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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-11
(45)【発行日】2023-09-20
(54)【発明の名称】無線通信方法及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/14 20090101AFI20230912BHJP
   H04W 68/00 20090101ALI20230912BHJP
   H04W 76/11 20180101ALI20230912BHJP
   H04W 76/20 20180101ALI20230912BHJP
   H04W 76/30 20180101ALI20230912BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20230912BHJP
   H04W 8/18 20090101ALI20230912BHJP
   H04M 1/72 20210101ALI20230912BHJP
【FI】
H04W36/14
H04W68/00
H04W76/11
H04W76/20
H04W76/30
H04W88/06
H04W8/18
H04M1/72
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021569908
(86)(22)【出願日】2019-11-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-27
(86)【国際出願番号】 CN2019115428
(87)【国際公開番号】W WO2020238018
(87)【国際公開日】2020-12-03
【審査請求日】2022-09-13
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/088434
(32)【優先日】2019-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】シュー ヤン
(72)【発明者】
【氏名】リュウ ジャンフア
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ニン
(72)【発明者】
【氏名】ワン シュークン
【審査官】三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-519680(JP,A)
【文献】特表2018-533885(JP,A)
【文献】Intel, Verizon, AT & T, Sony, Samsung,New SID: Study on system enablers for multi-SIM devices[online],3GPP TSG SA WG2 #129BIS S2-1812343,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_129BIS_West_Palm_Beach/Docs/S2-1812343.zip>,2018年11月30日
【文献】Intel, Verizon, AT & T, Sony, MediaTek Inc.,Paging cause introduction[online],3GPP TSG SA WG2 #129BIS S2-1812346,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_129BIS_West_Palm_Beach/Docs/S2-1812346.zip>,2018年11月30日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
H04M 1/72
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユニバーサルサブスクライバーアイデンティティモジュール(USIM)カードをサポートする端末機器に適用される無線通信方法であって、
前記端末機器は第1のネットワークによって送信された第1のメッセージを受信すること、及び
前記端末機器は前記第1のメッセージに応答して、前記第1のネットワークとの接続を確立すること、を含み、
前記第1のメッセージはサービス情報が載せられたページングメッセージであ
前記第1のメッセージは、前記第1のネットワークが、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合で送信され、
前記端末機器のUSIM-1は前記第1のネットワークに対応し、前記端末機器のUSIM-2は第2のネットワークに対応し、
前記端末機器は前記第2のネットワークとの無線リソース制御RRC接続状態および/または接続管理CM接続状態にあり、
前記第1のネットワークは第1の策略に従って前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定し、前記第1の策略は、サービス優先度を含み、
前記サービス優先度は、前記端末機器が前記第1のネットワークに接続される必要があるサービスおよび/または前記端末機器が前記第1のネットワークに接続される必要がないサービスを識別するために使用される、ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記サービス情報は音声サービスを示す、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記第1のネットワークとの接続を確立する間、前記端末機器は前記第2のネットワークとのRRC接続および/またはCM接続を解放することを更に含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の策略の全部または一部の情報は、前記端末機器から取得され、前記端末機器は非アクセス層(NAS)メッセージによって前記第1のネットワークに前記第1の策略における一部または全部の情報を送信する、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項5】
無線通信方法であって、
第1のネットワークは、第1の策略に従って、端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定すること、及び
前記第1のネットワークは前記端末機器にサービス情報が載せられたページングメッセージである第1のメッセージを送信すること、を含
前記端末機器のUSIM-1は前記第1のネットワークに対応し、前記端末機器のUSIM-2は第2のネットワークに対応し、
前記端末機器は前記第2のネットワークとの無線リソース制御RRC接続状態および/または接続管理CM接続状態にあり、
前記第1の策略は、サービス優先度を含み、
前記サービス優先度は、前記端末機器が前記第1のネットワークに接続される必要があるサービスおよび/または前記端末機器が前記第1のネットワークに接続される必要がないサービスを識別するために使用される、ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項6】
複数のユニバーサルサブスクライバーアイデンティティモジュール(USIM)カードをサポートする端末機器であって、
第1のネットワークによって送信された第1のメッセージを受信するための通信ユニットと、
前記第1のメッセージに応答して、前記第1のネットワークとの接続を確立するための処理ユニットと、を備え、
前記第1のメッセージはサービス情報が載せられたページングメッセージであ
前記第1のメッセージは、前記第1のネットワークが、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合で送信され、
前記端末機器のUSIM-1は前記第1のネットワークに対応し、前記端末機器のUSIM-2は第2のネットワークに対応し、
前記端末機器は前記第2のネットワークとの無線リソース制御RRC接続状態および/または接続管理CM接続状態にあり、
前記第1のネットワークは第1の策略に従って前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定し、前記第1の策略は、サービス優先度を含み、
前記サービス優先度は、前記端末機器が前記第1のネットワークに接続される必要があるサービスおよび/または前記端末機器が前記第1のネットワークに接続される必要がないサービスを識別するために使用される、ことを特徴とする端末機器。
【請求項7】
前記サービス情報は音声サービスを示す、ことを特徴とする請求項に記載の端末機器。
【請求項8】
前記処理ユニットは、
前記第1のネットワークとの接続を確立する間、前記第2のネットワークとのRRC接続および/またはCM接続を解放するために使用される、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の端末機器。
【請求項9】
前記処理ユニットは、
前記第1のネットワークとの接続を確立する間、前記第1のネットワークに非アクセス層NASメッセージを送信し、前記第1のネットワークとのNAS接続を確立するようにするために使用される、ことを特徴とする請求項6-8のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項10】
前記NASメッセージはサービス要求メッセージおよび/または登録要求メッセージを含む、ことを特徴とする請求項に記載の端末機器。
【請求項11】
ネットワーク機器であって、プロセッサとメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶するために使用され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して稼働させ、請求項に記載の方法を実行するために使用されることを特徴とするネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年5月24日に中国特許局に提出された、出願番号がPCT/CN2019/088434、発明名称が「無線通信方法及び機器」のPCT出願の優先権を主張し、その全部の内容が援用によって本願に組み込まれる。
本願は通信分野に関し、且つより具体的に、無線通信方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デュアルカードデュアルスタンバの端末機器はますます増えている。しかし、現在の端末機器は純粋なデュアルパスをサポートせず、即ち端末機器が2つのユニバーサルサブスクライバーアイデンティティモジュール(universal subscriber identity module、USIM)カードを介して2つのネットワークでアップリンクとダウンリンクのデータサービスを行うことができなく、端末機器がある時点で1枚のUSIMカードにおけるサービスのみを実行することができる。
【0003】
USIM-1カードとUSIM-2カードを同時に取り付けた端末機器に対して、端末機器がUSIM-1カードでデータサービスを実行していて、USIM-2カードに対応するネットワークから送信されてきたページング要求を受信すると、USIM-2カードに切り替える必要があるかどうかという問題が存在する。このため、端末機器はUSIM-2カードに切り替えてサービスを実行するか、USIM-1カードのままで現在のサービスを継続するかは、緊急に解決する必要がある問題である。
【発明の概要】
【0004】
本願は、端末機器のためにSIMカードを切り替える必要があるかどうかを決定する方式を提供する無線通信方法及び機器を提供する。
【0005】
第1の態様は、端末機器は第1のネットワークによって送信された、第1の情報を含む第1のメッセージを受信することと、前記端末機器は前記第1の情報に従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定することと、を含む無線通信方法を提供する。
【0006】
第2の態様は、端末機器は第1のネットワークによって送信された第1のメッセージを受信すること、前記端末機器は前記第1のメッセージに応答して、前記第1のネットワークとの接続を確立すること、または、前記端末機器は前記第1のメッセージに従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定すること、を含む無線通信方法を提供する。
【0007】
第3の態様は、第1のネットワークは端末機器に第1の情報を含む第1のメッセージを送信することを含む無線通信方法を提供し、前記第1の情報は、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するために使用される。
【0008】
第4の態様は、第1のネットワークは伝送対象のサービスに従って、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することを含む無線通信方法を提供する。
【0009】
第5の態様は、上記第1の態様、第2の態様またはその各実現形態における方法を実行するための端末機器を提供する。
【0010】
具体的に、該端末機器は、上記第1の態様、第2の態様またはその各実現形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0011】
第6の態様は、上記第3の態様、第4の態様またはその各実現形態における方法を実行するためのネットワーク機器を提供する。
【0012】
具体的に、該ネットワーク機器は上記第3の態様、第4の態様またはその各実現形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0013】
第7の態様は、プロセッサとメモリを備える端末機器を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶するために使用され、該プロセッサは該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して稼働させ、上記第1の態様、第2の態様またはその各実現形態における方法を実行するために使用される。
【0014】
第8の態様は、プロセッサとメモリを備えるネットワーク機器を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶するために使用され、該プロセッサは、該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して稼働させ、上記第3の態様、第4の態様またはその各実現形態における方法を実行するために使用される。
【0015】
第9の態様は、上記第1の態様~第4の態様のいずれか1つの態様またはその各実現形態における方法を実現するための装置を提供する。
【0016】
具体的に、該装置は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して稼働させ、該装置が取り付けられた機器に上記第1の態様~第4の態様のいずれか1つの態様またはその各実現形態における方法を実行させるためのプロセッサを備える。
【0017】
第10の態様は、コンピュータプログラムを記憶するために使用され、該コンピュータプログラムはコンピュータに上記第1の態様~第4の態様のいずれか1つの態様またはその各実現形態における方法を実行させるコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0018】
第11の態様は、コンピュータプログラム命令を含み、前記コンピュータプログラム命令はコンピュータに上記第1の態様~第4の態様のいずれか1つの態様またはその各実現形態における方法を実行させるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0019】
第12の態様は、コンピュータに稼働する際に、コンピュータに上記第1の態様~第4の態様のいずれか1つの態様またはその各実現形態における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0020】
本願の実施例による技術案は、端末機器が第1のネットワークによって送信された第1のメッセージを受信する場合、第1のメッセージにおけるサービス情報、または第1のネットワークの指示に応じて、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定し、このような決定方法は端末機器の複雑さを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本願の実施例に使用される無線通信システムの模式図である。
図2】無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図3】本願の実施例による別の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図4】本願の実施例による別の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図5】本願の実施例による別の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図6】本願の実施例による別の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図7】本願の実施例による別の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図8】本願の実施例による別の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図9】本願の実施例による別の無線通信方法の模式的なフローチャートである。
図10】本願の実施例による端末機器の模式的なブロック図である。
図11】本願の実施例による別の端末機器の模式的なブロック図である。
図12】本願の実施例によるネットワーク機器の模式的なブロック図である。
図13】本願の実施例による別のネットワーク機器の模式的なブロック図である。
図14】本願の実施例による通信機器の模式的な構造図である。
図15】本願の実施例による装置の模式的な構造図である。
図16】本願の実施例による通信システムの模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は本願の実施例によるシステム100の模式図である。
【0023】
図1に示すように、端末機器110は第1の通信システム下での第1のネットワーク機器130と第2の通信システム下での第2のネットワーク機器120に接続され、例えば、該第1のネットワーク機器130はロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)下でのネットワーク機器であり、該第2のネットワーク機器120はニューラジオ(New Radio、NR)下でのネットワーク機器である。
【0024】
該第1のネットワーク機器130と該第2のネットワーク機器120下で複数のセルを含むことができる。
【0025】
理解すべきこととして、図1は本願の実施例による通信システムの一例であり、本願の実施例は図1に示すようなものに限定されない。
【0026】
一例として、本願の実施例に適する通信システムは少なくとも該第1の通信システム下での複数のネットワーク機器および/または該第2の通信システム下での複数のネットワーク機器を含むことができる。
【0027】
例えば、図1に示すようなシステム100は第1の通信システム下での1つのメインネットワーク機器と第2の通信システム下での少なくとも1つの補助ネットワーク機器を含むことができる。少なくとも1つの補助ネットワーク機器はそれぞれ該1つのメインネットワーク機器に接続され、複数の接続を形成し、それぞれ端末機器110に接続され、それにサービスを提供する。具体的に、端末機器110はメインネットワーク機器と補助ネットワーク機器を介して接続を同時に確立することができる。
【0028】
選択可能に、端末機器110とメインネットワーク機器によって確立される接続はメイン接続であり、端末機器110と補助ネットワーク機器によって確立される接続は補助接続である。端末機器110の制御シグナリングはメイン接続によって伝送されることができ、端末機器110のデータはメイン接続及び補助接続によって同時に伝送されることができ、補助接続のみによって伝送されることもできる。
【0029】
別の例として、本願の実施例における第1の通信システムと第2の通信システムが異なるが、第1の通信システムと該第2の通信システムの具体的なタイプに対して限定がない。
【0030】
例えば、該第1の通信システムと該第2の通信システムは様々な通信システムであってもよく、例えば、グローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication、GSM)システム、コード分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、一般パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)等であってもよい。
【0031】
前記メインネットワーク機器と前記補助ネットワーク機器は任意のアクセスネットワーク機器であってもよい。
【0032】
選択可能に、いくつかの実施例において、前記アクセスネットワーク機器はグローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication、GSM)システムまたはコード分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)における基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システムにおける基地局(NodeB、NB)であってもよく、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムにおける進化型基地局(Evolutional Node B、eNBまたはeNodeB)であってもよい。
【0033】
選択可能に、前記アクセスネットワーク機器は次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation Radio Access Network、NG RAN)、またはNRシステムにおける基地局(gNB)、またはクラウド無線接入ネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)における無線コントローラであってもよく、或いは、該アクセスネットワーク機器は中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、または将来の進化した公衆陸上移動ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるネットワーク機器等であってもよい。
【0034】
図1に示すようなシステム100において、該第1のネットワーク機器130をメインネットワーク機器として、該第2のネットワーク機器120を補助ネットワーク機器とする例にする。
【0035】
該第1のネットワーク機器130はLTEネットワーク機器であってもよく、該第2のネットワーク機器120はNRネットワーク機器であってもよい。または該第1のネットワーク機器130はNRネットワーク機器であってもよく、第2のネットワーク機器120はLTEネットワーク機器であってもよい。または該第1のネットワーク機器130と該第2のネットワーク機器120の両方はNRネットワーク機器であってもよい。または該第1のネットワーク機器130はGSMネットワーク機器、CDMAネットワーク機器等であってもよく、該第2のネットワーク機器120もGSMネットワーク機器、CDMAネットワーク機器等であってもよい。または第1のネットワーク機器130はマクロ基地局(Macrocell)であってもよく、第2のネットワーク機器120はマイクロ基地局(Microcell)、ピコ基地局(Picocell)またはフェムト基地局(Femtocell)等であってもよい。
【0036】
選択可能に、前記端末機器110は任意の端末機器であってよく、前記端末機器110は、公衆交換電話ネットワーク(Public Switched Telephone Networks、PSTN)、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line、DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続などの有線回線を介した接続、及び/又は他のデータ接続/ネットワーク、及び/又はDVB-H ネットワークのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機などのセルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)に対する無線インターフェイス、及び/又は他の端末機器の通信信号を受信/送信するように設置される装置、及び/又はモノのインターネット(Internet of Things、IoT)機器を含むが、これらに制限されない。無線インターフェイスを介して通信するように設置される端末機器は「無線通信端末」、「無線端末」または「移動端末」と呼ばれることができる。移動端末の例として、衛星またはセルラー電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックス及びデータ通信能力を組み合わせるパーソナル通信システム( Personal Communications System、PCS)端末、無線電話、ページャー、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、ノートブック、カレンダー及び/またはグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System、GPS)受信機のPDA、及び従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機または無線電話トランシーバーを含む他の電子装置を含むが、これらに限定されない。端末機器はアクセス端末、ユーザ機器(User Equipment、UE)、ユーザユニット、ユーザステーション、移動ステーション、移動局、リモートステーション、リモート端末、移動機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェントまたはユーザ装置を指すことができる。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を持つ手持ち機器、コンピューティング機器または無線ワイヤレスモデムに接続される他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、5Gネットワークにおける端末機器または将来の進化するPLMNにおける端末機器等であってもよい。
【0037】
理解すべきこととして、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は本明細書では常に互換可能に使用される。
【0038】
デュアルSIMカード端末は将来の発展傾向であり、しかしながら、現在の端末は一般的に純粋なデュアルパス能力をサポートせず、デュアルパスは二重送信二重受信として理解されることができ、即ち2つのネットワークでデータを同時に送信と受信する。このため、端末機器は2つのSIMカードによって2つのネットワークでアップリンク(uplink、UL)とダウンリンク(downlink、UL)のデータサービスを同時に行うことができない。
【0039】
一般的に、現在の端末機器のほとんどは、シングルアップリンク/ダウンリンク(Single UL/DL)、またはシングルアップリンク/デュアルダウンリンク(Single UL/Dual DL)のみをサポートし、これは、端末機器がある時点で1枚のSIMカードでのサービスしか実行しないことを意味する。Single UL/DLは、端末機器がある時点で1枚のSIMカードでのアップリンクとダウンリンクサービスしか実行しないことを示し、Single UL/Dual DLは、端末機器がある時点で2枚のSIMカードでのサービスを同時に実行することができるが、1枚のSIMカードでのアップリンクサービスしか実行しないことができることを示す。
【0040】
端末機器にSIM-1カードとSIM-2カードが同時に取り付けられると、端末機器がSingle UL/DLまたはSingle UL/Dual DLのみをサポートする場合、以下のような問題が存在する。
【0041】
場合1、端末機器はSingle UL/DLのみをサポートし、且つ端末機器がSIM-1とSIM-2の両方で無線リソース制御(radio resource control、RRC)アイドル状態またはRRC非接続状態にあると、ページングの競合が発生する状況がある。
【0042】
場合2、端末機器がSingle UL/DLのみをサポートし、且つ端末機器がSIM-1でRRCアイドル状態または非接続状態にあり、SIM-2でRRC接続状態にあると、SIM-1での優先度の低いサービスがSIM-2での優先度の高いサービスを中断する現象を発生したり、または端末機器があるイベントでSIM-1でのサービスのページングを受信できない。
【0043】
場合3、端末機器がSingle UL/Dual DLのみをサポートし、且つ端末機器がSIM-1でRRCアイドル状態または非接続状態にあり、SIM-2でRRC接続状態にあると、端末機器はSIM-1カードでのページング(例えばRRC接続の確立)を返信するためSIM-2でのサービスを中断することになる。
【0044】
上記場合について、図2に示すように、端末機器に2枚のSIMカード、即ちUSIM-1とUSIM-2が取り付けられ、端末機器のUSIM-1カードに対応するネットワークはネットワーク1であり、端末機器のUSIM-2カードに対応するネットワークはネットワーク2である。ネットワーク1はアクセスネットワーク1(radio access network 1、RAN-1)とコアネットワーク1(core network 1、CN-1)を含み、ネットワーク2はRAN-2とCN-2を含む。
【0045】
S210において、端末機器はネットワーク2と接続状態にあり、ネットワーク1と非接続状態にある。端末機器はネットワーク2(RAN-2+CN-2)でUSIM-2上のデータサービスを実行する。
【0046】
S220において、第1のネットワークでのサービスによるトリガーのため、CN-1はRAN-1にページング要求を送信し、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立するように要求する。
【0047】
S230において、RAN-1はCN-1によって送信されたページング要求を受信した後、端末機器にページング要求を送信する。
【0048】
端末機器はRAN-1によって送信されたページング要求を受信した後、USIM-に切り替えるかどうかにいて、例えば、端末機器がページング要求を受信したと、第2のネットワークでサービス、例えば音声サービスを実行している場合、端末機器がUSIM-1に切り替える必要があるかどうかを決定する。このため、端末機器は、ネットワークでのサービスを停止してSIM-2に切り替えるべきであるか、ネットワーク1のページングを無視してネットワークとの接続を保持して、現在のサービスを継続するかは、緊急に解決すべき問題である。
【0049】
本願の実施例は通信方法を提供し、複数のSIMカードをサポートする端末機器にSIMカードを切り替えるかどうかを決定する方式を提供する。図3に示すように、該方法はステップS310~S320を含む。
【0050】
S310において、第1のネットワークは端末機器に第1のメッセージを送信し、該第1のメッセージに第1の情報を含み、且つ第1のメッセージは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立するために使用される。
【0051】
S320において、端末機器は第1の情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。
【0052】
該第1のネットワークは第1のネットワーク機器を指すことができ、該第1のネットワーク機器はコアネットワーク機器を指すことができ、該コアネットワーク機器は以上で説明されたCN-1を指すことができ、または該第1のネットワーク機器はアクセスネットワーク機器を指すことができ、該アクセスネットワーク機器は以上で説明されたRAN-1を指すことができる。
【0053】
該端末機器と第1のネットワークは非接続状態にあり、例えば、端末機器と第1のネットワークはRRCアイドル(idle)状態にあり、または端末機器と第1のネットワークはRRC非アクティブ(inactive)状態にある。
【0054】
該端末機器は複数のSIMカードをサポートする端末機器であってもよく、仮に端末機器に取り付けられたSIMカードはUSIM-1とUSIM-2を含むと、USIM-1が第1のネットワークに対応し、USIM-2が第2のネットワークに対応し、端末機器が現在第2のネットワークとの接続状態にあり、第のネットワークと非接続状態にある。
【0055】
端末機器が第2のネットワークとの接続状態にあると、端末機器はUSIM-2でのサービスを行うことができる。端末機器が第2のネットワークとの接続状態にあることは、端末機器が第2のネットワークとのRRC接続状態および/または接続管理(connection management、CM)接続状態にあることを含む。
【0056】
第1のメッセージはページングメッセージであってもよく、第1のネットワークはページングをトリガーする必要があるサービスを検出した場合、端末機器にページングメッセージを送信することができ、端末機器が該サービスを処理するようにする。例えば、第1のネットワークはアプリケーションデータパケットまたはサードパーティによってトリガーされた要求メッセージを検出したと、端末機器にページングメッセージを送信することができる。
【0057】
第1の情報にサービス情報が含まれることができ、端末機器が該サービス情報に従って第1のネットワークに切り替えるかどうかを決定するようにする。端末機器は該サービスが比較的重要または比較的緊急であると判断すると、例えば第1の情報に地震と津波警報などの情報が含まれる場合、端末機器が第1のネットワークに切り替えて該サービスを処理することができ、端末機器は該サービスが重要ではなくまたは緊急ではないと判断すると、例えば、スパムメッセージまたはアドバタイズメントである場合、端末機器が該メッセージを無視することができ、現在のネットワークに留まり続けることができる。
【0058】
該サービス情報はサービス識別子を含むことができ、該サービス識別子は第1のネットワークが第1のメッセージを送信するサービスをトリガーすることを示すことができる。
【0059】
サービス識別子は、アプリケーション(Application)アイデンティティ(identity、ID)、サービス(Service)ID、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレス、仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、VLAN)ID、データネットワーク名称(date network name、DNN)及びアクセスポイント名称(Access Point Name、APN)のうちの少なくとも1種によって体現されることができる。
【0060】
サービス識別子は異なるサービスタイプ、例えば緊急電話、音声サービス、ショートメッセージサービス、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)サービス等を特徴付けることもできる。
【0061】
なお、該第1の情報はサービス識別子及びサービス識別子に対応する優先度を更に含むことができる。第1の情報では第1のメッセージのサービス及びその対応する優先度をトリガーし、端末機器は第1のメッセージをトリガーするサービスの優先度に従って、第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。
【0062】
無論、第1のメッセージに複数のサービス識別子及びその対応する優先度が含まれてもよく、各サービス識別子はその対応する優先度があり、異なるサービスの優先度が同じでも、異なってもよい。
【0063】
理解できることとして、第1の情報はサービス情報に限定されなく、例えばトリガーイベントなどの他の情報も含んでもよい。端末機器はトリガーイベントに従って、第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定する。
【0064】
本願の実施例において、端末機器は第1の情報における内容、例えばサービス情報に従って、第1のネットワークに切り替える必要があるかどうかを自律的に決定し、これは、複数のSIMカードをサポートする端末機器にネットワーク切り替え策略を提供し、端末機器の複雑さを低下させることができる。
【0065】
端末機器は第1の情報と、以下情報のうちの少なくとも1種とに従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。前記以下情報は第2の情報と、端末機器が第2のネットワークで実行しているサービスと、を含む。
【0066】
該第2の情報は策略として理解されることができ、該第2の情報は、サービス優先度、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービス、及び端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含むことができる。
【0067】
第2の情報は異なる時間および/または異なる場所で異なる情報に対応する。例えば、第2の情報は異なる時間および/または異なる場所でのサービス優先度を含み、異なる時間および/または異なる場所で、同じサービスの優先度が異なってもよい。また例えば、異なる時間および/または異なる場所で、第2の情報に含まれた、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービスは異なる。
【0068】
サービス優先度は異なるサービス及びその対応する優先度を含むことができる。表1に示すように、表1はサービス優先度を示す方式を示す。
【表1】
【0069】
表1は合計で4種のサービス及びその対応する優先度を示し、サービス-1の優先度が1、サービス-2の優先度が3、サービス-3の優先度が6、サービス-4の優先度が4である。表1中で、優先度の数が小さいほど、有限性の度合いが高くなり、即ちサービス-1の優先度が最も高いことを示し、サービス3の優先度が最も低く、サービス-2の優先度がサービス-4の優先度より高い。
【0070】
本願の実施例におけるサービス優先度は特定の時間でのサービス優先度および/または特定の場所でのサービス優先度を含むことができ、つまり、表2と表3に示すように、同じサービスに対して、異なる時間および/または場所で、その優先度が異なる。
【表2】
【0071】
表2は、同じサービスに対する2つの異なる時間でのサービス優先度の状況を示す。サービス1に対して、時間1での優先度が1であるが、時間2での優先度が3であり、サービス2に対して、時間1での優先度が4であるが、時間2での優先度が2であり、サービス3に対して、時間1での優先度が6であるが、時間2での優先度が7であり、サービス4に対して、時間1での優先度が8であり、時間2での優先度が5である。
【0072】
表2を参照し、時間1で、サービス1の優先度はサービス2の優先度より高いが、時間2で、サービス2の優先度がサービス1の優先度より高い。このため、端末機器は第1の情報に含まれるサービスの優先度を決定する場合、最初に現在の時間を判断し、次に該時間に対応する優先度をサービスの優先度とすることができる。
【0073】
時間1と時間2は、それぞれ昼と夜を表すことができ、または時間1と時間2はそれぞれ平日と週末を表すことができる。無論、本願の実施例はより多くの時間点、例えば、就業時間、休業時間、食事時間、就寝時間などを分割することもできる。
【表3】
【0074】
表3は同じサービスに対して2つの異なる場所での優先度の状況を示す。サービス1に対して、場所1での優先度が4であるが、場所2での優先度が2であり、サービス2に対して、場所1での優先度が1であるが、場所2での優先度が6であり、サービス3に対して、場所1での優先度が3であるが、場所2での優先度が5であり、サービス4に対して、場所1での優先度が7であるが、場所2での優先度が8である。
【0075】
表3を参照し、場所1で、サービス1の優先度はサービス2の優先度より低いが、場所2で、サービス2の優先度はサービス1の優先度より低い。このため、端末機器は第1の情報に含まれるサービスの優先度を決定する場合、最初に端末機器の現在の場所を判断し、次に、該場所に対応する優先度をサービスの優先度として決定することができる。
【0076】
場所1と場所2はそれぞれ自宅と職場を表すことができる。無論、本願の実施例はより多くの場所、例えば、高速鉄道、飛行機などを分割することもできる。
【0077】
表1、表2及び表3は一例だけであり、優先度が1-9である場合を例にするが、本願の実施例はこれに限定されなく、サービスの優先度をより細分化することができ、例えばサービスの優先度を1-20の合計20レベルに分割することができる。
【0078】
理解できることとして、サービス優先度は特定の時間と特定場所での優先度を含むこともでき、つまり、サービスの優先度は時間と場所の両方に関連し、サービス優先度は二次元での優先度である。この場合で、サービス優先度は表2と表3の共通の結果であり、表2はある時間でのサービス優先度を示すことができ、表3はある場所でのサービス優先度を示すことができる。
【0079】
同じサービスに対して、時間が同じであるが、場所が異なり、優先度も異なる可能性がある。端末機器は第1の情報に含まれるサービスの優先度を決定する場合、端末機器の現在の時間を判断する必要があるだけでなく、端末機器の現在の場所を判断する必要もあり、端末機器の時間と場所情報に従ってサービスの優先度を決定する。
【0080】
本願の実施例はサービスの分割粒度を具体的に限定しない。例えば、サービスは
IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)とnon-IMSに基づく音声サービス、
IMSとnon-IMSに基づくショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)及び非構造化補足サービスデータ(unstructured supplementary services date、USSD)、
音声とSMSを除いたIMSサービス、及び
以上でリストされていない他のデータサービス、例えばビデオのうちの少なくとも1種に分割することができる。
【0081】
説明の便宜上、以下、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービスを第1のサービスグループと呼び、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスを第2のサービスグループと呼ぶ。第2の情報は第1のサービスグループのみを含むことができ、第2のサービスグループのみを含むこともでき、第2の情報は第1のサービスグループと第2のサービスグループを同時に含んでもよい。
【0082】
一例として、端末機器は第1の情報及び第2の情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。第2の情報にサービス優先度が含まれ、第1の情報にサービス情報が含まれると、端末機器は第1の情報に含まれたサービス、及びサービス優先度に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定することができる。第2の情報に第1のサービスグループが含まれ、且つ第1の情報に含まれるサービスは第1のサービスグループに属すると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立することができる。第2の情報に第1のサービスグループが含まれ、且つ第1の情報に含まれるサービスは第1のサービスグループに属しないと、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立しなくてもよい。第2の情報に第2のサービスグループが含まれ、且つ第1の情報に含まれたサービスは第2のサービスグループに属すると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立しなくてもよい。第2の情報に第2のサービスグループが含まれると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立することができる。
【0083】
端末機器は第1の情報に含まれたサービスが属するサービスグループに従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する方式は比較的簡単であり、端末機器は第1のネットワークによって送信された第1のメッセージを受信した場合、第1の情報に含まれたサービスがどのサービスグループに属するのを判断するだけで、第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを直接決定することができる。
【0084】
端末機器は第1の情報に含まれたサービス、及びサービス優先度に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する方式は様々である。
【0085】
例えば、端末機器は、サービス優先度における第1の情報に含まれたサービスの順序または等級に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。サービス優先度における第1の情報に含まれたサービスの順序が上位、例えば上中位にあると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立することができ、サービス優先度における第1の情報に含まれたサービスの順序が下位、例えば中下位にあると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立しないことができる。
【0086】
また例えば、端末機器は第1の情報に含まれたサービス、及び端末機器が第2のネットワークで実行しているサービスに従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定することができる。端末機器は第1のメッセージを受信した後、第1の情報におけるサービスと第2のネットワークで実行しているサービスのどちらがより重要であるかを判断することができる。第1の情報におけるサービスがより重要であると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立することができ、端末機器が第2のネットワークで実行しているサービスはより重要であると、例えば第2のネットワークで実行しているのは通話サービスであるが、第1の情報におけるサービスは広告ショートメッセージであると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立しなくてもよい。
【0087】
さらに例えば、端末機器はさらに第1の情報に含まれたサービス、端末機器が第2のネットワークで実行しているサービス、及びサービス優先度に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定することができる。具体的に、端末機器は第1の情報に含まれたサービスの優先度、及び端末機器が第2のネットワークで実行しているサービスの優先度に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。第1の情報に含まれたサービスの優先度は第2のネットワークで実行しているサービスの優先度より高いと、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立することができ、第1の情報に含まれたサービスの優先度は第2のネットワークで実行しているサービスの優先度より低いと、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立しなくてもよく、第1の情報に含まれたサービスの優先度が第2のネットワークで実行しているサービスの優先度と同様であると、端末機器は第1のネットワークとの接続を確立しても、第1のネットワークとの接続を確立しなくてもよい。
【0088】
端末機器は2つのSIMカードにおけるサービスの優先度を比較することによって、SIMカードを切り替えるかどうかを決定する方式は比較的柔軟であり、USIM-2で実行しているサービスとUSIM-1に要求されたサービスを比較することによって、比較的重要でありまたは比較的緊急であるサービスを選択して処理し、端末機器にデータ処理策略を柔軟に調整することができる。
【0089】
本願の実施例において、第2の情報は第1のネットワークによって端末機器に送信されたものであってもよいし、または端末機器に予め構成された、例えば端末機器が出荷時に端末機器に予め構成されたものであってもよい。
【0090】
第2の情報はネットワーク機器により端末機器に送信されたものであると、ネットワーク機器は登録プロセス、セッション確立プロセスおよび/またはUE構成更新(UE Configuration Update、UCU)プロセス中に第2の情報を端末機器に送信することができる。例えば、第2の情報は、登録受付(Registration Accept)メッセージ、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)セッション確立受付メッセージ、PDUセッション修正受付メッセージ及びUCUプロセスにおけるメッセージのうちの少なくとも1種に載せられる。
【0091】
該UCUプロセスはアクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)によってトリガーされたUCUプロセスであってもよく、策略制御機能(policy control function、PCF)ネットワーク要素によってトリガーされたUCUプロセスであってもよい。
【0092】
該第2の情報はセッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素によって端末機器に送信されてもよいし、PCFネットワーク要素によって端末機器に送信されてもよい。PCFネットワーク要素は第2の情報を端末機器に送信し、PCFネットワーク要素が容器(Container)を使用して第2の情報をAMFネットワーク要素によって端末機器に透過的に送信することを指すことができる。
【0093】
第1のネットワークは第1のメッセージによって端末機器に第2の情報を送信してもよく、例えば、第1のネットワークが端末機器にページングメッセージを送信する場合、第2の情報を該ページングメッセージに担持して端末機器に送信することができる。
【0094】
端末機器は以上で説明されたいずれか1つの方式によって第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。端末機器は第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合、第2のネットワークとの接続を解放するか、または第2のネットワークとの接続を切断することができる。端末機器は第2のネットワークとのRRC接続および/またはCM接続を解放することができる。
【0095】
端末機器は現在第2のネットワークとRRC接続状態にあると、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立すると決定する場合、第2のネットワークとのRRC接続を解放することができる。端末機器が現在第2のネットワークとCM接続状態にあると、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立すると決定する場合、第2のネットワークとのCM接続を解放することができる。
【0096】
端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合、第1のネットワークに第1の要求メッセージを送信することができ、該第1の要求メッセージは第1のネットワークとのRRC接続を確立するように要求するために使用される。具体的に、端末機器はSIM-1によって第1のネットワークに第1の要求メッセージを送信することができる。
【0097】
無論、端末機器は2枚のSIMカードでデータサービスを同時に実行する能力をサポートすると、端末機器が第のネットワークとの接続を解放せず、第のネットワークとの接続を維持し続けることができる。
【0098】
端末機器が第1のネットワークとの接続を確立することは、端末機器が第1のコアネットワークとの接続を確立すること、および/または端末機器が第1のアクセスネットワークとの接続を確立することを含んでもよい。
【0099】
該第1の要求メッセージはRRC接続確立要求メッセージおよび/またはRRC接続回復要求メッセージを含むことができる。端末機器と第1のネットワークがRRCアイドル状態にあると、端末機器は第1のネットワークにRRC接続確立要求メッセージを送信することができ、端末機器と第1のネットワークがRRC非接続状態にあると、端末機器は第1のネットワークにRRC接続回復要求メッセージを送信することができる。
【0100】
端末機器は第1のネットワークに第1の要求メッセージを送信する場合、第1の要求メッセージに原因値が担持することができ、該原因値は端末機器がRRC接続を確立または回復することを要求する理由を指示するために使用される。
【0101】
該原因値は例えばSIMカード切り替えおよび/または特定のサービス識別子を含むことができる。SIMカード切り替えは、端末機器が現在のSIMカードを使用してRRC接続を開始し、その前のSIMカードに対応するネットワークの接続を切断する可能性があることを示し、特定のサービス識別子は第1の情報に含まれたサービスの識別子を含むことができ、特定のサービスの到達により端末機器が行うRRC接続を示すことができる。
【0102】
端末機器は、第1のネットワークとのNAS接続を確立するように、第1のネットワークに非アクセス層(non-access stratum、NAS)メッセージを送信することもでき、それにより、端末機器がCM接続状態に入らせる。
【0103】
端末機器がCM接続状態に入った後、正常なデータのサービスを行うことができ、即ち端末機器はSIM-1でのデータサービスを処理することができる。
【0104】
以下、図4を組み合わせて、本願の実施例による無線通信方法を詳細に説明する。図4に示すように、該方法はステップS410~480を含む。図4における対応する技術的特徴について、以上の説明を参照することができる。
【0105】
S410において、端末機器のSIM-1が第1のネットワークで登録または付着を完了し、端末機器のSIM-2が第2のネットワークで登録または付着を完了する。端末機器は現在第2のネットワークとCM接続状態にあり、第1のネットワークと非接続状態にある。
【0106】
第1のネットワークはRAN-1とCN-1を含むことができ、第2のネットワークはRAN-2とCN-2を含むことができる。
【0107】
S420において、CN-1はページングメッセージをトリガーする必要があるサービスを検出したと、CN-1がRAN-1にページングメッセージを送信することができる。ページングメッセージをトリガーする方式は、1、アプリケーションデータパケット、2、サードパーティサーバーによってトリガーされた要求メッセージという2種がある。
【0108】
該ページングメッセージにサービス情報が担持されることができ、端末機器はサービス情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するようにする。サービス情報はサービスタイプおよび/またはサービス識別子を含むことができる。
【0109】
S430において、RAN-1はCN-1によって送信されたページングメッセージを受信した後、端末機器にページングメッセージを送信することができる。
【0110】
S440において、端末機器はページングメッセージを受信した後、ページングメッセージに含まれたサービス情報、及び第2の情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定することができる。
【0111】
第2の情報は、サービス優先度、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービス、及び端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含むことができる。
【0112】
端末機器は第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合、第2のネットワークとの接続を切断して、USIM-1を使用して第1のネットワークに接続することができる。
【0113】
S450において、端末機器はRAN-1に第1の要求メッセージを送信し、該第1の要求メッセージはRRC接続確立要求メッセージであってもよいか、または該第1のメッセージはRRC回復要求メッセージであってもよい。
【0114】
端末機器とRAN-1がRRC idle状態にあると、端末機器はRAN-1にRRC接続確立要求メッセージを送信することができ、端末機器とRAN-1がRRC非アクティブ(inactive)状態にあると、端末機器はRAN-1にRRC回復要求メッセージを送信することができる。
【0115】
端末機器は第1の要求メッセージを送信する場合、該第1の要求メッセージに原因値が担持されることができ、端末機器が第1の要求メッセージを送信する原因を指示するようにする。該原因値はSIMカード切り替えおよび/または特定のサービスの識別子を含むことができる。
【0116】
S460において、RAN-1は端末機器によって送信されたRRC接続確立要求メッセージを受信した後、端末機器にRRC確立(setup)メッセージを送信することができ、RAN-1は端末機器によって送信されたRRC回復要求メッセージを受信した後、端末機器にRRC回復(resume)メッセージを送信することができる。
【0117】
S470において、端末機器がRRC setupメッセージを受信した後、RAN-1にRRC確立完了メッセージを送信することができ、端末機器がRAN-1によって送信されたRRC Resumeメッセージを受信した後、RAN-1にRRC回復完了メッセージを送信することができる。
【0118】
S480において、端末機器はCN-1にNASメッセージを開始し、例えば端末機器はCN-1にサービス要求メッセージまたは登録要求メッセージを送信することができ、CM接続状態に入るようにする。
【0119】
本願の実施例は他の無線通信方法をさらにし提供、複数のSIMカードをサポートする端末機器にSIMカードを切り替えるかどうかを決定する方式を提供する。図5に示すように、該方法はステップS510~S530を含む。
【0120】
図3に示すような方法との相違点は、図5に示すような方法はネットワーク側によりSIMカードの切り替えを実行するかどうかを判断し、端末機器は次にネットワーク側の決定に応じて第1のネットワークとの接続を確立するかまたは確立せず、端末機器の複雑さを最大限に低下させることができることである。図5に示すような方法における対応する技術的特徴について、図3の説明を参照することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0121】
S510において、第1のネットワークは端末機器に第1のメッセージを送信する。
【0122】
該第1のネットワークは第1のネットワーク機器を指すことができ、第1のネットワーク機器はコアネットワーク機器、またはアクセスネットワーク機器を指すことができる。
【0123】
端末機器は複数のSIMカードをサポートする端末機器であってもよく、端末機器は現在第1のネットワークと非接続状態にあり、該第1のネットワークは複数のSIMカードのうちの1つのSIMカードに対応するネットワークであってもよい。
【0124】
例えば、端末機器はUSIM-1とUSIM-2をサポートすることができ、USIM-1は第1のネットワークに対応し、USIM-2は第2のネットワークに対応する。端末機器は現在第1のネットワークとの非接続状態にあるが、第2のネットワークと接続状態にあり、つまり、端末機器は第2のネットワークでUSIM-2に関連するデータサービスを実行するが、第1のネットワークでUSIM-1に関連するデータサービスを行うことができない。
【0125】
端末機器は該第1のメッセージを受信した後、S520のステップ、またはS530のステップを実行することができる。端末機器は具体的にどちらのステップを実行するかは、ネットワーク側の切り替え策略に応じて決められる。
【0126】
該第1のメッセージは例えばページングメッセージであってもよいが、本願の実施例はこれに限定されなく、トリガーされたサービスがあると、第1のネットワークは端末機器に他のメッセージを送信してもよい。
【0127】
トリガーされたサービスがある場合、第1のネットワークは端末機器にページングメッセージを送信することができ、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立するように要求するようにする。第1のネットワークは端末機器にページングメッセージを送信することは、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合、端末機器にページングメッセージを送信すること、または第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるに関わらず、端末機器にページングメッセージを送信することを指す。
【0128】
第1のネットワークは第1の策略に従って端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができ、第1の策略は、サービス優先度、ページングメッセージに前記第1の指示を追加する必要があるサービス、及びページングメッセージに前記第1の指示を追加する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含むことができる。
【0129】
一実現形態として、第1のネットワークは第1の策略と伝送対象のサービスに従って端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができ、伝送対象のサービスは第1のネットワーク機器がページングメッセージを送信するようにトリガーするサービスとして理解されることができる。
【0130】
第1のネットワークは伝送対象のサービスの優先度に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。或いは、第1のネットワークは伝送対象のサービスがページングメッセージに前記第1の指示を追加するサービスに属するかどうかに従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。
【0131】
選択可能に、本願の実施例におけるサービス優先度は、端末機器が第1のネットワークに接続される必要があるサービスおよび/または端末機器が第1のネットワークに接続される必要がないサービスを認識するために使用できる。
【0132】
例えば、該サービス優先度は第1のサービスグループを指示するために使用でき、該第1のサービスグループは端末機器が第1のネットワークに接続される必要があるサービス(例えば端末がアイドル状態またはRRC-Inactive状態から接続状態に回復する必要がある)であり、伝送対象のサービスは第1のサービスグループに属すると、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定することができ、伝送対象のサービスは第1のサービスグループに属しないと、第1のネットワークは端末機器第1のネットワークとの接続を確立する必要がないと決定することができる。また例えば、該サービス優先度は第2のサービスグループを指示するために使用でき、該第2のサービスグループは端末機器が第1のネットワークに接続される必要がないサービスであり、伝送対象のサービスは第2のサービスグループに属すると、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないと決定し、伝送対象のサービスは第1のサービスグループに属すると、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定することができる。さらに例えば、該サービス優先度は第1のサービスグループと第2のサービスグループを指示するために使用でき、該第1のサービスグループは端末機器が第1のネットワークに接続される必要があるサービスであり、該第2のサービスグループは端末機器が第1のネットワークに接続される必要がないサービスであり、伝送対象のサービスは第1のサービスグループに属すると、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定することができ、伝送対象のサービスは第2のサービスグループに属すると、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないと決定する。
【0133】
第1の策略は異なる時間および/または異なる場所で異なる情報に対応する。例えば、第1の策略は異なる時間および/または異なる場所でのサービス優先度を含み、異なる時間および/または異なる場所で、同じサービスの優先度が異なってもよい。また、例えば、異なる時間および/または異なる場所で、第2の情報に含まれた、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービスは異なる。
【0134】
サービス優先度は特定の場所でのサービス優先度および/または特定の時間でのサービス優先度を含むことができ、具体的に以上の説明を参照することができる。
【0135】
本願の実施例におけるサービスはサービス識別子によって示されることができる。
【0136】
本願の実施例において、第1のネットワークはユーザプレーンデータパケットにおけるサービス識別子に従って伝送対象のサービスを決定することができる。
【0137】
サービス識別子はIPv4/IPv6のユーザプレーンデータパケットのヘッダーの差別化サービスコードポイント(differentiated services code point、DSCP)フィールドに追加されることができる。
【0138】
前記ユーザプレーンデータパケットにおけるサービス識別子は前記第1の策略のサービス識別子と一致すると、第1のネットワークは該サービス識別子に対応する策略を使用して端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。例えば、第1の策略は複数のサービス識別子及びその対応する優先度を含むと、第1のネットワークはユーザプレーンデータパケットにおけるサービス識別子の第1の策略での対応する優先度に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。
【0139】
本願の実施例は第1のネットワークが第1の策略を取得する方式を具体的に限定せず、前記第1の策略の全部または一部の情報は、端末機器、署名情報および策略、課金制御(policy charging control、PCC)策略のうちの少なくとも1種から取得される。
【0140】
一例として、端末機器はネットワーク機器に第1の策略における一部または全部の情報を送信することができる。端末機器はNASメッセージによって第1のネットワークに第1の策略における一部または全部の情報を送信することができ、例えば端末機器は登録プロセス中および/またはPDUセッション確立プロセス中および/またはPDUセッション修正プロセス中に第1のネットワークに第1の策略における一部または全部の情報を送信または更新することができる。
【0141】
別の例として、統一されたデータ管理(unified date management、UDM)ネットワーク要素は第1のネットワークに署名情報を送信することができ、該署名情報に第1の策略における一部または全部の情報が担持されることができる。UDMネットワーク要素は端末機器の登録プロセス中および/またはPDUセッション確立プロセス中および/またはPDUセッション修正プロセスに、第1のネットワークに第1の策略における一部または全部の情報を送信または更新することができる。
【0142】
更なる例として、策略制御機能(policy control function、PCF)ネットワーク要素は第1のネットワークにPCC策略を送信することができ、該PCC策略に第1の策略における一部または全部の情報が担持されることができる。PCFネットワーク要素は端末機器の登録プロセス中および/またはPDUセッション確立プロセス中および/またはPDUセッション修正プロセス中に、第1のネットワークに第1の策略における一部または全部の情報を送信または更新することができる。
【0143】
S520において、端末機器は該第1のメッセージに応答して、第1のネットワークとの接続を確立する。
【0144】
この場合で、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合にのみ、端末機器に第1のメッセージを送信し、そうでないと、第1のネットワークは端末機器に第1のメッセージを送信しない。
【0145】
S530において、端末機器は第1のメッセージに従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。
【0146】
該第1のメッセージに指示情報が含まれることができ、該指示情報は端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを指示するために使用され、端末機器は該指示情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立または確立しないことができる。
【0147】
例えば、該指示情報は端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるように指示すると、端末機器が該指示情報を受信した後、第1のネットワークとの接続を確立し、該指示情報は端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないように指示すると、端末機器が該指示情報を受信した後、第1のネットワークとの接続を確立せず、端末機器は現在の接続状態にあるネットワークに保持し続けることができる。
【0148】
該指示情報はビットで指示することができ、例えば1つのビットで該指示情報を指示することができる。該ビットの取る値が0であると、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないことを示し、該ビットの取る値が1であると、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があることを示す。
【0149】
また例えば、端末機器は第1のメッセージに第1の指示が担持されるかどうかに従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定することができる。第1のメッセージに第1の指示が担持されることは、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があることを示し、第1のメッセージに第1の指示が担持されないと、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないことを示す。該第1の指示は、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合で送信されたものである。
【0150】
第1のネットワークは端末機器に第1のメッセージを送信するようにトリガーするサービスがある場合、第1のネットワークは端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がある場合で、第1のネットワークは第1のメッセージに第1の指示を担持し、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がない場合で、第1のネットワークは第1のメッセージに第1の指示を担持しない。端末機器は第1のネットワークによって送信された第1のメッセージを受信した後、最初に該第1のメッセージに第1の指示を担持するかどうかを判断し、該第1のメッセージに第1の指示を担持すると、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立し、該第1のメッセージに第1の指示を担持しないと、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立しない。
【0151】
選択可能に、図8に示すように、端末機器はネットワーク機器に第2の指示を送信することができ、該第2の指示は、第1のネットワークが第1の策略および/または伝送対象のサービスに従って端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定するように指示するために使用される。第1のネットワークは端末機器によって送信された第2の指示を受信した後、以上で説明された方式によって端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定する。例えば、端末がCM-IDLE状態またはRRC-Inactive状態にあると、第1のネットワークは端末機器に送信されたデータパケットを検出することになり、ページングをトリガーするダウンリンクの特定のサービスのデータパケットがあると(例えばサービス優先度に従って決定される)、第1のネットワークは特定のサービスに従って端末機器にページングメッセージを送信すると決定し(図6のS603-1に示す)、またはページングメッセージに第1の指示を担持し(図6のS603-2に示)、またはページングメッセージにサービス情報を担持し(図4のS420に示す)、UEがRRC-Inactive状態にあると、図7に示すような方式を組み合わせて実行することになる。
【0152】
第1のネットワークは端末機器によって送信された第2の指示を受信しないと、端末機器へ送信されたデータパケットを検出せずに、ページングをトリガーするサービスがある限り、第1のネットワークは該ページングメッセージを端末機器に送信する。
【0153】
第2の指示は、例えば端末機器が第1のネットワークを離れることを決定したとき、または第1のネットワークとの接続を切断することを決定した場合で第1のネットワークに送信されたものであってもよい。
【0154】
一例として、端末機器が最初に第1のネットワークと接続し、その後、第2のネットワークに切り替え、次に第2のネットワークから第1のネットワークに切り替える過程を例として、端末機器は最初にUSIM-1を使用して第1のネットワークに接続し、USIM-2を使用して第2のネットワークに接続してサービス-1(例えば音声サービス)を実行する必要があり、端末の能力に限りがあるため(1つのネットワークのみとデータを送信及び受信する)、端末機器が第1のネットワークとの接続を切断する必要がある。この場合で、端末機器は第1のネットワークに第2の指示を送信することができる。この場合で、第1のネットワークは第2の指示に従って以上で説明された方法を利用して判断し、第1のネットワークで伝送する必要があるサービスがあると、第1のネットワークは以上で説明された方法によって判断し、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。第1のネットワークが端末機器によって送信された第2の指示を受信しないと、第1のネットワークは以上で説明された方法を実行しなくてもよく、判断せずに、ページングメッセージを端末機器に直接送信することができる。
【0155】
端末機器がサービス-1を完了した後、前記USIM-2からまたUSIM-1に切り替えられると、即ちUSIM-2と第2のネットワークとの接続を切断してUSIM-1によって第1のネットワークと接続(例えばRRC接続)を確立し、端末は第1のネットワークに第3の指示(図9に示すように)を送信することができ、第3の指示は、第1のネットワークが第1の策略および/または伝送対象のサービスに従って端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することを停止するように指示するために使用できる。第1のネットワークは第3の指示を受信した場合、第3の指示に従って以上で説明された方法を停止することができる。
【0156】
選択可能に、本願の実施例における第2の指示または第3の指示は端末機器がNASメッセージまたはRRCメッセージによって第1のネットワークに送信されたものであってもよい。RRCメッセージ送信であると、RANノードが「第2の指示」または「第3の指示」を受信した後、コアネットワークノード(例えばAMF、SMF)に送信することができる。
【0157】
以下、図6を組み合わせて、第1のメッセージがページングメッセージである場合を例にし、本願の実施例による無線通信方法を詳細に説明する。図6に示すような方法はステップS601~S10を含む。
【0158】
S601において、端末機器のUSIM-1は第1のネットワークで登録または付着を完了し、端末機器のUSIM-2は第2のネットワークで登録または付着を完了する。端末機器は現在第2のネットワークとCM接続状態にあり、第1のネットワークと非接続状態にある。
【0159】
第1のネットワークはRAN-1とCN-1を含むことができ、第2のネットワークはRAN-2とCN-2を含む。
【0160】
S602において、CN-1はページングメッセージをトリガーする必要があるサービスを検出する。ページングメッセージをトリガーする方式は、1、アプリケーションデータパケット、2、サードパーティサーバーによってトリガーされた要求メッセージという2種がある。
【0161】
CN-1はページングメッセージをトリガーするサービスがどのサービスに属するかを決定することができ、例えばCN-1はページングメッセージをトリガーするサービスがサービス-1であると決定する。
【0162】
アプリケーションデータパケットによってトリガーされたページングメッセージであると、CN-1はフロー検出機能を実行し、該データパケットに対応するのはサービス-1であると決定する。該過程はCN-1におけるユーザプレーンネットワーク要素によって実行されることができる。
【0163】
サードパーティサーバーによってトリガーされたページングメッセージであると、該過程はサードパーティサーバーがコントロールプレーンによってコントロールプレーンネットワーク要素に要求メッセージを送信することであってもよく、CN-1が端末機器にページングメッセージを送信するようにトリガーするようにし、該コントロールプレーンネットワーク要素は例えばPCFネットワーク要素であってもよい。
【0164】
CN-1はサービス情報に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。
【0165】
以上の説明を参照して、CN-1はサービス情報、及び第2の情報に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。
【0166】
該第2の情報は策略として理解されることができ、該第2の情報は、サービス優先度、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービス、及び端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含むことができる。
【0167】
CN-1はサービス情報と第2の情報に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定する方式は図3に示すような端末機器が第1の情報と第2の情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定する方式と類似し、ここで繰り返さない。
【0168】
本願の実施例において、CN-1が端末機器に第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを指示する方式は、それぞれステップS603-1とステップS603-2に説明された方式である。
【0169】
S603-1において、CN-1は判断結果に従って、端末機器にページングメッセージを送信するかどうかを決定する。CN-1は端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定すると、CN-1が端末機器にページングメッセージを送信することができ、CN-1は端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないと決定すると、CN-1が端末機器にページングメッセージを送信しなくてもよい。
【0170】
同様に、CN-1はページングメッセージを使用して端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを直接指示すると、端末機器がページングメッセージを受信する限り、第1のネットワークとの接続を確立し、端末機器はページングメッセージを受信しないと、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立しない。
【0171】
S603-2において、CN-1は判断結果に従ってページングメッセージに第1の指示を追加する必要があるかどうかを決定する。この場合で、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかに関わらず、CN-1は端末機器にページングメッセージを送信するが、判断結果を第1の指示によって端末機器に指示する。
【0172】
CN-1は端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定すると、CN-1がページングメッセージに第1の指示を追加することができ、CN-1は端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないと決定すると、CN-1がページングメッセージに第1の指示を追加しなくてもよい。
【0173】
同様に、CN-1は第1の指示の方式によって端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを指示すると、端末機器がページングメッセージを受信した後、ページングメッセージに第1の指示を担持するかどうかに従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定することができる。ページングメッセージに第1の指示が含まれると、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立し、ページングメッセージに第1の指示を担持しないと、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立しない。
【0174】
本願の実施例において、CN-1は端末機器にページングメッセージを送信することは、CN-1がRAN-1によって端末機器にページングメッセージを送信することを指すことができる。つまり、CN-1はRAN-1にページングメッセージを送信することができ、RAN-1はCN-1によって送信されたページングメッセージに従って、端末機器にページングメッセージを送信する。
【0175】
S604において、CN-1はS603-1またはS603-1の判断結果に従って、RAN-1にページングメッセージを送信するか、またはページングメッセージに第1の指示を担持する。
【0176】
S605において、RAN-1はCN-1によって送信されたページングメッセージを受信した後、端末機器にページングメッセージを送信する。
【0177】
RAN-1はCN-1によって送信されたページングメッセージを端末機器に透過的に送信することができる。
【0178】
S606において、端末機器がRAN-1によって送信されたページングメッセージを受信した後、ページングメッセージの指示に従って、第1のネットワークとの接続を確立または確立しない。
【0179】
端末機器が第2のネットワークに接続される場合、依然として指定された時間点でSIM-1のページング要求メッセージを監視し、即ちRAN-1が端末機器にページングメッセージを送信したかどうかをモニタリングする。
【0180】
ページングメッセージはステップS603-1の策略に従って送信されたと、端末機器がページングメッセージを受信した後、第1のネットワークとの接続を確立することができる。
【0181】
ページングメッセージはステップS603-2の策略に従って送信されたと、端末機器がページングメッセージを受信した後、最初に該ページングメッセージに第1の指示を担持するかどうかを判断することができる。該ページングメッセージに第1の指示が担持されると、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立し、該ページングメッセージに第1の指示が担持されないと、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立しない。
【0182】
端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定すると、端末機器はステップS670を実行することができる。
【0183】
S607において、端末機器はRAN-1に第1の要求メッセージを送信し、該第1の要求メッセージはRRC接続確立要求メッセージであってもよく、または該第1のメッセージはRRC回復要求メッセージであってもよい。
【0184】
端末機器とRAN-1がRRC idle状態にあると、端末機器はRAN-1にRRC接続確立要求メッセージを送信することができ、端末機器とRAN-1がRRC inactive状態にあると、端末機器はRAN-1にRRC回復要求メッセージを送信することができる。
【0185】
端末機器が第1の要求メッセージを送信する場合、該第1の要求メッセージに原因値を担持することができ、端末機器が第1の要求メッセージを送信する原因を指示するようにする。該原因値はSIMカード切り替えおよび/または特定のサービスの識別子を含むことができる。
【0186】
S608において、RAN-1は端末機器によって送信されたRRC接続確立要求メッセージを受信した後、端末機器にRRC確立(setup)メッセージを送信することができ、RAN-1は端末機器によって送信されたRRC回復要求メッセージを受信した後、端末機器にRRC回復(resume)メッセージを送信することができる。
【0187】
S609において、端末機器がRRC setupメッセージを受信した後、RAN-1にRRC確立完了メッセージを送信することができ、端末機器がRAN-1によって送信されたRRC Resumeメッセージを受信した後、RAN-1にRRC回復完了メッセージを送信することができる。
【0188】
S610において、端末機器はCN-1にNASメッセージを開始し、例えば、端末機器がCN-1にサービス要求メッセージまたは登録要求メッセージを送信し、CM接続状態に入るようにする。
【0189】
第1のネットワークが、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定する方式は、以上で説明された、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定する方式と同様である。
【0190】
第1のネットワークはサービス情報に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。第1のネットワーク機器はサービス情報の重要性に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。
【0191】
例えば、第1のネットワークはサービス情報、及び第2の情報に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができる。該第2の情報は、サービス優先度、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービス、及び端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含むことができる。
【0192】
簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0193】
以上の説明のように、第1のネットワークがアプリケーションデータパケット或いはサードパーティサーバーによってトリガーされた要求メッセージを受信する場合、第1のネットワークは端末機器にページングメッセージを送信することができる。
【0194】
該ページングメッセージはアクセスネットワーク機器によって端末機器に送信されたものであってもよく、例えばアクセスネットワーク機器がエアインターフェイスを介して端末機器にページングメッセージを送信することができる。
【0195】
アクセスネットワーク機器は第3のメッセージに従って端末機器にページングメッセージを送信することができ、該第3のメッセージはコアネットワークコントロールプレーン機器またはユーザプレーン機器から取得されたものであってもよく、つまり、コアネットワーク機器はユーザプレーン機器またはコントロールプレーン機器を介してアクセスネットワーク機器に第3のメッセージを送信することができる。
【0196】
該第3のメッセージは第1の指示および/またはサービス識別子を含むことができる。
【0197】
一例として、決定が端末機器によって実行される場合、コアネットワーク機器が第3のメッセージを送信することをトリガーするサービスがあると、コアネットワーク機器はアクセスネットワーク機器に第3のメッセージを直接送信して、サービス識別子を第3のメッセージに追加することができる。
【0198】
別の例として、決定がネットワーク機器によって実行される場合、コアネットワーク機器が第3のメッセージを送信するようにトリガーするサービスがあると、コアネットワーク機器は該サービス及び第1の策略に従って、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定することができ、端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があると、コアネットワーク機器は第3のメッセージに第1の指示を追加することができ、第1の指示を追加した第3のメッセージをアクセスネットワーク機器に送信する。
【0199】
図7に示すように、SIM-1に対応するネットワーク機器はRAN-1とCN-1を含み、SIM-2に対応するネットワーク機器はRAN-2とCN-2を含む。端末機器はSIM-1を介してRAN-1および/またはCN-1と通信でき、端末機器がSIM-2を介してRAN-2および/またはCN-2と通信できる。
【0200】
図7に示すような方法はステップS710とS720を含む。
【0201】
S710において、CN-1はアクセスネットワーク機器に第3のメッセージを送信する。第1のネットワークに到着するサービスがあると、CN-1はアクセスネットワーク機器に第3のメッセージを送信することができる。
【0202】
S720において、RAN-1がCN-1によって送信された第3のメッセージを受信した後、端末機器にページングメッセージを送信することができる。該ページングメッセージは以上で説明された第1のメッセージを指すことができる。
【0203】
第3のメッセージはページングメッセージであってもよいし、GPRSトンネリングプロトコル(GPRS tunnelling protocol、GTP-U)メッセージであってもよい。例えば、コアネットワークコントロールプレーン機器からアクセスネットワーク機器に送信された第3のメッセージはページングメッセージであってもよい。また例えば、ユーザプレーン機器からアクセスネットワーク機器に送信された第3のメッセージはGTP-Uメッセージであってもよい。
【0204】
端末機器と第1のネットワークがCM-idle状態にあると、この場合で、端末機器とアクセスネットワーク機器との間のエアインターフェイス、及びアクセスネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のN2インターフェイスの両方は解放した状態にあると、コアネットワークからアクセスネットワークに送信された第3のメッセージはページングメッセージであり、アクセスネットワーク機器から端末機器に送信された第1のメッセージはページングメッセージである。コアネットワーク機器からアクセスネットワーク機器にページングメッセージを送信する場合、コントロールプレーン機器を介して送信することができる。
【0205】
端末機器と第1のネットワークがRRC-inactive状態にあると、この場合で、端末機器とアクセスネットワーク機器との間のエアインターフェイスが解放されるが、アクセスネットワーク機器とコアネットワーク機器との間のN2インターフェイスが解放されないと、コアネットワーク機器がアクセスネットワーク機器にページングメッセージを送信するようにトリガーしない。到着するサービスがあると、コアネットワーク機器はユーザプレーン機器を介してアクセスネットワーク機器にGTP-Uメッセージを送信することができ、アクセスネットワーク機器がユーザプレーンデータを受信した後端末機器にページングメッセージを送信する。
【0206】
コアネットワーク機器からアクセスネットワーク機器に送信された第3のメッセージはページングメッセージであるか、GTP-Uメッセージであるかに関わらず、該ページングメッセージまたはGTP-Uメッセージの両方とも第1の情報を含むことができ、端末機器は第1の情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するようにする。
【0207】
ページングメッセージに含まれた第1の情報および/または第1の指示はUE IDを粒度として送信される。
【0208】
1つのUE IDは1つのUSIMに対応でき、例えば1つのUE IDは1つのサブスクリプション永続識別子(SUbscription Permanent Identifier、SUPI)またはグローバルユニーク一時的UEアイデンティティ(Globally Unique Temporary UE Identity、GUTI)に対応できる。
【0209】
第1のメッセージがページングメッセージを含む場合を例にし、各ページングメッセージは1つの対応するサービス情報があり、端末機器はページングメッセージを受信した後、自分のUE IDに対応するサービス情報を見つけることができ、次に、該サービス情報に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。
【0210】
また例えば、
図7に示すような2段階のページングメッセージに対して、それぞれ第1の情報と第1の指示の追加位置を説明する。第1の情報と第1の指示の意味について以上の説明を参照できる。第1の情報と第1の指示は従来のページングメッセージにおけるフィールドを再利用して指示してもよいし、従来のページングメッセージに1つのフィールドを再追加することによって指示してもよい。
【0211】
S710におけるページングメッセージに対して、CN-1からRAN-1に送信されたページングメッセージの形式を表4に示す。
【表4】
【0212】
TAIはUEの追跡エリアアイデンティティ(tracking area identity、TAI)を表し、IEは情報要素(information element、IE)を表す。
【0213】
第1の情報はページング用のサービスデータ(Assistance Data for Paging)のフィールド、例えば表4に示すような選択1に追加されることができ、第1の情報は1つの新しいパラメータ、表4に示すような選択2に追加されることもでき、表4に示すようなページングメッセージでは、1つのフィールドを新しく追加することによって第1の情報を指示するために使用される。
【0214】
第1の指示はページング優先度(Paging Priority)のフィールド、例えば表4に示すような選択1に追加されることができ、第1の指示は1つの新しいパラメータ、例えば表4に示すような選択2に追加されることもでき、表4に示すようなページングメッセージでは、1つのフィールドを新しく追加することによって第1の情報を指示するために使用される。
【0215】
CN-1からRAN-1に送信されたページングメッセージはUE IDを粒度とするものであってもよく、1つのページングメッセージは複数の端末機器を同時にページングするために使用できる。CN-1はページングメッセージによって第1の情報および/または第1の指示を担持する場合、UE IDによって異なる端末機器に送信された第1の情報および/または第1の指示を識別することができる。
【0216】
S720におけるページングメッセージに対して、RAN-1から端末機器に送信されたページングメッセージの形式を以下に示す。
Paging::= SEQUENCE{
pagingRecordList PagingRecordListOPTIONAL,--Need N
lateNonCriticalExtension OCTET STRING OPTIONAL,
nonCriticalExtension SEQUENCE{} OPTIONAL


PagingRecordList::= SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofPageRec)) OF PagingRecord

PagingRecord::= SEQUENCE{
ue-Identity PagingUE-Identity,
accessType ENUMERATED {non3GPP} OPTIONAL, -- Need N
「サービス情報」または「第1の指示」
...


PagingUE-Identity::= CHOICE {
ng-5G-S-TMSI NG-5G-S-TMSI,
fullI-RNTI I-RNTI-Value,
...

-- TAG-PAGING-STOP
-- ASN1STOP
【0217】
第1の情報はページング記録(Paging Record)のフィールドに追加されることができ、該ページング記録に複数の端末機器の第1の情報が含まれ、UE-IDによって異なる端末機器の第1の情報を区別することができ、各UE-IDは1つの対応する第1の情報を有する。
【0218】
第1の指示は「Paging Record」のフィールドに追加されることができ、Paging Recordでは1つの新しい取る値によって実現され、或いは第1の指示はページングメッセージに1つのパラメータを再追加することによって指示されることができる。
【0219】
RAN-1から端末機器に送信されたページングメッセージは、1つのページングメッセージが複数の端末機器を同時にページングするために使用できる。このため、第1の情報と第1の指示はUE-IDを粒度として送信され、このように、端末機器がページングメッセージを受信した後、自分のUE-IDに対応するサービス識別子および/または第1の指示に従って、第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。
【0220】
本願の実施例は従来のプロセスを再利用して端末機器に第2の情報を伝送し、及び従来のページングメッセージにおけるフィールドを再利用して第1の情報および/または第1の指示を伝送することによって、システム全体のそれ以上の複雑さを削減することができる。
【0221】
本願の実施例における端末機器が複数のSIMカードをサポートすることは、端末機器が2つまたは2つ以上のSIMカードをサポートすることを指すことができる。該SIMカードは通常のSIMカードを指してもよいし、USIMカードを指してもよい。
【0222】
以上、本願の実施例による無線通信の方法を詳細に説明し、以下、図10図16を組み合わせて、本願の実施例による装置を説明し、方法の実施例に説明された技術的特徴は以下の装置実施例に適用できる。
【0223】
図10は本願の実施例による端末機器の模式的なブロック図であり、該端末機器は以上で説明されたいずれか1つの端末機器であってもよい。図10の端末機器800は通信ユニット810と処理ユニット820を備え、
通信ユニット810は、第1のネットワークによって送信された、第1の情報を含む第1のメッセージを受信するために使用される。
【0224】
処理ユニット820は、前記第1の情報に従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定する。
【0225】
選択可能に、前記端末機器は複数のユニバーサルサブスクライバーアイデンティティモジュールUSIMカードをサポートする端末機器であり、前記端末機器のUSIM-1は前記第1のネットワークに対応し、前記端末機器のUSIM-2は第2のネットワークに対応する。
【0226】
選択可能に、前記端末機器は前記第2のネットワークとの無線リソース制御RRC接続状態および/または接続管理CM接続状態にある。
【0227】
選択可能に、前記処理ユニット820は、前記第1のネットワークとの接続を確立すると決定する場合、前記第2のネットワークとのRRC接続および/またはCM接続を解放するために使用される。
【0228】
選択可能に、前記第1の情報はサービス識別子、および/または前記サービス識別子に対応する優先度を含む。
【0229】
選択可能に、前記サービス識別子は、アプリケーション識別子、サービス識別子、インターネットプロトコルIPアドレス、メディアアクセス制御MACアドレス、仮想ローカルエリアネットワークの識別子、データネットワーク名称及びアクセスポイント名称のうちの少なくとも1つによって示される。
【0230】
選択可能に、前記通信ユニット810は、前記第1のネットワークによって送信された、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するための第2の情報を受信するために使用され、前記第2の情報は、サービス優先度、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービス、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含む。
【0231】
選択可能に、前記第2の情報は異なる時間および/または異なる場所で異なる情報に対応する。
【0232】
選択可能に、前記処理ユニット820は、前記第1の情報と、以下情報のうちの少なくとも1種とに従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するために使用される。前記以下情報は、前記第2の情報と、前記端末機器が前記第2のネットワークで実行しているサービスと、を含む。
【0233】
選択可能に、前記処理ユニット820は、前記第1の情報に含まれたサービスの優先度と前記第2のネットワークで実行しているサービスの優先度に従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するために使用される。
【0234】
選択可能に、前記処理ユニット820は、前記第1の情報に含まれたサービスが前記第2の情報における前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービスに属するかどうかに従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するために使用される。
【0235】
選択可能に、前記第2の情報は、登録受付メッセージ、プロトコルデータユニットPDUセッション確立受付メッセージ、PDUセッション修正受付メッセージ、UCUプロセスにおけるメッセージのうちの少なくとも1種に載せられる。
【0236】
選択可能に、前記第2の情報は前記第1のメッセージに載せられる。
【0237】
選択可能に、前記第2の情報はセッション管理機能SMFネットワーク要素または策略制御機能PCFネットワーク要素によって前記端末機器に送信されたものである。
【0238】
選択可能に、前記通信ユニット810は、前記第1のネットワークとの接続を確立すると決定する場合、前記第1のネットワークに前記第1のネットワークとのRRC接続を確立するように要求するための第1の要求メッセージを送信するために使用される。
【0239】
選択可能に、前記第1の要求メッセージはRRC接続確立要求メッセージおよび/またはRRC回復要求メッセージを含む。
【0240】
選択可能に、前記第1の要求メッセージには、前記端末機器が前記第1の要求メッセージを送信するようにトリガーする原因を指示するための原因値が含まれる。
【0241】
選択可能に、前記原因値はUSIM切り替えおよび/または特定のサービス識別子を含む。
【0242】
選択可能に、前記通信ユニット810は、前記第1のネットワークとの接続を確立すると決定する場合、前記第1のネットワークに非アクセス層NASメッセージを送信し、前記第1のネットワークとのNAS接続を確立するようにするために使用される。
【0243】
選択可能に、前記NASメッセージはサービス要求メッセージおよび/または登録要求メッセージを含む。
【0244】
選択可能に、前記第1のメッセージはページングメッセージである。
【0245】
選択可能に、前記ページングメッセージにおける前記第1の情報および/または前記第2の情報はユーザ機器アイデンティティUE IDを粒度として送信される。
【0246】
選択可能に、前記ページングメッセージはアクセスネットワーク機器からエアインターフェイスを介して前記端末機器に送信される。
【0247】
選択可能に、前記アクセスネットワーク機器は第3のメッセージに従って前記端末機器に前記ページングメッセージを送信し、前記第3のメッセージはコアネットワークのコントロールプレーン機器またはユーザプレーン機器から取得され、前記第3のメッセージは前記第1の情報および/または前記第2の情報を含む。
【0248】
選択可能に、前記コアネットワークコントロールプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージはページングメッセージである。
【0249】
選択可能に、前記ユーザプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージは汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTP-Uメッセージである。
【0250】
図11は本願の実施例による端末機器の模式的なブロック図であり、該端末機器は以上で説明されたのいずれか1つの端末機器であってもよい。図11の端末機器900は通信ユニット910と処理ユニット920を備え、
通信ユニット910は、第1のネットワークによって送信された第1のメッセージを受信するために使用される。
【0251】
処理ユニット920は、前記第1のメッセージに応答して、前記第1のネットワークとの接続を確立するために使用され、または、
前記処理ユニット920は、前記第1のメッセージに従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するために使用される。
【0252】
選択可能に、前記第1のメッセージはページングメッセージである。
【0253】
選択可能に、前記第1のメッセージは、前記第1のネットワークが、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合で送信される。
【0254】
選択可能に、前記処理ユニット920は、前記第1のメッセージに第1の指示が担持されるかどうかに従って、前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するために使用され、前記第1の指示は前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立するように指示するために使用される。
【0255】
選択可能に、前記処理ユニット920は、前記第1のメッセージに前記第1の指示が担持される場合、前記第1のネットワークとの接続を確立し、前記第1のメッセージに前記第1の指示が担持されない場合、前記第1のネットワークとの接続を確立しないために使用される。
【0256】
選択可能に、前記第1の指示は、前記第1のネットワークが、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合で送信される。
【0257】
選択可能に、前記端末機器は複数のユニバーサルサブスクライバーアイデンティティモジュールUSIMカードをサポートする端末機器であり、前記端末機器のUSIM-1は前記第1のネットワークに対応し、前記端末機器のUSIM-2は第2のネットワークに対応する。
【0258】
選択可能に、前記端末機器は前記第2のネットワークとの無線リソース制御RRC接続状態および/または接続管理CM接続状態にある。
【0259】
選択可能に、前記第1のネットワークは第1の策略に従って前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定し、前記第1の策略は、サービス優先度、ページングメッセージに前記第1の指示を追加する必要があるサービス、及びページングメッセージに前記第1の指示を追加する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含む。
【0260】
選択可能に、前記第1の策略は異なる時間および/または異なる場所で異なる情報に対応する。
【0261】
選択可能に、前記サービスはサービス識別子によって示される。
【0262】
選択可能に、前記第1のネットワークは前記第1の策略と伝送対象のサービスに従って前記端末機器が第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定する。
【0263】
選択可能に、前記伝送対象のサービスは前記第1のネットワークによってユーザプレーンデータパケットにおけるサービス識別子に従って決定される。
【0264】
選択可能に、前記第1の策略の全部または一部の情報は、前記端末機器、署名情報、策略と課金制御PCC策略のうちの少なくとも1種から取得される。
【0265】
選択可能に、前記処理ユニット920は、前記第1のネットワークとの接続を確立する場合で、前記第2のネットワークとのRRC接続および/またはCM接続を解放するために使用される。
【0266】
選択可能に、前記通信ユニット910は、前記第1のネットワークとの接続を確立する場合で、前記第1のネットワークに前記第1のネットワークとのRRC接続を確立するように要求するための第1の要求メッセージを送信するために使用される。
【0267】
選択可能に、前記第1の要求メッセージはRRC接続確立要求メッセージおよび/またはRRC回復要求メッセージを含む。
【0268】
選択可能に、前記第1の要求メッセージには、前記端末機器が前記第1の要求メッセージを送信するようにトリガーする原因を指示するための原因値が含まれる。
【0269】
選択可能に、前記原因値はUSIM切り替えおよび/または特定のサービス識別子を含む。
【0270】
選択可能に、前記処理ユニット920は、前記第1のネットワークとの接続を確立する場合、前記第1のネットワークに非アクセス層NASメッセージを送信し、前記第1のネットワークとのNAS接続を確立するようにするために使用される。
【0271】
選択可能に、前記NASメッセージはサービス要求メッセージおよび/または登録要求メッセージを含む。
【0272】
選択可能に、前記ページングメッセージはアクセスネットワーク機器からエアインターフェイスを介して前記端末機器に送信される。
【0273】
選択可能に、前記アクセスネットワーク機器は第3のメッセージに従って前記端末機器に前記ページングメッセージを送信し、前記第3のメッセージはコアネットワークのコントロールプレーン機器またはユーザプレーン機器から取得され、前記第3のメッセージは前記第1の指示および/または前記サービス識別子を含む。
【0274】
選択可能に、前記コントロールプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージはページングメッセージである。
【0275】
選択可能に、前記ユーザプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージは汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTP-Uメッセージである。
【0276】
図12は本願の実施例によるネットワーク機器の模式的なブロック図であり、該ネットワーク機器は以上で説明されたいずれか1つのネットワーク機器であってもよい。図12のネットワーク機器1000は通信ユニット1010を備え、
通信ユニット1010は、端末機器に前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するための第1の情報を含む第1のメッセージを送信するために使用される。
【0277】
選択可能に、前記端末機器は複数のユニバーサルサブスクライバーアイデンティティモジュールUSIMカードをサポートする端末機器であり、前記端末機器のUSIM-1は前記第1のネットワークに対応し、前記端末機器のUSIM-2は第2のネットワークに対応する。
【0278】
選択可能に、前記端末機器は前記第2のネットワークとの無線リソース制御RRC接続状態および/または接続管理CM接続状態にある。
【0279】
選択可能に、前記第1の情報はサービス識別子、および/または前記サービス識別子に対応する優先度を含む。
【0280】
選択可能に、前記サービス識別子は、アプリケーション識別子、サービス識別子、インターネットプロトコルIPアドレス、メディアアクセス制御MACアドレス、仮想ローカルエリアネットワークの識別子、データネットワーク名称及びアクセスポイント名称のうちの少なくとも1種によって示される。
【0281】
選択可能に、前記通信ユニット1010は、前記端末機器に前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立するかどうかを決定するための第2の情報を送信するために使用され、前記第2の情報は、サービス優先度、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービス、及び前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスのうちの少なくとも1種を含む。
【0282】
選択可能に、前記第2の情報は異なる時間および/または異なる場所で異なる情報に対応する。
【0283】
選択可能に、前記第2の情報は登録受付メッセージ、プロトコルデータユニットPDUセッション確立受付メッセージ、PDUセッション修正受付メッセージ、ユーザ機器構成更新UCUプロセスにおけるメッセージのうちの少なくとも1種に載せられる。
【0284】
選択可能に、前記第2の情報は前記第1のメッセージに載せられる。
【0285】
選択可能に、前記第2の情報はセッション管理機能SMFネットワーク要素または策略制御機能PCFネットワーク要素によって前記端末機器に送信されたものである。
【0286】
選択可能に、前記通信ユニット1010は、前記端末機器によって送信された、前記第1のネットワークとのRRC接続を確立するように要求するための第1の要求メッセージを受信するために使用される。
【0287】
選択可能に、前記第1の要求メッセージはRRC接続確立要求メッセージおよび/またはRRC回復要求メッセージを含む。
【0288】
選択可能に、前記第1の要求メッセージには、前記端末機器が前記第1の要求メッセージを送信するようにトリガーする原因を指示するための原因値が含まれる。
【0289】
選択可能に、前記原因値はUSIM切り替えおよび/または特定のサービス識別子を含む。
【0290】
選択可能に、前記通信ユニット1010は、前記端末機器によって送信された、前記第1のネットワークとのNAS接続を確立するように要求するための非アクセス層NASメッセージを受信するために使用される。
【0291】
選択可能に、前記NASメッセージはサービス要求メッセージおよび/または登録要求メッセージを含む。
【0292】
選択可能に、前記第1のメッセージはページングメッセージである。
【0293】
選択可能に、前記ページングメッセージにおける前記第1の情報および/または前記第2の情報はユーザ機器アイデンティティUE IDを粒度として送信される。
【0294】
選択可能に、前記第1のネットワークはアクセスネットワーク機器であり、前記ページングメッセージは前記アクセスネットワーク機器からエアインターフェイスを介して前記端末機器に送信される。
【0295】
選択可能に、前記アクセスネットワーク機器は第3のメッセージに従って前記端末機器に前記ページングメッセージを送信し、前記第3のメッセージはコアネットワークのコントロールプレーン機器またはユーザプレーン機器から取得され、前記第3のメッセージは前記第1の情報および/または前記第2の情報を含む。
【0296】
選択可能に、前記コアネットワークコントロールプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージはページングメッセージである。
【0297】
選択可能に、前記ユーザプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージは汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTP-Uメッセージである。
【0298】
図13は本願の実施例によるネットワーク機器の模式的なブロック図であり、該ネットワーク機器は以上で説明されたいずれか1つのネットワーク機器であってもよい。図13のネットワーク機器1100は処理ユニット1110を備え、
処理ユニット1110は、伝送対象のサービスに従って、前記端末機器に前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定するために使用される。
【0299】
選択可能に、前記ネットワーク機器は通信ユニット1120をさらに備え、通信ユニット1120は前記端末機器に第1のメッセージを送信するために使用され、前記第1のメッセージは、前記第1のネットワークが、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合で送信される。
【0300】
選択可能に、前記通信ユニット1120は、前記端末機器に第1の指示を含む第1のメッセージを送信するために使用され、前記第1の指示は、前記第1のネットワークが、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があると決定する場合で送信される。
【0301】
選択可能に、前記第1のメッセージはページングメッセージである。
【0302】
選択可能に、前記端末機器は複数のユニバーサルサブスクライバーアイデンティティモジュールUSIMカードをサポートする端末機器であり、前記端末機器のUSIM-1は前記第1のネットワークに対応し、前記端末機器のUSIM-2は第2のネットワークに対応する。前記端末機器は前記第2のネットワークとの無線リソース制御RRC接続状態および/または接続管理CM接続状態にある。
【0303】
選択可能に、前記処理ユニット1110は、前記伝送対象のサービス及び第2の情報に従って、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定するために使用され、前記第2の情報は、サービス優先度、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービス、及び前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要がないサービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0304】
選択可能に、前記サービス優先度は特定の時間でのサービス優先度および/または特定の場所でのサービス優先度を含む。
【0305】
選択可能に、前記第2の情報はサービス優先度を含み、前記処理ユニット1110は、前記伝送対象のサービスの優先度に従って、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定するために使用される。
【0306】
選択可能に、前記処理ユニット1110は、前記伝送対象のサービスが前記第2の情報における前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるサービスに属するかどうかに従って、前記端末機器が前記第1のネットワークとの接続を確立する必要があるかどうかを決定するために使用される。
【0307】
選択可能に、前記端末機器は通信ユニット1120をさらに備え、通信ユニット1120は前記端末機器によって送信された、前記第1のネットワークとのRRC接続を確立するように要求するための第1の要求メッセージを受信するために使用される。
【0308】
選択可能に、前記第1の要求メッセージはRRC接続確立要求メッセージおよび/またはRRC回復要求メッセージを含む。
【0309】
選択可能に、前記第1の要求メッセージには、前記端末機器が前記第1の要求メッセージを送信するようにトリガーする原因を指示するための原因値が含まれる。
【0310】
選択可能に、前記原因値はUSIM切り替えおよび/または特定のサービス識別子を含む。
【0311】
選択可能に、前記端末機器は通信ユニット1120をさらに備え、通信ユニット1120は前記端末機器によって送信された、前記第1のネットワークとのNAS接続を確立するための非アクセス層NASメッセージを受信するために使用される。
【0312】
選択可能に、前記NASメッセージはサービス要求メッセージおよび/または登録要求メッセージを含む。
【0313】
選択可能に、前記第1のネットワークはアクセスネットワーク機器であり、前記ページングメッセージは前記アクセスネットワーク機器からエアインターフェイスを介して前記端末機器に送信される。前記アクセスネットワーク機器は第3のメッセージに従って前記端末機器に前記ページングメッセージを送信し、前記第3のメッセージはコアネットワークのコントロールプレーン機器またはユーザプレーン機器から取得され、前記第3のメッセージは第1の指示および/または前記サービス識別子を含む。
【0314】
選択可能に、前記コントロールプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージはページングメッセージである。
【0315】
選択可能に、前記ユーザプレーン機器から前記アクセスネットワーク機器に送信された前記第3のメッセージは汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTP-Uメッセージである。
【0316】
図14は本願の実施例による通信機器1200の模式的な構造図である。図14に示すような通信機器1200はプロセッサ1210を備え、プロセッサ1210はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して稼働させることができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0317】
選択可能に、図14に示すように、通信機器1200はメモリ1220をさらに備えてもよい。プロセッサ1210はメモリ1220からコンピュータプログラムを呼び出して稼働させることができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0318】
メモリ1220はプロセッサ1210かた独立した1つの別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ1210に集積されてもよい。
【0319】
選択可能に、図14に示すように、通信機器1200はトランシーバー1230をさらに備えてもよく、プロセッサ1210は該トランシーバー1230が他の機器と通信するように制御することができ、具体的に、他の機器に情報またはデータを送信するか、または他の機器によって送信された情報またはデータを受信することができる。
【0320】
トランシーバー1230は送信機と受信機を備えてもよい。トランシーバー1230はアンテナをさらに備えてもよく、アンテナの数は1つまたは複数であってもよい。
【0321】
選択可能に、該通信機器1200は、具体的に本願の実施例によるネットワーク機器であってもよく、且つ該通信機器1200が本願の実施例による各方法におけるネットワーク機器によって実現された対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0322】
選択可能に、該通信機器1200は具体的に本願の実施例によるモバイル端末/端末機器であってもよく、且つ該通信機器1200が本願の実施例による各方法におけるモバイル端末/端末機器によって実現された対応するプロセスを実現することができ、具体的に、該通信機器1200が本願の実施例による各方法における第1の端末機器および/または第2の端末機器によって実現された対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0323】
図15は本願の実施例による装置の模式的な構造図である。図15に示すような装置1300はプロセッサ1310を備え、プロセッサ1310はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して稼働させることができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0324】
選択可能に、図15に示すように、装置1300はメモリ1320をさらに備えてもよい。プロセッサ1310はメモリ1320からコンピュータプログラムを呼び出して稼働させることができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0325】
メモリ1320はプロセッサ1313から独立した1つの別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ1310に集積されてもよい。
【0326】
選択可能に、該装置1300は入力インターフェイス1330をさらに備えてもよい。プロセッサ1310は該入力インターフェイス1330が他の機器または装置と通信するように制御でき、具体的に、他の機器または装置によって送信された情報またはデータを取得することができる。
【0327】
選択可能に、該装置1300は出力インターフェイス1340をさらに備えてもよい。プロセッサ1310は該出力インターフェイス1340が他の機器または装置と通信するように制御でき、具体的に、他の機器または装置に情報またはデータを出力することができる。
【0328】
選択可能に、該装置は本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、且つ該装置が本願の実施例による各方法におけるネットワーク機器によって実現された対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0329】
選択可能に、該装置は本願の実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用でき、且つ該装置が本願の実施例による各方法におけるモバイル端末/端末機器によって実現された対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0330】
理解すべきこととして、本願の実施例で言及された装置はチップであってもよく、該チップはシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステムまたはシステムオンチップ等とも呼ばれる。
【0331】
図16は本願の実施例による通信システム1400の模式的なブロック図である。図16に示すように、該通信システム1400は端末機器1410とネットワーク機器1420を備える。
【0332】
該端末機器1410は上記方法における端末機器によって実現された対応する機能を実現するために使用でき、及び該ネットワーク機器1420は上記方法におけるネットワーク機器によって実現された対応する機能を実現するために使用でき、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0333】
理解すべきこととして、本願の実施例におけるプロセッサは集積回路チップであってよく、信号の処理能力を有する。実現過程において、上記の方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積ロジック回路或いはソフトウェア形式の命令によって完成されることができる。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)或いはその他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲート或いはトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現或いは実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、或いは該プロセッサは任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例に開示された方法を組み合わせたステップはハードウェアデコードプロセッサにより実行して完成し、或いはデコードプロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせにより実行して完成するように直接に具現化することができる。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野において成熟した記憶媒体に位置することができる。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアを組み合わせて上記方法のステップを完成する。
【0334】
理解できることとして、本願の実施例におけるメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、又は揮発性と不揮発性メモリをともに含んでもよい。不揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってよく、外部キャッシュとして使用される。制限ではなく、例示的な説明によって、複数の形式のRAMを利用することができ、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータ速率同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)を利用することができる。注意すべきなのは、本文に記載のシステムと方法のメモリはこれらと任意の他の適合なタイプのメモリを含むが、これらに限定されない。
【0335】
理解すべきこととして、上記メモリは制限ではなく、例示的な説明であり、例えば、本願の実施例におけるメモリはスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータ速率同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、「DDR SDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)であってもよい。つまり、本願の実施例におけるメモリは、これらと任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されない。
【0336】
本願の実施例はコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0337】
選択可能に、該コンピュータで読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0338】
選択可能に、該コンピュータで読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0339】
本願の実施例はコンピュータプログラムコマンドを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0340】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムコマンドはコンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実現させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0341】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムコマンドはコンピュータに本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0342】
本願の実施例はコンピュータプログラムをさらに提供する。
【0343】
選択可能に、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で稼働する際に、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0344】
選択可能に、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用でき、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で稼働する際に、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるモバイル端末/端末機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0345】
当業者は、本文に開示された実施例に記載の各例示のユニット及びアルゴリズムステップを組み合わせて、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現することができることを認識することができる。これらの機能はハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定のアプリケーションおよび設計制約条件によって決められる。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法で説明した機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えるものではないと考えられる。
【0346】
当業者は、便利且つ簡単に説明するために、上記に記載のシステム、装置及びユニットの具体的な作業過程は、上記方法の実施例における対応過程を参照することができ、ここで繰り返して説明しないことを明らかに了解する。
【0347】
本願によるいくつかの実施例において、開示したシステム、装置及び方法は、その他の方式によって実現されることができることを理解すべきである。例えば以上のような装置実施例は単に例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの分割は、ロジック機能分割だけであり、実際な実現時に別の分割方式があり、例えば、複数のユニット又は組立部品を結合してもよいし、又は別のシステムに集積してもよいし、又はいくつかの特徴を無視でき、又は実行しなくてもよい。また、表示又は検討された互いのカップリング、又は直接カップリング、又は通信接続はいくつかのインターフェイス、装置又はユニットによる間接カップリング又は通信接続であってよく、電気的、機械的又はその形式の接続であってもよい。
【0348】
上記の分離部材として説明したユニットは物理的に分離してもよいし、又は分離しなくてもよく、ユニットとして表示する部材は物理ユニットであってもよいし、又は物理ユニットではなくてもよく、即ち1つの場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じてその中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例手段の目的を実現することができる。
【0349】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよいし、各ユニットは単独に物理的に存在してもよいし、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。
【0350】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現するとともに独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に対して、本発明の実施例の技術的解決手段は本質的或いは従来技術に貢献する部分は或いは該技術的解決手段の部分はソフトウェア製品の形式で表現することができ、該コンピュータソフトウェア製品が1つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバー、或いはネットワーク機器等である)が本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行するための若干の指令を含む。前述の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用記憶装置(Read-Only Memory、ROM」)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、ディスク或いはCD等の様々なプログラムコードを記憶できる媒体である。
【0351】
以上のように、本願の具体的な実施形態だけであるが、本願の保護範囲はこれに制限されなく、当業者の誰でも本願が開示した技術範囲では、容易に想到した変化又は置換は、全て本願の保護範囲に含まれる。このため、本願の保護範囲を前記請求項の保護範囲を基準とすべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16