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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-22
(45)【発行日】2023-10-02
(54)【発明の名称】アイテム在庫管理方法およびその装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/087 20230101AFI20230925BHJP
【FI】
G06Q10/087
【請求項の数】 7
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021153159
(22)【出願日】2021-09-21
(65)【公開番号】P2023020797
(43)【公開日】2023-02-09
【審査請求日】2022-01-21
(31)【優先権主張番号】10-2021-0100996
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ボ・ラ・ムン
(72)【発明者】
【氏名】ソ・ヒ・キム
(72)【発明者】
【氏名】テ・ハ・イ
(72)【発明者】
【氏名】ソン・スク・ホン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ソク・オ
(72)【発明者】
【氏名】ミン・ソ・キム
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン・ヨプ・ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・ジン・オ
(72)【発明者】
【氏名】ヨ・ジュ・ヤン
【審査官】永野 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-180821(JP,A)
【文献】特開2004-026478(JP,A)
【文献】特開2018-180822(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第112633788(CN,A)
【文献】特開2019-133667(JP,A)
【文献】国際公開第2018/154722(WO,A1)
【文献】特表2019-512115(JP,A)
【文献】特開2013-245046(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイテム配送サービスに関連した電子装置のプロセッサによって実行されるアイテム在庫情報管理方法であって、
作業者の端末からストアを識別するストア識別情報を確認する段階と、
前記作業者の端末からアイテムの識別情報を含むアイテムの入庫情報を獲得する段階と、
前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの詳細情報を獲得する段階と、
前記アイテムの前記詳細情報と前記ストアに関する情報に基づいて前記アイテムの収納(stowing)位置を決定する段階と、
前記作業者の端末から前記収納位置に前記アイテムが収納されたことを示す第1情報を受信する段階と、を含
前記収納位置を決定する段階は、
前記ストアに関連した前記アイテムの注文ヒストリー情報を確認する段階であって、前記注文ヒストリー情報は、前記ストアに関連した前記アイテムの注文数量を示す情報を含む、段階と、
前記注文数量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から特定距離以内に位置した少なくとも一つのセクターの位置として決定する段階と、を含む、または、
前記アイテムの前記詳細情報から前記アイテムの重量情報を確認する段階と、
前記アイテムの重量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を前記アイテムの保管高さが特定高さ以下である少なくとも一つのセクターの位置として決定する段階と、を含む、または、
前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内に存在しない場合、アイテムが陳列されていない一つ以上の空きセクターを確認する段階と、
前記確認された一つ以上の空きセクターのうち、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から距離が近い順序で少なくとも一つの空きセクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、を含む、または、
前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内の第1セクターに収納されている場合、前記第1セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、
前記第1セクターのアイテム収容可能量が前記アイテムの収納量より少ない場合、前記第1セクターと隣接するように位置した第2セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、を含む、または、
前記第1情報は、前記アイテムの収納量を示す収納量情報を含み、
前記アイテムの収納量が前記アイテムの注文量より少ない場合、前記収納位置と異なる第2収納位置を決定する段階をさらに含む、または、
前記ストア識別情報に基づいて前記ストアに対応するアイテム陳列情報を確認する段階を含み、前記アイテム陳列情報は前記ストア内の各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムおよび各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムの陳列数量を含むリスト(list)を含む、
アイテム在庫情報管理方法。
【請求項2】
前記入庫情報は前記アイテムの発注情報、前記アイテムに関連した日付情報および前記アイテムの入庫数量情報を含む、請求項1に記載のアイテム在庫情報管理方法。
【請求項3】
前記アイテムの入庫情報を獲得する段階は
前記アイテムに関連した生産時期および満了時期のうち一つを選択して選択された情報を入力するための入力フィールドを提供する段階と、
前記入力フィールドを通じて前記生産時期または前記満了時期にする情報を獲得する段階と、を含む、請求項1に記載のアイテム在庫情報管理方法。
【請求項4】
前記アイテム在庫情報管理方法は、
前記アイテムの入庫数量情報と前記発注情報に基づいて確認された前記アイテムの注文数量情報が異なる場合、エラー情報を生成する段階をさらに含む、請求項2に記載のアイテム在庫情報管理方法。
【請求項5】
前記アイテムの収納位置を決定する段階は
前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの取り扱いに関連した情報を確認する段階と、
前記アイテムの取り扱いに関連した情報および前記ストアで顧客に配送のための出庫位置に基づいて前記アイテムの収納位置を決定する段階と、を含む、請求項1に記載のアイテム在庫情報管理方法。
【請求項6】
アイテム在庫管理方法を遂行するアイテム配送サービスに関連した電子装置であって、
少なくとも一つのプログラムが保存されたメモリおよび
前記少なくとも一つのプログラムを遂行して、作業者の端末からストアを識別するストア識別情報を確認し、前記作業者の端末からアイテムの識別情報を含むアイテムの入庫情報を獲得し、前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの詳細情報を獲得し、前記アイテムの前記詳細情報と前記ストアに関する情報に基づいて前記アイテムの収納(stowing)位置を決定し、前記作業者の端末から前記収納位置に前記アイテムが収納されたことを示す第1情報を受信するプロセッサを含
前記収納位置を決定することは、
前記ストアに関連した前記アイテムの注文ヒストリー情報を確認することであって、前記注文ヒストリー情報は、前記ストアに関連した前記アイテムの注文数量を示す情報を含むことと、
前記注文数量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から特定距離以内に位置した少なくとも一つのセクターの位置として決定することと、を含む、または、
前記アイテムの前記詳細情報から前記アイテムの重量情報を確認することと、
前記アイテムの重量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を前記アイテムの保管高さが特定高さ以下である少なくとも一つのセクターの位置として決定することと、を含む、または、
前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内に存在しない場合、アイテムが陳列されていない一つ以上の空きセクターを確認することと、
前記確認された一つ以上の空きセクターのうち、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から距離が近い順序で少なくとも一つの空きセクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定することと、を含む、または、
前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内の第1セクターに収納されている場合、前記第1セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定することと、
前記第1セクターのアイテム収容可能量が前記アイテムの収納量より少ない場合、前記第1セクターと隣接するように位置した第2セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定することと、を含む、または、
前記第1情報は前記アイテムの収納量を示す収納量情報を含み、
前記アイテムの収納量が前記アイテムの注文量より少ない場合、前記収納位置と異なる第2収納位置を決定することをさらに含む、または、
前記ストア識別情報に基づいて前記ストアに対応するアイテム陳列情報を確認することを含み、前記アイテム陳列情報は前記ストア内の各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムおよび各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムの陳列数量を含むリスト(list)を含む、
電子装置。
【請求項7】
非一時的コンピュータ読み取り可能保存媒体であって、
コンピュータ読み取り可能命令語を保存するように構成される媒体を含み、
前記コンピュータ読み取り可能命令語がプロセッサによって実行される場合、前記プロセッサは
作業者の端末からストアを識別するストア識別情報を確認する段階と、
前記作業者の端末からアイテムの識別情報を含むアイテムの入庫情報を獲得する段階と、
前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの詳細情報を獲得する段階と、
前記アイテムの前記詳細情報と前記ストアに関する情報に基づいて前記アイテムの収納(stowing)位置を決定する段階と、
前記作業者の端末から前記収納位置に前記アイテムが収納されたことを示す第1情報を受信する段階と、を遂行
前記収納位置を決定する段階は、
前記ストアに関連した前記アイテムの注文ヒストリー情報を確認する段階であって、前記注文ヒストリー情報は、前記ストアに関連した前記アイテムの注文数量を示す情報を含む、段階と、
前記注文数量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から特定距離以内に位置した少なくとも一つのセクターの位置として決定する段階と、を含む、または、
前記アイテムの前記詳細情報から前記アイテムの重量情報を確認する段階と、
前記アイテムの重量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を前記アイテムの保管高さが特定高さ以下である少なくとも一つのセクターの位置として決定する段階と、を含む、または、
前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内に存在しない場合、アイテムが陳列されていない一つ以上の空きセクターを確認する段階と、
前記確認された一つ以上の空きセクターのうち、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から距離が近い順序で少なくとも一つの空きセクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、を含む、または、
前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内の第1セクターに収納されている場合、前記第1セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、
前記第1セクターのアイテム収容可能量が前記アイテムの収納量より少ない場合、前記第1セクターと隣接するように位置した第2セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、を含む、または、
前記第1情報は、前記アイテムの収納量を示す収納量情報を含み、
前記アイテムの収納量が前記アイテムの注文量より少ない場合、前記収納位置と異なる第2収納位置を決定する段階をさらに含む、または、
前記ストア識別情報に基づいて前記ストアに対応するアイテム陳列情報を確認する段階を含み、前記アイテム陳列情報は前記ストア内の各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムおよび各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムの陳列数量を含むリスト(list)を含む、
非一時的コンピュータ読み取り可能保存媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の開示はアイテム在庫管理方法およびその装置に関する。より具体的には、本開示は作業者がアイテムを供給業者(ベンダー)または一部の物流センターから伝達を受けてストアに入庫および収納するにおいて、収納位置を決定し入庫および収納手続きを簡素化するアイテム在庫管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット商取引の増加は個別の家庭に伝達される小包の数の増加を招いた。しかし、「家庭伝達」での上昇がいつも個人や物流会社に対して便利であるとは限らない。小包を代案的な伝達場所(例えば、個人の家庭または事業場以外の場所)に伝達することが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】韓国特許出願公開第2016-0041029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態が解決しようとする課題は、前述した問題点を解決するためのアイテム在庫管理方法およびその装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した課題を解決するために、実施形態に係るアイテム在庫管理方法は、作業者の端末からストアを識別するストア識別情報を確認する段階と、前記作業者の端末からアイテムの識別情報を含むアイテムの入庫情報を獲得する段階と、前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの詳細情報を獲得する段階と、前記アイテムの収納(stowing)位置を決定する段階および前記作業者の端末から前記収納位置に前記アイテムが収納されたことを示す第1情報を受信する段階と、を含むことができる。
【0006】
さらに、実施形態に係る前記入庫情報は前記アイテムの発注情報、前記アイテムに関連した日付情報および前記アイテムの入庫数量情報を含むことができる。
【0007】
ひいては、実施形態に係る前記アイテムの入庫情報を獲得する段階は、前記アイテムに関連した生産時期および満了時期のうち一つを選択して選択された情報を入力するための入力フィールドを提供する段階および前記入力フィールドを通じて前記生産時期または前記満了時期に対する情報を獲得する段階と、を含むことができる。
【0008】
また、実施形態に係る前記アイテム在庫情報管理方法は、前記アイテムの入庫数量情報と前記発注情報に基づいて確認された前記アイテムの注文数量情報が異なる場合、エラー情報を生成する段階をさらに含むことができる。
【0009】
また、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記ストアに関連した前記アイテムの注文ヒストリー情報を確認する段階および前記注文ヒストリー情報および前記ストアで顧客に配送のための出庫位置に基づいて前記アイテムの収納位置を決定する段階を含むことができる。
【0010】
さらに、実施形態に係る前記収納位置を決定する段階は、前記ストアに関連した前記アイテムの注文数量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を前記出庫位置から特定距離以内に位置した少なくとも一つのセクターの位置として決定することができる。
【0011】
ひいては、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を決定する段階は、前記アイテムの詳細情報から前記アイテムの重量情報を確認する段階および前記アイテムの重量情報に基づいて前記ストア内の前記アイテムの収納位置を決定する段階を含むことができる。
【0012】
また、実施形態に係る前記収納位置を決定する段階は、前記アイテムの重量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を前記アイテムの保管高さが特定の高さ以下である少なくとも一つのセクターの位置として決定ことができる。
【0013】
さらに、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの取り扱いに関連した情報を確認する段階および前記アイテムの取り扱いに関連した情報および前記ストアで顧客に配送のための出庫位置に基づいて前記アイテムの収納位置を決定する段階を含むことができる。
【0014】
ひいては、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内に存在しない場合、アイテムが陳列されていない一つ以上の空きセクターを確認する段階および前記確認された一つ以上の空きセクターのうち、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から距離が近い順序で少なくとも一つの空きセクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、を含むことができる。
【0015】
ひいては、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内の第1セクターに収納されている場合、前記第1セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定し、前記第1セクターのアイテム収容可能量が前記アイテムの収納量より少ない場合、前記第1セクターと隣接するように位置した第2セクターの位置を前記アイテムの収納位置としてさらに決定することができる。
【0016】
また、実施形態に係る第1情報は前記アイテムの収納量を示す収納量情報を含み、前記アイテム在庫情報管理方法は前記アイテムの収納量が前記アイテムの注文量より少ない場合、前記収納位置と異なる第2収納位置を決定する段階をさらに含むことができる。
【0017】
また、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記ストア識別情報に基づいて前記ストアに対応するアイテム陳列情報を確認する段階を含み、前記アイテム陳列情報は前記ストア内の各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムおよび各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムの陳列数量を含むリスト(list)を含むことができる。
【発明の効果】
【0018】
実施形態に係る電子装置は、アイテムをストアに保管する過程で入庫(receiving)および収納(stowing)を簡素化された手続きによって進行できるため、迅速なアイテムの在庫管理およびアップデートを図ることができる。
【0019】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報とストアに対する情報に基づいてアイテムの収納位置を決定することによって、アイテムを収納する作業者の負担を減らし、アイテムをピッキング(picking)する過程で不要な問題の発生と事故を減らすことができる。
【0020】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報(例えば、アイテムの取り扱いに関連した情報)とストアに対する情報に基づいて収納位置を決定することによって、アイテムが破損される危険を減らすことができ、作業者が容易にアイテムを収納およびピッキングできるようにして作業者の作業効率性を最大化することができる。
【0021】
実施形態に係る電子装置は、ストアに存在するアイテムの陳列情報をリストの形態で保存し、加工された大きさ情報に基づいてアイテムの残余数量情報を計算することによって各セクターに含まれたアイテムの在庫を効率的に把握するだけでなく、陳列情報に基づいて収納されるアイテムの収納位置を効果的に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】実施形態に係る電子装置の内部構成要素の例示を示す。
図2】実施形態に係る作業者の端末装置で表示されるアイテム在庫情報管理のためのページを示す。
図3】実施形態に係る作業者の端末装置で表示されるアイテム在庫情報管理のためのページを示す。
図4】実施形態に係る電子装置がアイテム在庫情報管理のために入庫したアイテムの収納を決定する方法を示す。
図5】実施形態に係る入庫したアイテムの収納を決定するアイテム在庫情報管理方法を示す。
図6】実施形態に係る入庫したアイテムの収納をアイテムの重量および大きさにより決定するアイテム在庫情報管理方法の例示を示す。
図7】実施形態に係る入庫したアイテムの収納をアイテムの注文量によって決定するアイテム在庫情報管理方法の例示を示す。
図8】実施形態に係るアイテム在庫情報管理方法の例示を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
実施形態の説明するにおいて、本発明の属する技術分野に広く知られており、本発明に直接的に関連のない技術内容については説明を省略する。これは不要な説明を省略することによって本発明の要旨を曖昧にせずさらに明確に伝達するためである。
【0025】
同様の理由により、添付図面において一部の構成要素は誇張または省略されたり概略的に図示された。また、各構成要素の大きさは実際の大きさを全的に反映するものではない。各図面で同一または対応する構成要素には同一の参照番号を付与した。
【0026】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になるはずである。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし、本実施形態は本発明の開示を完全なものとし、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を指称する。
【0027】
この時、処理フローチャートの各ブロックとフローチャートの組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行され得ることが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載され得るため、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて遂行されるそのインストラクションがフローチャートブロック(ら)で説明された機能を遂行する手段を生成することになる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定の方式で機能を具現するために、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されることも可能であるため、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されたインストラクションは、フローチャートブロック(ら)で説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるため、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が遂行されてコンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を遂行するインストラクションは、フローチャートブロック(ら)で説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0028】
また、各ブロックは特定された論理的機能(ら)を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例においてはブロックで言及された機能が順序から外れて発生することも可能であることに注目しなければならない。例えば、連続して図示されている二つのブロックは事実上実質的に並列的に遂行されることも可能であり、またはそのブロックが時折該当する機能により逆順で遂行されることも可能である。
【0029】
この時、本実施形態で使用される「~部」という用語はソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」は或る役割を遂行する。しかし、「~部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」はアドレッシングできる保存媒体にあるように構成され得、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成され得る。したがって、一例として「~部」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシーザー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素と「~部」内で提供される機能はさらに小さい数の構成要素および「~部」で結合されるか、追加的な構成要素と「~部」にさらに分離され得る。それだけでなく、構成要素および「~部」はデバイスまたはセキュリティマルチメディアカード内の一つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現され得る。
【0030】
図1は、実施形態に係る電子装置の内部構成要素の例示を示す。
【0031】
図1を参照すると、電子装置100の内部構成要素は図示された構成要素のみに限定されない。電子装置100はプロセッサ110、トランシーバー120、およびメモリ130のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0032】
プロセッサ110は、本開示の多様な実施形態に係るアイテムフィード情報管理方法を遂行するための一連の段階を処理することができる。プロセッサ110は電子装置100の他の構成要素を制御することができる。一方、実施形態において商品は特定のアイテムを称する用語として使用され得、電子装置100に関連したサービスでアイテムをユーザーに販売することができる。
【0033】
プロセッサ110は第1商品に対する第1ページの要請に対応して、第1商品に対する詳細情報を確認することができる。プロセッサ110は少なくとも一つのプログラムを実行して、アイテム販売サービスに関連した電子装置のアイテム配送情報管理方法において、アイテムの注文情報を獲得する段階および既注文情報に基づいてアイテムのベンダーに対応する端末に送り状情報を提供する段階を遂行できる。実施形態に係るアイテムは送り状情報に基づいてベンダーに関連したアイテム保管場所でアイテム配送のためのハブに移動され得、ベンダーに関連したアイテム保管場所でアイテムが発送される発送締め切り時刻は、ベンダーに関連したアイテム保管場所でアイテム配送のためのハブ間の移動時間を考慮して決定され得る。プロセッサ110によって実行されるプログラムまたはコンピュータ読み取り可能命令語は、メモリ130に予め保存されているかトランシーバー120を通じて外部から受信され得る。プロセッサ110は電子装置100のディスプレイに第1ページを提供することができる。
【0034】
トランシーバー120は電子装置100のメモリ130に保存された情報またはプロセッサ110により処理された情報を他の装置に送信したり、他の装置から電子装置100に情報を受信する機能を遂行することができる。
【0035】
メモリ130は電子装置100の所定の保存空間に具現された構成であり、データの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能が自由に遂行され得るデータベース(database)を含むことができる。例えば、メモリ130はデータの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能を処理するためのフィールドまたは構成要素を含むことができる。メモリ130は電子装置100の情報提供方法の遂行に関連したデータを保存することができる。例えば、メモリ130はプロセッサ110の実行動作のための命令語またはデータを保存することができる。実施形態に係るメモリ130はアイテムに対する情報などを保存するためのデータベース(database)を含むことができる。
【0036】
一方、実施形態に係る電子装置は、複数のストア(store)のアイテムの在庫を管理する方法を遂行できる。ストアは例えば、アイテム販売サービス利用者が注文したアイテムを該当利用者に配送するためにアイテムを保管する保管場所を意味し得る。
【0037】
実施形態によると、第1作業者はアイテム供給業者からアイテム(ら)の伝達を受けることができる。実施形態に係る電子装置は、第1作業者の端末で該当アイテムを保管するストアの位置を第1作業者に案内することができる。第1作業者は案内されたストアに伝達を受けたアイテム(ら)を配達することができる。第1作業者がストアに到着すると、第1作業者は端末装置を利用して該当ストアが配達するアイテムを入庫(receive)したことを実施形態に係る電子装置に知らせることができる。第1作業者は端末装置に表示される実施形態に係る第1ページ200を通じて、配達するアイテムを入庫(receive)したことを実施形態に係る電子装置に知らせることができる。実施形態に係る電子装置は、配達するアイテムが入庫されたことを検証および確認することができる。
【0038】
実施形態に係る電子装置は、該当ストアが配達するアイテムを入庫したことを確認することができ、アイテムに対する発注情報に基づいてアイテムの入庫が適合であるかどうかを確認することができる。実施形態に係る電子装置は、アイテムの入庫を確認すると入庫したアイテムを収納(stow)する位置を決定することができる。実施形態に係る電子装置は、入庫したアイテムが収納されるストア内位置のを決定することができる。例えば、実施形態に係る電子装置は、入庫したアイテムが収納されるストア内の一つ以上のセクター(sector)のうち一つを選択することができる。
【0039】
ここで、第1作業者は端末装置に表示される実施形態に係る第2ページ300を通じて、配達するアイテムが収納されたことを実施形態に係る電子装置に知らせることができる。実施形態に係る電子装置は、配達するアイテムが収納されたことを検証および確認することができる。
【0040】
実施形態に係る電子装置は、サービス利用者が該当アイテムを注文して配送を要請した場合、該当アイテムがサービス利用者と近いストアに存在するかどうかを確認することができ、該当アイテムを出庫して利用者に配送するように第2作業者を確認(マッチング)することができる。第2作業者は端末装置を通じてストアの位置および利用者の位置を確認した後、ストアに行って該当アイテムをピッキング(picking)して利用者の位置に配達することができる。
【0041】
ピッキングとは例えば、実施形態に係るストアに収納されたアイテムをアイテム購入者に配達するために、作業者がアイテムを収納された位置からアイテムを持っていくことを意味し得る。
【0042】
実施形態に係る電子装置が決定する収納される位置は、例えば該当ストア内に存在するセクターのうち一つ以上を任意で選択することができる。しかし、アイテムの収納位置を該当ストア内に存在するセクターのうち一つ以上を任意で選択する場合、該当アイテムを注文者に配達するために、アイテムの出庫時に出庫を担当する第2作業者が該当アイテムを探すのが困難となり得る。例えば、該当入庫したアイテムがストアの近くに居住する顧客から頻繁に注文を受けて頻繁に出庫がなされるアイテムである場合には、該当アイテムはストア内の出庫位置から近くに位置され得る。また、該当入庫したアイテムの重量が非常に大きいが該当アイテムが高いセクターに位置する場合、第2作業者が該当アイテムを出庫する過程でアイテムが破損する可能性があり、第2作業者が負傷する可能性もある。したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテムを入庫した後、収納する位置をアイテムに対する情報、ストアに対する情報に基づいて流動的かつ適応的に決定することができる。
【0043】
以下では、実施形態に係る電子装置が入庫したアイテムを特定ストアに収納する方法および収納する位置を決定する方法を詳しく説明することにする。
【0044】
図2は、実施形態に係る作業者の端末装置で表示されるアイテム在庫情報管理のための第1ページ200を示す。
【0045】
図2に示された実施形態に係る第1ページ200は、実施形態に係る電子装置がアイテム在庫情報を管理するために作業者の端末装置からアイテムの入庫(receive)に関連した一つ以上の情報を受信するためのインターフェースを含むページであり得る。第1ページ200は例えば、アイテム入庫ページ、レシービングページ(receiving page)、アンローディングページ(unloading page)などと呼称され得る。
【0046】
図2を参照すると、実施形態に係る第1ページ200は、作業者が作業する業務の種類を選択できる一つ以上のインターフェースを含むサイドバー200aを含むことができる。第1ページ200は例えば、第1ページ200内の特定の領域でスライドまたは特定ボタンをクリックすることに対応して実施形態に係るサイドバー200aを表示することができる。実施形態に係るサイドバー200aは作業者が作業する業務の種類を選択できる少なくとも一つのインターフェースを含むことができる。例えば、サイドバー200aは作業者が到着したストアにアイテムを配達してストアが該当アイテムを入庫したことを電子装置に伝送するためのインターフェースを含むことができる。サイドバー200aは例えば、入庫したアイテムに付着された認識コード(バーコードなど)または作業者がアイテムを入庫するストアに対する認識コード(バーコードなど)を認識するための第1インターフェース201を含むことができる。作業者が第1インターフェース201をクリックすると、作業者の端末装置は入庫したアイテムに付着された認識コード(バーコードなど)または作業者がアイテムを入庫するストアに対する認識コード(バーコードなど)をスキャンするためのページを通じて、アイテムに付着された特定バーコードをスキャンすることができ、スキャンしたバーコードから入庫したアイテムに対する情報(例えば、入庫したアイテムの名称、該当アイテムに関連した発注注文(Purchase Order)情報、該当アイテムを識別する識別情報、該当アイテムに関連した日付情報(例えば、製造日、流通期限など)、入庫されるストアに対する情報、作業者を識別するための作業者の識別情報を獲得することができる。
【0047】
すなわち、実施形態に係る電子装置は、第1インターフェース201で作業者によって獲得される認識コードに基づいてストアを識別するストア識別情報、入庫されるアイテムを識別するアイテム識別情報、作業者の識別情報を獲得することができる。
【0048】
実施形態に係るサイドバー200aは、作業者がアイテムを収納したことを電子装置に知らせるための第2インターフェース202、作業者がストアにあるアイテムを出庫またはピッキング(picking)したことを電子装置に知らせるための第3インターフェース203、ストアに含まれたアイテムのうち一部を管理するためのインターフェース(Inventory Management)、ストアに関連した問題が発生した場合、これを電子装置に報告するためのインターフェース(Inventory Problem)およびストアに含まれたアイテムのうち一部に廃棄理由が発生した場合、これを電子装置に報告するためのインターフェース(Inventory Scrap)のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0049】
実施形態に係る第1インターフェース201を通じて、作業者の端末装置が作業者が入庫したアイテムに付着されたバーコードを認識し、認識されたアイテムに対する情報を獲得した場合、実施形態に係る第1ページ200は獲得したアイテムに対する情報に基づいて入庫手続きを進行することができる。この時、実施形態に係る第1ページ200は、該当アイテムに関連した発注(Purchase Order)すなわち、供給業者に対する注文情報204、該当アイテムの名称またはアイテムを記述する情報205、該当アイテムに関連した日付(例えば、製造日、流通期限など)206を表示することができる。
【0050】
実施形態に係る第1ページ200は発注情報204、アイテムの名称または技術情報205、およびアイテムに関連した日付情報206それぞれに対してエラーがある場合、エラーを是正するためのインターフェース(ら)をさらに含むことができる。このようなインターフェースを通じて、実施形態に係る第1ページはストアが入庫するアイテムに対する情報を管理できるため効率的な在庫管理を図ることができる。
【0051】
実施形態に係る第1ページ200は、作業者が入庫したアイテムの数量を作業者が入力できる第4インターフェース207をさらに含むことができる。第4インターフェース207は例えば、作業者から数量または分量の入力を受けることができるカウンター(counter)またはスライダー(slider)ウィジェットを含むことができる。
【0052】
実施形態に係る第1ページ200は、作業者が204~207に示された情報の確認を完了すると、ストアが該当アイテムの入庫を完了したことを電子装置に知らせるための完了インターフェース208をさらに含むことができる。作業者が端末装置を通じて完了インターフェース208をクリックした場合、204~207に示された情報を含んだ入庫完了情報を実施形態に係る電子装置に伝送することができる。電子装置は入庫完了情報を受信し、該当アイテムに対する発注情報に基づいて該当アイテムの入庫完了を検証することができ、該当アイテムに対する在庫情報をアップデートまたは管理することができる。作業者が完了インターフェース208をクリックして実施形態に係る電子装置に入庫完了情報を伝送すると、実施形態に係る第1ページ200は、ストアが該当アイテムを入庫完了したことを知らせるトーストメッセージ209を表示することができる。
【0053】
実施形態に係る第1ページ200は、実施形態に係る発注情報によるアイテムの数量情報と実際に入庫したアイテムの数量が異なる場合、これを電子装置に報告するための第5インターフェース210をさらに含むことができる。
【0054】
図3は、実施形態に係る作業者の端末装置で表示されるアイテム在庫情報管理のための第2ページ300を示す。
【0055】
図3に示された実施形態に係る第2ページ300は、実施形態に係る電子装置がアイテム在庫情報を管理するために作業者の端末装置からアイテムの入庫(receive)後に遂行される収納(stow)手続きに関連した一つ以上の情報を受信するためのインターフェースを含むページであり得る。第2ページ300は例えば、アイテム収納ページまたはストーイングページ(stowing page)などと呼称され得る。
【0056】
実施形態に係る第2ページ300は、例えば、図2に示された第1ページ200で、完了インターフェース208を通じて入庫手続きが完了した後に該当作業者の端末装置に表示されるページであり得る。
【0057】
実施形態に係る電子装置は、作業者が完了インターフェース208のクリックによって入庫完了情報を受信すると、入庫した該当アイテムを作業者が位置するストア内のいずれに収納するかを決定することができる。すなわち、実施形態に係る電子装置は、作業者の端末装置から受信した入庫完了情報を利用して、該当アイテムがストア内の収納される位置を決定することができる。
【0058】
具体的には、実施形態に係る電子装置は、該当入庫完了情報に基づいて、電子装置に保存されている(または外部保存所に保存されている)該当アイテムまたはストアに対する細部的な情報(例えば、顧客の該当アイテムの注文量情報、該当アイテムの重量情報、大きさ情報、作業者が位置するストア内のアイテムの陳列状態を示す情報など)を利用して、該当アイテムがストア内の収納される位置を決定することができる。実施形態に係る電子装置は、決定された収納位置を作業者の端末装置に提供することができる。
【0059】
図3を参照すると、実施形態に係る第2ページ300は、アイテムの名称または技術情報301を表示することができる。実施形態に係る第2ページ300は、入庫したアイテムが収納される位置すなわち、電子装置によって決定されたアイテムの収納位置を示す情報302をさらに表示することができる。実施形態に係る第2ページ300は、注文者が収納位置302に収納したアイテムの数量を入力するための第6インターフェース303を含むことができる。
【0060】
実施形態に係る第2ページ300は、実施形態に係る発注情報によるアイテムの数量情報と実際に入庫したアイテムの数量が異なる場合、これを電子装置に報告するための第5インターフェース304aをさらに含むことができる。
【0061】
また、実施形態に係る第2ページ300は、作業者が該当アイテムを収納する過程で、アイテムに廃棄理由が発生したことを確認したり、すでにアイテムの収納位置に収納されたアイテムのうち一部又は全てに廃棄理由が発生したことを確認した場合、これを実施形態に係る電子装置に知らせるためのインターフェース304bをさらに含むことができる。
【0062】
実施形態に係る第2ページ300は、作業者が301~303に示された情報に合うように入庫したアイテムをストア内の収納位置に収納を完了した場合、これを電子装置に報告するための第6インターフェース305をさらに含むことができる。第6インターフェース305を作業者がクリックすると、301~303に示された情報を含んだ収納完了情報を作業者の端末装置が電子装置に伝送することができる。電子装置は収納完了情報を受信し、該当アイテムに対する発注情報に基づいて該当アイテムの収納完了を検証することができ、該当アイテムに対する在庫情報をアップデートまたは管理することができる。作業者が完了インターフェース208をクリックして実施形態に係る電子装置に収納完了情報を伝送すると、実施形態に係る第1ページ200は、ストアが該当アイテムを収納完了したことを知らせるトーストメッセージ306を表示することができる。
【0063】
実施形態に係る電子装置は、アイテムをストアに保管する過程で入庫(receiving)および収納(stowing)を簡素化された手続きによって進行できるため、迅速なアイテムの在庫管理およびアップデートを図ることができる。
【0064】
図4は、実施形態に係る電子装置がアイテム在庫情報管理のために入庫したアイテムの収納を決定する方法を示す。
【0065】
図4を参照すると、実施形態に係る電子装置は、400段階~405段階のうち少なくとも一つを遂行できる。図4は、実施形態に係る電子装置が実施形態に係るアイテムの入庫完了情報(または入庫情報)に基づいて発注情報などを確認して作業者の位置したストア内の該当アイテムを収納する位置を決定する方法を示す。
【0066】
図4を参照すると、実施形態に係る電子装置は、第1作業者の端末から伝達された発注(Purchase order)情報、アイテムに関連した日付を示す情報、アイテムの入庫数量(quantity)を含む入庫完了情報を受信(400)することができる。図4の400段階は例えば、図2に示された動作の一部又は全てを含むことができる。発注(Purchase order、PO)情報は例えば、図2の発注情報204、アイテムに関連した日付を示す情報は例えば、図2の日付情報206、アイテムの入庫数量を示す情報は図2の入庫数量情報207を含むことができる。
【0067】
図4を参照すると、実施形態に係る電子装置は、前記第1作業者の端末から伝達された入庫完了情報に基づいて入庫されたアイテムに対する細部情報を確認(401)することができる。入庫されたアイテムに対する細部情報は例えば、実施形態に係る電子装置内に含まれたデータベースまたは外部保存所に保存された情報であり得る。アイテムに対する細部情報は例えば、該当アイテムを識別する識別情報、該当アイテム供給業者すなわち、ベンダーを識別するためのベンダー識別情報、該当アイテムの重量を示す情報、該当アイテムの大きさを示す情報、該当アイテムの販売量を示す情報、該当アイテムの価格を示す情報、該当アイテムの配送関連情報、該当アイテムのストア別に保管されたストア情報、該当アイテムに各ストア内に位置する位置情報などを含むことができる。
【0068】
図4を参照すると、実施形態に係る電子装置は、第1作業者の端末から該当第1作業者が位置するストアに対する情報を獲得することができ、獲得したストアに対する情報に基づいて該当ストアに対する細部情報を確認することができる。例えば、電子装置は第1作業者の位置情報または第1作業者が伝送したストアに対する情報に基づいて、該当ストア内のアイテムを保管するセクター(ら)に対する情報、各セクター内に含まれた同種または異種のアイテムに対する情報、各セクター内に保管された同種または異種のアイテムの数量を示す情報、該当ストア内で出庫される位置を示す情報、該当ストアの出庫位置から各セクターまでの移動距離を示す情報、各セクターのアイテム収容可能容量、各セクターのアイテム収容可能重量、各セクターの残余アイテム保管可能量、各セクターが空いているかどうかを示すのか、各セクターが位置した高さ情報(すなわち、作業者が踏む底から離隔されている高さ情報)を含むことができる。
【0069】
図4を参照すると、実施形態に係る電子装置は、確認されたアイテムに対する細部情報、第1作業者が位置するストアに対する情報および第1作業者の端末から伝達された入庫完了情報に基づいて、ストア内の該当入庫したアイテムを収納する位置を決定402することができる。実施形態に係る電子装置は、決定した収納する位置を第1ページ40内の40a領域に表示することができる。
【0070】
実施形態に係る決定される収納する位置は例えば、ストア内に存在するセクター(ら)のうち一つ以上を示すことができる。また、収納する位置は一つのセクターで表現され得るが、複数のセクターを示す可能性もある。すなわち、収納する位置は一つである可能性もあり、複数である可能性もある。また、実施形態に係る電子装置は、入庫したアイテムを一つのセクターに全て収納するように収納位置を決定することもできるが、入庫したアイテムのうち一部のみを一つのセクターに、他の一部は他のセクターに分割して収納するように収納位置を決定することもできる。
【0071】
図4を参照すると、実施形態に係る電子装置は、第2作業者から前記第1作業者によって収納されたアイテムのピッキング(picking)のための要請を受信(403)することができる。ピッキングのための要請は例えば、アイテム購入サービスを利用する購入者(利用者)の端末装置から受信し得、アイテム購入サービスを利用する購入者(利用者)の要請に対応して伝達される実施形態に係る電子装置から受信することもできる。図4を参照すると、実施形態に係る電子装置は、前記要請に対応して、前記アイテムが収納された位置を第2作業者の端末に提供404することができる。
【0072】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報とストアに対する情報に基づいてアイテムの収納位置を決定することによって、アイテムを収納する作業者の負担を減らし、アイテムをピッキング(picking)する過程で不要な問題の発生と事故を減らすことができる。
【0073】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報(例えば、アイテムの取り扱いに関連した情報)とストアに対する情報に基づいて収納位置を決定することによって、アイテムが破損される危険を減らすことができ、作業者が容易にアイテムを収納およびピッキングできるようにして作業者の作業効率性を最大化することができる。
【0074】
図5は、実施形態に係る入庫したアイテムの収納を決定するアイテム在庫情報管理方法を示す。
【0075】
具体的には、図5Aは実施形態に係る電子装置が、アイテムに対する細部情報500、および第1作業者が位置するストアに対する情報501のうち少なくとも一つに基づいてストア内の該当入庫したアイテムを収納する位置502を決定する方法を示す。
【0076】
図5Aを参照すると、アイテムに対する細部情報は例えば、アイテムが作業者によって入庫されたアイテム数量情報、アイテムの重量情報、アイテムの大きさ情報(または形状情報)、アイテムの取り扱いに関連した情報(例えば、アイテムが衝撃に脆弱であるかどうかを示す指標を含むことができる)、アイテムの販売量(例えば、該当ストア内でアイテムが出庫される頻度)を示す情報を含むことができる。
【0077】
また、ストアに対する情報は、該当ストア内に存在するセクター(sector)の数、各セクターを識別するセクターID、各セクターの位置を示す情報、各セクターが作業者が立っている底から離隔された高さ情報、各セクターが保管できるアイテムの保管使用可能量情報、各セクターが現在収容しているアイテム情報および該当アイテムの収容量情報を含むことができる。
【0078】
アイテムに対する細部情報500、および第1作業者が位置するストアに対する情報501のうち少なくとも一つに基づいてストア内の該当入庫したアイテムを収納する位置502を決定する具体的な方法は図6図7で説明する。
【0079】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報とストアに対する情報に基づいてアイテムの収納位置を決定することによって、アイテムを収納する作業者の負担を減らし、アイテムをピッキング(picking)する過程で不要な問題の発生と事故を減らすことができる。
【0080】
具体的には、図5Bは実施形態に係る電子装置が、該当ストア内に存在する各セクターのアイテム収容量またはアイテムの保有量を決定および保存するためにアイテムの大きさ情報を加工する方法を示す。
【0081】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの詳細情報に含まれた大きさ情報に基づいてアイテムの加工された大きさ情報を計算することができる。アイテムの加工された大きさは例えば、アイテムをストアに収納する時にアイテムの収納形態(配置形態)を考慮してアイテムが収納セクターに占め得る好ましい空間の範囲を考慮した大きさ情報であり得る。
【0082】
例えば、アイテムを保管するセクターの体積が10であり、アイテムの体積が1である場合、理想的には10個のアイテムを保管することができる。しかし、これはアイテムが理想的に配列および配置された場合に保管できるアイテムの量であり、もしアイテムを理想的に配置しなければならない場合、これは作業者の負担を加重させると同時に、アイテムが正しく収納されない問題が発生し得る。したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテムの体積に余裕空間を考慮した加工されたアイテムの大きさ情報を計算することができる。
【0083】
加工されたアイテムの大きさ情報を計算する方法は例えば、まずアイテム503の全ての部分を取り囲むことができる第1立体的形状(例えば、正六面体、正八面体など)503aを設定および確認する。次に、該当立体的形状が回転されたり一部が動き得ることを勘案して該当立体的形状から考慮されるパッディング(padding)503bを設定および確認することができる。実施形態に係るパッディング503bは例えば、立体的形状の大きさの特定比率に該当する大きさであり得る。次に、電子装置は該当立体的形状503aおよび計算されたパッディング503bを取り囲む第2立体的形状503cを設定および確認することができる。実施形態に係る電子装置は、第2立体的形状503cを実施形態に係る加工された大きさ情報として設定することができる。
【0084】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの加工された大きさに基づいて、セクター内に含まれ得るアイテムおよび該当アイテムの数量を確認することができる。例えば、加工されたアイテムの大きさが2であり、特定セクターの大きさが10である場合、該当特定セクターは該当アイテムを5個保管できることを確認することができる。
【0085】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの収納位置を確認する過程で、該当ストア識別情報に基づいて前記ストアに含まれた全てのアイテムのセクターおよび各セクターの陳列に関連した情報を含むアイテム陳列情報を確認することができる。実施形態に係るアイテム陳列情報は、前記ストア内の各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムおよび各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムの陳列数量を含むリスト(list)を含むことができる。例えば、アイテム陳列情報の各セクターを識別するマップ(map)情報を一つのエレメントとするリストを含むことができる。セクターを識別するマップ(map)情報は、該当セクターで保有するアイテム、該当アイテムの保有数量、該当アイテムの加工された大きさ情報、該当アイテムがさらに保管され得る残余数量情報を下位リストの形態でさらに含むことができる。
【0086】
実施形態に係る電子装置は、ストアに存在するアイテムの陳列情報をリストの形態で保存し、加工された大きさ情報に基づいてアイテムの残余数量情報を計算することによって、各セクターに含まれたアイテムの在庫を効率的に把握するだけでなく、陳列情報に基づいて収納されるアイテムの収納位置を効果的に決定することができる。
【0087】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報(例えば、アイテムの取り扱いに関連した情報)とストアに対する情報に基づいて収納位置を決定することによって、アイテムが破損する危険を減らすことができ、作業者が容易にアイテムを収納およびピッキングできるようにして作業者の作業効率性を最大化することができる。
【0088】
図6は、実施形態に係る入庫したアイテムの収納をアイテムの重量および大きさにより決定するアイテム在庫情報管理方法の例示を示す。
【0089】
図6に示された動作の一部又は全てはアイテム在庫情報管理方法に含まれ得、実施形態に係る電子装置で遂行され得る。
【0090】
図6を参照すると、実施形態に係る電子装置は、作業者の端末装置から受信したアイテムの識別情報を確認(600)することができる。実施形態に係る電子装置は、アイテムの識別情報に基づいて、アイテムの重量情報、および/または大きさ情報を確認および計算(601)することができる。実施形態に係るアイテムの重量情報および大きさ情報は例えば、図5Aに示されたアイテムの重量情報および大きさ情報を意味し得る。実施形態に係るアイテムの大きさ情報は例えば、図5Bに示されたアイテムの加工された大きさ情報を意味し得る。
【0091】
実施形態に係る電子装置は、確認された情報に基づいて、アイテムの重量が特定値以上であるかどうかを確認602することができる。もしアイテムの重量が特定値以上の場合、実施形態に係る電子装置は、ストア内のセクターのうち、アイテムの保管高さが低いセクター(ら)が収納セクターとして決定され得るように高さの高いセクター(ら)を選択から除外することができる。すなわち、実施形態に係る電子装置は、この場合、アイテムの保管高さが特定値以下であるセクター(ら)をフィルタリング603することができる。
【0092】
もしアイテムの重量が特定値以上の場合、実施形態に係る電子装置は、ストア内のセクターのうち、アイテムの保管高さの高いセクター(ら)が収納セクターとして決定され得るように高さの高いセクター(ら)を選択から除外602aするか、ストア内のセクターのうち少なくとも一つを任意で選択602bすることもできる。すなわち、実施形態に係る電子装置は、この場合、アイテムの保管高さが特定値以上のセクター(ら)をフィルタリング602aするか、任意のセクター(ら)をフィルタリング602bすることができる。
【0093】
実施形態に係る電子装置は、次にフィルタリングされたセクター(ら)のうち、収納するアイテムの数量および収納するアイテムの大きさ(例えば、加工された大きさ)に基づいて、収納するアイテムを収容できる少なくとも一つのセクターを選択またはフィルタリング604することができる。
【0094】
一方、実施形態に係る電子装置は、図5図6に示された方法のように収納位置を決定することもできるが、実施形態に係るアイテムの詳細情報に基づいて他の方法により(または他の情報をさらに考慮して)収納位置を決定することもできる。例えば、実施形態に係る電子装置は、アイテムの詳細情報に含まれたアイテムの取り扱いに関連した情報を確認することができ、該当取り扱いに関連した情報に基づいてアイテムの収納位置を決定することができる。
【0095】
例えば、電子装置はアイテムの詳細情報から該当アイテムが壊れやすいアイテムであることを確認することができる。この場合、実施形態に係る電子装置は、該当アイテムを図5に示された通り、保管高さが低いセクターに保管するようにセクター位置をフィルタリングおよび選択することもできる。また、例えば、実施形態に係る電子装置は、アイテムの取り扱いに関連した情報および前記ストアで顧客に配送のための出庫位置に基づいて前記アイテムの収納位置を決定することもできる。例えば、電子装置は特定の環境で傷つきやすいアイテム(例えば、紫外線を受けると傷つき得る物、飲食など)は、特定のアイテムと隣接しないように(例えば、飲食の場合、医薬品や殺虫剤のような危険な化学物質などが含まれているセクターと隣接しないように)収納位置を決定することができる。一方、実施形態で電子装置はアイテムの保管位置のフィルタリングを通じて、フィルタリングされた位置に基づいてアイテムを収納する作業者が該当アイテムを収納できる位置を提案することができる。
【0096】
また、例えば、電子装置は壊れやすいアイテムに対してストアの出庫位置から近くに位置する特定セクターにのみ保管するようにすることができる。このように保管することによって、実施形態に係る電子装置は、ピッキング(picking)を担当する作業者が特定セクターに含まれた壊れやすいアイテムをピッキングしなければならない場合、該当作業者がピッキングする他のアイテムを先にピッキングし、壊れやすいアイテムを後でピッキングするようにピッキングの動線を調整することができ、最終的には壊れやすいアイテムが他のアイテムによって圧力を受けたり敷かれないようにピッキングを助けることができる。一例として、ピッキング順序によって先にピッキングされた物品が配達物品の包装の中で下側に位置することになり、したがって、先にピッキングされる物品は他の物品の下に敷かれても壊れる危険の少ない物品であることが好ましい。また、ピッキングの動線を最適化するために、最後にピッキングされる物品の場合、ピッキングされた物品を配送員に伝達するための位置と隣接した方が良く、したがって収納段階でこのような物品の特性に応じて収納位置を提案することができる。
【0097】
一方、実施形態に係る電子装置は、収納されるアイテムと同一の(または同種の)アイテムがすでにストア内の特定セクターに保管されている場合がある。この場合、実施形態に係る電子装置は、直観的かつ効率的な在庫管理のために、収納されるアイテムを同種のアイテムが位置するセクターまたは該当セクターと隣接するセクターに位置させることができる。その反面、アイテムと同一の(または同種の)アイテムが該当ストア内のいずれにも存在しない場合、直観的かつ効率的な在庫管理のために、アイテムが陳列されていない空きセクターに保管することができ、空きセクターがない場合、該当アイテムと類似したアイテムが位置したセクター(または該当セクターと隣接したセクター)に保管することができる。
【0098】
したがって、実施形態に係る電子装置は、アイテムと同一のアイテムが前記ストア内に存在しない場合、アイテムが陳列されていない一つ以上の空きセクターを確認することができ、確認された空きセクターのうち、該当ストアで顧客に配送のための出庫位置から距離が近い順序で少なくとも一つの空きセクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定することができる。また、もし、アイテムと同一のアイテムが前記ストア内の第1セクターに収納されている場合、実施形態に係る電子装置は、該当第1セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定することができる。ここで、実施形態に係る電子装置は、第1セクターのアイテム収容可能量が前記アイテムの収納量より少ない場合、前記第1セクターと隣接するように位置した第2セクターの位置を前記アイテムの収納位置としてさらに決定することができる。
【0099】
もしストア内に空きセクターが存在しない場合、実施形態に係る電子装置は、収納されるアイテムと類似したアイテムカテゴリーを確認することができ、該当類似したアイテムカテゴリーに該当するアイテム(ら)が収納された一つ以上のセクター(ら)を確認することができ、該当セクター(ら)にまたは該当セクターと隣接したセクター(ら)の位置を収納されるアイテムの収納位置として決定することができる。
【0100】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報とストアに対する情報に基づいてアイテムの収納位置を決定することによって、アイテムを収納する作業者の負担を減らし、アイテムをピッキング(picking)する過程で不要な問題の発生と事故を減らすことができる。
【0101】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報(例えば、アイテムの取り扱いに関連した情報)とストアに対する情報に基づいて収納位置を決定することによって、アイテムが破損する危険を減らすことができ、作業者が容易にアイテムを収納およびピッキングできるようにして作業者の作業効率性を最大化することができる。
【0102】
図7は、実施形態に係る入庫したアイテムの収納をアイテムの注文量によって決定するアイテム在庫情報管理方法の例示を示す。
【0103】
図7に示された動作の一部又は全てはアイテム在庫情報管理方法に含まれ得、実施形態に係る電子装置で遂行され得る。
【0104】
図7を参照すると、実施形態に係る電子装置は、作業者の端末装置からストアに関連したアイテムの注文ヒストリー情報を確認600することができる。ストアに関連したアイテムの注文ヒストリー情報は例えば、該当アイテムが該当ストアで出庫されたり注文される頻度数または注文量を示す情報を含むことができる。例えば、ヒストリー情報は該当アイテムが該当ストアで頻繁に出庫される場合には該当アイテムが頻繁に出庫されることを示す情報を含むことができる。
【0105】
実施形態によると、該当ストアで頻繁に出庫されるアイテムは、作業者の出庫位置から近くに位置する収納位置に保管され得る。したがって、実施形態に係る電子装置は、該当ストアで頻繁に出庫されるアイテムを確認し、該当アイテムが入庫される時に出庫される位置と近いストア内のセクターに該当アイテムを収納するように収納位置を決定することができる。したがって、実施形態に係る電子装置は、該当ストアで顧客に配送のための出庫位置をさらに確認700aすることができる。
【0106】
または実施形態に係る電子装置は、該当ストアで顧客に配送のための出庫位置からストア内の各セクターまでの距離を示す離隔情報をさらに確認することができる。離隔情報は例えば、電子装置が保存する(または外部保存装置が保存する)ストアに対する情報に含まれ得る。
【0107】
実施形態に係る電子装置は、ストアに関連した前記アイテムの(顧客の)注文数量が特定値以上であるかどうかを確認701することができる。ここで、特定値は例えば、固定された(fixed)値であり得、該当ストア内に存在するアイテム(ら)の(顧客の)注文数量内の上位の特定比率以内(例えば、上位10%以内)に該当する注文量である可能性もある。すなわち、特定値は固定された値である可能性もあるが、特定周期(例えば、一日、1週間など)により周期的にアップデートされる値である可能性もある。
【0108】
実施形態に係る電子装置は、ストアに関連した前記アイテムの(顧客の)注文数量が特定値以上の場合、出庫位置から特定距離以内に位置した少なくとも一つのセクターを収納位置としてフィルタリング702することができる。すなわち、ストアに関連した前記アイテムの注文数量が多い場合、作業者が頻繁に該当収納位置に移動してピッキング(picking)しなければならないため、出庫位置から近くに位置するように収納位置を決定することができる。実施形態に係る電子装置は、ストアに関連した前記アイテムの(顧客の)注文数量が特定値未満の場合、出庫位置から特定距離より遠くに位置した少なくとも一つのセクターを収納位置としてフィルタリング703aするか、任意の少なくとも一つのセクターを収納位置としてフィルタリング703bすることができる。
【0109】
実施形態に係る電子装置は、702、703aおよび703bのうち少なくとも一つの動作によってフィルタリングされたセクター(ら)のうち、アイテムを収容できる少なくとも一つのセクターを実施形態に係る収納位置として決定704することができる。
【0110】
一方、図6図7では収納位置を決定する方法として個別的な実施形態で説明したが、図6および図7に示された動作はその順序にかかわらず組み合わせられる可能性もある。すなわち、例えば、実施形態に係る電子装置は、図7に示された動作に基づいてストア内のセクター(ら)のうち一つ以上のセクターを先に一次的にフィルタリングすることができ、一次的にフィルタリングされた一つ以上のセクターを再び図6に示された動作に基づいて2次的に少なくとも一つ以上をフィルタリングすることもできる。
【0111】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報とストアに対する情報に基づいてアイテムの収納位置を決定することによって、アイテムを収納する作業者の負担を減らし、アイテムをピッキング(picking)する過程で不要な問題の発生と事故を減らすことができる。
【0112】
実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報(例えば、アイテムの取り扱いに関連した情報)とストアに対する情報に基づいて収納位置を決定することによって、アイテムが破損する危険を減らすことができ、作業者が容易にアイテムを収納およびピッキングできるようにして作業者の作業効率性を最大化することができる。
【0113】
図8は、実施形態に係るアイテム在庫情報管理方法の例示を示す。
【0114】
図8に示された実施形態に係るアイテム在庫情報管理方法は800段階~804段階のうち少なくとも一つを含むことができる。図8に示された実施形態に係るアイテム在庫情報管理方法は実施形態に係る電子装置によって遂行され得る。
【0115】
図8によると、実施形態に係る電子装置は、作業者の端末から前記作業者の識別情報およびストア識別情報のうち少なくとも一つを獲得800することができる。
【0116】
実施形態に係るアイテムの入庫情報を獲得する段階は、前記アイテムに関連した生産時期および満了時期のうち一つを選択して選択された情報を入力するための入力フィールドを提供する段階と、前記入力フィールドを通じて前記生産時期または前記満了時期に対する情報を獲得する段階と、を含むことができる。
【0117】
また、実施形態に係るアイテム在庫情報管理方法は、前記アイテムの入庫数量情報と前記発注情報に基づいて確認された前記アイテムの注文数量情報が異なる場合、エラー情報を生成する段階をさらに含むことができる。
【0118】
図8によると、実施形態に係る電子装置は、前記作業者の識別情報およびストア識別情報のうち少なくとも一つに基づいて前記作業者の端末からアイテムの識別情報を含むアイテムの入庫情報を獲得801することができる。実施形態に係る入庫情報は前記アイテムの発注情報、前記アイテムに関連した日付情報および前記アイテムの入庫数量情報を含むことができる。
【0119】
図8によると、実施形態に係る電子装置は、前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの詳細情報を獲得802することができる。
【0120】
図8によると、実施形態に係る電子装置は、前記アイテムの収納(stowing)位置を決定803することができる。実施形態に係る前記アイテムの収納位置を決定する段階は、前記ストアに関連した前記アイテムの注文ヒストリー情報を確認する段階と、前記注文ヒストリー情報および前記ストアで顧客に配送のための出庫位置に基づいて前記アイテムの収納位置を決定する段階を含むことができる。ここで、収納位置を決定する段階は、前記ストアに関連した前記アイテムの注文数量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を前記出庫位置から特定距離以内に位置した少なくとも一つのセクターの位置として決定することができる。
【0121】
また、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を決定する段階は、前記アイテムの詳細情報から前記アイテムの重量情報を確認する段階と、前記アイテムの重量情報に基づいて前記ストア内の前記アイテムの収納位置を決定する段階を含むことができる。ここで、前記収納位置を決定する段階は、前記アイテムの重量が特定値以上の場合、前記アイテムの収納位置を前記アイテムの保管高さが特定高さ以下である少なくとも一つのセクターの位置として決定することができる。
【0122】
ひいては、実施形態に係るアイテムの収納位置を確認する段階は、前記アイテムの入庫情報に基づいて前記アイテムの取り扱いに関連した情報を確認する段階と、前記アイテムの取り扱いに関連した情報および前記ストアで顧客に配送のための出庫位置に基づいて前記アイテムの収納位置を決定する段階を含むこともできる。
【0123】
また、実施形態に係る前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内に存在しない場合、アイテムが陳列されていない一つ以上の空きセクターを確認する段階と、前記確認された一つ以上の空きセクターのうち、前記ストアで顧客に配送のための出庫位置から距離が近い順序で少なくとも一つの空きセクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定する段階と、を含むことができる。また、前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記アイテムと同一のアイテムが前記ストア内の第1セクターに収納されている場合、前記第1セクターの位置を前記アイテムの収納位置として決定することができ、前記第1セクターのアイテム収容可能量が前記アイテムの収納量より少ない場合、前記第1セクターと隣接するように位置した第2セクターの位置を前記アイテムの収納位置としてさらに決定することができる。
【0124】
実施形態によると、前記アイテムの収納位置を確認する段階は、前記ストア識別情報に基づいて前記ストアに対応するアイテム陳列情報を確認する段階を含むことができる。また、実施形態に係る前記アイテム陳列情報は、前記ストア内の各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムおよび各セクターに陳列された少なくとも一つのアイテムの陳列数量を含むリスト(list)を含むことができる。
【0125】
図8によると、実施形態に係る電子装置は、前記作業者の端末から前記収納位置に前記アイテムが収納されたことを示す第1情報を受信804することができる。
【0126】
実施形態に係る前記第1情報は前記アイテムの収納量を示す収納量情報を含むことができ、前記アイテム在庫情報管理方法は前記アイテムの収納量が前記アイテムの注文量より少ない場合、前記収納位置と異なる第2収納位置を決定する段階をさらに含むこともできる。
【0127】
実施形態に係る電子装置は、アイテムをストアに保管する過程で入庫(receiving)および収納(stowing)を簡素化された手続きによって進行できるため、迅速なアイテムの在庫管理およびアップデートを図ることができる。
【0128】
また、実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報とストアに対する情報に基づいてアイテムの収納位置を決定することによって、アイテムを収納する作業者の負担を減らし、アイテムをピッキング(picking)する過程で不要な問題の発生と事故を減らすことができる。
【0129】
また、実施形態に係る電子装置は、アイテムの細部情報(例えば、アイテムの取り扱いに関連した情報)とストアに対する情報に基づいて収納位置を決定することによって、アイテムが破損する危険を減らすことができ、作業者が容易にアイテムを収納およびピッキングできるようにして作業者の作業効率性を最大化することができる。
【0130】
一方、本明細書と図面には本発明の好ましい実施形態について開示しており、たとえ特定用語が使用されたとしても、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味で使用されたものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であるということは本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者に自明なものである。
【0131】
前述した実施形態に係る電子装置または端末は、プロセッサ、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタンなどのようなユーザーインターフェース装置などを含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は、プロセッサ上で実行可能なコンピュータ読み取り可能なコードまたはプログラム命令であり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、マグネチック保存媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスクなど)および光学的読み取り媒体(例えば、CD-ROM(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))などがある。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散されて分散方式でコンピュータ読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体はコンピュータによって読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサで実行され得る。
【0132】
本実施形態は機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは特定の機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は一つ以上のマイクロプロセッサの制御または他の制御装置によって多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)などのような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得るのと同様に、本実施形態はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使用され得、機械的かつ物理的な構成として限定されるものではない。用語はプロセッサなどと連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0133】
前述した実施形態は一例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
【0134】
一方、本明細書と図面には本発明の好ましい実施形態について開示しており、たとえ特定用語が使用されたとしても、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味で使用されたものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であるということは本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者に自明なものである。
【符号の説明】
【0135】
100 電子装置
110 プロセッサ
120 トランシーバー
130 メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8