケース39は、デジタル信号回路68を覆わずに受光素子38に加えて受光信号回路64(受光信号回路が形成されている部分)の少なくとも上方及び側方の両方を覆うように形成されている。受光信号回路64の上方は、受光信号回路64の上下方向(第1センサ基板58の上下方向)の上方側であり、受光信号回路64の側方は、受光信号回路64の左右方向(第1センサ基板58の左右方向)の右側方向及び左側方向である。上述のようにシールドケース39は、デジタル信号回路68以外の領域のうち受光信号回路64側の所定の領域を覆うように形成されている。
【0046】
図2及び図6に示すように、シールドケース39は、受光素子38の上方側に設けられる天井壁39aと、受光素子38の右側に設けられる右側側壁39bと、受光素子38の左側に設けられる左側側壁39cと、を備えている。
【0047】
天井壁39aは、平板状に形成され、第1センサ基板58の前端から後端までの長さよりも長い長さに形成され、第1センサ基板58の右側端から左側端までの長さよりも長い長さに形成されている。
【0048】
右側側壁39bは、平板状の縦壁を形成し、第1センサ基板58の前端から後端までの長さよりも長い長さに形成され、第1センサ基板58の側方から第1センサ基板58上の受光素子38よりも高い高さまで形成されている。右側側壁39bの下端は第1センサ基板58の右側端と当接する又は近傍に位置している。
【0049】
左側側壁39cは、平板状の縦壁を形成し、第1センサ基板58の前端から後端までの長さよりも長い長さに形成され、第1センサ基板58の側方から第1センサ基板58上の受光素子38よりも高い高さまで形成されている。左側側壁39cは、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方まで延びる。左側側壁39cには、第2フレキシブル基板62を内部に配置した状態とできるスリット39dが形成されている。よって、シールドケース39が前方から第1センサ基板58を覆うように挿入された際にスリット39d内に第2フレキシブル基板62が通される。スリット39dの下向面39eが、第1基板面40aより下方側の位置に位置し、第1基板面40aの高さ位置と第2フレキシブル基板62との間に配置される。なお、第2フレキシブル基板62は比較的後方側に配置されているので、下向面39eが、第1基板面40aの比較的近傍であれば、下向面39eが、第1基板面40aの高さ位置より高い位置にあってもよい。
【0050】
図2に示すように、本実施形態においては、シールドケース39は、受光素子38の前方の一部を覆うように設けられている。一方、シールドケース39は、受光素子38の前方の全体及び後方の全体を覆うように設けられていない。シールドケース39は、受光素子38の前方に樹脂フィルム72を備えている。樹脂フィルム72は、反射光Bを透過するような透明部材を形成している。樹脂フィルム72は、金属製のシールドケース39と接続されており、電磁波をシールドする機能を有している。
【0051】
また、シールドケース39の後方には開口部39fが形成されている。この開口部39fは、バックプレート28の立壁に当接して閉塞される。よって、バックプレート28によりある程度電磁波がシールドされる。また、開口部39fは、受光素子38と比較的離れた後端において特定の後方向きにのみ開口しているので、開口部39fは、外来の電磁波が受光素子38に到達しにくくなるように形成されている。よって、シールドケース39の開口部39f及び/又はバックプレート28により電磁波をシールドする機能を有している。このようにシールドケース39、樹脂フィルム72及びバックプレート28等により電磁波をシールドするシールド構造体を形成している。なお、変形例としては、シールドケース39は、受光素子38の後方を覆うように形成されてもよい。
【0052】
上述した本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、光電センサ24は、本体基板40の第1基板面40a上の上記受光素子の少なくとも上方及び側方を覆うように第1基板面40a側に設けられると共に電磁波をシールドする金属製のシールドケース39を備え、本体基板40は、さらに、第2基板面40b側に設けられると共に電磁波をシールドするGNDパターン70を備える。これにより、本体基板40の一方側の第1基板面40aに配置された受光素子に対しシールドケース39により第1基板面40a側からの電磁波をシールドでき、GNDパターン70により第2基板面40b側からの電磁波をシールドできる。よって、本体基板40の第2基板面40b側にシールドケース39を形成せずに第2基板面40b側にGNDパターン70を形成することにより電磁波をシールドでき、シールドケース39を小型化できる。よって、光電センサ24を小型化することができると共に電磁波による電磁ノイズの影響を抑制することができる。
【0053】
また、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、本体基板40の第2基板面40bは、吐水流路22に向けて配置されるので、仮に第2基板面40b側に設けられるGNDパターン70が本体基板40の外周端部まで設けられなかったとしても、吐水流路22中の水により電磁波をシールドすることができ、第2基板面40b側からの電磁波による電磁ノイズの影響を抑制できる。
【0054】
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、シールドケース39は、デジタル信号回路68を覆わずにデジタル信号回路68の少なくとも上方及び側方を覆うように形成されているので、デジタル信号回路の全体を覆うように形成する場合と比べてシールドケース39の大きさを抑制することができる。よって、デジタル信号回路68をシールドケース39で覆うことにより電磁波による電磁ノイズの影響を抑制すると共に、シールドケース39を小型化でき、光電センサ24をより小型化できる。
【0055】
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、本体基板40は、受光素子38に接続されるデジタル信号回路68が含まれる第2センサ基板60を、投光素子36に接続されるデジタル信号回路68が含まれる第1センサ基板58と区別した別基板として形成する。これにより、シールドケース39がデジタル信号回路68及びデジタル信号回路69の両方を備える基板のうち一部に形成され、シールドケース39が複雑な形状となることを防ぐことができる。よって、シールドケース39をデジタル信号回路68が含まれる基板側のみに比較的容易に取付けることができる。
【0056】
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、ハーネス34が、本体基板40の電子回路のデジタルの信号回路に接続されるので、ハーネス34と電子回路との接続部分は比較的電磁ノイズの影響を受けにくく形成される。これにより、ハーネス34と電子回路との接続部分をシールドケース39内に配置しなくとも電磁波による電磁ノイズの影響をより抑制できる。また、シールドケース39がハーネス34と電子回路との接続部分を覆うように大型化されることを抑制することができ、シールドケース39を小型化できる。
【0057】
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、シールドケース39は、投光素子36と受光素子38との間に配置される壁面を備えるので、シールドケース39により、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することを抑制できる。
【符号の説明】
【0058】
1 吐水装置
10 水栓本体
10a 外郭部材
16 制御部
18 吐水部
20 吐水口
22 吐水流路
24 光電センサ
26 センサケース
32 回路基板
34 ハーネス
36 投光素子
36a 前端位置
36b 後端位置
38 受光素子
39 シールドケース
40a 第1基板面
40b 第2基板面
44 第1フレキシブル基板
48 遮光ケース
58 第1センサ基板
60 第2センサ基板
62 第2フレキシブル基板
64 受光信号回路
68 デジタル信号回路
69 デジタル信号回路
70 GNDパターン
A 検出光
B 反射光
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7