(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-07
(45)【発行日】2023-09-15
(54)【発明の名称】ガス器具流量推定装置及びガス器具流量推定方法
(51)【国際特許分類】
G01F 3/22 20060101AFI20230908BHJP
【FI】
G01F3/22 Z
(21)【出願番号】P 2019213821
(22)【出願日】2019-11-27
【審査請求日】2022-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003166
【氏名又は名称】弁理士法人山王内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鎌倉 信仁
【審査官】公文代 康祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-008200(JP,A)
【文献】特開平05-067284(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0207392(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01F 3/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス器具に接続するガス通路を流れるガスの実流量を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された今回の実流量と、前記検出部によって検出された前回の実流量とを比較し、これら2つの実流量間の変化量を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された変化量が所定流量以上であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって所定流量以上であると判定された変化量が増加量となる場合に、その変化量を、新たなガス器具の流量値として保存し、前記判定部によって所定流量以上であると判定された変化量が減少量となる場合に、保存されているガス器具の流量値の中で、その変化量に近い流量値を削除する推定部と、
前記検出部によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で変化する場合に、保存されているガス器具の流量値の合計値と、前記検出部によって検出されたガスの実流量との差分
で、前記推定部によって直前に変更されたガス器具の流量値
を補正する補正部とを備える
ことを特徴とするガス器具流量推定装置。
【請求項2】
前記補正部は、
前記検出部によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で、且つ、増加する場合に、前記差分を、前記推定部によって直前に変更されたガス器具の流量値に加算する
ことを特徴とする請求項1記載のガス器具流量推定装置。
【請求項3】
前記補正部は、
前記検出部によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で、且つ、減少する場合に、前記推定部によって直前に変更されたガス器具の流量値を、前記差分の値まで減算する
ことを特徴とする請求項1記載のガス器具流量推定装置。
【請求項4】
前記補正部は、
前記検出部によって検出されたガスの実流量の変化がなくなるまで、または、所定時間経過するまで、前記差分
で、前記推定部によって直前に変更されたガス器具の流量値
を補正する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のガス器具流量推定装置。
【請求項5】
検出部が、ガス器具に接続するガス通路を流れるガスの実流量を検出し、
算出部が、前記検出部によって検出された今回の実流量と、前記検出部によって検出された前回の実流量とを比較し、これら2つの実流量間の変化量を算出し、
判定部が、前記算出部によって算出された変化量が所定流量以上であるか否かを判定し、
推定部が、前記判定部によって所定流量以上であると判定された変化量が増加量となる場合に、その変化量を、新たなガス器具の流量値として保存し、前記判定部によって所定流量以上であると判定された変化量が減少量となる場合に、保存されているガス器具の流量値の中で、その変化量に近い流量値を削除し、
補正部が、前記検出部によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で変化する場合に、保存されているガス器具の流量値の合計値と、前記検出部によって検出されたガスの実流量との差分
で、前記推定部によって直前に変更されたガス器具の流量値
を補正する
ことを特徴とするガス器具流量推定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ガス器具の流量値を推定するガス器具流量推定装置及びガス器具流量推定方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ガスメータは、その内部を通過するガスの流量を検出し、この検出したガスの実流量の変化に基づいて、使用されているガス器具を推定する。また、ガスメータは、ガス器具の流量値及び使用時間を監視して、ガスの遮断及び警告を行う機能を有している。これにより、ガスメータには、ガス器具の流量値の変化を高精度に推定することが求められている。特許文献1には、ガス器具の流量値の変化を推定することができるガスメータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたガスメータは、今回の実流量と前回の実流量との差分(変化量)が、所定流量以上となる場合に、今回の実流量と前回のガス器具の合計流量値との差分を、保存している最も大きなガス器具の流量値に加減算している。このため、特許文献1に開示されたガスメータでは、今回の実流量と前回の実流量との差分が、所定流量以上でなければ、補正が行われないため、ガスの実流量が所定流量未満で緩やかに変化する場合には、ガス器具の流量値を適切に推定することはできない。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ガスの実流量が緩やかに変化する場合でも、ガス器具の流量値を適切に推定することができるガス器具流量推定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るガス器具流量推定装置は、ガス器具に接続するガス通路を流れるガスの実流量を検出する検出部と、検出部によって検出された今回の実流量と、検出部によって検出された前回の実流量とを比較し、これら2つの実流量間の変化量を算出する算出部と、算出部によって算出された変化量が所定流量以上であるか否かを判定する判定部と、判定部によって所定流量以上であると判定された変化量が増加量となる場合に、その変化量を、新たなガス器具の流量値として保存し、判定部によって所定流量以上であると判定された変化量が減少量となる場合に、保存されているガス器具の流量値の中で、その変化量に近い流量値を削除する推定部と、検出部によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で変化する場合に、保存されているガス器具の流量値の合計値と、検出部によって検出されたガスの実流量との差分で、推定部によって直前に変更されたガス器具の流量値を補正する補正部とを備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、ガスの実流量が緩やかなに変化する場合でも、ガス器具の流量値を適切に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1に係るガス器具流量推定装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】実施の形態1に係るガス器具流量推定装置の動作を示すフローチャートである。
【
図3】実施の形態1に係るガス器具流量推定装置の動作と従来のガス器具流量推定装置の動作とを比較した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10について、
図1から
図3を用いて説明する。
【0011】
先ず、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10の構成について、
図1を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10の構成を示すブロック図である。
【0012】
図1に示したガス器具流量推定装置10は、例えば、ガスメータ1に設けられている。ガスの供給元となるガス供給源2と、ガスの供給先となる複数のガス器具3とは、ガス通路4によって接続されている。ガス器具3は、ガス通路4から分岐した分岐路4aにそれぞれ繋がっている。ガスメータ1は、分岐路4aの手前のガス通路4上に設けられている。ガス器具3は、例えば、給湯器、ファンヒータ、及び、床暖房装置等である。
【0013】
ガス器具流量推定装置10は、検出部11、算出部12、判定部13、推定部14、及び、補正部15を備えている。
【0014】
検出部11は、ガス通路4を流れるガスの実流量を一定周期で検出する。この検出部11は、例えば、超音波センサ等である。検出部11によって検出されたガスの実流量は、メモリ(図示省略)に保存される。
【0015】
算出部12は、検出部11によって検出された今回の実流量と、検出部11によって検出された前回の実流量とを比較し、これら2つの実流量間の変化量を算出する。
【0016】
判定部13は、算出部12によって算出された変化量が、予め設定された所定流量以上であるか否かを判定する。
【0017】
推定部14は、判定部13によって所定流量以上であると判定された変化量が、増加量または減少量であるのかを判定する。そして、推定部14は、判定部13によって所定流量以上であると判定された変化量が増加量となる場合に、その変化量を、新たなガス器具3の流量値として、メモリ等の保存部(図示省略)に保存する。また、推定部14は、判定部13によって所定流量以上であると判定された変化量が減少量となる場合に、保存部に保存されているガス器具3の流量値の中で、その変化量に最も近い流量値を削除する。
【0018】
補正部15は、検出部11によって検出されたガスの実流量の変化が無くなったか否かを判定する。また、補正部15は、検出部11によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で変化しているか否かを判定する。そして、補正部15は、検出部11によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で変化する場合に、保存部に保存されているガス器具3の流量値の合計値と、検出部11によって検出されたガスの実流量との差分で、推定部14によって直前に変更されたガス器具3の流量値を補正する。
【0019】
具体的には、補正部15は、検出部11によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で、且つ、増加する場合(緩やかな実流量増加となる場合)に、上記差分を、推定部14によって直前に変更されたガス器具3の流量値に加算する。また、補正部15は、検出部11によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で、且つ、減少する場合(緩やかな実流量減少となる場合)に、推定部14によって直前に変更されたガス器具3の流量値を、上記差分の値まで減算する。このとき、補正部15は、検出部11によって検出されたガスの実流量の変化がなくなるまで、または、所定時間経過するまで、上記差分で、推定部14によって直前に変更されたガス器具3の流量値を補正する。
【0020】
次に、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10の動作について、
図2を用いて説明する。
図2は、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10の動作を示すフローチャートである。
【0021】
図2に示すように、ステップST11において、検出部11は、ガス通路4を流れるガスの実流量を検出する。
【0022】
ステップST12において、算出部12は、検出部11によって検出された今回の実流量と、検出部11によって検出された前回の実流量とを比較し、これら2つの実流量間の変化量を算出する。
【0023】
ステップST13において、判定部13は、算出部12によって算出された変化量が所定流量以上であるか否かを判定する。ここで、判定部13が、変化量が所定流量以上であると判定した場合(YESの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、ステップST14に進む。一方、判定部13が、変化量が所定流量以上ではないと判定した場合(NOの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、ステップST19に進む。
【0024】
ステップST14において、推定部14は、判定部13によって所定流量以上であると判定された変化量が増加量であるか否かを判定する。ここで、推定部14が、変化量が増加量であると判定した場合(YESの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、ステップST15に進む。一方、推定部14が、変化量が増加量ではないと判定した場合(NOの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、ステップST17に進む。
【0025】
ステップST15において、推定部14は、増加量となる変化量を、新たなガス器具3の流量値として保存する。
【0026】
ステップST16において、ガス器具流量推定装置10は、検出部11によって検出された実流量に対する、安定待ち監視を開始する。安定待ち監視とは、実流量が変化することなく、安定した状態になるまでを監視することである。そして、ガス器具流量推定装置10の動作は、終了する。
【0027】
ステップST17において、推定部14は、保存されているガス器具3の流量値の中で、減少量となる変化量に最も近い流量値を削除する。
【0028】
ステップST18において、ガス器具流量推定装置10は、検出部11によって検出された実流量に対する、安定待ち監視を開始する。そして、ガス器具流量推定装置10の動作は、終了する。
【0029】
ステップST19において、ガス器具流量推定装置10は、安定待ち監視中であるか否かを判定する。ここで、ガス器具流量推定装置10が、安定待ち監視中であると判定した場合(YESの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、ステップST20に進む。一方、ガス器具流量推定装置10が、安定待ち監視中ではないと判定した場合(NOの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、終了する。
【0030】
ステップST20において、補正部15は、検出部11によって検出されたガスの実流量の変化が無くなったか否かを判定する。ここで、補正部15が、ガスの実流量の変化が無くなったと判定した場合(YESの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、ステップST23に進む。一方、補正部15が、ガスの実流量の変化が無くなっていないと判定した場合(NOの場合)には、ガス器具流量推定装置10の動作は、ステップST21に進む。
【0031】
ステップST21において、補正部15は、保存されているガス器具3の流量値の合計値と、検出部11によって検出されたガスの実流量との差分で、推定部14によって直前に変化されたガス器具3の流量値を補正する。
【0032】
ステップST22において、ガス器具流量推定装置10は、検出部11によって検出された実流量に対する、安定待ち監視を継続する。そして、ガス器具流量推定装置10の動作は、終了する。
【0033】
ステップST23において、ガス器具流量推定装置10は、検出部11によって検出された実流量に対する、安定待ち監視を解除する。そして、ガス器具流量推定装置10の動作は、終了する。
【0034】
次に、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10の動作と、従来のガス器具流量推定装置の動作との比較について、
図3を用いて説明する。
図3は、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10の動作と従来のガス器具流量推定装置の動作とを比較した図である。
【0035】
図3の上段に記載されるグラフは、時間の経過と共に、検出部11によって検出されたガスの実流量の推移を示したものである。
図3の中段には、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10における複数のガス器具3の各流量値の変化を記載している。
図3の下段には、従来のガス器具流量推定装置における複数のガス器具3の各流量値の変化を記載している。なお、従来のガス器具流量推定装置は、例えば、上記特許文献1に開示されたガス器具流量推定装置を想定している。
【0036】
図3の例では、3つのガス器具3を用いた場合を説明している。1つ目のガス器具3における通常使用時の流量値Q0は、250L/hとなっている。2つ目のガス器具3における通常使用時の流量値Q1は、200L/hとなっている。3つ目のガス器具3における通常使用時の流量値Q2は、150L/hとなっている。
【0037】
3つのガス器具3を順次起動させた場合、検出部11によって検出されるガスの実流量は、変化する。
(1)の時点では、どのガス器具3も起動しておらず、ガスの実流量は、0L/hとなっている。
(2)の時点で、1つ目のガス器具3が起動し、ガスの実流量は、250L/hとなっている。
(3)の時点で、1つ目のガス器具3に加えて、2つめのガス器具3が起動し、ガスの実流量は、400L/hとなっている。
(4)の時点で、2つのガス器具3に加えて、3つ目のガス器具3が起動し、ガスの実流量は、550L/hから緩やかに増加している。
(5)の時点で、3つのガス器具3が全て通常使用状態となり、ガスの実流量は、600L/hとなっている。
(6)の時点で、3つ目のガス器具3の使用が停止され、ガスの実流量は、450L/hから緩やかに減少している。
(7)の時点で、1つ目及び2つ目のガス器具3が使用され、ガスの実流量は、400L/hとなっている。
ここでのガスの実流量の変化がどのガス器具3によって生じたかについては、不明である。
【0038】
このとき、ガス器具流量推定装置10の補正部15は、(4)の時点で、ガスの実流量が所定流量未満で、且つ、増加していると判定する。そして、補正部15は、3つのガス器具3の流量値の合計値(600L/h)と、検出部11によって検出されたガスの実流量(550L/h)との差分(50L/h)を、推定部14によって直前の(3)の時点で変更された2つ目のガス器具3の流量値(150L/h)に加算する。次いで、補正部15は、(5)の時点で、2つ目のガス器具3の流量値Q1を、200L/hとする。この結果、(5)の時点におけるQ0とQ1とQ2との和は、600L/hとなり、ガスの実流量の600L/hと一致する。
【0039】
また、ガス器具流量推定装置10の補正部15は、(6)の時点で、ガスの実流量が所定流量未満で、且つ、減少していると判定する。そして、補正部15は、3つのガス器具3の流量値の合計値(600L/h)と、検出部11によって検出されたガスの実流量(450L/h)との差分(150L/h)を、(7)の時点で、推定部14が直前の(5)の時点で変更された2つ目のガス器具3の流量値とする。この結果、(7)の時点におけるQ0とQ1とQ2との和は、400L/hとなり、ガスの実流量の400L/hと一致する。
【0040】
従って、ガス器具流量推定装置10は、補正部15によって補正したガス器具3の流量値を推定部14が保存することができるので、ガスの実流量が緩やかで、且つ、流量遮断の判定値に近いような場合であっても、ガス器具3に対する流量遮断の判定を適切に行うことができる。また、ガス器具流量推定装置10は、ガスの実流量の緩やかな変化の後に、ガス器具3の流量値を補正し、この補正した流量値以外の流量値を削減しているため、流量値の削減を適正に行うことができる。
【0041】
これに対して、従来のガス器具流量推定装置は、(4)の時点での差分(50L/h)を、(6)の時点で、3つのガス器具3の中で最も大きな流量値を有する1つめのガス器具3の流量値に加算する。この結果、(7)の時点におけるQ0とQ1とQ2との和は、450L/hとなり、ガスの実流量の400L/hとは一致しない。
【0042】
以上より、実施の形態1に係るガス器具流量推定装置10は、ガス器具3に接続するガス通路4を流れるガスの実流量を検出する検出部11と、検出部11によって検出された今回の実流量と、検出部11によって検出された前回の実流量とを比較し、これら2つの実流量間の変化量を算出する算出部12と、算出部12によって算出された変化量が所定流量以上であるか否かを判定する判定部13と、判定部13によって所定流量以上であると判定された変化量が増加量となる場合に、その変化量を、新たなガス器具3の流量値として保存し、判定部13によって所定流量以上であると判定された変化量が減少量となる場合に、保存されているガス器具3の流量値の中で、その変化量に近い流量値を削除する推定部14と、検出部11によって検出されたガスの実流量が所定流量未満で変化する場合に、保存されているガス器具3の流量値の合計値と、検出部11によって検出されたガスの実流量との差分で、推定部14によって直前に変更されたガス器具3の流量値を補正する補正部15とを備えている。これにより、ガス器具流量推定装置10は、ガスの実流量が緩やかなに変化する場合でも、ガス器具3の流量値を適切に推定することができる。
【0043】
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは、実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0044】
1 ガスメータ
2 ガス供給源
3 ガス器具
4 ガス通路
4a 分岐路
10 ガス器具流量推定装置
11 検出部
12 算出部
13 判定部
14 推定部
15 補正部