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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-13
(45)【発行日】2023-09-22
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20230914BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20230914BHJP
   H01L 21/607 20060101ALI20230914BHJP
【FI】
G09F9/30 330
G09F9/00 348Z
H01L21/607 A
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2021506692
(86)(22)【出願日】2019-03-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-09
(86)【国際出願番号】 KR2019003077
(87)【国際公開番号】W WO2020032340
(87)【国際公開日】2020-02-13
【審査請求日】2022-03-11
(31)【優先権主張番号】10-2018-0093249
(32)【優先日】2018-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】弁理士法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】キム,ビョン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ボン ヒョン
【審査官】川俣 郁子
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-075896(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0174952(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0357122(US,A1)
【文献】特開2007-086409(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2008-0019985(KR,A)
【文献】特開2007-073817(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0110122(US,A1)
【文献】特開2012-083769(JP,A)
【文献】特開2007-158001(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0365653(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/13-1/1334
1/1339-1/141
G09F9/00-9/46
H01L21/447-21/449
21/60-21/607
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示領域、および前記表示領域周辺に配置されたパッド領域を含む表示パネルと、
前記パッド領域に付着する回路基板と、
を含み、
前記パッド領域は、前記表示領域を通る第1信号配線と電気的に接続された少なくとも一つの信号パッド端子、および前記第1信号配線と分離された少なくとも一つのダミーパッド端子を含み、
前記回路基板は、前記信号パッド端子と接続される信号リード端子、および前記ダミーパッド端子と接続されるダミーリード端子を含み、
一つの前記ダミーパッド端子の幅は、一つの前記ダミーリード端子の幅より大きく、
一つの前記ダミーパッド端子は、一つの前記ダミーリード端子と厚さ方向に重なる第1領域、および、前記第1領域の周辺に配置された第2領域を含み、
前記ダミーパッド端子の前記第1領域の一面の第1粗度は、前記ダミーパッド端子の前記第2領域の一面の第2粗度より小さい、表示装置。
【請求項2】
前記回路基板は、駆動集積回路、および前記駆動集積回路と前記信号リード端子を電気的に接続する第2信号配線をさらに含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記ダミーパッド端子は、前記駆動集積回路と分離されている、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記信号パッド端子は前記信号リード端子と直接接続され、
前記ダミーパッド端子は前記ダミーリード端子と直接接続された、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記信号パッド端子は複数個であり、
前記複数の信号パッド端子は第1方向に沿って配列される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記少なくとも一つのダミーパッド端子は、前記複数の信号パッド端子配列の前記第1方向の一側に配置される第1ダミーパッド端子を含む、請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記少なくとも一つのダミーパッド端子は、前記複数の信号パッド端子配列の前記第1方向の他側に配置される第2ダミーパッド端子をさらに含む、請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記表示パネルは、前記信号パッド端子配列と前記第1ダミーパッド端子の間に配置された第1パッドアラインマーク、および前記信号パッド端子配列と前記第2ダミーパッド端子の間に配置された第2パッドアラインマークを含み、
前記第1および第2パッドアラインマークは前記信号パッド端子と形状が相異する、請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記回路基板は、前記第1パッドアラインマークと直接接続する第1リードアラインマーク、および前記第2パッドアラインマークと直接接続する第2リードアラインマークを含む、請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記第1パッドアラインマークと前記第1リードアラインマークの平面上大きさは同一であり、
前記第2パッドアラインマークと前記第2リードアラインマークの平面上大きさは同じである、請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記ダミーパッド端子は、Ti/Al/Ti、Mo/Al/Mo、Mo/AlGe/Mo、Ti/Cuの中から選ばれた第1物質を含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項12】
前記ダミーリード端子は、Ag、AuまたはCuの中から選ばれた第2物質を含む、請求項11に記載の表示装置。
【請求項13】
前記ダミーパッド端子および前記ダミーリード端子の間に前記第1物質と前記第2物質が混ざった領域を含む、請求項12に記載の表示装置。
【請求項14】
前記信号パッド端子の厚さと前記信号リード端子の厚さの合計は、前記ダミーパッド端子の厚さと前記ダミーリード端子の厚さの合計と同じである、請求項1に記載の表示装置。
【請求項15】
前記ダミーパッド端子の平面上大きさは、前記ダミーリード端子の平面上大きさより大きい、請求項1に記載の表示装置。
【請求項16】
前記第1領域で前記ダミーパッド端子と前記ダミーリード端子は直接接続された、 請求項に記載の表示装置。
【請求項17】
前記第1領域で前記ダミーパッド端子と前記ダミーリード端子は超音波接合可能に構成された、請求項16に記載の表示装置。
【請求項18】
前記ダミーパッド端子は、前記第2領域で前記回路基板と対向する一面にスクラッチをさらに含む、請求項に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置はデータを視覚的に表示する装置である。このような表示装置は表示領域と非表示領域に区切られた基板を含む。前記表示領域で前記基板上には複数の画素が配置され、前記非表示領域で前記基板上には複数のパッド(pad)などが配置される。前記複数のパッドには駆動回路などが取り付けられた可撓性フィルム(COF Film)などが結合されて前記画素に駆動信号を伝達する。
【0003】
前記可撓性フィルムは前記複数のパッドと結合される複数のリードを含み、各リードは互いに分離されたパッドにボンディングされ得る。前記ボンディングは超音波ボンディング工程からなる。
【0004】
ただし、前記可撓性フィルムの前記パッドに付着する付着部が十分な領域を有して形成されない場合、前記可撓性フィルムと前記パッドが配置された前記非表示領域間の付着が弱い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、表示パネルと可撓性印刷回路フィルムの間の付着力を高めることができる表示装置を提供することにある。
【0006】
本発明の課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための一実施形態による表示装置は、表示領域、および前記表示領域周辺に配置されたパッド領域を含む表示パネル;前記パッド領域に付着する回路基板を含み、前記パッド領域は前記表示領域を通る第1信号配線と電気的に接続された少なくとも一つの信号パッド端子、および前記第1信号配線と分離された少なくとも一つのダミーパッド端子を含み、前記回路基板は前記信号パッド端子と接続される信号リード端子、および前記ダミーパッド端子と接続されるダミーリード端子を含む。
【0008】
前記回路基板は駆動集積回路、および前記駆動集積回路と前記信号リード端子を電気的に接続する第2信号配線をさらに含み得る。
【0009】
前記ダミーパッド端子は前記駆動集積回路と分離され得る。
【0010】
前記信号パッド端子、および前記ダミーパッド端子は直接接続され得る。
【0011】
前記信号パッド端子は複数個であり、前記複数の信号パッド端子は第1方向に沿って配列され得る。
【0012】
前記少なくとも一つのダミーパッド端子は、前記複数の信号パッド端子配列の前記第1方向の一側に配置される第1ダミーパッド端子を含み得る。
【0013】
前記少なくとも一つのダミーパッド端子は、前記複数の信号パッド端子配列の前記第1方向の他側に配置される第2ダミーパッド端子をさらに含み得る。
【0014】
前記表示パネルは、前記信号パッド端子配列と前記第1ダミーパッド端子の間に配置された第1パッドアラインマーク、および前記信号パッド端子配列と前記第2ダミーパッド端子の間に配置された第2パッドアラインマークを含み、前記第1および第2パッドアラインマークは前記信号パッド端子と形状が相異し得る。
【0015】
前記回路基板は、前記第1パッドアラインマークと直接接続する第1リードアラインマーク、および前記第2パッドアラインマークと直接接続する第2リードアラインマークを含み得る。
【0016】
前記第1パッドアラインマークと前記第1リードアラインマークの平面上大きさは同一であり、前記第2パッドアラインマークと前記第2リードアラインマークの平面上大きさは同一であり得る。
【0017】
前記ダミーパッド端子は、Ti/Al/Ti、Mo/Al/Mo、Mo/AlGe/Mo、Ti/Cuの中から選ばれた第1物質を含み得る。
【0018】
前記ダミーリード端子は、Ag、AuまたはCuの中から選ばれた第2物質を含み得る。
【0019】
前記ダミーパッド端子および前記ダミーリード端子の間に前記第1物質と前記第2物質が混ざった領域を含み得る。
【0020】
前記信号パッド端子の厚さと前記信号リード端子の厚さの合計は、前記ダミーパッド端子の厚さと前記ダミーリード端子の厚さの合計と同一であり得る。
【0021】
前記ダミーパッド端子の平面上大きさは、前記ダミーリード端子の平面上大きさより大きくてもよい。
【0022】
前記ダミーパッド端子は、前記ダミーリード端子と厚さ方向に重なる第1領域、およびその周辺に配置された第2領域を含み得る。
【0023】
前記第1領域で前記ダミーパッド端子と前記ダミーリード端子は直接接続され得る。
【0024】
前記第1領域で前記ダミーパッド端子と前記ダミーリード端子は超音波接合され得る。
【0025】
前記ダミーパッド端子は、前記第2領域で前記回路基板と対向する一面にスクラッチをさらに含み得る。
【0026】
前記ダミーパッド端子の前記第1領域の一面の第1粗度は、前記ダミーパッド端子の前記第2領域の一面の第2粗度より小さくてもよい。
【0027】
その他実施形態の具体的な内容は詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0028】
本発明の実施形態によれば、表示パネルと可撓性印刷回路フィルムの間の付着力を高めることができる表示装置を提供することができる。
【0029】
本発明による効果は、以上で例示した内容によって制限されず、より多様な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】一実施形態による表示装置の平面配置図である。
図2図1の表示装置の断面図である。
図3】表示装置の他の断面図である。
図4図1の第1回路基板および第2回路基板の平面配置図である。
図5図1のV-V’に沿って切った断面図である。
図6】一つのパネルパッド端子およびリード端子がボンディングされた状態を示す平面図である。
図7図6のVII-VII’に沿って切った断面図である。
図8】他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図である。
図9】他の実施形態による表示装置の断面図である。
図10】さらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図である。
図11】さらに他の実施形態による表示装置の断面図である。
図12】さらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図である。
図13】さらに他の実施形態による表示装置の断面図である。
図14】さらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図である。
図15】さらに他の実施形態による表示装置の断面図である。
図16】さらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図である。
図17】さらに他の実施形態による表示装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明の利点および特徴、並びにこれらを達成する方法は、添付する図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になる。しかし、本発明は、以下で開示する実施形態に限定されるものではなく他の形態で具現されることもできる。すなわち、本発明は請求項の範疇によってのみ定義される。
【0032】
素子(elements)または層が他の素子または層「の上(on)」または「上(on)」と称する場合、他の素子または層の真上だけでなく中間に他の層または他の素子を介在する場合をすべて含む。反面、素子が「直上(directly on)」または「真上」と称する場合、中間に他の素子または層を介在しない場合を示す。
【0033】
明細書全体にわたって同一または類似の部分については同じ図面符号を使用する。
【0034】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0035】
図1は一実施形態による表示装置の平面配置図であり、図2図1の第1および第2回路基板の平面配置図である。
【0036】
表示装置1は動画や静止映像を表示する装置として、表示装置はモバイルフォン、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、およびスマートウォッチ、ウォッチフォン、移動通信端末機、電子手帳、電子ブック、PMP(Portable Multimedia PCAyer)、ナビゲーション、UMPC(Ultra Mobile PC)などのような携帯用電子機器だけでなくテレビ、ノートブック、モニター、広告板、モノのインターネットなどの多様な製品の表示画面に使用することができる。
【0037】
図1を参照すると、表示装置1は、画像を表示する表示パネル100、表示パネル100の下部に配置されるパネル下部シート200、表示パネル100と連結される第1回路基板300および第1回路基板300と連結されてパネル下部シート200の下面に付着する第2回路基板400を含み得る。
【0038】
表示パネル100は例えば、有機発光表示パネルが適用される。以下の実施形態では表示パネル100として有機発光表示パネルが適用された場合を例示するが、これに制限されず、液晶ディスプレイ(LCD)、量子ドット有機発光表示パネル(QD-OLED)、量子ドット液晶ディスプレイ(QD-LCD)、量子ナノ発光表示パネル(QNED)、マイクロLED(Micro LED)など他の種類の表示パネルが適用されることもできる。
【0039】
表示パネル100は画像を表示する表示領域DAと、表示領域DAの周辺に配置された非表示領域NAを含む。表示領域DAは平面上角が垂直である長方形または角が丸い長方形形状であり得る。表示領域DAは短辺と長辺を有し得る。表示領域DAの短辺は第1方向DR1に延びた辺であり得る。表示領域DAの長辺は第2方向DR2に延びた辺であり得る。ただし、表示領域DAの平面形状は長方形に制限されるものではなく、円形、楕円形やその他多様な形状を有し得る。非表示領域NAは表示領域DAの両短辺および両長辺に隣接して配置され得る。この場合、表示領域DAのすべての辺を囲んで、表示領域DAの縁を構成することができる。ただし、これに制限されず非表示領域NAは表示領域DAの両短辺または両長辺にのみ隣接して配置されてもよい。
【0040】
非表示領域NAは表示パネル100の第2方向DR2の一側にパネルパッド領域P_PAをさらに含み得る。表示パネル100は少なくとも一つのパネルパッド端子(図3の「P_PE」を参照)およびダミーパッド端子(図3の「D_PE」を参照)を含み得る。パネルパッド端子P_PEおよびダミーパッド端子D_PEはパネルパッド領域P_PAに配置され得る。
【0041】
表示パネル100のパネルパッド領域P_PAの上面には第1回路基板300が配置され得る。第1回路基板300はパネルパッド領域P_PAの上面と連結され得る。
【0042】
第1回路基板300は、パネルパッド領域P_PAに付着する第1回路領域CA1、後述する第2回路基板400と付着する第2回路領域CA2および第1回路領域CA1と第2回路領域CA2の間に配置された第3回路領域CA3を含み得る。第1回路領域CA1はパネルパッド領域P_PAと厚さ方向に重なり得る。第2回路領域CA2は後述する第2回路基板400の回路パッド領域C_PAと厚さ方向に重なり得る。
【0043】
第1回路基板300は、リード端子(図3の「LE1」、「LE2」を参照)、ダミーリード端子(図3の「D_LE」を参照)を含み得る。後述するようにリード端子LEは第1回路領域CA1に配置された第1リード端子LE1と第2回路領域CA2に配置された第2リード端子LE2を含み得る。
【0044】
第1回路基板300は第1回路基板300の一面上に配置されるデータ駆動集積回路390を含み得る。データ駆動集積回路390はデータ駆動チップで具現され、第1回路基板300を介して表示パネルに付着するチップオンフィルム(Chip on film,COF)方式が適用されることができる。ただし、これに制限されず、データ駆動集積回路390はチップオンプラスチック(chip on plastic,COP)や、チップオングラス(chip on glass,COG)方式でプラスチック基板またはガラス基板に付着することもできる。
【0045】
第1回路基板300の第2回路領域CA2上には第2回路基板400が配置され得る。図面で第2回路基板400は第1回路基板300の他面上に配置される場合を示しているが、これに制限されず、第1回路基板300の一面上にも配置され得る。
【0046】
第2回路基板400は第1回路基板300の第2回路領域CA2と付着する回路パッド領域C_PAを含み得る。第2回路基板400は回路パッド領域C_PAに配置された回路パッド端子(図示せず)を含み得る。
【0047】
以下、表示パネル100、パネル下部シート200、第1回路基板300および第2回路基板400の構成について説明する。
【0048】
図2図1の表示装置を第2方向に沿って切った断面図であり、図3は表示装置の他の断面図である。
【0049】
図2および図3図1の一画素領域およびパネルパッド領域P_PAの断面形状を示す。さらに、図2および図3はパネルパッド領域P_PA上に配置される第1回路基板300および第2回路基板400を示す。図2はパネルパッド領域P_PAで後述するパネルパッド端子P_PEと第1リード端子LE1が結合された状態を示す。図3はパネルパッド領域P_PAで後述するダミーパッド端子D_PEとダミーリード端子D_LEが結合される点を除いては図2の説明をそのまま適用することができる。
【0050】
図2および図3を参照すると、表示パネル100は、ベース基板101、複数の導電層、これを絶縁する複数の絶縁層および有機層ELなどを含み得る。
【0051】
ベース基板101は表示領域DAおよび非表示領域NA全体にかけて配置される。ベース基板101は上部に配置される様々なエレメントを支持する機能をすることができる。一実施形態でベース基板101は、軟性ガラス、石英などのリジッドな物質を含むリジッド基板であり得る。ただし、これに制限されず、ベース基板101は一部の軟性物質を含む半軟性基板または軟性基板であり得る。この場合、ベース基板101は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスルホン(PSF)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、トリアセチルセルロース(TAC)、シクロオレフィンポリマー(COP)などを含み得る。
【0052】
バッファ層102はベース基板101上に配置され得る。バッファ層102はベース基板101を介した外部からの水分および酸素の浸透を防止することができる。また、バッファ層102はベース基板101の表面を平坦化することができる。バッファ層102は一実施形態として窒化ケイ素(SiNx)膜、酸化ケイ素(SiO2)膜および酸窒化ケイ素(SiOxNy)膜のいずれか一つを含み得る。
【0053】
バッファ層102上には半導体層105が配置され得る。半導体層105は薄膜トランジスタのチャネルをなす。半導体層105は表示領域DAの各画素に配置され、場合によって非表示領域NAにも配置され得る。半導体層105はソース/ドレイン領域および活性領域を含み得る。半導体層105は多結晶シリコンを含み得る。
【0054】
半導体層105上には第1絶縁層111が配置され得る。第1絶縁層111はベース基板101の全体面にかけて配置され得る。第1絶縁層111はゲート絶縁機能を有するゲート絶縁膜であり得る。第1絶縁層111は、シリコン化合物、金属酸化物などを含み得る。例えば、第1絶縁層111は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、アルミニウム酸化物、タンタル酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタン酸化物などを含み得る。これらは単独でまたは互いに組合わせて使用することができる。
【0055】
第1絶縁層111上には第1導電層120が配置され得る。一実施形態で第1導電層120は、薄膜トランジスタTFTのゲート電極121、維持キャパシタCstの第1電極122および第1パッド電極123を含み得る。第1導電層120は金属物質を含み得る。第1導電層120は、それぞれモリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、マグネシウム(Mg)、金(Au)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、イリジウム(Ir)、クロム(Cr)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、銅(Cu)の中から選ばれた一つ以上の金属を含み得る。第1導電層120は前記例示した物質からなる単一膜または積層膜であり得る。
【0056】
第1導電層120上には第2絶縁層112が配置され得る。第2絶縁層112は第1導電層120と第2導電層130を絶縁させ得る。第2絶縁層112は第1絶縁層111の例示した物質の中から選択され得る。
【0057】
第2絶縁層112上には第2導電層130が配置され得る。第2導電層130は維持キャパシタCstの第2電極131を含み得る。第2導電層130の物質は上述した第1導電層120の例示した物質の中から選択され得る。維持キャパシタCstの第1電極122と維持キャパシタCstの第2電極131は第2絶縁層112を介してキャパシタを形成することができる。
【0058】
第2導電層130上には第3絶縁層113が配置され得る。第3絶縁層113は上述した第1絶縁層111の例示した物質を含み得る。
【0059】
第3絶縁層113上には第3導電層140が配置され得る。第3導電層140は、ソース電極141、ドレイン電極142、電源電圧電極143および第2パッド電極144を含み得る。第3導電層140は上述した第1導電層120の例示物質を含み得る。第3導電層140は前記例示した物質からなる単一膜であり得る。これに制限されず、第3導電層140は積層膜であり得る。例えば、第3導電層140は、Ti/Al/Ti、Mo/Al/Mo、Mo/AlGe/Mo、Ti/Cuなどの積層構造で形成することができる。
【0060】
第2パッド電極144は厚さ方向に対応する第1パッド電極123の上面に配置され得る。厚さ方向に重なる第1パッド電極123と第2パッド電極144は、パネルパッド端子P_PEおよびダミーパッド端子D_PEを構成することができる。第2パッド電極144の第2方向DR2幅は第1パッド電極123の第2方向DR2幅より小さくてもよい。第1パッド電極123の少なくとも一側面は第2パッド電極144の少なくとも一側面に比べて外側に突出し得る。パネルパッド端子P_PEおよびダミーパッド端子D_PEについては後述する。
【0061】
一方、前述したように第2導電層130上には第3絶縁層113が配置されるが、パネルパッド領域P_PAで第3絶縁層113を含む第2導電層130の上部に配置される構造は省略または除去することができる。これによって、前記省略または除去した構造はパネルパッド領域P_PAに配置されたパネルパッド端子P_PEとダミーパッド端子D_PEを露出し得る。
【0062】
後述するように第1リード端子LE1は、露出したパネルパッド端子P_PEと結合し、ダミーリード端子D_LEは露出したダミーパッド端子D_PEと結合し得る。一実施形態で第1リード端子LE1は超音波ボンディングにより第1リード端子LE1とパネルパッド端子P_PEの間に任意の構成や層を介在せずパネルパッド端子P_PEと直接結合され得る。ダミーリード端子D_LEも、超音波ボンディングによりダミーパッド端子D_PEとダミーリード端子D_LEの間に任意の構成や層を介在せずダミーパッド端子D_PEと直接結合され得る。
【0063】
第3導電層140上には第1ビア層151が配置され得る。第1ビア層151はアクリル系樹脂(polyacryCAtes resin)、エポキシ樹脂(epoxy resin)、フェノール樹脂(phenolic resin)、ポリアミド系樹脂(polyamides resin)、ポリイミド系樹脂(polyimides rein)、不飽和ポリエステル系樹脂(unsaturated polyesters resin)、ポリフェニレン系樹脂(poly phenylenethers resin)、ポリフェニレンスルフィド系樹脂(polyphenylenesulfides resin)またはベンゾシクロブテン(benzocyclobutene,BCB)などの有機絶縁物質を含み得る。
【0064】
第1ビア層151上には第4導電層160が配置され得る。第4導電層160は、電源電圧ライン161,163、連結電極162を含み得る。電源電圧ライン161は第1ビア層151を貫くコンタクトホールを介して薄膜トランジスタTFTのソース電極141と電気的に接続され得る。連結電極162は第1ビア層151を貫くコンタクトホールを介して薄膜トランジスタTFTのドレイン電極142と電気的に接続され得る。電源電圧ライン163は第1ビア層151を貫くコンタクトホールを介して電源電圧電極143と電気的に接続され得る。
【0065】
第4導電層160は、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、マグネシウム(Mg)、金(Au)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、イリジウム(Ir)、クロム(Cr)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)の中から選ばれた一つ以上の金属を含み得る。第4導電層160が単一膜であり得るが、これに制限されるものではなく、多層膜からなってもよい。例えば、第4導電層160は、Ti/Al/Ti、Mo/Al/Mo、Mo/AlGe/Mo、Ti/Cuなどの積層構造で形成することができる。
【0066】
第4導電層160上には第2ビア層152が配置される。第2ビア層152は上述した第1ビア層151の例示した物質を含み得る。アクリル系樹脂(polyacryCAtes resin)、エポキシ樹脂(epoxy resin)、フェノール樹脂(phenolic resin)、ポリアミド系樹脂(polyamides resin)、ポリイミド系樹脂(polyimides rein)、不飽和ポリエステル系樹脂(unsaturated polyesters resin)、ポリフェニレン系樹脂(poly phenylenethers resin)、ポリフェニレンスルフィド系樹脂(polyphenylenesulfides resin)またはベンゾシクロブテン(benzocyclobutene,BCB)などの有機絶縁物質を含み得る。
【0067】
第2ビア層152上にはアノード電極ANOが配置される。アノード電極ANOは第2ビア層152を貫くコンタクトホールを介して連結電極162と電気的に接続され得る。
【0068】
アノード電極ANO上には画素定義膜PDLが配置され得る。画素定義膜PDLはアノード電極ANOを露出する開口部を含み得る。画素定義膜PDLは有機絶縁物質または無機絶縁物質からなる。一実施形態として、画素定義膜PDLは、フォトレジスト、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン化合物、ポリアクリル系樹脂などの材料を含み得る。
【0069】
アノード電極ANOの上面および画素定義膜PDLの開口部内には有機層ELが配置され得る。有機層ELと画素定義膜PDL上にはカソード電極CATが配置される。カソード電極CATは複数の画素にかけて配置された共通電極であり得る。
【0070】
カソード電極CAT上には薄膜封止層170が配置される。薄膜封止層170は有機発光素子OLEDを覆い得る。薄膜封止層170は無機膜と有機膜が交互に積層された積層膜であり得る。例えば、薄膜封止層170は、順次積層された第1無機膜171、有機膜172、および第2無機膜173を含み得る。
【0071】
上述したパネルパッド領域P_PAにはパネルパッド端子P_PEおよびダミーパッド端子D_PEが配置され得る。パネルパッド端子P_PEは第1パッド電極123上に第2パッド電極144が積層された構造を有し得る。
【0072】
また、パネルパッド端子P_PEは、一つの第1パッド電極123および第2パッド電極144で形成することができる。パネルパッド電極P_PEの平面形状は平面視点で外側に突出するプロファイルによって定まる。
【0073】
一実施形態では第1パッド電極123および第2パッド電極144はいずれも側面がテーパー(taper)形状を有し、第2パッド電極144と第1パッド電極123の側面が整列され得る。この場合、パネルパッド端子P_PEの平面形状は、第1パッド電極123の下面が第2パッド電極144の下面に比べて外側に突出し、第1パッド電極123の外側プロファイルによって定まる。
【0074】
ただし、これに制限されず、第1パッド電極123および第2パッド電極144の側面がテ-パ-形状でなくてもよく、第2パッド電極144の側面が第1パッド電極123の側面より内側に位置するかまたは第2パッド電極144の側面が第1パッド電極123の側面より外側に突出して位置してもよい。この場合、パネルパッド電極P_PEの平面形状は平面視点で外側に突出するプロファイルによって定まるのでその平面形状も多様に変形することができる。
【0075】
ただし、これに制限されず、パネルパッド端子P_PEの積層構造および形状はまた違うものに変形することができる。一例として、第1パッド電極123は複数のパターンを含み、第1パッド電極123上に配置される第2パッド電極144は前記パターンの段差を反映して表面凹凸を有し得る。
【0076】
他の例として、第1パッド電極123と第2パッド電極144の間に第2絶縁層112が延びて配置され得る。第2絶縁層112は複数のコンタクトホールを含み得る。言い換えると、第2絶縁層112は複数の絶縁パターンを含むとも見ることができる。この場合にも、第2絶縁層112上に配置される第2パッド電極144は第2絶縁層の前記絶縁パターンによる表面段差を反映して表面凹凸を有し得る。
【0077】
さらに他の例として、第1パッド電極123と第2パッド電極144の間に第3パッド電極をさらに含むこともできる。第3パッド電極は第2導電層130に含まれ得る。
【0078】
その他にも、第1パッド電極123は第2導電層130で構成され得、第2パッド電極144は第4導電層160で構成されることもできる。
【0079】
図3に示すように、ダミーパッド端子D_PEもパネルパッド端子P_PEと同様の積層された構造を有し得るが、これに制限されず、ダミーパッド電極D_PEは第1パッド電極123のみで形成されてもよく、第2パッド電極144のみで形成されてもよい。
【0080】
前述したように、表示パネル100のパネルパッド領域P_PA上には第1回路基板300が配置され得る。第1回路基板300の一端はパネルパッド領域P_PAに付着してベース基板101の一側面を囲むようにベンディングされ、第1回路基板300の他端はパネル下部シート200の下面に重畳して配置され得る。第1回路基板300はベースフィルム310とベースフィルム310の一面上に配置される多様なエレメントを含み得る。
【0081】
第1回路基板300の他端は第2回路基板400と連結され得る。第2回路基板400はパネル下部シート200の下面に付着し得る。
【0082】
パネルパッド領域P_PAおよび回路領域CAを説明するために図4および図5が参照される。
【0083】
図4図1の第1および第2回路基板の平面配置図であり、図5図1のV-V’に沿って切った断面図である。
【0084】
図4および図5を参照すると、パネルパッド領域P_PA上にパネルパッド端子P_PE、ダミーパッド端子D_PEが配置され得る。表示パネル100はパネルアラインマークP_AMをさらに含み得る。パネルアラインマークP_AMはパネルパッド領域P_PAに配置される。表示パネル100は、パネルパッド端子P_PEと表示領域DAを連結する第1信号配線L1をさらに含み得る。
【0085】
また、第1回路領域CA1上に第1リード端子LE、第2回路領域CA2上に第2リード端子LE2が配置され得る。第1回路基板300はリードアラインマークL_AMをさらに含み得る。リードアラインマークL_AMは第1回路領域CAに配置される。第1回路基板300は第3回路領域CA3にデータ駆動集積回路390をさらに含み得る。第1回路基板300は、第1リード端子LE1とデータ駆動集積回路390を連結する第2信号配線L2と端子P_PEと第2リード端子LE2とデータ駆動集積回路390を連結する第3信号配線L3をさらに含み得る。
【0086】
パネルパッド端子P_PEはパネルパッド領域P_PAの中心部に配置され得る。パネルパッド端子P_PEは第1信号配線L1を介して表示領域DAに配置された少なくとも一つのトランジスタ(TR、図示せず)と電気的に接続され得る。
【0087】
パネルパッド端子P_PEは長辺と短辺を含み得る。前記長辺は第2方向DR2に延びた辺であり、前記短辺は第1方向DR1に延びた辺であり得るが、制限されない。パネルパッド端子P_PEの平面形状は長方形であり得るが、これに制限されず、正方形であってもよい。
【0088】
パネルアラインマークP_AMはパネルパッド端子P_PEを間に置いて離隔して配置される第1パネルアラインマークP_AM1と第2パネルアラインマークP_AM2を含み得る。
【0089】
パネルアラインマークP_AMはパネルパッド端子P_PEの両側にそれぞれ配置され、パネルパッド端子P_PEを標識することができる。また、パネルアラインマークP_AMはリードアラインマークL_AMと厚さ方向に重畳して配置され得る。パネルアラインマークP_AMはリードアラインマークL_AMとともにパネルパッド端子P_PEと第1リード端子LE1が厚さ方向に対応するようにアライン(align)させることができる。
【0090】
パネルアラインマークP_AMはパネルパッド端子P_PEと同一又は類似の積層構造を有し得る。ただし、これに制限されず、パネルアラインマークP_AMは、第1パッド電極123のみで形成されてもよく、第2パッド電極144のみで形成されてもよい。また、パネルアラインマークP_AMは、第1パッド電極123および第2パッド電極144と相異する導電物質であってもよい。
【0091】
図面で、パネルアラインマークP_AMは、第1方向DR1に延びる基準面と前記基準面で第2方向DR2に突出した突出面を含む形状を有するものを示したが、これに制限されず、パネルアラインマークP_AMは多様な形状を有し得る。
【0092】
パネルアラインマークP_AMはパネルパッド端子P_PEとは異なり、表示領域DAに配置された少なくとも一つのトランジスタTRと電気的に接続されない。すなわち、パネルアラインマークP_AMはフローティング(floating)され得る。
【0093】
図面ではそれぞれ一つの第1および第2パネルアラインマークP_AM1,P_AM2が示されているが、これに制限されず、第1および第2パネルアラインマークP_AM1,P_AM2は2個以上であり得る。
【0094】
ダミーパッド端子D_PEはベース基板101の長辺(ベース基板101の縁)に隣接して配置され得る。ダミーパッド端子D_PEはパネルアラインマークP_AMを間に置いてパネルパッド端子P_PEと離隔して配置され得る。
【0095】
ダミーパッド端子D_PEは上述したパネルパッド端子P_PEと実質的に平面形状が同一であり得るが、これに制限されない。
【0096】
図面ではそれぞれ3個の第1および第2ダミーパッド端子D_PE1,D_PE2が示されているが、これに制限されず、第1および第2ダミーパッド端子D_PE1,D_PE2は、2個、または4個以上であり得る。
【0097】
ダミーパッド端子D_PEは、パネルパッド端子P_PEとは異なり、表示領域DAに配置された少なくとも一つのトランジスタTRと電気的に接続されない。すなわち、ダミーパッド端子D_PEはフローティング(floating)され得る。
【0098】
第1リード端子LE1は第1回路領域CA1の中心部に配置され得る。第1リード端子LE1は第2信号配線L2を介してデータ駆動集積回路390と電気的に接続され得る。
【0099】
第1リード端子LE1は金属物質を含み得る。第1リード端子LE1は、それぞれモリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、マグネシウム(Mg)、金(Au)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、イリジウム(Ir)、クロム(Cr)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、銅(Cu)の中から選ばれた一つ以上の金属を含み得る。第1リード端子LE1は、前記例示した物質からなる単一膜または積層膜であり得る。一実施形態で第1リード端子LE1が含む物質は第1リード端子LE1と結合されるパネルパッド端子P_PEが含む物質と相異してもよい。例えば、第1リード端子LE1は、銀(Ag)、金(Au)または銅(Cu)を含み、パネルパッド端子P_PEは、Ti/Al/Ti、Mo/Al/Mo、Mo/AlGe/Mo、Ti/Cuを含み得る。
【0100】
第2リード端子LE2は第2回路領域CA2の中心部に配置され得る。第2リード端子LE2は第3信号配線L3を介してデータ駆動集積回路390と電気的に接続され得る。
【0101】
第2リード端子LE2は上述した第1リード端子LE1として例示した物質を含んでなる。
【0102】
第1および第2リード端子LE1,LE2は上述したパネルパッド端子P_PEと実質的に同じ平面形状を有し得る。ただし、リード端子LE1,LE2の平面上大きさはパネルパッド端子P_PEの平面上大きさより小さくてもよい。
【0103】
リードアラインマークL_AMは第1ないし第4リードアラインマークL_AM1-L_AM4を含み得る。第1および第2リードアラインマークL_AM1,L_AM2は第1リード端子LE1を間に置いて離隔して配置され得る。第3および第4リードアラインマークL_AM3,L_AM4は第2リード端子LE2を間に置いて離隔して配置され得る。
【0104】
第1および第2リードアラインマークL_AM1,L_AM2は、第1リード端子LE1の両側にそれぞれ配置され、第1リード端子LE1を標識することができる。また、第1および第2リードアラインマークL_AM1,L_AM2は、前述したようにパネルアラインマークP_AMと厚さ方向に重畳して配置され、第1リード端子LE1をパネルパッド端子P_PEと厚さ方向に対応するようにアライン(align)させることができる。
【0105】
第3および第4リードアラインマークL_AM3,L_AM4は、第2リード端子LE2の両側にそれぞれ配置され、第2リード端子LE2を標識することができる。
【0106】
リードアラインマークL_AMは第1リード端子LE1と同一又は類似の積層構造を有し、同じ物質からなる。
【0107】
図面で、リードアラインマークL_AMは上述したパネルアラインマークP_AMと同じ形状を有し得る。
【0108】
ただし、これに制限されず、リードアラインマークL_AMはパネルアラインマークP_AMと相異する形状を有し得る。ただし、この場合にもリードアラインマークL_AMは、パネルアラインマークP_AMとアラインされるための形状を有し得る。例えば、リードアラインマークL_AMは、パネルアラインマークP_AMの少なくとも一辺と厚さ方向に整列するようにその形状を有し得る。
【0109】
図面ではそれぞれ一つの第1ないし第4リードアラインマークL_AM1-L_AM4が示されているが、これに制限されず2個以上であり得る。
【0110】
リードアラインマークL_AMはリード端子LEとは異なり、データ駆動集積回路390と電気的に接続されない。すなわち、リードアラインマークL_AMはフローティング(floating)され得る。
【0111】
ダミーリード端子D_LEはベース基板101の長辺(ベース基板101の縁)に隣接して配置され得る。ダミーリード端子D_LEは、第1リードアラインマークL_AM1とベース基板101の一長辺の間に配置された第1ダミーリード端子D_LE1、および第2リードアラインマークL_AM2とベース基板101の他長辺の間に配置された第2ダミーリード端子D_LE2を含み得る。ダミーリード端子D_LEはリードアラインマークL_AMを間に置いて第1リード端子LE1と離隔して配置され得る。
【0112】
ダミーリード端子D_LEは上述したリード端子LEと実質的に平面形状が同一であり得るが、これに制限されない。
【0113】
図面ではそれぞれ3個の第1および第2ダミーリード端子D_LE1,D_LE2が示されているが、これに制限されず、第1および第2ダミーリード端子D_LE1,D_LE2は、2個、または4個以上であり得る。
【0114】
ダミーリード端子D_LEは第1リード端子LE1とは異なり、データ駆動集積回路390と電気的に接続されない。すなわち、ダミーリード端子D_LEはフローティング(floating)され得る。
【0115】
図5を参照すると、前述したように第1リード端子LE1は、第1回路基板300の中心部でパネルパッド端子P_PEの間に任意の構成や層を介在せずパネルパッド端子P_PEと直接結合され得る。
【0116】
ダミーリード端子D_LE1,D_LE2は、第1回路基板300の縁部でダミーパッド端子D_PE1,D_PE2と任意の構成や層を介在せずダミーパッド端子D_PE1,D_PE2と直接結合され得る。
【0117】
さらに、リードアラインマークL_AM1,L_AM2は、ダミーリード端子D_LE1,D_LE2と第1リード端子LE1の間の領域部でパネルアラインマークP_AM1,P_AM2と任意の構成や層を介在せず直接結合し得る。
【0118】
パネルパッド端子P_PEと第1リード端子LE1、ダミーリード端子D_LE1,D_LE2、ダミーパッド端子D_PE1,D_PE2は超音波ボンディングにより直接結合され得る。
【0119】
図2を再び参照すると、前記超音波ボンディングは超音波装置500により行われ得る。
【0120】
図2に示すように、超音波装置500は、振動生成部510、振動生成部510と連結された振動部520、振動部520の振動幅を増幅させる加圧部530、振動部520と連結された振動伝達部540を含み得る。
【0121】
振動生成部510は電気的エネルギを振動エネルギに変換することができる。振動部520は振動生成部510で変換された振動エネルギで振動する。振動部520は一定の振動方向を有して所定の振幅を有して振動する。振動部520は振動部520と連結された加圧部530を介して前記振動方向に並んだ方向に前記振幅が増幅され得る。振動伝達部540は振動部520の振動を超音波ボンディング対象体に伝達し得る。支持部550は、振動部520の上面と下面を固定して前記振動で振動部520および振動伝達部540が上下に流動することを抑制することができる。
【0122】
一実施形態で、超音波装置500は、第1回路基板300の他面と接触して下部に一定の加圧状態を保持して振動伝達部540が効率的に前記振動を第1回路基板300に伝達するようにする。このとき、超音波装置500の振動伝達部540は、図5に示すように、下部に配置された第1回路基板300の全領域と重なって超音波ボンディングし得る。
【0123】
超音波装置500は、所定の振動方向に振動することにより、第1リード端子LE1を前記振動方向に振動させることができる。ただし、この場合パネルパッド端子P_PEは前記第1リード端子LE1を介して伝達される振動でわずかに前記振動方向に振動できるが、その振動する幅はわずかである。したがって、振動伝達部540の前記振動方向への振動幅は、実質的に第1リード端子LE1がパネルパッド端子P_PE上で前記振動方向に移動した距離と同一であると見ることができる。一実施形態で前記振動方向は第2方向DR2であり得る。すなわち、前記振動方向はパネルパッド端子P_PEと第1リード端子LE1の長辺が延びる方向であり得る。
【0124】
パネルパッド端子P_PEの一面上で第1リード端子LE1を超音波振動させるとパネルパッド端子P_PEの一面と第1リード端子LE1の一面の界面で所定の摩擦力が発生し、前記摩擦力により摩擦熱が発生し得る。前記摩擦熱がパネルパッド端子P_PEと第1リード端子LE1をなす物質を溶かすほど充分であれば、パネルパッド端子P_PEの第1リード端子LE1と隣接するパネル溶融領域144bと、第1リード端子LE1のパネルパッド端子P_PEと隣接するリード溶融領域LE1bは溶融され得る。すなわち、パネルパッド端子P_PEはパネル非溶融領域144aとパネル溶融領域144bを含み得る。また、第1リード端子L_PEは、リード非溶融領域LE1aとリード溶融領域LE1bを含み得る。
【0125】
パネル非溶融領域144aはパネルパッド端子P_PEが含む物質のみを含む領域であり得る。リード非溶融領域LE1aは第1リード端子LE1が含む物質のみを含む領域であり得る。
【0126】
パネル溶融領域144bは第1リード端子LE1が含む物質が拡散されてパネルパッド端子P_PEの物質と第1リード端子LE1の物質が混ざっている領域であり、リード溶融領域LE1bはパネルパッド端子P_PEが含む物質が拡散されて第1リード端子LE1の物質とパネルパッド端子P_PEの物質が混ざっている領域であり得る。例えば、第1リード端子LE1が銀(Ag)、金(Au)または銅(Cu)を含み、パネルパッド端子P_PEがTi/Al/Tiを含む場合、パネル溶融領域144bは、パネルパッド端子P_PEのTiおよび/またはAlと第1リード端子LE1の銀(Ag)、金(Au)または銅(Cu)が混ざっている領域であり得る。また、リード溶融領域LE1bは、第1リード端子LE1の銀(Ag)、金(Au)または銅(Cu)とパネルパッド端子P_PEのTiおよび/またはAlが混ざっている領域であり得る。
【0127】
パネル溶融領域144bとリード溶融領域LE1bでパネルパッド端子P_PEと第1リード端子LE1は凝固を経て結合され得る。
【0128】
パネルパッド端子P_PEと第1リード端子LE1の界面、すなわちパネル溶融領域144bとリード溶融領域LE1bの界面は非平坦な形状を有し得る。
【0129】
前記超音波ボンディングに関する内容は、特にパネルパッド端子P_PEおよび第1リード端子LE1に関連する内容でない場合には、ダミーパッド端子D_PEおよびダミーリード端子D_LE、さらにパネルアラインマークP_AMおよびリードアラインマークL_AMについても同様に適用することができる。
【0130】
再び図5を参照すると、パネルパッド端子P_PEは第1パッド厚さTP1、第1リード端子LE1は第1リード厚さTL1を有し得る。また、ダミーパッド端子D_PEは第2パッド厚さTP2、ダミーリード端子D_LEは第2リード厚さTL2を有し得る。
【0131】
これによって、第1回路基板300の中心部と縁部での第1絶縁層111との離隔距離は実質的に同一に維持されることができる。言い換えれば、第1回路基板300の中心部で第1回路基板300の一面と第1絶縁層111は第1離隔距離D1を有し、縁部で第1回路基板300の一面と第1絶縁層111は第2離隔距離D2を有し得る。
【0132】
前述したように、第1回路基板300と表示パネル100のパネルパッド領域P_PAの間の超音波ボンディングは第1回路基板300の全体とこれに重なるパネルパッド領域P_PAの間で行われる。超音波ボンディングを行う場合、超音波装置500は第1回路基板300の全体に加圧しながら第1回路基板300を長辺方向に振動させる。
【0133】
ただし、第1回路基板300はパッド端子PEおよびリード端子LEが配置されず、厚さ方向に対応しない領域(特に、パネルパッド領域P_PAの縁部)で下部第3方向DR3に向かって下がり得る。超音波装置500は下部に加圧するので第1回路基板300は前記領域で下部に下がると第1回路基板300の中心部と縁部の境界で前記加圧により過度な力および/またはストレスを受けて前記境界周辺領域の表面角の部分が崩れたり変形され得る。一実施形態によるダミーパッド電極D_PEおよびダミーリード電極D_LEは、第1回路基板300の縁領域で重畳して配置され、その厚さの合計がパネルパッド電極P_PEおよび第1リード電極LE1の厚さの合計と同じであるように形成され、第1回路基板300を全体的に平坦にすることができる。これによって、超音波ボンディング時に第1回路基板300の特定領域が下がる現象によって特定領域に過度な力および/またはストレスが集中する現象を防止するか少なくとも緩和させることができる。
【0134】
のみならず、第1回路基板300の縁部に互いに重なるようにダミーパッド電極D_PEおよびダミーリード電極D_LEを配置して超音波ボンディングをすると第1回路基板300とパネルパッド領域P_PAの間の結合力が全体的に増加してボンディング信頼性を改善することができる。
【0135】
以下、他の実施形態による表示装置について説明する。以下の実施形態で既に説明した実施形態と同様の構成については同じ参照符号を付け、その説明は省略または簡略化する。
【0136】
図6は他の実施形態による一つのパネルパッド端子およびリード端子がボンディングされた状態を示す平面図である。
【0137】
図7図6のVII-VII’に沿って切った断面図である。
【0138】
図6および図7による他の実施形態は、第1リード端子LE1とパネルパッド端子P_PE、ダミーリード端子D_LEとダミーパッド端子D_PEを超音波ボンディングする場合、パッド端子P_PE,D_PEはリード端子LE1,D_LEとボンディングされる領域BRとボンディングされない領域NBRを有し得る。また、ダミーパッド端子D_PEはダミーリード端子D_LEとボンディングされる領域BRとボンディングされない領域BRを含み得ることを例示する。以下ではダミーリード端子D_LEとダミーパッド端子D_PEを中心に説明するが、第1リード端子LE1とパネルパッド端子P_PEの間の関係においても同じ内容が適用され得る。
【0139】
具体的に説明すると、ダミーリード端子D_LEとダミーパッド端子D_PEを超音波ボンディングする場合、パッド端子P_PE,D_PEはリード端子LE1,D_LEとボンディング領域BRと非ボンディング領域NBRを有し得る。
【0140】
ボンディング領域BRおよび非ボンディング領域NBRはダミーリード端子D_LEが摩擦したダミーパッド端子D_PEの一面の領域であり得る。ボンディング領域BRは図7に示すようにダミーリード端子D_LEの一面の幅と実質的に同一であり得る。ただし、これに制限されず、ボンディング領域BRは、ダミーリード端子D_LEの一面より外側にさらに突出してダミーリード端子D_LEの幅より大きくてもよい。
【0141】
非ボンディング領域NBRは、ボンディング領域BRの両端と隣接する領域として、ダミーリード端子D_LEにより摩擦するが、ダミーリード端子D_LEおよびまたはダミーパッド端子D_PEが溶融していない領域であり得る。
【0142】
超音波ボンディング工程の進行中に、ダミーパッド端子D_PEのボンディング領域BRおよびボンディング領域BRの一面は上部で第2方向DR2に振動するダミーリード端子D_LEにより摩擦するが、ダミーパッド端子D_PEは繰り返し一定の振動方向に摩擦を受けると少なくとも一部領域にスクラッチが形成される。
【0143】
ボンディング領域BRの前記スクラッチは超音波ボンディング工程が進行されながら、ボンディング領域BRで一部溶融したダミーリード端子D_LEおよび/またはダミーパッド端子D_PEにより少なくとも埋められたり覆われ得る。
【0144】
ただし、非ボンディング領域NBRのスクラッチSCは、超音波ボンディング工程が進行されても、ダミーリード端子D_LEおよびダミーパッド端子D_PEが互いに溶融しないかまたは少なくとも結合されるほど十分に溶融せず、埋められないかまたは覆われないこともある。これによって、ダミーパッド端子D_PEの非ボンディング領域NBRの一面は、ボンディング領域BRの一面よりスクラッチSCがさらに多いかまたはその数が同じでも厚さ方向への切れ込みの程度が大きい。したがって、ダミーパッド端子D_PEの非ボンディング領域NBRの一面の表面粗度R1はボンディング領域BRの一面の表面粗度R2より大きい。
【0145】
図8は他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図であり、図9は他の実施形態による表示パネルの断面図である。
【0146】
図8および図9を参照すると、本実施形態による表示装置2はダミーパッド端子D_PE_1およびダミーリード端子D_LE_1が一つの四角いパターン形状を有する点で一実施形態による表示装置1とは差がある。
【0147】
より具体的に説明すると、ダミーパッド端子D_PE_1およびダミーリード端子D_LE_1が一つの四角いパターン形状を有し得る。ダミーパッド端子D_PE_1およびダミーリード端子D_LE_1を含む導電層はフォトレジスト工程によって複数のダミーパッド端子D_PE_1およびダミーリード端子D_LE_1が形成されるが、ダミーパッド端子D_PE_1およびダミーリード端子D_LE_1が一つの四角いパターン形状を有すると、このような追加的な工程が不要であり、工程単純化を試みることができる。
【0148】
さらに、ダミーパッド端子D_PE_1およびダミーリード端子D_LE_1が一つの四角いパターン形状を有すると、ダミーパッド端子D_PE_1およびダミーリード端子D_LE_1の超音波ボンディング時の接触面積が広くなって該当領域で結合力がパターン化された端子を有するときより増加し得る。
【0149】
図10はさらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図であり、図11はさらに他の実施形態による表示パネルの断面図である。
【0150】
図10および図11を参照すると、本実施形態による表示装置3はダミーパッド端子D_PE_2およびダミーリード端子D_LE_2が第2方向DR2に長辺、第1方向DR1に短辺を有する点で一実施形態とは差がある。
【0151】
より具体的に説明すると、本実施形態による表示装置3は、ダミーパッド端子D_PE_2およびダミーリード端子D_LE_2は第2方向DR2に長辺、第1方向DR1に短辺を有し得る。
【0152】
さらに、本実施形態によるダミーパッド端子D_PE_2は、第1ダミーパッド端子D_PE1_2と第2ダミーパット端子D_PE2_2とを含み得る。第1ダミーパッド端子D_PE1_2は、パネルアラインマークP_AM(例えば、第1パネルアラインマークP_AM1)と第1方向DR1に重なる第サブダミーパッド端子D_PE1_2、パネルアラインマークP_AM(例えば、第1パネルアラインマークP_AM1)と第2方向DR2に重なる第および第3サブダミーパッド端子D_PE_2a、D_PE1_2cを含み得る。図面で第1サブダミーパッド端子D_PE1_2aは一つのみ配置されることが示されているが、これに制限されず、第1サブダミーパッド端子D_PE1_2aは第2方向DR2に互いに分離された複数の第1サブダミーパッド端子D_PE1_2aを有し得る。第2ダミーパッド端子D_PE2_2は、同様に、第1、第2および第3サブダミーパッド端子D_PE2_2a、D_PE2_2b,D_PE2_2cを含み得、第1、第2および第3サブダミーパッド端子D_PE1_2a、D_PE1_2b、D_PE1_2cと同様に配置される。
【0153】
同様に、ダミーリード端子D_LE_2は、第1ダミーリード端子D_LE1_2と第2ダミーリード端子D_LE2_2とを含み得る。第1ダミーリード端子D_LE1_2は、リードアラインマークL_AM(例えば、第1リードアラインマークL_AM1)と第1方向DR1に重なる第サブダミーリード端子D_LE1_2、リードアラインマークL_AM(例えば、第1リードアラインマークL_AM1)と第2方向DR2に重なる第および第3サブダミーリード端子D_LE_2、D_LE1_2cを含み得る。図面で第1サブダミーリード端子D_LE1_2aは一つのみ配置されるものが示されているが、これに制限されず、第1サブダミーリード端子D_LE1_2aは第2方向DR2に互いに分離された複数の第1サブダミーリード端子D_LE1_2aを有し得る。第2ダミーリード端子D_LE2_2は、同様に、第1、第2および第3サブダミーリード端子D_LE2_2a、D_LE2_2b,D_LE2_2cを含み得、第1、第2および第3サブダミーリード端子D_LE1_2a、D_LE1_2b、D_LE1_2cと同様に配置される。
【0154】
本実施形態によるダミーパッド端子D_PE_2およびダミーリード端子D_LE_2は、ベース基板101の縁領域で表示パネル100_2と第1回路基板200_2の結合力が増加するだけでなく、パネルおよびリードアライメントマークP_AM,L_AMと第2方向DR2に重なる領域でも表示パネル100_2と第1回路基板200_2の結合力が増加し得る。
【0155】
図12はさらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図であり、図13はさらに他の実施形態による表示パネルの断面図である。
【0156】
図12および図13を参照すると、本実施形態による表示装置4は、パネルアラインマークP_AMとダミーパッド端子D_PE、リードアラインマークL_AMとダミーリード端子D_LEの位置が交換された点で一実施形態による表示装置1とは差がある。
【0157】
より具体的に説明すると、本実施形態によるパネルアラインマークP_AMは、ベース基板101の縁領域に位置し、ダミーパッド端子D_PEはパネルアラインマークP_AMおよびパネルパッド端子P_PEの間に配置され得る。
【0158】
同様に、リードアラインマークL_AMはベース基板101の縁領域に位置し、ダミーリード端子D_LEはリードアラインマークL_AMおよび第1リード端子LE1の間に配置され得る。
【0159】
本実施形態によれば、ダミーパッド端子D_PEはパネルパッド端子P_PEと隣接して配置され、ダミーリード端子D_LEは第1リード端子LE1と隣接して配置され得る。
【0160】
図14はさらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図であり、図15はさらに他の実施形態による表示パネルの断面図である。
【0161】
図14および図15を参照すると、本実施形態による表示装置5は、パネルアラインマークP_AMと第2方向DR2に重なって、第2方向DR2の長辺を有するダミーパッド端子D_PE_4をパネルアラインマークP_AMの第2方向DR2の上部および/または下部に配置し、リードアラインマークL_AMと第2方向DR2に重なって、第2方向DR2の長辺を有するダミーリード端子D_LE_4をリードアラインマークL_AMの第2方向DR2の上部および/または下部に配置した点で、一実施形態による表示装置1とは差がある。
【0162】
より具体的を説明すると、本実施形態によるダミーパッド端子D_PE_4は、一実施形態によるダミーパッド端子D_PEだけでなく、パネルアラインマークP_AMと第2方向DR2に重なって、第2方向DR2の長辺を有し、パネルアラインマークP_AMの第2方向DR2の上部および/または下部に配置されたダミーパッド端子D_PE_4a,D_PE_4bをさらに含み得る。
【0163】
同様に、ダミーリード端子D_LE_4は、一実施形態によるダミーリード端子D_LEだけでなく、リードアラインマークL_AMと第2方向DR2に重なって、第2方向DR2の長辺を有し、リードアラインマークL_AMの第2方向DR2の上部および/または下部に配置されたダミーリード端子D_LE_4a,D_LE_4bをさらに含み得る。
【0164】
図16はさらに他の実施形態による第1および第2回路基板の平面配置図であり、図17はさらに他の実施形態による表示装置の断面図である。
【0165】
図16および図17を参照すると、本実施形態による第1回路基板300_5は、第2回路領域CA2にダミーリード端子D_LE3,D_LE4をさらに含み、第2回路基板400_1はベース回路基板310の一面に回路アラインマークC_AMおよびダミー回路パッド端子D_C_PEをさらに含む点で一実施形態による表示装置1とは差がある。
【0166】
第3ダミーリード端子D_LE3および第4ダミーリード端子D_LE4の形状および材質は一実施形態によるダミーリード端子D_LE1と実質的に同一である。
【0167】
回路パッド端子C_PEはパネルパッド端子P_PEの例示した物質の中から選択され得る。
【0168】
回路パッド端子C_PEは回路パッド領域C_PAの中心部に配置され得る。図面に示していないが、回路パッド端子C_PEは第2回路基板400_1が含む制御部と電気的に接続され得る。
【0169】
回路パッド端子C_PEは上述したパネルパッド端子P_PEと実質的に同じ平面形状を有し得る。ただし、リード端子LE1,LE2の平面上大きさは回路パッド端子C_PEの平面上大きさより小さくてもよい。
【0170】
回路アラインマークC_AMは第1および第2回路アラインマークC_AMを含み得る。回路アラインマークC_AMは回路パッド端子C_PEを間に置いて離隔して配置され得る。
【0171】
回路アラインマークC_AMは回路パッド端子C_PEの両側にそれぞれ配置され、回路パッド端子C_PEを標識することができる。また、回路アラインマークC_AMは、リードアラインマークL_AMと厚さ方向に重畳して配置され、第2リード端子LE2を回路パッド端子C_PEと厚さ方向に対応するようにアライン(align)させることができる。
【0172】
回路アラインマークC_AMは回路パッド端子C_PEと同一又は類似の積層構造を有し、同じ物質からなる。
【0173】
図面で、回路アラインマークC_AMは上述したリードアラインマークL_AMと同じ形状を有し得る。ただし、これに制限されず、回路アラインマークC_AMはリードアラインマークL_AMと相異する形状を有し得る。ただし、この場合にも回路アラインマークC_AMはリードアラインマークL_AMとアラインされるための形状を有し得る。
【0174】
図面ではそれぞれ一つの第1および第2回路アラインマークC_AM1-C_AM2が示されているが、これに制限されず、2個以上であり得る。
【0175】
回路アラインマークC_AMは回路パッド端子C_PEとは異なり、フローティング(floating)され得る。
【0176】
ダミー回路パッド端子D_C_PEは回路ベース基板410の長辺(回路ベース基板401の縁)に隣接して配置され得る。ダミー回路パッド端子D_C_PEは第1回路アラインマークC_AM1と回路ベース基板401の一長辺の間に配置された第1ダミー回路パッド端子D_C_PE1および第2回路アラインマークC_AM2と回路ベース基板401の他長辺の間に配置された第2ダミー回路パッド端子D_C_PE2を含み得る。ダミー回路パッド端子D_C_PEは回路アラインマークC_AMを間に置いて回路パッド端子C_PEと離隔して配置され得る。
【0177】
ダミー回路パッド端子D_C_PEは上述した回路パッド端子C_PEと実質的に平面形状が同一であり得るが、これに制限されない。
【0178】
図面ではそれぞれ3個の第1および第2ダミー回路パッド端子D_C_PE1,D_C_PE2が示されているが、これに制限されず、第1および第2ダミー回路パッド端子D_C_PE1,D_C_PE2は2個、または4個以上であり得る。
【0179】
ダミー回路パッド端子D_C_PEは回路パッド端子D_C_PEとは異なり、フローティング(floating)され得る。
【0180】
本実施形態で第2リード端子LE2は超音波ボンディングにより回路パッド端子C_PEと直接結合され得る。ダミー回路パッド端子D_C_PEも、超音波ボンディングによりダミーリード端子D_LEと直接結合され得る。
【0181】
以上、本発明の実施形態を中心に説明したが、これは単に例示だけであり、本発明を限定するものではなく、本発明の属する分野の通常の知識を有する者であれば本発明の実施形態の本質的な特性を逸脱しない範囲で以上に例示しなかった様々な変形と応用が可能であることがわかる。例えば、本発明の実施形態に具体的に示した各構成要素は変形して実施することができる。そして、このような変形と応用に関連した差異点は添付する特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17