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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-14
(45)【発行日】2023-09-25
(54)【発明の名称】生産管理システムおよび生産管理方法
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/418 20060101AFI20230915BHJP
【FI】
G05B19/418 Z
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019145954
(22)【出願日】2019-08-08
(65)【公開番号】P2021026636
(43)【公開日】2021-02-22
【審査請求日】2022-06-08
(73)【特許権者】
【識別番号】517012534
【氏名又は名称】i Smart Technologies株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】弁理士法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木村 哲也
【審査官】永井 友子
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-005875(JP,A)
【文献】特開2001-273010(JP,A)
【文献】特開2019-003593(JP,A)
【文献】特開2002-132324(JP,A)
【文献】特開2004-070424(JP,A)
【文献】特開2002-297213(JP,A)
【文献】特開2002-202804(JP,A)
【文献】特開2002-268719(JP,A)
【文献】特開2001-249709(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/418
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生産設備の生産状況を管理するための生産管理システムであって、
一の動作状態にある期間に連続的な信号を出力する生産設備の動作状態を検出し、前記動作状態に応じて、前記生産設備のサイクルタイムより短い予め定められた出力周期で状態信号を出力する検出装置であって、
前記連続的な信号が取得されている場合に、前記状態信号を出力し、
前記連続的な信号が取得されていない場合に、前記状態信号を出力しない検出装置と
前記状態信号を取得する取得部と、前記状態信号の出力周期が予め定められた基準周期より短い場合に、前記生産設備が可動状態であることを示す生産情報を生成し、前記状態信号の出力周期が予め定められた基準周期より長い場合に、前記生産設備が停止状態であることを示す生産情報を生成する処理部と、を有する生産管理装置と、を備える、
生産管理システム。
【請求項2】
請求項に記載の生産管理システムであって、
前記出力周期は、正常な生産状況において、前記サイクルタイムの2分の1未満の長さである、生産管理システム。
【請求項3】
請求項または請求項に記載の生産管理システムであって、
前記連続的な信号は、前記生産設備に設けられた点灯部から出力される光信号であり、
前記点灯部は、前記一の動作状態の場合に、点灯することによって前記光信号を出力し、前記一の動作状態以外の場合に、点灯しないことによって前記光信号を出力せず、
前記検出装置は、光センサを有し、前記光信号に応じて前記動作状態を検出する、生産管理システム。
【請求項4】
請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の生産管理システムであって、
前記処理部は、前記状態信号の取得される間隔が予め定められた期間より長い場合に、前記生産情報として、停止状態を示す停止情報を生成する、生産管理システム。
【請求項5】
請求項に記載の生産管理システムであって、
前記生産管理装置は、さらに、利用者による、前記生産設備の動作状態に関する生産情報の入力を受け付ける入力部を有し、
前記入力部は、前記生産情報として、少なくとも、計画停止の状態を示す計画停止情報の入力を受け入れ、
前記処理部は、前記計画停止情報が入力されている場合には、前記状態信号が出力されるか否かに関わらず、前記停止情報を出力しない、生産管理システム。
【請求項6】
請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の生産管理システムであって、
前記生産設備は、金型を用いる射出成形機である、生産管理システム。
【請求項7】
請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の生産管理システムであって、
前記検出装置は、前記生産設備に対して、外部から着脱可能な状態で取り付けられている、生産管理システム。
【請求項8】
請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の生産管理システムであって、さらに、
前記生産管理装置と通信可能に接続され、前記生産状況に関する情報を利用者に提供する情報提供装置を備える、生産管理システム。
【請求項9】
請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の生産管理システムであって、
前記検出装置と前記生産管理装置とは、無線通信を介して接続されている、生産管理システム。
【請求項10】
請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の生産管理システムであって、
前記生産管理システムにおける情報の伝達経路には、インターネットが介在している、生産管理システム。
【請求項11】
生産設備の生産状況を管理するための生産管理方法であって、
一の動作状態にある期間に連続的な信号を出力する生産設備の動作状態を検出し、前記動作状態に応じて、前記生産設備のサイクルタイムより短い出力周期で状態信号を出力する工程であって、
前記連続的な信号が取得されている場合に、前記状態信号を出力し、
前記連続的な信号が取得されていない場合に、前記状態信号を出力する工程と、
前記状態信号を取得する工程と、
前記状態信号の出力周期が予め定められた基準周期より短い場合に、前記生産設備が可動状態であることを示す生産情報を生成し、前記状態信号の出力周期が予め定められた基準周期より長い場合に、前記生産設備が停止状態であることを示す生産情報を生成する工程と、を備える、生産管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、生産管理のための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、設備におけるサイクルタイムを監視する監視装置が知られている(例えば、特許文献1)。この監視装置は、設備のサイクルタイムが許容時間を超えている場合にサイクルタイム異常の発生を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002―358119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来技術では、サイクルタイム異常の発生を検出するために、サイクルタイムの許容時間以上の時間を要する。このため、サイクルタイムの許容時間が長い設備を監視する際には、サイクルタイム異常の発生の発見を迅速に行うことができないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、生産設備の生産状況を管理するための生産管理システムが提供される。この生産管理システムは、前記生産設備の動作状態を検出し、前記動作状態に応じて、前記生産設備のサイクルタイムより短い予め定められた出力周期で状態信号を出力する検出装置と、前記状態信号を取得する取得部と、前記状態信号を用いて前記生産設備の生産状況を示す生産情報を生成する処理部と、を有する生産管理装置と、を備える。この形態の生産管理システムによれば、生産管理装置は、生産設備のサイクルタイムより短い出力周期で出力される状態信号を用いて生産管理装置の動作状態を示す情報を生成する処理部を有する。したがって、生産設備のサイクルタイムが長い場合であっても、生産設備の生産状況を管理できる。
(2)上記形態の生産管理システムにおいて、前記生産設備は、前記生産設備が一の動作状態にある期間に連続的な信号を出力し、前記検出装置は、前記連続的な信号を検出し、前記連続的な信号が取得されている場合に、前記状態信号を出力し、前記連続的な信号が取得されている場合に、前記状態信号を出力しなくてもよい。この形態の生産管理システムによれば、生産設備から出力される連続的な信号に応じて、検出装置が状態信号を出力するため、生産設備の動作状態の検出が容易である。
(3)上記形態の生産管理システムにおいて、前記出力周期は、正常な生産状況において、前記サイクルタイムの2分の1未満の長さでもよい。この形態の生産管理システムによれば、生産設備のサイクルタイムが長い場合における、生産設備の生産状況の管理がより容易になる。
(4)上記形態の生産管理システムにおいて、前記連続的な信号は、前記生産設備に設けられた点灯部から出力される光信号であり、前記点灯部は、前記一の動作状態の場合に、点灯することによって前記光信号を出力し、前記一の動作状態以外の場合に、点灯しないことによって前記光信号を出力せず、前記検出装置は、光センサを有し、前記光信号に応じて前記動作状態を検出してもよい。この形態の生産管理システムによれば、光信号に応じて動作状態を検出する検出装置を備えた生産管理システムが提供される。
(5)上記形態の生産管理システムにおいて、前記連続的な信号は、生産設備に設けられた外部接続部から出力される電気信号であり、前記外部接続部は、外部との電気的な接続が可能な接続端子を有し、前記一の動作状態の場合に、前記接続端子を介して前記電気信号を出力し、前記一の動作状態以外の場合に、前記接続端子を介して前記電気信号を出力せず、前記検出装置は、前記外部接続部から出力される前記電気信号を取得することによって前記動作状態を検出してもよい。この形態の生産管理システムによれば、電気信号に応じて動作状態を検出する検出装置を備えた生産管理システムが提供される。
(6)上記形態の生産管理システムにおいて、前記処理部は、前記状態信号の取得される間隔が予め定められた期間より長い場合に、前記生産情報として、停止状態を示す情報を生成してもよい。この形態の生産管理システムは、状態信号の取得される間隔に応じて、生産設備の停止状態を示す情報を生成することができる。
(7)上記形態の生産管理システムにおいて、前記生産管理装置は、さらに、前記生産管理システムの利用者による、前記生産設備の動作状態に関する生産情報の入力を受け付ける入力部を有し、前記入力部は、前記生産情報として、少なくとも、計画停止の状態を示す計画停止情報の入力を受け入れ、前記処理部は、前記計画停止情報が入力されている場合には、前記状態信号が出力されるか否かに関わらず、前記停止情報を出力してもよい。この形態の生産管理システムは、計画停止が実行されている場合において、生産設備の停止状態を示す情報が生成されることが抑制できる。
(8)上記形態の生産管理システムにおいて、前記生産設備は、金型を用いる射出成形機であってもよい。この形態の生産管理システムは、金型を用いる射出成形機における生産状況を管理できる。
(9)上記形態の生産管理システムにおいて、前記検出装置は、前記生産設備に対して、外部から着脱可能な状態で取り付けられてもよい。この形態の生産管理システムによれば、検出装置の設置が容易である。
(10)上記形態の生産管理システムにおいて、前記生産管理装置と通信可能に接続され、前記生産状況に関する情報を利用者に提供する情報提供装置を備えてもよい。この形態の生産管理システムによれば、生産管理システムの利用者は、情報提供装置を用いて生産状況を取得できる。
(11)上記形態の生産管理システムにおいて、前記検出装置と前記生産管理装置とは、無線通信を介して接続されていてもよい。この形態の生産管理システムによれば、有線による通信を用いる場合に比べて、検出装置と生産管理装置との位置関係の変更が容易である。
(12)上記形態の生産管理システムにおいて、前記生産管理システムにおける情報の伝達経路には、インターネットが介在していてもよい。この形態の生産管理システムによれば、インターネットを利用した生産管理が可能である。
本開示は、生産管理システム以外の種々の形態で実現することが可能である。例えば、生産管理方法や、生産管理システムを備えた製造ラインや、生産管理プログラム等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態に係る生産管理システムを備えた製造ラインの概略図。
図2】第1実施形態に係る生産管理システムにおける情報伝達を示すブロック図。
図3】第1実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図。
図4】第1実施形態に係る生産管理装置の検出部が設置されている様子を示す模式図。
図5】第1実施形態に係る生産管理装置の処理部において実行される停止情報の生成処理を示すフローチャート。
図6】生産情報の生成される様子を示すタイミングチャート。
図7】第2実施形態に係る生産管理システムを備えた製造ラインの概略図。
図8】第2実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る生産管理システム100を備えた製造ラインL1、L2の概略図である。図2は、第1実施形態に係る生産管理システム100における情報伝達を示すブロック図である。生産管理システム100は、インターネットINTを利用するInternet of Things(IoT)技術によって生産管理を行なうシステムである。生産管理システム100は、それぞれ別の場所である、第1エリアAr1と、第2エリアAr2と、第3エリアAr3と、第4エリアAr4と、での情報共有を可能にする。第1エリアAr1は、製造ラインL1、L2を備えた工場である。第2エリアAr2および第3エリアAr3は、第1エリアAr1である工場の敷地外である。第4エリアAr4は、第1エリアAr1とは別の工場である。生産管理システム100におけるインターネットINTへの接続は、通信装置70が利用される。通信装置70は、例えば、無線LAN通信装置や、無線中継機、アクセスポイント、無線基地局、である。
【0009】
製造ラインL1、L2は、搬送機構31と、複数の搬送機構31に沿って配置された複数の生産設備30a~30dと、を有する。製造ラインL1、L2において、製品は、複数の製造工程を経て製造される。なお、製品は、製造ラインL1、L2で製造される物であり、完成した状態だけではなく、加工途中の状態も含む。製品は、加工対象や検査対象とも記載される。
【0010】
搬送機構31は、製品を搬送するための機構であり、例えば、ベルトコンベアや無人搬送車等の自動搬送装置である。本実施形態において、搬送機構31は、ベルトコンベアである。生産設備30a~30dは、例えば、製品の製造工程における加工を行なう加工設備である。生産設備30a~30dとしての加工設備は、例えば、金属加工機や、溶接機、樹脂成形機、である。
【0011】
生産設備30a~30dのうちの少なくとも1つは、20分以上のサイクルタイムを要する加工装置である。20分以上のサイクルタイムを要する加工装置は、例えば金型を用いる射出成形機である。また例えば、20分以上のサイクルタイムを要する加工装置は、3Dプリンターや三次元切削装置等の三次元造型機である。このような加工装置は、製造ラインL1、L2の生産状況への影響が大きいボトルネックとなる可能性がある。なお、サイクルタイムとは、1つの製品の加工に要する時間である。本実施形態において、生産設備30a~30dおよび製造工程は、複数であるが、単数であってもよい。以下において、生産設備30a~30dの共通の機能を説明する場合には、生産設備30a~30dは、生産設備30とも記載される。
【0012】
生産管理システム100は、生産管理装置20と、生産状況に関する情報を利用者に提供する情報提供装置である複数の表示装置601~608と、を備える。生産管理システム100は、製造ラインL1、L2の生産状況を管理する。
【0013】
生産管理装置20は、複数の検出部10a~10dと、本体部202と、処理部40と、を備える。生産管理装置20は、製造ラインL1、L2の生産管理を行なう。検出部10a~10dは、生産設備30a~30dに取り付けられている。ここで、「生産設備30a~30dに取り付けられている」とは、それぞれの検出部10a~10dに対応する生産設備30a~30dの動作状態を検出できるように配置されていることを意味し、直接取り付けられている場合に限定されない。検出部10a~10dは、生産設備30a~30dが製造ラインL1、L2に設置された後に取り付けられている。検出部10a~10dは、本体部202と無線通信を介して接続され、検出結果である検出信号を本体部202へと出力する検出装置として機能する。
【0014】
本体部202は、検出部10a~10dが出力した状態信号の取得と、状態信号が出力される時間間隔の計時と、を行う。また、本体部202は、通信装置70を介して、インターネットINTに接続されたサーバ上に設けられた処理部40へと計時された時間間隔を送信する。本体部202と処理部40との間の情報の伝達経路には、インターネットINTが介在している。
【0015】
処理部40は、サイクルタイムや検出信号を用いて生産管理情報を生成する。生成された生産管理情報は、表示装置601~608へと送信される。処理部40から第1エリアAr1に配置された表示装置601~604への生産管理情報の送信は、通信装置70および本体部202を介して行なわれる。生産管理装置20の処理部40と表示装置601~608との間の情報伝達には、インターネットINTが介在している。処理部40から第2から第4エリアAr2~Ar4に備えられた表示装置605~608への生産管理情報の送信は、通信装置70を介して実行される。ここで、生産管理情報とは、製造ラインL1、L2の生産状況を示す情報である。生産状況は、例えば、製造ラインL1、L2の停止状況や稼働状況を含む。生産情報は、例えば、生産設備30a~30dの停止情報である。なお、以下において、検出部10a~10dの共通の機能を説明する場合には、検出部10a~10dは、検出部10とも記載される。
【0016】
第1エリアAr1に配置された表示装置601~604は、製造ラインL1、L2において作業を行なう者に生産管理情報を提供する。表示装置601~604は、生産管理装置20の本体部202と通信可能に無線接続され、本体部202を介して送信される生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。表示装置601、602は、利用者が携帯することが可能な通信端末であり、例えば、スマートフォンや、タブレット型PCや、スマートウォッチ、である。表示装置601、602の利用者は、作業を行なっている場所から移動することなく生産管理情報の提供を受けることができる。表示装置603、604は、設置場所に固定されるモニタ装置、例えば液晶モニタやデスクトップ型PCや電光掲示板、であって、製造ラインL1、L2における複数の作業者に生産管理情報を提供する装置である。表示装置603、604は、複数の利用者に生産管理情報を提供することができる。表示装置601~604は、生産管理装置20と無線接続されているため、有線接続されている場合と比べて、使用位置を変更する際の手間や制限が少ない。本実施形態において、表示装置601~604は、処理部40によって生成された生産管理情報を本体部202との無線通信を介して取得しているが、これに限定されない。例えば、表示装置601~604は、本体部202を介さずに通信装置70と接続され、通信装置70から送信される生産管理情報を直接受信することによって生産管理情報を取得してもよい。また、設置位置に固定して利用される表示装置603、604は、本体部202もしくは通信装置70と有線接続されていてもよい。
【0017】
第2エリアAr2に配置された表示装置605は、製造ラインL1、L2の生産状況を管理する者(管理者)に生産管理情報を提供する。第2エリアAr2は、製造ラインL1、L2から離れた場所であり、本体部202との無線接続が困難な場所である。表示装置605は、利用者が携帯することが可能な通信端末であり、例えば、スマートフォンや、タブレット型PCや、スマートウォッチ、である。表示装置605は、通信装置70と通信可能に無線接続され、通信装置70を介して処理部40が生成した生産管理情報を取得し、生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。第2エリアAr2における通信装置70は、例えば、無線LANを用いたアクセスポイントや無線基地局である。表示装置605は、業務中に利用者が製造ラインL1、L2から離れた場所に移動する場合であっても生産管理情報を提供することができる。表示装置605の利用者は、製造ラインL1、L2の生産状況を直接得ることができない場合であっても、第1エリアAr1にいる製造ラインL1、L2の作業者に生産管理情報に応じた指示や製造ラインL1、L2で発生した異常への対応ができる。
【0018】
第3エリアAr3に配置された表示装置606は、製造ラインL1、L2を有する企業の責任者等の通常の業務において製造ラインL1、L2が配置された工場に訪れない者に生産管理情報を提供する。第3エリアAr3は、製造ラインL1、L2から離れた場所であり、本体部202との無線接続が困難な場所である。表示装置606は、通信装置70と通信可能に無線接続されている。表示装置606は、通信装置70を介して処理部40が生成した生産管理情報を取得し、取得した生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。第3エリアAr3における通信装置70は、例えば、無線LANを用いたアクセスポイントや無線基地局である。表示装置606の利用者は、外出先や出張先であっても、生産管理情報を取得することが可能である。本実施形態において、表示装置606は、携帯可能な通信端末であるが、これに限定されない。例えば、利用者の通常業務において使用されるデスクトップ型PCの様に使用位置が固定された装置であってもよい。表示装置606として使用位置が固定された装置が採用されている場合には、通信装置70ではなく有線LANを介してインターネットINTに接続されていてもよい。
【0019】
第4エリアAr4に配置された表示装置607、608は、製造ラインL1、L2を有する工場とは別の工場において作業または業務を行なう者に製造ラインL1、L2についての生産管理情報を提供する。表示装置607、608は、通信装置70と通信可能に無線接続されている。表示装置607、608は、通信装置70を介して処理部40が生成した生産管理情報を取得し、取得した生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。表示装置607、608は、第1エリアAr1と離れた場所である第4エリアAr4とでの、管理情報の共有を可能にする。このため、例えば、事業所間での連携を容易にできる。本実施形態において、第4エリアAr4に生産管理装置20の本体部202が設置されている場合には、表示装置607、608は、本体部202を介して処理部40が生成した生産管理情報を取得してもよい。
【0020】
本実施形態において、生産管理システム100は、8台の表示装置601~608を有しているが、これに限定されない。表示装置601~608は、9台以上であってもよく、また、7台以下であってもよい。例えば、表示装置601~608の数は、生産管理情報の提供を受ける者の人数や生産管理情報の提供が必要な場所の数に応じて適宜変更が可能である。また、表示装置601~608が使用される位置や環境に応じて、表示装置601~608に用いられる装置は、変更可能である。例えば、第1エリアAr1において、作業者が表示装置601、602を携帯する必要がない場合には、生産管理システム100は、設置位置に固定されるモニタ装置である表示装置603、604のみを備えていてもよい。また、表示装置601~608による生産管理情報の提供が不要である場合には、生産管理システム100は、表示装置601~608を備えていなくてもよい。
【0021】
図3は、第1実施形態に係る生産管理装置20の構成を示すブロック図である。以下では、生産管理装置20の詳細を説明する。
【0022】
検出部10は、生産設備30の動作状態を検出するセンサ11と、コントロール部12と、送受信部13と、を有している。生産設備30として、20分以上のサイクルタイムを要する加工装置が用いられる場合には、生産管理において、生産設備30の停止を迅速に検知することが重要となる。このため、生産設備30の停止を検知可能な装置が検出部10として用いられている。センサ11は、生産設備30a~30d(図1)に後付け可能なセンサであり、製造ラインL1、L2の動作状態に応じて信号を出力するセンサである。
【0023】
コントロール部12は、図示しない中央演算処理装置(CPU)と記憶装置とを備えている。コントロール部12は、例えば、センサ11によって検出された動作状態に応じて予め定められた出力周期で状態信号を生成する。具体的には、センサ11から出力される検出信号が閾値以上である場合には、出力周期で出力されるパルス信号を形成し、記憶部22と送受信部23とに出力する。このため、例えば、センサ11が正常に稼働できる可動状態を検出する場合には、生産設備30が可動状態である場合には、状態信号が生成される。これにより、状態信号が生成されているか否かによって、生産設備30が動作状態を判定することが可能になる。出力周期は、生産設備30のサイクルタイムより短い時間間隔の周期である。出力周期は、生産設備30のサイクルタイムに対して、好ましくは2分の1未満の時間間隔の周期であり、より好ましくは4分の1未満の時間間隔の周期であり、さらに好ましくは10分の1未満の時間間隔の周期ある。さらに出力周期は、60秒間隔以下の周期であることが好ましく、30秒間隔以下の周期であることがより好ましい。本実施形態では、生産設備30のサイクルタイムである20分に対して、出力周期は30秒である。
【0024】
送受信部13は、検出信号を生産管理装置20へと無線通信によって送信する。無線通信とは、例えば、IEEE802.11aの規格に準拠した2.4GHz帯域もしくは5GHz帯域を用いた無線通信や、1GHz未満の周波数帯域(916.5-927.5MHz)であるサブギガ帯域を用いた無線通信や、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信、である。
【0025】
本体部202は、中央演算処理部(CPU)21と、記憶部22と、送受信部23と、生産管理情報を表示するモニタである表示部24と、入力部25と、を有する。CPU21と記憶部22と送受信部23は、通信バスを介して相互に通信が可能となるように接続されている。
【0026】
CPU21は、例えば、送受信部23を介して検出部10から出力される状態信号を取得する取得部として機能する。CPU21は、状態信号が取得された時間を示す時間情報の記憶部22への記録を実行する。また、CPU21は、送受信部13を介して、時間情報の処理部40への送信を実行する。本実施形態において、CPU21による時間情報の送信は、CPU21によって状態信号が取得されると直ちに実行される。また、CPU21は、送受信部23や表示部24を制御する。
【0027】
記憶部22は、読み込み及び書き込みが可能な記憶媒体であり、例えば、RAMや、ハードディスクドライブ(HDD)や、ソリッドステートドライブ(SSD)を用いることができる。本実施形態では、記憶部22として、SSDが採用されている。記憶部22は、例えば、前述したCPU21の機能を実現するための各種プログラム等を格納している。また、記憶部22は、検出信号と時間情報を一時的に記憶する。
【0028】
送受信部23は、検出部10から検出信号を受信し、処理部40から生産管理情報を受信する受信部として機能する。また、送受信部23は、記憶部22に記憶されている情報を表示装置601~604および処理部40に送信する送信部としても機能する。
【0029】
入力部25は、外部から生産管理装置20へ信号を入力するための入力装置、例えば、スウィッチやキーボードである。生産管理装置20の利用者は、入力部25を介して生産管理装置20の設定変更、例えば、生産管理装置20から情報を送信する表示装置601~608の変更、が可能である。また、利用者は、入力部25を介して処理部40への情報、例えば生産設備30a~30dの故障や保守についての情報、を入力が可能である。
【0030】
処理部40は、送受信部41と、制御部43と、記憶部42と、を有する。処理部40は、本体部202とは別の場所に備えられている。本実施形態において、処理部40は、本体部202とインターネットINTを介して接続されたサーバ上に設けられている。サーバとして、情報共有サービスを利用してもよい。
【0031】
送受信部41は、処理部40をインターネットINTに通信可能な状態で接続する。送受信部41は、本体部202から送信された時間情報を受信し、記憶部42へと出力する。
【0032】
制御部43は、中央演算処理装置(CPU)を有する。制御部43は、時間情報を用いて生産情報を生成する情報生成部として機能する。制御部43は、生産情報として、例えば、生産設備30が可動状態であることを示す可動情報や生産設備30が停止状態であることを示す停止情報を生成する。
【0033】
記憶部42は、読み込み及び書き込みが可能な記憶媒体であり、例えば、RAMや、ハードディスクドライブ(HDD)や、ソリッドステートドライブ(SSD)を用いることができる。記憶部22は、例えば、前述したCPU21の各種機能を実現するための各種プログラムを格納している。また、記憶部42は、本体部202から送信された情報や、制御部43によって生成された生産管理情報を記憶する。
【0034】
図4は、第1実施形態に係る生産管理装置20の検出部10が設置されている様子を示す模式図である。検出部10は、生産設備30に設けられた点灯部301に着脱可能に取り付けられている。点灯部301は、生産設備30の動作状態に応じて点灯する。本実施形態において、点灯部301は、シグナルタワーであり、生産設備30が可動状態である場合には緑色が点灯し、オペレータの呼び出しが必要な状態である場合には黄色が点灯し、異常停止状態の場合には赤色に点灯する。検出部10のセンサ11は、光センサであり、生産設備30が可動状態である場合における点灯部301の点灯を検出するように取り付けられている。なお、点灯部301は、シグナルタワーに限定されず、例えば、生産設備30に予め備えられたLEDライトであってもよい。この場合において、LEDランプは、生産設備30が一の動作状態、例えば可動状態である場合に点灯し、一の動作状態以外、例えば停止状態の場合に点灯しないものであることが好ましい。
【0035】
図5は、第1実施形態に係る生産管理装置20の処理部40において実行される停止情報の生成処理を示すフローチャートである。処理部40は、本体部202の電源がOFFからONに切替えられた以降において、最初に状態信号を取得した場合に、図5に示した生成処理を開始する。生成処理が開始されると、処理部40は、ステップS102の処理を実行する。
【0036】
ステップS102の処理において、処理部40は、生成処理の終了の指示の有無を判定する。終了指示があった場合(ステップS102:Yes)には、処理部40は、生成処理を終了する。終了指示がない場合(ステップS102:No)には、処理部40は、ステップS104の処理を実行する。
【0037】
ステップS104の処理において、処理部40は、計時を開始する。ステップS104の処理が実行される際に、すでに計時の結果がある場合には、処理部40は、計時の結果をリセットし、0から計時を行う。ステップS104の処理の後に、処理部40は、ステップS106の処理を実行する。
【0038】
ステップS106の処理において、処理部40は、計時された時間が予め定められた基準時間以上であるか否かの判定を実行する。計時された時間が予め定められた基準時間未満である場合(ステップS106:No)には、処理部40はステップS108の処理を実行する。計時された時間が予め定められた基準時間以上である場合(ステップS106:Yes)には、処理部40はステップS110の処理を実行する。本実施形態において、基準時間は、出力周期における状態信号の出力間隔の2倍に設定されている。
【0039】
ステップS108の処理において、処理部40は、生産情報として可動情報を生成する。可動情報は、生産設備30が動作可能である状態であることを示す情報である。ステップS108の処理の後に、処理部40は、ステップS112の処理を実行する。
【0040】
ステップS110の処理において、処理部40は、生産情報として停止情報を生成する。停止情報は、生産設備30が停止している状態であることを示す情報である。停止情報が生成されると、処理部40は、本体部202や表示装置601~608に停止情報を送信する。生産管理システム100の利用者は、本体部202の表示部24や表示装置601~608による停止情報の提供を受ける。これにより、利用者は、生産設備30の停止を知ることができる。ステップS110の処理の後に、処理部40は、生成処理を終了する。ステップS110の処理の後に、処理部40は、ステップS112の処理を実行する。
【0041】
ステップS112の処理において、処理部40は、計時が開始された以降に時間情報が新たに取得されたか否かの判定を実行する。時間情報が取得されていない場合(ステップS112:No)には、処理部40は、ステップS106の処理を再び実行する。時間情報が新たに取得されていた場合(ステップS112:Yes)には、処理部40は、ステップS102の処理を実行する。ステップS102の処理の結果、処理の終了が指示されていない場合(ステップS102:No)には、処理部40は、ステップS104の処理として計時を実行する。処理の終了が指示されている場合(ステップS102:Yes)には、処理部40は、処理を終了する。
【0042】
図6は、生産情報の生成される様子を示すタイミングチャートである。図6では、紙面上側から順に、生産設備30から出力される連続信号の様子と、検出部10から出力される状態信号の様子と、処理部40によって生成される生産情報の様子と、が示されている。図6において、横軸は、時刻を示している。
【0043】
時刻T0において、生産管理装置20の電源がOFFからONに切替えられることによって、生産管理システム100による生産情報の生成が開始される。時刻T0から時刻T1までの期間において、生産設備30の電源は、OFFである。時刻T0から時刻T1までの期間において、生産設備30による連続信号の出力は行われていない。このため、検出部10は、状態信号を出力していない。また、生産情報の生成処理の開始条件が満たされていないため、処理部40は、生産情報の生成処理を開始していない。
【0044】
時刻T1において、生産設備30の電源がOFFからONに切替えられることによって、連続信号の出力が開始される。これにより、検出部10は、状態信号の出力を開始する。また、処理部40は、状態信号を取得することにより、生産情報の生成を開始する。
【0045】
時刻T2において、生産設備30が停止することによって、連続信号は出力されなくなる。このため、時刻T1から時刻T2までの期間において、検出部10は、予め定められた時間間隔G1の周期で状態信号を出力している。基準時間Gthは、時間間隔G1の2倍に設定されているため、時刻T1から時刻T2までの期間において、一の状態信号が出力されてから次の状態信号が出力されるまでの時間は、基準時間Gth未満である。このため、時刻T1から時刻T2までの期間において、処理部40は、生産情報として可動情報を生成する。
【0046】
時刻T2において生産設備30が停止するため、時刻T2以降では、連続信号は出力されない。このため、時刻T2以降では、検出部10は、状態信号を出力しない。これにより、最後に状態信号が出力された時刻から基準時間Gth以上が経過した時刻T3以降において、処理部40は、生産情報として停止情報を生成する。
【0047】
以上説明した第1実施形態の生産管理システム100によれば、生産管理装置20は、生産設備30のサイクルタイムより短い出力周期で出力される状態信号を用いて生産設備30の動作状態を示す情報を生成する処理部40を有する。このため、生産設備30のサイクルタイムが長い場合であっても、生産設備30の生産状況の変化を迅速に発見できる。また、生産設備30のサイクルタイムに対して停止時間が短い場合であっても、生産管理装置20は、停止情報を生成できる。このため、生産設備30の停止が見落とされるおそれが低減する。したがって、生産設備30のサイクルタイムが長い場合であっても、生産管理システム100は、生産設備30の生産状況を適切に管理できる。
【0048】
B.第2実施形態
図7は、第2実施形態に係る生産管理システム400を備えた製造ラインL1、L2の概略図である。図8は、第2実施形態に係る生産管理装置520の構成を示すブロック図である。生産管理システム400は、インターネットを用いた情報共有を行なっていない。また、表示装置611~614は、生産管理装置520が配置された工場ar1内でのみ利用される。第1実施形態の構成については、第1実施形態と同様の符号を付し、説明を省略する。本実施形態において、生産管理システム400は、処理部40を備えていない。この場合において、生産管理装置20のCPU21は、第1実施形態における処理部40として機能し、生産情報の生成処理を実行してもよい。本実施形態において、生産管理システム400は、インターネットに接続されていないが、これに限定されない。例えば、生産管理装置520は、インターネットに接続され、インターネットを介して、工場ar1の外部に生産管理情報を提供してもよい。
【0049】
以上説明した第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。さらに、第2実施形態によれば、インターネット上のサーバに処理部40を設けていないため、生産管理システム400は、インターネットに接続されていないオフライン状態であっても生産管理が可能である。
【0050】
C.他の実施形態
C1.第1の他の実施形態
上記実施形態において、検出部10は、生産設備30から出力される連続的な信号を検出し、連続的な信号が取得されている場合に、状態信号を出力しているが、これに限定されない。例えば、生産設備30が停止状態において連続的な信号を出力する場合において、検出部10は、連続的な信号が取得されていない場合において、状態信号を出力してもよい。
【0051】
C2.第2の他の実施形態
上記実施形態において、生産設備30から出力される連続的な信号は、光信号であるが、これに限定されない。例えば、生産設備30から出力される連続的な信号は、電気信号であってもよい。具体的には、検出部10は、例えば生産設備30に設けられたポートを介して、生産設備30が一状態である場合に出力される電気信号を取得してもよい。この場合において、生産設備30に設けられたポートは、例えば、生産設備30が可動状態である場合に予め設定された電気信号を出力してもよく、生産設備30が停止状態である場合に予め設定された電気信号を出力してもよい。ポートとは、生産設備30と外部とを電気的に接続するための接続端子を有する外部接続部である。
【0052】
また、生産設備30から連続的な信号が出力されない場合には、検出部10は、生産設備30の動作状態に応じた変動に応じて動作状態を検出してもよい。例えば、生産設備30が可動状態において冷却用ファン等の特定の駆動部を動作させ、停止状態において動作させない場合には、検出部10は、特定の駆動部の動作に応じて動作状態を検出してもよい。
【0053】
C3.第3の他の実施形態
上記実施形態において、生産管理装置20の入力部25は、生産情報の入力を受け入れてもよい。この場合において、入力部25は、生産情報として、例えば計画停止を示す計画停止情報の入力を受け入れる。計画停止は、予め計画された停止であり、例えば、段替えや保守、点検等による停止である。生産管理装置20は、生産情報として計画停止情報が入力されている場合には、例えば、状態信号の出力の有無に関係なく、停止情報や可動情報等の生産情報を生成しなくてもよい。また、生産管理装置20は、入力部25から直接入力された生産情報に加えて、例えば稼働予定等の予定情報の入力を受け入れてもよい。この場合には、生産管理装置20は、入力された予定情報を用いて、計画停止情報等の生産情報を生成してもよい。
【0054】
C4.第4の他の実施形態
上記実施形態において、生産管理装置20は、生産設備30から出力される連続的な信号以外の情報を生産設備30から取得してもよい。例えば、生産管理装置20は、検出部10に加えて、検出部10とは異なる動作検出部を有し、生産設備30の動作を検出してもよい。この場合には、生産管理装置20は、動作検出部によって検出される生産設備30の動作に応じて、生産設備30のサイクルタイムや生産個数を取得しもよい。
【0055】
C5.第5の他の実施形態
上記実施形態において、生産管理装置20は、可動率や停止率等の生産状況の評価指標を算出してもよい。
【0056】
以上説明した他の実施形態であっても、上記第1実施形態および第2実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。
【0057】
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
【符号の説明】
【0058】
10、10a~10d…検出部、11…センサ、12…コントロール部、13…送受信部、20…生産管理装置、21…CPU、22…記憶部、23…送受信部、24…表示部、25…入力部、30、30a~30d…生産設備、31…搬送機構、40…処理部、41…送受信部、42…記憶部、43…制御部、61…情報表示部、70…通信装置、100…生産管理システム、202…本体部、301…点灯部、400…生産管理システム、520…生産管理装置、601~608…表示装置、Ar1…第1エリア、Ar2…第4エリア、Ar2…第2エリア、Ar3…第3エリア、Ar4…第4エリア、INT…インターネット、L1、L2…製造ライン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8