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特許7346606画面共有処理方法、装置、機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-08
(45)【発行日】2023-09-19
(54)【発明の名称】画面共有処理方法、装置、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/60 20180101AFI20230911BHJP
   H04L 67/50 20220101ALI20230911BHJP
【FI】
G06F8/60
H04L67/50
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021576272
(86)(22)【出願日】2019-12-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-31
(86)【国際出願番号】 CN2019125032
(87)【国際公開番号】W WO2021027205
(87)【国際公開日】2021-02-18
【審査請求日】2021-12-21
(31)【優先権主張番号】201910735830.1
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】518404352
【氏名又は名称】広州視臻信息科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 家▲いぇ▼
(72)【発明者】
【氏名】田 楠
(72)【発明者】
【氏名】肖 志▲強▼
(72)【発明者】
【氏名】辛 ▲応▼▲顔▼
(72)【発明者】
【氏名】王 群
(72)【発明者】
【氏名】古 意昌
【審査官】今城 朋彬
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第108307369(CN,A)
【文献】特開2017-111551(JP,A)
【文献】特開2013-025460(JP,A)
【文献】特開平10-021059(JP,A)
【文献】特開2005-346450(JP,A)
【文献】特開2011-039827(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0244986(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/60- 8/658
H04L 67/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面共有機器により実行される画面共有処理方法であって、
ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントが、ソース機器にインストールされたことを決定することと、
前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定することと、
前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得することと、
前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新することと、
を含む画面共有処理方法。
【請求項2】
画面共有クライアントがソース機器にインストールされたことを決定することは、
前記ソース機器に接続された前記画面共有機器により書き込まれる画面共有クライアントのファイル情報を取得することと、
前記ファイル情報に基づいて、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイルをソース機器において検索することと、
前記記述ファイルが検索された場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされたと決定することと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記画面共有機器は、前記対象機器に接続して、前記対象機器の通信パラメータを取得して記憶することで、前記対象機器とのペアリングを完了する
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルのバージョン情報を含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイルとを有し、
前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定することは、
前記記述ファイルから前記プログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取ることと、
前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記プログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得することと、
前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが異なる場合、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定することと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記更新ファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、
前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新することは、
前記画面共有クライアントのプログラムファイルと記述ファイルとを記憶するインストールディレクトリを決定することと、
前記更新ファイル内のプログラムファイルを前記インストールディレクトリ内のプログラムファイルに取り替えることと、
前記更新ファイル内の記述ファイルを前記インストールディレクトリ内の記述ファイルに取り替えることと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
上記の画面共有クライアントがソース機器にインストールされたことを決定した後、さらに、
前記画面共有クライアントが動作可能状態にあることを決定することと、
前記動作可能状態に応じて、前記画面共有クライアントを起動することと、を含む
請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルのバージョン情報を含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイルとを有し、
前記画面共有クライアントが動作可能状態にあることを決定することは、
前記記述ファイルから前記プログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取ることと、
前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記プログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得することと、
前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが同じ場合、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定することと、を含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルの起動パラメータを含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイルとを有し、
前記動作可能状態に応じて、前記画面共有クライアントを起動することは、
前記動作可能状態に応じて、前記記述ファイルから前記プログラムファイルの起動パラメータを読み取ることと、
前記起動パラメータに従って前記プログラムファイルを起動することと、を含む
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
画面共有機器により実行される画面共有処理方法であって、
対象機器とのペアリングの完了を決定することと、
ソース機器に接続されたことを決定し、前記対象機器との通信接続を確立することと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行するための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定することと、
前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得して前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有クライアントがインストール又は更新されることと、
前記ソース機器における前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、前記対象機器に前記画面共有用画面データを送信して表示することと、
を含む画面共有処理方法。
【請求項10】
対象機器とのペアリングを完了することは、
対象機器に接続され、前記対象機器の通信パラメータを取得して記憶することを含む
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
上記の前記ソース機器の前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得することは、
ユーザによる前記画面共有機器の操作を受信して、前記ソース機器の前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得することを含む
請求項9に記載の方法。
【請求項12】
ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するための接続決定モジュールと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントが、前記ソース機器にインストールされたことを決定するためのインストール決定モジュールと、
前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定するための更新状態決定モジュールと、
前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得するための更新ファイル取得モジュールと、
前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新するためのクライアント更新モジュールと、
を含む画面共有機器。
【請求項13】
画面共有機器にある画面共有処理装置であって、
対象機器とのペアリングの完了を決定するためのペアリングモジュールと、
ソース機器が接続されたことを決定し、前記対象機器との通信接続を確立するための接続モジュールと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行するための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定するためのインストール状態決定モジュールと、
前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有端がインストール又は更新されるための画面共有クライアント処理モジュールと、
前記ソース機器における前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、前記対象機器に前記画面共有用画面データを送信して表示するための画面共有モジュールと、
を含む画面共有処理装置。
【請求項14】
1つ以上のプログラムを記憶するためのメモリを含み、
1つ以上のプログラムが1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサは、請求項1~8のいずれか1項に記載の画面共有処理方法を実現する
電子機器。
【請求項15】
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶するためのメモリと、
対象機器又はソース機器に接続されるための伝送ポートと、
対象機器との通信接続を確立するための無線通信チップと、
1つ以上のプログラムを記憶するためのメモリと、
を含み、
前記1つ以上のプログラムが1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサは、請求項9~11のいずれか1項に記載の画面共有処理方法を実現する
画面共有機器。
【請求項16】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~8のいずれか1項に記載の画面共有処理方法又は請求項9~11のいずれか1項に記載の画面共有処理方法を実現させる
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年8月9日に中国国家知識産権局に提出された、出願番号が201910735830.1である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は援用することによって本出願に組み込まれる。
本開示は、マルチメディア処理の技術に関し、例えば、画面共有処理方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
仕事、勉強、娯楽などのシーンでは、ソース機器と画面共有機器が接続され、ソース機器のマルチメディアデータを対象機器に同期させてそのコンテンツを再生する、画面共有操作が広く行われている。
【0003】
現在、画面共有操作を実行することに適する画面共有クライアントが画面共有機器のファームウェアにプログラミングされており、ユーザは、最初に画面共有機器をソース機器に接続するとき、手動で画面共有クライアントをソース機器にインストールする。
【0004】
画面共有クライアントの更新時、一般的に、新な画面共有クライアントが対象機器に公開され、ユーザが手動で画面共有機器を対象機器に挿入し、対象機器により新な画面共有クライアントが画面共有機器にプログラミングされ、ユーザが手動で画面共有機器をソース機器に接続して、新な画面共有クライアントがソース機器に伝送してインストールされる。
【0005】
ユーザが画面共有機器を交換すると、画面共有機器における画面共有クライアントが更新されない場合があるため、ユーザが再度画面共有機器における画面共有クライアントをアップデートする必要があり、操作が煩雑になる。
【0006】
画面共有クライアントは、機能が多く、体積が大きいため、そのプログラミングに時間がかかる。そして、画面共有機器の記憶容量が固定であるため、画面共有クライアントの体積が記憶容量の大きさを超えることはできなく、画面共有クライアントの新機能の開発が制限され、画面共有クライアントの性能が制限される。
【発明の概要】
【0007】
本発明の実施例は、画面共有クライアントが画面共有機器にプログラミングされることによる性能制限の問題を解決するための画面共有処理方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【0008】
第1の方面によると、本発明の実施例は、
ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントがソース機器にインストールされたことを決定することと、
前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定することと、
前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得することと、
前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新することと、
を含む画面共有処理方法を提供する。
【0009】
第2の方面によると、本発明の実施例は、
ペアリング済みの対象機器と通信接続される画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないことを決定することと、
前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得することと、
前記画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされるように、前記インストールファイルを前記ソース機器にインストールすることと、
を含む画面共有処理方法をさらに提供する。
【0010】
第3の方面によると、本発明の実施例は、
ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントを、前記ソース機器にインストール及び/又は更新するためのローダである、前記画面共有機器におけるローダを起動することと、
を含む画面共有処理方法をさらに提供する。
【0011】
第4の方面によると、本発明の実施例は、画面共有機器により実行される画面共有処理方法であって、
対象機器とのペアリングの完了を決定することと、
ソース機器に接続されたことを決定し、前記対象機器との通信接続を確立することと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行するための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定することと、
前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において記画面共有クライアントがインストール又は更新されることと、
前記ソース機器における前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、前記画面共有用画面データを前記対象機器に送信して表示することと、
を含む画面共有処理方法をさらに提供する。
【0012】
第5の方面によると、本発明の実施例は、
ローダを決定することと、
ソース機器に接続されるとともにペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器に前記ローダがプログラミングされることと、
を含み、
前記ローダは、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定し、前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器に前記画面共有端がインストール又は更新されることに用いられる、画面共有処理方法をさらに提供する。
【0013】
第6の方面によると、本発明の実施例は、
ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するための接続決定モジュールと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントがソース機器にインストールされたことを決定するためのインストール決定モジュールと、
前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定するための更新状態決定モジュールと、
前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得するための更新ファイル取得モジュールと、
前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新するためのクライアント更新モジュールと、
を含む画面共有機器をさらに提供する。
【0014】
第7の方面によると、本発明の実施例は、
ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するための接続決定モジュールと、
前記ソース機器と前記対象機器にそれぞれ接続される前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないことを決定するための未インストール決定モジュールと、
前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得するためのインストールファイル取得モジュールと、
前記インストールファイルを前記ソース機器にインストールして、前記画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされるためのクライアントインストールモジュールと、
を含む画面共有処理装置をさらに提供する。
【0015】
第8の方面によると、本発明の実施例は、
ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するための接続決定モジュールと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面を表示させるための画面共有クライアントを、前記ソース機器にインストール及び/又は更新するためのローダである、前記画面共有機器におけるローダを起動するローダ起動モジュールと、
を含む画面共有処理装置をさらに提供する。
【0016】
第9の方面によると、本発明の実施例は、画面共有機器にある画面共有処理装置であって、
対象機器とのペアリングの完了を決定し、通信接続を保持するための第1の接続モジュールと、
ソース機器に接続されたことを決定し、前記対象機器との通信接続を確立するための第2の接続モジュールと、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行するための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定するためのインストール状態決定モジュールと、
前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有端がインストール又は更新されるための画面共有クライアント処理モジュールと、
前記ソース機器における前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、前記対象機器に前記画面共有用画面データを送信して表示するための画面共有モジュールと、
を含む画面共有処理装置をさらに提供する。
【0017】
第10の方面によると、本発明の実施例は、
ローダを決定するためのローダ決定モジュールと、
ソース機器に接続されるとともにペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器に前記ローダがプログラミングされるためのローダプログラミングモジュールと、を含み、
前記ローダは、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面を表示するための画面共有クライアントを、前記ソース機器にインストール及び/又は更新することに用いられる画面共有処理装置をさらに提供する。
【0018】
第11の方面によると、本発明の実施例は、ソース機器に接続されるとともにペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器であって、
前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定し、前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有端がインストール又は更新されることに用いられるローダを含む、画面共有機器をさらに提供する。
【0019】
第12の方面によると、本発明の実施例は、
1つ以上のプログラムを記憶するためのメモリを含み、
前記1つ以上のプログラムが1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに第1又は第2の方面のいずれか1項に記載の画面共有処理方法を実現させる電子機器をさらに提供する。
【0020】
第13の方面によると、本発明の実施例は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶するためのメモリと、
前記1つ以上のプログラムが前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに第3又は第5の方面のいずれか1項に記載の画面共有処理方法を実現させる電子機器。
【0021】
第14の方面によると、本発明の実施例は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ以上のプログラムを記憶するためのメモリと、
対象機器又はソース機器に接続されるための伝送ポートと、
対象機器との通信接続を確立するための無線通信チップと、
1つ以上のプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、
前記1つ以上のプログラムが1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに第4の方面に記載の画面共有処理方法を実現させることを特徴とする画面共有機器をさらに提供する。
【0022】
第15の方面によると、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、第1、第2、第3、第4又は第5の方面のいずれか1項に記載の画面共有処理方法が実現されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0023】
本発明の実施例では、画面共有クライアントが対象機器にインストールされ、かつ画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定されると、更新待ち状態に応じて、対象機器から画面共有クライアントの更新ファイルを取得し、更新ファイルに基づいて画面共有クライアントを更新する一方、画面共有クライアント自体が画面共有機器にプログラミングされることではなく、対象機器から画面共有クライアントの更新ファイルを取得してそれをソース機器に更新するためのプログラムが、画面共有機器にプログラミングされることにより、画面共有クライアントの体積が画面共有機器の記憶容量に制限されることはない。通常、対象機器の記憶容量が画面共有クライアントの体積よりはるかに大きいため、画面共有クライアントの新機能を開発し続けて画面共有クライアントの性能を確保することができるとともに、画面共有クライアントを更新しようとする時、ソース機器の画面共有クライアントを更新すればよいため、頻繁的に画面共有機器に画面共有クライアントがプログラミングされる必要はなく、更新操作の便利性が大幅に向上される。また、上記のプログラムは、画面共有クライアントの更新による影響を受けないため、その機能が安定し、頻繁に更新される必要はなく、画面共有機器のメンテナンスの便利性が確保されている。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1A】本発明の実施例による画面共有システムの構造の模式図である。
図1B】本発明の実施例による画面共有機器の構成の模式図である。
図2】本発明の実施例1による画面共有処理方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施例2による画面共有処理方法のフローチャートである。
図4】本発明の実施例3による画面共有処理方法のフローチャートである。
図5】本発明の実施例4による画面共有処理方法のフローチャートである。
図6】本発明の実施例5による画面共有処理方法のフローチャートである。
図7】本発明の実施例6による画面共有処理方法のフローチャートである。
図8】本発明の実施例7による画面共有処理方法のフローチャートである。
図9】本発明の実施例による画面共有クライアントのインストール、更新、起動のフローチャートである。
図10】本発明の実施例8による画面共有処理装置の構成の模式図である。
図11】本発明の実施例9による画面共有処理装置の構成の模式図である。
図12】本発明の実施例10による画面共有処理装置の構成の模式図である。
図13】本発明の実施例11による画面共有処理装置の構成の模式図である。
図14】本発明の実施例12による画面共有機器の構成の模式図である。
図15】本発明の実施例13による画面共有機器の構成の模式図である。
図16】本発明の実施例14による電子機器の構成の模式図である。
図17】本発明の実施例15による電子機器の構成の模式図である。
図18】本発明の実施例16による電子機器の構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面及び実施例を参照しながら本開示を詳細に説明する。なお、ここで説明される実施例は、解釈的なものに過ぎず、本開示を限定するものではない。また、説明の便宜上、図面において、構成のすべてではなく本開示に関する一部のみ示している。
【0026】
図1Aは、本発明の実施例による画面共有システムの構造の模式図である。
【0027】
図1Aに示すように、画面共有システムにおいて、ソース機器110が画面共有操作源となる装置であり、画面共有機器120が画面共有操作を実行する装置であり、対象機器130が画面共有操作先となる装置である。
【0028】
一般的に、ソース機器110は、強い演算能力があり、パーソナルコンピュータ、ノート型パソコンなどを含んでもよく、そのオペレーションシステムがwindows、Mac、Android(アンドロイド(登録商標))、iOSなどを含んでもよく、ユーザがソース機器110でプレゼンテーション(PPT)、作業文書(Word)などのファイルを作成、再生することができる。
【0029】
しかしながら、ソース機器110のスクリーンが小さく、スピーカのパワーが低い。例えば、ノート型パソコンのスクリーンが13.3インチ、14インチ及び15.6インチであることが多く、スピーカのパワーが通常2W~5Wである。
【0030】
会議、スピーチなどのシーンでは、場所が広く、再生の要求が高いため、ソース機器110でファイルを再生する場合、画面情報(例えばフォント、ピクチャなど)が小さく、音声が小さいなどの問題が発生しやすいことで、再生効果が悪くなってしまう。
【0031】
対象機器130は、タブレット、表示端末などを含んでもよい。
【0032】
このタブレットは、2つ又は複数の物理的実体で構成されてもよいし、1つの物理的実体で構成されてもよい。タブレットは、タッチ・コントロール技術によって、タブレットに表示されるコンテンツを操作してヒューマンマシンインターフェースを実現する可能となるものであって、プロジェクタ、電子ホワイトボード、スクリーン、音響、テレビ及びビデオ会議端末などの1つ又は複数の機能が集積されたものである。一般的に、タブレットの表示スクリーンは、容量式スクリーン、抵抗式スクリーン、又は電磁式スクリーンであってもよい。ユーザは、指又はスタイラスペンでインテリジェント・インタラクティブ・タブレットに対してタッチ・コントロール操作を行うことができる。
【0033】
タブレットには、オペレーションシステムに内蔵のアプリがインストールされるとともに、第三者の機器又はサーバ端末からダウンロードされるアプリもインストールされるようにしてもよい。ここで、アプリの具体的な種類及びコンテンツが、実際の状況に応じて設定できる。通常、このアプリソフトウェアは、電子ホワイトボード機能を有し、電子ホワイトボード機能によってライト、描画、コメント、コースウエアの作成及び表示・再生などの機能を実現することができる。
【0034】
一実施の形態では、このタブレットは、会議での使用に適するタブレット、授業での使用に適するタブレットであってもよい。
【0035】
会議や授業での使用に適するとは、会議や授業の業務特性に従ってタブレットの対応のアプリをカスタマイズすることである。
【0036】
例えば、タブレットのスクリーンにライトしながら、グラフ補助などのデザインを取り入れて会議での効率的なライトのニーズに応えるようにする。
【0037】
タブレットに撮像、ピックアップ、拡声などのモジュールが内蔵されて、リモートデスクトップ共有やオフサイトライトのリアルタイム同期に対応し、会議でのリモートコラボレーションやボーダレスオフィスのニーズに応えることができる。
【0038】
対象機器130のスクリーンが大きく、スピーカのパワーが高く、例えば、タブレットのスクリーンが55インチ~100インチであることが多く、スピーカのパワーが通常30W~60Wである。
【0039】
会議、スピーチなどのシーンでは、対象機器110でファイルを再生する場合、画面情報(例えばフォント、ピクチャなど)が鮮明で、音声が大きいため、再生効果がよくなる。
【0040】
そのため、画面共有機器120を介してソース機器110のマルチメディアデータを対象機器130に同期して再生することで、ソース機器110の強い演算能力と対象機器130の優れるマルチメディア再生効果の利点を組み合わせることができる。
【0041】
図1Bは、本発明の実施例による画面共有機器の構成の模式図である。
【0042】
この画面共有機器120は、伝送ポート121、無線通信チップ122、入力手段123、出力手段124、メモリ125、及びプロセッサ126などの部材を含むが、これに限定されない。当業者であれば、図1Bに示される画面共有機器120の構成は、画面共有機器120の限定ではなく、画面共有機器120は、図示よりも多く又は少ない部材を含むか、いくつかの部材を組み合わせるか、又は異なる部材の配置を行うと理解すべきである。本発明の実施例では、画面共有機器120は、USB Dongle(USB(Universal Serial Bus、ユニバーサル・シリアル・バス)ドングル)などを含むが、これに限定されない。
【0043】
伝送ポート121は、画面共有機器120を外部装置として他の機器に接続するためのインターフェースである。例えば、USBインターフェース(Type A、Type B、Type Cを含むが、これらに限定されない)などである。伝送ポート122は、他の機器からのデータの受信、及び他の機器へのデータの入力を行うことができる。
【0044】
なお、この他の機器は、画面共有操作の時にソース機器110としてもよく、ペアリング操作の時に対象機器130としてもよい。
【0045】
ペアリングとは、画面共有機器120に対して対象機器130の認証を行い、対象機器130のワイヤレスアクセスポイントの情報を画面共有機器120に書き込むことである。
【0046】
画面共有機器120が伝送ポート121を介してソース機器110に接続されると、ソース機器110から受信されるデータは、スクリーンデータ、音声データなどを含み、ソース機器110に伝送されるデータは、タッチデータなどを含むが、これに限定されない。
【0047】
画面共有機器120が伝送ポート121を介して対象機器130に接続されると、対象機器130から受信されるデータは、ペアリングデータ、ファームウェアなどを含み、ソース機器110に伝送されるデータは、ペアリングデータなどを含むが、これに限定されない。
【0048】
無線通信チップ122は、無線通信に利用でき、2.4G帯域、5G帯域などを適用できるWi-Fiチップ、ブルートゥース(登録商標)チップなどを含むが、これらに限定されない。無線通信チップ122は、短距離無線伝送技術である。画面共有機器120は、対象機器130とペアリングされた後、無線通信チップ122を介して対象機器130との無線接続を確立でき、該無線接続を介して対象機器130からのデータ(例えばタッチデータなど)の受信、及び対象機器130へのデータ(例えばスクリーンデータ、音声データなど)の入力を行うことができる。
【0049】
入力手段123は、ユーザの設定及び機能制御に関するキー信号の入力を生成することができる。具体的に、入力手段123は、機能キー(例えば、画面共有の開始を制御するコントローラ、画面共有の一時停止を制御する制御、画面共有の停止を制御するコントローラ)、タッチパネル、レバーなどの1つ又は複数を含んでもよい。
【0050】
なお、これら機能キーは、同一のボタンに集積され、押圧回数、押圧時間、押圧頻度などによって異なる制御機能を区別するようにしてもよい。
【0051】
出力手段124は、例えば、画面共有中、画面共有の一時停止、画面共有なしなどのような画面共有の状態を出力することができる。一実施の形態では、出力手段124は、指示灯などを含む。
【0052】
メモリ125は、ソフトウェアプログラム及び各種類のデータを記憶することができる。メモリ125は、少なくとも1つの機能に必要なアプリプログラム(例えばペアリング、やスクリーンデータ、音声データ、タッチデータの伝送など)などを記憶することができるプログラム記憶領域と、画面共有機器120の使用に応じて生成されたデータ(例えばペアリングデータ、や操作識別子など)などを記憶することができるデータ記憶領域とを主に含む。なお、メモリ125は、高速RAMを含んでも良いし、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、又は他の揮発性ソリッドステートストレージデバイスを含んでも良い。
【0053】
ここで、プロセッサ126は、画面共有機器120の制御センターであり、MPU(Micro Processor Unit,マイクロプロセッサ)を含むが、これに限定されない。各インターフェース及び線路を利用して画面共有機器120全体の各部分を接続し、メモリ125に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールの動作又は実行、及びメモリ125に記憶されたデータの呼び出しによって、画面共有機器120の各機能及び処理データを実行して、コンピュータ装置の全体モニタリングを行う。
【0054】
図示しないが、画面共有機器120は、例えば充電チップなどの他の部材を含んでもよいが、ここで詳細に説明されない。
【0055】
ソース機器110に画面共有クライアントをインストールすることができ、対象機器130に画面共有サーバーをインストールすることができ、画面共有クライアントと画面共有サーバーとが画面共有プロトコルに準じて、画面共有機器120を介してソース機器110と対象機器130の間で画面共有操作を実行することができる。
【0056】
なお、例えば会議、授業、家庭娯楽などの異なる業務シーンに対して、画面共有プロトコルが異なる可能性があるため、それに応じて、画面共有操作が異なる。さらに、同一の業務シーンに対して、画面共有プロトコルが変更される可能性があるため、画面共有操作が異なるバージョンの画面共有クライアント及び画面共有サーバーとの間で異なる可能性もある。本発明の実施例ではこれについて限定されない。
【0057】
当業者が本発明の実施例をよく理解するために、以下で例を用いて本発明の実施例における画面共有操作を説明。
【0058】
1、対象機器がソース機器のマルチメディアデータを同期すること
ソース機器において、画面共有クライアントは、画面取得操作(即ち、画面記録操作)を実行し続けて、ソース機器に表示されるスクリーンデータ、及びソース機器により再生される音声データを取得する。
【0059】
例えば、windowsシステムで、画面共有クライアントは、GDI、mirror、ddraw、やdxgiなどによって画面取得を行うことができる。
画面共有クライアントは、スクリーンデータ、音声データを画面共有機器に送信する。
【0060】
画面共有機器は、スクリーンデータ、音声データを対象機器に送信する。
【0061】
対象機器において、画面共有サーバーは、スクリーンデータの表示、この音声データの再生を行う。
【0062】
2、ソース機器が対象機器のタッチ操作を同期すること
対象機器において、画面共有サーバーは、タッチポイントの数、タッチポイントの状態、タッチポイントの座標(横軸座標xと縦軸座標yを含む)、及びタッチポイントの圧力値の少なくとも1つを含むタッチデータをモニタリングする。
【0063】
一実施の形態では、タッチポイントの座標は、スクリーンデータが対象機器の表示領域の大きさによって線形変倍されて算出されたものである。
【0064】
画面共有サーバーは、タッチデータを画面共有機器に送信する。
【0065】
画面共有機器は、タッチデータをソース機器に送信する。
【0066】
ソース機器において、画面共有クライアントは、タッチデータに対応する操作を実行する。
【0067】
又は、
対象機器において、画面共有サーバーは、タッチデータをモニタリングして、該タッチデータをジェスチャ信号に変換する。
【0068】
画面共有サーバーは、ジェスチャ信号を画面共有機器に送信する。
【0069】
画面共有機器は、ジェスチャ信号をソース機器に送信する。
【0070】
ソース機器において、画面共有クライアントは、ジェスチャ信号に対応する操作を実行する。
【0071】
1つの状況では、このジェスチャ信号は、ソース機器が現在画面に表示される所定種類(例えばPPT)のファイルに対して例えばページめくりのような特定の操作を実行することをトリガーすることに用いられてもよい。
【0072】
もう1つの状況では、該ジェスチャ信号は、ソース機器がそのオペレーションシステムの模擬キーイベントを用いるようにジェスチャ信号に対応する操作を実行することをトリガーすることに用いられる。
【0073】
さらに他の状況では、画面共有機器は、ジェスチャ信号に対応するキーイベントを取得し、キーイベントをキーボードプロトコルでソース機器に送信し、該キーイベントがそれに対するソース機器の応答をトリガーするためのものである。
【0074】
実施例1
図2は、本発明の実施例1による画面共有処理方法のフローチャートである。本実施例は、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされる状況に適用できる。該状況では、画面共有機器はそれぞれソース機器への接続及びペアリング済みの対象機器との通信接続を行う。具体的に、画面共有機器は、伝送ポート(例えばUSBインターフェース)を介してソース機器に接続されながら、対象機器とのペアリングを完了した後、無線通信チップ(例えばWi-Fiチップ)を介して対象機器との無線接続(例えばWi-Fi接続)を確立する。この方法は、画面共有処理装置によって実行されてもよい。該画面共有処理装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され、例えば画面共有機器、ソース機器などのような電子機器に配置されてもよい。該方法は、ステップS201~S204を含む。
【0075】
S201、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定する。
【0076】
本発明の実施例では、予め画面共有機器と対象機器とのペアリングを行うことができる。
【0077】
ペアリングとは、画面共有機器と対象機器が相互に認証して相手の通信パラメータを記録することであってもよい。
【0078】
画面共有機器には、IP(Internet Protocol,ネットワーク間接続プロトコル)アドレスなどの装置アドレス、及び、SSID(Service Set Identifier,サービスセット識別子)、パスワードなどのワイヤレスアクセスポイント情報を含む、対象機器の通信パラメータが記録される。
【0079】
対象機器がワイヤレスアクセスポイントとし、画面共有機器が、通信パラメータを介して該対象機器と通信接続し、通信接続された後、対象機器との通信を行うことができる。
【0080】
1つのペアリングの方式で、画面共有機器が、対象機器に接続されて対象機器の通信パラメータを取得し記憶することで、対象機器とのペアリングを完了する。
【0081】
例えば、画面共有機器は、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して対象機器に接続され、対象機器は、接続された装置が画面共有機器であると認証するとき、その装置アドレス、ワイヤレスアクセスポイント情報などの通信パラメータを画面共有機器のメモリに書き込む。
【0082】
当然ながら、伝送ポートを介して対象機器に接続されてペアリングすること以外は、例えば、NFC(Near Field Communication,近距離無線通信技術)によるペアリングなどのような他の方式によってペアリングを行ってもよいが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。
【0083】
画面共有機器が伝送ポート(例えばUSBインターフェース)を介して対象機器に接続されてペアリングする場合、ペアリングに成功した後、ユーザが対象機器を抜け出すことができ、その後、画面共有機器が伝送ポート(例えばUSBインターフェース)を介してソース機器に接続される。
【0084】
画面共有機器のメモリに、ローダと名付けられたプログラムがプログラミングされている。該ローダは、S201~S204に従ってソース機器に画面共有クライアントをインストールすることができる。
【0085】
本発明の実施例では、このローダは、対象機器と通信する機能を有するが、画面共有操作を実行する機能を有していない。そのため、ローダは、画面共有クライアントよりも機能が少なく、体積が小さくなることが一般的である。
【0086】
画面共有機器が、ソース機器に接続され、ペアリング済みの対象機器と通信接続され、これに伴って、このローダが起動できる。該ローダが起動すると、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することができる。
【0087】
S202、画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないことを決定する。
【0088】
本発明の実施例では、画面共有クライアントは、1つの独立のクライアントであるか、又はあるクライアントのモジュールであり、画面共有機器を介してソース機器と対象機器の間で画面共有操作を実行して、ソース機器に表示されるスクリーンデータや対象機器から供給される操作コントローラなどを含む、ソース機器の画面共有用画面データを対象機器に表示することができる。
【0089】
例えば、windows、Mac、Android、iOSなどのように、ソース機器のオペレーションシステムの種類が多いため、画面共有機器のメモリには、異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、異なる種類のオペレーションシステムごとに、当該システムで動作することに適するローダがプログラミングできる。画面共有機器がソース機器に接続されると、ソース機器のオペレーションシステムで動作することに適するローダが起動できる。
【0090】
1つの起動方式で、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定されると、ソース機器におけるローダを起動するための検出サービスをソース機器に予め登録する。
【0091】
当然ながら、上記の検出サービスによる起動は、例示的なものに過ぎず、本発明の実施例を実施する時、実際の状況に応じて他の起動方式を設定できる。例えば、windowsシステムでは、画面共有機器のルートディレクトリの下に、自動に動作するそのコンテンツ(例えばopenパラメータ)がローダを指す1つのファイル(autorun.inf)を作成することができ、画面共有機器がソース機器に接続されると、ソース機器のモジュール(例えばAutoRunモジュール)が該ファイルのパラメータに従ってローダを起動することなどのようにするが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。また、当業者は、上記の検出サービスによる起動の他、実際の要求に応じて他の起動方式を採用してもよいが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。
【0092】
具体的な実現では、ローダは、レジストリを書き込まなくてもよく、いくつかの動的ライブラリに依存しなくてもよく、データの全て又は一部がソース機器のメモリに読み取られてソース機器の環境下で実行されてもよい。
【0093】
データの一部がソース機器のメモリに読み取られ、かつ残り部分のデータが画面共有機器のメモリに存在する場合、該部分のデータが実行されるとき、画面共有機器のメモリからローダの残りのデータを読み取って、ローダの正常な動作を確保する。
【0094】
ローダの起動の後、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされるか否かを検出でき、画面共有クライアントのソース機器におけるインストール状態を決定する。
【0095】
1つの検出方式で、画面共有クライアントに、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイル(例えば、nfoファイル)が配置される。このクライアントパラメータは、以下のもの少なくとも1つを含む。
ベリコード(例えば、MD5(Message Digest Algorithm,メッセージ・ダイジェスト・アルゴリズム5)値)、プログラムファイルのファイル名、プログラムファイルの起動パラメータ、プログラムファイルのバージョン情報。
【0096】
この検出方式で、記述ファイルは、画面共有クライアントを一意に識別でき、ローダは、ソース機器に接続される画面共有機器により書き込まれる画面共有クライアントのファイル情報を取得し、該ファイル情報に基づいてソース機器において記述ファイルを検索して、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされるか否かを決定することができる。
【0097】
一実施の形態では、該記述ファイルのファイル情報は、特定のファイル名が含まれ、ローダは、該ソース機器に該ファイル名であるファイルが記載されたか否かを検出し、該ファイル名であるファイルが検出されない場合、ソース機器に記述ファイルが記憶されていないと決定する。
【0098】
この記述ファイルが検索されない場合、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされていないと決定する。
【0099】
当然ながら、上記の検出方式が例示的なものに過ぎず、本発明の実施例を実施する時、実際の状況に応じて他の検出方式を設定してもよい。例えば、レジストリ(windowsシステムでは、経路がHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall,又は,HKEY_LOCAL_MACHINE\ SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersi on\Uninstallである)に画面共有クライアントの特定のキー値が存在するか否かを検出するが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。また、当業者は、上記の判断処理方法の他、実際の要求に応じて他の検出方式を採用してもよいが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。
【0100】
S203において、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得する。
【0101】
本発明の実施例では、この画面共有クライアントを公開するサーバ端末は、画面共有クライアントのインストールファイルを対象機器に送出し、対象機器は、該インストールファイルを特定のディレクトリに記憶することができる。
【0102】
例えば、windows、Mac、Android、iOSなどのように、ソース機器のオペレーションシステムの種類が多い。異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、該サーバ端末は、異なる種類のオペレーションシステムごとに、当該オペレーションシステムでインストール・動作することに適する異なる種類のインストールファイルを公開し、異なる種類のインストールファイルを対象機器に送出することができ、対象機器は、異なる種類のインストールファイルを特定のディレクトリに記憶する。
【0103】
なお、画面共有クライアントの拡張性を高め、メンテナンスを容易にするために、画面共有クライアントの機能の一部をプラグインとしてカスタマイズすることができ、つまり、画面共有クライアントは、主プログラムとプラグインとを含む。
【0104】
一例では、このインストールファイルがインストールパック(Install pack)、即ち画面共有クライアントのインストールに必要な全てのファイル(主プログラム、記述ファイルを含んでもよく、主プログラム、プラグイン、記述ファイル)を含む自己解凍ファイルの集合体である。
【0105】
他の一例では、このインストールファイルは、レジストリ、システム設定、ショートカットなどに依存せずに実行できるプログラムファイルと、記述ファイルとを含む。
【0106】
インストールについて、このプログラムファイルは、主プログラムのプログラムファイルであってもよく、主プログラムとプラグインのプログラムファイルであってもよい。
【0107】
この例では、このプログラムファイルは、画面共有クライアントプログラム自体があるファイルであってもよく、異なる種類のオペレーションシステムで、一部のプログラムファイルの形が異なることがある。
【0108】
例えば、windowsシステムで、主プログラムのプログラムファイルが実行可能なファイル、例えば、exeファイルであり、プラグインのプログラムファイルがライブラリファイル、例えばDLL(Dynamic Link Library,ファイルが動的リンクライブラリファイルである)ファイルである。
【0109】
Macシステムで、主プログラムのプログラムファイルが実行可能なファイルであり、プラグインのプログラムファイルが実行可能なファイルである。
【0110】
ローダは、画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないと決定されると、インストール請求を生成し、伝送ポート(例えばUSBインターフェース)を介して画面共有機器に送信し、画面共有機器は、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該インストール請求を対象機器に送信することができる。
【0111】
対象機器は、このインストール請求に応じて、特定のディレクトリから画面共有クライアントのインストールファイルを検索でき、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該インストールファイルを画面共有機器に送信し、画面共有機器は、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して該インストールファイルをローダに送信することができる。
【0112】
例えば、windows、Mac、Android、iOSなどのように、ソース機器のオペレーションシステムの種類が多い。異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、ローダは、インストール請求に、識別子によってオペレーションシステムの種類を指示することができ、対象機器は、該インストール請求から該識別子を抽出し、特定のディレクトリから該識別子によって示す種類に一致する画面共有クライアントのインストールファイルを検索して、ソース機器に該画面共有クライアントをインストールして動作させることができる。
【0113】
S204、前記インストールファイルを前記ソース機器にインストールして、前記画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされる。
【0114】
ローダは、画面共有クライアントのインストールファイルを取得した後、ソース機器に該インストールファイルをインストールできる。ソース機器に画面共有クライアントをインストールすることにより、ソース機器と対象機器の間で画面共有操作を実現する。
【0115】
一例では、このインストールファイルがインストールパックである場合、該インストールパックを実行でき、この画面共有クライアントの全てのファイル(主プログラム、記述ファイルを含んでもよく、主プログラム、プラグイン、記述ファイルを含んでもよい)をソース機器のインストールディレクトリに展開し、レジストリの修正、システム設定の修正、やショートカットの作成などの作業を完了する。
【0116】
もう一つの例では、該インストールファイルがプログラムファイルと記述ファイルとを含む場合、該プログラムファイルは、主プログラムのプログラムファイル、又は主プログラムとプラグインのプログラムファイルを含む。
【0117】
このとき、プログラムファイルをソース機器の特定のインストールディレクトリに記憶でき、記述ファイルをソース機器の特定のインストールディレクトリに記憶できる。
【0118】
一実施の形態では、プログラムファイルが圧縮ファイル、例えば、DATファイルである場合、プログラムファイルをソース機器の特定のインストールディレクトリに記憶する時、プログラムファイルを解凍することができる。
【0119】
本発明の実施例では、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定し、画面共有機器がペアリング済みの対象機器と通信接続され、画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないと決定される場合、対象機器から画面共有クライアントのインストールファイルを取得でき、インストールファイルをソース機器にインストールして、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされ、画面共有クライアント自体が画面共有機器にプログラミングされることではなく、対象機器から画面共有クライアントのインストールファイルを取得しソース機器にインストールするためのプログラムが、画面共有機器にプログラミングされることにより、画面共有クライアントの体積が画面共有機器の記憶容量に制限されることはない。対象機器の記憶容量が通常画面共有クライアントの体積よりはるかに大きいため、画面共有クライアントの新機能を開発し続けて画面共有クライアントの性能を確保することができる。そして、画面共有機器が接続され、画面共有機器とのペアリング済みの対象機器から画面共有クライアントをダウンロードしてインストールする方式で、ソース機器において画面共有クライアントと対象機器の要求が一致することを確保でき、ソース機器と対象機器の間の画面共有操作の適応性を確保し、バージョンの互換性による問題を低減することができる。
【0120】
次に、画面共有クライアントに記述ファイルを設定し、ソース機器において記述ファイルを検索し、記述ファイルが検索されない場合、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされていないと決定される。記述ファイルは、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する加え、画面共有クライアントをインストールするか否かを示す識別子として兼用され、操作されやすく、検出時間が短いことである。
【0121】
さらに、インストールファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、プログラムファイルをソース機器の特定のインストールディレクトリに記憶し、記述ファイルをソース機器の特定のインストールディレクトリに記憶することで、レジストリの修正、システム設定、ショートカットなどの設定を行うことなく、画面共有クライアントのインストールを実現でき、安全なアプリによりリスク操作としてインターセプトされる確率を低下でき、画面共有クライアントのインストールの成功率を確保でき、画面共有クライアントが正常に動作でき、画面共有の安定性を確保する。
【0122】
実施例2
図3は、本発明の実施例2による画面共有処理方法のフローチャートである。本実施例は、ソース機器において画面共有クライアントが更新される状況に適用できる。該状況では、画面共有機器はそれぞれソース機器への接続及びペアリング済みの対象機器との通信接続を行う。具体的に、画面共有機器は、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介してソース機器に接続されながら、対象機器とのペアリングを完了した後、無線通信チップ(例えば、Wi-Fiチップ)を介して対象機器との無線接続(例えば、Wi-Fi接続)を確立する。この方法は、画面共有処理装置によって実行されてもよい。該画面共有処理装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され、例えば、画面共有機器、ソース機器などのような電子機器に配置されてもよい。該方法は、以下のステップを含む。
【0123】
S301、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定する。
【0124】
画面共有機器のメモリに、ローダと名付けられたプログラムがプログラミングされている。該ローダは、S301~S304に従ってソース機器に画面共有クライアントを更新することができる。
【0125】
ステップS301において画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するプロセスは、実施例1におけるステップS201と同様であり、ここでは詳細に説明されない。
【0126】
S302、画面共有クライアントがソース機器にインストールされたことを決定する。
【0127】
一実施の形態では、該記述ファイルのファイル情報は、特定のファイル名が含まれ、ローダは、該ソース機器に該ファイル名であるファイルが記載されたか否かを検出し、該ファイル名であるファイルが検出された場合、ソース機器に記述ファイルが記憶されていると決定する。
【0128】
この記述ファイルが検索された場合、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされたと決定する。
【0129】
ステップS302においてソース機器に画面共有クライアントがインストールわれたプロセスは、実施例1におけるステップS202を参照すればよいが、ここでは詳細に説明されない。
【0130】
S303、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定する。
【0131】
本発明の実施例では、この画面共有クライアントを公開するサーバ端末は、画面共有クライアントの更新ファイルを対象機器に送出し、対象機器は、該更新ファイルを特定のディレクトリに記憶することができる。
【0132】
例えば、windows、Mac、Android、iOSなどのように、ソース機器のオペレーションシステムの種類が多い。異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、該サーバ端末は、異なる種類のオペレーションシステムごとに、当該オペレーションシステムでインストール・動作することに適する異なる種類の更新ファイルを公開し、異なる種類の更新ファイルを対象機器に送出することができ、対象機器は、異なる種類の更新ファイルを特定のディレクトリに記憶する。
【0133】
なお、画面共有クライアントの拡張性を高め、メンテナンスを容易にするために、画面共有クライアントの機能の一部をプラグインとしてカスタマイズすることができ、つまり、画面共有クライアントは、主プログラムとプラグインとを含む。
【0134】
一例では、この更新ファイルはアップデートパックである。
【0135】
本例では、このアップデートパックが新バージョンの画面共有クライアントのインストールパック(Install pack)、即ち、画面共有クライアントのインストールに必要な全てのファイル(主プログラム、記述ファイルを含んでもよく、主プログラム、プラグイン、記述ファイル)を含む自己解凍ファイルの集合体である。
【0136】
このアップデートパックは、新バージョンの画面共有クライアントと古いバージョンの画面共有クライアントの間の差分を含む差分パックであってもよい。
【0137】
他の一例では、このインストールファイルは、レジストリ、システム設定、ショートカットなどに依存せずに実行できるプログラムファイルと、記述ファイルとを含む。
【0138】
更新について、このプログラムファイルは、主プログラムのプログラムファイルであってもよく、プラグインのプログラムファイルであってもよい。
【0139】
この例では、このプログラムファイルは、画面共有クライアントプログラム自体があるファイルであってもよく、異なる種類のオペレーションシステムで、一部のプログラムファイルの形が異なることがある。
【0140】
例えば、windowsシステムで、主プログラムのプログラムファイルが実行可能なファイル、例えば、exeファイルであり、プラグインのプログラムファイルがライブラリファイル、例えば、DLLファイルである。
【0141】
Macシステムで、主プログラムのプログラムファイルが実行可能なファイルであり、プラグインのプログラムファイルが実行可能なファイルである。
【0142】
ローダは、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされたと決定すると、画面共有クライアントが更新待ち状態か動作可能状態にあるかことを検出して、画面共有クライアントのソース機器におけるインストール状態を決定し、画面共有クライアントが画面共有操作の要求を満たしていない場合、画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定できる。
【0143】
一般に、更新はバージョンアップグレードを意味しても良い。いくつかの場合には、更新はバージョンロールバックを意味してもよい。例えば、新バージョンの画面共有クライアントにひどい手落ちがあって、この手落ちがまだ修正されていない場合、又は、新バージョンの画面共有クライアントとソース機器の互換性の問題があって、この互換性の問題がまだ修正されていない場合、バージョンをロールバックさせることで、画面共有操作の正常な実行を確保できることなどである。
【0144】
更新待ち状態の決定方式で、画面共有クライアントは、プログラムファイルと、プログラムファイルのバージョン情報を含む画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイルとを有する。
【0145】
一方面で、ローダは、記述ファイルからプログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取る。
【0146】
他方面で、ローダは、対象機器からプログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得する。
【0147】
一実施の形態では、ローダは、バージョン照会要求を生成し、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して画面共有機器に送信し、画面共有機器は、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該バージョン照会要求を対象機器に送信することができる。
【0148】
対象機器は、このバージョン照会要求に応じて、特定のディレクトリの記述ファイルからこのプログラムファイルのバージョン情報を読み取り、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該プログラムファイルのバージョン情報を画面共有機器に送信し、画面共有機器は、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して該プログラムファイルのバージョン情報をローダに送信することができる。
【0149】
ローダは、第1のバージョンと第2のバージョンを比較して、第1のバージョンと前記第2のバージョンが異なる場合、画面共有クライアントが更新待ち状態にあり、即ち、第2のバージョンに更新されることを待つと決定する。
【0150】
なお、画面共有クライアントが少なくとも2つのプログラムファイルを有する場合があり、ローダは、プログラムファイルのバージョンの比較を一つずつ行って、該プログラムファイルが更新される必要があるか否かを決定する。
【0151】
本発明の実施例では、記述ファイルからプログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取り、対象機器からプログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして読み取り、第1のバージョンと第2のバージョンが異なる場合、画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定され、第2のバージョンが対象機器に必要なバージョンである場合、第1のバージョンと第2のバージョンが一致するか否かによって画面共有クライアントが更新される必要があるか否かを判定し、ソース機器において画面共有クライアントと対象機器の要求が一致するようにして、ソース機器と対象機器の間の画面共有操作の適応性を確保し、バージョンの互換性による問題を低減することができる。
【0152】
当然ながら、上記の更新待ち状態の決定方式が例示的なものに過ぎず、本発明の実施例を実施する時、実際の状況に応じて、他の更新待ち状態の決定方式を設定できる。例えば、windowsシステムで、ローダは、powershell又はcmdにversionコマンドを用いて画面共有クライアントのバージョン情報を第1のバージョンとして検出し、対象機器の第2のバージョンとの比較を行うか、又は、ローダは、画面共有クライアントの第1のバージョンを対象機器に送信し、対象機器は、第1のバージョンと第2のバージョンを比較して、画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定し、ローダに通知することなどであるが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。また、当業者は、上記の更新待ち状態の決定方式の他、実際の要求に応じて他の更新待ち状態の決定方式を採用してもよいが、本発明の実施例ではこれについても限定されない。
【0153】
S304、前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得する。
【0154】
ローダは、画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定されると、更新請求を生成し、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して画面共有機器に送信し、画面共有機器は、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該更新請求を対象機器に送信することができる。
【0155】
対象機器は、この更新請求に応じて、特定のディレクトリから画面共有クライアントの更新ファイルを検索でき、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該更新ファイルを画面共有機器に送信し、画面共有機器は、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して該更新ファイルをローダに送信することができる。
【0156】
例えば、windows、Mac、Android、iOSなどのように、ソース機器のオペレーションシステムの種類が多い。異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、ローダは、更新請求に、識別子によってオペレーションシステムの種類を指示することができ、対象機器は、該更新請求から該識別子を抽出し、特定のディレクトリから該識別子によって示す種類に一致する画面共有クライアントの更新ファイルを検索して、ソース機器が更新後の画面共有クライアントを実行するようにすることができる。
【0157】
S305、前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新する。
【0158】
ローダは、画面共有クライアントの更新ファイルを取得した後、ソース機器に該更新ファイルを使用して、ソース機器と対象機器の間で画面共有操作を実現するようにすることができる。
【0159】
一例では、この更新ファイルがアップデートパックである場合、該アップデートパックを動作させて、画面共有クライアントを自動的に更新することができる。
【0160】
この例では、このアップデートパックが新バージョンの画面共有クライアントのインストールパックである場合、該インストールパックを実行でき、この画面共有クライアントの全てのファイル(主プログラム、記述ファイルを含んでもよく、主プログラム、プラグイン、記述ファイルを含んでもよい)をソース機器のインストールディレクトリに展開し、レジストリの修正、システム設定の修正、やショートカットの作成などの作業を完了する。
【0161】
このアップデートパックが差分パックである場合、該差分パックを動作させて、古いバージョンの画面共有クライアントをキャッシュメモリにコピーし、古いバージョンの画面共有クライアントと差分パックとを組み合わせて新バージョンの画面共有クライアントが得られるようにしてもよい。
【0162】
他の一例では、この更新ファイルは、レジストリ、システム設定、ショートカットなどに依存せずに実行できるプログラムファイルと、記述ファイルとを含む。
【0163】
この例では、ローダは、画面共有クライアントのプログラムファイルと記述ファイルとを記憶するインストールディレクトリを決定することができる。
【0164】
一方面で、更新ファイル内のプログラムファイルでインストールディレクトリにおけるプログラムファイルを取替してプログラムファイルの更新を実現する。
【0165】
他方面で、更新ファイル内の記述ファイルでインストールディレクトリにおける記述ファイルを取替して、記述ファイルとプログラムファイルが一致するようにする。
【0166】
本発明の実施例では、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定し、画面共有機器がペアリング済みの対象機器と通信接続され、画面共有クライアントが対象機器にインストールされ、かつ画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定されると、更新待ち状態に応じて、対象機器から画面共有クライアントの更新ファイルを取得し、更新ファイルに基づいて画面共有クライアントを更新する一方、画面共有クライアント自体が画面共有機器にプログラミングされることではなく、対象機器から画面共有クライアントの更新ファイルを取得してそれをソース機器に更新するためのプログラムが、画面共有機器にプログラミングされることにより、画面共有クライアントの体積が画面共有機器の記憶容量に制限されることはない。対象機器の記憶容量が通常画面共有クライアントの体積よりはるかに大きいため、画面共有クライアントの新機能を開発し続けて画面共有クライアントの性能を確保することができるとともに、画面共有クライアントを更新する時、ソース機器の画面共有クライアントを更新すればよいため、画面共有機器に画面共有クライアントが頻繁にプログラミングされる必要はなく、更新操作の便利性が大幅に向上される。また、上記のプログラムは、画面共有クライアントの更新による影響を受けないため、その機能が安定し、頻繁に更新される必要はなく、画面共有機器のメンテナンスの便利性が確保されている。そして、画面共有機器が接続され、画面共有機器とのペアリング済みの対象機器から画面共有クライアントをダウンロードして更新する方式で、ソース機器において画面共有クライアントと対象機器の要求が一致することを確保でき、ソース機器と対象機器の間の画面共有操作の適応性を確保し、バージョンの互換性による問題を低減することができる。
【0167】
次に、画面共有クライアントに記述ファイルを設定し、ソース機器において記述ファイルを検索し、記述ファイルが検索された場合、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされたと決定される。記述ファイルは、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する他、画面共有クライアントをインストールするか否かを示す識別子として兼用され、操作されやすく、検出時間が短いことである。
【0168】
さらに、更新ファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、プログラムファイル、記述ファイルを取替して画面共有クライアントを更新することにより、レジストリの修正、システム設定、ショートカットなどの設定を行うことなく、画面共有クライアントの更新を実現でき、安全なアプリによりリスク操作としてインターセプトされる確率を低下でき、画面共有クライアントの更新の成功率を確保でき、画面共有クライアントが正常に動作するようにして、画面共有の安定性を確保する。
【0169】
実施例3
図4は、本発明の実施例3による画面共有処理方法のフローチャートである。本実施例は、前記実施例2をもとにして、画面共有処理の起動操作を増加したものである。この方法は、ステップS401~S404を含む。
【0170】
S401、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定する。
【0171】
本発明の実施例では、画面共有機器は、ペアリング済みの対象機器と通信接続される。
【0172】
S402、画面共有クライアントがソース機器にインストールされたことを決定する。
【0173】
ここで、画面共有クライアントは、画面共有機器を介して前記ソース機器と対象機器の間で画面共有操作を実行するためのものである。
【0174】
S403、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあることを決定する。
【0175】
ローダは、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされたと決定すると、画面共有クライアントの状態を検出し、画面共有クライアントが画面共有操作の要求を満たした場合、画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定することができる。
【0176】
動作可能状態の決定方式で、画面共有クライアントは、プログラムファイルと、プログラムファイルのバージョン情報を含む画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイルとを有する。
【0177】
一方面で、ローダは、記述ファイルからプログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取る。
【0178】
他方面で、ローダは、対象機器からプログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得する。
【0179】
具体的に、ローダは、バージョン照会要求を生成し、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して画面共有機器に送信し、画面共有機器は、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該バージョン照会要求を対象機器に送信することができる。
【0180】
対象機器は、このバージョン照会要求に応じて、特定のディレクトリの記述ファイルからこのプログラムファイルのバージョン情報を読み取り、無線接続(例えば、Wi-Fi)を介して該プログラムファイルのバージョン情報を画面共有機器に送信し、画面共有機器は、伝送ポート(例えばUSBインターフェース)を介して該プログラムファイルのバージョン情報をローダに送信することができる。
【0181】
ローダは、第1のバージョンと第2のバージョンを比較して、第1のバージョンと前記第2のバージョンが同じ場合、画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定する。
【0182】
なお、画面共有クライアントが少なくとも2つのプログラムファイルを有する場合があり、ローダは、プログラムファイルのバージョンの比較を一つずつ行って、全てのプログラムファイルのバージョンが更新される必要がないと決定する場合、画面共有クライアントが動作可能状態にあることを確認できる。
【0183】
当然ながら、上記の動作可能状態の決定方式が例示的なものに過ぎず、本発明の実施例を実施する時、実際の状況に応じて、他の動作可能状態の決定方式を設定できる。例えば、windowsシステムで、ローダは、powershell又はcmdにversionコマンドを用いて画面共有クライアントのバージョン情報を第1のバージョンとして検出し、対象機器の第2のバージョンとの比較を行うか、又は、ローダは、画面共有クライアントの第1のバージョンを対象機器に送信し、対象機器は、第1のバージョンと第2のバージョンを比較して、画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定し、ローダに通知することなどであるが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。また、当業者は、上記の動作可能状態の決定方式の他、実際の要求に応じて他の動作可能状態の決定方式を採用してもよいが、本発明の実施例ではこれについても限定されない。
【0184】
S404、前記動作可能状態に応じて、前記画面共有クライアントを起動する。
【0185】
ローダは、画面共有クライアントが動作可能となると決定した後、ソース機器に該画面共有クライアントを起動し、画面共有クライアントがソース機器の環境で動作して、ソース機器と対象機器の間で画面共有操作を実現するようにすることができる。
【0186】
1つの起動方式で、画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルの起動パラメータを含む画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録する記述ファイルとを有する。
【0187】
ローダは、動作可能状態に応じて、記述ファイルからプログラムファイルの起動パラメータを読み取り、起動パラメータに従ってプログラムファイルを起動することができる。
【0188】
例えば、windowsシステムで、WinExec、ShellExecute createprocessasuseなどの関数を呼び出して、プログラムファイルを起動する時、該プログラムファイルに起動パラメータを伝送することができる。
【0189】
本発明の実施例では、対象機器に画面共有クライアントがインストールされ、かつ画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定されると、動作可能状態に応じて、画面共有クライアントを起動して、画面共有クライアントがインストールされているか否か、画面共有クライアントが更新される必要があるか否かを確認し、関連条件を満たさないと画面共有クライアントを起動しないことにより、画面共有クライアントの動作の安定性を確保している。
【0190】
次に、記述ファイルからプログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取り、対象機器からプログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして読み取り、第1のバージョンと第2のバージョンが同じ場合、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定され、第2のバージョンが対象機器に必要なバージョンである場合、第1のバージョンと第2のバージョンが一致するか否かによって画面共有クライアントが動作可能となるか否かを判定し、ソース機器において画面共有クライアントと対象機器の要求が一致するようにして、ソース機器と対象機器の間の画面共有操作の適応性を確保し、バージョンの互換性による問題を低減することができる。
【0191】
さらに、記述ファイルから前記プログラムファイルの起動パラメータを読み取り、起動パラメータに従ってプログラムファイルを起動し、プログラムファイルの拡張性を高めて、プログラムファイルの正常な起動を確保することができる。
【0192】
実施例4
図5は、本発明の実施例4に係る画面共有処理方法のフローチャートである。本実施例は、ソース機器においてローダを起動し、ローダが画面共有クライアントをインストール又は更新する場合に適用できる。この方法は、画面共有処理装置により実行され、この画面共有処理装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され、例えばソース機器などの電子機器に配置されてよい。この方法は、以下のステップを含む。
【0193】
S501、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定する。
【0194】
本発明の実施例では、検出サービスがブートオプションとなるように、予めRegCreateKeyEx、RegSetKeyValueによりこの検出サービスのプログラムがソース機器のレジストリに書き込まれることによって、画面共有機器がソース機器に接続されるか否かをモニタリングすることができる。
【0195】
ソース機器のオペレーションシステムには、windows、Mac、Android、iOSなど様々な種類があるため、異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、異なる種類のオペレーションシステム毎に、そのオペレーションシステムで動作するのに適した検出サービスを登録することができる。
【0196】
登録の一方法では、画面共有機器は、予め検出サービスがプログラミングされ、最初に対象機器に接続される場合、ユーザにより手動で該画面共有機器における検出サービスが起動され、該検出サービスがソース機器に登録される。
【0197】
当然ながら、画面共有機器により検出サービスを登録することに加えて、例えば、ソース機器でブラウザなどのクライアントを起動し、該検出サービスを配信しているサーバ端末から検出サービスをダウンロードして画面共有機器に登録するなど、他の方法を用いてもよいが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。
【0198】
画面共有機器の接続を決定する一方法では、画面共有機器には、ローダのファイル名(文字列)が書き込まれた設定ファイル(例えば、configファイル)を予め設定しておくことができる。
【0199】
この方法では、検出サービスは、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)への外付け機器の接続をモニタリングすることができる。
【0200】
USBインターフェースを例にとると、外付け機器がUSBインターフェースに接続されると、windowsシステムはグローバルメッセージWM_DEVICECHANGEを生成し、モニタリングサービスは、グローバルメッセージWM_DEVICECHANGEのwParamパラメータを検索し、それがDBT_DEVICEARRIVALであれば、外付け機器が接続され、利用可能であることを示す。次にグローバルメッセージWM_DEVICECHANGEのlParamパラメータを検索し、それがDBT_DEVTYP_VOLUMEであれば、DEV_BROADCAST_ VOLUME構造のボリューム番号dbcv_unitmaskを取り出すことで、どのボリュームが挿入されているかを知ることができる。
【0201】
検出サービスは、外付け機器がソース機器に接続されていると決定した後、特定された設定ファイルが外付け機器に記憶されているか否かを検出することができる。
【0202】
一実施の形態では、該設定ファイルは特定されたファイル名、例えば「uwstconfig」を持ち、ローダは、そのファイル名を持つファイルが該ソース機器に記憶されているか否かを検出し、そのファイル名を持つファイルが検出された場合には、設定ファイルがソース機器に存在すると決定する。
【0203】
特定された設定ファイルが外付け機器に存在すると決定された場合、この外付け機器が画面共有機器であると決定される。
【0204】
特定された設定ファイルが外付け機器に存在しないと決定された場合、この外付け機器が画面共有機器ではないと決定される。
【0205】
当然ながら、上記の画面共有機器の接続の決定方法は例示的なものに過ぎず、本発明の実施例を実施するとき、例えば、Type Cインターフェースの場合、レベル信号に基づいてソース機器に画面共有機器が接続されているか否かを決定し、外付け機器の名称に基づいて画面共有機器であるか否かを決定するなど、実際の状況に応じて他の画面共有機器の接続の決定方法を設定することができるが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。また、上記の画面共有機器の接続の決定方法に加えて、実用上の必要性に応じて、当業者が他の決定方法を使用することができるが、本発明の実施例ではこれについても限定されない。
【0206】
なお、画面共有機器は、無線接続(例えば、Wi-Fi接続)を介してペアリング済みの対象機器に通信接続されてもよい。
【0207】
S502、前記画面共有機器におけるローダを起動する。
【0208】
画面共有機器のメモリに、ローダと名付けられたプログラムがプログラミングされている。
【0209】
本発明の実施例では、このローダは、対象機器と通信する機能を有するが、画面共有操作を実行する機能を有していない。そのため、ローダは、画面共有クライアントよりも機能が少なく、体積が小さくなることが一般的である。
【0210】
検出サービスは、画面共有機器がソース機器に接続されることを決定する場合、該画面共有機器のローダを起動することができる。
【0211】
ソース機器のオペレーションシステムには、windows、Mac、Android、iOSなど様々な種類があるため、画面共有機器のメモリには、異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、異なる種類のオペレーションシステム毎に、そのオペレーションシステムで動作するのに適したローダを起動し、画面共有機器がソース機器に接続されると、ソース機器のオペレーションシステムで動作するのに適したローダを起動することができる。
【0212】
一つの起動方法では、画面共有機器には、ローダのファイル名(文字列)が書き込まれた設定ファイル(例えば、configファイル)を予め設定しておくことができる。
【0213】
この方法では、画面共有機器内の設定ファイルから特定された文字列を読み取り、画面共有機器内のその文字列である名称を持つローダを起動することができる。
【0214】
当然ながら、設定ファイルによる起動以外にも、例えば、検出サービスはローダが記憶されている画面共有機器内の特定されたディレクトリを検索すると、そのディレクトリにあるローダを起動するなど、他の方法でローダを起動することができるが、本発明の実施例ではこれについて限定されない。
【0215】
本発明の実施例では、ローダは、前記ソース機器における画面共有クライアントのインストール状態を決定し、前記ソース機器における前記画面共有クライアントのインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイルまたは更新ファイルを取得し、前記インストールファイルまたは更新ファイルを前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有端がインストールまたは更新され、画面共有クライアントは、画面共有機器を介してソース機器と対象機器の間で画面共有操作を実行し、対象機器に、ソース機器が表示する画面データや対象機器が提供する操作コントロールなどを含むソース機器の画面共有用画面データを表示させる。
【0216】
具体的な実現では、ローダは、前記ソース機器に接続された前記画面共有機器により書き込まれる画面共有クライアントのファイル情報を取得することと、前記ファイル情報に基づいて、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルをソース機器において検索することと、前記記述ファイルが検索された場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされたと決定されること、及び前記画面共有クライアントが更新待ち状態又は動作可能状態にあると決定されることと、前記記述ファイルが検索されていない場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされていないと決定することと、の方法で前記ソース機器における画面共有クライアントのインストール状態を決定することができる。
【0217】
一実施の形態では、前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルのバージョン情報を含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルとを有する。
【0218】
前記画面共有クライアントが更新待ち状態又は動作可能状態にあることを決定することは、前記記述ファイルから前記プログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取ることと、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記プログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得することと、前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが異なる場合、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定することと、前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが同じ場合、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定することと、を含む。
【0219】
具体的な実現では、ローダは、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得することと、前記インストールファイルを前記ソース機器にインストールして、前記画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされることと、の方法で、ソース機器に画面共有クライアントをインストールすることができる。
【0220】
一実施の形態では、前記インストールファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、前記インストールパックを前記ソース機器にインストールすることは、前記プログラムファイルを前記ソース機器において特定のインストールディレクトリに記憶することと、前記記述ファイルを前記ソース機器において特定のインストールディレクトリに記憶することと、
を含む。
【0221】
本発明の実施例では、画面共有クライアントのインストールは、実施例1の応用と基本的に類似するため、その説明は比較的簡単となり、関連するところについては、実施例1の部分的な説明を参照すればよく、本発明の実施例は、ここで詳細な説明を省略する。
【0222】
実際の応用では、ローダは、前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得することと、前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新することと、の方法で、ソース機器に画面共有クライアントを更新するこいとができる。
【0223】
一実施の形態では、前記更新ファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新することは、前記画面共有クライアントのプログラムファイルと記述ファイルとを記憶するためのインストールディレクトリを決定することと、前記更新ファイル内のプログラムファイルを前記インストールディレクトリ内のプログラムファイルに取り替えることと、前記更新ファイル内の記述ファイルを前記インストールディレクトリ内の記述ファイルに取り替えることと、を含む。
【0224】
一実施の形態では、前記対象機器に画面共有クライアントがインストールされたと決定した後、さらに、前記動作可能状態に応じて、前記画面共有クライアントを起動することを含む。
【0225】
一実施の形態では、前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルの起動パラメータを含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルとを有する。
【0226】
前記動作可能状態に応じて、前記画面共有クライアントを起動することは、前記動作可能状態に応じて、前記記述ファイルから前記プログラムファイルの起動パラメータを読み取ることと、前記起動パラメータに従って前記プログラムファイルを起動することと、を含む。
【0227】
本発明の実施例では、画面共有クライアントのインストールは、実施例2、3の応用と基本的に類似するため、その説明は比較的簡単となり、関連するところについては、実施例2、3の部分的な説明を参照すればよく、本発明の実施例は、ここで詳細な説明を省略する。
【0228】
本発明の実施例では、ソース機器に画面共有機器が接続されること決定されると、ユーザが手動でローダを起動することなく、接続操作をモニタリングして画面共有機器内のローダをトリガーすることでローダが起動されるため、画面共有操作の簡便性を向上させることができる。なお、画面共有クライアント自体が画面共有機器にプログラミングされることではなく、ソース機器に画面共有クライアントをインストール又は更新するためのローダが、画面共有機器にプログラミングされることにより、画面共有クライアントの体積が画面共有機器の記憶容量によって制限されなく、対象機器の記憶容量は、通常、画面共有クライアントの体積よりもはるかに大きいため、画面共有クライアントの新機能を継続的に開発することができ、画面共有クライアントの性能を確保することができる。しかも、画面共有クライアントを更新する際には、画面共有機器に画面共有クライアントを頻繁にプログラミングする必要はなく、ソース機器の画面共有クライアントを更新すればよいため、更新操作の簡便性が大幅に向上している。画面共有クライアントの更新は、ローダに影響を与えないため、ローダの機能は安定しており、頻繁な更新を必要としないため、画面共有機器のメンテナンスが容易となるようにすることができる。そして、画面共有機器に接続し、画面共有機器とペアリングされている対象機器から画面共有クライアントをダウンロードしてインストールまたは更新することで、ソース機器における画面共有クライアントと対象機器のニーズを一致させることができ、ソース機器と対象機器の間で画面共有操作を確実に適合させることができ、バージョンの互換性に起因する問題を軽減することができる。
【0229】
次に、画面共有機器に設定ファイルを設定し、ソース機器に外付け機器が接続され、かつ外付け機器に特定された設定ファイルがあると決定された場合、外付け機器が画面共有機器であると決定されることは、操作が簡単で検出時間が短い。
【0230】
さらに、画面共有機器内の設定ファイルから特定された文字列を読み取り、その文字列である名称を持つ画面共有機器内のローダを起動することは、操作が簡単で、ローダを素早く起動することができるとともに、設定ファイルは、画面共有機器の識別とローダの起動の指示に同時に使用できるため、リソースの節約にもつながる。
【0231】
実施例5
図6は、本発明の実施例5に係る画面共有処理方法のフローチャートである。本実施例は、画面共有機器にローダがプログラミングされる場合に適用できる。この方法は、画面共有処理装置により実行できる。該画面共有処理装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアにより実現され、例えば、対象機器やパーソナルコンピュータなどの電子機器に配置することができる。この方法は、以下のステップを含む。
【0232】
S601、ローダを決定する。
【0233】
S602、画面共有機器に前記ローダがプログラミングされる。
【0234】
本発明の実施例では、画面共有機器は、それぞれ、ソース機器への接続及びペアリング済みの対象機器との通信接続に用いられてもよい。具体的に、画面共有機器が伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介してソース機器に接続されるとともに、画面共有機器が無線通信チップ(例えば、Wi-Fiチップ)を介して対象機器との無線接続(例えば、Wi-Fi接続)を確立する。
【0235】
画面共有機器は、対象機器又は他の機器(例えば、パーソナルコンピュータ)の接続があると、ローダを画面共有機器のメモリにプログラミングすることができる。
【0236】
一実施の形態では、前記画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないことを決定することは、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルをソース機器において検索することと、前記記述ファイルが検索されていない場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされていないと決定することと、を含む。
【0237】
本発明の実施例では、画面共有クライアントのインストールは、実施例1の応用と基本的に類似するため、その説明は比較的簡単となり、関連するところについては、実施例1の部分的な説明を参照すればよく、本発明の実施例は、ここで詳細な説明を省略する。
【0238】
ステップS602で画面共有機器にローダがプログラミングされる処理過程は、実施例4のステップS502を参照すればよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0239】
本発明の実施例では、画面共有クライアントのインストールは、実施例2、3の応用と基本的に類似するため、その説明は比較的簡単となり、関連するところについては、実施例2、3の部分的な説明を参照すればよく、本発明の実施例は、ここで詳細な説明を省略する。
【0240】
本発明の実施例では、画面共有クライアント自体が画面共有機器にプログラミングされることではなく、ソース機器に画面共有クライアントをインストール又は更新するためのローダが、画面共有機器にプログラミングされることにより、画面共有クライアントの体積が画面共有機器の記憶容量によって制限されなく、対象機器の記憶容量は、通常、画面共有クライアントの体積よりもはるかに大きいため、画面共有クライアントの新機能を継続的に開発することができ、画面共有クライアントの性能を確保することができる。しかも、画面共有クライアントを更新する際には、画面共有機器に画面共有クライアントを頻繁にプログラミングする必要はなく、ソース機器の画面共有クライアントを更新すればよいため、更新操作の簡便性が大幅に向上している。画面共有クライアントの更新は、ローダに影響を与えないため、ローダの機能は安定しており、頻繁な更新を必要としないため、画面共有機器のメンテナンスが容易となるようにすることができる。そして、画面共有機器に接続して、画面共有機器とペアリングされている対象機器から画面共有クライアントをダウンロードしてインストールまたは更新することで、ソース機器における画面共有クライアントと対象機器のニーズを一致させることができ、ソース機器と対象機器の間で画面共有操作を確実に適合させることができ、バージョンの互換性に起因する問題を軽減することができる。
【0241】
実施例6
図7は、本発明の実施例6に係る画面共有処理方法のフローチャートである。本実施例は、上記の実施例5をもとにして、検出サービスがプログラミングされる処理操作を追加する。この方法は、以下のステップを含む。
【0242】
S701、ローダを決定する。
【0243】
S702、画面共有機器に前記ローダがプログラミングされる。
【0244】
S703、検出サービスを決定する。
【0245】
S704、画面共有機器に前記検出サービスがプログラミングされる。
【0246】
画面共有機器は、対象機器又は他の機器(例えばパーソナルコンピュータ)の接続があると、検出サービスを画面共有機器のメモリにプログラミングすることができる。
【0247】
ソース機器のオペレーションシステムには、windows、Mac、Android、iOSなど様々な種類があるため、画面共有機器のメモリには、異なる種類のオペレーションシステムに対応するために、異なる種類のオペレーションシステム毎に、そのオペレーションシステムで登録、動作するのに適した検出サービスをプログラミングすることができる。
【0248】
本発明の実施例では、検出サービスは、ソース機器への登録、及びソース機器への画面共有機器の接続が決定されたときのローダの起動に用いられる。
【0249】
具体的な実現では、検出サービスは、対象機器と接続するための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、前記画面共有機器におけるローダを起動することと、の方法で画面共有クライアントを起動することができる。
【0250】
一実施の形態では、画面共有機器が前記ソース機器に接続されることを決定することは、外付け機器が前記ソース機器に接続されることを決定することと、前記外付け機器に特定の設定ファイルを有していると決定された場合、前記外付け機器が画面共有機器であると決定することと、を含む。
【0251】
一実施の形態では、前記画面共有機器におけるローダを起動することは、前記画面共有機器の設定ファイルから特定の文字列を読み取ることと、前記画面共有機器における、前記文字列である名称を持つローダを起動することと、を含む。
【0252】
本発明の実施例では、画面共有クライアントの起動は、実施例4の応用と基本的に類似するため、その説明は比較的簡単となり、関連するところについては、実施例4の部分的な説明を参照すればよく、本発明の実施例は、ここで詳細な説明を省略する。
【0253】
本発明の実施例では、ソース機器に登録するための検出サービスが画面共有機器にプログラミングされ、画面共有機器がソース機器に接続されると決定されたとき、ローダを起動することにより、検出サービスは、その機能が簡単で、体積が小さく、画面共有機器の記憶容量における占有領域が小さい。画面共有機器に検出サービスを搭載するため、別途でユーザが検出サービスを手動でダウンロードすることなく、ソース機器に接続されると登録でき、ローダの起動に便利となり、画面共有操作の簡便性を向上させることができる。
【0254】
実施例7
図8は、本発明の実施例7に係る画面共有処理方法のフローチャートである。本実施例は、画面共有機器と対象機器とのペアリングが行われた後、画面共有機器がソース機器に接続され、対象機器との通信接続が行われ、ソース機器に画面共有クライアントがインストール又は更新される場合に適用できる。この方法は、画面共有処理装置により実行されてよい。この画面共有処理装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され、画面共有機器に配置でき、即ち、本発明の実施例は、画面共有機器により実行できる。この方法は、以下のステップを含む。
【0255】
S801、対象機器とのペアリングの完了を決定する。
【0256】
ステップS801で対象機器とのペアリングの完了を決定する処理過程は、実施例1のステップS201で画面共有機器と対象機器のペアリングが行われる処理過程と同様であるため、ここで詳細な説明を省略する。
【0257】
S802、ソース機器に接続されたと決定され、前記対象機器との通信接続を確立する。
【0258】
ステップS802でソース機器に接続されたと決定され、前記対象機器との通信接続を確立する処理過程は、実施例1のステップS201で画面共有機器が対象機器に接続される処理過程と同様であるため、ここで詳細な説明を省略する。
【0259】
S803、前記ソース機器における画面共有クライアントのインストール状態を決定する。
【0260】
ステップS803で前記ソース機器における画面共有クライアントのインストール状態を決定する処理過程は、実施例1のステップS202で画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないことを決定する処理過程、ステップS203で前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得する処理過程、実施例2のステップS303で前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定する処理過程における関連する内容を参照すればよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0261】
S804、前記ソース機器における前記画面共有クライアントのインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記インストールファイル又は更新ファイルを前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有クライアントがインストール又は更新される。
【0262】
1つの状況では、ソース機器は、画面共有クライアントがインストールされていない場合、画面共有機器を介して対象機器から画面共有クライアントのインストールファイルを取得し、インストールファイルをソース機器にインストールして、前記画面共有クライアントがソース機器にインストールされる。
【0263】
他の状況では、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされたことであってかつ該画面共有クライアントが更新待ち状態にある場合、画面共有機器を介して前記対象機器から画面共有クライアントの更新ファイルを取得し、更新ファイルに基づいて画面共有クライアントを更新する。
【0264】
さらに他の状況では、ソース機器にクリーンシェアクライアントがインストールされたことであってかつ該画面共有クライアントが動作可能状態にある場合、画面共有クライアントを起動する。
【0265】
ステップS804の処理過程は、実施例1のステップS203、ステップS204、実施例2のステップS304、ステップS305及び実施例3のステップS404の処理過程を含み、ここで詳細な説明を省略する。
【0266】
S805、前記ソース機器における、前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、前記対象機器に前記画面共有用画面データを送信して表示する。
【0267】
本発明の実施例では、ユーザは、ソース機器にPPT(PowerPoint,プレゼンテーションソフトウェア)、PDF(Portable Document Format,ポータブル・ドキュメント・フォーマット)、wordなどの文書データを再生してもよいし、ビデオデータ、音声データなどのマルチメディアデータを再生してもよい。これに伴って、画面共有クライアントは、GDI、mirror、ddrawやdxgiなどによって画面取得操作を行い、画面取得操作によるスクリーンデータを画面共有用画面データとして取得し、伝送ポート(例えば、USBインターフェース)を介して画面共有機器に送信する。
【0268】
画面共有機器は、無線接続(例えば、Wi-Fi接続)を介して画面共有用画面データを対象機器に送信し、対象機器は、該画面共有用画面データをスクリーンに表示する。
【0269】
本発明の実施例では、対象機器とのペアリングの完了を決定し、ソース機器の接続を決定し、対象機器との通信接続を確立し、ソース機器における画面共有クライアントのインストール状態を決定し、ソース機器における画面共有クライアントのインストール状態に応じて、対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、インストールファイル又は更新ファイルをソース機器に送信して、ソース機器に画面共有クライアントがインストール又は更新され、前記ソース機器における画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、画面共有用画面データを対象機器に送信して表示する。画面共有クライアント自体が画面共有機器にプログラミングされることではなく、対象機器から画面共有クライアントのインストール又は更新ファイルを取得しソース機器に画面共有クライアントをインストール又は更新するためのプログラムが、画面共有機器にプログラミングされ、画面共有クライアントの体積が画面共有機器の記憶容量によって制限されなく、対象機器の記憶容量は、通常、画面共有クライアントの体積よりもはるかに大きいため、画面共有クライアントの新機能を継続的に開発して、画面共有クライアントの性能を確保することができ、画面共有クライアントの安定性を確保している。しかも、画面共有クライアントを更新する際には、画面共有機器に画面共有クライアントを頻繁にプログラミングする必要はなく、ソース機器の画面共有クライアントを更新すればよいため、更新操作の簡便性が大幅に向上している。一方で、画面共有クライアントの更新は、該プログラムに影響を与えないため、該プログラムの機能は安定しており、頻繁な更新を必要としないため、画面共有機器のメンテナンスが容易となるようにすることができる。そして、画面共有機器に接続し、画面共有機器とペアリングされている対象機器から画面共有クライアントをダウンロードしてインストールまたは更新することで、ソース機器における画面共有クライアントと対象機器のニーズを一致させることができ、ソース機器と対象機器の間で画面共有操作を確実に適合させることができ、バージョンの互換性に起因する問題を軽減することができる。
【0270】
次に、画面共有クライアントに記述ファイルが配置され、ソース機器に記述ファイルが検索され、記述ファイルが検索された場合、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされたか、又はインストールされていないと決定され、記述ファイルは、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録することに加えて、画面共有クライアントがインストールされるか否かの識別子として兼用され、操作が簡単で、検出時間が短い。
【0271】
さらに、更新ファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、プログラムファイル、記述ファイルを記憶又は取替して画面共有クライアントをインストール又は更新することで、レジストリの修正、システム設定、ショートカットなどの設定を行うことなく、画面共有クライアントのインストール・更新を実現でき、安全なアプリによりリスク操作としてインターセプトされる確率を低下でき、画面共有クライアントのインストール又は更新の成功率を確保でき、画面共有クライアントが正常に動作するようにして、画面共有の安定性を確保する。
【0272】
当業者が本発明の実施例をよく理解するために、図9に示すように、例で本発明の実施例における画面共有クライアントのインストール、更新、起動方法を以下で説明する。
【0273】
本例では、画面共有機器には、予め検出サービス、ローダがプログラミングされている。
S901、サーバ端末は、画面共有クライアントを公開し、画面共有クライアントのプログラムファイル、記述ファイルを対象機器に送出し、対象機器は、該画面共有クライアントのプログラムファイル、記述ファイルを記憶する。
【0274】
S902、対象機器がワイヤレスアクセスポイントとするように維持され、画面共有機器がUSBインターフェースを介して対象機器に挿入され、対象機器とのペアリングが行われ、画面共有機器が対象機器のIPアドレス、SSIDやパスワードを記録する。
【0275】
S903、画面共有機器が対象機器から取り外され、USBインターフェースを介してソース機器に接続され、画面共有機器が、SSIDとパスワードの認証に成功した後、対象機器とのWi-Fi接続を確立するとともに、ユーザが検出サービスを起動して、その検出サービスがソース機器に登録され、ブートオプションとして、ソース機器の起動に伴って起動され、バックグラウンドで動作し続ける。
【0276】
S904、検出サービスがソース機器への画面共有機器の接続を検出する場合、S905を実行する。
S905、検出サービスが画面共有機器のローダを起動する。
【0277】
S906、ローダは、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされているか否かを検出し、「Yes」の場合、S909を実行し、「No」の場合、S907を実行する。
【0278】
S907、ソース機器に画面共有クライアントがインストールされていない場合、ローダは、対象機器からプログラムファイルと記述ファイルとを含む画面共有クライアントのインストールファイルを取得する。
【0279】
S908、ローダは、インストールファイルをソース機器にインストールし、即ち、プログラムファイルと記述ファイルを特定されたインストールディレクトリに格納し、画面共有クライアントのインストールを完了させる。
【0280】
S909、ローダは、ソース機器から記述ファイルに記録されるプログラムファイルのバージョン情報を読み取る。
【0281】
S910、ローダは、対象機器から記述ファイルに記録されるプログラムファイルのバージョン情報を取得する。
【0282】
S911、ローダは、ソース機器のプログラムファイルのバージョン情報と対象機器のプログラムファイルのバージョン情報を比較する。
【0283】
2つのバージョン情報が同じ場合、S914を実行し、異なる場合、S912を実行する。
【0284】
S912、ローダは、対象機器からバージョン情報の相違があるプログラムファイル及び記述ファイルを含む画面共有クライアントの更新ファイルを取得する。
【0285】
S913、ローダは、更新ファイルによって画面共有クライアントを更新し、即ち、対象機器のプログラムファイルと記述ファイルでソース機器のプログラムファイルと記述ファイルを取り替える。
【0286】
S914、ローダは、ソース機器から記述ファイルに記録されるプログラムファイルの起動パラメータを読み取り、該起動パラメータをプログラムファイルに入力して、該プログラムファイルを起動することで、画面共有クライアントを起動する。
【0287】
S915、ソース機器の画面共有クライアントは、画面取得操作を実行して、画面共有用画面データを取得する。
【0288】
S916、ソース機器の画面共有クライアントは、USBインターフェースを介して画面共有用画面データを画面共有機器に送信する。
【0289】
S917、画面共有機器は、Wi-Fi接続を介して画面共有用画面データを対象機器(IPアドレス)に送信する。
【0290】
S918、対象機器は、この画面共有用画面データを表示する。
【0291】
実施例8
図10は、本発明の実施例8に係る画面共有処理装置の構成の模式図である。該装置は、ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するための接続決定モジュール1001と、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントが、ソース機器にインストールされていないことを決定するための未インストール決定モジュール1002と、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得するためのインストールファイル取得モジュール1003と、前記インストールファイルを前記ソース機器にインストールして、前記画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされるためのクライアントインストールモジュール1004を含む。
【0292】
本開示の一実施例では、前記未インストール決定モジュール1002は、前記ソース機器に接続された前記画面共有機器により書き込まれる画面共有クライアントのファイル情報を取得するためのファイル情報検索サブモジュールと、前記ファイル情報に基づいて、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルをソース機器において検索するための記述ファイル検索サブモジュールと、前記記述ファイルが検索されていない場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされていないと決定するための未検索決定サブモジュールとを含む。
【0293】
本開示の一実施例では、前記画面共有機器は、前記対象機器に接続して、前記対象機器の通信パラメータを取得して記憶することで、前記対象機器とのペアリングを完了する。
【0294】
本開示の一実施例では、前記インストールファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、前記クライアントインストールモジュール903は、前記プログラムファイルを前記ソース機器において特定のインストールディレクトリに記憶するためのプログラムファイル記憶サブモジュールと、前記記述ファイルを前記ソース機器において特定のインストールディレクトリに記憶するための記述ファイル記憶サブモジュールを含む。
本発明の実施例に係る画面共有処理装置は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行することができ、実行方法に応じる機能モジュールと有利な効果を有する。
【0295】
実施例9
図11は、本発明の実施例9に係る画面共有機器の構成の模式図である。該装置は、ペアリング済みの対象機器と通信接続される画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するための接続決定モジュール1101と、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントが、ソース機器にインストールされたことを決定するためのインストール決定モジュール1102と、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定するための更新状態決定モジュール1103と、前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得するための更新ファイル取得モジュール1104と、前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新するためのクライアント更新モジュール1105を含む。
【0296】
本開示の一実施例では、前記インストール決定モジュール1102は、前記ソース機器に接続された前記画面共有機器により書き込まれる画面共有クライアントのファイル情報を取得するためのファイル情報検索サブモジュールと、前記ファイル情報に基づいて、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルをソース機器において検索するための記述ファイル検索サブモジュールと、前記記述ファイルが検索された場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされたと決定するための検索決定サブモジュールとを含む。
【0297】
本開示の一実施例では、前記画面共有機器は、前記対象機器に接続して、前記対象機器の通信パラメータを取得して記憶することで、前記対象機器とのペアリングを完了する。
【0298】
本開示の一実施例では、前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルのバージョン情報を含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルとを有する。
【0299】
前記更新状態決定モジュール1103は、前記記述ファイルから前記プログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取るための第1のバージョン読み取りサブモジュールと、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記プログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得するための第2のバージョン取得サブモジュールと、前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが異なる場合、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定するための更新待ち決定サブモジュールとを含む。
【0300】
本開示の一実施例では、前記更新ファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、前記クライアント更新モジュール1104は、前記画面共有クライアントのプログラムファイルと記述ファイルとを記憶するためのインストールディレクトリを決定するためのインストールディレクトリ決定サブモジュールと、前記更新ファイル内のプログラムファイルを前記インストールディレクトリ内のプログラムファイルに取り替えるためのプログラムファイル取替サブモジュールと、前記更新ファイル内の記述ファイルを前記インストールディレクトリ内の記述ファイルに取り替えるための記述ファイル取替サブモジュールを含む。
【0301】
本開示の一実施例では、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあることを決定するための動作状態決定モジュールと、前記動作可能状態に応じて、前記画面共有クライアントを起動するためのクライアント起動モジュールをさらに含む。
【0302】
本開示の一実施例では、前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルのバージョン情報を含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルとを有する。
【0303】
前記動作状態決定モジュールは、前記記述ファイルから前記プログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取るための第1のバージョン読み取りサブモジュールと、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記プログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得するための第2のバージョン取得サブモジュールと、前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが同じ場合、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定するための動作可能決定サブモジュールとを含む。
【0304】
本開示の一実施例では、前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルの起動パラメータを含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルとを有する。
【0305】
前記クライアント起動モジュールは、前記動作可能状態に応じて、前記記述ファイルから前記プログラムファイルの起動パラメータを読み取るための起動パラメータ読み取りサブモジュールと、前記起動パラメータに従って前記プログラムファイルを起動するための起動パラメータ起動サブモジュールを含む。
【0306】
本発明の実施例に係る画面共有処理装置は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行することができ、実行方法に応じる機能モジュールと有利な効果を有する。
【0307】
実施例10
図12は、本発明の実施例10に係る画面共有処理装置の構成の模式図である。該装置は、ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定するための接続決定モジュール1201と、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定し、前記ソース機器における前記画面共有クライアントのインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有端がインストール又は更新されるためのローダである、前記画面共有機器におけるローダを起動するためのローダ起動モジュール1202を含む。
【0308】
本開示の一実施例では、前記接続決定モジュール1201は、外付け機器が前記ソース機器に接続されることを決定するための外付け機器接続決定サブモジュールと、前記外付け機器に特定の設定ファイルを有していると決定された場合、前記外付け機器が画面共有機器であると決定するための設定ファイル決定サブモジュールとを含む。
【0309】
本開示の一実施例では、前記ローダ起動モジュール1202は、前記画面共有機器の設定ファイルから特定の文字列を読み取るための文字列読み取りサブモジュールと、前記画面共有機器における、前記文字列である名称を持つローダを起動するための文字列起動サブモジュールを含む。
【0310】
本発明の実施例に係る画面共有処理装置は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行することができ、実行方法に応じる機能モジュールと有利な効果を有する。
【0311】
実施例11
図13は、本発明の実施例11に係る画面共有機器の構成の模式図である。該装置は、画面共有デバイスに配置されており、対象機器とのペアリングの完了を決定するためのペアリングモジュール1301と、ソース機器が接続されたことを決定し、前記対象機器との通信接続を確立するための接続モジュール1302と、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行するための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定するためのインストール状態決定モジュール1303と、前記ソース機器における前記画面共有クライアントのインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に前記画面共有クライアントをインストール又は更新するように前記インストールファイル又は更新ファイルを前記ソース機器に送信するための画面共有クライアント処理モジュール1304と、前記ソース機器における、前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、前記対象機器に前記画面共有用画面データを送信して表示するための画面共有モジュール1305を含む。
【0312】
本開示の一実施例では、前記ペアリングモジュール1301は、対象機器に接続され、前記対象機器の通信パラメータを取得して記憶するための通信パラメータ記憶サブモジュールを含む。
【0313】
本開示の一実施例では、前記画面共有モジュール1305は、ユーザによる前記画面共有機器の操作を受信して、前記ソース機器の前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得するための操作応答サブモジュールを含む。
【0314】
本開示の一実施例では、前記ペアリングモジュールインストール状態決定モジュール1303は、前記ソース機器に接続された前記画面共有機器により書き込まれる画面共有クライアントのファイル情報を取得するためのファイル情報検索サブモジュールと、前記ファイル情報に基づいて、画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルをソース機器において検索するための記述ファイル検索サブモジュールと、前記記述ファイルが検索されていない場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされていないと決定するための未検索決定サブモジュールと、前記記述ファイルが検索された場合、画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされたと決定するための検索決定サブモジュールと、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定するか、又は前記画面共有クライアントが動作可能状態にあることを決定するための状態決定サブモジュールと、前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが同じ場合、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定するための動作可能決定サブモジュールとを含む。
【0315】
本開示の一実施例では、前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルのバージョン情報を含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルとを有する。
【0316】
前記状態決定サブモジュールは、前記記述ファイルから前記プログラムファイルのバージョン情報を第1のバージョンとして読み取るための第1のバージョン読み取りサブモジュールと、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記プログラムファイルのバージョン情報を第2のバージョンとして取得するための第2のバージョン取得サブモジュールと、前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが異なる場合、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあると決定するための更新待ち決定サブモジュールと、前記第1のバージョンと前記第2のバージョンとが同じ場合、前記画面共有クライアントが動作可能状態にあると決定するための動作可能決定サブモジュールとを含む。
【0317】
本開示の一実施例では、前記画面共有クライアント処理モジュール1304は、前記ソース機器に前記画面共有クライアントがインストールされていない場合、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得するためのインストールファイル取得モジュールと、前記インストールファイルを前記ソース機器に送信して、前記ソース機器に前記画面共有クライアントがインストールされるためのクライアントインストールモジュールと、を含み、又は、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得するための更新ファイル取得モジュールと、前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新するためのクライアント更新モジュールを含み、
又は、前記ソース機器に画面共有クライアントがインストールされ、かつ前記画面共有クライアントが動作可能状態にある場合、前記画面共有クライアントを起動するためのクライアント起動モジュールを含む。
【0318】
本開示の一実施例では、前記インストールファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、前記クライアントインストールモジュールは、前記プログラムファイルを前記ソース機器において特定のインストールディレクトリに記憶するためのプログラムファイル記憶サブモジュールと、前記記述ファイルを前記ソース機器において特定のインストールディレクトリに記憶するための記述ファイル記憶サブモジュールを含む。
【0319】
本開示の一実施例では、前記更新ファイルは、プログラムファイルと記述ファイルとを含み、前記クライアント更新モジュールは、前記画面共有クライアントのプログラムファイルと記述ファイルとを記憶するためのインストールディレクトリを決定するためのインストールディレクトリ決定サブモジュールと、前記更新ファイル内のプログラムファイルを前記インストールディレクトリ内のプログラムファイルに取り替えるためのプログラムファイル取替サブモジュールと、前記更新ファイル内の記述ファイルを前記インストールディレクトリ内の記述ファイルに取り替えるための記述ファイル取替サブモジュールを含む。
【0320】
本開示の一実施例では、前記画面共有クライアントは、プログラムファイルと、前記プログラムファイルの起動パラメータを含む前記画面共有クライアントのクライアントパラメータを記録するための記述ファイルとを有する。
【0321】
前記クライアント起動モジュールは、前記動作可能状態に応じて、前記記述ファイルから前記プログラムファイルの起動パラメータを読み取るための起動パラメータ読み取りサブモジュールと、前記起動パラメータに従って前記プログラムファイルを起動するための起動パラメータ起動サブモジュールを含む。
【0322】
本発明の実施例に係る画面共有処理装置は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行することができ、実行方法に応じる機能モジュールと有利な効果を有する。
【0323】
実施例12
図14は、本発明の実施例12に係る画面共有機器の構成の模式図である。該装置は、ローダを決定するためのローダ決定モジュール1401と、ソース機器に接続されるとともにペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器に前記ローダがプログラミングされるためのローダプログラミングモジュール1402と、を含み、前記ローダは、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定し、前記ソース機器における前記画面共有クライアントのインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得して前記ソース機器に送信して、前記ソース機器に前記画面共有クライアントがインストール又は更新されることに用いられる。
【0324】
本開示の一実施例では、検出サービスを決定するための検出サービス決定モジュールと、画面共有機器に前記検出サービスがプログラミングされるための検出サービスプログラミングモジュールと、をさらに含み、前記検出サービスは、前記ソース機器への登録を行うこと、及び前記ソース機器への前記画面共有機器の接続を決定するとき前記ローダを起動することに用いられる。
【0325】
本発明の実施例に係る画面共有処理装置は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行することができ、実行方法に応じる機能モジュールと有利な効果を有する。
【0326】
実施例13
図15は、本発明の実施例13に係る画面共有機器の構成の模式図である。該画面共有機器は、それぞれソース機器に接続されるとともに対象機器と接続されるためである。該画面共有機器は、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定し前記ソース機器における前記画面共有クライアントのインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得して前記ソース機器に送信して、前記ソース機器に前記画面共有クライアントがインストール又は更新されるためのローダ1501を含む。
【0327】
本開示の一実施例では、前記ソース機器への登録を行うこと、及び前記ソース機器への前記画面共有機器の接続を決定するとき前記ローダを起動するための検出サービスをさらに含む。
【0328】
本発明の実施例に係る画面共有機器は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行することができ、実行方法に応じる機能モジュールと有利な効果を有する。
【0329】
実施例14
図16は、本発明の実施例14に係る電子機器の構成の模式図である。図16に示すように、該電子機器は、メモリ1601と、通信モジュール1602と、入力装置1603と、出力装置1604とを含み、電子機器のメモリ1601、通信モジュール1602、入力装置1603及び出力装置1604は、バス又は他の方式によって接続されてもよく、図16でバスによる接続を例とする。
【0330】
メモリ1601は、ソフトウェアプログラム、コンピュータにより実行可能なプログラム、及び本実施例の画面共有処理方法に対応するモジュール(例えば、図10に示すような画面共有処理装置における接続決定モジュール1001、未インストール決定モジュール1002、インストールファイル取得モジュール1003、クライアントインストールモジュール1004、又は図11に示すような画面共有処理装置における接続決定モジュール1101、インストール決定モジュール1102、更新状態決定モジュール1103、更新ファイル取得モジュール1104、クライアント更新モジュール1105)のようなモジュールを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。これらのソフトウェアプログラム、コンピュータにより実行可能なプログラム、及びモジュールは、他の電子機器にローダされてもよく、該電子機器は、プロセッサを有し、プロセッサの数が1つ以上でよい。プロセッサは、該ソフトウェアプログラム、コマンド及びモジュールを実行することで、電子機器の各機能応用及びデータ処理を実行して、上記の画面共有処理方法を実現することができる。
【0331】
メモリ1601は、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶できるプログラム記憶領域と、電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶できるデータ記憶領域とを主に含んでもよい。なお、メモリ1601は、高速RAMを含んでも良いし、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性ソリッドステートストレージデバイスなどの不揮発性メモリを含んでも良い。いくつかの実施例では、メモリ1601は、プロセッサ1600に対して遠隔的に設けられるメモリを含んでも良い。これら遠隔メモリは、ネットワークを介して電子機器に接続されてもよい。上記ネットワークの例として、インターネット、企業構内ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0332】
通信モジュール1602は、スクリーンとの接続を確立し、スクリーンとのデータインタラクションを実現することに用いられる。入力装置1603は、入力される数字又は文字情報を受信し、電子機器のユーザの設定及び機能制御に関するキー信号の入力を発生することに用いられる。
本実施例に係る電子機器は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行でき、応じる機能と有利な効果を有する。
【0333】
実施例15
図17は、本発明の実施例15に係る電子機器の構成の模式図である。図17に示すように、該電子機器は、プロセッサ1700と、メモリ1701と、通信モジュール1702と、入力装置1703と、出力装置1704とを含み、電子機器におけるプロセッサ1700の数が1つ以上であってよいが、図17で1つのプロセッサ1700を例とする。電子機器におけるプロセッサ1700、メモリ1701、通信モジュール1702、入力装置1703及び出力装置1704は、バス又は他の方式によって接続されてもよく、図17でバスによる接続を例とする。
【0334】
メモリ1701は、ソフトウェアプログラム、コンピュータにより実行可能なプログラム、及び本実施例の画面共有処理方法に対応するモジュール(例えば、図12に示すような画面共有処理装置における接続決定モジュール1201、ローダ起動モジュール1202、又は図14に示すような画面共有処理装置におけるローダ決定モジュール1401、ローダプログラミングモジュール1402)のようなモジュールを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。プロセッサ1700は、メモリ1701に記憶されたソフトウェアプログラム、コマンド及びモジュールを実行することで、電子機器の各機能応用及びデータ処理を実行して、上記の画面共有処理方法を実現することができる。
【0335】
メモリ1701は、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶できるプログラム記憶領域と、電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶できるデータ記憶領域とを主に含んでもよい。なお、メモリ1701は、高速RAMを含んでも良いし、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性ソリッドステートストレージデバイスなどの不揮発性メモリを含んでも良い。いくつかの実施例では、メモリ1701は、プロセッサ1700に対して遠隔的に設けられるメモリを含んでも良い。これら遠隔メモリは、ネットワークを介して電子機器に接続されてもよい。上記ネットワークの例として、インターネット、企業構内ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0336】
通信モジュール1702は、スクリーンとの接続を確立し、スクリーンとのデータインタラクションを実現することに用いられる。入力装置1703は、入力される数字又は文字情報を受信し、電子機器のユーザの設定及び機能制御に関するキー信号の入力を発生することに用いられる。
【0337】
本実施例に係る電子機器は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行でき、応じる機能と有利な効果を有する。
【0338】
実施例16
図18は、本発明の実施例16に係る電子機器の構成の模式図である。図18に示すように、該電子機器は、プロセッサ1800と、メモリ1801と、通信モジュール1802と、入力装置1803と、出力装置1804と、伝送ポート1805と、無線通信チップ1806とを含み、電子機器におけるプロセッサ1800の数が1つ以上であってよいが、図18で1つのプロセッサ1800を例とする。電子機器におけるプロセッサ1800、メモリ1801、通信モジュール1802、入力装置1803及び出力装置1804は、バス又は他の方式によって接続されてもよく、図18でバスによる接続を例とする。
【0339】
メモリ1801は、ソフトウェアプログラム、コンピュータにより実行可能なプログラム、及び本実施例の画面共有処理方法に対応するモジュール(例えば、図13に示すようなペアリングモジュール1301、接続モジュール1302、インストール状態決定モジュール1303、画面共有クライアント処理モジュール1304及び画面共有モジュール1305)のようなモジュールを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。プロセッサ1800は、メモリ1801に記憶されたソフトウェアプログラム、コマンド及びモジュールを実行することで、電子機器の各機能応用及びデータ処理を実行して、上記の画面共有処理方法を実現することができる。
【0340】
メモリ1801は、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶できるプログラム記憶領域と、電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶できるデータ記憶領域とを主に含んでもよい。なお、メモリ1801は、高速RAMを含んでも良いし、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性ソリッドステートストレージデバイスなどの不揮発性メモリを含んでも良い。いくつかの実施例では、メモリ1801は、プロセッサ1800に対して遠隔的に設けられるメモリを含んでも良い。これら遠隔メモリは、ネットワークを介して電子機器に接続されてもよい。上記ネットワークの例として、インターネット、企業構内ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0341】
通信モジュール1802は、スクリーンとの接続を確立し、スクリーンとのデータインタラクションを実現することに用いられる。入力装置1803は、入力される数字又は文字情報を受信し、電子機器のユーザの設定及び機能制御に関するキー信号の入力を発生することに用いられる。
【0342】
伝送ポート1805は、電子機器を外部装置として他の機器と接続するインターフェースであり、対象機器又はソース機器に接続することに用いられる。
【0343】
無線通信チップ1806は、2.4G帯域、5G帯域などを適用でき、対象機器との通信接続を確立できるためのWi-Fiチップ、ブルートゥース(登録商標)チップなどを含むが、これらに限定されない。
【0344】
本実施例に係る電子機器は、本発明のいずれかの実施例で提供される画面共有処理方法を実行でき、応じる機能と有利な効果を有する。
【0345】
実施例17
本発明の実施例17に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムが記憶され、該プログラムがプロセッサにより実行されると、画面共有処理方法が実現される。
【0346】
1つの状況では、この方法は、ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントがソース機器にインストールされていないことを決定することと、前記画面共有機器により前記対象機器から前記画面共有クライアントのインストールファイルを取得することと、前記インストールファイルを前記ソース機器にインストールして、前記画面共有クライアントが前記ソース機器にインストールされることと、を含む。
【0347】
他の状況では、この方法は、ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントがソース機器にインストールされたことを決定することと、前記画面共有クライアントが更新待ち状態にあることを決定することと、前記更新待ち状態に応じて、前記画面共有機器を介して前記対象機器から前記画面共有クライアントの更新ファイルを取得することと、前記更新ファイルに基づいて前記画面共有クライアントを更新することと、を含む。
【0348】
他の状況では、この方法は、ペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器がソース機器に接続されることを決定することと、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定し、前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有端がインストール又は更新されるためのローダである、前記画面共有機器におけるローダを起動することと、を含む。
【0349】
他の状況では、この方法は、対象機器とのペアリングの完了を決定することと、ソース機器が接続されたことを決定し、前記対象機器との通信接続を確立することと、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行するための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定することと、前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得して前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有クライアントがインストール又は更新されることと、前記ソース機器における前記画面共有クライアントにより生成される画面共有用画面データを取得し、前記対象機器に前記画面共有用画面データを送信して表示することと、を含む。
【0350】
他の状況では、この方法は、ローダを決定することと、ソース機器に接続されるとともにペアリング済みの対象機器と通信接続されるための画面共有機器に前記ローダがプログラミングされることとを含み、前記ローダは、前記画面共有機器を介して前記ソース機器と前記対象機器の間で画面共有操作を実行して前記対象機器に前記ソース機器の画面共有用画面データを表示させるための画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態を決定し、前記画面共有クライアントの前記ソース機器におけるインストール状態に応じて、前記対象機器からインストールファイル又は更新ファイルを取得し、前記ソース機器に送信して、前記ソース機器において前記画面共有端がインストール又は更新されることに用いられる。
【0351】
当然ながら、本発明の実施例に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、そのコンピュータプログラムが上記のような方法操作に限定されなく、本発明のいずれかの実施例に係る画面共有処理方法の関連操作を実行してもよい。
【0352】
以上の実施の形態の説明から、本発明は、ソフトウェア及び必要な汎用ハードウェアにより実現でき、もちろんハードウェアにより実現することもできるが、多くの場合、前者の方が良い実施形態であることは、当業者には明らかである。このような理解に基づいて、本発明の技術的手段は、本質的に又は従来技術に寄与する部分がソフトウェア製品の形で具現化されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品が、コンピュータのフロッピーディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、フラッシュメモリ(FLASH(登録商標))、ハードディスク又は光ディスクなどのようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、1つのコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ端末、又はネットワーク機器などであってよい)に本発明の各実施例に記載される方法を実行するためのいくつかのコマンドを含む。
【0353】
なお、上記画面共有処理装置の実施例では、含まれる各ユニットとモジュールは、機能論理によって分割されているだけであるが、対応する機能を果たすことができるものであれば、上記の分割に限定されるものではない。ユニットの具体的な名称は、本発明の保護範囲を限定するものではなく、互いに区別するためのものである。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18