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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-15
(45)【発行日】2023-09-26
(54)【発明の名称】伸張可能なドレッシング
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/02 20060101AFI20230919BHJP
   A61F 13/00 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/28 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/42 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/26 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/24 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/60 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/58 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/30 20060101ALI20230919BHJP
   A61L 15/32 20060101ALI20230919BHJP
【FI】
A61F13/02 345
A61F13/00 301C
A61F13/00 301J
A61F13/00 301M
A61F13/00 301G
A61F13/00 301A
A61F13/00 301Z
A61L15/28 100
A61L15/42 310
A61L15/26 100
A61L15/24 100
A61L15/60 100
A61L15/58 100
A61L15/30 100
A61L15/32 100
【請求項の数】 12
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2018183318
(22)【出願日】2018-09-28
(65)【公開番号】P2019063519
(43)【公開日】2019-04-25
【審査請求日】2021-07-20
(31)【優先権主張番号】62/565,604
(32)【優先日】2017-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/576,210
(32)【優先日】2017-10-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522236350
【氏名又は名称】ジョンソン アンド ジョンソン コンシューマー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】メリンダ・セッティーナ
(72)【発明者】
【氏名】パウロ・オリアニ
(72)【発明者】
【氏名】ファビオ・エドアルド・エフ・ランゲル
【審査官】須賀 仁美
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-254115(JP,A)
【文献】米国特許第03888247(US,A)
【文献】特開2011-067632(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F13/00-13/02
A61L15/00-15/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している伸張可能な吸収性本体であって、該吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、前記第2の表面は前記第1の表面の反対側にある、伸張可能な吸収性本体と、
b.前記吸収性本体の前記第2の表面の少なくとも一部に接触している位置決め接着剤と、
c.伸張可能な支持層であって、前記位置決め接着剤によって前記吸収性本体の前記第2の表面に接着している、伸張可能な支持層と、
d.前記吸収性本体ほど伸張可能ではない創傷接触層であって、前記吸収性本体の前記第1の表面上に配設されている、創傷接触層と
を含む、創傷ドレッシングアセンブリであって、
前記位置決め接着剤は、前記吸収性本体の前記横方向に延在している中央線の少なくとも一部上に、及び/又は前記横方向に延在している中央線の少なくとも一部に沿って配置されており、そのことによって、前記吸収性本体の一部のみが、前記支持層に接着されている、創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項2】
前記吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、請求項1に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項3】
前記吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、請求項1又は2に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項4】
前記吸収性本体が、電界紡糸により生成したウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項5】
前記吸収性本体が発泡体物質を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項6】
前記発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、請求項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項7】
前記発泡体物質が連続気泡発泡体である、請求項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項8】
前記発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、請求項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項9】
前記吸収性本体がヒドロコロイドを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項10】
前記ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、請求項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項11】
前記位置決め接着剤が前記吸収性本体の前記第2の表面に接触して、前記位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、請求項1から10のいずれか一項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【請求項12】
前記支持層が外縁を有し、前記支持層の前記外縁が、前記吸収性本体の前記外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、請求項1から11のいずれか一項に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包帯の伸張性の改善などのドレッシングに関する。本発明は、吸収性本体及び伸張性の改善された支持層を含むドレッシングに更に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚に施用及び/又は皮膚を覆うための包帯などのドレッシングは、しばらく前から公知であった。このようなドレッシングは、小さな創傷を密閉し、小さな創傷を保護し、かつ/又は擦過傷を覆うよう、幅広く受け入れられている。一部の場合、微孔性又は通気性の包帯が開発されて、どちらか一方が、小さな創傷(一部が治癒している創傷を含む)を覆うために使用されてきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このようなドレッシングは、例えば、微孔性物質を取り込んで、創傷に通気をもたらすことを可能にする、及び水蒸気が創傷から逃げ、こうして、創傷が浸軟する機会を低減することを可能にするという点で、何年にもわたり大きく改善されてきたが、伸張性を改善するドレッシングが依然として必要とされている。したがって、このような伸張性の改善をもたらし、吸収性本体、及び位置決め接着剤の目立たない領域によって吸収性本体に取り付けられた支持層を含む本発明の創傷ドレッシングアセンブリであって、かつ/又は吸収性本体が支持層の弾性率以下の弾性率を有する、本発明の創傷ドレッシングアセンブリ。特定の実施形態では、創傷ドレッシングアセンブリは、創傷接触層を更に含む。
【0004】
したがって、本発明の態様は、創傷を被覆する、創傷を保護する、及び創傷治癒を促進するために使用され得る、創傷ドレッシングアセンブリを提供することである。本発明の態様はまた、吸収性本体、及び伸張性の改善された支持層を含む創傷ドレッシングアセンブリを提供することである。本発明のさらなる態様は、吸収性本体、及び位置決め接着剤の目立たない方向性の領域によって吸収性本体に取り付けられた支持層を含む、創傷ドレッシングアセンブリを提供することである。本発明のさらなる態様は、吸収性本体及び支持層を含む創傷ドレッシングアセンブリであって、吸収性本体が支持層の弾性率以下の弾性率を有する、創傷ドレッシングアセンブリを提供することである。本発明の他の態様は、以下の説明及び特許請求の範囲から容易に明白になろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態では、本発明は、
a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している伸張可能な吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、第2の表面は第1の表面の反対側にある、伸張可能な吸収性本体と、
b.吸収性本体の第2の表面の少なくとも一部に接触している位置決め接着剤と、
c.伸張可能な支持層であって、当該支持層の方向性の伸張が吸収性本体の第2の表面の対応する方向性の伸張を引き起こすよう、位置決め接着剤によって吸収性本体の第2の表面に接着している、伸張可能な支持層と、
d.吸収性本体ほど伸張可能ではない創傷接触層であって、吸収性本体の第2の表面が、支持層の対応する伸張時に延在するよう、吸収性本体の第1の表面上に配設されている、創傷接触層と
を含む、創傷ドレッシングアセンブリに関する。
【0006】
別の実施形態では、本発明は、
a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している伸張可能な吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面、第2の表面及びある弾性率を有し、第2の表面は、第1の表面の反対側にある、伸張可能な吸収性本体と、
b.吸収性本体の第2の表面の少なくとも一部に接触している位置決め接着剤と、
c.ある弾性率を有する支持層であって、位置決め接着剤によって吸収性本体の第2の表面に接着されている、支持層と
を含む創傷ドレッシングアセンブリであって、
吸収性本体の弾性率が、支持層の弾性率以下である、
創傷ドレッシングアセンブリに関する。
【0007】
さらなる実施形態では、本発明は、
a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、第2の表面は、第1の表面の反対側にあり、第2の表面は、
b.吸収性本体の第2の表面の中央に、位置決め接着剤の領域を形成するよう、吸収性本体の第2の表面に接触する接触剤であって、位置決め接着剤の領域が外縁を有する、接着剤
を有する、吸収性本体と、
c.位置決め接着剤の領域により、吸収性本体の第2の表面に接着している支持層であって、外部ゾーンによって少なくとも一部が取り囲まれた内側ゾーンを有する、支持層と、
を含む創傷ドレッシングアセンブリであって、
位置決め接着剤の領域の外縁が、支持層の表面域の内側境界を画定し、支持層のこのような表面域が、位置決め接着剤の領域の外縁から、位置決め接着剤の領域の外縁から離れる方向に、吸収性本体1の外縁の少なくとも一部を越えて、支持層の外部ゾーンにまで延在しており、このような表面域は、接着剤を含まないか又は実質的に含まない、
創傷ドレッシングアセンブリに関する。
【0008】
さらなる実施形態では、本発明は、
a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、第2の表面は、第1の表面の反対側にあり、第2の表面は、
b.横方向に延在する中央線に実質的に沿って延在する位置決め接着剤の領域を形成するよう、吸収性本体の第2の表面に接触している接着剤
を含む、吸収性本体と、
c.位置決め接着剤の領域により、吸収性本体の第2の表面に接着している支持層であって、外部ゾーンによって少なくとも一部が取り囲まれた内側ゾーンを有する、支持層と、
を含む、創傷ドレッシングアセンブリであって、
位置決め接着剤の領域が、第1の側面、及び第1の側面の反対側の第2の側面を有し、その結果、位置決め接着剤の領域が支持層に接触すると、
i.第1の側面は、第1の側面から、吸収性本体の外縁を越えて、長手方向に延在する中央線の方向に、支持層の外部ゾーンまで延在する支持層の第1の表面域の端部を画定し、
ii.第2の側面は、第2の側面から、吸収性本体の外縁を越えて、長手方向に延在する中央線の方向で第1の表面域の方向の反対の方向に、支持層の外部ゾーンまで延在する支持層の第2の表面域の端部を画定し、第1及び第2の表面域が接着剤を実質的に含まない、
創傷ドレッシングアセンブリに関する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
以下に、本発明の実施形態をあくまで例示の目的で添付図面を参照しながら更に詳細に説明する。
図1】創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の斜視図である。
図2図1に示されている、創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の上部平面図である。
図3図1に示されている、創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の側面図である。
図4】吸収性本体1によって位置決め接着剤領域Cの位置を示している、本発明の創傷ドレッシングアセンブリ10の別の実施形態の上部平面図である。
図5】吸収性本体1の第2の表面3及び支持層5と接触している位置決め接着剤領域Cを示す、図4に示されている創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の側面図である。
図6】吸収性本体1による、第2の表面3上の中央に集められた個別の領域における、位置決め接着剤領域Cを示している、本発明の創傷ドレッシングアセンブリ10の別の実施形態の上部平面図である。
図7】皮膚12に施用される、図1~3に示されている創傷ドレッシングアセンブリ10であって、支持層5が伸張する前の、創傷接触層6、吸収性本体1、位置決め接着剤4及び支持層5を示す、創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の側面図である。
図8】皮膚12に施用される、図1~3に示されている創傷ドレッシングアセンブリ10であって、支持層5が伸張した後の、創傷接触層6、吸収性本体1、位置決め接着剤4及び支持層5を示す、創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の側面図である。
図8A】それほど伸張可能ではない創傷接触層6に接着しているために、吸収性本体1の第1の表面2の動きが制限されているにも関わらず、支持層5の伸張時に、吸収性本体1の第2の表面3が伸張していることを示す、図8中の円で取り囲んだ図8Aを拡大した図である。
図9】皮膚12に施用される、図4~5に示されている創傷ドレッシングアセンブリ10であって、支持層5が伸張する前の、吸収性本体1、位置決め接着剤領域C及び支持層5を示す、創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の側面図である。
図10】皮膚12に施用される、図4~5に示されている創傷ドレッシングアセンブリ10であって、支持層5が伸張した後の、吸収性本体1、位置決め接着剤領域C及び支持層5を示す、創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の側面図である。
図10A】支持層5のいずれの伸張も、吸収性本体1と位置決め接着剤領域Cとの間の接触が低下するために、吸収性本体1に最小限の影響しか及ぼさないことを示す、図10中の円で取り囲んだ図10Aの拡大図である。
図11】吸収性本体1、位置決め接着剤4及び支持層5、並びに任意選択の創傷接触層6及び剥離ライナー7を示す、本発明の創傷ドレッシングアセンブリ10の実施形態の立体分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のドレッシングは、本明細書に記載される本発明の必須要素及び制限事項、並びに本明細書に記載される追加若しくは任意の特徴、構成要素、又は制限事項のいずれかを含むか、これらからなるか、又はこれらから本質的になり得る。
【0011】
本明細書で使用するとき、用語「備える(comprising)」(及びその文法的変形)は、「有する(having)」又は「含む(including)」を包含する意味で(かつこれらの用語と互換的に)用いられ、「のみからなる(consisting only of)」の排他的な意味では用いられない。本明細書で使用する場合、用語「a」及び「the」は、単数に加えて複数も包含すると理解される。
【0012】
本明細書で使用する場合、用語「皮膚」及び「組織」は、互換的であり、哺乳動物の皮膚を指す。
【0013】
参照により一部又はその全体が本明細書に組み込まれている文書はすべて、これらが本明細書に矛盾しない範囲においてのみ本明細書に組み込まれる。
【0014】
特定の実施形態では、本明細書で開示される本発明は、本明細書に具体的に開示されていないいかなる成分、要素(又は、成分若しくは要素の群)、又は方法工程が存在しなくても実施することができる。
【0015】
ドレッシングアセンブリ
吸収性本体
特定の実施形態では、本発明のドレッシングアセンブリ10は、ある弾性率(以下に示されているとおりに算出される)を有する吸収性本体1を含む。図1及び3に示されているとおり、吸収性本体1は、長手方向に延在している中央線l及び横方向に延在している中央線tを有しており、第1の縦エッジ部14、第2の縦エッジ部15、第1の横エッジ部16及び第2の横エッジ部17を有し、それぞれは、全体で又は個別に外縁pを画定する。吸収性本体1はまた、創傷に面する表面となる第1の表面2、及び第2の表面3(この第2の表面3は、第1の表面2の反対側に位置している)を有する。
【0016】
特定の実施形態では、吸収性本体1は、着用者の皮膚に適合する、非刺激性であり、かつ液体を吸収及び保持することが可能な任意の物質を含む。吸収性本体1は、単層物質若しくは多層物質であるか、又は単層物質若しくは多層物質の形態にあってもよく、吸収性本体1が多層物質である場合、各層は同一物質であってもよく、又は異なる物質であってもよい。
【0017】
吸収性本体1に好適と思われる物質の例には、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又は他の任意の公知の吸収性物質、又はこのような任意の物質の組合せが挙げられるか、上記の物質の例は、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又は他の任意の公知の吸収性物質、又はこのような任意の物質の組合せを含む。特定の実施形態では、吸収性本体1は、電界紡糸により生成したウェブ;不織布(すなわち、繊維状及び非繊維状不織布を含めた天然又は合成の不織布);織布;フィルム(例えば、形成済みフィルム);バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質により生成されたウェブとすることができる。吸収性本体1の形成において有用な物質の一層詳細な説明は、その特許文書の各々の全体が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第9445951(B2)号及び米国特許公開第20140308867(A1)号において見出すことができる。吸収性本体1は、例えば、接着剤、ワックス、オイル、抗菌剤、活性軟膏剤などの、非液体吸収性物質を少量(通常、10%未満)、更に含んでもよい。
【0018】
一実施形態では、本吸収性本体1は、発泡体物質、場合により連続気泡発泡体であるか、又はこれを含む。この発泡体は、創傷の浸出物を吸収する、適合性連続気泡発泡体を形成するようになされている合成ポリマーを含むことができる。発泡体の好適な物質の例としては、以下に限定されないが、以下を含む(又は以下から選択される)合成有機ポリマーを含む。発泡ポリマーは、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー(例えば、コポリマー)、又はポリマーの混合物(例えば、ブレンド)から作製することができるか、又はこれらを含むことができる。発泡体物質の例は、「Flexible Polyurethane Foams」、Dow Polyurethanes、R.Herrington and K.Hock(編)、1997年という表題の書籍に記載されている。
【0019】
発泡体は、約0.5mm又は1mm~約3mm又は10mmの厚さという幅広い範囲の厚みとすることができる。更に、発泡体は、所望の特性を有するように調整された1つ又は複数の層を含むことができる。これらの層は、互いに直接接合され得るか、又は接着剤層と一緒に接合され得る。場合により、これらの層の間には、発泡体の物理的一体性を強化するための、ポリマーネット若しくは不織布、織布、又はニットウェブのうちの1つ又は複数が配設され得る。
【0020】
別の実施形態では、本吸収性本体1は、多孔性の小袋内に入れられた、超吸収性粒子又は繊維を含む。例としては、National Nonwovens(Cincinnati、Ohio)から入手可能な超吸収性繊維状ウェブ、又はSorbion AG(Senden、ドイツ)から入手可能なSorbion Sachet Sなどの超吸収性物質を含有するサシェが挙げられる。超吸収性粒子は、住友精化株式会社(大阪、日本)から入手可能なAQUA KEEP超吸収性粉末、及びBASF Corporation(Portsmouth、Va.)から入手可能なHySorb(登録商標)超吸収性粉末として、やはり入手可能である。
【0021】
好適な吸収性本体1の一例は、Delstar(Del.)のPET不織布パッドに見出される。他の例としては、Delstarのポリオレフィン不織布、並びにレーヨンとポリエステルとの、又はレーヨンとポリオレフィンとのブレンドが挙げられる。吸収性本体に好適な構成は、これらの特許の開示が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第6,838,589号、同第7,030,288号及び同第7,612,248号に開示されている。
【0022】
他の実施形態では、吸収性本体1は、ヒドロコロイドを含む。
【0023】
使用されるヒドロコロイド成分は、特に例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラギーナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体などの、この用途において良好な性能を有するいずれの物質であってもよい。
【0024】
とりわけ、カルボキシメチルセルロースナトリウム及びペクチンなどの親水コロイドは、創傷からの体液と接触するとすぐに、ゲルを形成する物質である。接着包帯において使用される場合、これらのヒドロコロイドは、エラストマー及び/又は接着剤と組み合わせることができる。特定の実施形態では、このようなヒドロコロイドを含む吸収性本体1は、湿潤環境をもたらすはずであり(しかし、飽和することはない)、この環境は、治癒を促進するのに好適な状況である。
【0025】
位置決め接着剤
吸収性本体1の第2の表面3は、位置決め接着剤4によって、支持層5に固定されている。
【0026】
位置決め接着剤4は、通常、感圧性位置決め接着剤であり、一部の実施形態では、皮膚に施用するために使用される感圧性接着剤とすることができる(すなわち、皮膚への悪影響が最小限であるか全くなく、かつ不快感が最小限であるか全くなしに皮膚から容易にはがせる)。したがって、特定の実施形態では、位置決め接着剤4は、皮膚接触接着剤8と同一とすることができる(有用な皮膚接触接着剤の具体例を含めて、以下に記載されている)。他の有用な位置決め接着剤は、それらの特許の各々が参照により組み込まれている、米国特許第RE24,906号;米国特許第4,737,410号(実施例31)及び米国特許第3,389,827号、同第4,112,213号、同第4,310,509号及び同第4,323,557号に記載されている。
【0027】
特定の実施形態では、位置決め接着剤4は、位置決め接着剤4の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成するよう、吸収性本体1の第2の表面3上に配設されているか、又はこれと接触している。
【0028】
一実施形態では、図6に示されているとおり、位置決め接着剤4は、吸収性本体1の第2の表面3の中央又はその近傍に、位置決め接着剤4の領域Cを形成するよう、吸収性本体1の第2の表面3上に配設されているか、又はこれと接触しており(すなわち、長手方向に延在している中央線l及び横方向に延在している中央線tが交わる場所)、位置決め接着剤4の領域Cは外縁cを有する。
【0029】
別の実施形態では、図4~5に示されているとおり、位置決め接着剤4は、位置決め接着剤4の領域Cを形成するよう、長手方向に延在している中央線l及び横方向に延在している中央線tが交差する、吸収性本体1の第2の表面3の中央において、吸収性本体1の第2の表面3上に配設されているか、又はこれに接触し、領域Cは、横方向に延在している中央線tに実質的に沿って一方向に更に延在することができ、位置決め接着剤4の領域Cは、第1の側面C’、及び第1の側面C’の反対側に第2の側面C”を形成する。
【0030】
横方向に延在している中央線tに対して、位置決め接着剤領域Cに関して、「実質的に沿って」という言い回しは、所与の中央線の一般方向に、位置決め接着剤領域が延在するかぎり、位置決め接着剤領域が、横方向に延在している中央線tと一列に並んでいること、対角であること又は交差していること(正弦交差パターンの場合のように)を含めた、任意の方向性パターン又は形状とすることができることを意味する。更に、第1の側面C’及び第2の側面C”は、任意の線形パターンを有することができ、同一又は異なるこのようなパターンを有することができる。
【0031】
支持層
ドレッシングアセンブリ10は、前表面5’及び裏側表面5”(裏側表面5”は、前表面5’の反対側に配置されている)を有する支持層5を更に含み、支持層5は、外部ゾーン13、内側ゾーン11及び外縁Pを有し、内側ゾーン11は、外部ゾーン13によって一部(図4にあるとおり)が取り囲まれているか、又は完全(図6にあるとおり)に取り囲まれているかのどちらかである。支持層5の前表面5’は、位置決め接着剤4(又は位置決め接着剤4の領域C)によって、吸収性本体1の第2の表面3に接着されており、特定の実施形態では、その結果、吸収性本体1が内側ゾーン11の内部に置かれている。特定の実施形態では、支持層5の方向性の伸張が吸収性本体1の第2の表面3の対応する方向性の伸張を引き起こすよう、支持層5の前表面5’は、位置決め接着剤4によって、吸収性本体1の第2の表面3に接着されている。支持層5は、単一又は多層(又は支持層)を含むことができる。
【0032】
特定の実施形態では、支持層5の外縁Pの縁は、吸収性本体1の外縁pの少なくとも一部の縁を越えて延在し、その結果、支持層5が少なくとも部分的に被覆して、かつ使用者の皮膚に接着する吸収性層1を越えて少なくとも一部延在する。特定の実施形態では、支持層5の全外縁Pの縁は、吸収性本体1の外縁pの縁全体を越えて延在し、その結果、支持層5は全体を被覆して、かつ使用者の皮膚に接着する吸収性本体1を越えて全体に延在する。
【0033】
特定の実施形態では、位置決め接着剤4は、支持層5の前表面5’に接触して、支持層5の前表面5’を吸収性本体1の第2の表面3に接着させる。
【0034】
特定の実施形態では、図6に示されているとおり、位置決め接着剤4の領域Cは、i)その中央(すなわち、長手方向に延在している中央線l及び横方向に延在している中央線tが交差するところ)又はその近傍において、吸収性本体1の第2の表面3と、ii)支持層5の前表面5’が、吸収性本体1の第2の表面3に接着して、支持層5の表面域の内側境界を画定する外縁cを形成するような支持層5の前表面5’との両方に接触し、支持層5のこのような表面域は、外縁cから外縁cを離れる方向に、吸収性本体1の外縁pの少なくとも一部を越えて、支持層5の外部ゾーン13まで延在している。支持層5のこのような表面域は、接着剤を含まないか、又は実質的に含まない。
【0035】
一実施形態では、図4~5に示されているとおり、上記の位置決め接着剤4の領域Cは、横方向に延在している中央線tに実質的に沿って一方向に更に延在しており、領域Cは、
i)第1の側面C’が、第1の側面C’から、吸収性本体の外縁pの少なくとも一部を越えて、長手方向に延在する中央l線の方向に支持層5の外部ゾーン13まで延在している支持層の第1の表面域の端部を画定し、第1の表面域が、外部ゾーン13によって境界が設けられるよう、及び
ii)第2の側面C”が、第2の側面から、吸収性本体の外縁を越えて、長手方向に延在する中央線の方向で第1の表面域の方向の反対の方向に、支持層5の外部ゾーン13まで延在する支持層の第2の表面域の端部を画定し、第2の表面域が外部ゾーン13により境界が設けられており、第1及び第2の表面域が接着剤を実質的に含まないよう、支持層5の前表面5’に接触して、支持層5の前表面5’を吸収性本体1の第2の表面3に接着させる。
【0036】
接着剤を実質的に含まない、支持層5の表面域に関して明細書に記載されているとおり、用語「接着剤を実質的に含まない」とは、20%未満、場合により15%未満、場合により5%未満、場合により2.5%未満、又は場合により0%の、記載されている表面域接触があるか、又は任意の接着剤又は接着特性を有する化合物が、その上に配設されていることを意味する。
【0037】
図9~10Aに示されているとおり、理論によって限定されないが、上で説明したとおり、吸収性本体1の第2の表面3に対して、横方向に延在している中央線tの中央方向(例えば、中央)に、又は上記の中央線tに実質的に沿って延在している位置決め接着剤の領域としての位置決め接着剤の配置は、取り付けられている支持層5の動き又は伸張による吸収性本体1のいかなる動き又は伸張も最小限にする。
【0038】
特定の実施形態では、吸収性本体1の弾性率は、支持層5の弾性率以下であるか、又は支持層を長さが同一変化率まで伸張するのに必要な負荷/力に等しいか又はそれより小さな長さの所与の変化率に吸収性本体1を延在するために必要な負荷/力である。「弾性率」(例えば、吸収性本体1及び/又は支持層5)は、本明細書で使用する場合、以下のとおり、ASTM D882の修正版、薄いプラスチックシートの引張特性の標準試験法(ASTM International、West Conshohocken、PA、2016)に準拠した「伸張」測定値の取得に基づいて算出される。
【0039】
ASTM D882-9は、元々、250mmのグリップ距離、及び0.1mm/mm*分の初期歪み速度を必要とする。しかし、本発明の物質の弾性率を算出する測定値を得る目的では、50mmのグリップ距離、及び10mm/mm*分の初期歪み速度が代わりに使用される。修正済み寸法及び速度aは、薄プラスチック性フィルムの他の引張特性(例えば、引張破断強さ又は破断伸び)を得るために使用されるものと同じである。負荷-伸張曲線が、ASTM D882に記載されているとおりに一旦、生成されると、弾性率は、この負荷-伸張曲線の初期線形部分への接線を引き、この接線上の任意の点を選択して、引張応力を対応する歪みにより除算することにより決定される。
【0040】
吸収性本体1の弾性率が支持層5の弾性率以下である、創傷ドレッシングアセンブリ10の例は、a)吸収性本体1が、約50gsm~約200gsm、場合により約100gsmの坪量を有する不織布基材であり、約50nm~約20000nm、場合により約100nm~約10000nm、場合により約500nm~約3000nmのフィラメント/繊維直径を有する、ポリウレタンの(例えば、スパンボンドした)フィラメントから形成される、及びb)支持層5が、i)25μm~50μmの厚みのポリウレタンフィルム層;又はii)50μm~300μmの厚みの溶融ブローポリウレタン不織布から選択される場合に見られる。
【0041】
吸収性本体1に有用なナノフィラメント基材である不織布ポリウレタンの例は、SNS Nano Fibre technology、Hudson、OHによって供給されている、Nanosan(登録商標)Sorb/100である。Nanosan(登録商標)Sorb/100。Nanosan(登録商標)Sorb/100の弾性率は、0.2MPa(又は約0.2MPa)と測定された。有用なこのようなナノ繊維不織布の一層詳細な議論は、米国特許第4043331号に見出すことができ、この特許は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0042】
溶融ブローポリウレタン不織布支持層5の弾性率は、2.2MPa(又は約2.2MPa)と測定された。支持層5の弾性率以下の弾性率の吸収性本体1を有する創傷アセンブリは、吸収性本体1への接着時に、支持層5の伸張性を制限することを低減するか、又は防止する。
【0043】
特定の実施形態では、支持層5の弾性率は、約1MPa~約50MPa、又は場合により約1.5MPa~約6MPaの範囲とすることができる。
【0044】
特定の実施形態では、支持層5は、液体不浸透性の水蒸気透過性ポリマーフィルムを含むことができるが、これは、液体不浸透性の水蒸気透過性ポリマーフィルムと組み合わせて好ましくは使用される、他のさまざまな物質を場合により含むことができる。液体不浸透性の水蒸気透過性ポリマーフィルムは、湿潤環境において構造的一体性を好ましくは保持する、適合性の有機ポリマー物質である。本明細書で使用する場合、「適合性」フィルムは、表面が動いている時でさえも、身体部分の表面と同様に、表面に適合するものである。好適なフィルムは、フィルムから水蒸気が通過するのを可能にする、組成及び厚さを有する。フィルムは、ドレッシングの下の創傷部分から水蒸気が喪失するのを調節する一助となる。フィルムはまた、細菌と、液体の水又は他の液体の両方に対するバリアとしても作用する。
【0045】
水蒸気透過性ポリマーフィルムは、幅広い範囲の厚さとすることができる。好ましくは、上記のポリマーフィルムは、約10ミクロン又は12ミクロンから75ミクロン又は250ミクロンの厚さである。更に、ポリマーフィルムは、所望の特性を有するような要求に応じた1つ又は複数の層を含むことができる。これらの層は、例えば、本明細書に記載されているフィルム及び物品の総合的な特性が満足されるかぎり、好適な接着剤と共に押出成形及び/又は接合され得る。
【0046】
液体不浸透性の水蒸気透過性ポリマーフィルムの好適な原料の例としては、以下に限定されないが、ESTANEという商標名でB.F.Goodrich(Cleveland、Ohio)から市販されているポリウレタン(ESTANE 58237及びESTANE 58245を含む);PEBAXという商標名で、Arkema(King of Prussia、Pa.)から市販のポリアミドブロックコポリマー(PEBAX MV1074を含む);HYTRELという商標名で、DuPont(Wilmington、Del.)から市販されているポリエステルブロックコポリマーを含む合成有機ポリマーが挙げられる。ポリマーフィルムは、1つ又は複数のタイプのモノマー(例えば、コポリマー)、又はポリマーの混合物(例えば、ブレンド)から作製することができる。一例の物質は、熱可塑性ポリウレタンなどの、熱可塑性ポリマー(例えば、熱に晒されると軟化して、冷やされるとその元の状態に戻るもの)である。
【0047】
本発明のドレッシングアセンブリ10の支持層5の支持層は、場合により、例えば、不織布、織布、及びニットウェブ、多孔性フィルム(例えば、穿孔又は微孔性構造によりもたらされる)、又は他の公知の裏打ち材を含めた、他の通気性物質とすることができる。このような不織布ウェブの1つは、溶融処理されたポリウレタン(Morton International、Seabrook、N.H.からMORTHANE PS-440という商標名で入手可能なものなど)、又はハイドロエンタングルド不織布ポリエステル若しくはレーヨンポリエステルウェブ(DuPont(Wilmington、Del.)からSONTARA 8010又はSONTARA 8411という商標名で入手可能なものなど)である。
【0048】
支持層5の支持層は、他の利点の中で、本発明のドレッシングに構造的一体性及び審美性の改善をもたらすことができる、液体不浸透性の水蒸気透過性ポリマーフィルム、及び水蒸気透過性の不織布、織布若しくはニットウェブ、又は多孔性フィルムの組合せとすることができる。支持層内部(又は支持層を形成する)層は、例えば、連続又は不連続とすることができる、好適な接着剤層(例えば、パターンコーティングされている接着剤層により生成されるものなど)を使用して、好ましくは一緒に接合されるが、熱的接合又は超音波溶接などの、熱機械的接合を含む他の接合手段を使用することができる。
【0049】
特定の実施形態では、支持層5の前表面は、使用者の皮膚に創傷アセンブリ10を取り付けるための、皮膚接触接着剤8に更に接触することができるか、又はその上に皮膚接触接着剤8を配設することができる。特定の実施形態では、皮膚接触接着剤8は、外部ゾーン13内の支持層5の前表面5’に接触しているか、又はその上に配設されている。一般に、さまざまな感圧接着剤のいずれかを、皮膚接触接着剤8として利用することができる。特に、ヒト皮膚と生体適合性の感圧接着剤が、通常、利用される。一部の実施形態では、皮膚接触接着剤8はまた、一般に水溶性であるか、又は一般に水不溶性であるか、又は水性環境に分散可能であるかのいずれかとすることができる。特定の実施形態では、皮膚接触接着剤8は、一般に水性環境に不溶性であるか又は分散可能であるかのいずれかとすることができる。好適な例としては、例えば、HL-9415-Xという商標名で販売されている市販の分散性感圧接着剤が挙げられ、H.B.Fuller Companyから入手可能である。別の好適な接着剤としては、約10~75重量%のポリアルキルオキサゾリンポリマー、10~75重量%のヒドロキシ化合物又はカルボン酸化合物を含む機能性希釈剤、5~50重量%の粘着付与剤が挙げられる。
【0050】
任意選択的構成要素
創傷接触層
特定の実施形態では、創傷接触層6は、接触吸収性本体1の第1の表面2に接触する。このような創傷接触層6の例としては、ポリマーネット及び多孔性(例えば、穿孔されている)フィルム、又は吸収性本体1に流体が浸透するのを可能にすると同時に、ドレッシングが創傷に付着するのを防止する他の従来的な物質が挙げられる。特定の実施形態では、創傷接触層6は、吸収性本体1に直接接合させることにより(例えば、キャスト又は熱機械的接合)、又は接着剤層の使用により吸収性本体1に接触する。
【0051】
好適な創傷接触層の一例は、Delnet(登録商標)AC530WHTネットで、Delnet Technologies(Del.)から入手可能な、高密度ポリエチレン(HDPE)ネットである。
【0052】
一実施形態では、図7~8Aに示されているとおり、創傷接触層6は、創傷接触層6が吸収性本体1ほど伸張可能ではないよう、吸収性本体1の弾性率よりも大きな弾性率を有することができる。このような実施形態では、創傷接触層6は、吸収性本体1の第2の表面3(支持層5の前表面5’に接着している)が、支持層5の対応する方向性の伸張時に伸張する(又は、延在するよう伸張性を保持/維持する)よう、吸収性本体1の第1の表面2上に接着される。したがって、吸収性本体1の伸張性は、吸収性本体1の第1の表面2に上記の特性を持たせる創傷接触層6に接着すると、それほど伸張可能ではない創傷接触層6へのその接着のために、吸収性本体1の第1の表面2の動き又は伸張になんらかの制限があるにも関わらず、吸収性本体1の第2の表面3(支持層5の前表面5’に接着している)が、その一方向に動く能力又は伸張する能力(例えば、支持層5及びその前表面5’の接着部において、対応する方向性の動き又は伸張に応答して)を保持(又は維持)するようなものになっている。
【0053】
特定の実施形態では、吸収性本体1の弾性率は、創傷接触層6の弾性率よりも25%小さく、場合により50%小さく、場合により75%小さく、又は場合により95%小さい。
【0054】
剥離ライナー
剥離ライナー7は、吸収性本体1又は支持層5上の、任意の露出されている接着剤を覆うために使用することができる。剥離ライナー7は、単一層、又は層のセグメント化された部分の形態にあってもよい。剥離ライナー7は、クラフト紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン(耐衝撃性ポリスチレンなど)、又はこれらの物質の任意のコンポジットから作製することができる。一実施形態では、剥離ライナー7は、フルオロ化学品又はシリコーンなどの放出剤によりコーティングされている。例えば、その開示が参照により組み込まれている、米国特許第4,472,480号は、低い表面エネルギーのパーフルオロ化学品のライナーを記載している。一実施形態では、剥離ライナー7は、シリコーン放出物質によりコーティングされている、紙、ポリオレフィンフィルム又はポリエステルフィルムである。市販のシリコーンによりコーティングされている放出用紙の例は、Wausau Paper Specialty Products(Rhinelander、Wis.)及びMondi Packaging(Lancaster、Ohio)により供給される。好適な剥離ライナーの1つは、Wausau Paper Specialty Productsから入手可能な、60#/279平方メートル(/3000平方フィート)の漂白したクラフトSC RLSE D11 442-6001ペーパーライナーである。場合により、剥離ライナー7は、ドレッシングアセンブリ10の支持層5又は吸収性本体1から剥離ライナーを容易に除去するのを促進するつまみ部を含んでもよい。
【0055】
本発明の特定の実施形態が示されて、本明細書に記載されているが、これらの実施形態は、本発明の原理の応用に考案され得る、多数の可能な具体的な取り合わせ(arrangement)の単なる例示に過ぎないことが理解される。多数の及びさまざまな他の取り合わせを、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、当業者によってこれらの原理にしたがって考案することができる。したがって、本発明の範囲は、本出願に記載されている構造に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の文言によって説明されている構造、及びそのような構造の等価物によってのみ限定されるべきである。
【0056】
発明の実施形態
1.
a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している伸張可能な吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、第2の表面が第1の表面の反対側にある、伸張可能な吸収性本体と、
b.吸収性本体の第2の表面の少なくとも一部に接触している位置決め接着剤と、
c.伸張可能な支持層であって、当該支持層の方向性の伸張が吸収性本体の第2の表面の対応する方向性の伸張を引き起こすよう、位置決め接着剤によって吸収性本体の第2の表面に接着している、伸張可能な支持層と、
d.吸収性本体ほど伸張可能ではない創傷接触層であって、吸収性本体の第2の表面が、支持層の対応する伸張時に延在するよう、吸収性本体の第1の表面上に配設されている、創傷接触層と
を含む、創傷ドレッシングアセンブリ。
2.吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施形態1の創傷ドレッシングアセンブリ。
3.吸収性本体が縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施形態1又は2の創傷ドレッシングアセンブリ。
4.吸収性本体が、電界紡糸により生成したウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施形態1から3のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
5.吸収性本体が発泡体物質を含む、実施形態1から4のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
6.発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施形態1から5のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
7.発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施形態1から6のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
8.発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施形態1から7のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
9.吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施形態1から8のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
10.ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施形態1から9のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
11.位置接着剤が吸収性本体の第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施形態1から10のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
12.支持層が外縁を有し、支持層の外縁が、吸収性本体の外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施形態1から11のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
13.
d.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線、及び外縁を有している伸張可能な吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面、第2の表面及びある弾性率を有し、第2の表面は、第1の表面の反対側にある、伸張可能な吸収性本体と、
e.吸収性本体の第2の表面の少なくとも一部に接触している位置決め接着剤と、
f.ある弾性率を有する支持層であって、位置決め接着剤によって吸収性本体の第2の表面に接着されている、支持層と
を含む、創傷ドレッシングアセンブリであって、
吸収性本体の弾性率が、支持層の弾性率以下である
創傷ドレッシングアセンブリ。
14.支持層の弾性率が約1MPa~約50MPaである、実施形態13の創傷ドレッシングアセンブリ。
15.支持層の弾性率が約1.5MPa~約6MPaである、実施形態13又は14の創傷ドレッシングアセンブリ。
16.吸収性本体が、約50gsm~約200gsmの坪量を有する不織基材であり、約500nm~約3000nmのフィラメント直径を有するポリウレタンのフィラメントから形成されている、実施形態13から15のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
17.支持層が、i)25μm~50μmの厚みのポリウレタンフィルム層;又はii)50μm~300μmの厚みの溶融ブローポリウレタン不織布から選択される、実施形態13から16のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
18.吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施形態13から17のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
19.吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施形態13から18のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
20.吸収性本体が、電界紡糸により生成したウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施形態13から19のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
21.吸収性本体が発泡体物質を含む、実施形態13から20のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
22.発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施形態13から21のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
23.発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施形態13から22のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
24.発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施形態13から23のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
25.吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施形態13から24のいずれか1つ又は組合せの創傷ドレッシングアセンブリ。
26.ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施形態13から25のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
27.位置接着剤が吸収性本体の第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施形態13から26のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
28.支持層が外縁を有し、支持層の外縁が、吸収性本体の外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施形態13から27のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
29.
b.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、第2の表面は、第1の表面の反対側にあり、第2の表面は、
d.吸収性本体の第2の表面の中央に、位置決め接着剤の領域を形成するよう、吸収性本体の第2の表面に接触する接触剤であって、位置決め接着剤の領域が外縁を有する、接着剤
を有する、吸収性本体と、
e.位置決め接着剤の領域により、吸収性本体の第2の表面に接着している支持層であって、外部ゾーンによって少なくとも一部が取り囲まれた内側ゾーンを有する、支持層と、
を含む創傷ドレッシングアセンブリであって、
位置決め接着剤の領域の外縁が、支持層の表面域の内側境界を画定し、支持層のこのような表面域が、位置決め接着剤の領域の外縁から、位置決め接着剤の領域の外縁から離れる方向に、吸収性本体1の外縁の少なくとも一部を越えて、支持層の外部ゾーンにまで延在しており、このような表面域は、接着剤を含まないか又は実質的に含まない、
創傷ドレッシングアセンブリ。
30.位置決め接着剤の領域が連続的である、実施形態29の創傷ドレッシングアセンブリ。
31.位置決め接着剤の領域が不連続的である、実施形態29又は30の創傷ドレッシングアセンブリ。
32.吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施形態29から31のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
33.吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施形態29から32のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
34.吸収性本体が、電界紡糸により生成したウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施形態29から33のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
35.吸収性本体が発泡体物質を含む、実施形態29から34のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
36.発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施形態29から35のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
37.発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施形態29から36のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
38.発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施形態29から37のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
39.吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施形態29から38のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
40.ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施形態29から39のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
41.位置接着剤が吸収性本体の第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施形態29から40のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
42.支持層が外縁を有し、支持層の外縁が、吸収性本体の外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施形態29から41のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
43.
b.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している吸収性本体であって、吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、第2の表面は、第1の表面の反対側にあり、第2の表面は、
d.横方向に延在する中央線に実質的に沿って延在する位置決め接着剤の領域を形成するよう、吸収性本体の第2の表面に接触している接着剤
を含む、吸収性本体と、
e.位置決め接着剤の領域により、吸収性本体の第2の表面に接着している支持層であって、外部ゾーンによって少なくとも一部が取り囲まれた内側ゾーンを有する、支持層と、
を含む、創傷ドレッシングアセンブリであって、
位置決め接着剤の領域が、第1の側面、及び第1の側面の反対側の第2の側面を有し、その結果、位置決め接着剤の領域が支持層に接触すると、
i.第1の側面は、第1の側面から、吸収性本体の外縁を越えて、長手方向に延在する中央線の方向に,支持層の外部ゾーンまで延在する支持層の第1の表面域の端部を画定し、
ii.第2の側面は、第2の側面から、吸収性本体の外縁を越えて、長手方向に延在する中央線の方向で第1の表面域の方向の反対の方向に、支持層の外部ゾーンまで延在する支持層の第2の表面域の端部を画定し、第1及び第2の表面域が接着剤を実質的に含まない、
創傷ドレッシングアセンブリ。
44.位置決め接着剤の領域が連続的である、実施形態43の創傷ドレッシングアセンブリ。
45.位置決め接着剤の領域が不連続的である、実施形態43又は44の創傷ドレッシングアセンブリ。
46.吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施形態43から45のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
47.吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施形態43から46のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
48.吸収性本体が、電界紡糸により生成したウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施形態43から47のいずれか1つ又の創傷ドレッシングアセンブリ。
49.吸収性本体が発泡体物質を含む、実施形態43から48のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
50.発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施形態43から49のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
51.発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施形態43から50のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
52.発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施形態43から51のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
53.吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施形態43から52のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
54.ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施形態43から53のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
55.位置接着剤が吸収性本体の第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施形態43から54のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
56.支持層が外縁を有し、支持層の外縁が、吸収性本体の外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施形態43から55のいずれか1つの創傷ドレッシングアセンブリ。
【0057】
〔実施の態様〕
(1) a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している伸張可能な吸収性本体であって、該吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、前記第2の表面は前記第1の表面の反対側にある、伸張可能な吸収性本体と、
b.前記吸収性本体の前記第2の表面の少なくとも一部に接触している位置決め接着剤と、
c.伸張可能な支持層であって、前記支持層の方向性の伸張が前記吸収性本体の前記第2の表面の対応する方向性の伸張を引き起こすよう、前記位置決め接着剤によって前記吸収性本体の前記第2の表面に接着している、伸張可能な支持層と、
d.前記吸収性本体ほど伸張可能ではない創傷接触層であって、前記吸収性本体の前記第2の表面が、前記支持層の対応する伸張時に延在するよう、前記吸収性本体の前記第1の表面上に配設されている、創傷接触層と
を含む、創傷ドレッシングアセンブリ。
(2) 前記吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施態様1に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(3) 前記吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施態様1又は2に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(4) 前記吸収性本体が、電界紡糸により生成したウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施態様1から3のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(5) 前記吸収性本体が発泡体物質を含む、実施態様1から4のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0058】
(6) 前記発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施態様1から5のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(7) 前記発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施態様1から6のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(8) 前記発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施態様1から7のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(9) 前記吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施態様1から8のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(10) 前記ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施態様1から9のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0059】
(11) 前記位置接着剤が吸収性本体の前記第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施態様1から10のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(12) 前記支持層が外縁を有し、前記支持層の前記外縁が、前記吸収性本体の前記外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施態様1から11のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(13) a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している伸張可能な吸収性本体であって、該吸収性本体は第1の表面、第2の表面及びある弾性率を有し、前記第2の表面は、前記第1の表面の反対側にある、伸張可能な吸収性本体と、
b.前記吸収性本体の前記第2の表面の少なくとも一部に接触している位置決め接着剤と、
c.ある弾性率を有する支持層であって、前記位置決め接着剤によって前記吸収性本体の前記第2の表面に接着されている、支持層と
を含む、創傷ドレッシングアセンブリであって、
前記吸収性本体の前記弾性率が、前記支持層の前記弾性率以下である、
創傷ドレッシングアセンブリ。
(14) 前記支持層の前記弾性率が約1MPa~約50MPaである、実施態様13に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(15) 前記支持層の前記弾性率が約1.5MPa~約6MPaである、実施態様13又は14に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0060】
(16) 前記吸収性本体が、約50gsm~約200gsmの坪量を有する不織基材であり、約500nm~約3000nmのフィラメント直径を有するポリウレタンのフィラメントから形成されている、実施態様13から15のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(17) 前記支持層が、i)25μm~50μmの厚みのポリウレタンフィルム層;又はii)50μm~300μmの厚みの溶融ブローポリウレタン不織布から選択される、実施態様13から16のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(18) 前記吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施態様13から17のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(19) 前記吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施態様13から18のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(20) 前記吸収性本体が、電界紡糸により生成したウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施態様13から19のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0061】
(21) 前記吸収性本体が発泡体物質を含む、実施態様13から20のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(22) 前記発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施態様13から21のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(23) 前記発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施態様13から22のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(24) 前記発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施態様13から23のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(25) 前記吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施態様13から24のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0062】
(26) 前記ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施態様13から25のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(27) 前記位置接着剤が吸収性本体の前記第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施態様13から26のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(28) 前記支持層が外縁を有し、前記支持層の前記外縁が、前記吸収性本体の前記外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施態様13から27のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(29) a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している吸収性本体であって、該吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、前記第2の表面は前記第1の表面の反対側にあり、前記第2の表面は、
b.前記吸収性本体の前記第2の表面の前記中央に、位置決め接着剤の領域を形成するよう、前記吸収性本体の前記第2の表面に接触する接触剤であって、位置決め接着剤の前記領域が外縁を有する、接着剤
を有する、吸収性本体と、
c.位置決め接着剤の前記領域により、前記吸収性本体の前記第2の表面に接着している支持層であって、外部ゾーンによって少なくとも一部が取り囲まれた内側ゾーンを有する、支持層と、
を含む創傷ドレッシングアセンブリであって、
位置決め接着剤の前記領域の前記外縁が、前記支持層の表面域の内側境界を画定し、前記支持層のこのような表面域が、位置決め接着剤の前記領域の前記外縁から、位置決め接着剤の前記領域の前記外縁から離れる方向に、前記吸収性本体1の前記外縁の少なくとも一部を越えて、前記支持層の前記外部ゾーンにまで延在しており、このような表面域は、接着剤を含まないか又は実質的に含まない、
創傷ドレッシングアセンブリ。
(30) 位置決め接着剤の前記領域が連続的である、実施態様29に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0063】
(31) 位置決め接着剤の前記領域が不連続的である、実施態様29又は30に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(32) 前記吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施態様29から31のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(33) 前記吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施態様29から32のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(34) 前記吸収性本体が、電界紡糸により生成されたウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施態様29から33のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(35) 前記吸収性本体が発泡体物質を含む、実施態様29から34のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0064】
(36) 前記発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施態様29から35のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(37) 前記発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施態様29から36のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(38) 前記発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施態様29から37のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(39) 前記吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施態様29から38のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(40) 前記ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施態様29から39のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0065】
(41) 前記位置接着剤が吸収性本体の前記第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施態様29から40のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(42) 前記支持層が外縁を有し、前記支持層の前記外縁が、前記吸収性本体の前記外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施態様29から41のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(43) a.長手方向に延在している中央線、横方向に延在している中央線及び外縁を有している吸収性本体であって、該吸収性本体は第1の表面及び第2の表面を有し、前記第2の表面は前記第1の表面の反対側にあり、前記第2の表面は、
b.前記横方向に延在する中央線に実質的に沿って延在する位置決め接着剤の領域を形成するよう、前記吸収性本体の前記第2の表面に接触している接着剤
を含む、吸収性本体と、
c.位置決め接着剤の前記領域により、前記吸収性本体の前記第2の表面に接着している支持層であって、外部ゾーンによって少なくとも一部が取り囲まれた内側ゾーンを有する、支持層と、
を含む、創傷ドレッシングアセンブリであって、
位置決め接着剤の前記領域が、第1の側面、及び前記第1の側面の反対側の第2の側面を有し、その結果、位置決め接着剤の前記領域が前記支持層に接触すると、
i.前記第1の側面は、前記第1の側面から、前記吸収性本体の前記外縁を越えて、前記長手方向に延在する中央線の方向に、前記支持層の前記外部ゾーンまで延在する前記支持層の第1の表面域の端部を画定し、
ii.前記第2の側面は、前記第2の側面から、前記吸収性本体の前記外縁を越えて、前記長手方向に延在する中央線の方向で前記第1の表面域の方向の反対の方向に、前記支持層の前記外部ゾーンまで延在する前記支持層の第2の表面域の端部を画定し、前記第1及び第2の表面域が接着剤を実質的に含まない、
創傷ドレッシングアセンブリ。
(44) 前記位置決め接着剤の領域が連続的である、実施態様43に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(45) 位置決め接着剤の前記領域が不連続的である、実施態様43又は44に記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0066】
(46) 前記吸収性本体が、単層物質又は多層物質の形態にある、実施態様43から45のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(47) 前記吸収性本体が、縮みセルロース詰め物;溶融ブローポリマー;化学的に補強された、修飾された若しくは架橋されたセルロース繊維;組織;吸収性発泡体;吸収性スポンジ;超吸収性ポリマー;吸収性ゲル形成性物質;又はこのような物質の組合せを含む、実施態様43から46のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(48) 前記吸収性本体が、電界紡糸により生成されたウェブ;不織布;織布;フィルム;バッティング;スパンボンド;スパンレース;ハイドロエンタングルド;梳毛;ニードルパンチ;湿式又は他の任意の好適な物質を含む、実施態様43から47のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(49) 前記吸収性本体が発泡体物質を含む、実施態様43から48のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(50) 前記発泡体物質が、1つ又は複数のタイプのモノマーを含むポリマー、又はポリマーのブレンドを含む、実施態様43から49のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0067】
(51) 前記発泡体物質が連続気泡発泡体である、実施態様43から50のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(52) 前記発泡体物質が、ポリウレタン、カルボキシル化ブタジエン-スチレンゴム、ポリエステル、ポリアクリレート又はそれらの混合物から選択される連続気泡発泡体合成有機ポリマーである、実施態様43から51のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(53) 前記吸収性本体がヒドロコロイドを含む、実施態様43から52のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(54) 前記ヒドロコロイドが、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ペクチン、キサンタンガム、多糖類、アルギン酸ナトリウム若しくはカルシウム、キトサン、海草抽出物(カラゲナン)、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸、又はそれらの塩及び誘導体及びそれらの混合物から選択される、実施態様43から53のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
(55) 前記位置接着剤が吸収性本体の前記第2の表面に接触して、位置決め接着剤の連続若しくは不連続な層又は表面域を形成する、実施態様43から54のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
【0068】
(56) 前記支持層が外縁を有し、前記支持層の前記外縁が、前記吸収性本体の前記外縁の少なくとも一部を越えて延在するようになっている、実施態様43から55のいずれかに記載の創傷ドレッシングアセンブリ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図8A
図9
図10
図10A
図11