(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-12
(45)【発行日】2023-09-21
(54)【発明の名称】プログラムおよび電子機器
(51)【国際特許分類】
H04N 21/44 20110101AFI20230913BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20230913BHJP
H04N 21/854 20110101ALI20230913BHJP
H04N 5/275 20060101ALI20230913BHJP
【FI】
H04N21/44
H04N21/431
H04N21/854
H04N5/275
(21)【出願番号】P 2020567033
(86)(22)【出願日】2018-05-31
(86)【国際出願番号】 KR2018006228
(87)【国際公開番号】W WO2019231021
(87)【国際公開日】2019-12-05
【審査請求日】2021-05-27
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ペク,ジュンシク
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-155134(JP,A)
【文献】特開2004-173320(JP,A)
【文献】特開2010-057050(JP,A)
【文献】特開平11-196404(JP,A)
【文献】特開2002-152698(JP,A)
【文献】特表2016-509811(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
H04N 5/262 - 5/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器が実行する放送提供方法であって、
前記電子機器は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記放送提供方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、放送サービスを提供する放送サーバから放送映像を受信する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送映像にクロマキーを利用して前記電子機器のユーザに個人化された背景映像を合成した最終映像を出力する段階
を含む、放送提供方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像を受信する段階
をさらに含む、請求項1に記載の放送提供方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、
背景映像リストから前記電子機器のユーザが選択した映像を受信する段階
をさらに含む、請求項1に記載の放送提供方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のローカル領域に格納された映像を選択する段階
をさらに含む、請求項1に記載の放送提供方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザが事前に設定した条件
である、キーワード、カテゴリ、最新性、人気度の少なくとも1つに対応する映像を受信する段階
をさらに含む、請求項1に記載の放送提供方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザ
の位置に対応するランドマーク映像を受信する段階
をさらに含む、請求項1に記載の放送提供方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザと関連するユーザ映像と前記電子機器のユーザと関連する情報
であるソーシャル関係またはユーザプロフィールによって特定された少なくとも1つの他のユーザと関連する他のユーザ映像とに基づいて生成された映像を受信する段階
をさらに含む、請求項1に記載の放送提供方法。
【請求項8】
前記背景提供サーバでは、前記電子機器および前記他のユーザの電子機器からそれぞれ前記ユーザ映像および前記他のユーザ映像を取得し、これを組み合わせた映像を前記個人化された背景映像として提供する、請求項7に記載の放送提供方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザと関連する他のユーザが共有要求した映像を受信する段階
をさらに含む、請求項1に記載の放送提供方法。
【請求項10】
前記背景提供サーバが提供する各背景映像は、ターゲット要素が含まれた情報コンテンツからなり、
前記個人化された背景映像を受信する段階は、
前記背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記ターゲット要素が前記電子機器のユーザと関連する情報
であるユーザプロフィール、検索履歴、コンテンツ消費履歴、ショッピング履歴の少なくとも1つに対応する映像を受信する、請求項2に記載の放送提供方法。
【請求項11】
請求項1~10のうちのいずれか一項に記載の放送提供方法をコンピュータに実行させためのプログラムが記録されている、非一時なコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
電子機器であって、
メモリ、および
前記メモリと接続し、前記メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
放送サービスを提供する放送サーバから放送映像を受信する放送受信部、および
前記放送映像にクロマキーを利用して前記電子機器のユーザに個人化された背景映像を合成した最終映像を出力する映像出力部
を備える、電子機器。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像を受信する背景受信部
をさらに含む、請求項12に記載の電子機器。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、
背景映像リストから前記電子機器のユーザが選択した映像を受信する背景受信部
をさらに備える、請求項12に記載の電子機器。
【請求項15】
前記電子機器のローカル領域に格納された映像が前記個人化された背景映像として選択されること
を特徴とする、請求項12に記載の電子機器。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザが事前に設定した条件
である、キーワード、カテゴリ、最新性、人気度の少なくとも1つに対応する映像を受信する背景受信部
をさらに備える、請求項12に記載の電子機器。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザ
の位置に対応するランドマーク映像を受信する背景受信部
をさらに備える、請求項12に記載の電子機器。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザと関連するユーザ映像と前記電子機器のユーザと関連する情報
であるソーシャル関係またはユーザプロフィールによって特定された少なくとも1つの他のユーザと関連する他のユーザ映像とに基づいて生成された映像を受信する背景受信部
をさらに備える、請求項12に記載の電子機器。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザと関連する他のユーザが共有要求した映像を受信する背景受信部
をさらに備える、請求項12に記載の電子機器。
【請求項20】
前記背景提供サーバが提供する各背景映像は、ターゲット要素が含まれた情報コンテンツからなり、
前記背景受信部は、
前記背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記ターゲット要素が前記電子機器のユーザと関連する情報
であるユーザプロフィール、検索履歴、コンテンツ消費履歴、ショッピング履歴の少なくとも1つに対応する映像を受信する、請求項13に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、クロマキー(chroma-key)を利用した放送映像を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
クロマキー(chroma-key)技法とは、被写体を撮影した映像と予め設定されている背景映像またはイメージを合成して1つの映像物を生成することを一般的に意味する。クロマキーは、映像合成のためのものであって、特定の色(chroma)をキー(key)として指定した後、主映像のキー(key)に該当する画素(pixel)を他の映像に置換する技術である。
【0003】
従来は、送り出し側が予めクロマキーを適用して画一的な背景映像を送り出していた。例えば、特許文献1(韓国実用新案登録第20-0311511号)(登録日2003年4月11日)には、クロマキー技術を利用してカメラで撮影した映像と背景映像を合成した後、合成映像を有線/無線通信網を介して送り出す技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【0005】
放送の視聴時に各視聴者が各視聴側でクロマキーを利用することで、それぞれ異なる背景の放送を視聴することができる。
【0006】
放送視聴側の視聴者が、個人化された情報コンテンツからなる背景の放送を視聴することができる。
【0007】
電子機器が実行する放送提供方法であって、前記電子機器は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記放送提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、放送サービスを提供する放送サーバから放送映像を受信する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送映像にクロマキー(chroma-key)を利用して前記電子機器のユーザに個人化された背景映像を合成した最終映像を出力する段階を含む、放送提供方法を提供する。
【0008】
一側面によると、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像を受信する段階をさらに含んでよい。
【0009】
他の側面によると、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザが選択した映像を受信する段階をさらに含んでよい。
【0010】
また他の側面によると、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のローカル領域に格納された映像を選択する段階をさらに含んでよい。
【0011】
また他の側面によると、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザが事前に設定した条件に対応する映像を受信する段階をさらに含んでよい。
【0012】
また他の側面によると、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザと関連する情報に対応する映像を受信する段階をさらに含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザと関連するユーザ映像と前記電子機器のユーザと関連する情報によって特定された少なくとも1つの他のユーザと関連する他のユーザ映像とに基づいて生成された映像を受信する段階をさらに含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記背景提供サーバでは、前記電子機器および前記他のユーザの電子機器からそれぞれユーザ映像および他のユーザ映像を取得し、これを組み合わせた映像を前記個人化された背景映像として提供してよい。
【0015】
また他の側面によると、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記放送サービスと関連する背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記電子機器のユーザと関連する他のユーザが共有要求した映像を受信する段階をさらに含んでよい。
【0016】
また他の側面によると、前記背景提供サーバが提供する各背景映像は、ターゲット要素が含まれた情報コンテンツからなり、前記個人化された背景映像を受信する段階は、前記背景提供サーバから、前記個人化された背景映像として、前記ターゲット要素が前記電子機器のユーザと関連する情報に対応する映像を受信してよい。
【0017】
前記放送提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている、非一時なコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0018】
電子機器であって、メモリ、および前記メモリと接続し、前記メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、放送サービスを提供する放送サーバから放送映像を受信する放送受信部、および前記放送映像にクロマキーを利用して前記電子機器のユーザに個人化された背景映像を合成した最終映像を出力する映像出力部を備える、電子機器を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図である。
【
図4】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【
図5】本発明の一実施形態における、クロマキーを利用して放送映像と背景映像を合成する過程を説明するための例示図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、個人化された背景映像を生成する過程の一例を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0021】
本発明の実施形態は、クロマキーを利用して映像を提供する技術に関し、より詳細には、放送視聴側でクロマキーを利用した個人化背景を表示する技術に関する。
【0022】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、放送視聴側にクロマキーを利用した個人化背景を提供することができ、これにより、個人化サービス、情報ターゲティング、娯楽要素、効率性、利便性などの側面において相当な長所を達成することができる。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。
【0024】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0025】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0026】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、放送サービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0028】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器110にインストールされるアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0029】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0030】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0031】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0032】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術の構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0033】
以下では、放送視聴側でクロマキーを利用した個人化背景を表示する方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0034】
従来は、送り出し側で予めクロマキーを適用して画一的な背景の放送映像を送り出していたため、すべての視聴者が同じ背景の放送を視聴することしかできなかった。
【0035】
本発明では、放送視聴側でユーザに個人化された背景の放送を視聴することができる機能を提供する。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、
図4は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【0037】
本実施形態に係る電子機器110には、コンピュータによって実現された放送提供システムが構成されてよい。一例として、放送提供システムは、独立に動作するプログラム形態で実現されても、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作可能なように実現されてもよく、場合によっては、サーバ150との連動によって放送サービスを提供してもよい。
【0038】
電子機器110にインストールされたアプリケーションが提供する命令に基づき、電子機器110に実現された放送提供システムは、
図4に示した放送提供方法を実行してよい。
【0039】
図4に係る放送提供方法を実行するために、電子機器110のプロセッサ212は、構成要素として、
図3に示すように、放送受信部310、背景受信部320、および映像出力部330を備えてよい。実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、選択的にプロセッサ212に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ212の構成要素は、プロセッサ212の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0040】
このようなプロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、
図4の放送提供方法が含む段階410~440を実行するように電子機器110を制御してよい。例えば、プロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、メモリ211が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0041】
ここで、プロセッサ212の構成要素は、電子機器110に記録されたプログラムコードが提供する命令(一例として、電子機器110で実行されたアプリケーションが提供する命令)にしたがってプロセッサ212によって実行される、プロセッサ212の互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。例えば、電子機器110が放送映像を受信するように上述した命令にしたがって電子機器110を制御するプロセッサ212の機能的表現として、放送受信部310が利用されてよい。
【0042】
段階410で、プロセッサ212は、電子機器110の制御と関連する命令がロードされたメモリ211から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、以下で説明する段階420~440をプロセッサ212が実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0043】
段階420で、放送受信部310は、放送サービスを提供する放送サーバ(一例として、サーバ150)から放送映像を受信してよい。このとき、放送映像とは、クロマキーが可能な背景前で撮影装置によって被写体(例えば、ショーホストなど)を撮影して取得した映像コンテンツである。放送サーバ150は、撮影装置から取得した、クロマキーが可能な背景の放送映像を電子機器110に送り出してよい。すなわち、放送映像は、放送の送り出し側でクロマキーを使用するのではなく、放送サーバを経て放送視聴側である電子機器110に送り出されるようになる。
【0044】
段階430で、背景受信部320は、放送サービスと関連して個人化背景を提供する背景提供サーバ(一例で、サーバ160)から、電子機器110のユーザに個人化された背景映像を受信してよい。背景提供サーバ160は、放送映像とクロマキーが可能な背景映像を提供する背景プラットフォームの役割を担うものであって、放送サーバ150と1つのシステムで構成されてもよいし、あるいは個別のシステムで構成されて放送サーバ150との連係によって放送映像に必要な背景映像を提供してもよい。このとき、背景映像は、イメージはもちろん、動画からなる映像コンテンツであってもよい。一例として、背景受信部320は、背景提供サーバ160から、電子機器110のユーザが選択した背景映像を受信してよい。他の例として、背景受信部320は、背景提供サーバ160から、電子機器110のユーザが事前に設定した条件の背景映像を受信してよい。また他の例として、背景受信部320は、背景提供サーバ160から、電子機器110のユーザと関連するインターネット上の情報に基づいて個人化された背景映像を受信してよい。言い換えれば、背景提供サーバは、電子機器110のユーザに個人化された背景映像として、電子機器110のユーザが選択した背景映像、予め設定された条件の背景映像、あるいは電子機器110のユーザと関連する情報によって特定された背景映像を提供してよい。背景受信部320は、放送受信部310から放送サーバ150にサービス要求を伝達するときに、背景提供サーバ160にアクセスして電子機器110のユーザに個人化された背景映像を受信してよい。
【0045】
段階440で、映像出力部330は、放送サーバから受信された放送映像と背景提供サーバから受信された背景映像をクロマキーによって合成した後、合成された映像を最終映像として出力してよい。映像出力部330は、放送映像の背景色をキーとして指定した後、放送映像で該当のキーの画素を背景映像に置換することによって合成映像を取得してよい。映像出力部330は、放送映像と背景映像をクロマキーしてから電子機器110の出力装置、すなわち、放送視聴側のディスプレイに出力してよい。電子機器110では、放送サーバから受信した放送映像と背景提供サーバから受信した背景映像をクロマキーした後にディスプレイに出力する。基本的には、視聴者、すなわち、電子機器110のユーザに個人化された背景の放送映像を視聴できるようにする機能を提供する。これにより、視聴側の個人に特化した背景映像を提供することができ、視聴者が背景映像を選択して放送映像とともに視聴できるようにする基盤を提供することもができる。
【0046】
図5は、本発明の一実施形態における、クロマキーを利用して放送映像と背景映像を合成する過程を説明するための例示図である。
【0047】
図5を参照すると、放送視聴側である電子機器110では、放送サーバ150から放送映像501を受信する過程において、背景提供サーバ160から背景映像502を受信してよい。このとき、放送映像501は、クロマキーが予め適用されたものが送り出されるのではなく、クロマキーが適用可能な背景で撮影されたイメージや動画であってよい。また、背景映像502も、イメージはもちろん動画で構成されてもよく、電子機器110のユーザに個人化が可能な情報コンテンツを含んでよい。例えば、情報コンテンツには、広告コンテンツや、放送と関連する各種付加情報などが含まれてよい。放送サーバ150がライブクイズショーを放送する場合、背景提供サーバ160は、中間広告、クイズの説明、クイズのヒントなどのような情報コンテンツのうちの少なくとも1つを含んだ背景映像502を提供してよい。
【0048】
続いて、電子機器110では、クロマキーを利用して放送映像501と背景映像502を合成した後、電子機器110の画面に合成映像503を最終映像として出力してよい。したがって、放送の送り出し側がクロマキーを予め適用したものを放送として送り出すのではなく、放送視聴側で放送映像501と背景映像502を個別に受信した後、クロマキーを利用して背景映像502と放送映像501を合成することにより、視聴者である個人に最適化された背景で放送を視聴できるように支援することができる。
【0049】
一例として、背景映像502の個人化は、電子機器110のユーザによる選択によって可能となる。背景提供サーバ160は、電子機器110からアクセスされる場合、電子機器110に背景プラットフォーム上の背景映像リストを提供してよく、背景映像リストから選択された背景映像を個人化された背景映像502として電子機器110に送信してよい。このとき、背景提供サーバ160は、背景映像の選択が遅延する場合には、先ずはデフォルト映像を提供し、この後に電子機器110のユーザからの選択が完了すれば選択された背景映像を提供してよい。したがって、電子機器110には、ユーザが選択した背景映像502を放送映像の背景として提供することができる。背景提供サーバ160が提供する背景映像の他にも、ユーザが電子機器110のローカル領域に格納された映像を背景映像として選択して適用することも可能である。
【0050】
また、背景提供サーバ160は、ユーザ間で背景映像を共有する機能を提供してよい。言い換えれば、背景提供サーバ160は、放送サーバ150や他のサーバ(例えば、メッセンジャー、SNSなど)との連動により、ユーザ間のソーシャル関係に基づき、ユーザの共有要求にしたがってユーザが選択した背景映像を他のユーザに提供したり、他のユーザからの共有要求にしたがって他のユーザが選択した背景映像をユーザに提供したりしてよい。
【0051】
他の例として、背景映像502の個人化は、電子機器110のユーザによる事前設定によって可能となる。電子機器110のユーザは、放送映像501に合成しようとする背景映像に対する条件を事前に設定してよく、背景提供サーバ160は、電子機器110からアクセスされる場合、背景プラットフォーム上の背景映像のうちで電子機器110のユーザが事前に設定した条件に対応する背景映像を個人化された背景映像502として電子機器110に送信してよい。背景映像のメタデータに含まれた情報や管理データ、例えば、キーワード(ハッシュタグ)、カテゴリ、最新性、人気度などを事前設定条件として利用してよい。例えば、ユーザが「人気の子犬の写真」のような条件を設定した場合、背景提供サーバ160は、電子機器110からのアクセス時に、「子犬」に該当する写真のうちから最も人気度が高い写真を自動選定して電子機器110に送信してよい。したがって、電子機器110には、ユーザの事前設定条件に対応する背景映像502を放送映像の背景として提供することができる。
【0052】
また他の例として、背景映像502の個人化は、電子機器110のユーザと関連するインターネット上の情報を利用することによって可能となる。背景提供サーバ160は、背景映像のメタデータに含まれた情報を利用することにより、背景プラットフォーム上の背景映像のうちでユーザと関連する情報に対応する背景映像を個人化された背景映像502として電子機器110に送信してよい。例えば、電子機器110のユーザの位置に対応するランドマーク映像を背景映像502として提供してよい。また、背景映像は、ターゲット要素が含まれた情報コンテンツからなってよく、背景提供サーバ160は、ターゲット要素が電子機器110のユーザと関連する情報と対応する背景映像を個人化された背景映像502として電子機器110に送信してよい。より詳しく説明すると、背景提供サーバ160は、放送サーバ150や他のサーバ(図示せず)との連動により、電子機器110のユーザと関連する情報としてユーザプロフィール(年齢、性別、位置、関心事など)、検索履歴、コンテンツ消費履歴、ショッピング履歴などを収集してよく、このような情報に対応する背景映像を自動で選定して電子機器110に送信してよい。したがって、電子機器110には、電子機器110のユーザと関連する情報に基づいてユーザ個人をターゲットにした背景映像502を放送映像の背景として提供することができる。
【0053】
また他の例として、背景映像502の個人化は、電子機器110のユーザのソーシャル関係によって特定された少なくとも1つの他のユーザと関連する映像を利用することで可能となる。背景提供サーバ160は、放送サーバ150や他のサーバ(例えば、メッセンジャー、SNSなど)との連動によって電子機器110のユーザのソーシャル関係を確認した後、このようなソーシャル関係に基づき、現在放送サービスを利用しているユーザのうちで電子機器110のユーザとソーシャル関係がある他のユーザの映像を組み合わせたものを電子機器110のユーザに個人化された背景映像502として提供してよい。
図6を参照すると、電子機器110のユーザとソーシャル関係にあるユーザが電子機器120、130、140のユーザであると仮定するとき、背景提供サーバ160は、電子機器110、120、130、140から現在のカメラ映像601~604をそれぞれ取得した後、4つのカメラ映像601~604を1つの映像として組み合わせ、組み合わされた映像を個人化された背景映像502として電子機器110に送信してよい。電子機器110、120、130、140から取得するカメラ映像の代わりに、電子機器110、120、130、140のユーザがサービスプラットフォーム上に事前に設定したプロフィール写真などを利用して背景映像502を生成することも可能である。ソーシャル関係の他にも、電子機器110のユーザプロフィール(年齢、性別、位置、関心事など)によって特定された少なくとも1人の他のユーザと関連する映像を利用することも可能である。例えば、電子機器110のユーザの位置を基準として一定の半径内に位置する他のユーザの映像を利用したり、電子機器110のユーザと同じ関心事をもつ他のユーザの映像を利用したりすることで、電子機器110のユーザに個人化された背景映像502を生成して提供してよい。言い換えれば、背景提供サーバ160は、地域別、関心事別、性別、年齢別などの共通条件をもつユーザの映像を利用して個人化された背景映像を生成して提供することができる。
【0054】
このように、本発明の実施形態によると、放送の視聴時に各視聴者が各視聴側でクロマキーを利用することで、それぞれに個人化された背景の放送を視聴できるように支援することができる。
【0055】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0056】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0057】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。このとき、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0058】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0059】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。