(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-14
(45)【発行日】2023-09-25
(54)【発明の名称】監視カメラ
(51)【国際特許分類】
H04N 7/18 20060101AFI20230915BHJP
G08B 25/00 20060101ALI20230915BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20230915BHJP
G08B 23/00 20060101ALI20230915BHJP
【FI】
H04N7/18 D
G08B25/00 510M
G06Q50/10
G08B23/00 530A
(21)【出願番号】P 2019190867
(22)【出願日】2019-10-18
【審査請求日】2022-05-24
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山口 剛
【審査官】長谷川 素直
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-233889(JP,A)
【文献】特開2010-113494(JP,A)
【文献】特開2006-243815(JP,A)
【文献】特開2001-056890(JP,A)
【文献】特開2009-015536(JP,A)
【文献】登録実用新案第3143731(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/18
G08B 25/00
G06Q 50/10
G08B 23/00
H04N 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部と、
警備サーバと通信する通信部と、
前記操作部の操作に応じて、前記警備サーバに、警備サービスの開始を要求する開始要求と、前記警備サービスの停止を要求する停止要求とを送信する制御部と、
を有する監視カメラ。
【請求項2】
前記操作部は、ボタンであり、
前記制御部は、前記ボタンが押下される度に、前記開始要求と前記停止要求とを交互に送信する、
請求項1に記載の監視カメラ。
【請求項3】
前記警備サーバから送信される前記警備サービスの開始を示す開始情報と、前記警備サービスの停止を示す停止情報とに基づいて、点灯および消灯する出力部、をさらに有する、
請求項1または2に記載の監視カメラ。
【請求項4】
前記出力部は、前記警備サービスを受けている間、点灯する、
請求項3に記載の監視カメラ。
【請求項5】
前記出力部は、前記操作部に設けられる、
請求項3または4に記載の監視カメラ。
【請求項6】
前記制御部は、前記警備サービスを受けている間において、外部センサを用いて検知された建物の異常に関する警報情報を前記警備サーバに送信する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の監視カメラ。
【請求項7】
前記制御部は、前記警備サービスを受けている間において、警備サービス提供者の端末からの通話呼び出しを受付ける、
請求項1から6のいずれか一項に記載の監視カメラ。
【請求項8】
前記制御部は、前記警備サービスを受けている間において、前記監視カメラの機器状
態を示す機器情報を前記警備サーバに送信する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の監視カメラ。
【請求項9】
前記制御部は、前記警備サービスを受けている間、カメラが撮影した映像を前記警備サーバに送信する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の監視カメラ。
【請求項10】
前記操作部は、前記監視カメラの上部に設けられる、
請求項1から9のいずれか一項に記載の監視カメラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、監視カメラに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、戸建住宅にも適用でき、宅内の異常を近隣の住人および指定の連絡先に知らせることができるセキュリティシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
戸建住宅等の建物内に配置される監視カメラは、警備会社が提供する警備サービスと連携することが想定される。警備サービスに対する支払は、例えば、1か月を単位とした定額制よりも、警備サービスを利用した時間に応じた支払が望まれる。
【0005】
本開示の非限定的な実施例は、警備サービスの利用時間に応じた支払を可能にする監視カメラの提供に資する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施例に係る監視カメラは、操作部と、警備サーバと通信する通信部と、前記操作部の操作に応じて、前記警備サーバに、警備サービスの開始を要求する開始要求と、前記警備サービスの停止を要求する停止要求とを送信する制御部と、を有する。
【0007】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施例によれば、警備サービスの利用時間に応じた支払を可能にする。
【0009】
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施の形態に係る警備システムの一例を示した図
【
図2】電気錠、センサ、監視カメラ、および端末の機能例を示した図
【
図5】サービサーサーバのブロック構成例を示した図
【
図6】警備システムの動作の一例を示したシーケンス図
【
図7】警備システムの動作の一例を示したシーケンス図
【
図8】ユーザサーバの動作例を示したフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0012】
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
【0013】
図1は、実施の形態に係る警備システムの一例を示した図である。
図2は、電気錠4、センサ7、監視カメラ2、および端末12~14の機能例を示した図である。
【0014】
図1に示すように、警備システム1は、監視カメラ2と、アダプタ3と、電気錠4と、ドアホン5と、アダプタ6と、センサ7と、ルータ8と、ユーザサーバ9と、サービサーサーバ10と、管理サーバ11と、端末12~14と、を有している。
【0015】
図1に示す監視カメラ2、アダプタ3、ドアホン5、アダプタ6、センサ7、およびルータ8は、例えば、戸建住宅およびマンション等の建物内に設置される。電気錠4は、例えば、戸建住宅およびマンション等の建物の玄関扉に設置される。以下では、建物を単に住宅と呼ぶことがある。
【0016】
サービサーサーバ10、管理サーバ11、および端末12は、警備サービスを提供する警備会社によって管理される。警備会社は、住宅内に配置された監視カメラ2を利用し、監視カメラ2が配置された住宅の警備サービスを提供する。
【0017】
端末13,14は、監視カメラ2を設置した住宅の住人の端末である。端末13,14は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、および携帯電話等の携帯端末である。
【0018】
端末13,14は、住宅の内外において、監視カメラ2と通信ができる。例えば、端末13,14は、住宅の内外において、監視カメラ2の映像データを受信できる。また、端末13,14は、例えば、住宅外において、監視カメラ2を介し、住宅内の人と通話ができる。
【0019】
監視カメラ2は、例えば、IPカメラである。監視カメラ2は、例えば、住宅内において自由に移動されることができる。監視カメラ2は、例えば、テーブルや棚の上に配置される。
【0020】
監視カメラ2は、端末13,14の指示に応じて、室内の様子を撮影する。監視カメラ2は、音声データを含む映像データを、ルータ8およびユーザサーバ9を介して、端末13,14に送信する。監視カメラ2は、例えば、人感センサを備え、人を検知すると、撮影を開始してもよい。また、監視カメラ2は、例えば、音声センサを備え、音を検知すると、撮影を開始してもよい。
【0021】
電気錠4は、ドアホン5の指示に応じて、玄関扉を施錠および解錠する。また、電気錠4は、端末13,14の指示に応じて、玄関扉を施錠および解錠する。電気錠4は、玄関扉の施錠および解錠の状態を検知する。電気錠4は、玄関扉の施錠状態を示す施錠情報をドアホン5に送信する。
【0022】
ドアホン5は、電気錠4の施錠情報をアダプタ6に送信する。アダプタ6は、ドアホン5から受信した電気錠4の施錠情報を、無線通信によってアダプタ3に送信する。アダプタ6は、例えば、IP-JEM-Aアダプタであってもよい。
【0023】
センサ7は、例えば、熱検知器、煙検知器、およびガス検知器等の住警器である。また、センサ7は、例えば、人感センサ、窓センサ、およびドアセンサ等のセンサである。センサ7は、センサ情報を、無線通信によってアダプタ3に送信する。
【0024】
アダプタ3は、アダプタ6から無線送信される施錠情報を受信する。アダプタ3は、センサ7から無線送信されるセンサ情報を受信する。アダプタ3は、受信した施錠情報およびセンサ情報を監視カメラ2に送信する。アダプタ3は、例えば、移報接点アダプタであってもよい。
【0025】
監視カメラ2は、アダプタ3から送信される施錠情報およびセンサ情報を受信する。言い換えれば、監視カメラ2は、住宅に設置されたセンサ(電気錠4およびセンサ7を含む)から、住宅の状態に関する情報を収集(集約)する。例えば、監視カメラ2は、玄関扉が開いたことを示す情報、人を検知した情報、ガス漏れを検知したことを示す情報等を収集する。監視カメラ2は、収集した情報をユーザサーバ9に送信する。
【0026】
監視カメラ2は、監視カメラ2の機器情報を取得する。例えば、監視カメラ2は、電池によって駆動する。監視カメラ2は、監視カメラ2の機器情報として電池の残量を取得する。監視カメラ2は、取得した監視カメラ2の機器情報をユーザサーバ9に送信する。
【0027】
ユーザサーバ9は、監視カメラ2から送信される情報(映像データ、住宅の状態に関する情報、および監視カメラ2の機器情報を含む)を受信する。ユーザサーバ9は、受信した情報を、端末13,14に送信する。これにより、端末13,14のユーザは、住宅の状態を把握できる。
【0028】
ユーザサーバ9は、監視カメラ2が警備会社の警備サービスと連携(例えば、サービサーサーバ10と接続)している間、監視カメラ2から送信される情報をサービサーサーバ10に送信する。サービサーサーバ10は、監視カメラ2から送信される情報を端末12に送信する。
【0029】
これにより、警備会社は、監視カメラ2を用いた警備サービスの提供が可能となる。例えば、端末12のオペレータは、監視カメラ2が警備会社の警備サービスと連携している間、住宅内の映像を見ることができる。また、端末12のオペレータは、例えば、監視カメラ2が警備会社の警備サービスと連携している間、住宅の異常の有無(例えば、ガス漏れ、火災等)を監視できる。また、端末12のオペレータは、例えば、監視カメラ2が警備会社の警備サービスと連携している間に、住宅の異常を把握した場合、警備員を住宅に駆けつけさせることができる。また、端末12のオペレータは、例えば、端末12から端末13,14を呼び出し、住宅の異常に関する情報を端末13,14の所持者(ユーザ)に通知できる。
【0030】
管理サーバ11は、警備サービスに関するライセンスおよび課金情報等を管理する。例えば、管理サーバ11は、警備会社が監視カメラ2を利用して住宅の警備サービスを提供している間の、警備サービスの課金計算を行う。
【0031】
図3Aは、監視カメラ2の一例を示した正面図である。
図3Bは、監視カメラ2の一例を示した斜視図である。
図3Aおよび
図3Bに示すように、監視カメラ2は、ベース21と、ボタン22と、を有している。
【0032】
ベース21は、カメラ21aを有している。ボタン22は、ベース21の上部に設けられている。
【0033】
なお、
図1に示したアダプタ3は、ベース21に内蔵されてもよい。また、アダプタ3は、ベース21に内蔵される通信部と無線通信してもよい。これにより、監視カメラ2は、持ち運びが便利になる。
【0034】
ボタン22は、下に向かって押下されると、ベース21に向かって移動する。ボタン22は、押下される力が解除されると、ベース21とは反対の方向に向かって移動し、元の位置に戻る。例えば、ボタン22は、
図3Aに示す位置(状態)に戻る。
【0035】
ボタン22の表面の全体または一部は、半透明または透明の材料によって形成されている。ボタン22の内側には、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の発光装置が配置される。ボタン22は、発光装置の発光によって点灯する。
【0036】
監視カメラ2は、ボタン22の押下に応じて、サービサーサーバ10に、警備サービスの開始を要求する開始要求信号と、警備サービスの停止を要求する停止要求信号とを送信する。言い換えれば、監視カメラ2は、警備会社に対し、警備サービスの提供を要求する開始要求信号と、警備サービスの提供の停止を要求する停止要求信号とを送信する。
【0037】
例えば、監視カメラ2は、ボタン22が1回押下されると、サービサーサーバ10に、開始要求信号を送信する。これにより、サービサーサーバ10は、監視カメラ2を用いた警備サービスを開始する。監視カメラ2は、次に、ボタン22が押下されると、サービサーサーバ10に、停止要求信号を送信する。これにより、サービサーサーバ10は、監視カメラ2を用いた警備サービスを停止する。
【0038】
つまり、住宅の住人は、監視カメラ2のボタン22を押下することによって、警備会社の警備サービスを受けたり、受けなかったりすることができる。
【0039】
なお、ボタン22は、警備会社の警備サービスを受けている間、内蔵する発光装置によって点灯する。これにより、住宅の住人は、監視カメラ2のボタン22の点灯状態によって、警備サービスを受けているか否かを把握できる。
【0040】
サービサーサーバ10は、監視カメラ2が設置された住宅の警備サービスを開始すると、警備サービスを開始したことを示す開始情報を管理サーバ11に送信する。管理サーバ11は、開始情報を受信すると、監視カメラ2を設置した住宅の警備サービスに対する課金を開始する。
【0041】
サービサーサーバ10は、監視カメラ2が設置された住宅の警備サービスを停止すると、警備サービスを停止したことを示す停止情報を管理サーバ11に送信する。管理サーバ11は、停止情報を受信すると、監視カメラ2を設置した住宅の警備サービスに対する課金を停止する。
【0042】
これにより、監視カメラ2のユーザ、すなわち、住宅の住人は、警備サービスを受けた時間に応じた費用を警備会社に支払う。
【0043】
以下では、開始要求信号を単に開始要求と呼ぶことがある。停止要求信号を単に停止要求と呼ぶことがある。
【0044】
図4は、監視カメラ2のブロック構成例を示した図である。
図4に示すように、監視カメラ2は、入力部31と、制御部32と、状態検知部33と、出力部34と、通信部35と、映像・音声処理部36と、を有している。
【0045】
入力部31は、ボタン22と接続されている。入力部31には、ボタン22から出力される、ボタン22が押下されたことを示す信号が入力される。入力部31は、入力したボタン22の信号を制御部32に出力する。
【0046】
制御部32は、監視カメラ2全体を制御する。制御部32は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはDPS(Digital Signal Processer)等のプロセッサによって構成されてもよい。制御部32は、例えば、記憶部(図示せず)に記憶されたプログラムを実行し、所定の機能を発揮してもよい。
【0047】
状態検知部33は、アダプタ3と接続されている。状態検知部33は、アダプタ3を介して、センサ7から送信されるセンサ情報を受信する。状態検知部33は、受信したセンサ情報に基づいて、熱、煙、およびガス等を検知する。状態検知部33は、検知結果を制御部32に出力する。
【0048】
状態検知部33は、アダプタ3を介して、電気錠4から送信される施錠情報を受信する。状態検知部33は、受信した施錠情報に基づいて、例えば、玄関扉の開閉を検知する。状態検知部33は、検知結果を制御部32に出力する。
【0049】
状態検知部33は、監視カメラ2が備えるセンサ(例えば、人感センサおよび音声センサ)と接続されている。状態検知部33は、監視カメラ2が備えるセンサから出力されるセンサ情報に基づいて、人および音等を検知する。状態検知部33は、検知結果を制御部32に出力する。
【0050】
なお、制御部32が、状態検知部33の機能を有してもよい。この場合、状態検知部33は、省略される。
【0051】
出力部34は、例えば、LED等の発光装置である。出力部34は、ボタン22の内側に配置される。出力部34は、制御部32の制御に応じて、点灯および消灯する。出力部34は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置であってもよい。表示装置には、例えば、警備サービスが提供されている間、「警備サービス中」等の文字が表示されてもよい。
【0052】
通信部35は、ルータ8と通信する。通信部35は、例えば、Wi-Fi(登録商標)またはブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信を介して、ルータ8と通信してもよい。
【0053】
映像・音声処理部36は、カメラ(撮像素子)およびマイクと接続されている。映像・音声処理部36は、例えば、映像信号および音声信号を圧縮処理し、制御部32に出力する。
【0054】
制御部32は、ボタン22が押下される度に、サービサーサーバ10に対し、警備サービスの開始を要求する開始要求と、警備サービスの停止を要求する停止要求とを交互に送信する。
【0055】
制御部32は、サービサーサーバ10から、警備サービスの開始を示す開始情報を受信する。また、制御部32は、サービサーサーバ10から、警備サービスの停止を示す停止情報を受信する。制御部32は、開始情報と停止情報とに基づいて、出力部34を点灯および消灯する。
【0056】
例えば、制御部32は、サービサーサーバ10から開始情報を受信すると、出力部34を点灯する。制御部32は、サービサーサーバ10から停止情報を受信すると、出力部34を消灯する。これにより、出力部34は、警備サービスを受けている間(監視カメラ2が警備会社の警備サービスと連携している間)、点灯する。
【0057】
制御部32は、警備サービスが提供されている間において(例えば、ボタン22が点灯している間において)、電気錠4およびセンサ7を用いて検知された住宅の異常に関する警報情報を、サービサーサーバ10に送信する。
【0058】
例えば、警備サービスが提供されている間において、状態検知部33が、センサ7のセンサ情報から、ガスの発生を検知する。この場合、制御部32は、サービサーサーバ10に、ガス漏れが発生したことを示す警報情報を送信する。また、例えば、警備サービスの利用中において、状態検知部33が、電気錠4の施錠情報から、玄関扉の解錠を検知する。この場合、制御部32は、サービサーサーバ10に、玄関扉が解錠したことを示す警報情報を送信する。
【0059】
制御部32は、警備サービスが提供されている間において、警備サービス提供者の端末12からの通話呼び出しを受付ける。制御部32は、端末12からの通話呼び出しを受付けると、監視カメラ2を、端末12と通話可能状態にする。これにより、住宅内に居る人は、監視カメラ2を介して、端末12のオペレータと通話できる。
【0060】
制御部32は、警備サービスが提供されている間において、監視カメラ2の機器状態を、サービサーサーバ10に送信する。例えば、制御部32は、監視カメラ2の電池の残量を示す機器状態を、サービサーサーバ10に送信する。これにより、端末12のオペレータは、例えば、端末13,14のユーザまたは住宅内に居る人に、監視カメラ2の電池交換を促すことができる。
【0061】
制御部32は、警備サービスが提供されている間において、監視カメラ2が撮影した映像をサービサーサーバ10に送信する。これにより、端末12のオペレータは、例えば、住宅内の様子を監視できる。
【0062】
図5は、サービサーサーバ10のブロック構成例を示した図である。
図5に示すように、サービサーサーバ10は、制御部41と、通信部42と、記憶部43と、を有している。
【0063】
制御部41は、サービサーサーバ10全体を制御する。制御部41は、例えば、CPU等のプロセッサによって構成されてもよい。
【0064】
通信部42は、インターネット等のネットワークを介して、ユーザサーバ9および端末12と通信する。
【0065】
記憶部43は、制御部41が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部43には、制御部41が計算処理を行うためのデータ、または、制御部41が各部を制御するためのデータ等が記憶される。記憶部43は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、およびHDDなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0066】
制御部41は、監視カメラ2から、警備サービスの開始要求および停止要求を受信する。制御部41は、開始要求を受信してから停止要求を受信するまでの間における警備サービスに対して課金処理する。
【0067】
例えば、制御部41は、監視カメラ2から、警備サービスの開始要求を受信すると、監視カメラ2が設置された住宅の警備サービスを開始したことを示す開始情報を、管理サーバ11に送信する。制御部41は、監視カメラ2から、警備サービスの停止要求を受信すると、監視カメラ2が設置された住宅の警備サービスを停止したことを示す停止情報を、管理サーバ11に送信する。管理サーバ11は、開始情報の受信から停止情報の受信までの時間を計測し、例えば、時間に比例した警備サービスの費用を算出する。
【0068】
なお、制御部41が、警備サービスを開始してから終了するまでの時間を計測し、計測した時間に応じた課金処理を実行してもよい。制御部41は、算出した費用を管理サーバ11に送信してもよい。
【0069】
制御部41は、監視カメラ2から開始要求を受信すると、監視カメラ2を用いた警備サービスを開始する。また、制御部41は、監視カメラ2から停止要求を受信すると、監視カメラ2を用いた警備サービスを停止する。
【0070】
例えば、制御部41は、監視カメラ2から開始要求を受信すると、監視カメラ2から停止要求を受信するまで、監視カメラ2から送信される警報情報を受信する。制御部41は、監視カメラ2から送信された警報情報を端末12に送信する。
【0071】
制御部41は、警備サービスを開始すると、監視カメラ2と通信する端末13,14に、警備サービスを開始したことを示す開始情報を送信する。また、制御部41は、警備サービスを停止すると、監視カメラ2と通信する端末13,14に、警備サービスを停止したことを示す停止情報を送信する。これにより、端末13,14のユーザは、監視カメラ2のボタン22が、住宅に居る人によって押下され、警備サービスが開始されたことを認識できる。また、端末13,14のユーザは、監視カメラ2のボタン22が、住宅に居る人によって押下され、警備サービスが停止されたことを認識できる。
【0072】
制御部41は、警備サービスを開始してから、警備サービスを停止するまでの間に、端末12から、監視カメラ2に対する通話要求を受信すると、監視カメラ2に対し通話呼び出しを実行する。これにより、端末12のオペレータは、監視カメラ2を介して、住宅内の人と通話できる。
【0073】
制御部41は、監視カメラ2から警報情報を受信すると、端末13,14に異常検知を通知する。これにより、端末13,14のユーザは、住宅にて異常が発生したことを認識できる。なお、制御部41は、異常内容を端末13,14に通知してもよい。
【0074】
制御部41は、監視カメラ2から送信される映像データを受信する。制御部41は、例えば、画像解析によって、映像データの映像から、住宅内の異常を検知した場合、端末13,14に異常検知を通知する。これにより、端末13,14のユーザは、住宅にて異常が発生したことを認識できる。なお、制御部41は、異常を検知した映像を、端末13,14に送信してもよい。
【0075】
制御部41は、端末13,14から、警備サービス提供者による駆けつけサービスの要求を受信する。制御部41は、端末13,14から、駆けつけサービスの要求を受信すると、その要求を端末12に送信する。これにより、端末12のオペレータは、例えば、警備員を端末13,14のユーザの住宅に向かわせることができる。
【0076】
なお、制御部41は、駆けつけサービスに対する報告を、端末13,14に通知してもよい。例えば、制御部41は、住宅に駆け付けた警備員から、住宅に駆け付けたときの様子に関する情報を受信する。制御部41は、受信した情報を端末13,14に送信する。
【0077】
制御部41は、警備サービスを提供している間において、監視カメラ2から機器状態に関する情報を受信する。制御部41は、監視カメラ2の機器情報に関する情報を、端末13,14に送信する。例えば、制御部41は、監視カメラ2の電池残量が少ないことを示す情報を端末13,14に送信する。これにより、端末13,14のユーザは、監視カメラ2の電池残量が少ないことを把握できる。
【0078】
制御部41は、監視カメラ2と連携した警備サービスを停止するとき、警備サービスを停止する情報を監視カメラ2に送信する。これにより、監視カメラ2は、出力部34を消灯できる。
【0079】
図5では、サービサーサーバ10のブロック構成例について説明したが、ユーザサーバ9および管理サーバ11も、
図5と同様のブロック構成を有してもよい。ただし、ユーザサーバ9の制御部は、
図5で説明した制御部41と機能が異なる。管理サーバ11の制御部は、
図5で説明した制御部41と機能が異なる。
【0080】
また、端末12~14も、
図5と同様のブロック構成を有してもよい。ただし、端末12~14は、タッチパネルから出力される信号を入力する入力部およびタッチパネルに信号を出力する出力部を有してもよい。また、端末12~14の各々の制御部は、
図5で説明した制御部41と機能が異なる。
【0081】
図6は、警備システムの動作の一例を示したシーケンス図である。監視カメラ2のボタン22は、ユーザから、警備サービス開始のための押下操作を受付ける。監視カメラ2のボタン22は、ユーザから、警備サービス停止のための押下操作を受付ける(S1)。
【0082】
監視カメラ2は、サービス変更処理を開始する(S2)。例えば、監視カメラ2は、警備サービスの提供を受けていない状態においてボタン22が押下された場合、警備サービスの開始処理を行う。監視カメラ2は、警備サービスの提供を受けている状態においてボタン22が押下された場合、警備サービスの停止処理を行う。
【0083】
監視カメラ2は、サービス変更要求をユーザサーバ9に送信する(S3)。サービス変更要求は、サービサーサーバ10に警備サービスの開始を要求する開始要求と捉えてもよい。また、サービス変更要求は、サービサーサーバ10に警備サービスの停止を要求する停止要求と捉えてもよい。
【0084】
ユーザサーバ9は、S3にて送信されたサービス変更要求を受付けると、ユーザ管理情報を更新する(S4)。例えば、ユーザサーバ9は、記憶部において、ユーザの警備サービスの利用状況を示すユーザ管理情報を管理している。ユーザサーバ9は、記憶部のユーザ管理情報に対して、監視カメラ2から、サービス変更要求を受信した日時を登録する。
【0085】
ユーザサーバ9は、S3にて送信されたサービス変更要求の受信に応じて、監視カメラ2のボタン22が押下されたことを端末13,14に通知する(S5)。
【0086】
端末13,14は、S5にて送信された通知の受信に応じて、自宅において警備サービスが開始されたことをユーザに通知する(S6)。例えば、端末13,14は、表示装置において、警備サービスが開始されたことをユーザに通知する。
【0087】
ユーザサーバ9は、S4にてユーザ管理情報を更新すると、サービス変更要求をサービサーサーバ10に送信する(S7)。
【0088】
サービサーサーバ10は、S7にて送信されたサービス変更要求を受信すると、サービサー管理情報を更新する(S8)。例えば、ユーザサーバ9は、記憶部において、ユーザの警備サービスの利用状況を示すサービサー管理情報を管理している。ユーザサーバ9は、記憶部のサービサー管理情報に対して、ユーザサーバ9から、サービス変更要求を受信した日時を登録する。
【0089】
サービサーサーバ10は、S8にてサービサー管理情報を更新すると、サービス変更要求を管理サーバ11に送信する(S9)。
【0090】
管理サーバ11は、S9にて送信されたサービス変更要求を受信すると、契約マスタ管理情報を更新する(S10)。例えば、管理サーバ11は、記憶部において、ユーザの警備サービスの利用状況を示す契約マスタ管理情報を管理している。管理サーバ11は、記憶部の契約マスタ管理情報に対して、サービサーサーバ10から、サービス変更要求を受信した日時を登録する。また、管理サーバ11は、開始要求を登録してから、停止要求を受信するまでの間の、警備サービスの課金情報を契約マスタ管理情報において管理する。
【0091】
管理サーバ11は、S10にて契約マスタ管理情報を更新すると、サービス変更応答をサービサーサーバ10に送信する(S11)。サービス変更応答は、警備サービスの開始要求に対する応答と捉えてもよい。また、サービス変更要求は、警備サービスの停止要求に対する応答と捉えてもよい。
【0092】
サービサーサーバ10は、S11にて送信されたサービス変更応答を受信すると、サービサー管理情報を更新する(S12)。例えば、サービサーサーバ10は、サービサー管理情報に対して、管理サーバ11から、サービス変更応答を受信した日時を登録する。
【0093】
サービサーサーバ10は、S12にてサービサー管理情報を更新すると、サービス変更応答をユーザサーバ9に送信する(S13)。
【0094】
ユーザサーバ9は、S13にて送信されたサービス変更応答を受信すると、ユーザ管理情報を更新する(S14)。例えば、ユーザサーバ9は、ユーザ管理情報に対して、サービサーサーバ10から、サービス変更応答を受信した日時を登録する。
【0095】
ユーザサーバ9は、S14にてユーザ管理情報を更新すると、サービス変更応答を監視カメラ2に送信する(S15)。
【0096】
監視カメラ2は、S15にて送信されたサービス変更応答を受信すると、警備サービスの状態が変わったことをユーザに通知する(S16)。例えば、監視カメラ2は、出力部34の点灯および消灯によって、警備サービスの状態が変わったことをユーザに通知する。
【0097】
図7は、警備システムの動作の一例を示したシーケンス図である。警備システムは、
図6のS16にて、監視カメラ2がサービス応答を受信すると、
図7に示すシーケンス処理を実行する。
【0098】
監視カメラ2は、サービス変更確定処理を開始する(S21)。例えば、監視カメラ2は、
図6のS16にて、サービス変更応答を受信すると、警備サービスの変更確定処理を開始する。
【0099】
監視カメラ2は、ユーザサーバ9、サービサーサーバ10、および管理サーバ11と情報を共有するため、同期処理を開始する(S22)。言い換えれば、警備システムは、警備サービスを受けるユーザと、警備サービスを提供する提供者との間に、警備サービスに関する認識のずれ(例えば、警備サービスにかかった費用の認識のずれ)が生じないよう、監視カメラ2、ユーザサーバ9、サービサーサーバ10、および管理サーバ11において情報を共有する。
【0100】
監視カメラ2は、同期要求をユーザサーバ9に送信する(S23)。同期要求には、監視カメラ2が警備サービスのサービス状態を変更した時刻および利用実績等が含まれる。利用実績には、例えば、監視カメラ2が警備サービスの提供を停止する場合、警備サービスの利用時間が含まれてもよい。また、利用実績には、例えば、監視カメラ2が警備サービスの提供を受ける場合、監視カメラ2が集約した住宅状況に関する情報および監視カメラの機器情報が含まれてもよい。
【0101】
ユーザサーバ9は、S23にて送信された同期要求を受信すると、ユーザ管理情報を更新する(S24)。例えば、ユーザサーバ9は、記憶部のユーザ管理情報に対して、監視カメラ2から受信した同期要求に含まれる変更時刻および利用実績等を登録する。
【0102】
ユーザサーバ9は、S24にてユーザ管理情報を更新すると、同期要求をサービサーサーバ10に送信する(S25)。
【0103】
サービサーサーバ10は、S25にて送信された同期要求を受信すると、サービサー管理情報を更新する(S26)。例えば、ユーザサーバ9は、記憶部のサービサー管理情報に対して、ユーザサーバ9から受信した同期要求に含まれる変更時刻および利用実績等を登録する。
【0104】
サービサーサーバ10は、S26にてサービサー管理情報を更新すると、同期要求を管理サーバ11に送信する(S27)。
【0105】
管理サーバ11は、S27にて送信された同期要求を受信すると、契約マスタ管理情報に対して情報を照会および更新する(S28)。例えば、管理サーバ11は、記憶部の契約マスタ管理情報に対して、サービサーサーバ10から受信した同期要求に含まれる変更時刻および利用実績等を登録する。また、管理サーバ11は、例えば、同期要求に含まれる警備サービスの利用時間が、契約マスタ管理情報で管理している利用時間に一致するか照会する。
【0106】
管理サーバ11は、S28にて契約マスタ管理情報を照会および更新すると、同期応答をサービサーサーバ10に送信する(S29)。管理サーバ11は、同期要求に含まれる警備サービスの利用時間が、契約マスタ管理情報で管理している利用時間に一致したか否かの照会結果を同期応答に含めてもよい。
【0107】
サービサーサーバ10は、S29にて送信された同期応答を受信すると、サービサー管理情報を更新する(S30)。例えば、サービサーサーバ10は、サービサー管理情報に対して、管理サーバ11から、同期応答を受信した日時を登録する。
【0108】
サービサーサーバ10は、S30にてサービサー管理情報を更新すると、同期応答をユーザサーバ9に送信する(S31)。
【0109】
ユーザサーバ9は、S31にて送信されたサービス同期応答を受信すると、ユーザ管理情報を更新する(S32)。例えば、ユーザサーバ9は、ユーザ管理情報に対して、サービサーサーバ10から、同期応答を受信した日時を登録する。
【0110】
ユーザサーバ9は、S32にてユーザ管理情報を更新すると、サービス変更確定を端末13,14に送信する(S33)。
【0111】
端末13,14は、S33にて送信されたサービス変更確定を受信すると、警備サービスの変更が確定したことをユーザに通知する(S34)。例えば、端末13,14は、表示装置において、警備サービスの変更が確定したことをユーザに通知する。また、端末13,14は、警備サービスを開始してから停止するまでの間の費用を表示装置に表示してもよい。
【0112】
ユーザサーバ9は、S32にてユーザ管理情報を更新すると、同期応答を監視カメラ2に送信する(S35)。
【0113】
監視カメラ2は、S35にて送信された同期応答を受信すると(S36)、警備サービスの変更確定処理が完了したことを、住宅内のユーザに通知する。例えば、監視カメラ2は、出力部34の点灯および消灯によって、警備サービスの変更確定処理が完了したことを住宅内のユーザに通知する。
【0114】
図8は、ユーザサーバ9の動作例を示したフローチャートである。ユーザサーバ9は、監視カメラ2および端末13,14から、要求および通知を受信する(S41)。監視カメラ2からの要求および通知には、例えば、電気錠4およびセンサ7を用いて検知された警報情報、接続機器の新規追加、監視カメラ2の故障、断線、電池切れによる異常情報、監視カメラ2または接続機器の設定変更、および電池残量情報等が含まれてもよい。また、端末13,14からの要求および通知には、警報情報等に対する確認完了等が含まれてもよい。
【0115】
ユーザサーバ9は、ステップS41にて受信した要求および通知を端末13,14に送信する(S42)。
【0116】
ユーザサーバ9は、警備サービス中か否かを判定する(S43)。
【0117】
ユーザサーバ9は、警備サービス中であると判定した場合(S43の「YES」)、ステップS41にて受信した要求および通知をサービサーサーバ10に送信する(S44)。
【0118】
ユーザサーバ9は、ユーザサーバ9、サービサーサーバ10、および監視サーバ11間の同期を確認する(S45)。
【0119】
ユーザサーバ9は、S43にて警備サービス中でないと判定した場合(S43の「NO」)、または、ステップS45の処理を実行した場合、記憶部に記憶されているユーザ管理情報を更新する(S46)。
【0120】
以上説明したように、監視カメラ2は、ボタン22と、サービサーサーバ10と通信する通信部35と、ボタン22の操作に応じて、サービサーサーバ10に、警備サービスの開始を要求する開始要求と、警備サービスの停止を要求する停止要求とを送信する制御部32と、を備える。サービサーサーバ10は、監視カメラ2から、警備サービスの開始を要求する開始要求と、警備サービスの停止を要求する停止要求とを受信する通信部42と、開始要求を受信してから停止要求を受信するまでの間における警備サービスに対して課金処理する制御部41と、を有する。
【0121】
これにより、サービサーサーバ10は、監視カメラ2から開始要求を受信してから、停止要求を受信するまでの間において、警備サービスの課金処理ができ、警備サービスを受けるユーザは、警備サービスの利用時間に応じた支払ができる。
【0122】
なお、サービサーサーバ10および管理サーバ11は、1つのサーバによって実現されてもよい。すなわち、サービサーサーバ10は、警備サービスの契約の管理および課金処理を行ってもよい。
【0123】
また、サービサーサーバ10は、監視カメラ2のボタン22の押下に応じて、ユーザの契約状態を変えてもよい。
【0124】
上述の実施の形態においては、各構成要素に用いる「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
【0125】
以上、図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかである。そのような変更例または修正例についても、本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態における各構成要素は任意に組み合わされてよい。
【0126】
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部または全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0127】
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
【0128】
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
【産業上の利用可能性】
【0129】
本開示は、建物内に配置される監視カメラを用いた警備サービスに有用である。
【符号の説明】
【0130】
1 警備システム
2 監視カメラ
3,6 アダプタ
4 電気錠
5 ドアホン
7 センサ
8 ルータ
9 ユーザサーバ
10 サービサーサーバ
11 管理サーバ
12~14 端末