特許7349785IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

樹脂系シートから容器を製造する方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に開示される樹脂製容器は、撥水層に樹脂成分が比較的多量に含まれるため、内容物と樹脂成分との接触が多くなる結果、例えば水分が多くて粘性の高い食材に対しては十分な付着防止効果が得られない。このため、内容物を樹脂製容器から取り出しにくくなるほか、取り出せたとしても内容物の表面の一部が樹脂製容器に付着して脱離し、内容物(食品等)の外観が悪くなってしまうという問題がある。また、樹脂製容器も、内容物を取り出す際に内容物が容器に引っ付いて大きく変形してしまい、摂食中に樹脂製容器を皿代わりに使えないという欠点もある。さらに、容器表面の凹凸形状層の架橋処理のために、電子線を照射する必要があり、製造工程上又はコスト的にも不利となる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、従来技術の問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の構成を有する包装材料を熱成型する方法によって目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、良好な保形性とともに、粘性の高い内容物が常に接していても高い付着防止効果を発揮できる樹脂製容器の製造方法を提供することができる。特に、本発明の製造方法では、予め特定の下地層及び機能層を含むシートを熱成型することによって容器を作製しているため、後工程で機能層等を形成する場合に比して、容器全体(特に隅部、細部等)にわたってより均質な撥水性及び/又は撥油性を有する容器を提供することができる。

本発明の製造方法で得られた容器は、機能層が内面に形成されているため、粘性の高い内容物が常に接していても高い付着防止効果を発揮できる樹脂製容器を提供することができる。その結果、たとえ粘性の高い食品が常に接触するような状態で容器中に収容されたとしても、食品の樹脂製容器内面への付着を効果的に抑制ないしは防止することができる。つまり、食品(食材)が容器にひっついてしまい、その一部が容器側に残ってしまうよう現象を効果的に抑制することができる。また、本発明の製造方法による容器は、保形性にも優れているため、容器を含む製品の保存時、輸送時及び使用時にわたり、内容物の外観を効果的に保護することができる。

このような特徴をもつ樹脂製容器は、例えばそれに食品を載せた状態で袋体に充填する使い方以外にも、例えば弁当のおかず用トレー、店頭販売での大福餅、みたらし団子、たこ焼き等のように食品を容器に載せてそのまま食するような用途、さらには食品以外の医薬品、化粧品、工業製品等を収容するための容器としても適用することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の樹脂系シートの層構成の具体例を示す図である。
【図2】 本発明の樹脂系シートを成型することにより得られた容器の断面模式図である。

代表図 図1本件の代表的な図

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