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特許7352543保護カバーと安全カバーとを周囲から封止した状態に結合する装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-20
(45)【発行日】2023-09-28
(54)【発明の名称】保護カバーと安全カバーとを周囲から封止した状態に結合する装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   B01L 1/00 20060101AFI20230921BHJP
   A41D 13/02 20060101ALI20230921BHJP
【FI】
B01L1/00 C
A41D13/02
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2020527995
(86)(22)【出願日】2018-11-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-15
(86)【国際出願番号】 EP2018081683
(87)【国際公開番号】W WO2019101664
(87)【国際公開日】2019-05-31
【審査請求日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】102017010737.8
(32)【優先日】2017-11-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】518197719
【氏名又は名称】フレコテック アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】マルティン コッホ
【審査官】長谷部 智寿
(56)【参考文献】
【文献】特開昭55-135797(JP,A)
【文献】特開2013-083536(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02829304(EP,A1)
【文献】米国特許第02813022(US,A)
【文献】特開2007-196306(JP,A)
【文献】特開昭56-027699(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0142574(US,A1)
【文献】特開昭53-037298(JP,A)
【文献】特開2007-229819(JP,A)
【文献】登録実用新案第3194562(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21F 7/00-7/06
G21F 9/00-9/36
A62B 7/00
B01L 1/00-99/00
A41D 13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
汚染された領域(12)と汚染されていない領域との間にバリアを形成する、第1の少なくとも部分的に柔軟性を有する保護カバー(2)を、第2の少なくとも部分的に柔軟性を有する安全カバー(20)に周囲から封止した状態に結合する方法であって、
2つの保護カバー及び安全カバー(2、20)が、少なくとも部分的にフィルム材からなり、前記フィルム材は少なくとも1つのフィルム結合を達成するために封止され、前記方法は少なくとも以下の方法ステップを有する、すなわち、
a)ドック領域(16)内で前記安全カバー(20)の端部(28)内に進入する前記保護カバー(2)の端部(10)とは反対側に、前記安全カバー(20)の受容する端部(28)を配置し、
b)前記ドック領域(16)へ2つの保護カバー及び安全カバー(2、20)の2つの端部(10、28)を一緒に導入し、
c)前記2つの端部(10、28)を分離し、2つの保護カバー及び安全カバー(2、20)の互いに隣接するフィルム材部分(6、8、30、32)を結合継目(38)に沿って封止し、該結合継目(38)は過開口部(40)を区切り、
前記方法は以下のステップ、すなわち、
d1)前記保護カバー(2)をその内側が外側を向くように、前記通過開口部(40)を介して前記保護カバー(2)を裏返すことによって、該保護カバー(2)を前記汚染された領域(12)から前記汚染されていない領域に移動し、次に前記保護カバー(2)を前記安全カバー(20)から分離し、かつ前記通過開口部(40)を閉鎖するステップ
d2)前記保護カバー(2)を通過部(18)を通して引き抜く際に、前記安全カバー(20)によって前記保護カバー(2)を被覆することにより前記保護カバー(2)を前記汚染された領域(12)から前記汚染されていない領域に移動し、次に2つの前記保護カバー及び前記安全カバー(2、20)を前記安全カバー(20)から分離し、かつ被覆部を閉鎖するステップ、及び
d3)前記保護カバー(2)を前記汚染された領域(12)内へ引き戻し、次に、隣接するフィルム材部分の間に他の封止結合部を形成することによって、前記安全カバー(20)を分離するために端部を封止するステップ、の何れか一つを備える方法。
【請求項2】
裏返された前記保護カバー(2)の内部(42)に、通過開口部(40)を閉鎖しながら、汚染された領域(12)を封じ込める、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記安全カバー(20)を用いて前記保護カバー(2)を被覆する際に、被覆部(46)を閉鎖しながら、汚染された領域として閉鎖された間隙(48)を形成する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記安全カバー(20)をフィルム材チューブの形式で形成し、該フィルム材チューブの自由端部(28)をドック領域(16)内で、通過開口部(40)の形成前かつ保護カバー(2)の分配後に閉鎖したままとする、ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
保護カバー(2)が少なくともその進入する端部(10)において、互いに重なり合うシート部分(6、8)を、前記ステップc)において互いに引き離されて通過開口部(40)を解放するように、引き剥がし可能に形成する、ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
周囲から封止した状態で人の移動のための保護スーツを前記保護カバー(2)によって形成し、かつ
少なくとも1つの引き剥がし可能なシート又はシート部分(6、8)を互いに引き離した後に、通過開口部(40)を解放しながら、保護スーツを身に着け、又はそこから抜け出すことを可能にする、ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
保護スーツを身に着け、前記保護カバー(2)の進入する前記端部(10)を形成するために、引き剥がし可能なシート又はシート部分(6、8)を互いに対して配置することによって、通過開口部(40)を閉鎖した後に、閉鎖されたシート材を巻き上げて前記保護スーツの鎖可能な胸ポケット内に収容する、ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
請求項1~7の何れか一項に記載の方法を実施するために、保護カバー(2)を安全カバー(20)に周囲から封止した状態に結合する装置であって、
封止可能なフィルム材用の分配装置(26)であって、前記フィルム材はフィルム材チューブとして分配され、保護カバー(2)を使用しながら汚染された領域(12)から汚染されていない領域内へ移動するための通過部(18)を有し、かつ少なくとも部分的に柔軟性を有する安全カバー(20)として、汚染された領域(12)を汚染されていない領域から気密に封止する、分配装置(26)と、
安全カバー(20)と保護カバー(2)の互いに重なり合うシート部分(6、8、30、32)の間に少なくとも1つの、引き剥がし可能なフィルム結合を形成するための少なくとも1つの封止装置であって、前記保護カバーが汚染された領域(12)から汚染されない領域内へ移動する際に、ドック領域(16)内で、前記保護カバーの一方の端部(10)が安全カバー(20)の収容する端部(28)内へ進入する、封止装置と、
を備える装置において、
前記分配装置がカセット(26)として形成されており、該カセット(26)内にフィルム材チューブがストックされており、前記フィルム材チューブの閉鎖された端部が前記保護カバー(2)の進入する端部(10)のための収容する端部(28)として、前記保護カバー(2)の種々の移動動作のために連続するチューブの取り出しを可能にする、
ことを特徴とする装置。
【請求項9】
封止装置は2つの封止ジョー(34)から形成され、該封止ジョーは、互いに対して移動可能で、形成された結合継目に対して、同時にフィルム材部分(6、8、30、32)の融合又は封止を許容し、前記結合継目の切断又は分離を可能にする、ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
少なくとも1つの封止装置が汚染されない領域内に配置されている、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の装置。
【請求項11】
少なくとも1つの封止装置が、汚染された領域(12)内に、又はドック領域(16)内に配置されている、ことを特徴とする請求項8~10の何れか一項に記載の装置。
【請求項12】
保護カバー(2)及び/又は安全カバー(20)のそれぞれのシート部分(6、8、30、32)を結合継目(38)に沿って封止し、又は該結合継目(38)に隣接して分離するために、少なくとも1つの組み合わされた切断及び封止装置が設けられている、ことを特徴とする請求項8~11の何れか一項に記載の装置。
【請求項13】
組み合わされた切断及び封止装置(34)が、エアロックチャンバ(50)の一部として、弾性的に撓む隔壁(54a)を介してエアロック通過部から分離されている、ことを特徴とする請求項8~12の何れか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記ドック領域(16)がマニピュレータルームの前段に接続されており、前記マニピュレータルーム内で、外部から手袋をつけて、作業が実施され、
前記ドック領域(16)がエアロックによってマニピュレータルームから分離されている、ことを特徴とする請求項8~13の何れか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記カセット(26)は、保護ルームの外壁(14)に配置されているか、又はマニピュレータルーム前のエアロックチャンバ(50)の一部である、ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項16】
前記ドック領域(16)は、前記フィルム材チューブ(20)用の前記カセット(26)及び少なくとも1つの封止装置(34)と共に、マニピュレータルームの前に、エアロックチャンバ(50)として形成されている、ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚染された領域と汚染されていない領域との間にバリアを形成する、第1の少なくとも部分的に柔軟性を有する保護カバーを、第2の少なくとも部分的に柔軟性を有する安全カバーに周囲から封止した状態に結合する方法に関する。本発明はさらに、特にこの種の方法を実施するために、保護カバーと安全カバーとを周囲から封止した状態に結合する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の方法は、保護カバー内にある、保護カバーによって汚染に対して保護されている内容物を汚染された領域から、汚染に対して保護されている、クリーンルーム又はマニピュレータルームのような領域内へ移動するために使用することができ、その場合に移動は周囲から封止した状態に、すなわち保護カバー内容物の汚染の危険なしに、特に病原菌又はウィルスのような病原体の取込みなしに、行われなければならない。保護カバーは、人の移動のための保護スーツ、あるいは滅菌された対象物のための保護パッキングとすることができ、それらの対象物は梱包によって汚染から保護されており、かつ周囲から封止した状態に、すなわち保護されて、たとえばマニピュレータルーム内へ移動されるものである。
【0003】
特許文献1は、冒頭で挙げた種概念の方法を開示している。この方法において、ドッキング又は移動領域に、そして保護スーツ又は保護パッキングのような保護カバーに、そして安全カバー、たとえば保護空間の覆いにも、それぞれ移動を可能にする開口部を形成するためのファスナーが設けられている。ファスナーは、それぞれフィルム材によって覆われており、それらのフィルム材は協働する付着閉鎖部材によってカバー位置に保持されており、付着閉鎖結合を剥がすことによってそのカバー位置から折り返すことができ、それによって対応する付着閉鎖部分と共にそれぞれ他のカバーに付着係合することができ、かつそれによって保護カバーと安全カバーの間に周囲から封止された結合を形成することができ、それによって2つのファスナーの開放によって移動開口部が形成可能となる。
【0004】
この既知の方法に従って形成された結合は、汚染に対して充分な安全性を提供しない。ドッキングプロセスを実施するために、2つのファスナーをカバーするフィルム材が閉鎖位置から引き出されるので、それぞれのファスナーは、2つのカバーにおいて付着閉鎖結合が形成されるまでの間は露出されている。それぞれのファスナーは周囲から封止した状態のバリアを形成しないので、この方法セクションにおける結合は保護されていない。2つのカバーの間に付着閉鎖結合が形成された後においても、保護は充分ではない。というのは、付着閉鎖部材の間の結合は、完全に周囲から封止した状態ではないからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】欧州特許第0097514(B1)号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この従来技術に基づいて、本発明の課題は、問題となるカバーの間に特に安全かつ微生物汚染に対する保護も提供する結合の形成を可能にする、冒頭で挙げた種類の方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、この課題は請求項1に記載された方法によって解決される。
【0008】
それによれば、本発明において、少なくとも部分的にフィルム材からなるカバーを使用する場合に、少なくとも1つのフィルム結合を達成するために封止されるフィルム材は、以下の方法ステップを有する。すなわち、
a)ドック領域内で安全カバーの端部内に進入する保護カバーの端部とは反対に、安全カバーの受容端部を配置し、
b)ドック領域へ2つのカバーの端部を一緒に導入し、
c)端部を分離して、2つのカバーの互いに隣接するフィルム部分をそれぞれ共通の封止結合部に沿って封止し、通過開口部の開放後に封止結合部が隣接するフィルム部分を区切り、
d1)保護カバーをその内側が外側を向くように、通過開口部を介して前記保護カバーを裏返すことによって、保護カバーを汚染された領域から移動し、次に安全カバーから分離し、かつ前記通過開口部を閉鎖し、又は、
d2)保護カバーを通過開口部を通して引き抜く際に、安全カバーによって保護カバーを被覆することにより保護カバーを汚染された領域から移動し、次に2つのカバーを安全カバーから分離し、かつ被覆部を閉鎖し、又は、
d3)保護カバーを汚染された領域内へ引き戻して、次に隣接するフィルム材部分の間に他の封止結合部を形成することにより安全カバーを分離するために端部を封止する。
【0009】
ドック領域内では、ステップa)とb)に従って安全カバーと保護カバーの間でドッキングプロセスが行われる。好ましくは保護ルームの外壁に、あるいはマニピュレータルームのエアロックチャンバに、配置されたドック領域は、保護カバーの内容物を保護ルームへ、あるいはエアロックチャンバへ移動するための通過部を有している。全ての方法ステップa)からd3)の間、安全カバーがこの通過部の気密に封止する。安全カバーは、通過部の端縁に閉鎖された、引き出し可能なチューブの形式で取り付けられており、そのチューブの閉鎖された端部が、ドッキングステップa)とb)とを実施する前に通過部の上方を覆う。ドッキングプロセスは、安全カバーの収容する端部を形成する領域が面から摺動されるように実施することができるので、保護カバーの端部のために結合領域が形成され、その結合領域内へ保護カバーのこの端部が進入することができ、それによってステップb)において2つのカバーの端部が一緒に案内される。ステップc)に従って2つのカバーの互いに隣接する端部が封止され、その場合に封止作業は切断及び封止プロセスであり、封止ラインの向こう側に位置する終端部分が不要な部分として分離されるように実施され、かつ封止結合部が引き剥がし可能に実施されるので、保護カバーと安全カバーの互いに結合された2対のフィルム材の間に、保護カバーの内容物を押し出すために、開口部を形成することができる。
【0010】
このプロセスは、ステップd1)に従って、開口部を介して保護カバーを裏返すことによって行うことができるので、保護カバーの内部が内容物と共に外側へ向けられ、その後切断及び封止により安全カバーの結合領域が再び気密に封止されると共に、裏返された保護カバーを有するユニットが廃棄のために分離される。代替的な移動は、ステップd2)に従って次のように、すなわち保護カバーが通過部を通して引き抜く際に安全カバーによって被覆されるように、実施することができ、次に2つのカバーが安全カバーから分離され、かつ被覆部が閉鎖される。ここでも廃棄するためにユニットが提供され、それにおいて汚染された領域が包囲する安全カバーによって外部へ向かって完全に閉鎖されている。汚染されていない内側を有する、裏返された保護カバー自体が汚染された領域の封じ込めを形成する、変形例d1)に比較して、d2)に示す変形例においては、安全カバーのためのフィルム材面積の需要が大きい。しかし、裏返すプロセスを省くことによって簡略化された方法シーケンスの利点がそれに対抗する。
【0011】
変形例d3)においては、汚染された領域内への保護カバーの引き戻しとそれに続いて隣接するフィルム材部分の間に他の封止結合部を形成することによって安全カバーを分離するために端部が封止される。そのことから、汚染されたカバー、安全カバーと保護カバーが、汚染されていない領域から汚染された領域内へ移動されて、そこに留まることができる、という利点が得られる。
【0012】
変形例d1)に従って方法を実施する場合に、裏返された保護カバーの内部に、通過開口部を閉鎖しながら、汚染された領域が封入され、変形例d2)に基づくプロセスにおいては、保護カバーを安全カバーで被覆する場合に、被覆部を閉鎖しながら、閉鎖された中間領域が汚染された領域として形成される。技術的な概念「封止」に言及する場合に、これは、引き剥がし可能な閉鎖部分の形成を含んでいる。
【0013】
その全体において請求項8の特徴を有する、特に本発明に係る方法を実施するために、保護カバーを安全カバーと周囲から封止した状態に結合する装置も、本発明の対象である。本発明の好ましい形態が、請求項1又は8に従属する請求項の対象である。
【0014】
保護カバーを安全カバーと周囲から封止した状態に結合するための本発明に係る装置は、封止可能なフィルム材料のための分配装置を有しており、そのフィルム材料はフィルムチューブとして分配されて、保護カバーを使用しながら汚染された領域から汚染されていない領域内へ移動するための通過部を有し、かつ少なくとも部分的に柔軟性を有する安全カバーとして汚染された領域を汚染されいない領域から気密に閉鎖し、かつ安全カバーとそれぞれの保護カバーの互いに重なり合うフィルム材の間に好ましくは引き剥がし可能な少なくとも1つのフィルム結合を形成するための少なくとも1つの封止装置を有しており、その保護カバーは汚染された領域から汚染されていない領域内へ移動する際にドック領域内で一方の端部によって安全カバーの収容する端部内へ進入する。
【0015】
好ましくは安全カバーは、フィルムチューブの形式で形成され、その自由端部がドック領域内で通過開口部の形成前かつ保護カバーの分配後に閉鎖されたままとなり、その場合にフィルムチューブは通過部を包囲し、かつ汚染された領域を汚染されていない領域から気密に閉鎖しながら、カセット内に、特に積み重ねられ、あるいは巻き上げられて、ストックされて、保護カバーの複数の押し出しプロセスのために連続的なチューブ取り出しを可能にする。
【0016】
保護カバーは、少なくともその進入する端部においてその互いに重なり合うフィルム材部分により、好ましくは引き剥がし可能に形成されているので、その限りにおいて互いに対して封止されたフィルム材が、互いに離れるように引き離されて通過開口部を解放する。
【0017】
人を周囲から封止した状態に移動するために、保護カバーによって保護スーツを形成することができ、かつ、少なくとも1つの引き剥がし可能なフィルム材又はそのフィルム材部分を互いに引き離した後に、通過開口部を解放しながら、保護スーツへの入り込みとそこからの抜けだしを可能にすることができる。
【0018】
特に好ましくは、保護スーツが身につけられ、付属の通過開口部が、保護カバーの進入する端部を形成するために、それぞれ引き剥がし可能なシート又はシート部分を互いに対して配置することによって、閉鎖された後に、それぞれ閉鎖されたシート材が巻き上げられ、保護スーツの好ましくは閉鎖可能な胸ポケット内に収容される。
【0019】
保護カバー内にある対象物を周囲から封止した状態に実施すべき移動プロセスのために、ドック領域はマニピュレータルームの前段に接続することができ、そのマニピュレータルーム内で、好ましくは外部から手袋をつけて、作業を実施することができ、その場合にドック領域はエアロックによってマニピュレータルームから分離される。
【0020】
好ましくはドック領域は、マニピュレータルームの前に、フィルムチューブ用のカセット及び少なくとも1つの封止装置と共に、エアロックチャンバとして形成することができる。
【0021】
好ましくはそれぞれの封止装置は2つの互いに対して移動可能な封止ジョーから形成することができ、それらの封止ジョーは好ましくは同時に、フィルム材料の融着又は封止、及び、形成された結合継目に対して、同時に結合継目の切断又は分離を可能にする。
【0022】
以下、添付された図面を用いて本発明を詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、保護スーツの形式の保護カバーと保護空間の外壁の一部をそれに設けられた、保護スーツ用のドック領域と共に著しく図式的に簡略化したスケッチ表示で示す斜視図である。
図2図2は、図1に比較してさらに強く簡略化した機能スケッチで、安全カバーによって閉鎖された移動通過部を有する外壁のドック領域と、安全カバーの受容端部に結合される前の保護カバーの結合端部とを示す図である。
図3図3は、図2に相当する表示であって、2つのカバーの端部が結合した状態を示す図である。
図4図4は、同様な表示であって、カバー端部を封止することによって、カバー端部を結合して閉鎖する状態を示す図である。
図5図5は、同様な表示であって、カバー端部を切断することによって、カバー端部を結合して閉鎖する状態を示す図である。
図6図6は、同様な表示において、2つのカバーの結合された端部の間に開口部を形成するプロセスを示す図である。
図7図7は、同様な表示において、保護カバーの裏返しが行われた後、及び開口部の閉鎖前の状態を示す図である。
図8図8は、分離されて閉鎖された保護カバーを有する、図7に相当する図である。
図9図9は、開放され、安全カバーによって被覆された保護カバーを有する、同様の図であるる。
図10図10は、切断及び封止によって閉鎖された安全カバーを有する、図9に相当する図である。
図11図11は、分離されて、安全カバーによって被覆された保護カバーを有する、同様な図である。
図12図12は、ドック領域を形成し、かつマニピュレータルームの前段に接続されているエアロックチャンバを図式的に示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1~11を参照して、例を用いて本発明を説明し、それらの例において封止可能なフィルム材から保護スーツの形式の保護カバー2が形成されている。保護スーツを形成する保護カバー2は、人が脱ぎ着するために、通過開口部を有しており、その通過開口部は2つの互いに重なり合ったシート部分6と8から形成されており、それらは自由端部10において引き剥がすことができるように互いに接合されているので、通過開口部を解放するために、互いに引き剥がすことができる。通過開口部が閉鎖されている場合に、人4は気密の封じ込めによって外部からの汚染に対して保護されている。図1に符号12で示す、クリニックの感染ステーション又は隔離ステーションのような、汚染された領域内にいる人4を、図1にその外壁14の一部のみが示されている、汚染に対して保護された保護ルームへ安全に移動するために、その外壁に移動を可能にする通過部18を有するドック領域16が設けられている。
【0025】
図1~5は、ドッキングプロセス及び保護カバー2と安全カバー20の周囲から封止した状態の結合の形成を示している。ドッキング前に、自由端部10において、保護スーツの剥がし可能に封止された通過開口部10を形成する、シート部分6と8は、保護スーツの封止可能な胸ポケット22内で巻き上げられており、その胸ポケットからドッキングプロセスのために引き出して、図1と2に示す位置へ移動される。安全カバー20は、封止可能なフィルム材料のチューブから形成されており、そのチューブの閉鎖された底24が通過部18の気密の封止部を形成し、その通過部は外壁14内に移動用に設けられている。それによって保護カバー20は、汚染された領域12を汚染されていない領域から分離する。保護カバー20を形成するチューブの、底24とは逆の開放された端部は、巻き上げた状態でカセット26内にストックされており、そのカセットが外壁14の移動通過部18の端縁を包囲している。保護カバー20はチューブストックから図2において右へ引き出し可能であり、かつストックから複数の通過プロセス又は移動プロセスのために提供される。図2は、安全カバー20がドッキング及び結合プロセスのためにわずかに右へ引き出されていることを示しているので、保護カバー2の進入する端部10は、図3に示すように、安全カバー20の収容する端部28内に収容可能であり、そこで保護カバー2の互いに重なり合うシート部分6と8が安全カバー20のフィルム材部分30と32の間にくる。図4はそれに続く、互いに重なり合うシート部分の封止を示している。これは、移動可能な封止ジョー34による切断及び封止によって行われ、その場合に図4と5に示すように、張り出した終端片36が分断されて、廃棄される。封止ジョー34として、切断及び封止プロセス用に知られた封止バーが設けられており、その封止バーは封止すべきカバー2、20のチューブ幅全体にわたって延びている。電気的な熱パルス封止用のこの種の封止バーは、たとえばDE51429 Bergisch Gladbach、Asselborner Weg 14-16、JOKE Folienschweisstechinik GmbH社から得られる。
【0026】
図6は、それに続く、めくることによって、すなわちシート部分6と8を互いに引き剥がすことによって、通過開口部40を形成するステップを示している。開口部40が形成された場合に、保護カバー2は開口部40を介して、保護カバー2の内部が外側へ向くように裏返すことができ、それによって保護カバー2の内容物、すなわち保護カバー2を保護スーツとして形成する場合に人4が、外壁14の後方のクリーン側へ押し出される。その場合に図7と8が示すように、裏返された保護カバー2が、図4においても封止ジョー34によって実施されるように、切断及び封止プロセスによって閉鎖されて、安全カバー20から分離される。その場合に図4と5においては、終端片36は分離された不要な部分として生じるが、ここでは閉鎖された保護カバー2は汚染された内部空間42と共に不要な部分の廃棄として分離される図8を参照。汚染から保護すべき人は、原則的に上述したのとは逆の順序で、付属の通過開口部18を介して汚染された空間内へ、保護カバー内へ入り込むことができ、同様にドック領域16から解放される。しかし、別のエアロック入口を介して汚染された空間へ踏み込む前に、通常のエアロック領域内で保護スーツを着用する可能性も存在する。
【0027】
図9~11は変形例を示しており、それにおいて、形成された開口部40を有する図6の状態から、保護カバー2は裏返されずに、図9に矢印44で記載される方向に、外壁14の移動通過部18を通して引き出される。その場合に、封止箇所38において保護カバー2と結合された安全カバー20は、一緒に引き出されて、それによって保護カバー2の被覆部46を形成する。図10と11に示すように、切断及び封止プロセスを実施する封止ジョー34を用いて被覆部46を閉鎖することによって、保護カバー2と被覆部46の間に汚染された間隙48が閉鎖された領域として形成されるので、図11に示すように、分離され、閉鎖されたユニットが廃棄可能となる。その後、前側が解放された開口部(寸法どおりではない)を介して、保護スーツからの抜けだしが行われる。
【0028】
図12は例を示しており、それにおいてドック領域16はエアロックチャンバ50によって形成されており、そのエアロックチャンバは図示されないマニピュレータルームの前段に接続されており、そのマニピュレータルームの隔壁52のみが示唆されている。図12において隔壁52の右に位置する、クリーンルーム又は無菌室を形成するマニピュレータルーム内で、通常のように手袋をつけて、外部から作業を実施することができる。図12は、保護カバー2を汚染された領域12からエアロックチャンバ50を通してマニピュレータルームへ汚染なしで通過さカバーためのドッキングプロセスを示している。その場合に保護カバー2は、対象物54のための気密に閉鎖された梱包を形成する。図3に示すのと同様にして、保護カバー2の引き剥がし可能に封止された、進入する端部10が、安全カバー20の収容する端部28内へ導入されて、図4に示すのと同様にして、封止ジョー34によって引き剥がし可能に封止される。封止箇所は、エアロックチャンバ50のクリーンルームとしてマニピュレータルームと接続されている、エアロックチャンバ50の閉鎖された領域の内部に位置しているので、封止ジョー34は、クリーンルームを包み込む、弾性的に撓む隔壁54の外部に配置されており、その隔壁は、たとえばチューブ形状のシリコン層によって形成されており、その可撓性によって、封止ジョー34は切断及び封止するために外側から互いに対して移動することが、可能になる。保護カバー2と安全カバー20の互いに重なり合うフィルム材部分が図4におけるのと同様に引き剥がし可能に互いに封止される、封止プロセスの後に、保護カバー2が矢印44の方向に引き出されて、それによって安全カバー20によって包囲され、それによって、図9に保護カバー2のしかるべき引き出しプロセスにおいて示されるように、この保護カバーに被覆部46が設けられる。矢印44の方向にエアロックチャンバ50内へ引き込まれた端部56において、図10と11において被覆されたユニットについて示されるのと同じ切断及び封止プロセスを実施することができる。保護カバー2の外側に位置する汚染された間隙48が被覆部46によって気密に閉鎖されているので、通過開口部40の形成後に、進入する端部10と収容する端部28における封止箇所の引き剥がしによって、マニピュレータルーム内で対象物54を取り出すことができる。
[構成1]
汚染された領域(12)と汚染されていない領域との間にバリアを形成する、第1の少なくとも部分的に柔軟性を有する保護カバー(2)を、第2の少なくとも部分的に柔軟性を有する安全カバー(20)に周囲から封止した状態に結合する方法であって、
2つの保護カバー及び安全カバー(2、20)が、少なくとも部分的にフィルム材からなり、少なくとも1つのフィルム結合を達成するために封止される前記フィルム材は、少なくとも以下の方法ステップを有する、すなわち、
a)ドック領域(16)内で前記安全カバー(20)の端部(28)内に進入する前記保護カバー(2)の端部(2)とは反対側に、前記安全カバー(20)の受容する端部(28)を配置し、
b)前記ドック領域(16)へ2つの保護カバー及び安全カバー(2、20)の2つの端部(10、28)を一緒に導入し、
c)前記端部(10、28)を分離し、かつ2つの保護カバー及び安全カバー(2、20)の互いに隣接するフィルム材部分(6、8、30、32)をそれぞれ共通の封止結合部(38)に沿って封止し、該封止結合部は通過開口部(40)の開放後に隣接するフィルム材部分を区切り、かつ
d1)前記保護カバー(2)をその内側が外側を向くように、通過開口部(40)を介して前記保護カバー(2)を裏返すことによって、該保護カバー(2)を汚染された領域から移動し、次に前記安全カバー(20)から分離し、かつ前記通過開口部(40)を閉鎖し、又は、
d2)前記保護カバー(2)を通過部(18)を通して引き抜く際に、前記安全カバー(20)によって前記保護カバー(2)を被覆することにより前記保護カバー(2)を汚染された領域から移動し、次に2つの前記保護カバー及び前記安全カバー(2、20)を前記安全カバー(20)から分離し、かつ被覆部を閉鎖し、又は
d3)前記保護カバー(2)を汚染された領域(12)内へ引き戻し、次に、隣接するフィルム材部分の間に他の封止結合部を形成することによって、前記安全カバー(20)を分離するために端部を封止する、方法。
[構成2]
裏返された前記保護カバー(2)の内部(42)に、通過開口部(40)を閉鎖しながら、汚染された領域(42)を封じ込める、ことを特徴とする構成1に記載の方法。
[構成3]
前記安全カバー(20)を用いて前記保護カバー(2)を被覆する際に、被覆部(46)を閉鎖しながら、汚染された領域として閉鎖された間隙(48)を形成する、ことを特徴とする構成1又は2に記載の方法。
[構成4]
前記安全カバー(20)をフィルム材チューブの形式で形成し、該フィルム材チューブの自由端部(28)をドック領域(16)内で、通過開口部(40)の形成前かつ保護カバー(2)の分配後に閉鎖したままとする、ことを特徴とする構成1~3の何れか一項に記載の方法。
[構成5]
保護カバー(2)が少なくともその進入する端部(10)において、互いに重なり合うシート部分(6、8)を、前記ステップc)において互いに引き離されて通過開口部(40)を解放するように、引き剥がし可能に形成する、ことを特徴とする構成1~4の何れか一項に記載の方法。
[構成6]
周囲から封止した状態で人の移動のための保護スーツを前記保護カバー(2)によって形成し、かつ
少なくとも1つの引き剥がし可能なシート又はシート部分(6、8)を互いに引き離した後に、通過開口部(40)を解放しながら、保護スーツを身に着け、又はそこから抜け出すことを可能にする、ことを特徴とする構成1~5の何れか一項に記載の方法。
[構成7]
保護スーツを身に着け、前記保護カバー(2)の進入する前記端部(10)を形成するために、引き剥がし可能なシート又はシート部分(6、8)を互いに対して配置することによって、通過開口部(40)を閉鎖した後に、閉鎖されたシート材を巻き上げて前記保護スーツの好ましくは閉鎖可能な胸ポケット内に収容する、ことを特徴とする構成1~6の何れか一項に記載の方法。
[構成8]
特に構成1~7の何れか一項に記載の方法を実施するために、保護カバー(2)を安全カバー(20)に周囲から封止した状態に結合する装置であって、
封止可能なフィルム材用の分配装置(26)であって、前記フィルム材はフィルム材チューブとして分配され、保護カバー(2)を使用しながら汚染された領域(12)から汚染されていない領域内へ移動するための通過部(18)を有し、かつ少なくとも部分的に柔軟性を有する安全カバー(20)として、汚染された領域(12)を汚染されていない領域から気密に封止する、分配装置(26)と、
安全カバー(20)と保護カバー(2)の互いに重なり合うシート部分(6、8、30、32)の間に少なくとも1つの、好ましくは引き剥がし可能なフィルム結合を形成するための少なくとも1つの封止装置であって、前記保護カバーが汚染された領域(12)から汚染されない領域内へ移動する際に、ドック領域(16)内で、前記保護カバーの一方の端部(10)が安全カバー(20)の収容する端部(28)内へ進入する、封止装置と、
を備える装置。
[構成9]
封止装置は2つの封止ジョー(34)から形成され、該封止ジョーは、互いに対して移動可能で、好ましくは、形成された結合継目に対して、同時にフィルム材部分(6、8、30、32)の融合又は封止を許容し、前記結合継目の切断又は分離を可能にする、ことを特徴とする構成8に記載の装置。
[構成10]
少なくとも1つの封止装置が汚染されない領域内に配置されている、ことを特徴とする構成8又は9に記載の装置。
[構成11]
少なくとも1つの封止装置が、汚染された領域(12)内に、又はドック領域(16)内に配置されている、ことを特徴とする構成8~10の何れか一項に記載の装置。
[構成12]
保護カバー(2)及び/又は安全カバー(20)のそれぞれのシート部分(6、8、30、32)を結合継目(38)に沿って封止し、又は該結合継目(38)に隣接して分離するために、少なくとも1つの組み合わされた切断及び封止装置が設けられている、ことを特徴とする構成8~11の何れか一項に記載の装置。
[構成13]
組み合わされた切断及び封止装置(34)が、エアロックチャンバ(52)の一部として、シリコン層のような、弾性的に撓む隔壁(54)を介してエアロック通過部から分離されている、ことを特徴とする構成8~12の何れか一項に記載の装置。
[構成14]
前記分配装置がカセット(26)として形成されており、該カセット内にフィルム材チューブ(20)が、特に積み重ねられ、又は巻き上げられて、ストックされており、前記フィルム材チューブの閉鎖された端部が保護カバー(2)の進入する端部(10)のための収容する端部(28)として、保護カバー(2)の種々の移動動作のために連続するチューブを取り出しを可能にする、ことを特徴とする構成8~13の何れか一項に記載の装置。
[構成15]
前記ドック領域(16)がマニピュレータルームの前段に接続されており、前記マニピュレータルーム内で、好ましくは外部から手袋をつけて、作業が実施され、
前記ドック領域(16)がエアロックによってマニピュレータルームから分離されている、ことを特徴とする構成8~14の何れか一項に記載の装置。
[構成16]
前記カセット(26)は、保護ルームの外壁(14)に配置されているか、又はマニピュレータルーム前のエアロックチャンバ(50)の一部である、ことを特徴とする構成8~15の何れか一項に記載の装置。
[構成17]
前記ドック領域(16)は、前記フィルム材チューブ(20)用の前記カセット(26)及び少なくとも1つの封止装置(34)と共に、マニピュレータルームの前に、エアロックチャンバ(50)として形成されている、ことを特徴とする構成16に記載の装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12