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  • 特許-携帯電子端末カバー 図1
  • 特許-携帯電子端末カバー 図2
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  • 特許-携帯電子端末カバー 図4
  • 特許-携帯電子端末カバー 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-12
(45)【発行日】2023-09-21
(54)【発明の名称】携帯電子端末カバー
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/11 20060101AFI20230913BHJP
【FI】
H04M1/11 Z
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2020211975
(22)【出願日】2020-12-22
【基礎とした実用新案登録】
【原出願日】2020-06-08
(65)【公開番号】P2021193789
(43)【公開日】2021-12-23
【審査請求日】2022-01-19
(73)【特許権者】
【識別番号】398043193
【氏名又は名称】株式会社グルマンディーズ
(74)【代理人】
【識別番号】100085316
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 三雄
(74)【代理人】
【識別番号】100171572
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100213425
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 正憲
(74)【代理人】
【識別番号】100221707
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100221718
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 誠悟
(72)【発明者】
【氏名】久保田 秀一
【審査官】大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3186709(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2015/0293294(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0156301(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0319274(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電子端末本体の側面を保持可能な枠体を備え、
前記枠体の一側縁から内方に延出してなる固定部材に回動可能に取り付けられた透明背面板が、前記枠体内部の背面に収納されてなり、
前記透明背面板の正面側に、薄型収納空間を有し、
前記透明背面板の前記固定部材に対向する側には側外方に延設された引掛部が成形され、
前記透明背面板は、前記引掛部を背面方向に回動することで前記薄型収納空間を開閉する
ことを特徴とする携帯電子端末カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォン等の携帯電子端末の背面デザインを容易に変更可能な携帯電子端末カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カスタマイズ可能な携帯電子端末カバーは、先行文献1による、スマートフォンカバー本体(一般品、蓄光原料混合品)にキャラクター等のデザインを直接印刷せず、透明の樹脂カバーを使い、OHP等の透明シートにキャラクター等の複雑なデザインを印刷し、OHP等の透明シート越しに蓄光品の輝度を使って、暗い場所でもデザインを浮かび上らせることが可能となるOHP等の透明シートを蓄光品と透明の樹脂カバーを組み合せることを特徴とする蓄光デザインスマートフォンカバー構造の物品である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3190451号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来技術のカバー構造では、携帯電子端末の背面デザインを変更する際に、その都度携帯電子端末からカバーを外す必要あり、煩雑であった。
【0005】
また、カバーを外す際に、勢い余って携帯電子端末を床等に落としてしまい、破損や故障につながるおそれもあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上記課題を解決するための手段として本発明に係る携帯電子端末カバーは、携帯電子端末本体の側面を保持可能な枠体と、前記枠体の背面に、開閉可能な透明背面板とを備え、前記透明背面板の正面側に、薄型収納部を有することを特徴とする。
【0007】
また、前記透明背面板は、前記枠体の一端に対して回動可能に取り付けられ、前記薄型収納空間を開閉自在としてもよい。携帯電子端末からカバーを取り外すことなく容易に背面デザインを変更できるからである。
【0008】
また、前記透明背面板は、背面に対して平行に摺動することにより着脱可能に取り付けられるとしてもよい。携帯電子端末からカバーを取り外すことなく容易に背面デザインを変更できるからである。
【0009】
また、前記透明背面板は、前記枠体に対し、着脱自在に嵌合されたとしてもよい。携帯電子端末からカバーを取り外すことなく容易に背面デザインを変更できるからである。
【0010】
前記携帯電子端末カバーは、例えば、スマートフォン、携帯電話機、携帯ゲーム機、携帯オーディオプレイヤー機などの種々の携帯電子端末に用いることができる。
【0011】
前記携帯電子端末カバーの枠体の素材としては、樹脂、金属、木材など種々の素材を採用することができる。
【0012】
前記携帯電子端末カバーの透明背面板の素材としては、樹脂やガラスなど種々の素材を採用することができる。
【0013】
前記携帯電子端末カバーの薄型収納空間には、ステッカーのほか、名刺、カード、紙幣などを収納することができるとしてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、携帯電子端末の背面デザインを変更する際に、携帯電子端末からカバーを取り外す必要がなくなり、携帯電子端末背面のデザインを容易に変更することができる 。
【0015】
また、携帯電子端末本体からカバーを外す必要がなくなるため、勢い余って携帯電子端末を床等に落としてしまい、破損や故障につながるおそれも解消された。

【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第一の実施の形態を示す正面図である。
図2】本発明の第一の実施の形態を示す透明背面板3開放時の斜視図である。
図3】本発明の第一の実施の形態を示す薄型収納空間に3ステッカー等を収納した状態を表す正面図である。
図4】本発明の第二の実施の形態を示す正面図である。
図5】本発明の第三の実施の形態を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0018】
図1図3は、本発明の携帯電子端末カバー1の第一の実施の形態を示すものある。この携帯電子端末カバー1は、枠体2と、薄型収納空間3と、透明背面板4と、引掛部5と、小枠体6と、固定部材7とを備える。
【0019】
まず、携帯電子端末本体Aに、枠体2を嵌合させることにより携帯電子端末本体Aを保持する。
次に前記枠体2内部に収納された透明背面板4を開放する。前記透明背面板4から外方に突出した引掛部5を指で押し上げる。これにより、前記透明背面板4が開放され、薄型収納空間3にお気に入りのステッカー8等を収納することができる。
ステッカー等収納後は、再び前記透明背面板4を枠体2内部に収納する。
【0020】
前記透明背面板4は、前記枠体2から延設された固定部材7により、前記枠体2の一端に対して回動可能に取り付けられている。これにより、前記透明背面板4は、前記薄型収納空間3を開閉自在にできる。
【0021】
なお、前記透明背面板4のうち、携帯電子端末本体Aの背面に設けられたカメラレンズや、ライト、指紋認証部分等には、小枠体6を設け、前記透明背面板4と干渉しないようにする。
【0022】
前記引掛部5は、前記固定部材7以外に近接していなければ、前記透明背面板4のどこに設けてもよい。
【0023】
図4は、本発明の携帯電子端末カバー1の第二の実施の形態を示すものある。この携帯電子端末カバー1は、枠体2と、薄型収納空間3と、透明背面板4と、小枠体6、レール部材10とを備える。
【0024】
前記透明背面板4は、前記枠体2から延設されたレール9を摺動することにより着脱可能に取り付けられる。
【0025】
前記レール9は、対辺に設置するが、別途もう一辺に設けてもよい。前記透明背面板4が前記携帯電子端末カバー1から不用意に外れることを防ぐためである。
【0026】
なお、前記透明背面板4のうち、携帯電子端末本体Aの背面に設けられたカメラレンズや、ライト、指紋認証部分等には、小枠体6を設け、前記透明背面板4と干渉しないようにする。
【0027】
図5は、本発明の携帯電子端末カバー1の第三の実施の形態を示すものある。この携帯電子端末カバー1は、枠体2と、薄型収納空間3と、透明背面板4と、小枠体6と、凸部10と、凹部11とを備える。
【0028】
前記透明背面板4の裏側に突出した凸部10は、前記枠体2の背面に陥没した凹部11に対応し、着脱自在に嵌合される。
【0029】
また、前記凸部10及び前記凹部11は、マグネットや面ファスナー等により接合されてもよい。
【0030】
なお、前記透明背面板4のうち、携帯電子端末本体Aの背面に設けられたカメラレンズや、ライト、指紋認証部分等には、小枠体6を設け、前記透明背面板4と干渉しないようにする。
【符号の説明】
【0031】
A 携帯電子端末本体
1 携帯電子端末カバー
2 枠体
3 薄型収納空間
4 透明背面板
5 引掛部
6 小枠体
7 固定部材
8 ステッカー
9 レール
10 凸部
11 凹部
図1
図2
図3
図4
図5