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  • 特許-カード挿入装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-04
(45)【発行日】2023-09-12
(54)【発明の名称】カード挿入装置
(51)【国際特許分類】
   G06K 13/06 20060101AFI20230905BHJP
【FI】
G06K13/06 A
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022030703
(22)【出願日】2022-03-01
【審査請求日】2022-03-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124811
【弁理士】
【氏名又は名称】馬場 資博
(74)【代理人】
【識別番号】100088959
【弁理士】
【氏名又は名称】境 廣巳
(74)【代理人】
【識別番号】100097157
【弁理士】
【氏名又は名称】桂木 雄二
(74)【代理人】
【識別番号】100187724
【弁理士】
【氏名又は名称】唐鎌 睦
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 孝志
(72)【発明者】
【氏名】原島 克己
【審査官】松平 英
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-233098(JP,A)
【文献】実開昭56-082784(JP,U)
【文献】特開平02-197978(JP,A)
【文献】実開平06-048044(JP,U)
【文献】特開2005-092776(JP,A)
【文献】特開2005-157814(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第113113801(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0162872(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 7/00-7/14
13/00-13/30
17/00-19/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、
前記パネルの内部側の壁面と、前記カード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能であり、前記カード挿入口を覆う状態から、その回動端が、カード挿入方向とカード排出方向とにそれぞれ回動するよう支持されており、さらに、前記カード挿入口を覆う状態において、その回動端が下方を向くよう配置され、その上方側で回動可能なよう支持されている、
カード挿入装置。
【請求項2】
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、
前記パネルの内部側の壁面と、前記カード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能であり、前記カード挿入口を覆う状態から、その回動端が、カード挿入方向とカード排出方向とにそれぞれ回動するよう支持されており、さらに、前記カード挿入口から挿入されるカードに押圧されて、その回動端がカード挿入方向に回動し、前記カード読取装置から前記カード挿入口に排出されるカードに押圧されて、その回動端がカード排出方向に回動するよう支持されている、
カード挿入装置。
【請求項3】
請求項に記載のカード挿入装置であって、
前記カバーは、挿入されるカード及び排出されるカードに押圧されて回転すると共に、その回動端が、挿入中及び排出中のカードの上面に当接したままの回転状態となるよう構成されている、
カード挿入装置。
【請求項4】
請求項1乃至のいずれかに記載のカード挿入装置であって、
前記カバーの下方の前記カード読取装置側に、当該カード読取装置側を覆う下方壁面部を設けた、
カード挿入装置。
【請求項5】
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、
前記パネルの内部側の壁面と、前記カード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆い、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能に支持されているカバーと、を備え、
前記カバーの下方の前記カード読取装置側に、当該カード読取装置側を覆う下方壁面部を設け、
前記下方壁面部は、前記パネルの内部側の壁面に対向する面が、下方に向かうにつれて前記パネル側に向かって近づくよう傾斜して形成されている、
カード挿入装置。
【請求項6】
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側の壁面と、前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能であり、前記カード挿入口を覆う状態から、その回動端が、カード挿入方向とカード排出方向とにそれぞれ回動するよう支持されており、さらに、前記カード挿入口を覆う状態において、その回動端が下方を向くよう配置され、その上方側で回動可能なよう支持されている、
カード挿入口機構。
【請求項7】
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側の壁面と、前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能であり、前記カード挿入口を覆う状態から、その回動端が、カード挿入方向とカード排出方向とにそれぞれ回動するよう支持されており、さらに、前記カード挿入口から挿入されるカードに押圧されて、その回動端がカード挿入方向に回動し、前記カード読取装置から前記カード挿入口に排出されるカードに押圧されて、その回動端がカード排出方向に回動するよう支持されている、
カード挿入口機構。
【請求項8】
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側の壁面と、前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆い、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能に支持されているカバーと、を備え、
前記カバーの下方の前記カード読取装置側に、当該カード読取装置側を覆う下方壁面部を設け、
前記下方壁面部は、前記パネルの内部側の壁面に対向する面が、下方に向かうにつれて前記パネル側に向かって近づくよう傾斜して形成されている、
カード挿入口機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カード挿入装置、カード挿入口機構に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、クレジットカードの普及により、自動支払機にてクレジットカードによる支払いも可能となっている。例えば、ガソリンスタンド、コインパーキング、自動販売機などの自動支払機にて、クレジットカードによる支払いが可能となっている。このような自動支払機には、カードを挿入する挿入口が設けられており、その内部にカードに搭載されたIC(Integrated Circuit)チップや磁気ストライプを読み取る読取装置が搭載されている。このため、カード挿入口から内部の読取装置に水や塵が侵入しないよう、カード挿入口にカバーが設けられる。
【0003】
また、自動支払機に限らず、電子機器に対してICカードを挿入する挿入口にも、防水や防塵のためにカバーが設けられる。例えば、特許文献1では、電子機器のパネルに形成された挿入口の裏側に、カバーが回動可能なよう設けられている。そして、カード挿入前は、パネルの裏面側にカバーが当接して挿入口を塞いでおり、カードを挿入すると、挿入されたカードでカバーが押されて回動し、挿入口が開き、カードを挿入することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2005-196309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した構成では、挿入口が形成されたパネルの裏面側にカバーが当接して設けられているため、カード挿入時にはカバーが開いたままの状態となる。このため、カード挿入口における防水、防塵機能のさらなる向上を図ることができない。
【0006】
本発明の目的は、上述した課題である、カード挿入口における防水、防塵機能のさらなる向上を図ることができない、ことを解決することができるカード挿入装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態であるカード挿入装置は、
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、
前記パネルの内部側の壁面と、前記カード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能に支持されている、
という構成をとる。
【0008】
また、本発明の一形態であるカード挿入機構は、
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側の壁面と、前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能に支持されている、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、以上のように構成されることにより、カード挿入口における防水、防塵機能のさらなる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態1におけるカード挿入装置の構成を示す図である。
図2】本発明の実施形態1におけるカード挿入装置の構成を示す図である。
図3】本発明の実施形態1におけるカード挿入装置の動作を示す図である。
図4】本発明の実施形態1におけるカード挿入装置の動作を示す図である。
図5】本発明の実施形態1におけるカード挿入装置の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。図1乃至図2は、カード挿入装置の構成を説明するための図であり、図3乃至図5は、カード挿入装置の動作を説明するための図であり、
【0012】
[構成]
本発明におけるカード挿入装置は、例えば、ガソリンスタンドやコインパーキングに設置される自動支払機の一部を構成し、クレジットカードといったカードが挿入される部位を形成するものである。このようなカード挿入装置は、図1の符号1A,1Bに示すように、自動支払機の筐体を形成するパネル10内にカード読取装置20が搭載されており、符号1Cに示すように、パネル10に形成されたカード挿入口11からカード読取装置20に対してカードCを挿入できるよう構成されている。なお、図1の符号1Aは、自動支払機の一部であるカード挿入装置部分をパネル10の外部側見た図であり、符号1Bは、カード挿入装置部分をパネル10の内部側から見た図であり、符号1Cは、カードCが挿入されるときの様子をパネル10の外部側から見た図である。
【0013】
図2の符号2Aは、カード挿入装置をパネル10の外部側から見た側方断面図であり、符号2Bは、カード挿入装置をパネル10の内部側から見た側方断面図である。図2に示すように、カード挿入装置は、まず、パネル10の所定箇所に、水平方向(自動支払機の幅方向)に長手方向が位置する長方形状のカード挿入口11が形成されている。そして、パネル10のカード挿入口11が形成されている箇所の内部側に、パネル10から所定の距離をあけてカード読取装置20は配置されている。つまり、パネル10に形成されたカード挿入口11とカード読取装置20のカード収容口21との間には、相互に所定の距離をあけて空間が形成されている。
【0014】
そして、本実施形態におけるカード挿入装置は、図2に示すように、パネル10に形成されたカード挿入口11と、カード読取装置20のカード収容口21と、の間の空間に、カード挿入口11を内部側で覆うカバー30を備えている。カバー30は、長方形状であるカード挿入口11よりも大きい長方形状の板部材にて形成されており、板面が垂直方向に沿って位置し、長手方向が水平方向に位置するよう配置される。このため、カバー30は、その板面にて、カード挿入口11から離間した位置で当該カード挿入口11の開口箇所を内部側で覆うよう配置されている。
【0015】
また、カバー30は、パネル10の内部側の壁面(裏面)と、カード読取装置20のカード収容口21と、からそれぞれ離間して配置されている。例えば、カード挿入口11の両側方にそれぞれ位置するパネル10の内部側の壁面には、さらに内部側に突出するカバー支持部12が設けられている。そして、カバー30の長手方向の両側部の上端側が、それぞれカバー支持部12に軸支されている。これにより、カバー30は、上方側に位置する縁部付近が軸支されて回転軸となり、下方側に位置する縁部が回動端31となり、回動可能に支持されていることとなる。そして、カバー30は、パネル10とカード読取装置20とから離間していることから、回動端31がパネル10側とカード読取装置20側との両方向に回転可能なよう配置されていることとなる。
【0016】
また、図2に示すように、カバー30の下方に位置し、カード読取装置20側には、カード読取装置20側を覆う下方壁面部40が設けられている。下方壁面部40は、カバー30の下方空間の周囲を板部材で囲って形成されている。特に、下方壁面部40のうちパネル10の内部側の壁面に対向する面が、下方に向かうにつれてパネル10側に向かって近づくよう傾斜して形成されている。
【0017】
[動作]
次に、上述した構成のカード挿入装置の動作を、図3乃至図5を参照して説明する。図3及び図5は、カード挿入装置をパネル10の外部側から見た側方断面図であり、図4は、カード挿入装置のパネル10及びカバー30をパネル10の内部側から見た図である。
【0018】
まず、図3乃至図4を参照して、カードCを挿入するときの動作を説明する。図3の符号3A及び図4の符号4Aに示すように、カード挿入装置にカードCが挿入される前は、パネル10の内部側で、カバー30の回動端31が下方を向いており、その板面が垂直方向に沿って位置している。これにより、カバー30は、その板面にて、カード挿入口11から離間した位置で当該カード挿入口11の開口箇所を内部側で覆っている状態となる。すると、カードCが挿入される前にカード挿入口11から水や塵が侵入した場合であっても、かかる水や塵がカバー30にて遮られ、さらに内部側に配置されたカード読取装置20のカード収容口21に侵入することを防止することができる。また、カバー30にて遮られた水や塵は、図3の符号3Aの矢印に示すように下方に落下することとなり、かかる下方空間は下方壁面部40で囲われている。このため、水や塵がカード読取装置20に侵入することをさらに防止することができる。
【0019】
そして、図3の符号3B及び図4の符号4Bに示すように、カードCがカード挿入口11からパネル10の内部側に向かって(図の右方向に向かって)挿入されると、カードCの挿入端がカバー30の板面に当接し、カバー30を挿入方向に押圧することとなる。すると、カバー30は、図3の符号3Bの矢印に示すように、上方側を支点として下方側の回動端31が挿入方向に回動する。これにより、カバー30が、カード挿入口11を覆う状態から開口される状態となり、カードCがカード読取装置20のカード収容口21に挿入されることとなる。そして、図3の符号3Bに示すように、カードCが挿入されている最中は、カバー30の回動端31が、カードCの上面に当接したままと回転状態となっている。これにより、仮にカードCの上面に水や塵が付着していた場合であっても、当接しているカバー30の回動端31でぬぐい取られ、カード読取装置20に侵入することを防止できる。
【0020】
次に、図5を参照して、カードCを排出するときの動作を説明する。まず、図5の符号5Aに示すように、カード挿入装置にカードCが挿入された状態では、パネル10の内部側で、カバー30の回動端31が下方を向いており、その板面が垂直方向に沿って位置している。これにより、カバー30は、その板面にて、カード挿入口11から離間した位置で当該カード挿入口11の開口箇所を内部側で覆っている状態となる。すると、カードCが挿入された状態でカード挿入口11から水や塵が侵入した場合であっても、かかる水や塵がカバー30にて遮られ、さらに内部側に配置されたカード読取装置20のカード収容口21に侵入することを防止することができる。
【0021】
そして、図5の符号5Bに示すように、カードCがカード読取装置20のカード収容口21からパネル10の外部側に向かって(図の左方向に向かって)排出されると、カードCの排出端がカバー30の板面に当接し、カバー30を排出方向に押圧することとなる。すると、カバー30は、図5の符号5Bの矢印に示すように、上方側を支点として下方側の回動端31が排出方向に回動する。これにより、カバー30が、カード挿入口11を覆う状態から開口される状態となり、カードCがカード挿入口11から排出されることとなる。そして、図5の符号5Bに示すように、カードCが排出されている最中は、カバー30の回動端31が、カードCの上面に当接したままと回転状態となっている。
【0022】
以上のように、本実施形態では、カード挿入口11の内部に配置されたカバー30が、パネル10とカード読取装置20の両方から離間して配置されているため、パネル10側とカード読取装置20側との両方に向かって回動可能となる。このため、カバー30は、カードCの挿入時には、カードCに押圧されて挿入方向に回動し、カードCがカード読取装置20のカード収容口21に挿入されることとなる。また、カバー30は、カードCの排出時には、カードCに押圧されて排出方向に回動し、カードCが排出されることとなる。そして、カードCの挿入前と挿入後には、カバー30がカード挿入口11の開口箇所を内部側で覆っているため、水や塵がカバー30にて遮られ、さらに内部側に配置されたカード読取装置20のカード収容口21に侵入することを防止することができる。その結果、カード挿入口11における防水、防塵機能のさらなる向上を図ることができる。
【0023】
なお、上記では、カード挿入装置として、クレジットカードが挿入される自動支払機に搭載されたものを例示して説明したが、いかなる機器に搭載されるものであってもよい。例えば、カード挿入装置は、電子機器に搭載され、ICカードを挿入するようなものであってもよい。
【0024】
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
【0025】
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明におけるカード挿入装置、カード挿入機構の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、
前記パネルの内部側の壁面と、前記カード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能に支持されている、
カード挿入装置。
(付記2)
付記1に記載のカード挿入装置であって、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態から、その回動端が、カード挿入方向とカード排出方向とにそれぞれ回動するよう支持されている、
カード挿入装置。
(付記3)
付記2に記載のカード挿入装置であって、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態において、その回動端が下方を向くよう配置され、その上方側で回動可能なよう支持されている、
カード挿入装置。
(付記4)
付記2又は3に記載のカード挿入装置であって、
前記カバーは、前記カード挿入口から挿入されるカードに押圧されて、その回動端がカード挿入方向に回動し、前記カード読取装置から前記カード挿入口に排出されるカードに押圧されて、その回動端がカード排出方向に回動するよう支持されている、
カード挿入装置。
(付記5)
付記4に記載のカード挿入装置であって、
前記カバーは、挿入されるカード及び排出されるカードに押圧されて回転すると共に、その回動端が、挿入中及び排出中のカードの上面に当接したままの回転状態となるよう構成されている、
カード挿入装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載のカード挿入装置であって、
前記カバーの下方の前記カード読取装置側に、当該カード読取装置側を覆う下方壁面部を設けた、
カード挿入装置。
(付記7)
付記6に記載のカード挿入装置であって、
前記下方壁面部は、前記パネルの内部側の壁面に対向する面が、下方に向かうにつれて前記パネル側に向かって近づくよう傾斜して形成されている、
カード挿入装置。
(付記8)
カード挿入口が形成されたパネルと、
前記パネルの内部側の壁面と、前記パネルの内部側に当該パネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、前記カード挿入口を内部側で覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記カード挿入口を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能に支持されている、
カード挿入口機構。
【符号の説明】
【0026】
10 パネル
11 カード挿入口
12 カバー支持部
20 カード読取装置
21 カード収容口
30 カバー
31 回動端
40 下方壁面部
C カード
【要約】
【課題】、カード挿入口における防水、防塵機能のさらなる向上を図ること。
【解決手段】本発明のカード挿入装置は、カード挿入口11が形成されたパネル10と、パネルの内部側にパネルから所定の距離をあけて配置されたカード読取装置20と、パネルの内部側の壁面と、カード読取装置と、からそれぞれ離間して配置され、カード挿入口を内部側で覆うカバー30と、を備える。そして、カバー30は、カード挿入口11を覆う状態と開口させる状態とにするよう回動可能に支持されている。
【選択図】図2

図1
図2
図3
図4
図5