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特許7344299印画紙上のデジタル写真を拡大するための装置および方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-05
(45)【発行日】2023-09-13
(54)【発明の名称】印画紙上のデジタル写真を拡大するための装置および方法
(51)【国際特許分類】
   G03B 27/32 20060101AFI20230906BHJP
【FI】
G03B27/32 G
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021539339
(86)(22)【出願日】2019-09-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-04
(86)【国際出願番号】 US2019050819
(87)【国際公開番号】W WO2020056142
(87)【国際公開日】2020-03-19
【審査請求日】2021-05-12
(31)【優先権主張番号】62/730,708
(32)【優先日】2018-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521106278
【氏名又は名称】チャールズ ベセラー カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マシュー エル.シュヴァルツ
【審査官】植木 隆和
(56)【参考文献】
【文献】特開昭59-065850(JP,A)
【文献】特開平11-231442(JP,A)
【文献】特開2003-287823(JP,A)
【文献】特開2007-067874(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03F 27/32
G03F 27/52
H01L 21/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル写真を感光材料上に拡大するための写真拡大機であって、
拡大機シャーシが突出する拡大機スタンド、および
光源、集光器、単焦点レンズ、および取り外し可能投影機モジュールを含むキャリッジ、を含み、
前記キャリッジは、デジタル写真が前記投影機モジュールを使用して投影されたときに所望の拡大サイズをもたらすように前記キャリッジが前記拡大機スタンドの上方の所望の高さに位置付けられるのを可能にするために前記拡大機シャーシに沿って移動可能であるサポートに接続され、および
前記光源は、単焦点レンズの下で前記拡大機スタンド上に位置付けられた感光材料を露光するための拡大写真画像を形成するために通電されることを特徴とする写真拡大機。
【請求項2】
前記取り外し可能投影機モジュールは、取り外し可能液晶ディスプレイ(「LCD」)投影機、レーザー投影機、およびデジタル光処理モジュールのうちの1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の写真拡大機。
【請求項3】
拡大機マウントは前記拡大機シャーシ上に配置され、前記拡大機マウントは、前記キャリッジを移動させるためのモーターおよびギアを含むことを特徴とする請求項1に記載の写真拡大機。
【請求項4】
前記拡大機マウントは、前記光源、前記投影機モジュール、および前記キャリッジの移動を制御するように構成された電子機器を含むことを特徴とする請求項3に記載の写真拡大機。
【請求項5】
前記電子機器に結合された非接触センサをさらに含み、前記非接触センサは、前記拡大機スタンドの上方の前記キャリッジの高さを検出するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の写真拡大機。
【請求項6】
前記非接触センサが超音波センサを含むことを特徴とする請求項5に記載の写真拡大機。
【請求項7】
前記拡大機の電子機器は、無線デバイスからデジタル写真データを受信するように構成された無線インターフェースモジュールを含むことを特徴とする請求項1に記載の写真拡大機。
【請求項8】
前記無線デバイスは、オペレータからのコマンドを無線で受信し、および前記コマンドを処理して前記拡大機を構成および制御するように構成されるソフトウエアアプリケーションを含むことを特徴とする請求項7に記載の写真拡大機。
【請求項9】
前記ソフトウエアアプリケーションは、前記感光材料が露光される方法を制御するための動作を実行するようにさらに構成されることを特徴とする請求項8に記載の写真拡大機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、2018年9月13日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第62/730,708号の利益を主張し、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本発明は、概して、デジタル画像からの写真のプリント(printing)、より具体的には、既存の写真拡大機器(equipment)または新しい拡大機器のいずれかを使用してデジタル画像から拡大写真をプリントするための装置および方法に関する。
【0003】
写真撮影(photography)において、投影プリンタ(projection printer)とも呼ばれる現在の写真拡大機(図1を参照)は、暗室環境において、元のネガまたは透明画(transparency)よりも大きい写真プリントまたはネガを生成するためのデバイスである。最新の拡大機は、水平ベースに据え付けられた垂直支柱(vertical column)に取り付けられた投影アセンブリ(projection assembly)で構成される。投影アセンブリは、密閉された(enclosed)照明システム、フィルムを配置および平坦化するためのフィルムキャリアまたはホルダー、画像をベース(感光性印刷用紙を保持する)に投影するためのレンズ、および画像を紙に焦点合わせするための機構を含む。アセンブリ全体は、手動制御によってプリントのサイズを調節するために、支柱のトラックにおいて上げ下げさせられ得る。拡大された画像が感光性印刷用紙にキャプチャされると、その用紙は、次いで、暗室で印刷現像ステージを経て処理される。
【0004】
デジタルカメラおよびスマートフォンの出現により、拡大機デバイスに配置される実際の「フィルム」はもはや存在しない。代わりに、デジタル写真の拡大は、拡大機デバイスの照明/レンズシステムの下でデジタルデータを構成できる拡大機デバイスに取り付けられた液晶ディスプレイ(LCD)を使用して実現される。そのような拡大機、またはLCDを使用する他の写真現像機材の例は、以下の、米国特許第6,741,325号(Yamamoto)、米国特許第5,801,814号(Matumoto)、米国特許公開第2003/0147129号(Gohner)、米国特許公開第2011/0249248号(Gu)、日本特許第6043551A号(Bueruneruら)、中国特許第1945426号(Wuら)、国際公開第03/053696号(Carima)に示される。
【0005】
前述のデバイスは、概して、それらの意図された目的に適している一方で、それらはいくつかの欠点に悩まされており、例えば、写真愛好家は、デジタル写真だけでなくフィルムベースの写真を拡大する能力を諦めたくない。したがって、交換可能なフィルムキャリアおよびLCDステージを有する写真拡大機デバイスを有する必要性が依然としてある。さらに、これらの同じ写真愛好家は、多くの試行錯誤なしに、正確な拡大設定(たとえば、照明/レンズの高さ、絞りの設定、露光(exposure)のタイミングなど)を再現できることを望んでいる。したがって、拡大機デバイスの設定を自動的に制御し、および拡大機デバイスとの無線通信を使用してそれを行うことができるようにするさらなる必要性も依然としてある。
【0006】
最後に、自動および無線調節も含むが、交換可能なフィルムキャリア-LCDステージ拡大機よりもコンパクトで統合されたレーザー投影機を使用する代替的なデジタル写真拡大機を提供する必要性も依然としてある。本発明(subject invention)は、先行技術(prior art)の必要性に対処する。
【0007】
本明細書中に引用されるすべての参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【0008】
デジタル写真を感光材料上に拡大するための写真拡大機が開示される。写真拡大機は、拡大機シャーシ(chassis)が突出する拡大機スタンドと、光源、集光器(condenser)、単焦点レンズ(focal lens)、および取り外し可能投影機モジュール(projector module)を含むキャリッジと、を含む。キャリッジは、キャリッジが拡大機スタンドの上方の所望の高さに位置付けられるのを可能にするために拡大機シャーシに沿って移動可能(displaceable)であるサポートに接続され、デジタル写真が投影機モジュールを使用して投影され、および単焦点レンズの下で拡大機スタンド上に位置付けられた感光材料を露光するための拡大写真画像を形成するために光源が通電されたときに、所望の拡大サイズをもたらす。
【0009】
デジタル写真を感光材料上に拡大するための方法が開示される。方法は、写真拡大機でデジタル写真を受信する工程であって、写真拡大機は、拡大機シャーシが突出する拡大機スタンドを含み、およびキャリッジは、光源、集光器、単焦点レンズ、および取り外し可能投影機モジュールを含み、キャリッジは、拡大機シャーシに沿って移動可能であるサポートに接続されて、キャリッジが拡大機シャーシの上方の所望の高さに位置付けられることを可能にする工程と、画像プレビューで拡大機のベースを照明する工程と、拡大機シャーシの高さを調節して、画像プレビューのサイズを調節する工程と、取り外し可能投影機モジュールを通して感光材料を露光する工程と、を含む。
【0010】
写真拡大システムが開示される。写真拡大システムは、写真拡大機と、デジタル写真を写真拡大機に送信することによって拡大機を制御して感光材料上に画像を生成するように構成されたソフトウエアアプリケーションを実行するように構成されたコンピューティングデバイスと、を含み、写真拡大機は、拡大機シャーシが突出する拡大機スタンドを含み、およびキャリッジは、光源、集光器、単焦点レンズ、および取り外し可能投影機モジュールを含み、キャリッジは、キャリッジが拡大機シャーシの上方の所望の高さに位置付けられることを可能にするように、拡大機シャーシに沿って移動可能であるサポートに接続される工程と、画像プレビューで拡大機のベースを照明するように拡大機を指示する工程と、拡大機シャーシの高さを調節して、画像プレビューのサイズを調節するように拡大機に指示する工程と、取り外し可能投影機モジュールを通して感光材料を露光するように拡大機に指示する工程と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の多くの態様は、以下の図面を参照することにより、よりよく理解することができる。図面の構成要素は、必ずしも縮尺通りになっているとは限らず、代わりに本開示の原則を明確に例示することに重点を置いている。さらに、図面において、類似した参照符号は、いくつかの図を通して、対応している部分を示す。
図1】先行技術の従来の写真フィルム拡大機の機能図である。
図2】交換可能なLCDモジュールを利用する暗室での写真拡大機を示す本発明の側面図である。
図3】プリント拡大のために様々なソースからデジタル写真データを受信する、図2の本発明の写真拡大機のブロック図である。
図4】本発明の電子機器ならびに本発明のモーターマウント部分を収容するベースの構造の等角図である。
図5】本発明の例示的な電気回路図である。
図6】写真拡大プロセスの流れ図である。
図7】本発明のソフトウエアアプリケーションの態様の4つの機能を示す。
図8】ソフトウエアのすべての画面に現れるツールバーおよびメニューボタンを示す例示的な画面を示す。
図9】ソフトウエアアプリケーションの例示的なログイン画面を示す。
図10】ソフトウエアアプリケーションのための例示的な印刷画面を示す。
図10A】1つの例による、印刷画面の操作方法の流れ図を示す。
図11】ソフトウエアアプリケーションに接続されたすべての拡大機およびそれらの状態(status)を識別する例示的なデバイス画面を示す。
図12】拡大機を構成するためのソフトウエアアプリケーションの例示的な初期条件表示画面を示す。
図12A】写真に焼付(burn)および回避(dodge)フィーチャを実装するためのソフトウエアアプリケーションの例示的な編集表示画面を示す。
図12B】初期条件における様々なフィーチャの定義を説明し、表示画面を編集する例示的な情報画面を示す。
図12C】例示的な焼付および回避フィーチャの表示画面を示す。
図12D】例示的な焼付および回避フィーチャの表示画面を示す。
図12E】例示的な焼付および回避の保存画面である。
図12F】例示的な焼付および回避パラメータの負荷表示画面である。
図13】暗室で使用されているスマートフォンの表示画面上に赤いフィルタを適用することを可能にする例示的な現像モード表示画面である。
図13A図13の現像モード表示画面を使用してスマートフォン表示画面上に適用された赤色フィルタを示す。
図14】例示的なコミュニティツール表示画面を示す。
図15】レーザー投影機モジュールを利用する暗室での写真拡大機を示す、本発明の代替的な実施形態の側面図である。
図16】プリント拡大のために様々なソースからデジタル写真データを受信する図15の本発明の写真拡大機のブロック図である。
図17図15のレーザー投影機モジュールを利用した暗室での写真拡大機の例示的な電気回路図である。
図18】レーザー投影機モジュールと共に使用される単一の偏光フィルタの等角図である。
図19】レーザー投影機モジュールと共に使用される一対の偏光フィルタを含む例示的な取り付けブラケットの等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ここで、同様の参照番号がいくつかの図全体を通して同様の部分を表す図を参照して、本開示の例示的な実施形態を詳細に説明する。この説明全体を通して、特定の値を有する様々な構成要素を特定することができ、これらの値は例示的な実施形態として提供され、および多くの同等のサイズおよび/または値が実施され得るので、本発明の様々な概念を限定するべきではない。
【0013】
図2に最も明確に示されるように、本願の拡大機20は、例として、従来の写真拡大機、幅木(Baseboard)を備えたベセラー(Beseler)23CIII-XL集光器拡大機を含み、暗室DRに配置され、フィルムキャリアは取り外され、および交換可能なLCD(液晶ディスプレイ)モジュール20Aは、拡大機の光源10/集光器ステージ11と拡大機の単焦点レンズ12との間に挿入されている。LCDモジュール20Aを使用して感光紙(photosensitive paper)P上に画像を投影することを含む本開示の技術は、従来型または非従来型の写真拡大機のような、任意の可能なデバイスで実行できることを理解されたい。
【0014】
光源10、集光器ステージ11、LDCモジュール20Aおよび単焦点レンズ12はすべて、シャーシ13に沿って垂直に移動させられ得るサポート14を介して拡大機シャーシ13に接続されるアセンブリまたはキャリッジ22を形成する。拡大機シャーシ13の底部は拡大機スタンド15に接続されている。拡大機20は、移動可能キャリッジ22を自動的に位置決めするための拡大機マウント24を含み、および拡大機マウント24は、キャリッジの移動を制御するための電子機器26を含む。拡大機20は、可拡大機スタンド15の上方のキャリッジ22の垂直位置を検出するためにサポート14の下側に結合され、およびその上に感光印刷用紙Pが置かれる超音波センサ28をさらに備える。
【0015】
図3は、拡大機20およびコンピューティングデバイスSを含む拡大機システムの詳細を示す。具体的には、図3は、コンピューティングデバイスSから到着するデジタル写真データDDを示す拡大機20のブロック図を提供し、これは、様々な例において、スマートフォン、携帯電話、デジタルカメラ、または別のソースを含み得る。交換可能なLCDモジュール20Aは、LCD(例えば、1481-1057-ND)30およびフィルタ(例えば、モデル93493)32を含む。本明細書の他の場所で説明される様々な代替案では、LDCモジュール20Aは、レーザー投影モジュール、デジタル光投影モジュールであり、またはデジタル画像を感光性材料に投影することができる任意の他の投影モジュールである。
【0016】
電子機器26は、光源10(例えば、白熱電球、発光ダイオード(LED)拡大機ランプなど)を制御するために、タイマー制御38(例えば、ソフトウェアタイマー)を含むビデオ処理装置36(例えば、MST3M182VGC-LF-Z1)と通信する中央処理装置(CPU)34(例えば、Arduino Unoマイクロ制御器)を備える。CPU34は、タイマー制御モジュール38(すなわち、露光時間を制御するため)およびビデオ処理装置36の両方を制御して、そのデータの拡大バージョンを感光性印刷紙Pに投影するように、LDC30にデジタル画像データを表示させる。特に、光源10は、LED30のためのバックライトとして使用され、一方、CPU34は、画像を放出するためにビデオデータをLCD30に送信するようにビデオ処理装置36に命令する。デジタルデータDDが無線で受信されることが示されているが、代替的な実装形態では、コンピューティングデバイスは、代わりにケーブルで拡大機20に結合される。
【0017】
拡大サイズの自動制御も実施するために、電子機器26はまた、超音波センサ28(例えば、HC-SR04超音波センサ)およびモーター制御ユニット42(例えば、L298N STマイクロエレクトロニクス モーターコントローラ)を含む。超音波センサは、感光性印刷用紙Pの上方のキャリッジ22の高さを検出し、およびその情報をCPU34に伝達する。特定の拡大サイズを達成するために、拡大機シャーシ13に沿ってキャリッジ22を正確に上下に駆動するために、CPU34は、モーター制御ユニット42と通信して、モーター44(例えば、DCモーター)の作動を制御する。
【0018】
図4は、拡大機マウント24の例を図示する。この例では、キャリッジ22の移動は、電子機器26を収容する拡大機マウントベース構造50に接続されているモーターマウント部分48上でモーター44と係合するウォームギア構成46を含む拡大機マウント24によって達成される。一対の取り付けブラケット52Aおよび52Bは、ベース構造50/モーターマウント部分48を拡大機シャーシ13に保持する。
【0019】
図5は、本開示のフィーチャを実施するための例示的な電気的概略図を示している。この図では、タイマー制御モジュール38は省略されており、代わりに、CPU34を介して光源10を制御するためのリレー回路Rが実装されている。特に、入射光が用紙に当たらないようにするために、リレーRは光源をオン/オフで振動させる。モーター制御ユニット42は、3つのピン(Enable、Dir1、およびDir2)で、また、12ボルトの外部電源で、制御される。イネーブルピンは、モーター44の速度を制御し、CPU34上のPWMピンに接続されている。PWM(パルス幅変調)は、速度を制御するモーターへのデジタル出力の波形を確立する。超音波センサ28は2つのピンを必要とし、一方のピンは音波パルスを送信し、および他方のピンはパルスがセンサに戻るのにかかる時間をカウントする。モジュール40は、SPI(シリアル ペリフェラル インターフェースは、マイクロ制御器と小さなペリフェラルとの間でデータを送信するために一般的に使用されるインターフェースバスである)、I2C(低速デバイスを接続するための2線式インターフェースのシリアルプロトコル)、およびUART(ユニバーサル非同期受信機/送信機)機能を有するため、Bluetooth(登録商標)モジュール40とのCPU34インターフェースは、ほとんどのCPUピンに跨る。
【0020】
図6は、拡大機20を使用してデジタル写真から拡大写真を作成するための例示的なプロセス100を示す。いくつかの実装形態では、オペレータは、ソフトウエアアプリケーション200(後述)を使用して、このプロセス100の大部分を実行する。他の実装形態では、プロセス100の一部、ほとんど、またはすべては、ソフトウエアアプリケーション200によって制御されることなく、拡大機20によって自動的に実行され得る。様々な実装形態では、ソフトウエアアプリケーション200は、デジタル写真データを拡大機20に送信する同じコンピューティングデバイスS上で実行される。様々な実装形態では、単一のソフトウエアアプリケーション200は、デジタル写真データを拡大機20に送信し、およびプロセス100に従って拡大機20を制御もする。
【0021】
ステップ102において、オペレータは、拡大機からフィルムキャリアを取り外し、前述のように交換可能なLCDモジュール20Aを挿入する。拡大機はフィルムキャリアを含まない場合があるため、ステップ102はオプションである。したがって、いくつかの実装形態では、ステップ102は発生しない。ステップ104で、ソフトウエアアプリケーション200はデジタル写真を選択する。いくつかの動作モードでは、ソフトウエアアプリケーション200は、この選択を自動的に実行し、および他の動作モードでは、ソフトウエアアプリケーション200は、人間のオペレータからそのような選択を受け取る。ソフトウエアアプリケーション200は、次いで、ステップ106で選択された写真をa拡大機20に送信し(例えば、拡大機電子機器26のBluetooth(登録商標)モジュール40を介して)、および、次いで、ソフトウエアアプリケーション200を使用して、ステップ108~114で拡大機を再び構成する。具体的には、ソフトウエアアプリケーション200は、キャリアの高さを調節し(ステップ110)、および所望の露光時間を選択することによって(ステップ112)、像のサイズを調節する。いくつかの動作モードでは、ソフトウエアアプリケーション200は、拡大機を制御して、拡大された画像をプレビュー(「投影」)する。ソフトウエアアプリケーション200が拡大機をこのように制御している場合、ソフトウエアアプリケーション200は、ステップ114で投影をスイッチオフにする。発生する投影は、LCD30およびフィルタ32、ならびに単焦点レンズ12を介して行われる。
【0022】
上記のステップの後、感光紙の露光および現像が行われる。オペレータは、感光性印刷用紙Pを拡大機ベース15上に置き(ステップ116)、ソフトウエアアプリケーション200でプリントを承認(confirms)し(ステップ118)、ソフトウエアアプリケーション200からの承認(confirmation)を待つ(ステップ120)。より具体的には、ステップ118で、ソフトウエアアプリケーション200は、プリントを進めるようにオペレータから通知を受け取り、およびステップ120で、ソフトウエアアプリケーション200は、拡大機20を制御して、感光印刷用紙Pを露光する。ステップ118はオプションであり、いくつかの実装形態におけるように、ソフトウエアアプリケーション200は、人間の行動を待たずに、プリントの露光を進める。ソフトウエアアプリケーション200は、拡大機20に感光印刷用紙Pを露光させ、それにより、画像を感光印刷用紙Pに埋め込む。露光は、本明細書の他の場所で説明されるソフトウエアアプリケーション200によって制御される拡大機構成および写真編集設定に従って実行される。例えば、露出は、本明細書の他の場所で説明される、高度(elevation)240A、タイマー242A、焼付および回避244A、およびステージタイマー246Aを含む技術に従って、ソフトウエアアプリケーション200を介して編集された画像に従って制御される。拡大された画像が感光印刷用紙Pに埋め込まれると、オペレータは、用紙Pを拡大機ベース15から取り出し(ステップ122)、用紙Pを、薬浴(chemical bath)(ステップ124A)、水でのすすぎ(ステップ124B)および乾燥ステップ(ステップ124C)。
を含むプリント現像プロセス124に持ち込む。
【0023】
ソフトウエアアプリケーション
上記のように、いくつかの実装形態では、拡大機20は、ソフトウエアアプリケーション200の方向で、またはソフトウエアアプリケーション200と連動して、動作する。様々な実装において、ソフトウエアアプリケーション200は、4つの機能のうちの1つまたは複数を実装する(図7)。
【0024】
- デジタル写真データの受信(Receipt)/LCD202へのデータの取り込み(loading)、
【0025】
- 拡大機構成204(例えば、キャリッジ位置、露出時間などのためのモーター制御)、
【0026】
- 写真編集206(例えば、写真の上に単純な形状を描くなど)、および
【0027】
- 写真ネットワーキング208(例えば、アカウントの作成、写真共有、写真マーケティングなど)。
【0028】
いくつかの例では、これらの4つの機能は、以下で説明される様々な画面から構成されるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を使用して実装される。
【0029】
図8は、ソフトウエアアプリケーション200のすべての画面に表示されるツールバー210およびメニューボタン212を示す例示的な画面を示す。ツールバー210は、オペレータがフィーチャからフィーチャへナビゲートして、4つの機能の様々なタスクを達成することを可能にする。ツールバー210は、デバイスツール214、プリントツール216、編集ツール218、および現像ツール220を備える。コミュニティツール222および設定ツール224も提供される。
【0030】
図9は、オペレータがソフトウエアアプリケーション200にログインするための例示的なログイン画面を示す。
【0031】
図10は、例によるプリント画面226を示す。いくつかの実装形態では、ログイン後、ソフトウエアアプリケーション200は、プリント画面226を表示する。この画面226において、オペレータは、写真選択/現在の写真ビューア228をタップ/タッチすることができ、これにより、カメラロールが利用可能になり、それにより、オペレータは、複数の写真から拡大されるべき写真を選択することができる。写真が選択されると、白黒フィルタ(図示せず)がソフトウエアアプリケーションによって適用されて、選択されたデジタル写真の色を反転させて、ビューア228に白黒ネガとして表示されるようにする。この時点で、オペレータは、必要に応じて別の写真を選択するように求められ、ソフトウエアアプリケーション200がiPhone(登録商標)上にある場合に、「3Dタッチ」フィーチャを利用して写真を交換することができる。プリントボタン230がこの画面226に提供され、およびそのボタン230を押すと、選択された写真のデジタルデータおよび「初期条件」(後述)が拡大機に送信される。このデータを受信すると、拡大機は、ソフトウエアアプリケーション200によって設定されたプロトコルを実行し、それに応じて画像を現像する。
【0032】
図10Aは、例による、プリント画面226の動作のための方法1000の流れ図を提供する。ステップ1002では、プリント画面226で写真が選択されていない。ステップ1004で、ソフトウエアアプリケーション200は、写真が選択されているかどうかを決定する。写真が選択されていない場合、方法1000はステップ1002に戻る。写真が選択されている場合、方法1000はステップ1006に進む。ステップ1006で、ソフトウエアアプリケーション200は、選択された写真を表示する。ステップ1008で、ソフトウエアアプリケーション200は、編集入力が受信されたかどうかを決定する。編集入力の例には、高度入力240A、タイマー入力242A、焼付および回避 input入力244A、およびステージタイマー246Aが含まれ、これらはすべて本明細書の他の場所で説明されている(例えば、図12~12F)。編集入力が受信された場合、方法1000はステップ1010に進み、そこでソフトウエアアプリケーション200は編集に従って写真を変更する。編集入力が受信されていないが、代わりにステップ1012でプリントコマンドが受信された場合、方法はステップ1014に進み、ソフトウエアアプリケーション200はデータを拡大機20に送信して拡大機を制御してプリントを生成する。編集入力が受信されていないが、代わりにステップ1012でプリントコマンドが受信された場合、方法はステップ1014に進み、ソフトウエアアプリケーション200はデータを拡大機20に送信して拡大機を制御してプリントを生成する。ステップ1014の後、方法1000は、ステップ1006に戻って写真を再び表示するか、または方法1000を終了することができる。
【0033】
図11は、オペレータが接続された拡大機の活動を表示および監視することを可能にするデバイス画面232を示す。各デバイスのネットワーク名およびその特定のステータスは、データフィールド234に示されている。ステータスインジケータは、「接続済み(connected)」の場合は緑、「アイドリング(idle)」の場合は黄色、「切断済み(disconnected)」の場合は赤である。示されていないが、デバイス画面232は、また、現在接続されているデバイスの総数を示すためのデータフィールドを含む。デバイス画面232はまた、オペレータが各拡大機デバイスをペアリングする場所でもある。デバイスサーチボタン236は、オペレータが近くのBluetooth(商標登録)LE(低エネルギー)周辺機器をサーチすることを可能にするために提供される。
【0034】
図12図12Fは、拡大機20を構成するための初期条件ならびにプリント現像プロセスに関連するソフトウエアアプリケーション200の表示画面である。図12図12Aに示されるように、初期条件画面238は、キャリッジ高度設定240、マスタータイマー設定242、焼付および回避設定244、およびステージタイマー設定246を確立するようにオペレータに指示する。それぞれの情報ボタン240A~246Aは、別個の情報画面248(図12B)における特定の設定に関する情報をオペレータに提供する。
【0035】
すなわち、
- 高度240A:高度は、プリントのサイズを制御し、このパラメータを増やすと拡大画像が作成され、このパラメータを減らすと縮小画像が作成され、仮想スライダー(virtual slider)制御240は、オペレータが広範囲の高度制御を有することを可能にする。
【0036】
- タイマー242A:このパラメータは「マスタータイマー」パラメータであり、このパラメータは、画像の最大露光時間を決定し、タイマーパラメータが長いとプリント現像が暗くなり、タイマーパラメータが短いとプリント現像が明るくなる。
【0037】
- 焼付および回避244A:焼付および回避(BD)により、オペレータは、プリントの特定の領域を選択して、現像を少なくすることができる。画像上にスナップを描画することにより、選択した領域で光が発生するのを防ぎ、その領域でより柔らかいトーンを作成する。特に、BDフィーチャは、アップロードされた画像をプリントスクリーン226から取得し、オペレータがその上に黒で塗りつぶされた単純な形状を描くことを可能にする。黒塗りの結果は、感光材料上の画像の露出の程度を調節することである。BDフィーチャは、編集した写真を一時的に別の画像として保存し、拡大機が所定の時間表示できるようにする。さらに、基本的な編集ウィンドウのステージタイマーセクションにリンクする画像にステージ時間を割り当てている間、重複は個別のエンティティとして扱われる。
【0038】
- ステージタイマー246A:ステージタイマーは、オペレータがBD画像が露光される時間を制御することを可能にする。ステージタイマーのパラメータは、マスタータイマーを超えることはできない。
【0039】
オペレータは、閉じるボタン250を使用して情報画面を終了することができる。
【0040】
編集画面(図12A)に最も明確に見られるように、BDフィーチャは、オペレータが単純な写真編集を行うことを可能にし、例えば、画像の上に単純な形状を描き、それらの形状が黒く塗りつぶされることを可能にする。ステージ(ステージ1、2、3など)を使用すると、オペレータは、開発ステージのさまざまな時間に複数の画像を表示し、タイマーでのコンピュータ駆動のスライドショーとまったく同じように動作させることができる。ステージ長は、それぞれのタイマーデータフィールド246で設定される。特定のステージタイマー設定246にカーソルを合わせると、オペレータは、特定の編集を行うための図12Cおよび図12DのBD画面に移動する。図12Aの「プリントに移動(Go To Print)」ボタン252は、プリント画面のショートカットとして機能する。保存ボタン254およびロードボタン256もまた、図12Aのディスプレイに提供され、これらは、オペレータを、図12Eおよび12Fに示されるそれぞれの表示画面に導く。これらの画面は、オペレータがBDステージも含む同一のプリントを行いたい場合に再度ロードされるように、ソフトウエアアプリケーション200上のすべての機能の現在のパラメータを保存する。
【0041】
図13は、現像ツール220の表示画面258を示す。特に、この表示画面は、スマートフォンの表示画面に赤いフィルター(図13A)を適用することで、画像を損なうことなく、オペレータが暗室で自分のスマートフォンを使用することを可能にする。赤色光は白黒プリントに損傷を与えない。このように、オペレータのスマートフォンの表示画面に色を付けることにより、プリントはスマートフォンから発せられる光から保護される。仮想スライダー制御260は、オペレータが暗室にいる間にスマートフォンの表示画面上に赤いフィルタを課すことを可能にする。
【0042】
図14は、コミュニティツール222の表示画面262を示す。特に、コミュニティツール222は、オペレータに、開発プロセスのパラメータとともに自分の画像を投稿することを可能にする。これらの画像とプロセスパラメータは、オンラインマーケットプレイスを使用して他の人に販売され得る。購入転送は、画像、初期条件、およびBD効果を含むデータパケットが含み、それにより、購入者が販売者の画像を複製することを可能にする。表示画面262は、アカウント/ユーザの識別264を含み、写真266は、そのパラメータおよび説明/投稿データフィールド268と共に購入される。
【0043】
LCDモジュールの代替:レーザー投影機モジュールまたはデジタル光処理
LCDモジュール20Aを使用してデジタル写真データDDから拡大写真を生成する代わりに、代替の投影機モジュール300(例えば、ソニーレーザー投影機MP-CL1A-Lumen)が、暗室環境DRで拡大機と共に使用される。1つの例では、代替の投影機モジュール300は、レーザー投影機モジュールである。別の例では、代替の投影機モジュール300は、デジタル光処理モジュールである。本明細書で使用される場合、「投影機モジュール」という用語は、LDCモジュール20Aまたは代替の投影機モジュール300の機能を実行する技術的に実現可能な任意のモジュールを指す。
【0044】
レーザー投影モジュールを使用する例の場合、レーザー投影機モジュールは、必要な光源、レンズ、およびフィルタを含み、それによってコンパクトな投影デバイスを形成する。したがって、この例では、キャリッジ22は、図15に最も明確に示されているように、超音波センサ28も含むサポートアーム14に取り付けられたレーザー投影機モジュールに置き換えられている。加えて、アパーチャ302は、レーザー投影機モジュールに関連付けられ、サーボモーター304によって制御される。さらに、光強度を低減するために一対の偏光フィルタ306A/306Bも提供され、偏光子サーボ308によって制御される。偏光フィルタ306A / 306Bおよび偏光子サーボ308は、レーザー投影機モジュール300に固定する取り付けブラケット310上に配置されている。
【0045】
デジタル光処理モジュールを使用する例は、レーザー投影モジュールを使用する例と同様である。具体的には、その例では、デジタル光処理モジュールは、光源、レンズ、およびフィルタを含み、したがって、コンパクトな投影デバイスを形成する。したがって、再び、この例では、キャリッジ22がサポートアーム14に取り付けられたデジタル光処理モジュールである代わりに、超音波センサ28も含む。アパーチャ302は、サーボモーター304によって制御される。レーザー投影モジュールの例と同様に、デジタル光処理モジュールでは、取り付けブラケット310上に配置され、偏光子サーボ308によって制御される一対の偏光フィルタ306A/306Bが、光強度を低減するために提供される。
【0046】
本開示において、LCDモジュール20Aの言及された任意の例は、レーザー投影モジュールまたはデジタル光処理モジュールなどの本明細書に記載された代替品のいずれかで置き換えられ得ることが理解されるべきである。
【0047】
図16は、代替の投影機モジュール300を利用する拡大システム(enlargement system)のブロック図を提供する。このブロック図は、図3のブロック図に類似しているが、キャリッジ22が、代替の投影機モジュール300、開口302、サーボモーター304、および偏光子フィルタ306A/306Bおよび偏光子サーボ308を含む取り付けブラケット310に置き換えられている。特に、アパーチャ304は、代替の投影機モジュール300の発光端に結合されて、感光印刷用紙Pに当たることからの入射光をカバーする。サーボモーター304は、アパーチャ302を前後に駆動(例えば、往復運動)して、この効果を生み出す。サーボモーター304は、タイマーモジュール38を介してCPU34によって命令される。さらに、外部偏光フィルタ306A/306Bは、光強度を低減するために、偏光子サーボ308(これもまた、タイマーモジュール38を介してCPU34によって命令される)によって調節される。それ以外は、図16の拡大システムは、図3に示されるシステムと同じように動作する。
【0048】
図17は、代替の投影機モジュール300を使用した図16のブロック図の電気的概略図を提供する。この場合も、サーボモーター304およびCPU34に結合された偏光子サーボ308を除いて、システムは、図5に示されるシステムと同様に動作する。
図3に示されるようにリレー回路Rを使用するのではなく、サーボモーター304の動作は同じ結果を達成する。
【0049】
図18は、それぞれが偏光シート(例えば、偏光フィルムシート、model93493Gadget & Electronics Storeなど)を含む偏光フィルタ306Aまたは306Bのうちの1つを示す。フィルタは、ハーフギア(one-half gear)構成312を有する円形ハウジングを含み、それにより、1つの偏光フィルタ306Aまたは306Bの中間ギア(図示せず)が両方のハウジングを反対方向に移動させて、各スピンで移動する距離を短縮することを可能にする。そのため、偏光サーボは180°回転するだけで済む。図19は、一対の偏光フィルタ306A/306Bが、開口302に隣接するレーザー投影機モジュール300の出力端からわずかに離れて移動するように、取り付けブラケット310内にどのように配置されるかを示す。偏光フィルタ306A/306Bを制御することにより、例えば、光強度の量を減少させることにより、これにより、レーザープリンタ(図示せず)は、画像を過度に露光することなく、プリントあたりの露光時間を増加させることができる。偏光フィルタ306A/306Bが記載されているが、要素306Aおよび306Bのいずれかまたは両方が除去され得るか、またはポリカーボネートフィルタまたは他のタイプのフィルタなどの他の要素の代わりになり得ることを理解されたい。
【0050】
LCDモジュール20Aおよび代替の投影機モジュール300を使用して画像を現像するためのプロセスは非常に類似している。違いは、液晶モジュール20Aが代替の投影機モジュール300よりも比較的長い露光時間を必要とするという事実にある。LCDモジュール20Aはこれらのより長い露光時間を示すので、これにより、オペレータはより伝統的な方法で編集を行うことができるが、代替のプロジェクタモジュール300では、これらの同様のタイプの編集は、プロセスの早い段階でコンピュータ上で行われる必要があり、および代替のプロジェクタモジュール300は、次いで、プリントプロトコルを実行するであろう。さらに、LCDモジュール20Aもデジタルコンポーネントであるため、同じプリントプロトコルを実行できるが、露光時間が長くなる。特に図6の流れ図(第1のステップ102を除く)に関して、LDCモジュール20Aとレーザープロジェクタモジュール300との拡大機動作の違いは、ステップ118と120との間にある。現在、アーティストは、BDとして知られる露光中に、用紙Pを編集する。しかしながら、上記のように、レーザー投影機モジュール300における短い露光時間のために、これらの編集は、コンピュータ上で、プロセスのより早い段階で実行されるであろう。対照的に、LCDモジュール20Aが配置されている場合、編集プロセスは、コンピュータ上で実行することも、露光中にライブで実行されることもできる。
【0051】
本発明は、その特定の例を参照して詳細に説明されてきたが、その精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図10A
図11
図12
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図12F
図13
図13A
図14
図15
図16
図17
図18
図19