(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-21
(45)【発行日】2023-09-29
(54)【発明の名称】リソース構成の指示方法、端末機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/40 20230101AFI20230922BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20230922BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W72/0446
(21)【出願番号】P 2022549060
(86)(22)【出願日】2021-01-15
(86)【国際出願番号】 CN2021072213
(87)【国際公開番号】W WO2021159917
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-09-28
(31)【優先権主張番号】202010093676.5
(32)【優先日】2020-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(73)【特許権者】
【識別番号】507142144
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS GROUP CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】呉 丹
(72)【発明者】
【氏名】夏 亮
(72)【発明者】
【氏名】張 軼
(72)【発明者】
【氏名】張 静文
(72)【発明者】
【氏名】劉 建軍
【審査官】永井 啓司
(56)【参考文献】
【文献】vivo,Sidelink synchronization mechanism[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912024,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1912024.zip>,2019年11月09日
【文献】CATT,Feature lead summary on AI 7.2.4.3 Sidelink synchronization mechanism[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1913392,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1913392.zip>,2019年11月22日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソース構成の指示方法であって、
端末機器が時間領域リソース指示情報を送信することを含み、ここで、前記時間領域リソース指示情報は、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示し、
前記伝送周期は、伝送周期組合せを含み、前記時間領域リソースユニット数は、各伝送周期内の
サブキャリア間隔に対応する利用可能なスロットの数N
iを指示し、N
i=M
i*K
iであり、M
iは時間領域リソースユニット数であり、前記時間領域リソースユニットはK
i個のスロットを含み、前記K
i個のスロットに対応するサブキャリア間隔はFであり、前記K
iは事前に定義された正の整数である、リソース構成の指示方法。
【請求項2】
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、K
i=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属する場合、K
iは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、K
i=1であり、Fは第2値である、
請求項1に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項3】
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、K
i=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、K
iは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、K
i=1であり、Fは第2値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK
1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK
2は1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は前記第2伝送周期に対応するK
2=1であり、Fは第2値であり、
前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい
請求項1に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項4】
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は、前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンク(SL)同期信号/ブロードキャストチャネルブロック(SSB)のサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、K
i=1であり、Fは第2値であり、又は、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きい場合、K
i=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、K
i=1であり、Fは第2値であり、又は、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、K
i=1であり、Fは第2値であり、又は、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、K
i=1であり、Fは第1値であり、又は、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、K
i=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、K
i=1であり、Fは第2値である、
請求項1に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項5】
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、K
i=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、K
i=1であり、Fは第1値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、K
i=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、K
i=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK
1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK
2=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、前記第2伝送周期に対応するK
2=1であり、Fは第2値であり、
前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい、
請求項1に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項6】
前記第1伝送周期組合せセットは、
10ミリ秒伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期のうちの少なくとも一部の第1伝送周期組合せを含む、
請求項2ないし5のいずれか一項に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項7】
前記第1値は前記第2値より大きい、
請求項2ないし5のいずれか一項に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項8】
前記時間領域リソースユニット数は、0である利用可能なスロットの数に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を更に指示する、
請求項1に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項9】
前記第1伝送周期組合せセットは空集合である、
請求項2又は4に記載のリソース構成の指示方法。
【請求項10】
端末機器であって、
時間領域リソース指示情報を送信するように構成される通信ユニットを備え、前記時間領域リソース指示情報は、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示し、
前記伝送周期は、伝送周期組合せを含み、前記時間領域リソースユニット数は、各伝送周期内の
サブキャリア間隔に対応する利用可能なスロットの数N
iを指示し、N
i=M
i*K
iであり、M
iは時間領域リソースユニット数であり、前記時間領域リソースユニットはK
i個のスロットを含み、前記K
i個のスロットに対応するサブキャリア間隔はFであり、前記K
iは事前に定義された正の整数である、端末機器。
【請求項11】
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、K
i=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属する場合、K
iは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、K
i=1であり、Fは第2値である、
請求項10に記載の端末機器。
【請求項12】
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、K
i=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、K
iは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、K
i=1であり、Fは第2値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK
1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK
2は1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は前記第2伝送周期に対応するK
2=1であり、Fは第2値であり、
前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい、
請求項10に記載の端末機器。
【請求項13】
前記第1値は前記第2値より大きい、
請求項11又は12に記載の端末機器。
【請求項14】
コンピュータに、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
端末機器であって、
メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶されているプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムが実行されるときに、前記プロセッサは、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の方法を実行する、端末機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術に関し、具体的に、リソース構成の指示方法、端末機器及び記憶媒体に関する。
【0002】
(関連出願への相互参照)
本願は、2020年02月14日に中国特許局に提出された、出願番号が202010093676.5である中国特許出願に基づいて提出されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容が参照として本願に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
車両のインターネット(IoV)において、端末間の同期は、サイドリンク(SL:SideLink)同期信号/ブロードキャストチャネルブロック(SSB:Synchronization Signal and PBCH Block)を送信することによって実現される。SSBは、サイドリンクプライマリ同期信号(S-PSS:Sidelink-Primary Synchronization Signals)、サイドリンクセカンダリ同期信号(S-SSS:Sidelink-Secondary Synchronization Signals)及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH:Physical Sidelink Broadcast CHannel)を含む。ここで、PSBCHは、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)構成の情報を搬送して、サイドリンク伝送リソースを指示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
周期、アップリンクスロットの数及びアップリンクシンボルの数などの情報を考慮すると、二重周期の構成の下では、必要なビット数が多すぎるため、PSBCHのビット数が多くなり、サイドリンクSSBのカバレッジに影響を与える。
【0005】
本開示の実施例は、リソース構成の指示方法、端末機器及び記憶媒体を提供する。
【発明が解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例の技術的解決策は、次のように実現される。
【0007】
本開示の少なくとも1つの実施例はリソース構成の指示方法を提供し、前記リソース構成の指示方法は、
端末機器が時間領域リソース指示情報を送信することを含み、ここで、前記時間領域リソース指示情報は、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示する。
【0008】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送周期は、伝送周期組合せを含み、前記時間領域リソースユニット数は、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Niを指示し、ここで、Ni=Mi*Kiであり、Miは時間領域リソースユニット数であり、前記時間領域リソースユニットはKi個のスロットを含み、前記Ki個のスロットに対応するサブキャリア間隔はFであり、前記Kiは事前に定義された正の整数である。
【0009】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属する場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0010】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2は1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。
【0011】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は、前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンク(SL)同期信号/ブロードキャストチャネルブロック(SSB)のサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きい場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0012】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0013】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。
【0014】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい。
【0015】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1伝送周期組合せセットは、10ミリ秒伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期のうちの少なくとも一部の伝送周期組合せを含む。
【0016】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1値は前記第2値より大きい。
【0017】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記時間領域リソースユニット数は、0である利用可能なスロットの数に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を更に指示する。
【0018】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1伝送周期組合せセットは空集合である。
【0019】
本開示の少なくとも1つの実施例は端末機器を更に提供し、前記端末機器は、時間領域リソース指示情報を送信するように構成される通信ユニットを備え、ここで、前記時間領域リソース指示情報は、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示する。
【0020】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送周期は、伝送周期組合せを含み、前記時間領域リソースユニット数は、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Niを指示し、ここで、Ni=Mi*Kiであり、Miは時間領域リソースユニット数であり、前記時間領域リソースユニットはKi個のスロットを含み、前記Ki個のスロットに対応するサブキャリア間隔はFであり、前記Kiは事前に定義された正の整数である。
【0021】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属する場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0022】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2は1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。
【0023】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きい場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0024】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0025】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。
【0026】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい。
【0027】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1伝送周期組合せセットは、10ミリ秒伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期のうちの少なくとも一部の伝送周期組合せを含む。
【0028】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1値は前記第2値より大きい。
【0029】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記リソース指示情報は、0である利用可能なスロットの数に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を更に指示する。
【0030】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記第1伝送周期組合せセットは空集合である。
【0031】
本開示の少なくとも1つの実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、プロセッサに、本開示の実施例に記載のリソース構成の指示方法のステップを実行させる。
【0032】
本開示の少なくとも1つの実施例は端末機器を更に提供し、前記端末機器は、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶されているプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムが実行されるときに、前記プロセッサは、本開示の実施例に記載のリソース構成の指示方法のステップを実行する。
【0033】
本開示の実施例は、リソース構成の指示方法、端末機器及び記憶媒体を提供し、前記リソース構成の指示方法は、端末機器が時間領域リソース指示情報を送信することを含み、ここで、前記時間領域リソース指示情報は、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示する。本開示の実施例の技術的解決策によれば、端末機器が伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示するための時間領域リソース指示情報を送信して、サイドリンクの伝送リソースを指示することにより、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を大幅に低減し、PSBCHに必要なビット数を低減し、これにより、サイドリンクSSBのカバレッジに対する影響を回避する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本開示の実施例に係る通信システムアーキテクチャの概略図である。
【
図2】本開示の実施例に係るリソース構成の指示方法の例示的なフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例に係る端末機器の構成の概略構造図である。
【
図4】本開示の実施例に係る端末機器のハードウェア構成の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、図面及び具体的な実施例を参照して、本開示を更に詳細に説明する。
【0036】
図1は、本開示の実施例に係る通信システムアーキテクチャの概略図であり、
図1に示すように、本開示の実施例に係るリソース構成の指示方法は車両のインターネット(IoV)に適用され、車両のインターネットは、様々な通信システムに基づいて無線通信を実現し、モバイル通信システムは、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム又は5Gシステム等であってもよい。
【0037】
例示的に、通信システムはネットワーク機器及び端末機器を備えることができ、ネットワーク機器は、端末機器と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、当該カバレッジエリア内に位置する端末と通信することができる。例示的に、当該ネットワーク機器は、各モバイル通信システムにおける基地局(例えば、LTEシステムにおける進化型基地局(eNB:Evolutional Node B)や5Gネットワークにおける基地局(gNB)等)であってもよい。例示的に、5Gネットワークは、NR(New Radio)システムやNRネットワークとも呼ばれる。
【0038】
本実施例における端末機器は、車載端末機器であってもよい。ここで、端末機器間の直接通信リンクはサイドリンクと呼ばれ、本実施例に係るリソース構成の指示方法は、サイドリンクのチャネル伝送リソース及びサイドリンクのデータ伝送リソース等を含む、サイドリンクの伝送リソースを指示する。
【0039】
図1は、ネットワーク機器及び2つの端末機器を例示的に示し、例示的に、当該通信システムは、複数のネットワーク機器を備えることができ、各ネットワーク機器のカバレッジは、他の数の端末機器を備えることができ、本開示の実施例はこれに対して特に限定しない。
【0040】
関連技術における、周期(即ち、二重周期)、アップリンクスロットの数及びシンボルの数を共同で指示する時間領域リソース構成については、以下の表1を参照することができ、表1から分かるように、構成情報は21個のビットを必要とし、必要なビット数が多すぎるため、PSBCHのビット数が多すぎて、サイドリンクSSBのカバレッジに影響を与える。
【0041】
【0042】
したがって、少なくとも、
図1に示される通信システム及び表1に示された問題に基づいて、本開示の以下の各実施例を提案する。
【0043】
本開示の実施例は、リソース構成の指示方法を提供する。
図2は、本開示の実施例に係るリソース構成の指示方法の例示的なフローチャートであり、
図2に示すように、前記リソース構成の指示方法は、次のステップを含む。
【0044】
ステップ101において、端末機器が時間領域リソース指示情報を送信し、ここで、前記時間領域リソース指示情報は、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示する。
【0045】
本実施例では、端末機器は、
図1に示される端末機器であってもよい。前記端末機器が時間領域リソース指示情報を送信することは、前記端末機器がPSBCHを介して時間領域リソース指示情報を送信することを含む。
【0046】
例示的に、端末機器は、サイドリンクを介してサイドリンクSSBをブロードキャストで送信することができ、前記サイドリンクSSBはPSBCHを含み、つまり、サイドリンクSSBをブロードキャストで送信し、PSBCHをブロードキャストで送信し、つまり、時間領域リソース指示情報をブロードキャストで送信する。ここで、前記時間領域リソース指示情報によって指示される時間領域リソースは、前記端末機器が位置するサービングセルにおけるアップリンク時間領域リソースであり、前記時間領域リソース指示情報は、サイドリンクで利用可能な伝送リソースを指示する。前記サイドリンクで利用可能な伝送リソースは、構成されたリソースが、前記端末機器が位置するサービングセルにおけるダウンリンク時間領域リソースと競合しないことを表す。
【0047】
本実施例では、時間領域リソースユニットはスロットを表し、この場合、前記時間領域リソースユニット数は、1つの伝送周期内の利用可能なスロットの数を表す。ここで、前記利用可能なスロットの数は、サイドリンクで利用可能なスロットの数である。
【0048】
1つの例示的な実施形態では、前記伝送周期は、伝送周期組合せを含み、前記時間領域リソースユニット数は、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Niを指示し、ここで、Ni=Mi*Kiであり、Miは時間領域リソースユニット数であり、前記時間領域リソースユニットはKi個のスロットを含み、前記Ki個のスロットに対応するサブキャリア間隔はFであり、前記Kiは事前に定義された正の整数である。他の実施例では、前記伝送周期は、伝送周期のみを含んでもよく、つまり、単一周期を構成する。
【0049】
ここで、例示的に、前記伝送周期組合せが2つの伝送周期(伝送周期1及び伝送周期2にする)を含む場合、端末機器は、先ず、伝送周期1に対応する期間内で対応する時間領域リソースユニットによって表された利用可能なスロットに従ってサイドリンク伝送を行い、その後、伝送周期2に対応する期間内で対応する時間領域リソースユニットによって表された利用可能なスロットに従ってサイドリンク伝送を行い、伝送周期1に対応する期間内で対応する時間領域リソースユニットによって表された利用可能なスロットに従ってサイドリンク伝送を行い、伝送周期2に対応する期間内で対応する時間領域リソースユニットによって表された利用可能なスロットに従ってサイドリンク伝送を行い、この過程を繰り返すことができる。ここで、例示的に、単一周期を構成する場合、上記の伝送周期組合せに含まれた2つの伝送周期組合せを同じ値にしてもよい。
【0050】
本実施例では、前記Kiは事前に定義された正の整数である。例示的に、Ki=1の場合、時間領域リソース指示情報は、伝送周期組合せにおける周期i内の各時間領域リソースユニットに含まれた1つのスロットを指示することができ、Ki=2の場合、時間領域リソース指示情報は、伝送周期組合せにおける周期i内の各時間領域リソースユニットに含まれた2つのスロットを指示することができる。理解できることとして、本実施例におけるKiは、時間領域リソース指示情報によって指示される粒度を表し、例えば、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つのスロットを指示するか、伝送周期内の2つのスロットを指示する。他の実施例では、前記利用可能なスロットの数Niは、前記端末機器が位置するサービングセルにおけるアップリンク時間領域リソース(即ち、サイドリンクで利用可能なスロット)であってもよい。本実施例は、時間領域リソース指示情報によって指示される粒度を適切に増大させることにより、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を低減する。
【0051】
理解できることとして、本実施例で提供される技術的解決策では、端末機器が伝送周期及び時間領域リソースユニット数を含む時間領域リソース指示情報を送信することにより、時間領域リソース指示情報によって伝送周期とスロットの数を指示し、関連技術におけるシンボルごとの指示はスロットごとの指示に変更されて、アップリンクリソースを指示し、これによって、サイドリンクの伝送リソースを指示し、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を大幅に低減し、PSBCHに必要なビット数を低減し、これにより、サイドリンクSSBのカバレッジに対する影響を回避する。
【0052】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。例示的に、前記第1値は前記第2値より大きい。いくつかの例示的な実施例では、前記第1値は120キロヘルツ(KHz)であり、前記第2値は60KHzである。
【0053】
ここで、前記第1伝送周期組合せセットは、10ミリ秒(ms)伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期のうちの少なくとも一部の伝送周期組合せを含む。
理解できることとして、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を確保するために、前記第1伝送周期組合せセットに含まれた伝送周期組合せは、上記に列挙された複数の伝送周期組合せのうちの少なくとも一部を選択することができ、上記の伝送周期組合せのどれが前記第1伝送周期組合せとして具体的に選択されるかは、実際の必要に応じて決定でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0054】
例示的に、前記第1伝送周期組合せセットは空集合である。
【0055】
本実施例は、以下のシナリオを含み得る。シナリオ1:第1伝送周期組合せセットが空集合である場合、つまり、全ての伝送周期組合せについて、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。シナリオ2:第1伝送周期組合せセットが空集合ではない場合、伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、シナリオ1の指示方式に従って指示し、伝送周期組合せ属が第1伝送周期組合せセットに属する場合、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1より大きい正の整数の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、周期内の1つ以上の利用可能なスロットを指示し、或いは、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、同一伝送周期において、60KHzに対応する利用可能なスロットの数が120KHzに対応する利用可能なスロットの数の半分であるため、1の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。
【0056】
以下、上記のシナリオについて例を挙げて説明する。
【0057】
例1
表2を参照すると、このシナリオでは、伝送周期組合せ及び各伝送周期内の利用可能なスロットの数Niのみを指示し、前記時間領域リソースユニットは1つのスロット(即ち、Ki=1)を含み、前記1つのスロットに対応するサブキャリア間隔Fは120KHzである。このシナリオにおける伝送周期組合せは2つの伝送周期(周期1及び周期2にする)を含み、各伝送周期に対応するスロットの数は表2に示すとおりであり、各伝送周期組合せに対応する状態の数は、表2の最終列に示すとおりである。周期1が0.5ミリ秒(ms)であり且つ対応するスロットの数が4であり、周期2が0.5msであり且つ対応するスロットの数が4であることを例にとると、利用可能なスロットの数が0の場合も含まれるため、対応する状態の数は(4+1)×(4+1)=25であり、これは、0.5ms及び0.5msの伝送周期組合せの各スロットの数の組み合わせを表すには25個の状態が必要であることを意味する。他の伝送周期組合せに対応する状態の数の決定方式については上記の方式を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0058】
ここから分かるように、表2に示す各伝送周期組合せの場合、状態の数の総数は11214であり、上記の11214個の状態を示すには14個のビットが必要である。これに基づいて、例1の実施形態を使用すると、時間領域リソース指示情報のビット数を14ビットに圧縮することができ、21ビットを使用する関連技術と比較すると、この実施形態では7ビットを削除し、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を大幅に低減し、PSBCHに必要なビット数を低減し、これにより、サイドリンクSSBのカバレッジに対する影響を回避する。
【0059】
【0060】
他のシナリオでは、伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属する場合、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1より大きい正の整数の粒度で指示する。2の粒度で指示することを例にとると、つまり、Ki=2の場合、状態の数=(周期1スロットの数/2+1)×(周期2スロットの数/+1)であり、表2の10msである周期1と10msである周期2が第1伝送周期組合せセットにおける伝送周期組合せに属すると仮定すると、対応する状態の数が(80/2+1)×(80/2+1)=1681であることを決定することができ、表2の10msである周期1と10msである周期2に対応する状態の数が6561であるのと比較すると、本実施例に係る技術的解決策は、状態の数を更に低減することができ、これにより、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を低減することができる。
【0061】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2は1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。ここで、前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい。例示的に、前記第1値は前記第2値より大きい。いくつかの例示的な実施例では、前記第1値は120KHzであり、前記第2値は60KHzである。
【0062】
例示的に、前記第1伝送周期組合せセットは空集合である。
【0063】
この実施形態は、アップリンクスロットの数を指示した上で、時間領域構成情報を更に圧縮し、伝送周期組合せが大きいほど、又は伝送周期組合せにおける伝送周期が大きいほど、指示粒度が高くなることを考慮すると、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、事前に定義された1より大きい正の整数Fの粒度で指示し、即ち、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つ以上の利用可能なスロットを指示し、或いは、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。
【0064】
本実施例は、以下のシナリオを含み得る。シナリオ1:第1伝送周期組合せセットが空集合である場合、つまり、全ての伝送周期組合せについて、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。このシナリオについては、上記の例1を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。シナリオ2:第1伝送周期組合せセットが空集合ではない場合、伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1より大きい正の整数の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、周期内の1つ以上の利用可能なスロットを指示し、或いは、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。シナリオ3:第1伝送周期組合せセットが空集合ではない場合、伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期が第2伝送周期より小さい場合、第1伝送周期について、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示し、第2伝送周期について、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1より大きい正の整数の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、周期内の1つ以上の利用可能なスロットを指示し、或いは、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。
【0065】
ここで、前記第1伝送周期組合せセットは、10ミリ秒伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期のうちの少なくとも一部の伝送周期組合せを含む。
【0066】
以下、上記のシナリオについて例を挙げて説明する。
【0067】
例2
表3を参照すると、このシナリオでは、伝送周期組合せ及び各伝送周期内の利用可能なスロットの数Niのみを指示し、前記時間領域リソースユニットは1つ又は2つのスロットを含み、スロットに対応するサブキャリア間隔Fは120KHzである。このシナリオにおける伝送周期組合せは2つの伝送周期(周期1及び周期2にする)を含み、各伝送周期に対応するスロットの数は表3に示すとおりであり、各伝送周期組合せに対応する状態の数は、表2の最終列に示すとおりである。
【0068】
この例は、上記のシナリオ2及びシナリオ3に適用される。上記のシナリオ2の場合、第1伝送周期組合せセットにおける伝送周期組合せに属し、第1伝送周期と第2伝送周期が同じであるシナリオでは、つまり、周期1と周期2が同じである場合(10ミリ秒伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期等)、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1より大きい正の整数の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、周期内の1つ以上の利用可能なスロットを指示し、或いは、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。例えば、10msである周期1と10msである周期2に対応する状態の数は、(80/2+1)×(80/2+1)=1681である。
【0069】
上記のシナリオ3の場合、第1伝送周期組合せセットにおける伝送周期組合せに属し、第1伝送周期と第2伝送周期が異なる(1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期等)シナリオでは、比較的小さい第1伝送周期について、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示し、比較的大きい第2伝送周期について、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1より大きい正の整数の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、周期内の1つ以上の利用可能なスロットを指示し、或いは、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。例えば、1msである周期1と4msである周期2に対応する状態の数は、(8+1)×(32/2+1)=153である。別の例として、1msである周期1と2msである周期2に対応する状態の数は、(24/2+1)×(16+1)=221である。
【0070】
ここから分かるように、表3に示す各伝送周期組合せの場合、状態の数の総数は3862であり、上記の3862個の状態を示すには12個のビットが必要である。これに基づいて、例2の実施形態を使用すると、時間領域リソース指示情報のビット数を12ビットに圧縮することができ、21ビットを使用する関連技術と比較すると、この実施形態では9ビットを削除し、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を大幅に低減し、PSBCHに必要なビット数を低減し、これにより、サイドリンクSSBのカバレッジに対する影響を回避する。
【0071】
理解できることとして、時間領域リソース指示情報に必要なビット数が12であることを保証するために、前記第1伝送周期組合せセットに含まれた伝送周期組合せは、上記に列挙された複数の伝送周期組合せのうちの少なくとも一部を選択することができ、上記の伝送周期組合せのどれが前記第1伝送周期組合せとして具体的に選択されるかは、実際の必要に応じて決定でき、ここでは繰り返して説明しない。例示的に、表3に示される2msである周期1と2msである周期2は、前記第1伝送周期組合せセットに含まれない。
【0072】
【0073】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端(frequency point)が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きい場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。例示的に、前記第1値は前記第2値より大きい。例示的に、前記第1値は120KHzであり、前記第2値は60KHzである。例示的に、前記所定のサブキャリア間隔f1は、60KHzに等しい。
【0074】
本実施例では、端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいかどうかに基づいて、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fの大きさの違いに基づいて指示し、具体的には、上記のサブキャリア間隔fと所定のサブキャリア間隔f1との間の比較状況に基づいて、異なるサブキャリア間隔又は端末機器が位置するサービングセルの周波数端と6GHzとの間の比較結果に対応する利用可能なスロットの数に従って指示する。
【0075】
ここで、前記所定のサブキャリア間隔f1は、60KHzに等しい。端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下である場合、又は、前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが60KHz以下である場合、低周波数帯域に対応する粒度、つまり、60KHzに対応する利用可能なスロットの数に従って指示し、理解できることとして、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(即ち、Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きい場合、又は、前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが60KHzより大きい場合、理解できることとして、前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fは120KHzであり、1つの実施形態では、低周波数帯域に対応する粒度で指示し、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(即ち、Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示し、別の実施形態では、高周波数帯域に対応する粒度で指示し、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、粒度はf/f1=120/60=2であり、2の粒度(即ち、Ki=2)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。
【0076】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。ここで、前記第1値は前記第2値より大きい。例示的に、前記第1値は120KHzであり、前記第2値は60KHzである。例示的に、前記所定のサブキャリア間隔f1は、60KHzに等しい。理解できることとして、如果前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0077】
例示的に、前記第1伝送周期組合せセットは空集合である。
【0078】
説明すべきこととして、この実施形態では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下である場合、又は、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが60KHz以下である場合、低周波数帯域に対応する粒度で指示し、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(即ち、Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きい場合、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが60KHzより大きい場合、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合を参照して指示し、具体的な実施形態については上記の実施例及び表2を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0079】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。ここで、前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい。例示的に、前記所定のサブキャリア間隔f1は、60KHzに等しい。
【0080】
理解できることとして、如果前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属せず、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値であり、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。
【0081】
説明すべきこととして、この実施形態では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下である場合、又は、前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが60KHz以下である場合、低周波数帯域に対応する粒度で指示し、サブキャリア間隔Fが60KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合、1の粒度(即ち、Ki=1)で指示し、つまり、時間領域リソース指示情報は、伝送周期内の1つの利用可能なスロットを指示する。前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きい場合、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するSSBのサブキャリア間隔fが60KHzより大きい場合、サブキャリア間隔Fが120KHzに対応する利用可能なスロットの数である場合を参照して指示し、具体的な実施形態については上記の実施例及び表3を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0082】
例示的に、前記第1伝送周期組合せセットは、10ミリ秒伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期のうちの少なくとも一部の伝送周期組合せを含む。
【0083】
理解できることとして、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を確保するために、前記第1伝送周期組合せセットに含まれた伝送周期組合せは、上記に列挙された複数の伝送周期組合せのうちの少なくとも一部を選択することができ、上記の伝送周期組合せのどれが前記第1伝送周期組合せとして具体的に選択されるかは、実際の必要に応じて決定でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0084】
本開示の1つの例示的な実施例では、前記時間領域リソースユニット数は、0である利用可能なスロットの数に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を更に指示する。理解できることとして、前記リソース指示情報は伝送周期組合せ、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Ni及び利用可能なスロットの数が0である場合に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を指示する。ここで、前記利用可能なシンボルの数に対応する利用可能なシンボルはアップリンクシンボルである。
【0085】
第1の実施形態として、前記利用可能なシンボルの数は、13、12、11、10、9、8、7、7未満のうちの1つを含む。例示的に、利用可能なスロットの数が0である場合、0個のスロット+13個のシンボル、0個のスロット+12個のシンボル、…0個のスロット+7つのシンボル及び0個のスロット+7つ未満のシンボルの8つの場合が含まれる場合がある。
【0086】
これに基づいて、本実施例では、伝送周期組合せに対応する状態の数は、(周期1スロットの数+8)×(周期2スロットの数+8)に等しい。
【0087】
以下、上記のシナリオについて例を挙げて説明する。
【0088】
例3
表4を参照すると、このシナリオでは、伝送周期組合せ、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Ni及び利用可能なスロットの数が0である場合に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を指示し、前記時間領域リソースユニットは、1つのスロット(即ち、Ki=1)を含み、前記1個のスロットに対応するサブキャリア間隔Fは120KHzである。このシナリオにおける伝送周期組合せは2つの伝送周期(周期1及び周期4にする)を含み、各伝送周期に対応するスロットの数は表4に示すとおりであり、各伝送周期組合せに対応する状態の数は、表2の最終列に示すとおりである。
【0089】
ここから分かるように、表4に示す各伝送周期組合せの場合、状態の数の総数は16429であり、上記の16429個の状態を示すには15個のビットが必要である。これに基づいて、例3の実施形態を使用すると、時間領域リソース指示情報のビット数を15ビットに圧縮することができ、21ビットを使用する関連技術と比較すると、この実施形態では6ビットを削除し、上記の実施例に示される状態の上で、シンボルを指示することにより、時間領域リソース指示情報の指示粒度を改善する。
【0090】
【0091】
第2の実施形態として、上記の第1の実施形態に示される状態の上で、指示の粒度が増大する。理解できることとして、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、前記利用可能なシンボルの数は、13、12、11、10、9、8、7、7未満のうちの1つを含む。例示的に、利用可能なスロットの数が0である場合、0個のスロット+13個のシンボル、0個のスロット+12個のシンボル、…0個のスロット+7つのシンボル及び0個のスロット+7つ未満のシンボルの8つの場合が含まれる場合がある。
【0092】
これに基づいて、本実施例では、伝送周期組合せに対応する状態の数は、(周期1スロットの数/2+8)×(周期2スロットの数/2+8)に等しい。
【0093】
以下、上記のシナリオについて例を挙げて説明する。
【0094】
例4
表5を参照すると、このシナリオでは、伝送周期組合せ、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Ni及び利用可能なスロットの数が0である場合に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を指示し、前記時間領域リソースユニットは、2つのスロット(即ち、Ki=2)を含み、前記2個のスロットに対応するサブキャリア間隔Fは120KHzである。このシナリオにおける伝送周期組合せは2つの伝送周期(周期1及び周期5にする)を含み、各伝送周期に対応するスロットの数は表5に示すとおりであり、各伝送周期組合せに対応する状態の数は、表2の最終列に示すとおりである。
【0095】
ここから分かるように、表5に示す各伝送周期組合せの場合、状態の数の総数は6058であり、上記の6058個の状態を示すには13個のビットが必要である。これに基づいて、例4の実施形態を使用すると、時間領域リソース指示情報のビット数を13ビットに圧縮することができ、21ビットを使用する関連技術と比較すると、この実施形態では8ビットを削除し、上記の実施例に示される状態の上で、一部のシンボルを指示することにより、時間領域リソース指示情報の指示粒度をある程度改善する。
【0096】
【0097】
第3の実施形態として、上記の第2の実施形態に示される状態の上で、指示の粒度を増大することにより、時間領域リソース指示情報を13ビットに圧縮し、この実施形態では、シンボル指示の粒度を更に増大させる。いくつかの実施例では、前記利用可能なシンボルの数は、13、10、7未満のうちの1つを含む。例示的に、利用可能なスロットの数が0である場合、0個のスロット+13個のシンボル、0個のスロット+10つのシンボル及び0個のスロット+7つ未満のシンボルの3つの場合が含まれる場合がある。他の実施例では、前記利用可能なシンボルの数は、3つの状態に対応する他のシンボルの数の組み合わせであってもよく、上記の13、10、7未満のシンボルの数の組み合わせに限定されず、本実施例では、利用可能なシンボルの数の組み合わせの具体的な形式を限定しない。
【0098】
これに基づいて、本実施例では、伝送周期組合せに対応する状態の数は、(周期1スロットの数/2+3)×(周期2スロットの数/2+3)に等しい。
【0099】
以下、上記のシナリオについて例を挙げて説明する。
【0100】
例5
表6を参照すると、このシナリオでは、伝送周期組合せ、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Ni及び利用可能なスロットの数が0である場合に対応する伝送周期内の一部の利用可能なシンボルの数を指示し、前記時間領域リソースユニットは、2つのスロット(即ち、Ki=2)を含み、前記2個のスロットに対応するサブキャリア間隔Fは120KHzである。このシナリオにおける伝送周期組合せは2つの伝送周期(周期1及び周期6にする)を含み、各伝送周期に対応するスロットの数は表6に示すとおりであり、各伝送周期組合せに対応する状態の数は、表2の最終列に示すとおりである。
【0101】
ここから分かるように、表6に示す各伝送周期組合せの場合、状態の数の総数は3703であり、上記の3703個の状態を示すには12個のビットが必要である。これに基づいて、例4の実施形態を使用すると、時間領域リソース指示情報のビット数を12ビットに圧縮することができ、時間領域リソース指示情報に必要なビット数を大幅に低減し、PSBCHに必要なビット数を低減し、これにより、サイドリンクSSBのカバレッジに対する影響を回避する。21ビットを使用する関連技術と比較すると、この実施形態では9ビットを削除し、上記の実施例に示される状態の上で、一部のシンボルを指示することにより、時間領域リソース指示情報の指示粒度をある程度改善する。
【0102】
【0103】
理解できることとして、本開示の実施例では、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示する時間領域リソース指示情報は、対応する伝送周期及び時間領域リソースユニット数のビット値によって表すことができる。例示的に、表2に示された14ビット数を例にとると、14ビットの各値は、表2の各伝送周期組合せ及び各伝送周期組合せ内の各スロットの数の組み合わせに対応する。各伝送周期組合せ及び各伝送周期組合せ内の各スロットの数の組み合わせに対応するビット値は、マッピング表によって実現でき、端末機器は、マッピング表を照会することにより、時間領域リソース指示情報における伝送周期組合せ及び各伝送周期内の利用可能なスロットの数Niに対応する状態識別子を決定し、状態識別子に基づいて対応するビット値を決定することができる。
【0104】
車両のインターネットにおいて、端末機器は、基地局(
図1のeNB)によって送信されたシグナリング又は事前構成によってリソースを決定し、当該リソースに基づいてサイドリンクの実際に利用可能なリソースを決定する。これに基づき、前記時間領域リソース指示情報が伝送周期組合せ及び各伝送周期内の利用可能なスロットの数N
iを指示する場合、つまり、時間領域リソース指示情報の指示の粒度がスロットである場合、0スロットを指示する場合は、完全に利用可能な的スロットがないことを意味する。この場合、端末機器は、PSSCHによって構成されたリソースに従ってサイドリンクの実際に利用可能な時間領域リソースを決定することができ、つまり、PSSCHによって構成されたリソースが時間領域リソース指示情報と競合しないことを確認するだけで十分である。
【0105】
前記時間領域リソース指示情報が伝送周期組合せ、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Ni及び利用可能なスロットの数が0である場合に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を指示する場合、0スロット+利用可能なシンボルの数を指示する場合、受信側の端末機器は、PSSCHによって構成されたリソースとPSBCHで指示されたリソース(即ち、時間領域リソース指示情報によって指示された時間領域リソース)との積集合に従って、サイドリンクの実際に利用可能なリソースを決定する必要がある。
【0106】
本開示の実施例に係る方法を実現するために、本開示の実施例は端末機器を更に提供する。
図3は、本開示の実施例に係る端末機器の構成の概略構造図であり、
図3に示すように、前記端末機器20は、時間領域リソース指示情報を送信するように構成される通信ユニット21を備え、ここで、前記時間領域リソース指示情報は、伝送周期及び時間領域リソースユニット数を指示する。
【0107】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記伝送周期は、伝送周期組合せを含み、前記時間領域リソースユニット数は、各伝送周期内の利用可能なスロットの数Niを指示し、ここで、Ni=Mi*Kiであり、Miは時間領域リソースユニット数であり、前記時間領域リソースユニットはKi個のスロットを含み、前記Ki個のスロットに対応するサブキャリア間隔はFであり、前記Kiは事前に定義された正の整数である。
【0108】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0109】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Kiは1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2は1より大きい事前に定義された正の整数であり、Fは第1値であるか、又は前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。
【0110】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きい場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0111】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属する場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値である。
【0112】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHz以下であるか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが所定のサブキャリア間隔f1以下である場合、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが第1伝送周期組合せセットに属さない場合、Ki=1であり、Fは第1値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が同じである場合、Ki=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、Ki=1であり、Fは第2値であり、
前記端末機器が位置するサービングセルの周波数端が6GHzより大きいか、又は前記時間領域リソース指示情報を搬送するサイドリンクSSBのサブキャリア間隔fが前記所定のサブキャリア間隔f1より大きく、前記伝送周期組合せが前記第1伝送周期組合せセットに属し、前記伝送周期組合せにおける第1伝送周期と第2伝送周期が異なる場合、前記第1伝送周期に対応するK1=1であり、Fは第1値であり、前記第2伝送周期に対応するK2=f/f1であり、Fは第1値であるか、又は、前記第2伝送周期に対応するK2=1であり、Fは第2値である。
【0113】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記第1伝送周期は前記第2伝送周期より小さい。
【0114】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記所定のサブキャリア間隔f1は、60KHzに等しい。
【0115】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記第1伝送周期組合せセットは、10ミリ秒伝送周期と10ミリ秒伝送周期、5ミリ秒伝送周期と5ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と4ミリ秒伝送周期、4ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期、1ミリ秒伝送周期と3ミリ秒伝送周期、3ミリ秒伝送周期と1ミリ秒伝送周期、2ミリ秒伝送周期と2ミリ秒伝送周期のうちの少なくとも一部の伝送周期組合せを含む。
【0116】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記第1値は前記第2値より大きい。
【0117】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記第1値は120KHzであり、前記第2値は60KHzである。
【0118】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記時間領域リソースユニット数は、0である利用可能なスロットの数に対応する伝送周期内の利用可能なシンボルの数を更に指示する。
【0119】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記第1伝送周期組合せセットは空集合である。
【0120】
本開示のいくつかの例示的な実施例では、前記通信ユニット21は、PSBCHを介して時間領域リソース指示情報を送信するように構成される。
【0121】
本開示の実施例では、前記端末機器における通信ユニット21は、実際の応用では通信コンポーネント(基本的な通信キット、操作システム、通信モジュール、標準化されたインターフェースとプロトコルを含む)及び送信及び受信アンテナで実現されることができる。
【0122】
上記の実施例に係る端末機器のリソース指示については、上述の各プログラムモジュールの分割に関してのみ例として説明したが、実際の応用では、必要に応じて、上記の処理を異なるプログラムモジュールに割り当てることができ、即ち、上記の処理の全て又は一部を遂行するために、端末機器の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割することができることに留意されたい。また、上述の実施例で提供される端末機器の実施例は、リソース構成の指示方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実施については、方法の実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0123】
上記のプログラムモジュールのハードウェアに基づいて、本開示の実施例に係る方法を実現するために、本開示の実施例は端末機器を更に提供する。
図4は、本開示の実施例に係る端末機器のハードウェア構成の概略構造図であり、
図4に示すように、前記端末機器30は、メモリ32、プロセッサ31及び、メモリ32に記憶された、プロセッサ31上で実行可能なコンピュータプログラムを備え、前記コンピュータプログラムを実行するときに、前記プロセッサ31に、本開示の実施例に記載のリソース構成の指示方法のステップを実行させる。
【0124】
本実施例では、前記端末機器30は更に、通信インターフェース33を備える。理解できることとして、端末機器30の各コンポーネントは、バスシステム34を介して結合される。理解できることとして、バスシステム34は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するために使用される。データバスに加えて、バスシステム34は、電力バス、制御バス及び状態信号バスを備える。しかしながら、説明を明確にするために、
図4では様々なバスをすべてバスシステム34として表記する。
【0125】
メモリ32は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよいし、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、強磁性ランダムアクセスメモリ(FRAM(登録商標):ferromagnetic random access memory)フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気メモリ、コンパクトディスク、又は読み取り専用コンパクトディスク(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)であり得、磁気メモリは、磁気ディスクメモリ又は磁気テープメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが限定的な説明ではないが、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、同期スタティックランダムアクセスメモリ(SSRAM:Synchronous Static Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、強化された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリの同期接続(SLDRAM:SyncLink Dynamic Random Access Memory)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DRRAM:Direct Rambus Random Access Memory)など様々な形のRAMを使用することができる。本開示の実施例に記載のメモリ32は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0126】
上記の本開示の実施例で開示される方法は、プロセッサ31に適用されるか、プロセッサ31によって実現されることができる。プロセッサ31は、信号処理機能を備えた集積回路チップであり得る。実現プロセスにおいて、前述した方法の各ステップは、プロセッサ31におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって遂行することができる。上記のプロセッサ31は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。プロセッサ31は、本開示の実施例で開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例を組み合たせて開示された方法のステップは、直接に、ハードウェア復号化プロセッサによって実行されて遂行すると具現されることができ、又は復号化プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって遂行する。ソフトウェアモジュールは記憶媒体に配置されることができ、当該記憶媒体は、メモリ32に配置され、プロセッサ31は、メモリ32内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを遂行する。
【0127】
例示的な実施例において、端末機器30は、前記方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、マイクロプロセッサ(Microprocessor)又は他の電子素子によって実現されることができる。
【0128】
例示的な実施例において、本開示の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むメモリ32などのコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、上述のコンピュータプログラムは、端末機器30のプロセッサ31によって実行されることにより、上記の方法を遂行することができる。コンピュータ記憶媒体は、FRAM(登録商標)、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、またはCD-ROMなどのメモリであってもよいし、携帯電話、コンピュータ、タブレットコンピュータ、形態情報端末などの上記のメモリのうちの1つ又は任意に組み合わせた様々な機器であってもよい。
【0129】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、当該プログラムがプロセッサによって実行されるときに、プロセッサに、本開示の実施例に記載のリソース構成の指示方法のステップを実行させる。
【0130】
本願で提供されるいくつかの方法の実施例に開示される方法は、競合することなく任意に組み合わせて、新しい方法の実施例を取得することができる。
【0131】
本願で提供されるいくつかの製品の実施例に開示される技術的特徴は、競合することなく任意に組み合わせて、新しい製品の実施例を取得することができる。
【0132】
本願で提供されるいくつかの方法又は機器の実施例に開示される特徴は、競合することなく任意に組み合わせて、新しい方法の実施例又は機器の実施例を取得することができる。
【0133】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示された機器及び方法は、他の方式で実現できることを理解されたい。上記の機器の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記モジュールの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際の実現では、他の分割方法があり、例えば、複数のモジュール又はコンポーネントを別のシステムに統合又は集積したり、又は一部の特徴を無視したり、又は実行しないことができる。更に、表示又は議論された各構成要素間の相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、機器又はユニットを介した間接な結合又は通信接続であり得、電気的、機械的又は他の形態であり得る。
【0134】
上記の分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示された部材は、物理ユニットである場合もそうでない場合もあり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もあり、実際の必要に応じて、その一部又はすべてのユニットを選択して、本実施例の技術案の目的を具現することができる。
【0135】
更に、本開示の各実施例における各機能ユニットは、全部1つの処理ユニットに統合してもよいし、各ユニットを別々に1つのユニットとして使用してもよいし、2つ以上のユニットを1つのユニットに統合してもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形態で、又はハードウェア及びソフトウェア機能ユニットの形態で具現することができる。
【0136】
当業者なら自明であるが、上記の方法の実施例のステップの全て又は一部は、プログラムを介して関連するハードウェアに指示することによって実施でき、上記のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができ、前記プログラムが実行されるときに、上記の方法の実施例のステップを実行する。前記記憶媒体は、モバイル記憶機器、ROM、RAM、磁気メモリ又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0137】
あるいは、本開示の上記の統合されたユニットがソフトウェア機能モジュールの形で実現され、スタンドアロン製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の実施例の技術的解決策の本質的な部分、すなわち、先行技術に貢献のある部分は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器等であり得る)に、本開示の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、リムーバブルストレージ、ROM、RAM、磁気メモリまたは光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0138】
上記の内容は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲はこれに限定されない。本開示に開示された技術的範囲内で当業者が容易に想到し得る変更又は置換はすべて、本開示の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。