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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-13
(45)【発行日】2023-09-22
(54)【発明の名称】同軸照明装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 21/84 20060101AFI20230914BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20230914BHJP
   F21V 7/00 20060101ALI20230914BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20230914BHJP
   G02B 21/06 20060101ALI20230914BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230914BHJP
【FI】
G01N21/84 E
F21S2/00 312
F21V7/00 570
F21V15/01 360
G02B21/06
F21Y115:10
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019146304
(22)【出願日】2019-08-08
(65)【公開番号】P2021025963
(43)【公開日】2021-02-22
【審査請求日】2021-12-09
(73)【特許権者】
【識別番号】596099446
【氏名又は名称】シーシーエス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121441
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 竜平
(74)【代理人】
【識別番号】100154704
【弁理士】
【氏名又は名称】齊藤 真大
(74)【代理人】
【識別番号】100129702
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 喜永
(74)【代理人】
【識別番号】100206151
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 惇志
(74)【代理人】
【識別番号】100218187
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 治子
(72)【発明者】
【氏名】井上 佳大
【審査官】平田 佳規
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-026561(JP,A)
【文献】特開昭63-036214(JP,A)
【文献】特開2017-187296(JP,A)
【文献】特開2008-276962(JP,A)
【文献】特開2013-122382(JP,A)
【文献】特開2012-150439(JP,A)
【文献】特開2005-018872(JP,A)
【文献】特開平08-292361(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 21/84 - G01N 21/958
G01B 11/00 - G01B 11/30
G02B 7/182- G02B 7/198
G02B 21/00
G02B 21/06 - G02B 21/36
G03B 15/00 - G03B 15/05
F21S 2/00
F21V 7/00
F21V 15/01
F21Y 115/10
H01L 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平板状のビームスプリッタと当該ビームスプリッタに向けて光を照射する光源とを収容する筐体を有する外観検査用の同軸照明装置であって、
前記筐体は、天板、底板、左右側板、正面板及び背面板からなる直方体形状をなすものであり、
前記左右側板には、前記ビームスプリッタを取り付けるための取付溝が形成されており、
前記正面板には、前記光源が取り付けられており、
前記正面板と前記左右側板の一方とが、単一部材により一体構造体とされており、
前記一体構造体は、平面視において概略L字形状をなし、単一材料を切削して形成されたものであり、
前記左右側板の他方が、前記正面板に当接して固定機構によって固定されることにより、前記左右側板の一方に形成された前記取付溝と前記左右側板の他方に形成された前記取付溝とが位置決めされている、同軸照明装置。
【請求項2】
前記天板は、前記一体構造体の上面に当接して固定されている、請求項1記載の同軸照明装置。
【請求項3】
前記底板は、前記一体構造体の下面に当接して固定されている、請求項1又は2記載の同軸照明装置。
【請求項4】
前記一体構造体において前記正面板及び前記左右側板の一方の間に第1の段差が形成されており、
前記一体構造体に固定された前記左右側板の他方及び前記正面板の間に第2の段差が形成されており、
前記天板には、前記第1の段差及び前記第2の段差の両方に係合する係合部が形成されている、請求項1乃至3の何れか一項に記載の同軸照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、表面検査用の照明装置としては、特許文献1に示すように、検査対象であるワークに対してカメラの撮像方向から光を照射する同軸照明装置が知られている。
【0003】
この同軸照明装置は、ハーフミラーと、当該ハーフミラーに光を照射するLEDと、それらを収容する筐体を有している。そして、筐体は、天板、底板、左右側板、正面板及び背面板からなる直方体形状をなしており、それら6枚の板をネジを用いて組み立てることにより構成されている。また、ハーフミラーは、左右側板に保持される。
【0004】
近年、カメラの高画素化が進む中で、ハーフミラーの微小な歪みさえも検査に影響しやすくなっている。ところが、従来の同軸照明装置では、各板をねじを用いて組み立てているので、各板の組み立て精度により、左右側板同士の相対位置がずれてしまい、ハーフミラーが歪みやすい。また、ハーフミラーによって生じる非点収差を嫌ってハーフミラーを薄くする傾向にあり、ハーフミラーはさらに歪みやすくなっている。
【0005】
一方で、検査時間を短くしたいというニーズも多く、光源の更なる高輝度化が求められている。高輝度化するためにはLEDに大電流を流すことになり、筐体の放熱性能を向上しなければならない。ところが、筐体の放熱性能を向上させるために単純に筐体のサイズを大きくすると、コスト的に高くなってしまうし、検査システムに組み込みにくくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2017-187296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、ビームスプリッタの歪みを低減しつつ、光源の放熱性能を向上させることをその主たる課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明に係る同軸照明装置は、平板状のビームスプリッタと当該ビームスプリッタに向けて光を照射する光源とを収容する筐体を有する同軸照明装置であって、前記筐体は、天板、底板、左右側板、正面板及び背面板からなる直方体形状をなすものであり、前記左右側板には、前記ビームスプリッタを取り付けるための取付溝が形成されており、前記正面板には、前記光源が取り付けられており、前記正面板と前記左右側板の一方とが、単一部材により一体構造体とされており、前記左右側板の他方が、前記一体構造体に固定機構によって固定されていることを特徴とする。
【0009】
このような同軸照明装置であれば、正面板と左右側板の一方(例えば左側板)とを一体構造体としているので、正面板に対して左右側板の他方(例えば右側板)を当接して固定することにより、左右側板の一方(例えば左側板)に対して左右側板の他方(例えば右側板)が位置決めされる。その結果、左側板の取付溝と右側板の取付溝との相対位置のずれを低減して同一平面上にすることができ、左右側板に取り付けられるビームスプリッタの歪みを低減することができる。ビームスプリッタの歪みが低減されることにより、撮像装置により撮像される画像を歪みがなく高精細なものにすることができる。また、ビームスプリッタの歪みが低減されることにより、撮像装置の撮像中心の位置調整を容易にすることもできる。
また、取付溝が形成された左右側板の一方(例えば左側板)と光源が取り付けられる正面板とが一体構造体としてあるので、光源とビームスプリッタとの位置決めも容易となり、ワークに対する光の照射精度を向上させることができる。
さらに、光源から発生する熱は正面板だけでなく左右側板の一方(例えば左側板)にも伝わりやすいので、放熱性能を向上させることができる。その結果、例えばLED等の光源に大電流を流すことにより高輝度化を可能にすることができ、検査時間を短くすることができる。
その上、正面板と左右側板の一方とを一体構造体にしているので、部品点数を削減、光を漏れる箇所の低減、組み立て工数の削減等を可能にすることができる。
なお、一体構造体は概略L字形状をなすものであり、左右側板の一方に取付溝等の溝加工をする場合に、従来の平板状をなす側板への溝加工と同様に行うことができ、溝加工の加工精度が悪くなることはなく、また、加工時間も長くなることはない。
【0010】
前記天板には撮像装置によりワークを撮像するための撮像窓が形成される。
このため、前記天板は、前記一体構造体の上面に当接して固定されることが望ましい。
この構成であれば、一体構造体(正面板及び左右側板の一方)に対して天板が位置決めされることになる。その結果、ビームスプリッタに対して撮像窓が位置決めされることになり、撮像装置により撮像される画像を歪みがなく高精細なものにすることができる。
【0011】
また、底板にはビームスプリッタからの光を透過する透過窓が形成される場合がある。
このため、前記底板は、前記一体構造体の下面に当接して固定されることが望ましい。
この構成であれば、一体構造体(正面板及び左右側板の一方)に対して底板が位置決めされることになる。その結果、ビームスプリッタに対して透過窓が位置決めされることになり、撮像装置により撮像される画像を歪みがなく高精細なものにすることができる。
【0012】
左右側板の他方は、一体構造体の正面板に当接するだけでなく、天板にも当接することになる。天板が一体構造体に対してずれてしまうと、その影響が左右側板の他方に及んでしまう恐れがある。
このため、前記一体構造体において前記正面板及び前記左右側板の一方の間に段差が形成されており、前記天板には、前記段差に係合する係合部が形成されていることが望ましい。
この構成であれば、一体構造体に形成された段差に天板が係合して固定されるので、一体構造体に対して天板が精度良く位置決めされる。その結果、左右側板の他方も精度良く位置決めされる。
【0013】
一体構造体の具体的な実施の態様としては、単一材料を切削して形成されたものであることが望ましい。単一材料を切削して形成する場合には、正面板及び左右側板をそれぞれ形成する場合に比べて、加工コストが高くなると考えがちであるが、部品点数の削減及び組み立て工数の削減によるトータルの製造コストは安価にすることができる。
【発明の効果】
【0014】
このように構成した本発明によれば、ビームスプリッタの歪みを低減しつつ、光源の放熱性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施形態の同軸照明装置を用いた外観検査システムを示す模式図である。
図2】同実施形態の同軸照明装置の正面側左斜め上方から見た斜視図である。
図3】同実施形態の同軸照明装置の背面側左斜め下方から見た斜視図である。
図4】同実施形態の同軸照明装置の断面図である。
図5】同実施形態の同軸照明装置の分解斜視図である。
図6】同実施形態の一体構造体の背面側右斜め上方から見た斜視図である。
図7】同実施形態の一体構造体の段差部及び天板部の係止部を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る同軸照明装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
<1.装置構成>
本実施形態の同軸照明装置100は、図1に示すように、例えばワークW表面の傷や文字等の外観を検査する外観検査システムZに用いられるものである。この外観検査システムZは、ワークWを照明する同軸照明装置100と、当該同軸照明装置100により照明されたワークWを撮像する撮像装置200と、撮像装置200により得られた画像データを処理する処理装置300とを備えている。
【0018】
具体的に同軸照明装置100は、ワークWに対して撮像装置200の撮像軸Cと同一方向(撮像方向)から光を照射するものであり、図2図5に示すように、平板状のビームスプリッタ2と、ビームスプリッタ2に向けて光を照射する光源3と、それらを収容する筐体4とを有するものである。なお、図5は、同軸照明装置100の分解斜視図であり、一部の構成を省略している。
【0019】
ビームスプリッタ2は、例えばハーフミラーである。このハーフミラーは、矩形状をなすガラス板の表面を誘電体多層膜や金属薄膜等でコーティングしたものであり、その表面に対する入射角が45度の光に対して、反射率がほぼ50%、かつ透過率がほぼ50%のものである。なお、ハーフミラーの特性として、反射率、透過率がともに50%に限定されるものではない。
【0020】
光源3は、複数のLEDである。複数のLEDは、LED配線基板30に搭載されている。また、光源3から射出された光は、光源3の前方に設けられた拡散板5により拡散されてハーフミラー2に照射される。
【0021】
筐体4は、天板41、底板42、左側板43、右側板44、正面板45及び背面板46からなる直方体形状をなすものである。この筐体4は、例えば、アルミ合金等から形成されている。
【0022】
天板41には、図2及び図4に示すように、撮像装置200による撮像を可能にするための例えば平面視矩形状の撮像窓41Wが形成されている。撮像窓41Wには、例えば光学ガラス411が設けられている。また、天板41の角部(正面板45側の左角部)には、図2及び図5に示すように、光源3に接続された電源ケーブル6を取り出すための切り欠き部41Kが形成されている。
【0023】
左右側板43、44の内面には、図4及び図5に示すように、ビームスプリッタ2を取り付けるための第1の取付溝43a、44aが傾斜して形成されている。本実施形態の第1の取付溝43a、44aは、正面板45に対して45度傾斜している。これら第1の取付溝43a、44aは、ビームスプリッタ2の厚みよりも大きい幅を有するものであり、ビームスプリッタ2の両辺部に取り付けられたスペーサ(不図示)が挿し込まれることにより、ビームスプリッタ2が取り付けられる。
【0024】
その他、左右側板43、44の内面には、正面板45に取り付けられた光源3に対向して拡散板5を取り付けるための第2の取付溝43b、44bが上下に沿って形成されている。この第2の取付溝43b、44bは、第1の取付溝43a、44aよりも正面板45側に形成されている。これら第2の取付溝43b、44bは、拡散板5の厚みよりも大きい幅を有し、拡散板5の両辺部が挿し込まれる。
【0025】
正面板45の内面には、図4に示すように、光源であるLED3が複数搭載されたLED配線基板30が取り付けられている。複数のLED3から射出された光は、拡散板5により拡散された後に、ビームスプリッタ2で反射されることにより、ワークWに照射される。
【0026】
底板42は、図3及び図4に示すように、左右側板43、44、正面板45、背面板46から構成される下側開口を覆うものであり、本実施形態では、ビームスプリッタ2により反射された光を遮らないように設けられている。具体的に底板42は、下側開口において、正面板45から拡散板5が設けられている位置までを覆うように設けられている。底板42に覆われていない下側開口が光射出口となる。
【0027】
然して、本実施形態の筐体4は、特に図5及び図6に示すように、正面板45と左側板43とが、単一部材により一体構造体40とされている。この一体構造体40は、平面視において概略L字形状をなすものであり、例えばアルミ合金などの単一材料を切削して形成されたものである。
【0028】
そして、一体構造体40における正面板45の右側面には右側板44の内面が当接して、右側板44が固定機構7によって固定される。この固定機構7は、例えばネジを用いて構成されており、被締結板(ここでは右側板44)に形成された貫通孔(ボルト穴)を通して相手板(ここでは正面板45)に形成された雌ネジ穴に螺合されることにより、右側板44を固定する。
【0029】
一体構造体40の上面には天板41の下面が当接して、天板41が固定機構7によって固定される。また、天板41の下面は、右側板44の上面及び背面板46の上面にも当接する。
【0030】
また、一体構造体40の下面には底板42の上面が当接して、底板42が固定機構7によって固定される。また底板42の上面は、右側板44の下面にも当接する。
【0031】
さらに、一体構造体40の左側板43の内面には背面板46の左側面が当接して、背面板46が固定機構7によって固定される。また背面板46の右側面は、右側板44の内面に当接する。
【0032】
上記の通り、本実施形態では、概略L字形状をなす一体構造体40を基準にしてその他の板(天板41、底板42、右側板44及び背面板46)を組み立てることができ、同軸照明装置100の組み立て精度を向上させることができる。
【0033】
本実施形態では、特に図7に示すように、一体構造体40において、正面板45と左側板43との間には、段差部40xが形成されている。この段差部40xは、正面板45の上面を左側板43の上面よりも低くすることにより構成されている。また、一体構造体40に固定された右側板44と正面板45との間にも、段差部40xと同じ高さの段差部40yが形成される。そして、天板41の下面には、段差部40xに係合するように係合部41xが形成されている。この係合部41xは、天板41の下面から突出するように形成された凸部であり、段差部40yにも係合するように形成されている。この係合部41xが段差部40xに当接することにより、一体構造体40に対して天板41が位置決めされる。また、係合部41xが段差部40yに当接することにより、一体構造体40に対する天板41の位置決め精度を向上させることができる。
【0034】
<2.本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態の同軸照明装置100によれば、正面板45と左側板43とを一体構造体40としているので、正面板45に対して右側板44を当接して固定することにより、左側板43に対して右側板44が位置決めされる。その結果、左側板43の第1の取付溝43aと右側板44の第1の取付溝44aとの相対位置のずれを低減して同一平面上にすることができ、左右側板43、44に取り付けられるビームスプリッタ2の歪みを低減することができる。ビームスプリッタ2の歪みが低減されることにより、撮像装置200により撮像される画像を歪みがなく高精細なものにすることができる。また、ビームスプリッタ2の歪みが低減されることにより、撮像装置200の撮像中心の位置調整を容易にすることもできる。
【0035】
また、第1の取付溝43aが形成された左側板43と光源3が取り付けられる正面板45とが一体構造体40としてあるので、光源3とビームスプリッタ2との位置決めも容易となり、ワークWに対する光の照射精度を向上させることができる。
【0036】
さらに、光源3から発生する熱は正面板45だけでなく正面板45と一体の左側板43にも伝わりやすくなるので、放熱性能を向上させることができる。その結果、例えばLED等の光源3に大電流を流すことにより高輝度化を可能にすることができ、検査時間を短くすることができる。
【0037】
その上、正面板45と左側板43とを一体構造体40にしているので、部品点数を削減、光を漏れる箇所の低減、組み立て工数の削減等を可能にすることができる。
【0038】
なお、一体構造体40は概略L字形状をなすものであり、左側板43に第1の取付溝43aや第2の取付溝43b等の溝加工をする場合に、従来の平板状をなす側板への溝加工と同様に行うことができ、溝加工の加工精度が悪くなることはなく、また、加工時間も長くなることはない。
【0039】
<3.その他の実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
【0040】
例えば、前記実施形態では、正面板45と左側板43とが一体構造体40を構成していたが、正面板45と右側板44とが一体構造体を構成するものであっても、前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0041】
また、前記実施形態は、左右側板43、44に拡散板5を取り付ける構成であったが、左右側板43、44に拡散板5を取り付けない構成としても良い。また、光源3と拡散板5とが一体になったものを用いても良い。
【0042】
さらに、前記実施形態では、底板42は、正面板45から拡散板5までを覆う構成であったが、下側開口全体を覆う構成とし、その底板42の一部に光照射窓を形成したものであっても良い。
【0043】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【符号の説明】
【0044】
100・・・同軸照明装置
2 ・・・ビームスプリッタ(ハーフミラー)
3 ・・・光源(LED)
4 ・・・筐体
41 ・・・天板
42 ・・・底板
43 ・・・左側板
43a・・・第1の取付溝
44 ・・・右側板
44a・・・第1の取付溝
45 ・・・正面板
46 ・・・背面板
40 ・・・一体構造体
40x・・・段差
41x・・・係合部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7