(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-21
(45)【発行日】2023-09-29
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20230922BHJP
【FI】
G06Q30/0601 312
(21)【出願番号】P 2022049037
(22)【出願日】2022-03-24
【審査請求日】2022-03-24
(73)【特許権者】
【識別番号】505300841
【氏名又は名称】株式会社ZOZO
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】福岡 明彦
(72)【発明者】
【氏名】佐野 俊治
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 春奈
(72)【発明者】
【氏名】安藤 文紀
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 駿矢
(72)【発明者】
【氏名】保利 美幸
【審査官】上田 威
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-071609(JP,A)
【文献】再公表特許第2017/098760(JP,A1)
【文献】特開2016-033707(JP,A)
【文献】特開2018-109807(JP,A)
【文献】特開2020-154387(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択された一のコーディネートに含まれる複数のアイテム
のうち、当該一のコーディネートの投稿者の出品不可なアイテムと出品可能なアイテムとを特定する特定部と、
前記特定部により特定された複数のアイテムのうち、
前記出品不可なアイテムである一部のアイテムを第1の電子商取引サービスで購入するための操作と、前記一のコーディネートの投稿者に対して、
前記出品可能なアイテムである残りの一部のアイテムを第2の電子商取引サービスへ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する提供部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部により提供されたコンテンツに対する操作に応じて、前記一部のアイテムの前記第1の電子商取引サービスでの決済の猶予期間を設定する設定部
を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記設定部は、
前記残りの一部のアイテムの購入可能期間として、当該購入可能期間の経過時まで決済を猶予するための前記猶予期間を設定する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記設定部は、
前記購入可能期間の期間中に、前記出品依頼した利用者が前記残りの一部のアイテムを購入した場合には、前記猶予期間を、当該残りの一部のアイテムの購入時までに変更する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部により提供されたコンテンツに対する操作に応じて、前記一部のアイテムの返品可能期間を変更する設定部
を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記設定部は、
前記残りの一部のアイテムの購入可能期間として、当該購入可能期間の経過時まで返品を可能とするための前記返品可能期間を設定する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記設定部は、
前記購入可能期間の期間中に、前記出品依頼した利用者が前記残りの一部のアイテムを購入した場合には、前記返品可能期間を、当該残りの一部のアイテムの購入時までに変更する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記設定部は、
前記出品依頼した利用者が前記残りの一部のアイテムを前記投稿者から購入できなくなった場合には、前記残りの一部のアイテムが前記第1の電子商取引サービスで購入可能か否かを判定し、購入可能である場合には、前記残りの一部のアイテムを割引価格で購入可能とするための前記第1の電子商取引サービスでの割引期間を設定する
ことを特徴とする請求項2又は5に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記設定部は、
購入可能期間の経過時まで前記割引価格で前記残りの一部のアイテムを購入可能とするための前記割引期間を設定する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記設定部は、
前記出品依頼した利用者が前記残りの一部のアイテムを前記投稿者から購入できなくなった場合には、前記残りの一部のアイテムが前記第1の電子商取引サービスで購入可能か否かを判定し、購入可能でない場合には、前記残りの一部のアイテムの買い取りを強化するための前記第1の電子商取引サービスでの買い取り強化期間を設定する
ことを特徴とする請求項2又は5に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記設定部は、
購入可能期間の経過時まで前記残りの一部のアイテムの買い取りを強化するための前記買い取り強化期間を設定する
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記設定部は、
前記購入可能期間の期間中に、前記残りの一部のアイテムが前記第1の電子商取引サービスで入荷した場合には、当該入荷の旨を通知する
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記特定部は、
前記出品可能なアイテムに、利用者のサイズに合わないアイテムが含まれる場合には、利用者のサイズに合わないアイテムを、出品不可なアイテムとして特定する
ことを特徴とする請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項14】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択された一のコーディネートに含まれる複数のアイテム
のうち、当該一のコーディネートの投稿者の出品不可なアイテムと出品可能なアイテムとを特定する特定工程と、
前記特定工程により特定された複数のアイテムのうち、
前記出品不可なアイテムである一部のアイテムを第1の電子商取引サービスで購入するための操作と、前記一のコーディネートの投稿者に対して、
前記出品可能なアイテムである残りの一部のアイテムを第2の電子商取引サービスへ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項15】
所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択された一のコーディネートに含まれる複数のアイテム
のうち、当該一のコーディネートの投稿者の出品不可なアイテムと出品可能なアイテムとを特定する特定手順と、
前記特定手順により特定された複数のアイテムのうち、
前記出品不可なアイテムである一部のアイテムを第1の電子商取引サービスで購入するための操作と、前記一のコーディネートの投稿者に対して、
前記出品可能なアイテムである残りの一部のアイテムを第2の電子商取引サービスへ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
異なる複数の販売元から、利用者が所望する複数のアイテムを別々に購入する場合、購入のための手続を個別に行う必要があるため、利用者の手間が掛かる。また、一方の販売元から、利用者が所望する複数のアイテムのうち一部のアイテムを購入できたとしても、他方の販売元から、残りの一部のアイテムを購入できないといったことがよくある。
【0003】
従来、電子商取引サービスで未出品のアイテムに対する出品リクエストがあった場合、アイテムの保有者に通知を行うことによって出品を促す技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、一のコーディネートに含まれる複数のアイテムを購入するための手続を一括して行うことができないため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができなかった。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る情報処理装置は、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択された一のコーディネートに含まれる複数のアイテムを特定する特定部と、前記特定部により特定された複数のアイテムのうち、一部のアイテムを第1の電子商取引サービスで購入するための操作と、前記一のコーディネートの投稿者に対して、残りの一部のアイテムを第2の電子商取引サービスへ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する提供部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る投稿サーバの構成例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る投稿情報記憶部の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る所有物情報記憶部の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る販売サーバの構成例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る販売情報記憶部の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
(実施形態)
〔1.情報処理システムの構成〕
図1に示す情報処理システム1について説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、投稿サーバ50と、販売サーバ60と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10と、投稿サーバ50と、販売サーバ60と、情報処理装置100とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。
【0012】
端末装置10は、一のコーディネートに含まれる複数のアイテムを不足なく購入したいといった欲求を有する利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置10を利用する利用者は、例えば、所定の投稿サイトに投稿された一のコーディネートに興味を持ち、一のコーディネートに含まれる複数のアイテムの購入を検討しているものである。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等の装置であってもよい。
図2では、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0013】
端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G~5G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者から指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受け付けてもよい。
図2では、端末装置10は利用者U1によって利用される。
【0014】
投稿サーバ50は、他者への閲覧を目的として所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートを管理するための情報処理装置である。投稿サーバ50は、例えば、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択されたコーディネートに含まれる複数のアイテムに関する情報を提供する。投稿サーバ50は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。例えば、投稿サーバ50は、所定の投稿サイトを管理するサーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0015】
販売サーバ60は、他者への販売を目的として所定の電子商店街で販売されているアイテムを管理するための情報処理装置である。販売サーバ60は、例えば、アイテムの商品情報(例えば、商品説明や定価)や販売情報(例えば、在庫数や販売価格)を提供する。販売サーバ60は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。例えば、販売サーバ60は、所定の電子商店街を管理するサーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0016】
情報処理装置100は、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることを目的とした情報処理装置である。情報処理装置100は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。例えば、情報処理装置100は、投稿サーバ50又は販売サーバ60とともに、所定の投稿サイト又は所定の電子商店街を管理するサーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0017】
なお、
図1では、投稿サーバ50と情報処理装置100、販売サーバ60と情報処理装置100が別装置である場合を示したが、投稿サーバ50と情報処理装置100、又は、販売サーバ60と情報処理装置100が一体であってもよい。また、投稿サーバ50と販売サーバ60と情報処理装置100が一体であってもよい。
【0018】
〔2.情報処理の一例〕
所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートを閲覧した利用者が、閲覧したコーディネートに含まれる複数のアイテムを、異なる複数の販売元から別々に購入しようとすると、利用者の手間が掛かる。例えば、利用者が閲覧したコーディネートを投稿した投稿者が、コーディネートに含まれる複数のアイテムをフリマサイト等にまとめて出品を可能とする場合には、投稿者から一括した購入が可能であるが、一部のアイテムを出品不可とする場合には、利用者は一部のアイテムを別で購入しなければならない。そして、利用者が出品不可である一部のアイテムを所定の電子商店街で購入する場合には、所定の電子商店街で購入するための手続と、出品可能な一部のアイテムの出品を依頼するための手続とを個別に行う必要がある。
【0019】
また、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートを閲覧した利用者が、閲覧したコーディネートに含まれる複数のアイテムを、異なる複数の販売元から別々に購入しようとすると、一部のアイテムが購入できず、コーディネートのアイテムが揃わない恐れがある。例えば、利用者が一部のアイテムを所定の電子商店街で購入した後に、出品可能であったアイテムの出品を投稿者が辞めた場合や、利用者が一部のアイテムを投稿者から購入した後に、所定の電子商店街で購入可能であったアイテムが売り切れてしまった場合等である。
【0020】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることを目的とする。
【0021】
図2は、実施形態に係る情報処理システム1の情報処理の一例を示す図である。以下実施形態では、利用者U1が選択したコーディネートが、ジャケット(アイテムIT1)とパンツ(アイテムIT2)とをセットとするコーディネートであり、このうち、アイテムIT2が投稿者P1の出品可能なアイテムであり、アイテムIT1が出品不可なアイテムであるものとして説明する。
【0022】
利用者U1が、端末装置10を介して、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、閲覧のためコーディネートを選択する操作を行ったものとする。端末装置10は、利用者U1から操作を受け付けると、利用者U1が選択したコーディネートに関する情報を情報処理装置100へ送信する。
【0023】
情報処理装置100は、利用者U1が選択したコーディネートに関する情報を取得すると(ステップS101)、投稿サーバ50へ送信し(ステップS102)、投稿サーバ50から、選択されたコーディネートに紐づけて予め定められた複数のアイテムに関する情報を取得する(ステップS103)。例えば、情報処理装置100は、複数のアイテムの特定を可能とするための情報を取得する。
【0024】
例えば、投稿者P1が所定の電子商店街でアイテムを購入すると、投稿者P1の所有物を記憶したデータベースが更新される。このデータベースには、投稿者P1が購入したアイテムの所定の電子商店街の商品情報が紐づけて記憶される。そして、投稿者P1は、このデータベースを参照して所有物の中から選択することで、自身が投稿したコーディネートとの紐づけを行う。そして、コーディネートに紐づけられた所有物の情報は、例えば、投稿サーバ50に記憶される。そして、投稿者P1が投稿したコーディネートが利用者U1により選択されると、投稿サーバ50は、商品情報等のアイテムの特定を可能とするための情報を送信する。
【0025】
また、例えば、情報処理装置100は、投稿者P1の出品可能な一部のアイテムの特定を可能とするための情報や、出品不可な一部のアイテムの特定を可能とするための情報を取得する。例えば、投稿者P1が、データベースを参照して自身の所有物の中から出品可能なアイテムと出品不可なアイテムとを選択することで、所有物のアイテム毎にステータスを更新する。なお、データベースに更新された新規のアイテムを自動で出品可能なアイテムとし、出品不可なアイテムのみを選択させてもよい。そして、所有物のアイテム毎のステータスは、例えば、投稿サーバ50に記憶される。
【0026】
例えば、投稿者P1がアイテムIT1を出品不可なアイテムに選択した場合には、アイテムIT1のステータスが出品不可となり、アイテムIT2を出品可能なアイテムに選択した場合には、アイテムIT2のステータスが出品可能となる。そして、所有物のアイテム毎に、出品可能又は出品不可を示す情報が紐づけて記憶される。投稿サーバ50は、データベースで参照して、利用者U1により選択されたコーディネートが出品不可なアイテムを含む場合には、出品不可な一部のアイテムの特定を可能とするための情報を送信する。また、投稿サーバ50は、その他の出品可能な一部のアイテムの特定を可能とするための情報を送信する。
【0027】
情報処理装置100は、投稿サーバ50から取得した情報に基づいて、利用者U1により選択されたコーディネートに含まれる複数のアイテムを特定するとともに、特定された複数のアイテムのうち、出品可能なアイテムと、出品不可なアイテムとを特定する(ステップS104)。
【0028】
情報処理装置100は、アイテムIT1が出品不可であり、アイテムIT2が出品可能であることを示すコンテンツCT1を利用者U1に提供する(ステップS105)。ここで、コンテンツCT1には、アイテムIT1が所定の電子商店街(〇×〇×TOWN)で購入可能な旨を示す情報や、アイテムIT1の販売価格等の情報が含まれる。また、コンテンツCT1には、アイテムIT1を所定の電子商店街で購入するための操作と、アイテムIT2を投稿者P1に出品依頼するための操作との一括操作を受け付けるボタンB1や、アイテムIT2を投稿者P1に出品依頼するための操作を受け付けるボタンB2が含まれる。ボタンB1を操作すると、コンテンツCT2に遷移する。コンテンツCT2は、アイテムIT1の購入とアイテムIT2の出品依頼との内容を示す確認画面である。ボタンB3を操作すると、アイテムIT1の購入とアイテムIT2の出品依頼とが確定される。そして、アイテムIT1の購入の処理と、アイテムIT2の出品依頼の処理とが実行される。以下、ボタンB3が操作され、アイテムIT1の購入とアイテムIT2の出品依頼とが確定されたものとして説明する。
【0029】
端末装置10は、ボタンB3に対する利用者U1の操作情報を情報処理装置100へ送信する。情報処理装置100は、利用者U1の操作情報を取得すると(ステップS106)、アイテムIT1の購入のための決済情報を販売サーバ60へ送信するとともに(ステップS107)、アイテムIT2の出品依頼を投稿者P1へ通知する(ステップS108)。そして、投稿者P1は、アイテムIT2の出品依頼から所定の期間(承認可能期間)の経過時までにアイテムIT2を出品(出品依頼を承認)するか否かを決定する。
【0030】
しかしながら、ボタンB3の操作による購入の確定時にアイテムIT1の決済を行ってしまうと、アイテムIT2を投稿者P1から購入できなかった場合にコーディネートのアイテムが揃わなくなる。このため、情報処理装置100は、決済を即座に行わず、アイテムIT1の決済の猶予期間を設定することで、猶予期間中にアイテムIT2の購入を促す。以下、猶予期間の設定について説明する。
【0031】
情報処理装置100は、アイテムIT2の出品時(実際の出品時又は承認可能期間の経過時)から所定の期間をアイテムIT2の購入可能期間として、購入可能期間の経過時まで決済を猶予するための処理を行う(ステップS109)。なお、購入可能期間は、決済の猶予期間や、後述の返品可能期間を設定するために設定される期間であり、購入を制限するための期間ではないため、購入可能期間の経過後も、アイテムIT2が売れ残り出品され続けている限り、購入可能なものとする。この際、購入可能期間の経過時に、アイテムIT1の決済及び発送のための処理が行われる。この際、利用者U1のアイテムIT2の購入の有無に関わらず、アイテムIT1の決済及び発送のための処理が行われてもよい。なお、情報処理装置100は、アイテムIT1の購入可能期間中に利用者U1がアイテムIT2を購入した場合には、決済の猶予期間をアイテムIT2の購入時までに変更するための処理を行ってもよい。この際、アイテムIT2の購入時又は購入後に、アイテムIT1の決済及び発送のための処理が行われる。
【0032】
(処理のバリエーション1:返品可能期間の延長)
上記実施形態では、情報処理装置100が、決済の猶予期間を設定し、決済を猶予するための処理を行う場合を示したが、この例に限られない。例えば、情報処理装置100は、所定の電子商店街で購入するための操作のみを受け付けた場合に設定される発送後又はお受取り後7日間という返品可能期間を延長することで、アイテムIT1の決済を先に行ってもよい。この際、ボタンB3の操作による購入の確定時に、アイテムIT1の決済及び発送のための処理が行われる。また、情報処理装置100は、アイテムIT2の出品時(実際の出品時又は承認可能期間の経過時)から所定の期間をアイテムIT2の購入可能期間として、購入可能期間の経過時まで返品可能期間を延長するための処理を行ってもよい。なお、情報処理装置100は、アイテムIT1の購入可能期間中に利用者U1がアイテムIT2を購入した場合には、返品可能期間をアイテムIT2の購入時までに変更するための処理を行ってもよい。
【0033】
(処理のバリエーション2:割引期間の設定)
上記実施形態において、例えば、投稿者P1のアイテムIT2の出品後、利用者U1が購入する前にアイテムIT2が売り切れてしまった場合には、コーディネートのアイテムが揃わなくなるため、アイテムIT1の購入がキャンセルされる可能性やアイテムIT1が返品される可能性が高くなる。このため、アイテムIT1の購入がキャンセルされる可能性やアイテムIT1の返品の可能性を低くするための手段が重要になる。情報処理装置100は、購入可能期間中にアイテムIT2が売り切れてしまった場合には、アイテムIT2を所定の電子商店街で購入可能か否かを判定し、在庫があり購入可能である場合には、アイテムIT2を投稿者P1から購入できなくなった時点から購入可能期間(決済の猶予期間、返品可能期間)経過時までを割引期間として設定し、アイテムIT2を割引価格で、所定の電子商店街で購入可能とするための処理を行ってもよい。この際、情報処理装置100は、所定の電子商店街でのアイテムIT2の供給(例えば、在庫数、入荷予定)、所定の電子商店街でのアイテムIT2の需要(例えば、閲覧数)、アイテムIT2の出品依頼の内容(例えば、希望価格)の少なくとも1つに基づいて割引価格を算出するための処理を行ってもよい。これにより、割引期間中は、アイテムIT2を通常の販売価格より安く購入することができるため、アイテムIT2の所定の電子商店街での購入を促すことができる。この結果、アイテムIT1の購入がキャンセルされる可能性やアイテムIT1の返品の可能性を低くすることができる。
【0034】
(処理のバリエーション3:買い取り強化期間の設定)
上記処理のバリエーション2において、情報処理装置100は、アイテムIT2を所定の電子商店街で購入可能か否かを判定し、在庫がなく購入可能でない場合には、アイテムIT2を投稿者P1から購入できなくなった時点から購入可能期間(決済の猶予期間、返品可能期間)経過時までを買い取り強化期間として設定し、所定の電子商店街でのアイテムIT2の買い取りを強化するための処理(例えば、買い取り価格を通常の買い取り価格より高く設定するための処理、所有者に買い取り強化期間中の旨を通知するための処理)を行ってもよい。これにより、買い取り強化期間中は、アイテムIT2を通常の買い取り価格より高い価格で売却することができるため、アイテムIT2の所有者に所定の電子商店街での売却を促すことができる。この際、情報処理装置100は、アイテムIT2の出品依頼の内容(例えば、希望価格)に基づいて買い取り価格を算出するための処理を行ってもよい。そして、情報処理装置100は、買い取り強化期間中に、アイテムIT2が所定の電子商店街で入荷した場合には、利用者U1に入荷の旨を通知することで、アイテムIT1の返品の可能性を低くすることができる。
【0035】
(処理のバリエーション4:出品不可となる他の例)
上記実施形態では、出品不可なアイテムを、投稿者P1が自身で選択し、選択されたアイテムが、出品不可なアイテムとしてデータベースに記憶される場合を示したが、この例に限られない。例えば、投稿者P1が所有していたが所有しなくなったアイテムを、出品不可なアイテムとして自動でデータベースを更新してもよい。例えば、他の利用者に売ってしまったアイテムを、出品不可なアイテムとして自動でデータベースを更新してもよい。また、例えば、投稿者P1が所有しておらず借りていたアイテムを、出品不可なアイテムとして自動でデータベースを更新してもよい。また、利用者U1が選択したコーディネートに含まれる複数のアイテムに、利用者U1のサイズに合わないアイテムがある場合には、利用者U1のサイズに合わないアイテムを、出品可能なアイテムとしてデータベースに記憶されているアイテムであったとしても出品不可なアイテムとして利用者U1に提示してもよい。
【0036】
(処理のバリエーション5:コーディネートのアイテム)
上記実施形態では、利用者U1が選択したコーディネートが、アイテムIT1とアイテムIT2との2つのアイテムをセットとする場合を示したが、コーディネートに含まれるアイテムの数は特に限定されないものとする。例えば、利用者U1が選択したコーディネートが、アイテムIT1とアイテムIT2とに加えて、シャツとバッグとをセットとするコーディネートであってもよい。そして、例えば、アイテムIT1とバッグとが投稿者P1の出品不可なアイテムであり、アイテムIT2とシャツとが出品可能なアイテムである場合には、投稿サーバ50は、アイテムIT1とバッグとを出品不可なアイテムとして特定を可能とするための情報を送信し、アイテムIT2とシャツとを出品可能なアイテムとして特定を可能とするための情報を送信する。
【0037】
(処理のバリエーション6:インセンティブの提供)
上記実施形態において、情報処理装置100は、所定の電子商店街で購入可能なアイテムを投稿者P1に提示して、投稿者P1が、提示されたアイテムを含むコーディネートを所定の投稿サイトに投稿し、投稿したコーディネートに含まれる他のアイテムを出品することにより、投稿者P1に提示されたアイテムが、他のアイテムを出品依頼した利用者によって所定の電子商店街で購入された場合には、投稿者P1にインセンティブを提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の電子商店街で利用可能なクーポン等を提供してもよい。
【0038】
(処理のバリエーション7:アイテムの重複)
上記実施形態において、例えば、投稿者P1がアイテムIT2を含む複数のコーディネートを所定の投稿サイトに投稿していた場合には、異なる複数の利用者が、アイテムIT2を含む異なるコーディネートそれぞれに興味を持ちアイテムIT2を含めて出品依頼した場合、投稿者P1がアイテムIT2を複数所有していない限り、出品依頼した利用者のうちいずれかの利用者がアイテムIT2を購入できなくなりコーディネートのアイテムが揃わなくなってしまうが、出品依頼した利用者が同一の利用者である場合には、複数のコーディネートにおいて、アイテムIT2が一つあればよいため、コーディネートのアイテムが揃わなくなる恐れがない。このため、情報処理装置100は、利用者の同一性を判定し、利用者が異なる場合には、少なくともいずれかのコーディネートに含まれるアイテムIT2は出品不可なアイテムや不明なアイテムとして提示されてもよいし、利用者が同一である場合には、いずれのコーディネートに含まれるアイテムIT2も出品可能なアイテムとして提示されてもよい。
【0039】
〔3.端末装置の構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0040】
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送取得を行う。
【0041】
(入力部12)
入力部12は、利用者からの各種操作を受け付ける。
図2では、利用者U1からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0042】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、情報処理装置100から送信された情報を表示する。
【0043】
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理装置100から送信された情報に応じたコンテンツを表示させるアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0044】
図3に示すように、制御部14は、受信部141と、送信部142とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
【0045】
(受信部141)
受信部141は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部141は、利用者が選択したコーディネートに含まれる複数のアイテムのうち、コーディネートを投稿した投稿者が出品可能な一部のアイテムを出品依頼するための操作と、出品不可な残りの一部のアイテムを所定の電子商店街で購入するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを表示させるための情報を受信する。
【0046】
(送信部142)
送信部142は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部142は、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、利用者が選択したコーディネートに関する情報を送信する。また、例えば、送信部142は、受信した情報に応じて表示されたコンテンツに対する利用者の操作情報を送信する。
【0047】
〔4.投稿サーバの構成〕
次に、
図4を用いて、実施形態に係る投稿サーバ50の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る投稿サーバ50の構成例を示す図である。
図4に示すように、投稿サーバ50は、通信部51と、記憶部52と、制御部53とを有する。なお、投稿サーバ50は、投稿サーバ50の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0048】
(通信部51)
通信部51は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部51は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送取得を行う。
【0049】
(記憶部52)
記憶部52は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図5に示すように、記憶部52は、投稿情報記憶部521と、所有物情報記憶部522とを有する。
【0050】
投稿情報記憶部521は、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートの情報を記憶する。ここで、
図5に、実施形態に係る投稿情報記憶部521の一例を示す。
図5に示すように、投稿情報記憶部521は、「コーディネートID」、「画像」、「投稿者ID」、「アイテム1(商品情報)」、「アイテム2(商品情報)」といった項目を有する。
【0051】
「コーディネートID」は、コーディネートを識別するための識別情報を示す。「画像」は、コーディネートの画像を示す。
図5に示した例では、「画像」に「画像#1」や「画像#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、画像データが格納される。また、「画像」には、例えば、画像データが所在するURLや、格納場所を示すファイルパス名等が格納されてもよい。「投稿者ID」は、投稿者を識別するための識別情報を示す。「アイテム1(商品情報)」及び「アイテム2(商品情報)」は、それぞれコーディネートに含まれる複数のアイテムのうち一のアイテムの所定の電子商店街での商品情報を示す。
図5に示した例では、「アイテム1(商品情報)」に「商品情報#11」や「商品情報#12」、「アイテム2(商品情報)」に「商品情報#21」や「商品情報#22」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、アイテムID、商品説明や販売価格等のデータが格納される。
【0052】
すなわち、
図5では、コーディネートID「CD1」によって識別されるコーディネートの画像が「画像#1」であり、コーディネートの投稿者が、投稿者ID「P1」によって識別される投稿者であり、コーディネートに含まれる複数のアイテムの所定の電子商店街での商品情報が「アイテム1(商品情報)」や「アイテム2(商品情報)」である例を示す。
【0053】
所有物情報記憶部522は、所定の投稿サイトにコーディネートを投稿した投稿者の所有物の情報を記憶する。ここで、
図6に、実施形態に係る所有物情報記憶部522の一例を示す。
図6に示すように、所有物情報記憶部522は、「投稿者ID」、「アイテムID」、「ステータス」といった項目を有する。
【0054】
「投稿者ID」は、投稿者を識別するための識別情報を示す。「アイテムID」は、投稿者の所有物であるアイテムを識別するための識別情報を示す。「ステータス」は、出品可能なアイテムであるか否かを示すステータスを示す。
【0055】
すなわち、
図6では、投稿者ID「P1」によって識別される投稿者の所有物が、アイテムID「IT1」、「IT2」、「IT3」等によって識別されるアイテムであり、ステータスが、それぞれ、「出品不可」、「出品可能」、「出品可能」である例を示す。
【0056】
(制御部53)
制御部53は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、投稿サーバ50内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部53は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0057】
図4に示すように、制御部53は、受信部531と、送信部532とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部53の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0058】
(受信部531)
受信部531は、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択されたコーディネートに関する情報を受信する。
【0059】
(送信部532)
送信部532は、選択されたコーディネートに紐づけて予め定められた複数のアイテムに関する情報を送信する。例えば、送信部532は、複数のアイテムの特定を可能とするための情報を送信する。また、例えば、送信部532は、投稿者の出品可能な一部のアイテムの特定を可能とするための情報や、出品不可な一部のアイテムの特定を可能とするための情報を送信する。例えば、送信部532は、選択されたコーディネートが出品不可なアイテムを含む場合には、出品不可な一部のアイテムの特定を可能とするための情報と、その他の出品可能な一部のアイテムの特定を可能とするための情報とを送信する。
【0060】
〔5.販売サーバの構成〕
次に、
図7を用いて、実施形態に係る販売サーバ60の構成について説明する。
図7は、実施形態に係る販売サーバ60の構成例を示す図である。
図7に示すように、販売サーバ60は、通信部61と、記憶部62と、制御部63とを有する。なお、販売サーバ60は、販売サーバ60の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0061】
(通信部61)
通信部61は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部61は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送取得を行う。
【0062】
(記憶部62)
記憶部62は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図7に示すように、記憶部62は、販売情報記憶部621を有する。
【0063】
販売情報記憶部621は、所定の電子商店街で購入可能な商品の情報を記憶する。ここで、
図8に、実施形態に係る販売情報記憶部621の一例を示す。
図8に示すように、販売情報記憶部621は、「アイテムID」、「アイテム(商品情報)」、「アイテム(販売情報)」といった項目を有する。
【0064】
「アイテムID」は、所定の電子商店街で購入可能な商品であるアイテムを識別するための識別情報を示す。「アイテム(商品情報)」は、所定の電子商店街での商品情報を示す。
図8に示した例では、「アイテム(商品情報)」に「商品情報#11」や「商品情報#21」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、商品説明や販売価格等のデータが格納される。「アイテム(販売情報)」は、所定の電子商店街での販売情報を示す。
図8に示した例では、「アイテム(販売情報)」に「販売情報#11」や「販売情報#22」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、在庫数や販売価格等のデータが格納される。
【0065】
すなわち、
図8では、アイテムID「IT1」によって識別されるアイテムの商品情報が「商品情報#11」であり、販売情報が「販売情報#11」である例を示す。
【0066】
(制御部63)
制御部63は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、販売サーバ60内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部63は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0067】
図7に示すように、制御部63は、受信部631と、送信部632とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部63の内部構成は、
図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0068】
(受信部631)
受信部631は、情報処理装置100から提供されたコンテンツに対する利用者の操作に応じて、アイテムの購入が確定した旨の情報を受信する。また、受信部631は、購入の確定時又は確定時から所定の期間経過後に決済を行うための制御情報を受信する。
【0069】
(送信部632)
送信部632は、所定の投稿サイトを利用する投稿者がアイテムを購入した際に、購入したアイテムの商品情報を送信する。また、送信部632は、利用者のコーディネートの選択時の、アイテムの販売情報を送信する。
【0070】
〔6.情報処理装置の構成〕
次に、
図9を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。
図9は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。
図9に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0071】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10等との間で情報の送取得を行う。
【0072】
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0073】
図9に示すように、制御部130は、取得部131と、特定部132と、提供部133と、設定部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図9に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0074】
(取得部131)
取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。
【0075】
取得部131は、利用者が選択したコーディネートに関する情報を取得する。そして、後述の提供部133は、取得部131により取得された情報を投稿サーバ50へ送信し、取得部131は、コーディネートに紐づけて予め定められた複数のアイテムに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、複数のアイテムの特定を可能とするための情報を取得する。また、取得部131は、コーディネートの投稿者の出品可能な一部のアイテムの特定を可能とするための情報や、出品不可な一部のアイテムの特定を可能とするための情報を取得する。
【0076】
(特定部132)
特定部132は、取得部131により取得された情報に基づいて、利用者が選択したコーディネートに紐づけて予め定められた複数のアイテムを特定する。また、特定部132は、取得部131により取得された情報に基づいて、コーディネートの投稿者の出品可能な一部のアイテムや、出品不可な一部のアイテムを特定する。
【0077】
(提供部133)
提供部133は、特定部132により特定された複数のアイテムのうち、投稿者の出品可能な一部のアイテムを出品依頼するための操作と、出品不可な残りの一部のアイテムを所定の電子商店街で購入するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを表示させるための情報を送信する。そして、取得部131は、表示されたコンテンツに対する利用者の操作情報を取得し、提供部133は、取得部131により取得された操作情報に基づいて、出品可能な一部のアイテムの出品依頼を投稿者へ通知するとともに、出品不可な残りの一部のアイテムを所定の電子商店街で購入するための決済情報を販売サーバ60へ送信する。この際、提供部133は、販売サーバ60へ、購入が確定した旨の情報とともに、購入の確定時又は確定時から所定の期間経過後に決済を行うための制御情報を送信してもよい。
【0078】
(設定部134)
設定部134は、購入の確定時に、所定の電子商店街での決済の猶予期間を設定する。例えば、設定部134は、投稿者の出品可能な一部のアイテムを購入するための購入可能期間として、購入可能期間の経過時まで決済を猶予するための猶予期間を設定するための処理を行う。また、例えば、設定部134は、購入可能期間中に利用者が購入した場合には、決済の猶予期間を変更するための処理を行う。
【0079】
設定部134は、購入の確定時に、返品可能期間を延長する。例えば、設定部134は、投稿者の出品可能な一部のアイテムを購入するための購入可能期間の経過時まで返品可能期間を延長するための処理を行う。また、例えば、設定部134は、購入可能期間中に利用者が購入した場合には、返品可能期間を変更するための処理を行う。
【0080】
設定部134は、購入可能期間中に、投稿者が出品可能であった一部のアイテムが売り切れてしまった場合には、その一部のアイテムを所定の電子商店街で購入可能か否かを判定し、購入可能と判定された場合には、割引価格で購入可能とするための割引期間を設定する。例えば、設定部134は、一部のアイテムを投稿者から購入できなくなった時点から購入可能期間(決済の猶予期間、返品可能期間)経過時までを割引期間に設定する。また、設定部134は、購入可能でないと判定された場合には、通常の買い取り価格より高い価格で買い取るための買い取り強化期間を設定する。例えば、設定部134は、一部のアイテムを投稿者から購入できなくなった時点から購入可能期間(決済の猶予期間、返品可能期間)経過時までを買い取り強化期間に設定する。
【0081】
〔7.情報処理のフロー〕
次に、
図10を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。
図10は、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
【0082】
図10に示すように、情報処理装置100は、利用者が選択したコーディネートに含まれる複数のアイテムを特定する(ステップS201)。
【0083】
情報処理装置100は、特定した複数のアイテムのうち、一部のアイテムを所定の電子商店街(第1の電子商取引サービスに対応)で購入するための操作と、コーディネートの投稿者に対して、残りの一部のアイテムを所定の電子商取引サービス(フリマサイト等の第2の電子商取引サービスに対応)へ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する(ステップS202)。なお、フリマサイト等は、所定の電子商店街と独立して設けられている電子商取引サービスであってもよいし、所定の電子商店街の一部の機能として設けられている電子商取引サービスであってもよい。
【0084】
情報処理装置100は、提供したコンテンツに対する利用者の操作に応じて、購入の決済情報を送信するとともに、コーディネートの投稿者へ出品依頼を通知する(ステップS203)。
【0085】
〔8.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。
【0086】
上記実施形態では、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートの情報や、所定の投稿サイトにコーディネートを投稿した投稿者の所有物の情報が投稿サーバ50で記憶される場合を示した。具体的には、投稿情報記憶部521や所有物情報記憶部522で記憶される場合を示した。ここで、情報処理装置100が記憶部120を有し、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートの情報や、所定の投稿サイトにコーディネートを投稿した投稿者の所有物の情報を記憶してもよい。この際、記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、投稿情報記憶部121や所有物情報記憶部122を有してもよい。そして、投稿情報記憶部121は、投稿情報記憶部521と同様の情報を記憶し、所有物情報記憶部122は、所有物情報記憶部522と同様の情報を記憶してもよい。この場合、情報処理装置100は、投稿サーバ50に記憶されたデータベースを参照することなく、上記実施形態に係る各種情報を取得してもよい。
【0087】
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、特定部132と、提供部133とを有する。特定部132は、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択された一のコーディネートに含まれる複数のアイテムを特定する。提供部133は、特定部132により特定された複数のアイテムのうち、一部のアイテムを第1の電子商取引サービスで購入するための操作と、一のコーディネートの投稿者に対して、残りの一部のアイテムを第2の電子商取引サービスへ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する。
【0088】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、一のコーディネートに含まれる複数のアイテムを購入するための手続を一括して行うことができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。
【0089】
また、実施形態に係る情報処理装置100は、提供部133により提供されたコンテンツに対する操作に応じて、一部のアイテムの第1の電子商取引サービスでの決済の猶予期間を設定する設定部134を更に有する。
【0090】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、一部のアイテムの決済を猶予することができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。
【0091】
また、設定部134は、残りの一部のアイテムの購入可能期間として、購入可能期間の経過時まで決済を猶予するための猶予期間を設定する。
【0092】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、残りの一部のアイテムの購入可能期間の経過時まで決済を猶予することができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。
【0093】
また、設定部134は、購入可能期間の期間中に、出品依頼した利用者が残りの一部のアイテムを購入した場合には、猶予期間を、残りの一部のアイテムの購入時までに変更する。
【0094】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、残りの一部のアイテムの購入時まで決済を猶予することができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、購入可能期間の経過時まで猶予せずに決済させることができるため、円滑な決済処理を可能にすることができる。
【0095】
また、実施形態に係る情報処理装置100は、提供部133により提供されたコンテンツに対する操作に応じて、一部のアイテムの返品可能期間を変更する設定部134を更に有する。
【0096】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、残りの一部のアイテムの購入可能期間に応じて返品可能期間を変更することができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、円滑な決済処理を可能にすることができる。
【0097】
また、設定部134は、残りの一部のアイテムの購入可能期間として、購入可能期間の経過時まで返品を可能とするための返品可能期間を設定する。
【0098】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、残りの一部のアイテムの購入可能期間の経過時まで返品を可能とすることができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。
【0099】
また、設定部134は、購入可能期間の期間中に、出品依頼した利用者が残りの一部のアイテムを購入した場合には、返品可能期間を、残りの一部のアイテムの購入時までに変更する。
【0100】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、残りの一部のアイテムの購入時まで返品を可能とすることができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、購入可能期間の経過時まで保留せずに返品可能期間を終了させることができるため、円滑な取引を可能にすることができる。
【0101】
また、設定部134は、出品依頼した利用者が残りの一部のアイテムを投稿者から購入できなくなった場合には、残りの一部のアイテムが第1の電子商取引サービスで購入可能か否かを判定し、購入可能である場合には、残りの一部のアイテムを割引価格で購入可能とするための第1の電子商取引サービスでの割引期間を設定する。
【0102】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、中古品でなくても、新品のアイテムを割引価格で購入することができるため、キャンセルの可能性や返品の可能性を低くすることができる。
【0103】
また、設定部134は、購入可能期間の経過時まで割引価格で残りの一部のアイテムを購入可能とするための割引期間を設定する。
【0104】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、購入可能期間の経過時まで新品のアイテムを割引価格で購入することができるため、キャンセルの可能性や返品の可能性を低くすることができる。
【0105】
また、設定部134は、出品依頼した利用者が残りの一部のアイテムを投稿者から購入できなくなった場合には、残りの一部のアイテムが第1の電子商取引サービスで購入可能か否かを判定し、購入可能でない場合には、残りの一部のアイテムの買い取りを強化するための第1の電子商取引サービスでの買い取り強化期間を設定する。
【0106】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、残りの一部のアイテムの買い取りを強化することができるため、利用者のための入荷の可能性を高くし、キャンセルの可能性や返品の可能性を低くすることができる。
【0107】
また、設定部134は、購入可能期間の経過時まで残りの一部のアイテムの買い取りを強化するための買い取り強化期間を設定する。
【0108】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、購入可能期間の経過時まで買い取りを強化することができるため、利用者のための入荷の可能性を高くし、キャンセルの可能性や返品の可能性を低くすることができる。
【0109】
また、設定部134は、購入可能期間の期間中に、残りの一部のアイテムが第1の電子商取引サービスで入荷した場合には、入荷の旨を通知する。
【0110】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、入荷時に利用者へ通知することができるため、返品の可能性を低くすることができる。
【0111】
また、特定部132は、一のコーディネートに含まれる複数のアイテムのうち、一のコーディネートの投稿者が出品不可なアイテムと出品可能なアイテムとを特定する。また、提供部133は、出品不可なアイテムを、一部のアイテムとして、第1の電子商取引サービスで購入するための操作と、出品可能なアイテムを、残りの一部のアイテムとして、第2の電子商取引サービスへ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する。
【0112】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、一のコーディネートに含まれる複数のアイテムを、投稿者が出品不可なアイテムと出品可能なアイテムとに分けて、それぞれ購入するための手続を一括して行うことができるため、利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させることができる。
【0113】
また、特定部132は、出品可能なアイテムに、利用者のサイズに合わないアイテムが含まれる場合には、利用者のサイズに合わないアイテムを、出品不可なアイテムとして特定する。
【0114】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者のサイズに合わず、利用者が所望するコーディネートが完成しないリスクを軽減させることができる。
【0115】
〔10.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10、投稿サーバ50、販売サーバ60及び情報処理装置100は、例えば、
図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図11は、端末装置10、投稿サーバ50、販売サーバ60及び情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0116】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0117】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを取得してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0118】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0119】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0120】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10、投稿サーバ50、販売サーバ60及び情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14、53、63及び130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0121】
〔11.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0122】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0123】
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0124】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0125】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0126】
1 情報処理システム
10 端末装置
11 通信部
12 入力部
13 出力部
14 制御部
50 投稿サーバ
51 通信部
52 記憶部
53 制御部
60 販売サーバ
61 通信部
62 記憶部
63 制御部
100 情報処理装置
110 通信部
130 制御部
131 取得部
132 特定部
133 提供部
134 設定部
141 受信部
142 送信部
521 投稿情報記憶部
522 所有物情報記憶部
531 受信部
532 送信部
621 販売情報記憶部
631 受信部
632 送信部
N ネットワーク
【要約】
【課題】利用者が所望するコーディネートのアイテムが揃わないリスクを軽減させること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、特定部と、提供部とを備える。特定部は、所定の投稿サイトに投稿されたコーディネートのうち、選択された一のコーディネートに含まれる複数のアイテムを特定する。提供部は、特定部により特定された複数のアイテムのうち、一部のアイテムを第1の電子商取引サービスで購入するための操作と、一のコーディネートの投稿者に対して、残りの一部のアイテムを第2の電子商取引サービスへ出品依頼するための操作との一括操作を受け付けることが可能なコンテンツを提供する。
【選択図】
図7