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特許7348245情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-11
(45)【発行日】2023-09-20
(54)【発明の名称】情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20230912BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021149075
(22)【出願日】2021-09-14
(65)【公開番号】P2023042021
(43)【公開日】2023-03-27
【審査請求日】2021-12-17
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ZOOMを利用したWEB会議である「フロントエンド情報交換会第5回目」 https://line.zoom.us/j/98994197914?pwd=dzVremRaT3ArTVAzbEYvT1MwRUpEdz09 開催日:令和3年8月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】永田 敬之
(72)【発明者】
【氏名】山本 陸
(72)【発明者】
【氏名】福野 将人
(72)【発明者】
【氏名】景山 莉穂
(72)【発明者】
【氏名】セーリム ナッタウット
(72)【発明者】
【氏名】木村 優太
【審査官】小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-033123(JP,A)
【文献】特開2017-010454(JP,A)
【文献】特開2011-158686(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0294753(US,A1)
【文献】特開2015-018288(JP,A)
【文献】特開2015-121860(JP,A)
【文献】特開2005-310003(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
参加するユーザが互いに異なる複数のチャンネルのそれぞれについて前記ユーザから投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツを提供するチャットサービスへ投稿されたメッセージを取得する取得部と、
前記取得部によって取得されたメッセージの中からそれぞれ異なる基準でメッセージを抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記基準毎のメッセージがタイムライン形式で並べられた前記基準毎のタイムラインコンテンツを並べて表示部に表示させる提供情報を提供する提供部と、を備え
前記提供部は、
前記提供情報の提供先となるユーザである提供先ユーザが参加しているチャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べた第1のタイムラインコンテンツと、前記提供先ユーザが参加していないチャンネルに投稿された他のユーザのメッセージをタイムライン形式で並べた第3のタイムラインコンテンツとをそれぞれ前記基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を前記提供情報として提供する
ことを特徴とする情報提供装置。
【請求項2】
前記提供部は、
前記複数のチャンネルへ投稿されたメッセージのすべてをタイムライン形式で並べた第2のタイムラインコンテンツを前記基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を前記提供情報として提供する
ことを特徴とする請求項に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記チャットサービス以外のサービスに投稿されたコンテンツをタイムライン形式で並べた第4のタイムラインコンテンツを前記基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を前記提供情報として提供する
ことを特徴とする請求項またはに記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記提供先ユーザと入社年度が同一のユーザ、前記提供先ユーザと部署が同一のユーザ、前記提供先ユーザと特定の対象への興味関心度合いが同一または類似するユーザ、および前記提供先ユーザと投稿するメッセージの内容が類似または関連するユーザのうちの少なくとも1のユーザを前記他のユーザとして決定する決定部を備える
ことを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記タイムラインコンテンツは、
前記メッセージ毎に、不適切なメッセージであることを指摘する指摘ボタンを含む
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記指摘ボタンが選択されたメッセージを投稿したユーザである投稿ユーザに対して前記指摘ボタンが選択されたことを示す情報を提供する
ことを特徴とする請求項に記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記指摘ボタンの選択結果が予め設定された条件を満たす場合、前記指摘ボタンが選択されたメッセージを投稿したユーザである投稿ユーザに対して、ペナルティを加えるペナルティ実行部を備える
ことを特徴とする請求項またはに記載の情報提供装置。
【請求項8】
前記ペナルティ実行部は、
前記投稿ユーザに提供されるタイムラインコンテンツの表示態様を変更することで、前記投稿ユーザに対してペナルティを加える
ことを特徴とする請求項に記載の情報提供装置。
【請求項9】
前記取得部は、
前記提供情報の提供先となるユーザである提供先ユーザのコンテキストを取得し、
前記抽出部は、
前記提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージを抽出し、
前記提供部は、
前記提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージをタイムライン形式に並べたタイムラインコンテンツを前記基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を前記提供情報として提供する
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する情報提供方法であって、
参加するユーザが互いに異なる複数のチャンネルのそれぞれについて前記ユーザから投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツを提供するチャットサービスへ投稿されたメッセージを取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得されたメッセージの中からそれぞれ異なる基準でメッセージを抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された前記基準毎のメッセージがタイムライン形式で並べられた前記基準毎のタイムラインコンテンツを並べて表示部に表示させる提供情報を提供する提供工程と、を含み、
前記提供工程は、
前記提供情報の提供先となるユーザである提供先ユーザが参加しているチャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べた第1のタイムラインコンテンツと、前記提供先ユーザが参加していないチャンネルに投稿された他のユーザのメッセージをタイムライン形式で並べた第3のタイムラインコンテンツとをそれぞれ前記基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を前記提供情報として提供する
ことを特徴とする情報提供方法。
【請求項11】
参加するユーザが互いに異なる複数のチャンネルのそれぞれについて前記ユーザから投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツを提供するチャットサービスへ投稿されたメッセージを取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得されたメッセージの中からそれぞれ異なる基準でメッセージを抽出する抽出手順と、
前記抽出手順によって抽出された前記基準毎のメッセージがタイムライン形式で並べられた前記基準毎のタイムラインコンテンツを並べて表示部に表示させる提供情報を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させ
前記提供手順は、
前記提供情報の提供先となるユーザである提供先ユーザが参加しているチャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べた第1のタイムラインコンテンツと、前記提供先ユーザが参加していないチャンネルに投稿された他のユーザのメッセージをタイムライン形式で並べた第3のタイムラインコンテンツとをそれぞれ前記基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を前記提供情報として提供する
ことを特徴とする情報提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザ間でメッセージのやり取りをリアルタイムで行うことができるチャットサービスが提供されている。かかるチャットサービスでは、ユーザ間で1対1のメッセージのやり取りを行う機能およびグループ登録された複数のユーザ間でメッセージのやり取りを行う機能などが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-007036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザは、参加しているチャットグループを選択することによって選択されたチャットグループのチャット画面を表示することができるものの、ユーザの利便性といった点で、さらなる改善の余地がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの利便性を向上させることができる情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報提供装置は、取得部と、抽出部と、提供部とを備える。取得部は、参加するユーザが互いに異なる複数のチャンネルのそれぞれについてユーザから投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツを提供するチャットサービスへ投稿されたメッセージを取得する。抽出部は、取得部によって取得されたメッセージの中からそれぞれ異なる基準でメッセージを抽出する。提供部は、抽出部によって抽出された基準毎のメッセージがタイムライン形式で並べられた基準毎のタイムラインコンテンツを並べて表示部に表示させる提供情報を提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザの利便性を向上させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報提供処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る端末装置の構成の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報提供装置の構成の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係るチャンネル情報記憶部に記憶されるチャンネル情報の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係るメッセージ情報記憶部に記憶されるメッセージ情報の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る端末装置の表示部に並べて表示される第1のタイムラインコンテンツ、第2のタイムラインコンテンツ、および第3のタイムラインコンテンツの一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係るタイムラインコンテンツに含まれるメッセージを含むメッセージ領域の一例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る情報提供装置の処理部による情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11図11は、実施形態に係る情報提供装置の処理部によるタイムラインコンテンツ表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12図12は、実施形態に係る情報提供装置の処理部によるタイムラインコンテンツ更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13図13は、実施形態に係る情報提供装置の処理部によるチャンネル設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14図14は、実施形態に係る情報提供装置の処理部によるユーザ設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図15図15は、実施形態に係る情報提供装置の処理部によるペナルティ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図16図16は、実施形態に係る情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報提供処理の一例〕
図1は、実施形態に係る情報提供処理の一例を示す図であり、本実施形態においては情報提供装置1により情報提供方法が実行される。
【0011】
図1に示すように、情報提供装置1は、ユーザU,U,・・・,Uによって用いられる端末装置2,2,・・・,2と通信可能に接続されており、端末装置2,2,・・・,2との間で情報の送受信を行う。nは、例えば、3以上の整数である。
【0012】
情報提供装置1は、端末装置2のユーザU,U,・・・,Uの間のメッセージの投稿をリアルタイムで処理するチャットサービスを含むオンラインサービスを端末装置2に提供する。端末装置2は、ユーザUによって使用され、端末装置2は、ユーザUによって使用され、端末装置2は、ユーザUによって使用される。
【0013】
端末装置2,2,・・・,2には、情報提供装置1によって提供されるチャットサービスでチャットを行うためのインスタントメッセンジャーのアプリケーションがインストールされている。以下において、ユーザU,U,・・・,Uの各々を個別に区別せずに示す場合、ユーザUと記載し、端末装置2,2,・・・,2の各々を個別に区別せずに示す場合、端末装置2と記載する場合がある。
【0014】
情報提供装置1によって提供されるチャットサービスは、参加するユーザUが互いに異なる複数のチャンネルの各々について、チャンネルに参加しているユーザUが投稿したメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツをユーザUにリアルタイムで提供する。
【0015】
チャンネルには複数のユーザUが参加することができ、ユーザUには、参加しているチャンネルに投稿されたメッセージがタイムライン形式で並べられたタイムラインコンテンツが提供される。チャンネルは、各ユーザUに対応して設けられており、あるユーザUのチャンネルには他のユーザUが参加することができる。
【0016】
例えば、ユーザUのチャンネルには、ユーザUやユーザUが参加することができる。なお、チャンネルは、複数のユーザUから構成されるユーザグループ毎に設けられてもよい。以下において、主にチャンネルが各ユーザUに対応して設けられるものとして説明する。
【0017】
各ユーザUは、チャンネル参加要求によって他のユーザUのチャンネルへ参加することができる。以下において、ユーザUに対応するチャンネルおよびユーザUが参加している他のユーザUのチャンネルを総称してユーザUの参加チャンネルまたは単に参加チャンネルと記載する場合がある。
【0018】
ユーザU~Uは、端末装置2~2を操作して、参加チャンネルへの投稿を行う(ステップS1~S1)。参加チャンネルへの投稿は、文字情報および画像情報のうちの少なくとも一方を含むメッセージを情報提供装置1へ送信することによって行われる。
【0019】
情報提供装置1は、ユーザU~Uから投稿されたメッセージを処理する投稿処理を行う(ステップS2)。投稿処理は、例えば、ユーザU~Uから投稿されたメッセージを各ユーザU~Uの参加チャンネル毎に抽出し、抽出したメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツを端末装置2~2に送信することによって行われる。
【0020】
ここで、ユーザUが情報提供装置1によって提供されるチャットサービスを利用する場合の情報提供装置1および端末装置2の処理の一例について説明する。ユーザUは、チャットサービスを利用する場合、端末装置2を操作して、端末装置2から情報提供装置1にコンテンツ表示要求を送信させる(ステップS3)。
【0021】
情報提供装置1は、端末装置2からコンテンツ表示要求を受信した場合、ユーザUに提供するコンテンツとして、複数のタイムラインコンテンツを生成する(ステップS4)。そして、情報提供装置1は、生成したこれら複数のタイムラインコンテンツを並べて端末装置2の不図示の表示部に表示させる提供情報を端末装置2へ送信することで、提供情報をユーザUに提供する(ステップS5)。
【0022】
端末装置2は、情報提供装置1から送信される提供情報に基づいて、複数のタイムラインコンテンツを並べて表示する(ステップS6)。提供情報に含まれる各タイムラインコンテンツは、互いに異なる抽出基準で抽出されたメッセージがタイムライン形式で並べられた抽出基準毎のタイムラインコンテンツである。抽出基準は、例えば、第1抽出基準、第2抽出基準、および第3抽出基準などである。
【0023】
これにより、ユーザUは、端末装置2において画面の遷移をすることなく、互いに異なる抽出基準で抽出されたメッセージがタイムライン形式で並べられた抽出基準毎のタイムラインコンテンツを同時に確認することができる。そのため、情報提供装置1は、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0024】
第1抽出基準を充足するメッセージは、例えば、ユーザUの参加チャンネルへ投稿されたメッセージである。図1に示す例では、第1抽出基準で抽出されたメッセージがタイムライン形式で並べられた第1タイムラインコンテンツは、「ユーザタイムライン」のタイムラインコンテンツであり、「メッセージA1」、「メッセージA2」、「メッセージA3」などのメッセージが含まれる。
【0025】
「メッセージA1」、「メッセージA2」、「メッセージA3」は、例えば、ユーザUの参加チャンネルであるチャンネルAへ投稿されたメッセージである。これにより、ユーザUは、参加チャンネルへ投稿されたメッセージがタイムライン形式で並べられたタイムラインコンテンツを確認することができる。なお、ユーザUの参加チャンネルが複数ある場合、第1タイムラインコンテンツは、複数の参加チャンネルへ投稿されたメッセージがタイムライン形式で並べられたタイムラインコンテンツである。
【0026】
第2抽出基準を充足するメッセージは、全チャンネルへ投稿されたメッセージである。図1に示す例では、第2抽出基準で抽出されたメッセージがタイムライン形式で並べられた第2タイムラインコンテンツは、「連合タイムライン」のタイムラインコンテンツであり、「メッセージA1」、「メッセージB3」、「メッセージC5」などのメッセージが含まれる。「メッセージA1」は、例えば、チャンネルAへ投稿されたメッセージであり、「メッセージB3」は、例えば、チャンネルBへ投稿されたメッセージであり、「メッセージC5」は、例えば、チャンネルCへ投稿されたメッセージである。
【0027】
これにより、ユーザUは、参加チャンネルと非参加チャンネルとを含む全チャンネルを含むチャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べられたタイムラインコンテンツを確認することができる。なお、第2抽出基準は、ユーザUの参加チャンネルへ投稿されたメッセージを含まなくてもよく、また、全チャンネルへ投稿されたメッセージのうちランダムまたは所定の規則に基づいてサンプリングされたメッセージであってもよい。
【0028】
第3抽出基準を充足するメッセージは、ユーザUにレコメンドする他のユーザUである「おすすめユーザ」がチャンネルへ投稿したメッセージである。図1に示す例では、第3抽出基準で抽出されたメッセージがタイムライン形式で並べられた第3タイムラインコンテンツは、「おすすめユーザ」のタイムラインコンテンツであり、「メッセージC4」、「メッセージB3」、「メッセージB3q-1」などのメッセージが含まれる。
【0029】
「メッセージC4」は、例えば、ユーザUがチャンネルCに投稿したメッセージであり、「メッセージB3」および「メッセージB3q-1」は、例えば、ユーザUがチャンネルBに投稿したメッセージである。この場合、おすすめユーザは、ユーザU,Uなどである。
【0030】
おすすめユーザは、例えば、ユーザUと属性が類似するユーザU、またはユーザUと投稿するメッセージの内容が類似または関連する他のユーザUなどである。ユーザUは、第3のタイムラインコンテンツを確認し、興味関心を持った他のユーザUのチャンネルなどに参加することで、新たな情報を得ることができ、チャットサービスを有効活用することができる。
【0031】
ここで、タイムラインコンテンツに含まれる各メッセージには、メッセージを投稿したユーザUである投稿ユーザの情報、投稿チャンネルの情報、投稿日時の情報、高評価ボタン、低評価ボタン、および指摘ボタンが対応付けられており、これらの情報が一つの枠内にメッセージ毎に含まれる。
【0032】
図1に示す例では、メッセージC4が「今日は朝から勉強会です。」であり、かかるメッセージC4に、投稿ユーザ「U」、投稿チャンネル「チャンネルC」、投稿日時「2021-9-15 11:16:33」、高評価ボタン、低評価ボタン、および指摘ボタンが対応付けられている。
【0033】
高評価ボタンは、メッセージC4を気に入った場合に投稿ユーザ以外のユーザUによって選択されるボタンであり、低評価ボタンは、メッセージC4を気に入らなかった場合に投稿ユーザ以外のユーザUによって選択されるボタンである。また、指摘ボタンは、メッセージC4が不適切なメッセージであることを指摘する場合に投稿ユーザ以外のユーザUによって選択されるボタンである。ボタンの選択は、例えば、クリック操作またはタップ操作などによって行われる。
【0034】
高評価ボタン、低評価ボタン、および指摘ボタンが選択された回数を示す情報は、情報提供装置1から投稿ユーザに通知される。これにより、メッセージC4を投稿したユーザUである投稿ユーザは、投稿したメッセージC4の評価や適切さなどを把握することができる。
【0035】
また、情報提供装置1は、指摘ボタンの選択結果が予め設定された条件を満たす場合、指摘ボタンが選択されたメッセージを投稿したユーザUである投稿ユーザに対して、ペナルティを加える。例えば、情報提供装置1は、指摘ボタンが選択された回数が予め設定された閾値以上であるメッセージを投稿したユーザUである不適切投稿ユーザに対してペナルティを加える。
【0036】
ペナルティは、例えば、不適切投稿ユーザに対してすべてのメッセージの投稿を一時的に禁止したり、不適切投稿ユーザのチャンネル以外の参加チャンネルへのメッセージの投稿を一時的に禁止したりすることによって行われる。また、ペナルティは、メッセージの投稿に手間がかかるようにメッセージを送信するためのUI(User Interface)を変更したりすることによって行われてもよい。これにより、情報提供装置1は、投稿ユーザが不適切なメッセージを投稿する可能性を低減することができる。
【0037】
以下、このような処理を行う情報提供装置1および情報提供装置1を含む情報提供システム100の構成などについて、詳細に説明する。
【0038】
〔2.情報提供システム100〕
図2は、実施形態に係る情報提供システム100の構成の一例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報提供システム100は、情報提供装置1と、端末装置2,2,・・・,2とを備える。端末装置2,2,・・・,2は、例えば、デスクトップPC(Personal Computer)またはノートPCなどであるが、タブレットPCまたはスマートフォンなどであってもよい。
【0039】
情報提供装置1は、端末装置2,2,・・・,2との間で通信ネットワーク3を介して情報の送受信が可能である。通信ネットワーク3は、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)またはLAN(Local Area Network)である。なお、通信ネットワーク3は、例えば、4G(4th Generation)または5G(5th Generation)などの移動体通信システムなどを含む構成であるが、かかる例に限定されない。
【0040】
〔3.端末装置2〕
図3は、実施形態に係る端末装置2の構成の一例を示す図である。図3に示すように、実施形態に係る端末装置2は、通信部10と、表示部11と、操作部12と、センサ群13と、記憶部14と、処理部15とを備える。
【0041】
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部10は、通信ネットワーク3と有線または無線で接続され、通信ネットワーク3を介して、情報提供装置1との間で情報の送受信を行う。
【0042】
〔3.2.表示部11〕
表示部11は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。
【0043】
〔3.3.操作部12〕
操作部12は、例えば、文字、数字、およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボード、マウス、および電源ボタンなどを含む。表示部11がタッチパネルディスプレイの表示装置である場合、操作部12はタッチパネルであってもよい。
【0044】
〔3.4.センサ群13〕
センサ群13は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、照度センサ、およびイメージセンサなどを含む。加速度センサは、端末装置2の加速度を検出するセンサである。ジャイロセンサは、端末装置2の傾きおよび回転などの姿勢を検出するセンサである。地磁気センサは、地磁気を検出するセンサである。照度センサは、端末装置2の周囲の明暗を示す照度を検出するセンサ、イメージセンサは、端末装置2の周囲を撮像するセンサである。
【0045】
〔3.5.記憶部14〕
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。
【0046】
記憶部14には、例えば、情報提供装置1から送信され通信ネットワーク3および通信部10を介して処理部15によって取得された情報およびセンサ群13によって検出された情報である検出情報などが記憶される。
【0047】
〔3.6.処理部15〕
処理部15は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、端末装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
【0048】
また、処理部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現されてもよい。処理部15は、情報取得部16と、表示処理部17と、情報出力部18とを備える。
【0049】
〔3.6.1.情報取得部16〕
情報取得部16は、情報提供装置1から送信され通信ネットワーク3を介して通信部10で受信される情報を取得する。情報提供装置1から送信される情報は、例えば、チャットサービスのタイムラインコンテンツなどである。
【0050】
〔3.6.2.表示処理部17〕
表示処理部17は、情報取得部16によって取得された情報を表示部11に表示させる。例えば、表示処理部17は、情報取得部16によって取得されたタイムラインコンテンツなどを含む画面を表示部11に表示させる。
【0051】
〔3.6.3.情報出力部18〕
情報出力部18は、例えば、ユーザUによる操作部12への操作に応じた情報である操作情報を情報提供装置1へ通信部10を介して送信する。また、情報出力部18は、センサ群13によって検出された情報である検出情報を情報提供装置1へ通信部10を介して送信する。
【0052】
〔4.情報提供装置1〕
図4は、実施形態に係る情報提供装置1の構成の一例を示す図である。図4に示すように、実施形態に係る情報提供装置1は、通信部20と、記憶部21と、処理部22とを備える。
【0053】
〔4.1.通信部20〕
通信部20は、例えば、NICなどによって実現される。通信部20は、通信ネットワーク3と有線または無線で接続され、通信ネットワーク3を介して、端末装置2との間で情報の送受信を行う。
【0054】
〔4.2.記憶部21〕
記憶部21は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部21は、ユーザ情報記憶部30と、チャンネル情報記憶部31と、メッセージ情報記憶部32とを備える。
【0055】
〔4.2.1.ユーザ情報記憶部30〕
ユーザ情報記憶部30は、ユーザU,U,・・・,Uの情報を含むユーザ情報を記憶する。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部30に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。ユーザ情報は、例えば、ユーザUの会社毎に設けられるが、所属部門毎などであってもよい。
【0056】
図5に示すように、ユーザ情報記憶部30に記憶されるユーザ情報は、「ユーザID(Identifier)」、「属性」、および「コンテンツID」などの情報をユーザU毎に含む。「ユーザID」は、各ユーザUに固有の識別情報である。
【0057】
「属性」は、ユーザUの属性を示す情報であり、「性別」、「年齢」、「部署」、および「入社年度」等の情報を含む。「性別」は、ユーザUの性別を示す情報であり、「年齢」は、ユーザUの年齢を示す情報であり、「部署」は、ユーザUが所属する部署を示す情報であり、「入社年度」は、ユーザUが会社へ入社した年度である入社年度を示す情報である。
【0058】
図5に示していないが、ユーザUの属性は、例えば、ユーザUの役職、担当業務、年収、住所、通勤経路、研修履歴、家族構成、価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などがさらに含まれる。ユーザUの嗜好は、服、旅行、車、バイク、コンピュータ、ランチなどの各対象に対するユーザUの興味関心度合いなどを含む。
【0059】
「コンテンツID」は、ユーザUに同時に並べて提供される複数のタイムラインコンテンツの各々に固有の識別情報である。例えば、コンテンツID「TLC1」のタイムラインコンテンツは、第1のタイムラインコンテンツであり、コンテンツID「TLC2」のタイムラインコンテンツは、第2のタイムラインコンテンツである。
【0060】
また、コンテンツID「TLC3」のタイムラインコンテンツは、第3のタイムラインコンテンツであり、コンテンツID「TLC4」のタイムラインコンテンツは、後述する第4のタイムラインコンテンツである。また、コンテンツID「TLC5」のタイムラインコンテンツは、後述する第5のタイムラインコンテンツである。
【0061】
図5に示す例では、ユーザIDがU1であるユーザUは、性別が男性であり、年齢が30代であり、2013年度に入社して現在はA課Bチームに所属しており、並べて提供されるタイムラインコンテンツのコンテンツIDは、TLC1,TLC2,TLC3である。
【0062】
また、ユーザIDがU2であるユーザUは、性別が女性であり、年齢が20代であり、2020年度に入社して現在はA課Cチームに所属しており、並べて提供されるタイムラインコンテンツのコンテンツIDは、TLC1,TLC3,TLC4である。
【0063】
また、ユーザIDがU3であるユーザUは、性別が男性であり、年齢が40代であり、2008年度に入社して現在はD課Eチームに所属しており、並べて提供されるタイムラインコンテンツのコンテンツIDは、TLC1,TLC3,TLC4,TLC5である。
【0064】
〔4.2.2.チャンネル情報記憶部31〕
図4に示すチャンネル情報記憶部31は、情報提供装置1に設定された各チャンネルの情報を含むチャンネル情報を記憶する。図6は、実施形態に係るチャンネル情報記憶部31に記憶されるチャンネル情報の一例を示す図である。
【0065】
図6に示すように、チャンネル情報記憶部31に記憶されるチャンネル情報は、「チャンネルID」、「チャンネル名」、および「ユーザリスト」などの情報をチャンネル毎に含む。
【0066】
「チャンネルID」は、各チャンネルに固有の識別情報である。「チャンネル名」は、チャンネルの名称を示す情報である。「ユーザリスト」は、チャンネルに参加しているユーザUである参加ユーザのリストであり、チャンネルの参加ユーザのユーザIDを含む。
【0067】
図6に示す例では、チャンネルID「CH1」のチャンネルは、ユーザID「U1」のチャンネルであって名称が「チャンネルA」であり、参加ユーザがユーザID「U1」,「U4」,「U8」などのユーザUである。また、チャンネルID「CH2」のチャンネルは、ユーザID「U2」のチャンネルであって名称が「チャンネルB」であり、参加ユーザがユーザID「U2」,「U3」,「U4」などのユーザUである。
【0068】
また、チャンネルID「CH3」のチャンネルは、ユーザID「U3」のチャンネルであって名称が「チャンネルC」であり、参加ユーザがユーザID「U3」,「U7」,「Un」などのユーザUである。
【0069】
チャンネル名には、ユーザUの名前を含むことができる。これにより、他のユーザUは、チャンネルがだれのチャンネルかを容易に把握することができる。なお、チャンネルは、ユーザグループ単位で設けられてもよく、この場合、チャンネル名には、ユーザグループの名称またはチャンネルを設けた目的などを含むことができる。
【0070】
〔4.2.3.メッセージ情報記憶部32〕
図4に示すメッセージ情報記憶部32は、チャンネルへ投稿されたメッセージの情報を含むメッセージ情報を記憶する。
【0071】
図7は、実施形態に係るメッセージ情報記憶部32に記憶されるメッセージ情報の一例を示す図である。図7に示すように、メッセージ情報記憶部32に記憶されるメッセージ情報は、「チャンネルID」、「ユーザID」および「メッセージ情報」などの情報を含む。
【0072】
「チャンネルID」は、各チャンネルに固有の情報であり、図6に示すチャンネルIDと同じである。「ユーザID」は、チャンネルに参加しているユーザUである参加ユーザのユーザIDである。「メッセージ情報」は、メッセージの情報であり、「日時」、「文字情報」、および「画像情報」などを含む。
【0073】
「日時」は、メッセージが投稿された日時である投稿日時を示す情報である。「文字情報」は、メッセージに文字が含まれる場合におけるメッセージに含まれる文字の情報である。「画像情報」は、メッセージに画像が含まれる場合におけるメッセージに含まれる画像の情報である。画像の情報は、例えば、端末装置2におけるセンサ群13に含まれるイメージセンサで撮像された画像である撮像画像の情報などである。
【0074】
図7に示す例では、メッセージ情報には、チャンネルID「CH1」へ投稿されたメッセージとして、ユーザID「U1」のユーザUが日時DAと日時DDとに投稿した文字情報「今回は、Aプランにしましょう」および「よろしくお願いします。」を含む2つのメッセージが含まれる。
【0075】
さらに、メッセージ情報には、チャンネルID「CH1」へ投稿されたメッセージとして、ユーザID「U4」のユーザUが日時DCに投稿した文字情報「りょーうかい。」を含むメッセージと、ユーザID「U8」のユーザUが日時DBに投稿した文字情報「いいですねー。そうしましょう。」を含むメッセージとが含まれる。
【0076】
〔4.3.処理部22〕
図4に示す処理部22は、コントローラであり、例えば、CPUやMPUなどによって、情報提供装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部22は、例えば、コントローラであり、ASICまたはFPGAなどの集積回路により実現される。
【0077】
処理部22は、通信部20によって取得された情報および記憶部21に記憶されている情報などに基づいて、ユーザU,U,・・・,U間でのリアルタイムでのメッセージのやり取りを行うチャットサービスを含むオンラインサービスを提供するための処理を実行する。処理部22は、取得部40と、決定部41と、推定部42と、抽出部43と、提供部44と、ペナルティ実行部45とを備える。
【0078】
〔4.3.1.取得部40〕
取得部40は、参加するユーザUの一部または全部が互いに異なる複数のチャンネルのそれぞれについてユーザUから投稿されたメッセージを通信ネットワーク3および通信部20を介して端末装置2から取得する。また、取得部40は、通信ネットワーク3および通信部20を介して端末装置2から検出情報を取得する。
【0079】
さらに、取得部40は、不図示のサーバ装置から種々のコンテンツを通信ネットワーク3および通信部20を介して取得することができる。コンテンツは、チャットサービス以外のサービスに投稿されたコンテンツであり、例えば、ニュースコンテンツ、株取引関連コンテンツ、グルメ関連コンテンツ、不動産関連コンテンツ、中古車関連コンテンツなどの種々のコンテンツである。なお、コンテンツは、ユーザUに関するコンテンツ、例えば、ユーザUの保有資産(預貯金、保有株式、不動産、貴金属など)や家計簿などを示すコンテンツなどであってもよい。
【0080】
また、取得部40は、高評価ボタンが選択されたことを示す高評価情報、低評価ボタンが選択されたことを示す低評価情報、または指摘ボタンが選択されたことを示す指摘情報などのボタン操作情報を通信ネットワーク3および通信部20を介して端末装置2から取得する。
【0081】
また、取得部40は、チャンネル表示要求、コンテンツ表示要求、チャンネル更新要求などを通信ネットワーク3および通信部20を介して端末装置2から取得する。コンテンツ表示要求には、ユーザIDが含まれる。
【0082】
チャンネル更新要求には、チャンネル参加要求およびチャンネル脱退要求などがある。チャンネル参加要求は、ユーザUが参加を希望するチャンネルを特定するための情報とユーザIDとを含む。取得部40は、チャンネル参加要求を取得した場合、チャンネル参加要求に含まれるユーザIDをチャンネル情報記憶部31のチャンネル情報のうちチャンネル参加要求で特定されるチャンネルに追加する。
【0083】
チャンネル脱退要求は、ユーザUが参加の解除を希望するチャンネルを特定するための情報とユーザIDとを含む。取得部40は、チャンネル脱退要求を取得した場合、チャンネル脱退要求に含まれるユーザIDをチャンネル情報記憶部31のチャンネル情報のうちチャンネル脱退要求で特定されるチャンネルから削除する。
【0084】
コンテンツ更新要求には、コンテンツ追加要求およびコンテンツ削除要求などがある。コンテンツ追加要求は、端末装置2に並べて表示させるタイムラインコンテンツとしてユーザUが追加を希望するタイムラインコンテンツを特定するための情報とユーザIDとを含む。取得部40は、コンテンツ追加要求を取得した場合、ユーザ情報記憶部30のユーザ情報において、コンテンツ追加要求に含まれるユーザIDに対応させてコンテンツ追加要求で特定されるタイムラインコンテンツのコンテンツIDを追加する。
【0085】
コンテンツ削除要求は、端末装置2に並べて表示される複数のタイムラインコンテンツのうち並べて表示することをユーザUが希望しないタイムラインコンテンツを特定するための情報とユーザIDとを含む。取得部40は、コンテンツ削除要求を取得した場合、ユーザ情報記憶部30のユーザ情報において、コンテンツ削除要求で特定されるタイムラインコンテンツのコンテンツIDをコンテンツ削除要求に含まれるユーザIDに対応させた状態を解除する。
【0086】
〔4.3.2.決定部41〕
決定部41は、タイムラインコンテンツの提供先となる提供先ユーザにすすめる他のユーザUであるおすすめユーザを決定する。
【0087】
決定部41は、例えば、提供先ユーザの属性、提供先ユーザが投稿したメッセージの内容、提供ユーザのチャンネルに参加している他のユーザUが参加している他のチャンネルのうちの少なくとも1つに基づいて、おすすめユーザを決定することができる。
【0088】
例えば、決定部41は、提供先ユーザと特定の属性が同一の他のユーザUまたは提供先ユーザと属性が類似する他のユーザUをおすすめユーザとして決定することができる。例えば、決定部41は、提供先ユーザと入社年度が同一の他のユーザU、提供先ユーザと部署が同一の他のユーザU、提供先ユーザと特定の対象への興味関心度合いが同一または類似する他のユーザUをおすすめユーザとして決定することができる。
【0089】
また、決定部41は、提供先ユーザと投稿するメッセージの内容が類似または関連する他のユーザUをおすすめユーザとして決定することができる。例えば、決定部41は、各ユーザUが投稿するメッセージをユーザU毎に分類して分類毎のメッセージの投稿割合を算出し、分類毎の投稿割合が提供先ユーザのメッセージと類似するメッセージを投稿する他のユーザUをおすすめユーザとして決定することができる。
【0090】
また、決定部41は、各ユーザUが投稿するメッセージをユーザU毎に分類して分類毎のメッセージの投稿割合を算出し、最も投稿割合が多い分類が提供先ユーザと一致する他のユーザUをおすすめユーザとして決定することができる。
【0091】
また、決定部41は、提供先ユーザの参加していないチャンネルであって提供先ユーザのチャンネルに参加している他のユーザUが所定割合以上参加しているチャンネルの他のユーザUをおすすめユーザとして決定することもできる。また、決定部41は、参加ユーザ数の上昇率が所定値以上の他のユーザUをすすめユーザとして決定することもできる。なお、決定部41によるおすすめユーザの決定は、上述した例に限定されない。
【0092】
〔4.3.3.推定部42〕
推定部42は、取得部40によって取得された検出情報に基づいて、各ユーザUのコンテキストを推定する。ユーザUのコンテキストは、ユーザUの状況、環境、または意図などであり、例えば、「通勤で列車に乗っている」、「出張で列車に乗っている」、「会議をしている」、「店舗Aで買い物をしている」、または「散歩をしている」などである。
【0093】
推定部42は、例えば、機械学習によって生成された推定モデルを用いて、ユーザUのコンテキストを推定することができる。推定モデルは、ユーザUのコンテキストが推定モデルで規定されたコンテキストか否かを判定するモデルであり、取得部40によって取得された検出情報を入力とし、ユーザUのコンテキストがモデルで規定されたコンテキストか否かを判定する。
【0094】
なお、推定モデルは、取得部40によって取得された検出情報を入力とし、ユーザUのコンテキストが複数のコンテキストのうちのいずれであるかを示す情報を出力とするモデルであってもよい。また、推定部42は、推定モデルを用いずに、取得部40によって取得された検出情報から、ユーザUのコンテキストを推定する構成であってもよい。
【0095】
また、推定部42は、例えば、同一の列車に乗っているユーザUを推定したり、同一の会議に参加しているユーザUを推定したり、同一の開発対象の開発をしているユーザUを推定したりすることができる。
【0096】
〔4.3.4.抽出部43〕
抽出部43は、取得部40によって取得されたメッセージの中からそれぞれ異なる抽出基準でメッセージまたはコンテンツを抽出する。例えば、抽出部43は取得部40によってコンテンツ表示要求が取得された場合、ユーザ情報記憶部30に記憶されたユーザ情報に含まれるコンテンツIDに対応する抽出基準で、メッセージまたはコンテンツを抽出する。
【0097】
抽出基準には、例えば、第1抽出基準、第2抽出基準、第3抽出基準、第4抽出基準、および第5抽出基準などがある。第1抽出基準は、コンテンツID「TLC1」に対応する抽出基準である。第2抽出基準は、コンテンツID「TLC2」に対応する抽出基準である。第3抽出基準は、コンテンツID「TLC3」に対応する抽出基準である。第4抽出基準は、コンテンツID「TLC4」に対応する抽出基準である。第5抽出基準は、コンテンツID「TLC5」に対応する抽出基準である。
【0098】
第1抽出基準を充足するメッセージは、提供先ユーザの参加チャンネルへ投稿されたメッセージである。
【0099】
第2抽出基準を充足するメッセージは、全チャンネルの各々に投稿されたメッセージまたは全チャンネルのうち予め設定された複数のチャンネルの各々に投稿されたメッセージである。予め設定されたメッセージは、例えば、第2抽出基準を充足するメッセージとして用いることが許可されているチャンネルへ投稿されたメッセージである。
【0100】
第3抽出基準を充足するメッセージは、決定部41によって決定されたおすすめユーザがチャンネルに投稿したメッセージである。抽出部43は、第3抽出基準を充足するメッセージのうち提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージを抽出することもできる。例えば、抽出部43は、第3抽出基準を満たすメッセージのうちコンテキストが特定のコンテキストである他のユーザUのメッセージを除いたメッセージを抽出することもできる。また、抽出部43は、例えば、おすすめユーザが投稿したメッセージのうち提供先ユーザのコンテキストが特定のコンテキストである場合に投稿されたメッセージを除いたメッセージを抽出することができる。
【0101】
第4抽出基準を充足するコンテンツは、チャットサービス以外のサービスに投稿されたコンテンツであって予め設定された属性を満たすコンテンツである。コンテンツの属性は、例えば、コンテンツがニュースのコンテンツである場合、経済ニュース、国際ニュース、国内ニュース、芸能ニュース、スポーツニュースなどである。なお、コンテンツは、ニュースコンテンツに限定されず、グルメ情報、不動産情報、中古車情報などのコンテンツであってもよい。また、第4抽出基準を充足するコンテンツは、例えば、ユーザUの保有資産を示すコンテンツや家計簿で示される入出金を示すコンテンツであってもよい。
【0102】
第5抽出基準を充足するメッセージは、提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージである。提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージは、例えば、提供先ユーザのコンテキストと同じコンテキストの他のユーザUが投稿したメッセージである。
【0103】
抽出部43は、例えば、提供先ユーザが移動中である場合、移動中であると推測される他のユーザUが投稿したメッセージを、第5抽出基準を充足するメッセージとして抽出する。例えば、抽出部43は、提供先ユーザが列車に乗っている場合、提供先ユーザの乗った列車と同一の列車に乗っていると推測される他のユーザUが投稿したメッセージを、第5抽出基準を充足するメッセージとして抽出する。
【0104】
また、提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージは、例えば、提供先ユーザのコンテキストとは異なるコンテキストの他のユーザUが投稿したメッセージであってもよい。例えば、抽出部43は、提供先ユーザが会議をしている場合、移動中の他のユーザUが投稿したメッセージを抽出することもできる。
【0105】
なお、抽出基準は、上述した第1~第5抽出基準に限定されず、種々の基準を設定することができる。例えば、抽出基準は、特定の話題に関するメッセージを抽出する抽出基準であってよく、特定の部署に属するユーザUのメッセージを抽出する抽出基準であってもよい。また、抽出基準は、ランダムに選択されたメッセージを抽出する抽出基準であってもよい。なお、抽出基準は、ユーザU毎に変更することもできる。
【0106】
〔4.3.5.提供部44〕
提供部44は、抽出部43によって抽出された抽出基準毎のメッセージがタイムライン形式で並べられた抽出基準毎のタイムラインコンテンツを並べて端末装置2の表示部11に表示させる提供情報をユーザUに提供する。提供情報のユーザUへの提供は、通信部20および通信ネットワーク3を介して端末装置2へ送信することによって行われる。
【0107】
例えば、提供部44は、第1抽出基準、第2抽出基準、および第3抽出基準のメッセージが抽出部43によって抽出された場合、第1のタイムラインコンテンツと、第2のタイムラインコンテンツと、第3のタイムラインコンテンツとを並べて端末装置2の表示部11に表示させる提供情報をユーザUに提供する。
【0108】
端末装置2の処理部15は、提供情報を情報提供装置1から通信ネットワーク3を介して受信し、受信した提供情報に基づいて、第1のタイムラインコンテンツと、第2のタイムラインコンテンツと、第3のタイムラインコンテンツとを並べて表示部11に表示させる。
【0109】
図8は、実施形態に係る端末装置2の表示部11に並べて表示される第1のタイムラインコンテンツ、第2のタイムラインコンテンツ、および第3のタイムラインコンテンツの一例を示す図である。図8に示すように、端末装置2の表示部11には、第1のタイムラインコンテンツ61、第2のタイムラインコンテンツ62、および第3のタイムラインコンテンツ63が並べて表示される。
【0110】
第1のタイムラインコンテンツ61は、提供情報の提供先となるユーザUである提供先ユーザの参加チャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツである。これにより、提供先ユーザは、参加チャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツを確認することができる。
【0111】
第2のタイムラインコンテンツ62は、複数のチャンネルの各々へ投稿されたメッセージのすべてをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツである。これにより、提供先ユーザは、端末装置2の画面を遷移することなく、第1のタイムラインコンテンツ61を確認しつつも、参加チャンネル以外のチャンネルへ投稿されたメッセージを確認することができる。
【0112】
第3のタイムラインコンテンツ63は、提供先ユーザの参加チャンネル以外のチャンネルへ投稿された他のユーザUであって決定部41によって決定されたおすすめユーザのメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツである。これにより、提供先ユーザは、端末装置2の画面を遷移することなく、第1のタイムラインコンテンツ61を確認しつつも、おすすめユーザのメッセージを確認することができる。提供先ユーザは、興味関心を持った他のユーザUのチャンネルなどに参加することで、新たな情報を得ることができ、チャットサービスを有効活用することができる。
【0113】
また、提供部44は、第1抽出基準、第4抽出基準、および第5抽出基準のメッセージが抽出部43によって抽出された場合、第1のタイムラインコンテンツ61と、第4のタイムラインコンテンツと、第5のタイムラインコンテンツとを並べて端末装置2の表示部11に表示させる提供情報をユーザUに提供する。
【0114】
第4のタイムラインコンテンツは、チャットサービス以外のサービスに投稿されたコンテンツであって予め設定された属性を満たすコンテンツをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツである。これにより、提供先ユーザは、端末装置2の画面を遷移することなく、チャンネルのタイムラインコンテンツを確認しつつ、チャットサービス以外のサービスに投稿されたコンテンツのタイムラインコンテンツを容易に確認することができる。
【0115】
第5のタイムラインコンテンツは、提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツである。これにより、提供先ユーザは、端末装置2の画面を遷移することなく、第1のタイムラインコンテンツ61を確認しつつ、コンテキストに応じたメッセージを容易に確認することができる。
【0116】
タイムラインコンテンツに含まれる各メッセージには、メッセージを投稿したユーザUである投稿ユーザの情報、投稿チャンネルの情報、投稿日時の情報、高評価ボタン、低評価ボタン、および指摘ボタンが対応付けられており、これらの情報が一つの枠内にメッセージ毎に含まれる。
【0117】
図9は、実施形態に係るタイムラインコンテンツに含まれるメッセージを含むメッセージ領域の一例を示す図である。図9に示すように、タイムラインコンテンツに含まれるメッセージ領域70には、メッセージ71、投稿ユーザの情報72、投稿チャンネルの情報73、投稿日時の情報74、高評価ボタン75、低評価ボタン76、および指摘ボタン77が含まれる。
【0118】
投稿ユーザの情報72は、メッセージ71を投稿したユーザUである投稿ユーザを特定するための情報であり、投稿チャンネルの情報73は、メッセージ71が投稿されたチャンネルを特定するための情報である。投稿日時の情報74は、メッセージ71が投稿された日時を示す情報である。
【0119】
高評価ボタン75は、メッセージ71を気に入った場合に投稿ユーザ以外のユーザUによって選択されるボタンである。低評価ボタン76は、メッセージ71を気に入らなかった場合に投稿ユーザ以外のユーザUによって選択されるボタンである。指摘ボタン77は、メッセージ71が不適切なメッセージであることを指摘する場合に投稿ユーザ以外のユーザUによって選択されるボタンである。ボタンの選択は、例えば、クリック操作またはタップ操作などによって行われる。
【0120】
投稿ユーザとは異なる他のユーザUは、高評価ボタン75、低評価ボタン76、または指摘ボタン77を選択することで、メッセージ71に対する評価または指摘を行うことができる。なお、メッセージ領域70には、高評価ボタン75、低評価ボタン76、および指摘ボタン77の各々のボタンに対応する位置に、各ボタンが選択された数の情報を含んでいてもよい。
【0121】
提供部44は、高評価ボタン75、低評価ボタン76、および指摘ボタン77などの各ボタンが選択された回数などを、メッセージ毎または投稿ユーザ単位で集計して、集計した結果を示す選択情報を投稿ユーザの端末装置2に送信することで、選択情報を投稿ユーザに提供する。
【0122】
また、提供部44は、指摘ボタン77の選択結果が予め設定された条件を満たす場合に限り、投稿ユーザに指摘ボタン77が選択されたことを示す情報を提供することもできる。予め設定された条件は、例えば、投稿ユーザが投稿したメッセージを表示した他のユーザUの数である表示数と、かかるメッセージの指摘ボタン77が選択された数である選択数との比が閾値以上であるという条件であり、かかる条件は、メッセージ単位または投稿ユーザ単位の条件である。
【0123】
なお、予め設定された条件は、選択数が閾値以上であるという条件であってもよく、それ以外の条件であってもよい。例えば、投稿ユーザ単位の条件である場合、投稿ユーザが投稿したメッセージの指摘ボタン77が選択された数を、投稿ユーザが投稿したメッセージの数で除算した値が、閾値以上であるという条件であってもよい。
【0124】
また、提供部44は、指摘ボタン77の選択結果が予め設定された条件を満たすメッセージまたはかかるメッセージを投稿した投稿ユーザのメッセージであって他のユーザUのタイムラインコンテンツに表示されるメッセージを含むメッセージ領域70を強調表示することができる。これにより、情報提供装置1は、指摘ボタン77が選択されたメッセージまたはかかるメッセージを投稿した投稿ユーザのメッセージに対して他のユーザUの注目度を上げることができる。なお、強調表示は、例えば、メッセージの文字を太くしたり、メッセージの色を変更したり、メッセージの文字を大きくしたり、メッセージ領域70を点滅することなどによって行われる。
【0125】
〔4.3.6.ペナルティ実行部45〕
ペナルティ実行部45は、指摘ボタン77の選択結果が予め設定されたペナルティ条件を満たす場合、指摘ボタン77が選択されたメッセージを投稿した投稿ユーザである不適切投稿ユーザに対して、ペナルティを加える。
【0126】
ペナルティ条件は、例えば、不適切投稿ユーザが投稿したメッセージを表示した他のユーザUの数である表示数と、かかるメッセージの指摘ボタン77が選択された数である選択数との比である不適切ボタン選択割合が閾値以上であるという条件であり、かかる条件は、メッセージ単位または投稿ユーザ単位の条件である。また、ペナルティ条件は、指摘ボタン77の選択数である指摘ボタン選択数が閾値以上であるという条件であってもよく、かかる条件は、メッセージ単位または投稿ユーザ単位の条件である。
【0127】
なお、ペナルティ条件は、上述した例に限定されない。例えば、ペナルティ条件が、不適切投稿ユーザ単位の条件である場合、不適切投稿ユーザが投稿したメッセージの指摘ボタン77が選択された数を、投稿ユーザが投稿したメッセージの数で除算した値が、閾値以上であるという条件であってもよい。
【0128】
ペナルティ実行部45は、例えば、不適切投稿ユーザに提供されるタイムラインコンテンツの表示態様を変更することで、不適切投稿ユーザに対してペナルティを加えることができる。例えば、ペナルティ実行部45は、不適切投稿ユーザに提供されるタイムラインコンテンツの更新周期を通常よりも長くしたり、不適切投稿ユーザに提供されるタイムラインコンテンツの表示の大きさを通常より小さくしたりすることができる。通常とは、投稿ユーザにペナルティを加える前の状態である。
【0129】
また、ペナルティ実行部45は、不適切投稿ユーザが投稿したメッセージであって他のユーザUのタイムラインコンテンツに表示されるメッセージを含むメッセージ領域70を通常よりも目立たなくまたは見えにくくすることで、不適切投稿ユーザに対してペナルティを加えることもできる。メッセージ領域70を目立たなくまたは見えにくくするとは、例えば、メッセージ領域70の色を薄くしたり、メッセージ領域70を小さくしたりすることなどである。
【0130】
また、ペナルティ実行部45は、不適切投稿ユーザによるメッセージの投稿を制限したり、不適切投稿ユーザへのタイムラインコンテンツの提供を制限したりすることで、不適切投稿ユーザに対してペナルティを加えることもできる。例えば、ペナルティ実行部45は、不適切投稿ユーザに対してすべてのメッセージの投稿を一時的に禁止したり、不適切投稿ユーザのチャンネル以外の参加チャンネルへのメッセージの投稿を一時的に禁止したりする。
【0131】
なお、ペナルティ実行部45は、不適切投稿ユーザの不適切度合いが高いほど、ペナルティの強度を高めることもできる。不適切投稿ユーザの不適切度合いは、例えば、不適切ボタン選択割合や指摘ボタン選択数などが多くなるほど高い。
【0132】
例えば、ペナルティ実行部45は、例えば、ペナルティの強度が低い場合、複数のタイムラインコンテンツを並べて表示するUIを変更し、ペナルティの強度が低い場合、不適切投稿ユーザによるメッセージの投稿を制限するなどの処理を行うことができる。また、ペナルティ実行部45は、例えば、ペナルティの強度が高いほど不適切投稿ユーザによるメッセージの投稿を禁止する期間を長くすることもできる。
【0133】
〔5.処理手順〕
次に、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22による情報処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22による情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0134】
図10に示すように、情報提供装置1の処理部22は、タイムラインコンテンツ表示処理を行う(ステップS10)。ステップS10のタイムラインコンテンツ表示処理は、図11に示すステップS20~S24の処理であり、後で詳述する。
【0135】
次に、処理部22は、タイムラインコンテンツ更新処理を行う(ステップS11)。ステップS11のタイムラインコンテンツ更新処理は、図12に示すステップS30~S32の処理であり、後で詳述する。
【0136】
次に、処理部22は、チャンネル設定処理を行う(ステップS12)。ステップS12のチャンネル設定処理は、図13に示すステップS40,S41の処理であり、後で詳述する。
【0137】
次に、処理部22は、ユーザ設定処理を行う(ステップS13)。ステップS13のユーザ設定処理は、図14に示すステップS50,S51の処理であり、後で詳述する。
【0138】
次に、処理部22は、ペナルティ処理を行う(ステップS14)。ステップS14のペナルティ処理は、図15に示すステップS60,S61の処理であり、後で詳述する。
【0139】
処理部22は、ステップS14の処理が終了した場合、動作終了タイミングになったか否かを判定する(ステップS15)。処理部22は、例えば、情報提供装置1の電源がオフにされた場合、または情報提供装置1の不図示の操作部への操作によって終了操作が行われたと判定した場合に、動作終了タイミングになったと判定する。
【0140】
処理部22は、動作終了タイミングになっていないと判定した場合(ステップS15:No)、処理をステップS10へ移行し、動作終了タイミングになったと判定した場合(ステップS15:Yes)、図10に示す処理を終了する。
【0141】
図11は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22によるタイムラインコンテンツ表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11に示すように、処理部22は、端末装置2からコンテンツ表示要求を受信したか否かを判定する(ステップS20)。
【0142】
処理部22は、コンテンツ表示要求を受信したと判定した場合(ステップS20:Yes)、ユーザ情報記憶部30に記憶されているユーザ情報においてコンテンツ表示要求に含まれるユーザIDに対応付けられた複数のコンテンツIDに対応する複数の抽出基準の情報を取得する(ステップS21)。
【0143】
次に、処理部22は、ステップS21で取得された複数の抽出基準の情報に基づいて、複数の抽出基準の各々でメッセージを抽出する(ステップS22)。そして、処理部22は、ステップS22で抽出されたメッセージを抽出基準毎のタイムラインコンテンツを並べて端末装置2の表示部11に表示させる提供情報を生成する(ステップS23)。
【0144】
次に、処理部22は、ステップS23で生成した提供情報を端末装置2へ送信することによって、コンテンツ表示要求を端末装置2から送信させたユーザUに提供情報を提供する(ステップS24)。処理部22は、ステップS24の処理が終了した場合、またはコンテンツ表示要求を受信していないと判定した場合(ステップS20:No)、図11に示す処理を終了する。
【0145】
図12は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22によるタイムラインコンテンツ更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12に示すように、処理部22は、端末装置2からユーザUによって投稿されるメッセージを受信したか否かを判定する(ステップS30)。
【0146】
処理部22は、メッセージを受信したと判定した場合(ステップS30:Yes)、受信したメッセージなどをメッセージ情報記憶部32に記憶されているメッセージ情報に追加することによって、メッセージ情報を更新する(ステップS31)。
【0147】
また、処理部22は、受信したメッセージが関係するタイムラインコンテンツを更新する(ステップS32)。処理部22は、ステップS32の処理が終了した場合、またはメッセージを受信していないと判定した場合(ステップS30:No)、図12に示す処理を終了する。
【0148】
図13は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22によるチャンネル設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13に示すように、処理部22は、端末装置2からチャンネル更新要求を受信したか否かを判定する(ステップS40)。
【0149】
処理部22は、チャンネル更新要求を受信したと判定した場合(ステップS40:Yes)、受信したチャンネル更新要求に基づいて、チャンネル情報記憶部31に記憶されているチャンネル情報を更新する(ステップS41)。処理部22は、ステップS41の処理が終了した場合、またはチャンネル更新要求を受信していないと判定した場合(ステップS40:No)、図13に示す処理を終了する。
【0150】
図14は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22によるユーザ設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図14に示すように、処理部22は、端末装置2からコンテンツ更新要求を受信したか否かを判定する(ステップS50)。
【0151】
処理部22は、コンテンツ更新要求を受信したと判定した場合(ステップS50:Yes)、受信したコンテンツ更新要求に基づいて、ユーザ情報記憶部30に記憶されているユーザ情報を更新する(ステップS51)。ユーザ情報の更新は、例えば、ユーザIDに関連付けられたチャンネルIDの一部の削除またはユーザIDへの新たなコンテンツIDの関連付けの追加などによって行われる。処理部22は、ステップS51の処理が終了した場合、またはコンテンツ更新要求を受信していないと判定した場合(ステップS50:No)、図14に示す処理を終了する。
【0152】
図15は、実施形態に係る情報提供装置1の処理部22によるペナルティ処理の流れの一例を示すフローチャートである。図15に示すように、処理部22は、ペナルティ条件を満たすか否かを判定する(ステップS60)。
【0153】
処理部22は、ペナルティ条件を満たすと判定した場合(ステップS60:Yes)、ペナルティ条件を満たすメッセージを投稿したユーザUまたはペナルティ条件を満たす不適切投稿ユーザにペナルティを加える(ステップS61)。処理部22は、ステップS61の処理が終了した場合、またはペナルティ条件を満たさないと判定した場合(ステップS60:No)、図15に示す処理を終了する。
【0154】
〔6.変形例〕
並べて表示される複数のタイムラインコンテンツの並び順は、情報提供装置1へのユーザUの設定によって変更することができる。この場合、提供部44は、ユーザUによって設定された並び順で複数のタイムラインコンテンツを並べて表示部11に表示させる提供情報を端末装置2へ送信する。
【0155】
また、提供部44は、単位時間当たりにメッセージが追加される数が多いタイムラインコンテンツ順に並べて表示部11に表示させる提供情報を端末装置2へ送信することもできる。
【0156】
また、決定部41は、第3のタイムラインコンテンツに含まれるメッセージの指摘ボタン77が選択された場合、指摘ボタン77が選択されたメッセージを投稿したおすすめユーザを、指摘ボタン77を選択したユーザUに対するおすすめユーザから除外することができる。
【0157】
また、情報提供装置1は、ダイレクトメッセージ機能などを有していてもよい。ダイレクトメッセージ機能は、ユーザUが他のユーザUを直接指定してメッセージを送信した場合、ユーザUからのメッセージをユーザUが指定した他のユーザUへ送信する機能である。
【0158】
決定部41は、例えば、ポイントを多くチャットサービスに投入したユーザUを優先しておすすめユーザとして決定することもできる。ポイントは、例えば、チャットサービスを優先的に使用するためにユーザUが購入するポイントである。
【0159】
ペナルティ実行部45は、不適切投稿ユーザによる他のユーザUのチャンネルへの投稿を禁止することもでき、また、他のユーザUに指摘ボタン77の選択結果(例えば、指摘ボタン77が選択された数や指摘ボタン77を選択したユーザUの属性の分類など)を通知することができる。
【0160】
また、ペナルティ実行部45は、指摘ボタン77を選択する頻度が多いユーザUほど小さくなる重み付けを行って集計した値を指摘ボタン77が選択された数として算出することもできる。また、指摘ボタン77は、不適切の度合いによって複数種類設けられてもよい。
【0161】
また、ペナルティ実行部45は、指摘ボタン77が選択される頻度が多いユーザUが投稿したメッセージに関連付けられる指摘ボタン77の大きさを通常よりも大きくすることができる。また、ペナルティ実行部45は、指摘ボタン77が選択される頻度が多いユーザUが投稿したメッセージに関連付けられる指摘ボタン77の大きさを、指摘ボタン77が選択される頻度が多いユーザUほど大きくすることもできる。
【0162】
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報提供装置1または端末装置2は、例えば図16に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。以下、情報提供装置1を例に挙げて説明する。図16は、実施形態に係る情報提供装置1の機能を実現するコンピュータ80の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU81、RAM82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を有する。
【0163】
CPU81は、ROM83またはHDD84に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ80のハードウェアに依存するプログラムなどを記憶する。
【0164】
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータなどを記憶する。通信インターフェイス85は、通信ネットワーク3(図2参照)を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、通信ネットワーク3を介して他の機器へ送信する。
【0165】
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイやプリンタなどの出力装置、および、キーボードまたはマウスなどの入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、入出力インターフェイス86を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0166】
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)などの光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
【0167】
例えば、コンピュータ80が実施形態に係る情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部22の機能を実現する。また、HDD84には、記憶部21内のデータが記憶される。コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信ネットワーク3を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0168】
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0169】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図4に示した取得部40、決定部41、推定部42、抽出部43、提供部44、およびペナルティ実行部45のうち2以上が統合されてもよい。また、例えば、記憶部21に記憶される情報は、通信ネットワーク3を介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
【0170】
また、情報提供装置1は、2以上のサーバ装置で構成されてもよく、この場合、情報提供装置1は、例えば、処理サーバと、ストレージサーバとを含む構成を有する。また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0171】
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供装置1は、取得部40と、抽出部43と、提供部44とを備える。取得部40は、参加するユーザUが互いに異なる複数のチャンネルのそれぞれについてユーザUから投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べたタイムラインコンテンツを提供するチャットサービスへ投稿されたメッセージを取得する。抽出部43は、取得部40によって取得されたメッセージの中からそれぞれ異なる基準でメッセージを抽出する。提供部44は、抽出部43によって抽出された基準毎のメッセージがタイムライン形式で並べられた基準毎のタイムラインコンテンツを並べて表示部11に表示させる提供情報を提供する。これにより、ユーザUは、画面の遷移をすることなく、互いに異なる抽出基準で抽出されたメッセージがタイムライン形式で並べられた抽出基準毎のタイムラインコンテンツを同時に確認することができる。そのため、情報提供装置1は、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0172】
また、提供部44は、提供情報の提供先ユーザが参加しているチャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べた第1のタイムラインコンテンツ61と、提供先ユーザが参加していないチャンネルに投稿された他のユーザUのメッセージをタイムライン形式で並べた第3のタイムラインコンテンツ63とをそれぞれ基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を提供情報として提供する。これにより、ユーザUは、第1のタイムラインコンテンツ61を確認しつつ、第3のタイムラインコンテンツ63を確認することができる。そのため、ユーザUは、投稿したメッセージが第3のタイムラインコンテンツ63に含まれる他のユーザUのうち興味関心を持った他のユーザUのチャンネルなどに参加することで、新たな情報を得ることができ、チャットサービスを有効活用することができる。そのため、情報提供装置1は、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0173】
また、提供部44は、複数のチャンネルへ投稿されたメッセージのすべてをタイムライン形式で並べた第2のタイムラインコンテンツ62を基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を提供情報として提供する。これにより、ユーザUは、参加チャンネルと非参加チャンネルとを含む全チャンネルとを含むチャンネルへ投稿されたメッセージをタイムライン形式で並べられたタイムラインコンテンツを確認することができる。そのため、情報提供装置1は、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0174】
また、提供部44は、チャットサービス以外のサービスに投稿されたコンテンツをタイムライン形式で並べた第4のタイムラインコンテンツを基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を提供情報として提供する。これにより、ユーザUは、チャットサービスに投稿されたメッセージのみならず、チャットサービス以外のサービスに投稿されたコンテンツも、画面の遷移を行うことなく、確認することができ、情報提供装置1は、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0175】
また、情報提供装置1は、提供先ユーザの属性に基づいて他のユーザUを決定する決定部41を備える。これにより、情報提供装置1は、おすすめユーザを適切に決定することができる。
【0176】
また、タイムラインコンテンツは、メッセージ毎に、不適切なメッセージであることを指摘する指摘ボタン77を含む。これにより、ユーザUは、不適切なメッセージを指摘することができ、情報提供装置1は、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0177】
また、提供部44は、指摘ボタン77が選択されたメッセージを投稿したユーザUである投稿ユーザに対して指摘ボタン77が選択されたことを示す情報を提供する。これにより、投稿ユーザは、投稿したメッセージが他のユーザUに不適切と思われているか否かを把握することができ、情報提供装置1は、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0178】
また、情報提供装置1は、指摘ボタン77の選択結果が予め設定された条件を満たす場合、指摘ボタン77が選択されたメッセージを投稿したユーザUである投稿ユーザに対して、ペナルティを加えるペナルティ実行部45を備える。これにより、情報提供装置1は不適切なメッセージを投稿するユーザUに対して、ペナルティを与えることができ、情報提供装置1は、不適切なメッセージの投稿を抑制することができる。
【0179】
また、ペナルティ実行部45は、投稿ユーザに提供されるタイムラインコンテンツの表示態様を変更することで、投稿ユーザに対してペナルティを加える。これにより、情報提供装置1は不適切なメッセージを投稿するユーザUに対して、ペナルティを与えることができ、情報提供装置1は、不適切なメッセージの投稿を抑制することができる。
【0180】
また、取得部40は、提供情報の提供先となるユーザUである提供先ユーザのコンテキストを取得し、抽出部43は、提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージを抽出する。提供部44は、提供先ユーザのコンテキストに応じたメッセージをタイムライン形式に並べたタイムラインコンテンツを基準毎のタイムラインコンテンツの一つとして含む情報を提供情報として提供する。
【0181】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0182】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0183】
1 情報提供装置
2,2,2,・・・,2 端末装置
3 通信ネットワーク
10,20 通信部
11 表示部
12 操作部
15,22 処理部
13 センサ群
14,21 記憶部
16 情報取得部
17 表示処理部
18 情報出力部
30 ユーザ情報記憶部
31 チャンネル情報記憶部
32 メッセージ情報記憶部
40 取得部
41 決定部
42 推定部
43 抽出部
44 提供部
45 ペナルティ実行部
61 第1のタイムラインコンテンツ
62 第2のタイムラインコンテンツ
63 第3のタイムラインコンテンツ
77 指摘ボタン
U,U,U,・・・,U ユーザ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16