(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-06
(45)【発行日】2023-09-14
(54)【発明の名称】知能インタラクティブパネルの制御方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04883 20220101AFI20230907BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20230907BHJP
【FI】
G06F3/04883
G06F3/0484
(21)【出願番号】P 2022510894
(86)(22)【出願日】2019-11-21
(86)【国際出願番号】 CN2019119997
(87)【国際公開番号】W WO2021068367
(87)【国際公開日】2021-04-15
【審査請求日】2022-02-18
(31)【優先権主張番号】201910955074.3
(32)【優先日】2019-10-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】518404352
【氏名又は名称】広州視臻信息科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】夏 李▲うぇい▼
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-250688(JP,A)
【文献】特開2012-150638(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
知能インタラクティブパネルの制御方法であって、
ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、前記第1選択操作は、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、前記第1ウィンドウ化操作は、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられるステップと、
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示するステップと、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成し、前記書き筆跡と前記第1子ウィンドウとが重ね合わせると、重ね合わせた部分を前記第1子ウィンドウの後に生成するステップと、を含み、
前記第1子ウィンドウは、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ前記第1子ウィンドウは、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい
ことを特徴とする知能インタラクティブパネルの制御方法。
【請求項2】
ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付ける前記ステップは、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を前記第1目標要素として選択することと、
前記第1目標要素が選択された後に、第1機能コントロールリストが表示され、前記第1機能コントロールリストが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、前記第1機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、前記ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられることと、
前記ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、前記第1子ウィンドウを表示することと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付ける前記ステップは、
ホワイトボード・アプリ・インタフェース及び第2機能コントロールリストが表示され、前記第2機能コントロールリストが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、前記第2機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、前記ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられることと、
前記ウィンドウ化コントロールがトリガされる前記第1ウィンドウ化操作を受け付け、前記第1子ウィンドウが表示され、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を前記第1目標要素として選択することと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1選択操作は、ループ選択操作と長押し選択操作の少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示する前記ステップは、
前記第1目標要素に対する第1ドラッグ操作を受け付け、前記第1ドラッグ操作により前記第1目標要素を前記第1子ウィンドウにドラッグした後に、前記第1子ウィンドウには、前記第1目標要素をコピーして表示すること、或いは、
前記第1目標要素に対するコピー操作を受け付け、かつ前記第1子ウィンドウに対する貼り付け操作を受け付けた後に、前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示すること、を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示する前記ステップの後に、前記方法は、さらに、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第2選択操作を受け付け、前記第2選択操作が前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第2目標要素として選択することに用いられることと、
前記第2目標要素に対する第2ドラッグ操作を受け付け、前記第2ドラッグ操作により前記第2目標要素を前記第1子ウィンドウにドラッグした後に、前記第1子ウィンドウには前記第2目標要素をコピーして表示することと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示する前記ステップの後に、前記方法は、さらに、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第3選択操作を受け付け、前記第3選択操作が前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第3目標要素として選択することに用いられることと、
前記ウィンドウ化コントロールがトリガされる第2ウィンドウ化操作を受け付け、第2子ウィンドウを表示し、前記第2子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ前記第2子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいことと、
前記第2子ウィンドウには前記第3目標要素をコピーして表示することと、を含む
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項8】
前記第1子ウィンドウを表示する前記ステップは、前記第1目標要素の最小外接矩形を取得し、前記最小外接矩形のサイズ情報を取得し、前記最小外接矩形のサイズ情報と同じ第1子ウィンドウを取得すること、を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記第1目標要素の最小外接矩形が前記第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きい場合、前記目標要素を縮小して前記第1子ウィンドウに表示する
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記第1子ウィンドウにおける前記第1目標要素に対する所定操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには、前記第1目標要素を含む書き領域を回復して表示すること、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示する前記ステップの後に、前記方法は、さらに、
前記第1子ウィンドウに対する削除操作を受け付け、前記削除操作に応じて前記第1子ウィンドウにおける要素を削除するステップと、
前記第1子ウィンドウに対する書き操作を受け付け、前記書き操作に応じて前記第1子ウィンドウにおいて筆跡を生成するステップと、
前記第1子ウィンドウにおける要素に対する移動操作を受け付け、前記移動操作に応じて前記要素の前記第1子ウィンドウにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が第1子ウィンドウの表示範囲を超えるように移動された後に、前記第1子ウィンドウにおける書き領域の面積を拡張させるステップ、のうちいずれか又は複数のステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示する前記ステップの後に、前記方法は、さらに、
書きページの切替操作を受け付け、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースには、複数の書きページをオープンし、前記切替操作が前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替えることに用いられることと、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替え、かつ前記第1子ウィンドウが切り替えられた書きページの前に表示されるように保持されることと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示する前記ステップの後に、前記方法は、さらに、
書きページを追加する操作を受け付け、書きページを追加する前記操作は、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書きページを増加することに用いられることと、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書きページを追加し、かつ前記第1子ウィンドウが追加された書きページの前に表示されるように保持されることと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示する前記ステップの後に、前記方法は、さらに、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作を受け付け、前記要素の前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が知能インタラクティブパネルの表示領域を超えるように移動された後に、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書き領域の面積を拡張し、かつ前記第1子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示されるように保持されること、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第1目標要素は、筆跡であり、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付けた後に、前記方法は、さらに、
前記第1目標要素のデータシーケンスを記憶することと、
前記第1目標要素のデータシーケンスを抽出し、かつ前記データシーケンスに基づいて前記第1子ウィンドウにおいて前記第1目標要素を生成することを含む前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示することと、を含む
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項16】
知能インタラクティブパネルの制御装置であって、
ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付けるように配置される第1受付モジュールであって、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、前記第1選択操作が前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、前記第1ウィンドウ化操作が前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる第1受付モジュールと、
前記第1子ウィンドウには前記第1目標要素を表示するように配置される表示モジュールと、
前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成するように配置される第2受付モジュール
であって、前記書き筆跡と前記第1子ウィンドウとが重ね合わせると、重ね合わせた部分を前記第1子ウィンドウの後に生成する、第2受付モジュールと、を含み、
前記第1子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ前記第1子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい
ことを特徴とする知能インタラクティブパネルの制御装置。
【請求項17】
コンピューター記憶媒体であって、
前記コンピューター記憶媒体には、複数の指令が記憶され、前記指令がプロセッサによりロードされると、請求項1~15のいずれかの一項に記載の方法のステップを実行することに適用される
ことを特徴とするコンピューター記憶媒体。
【請求項18】
知能インタラクティブパネルであって、
プロセッサとメモリを含み、前記メモリにはコンピュータープログラムが記憶され、前記コンピュータープログラムが前記プロセッサによりロードされると、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法のステップを実行することに適用される
ことを特徴とする知能インタラクティブパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年10月09日に中国特許庁に提出された出願番号201910955074.3の中国特許出願の優先権を主張しており、該出願の全内容は引用によって本願に組み込まれている。
【0002】
本発明は、知能インタラクティブパネルの技術分野に属し、例えば、知能インタラクティブパネルの制御方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0003】
知能インタラクティブパネルは、会議、授業、商業展示などの群体がインタラクティブする場面に幅広く応用され、書き、投影、ビデオ会議などの複数種の機能を集積する。ホワイトボードアプリケーションは、知能インタラクティブパネルにおいてよく使用されるソフトウェアである。本願は、ホワイトボードアプリケーションの使用中に呈されるユーザインタフェースをホワイトボード・アプリ・インタフェースと称され、実際の応用において、ホワイトボードアプリケーションは、ユーザが指又は手書きペンを介してホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて行った操作を受け付け、かつユーザの操作に応じて複数の制御点を取得し、制御点に基づいてユーザの書き筆跡を生成することに用いられ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに他のマルチメディア要素を挿入することもできる。
【0004】
ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて、書き、要素挿入などの操作を行うための領域を書き領域と称し、ユーザがホワイトボードアプリケーションを使用して内容展示を行う時に、書き領域が多くの内容を有し、或いは操作位置が不便である時、ユーザは、書き領域における要素に対して移動操作を行うことができ、この操作は、要素に対するローミング操作である。書き領域の初期面積は、知能インタラクティブパネルの表示領域と同じくようにデフォルト的に設定され、ローミングする過程において、一部の要素は、知能インタラクティブパネルの表示領域を超える可能性があり、該一部の要素を含むように、書き領域の面積が相応的に拡大する可能性があるが、該一部の要素は、依然として知能インタラクティブパネルの現在の表示領域を超えて、現在の表示領域に表示されない。この場合では、該一部の要素を組み合わせて展示する必要があるとき、ユーザは、複数回にローミング操作を行うだけで該一部の要素を現在の表示領域に移動させることができ、ユーザがこの一部の要素についてノート、観点、概要などの内容を記録する時、再びローミング操作を行う必要がある。また、ホワイトボードアプリケーションには複数の書きページがある場合に、ユーザは、書きページが切り替えるように制御することができ、書きページを切り替えた後に、再び書きページを元に切り替えるだけで切り替える前の書きページにおける要素を展示することができ、同様に、ユーザが切り替える前の書きページにおける要素を組み合わせて展示する必要がある時、展示過程において頻繁的にページを切り替える必要もある。よって、ユーザがホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き領域又は書きページに対して、幾つかの操作を行う時に、画面における要素は、それと共に移動し、或いは消失し、ユーザの使用に対して不便をもたらす。
【0005】
関連技術において現在の書き領域に対して操作する時に、要素は、操作と共に移動し或いは消失し、ユーザの使用が不便になる問題をもたらすことについて、現在、有効的な解決手段を提出しない。
【発明の概要】
【0006】
第1態様によれば、本願の実施例は、知能インタラクティブパネルの制御方法を提出し、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられるステップと、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップと、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成するステップとを含み、第1子ウィンドウは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。
【0007】
好ましくは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付けるステップは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、第1目標要素を選択した後に、少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択し、第1機能コントロールリストを表示され、第1機能コントロールリストがホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、第1機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられ、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示することを含む。
【0008】
好ましくは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付けるステップは、ホワイトボード・アプリ・インタフェース及び第2機能コントロールリストを表示され、第2機能コントロールリストがホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、第2機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられ、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示され、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することを含む。
【0009】
好ましくは、第1選択操作は、ループ選択操作と長押し選択操作のうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
好ましくは、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップは、第1目標要素に対する第1ドラッグ操作を受け付け、第1ドラッグ操作により第1目標要素を第1子ウィンドウにドラッグした後に、第1子ウィンドウには第1目標要素をコピーして表示し、或いは、第1目標要素に対するコピー操作を受け付け、かつ第1子ウィンドウに対する貼り付け操作を受け付けた後に、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示することを含む。
【0011】
好ましくは、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第2選択操作を受け付け、第2選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第2目標要素として選択することに用いられ、第2目標要素に対する第2ドラッグ操作を受け付け、第2ドラッグ操作により第2目標要素を第1子ウィンドウにドラッグした後に、第1子ウィンドウには第2目標要素をコピーして表示する。
【0012】
好ましくは、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第3選択操作を受け付け、第3選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第3目標要素として選択することに用いられ、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第2ウィンドウ化操作を受け付け、第2子ウィンドウを表示し、第2子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第2子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さく、第2子ウィンドウには第3目標要素をコピーして表示する。
【0013】
好ましくは、第1子ウィンドウを表示することは、第1目標要素の最小外接矩形を取得し、最小外接矩形のサイズ情報を取得し、最小外接矩形のサイズ情報と同じ第1子ウィンドウを取得することを含む。
【0014】
好ましくは、第1目標要素の最小外接矩形が第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きい場合、目標要素を縮小して第1子ウィンドウに表示する。
【0015】
好ましくは、上記方法は、さらに、前記第1子ウィンドウにおける前記第1目標要素に対する所定操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには、前記第1目標要素を含む書き領域を回復して表示することを含む。
【0016】
好ましくは、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、方法は、さらに、以下のいずれかのステップ又は複数のステップを含み、第1子ウィンドウに対する削除操作を受け付け、削除操作に応じて第1子ウィンドウにおける要素を削除し、第1子ウィンドウに対する書き操作を受け付け、書き操作に応じて第1子ウィンドウにおいて筆跡を生成し、及び、前記第1子ウィンドウにおける要素に対する移動操作を受け付け、前記移動操作に応じて前記要素の前記第1子ウィンドウにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が第1子ウィンドウの表示範囲を超えるように移動された後に、前記第1子ウィンドウにおける書き領域の面積を拡張する。
【0017】
好ましくは、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、書きページの切替操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには、複数の書きページをオープンし、切替操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替えることに用いられ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替え、かつ第1子ウィンドウが切り替えられた書きページの前に表示されるように保持される。
【0018】
好ましくは、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、書きページを追加する操作を受け付け、書きページを追加する操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書きページを増加することに用いられ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書きページを追加し、かつ第1子ウィンドウが追加された書きページの前に表示するように保持される。
【0019】
好ましくは、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作を受け付け、前記要素の前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が知能インタラクティブパネルの表示領域を超えるように移動された後に、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書き領域の面積を拡張し、かつ前記第1子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示されるように保持される。
【0020】
好ましくは、第1目標要素は、筆跡であり、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付けた後に、方法は、さらに、以下のことを含み、第1目標要素のデータシーケンスを記憶し、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、それが第1目標要素のデータシーケンスを抽出し、かつデータシーケンスに基づいて第1子ウィンドウにおいて第1目標要素を生成することを含む。
【0021】
第2態様によれば、本願の実施例は、知能インタラクティブパネルの制御装置を提供し、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付けるように配置される第1受付モジュールであって、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる第1受付モジュールと、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するように配置される表示モジュールと、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成するように配置される第2受付モジュールと、を含み、第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。
【0022】
第3態様によれば、本願の実施例は、コンピューター記憶媒体を提供し、コンピューター記憶媒体には、複数の指令が記憶され、指令がプロセッサによりロードされ、かつ上記の方法のステップを実行することに適用される。
【0023】
第4態様によれば、本願の実施例は、知能インタラクティブパネルを提供し、プロセッサとメモリを含み、メモリにはコンピュータープログラムが記憶され、コンピュータープログラムがプロセッサによりロードされ、かつ上記の方法のステップを実行することに適用される。
【0024】
本願の上記実施例において、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられ、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成し、第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。上記方案は、ウィンドウ化操作に応じてホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいウィンドウを生成してユーザが選択した目標要素を表示することにより、新に生成したウィンドウにおける目標要素は、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作と共に移動せず、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書きページに対する切替と共に切り替えなく、それにより、ユーザが要素又は書きページに対して操作を行う時に、新に生成するウィンドウにおける目標要素は、いつもホワイトボード・アプリ・インタフェースに持続的に展示され、ユーザが繰り返して取り戻す必要がなく、関連技術において、現在の書き領域全体に対して操作する時に、要素が操作と共に移動し或いは消失し、ユーザの使用が不便になる技術的問題を解決した。
【図面の簡単な説明】
【0025】
以下、実施例又は関連技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に説明し、明らかに、以下に説明する図面は、本願の幾つかの実施例であり、当業者にとっては、創意工夫をしない前提で、これらの図面により他の図面が得られる。
【
図1】本願の実施例に係る知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートである。
【
図2】本願の実施例に係る第1子ウィンドウを生成しかつ第1子ウィンドウに目標要素を表示する模式図である。
【
図3】本願の実施例に係る別の知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートである。
【
図4a】本願の実施例に係る第1機能コントロールリストの模式図である。
【
図4b】本願の実施例に係る子ウィンドウを生成しかつ子ウィンドウに選択された内容を表示する模式図である。
【
図5】本願の実施例に係る別の知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートである。
【
図6】本願の実施例に係る目標要素を選択しない場合には第1子ウィンドウを表示する模式図である。
【
図7】本願の実施例に係る別の知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートである。
【
図8】本願の実施例に係る子ウィンドウを表示する場合には書きページを切り替える模式図である。
【
図9】本願の実施例に係る知能インタラクティブパネルの制御装置の模式図である。
【
図10】本願の実施例に係る知能インタラクティブパネルの構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照しながら本願の実施形態をさらに詳しく説明する。
【0027】
説明する実施例は、本願の一部の実施例であり、すべての実施例ではないと明確すべきである。
【0028】
以下の説明は、図面に係る時に、特に指示しない限り、異なる図面における同じ数字は、同じ又は相似する要素を示す。以下の例示的な実施例において説明する実施形態は、本願と一致するすべての実施形態を示さない。逆に、それらは、特許請求の範囲に詳しく説明されるような、本願の幾つかの態様が一致する装置及び方法の例である。
【0029】
本願の説明において、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、類似する対象を区別するためのもののみであり、特定の順序及び前後順序を説明するためのものではなく、その相対的な重要性を指示し或いは暗示すると理解すべきではない。当業者にとって、具体的な情況に応じて上記用語の本願における具体的な意味を理解することができる。また、本願の説明において、別に説明しない限り、「複数」とは、2つ又は2つ以上を示す。「及び/又は」とは、関連対象の関連関係を説明し、3種の関係がある可能性があることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在し、AとBとが同時に存在し、Bのみが存在するという3種の情況を示すことができる。「/」という符号は一般的に前後関連対象が「或いは」の関係にある。
【0030】
本願に係る方案は、知能インタラクティブパネルに応用されることができる。知能インタラクティブパネルは、ハードウェア部分が表示モジュール、知能処理システム(制御器を含む)などの部分から構成し、全体構成部材により組み合わせられ、それと同時に専用のソフトウェアシステムにより支持され、表示モジュールがディスプレイスクリーン及びバックライトコンポーネントを含み、ディスプレイスクリーンが透明な電導層や液晶層などを含む。
【0031】
ディスプレイスクリーンは、本明細書の実施例において、タッチパネル、タッチスクリーン、タッチパッドであり、誘導式液晶表示装置であり、スクリーンにおける図形ボタンにタッチする場合に、スクリーンにおけるタッチフィードバックシステムは、予めにプログラミングされるプログラムにより各種の接続装置を駆動することができ、機械式のボタンパネルを代替することができ、かつ液晶表示画面を介して活気のある音・映像効果を作成する。技術的原理からタッチパネルを区分すると、5つの基本的な種類に分かることができ、即ち、ベクトル圧力検知技術によるタッチパネル、抵抗技術によるタッチパネル、コンデンサ技術によるタッチパネル、赤外線技術によるタッチパネル、表面音波技術によるタッチパネルである。タッチパネルの作動原理及び情報を伝送する媒体に応じて、タッチパネルを抵抗式、コンデンサ検知式、赤外線式及び表面音波式という4種に分けることができる。
【0032】
ユーザが指又はペンを介してスクリーンにタッチする時、この点の座標を位置決めし、それにより知能処理システムを制御し、その後に、知能処理システムに内蔵されるソフトウェアにより異なる機能応用を実現する。
【0033】
本願に記載の「タッチパネル」、「スクリーン」とは、共に知能インタラクティブパネルのディスプレイスクリーンであり、知能インタラクティブパネルには、あるインタフェースを表示することは、知能インタラクティブパネルのディスプレイスクリーンには該インタフェースを表示するということである。
【0034】
本願の下記実施例1は、知能インタラクティブパネルの制御方法を提供する。
【0035】
実施例2は、他の知能インタラクティブパネルの制御方法を提供する。
【0036】
実施例3は、別の知能インタラクティブパネルの制御方法を提供する。
【0037】
実施例4は、更なる知能インタラクティブパネルの制御方法を提供する。
【0038】
実施例5は、知能インタラクティブパネルの制御装置を提供する。
【0039】
実施例6は、コンピューター記憶媒体を提供する。
【0040】
実施例7は、知能インタラクティブパネルを提供する。なお、頁数に限りがあるので、本願の明細書は、すべての好ましい実施形態を徹底的に例示することがしない。当業者は、本願の明細書を読んだ後に、その技術的特徴が相互に矛盾しない限り、その技術的特徴のいずれかの組合せがいずれも好ましい実施形態を構成できることを想到し得る。
【0041】
例えば、実施例1の一実施形態において、以下の1つの技術的特徴が記載されている。前記第1ウィンドウ化操作は、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースに少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられ、実施例1の別の実施形態において、別の技術的特徴が記載されている。前記ウィンドウ化コントロールがトリガされる第2ウィンドウ化操作を受け付け、第2子ウィンドウを表示する。以上の2つの技術的特徴が相互に矛盾しないので、当業者は、本願の明細書を読んだ後に、この2つの特徴を同時に有する実施形態も好ましい実施形態であることを想到し得、即ち、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには第1ウィンドウ化操作に応じて第1子ウィンドウを表示し、また、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには第2ウィンドウ化操作に応じて第2子ウィンドウを表示する。
【0042】
異なる実施例に記載され、相互に矛盾しない技術的特徴も任意に組み合わせて好ましい実施形態を構成することができる。
【0043】
例えば、実施例4には、第1子ウィンドウに対する削除操作を受け付け、削除操作に応じて第1子ウィンドウにおける要素を削除するという記載がある。本願の明細書の頁数を制御するために、実施例1、実施例2及び実施例3において、この特徴が記載されない。しかしながら、当業者は、本願の明細書を読んだ後に、実施例1、実施例2及び実施例3に係る知能インタラクティブパネルの制御方法も該特徴を含むことができ、即ち、第1子ウィンドウに対する削除操作を受け付け、削除操作に応じて第1子ウィンドウにおける要素を削除することができることを想到し得る。
【0044】
以下、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7を詳しく説明する。
【0045】
実施例1
本願の実施例によれば、知能インタラクティブパネルの制御方法の実施例を提供し、なお、図面のフローチャートに示されるステップは、例えば、指令を実行できる1組のコンピューターのコンピューターシステムに実行されることができ、そして、フローチャートには、ロジック順序が示されるが、幾つかの場合には、それと異なる順序で、その示され、或いは説明されるステップを実行することができる。
【0046】
図1は、本願の実施例に係る知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートであり、
図1に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
【0047】
ステップS102では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる。
【0048】
以上のように、ホワイトボードアプリケーションとは、ユーザが書き、展示などの操作を行うためのアプリケーションであり、ホワイトボード・アプリ・インタフェースとは、ホワイトボードアプリケーションを使用する過程において呈されるユーザインタフェースである。ホワイトボード・アプリ・インタフェースは、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き跡に基づいて書き筆跡を生成することに用いられ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに図形、写真、テーブルなどの他のマルチメディア要素を挿入することにも用いられる。ホワイトボード・アプリ・インタフェースには、ユーザは、実体ブラックボードと類似する書き、絵画、削除などの操作を実現することができ、かつより良好な移動、保存、スケーリング、写真挿入、色調整、筆画太さ設置などのデジタル化機能を有することができる。ホワイトボードアプリケーションにおいて、書きに基づく操作は、関連技術の実現であり、本方案では詳しく説明しない。実際の応用において、ホワイトボードアプリケーションは、ホワイトボード書きアプリケーション、書きアプリケーション、電子ホワイトボードアプリケーション、協同ホワイトボードアプリケーションなどの名称として命名することができ、その名称が如何にして変更しても、上記機能を実現するためのアプリケーションは、いずれも本願のホワイトボードアプリケーションと同じである。
【0049】
上記ホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示される複数の要素は、ユーザが書いた筆跡を含んでもよく、挿入される他の要素、例えば、写真や、テーブル、各種形状の図形などを含んでもよい。
【0050】
第1選択操作は、ユーザがホワイトボードにおいて「選択」コントロールをトリガした後に、ホワイトボードの書きページにクリック、スライドなどの動作を行って生成する操作であってもよく、ホワイトボードにループ選択又は長押しを直接的に行ってトリガされる操作であってもよい。選択操作により選択される目標要素は、書き筆跡を含んでもよく、ホワイトボードに挿入される写真や、テーブル、図形などの他の要素を含んでもよい。
【0051】
第1ウィンドウ化操作は、複数種のトリガ方式を設定でき、例えば、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける指定コントロールをトリガして第1ウィンドウ化操作を行うことができ、プリセットされた複数本の指による操作を介してウィンドウ化操作を行うことができ、明らかに、他のトリガ方式もあり、ここで例示しない。
【0052】
1つの好ましい実施例において、ユーザは、持続的に展示されるようとする要素を第1目標要素として選択することができる。例えば、教育場面を例とし、教師がホワイトボードアプリケーションを使用して授業する時に、公式を解説し、教師は、解説される公式を目標要素として選択することができる。さらに、会議場面を例とし、話す人は、ホワイトボードアプリケーションを使用して製品をリコメンデーションする時に、製品の写真を目標要素として選択することができる。
【0053】
ステップS104では、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。
【0054】
上記第1子ウィンドウは、現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて、常に前面に表示されることができ、即ち、表示優先級がホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも高く、かつホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける他の要素よりも高く、常態展示を保持する。かつ、上記第1子ウィンドウのサイズは、現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さく、好ましくは、第1子ウィンドウの長さ・幅サイズの比例は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの長さ・幅サイズの比例と同じであってもよく、該第1子ウィンドウには、指定機能を備えるホワイトボードアプリケーションを充填し、第1子ウィンドウに充填されるホワイトボードアプリケーションは、設備自身にインストールされるホワイトボードアプリケーションと比べて、幾つかの複雑な機能を簡易化でき、基本機能、例えば、書き、削除、ローミングなどの基本機能のみを保留する。
【0055】
図2は、本願の実施例に係る第1子ウィンドウを生成しかつ第1子ウィンドウには目標要素を表示する模式図であり、
図2に示すように、
図2の例では、第1子ウィンドウは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの空白領域に表示され、幾つかの実施例において、第1子ウィンドウは、ホワイトボードの現在の表示インタフェースの中間などの位置に表示でき、実際の必要に応じて第1子ウィンドウのデフォルトな表示位置を特定することができる。第1子ウィンドウがデフォルトな表示位置に表示された後に、第1子ウィンドウの表示位置を移動することができ、例えば、ユーザが展示しようとするほかの要素が第1子ウィンドウにより遮蔽されると、ユーザは、第1子ウィンドウの位置を移動することにより、展示しようとする要素を展示することができる。
【0056】
なお、生成される第1子ウィンドウは、ユーザの操作に応じてホワイトボードの現在のインタフェースに移動することができるが、ホワイトボード領域に第1子ウィンドウを移動する時に、第1子ウィンドウの内容がホワイトボードの境界を超えてウィンドウとのインタラクティブを影響することを回避するために、ウィンドウの移動可能な範囲を制限することができ、境界を超えると最も近い境界に戻すことができる。幾つかの実施例において、1本の指によるタッチ、選択後に複数本の指によるローミングなどの操作により第1子ウィンドウに対してドラッグ・アンド・ドロップ操作を行い、すべての入力情報が完了すると、ドラッグ・アンド・ドロップが終了する。それぞれ、ドラッグ・アンド・ドロップが終了する時間を算出し、第1子ウィンドウの左境界及び上境界のホワイトボードの左上境界に対する負のずれ量(即ち、ずれ量が負値である情況のみを算出し、正値が0により代替される)が、ベクトル[left,top]とされ、第1子ウィンドウの右境界及び下境界のホワイトボードの右下境界に対する正のずれ量(即ち、ずれ量が正値である場合のみを算出し、負値が0により代替される)、ベクトル[right,bottom]とされる。算出された値は、第1子ウィンドウが境界を超える値であり、算出される2組のベクトルをそれぞれ反転加算して第1子ウィンドウの実際ずれ量であり、第1子ウィンドウを実際のずれ量に応じてずれさせ、かつずれ過程にタイムラインを付加して戻す効果を発生する。
【0057】
ステップS106では、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け入れ、書き筆跡を生成する。
【0058】
上記書き操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに発生し、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて書き筆跡を生成することに用いられる。本実施例では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに発生される書き操作は、関連技術において、ホワイトボードアプリケーションにおける通常の書き操作全体と類似し、一部が第1子ウィンドウに対して適応的に調整することができる。例えば、ある回の書き操作が対応する書き跡の始点が第1子ウィンドウ内に位置しない場合、該書き操作が有効であると確認し、かつ書き跡を対応して生成し、書き跡が第1子ウィンドウと重ね合わせると、重ね合わせた部分を第1子ウィンドウの後に生成し、第1子ウィンドウが常に前面に表示されることに適応し、第1子ウィンドウが離れた後、或いは書き跡を移動した後のみに、本来、重ね合わせた書き跡が表示される。また、例えば、ある回の書き操作に対応する書き跡の始点が第1子ウィンドウ内にあると、該書き操作が無効であると確認し、書き跡を生成しなく、或いは該書き跡が第1子ウィンドウにおける書き行為に対応すると確認し、第1子ウィンドウにおいて対応する書き跡を生成し、異なる応用場面に応じて設定することができる。
【0059】
上記方案によれば、本願に係る子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に示されるが、ホワイトボード・アプリ・インタフェースは、依然としてその上の書き操作に応じて書き筆跡を生成することができ、かつホワイトボード・アプリ・インタフェースが書き操作に応じて書き筆跡を生成する時、子ウィンドウが依然としてホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に示され、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにより遮蔽されることがしない。従って、ユーザは、第1子ウィンドウに第1目標要素を固定して表示し、かつホワイトボード・アプリ・インタフェースの他の領域において書きなどの操作を行うことができ、第1目標要素に対する解読などを実現できる。例えば、ある会議、授業活動の過程に、一部の筆跡や写真などの要素を固定して展示して展示焦点とされ、それと同時に展示過程において固定して展示される展示焦点についてホワイトボード・アプリ・インタフェースにノート、観点、概要などを記録し、かつ最終に完全な活動記録を生成する。本方案により行う活動によれば、展示焦点の呈し及び活動記録の生成は、同一インタフェースにおいて実現され、より良好的に展示、解説等を行うことができる。
【0060】
本実施例において、教育場面を例とし、教師がホワイトボードを使用して授業する時に、公式を解説し、教師は、解説される公式を第1目標要素として選択することができ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには第1子ウィンドウを生成して教師が選択する公式を表示し、そうすると、教師が現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの要素に対して移動操作を行い、或いは現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替えても、第1子ウィンドウにおける公式の表示を影響しない。従って、持続的に第1子ウィンドウに表示される公式を組み合わせて展示・授業をすることができる。例えば、複数のステップに分けて解説し、段階的にホワイトボード・アプリ・インタフェースに書き操作を行い、この選択される公式の導出過程を書く。さらに、会議場面を例とし、話す人は、ホワイトボードを使用して製品を紹介する時に、製品の写真を第1目標要素として選択することができ、第1目標要素を第1子ウィンドウに表示し、そうすると、話す人が現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの要素に対して移動操作を行い、或いは現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替えても、第1子ウィンドウにおける写真の表示を影響しなく、常態展示を行うことができる。それにより、製品の紹介過程において、目標要素について、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて、選択される製品の写真を組み合わせて書き展示を行うことができ、書き製品の特徴、問題又は改良する必要がある箇所などの内容を含む。総体的には、本実施例は、ホワイトボードアプリケーションの機能を組み合わせて、選択される製品の写真を組み合わせて多角度に展示し、書き製品の特徴を含み、他の製品との対比テーブルを挿入し、他の製品写真を挿入して対比などを行う。
【0061】
以上から分かるように、本願の上記実施例において、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる。第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成する。第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。上記方案は、ウィンドウ化操作に応じてホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいウィンドウを生成してユーザが選択される目標要素を表示し、それにより、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作と共に移動せず、かつユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書きページに対する切替と共に切り替えなく、従って、ユーザが要素又は書きページに対して操作する時、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、いつもホワイトボード・アプリ・インタフェースに展示され、それにより、ユーザは、ホワイトボードアプリケーションにおける書き、要素挿入などの機能を組み合わせて目標要素を持続的に展示させ、ユーザが繰り返して取り戻す必要がなく、関連技術において現在の書き領域に対して操作を行う時に、要素が操作と共に移動し或いは消失し、ユーザの使用が不便になる技術的問題を解決する。ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を使用してウィンドウに表示される要素を持続的に展示し、内容展示のフォーカシング効果及び一貫性を実現する。
【0062】
実施例2
本願の実施例によれば、知能インタラクティブパネルの制御方法の実施例を提供し、
図3は、本願の実施例に係る別の知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートであり、本実施例は、上記実施例を基礎にして変形されるものである。
図3に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
【0063】
ステップS301では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択する。上記ホワイトボード・アプリ・インタフェースには、複数の要素が表示され、複数の要素はユーザが書いた筆跡を含んでもよく、挿入される他の要素、例えば、写真や、テーブル、各種形状の図形などを含んでもよい。
【0064】
ステップS303では、第1目標要素を選択した後に、第1機能コントロールリストを表示し、第1機能コントロールリストがホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、第1機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられる。
【0065】
上記第1機能コントロールリストは、第1選択操作が完了した後に生成され、第1機能コントロールリストが表示される位置は、実際の必要に応じて設置でき、例えば、選択される第1目標要素の下方に表示されることができ、ホワイトボード・アプリ・インタフェース全体の固定位置に表示されることもできる。
【0066】
図4aは、本願の実施例に係る第1機能コントロールリストの模式図であり、
図4aに示すように、ユーザがホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素を選択した時、選択された第1目標要素付近に第1機能コントロールリストが表示され、第1機能コントロールリストには、第1目標要素に対して行うことが可能である操作、例えば、コピー、切り取り、ウィンドウ化などを含む。ユーザがウィンドウ化コントロールをクリックすると、ウィンドウ化操作を行う。
【0067】
ステップS305では、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示する。ウィンドウ化コントロールがトリガされる操作は、クリック操作等であってもよく、ユーザによりウィンドウ化コントロールがトリガされると、ホワイトボード・アプリ・インタフェースがユーザによる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示する。
【0068】
好ましい実施例として、第1子ウィンドウを表示することは、第1目標要素の最小外接矩形を取得し、最小外接矩形のサイズ情報を取得し、最小外接矩形のサイズ情報と同じ第1子ウィンドウを取得することを含む。
【0069】
第1目標要素の最小外接矩形は、第1目標要素を含むことが可能である最小矩形を表示し、
図2に示すように、要素を取り囲んだ点線がプリセットされた要素の最小外接矩形である。
【0070】
上記ステップでは、最小外接矩形のサイズ情報と同じ第1子ウィンドウを生成し、即ち、第1子ウィンドウのサイズが第1目標要素の最小外接矩形と同じである。
【0071】
1つの好ましい実施例において、
図2を例とし、ユーザが「ウィンドウ化」コントロールを選択し、ウィンドウ化操作を行った後に、そのサイズが第1目標要素の最小外接矩形のサイズと同じウィンドウを生成し、生成した第1子ウィンドウをホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示され、かつ1つのホワイトボードを使用して該生成される第1ウィンドウを充填する。
【0072】
好ましい実施例として、第1目標要素の最小外接矩形が第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きい場合、目標要素を縮小して第1子ウィンドウに表示する。
【0073】
なお、上記第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示され、完全にホワイトボードをカバーすることができない。従って、上記第1子ウィンドウに最大のサイズを設置することができ、第1目標要素の最小外接矩形が第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きい場合、第1目標要素を縮小して第1子ウィンドウに表示する。
【0074】
第1目標要素の最小外接矩形が第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きいか否かを判断する時、それぞれ最小外接矩形の高さと第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズの高さを比較し、かつ最小外接矩形の幅と第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズの幅とを比較し、最小外接矩形の高さが第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズの高さよりも大きく、或いは最小外接矩形の幅が第1子ウィンドウの最大サイズの幅よりも大きい場合、第1目標要素の最小外接矩形が第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きいと確認する。
【0075】
第1目標要素の最小外接矩形が第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きいと判定する場合には、プリセットされた要素の幅及び高さを等しい比例で縮小させた後に、さらに、第1子ウィンドウに表示される。幅及び高さは、等しい比例を採用するのは、プリセットされた要素の幅及び高さを同じ倍数に縮小させるためである。
【0076】
ステップS104では、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。
【0077】
好ましい実施例として、第1目標要素は、筆跡であり、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付けた後に、上記方法は、さらに、以下のことを含み、第1目標要素のデータシーケンスを記憶し、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、それが第1目標要素のデータシーケンスを抽出し、かつデータシーケンスに基づいて第1子ウィンドウにおいて第1目標要素を生成することを含む。
【0078】
第1目標要素が筆跡である場合には、データシーケンスは、構成要素の位置、大きさ、類型、属性(筆跡の太さ、色など)、トレースポイントデータなどを含む。上記方案において、第1選択操作を受け付けた後に、第1目標要素のデータシーケンスを抽出し、かつ第1子ウィンドウを生成した後に、第1子ウィンドウにおけるホワイトボードにおいて、さらにデータシーケンスに基づいて第1目標要素をプロットする。該方案は、要素が筆跡である情況に適用される。
【0079】
ステップS106では、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成する。
【0080】
上記書き操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに発生し、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書き筆跡を生成することに用いられる。
【0081】
上記ステップS104、S106が実施例1におけるステップS104、S106と同じであり、ここで重複して説明しない。
【0082】
上記方案によれば、本願における子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースに示されるが、ホワイトボード・アプリ・インタフェースは、依然として、その上の書き操作に応じて書き筆跡を生成することができ、かつホワイトボード・アプリ・インタフェースが書き操作に応じて書き筆跡を生成する時に、子ウィンドウが依然としてホワイトボード・アプリ・インタフェースに示され、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに遮蔽されることがしない。従って、ユーザは、第1子ウィンドウに第1目標要素を固定して展示することができ、かつホワイトボード・アプリ・インタフェースの他の領域に書きなどの操作を行い、第1目標要素に対する解読などを実現する。例えば、ある会議、授業活動の過程に、一部の筆跡や写真などの要素を固定して展示して展示焦点とされ、それと同時に展示過程において固定して展示される展示焦点についてホワイトボード・アプリ・インタフェースにノート、観点、概要などを記録し、かつ最終に完全な活動記録を生成することができる。本方案により行う活動によれば、展示焦点の呈し及び活動記録の生成は、同一インタフェースにおいて実現され、より良好的に展示、解説等を行うことができる。
【0083】
本実施例において、教育場面を例とし、教師がホワイトボードを使用して授業する時に、公式を解説し、教師は、解説される公式を第1目標要素として選択することができ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには第1子ウィンドウを生成して教師が選択する公式を表示し、そうすると、教師が現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの要素に対して移動操作を行い、或いは現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替えても、第1子ウィンドウにおける公式の表示を影響しない。従って、持続的に第1子ウィンドウに表示される公式を組み合わせて展示・授業を行うことができる。例えば、複数のステップに分けて解説し、段階的にホワイトボード・アプリ・インタフェースに書き操作を行い、この選択される公式の導出過程を書く。さらに、会議場面を例とし、話す人は、ホワイトボードを使用して製品を紹介する時に、製品の写真を第1目標要素として選択することができ、第1目標要素を第1子ウィンドウに表示し、そうすると、話す人が現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの要素に対して移動操作を行い、或いは現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書きページを切り替えても、第1子ウィンドウにおける写真の表示を影響しなく、常態展示を行うことができる。それにより、製品の紹介過程において、目標要素について、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて、選択される製品写真を組み合わせて書き展示を行うことができ、書き製品の特徴、問題又は改良する必要がある箇所などの内容を含む。総体的には、本実施例は、ホワイトボードアプリケーションの機能を組み合わせて、選択される製品写真を組み合わせて多角度に展示し、書き製品の特徴を含み、他の製品との対比テーブルを挿入し、他の製品写真を挿入して対比などを行う。
【0084】
以上から分かるように、上記方案は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択し、その後に第1目標要素を選択した後に、第1機能コントロールリストを表示し、第1機能コントロールリストがホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、第1機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられ、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示し、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、及び前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成する。第1子ウィンドウは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示され、かつ第1子ウィンドウはホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。ウィンドウ化操作に応じてホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいウィンドウを生成してユーザが選択する目標要素を表示し、それにより、新に生成されるウィンドウにおける目標要素はユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作と共に移動せず、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書きページに対する切替と共に切り替えなく、従って、ユーザが要素又は書きページに対して操作する時、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、いつもホワイトボード・アプリ・インタフェースに展示され、それにより、ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を組み合わせて目標要素を持続的に展示させ、ユーザが繰り返して取り出す必要がなく、関連技術において現在の書き領域に対して操作を行う時に、要素が操作と共に移動し或いは消失し、ユーザの使用が不便になる技術的問題を解決する。ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を使用してウィンドウに表示される要素を持続的に展示し、内容展示のフォーカシング効果及び一貫性を実現する。
【0085】
そして、本願の上記実施例は、選択される目標要素に基づいて子ウィンドウを生成し、ユーザが目標要素を選択した後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに子ウィンドウを表示し、かつユーザが選択する目標要素をホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける子ウィンドウに快速に表示でき、子ウィンドウを使用しない時にホワイトボード・アプリ・インタフェースの表示領域を完全に占用しなく、かつ子ウィンドウを使用する必要がある時に簡単かつ便利な操作だけで子ウィンドウをホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示させることができ、操作が非常に便利である。
【0086】
好ましい実施例として、上記第1選択操作は、ループ選択操作及び/又は長押し選択操作である。1つの好ましい実施例において、第1選択操作は、ループ選択操作であり、ループ選択操作は、1本の指でホワイトボードにスライドし、閉じ又は閉じない曲線軌跡を形成し、該軌跡に含まれ、或いは該軌跡に接触する要素が選択されることを表示することに用いられる。ホワイトボード・アプリ・インタフェースは、ループ選択操作を受け付けた後に、ループ選択操作に応じて選択される第1目標要素を特定する。
【0087】
別の好ましい実施例において、第1選択操作は、長押し選択操作であり、長押し選択操作は、1つの要素に停留する時間がプリセットされた時間を超える操作である。ホワイトボード・アプリ・インタフェースが長押し選択操作を受け付けた後に、長押し選択操作に応じて選択される第1目標要素を特定する。
【0088】
別の好ましい実施例において、第1選択操作は、ループ選択操作と長押し選択操作とが共に構成される組み合わせ操作であってもよい。要素をループ選択した後に、さらにループ選択される要素に対して長押し選択操作を行うと、選択される第1目標要素を特定することができる。
【0089】
好ましい実施例として、子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、上記方法は、さらに、
ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第2選択操作を受け付け、第2選択操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第2目標要素として選択することに用いられ、
第2目標要素に対する第2ドラッグ操作を受け付け、
第2ドラッグ操作により第2目標要素を第1子ウィンドウにドラッグした後に、第1子ウィンドウには第2目標要素をコピーして表示する。
【0090】
上記第2選択操作は、第1選択操作の類型と同じであってもよく、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて第1目標要素と異なる少なくとも1つの第2目標要素を選択することに用いられ、その相違点は、第2選択操作が第1子ウィンドウを生成した後に行って、ユーザが固定して展示しようとする要素を選択した後に、第2子ウィンドウにコピーして表示するということである。従って、ユーザは、1つの目標要素を選択してかつ1つの子ウィンドウを生成して展示し、展示過程において、さらに、他の要素を選択して第1子ウィンドウにコピーして展示することもできる。例えば、会議場面では、ユーザは、製品を紹介する時に、まず、製品写真を第1子ウィンドウにコピーして展示し、展示過程において、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書いた製品の主な機能も第1子ウィンドウにコピーされて展示される。
【0091】
好ましい実施例として、子ウィンドウに第1目標要素を表示するステップの後に、上記方法は、さらに、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第3選択操作を受け付け、第3選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第3目標要素として選択することに用いられ、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第2ウィンドウ化操作を受け付け、第2子ウィンドウを表示し、第2子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示され、かつ第2子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さく、第2子ウィンドウには第3目標要素をコピーして表示することを含む。
【0092】
上記第3選択操作は、第1選択操作の類型と同じであってもよく、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて第1目標要素と異なる少なくとも1つの第3目標要素を選択することに用いられ、その相違点は、第3選択操作が第1子ウィンドウを生成した後に行うということである。上記第2ウィンドウ化操作は、第1ウィンドウ化操作の類型とも同じであり、その相違点は、第2ウィンドウ化操作も第1子ウィンドウを生成した後に行うとうことである。
【0093】
上記第2子ウィンドウは、第1子ウィンドウの性質と同じであり、共に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに示され、かつホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さく、かつ引っ張り或いは移動されることができる。第2子ウィンドウは、第1子ウィンドウと重ね合わせなくてもよく、それにより、2つの子ウィンドウは、共に、可視的にホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示され、ユーザが2つの子ウィンドウに対して位置移動操作を行う必要がない。
【0094】
上記方案において、ホワイトボードアプリケーション表示インタフェースは、1つの目標要素を選択し、かつ1つの子ウィンドウを生成して表示できるのだけでなく、複数のプリセットされた要素を選択し、かつ複数の子ウィンドウを生成してそれぞれ表示し、異なる要素に対する固定展示を実現する。例えば、会議場面に応用される場合には、あるテーブルを固定して展示した後に、ユーザが会議過程においてこのテーブルを分析する時に書いた重要な内容も固定して展示することもでき、それにより、すべての会議過程においてこの2つの部分の内容を固定して展示することができる。そして、2つの部分の内容は、異なる子ウィンドウにそれぞれ表示され、そのうちのある部分に対して移動、スケーリングなどの操作を行いやすい。
【0095】
なお、ホワイトボードに複数の子ウィンドウを生成するとき、後に生成された子ウィンドウの階層が先に生成された子ウィンドウの階層よりも高く、即ち、後に生成された子ウィンドウがすべてのウィンドウの前にある。いずれかの子ウィンドウをクリックした後に、この子ウィンドウ階層がデフォルトに最前面となる。
【0096】
図4bは、本願の実施例において子ウィンドウを生成しかつ子ウィンドウに選択内容を表示する模式図であり、
図4bに示すように、該方案は、以下のステップを含む。
【0097】
ステップ401では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに対するループ選択操作を使用して必要である要素を選択する。
【0098】
ステップ402では、「ウィンドウ化」コントロールをクリックし、現在のホワイトボード・アプリ・インタフェースの展示領域に新しいウィンドウをオープンする。
【0099】
ステップ403では、ステップ402において生成される新しいウィンドウにおける内容領域に簡易なホワイトボードを充填し、簡易なホワイトボードは、書き、削除及びローミングという3種の機能だけを支持するホワイトボードページであり、ステップ401に選択される要素を呈することに用いられる。
【0100】
ステップ404では、ステップ401では選択された要素をコピーし、かつステップ402において生成される新しいウィンドウの簡易なホワイトボードに呈する。
【0101】
完全なコピー・貼り付け過程は、要素自身の記憶情報(例えば位置、大きさ、類型、トレースポイントデータなど)を取得し、ウィンドウには、再び取得した記録情報に基づいてプロットする。
【0102】
実施例3
本願の実施例によれば、知能インタラクティブパネルの制御方法の実施例を提供し、
図5は、本願の実施例に係る別の知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートであり、本実施例は、上記実施例1を基礎にして変形するものである。
図5に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップS501では、ホワイトボード・アプリ・インタフェース及び第2機能コントロールリストを表示し、第2機能コントロールリストがホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、第2機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられる。
【0103】
上記第2機能コントロールリストは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースが起動されると、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示されることができ、第2機能リストは、ホワイトボードにおいてよく使用される機能コントロール、例えば、書き、削除、挿入などを含むことができ、本実施例に記載の第2機能コントロールリストは、少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールの以外に、第2機能コントロールリストは、他のコントロールを含むことができる。
【0104】
ステップS503では、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示する。
【0105】
ウィンドウ化コントロールがトリガされる後に、第1子ウィンドウを表示し、ここでの第1子ウィンドウが実施例1における第1子ウィンドウと類似し、その相違点は、生成タイミングが異なるということであり、ここで重複して説明しない。
【0106】
図6は、本願の実施例に係る目標要素を選択しない情況で第1子ウィンドウを表示する模式図であり、
図6に示すように、この方案には、まず第1ウィンドウ化操作に応じて第1子ウィンドウを表示し、目標要素を選択しないので、この時に第1子ウィンドウが空である。
【0107】
ステップS505では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択する。
【0108】
第1選択操作は、ユーザがホワイトボードにおいて「選択」コントロールをトリガした後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにクリック、スライドなどの動作を行って生成する操作であってもよく、ホワイトボードにループ選択を直接的に行う操作であってもよい。選択操作により選択される目標要素は、書き筆跡を含んでもよく、ホワイトボードに挿入される他の要素を含んでもよい。同様に、ループ選択操作及び/又は長押し選択操作であってもよい。
【0109】
図6に示す例では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには第1子ウィンドウを表示した後に、ユーザは、第1選択操作により第1目標要素を選択したので、
図2に示す効果が得られる。
【0110】
ステップS104では、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。
【0111】
ステップS106では、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成する。
【0112】
上記書き操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに発生し、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて書き筆跡を生成することに用いられる。上記ステップS104、S106が実施例1におけるステップS104、S106と同じであり、ここで重複して説明することがしない。以上から分かるように、本実施例に係る上記方案は、同様に子ウィンドウに目標要素を表示する効果を実現でき、実施例2との相違点は、実施例2の方案では、まず目標要素を選択し、さらに子ウィンドウを生成するが、本実施例では、まず、空白の子ウィンドウを生成し、必要である時に目標要素を選択するということである。本実施に係る方案は、まず子ウィンドウを生成することにより、子ウィンドウを使用して目標要素を表示する必要がある時に、目標要素のみを選択すればよく、操作が非常に便利である。
【0113】
好ましい実施例として、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップは、第1目標要素に対する第1ドラッグ操作を受け付け、第1ドラッグ操作により第1目標要素を第1子ウィンドウにドラッグした後に、第1子ウィンドウには第1目標要素をコピーして表示し、或いは第1目標要素に対するコピー操作を受け付け、かつ第1子ウィンドウに対する貼り付け操作を受け付けた後に、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示することを含む。
【0114】
上記方案は、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示する2種の方案を提供し、その説明は、それぞれ、以下の通りである。
【0115】
第1種の方案では、第1目標要素を選択した後に、第1目標要素に対してドラッグ操作を行うことにより、第1子ウィンドウには第1目標要素をコピーして表示することができる。ここで、コピーして表示することは、本来に選択されたホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1目標要素が、第1ドラッグ操作と共に消失しなく、第1子ウィンドウに表示された第1目標要素が、コピーして得られたものであることを示す。
【0116】
第2種の方案では、選択された第1目標要素を直接的にコピーし、かつ第1子ウィンドウに貼り付け、それにより第1子ウィンドウに第1目標要素を表示する。
【0117】
従って、本実施例は、第1目標要素をコピーした後にホワイトボード・アプリ・インタフェースに固定して展示されるだけであり、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの全体的な表示内容を影響しなく、展示が完了した後に、ユーザがホワイトボード・アプリ・インタフェースに対して操作することにより生成される展示内容を保存する必要があるときに、完全な展示内容を直接的に保存することができ、内容を失うなどの問題がない。
【0118】
実施例4
本願の実施例によれば、知能インタラクティブパネルの制御方法の実施例を提供し、
図7は、本願の実施例に係る別の知能インタラクティブパネルの制御方法のフローチャートであり、本実施例は、上記実施例1を基礎にして変形するものであり、
図7に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップS102では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる。
【0119】
ステップS104では、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースに表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。
【0120】
ステップS106では、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成する。
【0121】
上記の3つのステップは、実施例1におけるステップS102、ステップS104、ステップS106と同じであり、ここで重複して説明しない。
【0122】
ステップS701では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第2選択操作を受け付け、第2選択操はホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第2目標要素として選択する。
【0123】
上記第2選択操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースから再び目標要素を選択することに用いられ、該目標要素が第2目標要素である。第2選択操作は、ループ選択操作及び/又は長押し選択操作であってもよい。
【0124】
ステップS703では、第2目標要素に対する第2ドラッグ操作を受け付ける。
【0125】
上記第2ドラッグ操作は、第2目標要素をいずれかの子ウィンドウにドラッグすることに用いられる。
【0126】
ステップS705では、第2ドラッグ操作により第2目標要素を第1子ウィンドウにドラッグした後に、第1子ウィンドウには第2目標要素をコピーして表示する。ここでコピーして表示することは、本来に選択されたホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第2目標要素が第2ドラッグ操作と共に消失しなく、第2子ウィンドウに表示された第2目標要素がコピーして得られたものであることを示す。
【0127】
なお、子ウィンドウには第2目標要素を表示した後に、ほかの目標要素を継続的に表示することができ、かつ他の目標要素を第1子ウィンドウに表示する。第1子ウィンドウには複数の目標要素が含まれる時に、第1子ウィンドウにおける目標要素を削除することができる。
【0128】
本願の上記実施例は、第2ドラッグ操作により第2目標要素を第1子ウィンドウにドラッグし、かつ第1子ウィンドウには第2目標要素を表示し、それにより、1つの子ウィンドウには複数の目標要素を表示する目的を達成し、1つの子ウィンドウを生成した後に、子ウィンドウには他の要素を表示する必要がある時、新しい子ウィンドウを再び生成する必要がなく、既に生成された子ウィンドウには、選択される目標要素を表示すればよく、使用が非常に便利である。
【0129】
好ましい実施例として、上記方法は、さらに、前記第1子ウィンドウにおける前記第1目標要素に対する所定操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには前記第1目標要素を含む書き領域を回復して表示させることを含む。所定操作は、クリックや、長押し、ダブルクリックなどのジェスチャー操作の1つであってもよく、或いは前記第1目標要素をホワイトボード・アプリ・インタフェースにドラッグするジェスチャー操作などであってもよいと理解することができる。同様に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには前記第1目標要素を含む書き領域を回復して表示させることは、多くの実現方式を有することができ、例えば、ホワイトボード・アプリ・インタフェース又は書きページにおける内容を識別し、選択される前記第1目標要素にマッチングする内容のホワイトボード・アプリ・インタフェース又は書きページにおける位置を特定し、ホワイトボード・アプリ・インタフェース又は書きページを全体的に移動させ、前記内容を可視にする。或いは、1つの第1目標要素を第1子ウィンドウに添加する時に、該第1目標要素のホワイトボード・アプリ・インタフェース又は書きページにおける表示位置を記録し、該表示位置に基づいて該第1目標要素を含むホワイトボード・アプリ・インタフェース又は書きページを取得し、ホワイトボード・アプリ・インタフェース又は書きページの表示を全体的に移動させて該第1目標要素を含む前記ホワイトボードの内容を可視にする。第1目標要素の手書き頁における標識、手書き頁における頁位置A及びスクリーン表示位置Bを記録し、前記第1子ウィンドウにける第1目標要素に対する所定操作を受け付ける時、手書き頁における標識に基づいて該第1目標要素が位置する手書き頁を取得し、手書き頁における頁位置A及びスクリーン表示位置Bを合わせて、前記第1目標要素が位置する手書き頁を表示し、前記記録が第1子ウィンドウのファイルに記録される。
【0130】
1つの好ましい実施例において、第1目標要素を選択した後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースは、第1目標要素の位置も記録する。第1子ウィンドウに第1目標要素を表示した後に、ユーザが第1目標要素を第1子ウィンドウからホワイトボード・アプリ・インタフェースの他の位置までドラッグする操作を受け付けると、第1目標要素をその記録された位置に回復して表示させることができる。
【0131】
上記方案によれば、第1目標要素の操作をより多様化させ、それを第1子ウィンドウに表示させることができるのだけでなく、その本来の表示状態を回復させることもでき、それにより、ユーザに対して複数種の表示方式を提供することができる。
【0132】
好ましい実施例として、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、方法は、以下のいずれかのステップ又は複数のステップを含み、即ち、第1子ウィンドウに対する削除操作を受け付け、削除操作に応じて第1子ウィンドウにおける要素を削除し、第1子ウィンドウに対する書き操作を受け付け、書き操作に応じて第1子ウィンドウにおいて筆跡を生成し、及び前記第1子ウィンドウにおける要素の移動操作を受け付け、前記移動操作に応じて前記要素の前記第1子ウィンドウにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が第1子ウィンドウの表示範囲を超えるように移動された後に、前記第1子ウィンドウにおける書き領域の面積を拡張させる。
【0133】
上記方案では、第1子ウィンドウは、一部の機能を有する簡易なホワイトボードに充填される。1つの好ましい実施例において、第1子ウィンドウを充填する簡易なホワイトボードは、書き、削除及びローミング機能を有する。ここで、第1子ウィンドウの書き領域の定義は、ホワイトボードアプリケーションの書き領域と同じであり、書き、要素挿入、要素移動などの操作を行う領域である。第1子ウィンドウの書き領域の初期面積はデフォルト的に第1子ウィンドウの表示範囲と同じく設定される。要素が第1子ウィンドウの表示範囲を超えるように移動された後に、第1子ウィンドウの書き領域の面積を拡張し、第1子ウィンドウの収容空間を拡張することができ、それにより多くの要素を収容することができる。例えば、展示過程において、展示焦点要素Aが第1子ウィンドウに表示され、展示すると同時に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに記録などの展示を行う以外に、第1子ウィンドウに書きの注釈、解説を行うことができ、かつ書き内容が比較的多い時に、第1子ウィンドウにおける書き領域の面積を拡張する。当然ながら、第1子ウィンドウにおいて書きが完了した後に、第1子ウィンドウにおける要素を移動させることができ、展示焦点要素Aを第1子ウィンドウに展示させるように保持する。
【0134】
なお、ユーザが子ウィンドウにおいて書き操作又は削除操作を行う時に、元のホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素の表示を影響しない。
【0135】
上記方案によれば、子ウィンドウに目標要素を表示することができ、子ウィンドウに表示される目標要素に対して簡単的に操作を行うこともでき、例えば、書き、削除、要素移動などを行うことができる。
【0136】
好ましい実施例として、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、上記方法は、さらに、書きページの切替操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには、複数の書きページをオープンし、切替操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替えることに用いられ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替え、かつ第1子ウィンドウが切り替えられた書きページの前に表示されるように保持されることを含む。
【0137】
ホワイトボード・アプリ・インタフェースは、複数の書きページを含むことができ、かつ異なる書きページの間に切り替えることができ、書きページを切り替える指令は、ユーザが複数本の指でスライドする操作により発されることができ、或いは指定されるコントロールがトリガされることにより発されることもできる。書きページの切替操作は、現在の書きページを他の書きページに切り替えることに用いられる。上記方案では、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページが切り替えられた後に、子ウィンドウの表示を影響しなく、子ウィンドウは、依然としてホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に示されるので、書きページを操作する時に、依然として子ウィンドウの表示を保持する目的を達成する。
【0138】
図8は、本願の実施例に係る子ウィンドウを表示する場合には書きページを切り替える模式図であり、
図8に示すように、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの現在の書きページは、既にユーザの切替指令に応じて切り替えられたが、子ウィンドウが書きページの切替に伴って消失することがしなく、切り替えられた書きページの前に表示される。
【0139】
好ましい実施例として、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、上記方法は、書きページを追加する操作を受け付け、書きページを追加する操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書きページを増加することに用いられ、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書きページを追加し、かつ第1子ウィンドウが追加された書きページの前に表示されるように保持されることを含む。
【0140】
ホワイトボード・アプリ・インタフェースは、複数の書きページを含むことができ、書きページを追加する上記操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに少なくとも1つの空白の書きページを追加することができる。書きページを追加した後に、第1子ウィンドウは、依然としてホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に示され、即ち、追加された書きページの前に表示される。
【0141】
好ましい実施例として、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、上記方法は、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作を受け付け、前記要素の前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が知能インタラクティブパネルの表示領域を超えるように移動された後に、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書き領域の面積を拡張し、かつ前記第1子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示されるように保持されることを含む。
【0142】
上記移動操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素を移動するためのものであり、該操作は、複数本の指によりホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素にタッチし、かつ共同に移動し、それによりホワイトボード・アプリ・インタフェースがホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作を受け付ける。第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に示されるので、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書き領域が移動する時に、第1子ウィンドウは、それと共に移動しなく、本来の位置に保持し、常に書き領域の前面に表示される。
【0143】
以上から分かるように、本願の上記実施例は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる。第1子ウィンドウには第1目標要素を表示する。ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成する。第1子ウィンドウは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。上記方案は、ウィンドウ化操作に応じてホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいウィンドウを生成してユーザが選択される目標要素を表示し、それにより、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作と共に移動せず、かつユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書きページに対する切替と共に切り替えなく、従って、ユーザが要素又は書きページに対して操作する時、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、いつもホワイトボード・アプリ・インタフェースに展示され、それにより、ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を組み合わせて目標要素を持続的に展示させ、ユーザが繰り返して取り戻すことがしなく、関連技術において現在の書き領域に対して操作を行う時に、要素が操作と共に移動し或いは消失し、ユーザの使用が不便になる技術的問題を解決する。ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を使用してウィンドウに表示される要素を持続的に展示し、内容展示のフォーカシング効果及び一貫性を実現することができる。
【0144】
実施例5
本願の実施例によれば、知能インタラクティブパネルの制御装置の実施例を提供し、
図9は、本願の実施例に係る知能インタラクティブパネルの制御装置の模式図であり、
図9に示すように、該装置は、以下のステップを含む。
【0145】
第1受付モジュール90は、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付けるように配置され、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる。
【0146】
表示モジュール92は、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示し、第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいように配置される。
【0147】
第2受付モジュール94は、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成するように配置される。
【0148】
好ましい実施例として、第1受付モジュールは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択するように配置される第1受付サブモジュールと、前記第1目標要素を選択した後に、第1機能コントロールリストを表示し、第1機能コントロールリストがホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、第1機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられるように配置される第1表示サブモジュールと、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示するように配置される第2受付サブモジュールと、を含む。
【0149】
好ましい実施例として、第1受付モジュールは、ホワイトボード・アプリ・インタフェース及び第2機能コントロールリストを表示し、第2機能コントロールリストがホワイトボード・アプリ・インタフェースの所定領域に表示され、第2機能コントロールリストが少なくともウィンドウ化コントロールを含み、ウィンドウ化コントロールがウィンドウ化処理を行うことに用いられるように配置される第2表示サブモジュールと、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第1ウィンドウ化操作を受け付け、第1子ウィンドウを表示するように配置される第3受付サブモジュールと、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付け、少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択するように配置される第4受付サブモジュールとを含む。
【0150】
好ましい実施例として、第1選択操作は、ループ選択操作及び/又は長押し選択操作である。
【0151】
好ましい実施例として、表示モジュールは、第1目標要素に対する第1ドラッグ操作を受け付けるように配置され、第1ドラッグ操作により第1目標要素を第1子ウィンドウにドラッグした後に、第1子ウィンドウには第1目標要素をコピーして表示し、或いは、第1目標要素に対するコピー操作を受け付け、かつ第1子ウィンドウに対する貼り付け操作を受け付けた後に、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示する第5受付サブモジュールを含む。
【0152】
好ましい実施例として、上記装置は、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第2選択操作を受け付け、第2選択操がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第2目標要素として選択することに用いられるように配置される第3受付モジュールと、第2目標要素に対する第2ドラッグ操作を受け付けるように配置される第4受付モジュールと、第2ドラッグ操作により第2目標要素を第1子ウィンドウにドラッグした後に、第1子ウィンドウには第2目標要素をコピーして表示するように配置される第1コピー表示モジュールと、を含む。
【0153】
好ましい実施例として、上記装置は、さらに、子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第3選択操作を受け付け、第3選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第3目標要素として選択することに用いられる第5受付モジュールと、ウィンドウ化コントロールがトリガされる第2ウィンドウ化操作を受け付け、第2子ウィンドウを表示するように配置され、第2子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第2子ウィンドウがホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい第6受付モジュールと、第2子ウィンドウにおいて第3目標要素をコピーして表示するように配置される第2コピー表示モジュールと、を含む。
【0154】
好ましい実施例として、第2受付サブモジュール又は第3受付サブモジュールは、第1目標要素の最小外接矩形を取得するように配置される第1取得ユニットと、最小外接矩形のサイズ情報を取得するように配置される第2取得ユニットと、最小外接矩形のサイズ情報と同じ第1子ウィンドウを生成するように配置される生成ユニットとを含む。
【0155】
好ましい実施例として、第1目標要素の最小外接矩形が第1子ウィンドウのプリセットされた最大サイズよりも大きい場合、目標要素を縮小して第1子ウィンドウに表示する。
【0156】
好ましい実施例として、上記装置は、前記第1子ウィンドウにおける前記第1目標要素に対する所定操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには前記第1目標要素を含む書き領域を回復して表示するように配置される回復表示モジュールをさらに含む。
【0157】
好ましい実施例として、上記装置は、以下のいずれか1つ又は複数を含み、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、第1子ウィンドウに対する削除操作を受け付け、削除操作に応じて第1子ウィンドウにおける要素を削除するように配置される第7受付モジュールと、第1子ウィンドウに対する書き操作を受け付け、書き操作に応じて第1子ウィンドウに筆跡を生成するように配置される第8受付モジュールと、前記第1子ウィンドウにおける要素に対する移動操作を受け付け、前記移動操作に応じて前記要素の前記第1子ウィンドウにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が第1子ウィンドウの表示範囲を超えるように移動された後に、前記第1子ウィンドウにおける書き領域の面積を拡張するように配置される第9受付モジュールを含む。
【0158】
好ましい実施例として、上記装置は、さらに、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、書きページの切替操作を受け付けるように配置され、ホワイトボード・アプリ・インタフェースが複数の書きページをオープンし、切替操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替えることに用いられる第10受付モジュールと、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの書きページを切り替え、かつ第1子ウィンドウが切り替えられた書きページの前に表示されるように保持されるように配置される第1保持モジュールを含む。
【0159】
好ましい実施例として、上記装置は、第1子ウィンドウに第1目標要素を表示するステップの後に、書きページを追加する操作を受け付けるように配置され、書きページを追加する操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて書きページを増加することに用いられる第11受付モジュールと、ホワイトボード・アプリ・インタフェースに書きページを追加し、かつ第1子ウィンドウが追加された書きページの前に表示されるように配置される第2保持モジュールとを含む。
【0160】
好ましい実施例として、上記装置は、第1子ウィンドウには第1目標要素を表示するステップの後に、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作を受け付けるように配置される第12受付モジュールと、前記要素の前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける表示位置を移動し、かつ前記要素が知能インタラクティブパネルの表示領域を超えるように移動された後に、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き領域の面積を拡張し、かつ前記第1子ウィンドウが前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示されるように保持されるように配置される第3保持モジュールを含む。
【0161】
好ましい実施例として、第1目標要素は、筆跡であり、上記装置は、さらに、前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作を受け付けた後に、第1目標要素のデータシーケンスを記憶するように配置されるコピーモジュールと、第1目標要素のデータシーケンスを抽出し、かつ前記データシーケンスに基づいて前記第1子ウィンドウにおいて前記第1目標要素を生成するように配置される抽出サブモジュールを含む表示モジュールとを備える。
【0162】
以上から分かるように、本願の上記実施例では、第1受付モジュールによりホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける第1選択操作及び第1ウィンドウ化操作を受け付け、ホワイトボード・アプリ・インタフェースには複数の要素が表示され、第1選択操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの要素を第1目標要素として選択することに用いられ、第1ウィンドウ化操作がホワイトボード・アプリ・インタフェースにおいて少なくとも1つの第1子ウィンドウを起動することに用いられる。表示モジュールにより第1子ウィンドウに第1目標要素を表示する。第2受付モジュールにより前記ホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書き操作を受け付け、書き筆跡を生成する。第1子ウィンドウは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースの前に表示され、かつ第1子ウィンドウは、ホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さい。上記方案は、ウィンドウ化操作に応じてホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいウィンドウを生成してユーザが選択する目標要素を表示し、それにより、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作と共に移動せず、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書きページに対する切り替えと共に切り替えなく、それにより、ユーザが要素又は書きページに対して操作を行う時に、新に生成するウィンドウにおける目標要素は、いつもホワイトボード・アプリ・インタフェースに展示され、それにより、ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を組み合わせて目標要素を持続的に展示させ、ユーザが繰り返して取り戻すことがしなく、関連技術において現在の書き領域に対して操作を行う時に、要素が操作と共に移動し或いは消失し、ユーザの使用が不便になる技術的問題を解決する。ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を使用してウィンドウに表示される要素を持続的に展示し、内容展示のフォーカシング効果及び一貫性を実現することができる。
【0163】
実施例6
本願の実施例によれば、コンピューター記憶媒体を提供し、コンピューター記憶媒体には複数の指令が記憶されており、指令は、プロセッサが実施例1~実施例4のいずれか一項に記載の方法のステップをロードして実行することに適用される。
【0164】
本願の実施例では、記憶媒体は、複数の指令を記憶することにより、プロセッサが実施例1~実施例4のいずれか一項に記載の方法をロードして実行し、それにより、プロセッサが制御される設備は、ウィンドウ化操作に応じてホワイトボード・アプリ・インタフェースよりも小さいウィンドウを生成してユーザが選択する目標要素を表示し、それにより、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、ユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける要素に対する移動操作と共に移動せず、かつユーザのホワイトボード・アプリ・インタフェースにおける書きページの切替と共に切り替えなく、従って、ユーザが要素又は書きページに対して操作する時、新たに生成されるウィンドウにおける目標要素は、いつもホワイトボード・アプリ・インタフェースに展示され、ユーザが繰り返して取り戻すことがしなく、関連技術において現在の書き領域全体に対して操作を行う時に、要素が操作と共に移動し或いは消失し、ユーザの使用が不便になる技術的問題を解決する。ユーザは、ホワイトボードアプリケーションの書き、要素挿入などの機能を使用してウィンドウに表示される要素を持続的に展示し、内容展示のフォーカシング効果及び一貫性を実現することができる。
【0165】
実施例7
本願の実施例によれば、知能インタラクティブパネルを提供し、プロセッサとメモリを含み、メモリにはコンピュータープログラムが記憶され、コンピュータープログラムがプロセッサによりロードされると、実施例1~実施例4のいずれか1項に記載の方法のステップを実行することに適用される。
【0166】
図10は、本願の実施例に係る知能インタラクティブパネルの構成模式図であり、
図10に示すように、知能インタラクティブパネル1000は、少なくとも1つのプロセッサ1001と、少なくとも1つのネットワークインターフェース1004と、ユーザインタフェース1003と、メモリ1005と、少なくとも1つの通信バス1002とを含む。
【0167】
通信バス1002は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するためのものである。
【0168】
ユーザインタフェース1003は、ディスプレイスクリーン(Display)、カメラ(Camera)を含むことができ、好ましくは、ユーザインタフェース1003は、標準な有線インタフェース、無線インタフェースを含むことができる。
【0169】
ネットワークインターフェース1004は、好ましくは、標準な有線インタフェース、無線インタフェース(例えば、WI-FIインタフェース)を含むことができる。
【0170】
プロセッサ1001は、1つ又は複数の処理コアを含むことができる。プロセッサ1001は、各種のインタフェース及び線路を介して知能インタラクティブパネル1000全体内の各部分に接続し、メモリ1005に記憶される指令や、プログラム、コードセット、指令セットを運転し或いは実行し、及びメモリ1005におけるデータを呼び出し、知能インタラクティブパネル1000の各種機能及び処理データを実行する。好ましくは、プロセッサ1001は、デジタル信号処理(Digital Signal Processing、DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、プログラマブルロジックアレ(Programmable Logic Array、PLA)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式を採用して実現することができる。プロセッサ1001は、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)や、画像処理装置(Graphics Processing Unit、GPU)、モデムのうちの1種又は複数種の組み合わせを集積することができる。CPUは、主に操作システム、ユーザインタフェース及びアプリケーションなどを処理する。GPUは、ディスプレイスクリーンに表示される必要がある内容のレンダリング及びプロットを担当する。モデムは、無線通信を処理する。なお、上記モデムは、プロセッサ1001に集積されず、単独的に1つのチップにより実現されることができる。
【0171】
メモリ1005は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含んでもよく、リードオンリーメモリ(Read-OnlyMemory)を含んでもよい。好ましくは、該メモリ1005は、非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。メモリ1005は、指令や、プログラム、コード、コードセット、指令セットを記憶することができる。メモリ1005は、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含むことができ、プログラム記憶領域は、操作システムを実現するための指令、少なくとも1つの機能のための指令(例えば、タッチ機能、音声放送機能、画像放送機能等)、上記各方法の実施例を実現するための指令などを記憶することができる。データ記憶領域は、以上の各方法の実施例に係るデータなどを記憶することができる。メモリ1005は、好ましくは、上記プロセッサ1001から離れる少なくとも1つの記憶装置であってもよい。
図10に示すように、コンピューター記憶媒体とされるメモリ1005には、操作システム、ネットワーク通信モジュール、ユーザインタフェースモジュール及び知能インタラクティブパネルの操作アプリケーションを含むことができる。
【0172】
図10に示す知能インタラクティブパネル1000では、ユーザインタフェース1003は、主にユーザに対して入力するためのインタフェースを提供し、ユーザが入力したデータを取得することに用いられる。プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶される知能インタラクティブパネルの操作アプリケーションを呼び出すことに用いられ、かつ実施例1のいずれか一項の操作を実行することができる。
【0173】
上記本願の実施例の番号は、説明するためのものであり、実施例の優劣を示すものではない。
【0174】
本願の上記実施例では、各実施例の説明は、それぞれ異なる方面を強調し、ある実施例において詳しく説明しない部分について、ほかの実施例の関連説明を参照する。
【0175】
当業者は、本願の実施例が方法、システム、又はコンピュータープログラム製品として提供されることができると分かる。従って、本願は、完全にハードウェアである実施例、完全にソフトウェアである実施例、あるいはソフトウェアとハードウェア態様を組み合わせる実施例の形式を採用することができる。そして、本願は、コンピューター使用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピューター使用可能な記憶媒体(磁気ディスクストレージ、CD-ROM、光学メモリなどを含む)に実施されるコンピュータープログラム製品の形式を使用することができる。
【0176】
本願は、本願の実施例に係る方法、設備(システム)及びコンピュータープログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明する。コンピュータープログラム指令によりフローチャート及び/又はブロック図のうちの各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図のうちのフロー及び/又はブロックの組み合わせを実現すると理解すべきである。これらのコンピュータープログラム指令を汎用コンピューター、専用コンピューター、組込みプロセッサ、他のプログラム可能なデータ処理設備のプロセッサに提供して1つの機器を生成することができ、それにより、コンピューター又は他のプログラム可能なデータ処理設備のプロセッサにより実行される指令により、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現するための装置を生成する。
【0177】
これらのコンピュータープログラム指令は、コンピューター又は他のプログラム可能データ処理設備が特定の方式で作動するように案内するコンピューター読み取り可能なメモリに記憶され、それによりこのコンピューター読み取り可能なメモリに記憶される指令は、指令装置を含む製造品を生成し、該指令装置は、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現する。
【0178】
これらのコンピュータープログラム指令は、コンピューター又は他のプログラム可能なデータ処理設備にロードでき、それにより、コンピューター又は他のプログラム可能な設備において、一連の操作ステップを実行してコンピューターが実現する処理を発生し、それにより、コンピューター又は他のプログラム可能な設備に実行される指令は、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0179】
典型的配置において、計算設備は、1つ又は複数のプロセッサ(CPU)、入力/出力インタフェース、ネットワークインターフェース及びメモリを含む。
【0180】
メモリは、コンピューター読み取り可能な媒体における揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は不揮発性メモリなどの形式、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)又はフラッシュメモリ(flashRAM)を含むことができる。メモリは、コンピューター読み取り可能な媒体の例である。
【0181】
コンピューター読み取り可能な媒体は、非一時的及び一時的、移動可能及び移動不可な媒体を含み、いずれかの方法又は技術により情報の記憶を実現することができる。情報は、コンピューター読み取り可能な指令、データ構成、プログラムのモジュール又は他のデータであってもよい。コンピューターの記憶媒体の例は、相変化メモリ(PRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他の類型のランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、書き換え可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)又はほかの光学メモリ、カセットテープ、テープ・磁気ディスク又は他の磁気記憶設備、いずれかの非伝送媒体を含むことができ、計算設備がアクセルできる情報を記憶することに用いられる。本文における画分により、コンピューター読み取り可能な媒体は、一時的な媒体(transitory media)、例えば、変調されるデータ信号及びキャリアを含まない。
【0182】
なお、「含む」や、「含有」、他のいずれかの変形は、非排他的な含みを含み、それにより一連の要素を含む過程や、方法、商品、設備がそれらの要素を含むのだけでなく、明確に挙げられたほかの要素も含み、あるいは、該種の過程や、方法、商品、設備に固有する要素も含むことができる。多くの制限がない場合には、「1つの……を含む」という文により限定される要素は、要素を含む過程、方法、商品又は設備に別の同じ要素も含むことを排除しない。