(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-21
(45)【発行日】2023-09-29
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/016 20230101AFI20230922BHJP
【FI】
G06Q30/016
(21)【出願番号】P 2022115946
(22)【出願日】2022-07-20
【審査請求日】2022-08-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中野 怜
(72)【発明者】
【氏名】金井 達巳
(72)【発明者】
【氏名】木原 快
(72)【発明者】
【氏名】出水 厚輝
【審査官】庄司 琴美
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-041976(JP,A)
【文献】特開2009-265745(JP,A)
【文献】特開2021-144534(JP,A)
【文献】特開2009-076099(JP,A)
【文献】特開2002-133148(JP,A)
【文献】特開2020-087017(JP,A)
【文献】韓国登録特許第2297824(KR,B1)
【文献】韓国公開特許第2022-0092308(KR,A)
【文献】特開2018-106284(JP,A)
【文献】特開2017-204116(JP,A)
【文献】特開2004-32247(JP,A)
【文献】特開2005-250797(JP,A)
【文献】国際公開第2021/033309(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けられた製品情報を登録する登録部と、
製品情報の編集に関する操作を、所定の条件を満たす利用者から受け付ける編集受付部と、
前記編集受付部により受け付けられた操作の内容に基づいて、製品情報を編集する編集部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、取引対象となる製品に関する製品情報
であって、当該製品に関する画像を含む製品情報の入力を利用者から受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けられた製品情報の入力を行った利用者により、当該製品情報に対応する取引対象が前記プラットフォームにおいて出品された場合に、
前記画像に含まれる所定の対象を削除し、当該所定の対象を削除した画像を含む当該製品情報を登録する登録部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記登録部は、
前記プラットフォームを利用する各利用者が、前記製品情報を利用可能な態様で前記製品情報を登録する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記受付部は、
利用者が前記プラットフォームに取引対象を出品する際に、当該取引対象に対応する製品に関する製品情報を当該利用者から受け付ける
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記受付部は、
利用者が前記プラットフォームにおいて購入を希望する取引対象を登録する際に、当該取引対象に対応する製品に関する製品情報を当該利用者から受け付ける
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プラットフォームにおいて出品された取引対象であって、前記製品情報に対応する取引対象に関する情報を、前記利用者に提示する提示部
をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記編集受付部は、
製品情報の編集に関する操作を、前記プラットフォームにおける評価が所定の条件を満たす利用者から受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記編集受付部は、
製品情報の編集に関する操作を、当該操作に関する評価が所定の条件を満たす利用者から受け付ける
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記編集受付部は、
製品情報のうち、一部の情報の編集に関する操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記編集部は、
製品情報の編集に関する操作を行った利用者を示す情報を、製品情報に付加する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記編集受付部は、
製品情報に対応する取引対象の出品に関するコンテキストに基づいて、製品情報の編集に関する操作を受け付けるか否かを決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記プラットフォームにおいて製品情報が所定の期間利用されていない場合、当該製品情報を削除する削除部
をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項13】
製品情報に対応する取引対象の前記プラットフォームにおける販売履歴に基づく情報を利用者に提供する提供部
をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記受付部は、
利用者が利用する端末装置により撮像された製品に関する画像、若しくは、所定のサーバから取得される製品に関する画像を含む製品情報を受け付ける
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記受付部は、
製品情報に含まれる画像に関するガイドラインに関する情報を提供し、製品に関する画像を含む製品情報を受け付ける
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項16】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける受付工程と、
前記受付工程により受け付けられた製品情報を登録する登録工程と、
製品情報の編集に関する操作を、所定の条件を満たす利用者から受け付ける編集受付工程と、
前記編集受付工程により受け付けられた操作の内容に基づいて、製品情報を編集する編集工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項17】
利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける受付手順と、
前記受付手順により受け付けられた製品情報を登録する登録手順と、
製品情報の編集に関する操作を、所定の条件を満たす利用者から受け付ける編集受付手順と、
前記編集受付手順により受け付けられた操作の内容に基づいて、製品情報を編集する編集手順と
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子商取引サービスにおける製品の管理を支援するための技術が知られている。このような技術の一例として、データベースの在庫テーブルに、オンラインショップで現在出品している商品の情報を格納し、在庫テーブルのISBNコードに基づいて、自分が出品している商品と同じ商品を出品している他の出品者の出品情報を取得し、他の出品者の出品価格に基づいて自分の出品価格を算出し、出品価格を変更する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、プラットフォームにおいて利用者から登録された製品に関する情報を提供できるとは限らない。
【0005】
例えば、上述した従来技術では、他の出品者の出品価格に基づいて出品価格を変更しているに過ぎず、プラットフォームにおいて利用者から登録された製品に関する情報を提供できるとは限らない。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、プラットフォームにおいて利用者から登録された製品に関する情報を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る情報処理装置は、利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた製品情報を登録する登録部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、プラットフォームにおいて利用者から登録された製品に関する情報を提供することできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る利用者端末100-1の画面の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る利用者端末100-2の画面の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る利用者情報データベース31の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る製品情報データベース32の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理を説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、
図1では、本実施形態に係る情報処理の一例である情報処理装置10によって、実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
【0012】
〔1-1.情報処理システムの構成〕
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10と、利用者端末100とを含む。情報処理装置10及び利用者端末100は、ネットワークN(例えば、
図4参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、
図1に示した情報処理システム1には、複数台の情報処理装置10、複数台の利用者端末100及び複数台のサービスサーバ200が含まれていてもよい。
【0013】
図1に示す情報処理装置10は、情報処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置10は、利用者が出品した取引対象(商品)を他の利用者が購入するプラットフォーム#1(例えば、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービス)を提供し、当該プラットフォームに対する各種の情報の登録を利用者から受け付ける。
【0014】
また、情報処理装置10は、商品に対応する製品に関する製品情報を自装置の記憶部で予め管理し、プラットフォーム#1において提供する各種の機能に関する情報処理に用いる。ここで、本実施形態において、「製品」とは、同一の対象を示す各商品の共通の識別子を示すものであるとする。例えば、「製品」とは、同一の製品コード(JANコード)が付与される商品の総称を示す。
【0015】
ここで、情報処理装置10が管理する製品情報は、プラットフォーム#1において利用者が出品する商品と紐付けられ、プラットフォーム#1における機能に関する情報処理に用いられる。例えば、情報処理装置10は、商品を出品する利用者に対し、当該商品に紐付けられたものと同一の製品情報に紐付けられた他の商品のプラットフォーム#1における販売履歴に基づいて、当該商品を出品する際の参考となる価格や、当該商品の需要が高い時期などを示す情報を提供する。
【0016】
また、情報処理装置10が管理する製品情報は、プラットフォーム#1において利用者が購入を希望する商品に対応する製品(例えば、利用者がお気に入り登録した製品)に関する製品情報を利用者に紐付け、プラットフォーム#1における機能に関する情報処理に用いられる。具体的な例を挙げると、プラットフォーム#1において利用者が購入を希望する商品に対応する製品(例えば、利用者がお気に入り登録した製品)に関する製品情報と紐付けられた商品が出品された場合、情報処理装置10は、当該商品の出品に関する情報を利用者に提供する。
【0017】
なお、情報処理装置10は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。また、情報処理装置10は、利用者端末100にインストールされた各種サービスに関するアプリケーションに表示する情報を、利用者端末100に配信する装置であってもよい。また、情報処理装置10は、アプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。
【0018】
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、情報処理装置10等によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0019】
また、情報処理装置10及びサービスサーバ200は、利用者端末100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報処理装置10から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0020】
〔1-2.情報処理の一例〕
ここで、従来、利用者間で商取引を行うフリーマーケットサービスや、オークションサービスなどのプラットフォームを提供するサーバ装置では、出品される商品に対応するすべての製品に関する製品情報が登録されていない場合がある。例えば、出品者のハンドメイド商品や、JANコードなどの製品コードが付与されていない商品などには、対応する製品に関する製品情報が登録されていない場合がある。このような場合、出品された商品と対応する製品に関する製品情報を提供できないため、商品や利用者との製品情報の紐付けが行えず、プラットフォームの機能を提供できない場合があるといった問題点があった。
【0021】
そこで、本実施形態の情報処理装置等は、プラットフォームにおいて、利用者から製品情報の登録を受け付けることにより、製品情報を充実化させ、登録された製品情報を提供することにより、プラットフォームが提供するサービスを向上させることを目的として、以下の情報処理を実行する。
【0022】
以下、
図1を用いて、情報処理装置10が行う情報処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100を利用する利用者に応じて、利用者端末100-1~100-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、利用者端末100-1は、利用者ID「UID#1」により識別される利用者(利用者U1)により使用される利用者端末100である。また、以下では、利用者端末100-1~100-Nについて、特に区別なく説明する場合には、利用者端末100と記載する。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0023】
まず、情報処理装置10は、利用者が商品をプラットフォーム#1に出品する際に、当該商品に対応する製品情報が自装置の記憶部に登録されていない場合、当該製品情報の入力を利用者から受け付ける(ステップS1)。ここで、利用者U1がプラットフォーム#1に出品する商品#1に対応する製品#1に関する製品情報#1が、情報処理装置10の記憶部に登録されていないものとする。このような場合、情報処理装置10は、利用者U1が商品#1を出品する過程においてプラットフォーム#1により利用者端末100-1に表示される画面を介して、製品情報#1の入力を利用者U1から受け付ける。
【0024】
ここで、
図2を用いて、製品情報#1を入力する際に利用者端末100-1に表示される画面について説明する。
図2は、実施形態に係る利用者端末100-1の画面の一例を示す図である。
【0025】
まず、
図2に示すように、利用者端末100-1は、利用者U1が出品する商品#1に関する商品情報を入力するための画面C11を表示する。例えば、利用者端末100-1は、商品#1の画像や、名称、カテゴリ、ブランドなどの商品情報を入力(設定)するための領域AR11と、商品#1に紐付ける製品情報#1の設定を指示するための領域AR12とを含む画面C11を表示する。
【0026】
画面C11において利用者U1が領域AR12を押下した場合、利用者端末100-1は、画面C11を、商品#1に対応する製品#1を情報処理装置10の記憶部から検索するための画面C12に遷移させる。例えば、利用者端末100-1は、製品#1を検索するための検索クエリを入力するための領域AR13と、製品#1に関する製品情報#1の登録を指示するための領域AR14と、領域AR13に入力した検索クエリを用いて情報処理装置10の記憶部から製品を検索した検索結果を表示するための領域AR15とを含む画面C12を表示する。
【0027】
ここで、利用者U1が領域AR13に検索クエリ「製品#1」を入力したものの、領域AR15に製品#2のみが表示され、製品#1が表示されなかった(言い換えると、情報処理装置10の記憶部に製品#1に関する製品情報#1が登録されていない)ため、利用者U1が領域AR14を押下したものとする。このような場合、利用者端末100-1は、画面C12を、製品#1に関する製品情報#1を入力するための画面C13に遷移させる。例えば、利用者端末100-1は、製品情報#1を入力するための領域AR16と、製品情報#1の入力が完了した場合に押下するボタンB11とを含む画面C13を表示する。具体的な例を挙げると、利用者端末100-1は、製品#1の画像(例えば、商品#1の画像)や、名称、型番、JANコード、カテゴリ、ブランド、製品#1の説明を入力するための領域AR16を表示する。
【0028】
画面C13において利用者U1がボタンB11を押下した場合、利用者端末100-1は、画面C13を、利用者U1が入力した製品情報#1を確認するための画面C14に遷移させる。例えば、利用者端末100-1は、画面C13において利用者U1が入力した製品情報#1を表示するための領域AR17と、領域AR17に表示した製品情報#1を情報処理装置10の記憶部に登録することを指示するためのボタンB12とを含む画面C14を表示する。ボタンB12が押下された場合、利用者端末100-1は、領域AR17に表示した製品情報#1を情報処理装置10に送信する。
【0029】
なお、利用者端末100-1は、情報処理装置10に登録済みの製品情報から、サジェストを表示してもよい。例えば、利用者端末100-1は、利用者U1が入力した製品情報#1と、少なくとも一部が一致する製品情報が情報処理装置10に登録済みである場合、当該製品情報に関する情報を画面C13やC14などにおいて表示し、製品情報#1の入力の中止に関する操作を受け付ける。これにより、同一の製品に関する製品情報が重複して登録される事態を防ぐことができる。
【0030】
図1に戻り説明を続ける。情報処理装置10は、利用者端末100-1から受け付けた製品情報#1を自装置の記憶部に登録する(ステップS2)。続いて、情報処理装置10は、利用者U1から、商品#1の出品を受け付ける(ステップS3)。例えば、情報処理装置10は、
図2に示す画面C14においてボタンB12が押下された後に利用者端末100-1に表示させる画面を介して、商品#1の出品を受け付ける。具体的な例を挙げると、
図2に示す画面C11に入力された商品情報#1と、商品#1及び製品情報#1の紐付けに関する情報とを利用者端末100-1から受け付ける。
【0031】
上記の処理により、プラットフォーム#1において、利用者が検索クエリ「製品#1」を用いて商品の検索を行った場合、情報処理装置10は、製品情報#1に紐付けられた商品#1に関する情報を利用者に提供することが可能となる。また、プラットフォーム#1において、他の利用者が製品#1に対応する商品の出品を行う場合、他の利用者が、利用者U1が入力した製品情報#1に商品を紐付けて出品することが可能となる。また、プラットフォーム#1において、利用者が製品#1のお気に入り登録を行った場合、情報処理装置10は、商品#1の購入に関するサジェストを提供することが可能となる。
【0032】
また、上記のように情報処理装置10は、利用者U1が商品#1の出品する前に、製品情報#1を自装置の記憶部に登録する。したがって、利用者U1が製品情報#1を入力した後、商品#1の出品を取りやめても、製品情報#1は情報処理装置10に登録される。
【0033】
なお、情報処理装置10は、利用者U1が商品#1の出品を取りやめた場合、製品情報#1を自装置の記憶部に登録しないようにしてもよい。これにより、情報処理装置10は、いたずら等による製品情報の登録を防ぎ、製品情報の質を高めることができる。
【0034】
続いて、情報処理装置10は、利用者が製品のお気に入り登録をする際に、当該製品に関する製品情報の入力を利用者から受け付ける(ステップS4)。ここで、利用者U2がプラットフォーム#1においてお気に入り登録をすることを希望する製品#3に対応する製品情報#3が、情報処理装置10の記憶部に登録されていないものとする。このような場合、情報処理装置10は、利用者U2が製品#3のお気に入り登録をする際に、製品#3に関する製品情報#3の入力を利用者U2から受け付ける。
【0035】
ここで、
図3を用いて、製品#3に対応する製品情報#3を入力する際に利用者端末100-2に表示される画面について説明する。
図3は、実施形態に係る利用者端末100-2の画面の一例を示す図である。
【0036】
まず、
図3に示すように、利用者端末100-2は、お気に入り登録を行う製品を検索するための画面C21を表示する。例えば、利用者端末100-2は、製品を検索するための検索クエリを入力するための領域AR21を含む画面C21を表示する。
【0037】
ここで、利用者U2が、領域AR21に検索クエリ「製品#3」を入力したものとする。このような場合、利用者端末100-2は、画面C21を、検索クエリ「製品#3」による検索結果を示す画面C22に遷移させる。例えば、利用者端末100-2は、利用者U2が入力した検索クエリ「製品#3」を表示するための領域AR22と、製品#3に関する製品情報#3の登録を指示するための領域AR23と、検索クエリ「製品#3」を用いて情報処理装置10の記憶部から製品を検索した検索結果を表示するための領域AR24とを含む画面C22を表示する。
【0038】
ここで、領域AR24に製品#2のみが表示され、製品#3が表示されなかった(言い換えると、情報処理装置10の記憶部に製品#3に関する製品情報#3が登録されていない)ため、利用者U2が領域AR23を押下したものとする。このような場合、利用者端末100-2は、画面C22を、製品#3に関する製品情報#3を入力するための画面C23に遷移させる。例えば、利用者端末100-2は、製品#3に関する製品情報#3を入力するための領域AR25と、製品情報#3の入力が完了した場合に押下するボタンB21とを含む画面C23を表示する。具体的な例を挙げると、利用者端末100-1は、製品#3の画像や、名称、型番、JANコード、カテゴリ、ブランド、製品#3の説明を入力するための領域AR25を表示する。
【0039】
画面C23において利用者U2がボタンB21を押下した場合、利用者端末100-2は、画面C23を、利用者U2が入力した製品情報#3を確認するための画面C24に遷移させる。例えば、利用者端末100-2は、画面C23において利用者U2が入力した製品情報#3を表示するための領域AR26と、領域AR26に表示した製品情報#3を情報処理装置10の記憶部に登録することを指示するためのボタンB22とを含む画面C24を表示する。ボタンB22が押下された場合、利用者端末100-2は、領域AR26に表示した製品情報#3を情報処理装置10に送信する。
【0040】
図1に戻り説明を続ける。情報処理装置10は、利用者端末100-2から受け付けた製品情報#3を自装置の記憶部に登録する(ステップS5)。そして、情報処理装置10は、利用者U2による製品#3のお気に入り登録を受け付ける。
【0041】
ここで、プラットフォーム#1において、利用者が製品情報#3に紐付けた商品の出品を行ったものとする。この場合、情報処理装置10は、出品された商品に関する情報を利用者U2に提示する(ステップS6)。例えば、情報処理装置10は、製品情報#3に紐付けられた商品の出品状況や、価格などといった情報を利用者U2に提示する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、製品情報#3に紐付けられた商品を価格順で表示するコンテンツを提示する。また、情報処理装置10は、製品情報#3に紐付けられた商品のうち、最安値の商品が出品された場合に、最安値の商品に関する情報を利用者に提示する。
【0042】
続いて、情報処理装置10は、プラットフォーム#1における評価が所定の条件を満たす利用者から、製品情報#1や、製品情報#3といった、利用者により入力された製品情報の編集に関する操作を受け付ける(ステップS7)。例えば、情報処理装置10は、プラットフォーム#1において、他の利用者(例えば、購入者や販売者)からの評価が所定の閾値以上である利用者や、ブロックされている利用者の数が所定の閾値以下である利用者から、製品情報のうち、一部の情報の編集に関する操作を受け付ける。具体的な例を挙げると、製品の画像や型番、JANコードなどといった情報(言い換えると、変更した場合に、全く別の製品に関する製品情報と認識されてしまう恐れがある情報)以外の情報の編集に関する操作を受け付ける。
【0043】
続いて、情報処理装置10は、利用者から受け付けた操作の内容に基づいて、製品情報を編集する(ステップS8)。ここで、ステップS7において、利用者U3から、製品情報#1の編集に関する操作を受け付けたものとする。このような場合、情報処理装置10は、利用者U3による操作の内容に基づいて製品情報#1の内容を変更するとともに、当該操作を行った利用者U3を示す情報や、当該操作が行われた日時などを示す情報を製品情報#1に付加する。
【0044】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、プラットフォームにおいて出品を行う利用者や、プラットフォームにおいてお気に入り登録をする利用者から、製品情報の登録を受け付ける。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、プラットフォームにおいて利用者から登録された製品に関する情報を提供することできる。
【0045】
また、実施形態に係る情報処理装置10は、プラットフォームにおいて、利用者や、利用者が出品した商品などに紐付けられる製品の幅を広げることができるため、売り手が商品に紐付けることが可能な製品の幅を広げ、買い手がお気に入り登録ができる製品の幅を広げることができる。
【0046】
〔2.その他の処理例〕
なお、上述した処理は一例に過ぎず、情報処理装置10は、様々な情報を用いて様々な処理を行ってもよい。この点について、以下例示を列挙する。
【0047】
〔2-1.製品の画像について〕
図1の例において、情報処理装置10は、利用者が利用者端末100を用いて撮像した画像や、所定のサーバ(例えば、プラットフォーム#1に属するサーバ)から取得される画像のみを製品情報として受け付けてもよい。これにより、情報処理装置10は、製品の製造元等が著作権を持っている画像が、製品情報として登録されてしまうことを防ぐことができる。
【0048】
また、情報処理装置10は、利用者が製品情報を入力する際、製品情報に含まれる画像に関するガイドラインに関する情報を提供し、製品に関する画像を含む製品情報を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、プラットフォーム#1における画像の著作権に関する留意事項を示す情報や、利用者が登録した画像が製品情報としてプラットフォーム#1において利用されることに同意するか否かの指定を利用者から受け付けるコンテンツなどを提供する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、製品以外の対象であって、著作権を侵害する恐れがある対象(例えば、所定のキャラクターのグッズなど)を画像に含めない旨を規定したガイドラインに関する情報を提供する。
【0049】
なお、情報処理装置10は、利用者が登録した画像に含まれる対象のうち、著作権を侵害する恐れがある対象を削除し、対象を削除した後の画像を、製品の画像として登録してもよい。
【0050】
〔2-2.編集に関する操作の評価について〕
図1の例において、情報処理装置10は、利用者から受け付けた製品情報に対して、編集に関する操作を行った利用者(例えば、利用者U3)に対する評価を他の利用者から受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、編集後の製品情報#1に付加された、利用者U3を示す情報を介して、利用者U3による編集の評価を他の利用者から受け付ける。そして、利用者U3の評価が所定の閾値以下となった場合、情報処理装置10は、利用者U3による製品情報に対する編集に関する操作をできないように制御(すなわち、利用者U3をブロック)する。言い換えると、情報処理装置10は、編集の評価が所定の閾値以上である利用者から、利用者が登録した製品情報に対する編集に関する操作を受け付ける。
【0051】
なお、情報処理装置10は、利用者U3とプラットフォーム#1において取引を行った他の利用者からの評価や、利用者U3による製品情報の編集の評価などが所定の閾値以上であり、且つ、プラットフォーム#1において利用者U3をブロックしている他の利用者の数が所定の閾値以下である場合に、利用者U3から製品情報に対する編集に関する操作を受け付けてもよい。
【0052】
〔2-3.編集に関する操作の受付について〕
図1の例において、情報処理装置10は、利用者が登録した製品情報に対応する商品の出品に関するコンテキストに基づいて、当該製品情報の編集に関する操作を受け付けるか否かを決定してもよい。例えば、情報処理装置10は、製品情報#1に紐付けられた商品が出品されている場合や、当該商品がお気に入り登録されている場合、製品情報#1の編集に関する操作を受け付けないよう制御する。なお、情報処理装置10は、製品情報#1が示す製品#1がお気に入り登録されている場合に、製品情報#1の編集に関する操作を受け付けないよう制御してもよい。
【0053】
〔2-4.製品情報の削除について〕
図1の例において、情報処理装置10は、利用者が登録した製品情報を削除してもよい。例えば、情報処理装置10は、製品情報#1が、所定の期間(例えば、1年)商品の紐付けが行われていない場合や、お気に入り登録がされていない場合、製品情報#1を削除する。
【0054】
〔2-5.製品情報に紐付けられた商品に基づくレコメンドについて〕
図1の例において、情報処理装置10は、利用者が登録した製品情報に紐付けられて出品された商品の販売履歴に基づく情報を利用者に提供してもよい。例えば、情報処理装置10は、製品情報#1に紐付けられた商品の販売価格に基づいて、利用者が製品情報#1に紐付けて商品を出品する際の参考価格を示す情報を提供する。また、情報処理装置10は、製品情報#1に紐付けられた商品が販売された時期に基づいて、利用者が製品情報#1に紐付けて商品を出品する時期の提案に関する情報を提供する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、製品情報#1に紐付けられた商品が最も高く販売された時期に基づいて、利用者が製品情報#1に紐付けて商品を出品する時期の提案に関する情報を提供する。
【0055】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、
図4を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。
図3に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
【0056】
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100等との間で情報の送受信を行う。
【0057】
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図4に示すように、記憶部30は、利用者情報データベース31と、製品情報データベース32とを有する。
【0058】
(利用者情報データベース31について)
利用者情報データベース31は、利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図5を用いて、利用者情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。
図5は、実施形態に係る利用者情報データベース31の一例を示す図である。
図5の例において、利用者情報データベース31は、「利用者ID」、「出品履歴」、「購入履歴」、「お気に入り情報」、「評価情報」といった項目を有する。
【0059】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「出品履歴」は、プラットフォーム#1における利用者の出品の履歴を示す。「購入履歴」は、プラットフォーム#1において利用者が購入した商品の履歴を示す。「お気に入り情報」は、プラットフォーム#1において利用者がお気に入り登録した製品や商品に関する情報(製品ID、商品IDなど)を示す。「評価情報」は、プラットフォーム#1における利用者の評価を示し、例えば、利用者が出品した商品を購入した購入者による評価や、利用者が購入した商品の出品者からの評価、製品情報に対して利用者が行った編集に関する操作に対する評価などといった情報が格納される。
【0060】
すなわち、
図5では、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の出品履歴が「出品履歴#1」、購入履歴が「購入履歴#1」、お気に入り情報が「お気に入り情報#1」、評価情報が「評価情報#1」である例を示す。
【0061】
(製品情報データベース32について)
製品情報データベース32は、製品に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図6を用いて、製品情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。
図6は、実施形態に係る製品情報データベース32の一例を示す図である。
図6の例において、製品情報データベース32は、「製品ID」、「登録者ID」、「画像」、「型番」、「JANコード」、「カテゴリ」、「ブランド」、「説明情報」、「編集履歴」といった項目を有する。
【0062】
「製品ID」は、製品を識別するための識別情報を示す。「登録者ID」は、製品に関する情報の入力(登録)を行った利用者を識別するための識別情報を示す。「画像」は、製品の画像を示す。「型番」は、製品の型番を示す。「JANコード」は、製品のJANコードを示す。「カテゴリ」は、製品のカテゴリを示す。「ブランド」は、製品のブランドを示す。「説明情報」は、製品の説明(テキスト情報等)を示す。「編集履歴」は、製品情報に対する編集の履歴を示し、例えば、編集に関する操作を行った利用者を示す情報(利用者ID等)や、当該操作が行われた日時などといった情報が格納される。
【0063】
すなわち、
図6では、製品ID「MID#1」により識別される製品に関する情報が、登録者ID「UID#1」により識別される登録者(利用者)によって入力され、当該製品の画像が「画像#1」、型番が「型番#1」、JANコード「JANコード#1」、カテゴリが「カテゴリ#1」、ブランドが「ブランド#1」、説明情報が「説明情報#1」、編集履歴が「編集履歴#1」である例を示す。
【0064】
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、
図3に示すように、受付部41と、登録部42と、提示部43と、編集受付部44と、編集部45と、削除部46と、提供部47とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0065】
(受付部41について)
受付部41は、利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける。例えば、
図1の例において、受付部41は、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービスを提供するプラットフォーム#1において、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける。
【0066】
また、受付部41は、利用者がプラットフォームに取引対象を出品する際に、当該取引対象に対応する製品に関する製品情報を当該利用者から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、利用者U1がプラットフォーム#1に商品#1を出品する際に、商品#1に対応する製品情報#1の入力を利用者U1から受け付ける。
【0067】
また、受付部41は、利用者がプラットフォームにおいて購入を希望する取引対象を登録する際に、当該取引対象に対応する製品に関する製品情報を当該利用者から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、利用者U2がプラットフォーム#1において製品#3のお気に入り登録をする際に、製品#3に関する製品情報#3の入力を利用者U2から受け付ける。
【0068】
また、受付部41は、利用者が利用する端末装置により撮像された製品に関する画像、若しくは、所定のサーバから取得されるに関する画像を含む製品情報を受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、利用者が利用者端末100を用いて撮像した画像や、所定のサーバから取得される画像を製品情報として受け付ける。
【0069】
また、受付部41は、製品情報に含まれる画像に関するガイドラインに関する情報を提供し、製品に関する画像を含む製品情報を受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、プラットフォーム#1における画像の著作権に関する留意事項を示す情報や、利用者が登録した画像が製品情報としてプラットフォーム#1において利用されることに同意するか否かの指定を利用者から受け付けるコンテンツなどを提供する。
【0070】
(登録部42について)
登録部42は、受付部41により受け付けられた製品情報を登録する。例えば、
図1の例において、登録部42は、受付部41により受け付けられた製品情報を製品情報データベース32に登録(格納)する
【0071】
また、登録部42は、プラットフォームを利用する各利用者が、製品情報を利用可能な態様で製品情報を登録してもよい。例えば、
図1の例において、登録部42は、プラットフォーム#1を利用する各利用者が製品#1に対応する商品の出品を行う場合、利用者U1が入力した製品情報#1に商品を紐付けて出品することが可能な態様で製品情報#1を登録する。また、登録部42は、プラットフォーム#1を利用する各利用者が製品#1のお気に入り登録を行うことが可能な態様で製品情報#1を登録する。
【0072】
(提示部43について)
提示部43は、プラットフォームにおいて出品された取引対象であって、製品情報に対応する取引対象に関する情報を、利用者に提示する。例えば、
図1の例において、提示部43は、製品情報#3に紐付けて出品された商品に関する情報(例えば、出品状況や、価格など)を利用者U2に提示する。
【0073】
(編集受付部44について)
編集受付部44は、製品情報の編集に関する操作を、所定の条件を満たす利用者から受け付ける。例えば、
図1の例において、編集受付部44は、プラットフォーム#1において所定の条件を満たす利用者(例えば、プラットフォーム#1におけるランクが所定の条件を満たす利用者)から、製品情報#1や、製品情報#3といった、利用者により入力された製品情報の編集に関する操作を受け付ける。
【0074】
また、編集受付部44は、製品情報の編集に関する操作を、プラットフォームにおける評価が所定の条件を満たす利用者から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、編集受付部44は、他の利用者(例えば、購入者や販売者)からの評価が所定の閾値以上である利用者や、ブロックされている利用者の数が所定の閾値以下である利用者から、製品情報の編集に関する操作を受け付ける。
【0075】
また、編集受付部44は、製品情報の編集に関する操作を、当該操作に関する評価が所定の条件を満たす利用者から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、編集受付部44は、利用者が登録した製品情報編集の評価が所定の閾値以上である利用者から、利用者が登録した製品情報に対する編集に関する操作を受け付ける。
【0076】
また、編集受付部44は、製品情報のうち、一部の情報の編集に関する操作を受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、編集受付部44は、製品の画像や型番、JANコードなどといった情報(言い換えると、変更した場合に、全く別の製品に関する製品情報と認識されてしまう恐れがある情報)以外の情報の編集に関する操作を受け付ける。
【0077】
また、編集受付部44は、製品情報に対応する取引対象の出品に関するコンテキストに基づいて、製品情報の編集に関する操作を受け付けるか否かを決定してもよい。例えば、
図1の例において、編集受付部44は、製品情報#1に紐付けられた商品が出品されている場合や、当該商品がお気に入り登録されている場合、当該製品情報の編集に関する操作を受け付けないよう制御する。
【0078】
(編集部45について)
編集部45は、編集受付部44により受け付けられた操作の内容に基づいて、製品情報を編集する。例えば、
図1の例において、編集受付部44は、製品情報データベース32を参照し、利用者から受け付けた操作の内容に基づいて、製品情報を編集する。
【0079】
また、編集部45は、製品情報の編集に関する操作を行った利用者を示す情報を、製品情報に付加してもよい。例えば、
図1の例において、編集受付部44は、利用者U3による操作の内容に基づいて製品情報#1の内容を変更するとともに、当該操作を行った利用者U3を示す情報や、当該操作が行われた日時などを示す情報を製品情報#1に付加する。
【0080】
(削除部46について)
削除部46は、プラットフォームにおいて製品情報が所定の期間利用されていない場合、当該製品情報を削除する。例えば、
図1の例において、削除部46は、製品情報#1が、所定の期間商品の紐付けが行われていない場合や、お気に入り登録がされていない場合、製品情報データベース32を参照し、製品情報#1を削除する。
【0081】
(提供部47について)
提供部47は、製品情報に対応する取引対象のプラットフォームにおける販売履歴に基づく情報を利用者に提供する。例えば、
図1の例において、提供部47は、利用者情報データベース31を参照し、製品情報#1に紐付けられた商品の販売価格に基づいて、利用者が製品情報#1に紐付けて商品を出品する際の参考価格を示す情報を提供する。また、情報処理装置10は、製品情報#1に紐付けられた商品が販売された時期に基づいて、利用者が製品情報#1に紐付けて商品を出品する時期の提案に関する情報を提供する。
【0082】
〔4.情報処理のフロー〕
図7を用いて、実施形態に係る情報処理装置10の情報処理の手順について説明する。
図7は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0083】
図7に示すように、情報処理装置10は、製品情報の登録に関する操作を利用者から受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。操作を受け付けていない場合(ステップS101;No)、情報処理装置10は、操作を受け付けるまで待機する。
【0084】
一方、操作を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、情報処理装置10は、利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける(ステップS102)。続いて、情報処理装置10は、製品情報を登録し(ステップS103)、処理を終了する。
【0085】
〔5.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0086】
〔5-1.登録された製品情報について〕
上述の実施形態において、情報処理装置10は、利用者から登録された製品情報を、プラットフォーム#1とは異なる他のサービス(電子商取引サービス等)を提供するサーバ装置に提供してもよい。また、情報処理装置10は、他のサービスにおいて、上述の実施形態と同様の手法により利用者から登録された製品情報を、当該サービスを提供するサーバ装置から取得し、製品情報データベース32に格納してもよい。
【0087】
〔5-2.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0088】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0089】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0090】
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、受付部41と、登録部42と、提示部43と、編集受付部44と、編集部45と、削除部46と、提供部47とを有する。受付部41は、利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォームにおいて、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける。また、受付部41は、利用者がプラットフォームに取引対象を出品する際に、当該取引対象に対応する製品に関する製品情報を当該利用者から受け付ける。また、受付部41は、利用者がプラットフォームにおいて購入を希望する取引対象を登録する際に、当該取引対象に対応する製品に関する製品情報を当該利用者から受け付ける。登録部42は、受付部41により受け付けられた製品情報を登録する。また、登録部42は、プラットフォームを利用する各利用者が、製品情報を利用可能な態様で製品情報を登録する。提示部43は、プラットフォームにおいて出品された取引対象であって、製品情報に対応する取引対象に関する情報を、利用者に提示する。編集受付部44は、製品情報の編集に関する操作を、所定の条件を満たす利用者から受け付ける。編集部45は、編集受付部44により受け付けられた操作の内容に基づいて、製品情報を編集する。また、編集部45は、製品情報の編集に関する操作を行った利用者を示す情報を、製品情報に付加する。削除部46は、プラットフォームにおいて製品情報が所定の期間利用されていない場合、当該製品情報を削除する。提供部47は、製品情報に対応する取引対象のプラットフォームにおける販売履歴に基づく情報を利用者に提供する。
【0091】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、プラットフォームにおいて出品を行う利用者や、プラットフォームにおいてお気に入り登録をする利用者から、製品情報の登録を受け付けることができるため、プラットフォームにおいて利用者から登録された製品に関する情報を提供することできる。
【0092】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、受付部41は、利用者が利用する端末装置により撮像された製品に関する画像、若しくは、所定のサーバから取得されるに関する画像を含む製品情報を受け付ける。また、受付部41は、製品情報に含まれる画像に関するガイドラインに関する情報を提供し、製品に関する画像を含む製品情報を受け付ける。
【0093】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、著作権等を考慮した製品の画像を含む製品情報を登録することができるため、著作権侵害等のリスクを避けた製品情報を登録することができる。
【0094】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、編集受付部44は、製品情報の編集に関する操作を、プラットフォームにおける評価が所定の条件を満たす利用者から受け付ける。また、編集受付部44は、製品情報の編集に関する操作を、当該操作に関する評価が所定の条件を満たす利用者から受け付ける。また、編集受付部44は、製品情報のうち、一部の情報の編集に関する操作を受け付ける。また、編集受付部44は、製品情報に対応する取引対象の出品に関するコンテキストに基づいて、製品情報の編集に関する操作を受け付けるか否かを決定する。
【0095】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、信頼性の高い利用者から、製品情報が示す製品が変更される恐れがなく、且つ、出品に関するコンテキストを考慮した編集を受け付けることができるため、利便性を向上させることができる。
【0096】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報処理装置10は、例えば、
図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置10を例に挙げて説明する。
図8は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0097】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0098】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0099】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0100】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0101】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報処理装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0102】
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0103】
また、上述した情報処理装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0104】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0105】
10 情報処理装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用者情報データベース
32 製品情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 登録部
43 提示部
44 編集受付部
45 編集部
46 削除部
47 提供部
100 利用者端末
【要約】
【課題】プラットフォームにおいて利用者から登録された製品に関する情報を提供する。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、利用者が出品した取引対象を他の利用者が購入するプラットフォーム(例えば、フリーマーケットサービスや、オークションサービスなどといった電子商取引サービス)において、取引対象となる製品に関する製品情報を利用者から受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた製品情報を登録する登録部とを有することを特徴とする。
【選択図】
図4