(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-14
(45)【発行日】2023-09-25
(54)【発明の名称】隻眼者用眼鏡
(51)【国際特許分類】
G02C 7/08 20060101AFI20230915BHJP
G02C 1/06 20060101ALI20230915BHJP
G02C 5/12 20060101ALI20230915BHJP
【FI】
G02C7/08
G02C1/06
G02C5/12
(21)【出願番号】P 2019200339
(22)【出願日】2019-11-02
【審査請求日】2022-10-24
(73)【特許権者】
【識別番号】521417071
【氏名又は名称】株式会社ハルジオン
(74)【代理人】
【識別番号】100128277
【氏名又は名称】專徳院 博
(72)【発明者】
【氏名】高本 英明
【審査官】酒井 康博
(56)【参考文献】
【文献】実開昭58-016616(JP,U)
【文献】実開昭61-128620(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2009/0262299(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02C 7/08
G02C 7/06
G02C 1/06
G02C 5/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡フレームと、
前記眼鏡フレームの左右のいずれか一方に取付けられた第1レンズと、
前記第1レンズに対して鼻当て側に位置
し、前記第1レンズと横並びになるように前記眼鏡フレームに取付けられた広角レンズと、
を有し、
前記広角レンズは、対物レンズと、接眼レンズと、前記対物レンズ及び前記接眼レンズを収容する筒体とを有し、
一方の目で物を見る場合に、隻眼者用眼鏡を使用しない場合と比べて視野を広くすることができるものであり、
前記広角レンズの筒体の一部が、鼻当てとして機能することを特徴とする隻眼者用眼鏡。
【請求項2】
前記眼鏡フレームがリムレスフレームであり、
前記第1レンズ及び前記眼鏡フレームのブリッジが、前記広角レンズに固定されていることを特徴とする請求項
1に記載の隻眼者用眼鏡。
【請求項3】
さらに前記眼鏡フレームの左右のうち前記第1レンズとは反対側に取付けられた第2レンズを有し、
前記第2レンズは、ダミーレンズであり、
正面視において、前記第1レンズと前記広角レンズとで形成される外周縁は、前記第2レンズの外周縁と同一の形状及び同一の大きさであることを特徴とする請求項1
又は2に記載の隻眼者用眼鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隻眼者が掛けて使用する眼鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
両目のうち一方の目の視力が極端に低下し又は一方の目の視力を失い、他方の目のみで物を見る必要がある人(隻眼者,独眼者)は、両目で物を見る人に比較して視野が狭くなる。
【0003】
視力を矯正する通常の眼鏡と同様に、掛けることで隻眼者の視野を広くすることができる眼鏡があれば大変好ましい。これまでに隻眼者用の眼鏡については、老眼鏡が考案されているが(例えば特許文献1参照)、この老眼鏡は遠近両用の眼鏡に関するものであり、この眼鏡では隻眼者の視野を広げることはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のように掛ける(装着する)ことで隻眼者の視野を広くすることができる眼鏡はないのが実情である。隻眼者の使い勝手を考えれば、視力を矯正する通常の眼鏡と同程度のものが好ましく、このような隻眼者用眼鏡の開発が待たれている。
【0006】
本発明の目的は、隻眼者の視野を広げることができる隻眼者用眼鏡を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、眼鏡フレームと、前記眼鏡フレームの左右のいずれか一方に取付けられた第1レンズと、前記第1レンズに対して鼻当て側に位置し、前記第1レンズと横並びになるように前記眼鏡フレームに取付けられた広角レンズと、を有し、前記広角レンズは、対物レンズと、接眼レンズと、前記対物レンズ及び前記接眼レンズを収容する筒体とを有し、一方の目で物を見る場合に、隻眼者用眼鏡を使用しない場合と比べて視野を広くすることができるものであり、前記広角レンズの筒体の一部が、鼻当てとして機能することを特徴とする隻眼者用眼鏡である。
【0009】
本発明の隻眼者用眼鏡において、前記眼鏡フレームがリムレスフレームであり、前記第1レンズ及び前記眼鏡フレームのブリッジが、前記広角レンズに固定されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の隻眼者用眼鏡は、さらに前記眼鏡フレームの左右のうち前記第1レンズとは反対側に取付けられた第2レンズを有し、前記第2レンズは、ダミーレンズであり、正面視において、前記第1レンズと前記広角レンズとで形成される外周縁は、前記第2レンズの外周縁と同一の形状及び同一の大きさであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、隻眼者の視野を広げることができる隻眼者用眼鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の第1実施形態の隻眼者用眼鏡1を正面側斜め上から見た斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態の隻眼者用眼鏡1を背面側斜め上から見た斜視図である。
【
図3】本発明の第1実施形態の隻眼者用眼鏡1の変形例である広角レンズ41の構成を説明するための図である。
【
図4】本発明の第2実施形態の隻眼者用眼鏡2を正面側斜め上から見た斜視図である。
【
図5】本発明の第3実施形態の隻眼者用眼鏡3を正面側斜め上から見た斜視図である。
【
図6】本発明の第3実施形態の隻眼者用眼鏡3を背面側斜め上から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明の第1実施形態の隻眼者用眼鏡1を正面側斜め上から見た斜視図であり、
図2は、本発明の第1実施形態の隻眼者用眼鏡1を背面側斜め上から見た斜視図である。図面(他の実施形態を含む)及び明細書に記載のX方向、Y方向、Z方向は、それぞれ3次元直交座標系のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向を表す。本実施形態において隻眼者用眼鏡1を装着する隻眼者は、正面から見て右側の目の視力が極端に低下し又は右側の目が視力を失っているものとする。この点は、他の実施形態においても同じである。
【0014】
本発明の第1実施形態の隻眼者用眼鏡1は、掛ける(装着する)ことで隻眼者の視野を広くする眼鏡であり、眼鏡フレーム10と、眼鏡フレーム10を正面から見て左側に取付けられた第1レンズ31と、第1レンズ31と横並びに眼鏡フレーム10に取付けられた広角レンズ40と、眼鏡フレーム10を正面から見て右側に取付けられた第2レンズ51とを有する。
【0015】
眼鏡フレーム10は、通常の眼鏡と同様に、フロントの左右にレンズを保持するリム13、14を有し、左右のリム13、14はブリッジ15で連結されている。正面から見て右側の鼻当て18は、右側のリム14と一体的に設けられている。一方、正面から見て左の鼻当て17は、広角レンズ40と一体的に設けられている。テンプル(つる)19は、丁番21を介して左右のリム13、14に取付けられている。
【0016】
第1レンズ31は、目的・用途に応じたレンズが選択される。例えば、隻眼者が近視であればそれを矯正するための度入りのレンズとなり、視力を矯正する必要がない場合には、度なしレンズでよい。この他、通常の眼鏡と同様に、UVカットレンズ、ブルーライトカットレンズなどを使用することができる。
【0017】
第1レンズ31は、正面視において右側を除き、リム13に隙間なく嵌り込む大きさ、形状を有する。第1レンズ31の幅(Y方向)は、リム13の幅(Y方向)の70~90%程度である。このためリム13に第1レンズ31を取り付けると、正面視においてリム13の右側は空いた状態となり、この部分を埋めるように広角レンズ40が取付けられている。第1レンズ31の右側面33は、正面視においてX方向に平行な直線となっている(
図3参照)。
【0018】
広角レンズ40は、従来の広角レンズと同様に、筒体43に対物レンズ(対物側レンズ)48と接眼レンズ(接眼側レンズ)49とが装着されてなる。通常、広角レンズは、広角・標準・望遠に区分けされ、さらに魚眼レンズ・超広角レンズも含まれるが、ここで使用する広角レンズ40においても同様であり、これらから適宜選択して使用することができる。ここで対物レンズ48及び接眼レンズ49は、それぞれ複数枚のレンズ群から構成されていてもよく、さらに広角レンズ40は、他のレンズ及び他のレンズ群を備えていてもよい。広角レンズ40の焦点距離は、使用者の視力に対応し設定されている。また広角レンズ40は、UV(紫外線)あるいはブルーライトをカットする機能を備えるものを使用することができる。
【0019】
広角レンズ40の機能は、基本的に従来の広角レンズと同じであるが、形状が従来の一般的な広角レンズとは異なる。筒体43は、正面視及び背面視において略弓形の形状を有する。より詳細には、筒体43の前面部(対物レンズ48側)は、正面視において右側がリム13のうち右側(ブリッジ15側)に隙間なく収まる形状及び高さとなっている。筒体43の前面部の幅(Y方向)は、リム13の幅(Y方向)の10~30%程度であり、正面視において筒体43の左側は、X方向に平行な直線となっている。筒体43の背面部(接眼レンズ49側)は、筒体43の前面部と相似形であり、その大きさは前面部に比較して小さい。
【0020】
筒体43の厚さ(Z方向)は、隻眼者用眼鏡1を掛けたとき背面が隻眼者の顔、目に接しない厚さとなっている。焦点距離等の点から筒体43の厚さ(Z方向)を大きくする必要がある場合には、鼻当て17、18の位置を調整し、筒体43の背面が隻眼者の顔、目に接しないようにする。
【0021】
筒体43の前面側に装着される対物レンズ48、筒体43の背面側に装着される接眼レンズ49は、それぞれ筒体43の正面視形状及び背面視形状と合致するように、正面視において右側がリム13のブリッジ15側と同様に湾曲し、左側がX方向に平行な直線となっている。
【0022】
第1レンズ31と広角レンズ40とは、正面視において第1レンズ31の右側面33と広角レンズ40の前面左側面44とを突き合わせたときの大きさが、リム13に隙間なく嵌り込む大きさとなっている。本実施形態においては、広角レンズ40は、リム13の正面右側に、前面部がリム13と面一となるように接着されている。第1レンズ31は、正面視において第1レンズ31の右側面33が広角レンズ40の前面左側面44に接するようにリム13に取り付けられている。
【0023】
一般的な眼鏡では、左右のリムにそれぞれ鼻当てが設けられ、あるいは左右のリムにそれぞれ鼻当てが取り付けられるが、本実施形態の隻眼者用眼鏡1においては、リム14には鼻当て18が設けられているが、リム13には鼻当ては設けられていない。代わりに広角レンズ41の筒体43に、正面から見て左側の鼻当て17が設けられている。本実施形態において鼻当て17は、筒体43と一体化している。
【0024】
左側の鼻当てを右側の鼻当て18のようにリム13に設けてもよいが、鼻当て17を筒体43に設けることで、鼻当て17をリム13に設ける場合に比べて筒体43を大きく(幅広く)することができる。筒体43を大きく(幅広く)することは、視野の拡大につながるので好ましい。
【0025】
第2レンズ51は、ダミーレンズであり、リム14に隙間なく嵌り込む。第2レンズ51にダミーレンズを使用するのは、隻眼者の場合、右側の目の視力が極端に低下し、又は右側の目が視力を失っているためである。第2レンズ51は、見た目が第1レンズと同じ又はこれに近いものが好ましい。
【0026】
本実施形態の隻眼者用眼鏡1は、左右のリム13、14の形状・大きさが同一となっている。このため右側のリム14にも第2レンズ51を嵌めることで外観上、左右のバランスがよくなり、見た目もよい。また第2レンズ51の重さを、第1レンズ31と広角レンズ40とを合算した重さと同じにすれば、隻眼者用眼鏡1を掛けたときに左右のバランスが良くなり、かけ易くなる。
【0027】
隻眼者用眼鏡1は、通常の眼鏡と同じように装着し使用することができる。隻眼者用眼鏡1は、鼻寄りに広角レンズ40を備えるので視野が広くなる。
【0028】
両目で物を見る場合に比較して一方の目で物を見る場合、視野が狭くなる。第1実施形態の隻眼者用眼鏡1を使用することで、視野を広くすることができるが、より視野を拡張するために第2レンズ51を取り去ってもよい。第2レンズは、基本的に見栄えを良くするためものであるから備えていなくても機能的には問題ない。また第1実施形態の隻眼者用眼鏡1は、左右のリムの形状・大きさが同じであるが、より視野を拡張すべく左右のリムの形状・大きさが異なっていてもよい。
【0029】
図3は、本発明の第1実施形態の隻眼者用眼鏡1の変形例である広角レンズ41の構成を説明するための図である。
図1及び
図2に示す第1実施形態の隻眼者用眼鏡1と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】
図1及び
図2に示す隻眼者用眼鏡1では、広角レンズ40がリム13に嵌め込まれ接着されているが、
図3に示す広角レンズ41は、接着することなくリム13の溝に嵌め込み固定することが可能である。広角レンズ41は、筒体43の前面の外周に左側面44を除き、リム13の溝に嵌り込む突起45を備える。この突起45をリム13の溝に嵌め込むことで第1レンズ31と同様にリム13に固定することができる。
【0031】
また広角レンズ41の筒体43の前面左側面44には、第1レンズ31の右側面33が嵌り込む凹溝46が設けられている。第1レンズ31は、外周縁がリム13の溝及び筒体43に設けられた凹溝46に嵌め込まれ固定される。
【0032】
図3に示す広角レンズ41及び第1レンズ31を使用すれば、従来の眼鏡と同様に、これらをリム13に嵌め込むことでしっかりと固定することができるので、既存の眼鏡フレームを利用して隻眼者用眼鏡1を容易に製作することができる。
【0033】
図4は、本発明の第2実施形態の隻眼者用眼鏡2を正面側斜め上から見た斜視図である。
図1から
図3に示す第1実施形態の隻眼者用眼鏡1と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
第2実施形態の隻眼者用眼鏡2は、第1実施形態の隻眼者用眼鏡1と基本構成を同じするが、正面から見て左側のリム13の構造が隻眼者用眼鏡1と異なる。第1実施形態の隻眼者用眼鏡1は、広角レンズ40がリム13に嵌め込まれ接着されているが、第2実施形態の隻眼者用眼鏡2は、広角レンズ40の筒体43がリム13の一部となっている。
【0035】
具体的には、正面視において筒体43の左側面44に第1レンズ31が嵌り込むリム13が設けられている。このため左右のリムをつなぐブリッジ15は、広角レンズ40の筒体43と連結する。筒体43の左側面44には、
図3に示す第1レンズ31の右側面33が嵌り込む凹溝46(
図2参照)が設けられている。
【0036】
第1実施形態の隻眼者用眼鏡1は、眼鏡フレーム10が一般的な眼鏡と同じ構成・構造からなるため、既存の眼鏡フレームを利用して隻眼者用眼鏡1を製作することができる。これにより隻眼者用眼鏡1の製作が安価にまた容易となる。第2実施形態の隻眼者用眼鏡2は、構造的に既存の眼鏡フレームをそのまま使用することはできないが、第1実施形態の隻眼者用眼鏡1に比較して広角レンズ40を大きくすることができる。よって隻眼者用眼鏡2は、隻眼者用眼鏡1以上に視野を広くできるメリットがある。
【0037】
また隻眼者用眼鏡2は、広角レンズ40が眼鏡フレーム11と一体化されているので、眼鏡フレーム11からの広角レンズ40の脱落を完全に防止することができる。隻眼者用眼鏡は、従来の一般的な眼鏡以上に安全性が重要であり、広角レンズ40の脱落を完全に防止した隻眼者用眼鏡2は好ましい。
【0038】
図5は、本発明の第3実施形態の隻眼者用眼鏡3を正面側斜め上から見た斜視図であり、
図6は、本発明の第3実施形態の隻眼者用眼鏡3を背面側斜め上から見た斜視図である。
図1から
図3に示す第1実施形態の隻眼者用眼鏡1と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0039】
第3実施形態の隻眼者用眼鏡3は、第1実施形態の隻眼者用眼鏡1と基本構成を同じするが、眼鏡フレーム12がリムレスフレームであり、いわゆる縁なし眼鏡である。広角レンズ42の基本構成は、第1実施形態の隻眼者用眼鏡1の広角レンズ40と同じであるが、広角レンズ42は、筒体43に第1レンズ31を取付けるための取付座47を有する。第1レンズ31は、広角レンズ42の取付座47にねじ止めされる。
【0040】
第1レンズ31は、広角レンズ42の取付座47に取付けられたとき、広角レンズ42の前面と面一となる。ブリッジ15は、一端を広角レンズ42の筒体43に、他端を第2レンズ51に連結する。
【0041】
第3実施形態の隻眼者用眼鏡3は、リムレスフレームであるのでリム付きの眼鏡フレームに比較して軽く、またリムがないため視野が広くなる。
【0042】
第1から第3実施形態を用いて説明したように本発明に係る隻眼者用眼鏡は、いずれも広角レンズを備えるので、通常の眼鏡と同じ使い方で、隻眼者の視野を広くすることができる。また広角レンズの幅が比較的狭く設定され、かつ鼻当て側に取付けられているので正面の視野も大きく取ることができる。
【0043】
以上、第1から第3実施形態を用いて本発明に係る隻眼者用眼鏡を説明したが、本発明に係る隻眼者用眼鏡は、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変更して使用することができる。
【0044】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
【符号の説明】
【0045】
1、2、3 隻眼者用眼鏡
10、11、12 眼鏡フレーム
13、14 リム
15 ブリッジ
17、18 鼻当て
31 第1レンズ
33 第1レンズ右側面
40、41、42 広角レンズ
43 筒体
44 前面左側面
48 対物レンズ
49 接眼レンズ
51 第2レンズ