(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-07
(45)【発行日】2023-09-15
(54)【発明の名称】ビアが通り抜ける光チップ
(51)【国際特許分類】
H01S 5/026 20060101AFI20230908BHJP
G02B 6/12 20060101ALI20230908BHJP
G02F 1/015 20060101ALI20230908BHJP
H01S 5/02315 20210101ALI20230908BHJP
H01L 27/15 20060101ALI20230908BHJP
【FI】
H01S5/026 616
G02B6/12 361
G02B6/12 301
G02F1/015 505
H01S5/02315
H01L27/15 B
H01L27/15 C
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019099689
(22)【出願日】2019-05-28
【審査請求日】2022-05-18
(32)【優先日】2018-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】510132347
【氏名又は名称】コミサリア ア レネルジ アトミク エ オウ エネルジ アルタナティヴ
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】メネゾ シルヴィ
(72)【発明者】
【氏名】シェラミー セヴリーヌ
【審査官】村井 友和
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-519015(JP,A)
【文献】特開2015-184588(JP,A)
【文献】特開2005-182033(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0267176(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01S 5/00-5/50
G02B 6/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チップの面と称す面に実質的に配置された光チップであって、
前記光チップは、
前記チップの面に平行な上面(32)及び下面(34)を有する基板(30)であって、前記基板は、前記上面及び下面の間に、光構成要素を有しない、50μmよりも大きい厚さの相互接続層(36)と、接合インターフェース(40)で前記相互接続層に接合された光層(38;202)と、前記光層(38;202)の内部に埋設された少なくとも1つの光構成要素(70、72;256)と、前記光層(38;202)の内部に埋め込まれた電気接触部(74;212;264)からなるグループから選択される電気端子と、を有し、前記埋め込まれた電気接触部は、前記光構成要素(72)、又は、電気構成要素(210)、及び、前記基板の上面に生成された電気トラック(106、108;276、280)の電気接触部である、前記基板(30)と、
前記基板の下面に生成され
、半田バンプ(152、153、154)によって、別の運搬部(14)に電気的に接続される電気的な接続パッドと、
前記下面(34)
と同一面上にある下端から
上端まで前記相互接続層を通って延び、前記接続パッドの1つを前記電気端子に電気的に接続すると共に、10μm以上の直径を有する主ビア(50、51、52)と、
を備え、
前記光層(38;202)の厚さは、15μmよりも小さく、
前記主ビア(50、51、52)は、前記下面(34)と前記接合インターフェース(40)間だけ前記相互接続層を通って延び、前記主ビアは前記光層(38;202)の内部に延びておらず、
前記光チップは、前記主ビアを前記光層の内部に延ばす副ビア(100、102、130;204;252、254、258)を有し、前記主ビアを前記電気端子に電気的に接続し、
前記副ビアは、前記光層(38;202)の内部で、前記接合インターフェース(40)から電気端子まで延び、
前記副ビアの最大直径は3μmよりも小さ
く、
前記主ビア(50、51、52)の上端は、前記接合インターフェース(40)と同一面上にある、
光チップ。
【請求項2】
請求項1記載の光チップであって、
前記電気端子は、前記基板の上面に生成された電気トラック(106、108;276、280)であり、
前記光チップは、前記光層(38;202)の内部に埋め込まれた金属ライン(114)を有し、前記埋め込まれた金属ラインは、前記チップの面に平行な面に主として配置され、
前記副ビアは、
前記光層を通り、前記接合インターフェースから前記埋め込まれた金属ラインまで延びる副ビアの第1部(110)と、
前記光層を通り、前記埋め込まれた金属ラインから前記電気端子まで延びる副ビアの第2部(112)と、を有し、
前記副ビアの第2部は、前記埋め込まれた金属ライン(114)を前記電気端子に電気的に接続する、
光チップ。
【請求項3】
請求項2記載の光チップであって、
前記副ビアの第1部(110)は、前記チップの面に平行に主として延びる金属ライン(114、116)を相互に電気的に接続する金属ビア(118)を有し、
前記金属ラインは、前記光層(38;202)の内部に上下に配置され、
前記金属ビアの最大直径は3μmよりも大きく、
前記副ビアの第2部(112)は、穴(126)の壁上に配置された導電性材料からなる被覆(124)を有し、
前記穴は、前記上面から前記金属ライン(114)まで掘り込まれ、その中心が電気的に非導電性材料で満たされ、
前記電気的に非導電性材料の熱膨張係数は、0.8C
124よりも低く、C
124は前記被覆の熱膨張係数である、
光チップ。
【請求項4】
請求項1記載の光チップであって、
前記電気端子は、前記光構成要素(72)又は前記電気構成要素(210)の埋め込まれた電気接触部(74;212)である、
光チップ。
【請求項5】
請求項4記載の光チップであって、
前記副ビア(130)は、前記光層を通り、前記接合インターフェースから直接的に前記電気端子(74;212)まで延び、前記電気端子を前記主ビアに接続する、
光チップ。
【請求項6】
請求項1記載の光チップであって、
前記電気端子は、前記光構成要素(72)又は前記電気構成要素(210)の埋め込まれた電気接触部(74;212)であり、
前記光チップは、
前記基板の上面に生成された電気トラック(216)と、
前記光層の内部に埋め込まれ、前記電気端子に電気的に接続され、前記チップの面に平行に主として延びている金属ライン(135)と、
前記埋め込まれた金属ラインから前記基板の上面に生成された電気トラックまで延び、直径が3μmよりも小さい第3ビア(206)と、
を有する、
光チップ。
【請求項7】
請求項1乃至6のうちのいずれか1項記載の光チップであって、
前記光層は、連続的に、前記上面から前記接合インターフェース(40)まで、
前記光構成要素(70、72;256)又は電気構成要素(210)の少なくとも一部(76)が、前記接合インターフェース(40)に向けられた酸化物副層(90)の側に生成された、前記酸化物副層(90)と、
前記光構成要素又は電気構成要素の少なくとも一部(76)が誘電材料内で封止されている封止副層(122)と、を有し、
前記光構成要素(70、72;256)又は電気構成要素(210)の少なくとも一部(76)は、前記封止副層(122)の内部に埋め込まれた電気接触部(264)を有し、
前記光チップは、前記光層の内部で、前記接合インターフェース(40)から前記光構成要素(256)又は電気構成要素の少なくとも一部(76)の前記埋め込まれた電気接触部(264)まで延びる付加的なビア(266)を有し、
前記付加的なビアは、熱伝導性が1.2C
122よりも高い材料から形成され、C
122は前記封止副層(122)の誘電材料の熱伝導性である、
光チップ。
【請求項8】
請求項7記載の光チップであって、
前記付加的なビア(266)は、いかなる主ビアからも電気的に絶縁されている、
光チップ。
【請求項9】
請求項7又は8記載の光チップであって、
前記光構成要素の少なくとも一部が前記封止副層(122)内に封止され、前記光構成要素はレーザ源(256)である、
光チップ。
【請求項10】
請求項1乃至9のうちのいずれか1項記載の光チップであって、
前記副ビアの最大直径は、1μmよりも小さい、
光チップ。
【請求項11】
請求項1乃至10のうちのいずれか1項記載の光チップを作製する
方法であって、
前記
方法は、次のステップを含み、
250μmよりも大きい厚さの第1ハンドル(164)に固定された前記光層(38;202)の少なくとも一部を設け(160)、前記光層(38;202)の少なくとも一部は、前記光層(38;202)の部分の内部に埋め込まれた少なくとも1つの光構成要素(70、72;256)
と、前記第1ハンドルの反対側の第1接合面(166)と、を有し、
250μmよりも大きい厚さの第2ハンドル(170)に固定された50μmよりも大きな厚さの相互接続層を設け(162)、
前記相互接続層は、
前記第2ハンドルの反対側の第2接合面(172)と、
前記相互接続層を通って下端から前記接合インターフェース(40)と同一面上にある上端まで延びる前記主ビアであって、前記主ビアは、接続パッドを、前記光層(38;202)の内部に埋め込まれた電気接触部(74;212;264)からなるグループから選択された電気端子に、電気的に接続し、前記埋め込まれた電気接触部は、前記光構成要素(72)、又は、電気構成要素(210)、及び、前記基板の上面に生成された電気トラック(106、108;276、280)、の電気接触部であり、前記主ビアが10μm以上の直径を有する、前記主ビア(50、51、52)と、
光構成要素を有しない前記相互接続層と、
を有し、
前記第1接合面を前記第2接合面に接合し(174)、前記接合インターフェース(40)を取得し、
前記第2ハンドルを取り除き(182)、
前記主ビアの下端及び前記光チップの基板の下面(34)のカバーを外し、前記下面に電気接続パッドを生成し、前記パッドのそれぞれは、半田バンプによって、別の運搬部(14)に接続され、
前記接合の前又は後に、前記主ビアを前記光層の内部に延ばすことができる副ビアを作製し(160、180)、前記主ビアを前記電気端子に電気的に接続し、前記副ビアは前記光層の内部で前記接合インターフェースから前記電気端子まで延びており、前記副ビアの最大直径は3μmよりも小さい、
方法。
【請求項12】
請求項11記載の
方法であって、
前記副ビアの作製では、
前記接合の前、又は、前記第1ハンドルの除去前に、前記副ビアの第1部を生成し(160)、
前記副ビアの第1部の生成では、
前記光層の少なくとも一部の内部に埋め込まれた少なくとも1つの金属ライン(114)、及び、前記第1接合面と同一面上にある金属ライン(116)であって、それぞれ、前記チップの面に平行な面に主に配置された前記金属ラインと、
前記金属ラインを相互に電気的に接続する金属ビア(118)と、
を生成し、
前記第1ハンドルの除去後の前記接合の後、前記基板の上面から、
前記電気端子を形成している前記上面の電気トラックと、
前記光層を通り、前記埋め込まれた金属ラインから前記上面まで延びる前記副ビアの第2部であって、前記金属ラインを前記電気端子に電気的に接続する前記副ビアの第2部と、
を生成する(108)、
方法。
【請求項13】
請求項12記載の
方法であって、
前記副ビアの第2部の生成(180)では、
前記上面から、前記埋め込まれた金属ライン上に現れる穴(126)を生成し、
前記穴の壁上に、電気的な導電性材料で形成された被覆(124)を配置し、前記金属ラインを前記電気端子に電気的に接続し、
前記穴の中心に電気的な非導電性材料を配置し、前記穴を塞ぎ、前記電気的な非導電性材料の熱膨張係数が0.8C
124よりも低く、C
124は前記被覆の熱膨張係数である、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビアが通り抜ける光チップ、および、光チップを製造するための処理に関する。
【背景技術】
【0002】
ビアは、垂直の電気接続、例えば、光チップの面に主に垂直方向に延びる接続である。
【0003】
光チップは、本質的に、“チップの面”と呼ばれる面内にある。
【0004】
知られた光チップは、
‐チップの面に平行な上面及び下面を有する基板であって、この基板は、上及び下面間に、
50μmよりも大きな厚さであり、光構成要素を有していない相互接続層と、
接合界面で相互接続層に接合された光層と、
光層の内側に埋設された少なくとも1つの光構成要素と、
光層の内側に埋め込まれた電気接点からなるグループから選択された電気端子であって、この埋め込まれた電気接点は、光構成要素、または、電気構成要素、および、基板の上面に生成された電気トラック、の接点である電気端子、を有する基板と、
‐基板の下面に生成された電気接続パッドであって、これらパッドのそれぞれは、別のキャリアに対する半田バンプの方法で、電気的に接続された、電気接続パッドと、
‐接続パッドの1つを電気端子に電気的に接続するために、下面から相互接続層を通り延びており、10μm以上の直径を有している主ビアと、
を有している。
【0005】
光チップは、例えば、次の文献:Yan Yang et al: Through-Si-via (TSV) Keep-Out-Zone (KOZ) in SOI Photonics Interposer: A Study of the Impact of TSV-Induced Stress on Si Ring Resonators”, IEEE Photonics Journal, volume 5, number 6, December 2013、に説明されている。以下、参照“Yang2013”が、この文献を参照する際に使用されている。
【0006】
光構成要素に近接する貫通ビアの存在によって問題が生じていることが知られている。特に、ビアは、光構成要素が作られた材料の熱膨張係数と異なる熱膨張係数の導電性材料から作られている。温度変動に応じて、ビアは、近傍に配置された光構成要素上に、温度関数で変化する機械的応力を生じさせる。機械的応力のこの変化は、光構成要素の光特性を変更し、この光構成要素の特性の変化をもたらす。例えば、光構成要素が光ファイバーである場合、これは、その中心波長を変化させる。そのような光構成要素の特性の変化を、回避しなければならない。
【0007】
この目的のために、文献のYang2013は、貫通ビアと光構成要素との間の距離を増加させることを提案している。より正確には、それは、各ビアの周りの禁止領域を定めることを提案している。各禁止領域は、光構成要素を含んではならない。ビアの直径が大きくなるほど、対応する禁止領域は大きくなるということが示されている。
【0008】
さらに、光チップは、十分な硬さで曲がり過ぎないように、十分な厚さでなければならない。しかし、貫通ビアを作成する処理は、光チップの厚さに関して制限を生じさせる。典型的には、貫通ビアを有するチップは、50μm又は100μmよりも大きな厚さである。さらに、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)基板の場合、埋設された酸化物層を通り抜ける貫通ビアは、これらビアが同一の厚さの基板に生成され埋設された酸化物層がない場合よりも、より曲がり易いということが、示されている。過剰な曲がりを回避するために、シリコン基板に形成されたビアを有するチップに対する最小厚さは、100μmであり、この厚さは、SOI基板に形成されたビアを有するチップに対して、典型的に、150μmよりも大きくなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】FR3023066A1
【文献】US2016/141467A1
【文献】US2015/348906
【文献】US2014/133105A1
【文献】US2011/291153A1
【文献】US2012/155055A1
【文献】US2013/292735A1
【非特許文献】
【0010】
【文献】Yan Yang et al: Through-Si-via (TSV) Keep-Out-Zone (KOZ) in SOI Photonics Interposer: A Study of the Impact of TSV-Induced Stress on Si Ring Resonators”, IEEE Photonics Journal, volume 5, number 6, December 2013
【文献】Ken Miyairi et al:“Full integration and electrical characterization of 3D Silicon Interposer demonstrator incorporating high density TSVs and interconnects”、 45th International Symposium on Microelectronics、 2012
【文献】Yan Beillard et al: “Chip to wafer copper direct bonding electrical characterization and thermal cycling”, 3D Systems Integration Conference (3DIC), 2013 IEEE International
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
一般的に、ビアが通り抜ける基板の厚さが大きくなるほど、ビアの直径が大きくなる。典型的に、8対1(以下8/1と記す)、又は10対1のアスペクト比で高さ対直径のビアを製造することができるが、10対1より高いアスペクト比を達成するのは非常に困難である。現時点で存在する光チップにおいて、光チップを通るビア、特に、光構成要素を含む光ガイドレベルを通り抜ける貫通ビア、の高さ及び直径は大きい。現在、これらビアの高さ及び直径は、典型的には、それぞれ、100μm及び10μm、又は、150μm及び20μmよりも大きくなければならない。したがって、禁止領域は広い。しかし、禁止領域が広くなるほど、光構成要素の配置に関する制限はより厳しくなる。これは、そのような光チップの設計及び製造をより困難にしている。これらの禁止領域の存在が光チップの大きさを増加させている。
【0012】
従来技術として、さらに、FR3023066A1、US2016/141467A1、US2015/348906、US2014/133105A1、US2011/291153A1、US2012/155055A1及びUS2013/292735A1が知られている。しかしながら、この従来技術は、禁止領域の外側の光構成要素の配置の問題を解決していない。
【0013】
本発明は、光構成要素の配置に関する制限を緩和した光チップ構造を提供することで、光チップの設計及び製造を簡略化することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
その主題の1つが、したがって、請求項1による光チップである。
【0015】
光チップの実施形態は、1又はそれ以上の従属請求項の特徴を有していてもよい。
【0016】
本発明の別の主題は、本出願の1つの主題である光チップを製造するための処理である。
【0017】
この製造処理の実施形態は、1又はそれ以上の従属請求項の特徴を有していてもよい。
【0018】
本発明は、次の説明を読むことで、より良く理解されるであろう。それは、図面を参照して制限しない例によって、単に与えられる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】
図1のシステムの光チップの垂直断面における概略図である。
【
図3】
図1のシステムを製造するための処理のフローである。
【
図4】
図2の光チップの製造の様々な状態における概略図である。
【
図5】
図2の光チップの製造の様々な状態における概略図である。
【
図6】
図2の光チップの製造の様々な状態における概略図である。
【
図7】
図2の光チップの製造の様々な状態における概略図である。
【
図8】
図2の光チップの製造の様々な状態における概略図である。
【
図9】
図2の光チップの製造の様々な状態における概略図である。
【
図10】
図2の光チップの製造の様々な状態における概略図である。
【
図11】
図2の光チップの第1変形の、垂直断面における、概略図である。
【
図12】
図2の光チップの第2変形の、垂直断面における、概略図である。 これら図において、同一符号は、同一要素の符号に用いられている。この説明の残りにおいて、当業者に周知の特徴及び機能は、詳細に説明されていない。
【発明を実施するための形態】
【0020】
第1:実施形態の例
図1は、半田バンプの配列6により、プリント回路板4又はPCBに半田付けされたシステム2の部分を示す。図を簡略化するために、配列6の4つのバンプ211のみが示されている。
【0021】
システム2は、典型的に、平行6面体のパッケージの形態をとり、その内部に、光及び電気チップが収納されている。システム2の半田バンプのみがこのパッケージの下面から突出している。この図を簡略化するために、このパッケージは、
図1に示されていない。そのパッケージにおけるシステム2は、“パッケージシステム”として知られている。一般的に、システム2は、しばしば、集積回路として、述べられている。
【0022】
この説明の残りにおいて、水平は、直交座標システムRのX及びY方向によって、図において、定義されている。直交座標システムRのZ方向は、垂直方向に対応している。“下側”、“上側”、“上”、“下”、“上部”、および“底”は、このZ方向に関して定義されている。
【0023】
下部において、システム2は、運搬部14を有している。配列6のバンプは、運搬部14の下面上に直接配置されている。運搬部14及び配列6からなる組立品は、ボールグリッドアレイ(BGA)として知られている。運搬部14の上面は、電気及び/又は光チップが半田付けされたパッドを有している。
図1の特別なケースにおいて、システム2は、電気チップ16及び光チップ18を有している。これら2つのチップ16及び18は、両方とも、運搬部14の上面に直接半田付けされている。
【0024】
電気チップだけが、プリセット機能を行うために、相互に接続された電気構成要素を有している。電気チップ16は、したがって、光構成要素を有していない。
【0025】
これに対し、光チップ18は、プリセット機能を行うために、光構成要素を有している。光構成要素は、使用中に、光信号を生成、変更、又はガイドする構成要素である。典型的に、光信号の波長λは、1200nm及び1700nmの間である。一般的に、光構成要素の少なくとも1つは、アクティブ光構成要素、例えば、光構成要素であり、それには、正しく動作するために電流又は電圧が供給されなければならない、及び/又は、それは、光信号を電気信号に変換する(受光部の場合)、又は、電気信号を光信号に変換する(光変調部の場合)。
【0026】
この実施形態において、光チップ18は、電気構成要素を有していない。
【0027】
電気を供給するため、又は、電気信号を交換するために、システム2の光チップ18及び電気チップ16は、運搬部14の上面のパッドに電気的に接続されている。チップ16及び18は、プリント回路板4に電気的に接続されている。この目的のために、チップ16及び18は、半田微細バンプの各配列20及び22によって、運搬部14の上面の各パッドに半田付けされている。
図1において、配列20及び22は、チップ16及び18の下に位置する半田微細バンプのいずれかによって示されている。例えば、半田微細バンプは、C4バンプとして知られているものである。
【0028】
運搬部14は、接続部24のような、主に水平方向に延びる電気接続部を有している。電気接続部24は、パッドに半田付けされたチップ間で電気信号又は電力の交換ができるように、保持部14の上面のパッドを電気的に接続する。運搬部14は、接続部26及び28のような垂直接続部によって通り抜けられる。一般的に、垂直接続部は、再分配層(RDL)の水平金属ライン上に現れる。ここで、再分配層の単一ライン25が、示されている。再分配層の水平ラインは、電気的に、垂直接続部を対応する配列6の半田バンプに接続する。とりわけ、垂直接続部により、チップ16及び18に電力が供給され、プリント回路板4に半田付けされた他のチップは電気信号を交換することができる。水平及び垂直接続部とは別に、運搬部14は、一般的に、いかなる他の光又は電気構成要素も有していない。
【0029】
図2は、より詳細に、光チップ18の部分を示している。チップ18は、水平な上面32と水平な下面34と、を有する基板30を備えている。これら面32及び34間に、基板30は下から上に、相互に直接的に積層された、相互接続層36と、光層38と、を有している。
【0030】
より正確に、層36及び38は、直接的に、水平面に実質的に横たわる接合インターフェース40に相互に接続されている。層38の上面は、上面32に対応し、層36の下面は下面34に対応している。
【0031】
層36は、主として、非導電性材料からなる。この説明で、表現“非導電性材料”は、20℃の導電率が10-1又は10-2S/mより低い材料を意味する。この非導電性材料は、ドープされていないシリコンのような半導体や、ガラスのような電気的に絶縁する材料、であってもよい。ここで、非導電性材料は、ドープされていない結晶シリコンである。これに対し、この説明で、表現“導電性材料”又は“電気的な導電性材料”は、電気的な導電率が20℃で、一般的に、105又は106S/mよりも高い材料を意味すると理解される。
【0032】
ここで、層36は、ドープされていない結晶シリコンからなる副層42と、副層42上に直接的に生成された表面副層44と、を有する。ここで、副層44は、二酸化珪素からなる。
【0033】
副層42の下面は、面34に対応している。副層42の厚さは、十分に硬く過剰な曲がりを防止するように十分に厚い。特に、副層42の厚さは、チップ18が扱われるように十分に厚い。この目的のために、副層42の厚さは、50μm、80μm、又は100μmよりも厚い。副層42は、以下、“主ビア”と称すビアを有し、垂直に基板30を通り抜ける電気接続部を形成することができる。各主ビアは、下端から上端まで延びている。下端は、下面34と同一面上にある。上端は接合インターフェース40と同一面上にある。これら主ビアは、したがって、相互接続層36の厚さを通り抜ける。これに対し、主ビアは、光層38の内部を通り抜けず、貫通しない。
【0034】
層36は、埋設されたシリコン酸化物層を含まない。許容できる曲がりを生じさせるその最小厚さは、したがって、埋設されたシリコン酸化物層を含む層の厚さよりも小さい。より小さな厚さを有することで、特に、主ビアの高さに比例する主ビアの寄生容量を減少させることができる。好ましくは、副層42の厚さは、150μm又は100μmよりも一般的に小さい。
【0035】
図2は、3つの主ビア50、51、52だけを示している。しかし、一般的に、層36は、非常に多数の主ビアを有している。例えば、全主ビアは同一であり、したがって、以下に、主ビア50のみがより詳細に説明されている。
【0036】
主ビア50は、従来の方法で生成されている。例えば、この点で、読者は、次の文献を参照してもよい。Ken Miyairi et al:“Full integration and electrical characterization of 3D Silicon Interposer demonstrator incorporating high density TSVs and interconnects”、 45th International Symposium on Microelectronics、 2012
以下、いくつかのビア50の詳細だけが説明されている。
【0037】
この実施形態において、ビア50は、下から上まで、垂直棒の形態をとる下側部54、および金属相互接続網の形態をとる上側部56によって、形成されている。
【0038】
下側部54は、ビア50の下端から上側部56まで垂直に延びている。下側部の水平断面が実質的に全高さを常に超えている。その高さ及び直径は、例えば、それぞれ、H1及びD1と示す。下側部54は、層36の厚さの、少なくとも80%、好ましくは、少なくとも90%又は95%を通り抜ける。層36の厚さが大きい場合、直径D1も大きく、そのアスペクト比H1/D1は、10/1又は8/1となる。特に、10/1よりも高いアスペクト比を有するビアを製造するのは困難である。ここで、高さH1は、副層42の厚さの80%、90%又は95%よりも大きい。これらの条件下で、高さH1は、80μm及び142.5μmの間であり、一般的に、95μm及び130μmの間である。直径D1は、典型的に、10μm及び20μmの間である。
【0039】
ビア50の上側部56は、金属相互接続網によって形成されている。この上側部56は、したがって、主として水平方向に延びる金属ラインと、これら金属ラインを相互に電気的に接続する金属ビアと、を有している。
【0040】
金属ラインは、シリコン酸化物副層44内に生成されている。ここで、上側部56は、接合インターフェース40と同一面上にある金属ライン58と、このライン58を下側部54の上部に直接的に接続する金属ビア60と、を有している。
【0041】
この説明で、“金属ビア”は金属からなるビアを意味し、ビアの直径は小さく、例えば、3μmよりも小さく、一般的に1μmよりも小さい。金属ビアの高さは、小さく、例えば、3μm又は1μmよりも小さい。
【0042】
ここで、金属は銅である。そのような金属相互接続網の構造は、当業者には周知である。それは、再分配層又はRDLの金属相互接続網の問題である。
【0043】
副層44の厚さは、典型的に、10μm又は3μmよりも小さい。
【0044】
上側部56の直径は、構成金属ビアの直径の最大値に等しい。ここで、上側部56の直径は、したがって、10μmよりも小さく、一般的に、3μm又は1μmよりも小さい。
【0045】
光層38は、この層の内部に埋設された少なくとも1つの光構成要素を有している。ここで、光構成要素は、光変調部、レーザ源、導波路、受光部、分波部、及び、光合波部、からなるグループから選択される。このグループの光構成要素の中で、導波路を除いて全てがアクティブ光構成要素である。
【0046】
この実施形態の例において、2つの光構成要素70、72だけが層38に埋設され、示されている。構成要素70は、レーザ源であり、構成要素72は、光変調部である。構成要素72は、電気制御信号に従って、そこを通り抜ける光信号の位相、振幅、又は強度を変更することができる。そのような光変調部は、周知であり、従って、光構成要素72は、ここで詳細に説明されていない。構成要素72は、電気制御信号を受信する電気接触部74を有している。ここで、電気接触部74は、光層38の内部に埋め込まれている。この実施形態において、電気接触部74は、構成要素72の下面上に位置している。電気接触部74は、従って、接合インターフェース40に向けられている。この構成において、電気接触部74は、唯一、光構成要素72の下からアクセスすることができる。
【0047】
構成要素70は、不均一系のIII-Vシリコンレーザ源である。構成要素70は、例えば、分布帰還(DFB)レーザ又は分布ブラッグ反射(DBR)レーザである。そのようなレーザ源は、当業者に周知であり、従って、ここで詳細に説明されていない。ここで、構成要素70は、特に、導波路76と、相互に直接的に積層された、nドープ半導体からなる下層78と、活動層80と、pドープ半導体からなる上層82と、を有している。
【0048】
構成要素70は、上層82と下層78にそれぞれ直接的に接触する上接続部84と下接続部86とを有している。
【0049】
最適な電位差が接続部84及び86間に印加されたときに、活動層80は、構成要素70によって放射される光信号を生成する。
【0050】
ここで、下層78は、光学的に、導波路76に接続されている。このために、層78は、導波路76の上に配置され、薄い埋設された酸化物副層90によって導波路76から離間されている。例えば、酸化物副層90の厚さは、100nmよりも小さく、好ましくは、50nm又は20nmよりも小さい。活動層80によって生成された光信号は、導波路76によって導かれてもよい。
【0051】
ここで、導波路76及び光構成要素72は、酸化物副層90の直下に位置する封止副層122の内部に埋設されている。より正確には、副層122は、副層120から副層90まで延びている。副層122は、ここで上光ガイドレベル92と下電気相互接続レベル94とに分割される。レベル92は、副層90の下に生成された、全ての光構成要素および光構成要素部を有している。レベル92は、従って、ここで、導波路76、光構成要素72及び誘電材料を有し、光構成要素および光構成要素部は封止されている。例えば、レベル92は、結晶シリコンからなる副層から製造されており、導波路76及び構成要素72は、誘電材料内に封止される前に、製造されている。レベル94は、光構成要素および光構成要素部を有していない。ここで、レベル94は、以下に説明されるように、誘電材料内に封止された金属相互接続網を有している。副層122の誘電材料は、導波路76及び構成要素72を生成するのに使用される材料の屈折率よりも低い屈折率を有している。例えば、誘電材料は、二酸化珪素である。
【0052】
層78、80、及び82は、副層90上に直接的に配置された副層128内に生成されている。副層128は、ここで、層78、80及び82が生成されたIII-V材料と、層78、80、及び82を封止する誘電材料と、を有している。副層128は、副層90の直上に水平方向に延びており、その上面は面32に対応している。
【0053】
電気信号を層38を介して供給及び/又は送信するために、この層38は、“副ビア”と称す、ビアを有している。各副ビアは、主ビアから光層38の内部へ延びている。この目的のために、各副ビアは、接合インターフェース40から層38の内部へ延びている。これら副ビアに関する光構成要素の配置の拘束を制限するために、副ビアの直径は、主ビアの直径よりもずっと小さい。ここで、副ビアの直径は、3μm、好ましくは、1μmよりも小さい。そのような副ビアの生成を容易にするために、層38の厚さは、15μm、8μm、又は5μmである。
【0054】
以下、副ビアは、2つのカテゴリーに分類される。第1カテゴリーは、“貫通副ビア”と称し、第2カテゴリーは“非貫通副ビア”と称す。
【0055】
貫通副ビアは、層38の厚さ、従って、特に、光ガイドレベル92を通り抜ける。貫通副ビアは、従って、接合インターフェース40から上面32まで、垂直に延びている。貫通副ビアは、典型的に、上面32上に形成された電気トラックを主ビアの1つに電気的に接続するのに使用される。これに対し、非貫通副ビアは、層38の厚さを通り抜けず、特に、光ガイドレベル92を通り抜けない。非貫通副ビアは、従って、接合インターフェース40から、接触部74のような、層38内に埋め込まれた電気接触部まで延びている。
【0056】
図示によって、
図2は、2つの貫通副ビア100及び102を示している。ビア100は、主ビア50を、面32上に生成された電気トラック106に電気的に接続する。ここで、トラック106は、ビア100の上端を接続部84に電気的に接続する。ビア100の下端は、金属ライン58との直接的な機械及び電気接触を行う。
【0057】
貫通副ビア102は、主ビア51を、面32上に生成された電気接続部108に電気的に接続する。トラック108は、ビア102の端を接続部86に電気的に接続する。ビア102の下端は、ビア51の金属ラインと直接的な機械及び電気接触する。ここで、ビア100及び102は、構成要素70に電力を供給するのに使用される。
【0058】
ビア102の構造は、ビア100の構造と同一である。よって、ビア100の構造だけが、以下、より詳細に説明されている。
【0059】
この実施形態において、ビア100は、下側部110と、下側部の直ぐ上に配置された上側部112と、を有している。部110及び112は、製造中、光層の反対側から生成される。
【0060】
下側部110は、金属相互接続網である。ここで、この部110は、副層122のレベル94の内部に埋め込まれた金属ライン114と、接合インターフェース40と同一面上にある金属ライン116と、金属ライン116から金属ライン114まで垂直に直接的に延びる金属ワイヤ118と、を有している。
【0061】
下側部110の直径は、主ビア50の上側部58と同様に決定される。部110の直径は、3μm又は1μmよりも小さい。
【0062】
この実施形態において、部110を形成する金属相互接続網は、2つの金属ラインレベルのみを有している。例えば、それは、M4及びM5としてしばしば述べられるレベルであってもよい。
【0063】
一般的に、この部110の高さは、小さく、例えば、6μm、3μm、又は、1μmである。
【0064】
ここで、金属ライン116は、シリコン酸化物副層120内に生成されており、その下面は接合インターフェース40と一致している。副層120は、副層122の直下に生成されている。ここで、副層120は、二酸化珪素から生成されている。
【0065】
金属ビア118は、副層122のレベル94の内部に配置されている。
【0066】
副ビア100の上側部112は、導電性材料からなる被覆124から形成されている。例えば、被覆124は、銅又はアルミニウムで形成されている。被覆124は、連続的に、垂直壁及び層38に掘り込まれた穴126の底を覆う。より正確に、穴126は、上面32から金属ライン114まで延びている。これを行うために、穴126は、連続的に、上から下まで、封止層128、副層90、光ガイドレベル92、及び副層122のレベル94の部分を通り抜ける。
【0067】
穴126の最大直径は、3μmよりも小さく、好ましくは、1μmよりも小さい。副ビア100の上側部112の最大直径は、3μm又は1μmよりも小さい。
【0068】
上側部において、被覆124は、トラック106と直接的な機械及び電気接触を行い、下側部において、金属ライン114と直接的な機械及び電気接触を行う。
図2の例において、被覆124は、穴126を完全に埋めるわけではない。穴126の中心は、従って、中空である。これを達成するために、例えば、被覆124の厚さは、500nm又は300nmよりも小さい。穴126の中心は、電気的な非導電性及び不動態化材料で満たされている。有利には、この電気的な導電性材料の膨張係数は、0.8C
124より低く、好ましくは、0.5C
124又は0.3C
124より低い。C
124は、被覆124の熱膨張係数である。ここで、穴126の中心は、副層122の中心と同一の誘電材料、例えば、二酸化珪素で満たされている。
【0069】
層38は、非貫通副ビア130を有している。ビア130は、電気接触部74を主ビア52の上端に電気的に接続し、光構成要素72の電気制御信号を受信する。この目的のために、ビア130は接合インターフェース40から電気接触部74まで垂直に延びている。ビア130は、従って、下層120及び副層122のレベル94を通り抜ける。一方、ビア130は、光ガイドレベル92又は副層90を通り抜けない。ビア130は、貫通副ビアに対し、上面32上で開いていない。
【0070】
ビア130は、接合インターフェース40に向けられた層38の側のみから製造されている。ここで、ビア130は、金属相互接続網によって形成されている。この実施形態において、ビア130は、上から下まで、4つの埋め込まれた金属ライン132、133、134、135と、多様な連続金属ラインを相互に電気的に接続する金属ビア140と、接合インターフェース40と同一面上にあり、副層120内に配置された金属ライン138と、を有している。
【0071】
金属ライン138は、主ビア52の上端と直接的な機械及び電気接触を行う。ここで、金属相互接続網は、5つの異なる金属ラインレベルを有している。例えば、これら5つの金属ラインレベルは、それぞれ、M1からM5として、しばしば述べられるレベルである。ビア130の直径は、3μm又は1μmよりも小さい。
【0072】
再分配ライン150(略文字 RDL)は、下面34上に生成され、主ビアの下端を対応する半田微細バンプに電気的に接続する。この目的のために、再分配ラインは、半田微細バンプが直接的に固定される接続パッドを有している。
図1において、3つの半田微細バンプ152のみが示されている。これら微細バンプ152、153、154は、運搬部14の上面の対応するパッドに半田付けされ、従って、半田微細バンプの配列22の部分を形成する。ここで、ライン150は、ポリマーのような電気的に非導電性材料からなる封止層156の内部に埋め込まれている。
【0073】
システム2を製造する処理は、
図3及び
図4乃至10に示される製造の様々な状態を参照して、説明されるであろう。
【0074】
最初に、ステップ160において、副層90、122及び120の積層がハンドル164(
図4)上に製造され、設けられる。ここで、この積層は、光層の一部のみが形成されている。この段階では、層128は特に不足しているからである。この段階で、副層120は、ハンドル164の反対側に配置されており、接合インターフェース166を有している。この面166は、直接接合、例えば、材料が付加されない接合によって、別の基板に接合されてもよい。
【0075】
ステップ160は、副層122のレベル92の内部に、導波路76と光構成要素72を生成すること、副ビア130を生成すること、副ビア100及び102の下側部110を生成すること、を含む。
【0076】
副層90は、直接的にハンドル164に固定されている。ハンドル164は、副層120、122及び90の積層をより容易に扱えるようにする運搬部である。この目的のために、ハンドル164の厚さは、典型的に、250μm又は500μmよりも大きい。例えば、ここで、ハンドル164は、厚さ750μm又は775μmのシリコン基板である。
【0077】
好ましくは、副層90は、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)基板の埋設された酸化物層である。この場合、導波路76及び構成要素は、典型的に、エッチングによって、このSOI基板の単結晶シリコン層に生成される。導波路76及び光構成要素72が副層90に生成されると、光構成要素72は、副層122の誘電材料内に、次々と連続する複数の酸化物層に配置することで、埋設される。連続的な酸化物層の配置中に、副ビア130及び副ビア100及び102の下側部110を形成する金属相互接続網が、生成される。これら金属相互接続網は、ハンドル164の反対側から生成される。副層90上に光構成要素を生成する方法、副層122の内部に構成要素を埋め込む方法、および、金属相互接続網を生成する方法は、周知であり、従って、ここでより詳細に説明されていない。製造処理のこの段階で、副ビア100及び102の上側部112の生成は、不可能であることは留意されるであろう。副層102は、従って、この段階で、ビア100及び102の上側部112を有していない。
【0078】
平行して、ステップ162において、相互接続層36は、ハンドル170(
図5)上に製造され、設けられている。この段階で、層36は、ハンドル170の反対側に配置された外面172を有している。この面172は接合面であり、例えば、直接接合によって面166に接合され得る面である。ハンドル170の厚さは、250μm又は500μmよりも大きく、層36の容易な扱いを可能する。ここで、ハンドル170は、例えば、シリコンからなる基板である。
【0079】
ステップ162は、層36に主ビア50、51、52を生成することを含む。ステップ162の最後において、層36は、これら主ビア50、51、52を有している。ハンドル170上の層36の生成および、この層36のビア50、51、52の生成は、従来のものである。例えば、ビア50、51、52の部分54は、誘電材料からなり、チタニウム又はタンタルバリア層で覆われ、銅で満たされた被覆からなる。これら部分54を製造する処理は、例えば、上記引用されたKen Miyairiによる文献に説明されている。次に、金属ビア60は、主ビアの部分54と電気的に接触して、生成される。最後に、金属ライン58のような金属ラインは、酸化物副層44に封止されて生成される。副層44の外面は、面166に直接接合するために準備される。
【0080】
ステップ174において、面166及び172は、直接接合によって相互に接合されている。これは、
図6に示されている。この接合インターフェース40は、そこで得られる。例えば、それは、次の文献で説明されているように、ハイブリッド銅酸化直接接合である。Yan Beillard et al: “Chip to wafer copper direct bonding electrical characterization and thermal cycling”, 3D Systems Integration Conference (3DIC), 2013 IEEE International
【0081】
次のステップ176において、ハンドル164は、副層90(
図7)の覆いを外すために、取り除かれる。例えば、ハンドル164は、化学的機械的研磨(CMP)によって、選択的化学エッチングによって、取り除かれる。
【0082】
ステップ178において、構成要素70の光増幅部は、副層90上、光ガイドレベル92(
図8)の反対側に生成され、封止層128の誘電材料内に封止されている。
【0083】
ステップ180において、接続部84、86、電気トラック106、108、及び副ビア100、102の上側部112が生成される(
図9)。例えば、穴126のような穴は、最初に、副層128、90及び副層122のレベル92に掘り込まれる。次に、導電性材料からなる被覆が全外面上に配置される。最後に、この導電性被覆はエッチングされ、トラック106、108の接続部84、86の位置、及び、副ビア100、102の上側部112の位置だけに導電性被覆が残る。層38の生成は終了する。
【0084】
ステップ182において、ハンドル170が取り除かれ、下面34が露出する(
図10)。
【0085】
ステップ184において、再分配ライン150、半田微細バンプ152、153、154、及び封止層156は、露出した下面34上に生成される。光チップ18の製造が完了する。
【0086】
ステップ186において、電気チップ16及び光チップ18は、運搬部14の上面のパッドに半田付けされている。チップ16及び18は、運搬部14の水平接続によって、相互に電気的に接続されている。
【0087】
ステップ190において、運搬部14及びチップ16、18は、エポキシ樹脂のような良熱伝導体である電気的に非導電性材料内に封止されている。さらに、好ましくは、ラジエータのようなヒートシンクに配置されるカバーがチップ16、18の上面に固定されている。このカバーは、例えば、熱伝導性接着剤を用いて、直接的に、光チップ18の上面32およびチップ16の上面に接着されている。これら上面は、カバーと接触する熱接着剤と直接的に接触してもよい。これは、全電気信号及び電力の供給がチップ16、18を介したルートで行われるという事実によって、可能になる。
【0088】
次に、ステップ192において、システム2は、例えば、プリント回路板4に半田付けされる。
【0089】
図11は、システム2において、光チップ18の代わりに使用されてもよい光チップ200を示している。チップ200は、光層38が光層202によって置き換えられ、副ビア130が非貫通副ビア204によって置き換えられ、光チップ200が第3ビア206を有している、こと以外は、チップ18と同一である。
【0090】
光層202は、さらに、副層122のレベル92の内部に埋設された能動電気構成要素210を有すること以外、光層38と同一である。電気構成要素210は、能動的になっている。これは、動作するために、電気構成要素210に電力が供給され、電気構成要素210が電気信号を放ち及び/又は受ける必要があるからである。この目的のために、構成要素210は、下面上に、電気接触部212を有している。電気接触部212は、従って、副層122の内部に埋め込まれ、接合インターフェース40に向けられている。
【0091】
ここで、副ビア204は、副層122の下レベル94及び副層120のみを通り抜けつつ、電気構成要素210の電気接触部212を主ビア52に電気的に接続する。電気構成要素210は、例えば、主ビア52によって受ける電気信号から、電気制御信号を光構成要素72に運ぶ。この目的のために、構成要素210は、下面上に、構成要素72の接触部74に接続された別の電気接触部を有している。これを行うために、副層122のレベル94の内部に配置された金属相互接続網は、他の電気接触部と接触部74とを電気的に接続する路を生成するように変更される。
図11を簡略化するために、金属相互接続網の変更は、
図11に示されていない。ビア204が製造される構造及び方法は、ビア130に関して行われる説明から、導き出される。
【0092】
ビア206は、副層122のレベル94の内部に埋め込まれた金属ライン135を、上面32上に生成された電気トラック216に、電気的に接続するビアである。ビア206は、面32から埋め込まれた金属ライン135まで、特に、副層90及び光ガイドレベル92を通り抜けることで、垂直に延びている。
【0093】
電気トラック216は、電気チップ200を製造する処理中、特に、ハンドル170を取り除く前に、構成要素210及び/又は72の動作が正しいか否かのテストを可能にするテストパッドを有している。この目的のために、
図11に示されていないが、副層122のレベル94の内部に配置された、金属相互接続網は、金属ライン及び金属ビアを用いて、電気接触部212及び/又は74を金属ライン135に電気的に接続する電気路を生成するように、変更される。
【0094】
ビア206の構造は、ここで、下側部110を有しないこと以外、ビア100の構造と同一である。典型的に、ビア206は、ビア100の上側部112と同様の方法で、一般的に、この上側部112と同時に、製造される。
【0095】
図12は、システム2において、光チップ18の代わりに使用され得る光チップ250を示している。光チップ250は、貫通副ビア100、102が、貫通副ビア252、254によって、それぞれ置き換えられ、構成要素70が、レーザ源256によって置き換えられ、副ビア130が、貫通副ビア258、電気チップ260及び第3ビア262によって置き換えられる、こと以外は、光チップ18と同一である。
【0096】
貫通副ビア252、254は、上側部270が異なって生成されること以外、ビア100、102とそれぞれ同一である。より正確には、上側部270は、ここで、充填ビアである。換言すると、上側部270は、穴126の中心の中空が導電性材料で充填されていること以外、上側部112と同一である。一般的に、この場合、ビア252、254の上側部270の最大直径は、1μmよりも小さい。
【0097】
レーザ源256は、接続部86が接続部274によって置き換えられていること以外、構成要素70と同一である。接続部274は、層78を電気トラック108に電気的に接続する金属ビアである。
【0098】
レーザ源256の導波路76の下面は、電気接触部264を有している。電気接触部264は、非貫通ビア266によって、相互接続層36に熱的に接続されている。ビア266は、例えば、ビア130と構造的に同一である。しかし、ビア130に対し、ビア266の機能は、接触部264を層36の主ビアに必ずしも電気的に接続する必要はない。ここで、ビア264の下端は、金属ラインと直接的に機械及び電気接触し、その金属ラインは、副層44の内部に配置され、インターフェース40と同一面上にある。この金属ラインは、ここで、全ての主ビアから電気的に絶縁されている。ビア266は、ここで、良熱伝導体である材料からなる。“良熱伝導体”である材料は、典型的に、1.2C122よりも高い、好ましくは2C122又は3C122よりも高い熱伝導性の材料である。C122は、副層122の誘電材料の熱伝導性である。ここで、ビア266を生成するのに使用される材料は、ビア130を生成するのに使用される材料と同一である。ビア266の存在は、レーザ源256により生成される熱の熱放出を改善する。特に、導波路76は、レーザ源256の動作中に、温度上昇するということは、当業者に知られている。ビア266が無い場合、副層122の誘電材料の存在によって、導波路76から、生成された熱を効果的に取り除くことができない。ビア266は、ここで、金属からなり、副層122を通り、導波路76を層36に熱的に接続する、熱ブリッジを生成する。これにより、レーザ源256により生成された熱をより効果的に取り除くことができる。
【0099】
貫通副ビア258は、主ビア52を、上面32上に生成された電気トラック276に、電気的かつ直接的に接続する。トラック276は、電気チップ260の第1電気接触部を半田付けするパッドを有している。ビア258の構造は、ここで、ビア252の構造と同一である。
【0100】
ビア262は、上面32上に生成された電気トラック280を、副層122のレベル94の内部に埋め込まれた金属ライン135に、直接的、電気的に接続する。この目的のために、例えば、ビア262の構造は、下側部110が省略されていること以外、ビア252の構造と同一である。電気トラック280は、電気チップ260の第2電気接触部が半田付けされるパッドを有している。
【0101】
ここで、金属ライン135は、
図11を参照して説明された金属相互接続網に類似した金属相互接続網によって、光構成要素72の電気接触部74に、電気的に接続されている。典型的に、電気チップ260は、トランスデューサであり、このトランスデューサは、主ビアによって電力が供給され、例えば、主ビア52によって受信した電気信号に従って、光構成要素72を制御する。
【0102】
第2:変形例
【0103】
第2.1:ビアの変形例
【0104】
ビアの水平断面は必ずしも円ではない。例えば、ビアの断面は正方形又は長方形であってもよい。この場合、“直径”とは、この水平断面の水力直径を意味している。
【0105】
前の実施形態の副ビアに示されているように、ビアの直径は、必ずしも、その全ての高さを常に超えている必要はない。この場合、ビアの“直径”とは、その高さに沿ったこのビアの最大直径を意味する。
【0106】
変形として、主ビアの上側部56が省略されている。この場合、主ビアの部分54の上端は、直接的に、接合インターフェース40と同一面上にある。
【0107】
別の変形において、金属ビア60が省略されている。この場合、部分54の上端は、金属ライン58と直接的な機械及び電気接触する。
【0108】
別の実施形態において、主ビアの上側部56は、副層44の内部に、異なる深さで生成された複数の付加的な金属ラインを有していてもよい。部分56の様々な金属ラインレベルが、金属ビアによって、一緒に電気的に接続されている。これらの付加的な金属ラインは、再分配層又はRDLを形成し、例えば、インターフェース40と同一面上にある複数の金属ラインが電気的に一緒に接続されるようになる。
【0109】
貫通副ビアの下側部を形成するのに使用される金属相互接続網は、変形として、3つより多くの金属ラインレベルを有していてもよい。
【0110】
変形として、貫通副ビアの下側部110は、省略されている。この場合、穴126の底は、主ビアの金属ライン58上で直接的に開いている。そのような貫通副ビアは、単一の部分、すなわち、部分112のみを有している。
【0111】
穴126の中心は、副層122の誘電材料とは異なる誘電材料で満たされていてもよい。例えば、穴126の中心は、有機材料で満たされている。
【0112】
第2.2:光チップの構造の他の変形例
【0113】
変形として、相互接続層36は、シリコン以外の他の材料から形成されていてもよい。例えば、相互接続層36は、ガラスからなる。
【0114】
別の変形において、層36は、1又はそれ以上の電気構成要素を有している。
【0115】
光層38の副層は、他の材料から形成されてもよい。特に、副層122は、例えば、アモルファスシリコン、窒化珪素SiN、窒化酸化珪素SiONのような別の誘電材料を用いて、生成されてもよい。
【0116】
層38の様々な酸化物副層は、必ずしも、同一の酸化物から全て形成されている必要はない。変形として、副層120は、副層90を生成するのに使用された酸化物とは異なる酸化物から形成されている。副層122を生成するために、副層90の酸化物とは異なる酸化物を用いることもできる。
【0117】
光層は、さらに、直径が3μmよりも大きい、例えば、10μm又は20μmの付加的なビアによって、通り抜けられてもよい。この場合、大きな領域の禁止領域は、これら付加的なビアのそれぞれの周りに設けられ、光構成要素は、この禁止領域内に生成されない。この禁止領域は、上記引用された文献Yang2013で与えられた示唆に従って、寸法が設定される。しかし、たとえ、光チップがいくつかの付加的なビアを有していても、光層における光構成要素の生成は、それにもかかわらず、光構成要素の配置の拘束を制限する副ビアの存在によって、簡略化される。
【0118】
任意の数の光構成要素が、副層122のレベル92の内部に埋設されていてもよい。さらに、様々な光構成要素が、必ずしも、同一の深さで、レベル92の内部に埋設されている必要はない。これは、特に、光構成要素または光構成要素部が、相互の上に積層された様々な材料層から生成されている場合である。これらの材料層は、結晶シリコンの副層、アモルファスシリコンの副層、窒化珪素SiNの副層、及び、窒化酸化珪素SiONの副層のグループから選択されてもよい。
【0119】
別の実施形態において、構成要素70又はレーザ源256は省略されている。この場合、封止層128は省略され、上面32は副層90の上面に対応している。
【0120】
変形として、副ビア266の下端は、少なくとも1つの主ビアに電気的及び機械的に接続されている。主ビアは、電気接続を確立するため、とりわり、レーザ源により生成される熱の熱放出を改善するために、必ずしも用いられる必要はない。
【0121】
ビア266の直径は、必ずしも、3μm又は1μmよりも小さい必要はない。その直径は、これらの値よりも大きくてもよい。
【0122】
レーザ源により生成される熱の熱放出を改善するための、ビア266の使用は、同様に、少なくとも一部が副層122の内部に埋め込まれている、任意のタイプの光又は電気構成要素によって生成される熱の改善に適用される。例えば、ビア266と類似したビアは、光構成要素72又は電気構成要素210によって生成される熱を放出するのに用いられてもよい。
【0123】
第2.3:他の変形例
【0124】
光チップは、上面32上に生成された電気トラックを有していてもよく、上面32は、光構成要素を主ビアの1つに電気的に接続するのに必ずしも用いられるわけではない。例えば、
図12の実施形態で説明されているように、電気トラック276は、光チップの上面32に半田付けされた電気チップを、主ビアの1つに、電気的に接続するのに用いられるだけでもよい。
【0125】
一実施形態において、光チップは、非貫通副ビアを有しているだけである。この場合、全ての非貫通副ビアは、ハンドル164の反対側から作製される。ハンドルを取り除く順は、逆にされてもよい。ハンドル170は、ハンドル164の前に取り除かれてもよい。特に、貫通副ビアの上側部112を作製する必要はない。この場合も、非貫通副ビアは、層38を層36に接合する前に、全体的に作製される。
【0126】
別の実施形態において、光チップは、貫通副ビアを有するだけある。
【0127】
選択的に、チップ260は、
図1のチップ16に対応していてもよい。この場合、電気チップ260は、主ビアによって電力が供給され、電気チップ260が生成する電気信号で光構成要素72を制御するASICである。
【0128】
他の作製処理も可能である。例えば、レーザ源が副層90上に生成されない場合、ハンドル164の除去後、及び、副ビアの上側部112の生成後、及び、ハンドル170の除去前に、このハンドル170の反対側に配置された外面は、新しいハンドル、例えば、ポリマーからなるハンドル、に接合される。次に、ハンドル170は除去され、再分配ライン150、半田微細バンプ152、153、154及び封止層156が生成される。最後に、ポリマーからなる新しいハンドルが除去される。
【0129】
構成要素70又はレーザ源256の一部を相互接続層に、副ビア、典型的にはビア266のような非貫通副ビアによって、熱的に接続するという事実は、光チップのここで説明した他の特徴とは独立して実施されてもよい。特に、これは、主ビアが、文献Yang2013で説明されたように、光層を通り抜けるという文脈で、又は、全ての主ビアが省略されるという文脈で、実施されてもよい。
【0130】
第3:説明された実施形態の利点
【0131】
説明された実施形態において、主ビアは、光構成要素上に実質的な機械応力を生じさせない。特に、相互接続層36は、完全に、光構成要素を有してない。光構成要素は、層の内部に配置されているだけである。したがって、光構成要素は、主ビアの配置に関係なく、相互に関して配置されてもよい。特に、各主ビアに関し、いかなる禁止領域からも距離をおく必要がない。光ガイドレベル92を通り抜ける副ビアは、好ましくは、3μm以下、又は1μmに等しい直径を有している。貫通副ビアは、光構成要素に機械応力を生じさせることなく、光構成要素から4μm又は丁度2μmに配置されてもよい。これに対し、Yang2013で説明された、10μmよりも大きい直径の貫通ビアは、光構成要素に機械応力を生じさせないように、光構成要素から40μmに配置されなければならない。したがって、光構成要素の直径が主ビアの直径に等しい場合、副ビアに極めて近くに光構成要素を配置することができる。主ビア及び副ビアの光チップの組み合わせによって、したがって、許容できる曲がりを有するくらい十分な厚さの光チップが得られ、ビアに対する光構成要素の配置に関する拘束を制限することができる。相互接続層は、必ずしも、埋設されたシリコン酸化物層を含まないことも留意されるであろう。許容可能な曲がりを生じさせる最小厚さは、したがって、埋設されたシリコン酸化物を含む層の厚さよりも小さい。より小さい厚さの相互接続層を有することで、特に、主ビアの寄生容量を減少させることができる。特に、この寄生容量は、主ビアの高さに比例している。
【0132】
チップ18に関し、レーザ源を酸化物層90の上面に配置するという事実は、外部からの冷却を、特に、システムのパッケージによって、容易にする。
【0133】
穴126の中心が電気的に非導電性材料で満たされ、その非導電性材料の熱膨張係数が被覆124の熱膨張係数よりも低いという事実によって、副ビアにより、その近くに配置された光構成要素上に生じる機械応力を、さらに制限することができる。
【0134】
構成要素70又はレーザ源256の一部を相互接続層に、副ビア、典型的には非貫通副ビアによって、熱的に接続するという事実は、さらに、動作中にレーザ源によって生成される熱の熱放出を改善しつつ、主ビアに関する光構成要素の位置における拘束を制限することができる。