(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-30
(45)【発行日】2023-09-07
(54)【発明の名称】ロックモジュール、ソーラーパネル取付装置及びキャンピングカー
(51)【国際特許分類】
B60P 3/36 20060101AFI20230831BHJP
【FI】
B60P3/36
(21)【出願番号】P 2022131223
(22)【出願日】2022-08-19
【審査請求日】2022-08-19
(31)【優先権主張番号】202210139592.X
(32)【優先日】2022-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520282568
【氏名又は名称】深▲セン▼市華宝新能源股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】鐘 偉傑
(72)【発明者】
【氏名】羅 湘文
(72)【発明者】
【氏名】孫 中偉
【審査官】林 政道
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-142666(JP,A)
【文献】特開2016-042778(JP,A)
【文献】特開2016-120730(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0037081(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第107672511(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60P 3/36
B60R 16/04
H02J 7/35
H01L 31/04
H02S 20/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリアが固定部材に対して、ロックされ或いはアンロックされることを実現するように用いられる、ロックモジュールであって、
前記固定部材に設けられる接続端と、前記接続端に対して移動可能な駆動端とを含む、駆動部材と、
第1回転軸により前記キャリアに回転的に設けられ、第2回転軸により前記駆動端と回転的に接続され、フックを更に含む、ロック部材と、
前記固定部材に設けられるラッチであって、前記フックは前記ラッチに引っ掛かることができる、ラッチと、を含み、
前記駆動端は、前記フックが前記ラッチから外すように駆動し、且つ前記キャリアが前記固定部材に対して回転するように駆動できるように構成され、或いは、
前記駆動端は、前記フックが前記ラッチに引っ掛かるように駆動するように構成され、前記キャリアを前記固定部材に固定させる、ロックモジュール。
【請求項2】
前記ロック部材には、前記ロック部材の周方向に沿ってストップ突起が設けられ、前記ストップ突起及び前記フックは間隔をあけて設けられ、前記キャリアにはストッパが設けられ、前記ストップ突起は、前記キャリアが前記固定部材に対して回転するとき、前記ストッパに当接する、請求項1に記載のロックモジュール。
【請求項3】
前記第1回転軸は前記ロック部材の断面の円中心に位置し、前記第2回転軸は前記第1回転軸と平行であ
る、請求項1に記載のロックモジュール。
【請求項4】
前記第2回転軸は前記第1回転軸と前記フックの間に位置する、請求項3に記載のロックモジュール。
【請求項5】
前記固定部材の前記キャリアから離れた一端には、調節フットが設けられ、前記調節フットは、前記固定部材の水平面に対する高さ及び角度を調節できるように構成される、請求項1に記載のロックモジュール。
【請求項6】
前記駆動部材はY型コネクターを更に含み、前記Y型コネクターは、前記駆動端の前記接続端から離れた一端に接続され、前記ロック部材は前記第2回転軸により前記Y型コネクターに接続される、請求項1に記載のロックモジュール。
【請求項7】
前記キャリアには取付板が設けられ、前記ロック部材は前記第1回転軸により前記取付板上に回転的に設けられる、請求項1に記載のロックモジュール。
【請求項8】
前記固定部材はフレーム構造であり、前記キャリアは前記固定部材内に置かれることができる、請求項1に記載のロックモジュール。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載のロックモジュールを含むソーラーパネル取付装置であって、ソーラーパネルが前記キャリアに設けられる、ソーラーパネル取付装置。
【請求項10】
車体と、前記車体の頂部に設けられる請求項9に記載のソーラーパネル取付装置と、を含む、キャンピングカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願はキャンピングカーの技術分野に関し、特にロックモジュール、ソーラーパネル取付装置及びキャンピングカーに関する。
【背景技術】
【0002】
屋外長距離旅行のためのキャンピングカーは、通常にルーフに一枚のソーラーパネルを取り付けることにより、各種の電気機器の電量を補充する。春夏秋冬及び昼間において、太陽光の照射角度は毎時毎分でも変わる。ソーラーパネルが十分に太陽光を受けるため、使用者は、ソーラーパネルの起伏角度を仮調整しなければならず、通常に電気プッシュロッドをリモコンすることにより起伏角度を調整する。
【0003】
従来技術において、車輌が運転中に大幅に揺れるので、ソーラーパネルにおける脆性結晶が破壊することを避けるために、使用者は、まずソーラーパネルを水平に固定してから車輌を起動する必要がある。そのとき、使用者は、ルーフに登り手を使ってソーラーパネルを固定しなければならず、操作が複雑で、車輌を壊しやすく、また、一定の安全の懸念を有する。
【0004】
従って、上述の問題の解決するために、ロックモジュール、ソーラーパネル取付装置及びキャンピングカーは望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上説明することから、本願は、操作が便利で、安全性がよい、ロックモジュール、ソーラーパネル取付装置及びキャンピングカーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的に達するために、本願は以下の技術態様を採用する。
【0007】
キャリアが固定部材に対して、ロックされ或いはアンロックされることを実現するように用いられる、ロックモジュールであって、
前記固定部材に設けられる接続端と、前記接続端に対して回転可能な駆動端とを含む、駆動部材と、
第1回転軸により回転的に前記キャリアに設けられ、第2回転軸により前記駆動端と回転的に接続され、フックを更に含む、ロック部材と、
前記固定部材に設けられるラッチであって、前記フックは前記ラッチに引っ掛かることができる、ラッチと、を含み、
前記駆動端は、前記フックが前記ラッチから外すように、且つ前記キャリアが前記固定部材に対して回転するように、駆動できるように構成され、或いは、
前記駆動端は、前記フックが前記ラッチに引っ掛かるように駆動するように構成され、前記キャリアを前記固定部材に固定させる、ロックモジュール。
【0008】
ロックモジュールの好ましい態様とし、前記ロック部材には、前記ロック部材の周方向に沿ってストップ突起が設けられ、前記ストップ突起及び前記フックは間隔をあけて設けられ、前記キャリアにはストッパが設けられ、前記ストップ突起は、前記キャリアが前記固定部材に対して回転するとき、前記ストッパに当接する。
【0009】
ロックモジュールの好ましい態様とし、前記第1回転軸は前記ロック部材の断面の円中心に位置し、前記第2回転軸は前記第1回転軸と平行である。
【0010】
ロックモジュールの好ましい態様とし、前記第2回転軸は前記第1回転軸と前記フックの間に位置する。
【0011】
ロックモジュールの好ましい態様とし、前記固定部材の前記キャリアから離れた一端には、調節フットが設けられ、前記調節フットは、水平面に対して前記固定部材の高さ及び角度を調節できるように構成される。
【0012】
ロックモジュールの好ましい態様とし、前記駆動部材はY型コネクターを更に含み、前記Y型コネクターは、前記駆動端の前記接続端から離れた一端に接続され、前記ロック部材は前記第2回転軸により前記Y型コネクターに接続される。
【0013】
ロックモジュールの好ましい態様とし、前記キャリアには取付板が設けられ、前記ロック部材は前記第1回転軸により前記取付板上に回転的に設けられる。
【0014】
ロックモジュールの好ましい態様とし、前記固定部材はフレーム構造であり、前記キャリアは固定部材内に置かれることができる。
【0015】
上記のいずれか一態様のロックモジュールを含むソーラーパネル取付装置であって、ソーラーパネルが前記キャリアに設けられる、ソーラーパネル取付装置。
【0016】
車体と、前記車体の頂部に設けられる上記のいずれか一態様のソーラーパネル取付装置と、を含む、キャンピングカー。
【発明の効果】
【0017】
本願において、固定部材及びキャリアにロック部材及びラッチがそれぞれ設けられ、ロック部材が、第1回転軸によりキャリアに回転可能に設けられ、且つ第2回転軸により駆動端に回転的に接続されることにより、駆動部材は、動作するとき、まずロック部材におけるフックをラッチから外させることができ、続いて、キャリアが固定部材に対して回転するように駆動し、キャリアが固定部材に対してアンロックされて位置調整されることを実現する。また、駆動部材は、更にフックがラッチに引っ掛かるように駆動でき、キャリアが固定部材に対して固定されることを実現し、接続が便利で、高速で、且つ強固であり、また、安全性がより良好である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本願の実施例における技術態様を明確に説明するために、以下、本願の実施例の説明に使用する必要な図面を簡単に説明するが、以下に説明する図面は本願の一部の実施例に過ぎず、当業者にとっては、創造的な労力を払わずに、本願における実施例の内容及びこれらの図面に基づいて他の図面を獲得することができることは明らかである。
【0019】
【
図1】本願の実施例に係るロックモジュールの模式図である。
【
図2】本願の実施例に係るロックモジュールの、キャリアが固定部材にロックされるときの模式図である。
【
図3】本願の実施例に係るロックモジュールの、キャリアが固定部材とアンロックされるときの、模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本願が解決しようとする課題、採用する技術の態様、達成する技術の効果を、より明確にするために、以下、図面を結びつけて本願の実施例に係る技術態様をさらに詳しく説明するが、説明された実施例は本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者にとって、創造的な労力を払わずに得られる全ての他の実施例は、いずれも本願の特許請求の範囲に属するものである。
【0021】
図1~3に示すように、本実施方式は、キャリア300が固定部材100に対して、ロックされ或いはアンロックされることを実現するように用いられる、ロックモジュールを提供する。当該ロックモジュールは、駆動部材1、ロック部材2及びラッチ110を含み、ここで、駆動部材1は、固定部材100に設けられる接続端11と、接続端11に対して移動可能な駆動端12と、を含む。
【0022】
ロック部材2は断面が大体に円形であり、ロック部材2の周縁の外側にはフック23が延在する。ロック部材2の円中心は第1回転軸21によりキャリア200に回転的に設けられ、駆動端12は第2回転軸22によりロック部材2に回転的に設けられ、第2回転軸22は第1回転軸21と平行であり、第2回転軸22は第1回転軸21とフック23の間に位置する。ラッチ110は固定部材100に設けられ、フック23はラッチ110に引っ掛かることができる。駆動端12は、フック23がラッチ110から外すように、且つキャリア200が固定部材100に対して回転するように駆動できるように構成でき、或いは、駆動端12は、前記フック23が前記ラッチ110に引っ掛かるように駆動するように構成され、前記キャリア200を前記固定部材100に固定させる。
【0023】
固定部材100にラッチ110が設けられ、キャリア200上にロック部材2が設けられ、且つ、ロック部材2が、第1回転軸21によりキャリア200に回転的に設けられ、第2回転軸22により駆動端12に回転的に接続されるにことにより、駆動部材1は、動作するとき、まずロック部材2におけるフック23をラッチ110から外させることができ、続いて、キャリア200が固定部材100に対して回転するように駆動し、キャリア200が固定部材100に対してアンロックされて位置調整されることを実現する。また、駆動部材1は更にフック23がラッチ110に引っ掛かるように駆動でき、キャリア200が固定部材100に対して固定されることを実現し、接続が便利で、高速で、且つ強固であり、また、安全性がより良好である。
【0024】
本実施方式は、上記のようなロックモジュールを含むソーラーパネル取付装置であって、ソーラーパネル300がキャリア200に設けられる、ソーラーパネル取付装置を更に開示する。ロックモジュールを有するソーラーパネル取付装置は、ソーラーパネル300の高さ及び角度を調節するようにキャリア200が固定部材100に対して運動させることができ、且つキャリア200を固定部材100に対してロックさせることができ、ソーラーパネル300の必要ない揺れを減少し、ソーラーパネル300における脆性結晶の破壊を避け、ソーラーパネル300の使用寿命を延長する。
【0025】
本実施方式は、車体と、車体の頂部に設けられる上記のソーラーパネル取付装置と、を含む、キャンピングカーを開示する。当該キャンピングカーは、起動するとき、ロックモジュールによりソーラーパネル300を車体に対して固定させ、車輌が起動するときにソーラーパネル300の揺れを避け、また、使用者は、ルーフに登る必要がなく、ロック及びアンロックがより便利で、且つより安全である。
【0026】
なお、ソーラーパネル取付装置の固定部材100は車体に設けられてもよく、或いは、キャンピングカーの車体のルーフはソーラーパネル取付装置の固定部材100とされてもよく、当業者は必要に従って設置してもよく、これについて限定しない。
【0027】
ロックモジュールの好ましい態様とし、固定部材100のキャリア200から離れた一端に調節フット120が設けられ、調節フット120は、異なる太陽の高度角と、異なるキャンピングカーの車体の形状に適応するため、固定部材100の水平面に対する高さ及び角度を調節できるように構成される。
【0028】
具体的に、調節フット120は調節ボルト121及び調節ブロック122を含み、調節ボルト121は調節ブロック122及び取り付け位置にそれぞれ螺合され、調節ブロック122は取り付け位置に当接し、調節ブロック122の調節ボルト121に螺合された位置を調節することにより、固定部材100の取り付け位置に対する高さ及び角度を調節することができる。
【0029】
好ましくは、調節フット120は、4つ設けられ、固定部材100の四隅にそれぞれ設けられる。
【0030】
好ましいロックモジュールの態様とし、キャリア200は固定部材100に回転的に接続される。駆動端12は、ラッチ110がフック23から外すように駆動し、且つキャリア200が固定部材100に対して一定角度に回転するように駆動するとき、キャリア200におけるソーラーパネル300が太陽によりよく正対することを容易にさせる。駆動端12は、キャリア200が回転して固定部材100と係合するように駆動し、且つフック23がラッチ110に引っ掛かるように駆動するとき、ソーラーパネル300が車体に安定的に接続され、キャンピングカーの起動に用いられる。勿論、他の実施例において、キャリア200は固定部材100に対して直線運動を行われてもよく、ロック部材2において第1回転軸21が第2回転軸22から偏心して設けられることを保証できればよい。
【0031】
具体的に、キャリア200が固定部材100に回転的に接続されることを実現するために、ロックモジュールはヒンジ3を更に含み、ヒンジ3はキャリア200及び固定部材100にそれぞれ接続される。例示的に、キャリア200の固定部材100に対する回動がより安定であることを保証するように、ヒンジ3が複数設けられる。
【0032】
また、キャリア200が固定部材100と係合することを容易とするために、固定部材100はフレーム構造であり、キャリア200はフレーム構造の固定部材100内に置かれることができ、これは、フック23がラッチ110に引っ掛かるときにロックモジュールの全体寸法を減少することに有利である。
【0033】
本実施例において、駆動部材1は電気プッシュロッドであり、駆動部材1はY型コネクター13を更に含み、Y型コネクター13は駆動端12の接続端11から離れた一端に接続され、ロック部材2は第2回転軸22によりY型コネクター13に接続される。即ち、電気プッシュロッドのプッシュロッドは、Y型コネクター13によりロック部材2との回動接続を実現できる。他の実施例において、駆動部材1は、更に、気筒、又は油圧シリンダなどであってもよい。
【0034】
好ましくは、ロック部材2がキャリア200に接続されることを実現するために、キャリア200には取付板220が設けられ、ロック部材2は第1回転軸21により取付板220上に回転的に設けられる。好ましくは、取付板220は、2枚設けられ、2枚の取付板220は平行で間隔をあけて設けられ、ロック部材2は、2枚の取付板220の間に介在し、ロック部材2の取り付けの安定性が保証される。
【0035】
ロックモジュールの好ましい態様とし、ロック部材2には、ロック部材2の周方向に沿ってストップ突起24が設けられ、ストップ突起24及びフック23は間隔をあけて設けられ、キャリア200にはストッパ210が設けられる。キャリア200が固定部材100に対して回転するとき、ストップ突起24はストッパ210に当接する。
【0036】
ロックモジュールの使用手順は以下とおりである。キャリア200を固定部材100からアンロックさせ、且つキャリア200が固定部材100に対して回転するように駆動する必要があるとき、駆動端12は、まず接続端11から張り出し、ロック部材2が第1回転軸21回りに回転するように連行し、
図2に示すようにロック部材2のストップ突起24がキャリア200のストッパ210に当接するまで、ロック部材2のラッチ110をフック23から外させる。駆動端12は、接続端11に対して張り出し続け、アンロックされたキャリア200が固定部材100に対して回転するように駆動する。キャリア200を固定部材100にロックする必要があるとき、駆動端12は、接続端11に対して縮動し、キャリア200の自身の重力により、ロック部材2のストップ突起24は、キャリア200が固定部材100と係合するまで、キャリア200のストッパ210に当接することを保持し続ける。駆動端12は、接続端11に対して縮動し続け、
図1に示すようにロック部材2のフック23がラッチ110に引っ掛かるまで、ロック部材2が第1回転軸21回りに回動するように連行し、ロックを実現する。
【0037】
上記は、本願の好ましい実施例及び本願が利用する技術原理に過ぎない。本願がここで述べた特定の実施例に限らず、当業者にとって、当業者が本願の保護範囲から逸脱せずに、各種の明らかな変化、再調整及び置換を行うことができることが、理解すべきである。従って、本願は、以上の実施例によってより詳細に説明されるが、以上の実施例に限らず、本願の要旨を逸脱しない範囲において、もっと多い他の等価実施例を含んでもよく、範囲が添付の特許請求の範囲に決められる。
【0038】
なお、本願の説明において、「中心」「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「内」、「外」等の用語により指示した方位や位置関係は、図面に基づいて示された方位や位置関係であり、本願の説明を容易にし、説明を簡略化するためのものに過ぎず、言及した装置又は素子が、特定の方位を有し、特定の方位から構成・操作しなければならないことを指示又は暗示するものではない。従って、本願を限定するものではないと理解すべきである。また、「第1」、「第2」という用語は、目的を説明するためのものに過ぎず、相対的な重要性を指示または暗示するものではないと理解すべきである。そのうち、「第1位置」および「第2位置」という用語は、2つの異なる位置を指す。
【0039】
なお、本願の説明において、「取付」、「繋がる」、「連結」という用語は、別途明確な規定と限定がない限り、広義に理解されるべきである。例えば、固定連結であってもよいし、取り外し可能な連結、または一体的な連結であってもよく、機械的連結であってもよいし、電気的連結であってもよく、直接繋がってもよいし、中間媒体を介して間接的に繋がってもよいし、2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者であれば、本願における上記用語の具体的な意味は、具体的な状況に応じて理解できる。
【符号の説明】
【0040】
100 固定部材
110 ラッチ
120 調節フット
121 調節ボルト
122 調節ブロック
200 キャリア
210 ストッパ
220 取付板
300 ソーラーパネル
1 駆動部材
11 接続端
12 駆動端
13 Y型コネクター
2 ロック部材
21 第1回転軸
22 第2回転軸
23 フック
24 ストップ突起
3 ヒンジ