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特許7341228マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を用いた公共安全のための隔離E-UTRAN動作(IOPS)の認識
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-31
(45)【発行日】2023-09-08
(54)【発明の名称】マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を用いた公共安全のための隔離E-UTRAN動作(IOPS)の認識
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/90 20180101AFI20230901BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20230901BHJP
   H04W 4/08 20090101ALI20230901BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20230901BHJP
【FI】
H04W4/90
H04W84/10
H04W4/08
H04W4/06
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021518957
(86)(22)【出願日】2019-10-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-13
(86)【国際出願番号】 EP2019076849
(87)【国際公開番号】W WO2020074368
(87)【国際公開日】2020-04-16
【審査請求日】2021-06-15
(31)【優先権主張番号】62/742,628
(32)【優先日】2018-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【弁理士】
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(72)【発明者】
【氏名】トランク, マグヌス
(72)【発明者】
【氏名】オーケソン, ヨアキム
【審査官】野村 潔
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/122224(WO,A1)
【文献】特表2018-529259(JP,A)
【文献】国際公開第2016/117505(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0188325(US,A1)
【文献】Ericsson,Functional model and procedure for switching between primary and IOPS MC system[online],3GPP TSG SA WG6 #025 S6-181254,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG6_MissionCritical/TSGS6_025_Sophia_Antipolis/Docs/S6-181254.zip>,2018年07月30日
【文献】BlackBerry UK Limited,Migration concerns[online],3GPP TSG SA WG6 #019 S6-171152,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG6_MissionCritical/TSGS6_019_Dubrovnik/Docs/S6-171152.zip>,2017年10月02日
【文献】Ericsson,Pseudo-CR on Solution for IOPS notification to MC users[online],3GPP TSG SA WG6 #026 S6-181320,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG6_MissionCritical/TSGS6_026_Vilnius/Docs/S6-181320.zip>,2018年10月08日,(本願優先日と同日公開された出願人による文献)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
隔離無線アクセスネットワークの存在を報告するための、無線デバイスによって実施される方法であって、前記方法は、
隔離無線アクセスネットワークにおいて通信を実施することであって、前記隔離無線アクセスネットワークが、セルラ通信ネットワークの集中型コアネットワークへのコネクティビティを有しない1つまたは複数の第1の無線基地局によって提供される無線アクセスネットワークである、通信を実施することと、
前記集中型コアネットワークへのコネクティビティを有する、第2の無線基地局にアタッチすることと、
前記第2の無線基地局を介して集中型通信サーバに、前記隔離無線アクセスネットワークの前記存在を前記集中型通信サーバに知らせる1つまたは複数のメッセージを提供することと
を含み、
前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記隔離無線アクセスネットワーク中に存在するおよび/または存在したグループメンバー、前記隔離無線アクセスネットワークによってサポートされるグループ、ならびに/あるいは前記隔離無線アクセスネットワークにおける、グループ通信呼を含むアクティブ呼に関する情報を含む、方法。
【請求項2】
前記集中型通信サーバが、グループ通信サーバである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記隔離無線アクセスネットワークが、前記1つまたは複数の第1の無線基地局によって提供される1つの隔離セルまたは隔離セルのセットである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
グループ通信が、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)において、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を使用して、前記第2の無線基地局および1つまたは複数の追加の無線基地局によって提供される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記1つまたは複数の第1の無線基地局と、前記1つまたは複数の第1の無線基地局によってホストされる、ローカルグループ通信サーバを含むローカル通信サーバとにどのように接続すべきかを指示する情報を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記1つまたは複数の第1の無線基地局のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)、前記1つまたは複数の第1の無線基地局の動作の周波数帯域、および/または前記1つまたは複数の第1の無線基地局によってホストされる、ローカルグループ通信サーバを含むローカル通信サーバのサーバアドレスを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記1つまたは複数の隔離セルの1つまたは複数のセル識別情報、または前記隔離無線アクセスネットワークの物理的ロケーションを指示する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
隔離無線アクセスネットワークの存在を報告するための、無線デバイスによって実施される方法であって、前記方法が、
無線基地局を介して集中型通信サーバに、隔離無線アクセスネットワークの前記存在を前記集中型通信サーバに知らせる1つまたは複数のメッセージを提供すること
を含み、
前記無線基地局および前記集中型通信サーバは集中型コアネットワークに含まれ、前記無線デバイスは、前記集中型コアネットワークへの接続を有しており、
前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記隔離無線アクセスネットワーク中に存在するおよび/または存在したグループメンバー、前記隔離無線アクセスネットワークによってサポートされるグループ、ならびに/あるいは前記隔離無線アクセスネットワークにおける、グループ通信呼を含むアクティブ呼に関する情報を含む、方法。
【請求項9】
前記集中型通信サーバが、集中型グループ通信サーバである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離無線基地局によって提供される1つまたは複数の隔離セルであり、前記1つまたは複数の隔離無線基地局が、セルラ通信ネットワークのコアネットワークに接続されない1つまたは複数の基地局である、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記1つまたは複数の隔離無線基地局と、前記1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされる、ローカルグループ通信サーバを含むローカル通信サーバとにどのように接続すべきかを指示する情報を含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記1つまたは複数の隔離無線基地局のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)、前記1つまたは複数の隔離無線基地局の動作の周波数帯域、および/または前記1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされる、ローカルグループ通信サーバを含むローカル通信サーバのサーバアドレスを含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、前記1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、前記1つまたは複数の隔離セルの1つまたは複数のセル識別情報を含む、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実施するように適応された無線デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に通信に関し、より詳細には、グループ通信(GC)通信サービス、ならびに関係する無線デバイスおよびネットワークノードおよび同様のものに関する。
【背景技術】
【0002】
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
【0003】
ミッションクリティカル(MC)通信サービスは、公共安全ユーザ、たとえば、警察および消防隊によって実施される作業にとって必須である。MC通信サービスは、緊急および差し迫った脅威に対する優先MC呼のハンドリングを含む、通常の通信サービスと比較して優先的なハンドリングを必要とする。さらに、MC通信サービスは、ネットワークまたはバックホールインフラストラクチャの一部が機能しない場合でも、保証されたサービスレベルを提供する、いくつかのレジリエンス(resilience)特徴を必要とする。
【0004】
公共安全ユーザのための最も一般的に使用される通信方法は、同じ情報が複数のユーザに配信されることを必要とする、グループ通信(GC)である。GCの1つのタイプは、プッシュツートーク(PTT)サービスである。GCシステムは、集中型GC制御ノードが、すべてのグループデータ、たとえば、グループメンバーシップ、ポリシ、ユーザ権限、および優先度付けの完全な制御を提供する、集中型アーキテクチャ手法を用いて設計され得る。そのような手法は、高いネットワーク利用可能性を提供するネットワークインフラストラクチャを必要とする。このタイプの動作は、時々、トランクモード動作(TMO:Trunked Mode Operation)またはオンネットワーク動作として知られる。
【0005】
反対の手法は、各ユーザ無線デバイスがGCを制御している設計である。この場合、グループデータ(これは、前の段落においてリストされたグループデータと同様であるが、通常、そのグループデータのサブセットである)は、各デバイスに事前プロビジョニングされなければならない。このタイプのソリューションは、時々、直接モード動作(DMO:Direct Mode Operation)またはオフネットワーク動作として知られ、これは、ネットワークインフラストラクチャからのいかなるサポートもなしにGCが行われ得ることを意味する。
【0006】
インカンベント(incumbent)GCシステムでは、上述の両方の手法がサポートされる。さらに、インカンベントGCシステムは、ローカル無線基地局がネットワークの他の部分へのその接続を失った場合でも、ローカル無線基地局が無線基地局のカバレッジ内のユーザにローカルコネクティビティおよびGCを提供することを可能にする、レジリエンス特徴を提供し得る。これは、ある展開では、ローカルサイトトランキング(Local Site Trunking)として知られる。
【0007】
ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)のようなGCサービスを提供する第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ベースネットワークでは、サービスは、3GPP技術仕様(TS)23.401 V15.1.0およびアネックスKに関して、公共安全のための隔離拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)動作(IOPS:Isolated E-UTRAN Operations for Public Safety)として知られる特徴を使用することによって、バックホール障害の場合でも保証され得る。IOPS機能は、IOPSをサポートするE-UTRAN無線基地局(拡張またはエボルブドノードB(eNB))の通信レンジ内にある公共安全ユーザのデバイスに、ローカルコネクティビティを提供する。
【0008】
さらに、GCは、異なる送信モードを利用することによって提供され得る。GCにおける1つの重要な側面は、同じ情報が複数のユーザに配信されることである。これらのユーザは、異なるロケーションに位置することがある。多くのユーザが同じエリア内に位置する場合、たとえば、マルチキャストブロードキャストマルチメディアサービス(MBMS)を使用する、マルチキャストまたはブロードキャストベース送信が効率的である。MBMSは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)として知られる送信モードにおいて使用され得る。MBSFN送信では、同じ周波数上で同期的に同じ信号を送信するいくつかの無線セルがあり、これは、組み合わせられた信号電力に追加される複数の送信と、また、無線デバイスについてのかなりの干渉低減とのため、改善された信号対干渉プラス雑音比(SINR)を与える。
【発明の概要】
【0009】
現在、(1つまたは複数の)ある課題が存在する。(MBSFN送信モードにおいて)MBMSを使用してグループ通信を提供する無線ネットワークでは、サービス品質レベルは、すべて無線信号に寄与する無線基地局の安定したセットに依存する。レジリエンス特徴IOPSは、異なる側面において無線性能の課題を引き起こす。
1. IOPSモードにある1つのセルは、ネットワークの残りに知られておらず、MBSFNに寄与することができず、その結果、MBMS品質はIOPSノードの外部で劣化する。
2. IOPSモードにあるセルとIOPSモードにない近隣セルとが、無線干渉を引き起こす。
3. IOPSモードにある1つのセルは、無線デバイスが、IOPSモードにあるセルからIOPSにない近隣セルに、およびその逆に切り替わっているとき、予測不可能なGC体感(GC experience)を引き起こすことがある。無線デバイスがIOPSモードにあるセルにアタッチされるとき、その無線デバイスは、同じセルにアタッチされた他の無線デバイスのみと通信することができる。
【0010】
本開示のいくつかの態様およびそれらの実施形態は、上述のまたは他の課題のソリューションを提供し得る。提案されるソリューションの実施形態は、無線デバイスがIOPSセルからIOPSセルの外部の無線ネットワークエリアに少なくとも一時的に移動した後に、無線デバイスが、中央GC制御ノードに、IOPSセルの存在(presence)を報告するための方法を提供する。GC制御ノードは、MBMS品質を改善するためのアクションをとるために、および/またはIOPSモードにあるセルの近接についてエリア中の他のユーザ機器(UE)に知らせるために、この報告を使用し得る。
【0011】
いくつかの実施形態では、IOPSモードにあるセルに近接している他のUEに送られる情報は、IOPSのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)を含み得、これは、たとえば、IOPSセルへのハンドオーバ時間を改善することができる。
【0012】
本開示の実施形態は、ローカルGCサーバにどのようにアクセスすべきかに関する詳細について、およびローカルGCサーバにおけるグループコンスタレーションについて、IOPSモードにある無線基地局に近い無線デバイスに知らせる。この情報は、IOPSモードにある無線基地局内に前にあった無線デバイスによって収集され、IOPSモードにある無線基地局に近いすべてのUEに送られる。
【0013】
本明細書で開示される問題点のうちの1つまたは複数に対処する様々な実施形態が、本明細書で提案される。
【0014】
いくつかの実施形態は、(1つまたは複数の)以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供し得る。本開示の実施形態は、IOPSモードにあるセルにアタッチされるか、またはIOPSモードにあるセルに近接している、無線デバイスのためのサービス品質を改善する。さらに、本開示の実施形態は、IOPS対応セルの近接をすべての無線デバイスに知らせるために使用され得る。この情報は、無線デバイスがIOPSモードにあるセルに移動するとき、ハンドオーバ時間を改善する詳細(たとえば、PLMN ID)を含み得る。さらに、これは、GCユーザ(すなわち、GCサービスを使用する無線デバイス(たとえば、UE))に利点を提供し、それらのGCユーザは、IOPS対応セルの近接による低減されたGCカバレッジに気づく。
【0015】
本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本出願に組み込まれ、本出願の一部をなす、添付の図面は、発明概念のいくつかの非限定的な実施形態を示す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本開示の実施形態を示す、例示的なセルラ通信ネットワーク100のネットワーク図である。
図2】本ソリューションの一実施形態による方法を示す図である。
図3】本開示の実施形態が実装され得るセルラ通信ネットワーク300の一例を示す図である。
図4】本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノードの概略ブロック図である。
図5】本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノードの仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。
図6】本開示のいくつかの他の実施形態による、ネットワークノードの概略ブロック図である。
図7】本開示のいくつかの実施形態による、UEの概略ブロック図である。
図8】本開示のいくつかの他の実施形態による、UEの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。また、追加情報が、付録において提供される(1つまたは複数の)ドキュメントにおいて見つけられ得る。
【0018】
無線ノード:本明細書で使用される「無線ノード」は、無線アクセスノードまたは無線デバイスのいずれかである。
【0019】
無線アクセスノード:本明細書で使用される「無線アクセスノード」または「無線ネットワークノード」は、信号を無線で送信および/または受信するように動作する、セルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワークにおける任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例は、限定はしないが、基地局(たとえば、3GPP第5世代(5G)NRネットワークにおける新無線(New Radio:NR)基地局(gNB)、または3GPP Long Term Evolution(LTE)ネットワークにおけるeNB)と、高電力またはマクロ基地局と、低電力基地局(たとえば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)と、リレーノードとを含む。
【0020】
コアネットワークノード:本明細書で使用される「コアネットワークノード」は、コアネットワークにおける任意のタイプのノードである。コアネットワークノードのいくつかの例は、たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、サービス能力公開機能(SCEF)などを含む。
【0021】
無線デバイス:本明細書で使用される「無線デバイス」は、(1つまたは複数の)無線アクセスノードに対して信号を無線で送信および/または受信することによって、セルラ通信ネットワークへのアクセスを有する(すなわち、セルラ通信ネットワークによってサーブされる)任意のタイプのデバイスである。無線デバイスのいくつかの例は、限定はしないが、3GPPネットワークにおけるUEと、マシン型通信(MTC)デバイスとを含む。
【0022】
ネットワークノード:本明細書で使用される「ネットワークノード」は、セルラ通信ネットワーク/システムの無線アクセスネットワークまたはコアネットワークのいずれかの一部である任意のノードである。
【0023】
本明細書で与えられる説明は3GPPセルラ通信システムに焦点を当て、したがって、3GPP専門用語または3GPP専門用語に類似した専門用語がしばしば使用されることに留意されたい。しかしながら、本明細書で開示される概念は、3GPPシステムに限定されない。
【0024】
本明細書の説明では、「セル」という用語に対して、参照が行われ得ることに留意されたい。しかしながら、特に5G NR概念に関して、ビームがセルの代わりに使用されることがあり、したがって、本明細書で説明される概念は、セルとビームの両方に等しく適用可能であることに留意することが重要である。
【0025】
特に公共安全ユーザにとって、IOPSとして知られる無線基地局レジリエンス特徴が重要である。IOPSは、3GPP TS23.401 V15.1.0アネックスKにおいて指定されている。IOPS特徴は、コアネットワークに対するリンク障害がある場合、UEにローカルコネクティビティを提供することができる。IOPS特徴は、異なるタイプの展開において使用され得る。1つの通例のシナリオは、無線基地局が遠隔ロケーション(たとえば、島)上に位置し、無線基地局が、たとえば、マイクロ波リンクを介して、コアネットワークに接続されるときである。マイクロ波リンク障害がある場合、公共安全ユーザが、少なくとも、無線基地局のカバレッジ中のユーザ間の通信のためのローカルコネクティビティを有することが可能であることが重要である。
【0026】
本明細書で説明される例示的な実施形態は、グループ通信に関するが、本明細書で説明される実施形態は、グループ通信に限定されず、他のタイプの通信のために使用され得ることに留意されたい。さらに、例示的な実施形態は、隔離(isolated)セルおよび隔離無線基地局に言及するが、本明細書で説明される実施形態は、1つまたは複数の隔離無線基地局によって提供される1つまたは複数の隔離セル(たとえば、1つまたは複数のIOPSセル)を含む隔離無線アクセスネットワークに等しく適用可能である。
【0027】
図1は、本開示の実施形態を示す、例示的なセルラ通信ネットワーク100のネットワーク図である。セルラ通信ネットワーク100は、集中型GCサーバを含むコアネットワーク105と、4つの無線基地局120、150、151、および152とを含む。3GPP LTEでは、無線基地局120、15、151、および152は、eNBであり得る。3GPP NRでは、無線基地局120、150、151、および152は、gNBであり得る。この例では、無線基地局120は、集中型コアネットワークおよび集中型GCサーバへのその接続を失い、したがって、現在、IOPSモードで作動している。無線基地局120は、本明細書ではIOPSセル130とも呼ばれる、対応するカバレッジエリア130を有する。他の無線基地局150、151、および152は、集中型コアネットワークおよび集中型GCサーバに接続され、したがって、それぞれのPLMN111(すなわち、1次/マクロネットワークの完全なPLMN)の一部と見なされる。無線基地局150、151、および152は、本明細書ではPLMN111のカバレッジエリア110とも呼ばれる、組み合わせられたカバレッジエリア110を有する。
【0028】
GCでは、無線基地局120、150、151、および152は、一般に、MBMSを利用する。さらに、良好なSINRを提供するために、無線基地局120、150、151、および152は、MBSFNにおいて協調される。この例では無線基地局120である、無線基地局120、150、151、および152のうちの1つが、IOPSモードで動作し、したがって、協調されたMBSFN送信に寄与しない場合、この無線基地局120は、残りの無線基地局150、151、および152によって生成されるMBSFNについてのSINRに対する悪影響を有することになる。
【0029】
図1は、異なるロケーションにある4つの無線デバイス140、141、142、および143(たとえば、UE)をも示す。無線デバイス140は、IOPSモードで動作している無線基地局120のカバレッジエリア130中に位置し、集中型GCサーバへのアクセスを有しない。無線デバイス142および143は、無線基地局150、151、および152のカバレッジエリア110中に、したがって、PLMN111のカバレッジ内に位置し、集中型GCサーバに接続される。無線デバイス141は、IOPSモードで動作している無線基地局120のカバレッジエリア130と、PLMN111のカバレッジエリア110との間の境界の近くに位置し(すなわち、無線デバイス141は、IOPSモードにある無線基地局120のカバレッジエリアと、PLMN111のカバレッジエリア110との両方内にある領域内にある)、したがって、無線デバイス141は、現在の無線状態に応じて、ローカルGCサーバまたは集中型GCサーバのいずれかへのアクセスを有する。この状況は、無線デバイス140、141、142、および143が、無線デバイス140、141、142、および143がどこに位置するかに応じて、異なるグループコンスタレーションを体感することをもたらすことになる。
【0030】
図2は、(図2中でUE1として示されている)無線デバイス(たとえば、図1の無線デバイス141)と、ローカルGCサーバおよび集中型GCサーバとによって実施される方法であって、無線基地局のうちの1つ(または複数)(たとえば、図1の無線基地局120)がIOPSモードで動作するときに無線ネットワークをより安定させるための、ならびに/またはIOPSセルおよび現在のグループコンスタレーションダイナミクスについて(図2中でUE2として示されている)他の無線デバイス(たとえば、無線デバイス142および143)に知らせるための方法を示す。
【0031】
図1のセルラ通信ネットワーク100は一例であるが、図2の方法は、無線基地局のうちの少なくとも1つがIOPSモードで動作するいくつかの無線基地局をもつ任意の無線ネットワークに適用される。無線デバイス(図2の例ではUE1)は、IOPSモードにある無線基地局からのGCサービスを利用する。
【0032】
図2におけるこのソリューションは、ミッションクリティカル(MC)無線デバイス(たとえば、GC UE)が、IOPS GCシステム(たとえば、隔離無線基地局)におよびIOPS GCシステムから切り替わっているとき、ユーザ体感をどのように最適化するかの問題点に対処する。IOPS GCシステムは、1次GCシステム(たとえば、集中型GCサーバ)へのいかなるコネクティビティをも有せず、それによって、IOPS GCシステムの存在(existence)について、IOPSシステムさらには他のGCシステムのカバレッジ中にいないユーザに知らせることができない。GCユーザ(たとえば、UE1)は、動き回っており、IOPSシステムに入るかまたはIOPSシステムを出ることがあるので、ユーザ体感は、あるPLMN idによってサーブされる1次GCシステムから、別のPLMN idによってサーブされるIOPS GCシステムへの切替え時間中に、グループコンスタレーションおよび遅延に関して予測不可能であることになる。
【0033】
このソリューションにおいて規定されているプロシージャは、IOPS GCシステムに入る可能性があるユーザに通知を提供し、これは、切替え時間を改善し、また、グループ中の現在のアクティブユーザがローカルIOPS GCシステムの存在によって影響を受けるという指示をユーザに与えることができる。前提条件は、アクティブなIOPS GCシステムがあることと、IOPS GCシステムに対する近隣セルが1次GCシステムの一部であることとである。
【0034】
図2の方法は、以下のステップを含む。
・ ステップ1:UE1(たとえば、MCサービスクライアント)は、現在、IOPSモードにある無線基地局のカバレッジ中に位置し、GCは、同じローカルGCサーバに同じく接続された他の無線デバイスと実施され得る。言い換えれば、UE1のためのGCは、IOPS GCシステムによってハンドリングされる。
・ ステップ2:UE1は、ネットワークにおいてローミングし、集中型GCサーバに接続された新しい無線基地局にアタッチする。言い換えれば、UE1は、IOPS GCシステムのカバレッジの外側に移動し、1次GCシステムに入る。
・ ステップ3:UE1は、IOPSモードで動作している隔離無線基地局の存在について集中型GCサーバに知らせるために、集中型GCサーバに(1つまたは複数の)メッセージを送る。言い換えれば、UE1は、エリア中のIOPS GCシステムの存在について1次GCシステムに知らせるために、1次GCシステムにメッセージを送る。この(1つまたは複数の)メッセージは、たとえば、IOPSモードで動作している無線基地局および/またはローカルGCサーバにどのように接続すべきかに関する詳細(たとえば、PLMN ID、周波数帯域、および/またはGCサーバアドレス)など、IOPSモードで動作している特定の無線アクセスノードに関する情報をも含むことができる。(1つまたは複数の)メッセージは、隔離ネットワーク中に存在する/存在したグループメンバー(たとえば、IOPSセル中に存在するかまたは少なくとも存在した他の無線デバイス)、IOPSモードで動作している無線基地局によってサポートされるグループ、および/またはアクティブ呼に関する情報をも含み得る。(1つまたは複数の)メッセージは、たとえば、IOPSセルまたはIOPSネットワークのセルIDおよび/または物理的ロケーションなど、情報をも含むことができる。
・ ステップ4(随意):集中型GCサーバは、たとえば、近接している隔離無線基地局の存在による劣化したSINRの可能性により(たとえば、MBSFNにおいて変調符号化方式を変更することによって)GCのためのサービス品質を改善するための1つまたは複数のアクションなど、UE1から受信されたメッセージに基づいて1つまたは複数のアクションを実施する。たとえば、1次GCサーバは、変更された状態に基づいて、提供されたGCサービスを最適化するための対策を講じるために、受信された情報を使用し得る。
・ ステップ5(随意):集中型GCサーバは、同じ地理的エリア中のすべての無線デバイス(たとえば、UE2)に(1つまたは複数の)メッセージを送る。言い換えれば、1次GCシステムは、システムの存在を通知するために、IOPS GCシステムに近接しているすべてのUE(たとえば、MCサービスクライアント)にメッセージを送る。(1つまたは複数の)メッセージは、近接しているIOPSシステムにどのように接続すべきかに関する情報(たとえば、IOPSシステムのPLMN ID、周波数帯域など)を含んでおり、これは、無線デバイス(たとえば、UE2)が、IOPSネットワークに切り替わる(たとえば、IOPSセルへのハンドオーバ)のに要する時間を改善することになる。さらに、この(1つまたは複数の)メッセージは、追加または代替として、現在のアクティブグループメンバーリストなど、現在のグループコンスタレーションに関する情報を含み得る。
図2に示されていないが、集中型GCサーバから(1つまたは複数の)メッセージを受信した後に、UE2は、(1つまたは複数の)メッセージ中に含まれる情報に基づいて(1つまたは複数の)アクションを実施し得る。たとえば、PLMNのカバレッジエリアの外側に移動すると、UE2は、たとえば、(1つまたは複数の)メッセージ中に含まれる情報のうちの少なくとも一部(たとえば、PLMN ID、動作の周波数帯域)に基づいて、隔離無線基地局120にアタッチし、隔離無線基地局120によってホストされるローカルGCサーバを介して、GCを実施し得る。
【0035】
図2中の方法は、動作可能なアクティブIOPSシステムがあることを発見するためのソリューションを提示する。これに基づいて、集中型GCサービスサーバと無線デバイス(たとえば、GCサービスクライアント)の両方は、ユーザのためのより良好なユーザ体感とより良好なシステム性能とを提供するための対策を講じ得る。IOPS状況および主要なパラメータの知識があれば、クライアントは、集中型システムとIOPSシステムとの間のより良好なモビリティ判定を行うことができる。
【0036】
図3は、本開示の実施形態が実装され得るセルラ通信ネットワーク300の一例を示す。本明細書で説明される実施形態では、セルラ通信ネットワーク300は、5G NRネットワークである。この例では、セルラ通信ネットワーク300は、LTEにおいてeNBと呼ばれ、5G NRにおいてgNBと呼ばれる、基地局302-1および302-2を含み、対応するマクロセル304-1および304-2を制御する。基地局302-1および302-2は、概して、本明細書では、まとめて基地局302と呼ばれ、個別に基地局302と呼ばれる。同様に、マクロセル304-1および304-2は、概して、本明細書では、まとめてマクロセル304と呼ばれ、個別にマクロセル304と呼ばれる。セルラ通信ネットワーク300は、対応するスモールセル308-1~308-4を制御する、いくつかの低電力ノード306-1~306-4をも含み得る。低電力ノード306-1~306-4は、(ピコ基地局またはフェムト基地局などの)小さい基地局、またはリモート無線ヘッド(RRH)などであり得る。特に、示されていないが、スモールセル308-1~308-4のうちの1つまたは複数は、基地局302によって代替的に提供され得る。低電力ノード306-1~306-4は、概して、本明細書では、まとめて低電力ノード306と呼ばれ、個別に低電力ノード306と呼ばれる。同様に、スモールセル308-1~308-4は、概して、本明細書では、まとめてスモールセル308と呼ばれ、個別にスモールセル308と呼ばれる。基地局302(および、随意に低電力ノード306)は、コアネットワーク310に接続される。
【0037】
基地局302および低電力ノード306は、対応するセル304および308中の無線デバイス312-1~312-5にサービスを提供する。無線デバイス312-1~312-5は、概して、本明細書では、まとめて無線デバイス312と呼ばれ、個別に無線デバイス312と呼ばれる。無線デバイス312は、本明細書では、UEと呼ばれることもある。
【0038】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノード400の概略ブロック図である。ネットワークノード400は、たとえば、無線アクセスノード(たとえば、無線基地局)、コアネットワークノード(すなわち、コアネットワークノード、エンティティ、または機能を実装するノード)、あるいはローカルまたは集中型GCサーバを実装するネットワークノードであり得る。示されているように、ネットワークノード400は、1つまたは複数のプロセッサ404(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)と、メモリ406と、ネットワークインターフェース408とを含む制御システム402を含む。1つまたは複数のプロセッサ404は、本明細書では処理回路とも呼ばれる。さらに、ネットワークノード400が無線アクセスノードである場合、ネットワークノードは、1つまたは複数のアンテナ416に結合された1つまたは複数の送信機412と1つまたは複数の受信機414とを各々含む、1つまたは複数の無線ユニット410をも含み得る。無線ユニット410は、無線インターフェース回路と呼ばれるか、または無線インターフェース回路の一部であり得る。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)無線ユニット410は、制御システム402の外部にあり、たとえば、有線接続(たとえば、光ケーブル)を介して制御システム402に接続される。しかしながら、いくつかの他の実施形態では、(1つまたは複数の)無線ユニット410および潜在的に(1つまたは複数の)アンテナ416は、制御システム402とともに一体化される。1つまたは複数のプロセッサ404は、本明細書で説明されるネットワークノード400の1つまたは複数の機能(たとえば、無線基地局あるいはローカルまたは集中型GCサーバの機能)を提供するように動作する。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)機能は、たとえば、メモリ406に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ404によって実行される、ソフトウェアで実装される。
【0039】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノード400の仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。本明細書で使用される「仮想化された」無線アクセスノードは、ネットワークノード400の機能の少なくとも一部分が、(たとえば、(1つまたは複数の)ネットワークにおける(1つまたは複数の)物理処理ノード上で実行する(1つまたは複数の)仮想マシンを介して)(1つまたは複数の)仮想構成要素として実装される無線アクセスノード400の一実装形態である。示されているように、この例では、ネットワークノード400は、(1つまたは複数の)ネットワーク502に結合されるか、または(1つまたは複数の)ネットワーク502の一部として含まれる、1つまたは複数の処理ノード500を含む。各処理ノード500は、1つまたは複数のプロセッサ504(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)と、メモリ506と、ネットワークインターフェース508とを含む。さらに、ネットワークノード400が無線アクセスノードである場合、ネットワークノード400は、上記で説明されたように、制御システム402(随意)と、1つまたは複数のアンテナ416に結合された1つまたは複数の無線ユニット410とをさらに含む。
【0040】
この例では、本明細書で説明されるネットワークノード400の機能510(たとえば、無線基地局あるいはローカルまたは集中型GCサーバの機能)は、1つまたは複数の処理ノード500において実装されるか、または制御システム402および1つまたは複数の処理ノード500にわたって任意の所望の様式で分散される。いくつかの特定の実施形態では、本明細書で説明されるネットワークノード400の機能510(たとえば、無線基地局あるいはローカルまたは集中型GCサーバの機能)の一部または全部は、(1つまたは複数の)処理ノード500によってホストされる(1つまたは複数の)仮想環境において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想構成要素として実装される。
【0041】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明される実施形態のうちのいずれかに従って、少なくとも1つのプロセッサに、仮想環境におけるネットワークノード400の機能510のうちの1つまたは複数を実装するネットワークノード400またはノード(たとえば、処理ノード500)の機能を行わせる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態では、上述のコンピュータプログラム製品を備えるキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(たとえば、メモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0042】
図6は、本開示のいくつかの他の実施形態による、ネットワークノード400の概略ブロック図である。ネットワークノード400は、1つまたは複数のモジュール600を含み、その各々はソフトウェアで実装される。(1つまたは複数の)モジュール600は、本明細書で説明されるネットワークノード400の機能(たとえば、無線基地局あるいはローカルまたは集中型GCサーバの機能)を提供する。この説明は、モジュール600が、処理ノード500のうちの1つにおいて実装されるか、または複数の処理ノード500にわたって分散され、ならびに/あるいは(1つまたは複数の)処理ノード500および制御システム402にわたって分散され得る、図5の処理ノード500に等しく適用可能である。
【0043】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、UE700の概略ブロック図である。示されているように、UE700は、1つまたは複数のプロセッサ702(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)と、メモリ704と、各々が、1つまたは複数のアンテナ712に結合された1つまたは複数の送信機708および1つまたは複数の受信機710を含む、1つまたは複数のトランシーバ706とを含む。(1つまたは複数の)トランシーバ706は、当業者によって諒解されるように、(1つまたは複数の)アンテナ712と(1つまたは複数の)プロセッサ702との間で通信される信号を調整するように設定された、(1つまたは複数の)アンテナ712に接続された無線フロントエンド回路を含む。プロセッサ702は、本明細書では処理回路とも呼ばれる。トランシーバ706は、本明細書では無線回路とも呼ばれる。いくつかの実施形態では、上記で説明されたUE700の機能は、たとえば、メモリ704に記憶され、(1つまたは複数の)プロセッサ702によって実行される、ソフトウェアで完全にまたは部分的に実装され得る。UE700は、たとえば、1つまたは複数のユーザインターフェース構成要素(たとえば、ディスプレイ、ボタン、タッチスクリーン、マイクロフォン、(1つまたは複数の)スピーカーなどを含む入出力インターフェース、ならびに/あるいは、UE700への情報の入力を可能にする、および/またはUE700からの情報の出力を可能にするための任意の他の構成要素)、電力供給源(たとえば、バッテリーおよび関連する電力回路)など、図7に示されていない追加の構成要素を含み得ることに留意されたい。
【0044】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明される実施形態のうちのいずれかに従って、少なくとも1つのプロセッサにUE700の機能を行わせる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態では、上述のコンピュータプログラム製品を備えるキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(たとえば、メモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0045】
図8は、本開示のいくつかの他の実施形態による、UE700の概略ブロック図である。UE700は、1つまたは複数のモジュール800を含み、その各々はソフトウェアで実装される。(1つまたは複数の)モジュール800は、本明細書で説明されるUE700の機能を提供する。
【0046】
本発明概念の様々な実施形態の上記の説明では、本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、本発明概念を限定するものではないことを理解されたい。別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本発明概念が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。通常使用される辞書において規定される用語など、用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことをさらに理解されよう。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。
【0047】
本発明概念の原理から実質的に逸脱することなしに、実施形態に対して多くの変形および修正が行われ得る。すべてのそのような変形および修正は、本発明概念の範囲内で本明細書に含まれるものとする。したがって、上記で開示された主題は、例示であり、限定するものではないと見なされるべきであり、実施形態の例は、本発明概念の趣旨および範囲内に入る、すべてのそのような修正、拡張、および他の実施形態をカバーするものとする。したがって、法によって最大限に許容される限りにおいて、本発明概念の範囲は、実施形態およびそれらの等価物の例を含む、本開示の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、上記の詳細な説明によって制限または限定されるべきでない。
【0048】
いくつかの実施形態
上記で説明された実施形態のうちのいくつかは、以下の様式で要約され得る。
1. 隔離無線アクセスネットワークの存在を報告するための、無線デバイスによって実施される方法であって、方法は、
隔離無線アクセスネットワークにおいて通信を実施することであって、隔離無線アクセスネットワークが、セルラ通信ネットワークの集中型コアネットワークへのコネクティビティを有しない1つまたは複数の第1の無線基地局によって提供される無線アクセスネットワークである、通信を実施することと、
コアネットワークへのコネクティビティを有する、第2の無線基地局にアタッチすることと、
第2の無線基地局を介して集中型通信サーバに、隔離無線アクセスネットワークの存在を集中型通信サーバに知らせる1つまたは複数のメッセージを提供することと
を含む、方法。
2. 集中型通信サーバが、グループ通信サーバである、実施形態1に記載の方法。
3. 隔離無線アクセスネットワークにおいて通信を実施することが、ローカルグループ通信サーバを使用して、隔離無線アクセスネットワークにおいてグループ通信を実施することを含む、実施形態2に記載の方法。
4. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の第1の無線基地局によって提供される1つの隔離セルまたは隔離セルのセットである、実施形態1から3のいずれか1つに記載の方法。
5. 1つの隔離セルまたは隔離セルのセットの各々が、公共安全のための隔離拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)動作(IOPS)セルである、実施形態4に記載の方法。
6. グループ通信が、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)において、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を使用して、第2の無線基地局および1つまたは複数の追加の無線基地局によって提供される、実施形態1から5のいずれか1つに記載の方法。
7. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の第1の無線基地局と、1つまたは複数の第1の無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバとにどのように接続すべきかを指示する情報を含む、実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法。
8. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の第1の無線基地局のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)、1つまたは複数の第1の無線基地局の動作の周波数帯域、および/または1つまたは複数の第1の無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバのサーバアドレスを含む、実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法。
9. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワーク中に存在するおよび/または存在したグループメンバー、隔離無線アクセスネットワークによってサポートされるグループ、ならびに/あるいは隔離無線アクセスネットワークにおけるアクティブ呼(たとえば、グループ通信呼)に関する情報を含む、実施形態1から8のいずれか1つに記載の方法。
10. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の隔離セルの1つまたは複数のセル識別情報を含む、実施形態1から9のいずれか1つに記載の方法。
11. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワークの物理的ロケーションを指示する情報を含む、実施形態1から10のいずれか1つに記載の方法。
12. 隔離無線アクセスネットワークの存在を報告するための、無線デバイスによって実施される方法であって、方法が、
無線基地局を介して集中型通信サーバに、隔離無線アクセスネットワークの存在を集中型グループ通信サーバに知らせる1つまたは複数のメッセージを提供すること
を含む、方法。
13. 集中型通信サーバが、集中型グループ通信サーバである、実施形態12に記載の方法。
14. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離無線基地局によって提供される1つまたは複数の隔離セルであり、1つまたは複数の隔離無線基地局が、セルラ通信ネットワークのコアネットワークに接続されない1つまたは複数の基地局である、実施形態12または13に記載の方法。
15. 1つまたは複数の隔離セルの各々が、公共安全のための隔離拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)動作(IOPS)セルである、実施形態14に記載の方法。
16. (たとえば、グループ)通信が、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)において、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を使用して、無線基地局および1つまたは複数の追加の無線基地局によって提供される、実施形態12から15のいずれか1つに記載の方法。
17. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の隔離無線基地局と、1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバとにどのように接続すべきかを指示する情報を含む、実施形態12から16のいずれか1つに記載の方法。
18. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の隔離無線基地局のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)、1つまたは複数の隔離無線基地局の動作の周波数帯域、および/または1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバのサーバアドレスを含む、実施形態12から16のいずれか1つに記載の方法。
19. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワーク中に存在するおよび/または存在したグループメンバー、隔離無線アクセスネットワークによってサポートされるグループ、ならびに/あるいは隔離無線アクセスネットワークにおけるアクティブ呼(たとえば、グループ通信呼)に関する情報を含む、実施形態12から18のいずれか1つに記載の方法。
20. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の隔離セルの1つまたは複数のセル識別情報を含む、実施形態12から19のいずれか1つに記載の方法。
21. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワークの物理的ロケーションを指示する情報を含む、実施形態12から20のいずれか1つに記載の方法。
22. 隔離無線アクセスネットワークにアクセスするための、無線デバイスによって実施される方法であって、方法が、
セルラ通信ネットワークの第1の無線基地局を介して集中型通信サーバから、隔離無線アクセスネットワークの存在を無線デバイスに知らせる1つまたは複数のメッセージを受信すること
を含む、方法。
23. 集中型通信サーバが、集中型グループ通信サーバである、請求項22に記載の方法。
24. (たとえば、グループ)通信が、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)において、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を使用して、第1の無線基地局および1つまたは複数の追加の無線基地局によって提供される、実施形態22または23に記載の方法。
25. 隔離無線アクセスネットワークが、セルラ通信ネットワークのコアネットワークに接続されない第2の無線基地局によって提供される、実施形態22から24のいずれか1つに記載の方法。
26.
第2の無線基地局にアタッチすることと、
第2の無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバを介して、第2の無線基地局によって提供される隔離無線アクセスネットワークにおいて(たとえば、グループ)通信を実施することと
をさらに含む、実施形態25に記載の方法。
27. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、第2の無線基地局と、第2の無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバとにどのように接続すべきかを指示する情報を含む、実施形態25または26に記載の方法。
28. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、第2の無線基地局のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)、第2の無線基地局の動作の周波数帯域、および/または第2の無線基地局によってホストされるローカルグループ通信サーバのサーバアドレスを含む、実施形態25または26に記載の方法。
29. (たとえば、グループ)通信サービスのために無線基地局によって実施される方法であって、方法が、
無線デバイスから、隔離無線アクセスネットワークの存在を集中型(たとえば、グループ)通信サーバに知らせる1つまたは複数のメッセージを受信すること
を含む、方法。
30. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離無線基地局によって提供され、1つまたは複数の隔離無線基地局が、セルラ通信ネットワークのコアネットワークに接続されない1つまたは複数の基地局である、実施形態29に記載の方法。
31. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含む、実施形態29に記載の方法。
32. 1つまたは複数の隔離セルの各々が、公共安全のための隔離拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)動作(IOPS)セルである、実施形態31に記載の方法。
33. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の隔離無線基地局と、1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバとにどのように接続すべきかを指示する情報を含む、実施形態30から32のいずれか1つに記載の方法。
34. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の隔離無線基地局のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)、1つまたは複数の隔離無線基地局の動作の周波数帯域、および/または1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバのサーバアドレスを含む、実施形態30から32のいずれか1つに記載の方法。
35. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワーク中に存在するおよび/または存在したグループメンバー、隔離無線アクセスネットワークによってサポートされるグループ、ならびに/あるいは隔離無線アクセスネットワークにおけるアクティブ呼(たとえば、グループ通信呼)に関する情報を含む、実施形態29から34のいずれか1つに記載の方法。
36. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の隔離セルの1つまたは複数のセル識別情報を含む、実施形態29から35のいずれか1つに記載の方法。
37. 隔離無線アクセスネットワークが、1つまたは複数の隔離セルを含み、1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワークの物理的ロケーションを指示する情報を含む、実施形態29から36のいずれか1つに記載の方法。
38. 1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つに基づいて1つまたは複数のアクションを実施することをさらに含む、実施形態29から37のいずれか1つに記載の方法。
39. (たとえば、グループ)通信が、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)において、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を使用して、無線基地局および1つまたは複数の追加の無線基地局によって提供される、実施形態38に記載の方法。
40. 1つまたは複数のアクションが、隔離無線アクセスネットワークからの干渉を考慮するためにMBSFNにおいて変調符号化方式を適応させることを含む、実施形態39に記載の方法。
41. 第2の無線デバイスに、隔離無線アクセスネットワークの存在を第2の無線デバイスに知らせる1つまたは複数のメッセージを送ることをさらに含む、実施形態29から40のいずれか1つに記載の方法。
42. 第2の無線デバイスに送られる1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワークを提供する1つまたは複数の隔離無線基地局と、1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバとにどのように接続すべきかを指示する情報を含む、実施形態41に記載の方法。
43. 第2の無線デバイスに送られる1つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも1つが、隔離無線アクセスネットワークを提供する1つまたは複数の隔離無線基地局のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)識別子(ID)、1つまたは複数の隔離無線基地局の動作の周波数帯域、および/または1つまたは複数の隔離無線基地局によってホストされるローカル(たとえば、グループ)通信サーバのサーバアドレスを含む、実施形態41に記載の方法。
44. 実施形態1から28のいずれか1つに記載の方法を実施するように適応された無線デバイス。
45. 実施形態29から43のいずれか1つに記載の方法を実施するように適応された無線基地局。
【0049】
略語
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示で使用され得る。略語間の不整合がある場合、その略語が上記でどのように使用されるかが選好されるべきである。以下で複数回リストされる場合、最初のリスティングが(1つまたは複数の)後続のリスティングよりも選好されるべきである。
・3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
・5G 第5世代
・AP アクセスポイント
・ASIC 特定用途向け集積回路
・CPU 中央処理ユニット
・DMO 直接モード動作
・DSP デジタル信号プロセッサ
・eNB 拡張またはエボルブドノードB
・E-UTRAN 拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
・FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
・GC グループ通信
・gNB 新無線基地局
・ID 識別子
・IPOS 公共安全のための隔離拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク動作
・LTE Long Term Evolution
・MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
・MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
・MC ミッションクリティカル
・MCPTT ミッションクリティカルプッシュツートーク
・MME モビリティ管理エンティティ
・MTC マシン型通信
・NR 新無線
・OTT オーバーザトップ
・P-GW パケットデータネットワークゲートウェイ
・PLMN パブリックランドモバイルネットワーク
・PTT プッシュツートーク
・RAM ランダムアクセスメモリ
・RAN 無線アクセスネットワーク
・ROM 読取り専用メモリ
・RRH リモート無線ヘッド
・SCEF サービス能力公開機能
・SINR 信号対干渉プラス雑音比
・TMO トランクモード動作
・TS 技術仕様
・UE ユーザ機器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8