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特許7344331決済制御装置、電子決済システム、および決済制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-05
(45)【発行日】2023-09-13
(54)【発明の名称】決済制御装置、電子決済システム、および決済制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20230906BHJP
【FI】
G06Q30/06
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022038526
(22)【出願日】2022-03-11
【審査請求日】2022-03-11
(73)【特許権者】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100181124
【弁理士】
【氏名又は名称】沖田 壮男
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 伸一
(72)【発明者】
【氏名】高橋 幸也
【審査官】新里 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-010603(JP,A)
【文献】特開2001-067411(JP,A)
【文献】特開2021-056624(JP,A)
【文献】特開2021-114341(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106022859(CN,A)
【文献】韓国登録特許第10-1955813(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
実店舗において端末装置を用いた電子決済を行わせる電子決済サービスにおいて、前記電子決済の対象となる商品の決済を行う決済制御装置であって、
前記実店舗の店舗端末装置または前記端末装置から、前記電子決済において決済済みの商品の内容の情報を含む再販登録情報を取得する取得部と、
前記再販登録情報に含まれる前記決済済みの商品を電子商取引サービスに登録させる処理を行うことで、電子商取引を介した前記決済済みの商品の再販処理を行う再販処理部と、
を備える、決済制御装置。
【請求項2】
前記決済済み商品の取引履歴情報と、前記決済済み商品の再販可否情報とを、前記端末装置に提供する提供部をさらに備え、
前記取得部は、前記取引履歴情報および前記再販可否情報に基づいて前記端末装置に表示される画面において前記端末装置の利用者により入力された再販要求を取得し、
前記再販処理部は、前記再販要求に応じて、前記電子商取引を介した前記決済済みの商品の再販処理を行う、
請求項1に記載の決済制御装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記再販要求に応じて、前記決済済み商品の在庫および価格の更新情報を、前記実店舗の店舗端末装置から取得し、
前記提供部は、前記店舗端末装置から取得された前記更新情報を、前記端末装置に提供する、
請求項2に記載の決済制御装置。
【請求項4】
前記再販登録情報は、さらに、前記決済済み商品の価格の情報を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の決済制御装置。
【請求項5】
前記再販登録情報は、さらに、前記決済済み商品の再販方法の情報を含み、
前記再販処理部は、前記再販方法に応じた電子商取引サービスに前記決済済み商品を登録させる処理を行う、
請求項1から4のいずれか一項に記載の決済制御装置。
【請求項6】
前記再販処理部は、前記決済済み商品の再販の決済完了後に、前記電子商取引サービス側で管理されている前記決済済み商品の在庫数を更新する処理を行う、
請求項5に記載の決済制御装置。
【請求項7】
実店舗において端末装置を用いた電子決済を行わせる電子決済サービスを提供するためのアプリケーションプログラムと、
前記実店舗の店舗端末装置および前記端末装置と通信可能であり、前記電子決済の対象となる商品の決済を行う決済制御装置と、
を備える電子決済システムであって、
前記決済制御装置は、
前記店舗端末装置または前記端末装置から、前記電子決済において決済済みの商品の内容の情報を含む再販登録情報を取得する取得部と、
前記再販登録情報に含まれる前記決済済みの商品を電子商取引サービスに登録させる処理を行うことで、電子商取引を介した前記決済済みの商品の再販処理を行う再販処理部と、
を備える、
電子決済システム。
【請求項8】
実店舗において端末装置を用いた電子決済を行わせる電子決済サービスにおいて、前記電子決済の対象となる商品の決済を行う決済制御装置を用いた決済制御方法であって、
前記決済制御装置のコンピュータが、
前記実店舗の店舗端末装置または前記端末装置から、前記電子決済において決済済みの商品の内容の情報を含む再販登録情報を取得し、
前記再販登録情報に含まれる前記決済済みの商品を電子商取引サービスに登録させる処理を行うことで、電子商取引を介した前記決済済みの商品の再販処理を行う、
決済制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、決済制御装置、電子決済システム、および決済制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者が購入した商品を再購入したい場合、EC(Electronic Commerce)サイト等では、購入履歴から再購入を可能とする仕組みが知られている。例えば、複数のオンラインショップの購入履歴をまとめ、購入履歴から再購入を可能とする仕組みが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-35144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、利用者が道の駅や旅行先の商店等の実店舗(オフライン店舗)で購入した商品を再購入したい場合、そのような実店舗ではECサイトが整備されていない場合が多く、実店舗に直接訪問する以外に購入の方法がなかった。POS(Point of Sale)装置等の販売管理システムが導入されている実店舗では、利用者のクレジットカード番号等との紐付けにより購入履歴を追うことは可能であるが、このような仕組みは導入されていなかった。また、販売管理システムが導入されていない実店舗では、そもそも何を購入されたか電子的に管理していないこともあり、誰が何を購入したかを後から追うことはできなかった。また、販売されている商品に定価がない場合もあり、前回購入時と同じ値段で再購入することも容易ではなかった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、実店舗で購入された商品の再購入を可能とする決済制御装置、電子決済システム、および決済制御方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、実店舗において端末装置を用いた電子決済を行わせる電子決済サービスにおいて、電子決済の対象となる商品の決済を行う決済制御装置であって、電子決済において決済済みの商品の再販登録情報を取得する取得部と、再販登録情報に基づいて、電子商取引を介した決済済みの商品の再販処理を行う再販処理部と、を備える、決済制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、実店舗で購入された商品の再購入を可能とする決済制御装置、電子決済システム、および決済制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。
図2】電子決済の大まかな流れを例示した図である。
図3】決済サーバ100の構成図である。
図4】利用者情報172の内容の一例を示す図である。
図5】店舗情報176の内容の一例を示す図である。
図6】配送パターン情報178の内容の一例を示す図である。
図7】再販登録情報180の内容の一例を示す図である。
図8】決済アプリ20により実現される機能部の一例を示す図である。
図9】パターン2の電子決済を利用した商品の購入、配送手続、および再販登録を行う処理の流れを示すシーケンス図である。
図10】パターン2の電子決済時における利用者端末装置10の画面遷移の一例を示す図である。
図11】発送管理画面の一例を示す図である。
図12】発送手配画面の一例を示す図である。
図13】再販登録画面の一例を示す図である。
図14】パターン1の電子決済を利用した商品の購入、配送手続、および再販登録を行う処理の流れを示すシーケンス図である。
図15】再購入処理の流れを示すシーケンス図である。
図16A】取引履歴画面P5の一例を示す図である。
図16B】取引履歴画面P5の一例を示す図である。
図17】在庫および価格確認画面P6の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明の決済制御装置、電子決済システム、および決済制御方法について説明する。本実施形態の決済制御装置は、一以上のプロセッサにより実現される。決済制御装置は、店舗において端末装置を用いた電子決済を行わせる電子決済サービスにおいて、電子決済の対象となる商品の決済を行う装置である。以下の説明では、決済制御装置を「決済サーバ」と称して説明する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)である。
【0010】
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の店舗端末装置50、一以上の配送業者サーバ200、および一以上の電子商取引サーバ300(以下、「EC(Electronic Commerce)サーバ」という)のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
【0011】
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。決済アプリ20は、実店舗において端末装置を用いた電子決済を行わせる電子決済サービスを提供するための「アプリケーションプログラム」の一例である。
【0012】
店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗端末装置50は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置であってもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイによって表示されてもよい。また、店舗端末装置50は、店舗の店員等の操作者の操作に基づいて、発送済み或いは発送予定の商品(以下、「発送品」という)の電子商取引を介した再販のための再販登録情報を、決済サーバ100に送信する。この再販登録情報に関連する処理については後述する。
【0013】
決済サーバ100は、利用者端末装置10または店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。決済サーバ100は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を増減させる(換言すると、電子マネーを入出金する)ことで、電子決済を行う。電子決済は、リボ払いやクレジット払い等の方法によって、購買時点のチャージ残高よりも多額の購買を可能にするものが含まれてよい。決済サーバ100は、端末装置および店舗端末装置と通信可能であり、電子決済の対象となる商品の決済を行う「決済制御装置」の一例である。また、「アプリケーションプログラム」および「決済制御装置」の組み合わせは、「電子決済システム」の一例である。
【0014】
図2は、電子決済の大まかな流れを例示した図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。パターン1の場合、まず利用者端末装置10において決済アプリ20が起動し、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する。利用者は利用者端末装置10の表示面を店舗端末装置50に翳す(提示する)。店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、アカウントID等の情報を取得する。そして、店舗端末装置50は、アカウントID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、利用者の電子決済口座から店舗の電子決済口座に決済金額を移動させて決済処理を完了させる。
【0015】
パターン2の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする。店舗コード画像60には、店舗名等の情報が含まれている。利用者は、店舗名等が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する。そして、利用者端末装置10は、アカウントID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて決済処理を行う。なお、上記のいずれかのパターンでのみ電子決済が行われてもよい。また、図2で説明する「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。
【0016】
決済サーバ100は、店舗端末装置50から送信された再販登録情報に基づいて、電子商取引を介した再販のための再販処理を行う。また、決済サーバ100は、再販の対象となる商品のECサイトへの掲載を要求する掲載要求を、ECサーバ300に送信する。この再販処理に関しては後述する。
【0017】
配送業者サーバ200は、決済サーバ100からの出荷要求に応じて、商品の出荷処理を行う。配送業者サーバ200による出荷処理の対象となった商品は、店舗で配送業者の車両等に積み込まれ、指定された配送先に配送される。また、配送業者サーバ200は、決済サーバ100からの発送用QRコードの生成要求に応じて発送用QRコードを生成し、決済サーバ100に送信する。発送用QRコードは、配送先の情報などが含まれているコード画像である。配送先の情報は、配送元情報や配送先情報、追跡番号などを配送業者側で参照できる一意の識別番号であってもよい。発送用QRコードは、「配送先が秘匿化された情報」の一例である。
【0018】
ECサーバ300は、電子商取引サービスの加盟店(以下「EC加盟店」という。)が販売する商品の電子商取引を実現する。ECサーバ300は、利用者端末装置10に商品情報を送信するとともに、利用者端末装置10から受信した購入情報に基づいて電子商取引を実現する。購入情報は、利用者が購入対象として選択した商品に関する情報や、当該商品の購入代金の支払い方法などを含む。例えば、ECサーバ300は、各EC加盟店のECサイトを構成するウェブサーバの機能を含む。ECサーバ300は、各EC加盟店が自社のECサイトを実現するためのEC加盟店ごとのサーバであってもよいし、各EC加盟店に対してECサイトのパッケージを提供する、いわゆるECベンダの運営するサーバであってもよい。
【0019】
ECサーバ300は、決済サーバ100から送信された掲載要求に応じて、再販の対象となる商品のECサイトへの掲載処理を行う。この掲載処理により、商品がECサイトに掲載され、商品の電子商取引が可能となる。
【0020】
[決済サーバ]
図3は、決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、決済アプリ20と協働して電子決済の対象となる商品の決済を行う。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、取得部115と、コンテンツ提供部120と、決済処理部122と、配送処理部124と、情報管理部126と、再販処理部128と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
【0021】
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、例えば、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、店舗情報176、配送パターン情報178、再販登録情報180等の情報が格納される。
【0022】
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
【0023】
取得部115は、例えば、通信部110を介して、利用者端末装置10、店舗端末装置50、および配送業者サーバ200から、電子決済サービスを実現するための各種情報を取得する。取得部115は、「取得部」の一例である。取得部115は、電子決済において決済済みの商品の再販登録情報を取得する。
【0024】
コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。コンテンツ提供部120は、例えば、決済手続に関する各種画面を表示するためのコンテンツと、配送手続に関する各種画面を表示するためのコンテンツと、商品の再購入に関する各種画面を表示するためのコンテンツとを利用者端末装置10に提供する。コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。コンテンツ提供部120は、「提供部」の一例である。
【0025】
決済処理部122は、利用者端末装置10または店舗端末装置50から取得した決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部122は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
【0026】
図4は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、アカウントID(省略されてもよい)に対して、新規登録時に最低限必要な電話番号およびパスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・少なくとも1つの住所・登録日、チャージ残高、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。利用者情報172は、アカウントIDに対して、さらに、生年月日、他サービス連携情報、電波認証設定、キャリア決済設定、チャット友達リスト、チャット履歴情報などの情報が対応付けられてもよい。電話番号、パスワード、少なくとも1つの住所、登録日、チャージ残高、チャージ履歴情報、決済履歴情報以外の情報は任意設定情報である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。なお登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。
【0027】
少なくとも1つの住所には、複数の住所情報を登録することができる。例えば、少なくとも1つの住所には、利用者本人の住所、利用者の勤務先の住所、利用者の親戚や友人の住所等の任意の住所を登録することができる。チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。他サービス連携情報は、電子決済サービスと連携する(例えば同じ事業グループに属する運営者により運営されている)他のサービスのログインID等である。電波認証設定は、特定の通信キャリアとの通信によって認証を行う場合の設定情報である。キャリア決済設定は、電子決済サービスを利用した支払いの少なくとも一部を通信キャリアへの支払いに振り替えるための設定情報である。チャット友達リストは、電子決済サービスが提供するチャット機能においてチャットの相手先となる他の利用者のリストである。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額等)を、決済ごとに示す情報である。チャット履歴情報は、利用者が行ったチャットの内容の履歴である。
【0028】
店舗に関する情報は、店舗情報176として管理されている。図5は、店舗情報176の内容の一例を示す図である。店舗情報176は、例えば、店舗IDに対して、店舗カテゴリ、所在地、決済パターン、配送パターン等の情報が対応付けられたものである。店舗カテゴリは、一階層の情報であってもよいし、二階層以上の階層構造を有する情報であってもよい。例えば、図示する「土産物店」の上位概念として「物販店」といった情報が付与されてもよい。所在地は、JISコードなどの階層化されたコード情報で表されてもよい。決済パターンは、前述したパターン1とパターン2のどちらで決済可能かを示す情報である。配送パターンは、例えば、配送業者を示す情報である。1つの配送業者が、複数の配送方式でのサービス(例えば、封筒での配送、段ボール等の包装容器での配送、冷凍状態での配送、補償機能付きの配送など)を提供している場合、配送パターンは、例えば、配送業者と、配送方式との組み合わせであってもよい。
【0029】
図6は、配送パターン情報178の内容の一例を示す図である。配送パターン情報178は、例えば、各配送パターンに対して、配送業者の名称、配送方式(複数の配送方式が存在する場合)、および予め定められた固定の配送料(例えば、配送料の最大値、最大配送料)の情報が対応付けられたものである。配送パターン1には、「配送業者A」および配送業者Aにより設定された「最大配送料(「1200」円)」が対応付けられている。配送パターン2には、「配送業者B」および配送業者Bにより設定された「最大配送料(「1000」円)」が対応付けられている。
【0030】
配送処理部124は、利用者端末装置10、店舗端末装置50、および配送業者サーバ200から取得した情報に基づいて、商品の配送処理を行う。また、配送処理部124は、発送用QRコードの生成要求を配送業者サーバ200に送信し、配送業者サーバ200から発送用QRコードを取得する。
【0031】
情報管理部126は、利用者端末装置10や店舗端末装置50から取得した情報に基づいて、利用者情報172の新たなレコードを作成したり、作成済みのレコードにおける各データ項目を更新したりする。
【0032】
再販処理部128は、店舗端末装置50または利用者端末装置10から送信された再販登録情報に基づいて、再販の対象となる商品の情報を、再販登録情報180として記憶部170に記憶させるとともに、掲載要求をECサーバ300に送信する。再販処理部128は、「再販処理部」の一例である。再販処理部128は、再販登録情報に基づいて、再販の対象となる商品(決済済みの商品)の電子商取引を介した再販処理を行う。
【0033】
図7は、再販登録情報180の内容の一例を示す図である。再販登録情報180は、例えば、決済番号(或いは決済番号と店舗IDとの組み合わせ)に対して、商品グループ名、商品詳細、画像、価格、在庫数、掲載場所(再販方法)、特定商取引法(特商法)の情報が対応付けられたものである。
【0034】
[決済アプリ]
図8は、決済アプリ20により実現される機能部の一例を示す図である。例えば、利用者端末装置10のCPUなどのプロセッサが決済アプリ20を実行することで、例えば、情報管理部22、情報処理部24、受付部26、および設定部28が実現される。
【0035】
情報管理部22は、利用者端末装置10の通信部を用いて決済サーバ100に情報を送信したり、決済サーバ100から送信された情報を取得したりする。情報処理部24は、決済サーバ100と協働して各種コンテンツを利用者端末装置10の表示部に表示させる。情報処理部24は、決済サーバ100により提供されたコンテンツを利用者端末装置10の表示部に表示させる。
【0036】
受付部26は、利用者の操作を受け付ける。受付部26は、例えば、コンテンツに含まれるボタンが利用者によって操作された場合、当該操作を受け付ける。設定部28は、受付部26が受け付けた操作に応じた各種設定を行う。これらの詳細については後述する。
【0037】
[決済、配送、および再販登録処理1]
以下、利用者が、上記のパターン2の電子決済(ユーザースキャン)を利用して商品を購入し、配送手続および再販登録を行う際の処理について説明する。この処理では、例えば、電子決済サービスを提供する決済企業(決済サーバ100)が利用者の住所を予め記憶しておき、決済企業の加盟店で利用者が商品の決済とともに配送を希望する場合、決済企業(決済サーバ100)が配送業者(配送業者サーバ200)と連携して匿名の発送用QRコードを発行し、その発送用QRコードを利用者が購入した加盟店に連携する。図9は、パターン2の電子決済を利用した商品の購入、配送手続、および再販登録を行う処理の流れを示すシーケンス図である。図10は、パターン2の電子決済時における利用者端末装置10の画面遷移の一例を示す図である。
【0038】
まず、利用者端末装置10の情報管理部22は、利用者の操作に基づき、光学読取機能によって店舗コード画像60を読み取る(ステップS101)。情報管理部22は、読み取った店舗コード画像60をデコードして店舗を識別する情報(例えば、店舗名、店舗IDなど)を取得する。次に、情報管理部22は、取得した店舗IDを用いて、店舗情報の要求を決済サーバ100に送信する(ステップS102)。
【0039】
次に、決済サーバ100のコンテンツ提供部120は、利用者端末装置10から受信した店舗情報の要求に含まれる店舗IDを用いて、この店舗IDと対応付けられている店舗情報を、記憶部170の店舗情報176から読み出し、利用者端末装置10に送信する(ステップS103)。
【0040】
次に、利用者端末装置10の情報処理部24は、決済サーバ100から受信した店舗情報を用いて、商品情報入力画面P1を利用者端末装置10の表示部に表示させる(ステップS104)。図10に示すように、この商品情報入力画面P1には、例えば、店舗名を表示する領域A1と、商品の決済金額の入力を受け付ける領域A2と、配送要否の指示を受け付ける領域A3(例えば、「配送要」または「配送不要」の選択を受け付けるラジオボタン)と、支払いの指示を受け付ける領域(「支払う」ボタンB1)とが含まれている。利用者が、領域A2に購入対象の商品の代金の決済金額を入力し、領域A3に配送要否の指示を入力し、ボタンB1を押下すると、情報管理部22は、入力された決済金額、アカウントID、店舗IDなどを含む商品代金決済情報と、入力された配送要否情報とを、決済サーバ100に送信する(ステップS105)。商品代金決済情報は、「第1の決済情報」の一例である。
【0041】
決済サーバ100の決済処理部122は、利用者端末装置10から受信した商品代金決済情報に基づいて、商品の代金の決済を行う(ステップS106)。この商品の代金の決済は、決済先(支払い先)を店舗とする店舗への決済である。決済処理部122は、利用者情報172を参照しながら商品の代金の決済を行う。
【0042】
利用者端末装置10から受信した配送要否情報が配送不要であることを示している場合、コンテンツ提供部120は、商品の決済完了通知を利用者端末装置10に送信する(ステップS107)。これに伴い、利用者端末装置10の情報処理部24は、商品決済完了画面P4を表示部に表示させる。図10に示すように、この商品決済完了画面P4では、商品代金の支払いが完了したことを利用者に通知する。
【0043】
一方、利用者端末装置10から受信した配送要否情報が配送要であることを示している場合、コンテンツ提供部120は、商品の決済完了通知と、配送情報とを利用者端末装置10に送信する(ステップS107)。配送情報には、例えば、店舗情報176から読み出された決済パターンおよび配送パターン、配送パターン情報178から読み出された配送業者の名称および最大配送料、利用者情報172から読み出された少なくとも1つの住所(住所1、住所2など)などが含まれる。利用者端末装置10の情報処理部24は、決済サーバ100から受信した配送情報を用いて、配送情報入力画面P2を利用者端末装置10の表示部に表示させる(ステップS108)。
【0044】
図10に示すように、この配送情報入力画面P2では、利用者に商品の決済が完了したことを通知するとともに、配送情報の入力を誘導する。この配送情報入力画面P2には、例えば、配送情報に含まれる配送方法の選択の指示を受け付ける領域A4(「配送業者A」または「配送業者B」の選択の指示を受け付けるラジオボタン)と、配送見込み額を表示する領域A5と、配送先を表示する領域A6と、配送先の変更の指示を受け付ける領域(「>変更」ボタンB2)と、支払いの指示を受け付ける領域(「支払う」ボタンB3)とが含まれている。領域A4には、配送パターン情報178から読み出された「配送業者」の名称(或いは、「配送業者」と「配送方式」との組み合わせ)が表示される。領域A5に表示される配送見込み額は、配送パターン情報178から読み出された最大配送料と同じである。なお、配送見込み額は、領域A5に入力フォームなどを設定することで、利用者が手入力で金額を設定(或いは変更)できるような構成であってもよい。領域A5には、領域A4において受け付けた配送方法の選択に応じて、対応する最大配送料が表示される。領域A6に表示される配送先は、利用者情報172から読み出された少なくとも1つの住所(住所1、住所2など)の内のいずれか1つである。
【0045】
図10に示す配送情報入力画面P2において、「>変更」ボタンB2が押下された場合、情報処理部24は、配送先の変更の指示を受け付けるための配送先変更画面を、表示部に表示させる。配送先変更画面には、例えば、配送情報に含まれる配送先(住所1、住所2など)のリストが表示され、利用者からの配送先の選択の指示を受け付けることできる。利用者が、配送情報入力画面P2のボタンB3を押下すると、情報管理部22は、配送先、アカウントID、店舗IDなどを含む配送指示情報と、指定された配送パターン(配送業者、配送方式、最大配送料)を含む配送業者への配送料の決済を指示する配送決済情報とを、決済サーバ100に送信する(ステップS109)。配送決済情報は、「第2の決済情報」の一例である。
【0046】
次に、決済サーバ100の決済処理部122は、利用者端末装置10から受信した配送決済情報に基づいて、配送料の仮決済を行う(ステップS110)。この配送料の仮決済は、決済先(支払い先)を配送業者とする配送業者への決済である。決済処理部122は、利用者情報172を参照しながら配送料の仮決済を行う。ここで、仮決済としているのは、配送料として「配送見込み額(最大配送料)」を用いるためである。すなわち、この仮決済では、配送業者による集荷時などに決定される実際の配送料以上の金額での決済が行われる。配送業者による集荷時などに決定される実際の配送料に基づく決済(本決済)では、「配送見込み額(最大配送料)」を「実際の配送料」で更新する、或いは、両者の差額を利用者に返金する確定処理が行われることとなる。決済処理部122は、仮決済では、例えば、利用者情報172のチャージ残高から「配送見込み額(最大配送料)」を仮減算し、本決済(支払い確定)またはキャンセルまでこの決済をブロックする。ブロック有効期間は、所定期間に設定される。その後、決済処理部122は、本決済では、利用者によるアクションは不要で、ブロックしたチャージ残高から配送見込み額(最大配送料)」と「実際の配送料」との差額を減算し、決済を確定させる。この際に、配送業者(配送業者サーバ200、配送員が使用する端末装置など)から、追跡番号など発行したQRコードが識別できる情報とともに、実際の配送料が決済サーバ100側に連携される。決済サーバ100は、受け取った実際の配送料に基づいて決済を確定させる。決済処理部122は、配送料の決済情報を配送業者サーバ200と連携する。
【0047】
次に、決済サーバ100の配送処理部124は、配送指示情報とともに、発送用QRコードの生成要求を配送業者サーバ200に送信する(ステップS111)。例えば、配送処理部124は、配送業者により提供される配送連携のためのAPI(Application Programming Interface)を利用して、発送用QRコードの生成要求を行う。配送業者サーバ200は、受信した発送用QRコードの生成要求に応じて、発送用QRコードを生成し、決済サーバ100に送信する(ステップS112)。また、配送業者サーバ200は、あわせて、配送日(お届け予定日)、配送の伝票番号(配送番号)などを、決済サーバ100に送信してもよい。
【0048】
決済サーバ100のコンテンツ提供部120は、配送料の決済完了通知を利用者端末装置10に送信する(ステップS113)。利用者端末装置10の情報処理部24は、商品および配送決済完了画面P3を利用者端末装置10の表示部に表示させる(ステップS114)。図10に示すように、この商品および配送決済完了画面P3には、例えば、商品の決済金額と配送料(配送見込み額)との合計金額およびその内訳を表示する領域A6が含まれている。利用者は、この配送決済完了画面P3を確認することで、決済金額を確認することができる。なお、配送業者サーバ200により発行された配送の伝票番号(配送番号)を決済サーバ100から受信している場合、利用者端末装置10の情報処理部24は、配送決済完了画面P3に、伝票番号(配送番号)を表示させるようにしてもよい。
【0049】
その後、例えば、店舗の店員は、店舗端末装置50を操作して商品の発送作業を行う。店舗端末装置50は、店員の操作に基づいて、発送対象となる商品の発送リストの要求を決済サーバ100に送信する(ステップS115)。決済サーバ100は、店舗端末装置50から受信した発送リストの要求に応じて、発送リストを店舗端末装置50に送信する(ステップS116)。店舗端末装置50は、決済サーバ100から受信した発送リストに基づいて発送管理画面を生成し、店舗端末装置50の表示部に表示させる(ステップS117)。
【0050】
図11は、店舗端末装置50に表示される発送管理画面の一例を示す図である。図11に示すように、発送管理画面には、発送リストが表示される。この発送リストには、各決済を識別する決済番号に対して、決済時間、決済金額、発送状況、再販登録等の情報が対応付けられている。決済金額としては、商品の決済金額、配送料の決済金額、両者の合計金額などが表示されてよい。商品と配送料の決済を分けて決済している場合は、商品の決済を識別する決済番号に対して、配送料の決済を識別する決済番号が関連付けて表示されてよい。
【0051】
発送状況には、例えば、「未発送」、「発送済み」、「配送中」、「配送完了」などが表示される。「未発送」のものについては、発送手配を行うための「発送手配」ボタンB4が関連付けられる。店員がこの「発送手配」ボタンB4を押下した場合、店舗端末装置50は、発送手配画面を店舗端末装置50の表示部に表示させる。図12は、発送手配画面の一例を示す図である。図12に示すように、発送手配画面には、伝票(発送用QRコード)、集荷予定日、発送状況などが表示される。発送手配画面には、発送用QRコードの配送伝票への印刷を指示するための「伝票印刷」ボタンB6が表示される。店員がこの伝票印刷」ボタンB6を押下した場合、店舗端末装置50は、プリンタ等の印刷装置に、配送伝票Sを印刷させる(ステップS118)。この配送伝票Sには、発送用QRコード、配送先(お届け先)、ご依頼主(店舗)などの情報が印刷される。ここで、配送先(お届け先)には、配送先を示す文字は印字されないため、配送先の情報を匿名化(秘匿化)することができる。これにより、店員は、配送先の情報を知ることができないようになっている。店員は、梱包済みの商品にこの配送伝票Sを張り付け、配送業者に引き渡すことで、配送手続が完了する。配送業者は、専用装置などを用いて、この発送用QRコードの情報を読み取ることで、配送先に関する情報を取得し、配送作業を行うことができる。
【0052】
再販登録には、例えば、「未登録」、「登録済み」などが表示される。「未登録」のものについては、商品の再販登録を行うための「再販登録」ボタンB5が関連付けて表示される。店員がこの「再販登録」ボタンB5を押下した場合、店舗端末装置50は、再販登録画面を店舗端末装置50の表示部に表示させる。
【0053】
図13は、再販登録画面の一例を示す図である。図13に示すように、再販登録画面では、再販登録に必要な各種情報の入力または指定を受け付ける。再販登録画面には、例えば、決済番号と対応付けされて、「商品グループ」、「商品詳細」、「写真」、「価格」、「在庫数」、「掲載場所」、「特商法」等の情報を入力または指定するためのフォーム、ラジオボタン、チェックボックス等の入力受付部や、「写真を撮る」ボタンB7-1、「写真をアップロード」ボタンB7-2、「再販登録」ボタンB8等が表示される。「商品グループ」の欄では、再販対象とする商品のカテゴリ等の情報の入力を受け付ける。「商品詳細」の欄では、再販対象とする商品の情報の入力を受け付ける。店舗端末装置50が例えばスマートフォンである場合、「写真を撮る」ボタンB7-1が押下されると、端末搭載のカメラが起動され、再販対象の商品の画像の撮影を行うことができる。「写真をアップロード」ボタンB7-2が押下されると、予め店舗端末装置50に保存された写真の中から、再販対象の商品の写真を選択してアップロードすることができる。「価格」の欄では、再販時の価格として、今回販売時と同じ価格を設定するか否かの選択指示を受け付ける。前回と同じ価格を設定しない「別で設定」が選択される場合には、あわせて、その価格の入力を受け付ける。「在庫数」の欄では、再販対象の商品の在庫数(販売可能数)の入力を受け付ける。「掲載場所」の欄では、再販方法(例えば、「取引履歴」、「サイトA」、「サイトB」)の指定を受け付ける。「取引履歴」が指定された場合、決済アプリ20が実行されることにより利用者端末装置10に表示される取引履歴画面からの再販が可能となる。「サイトA」および/または「サイトB」が指定された場合、指定されたECサイトでの再販が可能となる。取引履歴画面からの再販、および、ECサイトでの再販は、「電子商取引を介した再販処理」の一例である。「特商法」の欄では、再販において使用する特定商取引法の情報の指定を受け付ける。
【0054】
図13に示すような再販登録画面において、店員が、各種情報の入力または指定を行い、「再販登録」ボタンB8押下すると、店舗端末装置50は、再販登録情報を決済サーバ100に送信する(ステップS119)。
【0055】
次に、決済サーバ100の再販処理部128は、再販登録情報に含まれる各種情報を再販登録情報180に登録する(ステップS120)。次に、再販処理部128は、再販登録情報に含まれる「掲載場所」の情報に基づいて、再販の対象となる商品の掲載要求をECサーバ300に送信する(ステップS121)。ECサーバ300は、掲載要求に応じて、再販の対象となる商品のECサイトへの掲載処理を行う(ステップS122)。これにより、再販の対象となる商品が指定されたECサイトに掲載され、以後、ユーザによる同商品の購入が可能となる。以上により、本シーケンス図の処理が完了する。なお、ECサイトにおける商品の購入ページは、同商品の購入履歴があるユーザのみ閲覧可能とする構成であってもよい。或いは、ECサイトにおける再販商品の購入ページは、他の一般ユーザでも閲覧可能とする構成であってもよい。この場合、注文殺到を避けるために、販売対象のエリア等の販売条件を設定できる構成であってもよい。例えば、図13に示す再販登録画面において、ECサイトでの販売条件の指定を受付け、この販売条件に基づいてECサイトでの販売が制限されるような構成であってもよい。
【0056】
上記の例では、商品情報入力画面P1において配送要否の指示を受け付ける構成を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、商品情報入力画面P1において配送要否の指示を受け付けるのではなく、商品の決済完了を通知する画面(例えば、配送情報入力画面P2)において、配送要否の指示を受け付けてもよい。その他、店舗に、通常の店舗コード画像60(配送不要の店舗コード画像60)と、配送用の店舗コード画像60とを用意しておき、配送を希望する利用者は配送用の店舗コード画像60をスキャンすることで、別途の配送要否の指示の処理が省略されてもよい。
【0057】
上記の例では、商品の決済と、配送料の決済とを分けて行い、配送料はそのまま配送業者への決済として配送業者サーバ200と連携する構成を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、配送料についても一旦、店舗への決済としてもよい。また、商品の決済時に、利用者が配送料も含めた合計金額を入力して決済してもよい。この場合、上記の処理でのステップS102および103における店舗に紐づいている配送方法(店舗情報)の取得や、配送料の個別の決済は不要となる。また、想定される最大の配送金額を店員が利用者に伝えて、利用者が、その最大の配送金額に、商品の金額を加えて入力することとなる。また、この場合、決済サーバ100側で、店舗に紐づく配送パターンに記憶されている配送料金(例えば、最大配送料)は配送業者を対象とした決済として、合計金額から配送料金を除いた額を店舗を対象とした決済とする。
【0058】
[決済、配送、および再販登録処理2]
以下、利用者が、上記のパターン1の電子決済(店舗スキャン)を利用して商品を購入し、配送手続および再販登録を行う際の処理について説明する。この処理では、例えば、電子決済サービスを提供する決済企業(決済サーバ100)が利用者の住所を予め記憶しておき、決済企業の加盟店で利用者が商品の決済とともに配送を希望する場合、決済企業(決済サーバ100)が配送業者(配送業者サーバ200)と連携して匿名の発送用QRコードを発行し、その発送用QRコードを利用者が購入した加盟店に連携する。図14は、パターン1の電子決済を利用した商品の購入、配送手続、および再販登録を行う処理の流れを示すシーケンス図である。図9に示す決済、配送、および再販登録処理1と比較して、決済、配送、および再販登録処理2は、処理開始から決済サーバ100への決済情報および配送要否情報を送信するまでの処理(以下、ステップS201~S203)が異なる。以下においては、この決済、配送、および再販登録処理1との相違点を中心に説明し、共通する点については説明を省略する。
【0059】
まず、利用者端末装置10の情報処理部24は、利用者の操作に基づき、利用者端末装置10の表示部にコード画像を含むコード読取画面を表示させる(ステップS201)。このコード読取画面には、例えば、QRコードやバーコードが表示される。利用者は、このコード画面を店員に提示するとともに、配送要否を店員に口頭で伝える。
【0060】
店舗の店員は、店舗端末装置50の光学読取機能によってコード読取画面に表示されたコード画像を読み取る(ステップS202)。店舗端末装置50は、読み取ったコード画像をデコードして利用者を識別する情報(例えば、アカウントID、電話番号など)を取得する。次に、店舗端末装置50は、取得した利用者を識別する情報、店員の操作に基づいて設定された商品の代金の決済金額を含む商品代金決済情報、店員の操作に基づいて設定された配送要否情報を、決済サーバ100に送信する(ステップS203)。
【0061】
決済サーバ100の決済処理部122は、受信した商品代金決済情報に基づいて、商品の決済を行う(ステップS106)。以降、上記の決済、配送、および再販登録処理1におけるステップS107~S122の処理が行われる。以上により、本シーケンス図の処理が完了する。
【0062】
上記の例では、利用者から口頭で伝えられる配送要否の情報に基づいて店員が配送要否の設定を行う構成を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、利用者の操作に応じて利用者端末装置10側で配送希望要否が選択でき、それに応じたコード画像をコード画面P6に表示させて店舗端末装置50の光学読取機能によって読み取らせることで、口頭で配送要否を伝えることなく、自動的に配送要否情報が決済情報とともに決済サーバ100側へ送信される構成が採用されてもよい。
【0063】
上記の例では、商品の決済と、配送料の決済とを分けて行う構成を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、店員が、購入時に利用者から配送希望の旨を受け付けて、配送料も含めた金額の決済を行うようにしてもよい。この場合、ステップS109の処理では、利用者により、配送先の設定のみが行われることになる。また、商品の決済完了を通知する画面(例えば、配送情報入力画面P2)において、配送要否の指示を受け付けてもよい。また、この場合に、決済サーバ100側で、店舗に紐づく配送パターンに記憶されている配送料金(例えば、最大配送料)は配送業者を対象とした決済として、合計金額から配送料金を除いた額を店舗を対象とした決済とする。
【0064】
[再購入処理]
以下、利用者が、過去に実店舗で購入した商品の再購入を行う際の処理について説明する。この処理では、利用者が、決済アプリ20が実行されることにより利用者端末装置10に表示される取引履歴画面から、再購入を行う場合を例に挙げて説明する。図15は、再購入処理の流れを示すシーケンス図である。
【0065】
まず、利用者が、利用者端末装置10を操作して、決済アプリ20を立ち上げて取引履歴画面への遷移を指示すると、利用者端末装置10は、取引履歴要求を決済サーバ100に送信する(ステップS301)。決済サーバ100のコンテンツ提供部120は、記憶部170に記憶された利用者情報172および再販登録情報180を参照して、取引履歴情報および再販可否情報を利用者端末装置10に送信する(ステップS302)。再販可否情報は、決済済みの商品が再販可能であるか否かを示す。再販可否情報は、例えば、再販登録情報180に登録がある商品については再販可能となり、再販登録情報180に登録が無い商品については再販不可となる。
【0066】
次に、利用者端末装置10の情報処理部24は、決済サーバ100から受信した取引履歴情報および再販可否情報に基づいて、利用者端末装置10の表示部に取引履歴画面を表示させる(ステップS303)。図16Aおよび図16Bは、利用者端末装置10に表示される取引履歴画面P5の一例を示す図である。利用者は、取引履歴画面P5に表示された「取引履歴」タブT1および「再購入」タブT2を操作することで、図16Aに示す取引履歴を示す画面と、図16Bに示す再購入の指示を受け付けるための画面とを切り替えることが可能である。図16Aに示す画面では、過去の取引が決済ごとに表示されるとともに、再購入が可能な取引については「再購入出来ます」とのメッセージが合わせて表示される。図16Bに示す再購入用の画面では、過去の取引のうち再購入が可能な商品についての情報(決済番号、商品グループ名、商品情報、価格等)と、再購入の指示を受け付ける「再購入する」ボタンB9が表示される。
【0067】
図16Bに示す再購入用の画面において「再購入する」ボタンB9が押下されると、利用者端末装置10は、再購入要求を決済サーバ100に送信する(ステップS304)。この再購入要求には、再購入の対象の商品についての情報(決済番号、商品グループ名、商品情報、価格、個数等)が含まれる。
【0068】
次に、最新の商品の在庫および価格の情報を取得するために、決済サーバ100の再販処理部128は、在庫および価格確認要求を、店舗端末装置50に送信する(ステップS305)。店舗端末装置50は、在庫および価格確認要求に応じて、自装置等に現在登録されている再購入の対象の商品の在庫および最新の価格の情報を、決済サーバ100に送信する(ステップS306)。
【0069】
次に、決済サーバ100のコンテンツ提供部120は、再購入の対象の商品の在庫および価格情報を、利用者端末装置10に送信する(ステップS307)。利用者端末装置10の情報処理部24は、決済サーバ100から受信した在庫および価格情報に基づいて、在庫および価格確認画面P6を利用者端末装置10の表示部に表示させる(ステップS308)。図17は、在庫および価格確認画面P6の一例を示す図である。この在庫および価格確認画面P6には、在庫の有無を示す情報と、在庫が有りの場合には最新の価格および再購入の指示を受け付ける「再購入する」ボタンB10とが表示される。
【0070】
在庫および価格確認画面P6において「再購入する」ボタンB10が押下されると、利用者端末装置10の情報管理部22は、商品代金決済情報と、配送要否情報とを、決済サーバ100に送信する(ステップS309)。この再購入の段階では、利用者端末装置10の利用者は同商品を販売する実店舗とは異なる場所から再購入の手続を行っていることが想定されるため、配送要否情報は「配送要」となる。
【0071】
以降、図9に示すステップS106からS118と同様な商品の決済処理、配送料の決済処理、および発送処理が行われる。まず、決済サーバ100の決済処理部122は、利用者端末装置10から受信した商品代金決済情報に基づいて、商品の代金の決済を行う(ステップS106)。この商品の代金の決済は、決済先(支払い先)を店舗とする店舗への決済である。決済処理部122は、利用者情報172を参照しながら商品の代金の決済を行う。次に、決済サーバ100のコンテンツ提供部120は、商品の決済完了通知と、配送情報とを利用者端末装置10に送信する(ステップS107)。
【0072】
利用者端末装置10の情報処理部24は、決済サーバ100から受信した配送情報を用いて、例えば、図10に示す配送情報入力画面P2を利用者端末装置10の表示部に表示させる(ステップS108)。利用者が、配送情報入力画面P2のボタンB3を押下すると、情報管理部22は、配送先、アカウントID、店舗IDなどを含む配送指示情報と、指定された配送パターン(配送業者、配送方式、最大配送料)を含む配送業者への配送料の決済を指示する配送決済情報とを、決済サーバ100に送信する(ステップS109)。
【0073】
次に、決済サーバ100の決済処理部122は、利用者端末装置10から受信した配送決済情報に基づいて、配送料の仮決済を行う(ステップS110)。この配送料の仮決済は、決済先(支払い先)を配送業者とする配送業者への決済である。決済処理部122は、利用者情報172を参照しながら配送料の仮決済を行う。次に、決済サーバ100の配送処理部124は、配送指示情報とともに、発送用QRコードの生成要求を配送業者サーバ200に送信する(ステップS111)。配送業者サーバ200は、受信した発送用QRコードの生成要求に応じて、発送用QRコードを生成し、決済サーバ100に送信する(ステップS112)。決済サーバ100のコンテンツ提供部120は、配送料の決済完了通知を利用者端末装置10に送信する(ステップS113)。利用者端末装置10の情報処理部24は、図10に示す商品および配送決済完了画面P3を利用者端末装置10の表示部に表示させる(ステップS114)。
【0074】
その後、例えば、店舗の店員は、店舗端末装置50を操作して商品の発送作業を行う。店舗端末装置50は、店員の操作に基づいて、発送対象となる商品の発送リストの要求を決済サーバ100に送信する(ステップS115)。決済サーバ100は、店舗端末装置50から受信した発送リストの要求に応じて、発送リストを店舗端末装置50に送信する(ステップS116)。店舗端末装置50は、決済サーバ100から受信した発送リストに基づいて発送管理画面を生成し、店舗端末装置50の表示部に表示させる(ステップS117)。発送手配画面には、発送用QRコードの配送伝票への印刷を指示するための「伝票印刷」ボタンB6が表示され、店員がこのボタンB6を押下した場合、店舗端末装置50は、プリンタ等の印刷装置に、配送伝票Sを印刷させる(ステップS118)。店員は、梱包済みの商品にこの配送伝票Sを張り付け、配送業者に引き渡すことで、配送手続が完了する。配送業者は、専用装置などを用いて、この発送用QRコードの情報を読み取ることで、配送先に関する情報を取得し、配送作業を行うことができる。
【0075】
また、決済サーバ100の再販処理部128は、再販の対象となった商品がECサイトに掲載されている場合には、ECサイト側に登録されている同商品の在庫数を、再販された商品の数だけ減算する処理を行う(ステップS310)。再販処理部128は、例えば、在庫数更新指示をECサーバ300に送信する。これにより、ECサイト側で管理されている在庫数が最新化される。以上により、本フローチャートの処理が終了する。
【0076】
すなわち、コンテンツ提供部120は、決済済み商品の取引履歴情報と、決済済み商品の再販可否情報とを、利用者端末装置10に提供し、取得部115は、取引履歴情報および再販可否情報に基づいて利用者端末装置10に表示される画面において利用者端末装置10の利用者により入力された再販要求を取得し、再販処理部128は、再販要求に応じて、電子商取引を介した決済済みの商品の再販処理を行う。
【0077】
取得部115は、再販要求に応じて、決済済み商品の在庫および価格の更新情報を、店舗端末装置50から取得し、コンテンツ提供部120は、実店舗の店舗端末装置50から取得された更新情報を、利用者端末装置10に提供する。取得部115は、実店舗の店舗端末装置50または利用者端末装置10から、再販登録情報を取得する。再販登録情報は、少なくとも、決済済み商品の内容および価格の情報を含む。
【0078】
再販処理部128は、再販登録情報に基づいて、電子商取引サービスに決済済み商品を登録(掲載)させる処理を行う。再販登録情報は、少なくとも、決済済み商品の再販方法の情報を含み、再販処理部128は、再販方法に応じた電子商取引サービスに決済済み商品を登録させる処理を行う。再販処理部128は、決済済み商品の再販の決済完了後に、電子商取引サービス側で管理されている決済済み商品の在庫数を更新する処理を行う。
【0079】
上記の例では、決済アプリ20が実行されることにより表示される画面に対する処理で商品の再購入が可能となる構成を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、再販の対象となった商品がECサイトに掲載されている場合、図16Bに示す再購入用の画面において「再購入する」ボタンB9が押下されたときに、ECサイト側の商品購入の画面に遷移するようにしてもよい。以後、ECサイト側での再販処理、配送処理等が行われるようにしてよい。
【0080】
また、店舗端末装置50からの再販登録情報に応じて再販登録を行うことに代えて或いは加えて、利用者が、例えば、利用者端末装置10(決済アプリ20)上の操作で実店舗(決済企業の加盟店)での商品購入時に発行されたレシートを読み取って決済サーバ100に送信し、決済サーバ100側でレシートの情報を解析して商品および価格を判定し、再販登録情報180に登録する構成でもよい。また、実店舗が再販登録した商品が再購入できる仕組みとなっているが、利用者が、例えば、利用者端末装置10(決済アプリ20)上の操作で再購入要求を送信し、その要求を受け取った実店舗が在庫を確認して価格を提示して購入させる構成でもよい。こうすることで、価格を実店舗側から利用者に提示することできる。なお、この場合、再購入要求から決済までに時間を要するため、例えば、利用者が過去、ある商品を5000円で購入していた場合、7000円までの範囲の同商品であれば購入するとの決済処理(決済保留)を実施し(価格範囲の指定を予め受け付け)、実店舗側は、7000円の範囲内で販売可能な同商品があれば、その価格を決済サーバ100側に連携して発送処理を実施し、発送された段階で、確定した金額のみ決済し、残金は利用者に返金するような構成をとってもよい。
【0081】
また、配送業者が商品の配送を行う代わりに、例えば、マッチング手配サービスに登録した個人が商品の配送を請け負う構成であってもよい。この場合、決済サーバ100から、商品のピックアップ場所(受取場所)、配送先、予約時間などの情報を、マッチング手配サービスの専用アプリなどを介して、配送を請け負う個人に提供する。決済サーバ100は、マッチング手配サービス側から、配送員を識別するIDなどを受信し、加盟店側、利用者に連携する。利用者端末装置10の決済アプリ20上または店舗端末装置50上において、配送員の場所を確認できるようにしてもよい。
【0082】
以上説明した実施形態によれば、実店舗で購入された商品の再購入が可能となる。利用者側は過去に実店舗で購入した商品を簡単に特定し再購入することができるため、再購入に関する利便性を向上させることができる。また、実店舗側は、再販のための情報を登録するだけで商品の再販が可能となるため、簡易な手続で電子商取引を介した商品の販売が可能となる。
【0083】
また、上記の各処理および各実施形態の一部または全部は、組み合わされて実行されてもよい。更に、決済アプリ20において実行された処理の一部または全部は、決済サーバ100が実行してもよいし、他の装置が実行してもよい。決済サーバ100において実行された処理の一部または全部は、決済アプリ20が実行してもよいし、他の装置が実行してもよい。例えば、決済アプリ20または決済サーバ100の機能構成の一部または全部は複数の装置に分散されていてもよい。更に、決済サーバ100の記憶部170に記憶されている情報は、利用者端末装置10に記憶されてもいてもよい。
【0084】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0085】
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
50 店舗端末装置
60 店舗コード画像
100 決済サーバ
110 通信部
115 取得部
120 コンテンツ提供部
122 決済処理部
124 配送処理部
126 情報管理部
128 再販処理部
170 記憶部
172 利用者情報
174 決済コンテンツ情報
176 店舗情報
178 配送パターン情報
180 再販登録情報
200 配送業者サーバ
300 ECサーバ
【要約】
【課題】実店舗で購入された商品の再購入を可能とすることができる決済制御装置、電子決済システム、および決済制御方法を提供すること。
【解決手段】実店舗において端末装置を用いた電子決済を行わせる電子決済サービスにおいて、電子決済の対象となる商品の決済を行う決済制御装置であって、電子決済において決済済みの商品の再販登録情報を取得する取得部と、再販登録情報に基づいて、電子商取引を介した決済済みの商品の再販処理を行う再販処理部と、を備える、決済制御装置。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16A
図16B
図17