(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-13
(45)【発行日】2023-09-22
(54)【発明の名称】冷感ゲル組成物及び該冷感ゲル組成物を含むエアゾール製品
(51)【国際特許分類】
A61K 8/73 20060101AFI20230914BHJP
A61K 8/33 20060101ALI20230914BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20230914BHJP
【FI】
A61K8/73
A61K8/33
A61Q19/00
(21)【出願番号】P 2019163338
(22)【出願日】2019-09-06
【審査請求日】2022-09-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000222129
【氏名又は名称】東洋エアゾール工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】上條 北斗
(72)【発明者】
【氏名】西片 百合
【審査官】阪▲崎▼ 裕美
(56)【参考文献】
【文献】特許第6490322(JP,B1)
【文献】特開平11-209267(JP,A)
【文献】特開2006-321760(JP,A)
【文献】特開2019-064953(JP,A)
【文献】特開2013-139423(JP,A)
【文献】特開2005-170884(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00~8/99
A61Q 1/00~90/00
Mintel GPND
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷感ゲル組成物が充填された容器、及び
該容器に備えられ、該冷感ゲル組成物を吐出させる吐出機構
を有するエアゾール製品であって、
該冷感ゲル組成物が、
次の成分(A)、(B)及び(D)を含有する原液組成物、並びに成分(C)を含有し、
(A)ローカストビーンガム、タラガム、グアーガム及びグルコマンナンからなる群から選択される少なくとも一つ、
(B)キサンタンガム、
(C)ジメチルエーテル、及び
(D)溶剤;
該冷感ゲル組成物中の該(A)の含有量が、0.03質量%~0.50質量%であり、
該冷感ゲル組成物中の該(B)の含有量が、0.03質量%~0.50質量%であり、
該冷感ゲル組成物中の該(C)ジメチルエーテルの含有量が、4質量%~40質量%であり、
該(A)と該(B)の質量基準の比[(A):(B)]が、1:7~7:1であることを特徴とするエアゾール製品。
【請求項2】
前記(A)が、ローカストビーンガム、タラガム及びグアーガムからなる群から選択される少なくとも一つである請求項1に記載の
エアゾール製品。
【請求項3】
前記冷感ゲル組成物中の前記(D)の含有量が、50質量%~95質量%である請求項1又は2に記載のエアゾール製品。
【請求項4】
前記冷感ゲル組成物中の前記(A)及び前記(B)の合計の含有量が、0.06質量%~0.80質量%である請求項1~
3のいずれか一項に記載の
エアゾール製品。
【請求項5】
前記(A)と前記(B)の質量基準の比[(A):(B)]が、1:3~3:1である請求項1~
4のいずれか一項に記載の
エアゾール製品。
【請求項6】
原液組成物の粘度が1000mPa・s~50000mPa・sである請求項1~5の
いずれか一項に記載のエアゾール製品。
【請求項7】
前記(C)ジメチルエーテルを噴射剤として含む請求項1
~6のいずれか一項に記載のエアゾール製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷感ゲル組成物及び該冷感ゲル組成物を含むエアゾール製品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、人体用などの冷却ゲル組成物を噴射するためのスプレー剤は、増粘剤としてカルボマー、噴射剤としてジメチルエーテル(DME)を使用したものが存在する(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らが検討したところ、カルボマー及びDMEを用いたスプレー剤などのエアゾール製品において、噴射後に冷感と共に心地よい十分な弾力を感じるためには、原液自体の粘度をかなり高める必要があり、エアゾール製造時及びエアゾール容器内での送液が難しくなるという問題が生じることがわかった。
また、カルボマーの特性上、肌上の塩などの影響ですぐに粘度が低下してしまうため、ゲルの持続性が低く、心地よい弾力感が得られないといった問題も生じることがわかった。
本発明は、上記のような課題を解決することを目的とする。すなわち、エアゾール製造時及びエアゾール容器内での送液が容易でありながら、ゲルの持続性も良好で心地よい弾力の得られる冷感ゲル組成物及び該冷感ゲル組成物を含むエアゾール製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
次の成分(A)~(D):
(A)ローカストビーンガム、タラガム、グアーガム及びグルコマンナンからなる群から選択される少なくとも一つ、
(B)キサンタンガム、
(C)ジメチルエーテル、及び
(D)溶剤
を含有することを特徴とする冷感ゲル組成物に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、エアゾール製造時及びエアゾール容器内での送液が容易でありながら、ゲルの持続性も良好で心地よい弾力の得られる冷感ゲル組成物及び該冷感ゲル組成物を含むエアゾール製品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0008】
以下、冷感ゲル組成物に用いる各成分について説明する。
冷感ゲル組成物は、
(A)ローカストビーンガム、タラガム、グアーガム及びグルコマンナンからなる群から選択される少なくとも一つ(以下、単に(A)ともいう)、及び
(B)キサンタンガム(以下、単に(B)ともいう)
を含有する。
(A)と(B)とは、相互に反応してゲルを形成する。(A)と(B)の成分は、通常、加熱溶解してゲル化させるが、常温(例えば20℃~35℃程度)において混合した場合でも軟らかく弾力のあるゲルを形成しうる。冷感ゲル組成物が、(A)及び(B)のどちらか一方しか含まない場合、十分な弾力があるゲルを得ることができず、またゲルの持続性も低下してしまう。
【0009】
冷感ゲル組成物は、(A)及び(B)に加え、(C)ジメチルエーテルを含む。(A)及び(B)にジメチルエーテルを混合することで、ゲルが心地よい十分な弾力を有する。また、肌に適用した際の急激な粘度低下が起こりにくいため、ゲルの持続性が良好になる。さらに、肌に適用する際にジメチルエーテルが揮発することで、肌に冷感を与えることができる。ジメチルエーテルが揮発することで、吐出物の粘度が徐々に低下して塗り広げやすくなり、ローションのように肌に適用できる。
(A)は、ローカストビーンガム、タラガム及びグアーガムからなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。これらを用いることで、より十分な弾力のゲルが得られ、さらにゲルの持続性が向上し、タレ落ちもより抑制しやすくなる。
【0010】
ジメチルエーテルは、ゲルの弾力を十分なものにし、肌に冷感を付与するとともに、冷感ゲル組成物をエアゾール製品として用いる場合の噴射剤としても作用しうる。冷感ゲル組成物をエアゾール製品に適用した場合、ジメチルエーテルにより気泡を含んだ弾力性のあるゲルが吐出される。吐出されたゲルを肌になじませることで、気泡が消失しつつ肌に冷感を与えることができる。
噴射剤として液化石油ガスを用い、さらに界面活性剤などで乳化させることで、容器内で増粘可能なクラッキング製剤も知られている。しかし、このようなクラッキング製剤では吐出物は透明にすることができないが、ジメチルエーテルを用いることにより透明なゲルを形成可能であるため、視覚的にも優れる。
【0011】
(A)及び(B)に加え、(C)ジメチルエーテルを併用することで、増粘剤である(A)及び(B)の含有量が少なくても十分な弾力を得ることができる。そのため、増粘剤に起因するベタつきなど肌への不快感を抑制できる。
冷感ゲル組成物中の(A)の含有量は、0.03質量%~0.50質量%であることが好ましく、0.03質量%~0.30質量%であることがより好ましく、0.03質量%~0.20質量%であることがさらに好ましく、0.03質量%~0.15質量%であることがさらにより好ましく、0.06質量%~0.15質量%であることが特に好ましい。
冷感ゲル組成物中の(B)の含有量は、0.03質量%~0.50質量%であることが好ましく、0.03質量%~0.30質量%であることがより好ましく、0.03質量%~0.20質量%であることがさらに好ましく、0.03質量%~0.15質量%であることがさらにより好ましく、0.06質量%~0.15質量%であることが特に好ましい。
上記範囲であることで、より持続性の良好なゲルが得られる。また、冷感ゲル組成物の粘度がより適切になり、液ダレを抑制することができる。
【0012】
冷感ゲル組成物中の成分(A)及び(B)の合計の含有量は、0.06質量%~0.80質量%であることが好ましく、0.06質量%~0.50質量%であることがより好ま
しく、0.06質量%~0.30質量%であることがさらに好ましく、0.06質量%~0.25質量%であることがさらにより好ましく、0.12質量%~0.25質量%であることが特に好ましい。
(A)と(B)の質量基準の比[(A):(B)]は、1:7~7:1であることが好ましく、1:3~3:1であることがより好ましく、1:2~2:1であることがさらに好ましく、2:3~3:2であることがさらにより好ましい。
【0013】
冷感ゲル組成物中における(C)ジメチルエーテルの含有量は、2質量%~40質量%であることが好ましく、4質量%~40質量%であることがより好ましく、8質量%~30質量%であることがさらに好ましく、15質量%~25質量%であることがさらにより好ましい。
【0014】
冷感ゲル組成物は、(D)溶剤を含む。溶剤としては、水、アルコール類などが挙げられる。溶剤は(A)及び(B)の溶解度が高い方が好ましいため、水を含むことが好ましい。
必要に応じて水に、アルコール類を混合してもよい。アルコール類としては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソペンチルジオール、ペンチレングリコール、1,3-プロパンジオール、グリセリンなどが挙げられる。
溶剤の量は、特に制限されず、冷感ゲル組成物の粘度などの観点から適宜設計しうる。例えば、冷感ゲル組成物中の50質量%~95質量%程度である。
アルコール類の種類や量は、(A)及び(B)、並びに冷感ゲル組成物に必要に応じて使用する添加剤の溶解性を考慮して適宜選択すればよい。例えば、溶剤は、水に加え、好ましくは1質量%~30質量%、より好ましくは5質量%~20質量%程度のアルコール類を含んでいてもよい。
【0015】
以下、その他の添加剤などについて説明する
本発明の効果を損なわない程度に、冷感ゲル組成物は、その他の公知の添加剤を含有していてもよい。例えば、(A)及び(B)以外の増粘剤、界面活性剤、香料、防腐剤、着色剤などを添加することもできる。また、冷感成分、美容成分、制汗成分、消炎成分、忌避成分及び殺菌成分などの有効成分を添加することもできる。
冷感ゲル組成物は、例えば、ボディーローションやフェイスローションなどのローション、制汗剤、マッサージジェル、ヘアスタイリング、ヘアトリートメント、美容液、乳液、化粧水、クレンジング、忌避剤、日焼け止め、冷却剤、シェービングなどに用いることができる。
【0016】
(A)及び(B)以外の増粘剤は特に制限されず公知のものを用いることができる。
例えば、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリレーツ/アクリル酸アルキルクロスポリマー、ポリアクリル酸Na、セルロースガム、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー、ポリウレタンなどが挙げられる。
このような増粘剤を用いることで、粘度や流動性を適切に制御できる。例えばエアゾール製品として用いた場合の吐出性などが良好になる。
【0017】
冷感ゲル組成物のpHは、特に限定されるものではなく酸性からアルカリ性まで広く設定することが可能である。例えば、弱酸性から弱アルカリ性、すなわち4.0~9.0であることが好ましく、5.0~8.0であることがより好ましい。
pHの調整には、公知のpH調整剤を用いることができる。例えば、水酸化カリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウムなどが挙げられる。
【0018】
次に、エアゾール製品について説明する。
エアゾール製品は、
冷感ゲル組成物が充填された容器、及び
該容器に備えられ、該冷感ゲル組成物を吐出させる吐出機構を有する。
吐出機構及び容器は特段限定されず、公知のものを採用しうる。容器は、噴射剤の圧力に耐えられるものであればよく、公知の樹脂製、金属製の容器を用いることができる。
【0019】
エアゾール製品は、冷感ゲル組成物に含有される(C)ジメチルエーテルを噴射剤として含む。
噴射剤としては、液化ガスや圧縮ガスなどが挙げられる。液化ガスとしては、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、又はこれらを含む液化石油ガス、ジメチルエーテル、ハイドロフルオロオレフィン、ハイドロフルオロカーボンなどが挙げられる。圧縮ガスとしては、亜酸化窒素ガス、窒素ガス、炭酸ガス又は圧縮空気などが挙げられ、好ましくは窒素ガス、炭酸ガスなどの圧縮ガスである。
エアゾール製品は、本発明の効果を損なわない程度に、ジメチルエーテル以外の噴射剤を1種類または2種類以上含めてもよいし、ジメチルエーテル以外の噴射剤を含めなくてもよい。
【0020】
噴射剤の合計の含有量は、エアゾール容器内の組成物中、好ましくは2質量%~30質量%程度であり、より好ましくは5質量%~25質量%程度である。
噴射剤の種類や量は、エアゾール製品の吐出性などを鑑みて適宜調整すればよい。例えば、エアゾール容器内に充填された時の圧力が35℃で0.8MPa以下程度の範囲が挙げられる。
【0021】
冷感ゲル組成物及びエアゾール製品の製造方法は特に制限されない。例えば、以下の方法が挙げられる。
冷感ゲル組成物は、成分(A)~(D)及び必要に応じてその他の添加剤を任意の割合で混合して得ることができる。
エアゾール製品は、以下のようにして製造しうる。まず、成分(A)、(B)及び(D)、並びに必要に応じてその他の添加剤を任意の割合で混合して原液組成物を得る。得られた原液組成物及び(C)ジメチルエーテル、並びに必要に応じてその他の噴射剤を耐圧容器に充填して、エアゾール製品を得る。
【0022】
原液組成物の粘度は、1000mPa・s~50000mPa・sであることが好ましく、2000mPa・s~20000mPa・sであることがより好ましく、3000mPa・s~15000mPa・sであることがさらに好ましい。
原液組成物の粘度は、冷感ゲル組成物の弾力、及び吐出機構の形態などに応じて適宜調整すればよい。
粘度の測定は、B型回転粘度計で、測定する液を20℃に設定し、測定開始後1分経過後の指示値を測定値とすることにより行う。
【実施例】
【0023】
以下、実施例を参照して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例の態様に制限されない。
【0024】
<実施例1~14:エアゾール製品1~14の製造>
以下の方法で、エアゾール製品1を製造した。表1に示す処方(質量%)にて各原料を混合し、原液組成物を調製した。原液組成物の粘度(mPa・s)を表1に示す。そして、原液組成物及び噴射剤(ジメチルエーテル)を表1に示す割合で耐圧容器(耐圧ガラスビン)に充填してエアゾール化し、エアゾール製品1を得た。なお、表1の処方は質量%
を示す。
表2に冷感ゲル組成物中の各原料の含有量(質量%)を示す。
また、エアゾール製品1の製造において、処方を表1に記載のように変更した以外は同様にして、エアゾール製品2~14を得た。
冷感ゲル組成物中の各原料の含有量(質量%)を表2に示す。
【0025】
<比較例:エアゾール製品15~22の製造>
実施例1において、処方を表1に記載のように変更した以外は同様にして、比較例のエアゾール製品15~22を得た。
冷感ゲル組成物中の各原料の含有量(質量%)を表2に示す。
【0026】
得られたエアゾール製品1~22を用いて、以下の評価を行った。結果を表3に示す。(ゲル状態)
25℃に設定した恒温水槽にエアゾール製品を30分間浸漬した後、目視にて観察することにより、エアゾール容器内において形成されている内容物のゲル状態を確認した。以下の基準で評価し、A又はBを良好と判断した。
A:原液よりも粘度が上昇した
B:原液と同等の粘度だった
C:原液よりも粘度が低下した
【0027】
(ゲル持続性)
25℃に設定した恒温水槽にエアゾール製品を30分間浸漬した後、エアゾール製品の内容物1gを、手のひらに吐出して内容物を指で3回押しつぶすように触ったあとのゲル状態を確認した。以下の基準で評価し、A又はBを良好と判断した。
A:十分なゲル状態を維持していた
B:若干粘度は下がったものの、ゲル状態は維持されていた
C:ゲル状態が維持されていなかった
【0028】
(液ダレ)
25℃に設定した恒温水槽にエアゾール製品を30分間浸漬した後、エアゾール製品の内容物1gを、床に水平であって上方に向いた状態の前腕内側に噴射し、その前腕を床に対して垂直となるように傾けたときの吐出物の液ダレ速度を測定した。以下の基準で評価し、A又はBを良好と判断した。
A:付着部から10cmタレ落ちるのに10秒以上
B:付着部から10cmタレ落ちるのに4秒以上10秒未満
C:付着部から10cmタレ落ちるのに4秒未満
【0029】
(冷感)
エアゾール製品の内容物1gを前腕内側に噴射して塗り広げ、冷感を感じるかどうかを判断した。表において、冷感がある場合をY、ない場合をNと表記する。
【0030】
【0031】
表1中、各原料の数値は質量部を示す。また、使用した原料は以下の通り。
キサンタンガム:エコーガムT(DSP五協フード&ケミカル株式会社)
タラガム:タラガムMT120(三菱ケミカルフーズ株式会社)
ローカストビーンガム:ゲニューガムRL-200-J(三晶株式会社)
グアーガム:グアパック PF-20(DSP五協フード&ケミカル株式会社)
グルコマンナン:レオレックス RS(清水化学株式会社)
エタノール:99度合成無変性アルコール
カルボマー:カーボポールUltrez10(ルブリゾール社)
トリエタノールアミン:TEA99
水:精製水
DME:ジメチルエーテル
炭酸:炭酸ガス
窒素:窒素ガス
原液組成物の粘度(mPa・s)については、B型回転粘度計で、測定する液を20℃に設定し、測定開始後1分経過後の指示値を測定値とする。
【0032】
【0033】
【表3】
表中、20↑は、20秒を超えたことを示す。