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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-30
(45)【発行日】2023-09-07
(54)【発明の名称】スマート診察システム及びその方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 40/20 20180101AFI20230831BHJP
   G16H 10/00 20180101ALI20230831BHJP
【FI】
G16H40/20
G16H10/00
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022538458
(86)(22)【出願日】2020-12-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-28
(86)【国際出願番号】 KR2020018232
(87)【国際公開番号】W WO2021125719
(87)【国際公開日】2021-06-24
【審査請求日】2022-06-29
(31)【優先権主張番号】10-2019-0171184
(32)【優先日】2019-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522247471
【氏名又は名称】シン,ジュニア・デイヴィッド・スン・ジュン
【氏名又は名称原語表記】SHIN, JR DAVID SUNG JOON
【住所又は居所原語表記】106‐203, 22, DONGJAK‐DAERO 39‐GIL, DONGJAK‐GU, SEOUL 06993, REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】シン,ジュニア・デイヴィッド・スン・ジュン
【審査官】鹿谷 真紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-110247(JP,A)
【文献】特開2017-188074(JP,A)
【文献】特開2015-195026(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に動作を実行させるコンピュータで読み取り可能な保存媒体に保存されたアプリケーションにおいて、
前記動作は、
予約の要請及びユーザの識別情報をアプリケーションサーバを介して病院管理サーバに伝送するステップと、
症状情報を入力されるためのUI画面を提供するステップと、
前記UI画面を介してユーザの症状情報が入力されると、前記症状情報及び待機番号の要請を前記病院管理サーバに伝送するステップと、
前記病院管理サーバから前記待機番号の要請に対応する待機番号を受信し、受信された待機番号を含むUI画面を提供するステップと、
前記受信された待機番号を前記アプリケーションサーバを介して前記病院管理サーバに伝送するステップと
を含み、
前記ユーザの識別情報は、前記病院管理サーバで生成される患者情報に含まれ、
前記症状情報及び前記待機番号は、前記病院管理サーバで生成される待機者情報に含まれ、
前記待機者情報及び前記患者情報は、前記アプリケーションサーバで組み合わせられた識別情報及び待機番号に基づいて、前記病院管理サーバによってマッピングされる、アプリケーション。
【請求項2】
前記マッピングされた患者情報及び待機者情報に基づいて、前記病院管理サーバに伝送された前記症状情報を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報を含む第2のUI画面が、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供される、請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項3】
前記動作は、
病院の予約のためのUI画面を提供するステップと、
前記病院の予約のためのUI画面を介して予約の要請が受信されると、前記予約の要請及び前記ユーザの識別情報を前記アプリケーションサーバを介して前記病院管理サーバに伝送し、
前記アプリケーションサーバを介して前記病院管理サーバから病院の予約情報が受信されると、前記受信された病院の予約情報を含むUI画面を提供するステップとを更に含み、
前記予約情報は、予約時間を含む、請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項4】
前記動作は、
前記予約時間より臨界時間前の時点から、前記端末装置の位置情報を前記病院管理サーバに伝送するステップと、
前記病院管理サーバから前記位置情報に対応する待機番号を受信すると、受信された待機番号を含むUI画面を提供するステップと
を更に含む、請求項3に記載のアプリケーション。
【請求項5】
前記病院管理サーバは、
前記位置情報が前記病院の位置から臨界距離内であれば、順位の高い待機番号を前記端末装置に提供する、請求項4に記載のアプリケーション。
【請求項6】
前記動作は、
前記マッピングされた患者情報及び待機者情報に基づいて、前記病院管理サーバに伝送された前記症状情報及び前記待機番号を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報及び前記待機番号を含む第2のUI画面が、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供される、請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項7】
前記動作は、
前記病院管理サーバから処方情報を受信するステップと、
前記受信された処方情報を含むUI画面を提供するステップと
を更に含み、
前記病院管理サーバは、前記待機番号に基づいて前記処方情報を伝送する端末装置を識別し、前記識別された端末装置に前記処方情報を伝送する、請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項8】
前記病院管理サーバは、
第1の病院管理サーバ及び第2の病院管理サーバを含み、
前記症状情報及び前記待機番号の要請は、前記第1の病院管理サーバに伝送され、
前記ユーザの識別情報は、前記第2の病院管理サーバに伝送される、請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項9】
前記症状情報は、前記端末装置の第1の通信モジュールを用いて、前記病院管理サーバに伝送され、
前記ユーザの識別情報は、前記端末装置の第2の通信モジュールを用いて、前記アプリケーションサーバを介して前記病院管理サーバに伝送される、請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項10】
前記動作は、
前記病院管理サーバから処方情報を受信するステップと、
前記受信された処方情報を含むUI画面を提供するステップと
を更に含み、
前記処方情報は、前記第1の通信モジュールを介して前記病院管理サーバから受信される、請求項9に記載のアプリケーション。
【請求項11】
端末装置、アプリケーションサーバ及び病院管理サーバを含むシステムにおいて、
前記端末装置は、
予約の要請及びユーザの識別情報を前記アプリケーションサーバに伝送し、
前記アプリケーションサーバは、
前記端末装置から受信された前記予約の要請及び前記ユーザの識別情報を病院管理サーバに伝送し、
前記病院管理サーバは、
前記アプリケーションサーバから受信された前記予約の要請及び前記ユーザの識別情報に基づいて患者情報を生成し、
前記端末装置は、
症状情報を入力されるためのUI画面を表示し、
前記UI画面を介してユーザの症状情報が入力されると、前記症状情報及び待機番号の要請を病院管理サーバに伝送し、
前記病院管理サーバは、
前記端末装置から受信した待機番号の要請に基づいて待機番号を生成し、
前記生成された待機番号を前記端末装置に伝送し、
前記端末装置から受信した前記症状情報及び前記生成された待機番号を組み合わせて待機者情報を生成し、
前記端末装置は、
前記病院管理サーバから前記生成された待機番号を受信し、受信された待機番号を含むUI画面を表示し、
前記受信された待機番号を前記アプリケーションサーバに伝送し、
前記アプリケーションサーバは、
前記端末装置から受信された待機番号及び前記ユーザの識別情報を組み合わせて前記病院管理サーバに伝送し、
前記病院管理サーバは、
前記アプリケーションサーバから受信した前記組み合わせられた識別情報及び待機番号に基づいて、前記患者情報及び前記待機者情報をマッピングする、システム。
【請求項12】
前記病院管理サーバは、
前記マッピングされた患者情報及び待機者情報に基づいて、前記病院管理サーバに伝送された前記症状情報を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報を含む第2のUI画面を、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供する、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記端末装置は、
病院の予約のためのUI画面を表示し、
前記病院の予約のためのUI画面を介して予約の要請が受信されると、前記予約の要請及び前記ユーザの識別情報を前記アプリケーションサーバに伝送し、
前記アプリケーションサーバは、
前記端末装置から受信された前記予約の要請及び前記ユーザの識別情報を病院管理サーバに伝送し、
前記病院管理サーバは、
前記アプリケーションサーバから前記予約の要請が受信されると、前記患者情報及び病院の予約情報を生成し、
前記生成された病院の予約情報を前記アプリケーションサーバに伝送し、
前記アプリケーションサーバは、
前記病院の予約情報を前記端末装置に伝送し、
前記端末装置は、
前記アプリケーションサーバから病院の予約情報が受信されると、前記受信された病院の予約情報を含むUI画面を表示し、
前記予約情報は、予約時間を含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記端末装置は、
前記予約時間より臨界時間前の時点から、前記端末装置の位置情報を前記病院管理サーバに伝送し、
前記病院管理サーバから前記位置情報に対応する待機番号を受信すると、受信された待機番号を含むUI画面を表示する、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記病院管理サーバは、
前記位置情報が前記病院の位置から臨界距離内であれば、順位の高い待機番号を前記端末装置に提供する、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記病院管理サーバは、
前記マッピングされた患者情報及び待機者情報に基づいて、前記症状情報及び前記待機番号を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報及び前記待機番号を含む第2のUI画面が、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供する、請求項11に記載のシステム。
【請求項17】
前記病院管理サーバは、
処方情報を生成し、
前記待機番号に基づいて前記処方情報を伝送する端末装置を識別し、
前記識別された端末装置に前記処方情報を伝送し、
前記識別された端末装置は、
前記受信された処方情報を含むUI画面を表示する、請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
前記病院管理サーバは、
第1の病院管理サーバ及び第2の病院管理サーバを含み、
前記症状情報及び前記待機番号の要請は、前記第1の病院管理サーバに伝送され、
前記ユーザの識別情報は、前記第2の病院管理サーバに伝送される、請求項11に記載のシステム。
【請求項19】
前記症状情報は、前記端末装置の第1の通信モジュールを用いて前記病院管理サーバに伝送され、
前記ユーザの識別情報は、前記端末装置の第2の通信モジュールを用いて前記アプリケーションサーバを介して前記病院管理サーバに伝送される、請求項11に記載のシステム。
【請求項20】
前記端末装置は、
前記病院管理サーバから処方情報を受信し、
前記受信された処方情報を含むUI画面を表示し、
前記処方情報は、前記第1の通信モジュールを介して前記病院管理サーバから受信される、請求項19に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマート診察システム及びその方法に関し、より詳細には、個人識別情報と個人症状情報とを区分して管理するスマート診察システム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
患者が病院に行き、待機する時間が長くなることがある。待ち時間が長くなる理由は、一つの病院に患者に対する診察時間が長くなるか、来院患者が多くなるためであろう。
【0003】
待ち時間を減らすためには、患者数と担当医の診察時間を短縮する必要がある。患者数と担当医の診察時間を短縮させるためには、患者に繰り返して尋ねる情報を予め収集しておくことが役に立つだろう。具体的に、担当医又は病院は、患者が来院した理由が何か、具体的にどのような症状で来院したのかに関する情報を予め収集することで、診察時間を短縮させることができる。ここで、効率的な病院の運営、及び患者のアプローチの利便性のために、スマート診察システムを利用することができ、スマート診察システムの運営のために、患者にアプリケーションを介して病院に多様なサービスを提供することができる。具体的に、病院は、アプリケーションを介して患者に関する個人情報を要請することができる。しかし、アプリケーションを介して患者の個人情報を収集する場合、患者の個人情報がアプリケーションサーバを通じて漏洩する可能性が高くなる。患者は、個人情報をアプリケーションで記入することをためらうことがあり、病院側は、個人情報の漏洩に対する責任問題のため、個人情報(例えば、症状に関する情報)を記入してもらうことを避けようする問題が生じる。なお、処方に関する情報を患者に提供する場合でも、個人情報が漏洩する可能性があり、患者及び病院のどちらも処方情報を提供することをはばかる問題が生じかねない。
【0004】
一方、来院する患者数が多くなる場合、予約システムを導入して患者の来院時間を分散させることができる。しかし、予約の確定後、予定時刻に来院しない患者が発生することもある。予定された予約時刻に来院しないノーショー(No-Show)患者が多くなる場合、又は予約なしで来院する飛び込み患者がある場合、病院は受付又は受診の順番を決めることが難しくなってしまうおそれがある。よって、病院が予定された時間に患者が来院するかをしっかり判断することが、患者の待ち時間を減らすうえで大変役に立つ。予定された時間に患者がちゃんと来院してくるかを予約時間前に電話で直接聞くとなると、電話業務を行う担当者の業務負担が増え、人件費がかさむ原因になる。よって、スマート診察システムで予約機能を提供する場合、予約患者が実際に来院するかをしっかり判断することが、効率的な診察システムを管理するうえで役にたつことになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、個人識別情報と個人症状情報とを区分して別途の装置に伝送し、診察の順番を決めることが複雑になるという問題を解決するために、予約患者が実際に来院したか否かを判断するアプリケーション及びそのアプリケーションを含む端末装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するための本実施形態に係る端末装置に動作を実行させるコンピュータで読み取り可能な記録媒体に保存されたアプリケーションにおいて、前記動作は、症状情報を入力されるためのUI画面を提供するステップと、前記UI画面を介してユーザの症状情報が入力されると、前記症状情報及び待機番号の要請を病院管理サーバに伝送するステップと、前記病院管理サーバから前記待機番号の要請に対応する待機番号を受信してよく、受信された待機番号を含むUI画面を提供するステップと、前記ユーザの識別情報をアプリケーションサーバに伝送するステップと、前記アプリケーションサーバが前記ユーザの識別情報を前記病院管理サーバに伝送するように制御するステップとを含む。
【0007】
ここで、前記病院管理サーバに伝送された前記症状情報を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報を含む第2のUI画面が、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供されてよい。
【0008】
なお、前記動作は、病院の予約のためのUI画面を提供するステップと、前記UI画面を介して病院の予約のための情報が入力されると、前記ユーザの識別情報及び前記病院の予約のための情報を、前記アプリケーションサーバに伝送するステップと、前記アプリケーションサーバから病院の予約情報が受信されると、前記受信された病院の予約情報を含むUI画面を提供するステップとを更に含んでよく、前記予約情報は、予約時間を含んでよい。
【0009】
ここで、前記動作は、前記予約時間より臨界時間前の時点から、前記端末装置の位置情報を前記病院管理サーバに伝送するステップと、前記病院管理サーバから前記位置情報に対応する待機番号を受信すると、受信された待機番号を含むUI画面を提供するステップとを更に含んでよい。
【0010】
ここで、前記病院管理サーバは、前記位置情報が前記病院の位置から臨界距離内であれば、順位の高い待機番号を前記端末装置に提供してよい。
【0011】
なお、前記動作は、前記受信された待機番号を前記アプリケーションサーバに伝送するステップと、前記アプリケーションサーバが前記待機番号を前記病院管理サーバに伝送するように制御するステップとを更に含んでよく、前記病院管理サーバに伝送された前記症状情報及び前記待機番号を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報及び前記待機番号を含む第2のUI画面が、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供されてよい。
【0012】
なお、前記動作は、前記病院管理サーバから処方情報を受信するステップと、前記受信された処方情報を含むUI画面を提供するステップとを更に含んでよく、前記病院管理サーバは、前記待機番号に基づいて前記処方情報を伝送する端末装置を識別してよく、前記識別された端末装置に前記処方情報を伝送してよい。
【0013】
一方、前記病院管理サーバは、第1の病院管理サーバ及び第2の病院管理サーバを含んでよく、前記症状情報及び前記待機番号の要請は、前記第1の病院管理サーバに伝送されてよく、前記ユーザの識別情報は前記第2の病院管理サーバに伝送されてよい。
【0014】
なお、前記症状情報は、第1の通信モジュールを介して前記病院管理サーバに伝送されてよく、前記ユーザの識別情報は、第2の通信モジュールを介して前記病院管理サーバに伝送されてよい。
【0015】
ここで、前記動作は、前記病院管理サーバから処方情報を受信するステップと、前記受信された処方情報を含むUI画面を提供するステップとを含んでよく、前記処方情報は、前記第1の通信モジュールを介して前記病院管理サーバから受信されてよい。
【0016】
一方、本発明の一実施形態に係る端末装置は、アプリケーションを保存するメモリと、ディスプレイと、通信インターフェースと、前記アプリケーションを実行して動作を行うプロセッサとを含み、前記動作は、症状情報を入力されるためのUI画面を前記ディスプレイに表示するステップと、前記UI画面を介してユーザの症状情報が入力されると、前記症状情報及び待機番号の要請を病院管理サーバに伝送するステップと、前記病院管理サーバから前記待機番号の要請に対応する待機番号を受信してよく、受信された待機番号を含むUI画面を前記ディスプレイに表示するステップと、前記ユーザの識別情報をアプリケーションサーバに伝送するステップと、前記アプリケーションサーバが前記ユーザの識別情報を前記病院管理サーバに伝送するように制御するステップとを含んでよい。
【0017】
ここで、前記プロセッサは、前記病院管理サーバに伝送された前記症状情報を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報を含む第2のUI画面を、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供してよい。
【0018】
なお、前記プロセッサは、前記UI画面を介して病院の予約のための情報が入力されると、前記ユーザの識別情報及び前記病院の予約のための情報を、前記アプリケーションサーバに伝送してよく、前記アプリケーションサーバから病院の予約情報が受信されると、前記受信された病院の予約情報を含むUI画面を前記ディスプレイに表示してよく、前記予約情報は、予約時間を含んでよい。
【0019】
ここで、前記プロセッサは、前記予約時間より臨界時間前の時点から、前記端末装置の位置情報を前記病院管理サーバに伝送してよく、前記病院管理サーバから前記位置情報に対応する待機番号を受信すると、受信された待機番号を含むUI画面を前記ディスプレイに表示してよい。
【0020】
ここで、前記病院管理サーバは、前記位置情報が前記病院の位置から臨界距離内であれば、順位の高い待機番号を前記端末装置に提供してよい。
【0021】
なお、前記プロセッサは、前記受信された待機番号を前記通信インターフェースを介して前記アプリケーションサーバに伝送してよく、前記アプリケーションサーバが前記待機番号を前記病院管理サーバに伝送するように制御してよく、前記病院管理サーバに伝送された前記症状情報及び前記待機番号を含む第1のUI画面、及び前記ユーザの識別情報及び前記待機番号を含む第2のUI画面が、前記病院管理サーバと通信するディスプレイ装置に提供されてよい。
【0022】
なお、前記プロセッサは、前記病院管理サーバから処方情報を受信してよく、前記受信された処方情報を含むUI画面を前記ディスプレイに表示してよく、前記病院管理サーバは、前記待機番号に基づいて前記処方情報を伝送する端末装置を識別してよく、前記識別された端末装置に前記処方情報を伝送してよい。
【0023】
なお、前記病院管理サーバは、第1の病院管理サーバ及び第2の病院管理サーバを含んでよく、前記症状情報及び前記待機番号の要請は、前記第1の病院管理サーバに伝送されてよく、前記ユーザの識別情報は前記第2の病院管理サーバに伝送されてよい。
【0024】
ここで、前記症状情報は、第1の通信モジュールを介して前記病院管理サーバに伝送されてよく、前記ユーザの識別情報は、第2の通信モジュールを介して前記病院管理サーバに伝送されてよい。
【0025】
ここで、前記プロセッサは、前記病院管理サーバから処方情報を受信してよく、前記受信された処方情報を含むUI画面を前記ディスプレイに表示してよく、前記処方情報は、前記第1の通信モジュールを介して前記病院管理サーバから受信されてよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態に係るユーザ端末装置を示すブロック図である。
図2図1のユーザ端末装置の具体的な構成を説明するためのブロック図である。
図3】一実施形態に係る患者診察システムの構成を説明するための図である。
図4図3の実施形態を説明するためのフローチャートである。
図5】別の実施形態に係る患者診察システムの構成を説明するための図である。
図6図5の実施形態を説明するためのフローチャートである。
図7】更に別の実施形態に係る患者診察システムの構成を説明するための図である。
図8図7の実施形態を説明するためのフローチャートである。
図9】病院で患者を管理する複数の段階を説明するためのフローチャートである。
図10】患者を管理する複数の段階のうち、一実施形態に係る予約段階を説明するためのフローチャートである。
図11】過去履歴情報を用いて予約段階を行う実施形態を説明するための図である。
図12図11の実施形態に係るUIを説明するための図である。
図13】患者を管理する複数の段階のうち、別の実施形態に係る予約段階を説明するためのフローチャートである。
図14図13の実施形態に係るUIを説明するための図である。
図15】患者を管理する複数の段階のうち、受付段階を説明するためのフローチャートである。
図16】位置情報を用いて待機番号を伝送する実施形態を説明するための図である。
図17図16の実施形態の具体的な方法を説明するためのフローチャートである。
図18】順番報知情報を伝送する一実施形態を説明するためのフローチャートである。
図19】順番報知情報を伝送する別の実施形態を説明するためのフローチャートである。
図20】患者を管理する複数の段階のうち、診察段階を説明するためのフローチャートである。
図21】患者情報と待機者情報とをマッピングする一実施形態を説明するための図である。
図22図21の実施形態で伝送される情報を具体的に説明するための図である。
図23】患者情報と待機者情報とをマッピングする別の実施形態を説明するための図である。
図24】患者情報と待機者情報とをマッピングする更に別の実施形態を説明するための図である。
図25】症状情報を同期化する一実施形態を説明するための図である。
図26】症状情報を同期化する別の実施形態を説明するための図である。
図27】患者を管理する複数の段階のうち、処方段階を説明するためのフローチャートである。
図28】処方情報を伝送する段階を説明するための図である。
図29】処方情報を同期化する一実施形態を説明するための図である。
図30】症状情報及び処方情報を同期化する実施形態を説明するための図である。
図31】一実施形態に係るユーザ端末装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下では、添付図面を参照し、本発明について詳細に説明する。
【0028】
本発明の一実施形態で使用される用語は、本発明における機能を考慮しつつ、できる限り現在広く使われている一般的な用語を選択しているが、それは、当分野に携わる技術者の用途又は判例、新たな技術の出現などによって異なることがある。なお、特定の場合、出願人の任意で採用した用語もあり、この場合、当該開示の説明において、詳細にその意味を記載する。よって、本発明で使われる用語は単なる用語の名称ではない、その用語のもつ意味と、本発明の全般にわたる内容に基づいて定義されるべきである。
【0029】
本明細書において、「有する」、「有してよい」、「含む」、又は「含んでよい」などの表現は、当該特徴(例:数値、機能、動作又は部品などの構成要素)の存在を指し、更なる特徴を排除しない。
【0030】
A又は/及びBのうち少なくとも一方という表現は、「A」又は「B」、或いは「A及びB」のうち、何れかを示すものとして理解されべきである。
【0031】
本明細書で使われる「第1」、「第1」、「一番目」又は「二番目」などの表現は、多様な構成要素を、順番及び/又は重要度によらず修飾してよく、或る構成要素を別の構成要素と区別するために使用するだけで、当該構成要素を限定しない。
【0032】
或る構成要素(例:第1の構成要素)が別の構成要素(例:第2の構成要素)に「(機能的に又は通信的に)連結されて((operatively or communicatively) coupled with/to)」いるか、「接続されて(connected to)」いると言及された際には、或る構成要素が別の構成要素に直接接続されるか、別の構成要素(例:第3の構成要素)を介して接続されてよいと理解されるべきである。
【0033】
単数の表現は、文脈上明白にそうでないと意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」又は「構成される」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つ又はそれ以上の別の特徴や、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらを組み合わせたものの存在又は付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0034】
本発明において、「モジュール」或いは「部」は、少なくとも一つの機能や動作を行い、ハードウェア又はソフトウェアで実現されるか、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現されてよい。なお、複数の「モジュール」或いは複数の「部」は、特定のハードウェアで実現される必要のある「モジュール」或いは「部」を除いては、少なくとも一つのモジュールで一体化されて少なくとも一つのプロセッサ(図示せず)で実現されてよい。
【0035】
本明細書において、ユーザという用語は、電子装置を使用する人、又は電子装置を使用する装置(例:人工知能電子装置)を指してよい。
【0036】
以下、添付された図を参照し、本発明の一実施形態についてより詳細に説明する。
【0037】
図1は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末装置を示すブロック図である。
【0038】
図1を参照すると、ユーザ端末装置100は、メモリ110、通信インターフェース120、ディスプレイ130及びプロセッサ140で構成されてよい。
【0039】
メモリ110は、プロセッサ140に含まれたROM(例えば、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory))、RAMなどの内部メモリで実現されるか、プロセッサ140と別途のメモリで実現されてよい。この場合、メモリ110は、データ保存用途に応じて、ユーザ端末装置100にエンベデッドされたメモリで実現されるか、ユーザ端末装置100に着脱可能なメモリで実現されてよい。例えば、ユーザ端末装置100の駆動のためのデータの場合、ユーザ端末装置100にエンベデッドされたメモリに保存され、ユーザ端末装置100の拡張機能のためのデータの場合、ユーザ端末装置100に着脱可能なメモリに保存されてよい。
【0040】
メモリ110は、スマート診察システムに用いられるアプリケーションを保存することができる。メモリ110に保存されたアプリケーションは、病院予約機能をユーザに提供することができる。メモリ110に保存されたアプリケーションは、予め設定された周期でアップデートされてよく、アプリケーションはプロセッサ140を用いて多様な機能をユーザに提供してよい。
【0041】
通信インターフェース120は、多様な通信方式によって多様な類型の外部装置と通信を行う構成である。通信インターフェース120は、Wi-Fiモジュール、ブルートゥースモジュール、赤外線モジュール及び無線通信モジュールなどを含む。ここで、各通信モジュールは、少なくとも一つのハードウェアチップで実現されてよい。
【0042】
Wi-Fiモジュール、ブルートゥースモジュールは、それぞれ、Wi-Fi方式、ブルートゥース方式で通信を行う。Wi-Fiモジュールやブルートゥースモジュールを用いる場合には、SSID及びセッションキーなどのような各種接続情報を先に送受信し、それを用いて通信接続した後、各種情報を送受信することができる。
【0043】
赤外線通信モジュールは、光線とミリ波との間にある赤外線を用いて、近距離に無線でデータを伝送する赤外線通信(IrDA、infrared Data Association)技術によって通信を行う。
【0044】
無線通信モジュールは、上述の通信方式の他に、Zigbee、3G(3rd Generation)、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE Advanced)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)などのような多様な無線通信規格によって通信を行う少なくとも一つの通信チップを含んでよい。
【0045】
その他に、通信インターフェース120は、LAN(Local Area Network)モジュール、イーサネットモジュール、又はペアケーブル、同軸ケーブル又は光ファイバケーブルなどを用いて、通信を行う有線通信モジュールのうち、少なくとも一つを含んでよい。
【0046】
一例によって、通信インターフェース120は、リモコンのような外部装置及び外部サーバと通信するために、同じ通信モジュール(例えば、Wi-Fiモジュール)を利用することができる。
【0047】
別の例によって、通信インターフェース120は、リモコンのような外部装置及び外部サーバと通信するために、異なる通信モジュール(例えば、Wi-Fiモジュール)を利用することができる。例えば、通信インターフェース120は、外部サーバと通信するために、イーサネットモジュール又はWi-Fiモジュールのうち少なくとも一方を利用してよく、リモコンのような外部装置と通信するために、BTモジュールを利用してよい。ただ、それは一実施形態に過ぎず、通信インターフェース120は、複数の外部装置又は外部サーバと通信する場合、多様な通信モジュールのうち、少なくとも一つの通信モジュールを利用してよい。
【0048】
ディスプレイ130は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diodes)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)などのような多様な形態のディスプレイで実現されてよい。ディスプレイ130内には、a-si TFT、LTPS(low temperature poly silicon) TFT、OTFT(organic TFT)などのような形態で実現できる駆動回路、バックライトユニットなども併せて含まれてよい。一方、ディスプレイ130は、タッチセンサと組み合わせられたタッチスクリーン、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)などで実現されてよい。
【0049】
なお、本発明の一実施形態に係るディスプレイ130は、映像を出力するディスプレイパネルだけでなく、ディスプレイパネルをハウジングするベゼルを含んでよい。特に、本発明の一実施形態に係るベゼルは、ユーザインタラクションを検知するためのタッチセンサ(図示せず)を含んでよい。
【0050】
プロセッサ140は、端末装置を制御する動作全般を行うことができる。具体的に、プロセッサ140は、端末装置の動作全般を制御する機能を行う。
【0051】
プロセッサ140は、デジタル信号を処理するデジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor(DSP)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、TCON(Time controller)で実現されてよい。ただ、それに限らず、中央処理装置(central processing unit(CPU))、MCU(Micro Controller Unit)、MPU(micro processing unit)、コントローラ(controller)、アプリケーションプロセッサ(application processor(AP))、GPU(graphics-processing unit)又はコミュニケーションプロセッサ(communication processor(CP))、ARMプロセッサのうち、一つ又はそれ以上を含むか、当該用語に定義されてよい。なお、プロセッサ140は、プロセッシングアルゴリズムの登載されたSoC(System on Chip)、LSI(large scale integration)で実現されてよく、FPGA(Field Programmable gate array)で実現されてよい。なお、プロセッサ140は、メモリ110に保存されたコンピュータ実行可能な命令語(computer executable instructions)を実行することで、多様な機能を行うことができる。
【0052】
ユーザ端末装置100は、アプリケーションを実行して動作を行うプロセッサ140を含んでよい。
【0053】
具体的に、プロセッサ140は、症状情報を入力されるためのUI画面をディスプレイ130に表示してよい。ここで、症状情報は、ユーザ端末装置100を用いる患者の症状に関連する情報を意味してよい。例えば、症状情報は、体の部位(左手首)及び痛みの種類(しびれ)を含んでよい。なお、症状情報は、ディスプレイ130に表示されたUI画面に基づいてユーザによって入力されてよい。ここで、ユーザは患者を意味してよい。症状情報は、ユーザ端末装置100のユーザインターフェース150を介して入力されてよい。一方、プロセッサ140が症状情報を入力されるためのUI画面をいつ表示するかに対し、多様な条件があってよい。一例として、プロセッサ140は、アプリケーションサーバ200から予約情報を伝送されると、症状情報を入力されるためのUI画面をディスプレイ130に表示してよい。別の例として、プロセッサ140は、アプリケーションがユーザによって実行されると、症状情報を入力されるためのUI画面をディスプレイ130に表示してよい。一方、その他に、多様な予め設定されたイベントに基づいて、プロセッサ140は症状情報を入力されるためのUI画面をディスプレイ130に表示してよい。
【0054】
なお、プロセッサ140は、UI画面を介してユーザの症状情報が入力されると、症状情報及び待機番号の要請を病院管理サーバ300に伝送してよい。待機番号の要請とは、患者が担当医に診察を受けるために、受付順を与えられるために、要請することを意味してよい。受付順は、患者が実際に待機番号を与えられる順番を意味してよく、診察順は患者が実際に診察を受ける順番を意味してよい。受付順と診察順とは通常一致するが、場合によって受付順と診察順とが異なってよい。
【0055】
病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100から待機番号の要請を受信すると、待機番号をユーザ端末装置100に割り当て、割り当てられた待機番号をユーザ端末装置100に再度伝送してよい。そして、病院管理サーバ300は、待機番号の要請を伝送したユーザ端末装置100と待機番号をマッピングし、機器情報として病院管理サーバ300のメモリに保存してよい。即ち、病院管理サーバ300は、特定の待機番号に対応する端末装置をマッピングして保存していてよい。特に、病院管理サーバ300は、待機番号とユーザ端末装置100をマッピングする場合、待機番号とユーザ端末装置100の症状情報をマッピングしてよい。病院管理サーバ300は、症状情報を特定の患者に関する情報として保存せずに、待機番号に対応する症状情報として保存してよい。症状情報を待機番号とマッピング(グルーピング)して保存する理由は、症状情報がどの患者に関するものかを正確に保存しないためである。症状情報がどの患者のものかを保存しないことで、個人情報の漏洩に備えることができるためである。そして、症状情報が誰のものかは、現在の医療で診療行為とともに担当医の確認を経てから患者情報に保存されることができる。それに関連する具体的な動作は、後述する。
【0056】
なお、プロセッサ140は、病院管理サーバ300から待機番号の要請に対応する待機番号を受信してよく、受信された待機番号を含むUI画面をディスプレイ130に表示してよい。ユーザは、ディスプレイ130に表示された待機番号に基づいて自分の診察順を判断することができる。一方、プロセッサ140は、ディスプレイ130に待機番号の他に更に、日付情報、住民番号、待機者数、待機場所、待機予想時間のうち、すくなくとも一つを更に表示してよい。
【0057】
なお、プロセッサ140は、ユーザの識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよい。識別情報は、ユーザを特定できる情報を意味してよい。例えば、識別情報は、氏名、生年月日、アプリケーション登録ID、医療保険番号、パスポート番号など、病院に保存された患者番号のうち、少なくとも一つを含んでよい。一方、プロセッサ140は、症状情報を除き、識別情報のみをアプリケーションサーバ200に伝送してよい。なお、プロセッサ140は、アプリケーションサーバ200がユーザの識別情報を病院管理サーバ300に伝送するように制御する制御命令を生成してよい。プロセッサ140は、上述の制御命令と識別情報とをアプリケーションサーバ200に伝送してよい。プロセッサ140は、識別情報及び症状情報を区分して管理してよい。具体的に、プロセッサ140は、識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送し、症状情報を病院管理サーバ300に直接伝送してよい。結果的に、識別情報及び症状情報のいずれもが、病院管理サーバ300に伝送されるが、症状情報はアプリケーションサーバ200を介さなくてよい。よって、アプリケーションサーバ200がハッキングされる場合でも、症状情報は漏洩されずに済む。
【0058】
ここで、病院管理サーバ300に伝送された症状情報を含む第1のUI画面、及びユーザの識別情報を含む第2のUI画面を病院管理サーバ300と通信するディスプレイ600(図24を参照)に提供されてよい。
【0059】
病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100から症状情報を受信してよい。そして、病院管理サーバ300は、識別情報をアプリケーションサーバ200から受信してよい。そして、病院管理サーバ300は、症状情報を含む第1のUI画面を生成し、生成された第1のUI画面に対応する情報をディスプレイ装置600に伝送してよい。なお、病院管理サーバ300は、識別情報を含む第2のUI画面を生成、生成された第2のUI画面に対応する情報をディスプレイ装置600に伝送してよい。第1のUI画面及び第2のUI画面に関する情報を受信されるディスプレイ装置600は、第1のUI画面及び第2のUI画面を同時にディスプレイ装置600のディスプレイに表示してよい。
【0060】
一方、第1のUI画面は、ユーザ(患者)の症状情報、待機番号のうち少なくとも一方を含んでよい。症状情報及び待機番号は、待機者情報と称されてよい。第1のUI画面は、図24の第2の領域2410に表示される画面であってよい。なお、第2のUI画面は、ユーザ(患者)の識別情報、病歴情報のうち、少なくとも一方を含んでよい。識別情報及び病歴情報は、患者情報と称されてよい。第2のUI画面は、図24の第1の領域2405に表示される画面であってよい。
【0061】
ここで、ディスプレイ装置600は、病院管理サーバ300に接続されたディスプレイを含む電子装置を意味する。例えば、病院管理サーバ300に接続された担当医のパソコンを意味してよい。
【0062】
なお、プロセッサ140は、UI画面を介して病院の予約のための情報が入力されると、ユーザの識別情報及び病院の予約のための情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよく、アプリケーションサーバ200から病院の予約情報が受信されると、受信された病院の予約情報を含むUI画面をディスプレイに表示してよく、予約情報は予約時間を含んでよい。
【0063】
プロセッサ140は、ユーザ端末装置100に含まれたディスプレイを介して多様なUIをユーザに提供してよい。そして、ユーザ端末装置100は、ユーザに病院の予約のための情報の入力を要請するUI画面をディスプレイに表示してよい。病院の予約のための情報は、診察病院、診療科、診察時間、担当医のうち、少なくとも一つを意味してよい。プロセッサ140は、ユーザ端末装置100に含まれたユーザインターフェースを介して病院の予約のための情報が受信されると、受信された病院の予約のための情報及び固有のユーザ端末装置100の識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよい。ここで、アプリケーションサーバ200に伝送される識別情報は、ユーザ端末装置100を利用するユーザ(患者)の氏名、住民番号、患者番号などのような個人識別情報を意味してよい。仮に、アプリケーションサーバ200にユーザ端末装置100の個人識別情報が保存されている場合、ユーザ端末装置100は識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送しない形態で実現されてよい。
【0064】
アプリケーション200は、ユーザ端末装置200から病院の予約のための情報及び識別情報を受信し、病院管理サーバ300に病院の予約のための情報及び識別情報を伝送してよい。そして、病院管理サーバ300は、受信された病院の予約のための情報及び識別情報に基づいて病院の予約情報を生成してよい。そして、生成された病院の予約情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよい。アプリケーションサーバ200は、病院管理サーバ300から受信された病院の予約情報をユーザ端末装置100に伝送してよい。そして、ユーザ端末装置100は、受信された病院の予約情報を含むUI画面をユーザ端末装置100のディスプレイに表示してよい。ここで、病院の予約情報は、診察病院、診療科、診察時間(予約時間)、担当医のうち、少なくとも一つを含んでよい。
【0065】
一方、一実施形態によって、ユーザ端末装置100は、病院管理サーバ300から予約情報及び待機番号を同時に受信する形態で実現されてよい。なお、別の実施形態によって、ユーザ端末装置100は、病院管理サーバ300から予約情報を先に受信し、その後で待機番号を受信する形態で実現されてよい。
【0066】
一方、予約に関する具体的な動作は、図10ないし図14を参照して後述する。
【0067】
ここで、プロセッサ140は、予約時間より臨界時間前の時点から、ユーザ端末装置100の位置情報を病院管理サーバ300に伝送してよく、病院管理サーバ300から位置情報に対応する待機番号を受信すると、受信された待機番号を含むUI画面をディスプレイに表示してよい。
【0068】
ここで、病院管理サーバ300は、位置情報が病院の位置から臨界距離内であれば、順位の高い待機番号をユーザ端末装置100に提供してよい。
【0069】
位置情報と待機番号とに関する具体的な動作は、図15ないし図19を参照して後述する。
【0070】
一方、プロセッサ140は、受信された待機番号を通信インターフェースを介してアプリケーションサーバ200に伝送してよく、アプリケーションサーバ200が識別情報と待機番号とを病院管理サーバ300に伝送するように制御してよい。
【0071】
既に説明したように、ユーザ端末装置100から受信された症状情報は、待機番号とマッピング(グルーピング)され、病院管理サーバ300のメモリに保存されてよい。よって、病院管理サーバ300は、受信された症状情報がどの患者のものか知ることができず、単に特定の待機番号に対応するものであるという情報のみを保存していることになる。よって、ユーザ端末装置100は、待機番号のみをアプリケーションサーバ200に伝送してよい。ユーザ端末装置100は、ユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号をアプリケーションサーバ200に伝送してよく、アプリケーションサーバ200はユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号を病院管理サーバ300に伝送してよい。病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号を受信し、特定の待機番号に対応する症状情報がユーザ端末装置100に対するものであることを判断してよい。割り当てられた待機番号をアプリケーションサーバ200に伝送する動作に関する具体的な説明は、図21のステップS2170で説明する。
【0072】
既に説明したように、個人情報の漏洩を防止するために、病院管理サーバ300は症状情報を識別情報と組み合わせなくてよい。そして、病院管理サーバ300は、症状情報を特定するために、待機番号と組み合わせてよい。そして、病院管理サーバ300は、アプリケーションサーバ200から識別情報及び待機番号を受信してよい。
【0073】
一方、一例として、病院管理サーバ300は、識別情報及び待機番号を同時にアプリケーションサーバ200から受信してよい。別の例として、病院管理サーバ300は、識別情報を先にアプリケーションサーバ200から受信し、待機番号を後でアプリケーションサーバ200から受信する形態で実現されてよい。
【0074】
それに関する具体的な動作は、図20ないし図24を参照して後述する。
【0075】
なお、病院管理サーバ300に伝送された症状情報及び待機番号を含む第1のUI画面、及びユーザの識別情報及び待機番号を含む第2のUI画面が病院管理サーバ300と通信するディスプレイ装置600に提供されてよい。
【0076】
病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100から直接症状情報を受信してよく、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に与えた待機番号を症状情報に組み合わせて保存してよい。そして、病院管理サーバ300は、アプリケーションサーバ200から受信した識別情報及び待機情報を組み合わせて保存してよい。病院管理サーバ300が症状情報と識別情報とを両方受信するが、症状情報はユーザ端末装置100から受信したものであり、識別情報はアプリケーションサーバ200から受信したものであってよい。アプリケーションサーバ200には、識別情報のみが保存されてよく、症状情報が全く保存されていない状態であってよい。よって、アプリケーションサーバ200がハッキングされたとしても、ユーザ端末装置100を利用するユーザの症状情報は流出されなくて済む。
【0077】
病院管理サーバ300は、症状情報と症状情報に対応する待機番号とを含む第1のUI画面を生成してよく、生成された第1のUI画面をディスプレイ装置600に伝送してよい。そして、病院管理サーバ300は、識別情報と識別情報に対応する待機番号とを含む第2のUI画面を生成してよく、生成された第2のUI画面をディスプレイ装置600に伝送してよい。
【0078】
なお、プロセッサ140は、病院管理サーバ300から処方情報を受信してよく、受信された処方情報を含むUI画面をディスプレイに表示してよい。ここで、処方情報は、担当医が患者に対する診察の結果を入力した情報を意味してよい。病院管理サーバ300は、待機番号に基づいて処方情報を伝送するユーザ端末装置100を識別してよく、識別されたユーザ端末装置100に処方情報を伝送してよい。一方、処方段階に関する具体的な動作は、図27ないし図30を参照して後述する。
【0079】
一方、病院管理サーバ300は、第1の病院管理サーバ及び第2の病院管理サーバを含んでよく、症状情報及び待機番号の要請は、第1の病院管理サーバに伝送されてよく、ユーザの識別情報は第2の病院管理サーバに伝送されてよい。
【0080】
ここで、第1の病院管理サーバは、図7の病院管理サーバ300及び受付管理サーバ500を意味してよい。そして、第2の病院管理サーバは、図7の病院管理サーバ300及びEMRサーバ400を意味してよい。症状情報及び待機番号の要請は、受付管理サーバ500を隔てて病院管理サーバ300に伝送されてよい。そして、識別情報は、病院管理サーバ300を隔ててEMRサーバ400に伝送されてよい。受付管理サーバ500及びEMRサーバ400に関する具体的な説明は、図7及び図8を参照して後述する。
【0081】
ここで、症状情報は、第1の通信モジュールを介して病院管理サーバ300に伝送されてよく、ユーザの識別情報は、第2の通信モジュールを介して病院管理サーバ300に伝送されてよい。
【0082】
ユーザ端末装置100は、症状情報と識別情報とがまとめて漏洩されることを防止するために、別の通信方式を用いて病院管理サーバ300に情報を伝送してよい。例えば、プロセッサ140は、近距離無線通信を用いて症状情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。近距離通信方式は、ブルートゥース(Bluetooth)、Wi-Fi、Zigbee、NFC(Near Field Communication)、赤外線のうち、少なくとも一つを意味してよい。なお、プロセッサ140は、症状情報を伝送するのに用いた通信方式の他に、別の通信方式を用いて識別情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。なお、プロセッサ140は、識別情報を移動通信ネットワークを介して病院管理サーバ300に伝送してよい。ここで、移動通信ネットワークは、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE Advanced)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)などのような多様な無線通信ネットワークなどを意味してよい。
【0083】
ここで、プロセッサ140は、病院管理サーバ300から処方情報を受信してよく、受信された処方情報を含むUI画面をディスプレイに表示してよく、処方情報は、第1の通信モジュ―ルを介して病院管理サーバ300から受信されてよい。
【0084】
処方情報は、診療明細書を意味してよい。診療明細書は、薬の種類、検査項目、診療行為項目のうち、少なくとも一つを含んでよい。
【0085】
処方情報は、症状情報と同様に、敏感な個人情報であってよい。よって、処方情報は、個人情報の漏洩を防止するために、識別情報と組み合わせられてまとめてユーザ(患者)に伝送されなくてよい。処方情報と識別情報が組み合わせられて保存される場所は、安定性の確保されたEMRサーバ400であってよい。病院管理サーバ300は、処方情報を待機番号とともにグルーピングして保存してよい。処方情報及び待機番号がまとまって流出されても、処方情報が誰のものなのか知ることが困難であるであるためである。よって、病院管理サーバ300は。症状情報を受信するのに利用した第1の通信モジュールをそのまま利用し、処方情報をユーザ端末装置100に伝送してよい。
【0086】
一方、プロセッサ140は、受信された待機番号を予め設定された条件に基づいて削除してよい。一例として、プロセッサ140は、待機番号の受信された時点から臨界時間が経過した後、待機番号を削除してよい。別の例として、プロセッサ140は、待機番号に含まれた日付情報に基づいて、待機番号を削除してよい。待機番号は、日付情報を含んでよく、プロセッサ140は、待機番号に含まれた日付情報とユーザ端末装置100の日付情報とを比較してよい。そして、待機番号に含まれた日付情報がユーザ端末装置100の日付より前であれば、プロセッサ140は待機番号を削除してよい。
【0087】
一方、上述の待機番号の削除動作は、待機番号を生成及び受信した多様な装置(ユーザ端末装置100、アプリケーションサーバ200、病院管理サーバ300、受付管理サーバ500)のうち、少なくとも一つの装置で行われてよい。
【0088】
一方、本発明に係るスマート診察システムは、患者の識別情報と症状情報とを区分する。具体的に、ユーザ端末装置100は、識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送し、アプリケーションサーバ200は識別情報を病院管理サーバ300に伝送する。一方で、ユーザ端末装置100は、症状情報をアプリケーションサーバ200に伝送せずに、直ちに病院管理サーバ300に伝送する。よって、アプリケーションサーバ200がハッキングされても、患者の症状情報は流出されなくて済む。患者の症状情報は、待機番号と組み合わせて特定されてよい。通常、症状情報は、患者の固有の個人識別情報と組み合わせるため、症状情報が誰の病歴情報かを知ることができるが、症状情報が待機番号と組み合わせることになると、症状情報が誰のものか容易に知ることができない。ただ、担当医は、待機番号と組み合わせられた症状情報がどの患者のものかを把握することができるようにしなければならない。よって、待機者情報(症状情報を含む)と患者情報(識別情報)とをマッピングする動作が必要であってよい。このような過程を経て、病院管理サーバ300又は担当医は、症状情報がどの患者のものか知ることができる。本発明に係る症状情報管理方法は、アプリケーションサーバ200に症状情報を保存させずに、患者の症状情報を予め収集する(又は受信する)、診察時間を短縮させることができる。即ち、患者の個人情報の漏洩問題を解決すると同時に、診察時間を短縮させることができるため、本発明に係るスマート診察システムは、患者(顧客)の待機時間を効率的に減らすことができる効果を奏する。
【0089】
なお、本発明は、予約患者が実際に来院するか否かを判断する動作を含む。具体的に、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100から位置情報を受信してよい。そして、病院管理サーバ300は、受信された位置情報が病院の位置から臨界距離内にあると判断すると、実際に来院すると判断してよい。位置情報を用いて予約患者の来院の有無を判断すると、ノーショー(No show)患者を区分することができ、不要な予約を簡単にキャンセルことができる。本発明の実施形態により、不要な予約をキャンセルすることができれば、病院管理の複雑性を解決して単純化させることができ、効率よく待機者数を管理することができる。待機者数を効率的に管理することができれば、本発明に係るスマート診察システムは患者の病院での待機時間を短縮させることができる効果を奏する。
【0090】
図2は、図1のユーザ端末装置の具体的な構成を説明するためのブロック図である。
【0091】
図2を参照すると、ユーザ端末装置100は、メモリ110、通信インターフェース120、ディスプレイ130、プロセッサ140、ユーザインターフェース150、入出力インターフェース160、マイク170又はカメラ180のうち、少なくとも一つで構成されてよい。
【0092】
メモリ110、通信インターフェース120、ディスプレイ130、プロセッサ140については、図1を参照して既に説明しているため、繰り返し記載を省略する。
【0093】
ユーザインターフェース150は、ボタン、タッチパッド、マウス及びキーボードのような装置で実現されるか、上述のディスプレイ機能及び操作入力機能も同時に実行可能なタッチスクリーンでも実現されてよい。ここで、ボタンは、ユーザ端末装置100の本体の外観の前面部や側面部、背面部などの任意の領域に形成された機械的なボタン、タッチパッド、ホイールなどのような多様なボタンになってよい。
【0094】
入出力インターフェース160は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)、MHL(Mobile High-Definition Link)、USB(Universal Serial Bus)、DP(Display Port)、サンダーボルト(Thunderbolt)、VGA(Video Graphics Array)ポート、RGBポート、D-SUB(D-subminiature)、DVI(Digital Visual Interface)のうち、いずれか一つのインターフェースであってよい。
【0095】
入出力インターフェース160は、オーディオ及びビデオ信号のうち、少なくとも一つを入出力してよい。
【0096】
実現例によって、入出力インターフェース160は、オーディオ信号のみを入出力するポートと、ビデオ信号のみを入出力するポートとを別個のポートで含むか、オーディオ信号及びビデオ信号をいずれも入出力する一つのポートで実現されてよい。
【0097】
ユーザ端末装置100は、マイク170を更に含んでよい。マイクは、ユーザ音声やその他の音を入力され、オーディオデータに変換するための構成である。
【0098】
マイク170は、活性化状態でユーザの音声を受信することができる。例えば、マイクは、ユーザ端末装置100の上側や前面方向、側面方向などに一体型で形成されてよい。マイクは、アナログのユーザ音声を収集するマイク、収集されたユーザ音声を増幅するアンプ回路、増幅されたユーザ音声をサンプリングしてデジタル信号に減館するA/D変換回路、変換されたデジタル信号からノイズ成分を取り除くフィルタ回路などのような多様な構成を含んでよい
【0099】
カメラ180は、被写体を撮像し、撮像映像を生成するための構成であり、ここで、撮像映像は、動画と静止映像の両方を含む概念である。
【0100】
カメラ180は、少なくとも一つの外部機器に対するイメージを獲得することができ、カメラ、レンズ、赤外線センサなどで実現されてよい。
【0101】
ユーザ端末装置100は、スピーカ(図示せず)を含んでよい。スピーカ(図示せず)は、入出力インターフェースで処理された各種オーディオデータだけでなく、各種報知音や音声メッセージなどを出力する構成要素であってよい。
【0102】
ユーザ端末装置100は、振動部(図示せず)を含んでよい。振動部(図示せず)は、臨界条件で振動機能を提供する構成要素であってよい。臨界条件は、予約確定の報知、予約時間の報知、待機番号確定の報知、診察順の報知、処方情報受信の報知、決済要請の報知、決済確定の報知のうち少なくとも一つであってよい。その他にも、多様な状況で振動図(図示せず)の振動機能が提供されてよい。
【0103】
図3は、一実施形態に係る患者診察システムの構成を説明するための図である。
【0104】
図3を参照すると、患者診察システム1000は、ユーザ端末装置100、アプリケーションサーバ200及び病院管理サーバ300で構成されてよい。
【0105】
患者診察システム1000は、病院で行われる多様な動作の集合を意味してよい。具体的に、患者診察システム1000は、患者の診察過程で行われる予約、受付、診察、処方段階に関連する動作を含んでよい。
【0106】
ユーザ端末装置100は、スマートフォン、タブレット、PDAのような携帯用電子装置を意味してよい。ユーザ端末装置100には、アプリケーションがインストールされてよく、具体的に、ユーザ端末装置100には、患者診察システム1000に用いられる病院アプリケーションがインストールされてよい。病院アプリケーションは、ユーザが受診を希望する病院の予約を行うことができるようにガイドする多様なUIを提供してよい。
【0107】
アプリケーションサーバ200は、ユーザ端末装置100にインストールされたアプリケーションに対する管理及び制御のためのサーバを意味してよい。アプリケーションサーバ200は、ユーザ端末装置100にインストールされたアプリケーションプログラムの実行環境及びデータベースの接続機能を行うことができる。なお、アプリケーションサーバ200は、ユーザ端末装置100にインストールされたアプリケーションを介してユーザ端末装置100と外部サーバ又は外部装置とデータをやり取りできるように動作してよい。
【0108】
病院管理サーバ300は、病院で利用される多様な電子装置を意味してよい。病院管理サーバ300は、患者の診察記録を保存する装置、待機番号などを管理する受付管理装置、医師が患者に関する情報を入力する装置、病院内の複数の装置を制御する装置などのように、病院で利用される多様な装置を意味してよい。一方、病院管理サーバ300は、少なくとも一つの電子装置を意味してよい。実施形態によって、病院管理サーバ300は、複数のハードウェアで構成されるか、複数の電子装置で構成されてよい。
【0109】
なお、ユーザ端末装置100は、症状情報(又は、個人症状情報)及び識別情報(又は、個人識別情報)を相互異なる装置に伝送してよい。ここで、症状情報は、ユーザの身体的又は肉体的に異変を感じる症状を意味してよい。そして、識別情報は氏名、生年月日、パスポート番号、医療保険番号、固有IDなどのように、ユーザを識別できる情報を意味してよい。
【0110】
なお、ユーザ端末装置100は、予約段階で識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよい。そして、アプリケーションサーバ200は、受信された識別情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。病院管理サーバ300は、受信された識別情報に基づいて予約動作を行ってよい。
【0111】
そして、ユーザ端末装置100は、症状情報をアプリケーションサーバ200を隔てずに直接病院管理サーバ300に伝送してよい。ただ、患者診察システム1000で結果的に症状情報及び識別情報は、病院管理サーバ300に伝送されてよい。
【0112】
ユーザ端末装置100は、症状情報及び識別情報を相互異なる装置に伝送する理由は、個人情報を守るためである。症状情報と識別情報とを一つのデータグループにグルーピングして伝送する場合、個人情報が漏洩する可能性が高くなる。しかし、図3のように、症状情報及び識別情報を区分して伝送する場合、アプリケーションサーバ200がハッキングされたとしても、症状情報は流出されない可能性が高い。同様に、ユーザ端末装置100から伝送される症状情報の伝送過程でハッキングが行われても、ユーザの識別情報は流出されなくて済む。
【0113】
図4は、図3の実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0114】
図4を参照すると、ユーザ端末装置100は、ユーザの入力に基づいて予約要請及び識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよい(S405)。そして、アプリケーションサーバ200は、受信された予約要請及び識別情報を病院管理サーバ300に伝送してよい(S410)。そして、病院管理サーバ300は、受信された予約要請及び識別情報に基づいて予約情報を生成してよい(S415)。ここで、予約情報は、病院名、診療科、予約時間、予約担当医、持参物、注意事項などのように、受診に関する多様な情報を含んでよい。ここで、予約情報を生成するうえで、病院管理サーバ300は、患者の新患(新規の患者)又は再診か否かを識別してよい。病院管理サーバ300は、患者が新患か否かに応じて、予約情報を異なるように管理することができる。具体的に、病院管理サーバ300は、患者が新患である場合、EMRサーバ400(図6を参照)に患者の情報を新たに生成してよい。
【0115】
なお、病院管理サーバ300は、受信された予約情報に基づいて予約情報に対応する患者情報を生成してよい(S420)。例えば、受信された予約情報に含まれたユーザ名が「山田 太郎」である場合、病院のデータベースに保存された「山田 太郎」に関する患者情報を生成してよい。ここで、患者情報とは、個人の識別情報及び病歴情報が全て記録された医療記録に関する情報を意味してよい。新患(新規の患者)の場合、病院管理サーバ300は、患者情報がデータベースに保存されていないため、新たな病院登録番号を生成してよい。そして、再診の場合、患者情報がデータベースに保存されているため、従来の病院登録番号に予約情報を追加してよい。一方、予約要請に関する具体的な動作は、図10ないし図14を参照して後述する。一方、病院管理サーバ300又はアプリケーションサーバ200は、患者の個人情報に関する予約情報又は識別情報を予め設定された時間が経過した場合、自動的に削除してよい。なお、処方情報に関する削除動作については、図28を参照して具体的に説明する。
【0116】
なお、病院管理サーバ300は、生成された予約情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよい(S245)。そして、アプリケーションサーバ200は、受信された予約情報をユーザ端末装置100に伝送してよい(S430)。そして、ユーザ端末装置100は、受信された予約情報をディスプレイに表示してよい(S435)。なお、ユーザ端末装置100は、待機番号の要請有無を判断してよい(S440)。待機番号の要請有無を判断する動作は、病院管理サーバ300にユーザ固有の待機番号を割り当てよという要請を伝送するか否かを判断することを意味してよい。予約と異なり、待機番号を新たに要請する理由は、病院が予約情報と別に待機番号を用いて患者の診察順を決定しているためであってよい。よって、ユーザ端末装置100は、ユーザが来院するか否かを判断するために、ユーザの意図を問うUIを提供してよい。そして、ユーザ端末装置100が来院するとのユーザの応答を受信すると(待機番号を要請すると判断すると)、ユーザ端末装置100は、待機番号の要請及び症状情報を病院管理サーバ300に伝送してよい(S445)。ユーザ端末装置100が待機番号の要請とともに症状情報を同時に伝送することは、個人情報である症状情報を識別情報と分離して伝送するためである。ここで、症状情報は、ユーザ端末装置100のメモリに保存された状態か、ユーザによって入力されたものであってよい。症状情報を入力される時点は多様であってよい。
【0117】
病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100から待機番号の要請及び症状情報を受信すると、病院管理サーバ300は、待機番号の要請及び症状情報を伝送したユーザ端末装置100に対する機器情報を獲得してよい。
【0118】
そして、病院管理サーバ300は、ユーザが来院するか否かを判断してよい(S450)。ステップS450に関する具体的な説明は、図15ないし図17を参照して後述する。
【0119】
病院管理サーバ300は、患者が来院すると判断すると、予約情報に基づいて優先順位を有する待機番号をユーザ端末装置100に割り当ててよい。そして、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号及びユーザ端末装置100から受信した症状情報を組み合わせて待機者情報を生成してよい(S455)。ここで、待機者情報は、待機番号及び症状情報を含んでよく、ユーザの識別情報を含まなくてよい。よって、待機者情報のみでは、ユーザが誰かを特定することができない。
【0120】
病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に割り当てた待機番号を獲得した機器情報に基づいてユーザ端末装置100に伝送してよい(S460)。そして、ユーザ端末装置100は、受信された待機番号をディスプレイに表示してよい(S465)。
【0121】
そして、病院管理サーバ300は、患者情報及び待機者情報をマッピングしてよい(S470)。ステップS470については、図20ないし図26を参照して具体的に後述する。
【0122】
図5は、別の実施形態に係る患者診察システムの構成を説明するための図である。
【0123】
図5を参照すると、患者診察システム1000は、ユーザ端末装置100、アプリケーションサーバ200及び病院管理サーバ300及びEMRサーバ400を含んでよい。図3の説明において、病院管理サーバ300が病院で利用される多様な電子装置を含んでよいと述べている。しかし、図3の病院管理サーバ300に含まれ得るEMRサーバ400を別に分離した実施形態について、図5を参照して説明する。
【0124】
具体的に、ユーザ端末装置100は、識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよく、アプリケーションサーバ200は、受信された識別情報を病院管理サーバ300に伝送してよく、病院管理サーバ300は、受信された識別情報をEMRサーバ400に伝送してよい。そして、EMRサーバ400は、受信された識別情報に対応する患者情報を検索し、検索された患者情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。一方、ユーザ端末装置100は、症状情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。
【0125】
ここで、EMRサーバ400は、複数の患者に対する医療記録を電算処理するサーバを意味してよい。具体的に、EMRサーバ400は、受信された識別情報に対応する患者情報を検索し、検索された患者情報(識別情報を含む)を病院管理サーバ300に伝送してよい。
【0126】
図3において、病院管理サーバ300は、病院管理業務に用いられる多様な電子装置と記述されているが、図5の病院管理サーバ300は、待機番号を割り当てる装置を意味してよい。なお、図5の病院管理サーバ300は、患者情報及び待機者情報をマッピングする装置を意味してよい。
【0127】
結果的に、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100から症状情報を受信してよく、アプリケーションサーバ200から識別情報を受信してよい。
【0128】
一方、図5で開示する動作に対する具体的な説明は、図3の動作に対応してよい。よって、図3と重複する説明について詳細な記載を省略する。
【0129】
図6は、図5の実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0130】
図6を参照すると、ユーザ端末装置100は、予約要請及び識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよい(S605)。そして、アプリケーションサーバ200は、受信された予約要請及び識別情報を病院管理サーバ300に伝送してよい(S610)。そして、病院管理サーバ300は、受信された識別情報をEMRサーバ400に伝送してよい(S615)。そして、EMRサーバ400は、受信された識別情報に対応する患者情報を検索してよい。そして、EMRサーバ400は、検索された患者情報を病院管理サーバ300に伝送してよい(S620)。もし、EMRサーバ400に受信された識別情報に対応する患者情報が存在しない場合、EMRサーバ400は、新たな病院登録番号を生成し、新たに生成された病院登録番号を病院管理サーバ300に伝送してよい。一方、病院管理サーバ300は、受信された患者情報に基づいて予約情報を生成してよい(S625)。そして、病院管理サーバ300は、生成された予約情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよく(S630)、アプリケーションサーバ200は受信された予約情報をユーザ端末装置100に伝送してよい(S635)。
【0131】
ユーザ端末装置100が予約情報を受信すると、ユーザ端末装置100は予約情報をディスプレイに表示してよく(S640)、待機番号の要請有無を判断してよい(S645)。ユーザ端末装置100が待機番号を要請したと判断すると、ユーザ端末装置100は待機番号の要請及び症状情報を病院管理サーバ300に伝送してよい(S650)。なお、病院管理サーバ300は、ユーザが来院したか否かを判断してよい(S655)。なお、ユーザが来院したと判断されると、病院管理サーバ300は、待機番号をユーザ端末装置100に割り当て、割り当てられた待機番号及び症状情報を組み合わせて待機者情報を生成してよい(S660)。病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に待機番号を伝送してよく(S665)、ユーザ端末装置100は受信された待機番号をディスプレイに表示してよい(S670)。なお、病院管理サーバ300は、患者情報及び待機者情報をマッピングしてよい(S675)。
【0132】
一方、図6において開示する動作に対する具体的な説明は、図4の動作に対応してよい。よって、図4と重複する説明については、詳細な説明を省略する。
【0133】
図7は、更に別の実施形態に係る患者診察システムの構成を説明するための図である。
【0134】
図7を参照すると、患者診察システム1000は、ユーザ端末装置100、アプリケーションサーバ200、病院管理サーバ300、EMRサーバ400及び受付管理サーバ500を含んでよい。
【0135】
受付管理サーバ500は、病院の患者の受付動作に関連する機能を行う装置を意味してよい。受付管理サーバ500は、待機番号を管理する機能を別に行う装置を意味してよい。一方、図5の病院管理サーバ300は、待機番号を割り当てる機能を行うものとして記載しているが、図7の病院管理サーバ300は、待機番号を割り当てる機能を行わなくてよく、患者情報及び待機者情報をマッピングする機能を行ってよい。
【0136】
具体的に、ユーザ端末装置100は、識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよく、アプリケーションサーバ200は、受信された識別情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。病院管理サーバ300は、受信された識別情報をEMRサーバ400に伝送してよい。EMRサーバ400は、受信された識別情報に対応する患者情報を検索してよく、検索された患者情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。
【0137】
なお、ユーザ端末装置100は、症状情報を受付管理サーバ500に伝送してよく、受付管理サーバ500は受信された症状情報を待機番号とともに病院管理サーバ300に伝送してよい。
【0138】
結果的に、病院管理サーバ300は、受付管理サーバ500から症状情報を受信してよく、アプリケーションサーバ200から識別情報を受信してよい。
【0139】
一方、図7において開示する動作に対する具体的な説明は、図3及び図5の動作に対応してよい。よって、図3及び図5と重複する説明については、詳細な説明を省略する。
【0140】
図8は、図7の実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0141】
図8を参照すると、ステップS805、S810、S815、S820、S825、S830、S835、S840、S845の動作は、図6ステップS605、S610、S615、S620、S625、S630、S635、S640、S645の動作に対応してよい。よって、図6と重複する説明は、その記載を省略する。
【0142】
図8のユーザ端末装置100は、待機番号を要請すると判断すると、待機番号の要請及び症状情報を受付管理サーバ500に伝送してよい(S850)。なお、受付管理サーバ500は、ユーザが来院したか否かを判断してよい(S855)。なお、ユーザが来院したと判断されると、受付管理サーバ500は待機番号をユーザ端末装置100に割り当て、割り当てられた待機番号及び症状情報を組み合わせて待機者情報を生成してよい(S860)。そして、受付管理サーバ500は、待機番号をユーザ端末装置100に伝送してよい(S865)。そして、ユーザ端末装置100は、受信された待機番号をディスプレイに表示してよい(S870)。
【0143】
一方、受付管理サーバ500は、ステップS860を介して組み合わせられた待機者情報を病院管理サーバ300に伝送してよい(S875)。そして、病院管理サーバ300は、患者情報及び待機者情報をマッピングしてよい(S880)。
【0144】
一方、図8において開示する動作に対する具体的な説明は、図4及び図6の動作に対応してよい。よって、図4及び図6と重複する説明については、詳細な説明を省略する。
【0145】
図9は、病院で患者を管理する複数の段階を説明するためのフローチャートである。
【0146】
図9を参照すると、患者診察システム1000は、予約段階(S900)、受付段階(S910)、診察段階(S920)及び処方段階(S930)を含んでよい。
【0147】
予約段階(S900)は、患者が直接来院する前に、予約対象及び予約時間を決定する段階を意味してよい。予約対象は、診察病院、診療科又は医師のうち、少なくとも一つを含んでよく、予約時間は診察時間又は検査時間のうちいずれか一方を含んでよい。
【0148】
なお、予約段階(S900)は、予約対象及び予約時間を決定する多様な実施形態を含んでよい。一実施形態によって、ユーザが直接予約対象及び予約時間を決定してよい。別の実施形態によって、症状を入力すると、自動的に診療科、診察病院、診察時間及び検査時間のうち、少なくとも一つが決定されてよい。
【0149】
受付段階(S910)は、患者が実際に来院した場合、診察順を決定する段階を意味してよい。受付段階(S910)は、患者が予約をした場合と、患者が予約をしていない場合とを区分し、診察順を決定してよい。患者が予約をしていない場合、別途の待機番号の要請がある場合にのみ、待機番号をユーザに与えてよい。ここで、別途の待機番号の要請は、病院のアプリケーションを用いて待機番号を要請する形態で実現されるか、直接受付カウンターで口頭で要請する形態で実現されてよい。
【0150】
一方、受付段階は、待機番号札をとる過程で実現されてよい。ここで、待機番号札を提供する装置は、病院管理サーバ300又は受付管理サーバ500と時間情報が同期化された状態であってよい。
【0151】
診察段階(S920)は、医師が患者を診察する段階を意味してよい。医師の利用する電子装置は、内部のデータベースから患者情報を受信してよく、内部のデータベースの他に別途のサーバから待機者情報を受信してよい。患者情報は、ユーザに対応する識別情報を含んでよく、待機者情報はユーザに対応する症状情報を含んでよい。そして、患者情報及び待機者情報は、多様な実施形態によってマッピングされてよい。一実施形態によって、患者情報及び待機者情報は、待機番号に基づいて自動的にマッピングされてよい。別の実施形態によって、患者情報及び待機者情報は、医師の入力に基づいてマッピングされてよい。
【0152】
処方段階(S930)は、医師が患者情報及び待機者情報に基づいて患者に対応する処方を出すことを意味する。具体的に、医師は処方情報を病院管理サーバ300に入力してよい。そして、処方情報のうち、一部の情報を患者に伝送してよい。
【0153】
図10は、患者を管理する複数の段階のうち、一実施形態に係る予約段階を説明するためのフローチャートである。
【0154】
図10を参照すると、予約段階(S900)は、アプリケーションのログイン段階(S901)、診察病院、診療科、診察時間又は担当医を選択する段階(S902)、予約を確定する段階(S903)を含んでよい。
【0155】
アプリケーションのログイン段階(S901)は、病院に関連するアプリケーションにユーザ固有のIDを用いてアクセス権限を獲得することを意味してよい。ここで、ログイン方式は、予め保存された固有のID及びパスワードを用いる方式、携帯電話による本人認証方式、生体情報認証方式など、多様な本人認証方式が適用されてよい。
【0156】
診察病院、診療科、診察時間又は担当医のうち、少なくとも一つを選択する段階(S902)は、多様な実施形態が適用されてよい。
【0157】
一実施形態によって、ユーザが直接診察病院、診療科、診察時間又は担当医のうち少なくとも一つを検索してよい。ユーザが診察病院、診療科、診察時間又は担当医のうち、少なくとも一つを直接入力し、ユーザ端末装置100は、入力された情報を予約に必要な情報として獲得してよい。
【0158】
別の実施形態によって、ユーザ端末装置100は、ユーザに複数の選択項目UIを提供し、ユーザが複数の選択項目UIのうち、特定の項目UIを選択するようにガイドしてよい。
【0159】
ユーザ端末装置100は、診療科に対する複数の選択項目UIを提供してよい。ユーザが症状を入力すると、ユーザ端末装置100は、症状に対する診療科を分析してよい。そして、ユーザ端末装置100は、分析された結果に基づいて少なくとも一つの診療科を項目UIに提供してよい。そして、提供された項目UIがユーザの意図に合っているか確認することができる。
【0160】
なお、ユーザ端末装置100は、診察病院に対する複数の選択項目UIを提供してよい。具体的に、ユーザ端末装置100は、現在のユーザ端末装置100のGPS位置情報、予め保存されたGPS位置情報(例えば、自宅、会社)、最近の受診履歴情報のうち、少なくとも一つに基づいて診察病院に対する複数の選択項目UIを提供してよい。
【0161】
なお、ユーザ端末装置100は、診察時間に対する複数の選択項目UIを提供してよい。ユーザ端末装置100は、病院管理サーバ300と情報を交換することで、病院に予約可能な時間情報を要請してよく、病院管理サーバ300から予約可能な時間情報を獲得してよい。そして、ユーザ端末装置100は、獲得された予約可能な時間情報を複数の選択項目UIを提供してよい。
【0162】
一方、提供された複数の項目UIのうち、特定の項目UIに対するユーザ入力が受信されると、ユーザ端末装置100は、受信された特定の項目に対応する情報を予約に必要な情報として獲得してよい。
【0163】
なお、ユーザ端末装置100は、ユーザの過去の受診履歴情報に基づいて複数のリストを表示し、複数のリストのうち、ユーザの選択した項目を予約に必要な情報として獲得してよい。ユーザの過去の受診履歴情報を用いる実施形態は、図11及び図12を参照して具体的に説明する。
【0164】
予約を確定する段階(S903)は、ユーザ端末装置100が予約に必要な情報を病院管理サーバ300に伝送し、ユーザ端末装置100が病院管理サーバ300から最終予約情報を獲得することを意味してよい。
【0165】
図11は、過去履歴情報を用いて予約段階を行う実施形態を説明するための図である。
【0166】
図11を参照すると、表1105は、ユーザの過去の受診履歴情報を意味してよい。そして、表1110は、表1105を分析した結果を意味してよい。ユーザ端末装置100は、ユーザの過去の受診履歴情報に基づいて最近受診した病院、最多受診した病院又は過去受診した病院のうち少なくとも一つを識別してよい。ここで、過去受診病院は、最多受診病院の他に、別の情報に基づいてユーザにおすすめする病院を意味してよい。例えば、最多受診病院は、データに保存された特定の臨界期間(例えば、5カ月)で最も多く受診した病院を意味してよく、過去受診病院は、データに保存された全期間で最も多く受診した病院を意味してよい。
【0167】
ユーザ端末装置100は、過去受診履歴情報のうち、日付情報に基づいて最近受診日を識別し、識別された最近受診日に対応する病院を識別し、最近受診病院として決定してよい。なお、ユーザ端末装置100は、臨界期間(例えば、5カ月)の過去受診履歴情報を分析して最多受診病院を獲得してよい。
【0168】
そして、ユーザ端末装置100は、識別された最近受診病院、最多受診病院又は過去受診病院のうち、少なくとも一つを項目UIとして提供してよい。
【0169】
一方、表1105及び表1110では、日付、病院、診療科、病名などを表示しているが、それは例示的なものに過ぎず、別の情報が含まれてよい。
【0170】
図12は、図11の実施形態に係るUIを説明するための図である。
【0171】
図12を参照すると、ユーザ端末装置100は、ユーザに受診しようとする病院情報を入力するようにガイドするUIを提供してよい(1205)。なお、ユーザ端末装置100は、複数の項目UIを表示してユーザが特定の項目を選択するようにガイドしてよい。具体的に、複数の項目UIは、最近受診病院に対応するUI1210、最多受診病院に対応するUI1215、過去受診病院に対応するUI1220、現在位置の周辺にある病院に対応するUI1225、ユーザが直接病院を入力するUI1230のうち、少なくとも一つを含んでよい。
【0172】
ここで、現在位置の周辺にある病院に対応するUIのために、ユーザ端末装置100は、位置情報を外部サーバに伝送してよく、外部サーバから位置情報に対応する病院情報を受信してよい。
【0173】
図13は、患者を管理する複数の段階のうち、別の実施形態に係る予約段階を説明するためのフローチャートである。
【0174】
図13を参照すると、予約段階(S900)中のログイン段階(S901)及び予約確定段階(S903)は、図10で記載しているため、繰り返し説明は省略する。予約段階(S900)は、ユーザの症状情報を入力される段階(S902-1)、診療科を決定する段階(S902-2)、診察病院、診察時間又は担当医のうち、少なくとも一つを選択する段階(S902-3)を含んでよい。
【0175】
ユーザの症状情報を入力される段階(S902-1)は、ユーザが入力する症状情報を受信する段階を意味してよい。ユーザ端末装置100は、ユーザが症状情報を入力することができるようにガイドするUIを表示してよい。なお、ユーザ端末装置100は、ユーザインターフェース150を介してユーザの入力した症状情報を受信してよい。
【0176】
診療科を決定する段階(S902-2)は、受信された症状情報に基づいて自動的に診療科を識別することを意味してよい。ユーザ端末装置100は、予め保存されたルックアップテーブルに基づいて受信された症状情報に対応する診療科を決定してよい。ここで、識別される診療科は少なくとも一つであってよい。複数の診療科が識別される場合、ユーザ端末装置100は、最も正確度の高い結果が優先してディスプレイに表示されてよい。
【0177】
一例として、予め保存されたルックアップテーブルは、ユーザ端末装置100に保存されてよい。ここで、ユーザ端末装置100は、内部メモリに保存された情報に基づいて診療科を決定してよい。
【0178】
別の例として、予め保存されたルックアップテーブルは、アプリケーションサーバに保存されたものであってよい。よって、ユーザ端末装置100は、受信された症状情報をアプリケーションサーバ200に伝送してよく、アプリケーションサーバ200は受信された症状情報に基づいて診療科を決定してよい。そして、決定された診療科をユーザ端末装置100に伝送してよい。ここで、ユーザ端末装置100は、症状情報をアプリケーションサーバ200に伝送する過程で識別情報を伝送しなくてよい。症状情報がアプリケーションサーバ200に伝送される場合、個人情報が漏洩する可能性があるため、症状情報をアプリケーションサーバ200に伝送する場合、ユーザ端末装置100は、識別情報を除き症状情報のみでアプリケーションサーバ200に伝送してよい。
【0179】
診察病院、診察時間又は担当医のうち少なくとも一つを選択する段階(S902-3)は、診療科が決まった後で、予約に必要な詳細情報を獲得することを意味してよい。
【0180】
図14は、図13の実施形態に係るUIを説明するための図である。
【0181】
図14を参照すると、ユーザ端末装置100は、症状情報を入力されるようにガイドするUI1405をディスプレイに表示してよい。そして、ユーザ端末装置100は、複数の項目UIをディスプレイに表示してよい。ここで、複数の項目UIは、最近診断された病名に対応するUI1410、最多診断された病名に対応するUI1415、過去に診断された病名に対応するUI1420、ユーザが直接症状を入力するUI1425のうち、少なくとも一つを含んでよい。
【0182】
一方、複数の項目UI1410、1415、1420に表示される情報(骨折、アレルギー、風邪)は、図11の表1105に含まれた情報に基づいたものであってよい。
【0183】
図15は、患者を管理する複数の段階のうち、受付段階を説明するためのフローチャートである。
【0184】
図15を参照すると、受付段階(S910)は、来院したか否かの判断段階(S911)及び待機番号の付与段階(S912)を含んでよい。
【0185】
来院したか否かの判断段階(S911)は、待機番号を要請したユーザ(又は患者)が来院したか否かを判断する動作を意味してよい。待機番号を遠隔から付与する場合、ユーザが病院の近くにいないのに無駄に待機番号が付与されるという問題が発生しかねない。よって、病院管理サーバ300は、特定の条件のもとのみで患者に待機番号を与えてよい。来院したか否かへの判断に対する具体的な動作は、図16及び図17を参照して後述する。
【0186】
待機番号の付与段階(S912)は、受付番号を付与する段階を意味してよい。そして、病院管理サーバ300は、待機番号及び症状情報に基づいて診察順を決定してよい。
【0187】
患者A、B、Cの診察順を決めるとする。患者の情報は、以下の通りである。
【0188】
「患者A:待機番号1、VAS痛みの評価3(どちらかというと痛む)、発病日:5カ月前から、診察予定時間までの残り時間:5分」
【0189】
「患者B:待機番号2、VAS痛みの評価6(中間ほどの痛み)、発病日:1週間前から、診察予定時間までの残り時間:20分」
【0190】
「患者C:待機番号3、VAS痛みの評価9(ひどく痛む)、発病日:当日、10メールの高さから落下、診察予定時間までの残り時間:40分」
【0191】
病院管理サーバ300は、待機番号及び症状情報に基づいて診察順を決定してよい。
【0192】
一実施形態によって、病院管理サーバ300は、待機番号を考慮して診察順を決定してよい。具体的に、病院管理サーバ300は、待機番号の順番に応じて、上述の仮定で待機番号1、2、3の順で診察順を決定してよい。
【0193】
別の実施形態によって、病院管理サーバ300は、症状情報(又は、痛み情報)を考慮して診察順を決定してよい。この場合、病院管理サーバ300は、待機番号3、2、1の順で診察順を決定してよい。
【0194】
更に別の実施形態によって、病院管理サーバ300は、診察順を決定するうえで、優先順位が必要な患者を考慮して診察順を決定してよい。上述の例示において、待機番号が10番の患者Dがあってよい。患者Dは、優先順位が必要な患者であってよい。例えば、患者Dは、治療が急がれる急患や乱暴な患者であってよい。病院管理サーバ300は、患者Dに待機番号によらず、優先順位を与えて診察順を決定してよい。病院管理サーバ300は、結果的に10、3、2、1の順で診察順を決定してよい。
【0195】
一方、待機番号に関連し、病院管理サーバ300が関連動作を行うものとして記載しているが、受付管理サーバ500が関連動作を行う形態で実現されてよい。ここで、受付管理サーバ500は、ディスプレイを更に含んでよく、受付管理サーバ500はディスプレイに診察順を表示してよい。そして、患者Dのように、やむを得ず優先しなければならない状況が発生すると、ご了承のお知らせを提供してよい。
【0196】
一方、別の実施形態に係る待機番号の付与段階(S912)は、患者が来院したと判断した場合、待機番号を付与する動作を意味してよい。待機番号は、対象情報、時間情報、順番情報、救急情報のうち、少なくとも一つを含んでよい。対象情報は、診察病院、診療科、担当医のうち少なくとも一つの情報を含んでよい。ユーザは、対象情報に基づいてどの診療科のどの担当医の待機の順番かを把握してよい。時間情報は、待機番号の与えられた時間、待機予想時間情報のうち、少なくとも一つを含んでよい。順番情報は、現在の待機の順番に関連する情報を意味してよい。救急情報は、現在の患者が急患か否かを示す情報を意味してよい。もし、順位が後ろの患者であっても、急患として区分される場合、優先して受診できるようにするためである。救急情報は、症状情報、患者の要請、病院スタッフの要請のうち、少なくとも一つに基づいて決定されてよい。
【0197】
図16は、位置情報を用いて待機番号を伝送する実施形態を説明するための図である。
【0198】
一実施形態によって、ユーザが病院の予約を確定した場合、ユーザ端末装置100は、予約情報をメモリに保存してよい。そして、ユーザ端末装置100は、予約情報に含まれた予約時間に基づいて、GPS機能を活性化させることができる。そして、ユーザ端末装置100は、位置情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。病院管理サーバ300は、位置情報に基づいて、ユーザが現在病院の近くにいるかを判断してよい。
【0199】
別の実施形態によって、ユーザが病院の予約をしていない場合、ユーザ端末装置100は、ユーザの待機番号要請に基づいて位置情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。病院管理サーバ300は、予約情報がない場合でも、ユーザ端末装置100から位置情報が受信されると、ユーザが現在病院の近くにいるかを判断してよい。
【0200】
特定の病院1605の病院管理サーバ300が、ユーザ1615の位置情報が病院の位置から臨界距離内1610(例えば、100メートル)にいると判断すると、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に待機番号をユーザ端末装置100に伝送してよい。病院管理サーバ300は、位置情報に基づいて、ユーザ1615の位置情報が病院の位置から臨界距離以上離れていると判断すると、病院管理サーバ300は、待機番号を与えなくてよい。ここで、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に予約をキャンセルするか否かを問うUIを表示するように制御する信号を、ユーザ端末装置100に伝送してよい。病院管理サーバ300は、ユーザの応答がないか、予約のキャンセル命令を受信すると、予約をキャンセルしてよい。
【0201】
図17は、図16の実施形態の具体的な方法を説明するためのフローチャートである。
【0202】
図17を参照すると、患者が病院の予約を確定した実施形態を仮定する。病院管理サーバ300は、予約時間の臨界時間前からユーザ端末装置100のGPSモジュールを制御してよい(S1705)。例えば、予約時間が午後2時で臨界時間が15分であれば、病院管理サーバ300は、午後1時45分からユーザ端末装置100のGPSモジュールを制御してよい。ここで、ユーザ端末装置100のGPSモジュールを制御するとは、病院管理サーバ300がGPS情報を要請する制御命令をユーザ端末装置100に伝送することを意味してよい。そして、ユーザ端末装置100は、GPS情報を要請する制御命令を受信し、GPS情報を獲得してよく、獲得されたGPS情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。
【0203】
そして、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100から位置情報を獲得してよい(S1710)。
【0204】
そして、病院管理サーバ300は、予約時間後予め設定された時間が経過したかを判断してよい(S1715)。例えば、予約時間が午後2時で予め設定された時間が20分であれば、病院管理サーバ300は、午後2時20分が経過しているか否かを判断してよい。ここで、予約時間後予め設定された時間が経過すると、病院管理サーバ300は、予約をキャンセルしてよい(S1716)。予約時間後予め設定された時間が経過していない場合、病院管理サーバ300は、受信されたユーザ端末装置100の位置情報が予約された病院の近くかを判断してよい(S1720)。
【0205】
ユーザ端末装置100の位置情報が予約された病院の近くではないと判断されると、病院管理サーバ300は、引き続きユーザ端末装置100から位置情報を受信してよい。一方、ユーザ端末装置100の位置情報が予約された病院の近くであると判断されると、病院管理サーバ300は、待機番号を生成してよい(S1725)。
【0206】
一方、待機番号を生成するか、待機番号をキャンセルする場合、ユーザの確認が必要になってよい。
【0207】
図18は、順番報知情報を伝送する一実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0208】
図18を参照すると、ステップS1805、S1810、S1815、S1820、S1825、S1830、S1835、S1840、S1845、S1850、S1855、S1860、S1865、S1870は、図4のステップS405、S410、S415、S420、S425、S430、S435、S440、S445、S450、S455、S460、S465、S470に対応してよい。よって、重複する説明の記載を省略する。
【0209】
病院管理サーバ300は、ステップS1850に基づいて、ユーザ端末装置100の位置情報が病院の近くかを判断してよい。そして、ユーザ端末装置100の位置情報が病院の近くであれば、ユーザ端末装置100に待機番号を割り当ててよい。そして、病院管理サーバ300は、現在の診察順がユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番かを判断してよい(S1875)。もし、現在の診察順がユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番ではない場合、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番がくるまで引き続き診察順をモニタリングしてよい。
【0210】
病院管理サーバ300は、ステップS1850に基づいて、ユーザ端末装置100の位置情報が病院の近くでれば、EMRサーバ400から最新の病院登録番号を受信(又は同期化)してよい。EMRサーバ400に保存された病院登録番号は信頼性の高いデータであってよい。しかし、毎回EMRサーバ400に病院登録番号の同期化を試みる場合、実際に来院していない患者の情報がEMRサーバ400にアップデートされてよい。このような状況で、不要なEMRサーバ400へのアクセスを防止するために、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100の位置情報が病院の近くである場合に限って、最新の病院登録番号をEMRサーバ400から受信してよい。
【0211】
一方、ユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番が到来した場合、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に順番報知情報を提供してよい(S1880)。なお、ユーザ端末装置100は、受信した順番報知情報をディスプレイに表示してよい(S1885)。
【0212】
図19は、順番報知情報を伝送する別の実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0213】
図19を参照すると、ステップS1905、S1910、S1915、S1920、S1925、S1930、S1935、S1940、S1945、S1950、S1955、S1960、S1965、S1975、S1980は、図8のステップS805、S810、S815、S820、S825、S830、S835、S840、S845、S850、S855、S860、S865、S875、S880に対応してよい。よって、重複する説明の記載を省略する。
【0214】
受付管理サーバ500は、ステップS1955に基づいて、ユーザ端末装置100の位置情報が病院の近くかを判断してよい。そして、ユーザ端末装置100の位置情報が病院の近くであれば、ユーザ端末装置100に待機番号を割り当ててよい。そして、受付管理サーバ500は、現在の診察順がユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番かを判断してよい(S1985)。もし、現在の診察順がユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番ではない場合、受付管理サーバ500は、ユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番がくるまで引き続き診察順をモニタリングしてよい。
【0215】
一方、ユーザ端末装置100に割り当てられた待機番号の順番が到来した場合、受付管理サーバ500は、ユーザ端末装置100に順番報知情報を提供してよい(S1990)。なお、ユーザ端末装置100は、受信した順番報知情報をディスプレイに表示してよい(S1995)。
【0216】
図20は、患者を管理する複数の段階のうち、診察段階を説明するためのフローチャートである。
【0217】
図20を参照すると、診察段階(S920)は、患者情報を受信する段階(S921)、待機者情報を受信する段階(S922)、患者情報及び待機者情報をマッピングする段階(S923)を含んでよい。
【0218】
患者情報を受信する段階(S921)は、アプリケーションサーバ200から受信した識別情報に対応する患者に関する情報を獲得することを意味してよい。例えば、病院管理サーバ300は、アプリケーションサーバ200から識別情報(氏名:山田 太郎、生年月日:90年1月1日)を受信し、識別情報に対応する患者情報を病院管理サーバ300の内部データベース又はEMRサーバ400から獲得してよい。患者が再診である場合、病院管理サーバ300は、予め保存された患者情報を獲得してよい。患者が新患(新規の患者)の場合、病院管理サーバ300は、新たな患者情報を獲得してよい。
【0219】
待機者情報を受信する段階(S922)は、ユーザ端末装置100から症状情報及び待機番号を受信する動作を意味してよい。待機者情報は、患者の症状情報及び待機番号が含まれてよい。症状情報は、ユーザ端末装置100のユーザインターフェース150によって入力された情報であってよく、待機番号は病院管理サーバ300又は受付管理サーバ500から獲得した情報であってよい。一方、病院管理サーバ300が待機者情報に含まれた待機番号及び症状情報をまとめて受信するものとして記載しているが、実際の実現の際は、待機番号と症状情報とを異なる時点で受信する形態で実現されてよい。ここで、症状情報は、多様な通信方式によって病院管理サーバ300に伝送されてよい。一例として、症状情報は、近距離無線通信(例えば、NFC通信)に基づいて病院管理サーバ300に伝送されてよい。
【0220】
病院管理サーバ300は、受信された症状情報と待機番号とを組み合わせてよい。ここで、組み合わせの意味は、症状情報と待機番号とを一つのデータグループにグルーピングする動作を意味してよい。即ち、病院管理サーバ300は、複数の端末装置から複数の症状情報を受信してよい。ここで、病院管理サーバ300は、複数の症状情報がどの患者に対応するのかを識別する必要があるが、病院管理サーバ300は、患者の氏名の代わりに待機番号を基準に識別してよい。例えば、病院管理サーバ300は、待機番号(#005)と症状情報(手首のしびれ)とを一つのデータグループ(待機者情報)にグルーピングし、病院管理サーバ300のメモリに保存してよい。そして、病院管理サーバ300は、グルーピングされた待機者情報を病院管理サーバ300に接続されたディスプレイ装置600に伝送してよい。ここで、ディスプレイ装置600は、担当医のパソコンであってよい。
【0221】
患者情報及び待機者情報をマッピングする段階(S923)は、待機者情報に対応する患者情報を識別する動作を意味してよい。病院管理サーバ300は、複数の患者情報を保存していてよく、現在少なくとも診察を待っている複数の患者情報を識別してよい。患者情報には、個人識別情報が含まれているため、複数の患者のうち、どの患者に対応する情報かを簡単に識別することができる。しかし、待機者情報は、待機番号及び症状情報で構成されている側面から、待機者情報がどの患者に対応する情報かを簡単に識別することは困難である。病院管理サーバ300は、待機者情報がどの患者に対する情報かを判断する動作を行うことができる。多様なマッピング動作については、図21ないし図24を参照して具体的に説明する。
【0222】
図21は、患者情報と待機者情報とをマッピングする一実施形態を説明するための図である。
【0223】
図21を参照すると、ステップS2105、S2110、S2115、S2120、S2125、S2130、S2135、S2140、S2145、S2150、S2155、S2160、S2165は、図4のステップS405、S410、S415、S420、S425、S430、S435、S440、S445、S450、S455、S460、S465に対応してよい。よって、重複する説明の記載を省略する。
【0224】
ユーザ端末装置100は、病院管理サーバ300から待機番号を受信してよく、受信された待機番号をディスプレイに表示してよい。そして、ユーザ端末装置100は、受信された待機番号をアプリケーションサーバ200に伝送してよい(S2170)。なお、アプリケーションサーバ200は、予め保存された識別情報と受信された待機番号とを組み合わせてよい(S2175)。ここで、組み合わせるとは、識別情報と待機番号とを一つのデータグループにグルーピングすることを意味してよい。なお、アプリケーションサーバ200は、組み合わせられた識別情報及び待機番号を病院管理サーバ300に伝送してよい(S2180)。なお、病院管理サーバ300は、組み合わせられた識別情報及び待機番号に基づいて、患者情報と待機者情報とをマッピングしてよい(S2185)。マッピング動作の過程については、図22を参照して後述する。一方、アプリケーションサーバ200で組み合わせ動作が行われる場合、ユーザの同意が必要になってよい。ここで、ユーザの同意に関連する処理動作は、ユーザ端末装置100を介して受信されてよい。
【0225】
図22は、図21の実施形態で伝送される情報を具体的に説明するための図である。
【0226】
図22を参照すると、ユーザ端末装置100は、アプリケーションサーバ200に予約要請及び識別情報2205を伝送してよい(S2105)。例えば、識別情報2205は、「山田 太郎」のような患者名であってよい。アプリケーションサーバ200は、受信された識別情報2205を病院管理サーバ300に伝送してよい(S2110)。
【0227】
なお、病院管理サーバ300は、受信された識別情報2210に基づいて予約情報を生成してよい。なお、病院管理サーバ300は、予約情報に対応する患者情報2220を生成してよい(S2120)。ここで、患者情報2220は、識別情報(例えば、山田 太郎)、年齢(例えば、30)、性別(例えば、男)、初診/再診(例えば、初診)のうち、少なくとも一つを含んでよい。ここで、初診/再診は、新患/再診に置き換えられて実施されてよい。
【0228】
なお、ユーザ端末装置100は、ユーザ端末装置100から待機番号要請及び症状情報2245を病院管理サーバ300に伝送してよい(S2145)。ここで、症状情報2245は、「手首のしびれ」のような体の一部の症状に対する内容を含んでよい。
【0229】
一方、病院管理サーバ300は、患者が来院したかを判断し、待機番号を与えてよい。なお、病院管理サーバ300は、待機番号及び症状情報を組み合わせ、待機者情報2255を生成してよい(S2155)。ここで、待機者情報2255は、待機番号(例えば、#005)及び症状情報(例えば、手首のしびれ)を含んでよい。
【0230】
なお、病院管理サーバ300は、ユーザ端末装置100に待機番号2260を伝送してよい(S2160)。そして、ユーザ端末装置100は、アプリケーションサーバ200に待機番号2260を伝送してよい。
【0231】
アプリケーションサーバ200は、識別情報(又は、識別情報中の一部の情報)及び待機番号を組み合わせてマッピング基準データグループ2275を生成してよい(S2175)。なお、アプリケーションサーバ200は、生成されたマッピング基準データグループ2275を病院管理サーバ300に伝送してよい(S2180)。マッピング基準データグループとは、マッピング動作に利用され、基準情報として利用するデータグループを意味してよい。
【0232】
なお、病院管理サーバ300は、患者情報2220及び待機者情報2255をマッピングしてよい。病院管理サーバ300は、複数の患者情報と複数の待機者情報とをメモリに保存していてよい。
【0233】
マッピング動作において、病院管理サーバ300は、アプリケーションサーバ200から受信したデータグループ2275を用いてよい。病院管理サーバ300は、データグループ2275に含まれた待機番号(#005)を獲得し、複数の待機者情報から獲得された待機番号(#005)に対応する待機者情報2255を獲得してよい。そして、病院管理サーバ300は、データグループ2275に含まれた識別情報(山田 太郎)を獲得し、複数の患者情報の中から獲得された識別情報(山田 太郎)に対応する患者情報2220を獲得してよい。そして、病院管理サーバ300は、獲得された待機者情報2255と獲得された患者情報2220とをマッピングし、新たなマッピング結果データグループ2285を生成してよい。ここで、マッピング結果データグループ2285は、待機番号(#005)、識別情報(山田 太郎)、年齢(30)、性別(男)、新患/再診(新患)、症状情報(手首のしびれ)のうち、少なくとも一つを含んでよい。
【0234】
図22に係る患者診察システム1000では、症状情報がアプリケーションサーバ200を隔てずに病院管理サーバ300に伝送されている。そして、症状情報が待機番号と組み合わせられているにも関わらず、マッピング基準データグループ2275に基づいて症状情報に対応する患者情報2220を獲得することができる。よって、本発明の患者診察システム1000では、アプリケーションサーバ200がハッキングをされても、症状情報が漏洩しなくて済む。
【0235】
図23は、患者情報と待機者情報とをマッピングする別の実施形態を説明するための図である。
【0236】
図23を参照すると、ステップS2305、S2310、S2315、S2320、S2325、S2330、S2335、S2340、S2345、S2350、S2355、S2360、S2365は、図4のステップS405、S410、S415、S420、S425、S430、S435、S440、S445、S450、S455、S460、S465に対応してよい。よって、重複する説明の記載を省略する。
【0237】
ユーザ端末装置100は、病院管理サーバ300から待機番号を受信し、ディスプレイに表示してよい。ここで、ユーザ端末装置100は、受信された待機番号と内部メモリに予め保存された識別情報とを組み合わせ、マッピング基準データグループを生成してよい(S2370)。図21及び図22では、待機番号と識別情報とを組み合わせる動作が、アプリケーションサーバ200で行われる実施形態について記述している。しかし、実施形態によって、待機番号と識別情報とを組み合わせる動作は、ユーザ端末装置100で行われてよい。識別情報は、ユーザ端末装置100及びアプリケーションサーバ200の両方に保存されていることがあるためである。一方、ユーザ端末装置100で組み合わせ動作が行われる場合、ユーザの同意が必要になってよい。
【0238】
ユーザ端末装置100は、組み合わせられた識別情報及び待機番号(ステップS2370で生成したマッピング基準データグループ)を病院管理サーバ300に伝送してよい(S2375)。なお、病院管理サーバ300は、組み合わせられた識別情報及び待機番号に基づいて、患者情報及び待機者情報をマッピングし、マッピング結果データグループを生成してよい(S2380)。マッピング動作については、図22を参照して具体的に説明しているため、重複する説明は省略する。
【0239】
図21ないし図23は、病院管理サーバ300で患者情報と待機者情報とをマッピング基準データグループを用いて自動的にマッピングする実施形態について説明している。しかし、別の実施形態によって、患者情報と待機者情報とが別途のマッピング基準データグループを用いずに、担当医によって直接マッピングされてよい。担当医によって直接マッピングされる実施形態については、図24を参照して説明する。
【0240】
図24は、患者情報と待機者情報とをマッピングする更に別の実施形態を説明するための図である。
【0241】
図24を参照すると、病院管理サーバ300は、ディスプレイ装置600と接続されてよい。ディスプレイ装置600は、病院管理サーバ300から患者情報及び待機者情報を受信してよい。ここで、患者情報は、病院管理サーバ300から受信される形態で記載している。ただ、実施形態によって、ディスプレイ装置600は、患者情報をEMRサーバ400から直接受信してよい。
【0242】
そして、ディスプレイ装置600は、受信された患者情報及び待機者情報を同時に一つの画面に表示してよい。具体的に、ディスプレイ装置600は、一つの画面中の第1の領域2405に患者情報を表示してよく、一つの画面中の第1の領域2405と異なる第2の領域2410に待機者情報を表示してよい。
【0243】
ここで、ディスプレイ装置600は、病院管理サーバ300から複数の患者情報を受信してよい。現在病院に受付完了され、来院中の患者に対応する複数の患者情報が病院管理サーバ300から受信されると、ディスプレイ装置600は、複数の患者情報に含まれた識別情報中の氏名情報を第1の領域2405に表示してよい。第1の領域に表示される患者情報は複数であってよいが、第2の領域2410に表示される待機者情報は一つであってよい。病院管理サーバ300は、受付順又は診察順のうち少なくとも一方に基づいて、待機番号を与えてよく、受付順又は診察順のうち少なくとも一方に対応する待機番号は一つであってよい。よって、病院管理サーバ300がディスプレイ装置600に伝送する待機者情報は一つであってよい。よって、ディスプレイ装置600の第2の領域2410に表示される待機者情報は一つであってよい。
【0244】
担当医は、ディスプレイ装置600に表示される待機者情報と患者情報とを直接マッピングしてよい。複数の患者情報のうち、どの患者情報が待機者情報に対応するか、担当医が直接判断してよい。担当医は患者の顔を覚えているが、患者に直接名前、生年月日又は症状情報を再度尋ねる形態で識別情報を知ることができ、直接患者情報と待機者情報とをマッピングしてよい。
【0245】
図25は、症状情報を同期化する一実施形態を説明するための図である。
【0246】
図25を参照すると、ディスプレイ装置600は、病院管理サーバ300からマッピング動作(S2185)に基づいて、一つの患者情報と一つの待機者情報とを獲得してよい。図22では、マッピング結果データグループ2285を生成するものとして説明しているが、それは一実施形態に係る動作に過ぎず、マッピング動作は新たなデータグループを生成することではなく、単に特定の患者情報と特定の待機者情報とをマッピングすることのみを意味してよい。図25では、特定の患者情報と特定の待機者情報とがマッピングされた状態のみを仮定した実施形態を記述する。
【0247】
ディスプレイ装置600は、病院管理サーバ300から診察順に対応する待機者情報を受信し、受信された待機者情報を第2の領域2410に表示してよい。そして、ディスプレイ装置600は、待機者情報とマッピングされた患者情報を病院管理サーバ300から受信し、受信された患者情報を第1の領域2405に表示してよい。
【0248】
ここで、症状情報は、待機者情報のみに含まれているため、第2の領域2410のみに症状情報が表示されてよい。ここで、ディスプレイ装置600は、UI2505又はUI2510のうち、少なくとも一つのUIを表示してよい。UI2505は、患者情報及び待機者情報の相互間で同期化対象項目を全て同期化させる機能に対応するUIであってよい。ディスプレイ装置600がUI2505を選択するユーザ入力を受信すると、ディスプレイ装置600は同期化対象項目に対し、同期化動作を行ってよい。図25で同期化項目は症状情報であってよい。図25で開示する実施形態で同期化の優先順位は待機者情報にあってよい。即ち、患者情報の症状情報はデータが存在せず、待機者情報の症状情報にはデータが存在するため、待機者情報の症状情報(左手首のしびれ)を患者情報にも含めてよい。そして、ディスプレイ装置600は、患者情報に含まれた症状情報(左手首のしびれ)を第1の領域2405の表示してよい。
【0249】
一方、UI2510は、全ての同期化項目でない、特定の項目のみを同期化する機能に対応するUIであってよい。図25では、同期化項目が症状情報の一つであるとして示しているが、実際の実現の際、同期化項目が複数であってよい。UI2510は、複数の同期化項目のうち、特定の項目(症状情報)を同期化する機能に対応するUIであってよい。
【0250】
図26は、症状情報を同期化する別の実施形態を説明するための図である。
【0251】
図26を参照すると、ディスプレイ装置600は待機者情報に含まれた症状情報を同期化させるUI2605を表示してよい。UI2605がユーザによって選択されると、ディスプレイ装置600は待機者情報に含まれた症状情報を分析してよい。具体的に、ディスプレイ装置600は、症状情報のテキストを分析し、身体情報及び痛み情報に区分してよい。例えば、症状情報が「左手首のしびれ」であれば、ディスプレイ装置600は症状情報に基づいて身体情報(左手首)及び痛み情報(しびれ)を獲得してよい。ディスプレイ装置600は、獲得した身体情報及び痛み情報に基づいて、人体模型のUI2610を表示してよい。具体的に、人体模型のUI2610に獲得した身体情報(左手首)の位置を簡単に知ることができるように、強調UI2615を表示してよい。なお、当該位置の近くに獲得した痛み情報(しびれ)を表示してよい。一方、ディスプレイ装置600は、特定した痛み情報(しびれ)を医学用語(手根管症候群)に変換して表示してよい。医学用語に変更する動作は、身体情報及び痛み情報が全て考慮されてよい。
【0252】
図27は、患者を管理する複数の段階のうち、処方段階を説明するためのフローチャートである。
【0253】
図27を参照すると、処方段階(S930)は、処方情報を入力する段階(S931)及び処方情報及びサービス情報を伝送する段階(S932)を含んでよい。
【0254】
処方情報を入力する段階(S931)は、病院管理サーバ300が担当医の処方情報を受信する段階を意味してよい。担当医は、病院管理サーバ300に患者を診察した後、処方情報を入力してよい。例えば、病院管理サーバ300に接続されたディスプレイ装置600に患者情報及び待機者情報が表示されていると仮定する。担当医は、ディスプレイ装置600に表示された患者情報、待機者情報及び診察過程で獲得した情報をまとめてどのような処方を出すかを決定してよい。そして、ディスプレイ装置600に接続されたユーザインターフェースを介して処方結果をディスプレイ装置600に入力してよい。処方結果に或る情報(以後、処方情報という)は、ディスプレイ装置600のメモリに保存されてよい。そして、ディスプレイ装置600は、保存された処方情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。
【0255】
処方情報又はサービス情報のうち少なくとも一方の情報を伝送する段階(S932)は、担当医が入力した処方情報を外部に伝送する動作を意味してよい。病院管理サーバ300は、受信された処方情報をEMRサーバ400又はユーザ端末装置100に伝送してよい。EMRサーバ400は、処方情報を含む患者情報を病院管理サーバ300から受信すると、新たな患者の診察内容を患者の病院登録番号に記録及びアップデートしてよい。EMRサーバ400には、患者情報が送られるが、ユーザ端末装置100には、患者情報に含まれた全ての情報を伝送しなくてよく、ユーザ端末装置100には、処方情報又はサービス情報のうち少なくとも一方を伝送してよい。
【0256】
ここで、サービス情報とは、患者が熟知すべき注意事項を意味してよい。例えば、サービス情報は、控えるべき食べ物、控えるべき運動、処方薬の服用量、処方薬の服用時間、予約情報、来院のおすすめ日などを含んでよい。来院の予約有無は診察過程で次回の来院に対する予約時間を決定した場合、それに対する結果を再度患者に通知することを意味してよい。そして、来院のおすすめ日は、来院に対する予約をしていないが、いつ頃来院するかをおすすめする日を意味してよい。一例として、病院管理サーバ300は、「2~3日後来院をおすすめする」というサービス情報をユーザ端末装置100に伝送してよい。
【0257】
一方、病院管理サーバ300がユーザ端末装置100に処方情報又はサービス情報のうち、少なくとも一方をユーザ端末装置100に伝送するために、処方情報と待機番号とを組み合わせてよい。ここで、組み合わせる動作は、処方情報と待機番号とを一つのデータグループにグルーピングすることを意味してよい。そして、処方情報と待機番号とを組み合わせることは、待機者情報に処方情報を追加することを意味してよい。
【0258】
処方情報と識別情報とを組み合わせずに処方情報と待機番号とを組み合わせる理由は、処方情報がハッキングされるとしても、誰の処方情報か知ることが困難になるようにするためである。通常、診察後、EMRサーバ400に伝送される患者情報は、識別情報及び処方情報が一つのデータグループにグルーピングして保存されてよい。しかし、EMRサーバ400は、院内システムに保存されているだけで、別途のセキュリティプログラムが作動するという点で安定性が確保できるといえる。しかし、ユーザ端末装置100に特定の情報を伝送することは、内部システムではない、外部システムに情報を伝送するという側面からセキュリティリスクがあるといえる。
【0259】
よって、このようなセキュリティリスクを防止するために、病院管理サーバ300は処方情報と識別情報とを組み合わせずに、処方情報と待機番号とを組み合わせてよい。待機者情報には、識別情報が存在せずに単に待機番号を与えたユーザ端末装置100に対する情報のみを含まれてよい。
【0260】
一方、病院管理サーバ300は、待機番号をユーザ端末装置100に伝送する段階で与えられた待機番号とユーザ端末装置100をマッピングしてよく、マッピングされた待機番号及びユーザ端末装置100を病院管理サーバ300のメモリに保存してよい。病院管理サーバ300は、マッピングされた待機番号及びユーザ端末装置100に基づいてユーザ端末装置100に待機者情報に含まれた処方情報を選択的に伝送してよい。なお、病院管理サーバ300は、処方情報の他にサービス情報も併せてユーザ端末装置100に伝送してよい。
【0261】
一方、処方段階(S930)は、第1の処方情報と第2の処方情報とに区分されてよい。
【0262】
第1の処方情報は患者が決済する前の段階で生成された最初の処方情報を意味してよく、第2の処方情報は患者が決済した後の段階で生成された処方情報を意味してよい。
【0263】
病院管理サーバ300は、第1の処方情報及び決済に関する情報をユーザ端末装置100に伝送してよい。そして、患者は受信された第1の処方情報及び決済に関する情報に基づいて決済を行ってよい。ここで、第1の処方情報は、待機番号と組み合わせられてユーザ端末装置100に伝送されてよい。
【0264】
患者がユーザ端末装置100で決済を完了した場合、ユーザ端末装置100は決済が完了しているという情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。一方、別の実施形態によって、ユーザ端末装置100は、アプリケーションサーバ200を介して病院管理サーバ300に決済完了情報を伝送してよい。
【0265】
病院管理サーバ300は、決済完了情報を受信し、第2の処方情報を生成してよい。そして、病院管理サーバ300は、最終的に第2の処方情報をユーザ端末装置100に伝送してよい。ここで、第2の処方情報は。待機番号と組み合わせられてユーザ端末装置100に伝送されてよい。そして、病院管理サーバ300は、第2の処方情報及び第2の処方情報に対応するサービス情報とをユーザ端末装置100に伝送してよい。
【0266】
例えば、第1の処方情報は、注射、薬物治療及びリハビリと仮定する。ここで、病院管理サーバ300は、第1の処方情報をユーザ端末装置100に伝送してよい。
【0267】
一方、患者が病院から臨界距離以上離れるか、予め設定された時点(診察完了時点、決済完了時点又は患者が病院から臨界距離以上離れた時点)後、臨界時間以上の場合、病院管理サーバ300は、処方情報又はサービス情報をユーザ端末装置100に伝送してよい。
【0268】
図28は、処方情報を伝送する段階を説明するための図である。
【0269】
図28を参照すると、病院管理サーバ300は、組み合わせられた識別情報及び待機番号に基づいて、患者情報及び待機者情報をマッピングしてよい(S2805)。患者情報及び待機者情報をマッピングする動作は、図21ないし図24を参照して記載しているため、繰り返し説明を省略する。
【0270】
病院管理サーバ300は、患者情報及び待機者情報をマッピングした後、処方情報を受信してよい(S2810)。病院管理サーバ300は、受信された処方情報と待機番号とを組み合わせてよい(S2815)。ここで、処方情報と待機番号とを組み合わせることは、待機者情報に処方情報を追加して一つのデータグループを生成することを意味してよい。ここで、生成されるデータグループは、変更された待機者情報であってよい。変更された待機者情報には、処方情報、待機番号が含まれてよい。病院管理サーバ300は、変更された待機者情報に基づいて、待機番号に対応するユーザ端末装置100を識別してよい(S2820)。そして、病院管理サーバ300は、識別されたユーザ端末装置100に処方情報を伝送してよい(S2825)。一方、ステップS2825と異なる実施形態により、病院管理サーバ300は、処方情報をアプリケーションサーバ200に伝送し、アプリケーションサーバ200からユーザ端末装置100に処方情報を伝送する形態で実現されてよい。なお、病院管理サーバ300は、組み合わせられた処方情報及び待機番号を臨界時間が経過してから削除してよい(S2830)。患者の診療記録に関連しては、患者情報が別途に保存されているため、病院管理サーバ300は、組み合わせられた処方情報及び待機番号を引き続きメモリに保存する必要がなくなる。一方、ステップS2830では、臨界時間が経過した後で、処方情報が削除されるものとして記載しているが、実現例によって、病院管理サーバ300は、処方情報をユーザ端末装置100に伝送した後、直ちに組み合わせられた処方情報及び待機番号を削除してよい。
【0271】
一方、待機番号は、日付情報を更に含んでよい。病院管理サーバ300は、待機番号に含まれた日付情報が現在の病院管理サーバ300で識別される日付情報を比較してよい。ここで、待機番号に含まれた日付情報が現在の病院管理サーバ300の日付より前であれば、病院管理サーバ300は待機番号を削除してよい。
【0272】
一方、図28では、病院管理サーバ300が処方情報、患者情報、待機者情報を保存して管理する図3及び図4の実施形態を基に記述している。しかし、実施形態により、図5ないし図8の実施形態でも、処方情報に関連する動作が適用されてよい。
【0273】
具体的に、患者診察システム1000が、ユーザ端末装置100、アプリケーションサーバ200、病院管理サーバ300、EMRサーバ400、受付管理サーバ500及びディスプレイ装置600を含んでよい。
【0274】
ここで、ディスプレイ装置600は、病院管理サーバ300に接続された装置を意味してよく、担当医の管理する装置を意味してよい。そして、ディスプレイ装置600は、ユーザインターフェース(例えば、キーボード及びマウスなど)を更に含んでよく、ユーザインターフェースを介して担当医の処方情報を受信してよい。ここで、ディスプレイ装置600は、受信された処方情報を患者情報及び待機者情報に追加してよい。従来の患者情報及び待機者情報には、処方情報が入力されていないが、ディスプレイ装置600は、受信された処方情報をそれぞれの患者情報及び待機者情報に追加してよい。結局、患者情報及び待機者情報は、処方情報が追加されて変更されてよい。処方情報が追加された後の患者情報及び待機者情報を、変更された患者情報及び変更された待機者情報として記述する。変更された患者情報には、患者の症状情報、患者の処方情報、患者の識別情報のうち、少なくとも一つが含まれてよい。なお、変更された待機者情報には、患者の症状情報、患者の待機番号、患者の処方情報のうち、少なくとも一つが含まれてよい。変更された待機者情報は、図28のステップS2815に対応してよい。
【0275】
ディスプレイ装置600は、変更された患者情報及び変更された待機者情報を病院管理サーバ300に伝送してよい。病院管理サーバ300は、変更された患者情報をEMRサーバ400に伝送してよい。EMRサーバ400は、アップデートされた患者情報をメモリに保存してよい。
【0276】
一方、病院管理サーバ300は、受付管理サーバ500に変更された待機者情報を伝送してよい。受付管理サーバ500は、変更された待機者情報を受信してよく、変更された待機者情報で待機番号を識別してよい。そして、受付管理サーバ500は、待機番号に対応するユーザ端末装置を識別してよい。受付管理サーバ500は、待機番号を付与するステップにおいて、待機番号とユーザ端末装置をマッピングする機器情報を生成してメモリに保存してよい。受付管理サーバ500は、複数の機器情報で変更された待機者情報から、識別された待機番号に対応するユーザ端末装置100を識別してよい。そして、識別されたユーザ端末装置100に変更された待機者情報に含まれた処方情報を伝送してよい。
【0277】
図29は、処方情報を同期化する一実施形態を説明するための図である。
【0278】
図29を参照すると、ディスプレイ装置600は、処方情報を同期化させるUI2905を表示してよい。ディスプレイ装置600が、担当医の処方情報を受信すると、ディスプレイ装置600は受信された処方情報を第1の領域2405に表示してよい。そして、ディスプレイ装置600は、UI2905を選択する担当医の入力が受信されると、第1の領域2405に表示された処方情報を第2の領域2410に表示してよい。
【0279】
なお、ディスプレイ装置600は、処方情報のみを同期化するUI2910を第2の領域2410に表示してよい。ディスプレイ装置600は、UI2910を選択する担当医の入力が受信されると、第1の領域2405に表示された全ての処方情報を第2の領域2410に表示してよい。
【0280】
なお、ディスプレイ装置600は、受信された特定の処方情報を患者情報に追加し、従来の患者情報をアップデートしてよい。アップデートされた患者情報を変更された患者情報として記述する。ディスプレイ装置600は、UI2905又はUI2910を選択する担当医の入力が受信されると、変更された患者情報に含まれた処方情報(無痛注射、痛み止め3日)を待機者情報に追加してよい。追加された処方情報を含む待機者情報を変更された待機者情報として記述する。
【0281】
図30は、症状情報及び処方情報を同期化する実施形態を説明するための図である。
【0282】
図30を参照すると、ディスプレイ装置600は、症状情報及び処方情報両方を同期化するUI3005、症状情報のみを同期化するUI3010、処方情報のみを同期化するUI3015のうち、少なくとも一つを表示してよい。
【0283】
UI3005を選択する担当医の入力が受信されると、ディスプレイ装置600は、待機者情報に含まれた症状情報を患者情報に追加し、患者情報に含まれた処方情報を待機者情報に追加してよい。
【0284】
なお、UI3010を選択する担当医の入力が受信されると、ディスプレイ装置600は、待機者情報に含まれた症状情報のみを患者情報に追加してよい。
【0285】
なお、UI3015を選択する担当医の入力が受信されると、ディスプレイ装置600は、患者情報に含まれた症状情報のみを待機者情報に追加してよい。
【0286】
多様な同期化UIを提供する図30の実施形態は、担当医の選択によって、症状情報、処方情報のうち少なくとも一方を同期化する動作を含むため、担当医のデータ管理を容易にすることができる。
【0287】
図31は、一実施形態に係るユーザ端末装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0288】
図31を参照すると、本実施形態に係るユーザ端末装置100に動作を実行させるコンピュータで読み取り可能な媒体に保存されたアプリケーションにおいて、動作は、症状情報を入力されるためのUI画面を提供するステップ(S3105)と、UI画面を介してユーザの症状情報が入力されると、症状情報及び待機番号の要請を病院管理サーバ300に伝送するステップ(S3110)と、病院管理サーバ300から待機番号の要請に対応する待機番号を受信し、受信された待機番号を含むUI画面を提供するステップ(S3115)と、ユーザの識別情報をアプリケーションサーバ200に伝送するステップ(S3120)と、アプリケーションサーバ200がユーザの識別情報を病院管理サーバ300に伝送するように制御するステップ(S3125)とを含んでよい。
【0289】
ここで、病院管理サーバ300に伝送された症状情報を含む第1のUI画面、及びユーザの識別情報を含む第2のUI画面が、病院管理サーバ300と通信するディスプレイ装置600に提供されてよい。
【0290】
なお、動作は、病院の予約のためのUI画面を提供するステップと、UI画面を介して病院の予約のための情報が入力されると、ユーザの識別情報及び病院の予約のための情報を、アプリケーションサーバ200に伝送するステップと、アプリケーションサーバ200から病院の予約情報が受信されると、受信された病院の予約情報を含むUI画面を提供するステップとを更に含んでよく、予約情報は、予約時間を含んでよい。
【0291】
ここで、動作は、予約時間より臨界時間前の時点から、ユーザ端末装置100の位置情報を病院管理サーバ300に伝送するステップと、病院管理サーバ300から位置情報に対応する待機番号を受信すると、受信された待機番号を含むUI画面を提供するステップとを更に含んでよい。
【0292】
ここで、病院管理サーバ300は、位置情報が病院の位置から臨界距離内であれば、順位の高い待機番号をユーザ端末装置100に提供してよい。
【0293】
なお、動作は、受信された待機番号をアプリケーションサーバ200に伝送するステップと、アプリケーションサーバ200が待機番号を病院管理サーバ300に伝送するように制御するステップとを更に含んでよく、病院管理サーバ300に伝送された症状情報及び待機番号を含む第1のUI画面、及びユーザの識別情報及び待機番号を含む第2のUI画面が、病院管理サーバ300と通信するディスプレイ装置600に提供されてよい。
【0294】
なお、動作は、病院管理サーバ300から処方情報を受信するステップと、受信された処方情報を含むUI画面を提供するステップとを更に含んでよく、病院管理サーバ300は、待機番号に基づいて処方情報を伝送するユーザ端末装置100を識別してよく、識別されたユーザ端末装置100に処方情報を伝送してよい。
【0295】
一方、病院管理サーバ300は、第1の病院管理サーバ及び第2の病院管理サーバを含んでよく、症状情報及び待機番号の要請は、第1の病院管理サーバに伝送されてよく、ユーザの識別情報は第2の病院管理サーバに伝送されてよい。
【0296】
なお、症状情報は、第1の通信モジュールを介して病院管理サーバ300に伝送されてよく、ユーザの識別情報は、第2の通信モジュールを介して病院管理サーバ300に伝送されてよい。
【0297】
ここで、動作は、病院管理サーバ300から処方情報を受信するステップと、受信された処方情報を含むUI画面を提供するステップとを含んでよく、処方情報は、第1の通信モジュールを介して病院管理サーバ300から受信されてよい。
【0298】
一方、図31のようなアプリケーション動作は、図1又は図2の構成を有する電子装置上で実行されてよく、その他の構成を有する電子装置上でも実行されてよい。
【0299】
一方、上述の本発明の多様な実施形態に係る方法は、従来の電子装置にインストール可能なアプリケーション形態で実現されてよい。
【0300】
なお、上述の本発明の多様な実施形態に係る方法は、従来の電子装置に対するソフトウェアアップグレード、又はハードウェアアップグレードのみでも実現されてよい。
【0301】
なお、上述の本発明の多様な実施形態は、電子装置に備えられたエンベデッドサーバ、又は電子装置及びディスプレイ装置のうち少なくとも一方の外部サーバを介して実行されることも可能である。
【0302】
一方、本発明の一実施形態によると、以上で説明された多様な実施形態は、機器(machine)(例えば、コンピュータ)で読み取れる保存媒体(machine-readable storage media)に保存された命令語を含むソフトウェアで実現されてよい。機器は、保存媒体から保存された命令語を呼び出し、呼び出された命令語に従って動作が可能な装置として、開示された実施形態に係る電子装置を含んでよい。命令がプロセッサによって実行される場合、プロセッサが直接、又はプロセッサの制御下で異なる構成要素を用いて命令に該当する機能を行ってよい。命令は、コンパイラ又はインタプリタによって生成又は実行されるコードを含んでよい。機器で読み取れる保存媒体は、非一時的(non-transitory)保存媒体の形態で提供されてよい。ここで、「非一時的」とは、保存媒体が信号(signal)を含まずに実在(tangible)することを意味するだけで、データが保存媒体に半永久的に又は一時的に保存されることを区分しない。
【0303】
なお、本発明の一実施形態によると、以上で説明された多様な実施形態に係る方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供されてよい。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者及び購入者間で取り引きできてよい。コンピュータプログラム製品は、機器で読み取ることができる保存媒体(例:compact disc read only memory(CD-ROM))の形態で、又はアプリケーションストア(例えば、PlayストアTM)によりオンラインで配信されてよい。オンラインによる配信の場合に、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造元のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリのような保存媒体に少なくとも一時保存されるか、一時的に生成されてよい。
【0304】
なお、上述の多様な実施形態に係る構成要素(例:モジュール又はプログラム)のそれぞれは、単数又は複数の個体で構成されてよく、上述の当該サブ構成要素のうちの一部のサブ構成要素が省略されたり、又は別のサブ構成要素が多様な実施形態に更に含まれてよい。代替で又は追加で、一部の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は、一つの個体に統合され、統合される前のそれぞれの当該構成要素によって行われる機能を同一又は類似するように行ってよい。多様な実施形態に係るモジュール、プログラム又は他の構成要素によって実行される動作は、順次に、並列に、繰り返し、又はヒューリスティックに実行されるか、少なくとも一部の動作が別の順番で実行されたり、省略されたり、又は別の動作が追加されてよい。
【0305】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
図1
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