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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-13
(45)【発行日】2023-09-22
(54)【発明の名称】バッテリモジュール支持ビーム
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/213 20210101AFI20230914BHJP
   H01M 50/227 20210101ALI20230914BHJP
   H01M 50/298 20210101ALI20230914BHJP
   H01M 50/233 20210101ALI20230914BHJP
   H01M 10/613 20140101ALI20230914BHJP
   H01M 10/643 20140101ALI20230914BHJP
   H01M 10/6554 20140101ALI20230914BHJP
   H01M 50/593 20210101ALI20230914BHJP
【FI】
H01M50/213
H01M50/227
H01M50/298
H01M50/233
H01M10/613
H01M10/643
H01M10/6554
H01M50/593
【請求項の数】 19
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021128981
(22)【出願日】2021-08-05
(65)【公開番号】P2022061466
(43)【公開日】2022-04-18
【審査請求日】2021-08-06
(31)【優先権主張番号】17/064,163
(32)【優先日】2020-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520490406
【氏名又は名称】リヴィアン アイピー ホールディングス,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100103182
【弁理士】
【氏名又は名称】日野 真美
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100141025
【弁理士】
【氏名又は名称】阿久津 勝久
(72)【発明者】
【氏名】トラヴィス クルノワイエ
【審査官】式部 玲
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/119287(WO,A1)
【文献】特開2005-317458(JP,A)
【文献】特表2019-518313(JP,A)
【文献】特開2015-156320(JP,A)
【文献】国際公開第2016/067517(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/241703(WO,A1)
【文献】特開2020-095777(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/213
H01M 50/227
H01M 50/298
H01M 50/233
H01M 10/613
H01M 10/643
H01M 10/6554
H01M 50/593
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリ支持ビームであって、
第1の端部と、
前記第1の端部とは反対の第2の端部と、
前記第1の端部及び前記第2の端部の間のバッテリ支持部分と、を備え、
前記バッテリ支持部分が、開放頂部及び開放底部を有する円筒状側壁を各々有する、所定のパターンで配設された複数の円筒状スリーブを備え、前記円筒状側壁の各々が、複数の円筒状バッテリセルのうちの1つの円筒状中間部分の周囲に配設されるように構成されており、
前記第1の端部は、第1の側壁に取付けられるように構成され、かつ前記第2の端部は、第2の側壁に取付けられるように構成されることにより、前記第1の側壁及び前記第2の側壁が、前記バッテリ支持ビーム及び前記複数の円筒状バッテリセルを部分的に取り囲む、バッテリ支持ビーム。
【請求項2】
前記複数の円筒状スリーブの各々が、前記複数の円筒状スリーブの少なくとも1つの他の円筒状スリーブと側壁を共有する、請求項1に記載のバッテリ支持ビーム。
【請求項3】
前記円筒状側壁の各々が、前記複数の円筒状バッテリセルの各々の軸方向長さの80パーセント以下である軸方向長さを有する、請求項1に記載のバッテリ支持ビーム。
【請求項4】
前記複数の円筒状側壁の各々が、前記円筒状バッテリセルの方向長さに沿って、前記複数の円筒状バッテリセルのうちの1つの頂部と底部との間の実質的に中央に配置されるように構成されている、請求項1に記載のバッテリ支持ビーム。
【請求項5】
前記所定のパターンが、閉じた六角形状充填構成である、請求項1に記載のバッテリ支持ビーム。
【請求項6】
前記バッテリ支持ビームが、プラスチック材料を含む、請求項1に記載のバッテリ支持ビーム。
【請求項7】
前記プラスチック材料が、ポリカーボネートである、請求項6に記載のバッテリ支持ビーム。
【請求項8】
前記複数の円筒状スリーブが、複数の隣接対となる円筒状スリーブを備え、前記複数の隣接対となる円筒状スリーブの各々の間の前記円筒状側壁が、導電性ピンを備え、前記導電性ピンが、前記円筒状側壁を通って延在し、円筒状バッテリセルの電気活性ケーシングと電気的に接続するように構成され、前記電気活性ケーシングが、前記隣接対となる前記円筒状スリーブ内に配設される、請求項1に記載のバッテリ支持ビーム。
【請求項9】
バッテリモジュールであって、
所定のパターンで配設された複数の円筒状バッテリセルと、
第1のバッテリ支持ビームであって、前記第1のバッテリ支持ビームが、第1の端部と、第2の端部と、前記第1の端部及び前記第2の端部の間のバッテリ支持部分と、を備え、前記バッテリ支持部分は、開放頂部及び開放底部を有する円筒状側壁を各々有する複数の円筒状スリーブを備える、第1のバッテリ支持ビームと、
前記第1のバッテリ支持ビームの前記第1の端部に取り付けられた第1の側壁と、
前記第1のバッテリ支持ビームの前記第2の端部に取付けられ、前記第1の端部とは反対の第2の側壁と、を備え、
前記第1のバッテリ支持ビームの前記バッテリ支持部分の前記複数の円筒状側壁の各々が、第1の群の円筒状バッテリセルの第1のサブセットの1つの円筒状中間部分の周囲に配設され、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁が、前記複数の円筒状バッテリセル及び前記第1のバッテリ支持ビームを部分的に取り囲む、バッテリモジュール。
【請求項10】
前記複数の円筒状側壁の各々が、前記複数の円筒状バッテリセルの各々の軸方向長さの80パーセント以下である軸方向長さを有し、
前記複数の円筒状側壁の各々が、前記円筒状バッテリセルの前記軸方向長さに沿って、前記複数の円筒状バッテリセルのうちの1つの頂部と底部との間の実質的に中央に配置されている、請求項9に記載のバッテリモジュール。
【請求項11】
前記所定のパターンが、閉じた六角形状充填構成である、請求項9に記載のバッテリモジュール。
【請求項12】
前記第1のバッテリ支持ビームが、プラスチック材料を含む、請求項9に記載のバッテリモジュール。
【請求項13】
前記プラスチック材料が、ポリカーボネートである、請求項12に記載のバッテリモジュール。
【請求項14】
前記複数のバッテリセルの各々が、前記バッテリセルの第1の端部及び側面を覆う電気活性ケーシングの露出領域を備え、前記バッテリセルの前記側面が、前記円筒状中間部分を備える、請求項9に記載のバッテリモジュール。
【請求項15】
第2のバッテリ支持ビームをさらに備え、
前記第1のバッテリ支持ビームの前記バッテリ支持部分の前記複数の円筒状スリーブ及び前記第2のバッテリ支持ビームの前記バッテリ支持部分の前記複数の円筒状スリーブが、複数の隣接対となる円筒状スリーブを備え、前記複数の隣接対となる円筒状スリーブの各々の間の前記円筒状側壁が、前記円筒状バッテリセルの前記電気活性ケーシングと電気的に接続するために、前記円筒状側壁を通って延在する導電性ピンを備え、前記電気活性ケーシングが、前記隣接対となる円筒状スリーブ内に配設される、請求項14に記載のバッテリモジュール。
【請求項16】
前記第1の群の円筒状バッテリセルの各々が、互いに並列に接続されており、
2の群の円筒状バッテリセルの各々が、互いに並列に接続されている、請求項15に記載のバッテリモジュール。
【請求項17】
前記第1の群の円筒状バッテリセルと2の群の円筒状バッテリセルとの間に配置された隔壁層を更に備え、前記隔壁層が、前記第1の群の円筒状バッテリセルの側壁を前記第2の群の円筒状バッテリセルの側壁から電気的に隔離する、請求項9に記載のバッテリモジュール。
【請求項18】
複数の凹部を備える保持層を更に備え、
前記複数の円筒状バッテリセルの各々の第1の端部が、前記複数の凹部のそれぞれの凹部の中へ配置されている、請求項9に記載のバッテリモジュール。
【請求項19】
前記複数の円筒状バッテリセルの各々の第2の端部に取り付けられた冷却面を更に備える、請求項18に記載のバッテリモジュール。
【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
高エネルギー密度のバッテリモジュールを提供するためには、バッテリセルを、高電圧の大型バッテリモジュール内に密にパッケージ化することが有利である。追加の構成要素及びハードウェアは、サイズ及び厚さをバッテリモジュールに加えるので、いくつかの実施形態では、バッテリセルを取り囲む構成要素(例えば、側壁)をバッテリセル自体に固定するために、接着剤を使用することが望ましい。しかしながら、腐食から保護するために、バッテリセルは、耐食めっき(例えば、ニッケル)で被覆され得るが、これは、接着剤が接合するのを困難にする。したがって、いくつかの実施形態では、バッテリモジュールのサイズを大幅に増加させることなく、接着剤を使用して構成要素をバッテリセルに直接固定することだけに依存しない、バッテリモジュールを提供することが有利である。追加的に、単一のバッテリモジュール内のバッテリセルの数が増加するにつれて、バッテリセルを支持するために必要な構造的支持体も増加する。例えば、より大きいバッテリモジュールは、より低い共振周波数において振動の影響を受けやすくなり得る。したがって、いくつかの実施形態では、バッテリモジュールのサイズを大幅に増加させることなく、構造的支持体を増加させたバッテリモジュールを提供することも有利である。追加的に、個々のバッテリセルのアンペア時間容量が増加するにつれて、セルケーシングは、(例えば、内部バッテリセルの欠陥による)熱暴走事象中に、より故障しやすくなる(例えば、セルケーシングの側面の割れ)。したがって、いくつかの実施形態では、セルケーシングを補強し、かつ熱暴走事象中の性能を改善するために、バッテリモジュール内の個々のバッテリセルを構造的に支持することが有利である。
【0002】
これらの問題のうちの1つ以上を解決するために、バッテリ支持ビーム及び支持ビームを含むバッテリモジュールを提供する。バッテリ支持ビームは、第1の端部と、第1の端部とは反対の第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間のバッテリ支持部分と、を含む。バッテリ支持部分は、開放頂部及び開放底部を有する円筒状側壁を各々有する、所定のパターンで配設された複数の円筒状スリーブを含み、円筒状側壁の各々は、複数の円筒形のバッテリセルのうちの1つの円筒状中間部分の周囲に配設されるように構成される。
【0003】
バッテリモジュールは、所定のパターンで配設された複数の円筒状バッテリセルを含み、複数の円筒状バッテリセルは、第1の群の円筒状バッテリセル及び第2の群の円筒状バッテリセルと、第1のバッテリ支持ビームと、第2のバッテリ支持ビームと、を含む。第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームの各々は、第1の端部と、第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間のバッテリ支持部分と、を含み、バッテリ支持部分は、開放頂部及び開放底部を有する円筒状側壁を各々有する、複数の円筒状スリーブを含む。第1のバッテリ支持ビームのバッテリ支持部分の複数の円筒状側壁の各々は、第1の群の円筒状バッテリセルの第1のサブセットのうちの1つの円筒状中間部分の周囲に配設され、第2のバッテリ支持ビームのバッテリ支持部分の複数の円筒状側壁の各々は、第2の群の円筒状バッテリセルの第2のサブセットのうちの1つの円筒状中間部分の周囲に配設される。
【0004】
いくつかの実施形態では、複数の円筒状側壁の各々は、複数の円筒状バッテリセルの各々の軸方向長さの80パーセント以下である軸方向長さを有し得、複数の円筒状側壁の各々は、円筒状バッテリセルの軸方向長さに沿って、複数の円筒状バッテリセルのうちの1つの頂部と底部との間の実質的に中央に配置され得る。
【0005】
本開示のいくつかの実施形態では、所定のパターンは、閉じた六角形状充填構成であり得る。
【0006】
いくつかの実施形態では、第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームの各々は、プラスチック材料を含み得る。
【0007】
本開示のいくつかの実施形態では、プラスチック材料は、ポリカーボネートであり得る。
【0008】
いくつかの実施形態では、複数のバッテリセルの各々は、バッテリセルの第1の端部及び側面を覆う電気活性ケーシングの露出領域を含み得、バッテリセルの側面は、円筒状中間部分を含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、第1のバッテリ支持ビームのバッテリ支持部分の複数の円筒状スリーブ及び第2のバッテリ支持ビームのバッテリ支持部分の複数の円筒状スリーブは、円筒状スリーブの複数の隣接対を含み得、円筒状スリーブの複数の隣接対の各々の間の円筒状側壁は、円筒状側壁を通って延在して、複数の隣接対となる円筒状スリーブ内に配設された円筒状バッテリセルの電気活性ケーシングに電気的に接続するために、導電性ピンを含み得る。
【0010】
いくつかの実施形態では、第1の群の円筒状バッテリセルの各々は、互いに並列に接続され得、第2の群の円筒状バッテリセルの各々は、互いに並列に接続され得る。
【0011】
いくつかの実施形態では、バッテリモジュールは、第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームの各々の第1の端部に取り付けられた第1の側壁と、第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームの各々の第2の端部に対する第2の側壁と、を更に含み得る。
【0012】
いくつかの実施形態では、バッテリモジュールは、第1の群の円筒状バッテリセルと第2の群の円筒状バッテリセルとの間に配置された隔壁層を更に含み得る。隔壁層は、第1の群の円筒状バッテリセルの側壁を第2の群の円筒状バッテリセルの側壁から電気的に隔離し得る。
【0013】
いくつかの実施形態では、バッテリモジュールは、複数の凹部を含む保持層を更に含み得る。複数の円筒状バッテリセルの各々の第1の端部は、複数の凹部のそれぞれの凹部の中へ配置され得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、バッテリモジュールは、複数の円筒状バッテリセルの各々の第2の端部に取り付けられた冷却面を更に含み得る。
【0015】
本開示の上記の及び他の目的及び利点は、図面全体を通して同じ参照符号が同じ部品を参照する添付図面と併せてなされる、以下の詳細な説明を考慮することで明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本開示のいくつかの実施形態による、バッテリモジュールアセンブリの複数のバッテリセル及び1つの保持層を示す。
図2A】本開示のいくつかの実施形態による、バッテリ支持ビームの斜視図を示す。
図2B】本開示のいくつかの実施形態による、バッテリ支持ビームの上面図を示す。
図2C】本開示のいくつかの実施形態による、バッテリ支持ビームの側面図を示す。
図3図2A図2B、及び図2Cの複数のバッテリ支持ビームを挿入する前の、図1のバッテリモジュールアセンブリを示す。
図4】本開示のいくつかの実施形態による、複数のバッテリ支持ビームの挿入に続く、図3のバッテリモジュールアセンブリを示す。
図5】本開示のいくつかの実施形態による、2つの側壁が取り付けられる前の、図4のバッテリモジュールアセンブリを示す。
図6】本開示のいくつかの実施形態による、2つの側壁の追加に続く、図5のバッテリモジュールアセンブリの部分斜視図を示す。
図7】本開示のいくつかの実施形態による、更に2つの側壁の追加に続く、図5のバッテリモジュールアセンブリを示す。
図8】本開示のいくつかの実施形態による、冷却プレートの設置に続く、図7のバッテリモジュールアセンブリを示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1図8は、本開示のいくつかの実施形態による、バッテリ支持ビーム、バッテリモジュールの構成要素、及び図8のバッテリモジュールなどのバッテリ支持ビームを含むバッテリモジュールを組み立てる過程における一連の工程を示す。
【0018】
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、バッテリモジュールアセンブリの複数のバッテリセル103、及び保持層101を示す。示されるように、複数のバッテリセル103の各々は、円筒状であり得、第1の端部105及び第2の端部107を有し得る。本開示のいくつかの実施形態では、第1の端部105は、第1の電気端子(例えば、中央ボタン端子)を含み得る。本開示のいくつかの実施形態では、複数のバッテリセル103の各々は、第2の端部107の少なくとも一部分を覆う電気活性ケーシングの露出領域又は導電性ジャケット、第1の端部105の少なくとも一部分、及び各バッテリセル103の側面を有し得、第2の電気端子(例えば、周縁端子)を形成する。本開示のいくつかの実施形態では、露出領域は、ニッケルめっき鋼で形成され得、及び/又は耐食ニッケルめっきを有し得る。示されるように、複数のバッテリセル103の各々の第1の端部105は、(例えば、接着剤を使用して)保持層101の第1の側面のそれぞれの凹部の中へ挿入され、結合され得る。本開示のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの母線を含む電流コレクタアセンブリが、保持層の第2の側面に結合され、複数のバッテリセル103に選択的に接続され得る。本開示のいくつかの実施形態では、複数のバッテリセル103は、閉じた六角形状充填構成で配設され得る。本開示のいくつかの実施形態では、複数のバッテリセル103のうちの隣接するバッテリセルの間の最短距離は、約1.5ミリメートル未満である。
【0019】
図2A図2B、及び図2Cは、それぞれ、本開示のいくつかの実施形態による、バッテリ支持ビーム200の斜視図、上面図、及び側面図を示す。示されるように、バッテリ支持ビーム200は、第1の端部201と、第1の端部201とは反対の第2の端部203と、第1の端部201と第2の端部203との間のバッテリ支持部分204と、を含み得る。バッテリ支持部分204は、開放頂部207及び開放底部209を有する円筒状側壁211を各々有する、複数の円筒状スリーブ205を含み得る。示されるように、複数の円筒状スリーブ205の配設は、複数のバッテリセル103の配設に対応し、円筒状側壁211の各々の厚さは、複数のバッテリセル103の隣接するバッテリセルの間の距離(例えば、最短距離)に対応するか、又はそれ未満である(例えば、その結果、バッテリ支持ビーム200が、複数のバッテリセル103のバッテリセルの群の間に挿入され得る)。
【0020】
本開示のいくつかの実施形態では、バッテリ支持ビーム200は、プラスチック材料であり得る。例えば、バッテリ支持ビーム200は、ポリカーボネート(例えば、FR3040ポリカーボネート)であり得る。しかしながら、これは一例に過ぎず、バッテリ支持ビーム200はまた、金属材料又は繊維材料であり得る。いくつかの実施形態では、バッテリ支持ビーム200が、熱絶縁性かつ導電性材料であることが有利であり得る。本開示のいくつかの実施形態では、バッテリ支持ビーム200が非導電性材料(例えば、プラスチック又は繊維)である場合、バッテリ支持ビーム200は、複数の隣接対となる円筒状スリーブ205の間の円筒状側壁211を通って延在している導電性ピン213を更に含み得る。下で更に詳細に説明されるように、導電性ピン213は、複数の隣接対となる円筒状スリーブ205内に配設された円筒状バッテリセル103の電気活性ケーシングに電気的に接続し得る。
【0021】
本開示のいくつかの実施形態では、円筒状側壁211の各々の高さは、円筒状側壁211の各々が複数のバッテリセル103の対応する1つの円筒状中間部分だけを覆うように、複数のバッテリセル103の各々の高さ未満であり得る。例えば、図6を参照して下で更に詳細に説明されるように、複数のバッテリセル103の各々の円筒状中間部分は、複数のバッテリセル103の各々の全長の80%以下であり得、円筒状側壁211は、複数のバッテリセル103の各々の頂部及び底部の少なくとも10%以上が円筒状側壁211によって覆われないように、この円筒状中間部分の実質的に中央に配置され得る。これらのパーセンテージは、単なる例示に過ぎず、バッテリセル103及び円筒状側壁211の他の相対的なサイズが使用され得ることが理解されるであろう。例えば、複数のバッテリセル103の各々の円筒状中間部分は、複数のバッテリセル103の各々の全長の50%以下、60%以下、70%以下、又は90%以下であり得る。
【0022】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、図2A図2B、及び図2Cの複数のバッテリ支持ビーム200を挿入する前の、図1のバッテリモジュールアセンブリを示す。示されるように、複数のバッテリ支持ビーム200の各々(例えば、200a、200b、200c、200d、200e、及び200f)は、複数のバッテリセル103の対応する群の間に挿入され得る。本開示のいくつかの実施形態では、図4を参照して下で更に詳細に説明されるように、複数のバッテリセル103の隣接する群は、複数の隔壁層301(例えば、301a、301b、301c、301d、及び301e)のうちの1つによって互いに分離され得る。図3は、複数の隔壁層301(例えば、複数のバッテリセル103の隣接する群の間の仕切り)の挿入に続く、図1のバッテリモジュールアセンブリを示す。
【0023】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のバッテリ支持ビーム200の挿入に続く、図3のバッテリモジュールアセンブリを示す。本開示のいくつかの実施形態では、隔壁層301(例えば、301a、301b、301c、301d、及び301e)は、異なる動作電圧で複数のバッテリセル103の群(例えば、複数のバッテリセル103の並列の群401a、401b、401c、401d、401e、及び401f)の間に挿入して、(例えば、バッテリモジュールアセンブリに対する振動又は衝撃により)複数のバッテリセル103のいずれかの位置がシフトした場合に電気的絶縁を提供し得る。本開示のいくつかの実施形態では、隔壁層301は、炎が複数のバッテリセル103の群の間に広がることを防止するために、耐火性材料を含み得る。5つの隔壁層301が示されるが、任意の数の隔壁層301が使用され得る。本開示のいくつかの実施形態では、隔壁層301は、特定のバッテリモジュールの特定の要件に応じて、随意であり得る。本開示のいくつかの実施形態では、単一のバッテリ支持ビーム200によって、群(例えば、401a~401f)の1つ超からのバッテリセル103を支持することが有利であり得る。この場合、単一の支持ビーム200は、非導電性材料で形成され得、導電性ピン213を省略して、単一の支持ビーム200によって支持されたバッテリセル103の間に電気的絶縁を提供し得る。しかしながら、これは一例に過ぎず、導電性ピン213はまた、異なる動作電圧で、(例えば、異なる群401a~401fから)バッテリセル103の間にだけ電気的絶縁を提供することを選択的に省略し、一方で、なおも、同じ動作電圧で、(例えば、同じ群410a~401fから)バッテリセル103に電気的に接続し得る。すなわち、円筒状側壁211の導電性ピン213を省略して、異なる動作電圧でバッテリセル103が(例えば、異なる群401a~401fから)分離され得る。
【0024】
本開示のいくつかの実施形態では、複数のバッテリ支持ビーム200の各々(例えば、200a、200b、200c、200d、200e、及び200f)は、複数のバッテリセル103の対応する群401(例えば、401a、401b、401c、401d、401e、及び401f)の間に挿入され得る。6つのバッテリ支持ビーム200が示されるが、任意の数のバッテリ支持ビーム200が使用され得る。本開示のいくつかの実施形態では、バッテリ支持ビーム200の各々は、接着剤によって、複数のバッテリセル103の対応する群401に固定され得る。例えば、接着剤は、バッテリ支持ビーム200が複数のバッテリセル103の対応する群401の間に挿入される前に、円筒状スリーブ205の円筒状側壁211に適用され得る。しかしながら、これは一例に過ぎず、バッテリ支持ビーム200の各々はまた、干渉嵌合によって、複数のバッテリセル103の対応する群401に固定され得る。
【0025】
本開示のいくつかの実施形態では、複数のバッテリセル103の各群401のバッテリセルは、(例えば、少なくとも1つの母線を含む少なくとも1つの電流コレクタアセンブリによって)互いに電気的に接続され得る。追加的に、図6を参照して更に詳細に説明されるように、各群401内の特定の隣接するバッテリセル103の電気活性ケーシングは、対応するバッテリ支持ビーム200によって、又は対応するバッテリ支持ビーム200内の導電性ピン213によって、互いに電気的に接続され得る。
【0026】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、2つの側壁501が取り付けられる前の、図4のバッテリモジュールアセンブリを示す。示されるように、側壁501の最初の1つは、バッテリモジュールアセンブリの第1の側面に取り付けられ得、側壁501の第2の1つは、バッテリモジュールアセンブリの第2の側面に取り付けられ得る。例えば、接着剤が、複数のバッテリ支持ビーム200の各々の第1の端部201に塗布され得る。代替的又は追加的に、接着剤はまた、バッテリモジュールアセンブリの第1の側面及び側壁501の最初の1つの内側に沿って、バッテリセル103に塗布され得る。示されるように、側壁501の最初の1つは、次いで、バッテリモジュールアセンブリの第1の側面に沿って、複数のバッテリ支持ビーム200の各々の第1の端部201及びバッテリセルに押圧され得る。側壁501の第2の1つは、類似する様態でバッテリ支持モジュールの第2の側面に取り付けられ得る。示されるように、2つの側壁501の各々の内側は、バッテリモジュールアセンブリの側面に沿って、複数のバッテリ支持ビーム200の各々の端部(201又は203)及びバッテリセルの両方と実質的に面一であるように形成され得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、第1の端部201及び第2の端部203の各々は、少なくとも1つの貫通孔を含み得、それにより、側壁501の対応する1つがバッテリモジュールアセンブリの側面に押圧されたときに、接着剤の一部が、少なくとも1つの貫通孔に押し込まれ得、よって、接着剤が硬化したときに、硬化した接着剤が一種のリベット(複数可)としても作用し得、側壁501をバッテリモジュールアセンブリに更に固定する。
【0028】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、2つの側壁501の追加に続く、図5のバッテリモジュールアセンブリの部分斜視図を示す。説明の目的で、バッテリセル103のいくつかを除去したように示される。示されるように、円筒状側壁211の各々は、複数のバッテリセル103の対応する1つの円筒状中間部分だけを覆う。例えば、(例えば、第2の端部107に対応する)複数バッテリセル103の各々の端部部分601は、円筒状側壁211によって覆われ得ない。本開示のいくつかの実施形態では、端部部分601の長さは、バッテリセル103の全長の10%であり得る。本開示のいくつかの実施形態では、端部部分601とは反対の(例えば、第1の端部105に対応する)複数のバッテリセル103の各々の別の端部部分は、端部部分601と同じ長さを有し得、円筒状側壁211は、複数のバッテリセル103の各々の円筒状中間部分の実質的に中央に配置される。
【0029】
本開示のいくつかの実施形態では、円筒状側壁211(例えば、開放頂部207から開放底部209まで)の長さは、バッテリモジュールアセンブリの要件に基づいて調整され得る。例えば、高負荷の用途では、バッテリセル103がわずかに拡大することを可能にするように、より短い長さを有する(例えば、バッテリセル103の長さの80%未満を覆う)円筒状側壁211を提供することが有利であり得る。他の用途では、複数のバッテリセル103の各々の側壁を補強するように、より長い長さを有する(例えば、バッテリセル103の長さの80%超を覆う)円筒状側壁211を提供することが有利であり得る。本開示のいくつかの実施形態では、バッテリモジュールアセンブリの要件に応じて、円筒状側壁211を、複数のバッテリセル103の対応する1つの円筒状中間部分内の中央に配置しないことが有利であり得る。例えば、複数のバッテリセル103の各々の端部部分の1つのより大きい部分を、円筒状側壁211によって覆われないままにすること(例えば、端部部分601)が有利であり得る。
【0030】
示されるように、円筒状スリーブ205の各々が、対応するバッテリセル103の円筒状中間部分の周囲に配設されると、導電性ピン213が、電気活性ケーシングの各々に接触することによって、複数の隣接対となる円筒状スリーブ205内に配設された円筒状バッテリセル103の電気活性ケーシングに電気的に接続し得る。図2Bに戻ると、バッテリモジュールアセンブリの要件に応じて、各円筒状スリーブ205内の導電性ピン213の配設又は数を修正することが有利であり得る。例えば、バッテリセル103の1つの電気活性ケーシングを隣接するバッテリセル103毎に電気的に接続すること、又は導電性ピン213を通して電気的に接続されるバッテリセル103を修正することが有利であり得る。本出願のいくつかの実施形態では、導電性ピン213は、省略され得る。導電ピン213は、円筒状バッテリセル103の隣接するケーシングに電気的に接続するための任意の好適な導電性コネクタ(例えば、円筒状スリーブ205の頂部分207と底部分209との間に成形される、連続金属シート、金属メッシュ、金属ワイヤ、導電性材料など)であり得る。
【0031】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、更に2つの側壁701の追加に続く、図5のバッテリモジュールアセンブリを示す。示されるように、側壁701の追加は、少なくとも5つの側面に(すなわち、1つの側面の保持層101によって、2つの側面の側壁501によって、及び2つの側面の側壁701によって)収容されている複数のバッテリセルをもたらす。示されるように、複数のバッテリセル103の第2の端部107は、露出されたままであり得る。本開示のいくつかの実施形態では、側壁701は、接着剤によって、バッテリモジュールアセンブリに取り付けられる。
【0032】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、冷却プレート801の設置に続く、図7のバッテリモジュールアセンブリを示す。本開示のいくつかの実施形態では、冷却プレート801は、接着剤(例えば、熱界面材料)によって、複数のバッテリセル103の露出端部107に結合され得る。
【0033】
本開示のいくつかの実施形態では、熱伝達プレートを使用して、バッテリモジュールアセンブリを選択的に加熱又は冷却し得る。本開示のいくつかの実施形態では、図1を参照して上で説明された構成要素は、第1のバッテリサブモジュールと類似の第2のバッテリサブモジュールと組み合わされ得る、第1のバッテリサブモジュールを形成し得る。例えば、第1及び第2のバッテリサブモジュールは、冷却プレート801の両側に形成され得る。
【0034】
上記は、本開示の原理の単なる例示に過ぎず、本開示の範囲から逸脱することなく、当業者によって様々な修正を行うことができる。上述の実施形態は、例示の目的で提示され、限定するものではない。本開示はまた、本明細書に明示的に記載されるもの以外の多くの形態をとることもできる。したがって、本開示は、明示的に開示される方法、システム、及び装置に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲の趣旨内である、その変形及び修正を含むことが意図されることが強調される。
なお、本発明には以下の態様が含まれることを付記する。
[態様1]
バッテリ支持ビームであって、
第1の端部と、
前記第1の端部とは反対の第2の端部と、
前記第1の端部及び前記第2の端部の間のバッテリ支持部分と、を備え、
前記バッテリ支持部分が、開放頂部及び開放底部を有する円筒状側壁を各々有する、所定のパターンで配設された複数の円筒状スリーブを備え、前記円筒状側壁の各々が、複数の円筒形のバッテリセルのうちの1つの円筒状中間部分の周囲に配設されるように構成されている、バッテリ支持ビーム。
[態様2]
前記複数の円筒状スリーブの各々が、前記複数の円筒状スリーブの少なくとも1つの他の円筒状スリーブと側壁を共有する、態様1に記載のバッテリ支持ビーム。
[態様3]
前記円筒状側壁の各々が、前記複数の円筒状バッテリセルの各々の軸方向長さの80パーセント以下である軸方向長さを有する、態様1に記載のバッテリ支持ビーム。
[態様4]
前記複数の円筒状側壁の各々が、前記円筒状バッテリセルの前記軸方向長さに沿って、前記複数の円筒状バッテリセルのうちの1つの頂部と底部との間の実質的に中央に配置されるように構成されている、態様1に記載のバッテリ支持ビーム。
[態様5]
前記所定のパターンが、閉じた六角形状充填構成である、態様1に記載のバッテリ支持ビーム。
[態様6]
前記バッテリ支持ビームが、プラスチック材料を含む、態様1のバッテリ支持ビーム。
[態様7]
前記プラスチック材料が、ポリカーボネートである、態様6に記載のバッテリ支持ビーム。
[態様8]
前記複数の円筒状スリーブが、複数の隣接対となる円筒状スリーブを備え、前記複数の隣接対となる円筒状スリーブの各々の間の前記円筒状側壁が、導電性ピンを備え、前記導電性ピンが、前記円筒状側壁を通って延在し、円筒状バッテリセルの電気活性ケーシングと電気的に接続するように構成され、前記電気活性ケーシングが、前記隣接対となる前記円筒状スリーブ内に配設される、態様1に記載のバッテリ支持ビーム。
[態様9]
バッテリモジュールであって、
所定のパターンで配設された複数の円筒状バッテリセルであって、第1の群の円筒状バッテリセル、及び第2の群の円筒状バッテリセルを備える、複数の円筒状バッテリセルと、
第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームであって、前記第1のバッテリ支持ビーム及び前記第2のバッテリ支持ビームの各々が、第1の端部と、第2の端部と、前記第1の端部及び前記第2の端部の間のバッテリ支持部分と、を備え、前記バッテリ支持部分は、開放頂部及び開放底部を有する円筒状側壁を各々有する複数の円筒状スリーブを備える、第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームと、を備え、
前記第1のバッテリ支持ビームの前記バッテリ支持部分の前記複数の円筒状側壁の各々が、前記第1の群の円筒状バッテリセルの第1のサブセットの1つの円筒状中間部分の周囲に配設され、
前記第2のバッテリ支持ビームの前記バッテリ支持部分の前記複数の円筒状側壁の各々が、前記第2の群の円筒状バッテリセルの第2のサブセットの1つの円筒状中間部分の周囲に配設されている、バッテリモジュール。
[態様10]
前記複数の円筒状側壁の各々が、前記複数の円筒状バッテリセルの各々の軸方向長さの80パーセント以下である軸方向長さを有し、
前記複数の円筒状側壁の各々が、前記円筒状バッテリセルの前記軸方向長さに沿って、前記複数の円筒状バッテリセルのうちの1つの頂部と底部との間の実質的に中央に配置されている、態様9に記載のバッテリモジュール。
[態様11]
前記所定のパターンが、閉じた六角形状充填構成である、態様9に記載のバッテリモジュール。
[態様12]
前記第1のバッテリ支持ビーム及び前記第2のバッテリ支持ビームの各々が、プラスチック材料を含む、態様9に記載のバッテリモジュール。
[態様13]
前記プラスチック材料が、ポリカーボネートである、態様12に記載のバッテリモジュール。
[態様14]
前記複数のバッテリセルの各々が、前記バッテリセルの第1の端部及び側面を覆う電気活性ケーシングの露出領域を備え、前記バッテリセルの前記側面が、前記円筒状中間部分を備える、態様9に記載のバッテリモジュール。
[態様15]
前記第1のバッテリ支持ビームの前記バッテリ支持部分の前記複数の円筒状スリーブ及び前記第2のバッテリ支持ビームの前記バッテリ支持部分の前記複数の円筒状スリーブが、複数の隣接対となる円筒状スリーブを備え、前記複数の隣接対となる円筒状スリーブの各々の間の前記円筒状側壁が、前記円筒状バッテリセルの前記電気活性ケーシングと電気的に接続するために、前記円筒状側壁を通って延在する導電性ピンを備え、前記電気活性ケーシングが、前記隣接対となる円筒状スリーブ内に配設される、態様14に記載のバッテリモジュール。
[態様16]
前記第1の群の円筒状バッテリセルの各々が、互いに並列に接続されており、
前記第2の群の円筒状バッテリセルの各々が、互いに並列に接続されている、態様15に記載のバッテリモジュール。
[態様17]
前記第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームの各々の前記第1の端部に取り付けられた第1の側壁と、
前記第1のバッテリ支持ビーム及び第2のバッテリ支持ビームの各々の前記第2の端部に対する第2の側壁と、を更に備える、態様9に記載のバッテリモジュール。
[態様18]
前記第1の群の円筒状バッテリセルと前記第2の群の円筒状バッテリセルとの間に配置された隔壁層を更に備え、前記隔壁層が、前記第1の群の円筒状バッテリセルの側壁を前記第2の群の円筒状バッテリセルの側壁から電気的に隔離する、態様9に記載のバッテリモジュール。
[態様19]
複数の凹部を備える保持層を更に備え、
前記複数の円筒状バッテリセルの各々の第1の端部が、前記複数の凹部のそれぞれの凹部の中へ配置されている、態様9に記載のバッテリモジュール。
[態様20]
前記複数の円筒状バッテリセルの各々の第2の端部に取り付けられた冷却面を更に備える、態様19に記載のバッテリモジュール。

図1
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
図7
図8