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公報発行日 2023年9月19
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上述した構成からなる本発明は、ヨウ化水素酸を添加することにより、酸性下で反応を行うことができるため、塩基性条件で不安定な基質に対しても適用可能である。また、市販の57 wt% HI水溶液からなるヨウ化水素酸を使用することができるため、汎用性を高めることが可能となる。さらに、ヨウ素化反応と還元反応とを同一容器にて行うことができるため、中間体の単離や精製が不要であり、後処理も1回でよい。ヨウ化水素酸による反応には、ケトン化合物に対して還元とヨウ素化が併発してヨウ素化物を生成する反応があるが、本手法ではオレフィンの還元のみが進行してケトン官能基が保たれる手法であり、選択的な還元反応を進行させることができる。
また、上述した構成からなる本発明によれば、ヨウ化水素酸を用いたα,β-不飽和カルボニル化合物の還元反応を行わせる上で、添加剤としてリンを共存させる必要もなく、より簡便な方法で実現することができる。このため、本発明はより汎用性の高いα,β-不飽和カルボニル化合物から酸性条件下で、ケトン化合物、カルボン酸誘導体を合成することができる。また、本発明は、比較的に入手しやすいヨウ化水素酸を用いることで反応を行わせることができ、しかも希少金属を使用しないで選択的な還元反応が可能となる。
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