(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-22
(45)【発行日】2023-10-02
(54)【発明の名称】表示方法及び電子装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20230925BHJP
G06F 3/0486 20130101ALI20230925BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20230925BHJP
G06F 8/38 20180101ALI20230925BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F3/0486
G06F3/14 350C
G06F3/14 350B
G06F8/38
(21)【出願番号】P 2021577162
(86)(22)【出願日】2020-06-23
(86)【国際出願番号】 CN2020097574
(87)【国際公開番号】W WO2020259461
(87)【国際公開日】2020-12-30
【審査請求日】2021-12-24
(31)【優先権主張番号】201910555739.1
(32)【優先日】2019-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ビアン,スゥチョン
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0329550(US,A1)
【文献】特開2017-219893(JP,A)
【文献】特開2018-124782(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
G06F 3/14
G06F 8/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面を有する電子装置に適用される表示方法であって、当該方法は、
第1の
アプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示す
ることと、
ユーザによる第1の操作の入力を受信することであって、該第1の操作はプリセット操作であり、該プリセット操作はマルチタスク管理ウィンドウの表示をトリガするために用いられる、ことと、
前記第1の操作に対応して第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示することであって、該第1のマルチタスク管理ウィンドウ
はバックグラウンドで実行されている
2つ以上のアプリケーショ
ンのアプリケーション
ウィンドウを含み、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウは前記第1のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ、第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ、第3のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ及び第4のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを含む、ことと、
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示されているときに、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の
前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウに対して行われるドラッグ操作が検出された場合、
前記ドラッグ操作に対応し
て、前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウを前記ドラッグ操作と共に移動
させる、ことと、
前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウが
、前記第1のアプリケーションのアプリケーションウィンドウが占有する第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたこと検出し
、第2の表示領域に前記第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することであって、該第2の表示領域は
、前記第1の表示領域の一部である、ことと、
前記第1の
表示領域のうちの、前記第2
の表示領域以外の別の表示領域に前記
第1のアプリケーションの第1のウィンドウを表示することと、
第3の操作に対応して、前記第1のウィンドウ及び前記第2のウィンドウを拡大して表示することと、
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示されているときに、前記第3のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ及び前記第4のアプリケーションのアプリケーションウィンドウに対して第4の操作が行われた場合、
前記第4の操作に対応して、前記第3のアプリケーション及び前記第4のアプリケーションを同時に前面に表示することと、
を含む方法。
【請求項2】
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウに対して行われる前記ドラッグ操作は、
前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウに対して行われるタッチアンドホールド操作と、該タッチアンドホールド操作から中断なく該タッチアンドホールド操作の後に行われる移動操作
とを含
む、
請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の
表示領域のうちの、前記第2
の表示領域以外の別の表示領域に前記
第1のアプリケーションの第1のウィンドウを表示することの後に、前記方法は、
前記ユーザによる第2の操作の入力を受信することであって、該第2の操作はプリセット操作である、ことと、
前記第2の操作に対応して第2のマルチタスク管理ウィンドウを表示することであって、該第2のマルチタスク管理ウィンドウが前記第1のマルチタスク管理ウィンドウと比較された場合に、前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウは削除され
る、ことと、
をさらに含む、請求項1
又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウが第1の表示領域にドラッグされたこと検出することは、
前記第1の表示領域内の前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウの面積がプリセット面積よりも大きいことを検出すること又は前記第1の表示領域内の前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウの面積及び前記第2のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウの総面積の比がプリセット比よりも大きいことを検出すること、
を含む、請求項1乃至
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示され、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内
の第5のアプリケーションの
アプリケーションウィンドウの第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作が検出され、前記
表示画面に含まれるアプリケーションウィンドウの数が上限に達した場合、
前記第2の表示領域に前記第5のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示し、前記第1の表示領域のうちの、前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記第1のアプリケーションの第1のウィンドウを表示すること、
をさらに含み、
前記第
2のアプリケーションは
、ユーザ操作が焦点を当てているアプリケーションであ
る、請求項1乃至
4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
表示画面、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む電子装置であって、
前記メモリは1つ以上のコンピュータプログラムを記憶するように構成され、
前記メモリに記憶された1つ以上のコンピュータプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行された場合、当該電子装置は
、
第1のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示することと、
ユーザによる第1の操作の入力を受信することであって、該第1の操作はプリセット操作であり、該プリセット操作はマルチタスク管理ウィンドウの表示をトリガするために用いられる、ことと、
前記第1の操作に対応して第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示することであって、該第1のマルチタスク管理ウィンドウはバックグラウンドで実行されている2つ以上のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを含み、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウは前記第1のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ、第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ、第3のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ及び第4のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを含む、ことと、
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示されているときに、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウに対して行われるドラッグ操作が検出された場合、
前記ドラッグ操作に対応して、前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを前記ドラッグ操作と共に移動させる、ことと、
前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウが、前記第1のアプリケーションのアプリケーションウィンドウが占有する第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたこと検出し、第2の表示領域に前記第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することであって、該第2の表示領域は、前記第1の表示領域の一部である、ことと、
前記第1の表示領域のうちの、前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記第1のアプリケーションの第1のウィンドウを表示することと、
第3の操作に対応して、前記第1のウィンドウ及び前記第2のウィンドウを拡大して表示することと、
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示されているときに、前記第3のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ及び前記第4のアプリケーションのアプリケーションウィンドウに対して第4の操作が行われた場合、
前記第4の操作に対応して、前記第3のアプリケーション及び前記第4のアプリケーションを同時に前面に表示することと、
を行うことができる、電子装置。
【請求項7】
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウに対して行われる前記ドラッグ操作は、
前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウに対して行われるタッチアンドホールド操作と、該タッチアンドホールド操作から中断なく該タッチアンドホールド操作の後に行われる移動操作と、を含む、
請求項6に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第1の表示領域のうちの、前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記第1のアプリケーションの第1のウィンドウを表示することの後に、前記電子装置は、
前記ユーザによる第2の操作の入力を受信することであって、該第2の操作はプリセット操作である、ことと、
前記第2の操作に対応して第2のマルチタスク管理ウィンドウを表示することであって、該第2のマルチタスク管理ウィンドウが前記第1のマルチタスク管理ウィンドウと比較された場合に、前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ削除される、ことと、
を行うようさらに構成されている、請求項6又は7に記載の電子装置。
【請求項9】
前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウが第1の表示領域にドラッグされたこと検出することは、
前記第1の表示領域内の前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウの面積がプリセット面積よりも大きいことを検出すること又は前記第1の表示領域内の前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウの面積及び前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウの総面積の比がプリセット比よりも大きいことを検出すること、
を含む、請求項6乃至8のいずれか一項に記載の電子装置。
【請求項10】
前記電子装置は、
前記第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示され、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第5のアプリケーションのアプリケーションウィンドウの第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作が検出され、前記表示画面に含まれるアプリケーションウィンドウの数が上限に達した場合、前記第2の表示領域に前記第5のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示し、前記第1の表示領域のうちの、前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記第1のアプリケーションの第1のウィンドウを表示すること、
を行うようさらに構成され、
前記第2のアプリケーションは、ユーザ操作が焦点を当てているアプリケーションである、請求項6乃至9のいずれか一項に記載の電子装置。
【請求項11】
前記電子装置は携帯電話又はタブレットコンピュータである、請求項6に記載の電子装置。
【請求項12】
前記電子装置は折り畳み型電子装置である、請求項6に記載の電子装置。
【請求項13】
コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、当該コンピュータ読み取り可能記憶媒体はコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムが電子装置上で実行された場合、該電子装置は、請求項1乃至
5のいずれか一項に記載の方法を行うことができる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項14】
プログラムであって、当該プログラムは命令を含み、該命令がコンピュータ上で実行された場合、該コンピュータは請求項1乃至
5のいずれか1項に記載の方法を行うことができる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、中国国家知識産権局に対して2019年6月25日に出願された、「表示方法及び電子装置」と題する中国特許出願第201910555739.1号に対する優先権を主張し、その全体は参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は端末技術の分野に関し、とりわけ表示方法及び電子装置に関する。
【背景技術】
【0003】
端末技術の発達に伴って、様々な電子装置がそれに従って生まれている。電子装置は、人々のための日常生活及び仕事のために不可欠なものと徐々に呼ばれている。
【0004】
一般に、複数のアプリケーションが電子装置上にインストールされ得る。ユーザが異なるアプリケーションを操作した場合、異なるアプリケーションの間で切り替えを実施する必要がある。携帯電話を例にとる。アプリケーションのアプリケーションウィンドウを閉じた後で、携帯電話はホーム画面に戻る必要がある。ホーム画面上の他のアプリケーションのアプリケーションアイコンがタップされたことを携帯電話が検出すると、他のアプリケーションのアプリケーションウィンドウが開かれる。現在、電子装置上の異なるアプリケーション間の切り替えプロセスは比較的複雑であることが分かる。操作が不便である。
【発明の概要】
【0005】
本願は表示方法及び電子装置を提供する。この方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。これはユーザ操作にとって便利である。
【0006】
第1の態様によれば、本願の実施形態は表示方法を提供する。当該方法は電子装置(例えば、携帯電話又はタブレットコンピュータ)によって行われる。当該方法は、第1のインターフェイスを表示することであって、該第1のインターフェイスは少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウを含み、該少なくとも1つのアプリケーションは第1のアプリケーションを含み、該第1のアプリケーションの第1のアプリケーションウィンドウは前記第1のインターフェイス内の第1の表示領域を占有する、ことと、ユーザによる第1の操作の入力を受信することであって、該第1の操作はプリセット操作であり、該プリセット操作はマルチタスク管理ウィンドウの表示をトリガするために用いられる、ことと、前記第1の操作に対応して第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示することであって、該第1のマルチタスク管理ウィンドウは1つ以上のアプリケーションの識別子を含み、該1つ以上のアプリケーションは1つ以上のプリセットアプリケーションであるか又はバックグラウンドで実行されている1つ以上のアプリケーションであるか又は前記電子装置上の全てのアプリケーションである、ことと、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示されているときに、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作が検出された場合、前記ドラッグ操作に対応して前記第1のインターフェイス及び前記第2のアプリケーションの識別子を表示することであって、前記第2のアプリケーションの識別子は前記ドラッグ操作と共に移動する、ことと、前記第2のアプリケーションの識別子が前記第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたこと検出し、前記第1のインターフェイス内の第2の表示領域に前記第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することであって、該第2の表示領域は前記第1の表示領域又は前記第1の表示領域の一部である、ことと、前記第1のインターフェイス内の前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示することと、を含む。
【0007】
一部の実施形態では、電子装置は第1のインターフェイスを表示する。第1のインターフェイスは少なくとも1つのアプリケーションのウィンドウを含む。入力操作によってトリガされた電子装置は第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示し得る(電子装置は、第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示する場合に第1のインターフェイスの表示をキャンセルし得るか又は第1のインターフェイスの上層に第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示し得る。すなわち、第1のマルチタスク管理ウィンドウは第1のインターフェイスの領域の一部と重なる等)。第1のマルチタスク管理ウィンドウは1つ以上のアプリケーションの識別子を含む。第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作を電子装置が検出すると、電子装置は第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの識別子を表示する(この場合、電子装置は第1のマルチタスク管理ウィンドウの表示をキャンセルし得る)。第2のアプリケーションの識別子はドラッグ操作と共に移動し得る。第1のインターフェイス内で第1のアプリケーションによって占有されている第1のディスプレイ領域に第2のアプリケーションの識別子がドラッグされ、次いでリリースされたことを電子装置が検出すると、電子装置は第1の表示領域全体又は第1の表示領域の一部で第2のアプリケーションのウィンドウを表示し、別の表示領域に少なくとも1つのアプリケーションを表示する。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は、複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションをフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0008】
可能な設計では、前記第2の表示領域は前記第1の表示領域の一部であり、前記第1のインターフェイス内の前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示することは、前記第1の表示領域内の前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記第1のアプリケーションの第1のウィンドウを表示し、前記第1の表示インターフェイス内の前記第1の表示領域以外の別の表示領域に別のアプリケーションのウィンドウを表示することであって、該別のアプリケーションは前記少なくとも1つのアプリケーションのうちの前記第1のアプリケーション以外のアプリケーションである。
【0009】
一部の実施形態では、第2のアプリケーションの識別子が、第1のインターフェイス内の第1のアプリケーションによって占有されている第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたことを電子装置が検出した場合、第2のアプリケーションのウィンドウは、第1の表示領域全体又は第1の表示領域の一部を占有し得る。第2のアプリケーションのウィンドウが第1の表示領域の一部を占有する場合、第1のアプリケーションは第1の表示領域内の残りの表示領域に表示され得る。すなわち、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションが第1の表示領域を共に占有し得る。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0010】
可能な設計では、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションの識別子に対して行われる前記ドラッグ操作は、前記第2のアプリケーションの識別子に対して行われるタッチアンドホールド操作と、該タッチアンドホールド操作から中断なく該タッチアンドホールド操作の後に行われる移動操作、を含み、前記ドラッグ操作に対応して前記第1のインターフェイスを表示することは、前記タッチアンドホールド操作に対応して前記第1のインターフェイスを表示することを含む。
【0011】
一部の実施形態では、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作は、第2のアプリケーションの識別子に対して行われるタッチアンドホールド操作及びタッチアンドホールド操作から中断なくタッチアンドホールド操作の後に行われる移動操作であり得るか又は別の操作であり得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。場合によっては、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるタッチアンドホールド操作を電子装置が検出した場合、電子装置は、第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの識別子を表示する。他の場合には、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるタッチアンドホールド操作及びタッチアンドホールド操作から中断なく、タッチアンドホールド操作の後で行われる移動操作を電子装置が検出した場合、電子装置は第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの識別子を表示する。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0012】
可能な設計では、前記第1のインターフェイスは、アプリケーションウィンドウを表示するために用いることができる前記電子装置の表示画面内の全ての領域を占有する。
【0013】
一部の実施形態では、第1のインターフェイスは、アプリケーションウィンドウを表示するために用いることができる電子装置の表示画面内の全ての領域を占有し得る。例えば、表示画面上のステータスバーが隠れており、ナビゲーションバーが隠れているか又はナビゲーションバーが存在しない場合、表示画面は第1のインターフェイスをフルスクリーンで表示し得る。別の例では、表示画面上のステータスバーが隠れておらず、ナビゲーションバーが隠れているか又はナビゲーションバーが存在しない場合、ステータスバーを以外の表示画面内の別の表示領域の全てが第1のインターフェイスを表示するために用いられる。第1のインターフェイスによって占有される表示領域が大きいほど、ユーザの操作がより便利であることを示し、ユーザ体験を向上させるのに役立つ。
【0014】
可能な設計では、前記少なくとも1つのアプリケーションの、前記第1のインターフェイスに表示されている前記アプリケーションウィンドウは、重ねられることなく前記第1のインターフェイス全体を占有する。
【0015】
一部の実施形態では、第1のインターフェイス内の少なくとも1つのアプリケーションのウィンドウは重ねられることなく第1のインターフェイス全体を占有するため、ユーザが各ウィンドウを見ること又は各ウィンドウを操作することを容易にする。
【0016】
可能な設計では、前記第1のインターフェイス内の前記第2の表示領域以外の別の表示領域に前記少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示することの後で、電子装置は前記ユーザによる第2の操作の入力をさらに受信してもよく、該第2の操作はプリセット操作であり、前記第2の操作に対応して第2のマルチタスク管理ウィンドウを表示し、該第2のマルチタスク管理ウィンドウが前記第1のマルチタスク管理ウィンドウと比較された場合に、前記第2のアプリケーションの識別子が削除されるか又は前記第2のアプリケーションの識別子がグレーで表示される。
【0017】
一部の実施形態では、電子装置が、第1のマルチタスク管理ウィンドウを用いることによって、切り替えを通じて第2のアプリケーションがフォアグラウンドで実行されることを有効にした後で、電子装置は第1のマルチタスク管理ウィンドウの表示をキャンセルし得る。電子装置が第2のマルチタスク管理ウィンドウを表示した場合、第2のアプリケーションはフォアグラウンドで表示されるため、第2のマルチタスク管理ウィンドウが第1のマルチタスク管理ウィンドウと比較された場合に、第2のアプリケーションの識別子が削除されるか又は第2のアプリケーションの識別子がグレーで表示される。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0018】
可能な設計では、前記第2のアプリケーションの識別子が前記第1の表示領域にドラッグされたこと検出することは、前記第1の表示領域内の前記第2のアプリケーションの識別子の面積がプリセット面積よりも大きいことを検出すること又は前記第1の表示領域内の前記第2のアプリケーションの識別子の面積及び前記第2のアプリケーションの識別子の総面積の比がプリセット比よりも大きいことを検出すること、を含む。
【0019】
一部の実施形態では、第1の表示領域内の第2のアプリケーションの識別子の面積がプリセット面積よりも大きいと電子装置が判断するか又は第1の表示領域内の第2のアプリケーションの識別子の面積及び第2のアプリケーションの識別子の総面積の比がプリセット比より大きいと判断した場合、電子装置は、第2のアプリケーションの識別子が第1の表示領域にドラッグされたと判断する。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0020】
可能な設計では、前記第2のアプリケーションの識別子は前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウ又はアイコンを含む。
【0021】
アプリケーションウィンドウ及びアイコンは、第2のアプリケーションの識別子を限定するのではなく、例示にすぎないことを理解すべきである。
【0022】
可能な設計では、電子装置が前記第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示し、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションの識別子の第1の領域に対して行われる第1のトリガ操作を電子装置が検出した場合、該第1のトリガ操作に対応して、電子装置は、電子装置の表示画面内の、アプリケーションウィンドウを表示するために用いることができる表示領域内に、前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウをフルスクリーンで表示する。
【0023】
一部の実施形態では、電子装置は、第1のマルチタスク管理ウィンドウを用いることによって、切り替えを通じて第2のアプリケーションがフォアグラウンドで表示されることを有効にし、表示画面内のアプリケーションウィンドウを表示するのに用いることができる表示領域に第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウをフルスクリーンで表示する。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0024】
可能な設計では、電子装置が前記第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示し、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションの識別子の第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作を電子装置が検出した場合、前記第2のトリガ操作に対応して、電子装置は前記第1のインターフェイスの第1の更新インターフェイスを表示する。前記第1のインターフェイスの第1の更新インターフェイスは、前記少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウ及び前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示するために用いられる。
【0025】
一部の実施形態では、電子装置は第1のインターフェイスを表示する。第1のインターフェイスはアプリケーションAのウィンドウを含む。電子装置は、第1のマルチタスク管理ウィンドウを用いることにより、切り替えを介してアプリケーションBのウィンドウがフォアグラウンドに表示されるようにし得る。すなわち、電子装置は、アプリケーションA及びアプリケーションBを同時に表示し得る。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0026】
可能な設計では、電子装置が前記第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示し、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションの識別子の第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作を電子装置が検出し、前記第1のインターフェイスに含まれるアプリケーションウィンドウの数が上限に達した場合、該第2のトリガ操作に対応して、電子装置は前記第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスを表示する。前記第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスは、前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウと、前記少なくとも1つのアプリケーションのうちの第3のアプリケーション以外の別のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示するために用いられる。前記第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウは第3の表示領域を占有する。該第3の表示領域は前記第1のインターフェイス内で前記第3のアプリケーションのアプリケーションウィンドウによって占有される表示領域である。前記第3のアプリケーションは、前記第1のインターフェイス内でユーザ操作が焦点を当てているアプリケーションであるか又はユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちの前記ユーザによって最初に開かれたアプリケーションであるか又は前記電子装置が前記第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示する前に、ユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちの前記ユーザによって最後に開かれたアプリケーションである。
【0027】
一部の実施形態では、電子装置が第1のインターフェイスを表示し、第1のインターフェイスに含まれるアプリケーションウィンドウの数が上限に達している場合に、第1のマルチタスク管理ウィンドウを用いることにより、切り替えを介して第2のアプリケーションがフォアグラウンドで動作することを可能にする操作を電子装置が検出した場合、電子装置は、第2のアプリケーションのウィンドウを第1のインターフェイス内の第3のアプリケーションのウィンドウに置き換える。第3のアプリケーションは、第1のインターフェイス内でユーザ操作が焦点を当てているアプリケーションであるか又はユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちのユーザによって最初に開かれたアプリケーションであるか又はユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちのユーザによって最後に開かれたアプリケーションであり得る。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0028】
可能な設計では、電子装置が前記第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示し、前記第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の前記第2のアプリケーションの識別子の第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作を電子装置が検出し、前記第1のインターフェイスに含まれるアプリケーションウィンドウの数が上限に達した場合、電子装置は前記第2のトリガ操作に対応してプロンプト情報を出力する。該プロンプト情報は、前記第1のインターフェイス内に含まれるウィンドウの数が上限に達したことを示すために用いられる。前記第1のインターフェイス内の第3のアプリケーションを置き換えるために用いられる入力表示を受信した後に、前記第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスが表示される。前記第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスは、前記第2のアプリケーションのウィンドウ及び前記少なくとも1つのアプリケーションのうちの前記第3のアプリケーション以外の別のアプリケーションのウィンドウを表示するために用いられる。前記第2のアプリケーションのウィンドウは第3の表示領域を占有する。該第3の表示領域は、前記第1のインターフェイス内で前記第3のアプリケーションのウィンドウによって占有される表示領域である。
【0029】
一部の実施形態では、電子装置が第1のインターフェイスを表示し、第1のインターフェイスに含まれるアプリケーションウィンドウの数量が上限に達し、第1のマルチタスク管理ウィンドウを用いることにより、切り替えを介して第2のアプリケーションをフォアグラウンドで実行することを可能にする操作を電子装置が検出した場合、電子装置は、第2のアプリケーションのウィンドウを第1のインターフェイス内の特定のアプリケーションのウィンドウに置き換えるようユーザに促し得る。ユーザの選択に基づいて、電子装置は、ユーザによって選択されたアプリケーションのウィンドウで第2のアプリケーションを置き換える。これは、ユーザ体験を改善するのに役立つ。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0030】
可能な設計では、前記第2のアプリケーションは動作しないアプリケーションであり、前記ドラッグ操作に対応して前記第1のインターフェイス及び前記第2のアプリケーションの識別子を表示することは、前記ドラッグ操作に対応して、前記第2のアプリケーションを有効にし、前記第1のインターフェイス及び前記第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することであって、該第2のウィンドウは、有効にされた後の前記第2のアプリケーションの初期インターフェイスを表示するために用いられる。
【0031】
一部の実施形態では、第2のアプリケーションが実行されない場合、電子装置は、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作を検出し、第2のアプリケーションを有効にし、第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示する。第2のウィンドウは、有効にした後の第2のアプリケーションの初期インターフェイスを表示するために用いられる。この方法では、電子装置は、マルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作を検出し、第2のアプリケーションを有効にし、第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することから、ユーザは第2のアプリケーションを手動で有効にする必要がないため、ユーザの操作を容易にする。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0032】
可能な設計では、前記第2のアプリケーションは動作しないアプリケーションであり、前記ドラッグ操作に対応して前記第1のインターフェイス及び前記第2のアプリケーションの識別子を表示することは、前記ドラッグ操作に対応して、前記第1のインターフェイス及び前記第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することであって、前記第2のウィンドウはグレーで表示される、ことと、前記第2のアプリケーションの第2のウィンドウが前記第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたことを検出し、前記第2のアプリケーションを有効にすることであって、前記第2のウィンドウは、有効にされた後の前記第2のアプリケーションの初期インターフェイスを表示するために用いられる、ことと、を含む。
【0033】
一部の実施形態では、第2のアプリケーションが実行されない場合、電子装置は、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作を検出し、第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示する。第2のウィンドウはグレーで表示される。第2のアプリケーションの第2のウィンドウが第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたことを電子装置が検出すると、電子装置は第2のアプリケーションを有効にする。第2のウィンドウは、有効にされた後の第2のアプリケーションの初期インターフェイスを表示するために用いられる。この方法では、第2のアプリケーションの第2のウィンドウが第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたことを電子装置が検出した後に、電子装置は第2のアプリケーションを有効にする。すなわち、第2のアプリケーションの第2のウィンドウを動かすプロセスでは、機能をセーブするのを助けるために第2のアプリケーションは有効にされない。本願のこの実施形態で提供される表示方法では、電子装置は複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを同時に表示できる。加えて、電子装置は、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されない状態からフォアグラウンドで実行される状態に切り替えることができるようにマルチタスク管理ウィンドウを用いり得る。これは操作にとって便利であるため、効率が改善される。
【0034】
可能な設計では、前記第2のアプリケーションはバックグラウンドで動作するアプリケーションであり、前記ドラッグ操作に対応して前記第1のインターフェイス及び前記第2のアプリケーションの識別子を表示することは、前記ドラッグ操作に対応して、前記第1のインターフェイス及び前記第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することであって、該第2のウィンドウは前記第2のアプリケーションの現在実行中のインターフェイスを表示するために用いられる、こと、を含む。
【0035】
一部の実施形態では、第2のアプリケーションが実行されると、電子装置は、第1のマルチタスクウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作を検出し、第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示する。第2のウィンドウは、第2のアプリケーションの現在実行中のインターフェイスを表示するために用いられる。
【0036】
第2の態様によれば、表示画面、1つ以上のプロセッサ、メモリ、1つ以上のアプリケーション及び1つ以上のプログラムを含む電子装置がさらに提供される。1つ以上のプログラムはメモリに記憶される。1つ以上のプログラムは命令を含む。命令が電子装置によって実行された場合、電子装置は、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計における方法を行うことができる。
【0037】
第3の態様によれば、電子装置がさらに提供される。電子装置は、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計における方法を行うように構成されたモジュール/ユニットを含む。モジュール/ユニットはハードウェアによって実施され得るか又は対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実施され得る。
【0038】
第4の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体がさらに提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体はプログラムを記憶する。プログラムが電子装置上で実行された場合、電子装置は第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計における方法を行うことができる。
【0039】
第5の態様によれば、プログラム製品がさらに提供される。プログラム製品が電子装置上で実行された場合、電子装置は、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計における方法を行うことができる。
【0040】
第6の態様によれば、本願の実施形態はチップをさらに提供する。チップは、電子装置内のメモリに連結され、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出し、第1の態様及び第1の任意の可能な設計における技術的解決策を実行するように構成されている。本願のこの実施形態では、「連結」とは2つの構成要素の直接的な組み合わせ又は間接的な組み合わせを意味する。
【0041】
第7の態様によれば、電子装置上のユーザグラフィカルインターフェイスがさらに提供される。電子装置は表示画面、カメラ、メモリ及び1つ以上のプロセッサを有する。1つ以上のプロセッサはメモリに記憶された1つ以上のコンピュータプログラムを実行するように構成されている。グラフィカルユーザインターフェイスは、電子装置が第1の態様又は第1の態様の任意の可能な設計における方法を行う場合に表示される
ユーザグラフィカルインターフェイスを含む。
【0042】
なお、本願における第Xの操作は1つの操作であってもいいし複数の操作の組み合わせであってもよい。第Xの操作は第1の操作、第2の操作等を含み得る。
【0043】
なお、本願における第Xの領域は1つの領域であってもいいし、複数の領域の組み合わせであってもよい。第Xの領域は、第1の領域、第2の領域等を含む。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【
図1】
図1は、本願の一実施形態に係る折り畳み式携帯電話の概略図である。
【
図2】
図2は、本願の一実施形態に係る携帯電話100のハードウェア構造の概略図である。
【
図3A】
図3Aは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図3B】
図3Bは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図3C】
図3Cは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4A】
図4Aは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4B】
図4Bは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4C】
図4Cは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4D】
図4Dは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4E】
図4Eは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4F】
図4Fは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4G】
図4Gは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図4K】
図4Kは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図5A】
図5Aは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図5B】
図5Bは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図5C】
図5Cは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図5D】
図5Dは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図5E】
図5Eは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図5F】
図5Fは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図6A】
図6Aは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図6B】
図6Bは、本願の一実施形態に係る携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【
図7】
図7は、本出願の一実施形態による表示方法の概略フローチャートである。
【
図8】
図8は、本出願の一実施形態による携帯電話100のユーザグラフィカルインターフェイスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下の実施形態で用いられる用語は、特定の実施形態を説明することを目的として意図されたものであり、本願を限定することを意図していない。本明細書及び本願の添付の特許請求の範囲で用いられる単数形の「単一の」、「1つの」及び「この」という用語は、文脈において別段の規定がない限り、「1つ以上」等の表現を含むことも意図している。本願の実施形態では、「1つ以上」とは、1つ、2つ又は3以上を示し、「及び/又は」は、関連するオブジェクトを説明するための関連関係のみを表し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合、A及びBの両方が存在する場合、Bのみが存在する場合の3つの場合を示し得る。ここで、A又はBは単数又は複数であり得る。「/」という記号は、概して関連するオブジェクト間の「又は」の関係を示す。
【0046】
本明細書に記載されている「一実施形態」、「一部の実施形態」等への言及は、本願の1つ以上の実施形態が、実施形態を参照して説明される特定の特徴、構造又は特徴を含むことを示す。したがって、本明細書の異なる部分で現れる「一実施形態では」、「一部の実施形態では」、「他の実施形態では」、「一部の他の実施形態では」等の表現は、別段明記されない限り、必ずしも同一の実施形態を表すものではなく、「全てではないが1つ以上の実施形態」を示す。
【0047】
以下では、当業者のより良い理解を支援するために、本願の実施形態のいくつかの用語を説明する。
【0048】
本願の実施形態におけるアプリケーション(application、略してアプリ)とは、アプリと呼ばれ、1つ以上の特定の機能を実施可能なソフトウェアプログラムである。一般に、例えば、カメラアプリケーション、SMSアプリケーション、メールボックスアプリケーション、WeChat、WhatsAppメッセンジャー、ライン(Line)、インスタグラム(instagram)、カカオトーク及びディングトークといった複数のアプリケーションが端末装置にインストールされ得る。下記で言及するアプリケーションは、工場出荷時に端末にインストールされたアプリケーションであり得るか、ネットワークからダウンロードされたアプリケーションであり得るか又はユーザが端末装置を用いるプロセスで他の端末装置から取得したアプリケーションであり得る。
【0049】
なお、本願の実施形態で提供される表示方法は、表示画面を有する任意の電子装置、例えば、携帯電話、iPad、テレビ又はノートブックコンピュータに適用され得るか又は表示画面を有するウェアラブルデバイスに適用され得る。電子装置は折り畳み式電子装置、例えば、折り畳み式携帯電話又は折り畳み式iPadであり得る。以下では、折り畳み式携帯電話を一例として用いる。
【0050】
図1は、本願の一実施形態に係る折り畳み式携帯電話の概略図である。
図1(a)に示すように、折り畳み式携帯電話は第1の本体及び第2の本体を含む。第1の本体と第2の本体との間に内角が変化し得るため、折り畳み式携帯電話が広げられるか又は折り畳まれる。画面全体が第1の本体及び第2の本体を覆い得ることを理解すべきである。画面は折り畳み式画面であり得る。
図1(b)を参照して、第1の本体と第2の本体との間の内角が変化すると、第1の本体に対応する第1の表示領域と第2の本体に対応する第2の表示領域との間の内角も変化する。
【0051】
本願のこの実施形態における展開角度は、折り畳み式電子装置の第1の本体と第2の本体との間の内角である。展開角度が0度の場合、第1の本体に対応する第1の表示領域の第1の背面は、第2の本体に対応する第2の表示領域の第2の背面と重なる。展開角度が180度の場合、第1の表示領域及び第2の表示領域は同じ水平面上に位置する。展開角度が360度の場合、第1の表示領域は第2の表示領域と重なる。
【0052】
以下では、携帯電話の構造を説明するために折り畳み式携帯電話を一例として用いる。
【0053】
図2に示すように、携帯電話100は、プロセッサ110、外部メモリインターフェイス120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェイス130、充電管理モジュール140、電力管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、ラウドスピーカ170A、電話レシーバ170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、表示画面194、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カードインターフェイス195等を含み得る。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロスコープセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周辺光センサ180L、骨伝導センサ180M等を含み得る。
【0054】
プロセッサ110は1つ以上の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application prcoessor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、メモリ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含み得る。異なる処理ユニットは別々の構成要素であってもいいし、1つ以上のプロセッサに統合されてもよい。
【0055】
コントローラは、携帯電話100の中枢及びコマンドセンターであり得る。コントローラは、命令読み出し及び命令実行の制御を完了するために、命令動作コード及び時間シーケンス信号に基づいて動作制御信号を生成し得る。
【0056】
メモリは、命令及びデータを記憶するためにプロセッサ110内にさらに配置され得る。一部の実施形態では、プロセッサ110内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によって用いられるか又は周期的に用いられる命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ110が命令又はデータを再度用いる必要がある場合、プロセッサ110は、メモリから命令又はデータを直接呼び出して、繰り返しアクセスを避け、プロセッサ110の待ち時間を短縮することによりシステムの効率を改善する。
【0057】
プロセッサ100は、本願の実施形態において提供される表示方法のソフトウェアコードを実行して、対応する表示効果を実施し得る。
【0058】
USBインターフェイス130はUSB規格の仕様を満たすインターフェイスであり、具体的にはミニUSBインターフェイス、マイクロUSBインターフェイス、USBタイプCインターフェイス等であり得る。USBインターフェイス130は携帯電話100を充電するために充電器に接続されるように構成されてもいいし又は携帯電話100と周辺装置との間でデータを送信するように構成されてもよい。
【0059】
充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受信するように構成されている。電力管理モジュール141は、バッテリ142、充電管理モジュール140及びプロセッサ110を接続するように構成されている。電力管理モジュール141は、プロセッサ110、内部メモリ121、外部メモリ、表示画面194、カメラ193、無線通信モジュール160等に電力を供給するために、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール140の入力を受信する。
【0060】
携帯電話100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、移動通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ等を用いることにより実施され得る。
【0061】
アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送受信するように構成されている。携帯電話100内の各アンテナは、1つ以上の通信周波数帯域をカバーするように構成され得る。アンテナの利用を改善するために、異なるアンテナが多重化され得る。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシチアンテナとして多重化され得る。一部の他の実施形態では、アンテナは、チューニングスイッチと組み合わせて用いられ得る。
【0062】
モバイル通信モジュール150は、携帯電話100に適用される2G/3G/4G/5G等の無線通信に対する解決策を提供し得る。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器(low noise amplifier、LNA)等を含み得る。モバイル通信モジュール150はアンテナ1を介して電磁波を受信し、受信した電磁波に対してフィルタリング及び増幅等の処理を行い、処理した電磁波を復調のためにモデムプロセッサに送信し得る。モバイル通信モジュール150は、モデムプロセッサによって変調された信号をさらに増幅し、アンテナ1を介して放射するために該信号を電磁波に変換し得る。一部の実施形態では、モバイル通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュールはプロセッサ110に配置され得る。一部の実施形態では、移動通信モジュール150の少なくとも一部の機能モジュール及びプロセッサ110の少なくとも一部のモジュールは同じコンポーネント内に配置され得る。
【0063】
無線通信モジュール160は、携帯電話100に適用される無線通信、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ、WiFi)、ブルートゥース(Bluetooth、BT)、グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field commnucation、NFC)及び赤外線(infrared、IR)技術に対する解決策を提供し得る。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信処理モジュールが統合される1つ以上のコンポーネントであり得る。無線通信モジュール160はアンテナ2を介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタ処理を行い、処理した信号をプロセッサ110に送信する。無線通信モジュール160は送信すべき信号をプロセッサ110から受信し、該信号に対して周波数変調及び増幅を行い、アンテナ2を介した放射のために該信号を電磁波に変換し得る。
【0064】
一部の実施形態では、携帯電話100のアンテナ1及び移動通信モジュール150は連結され、携帯電話100のアンテナ2及び無線通信モジュール160は連結されているため、携帯電話100は、無線通信技術を用いることによってネットワーク及び他の装置と通信することができる。無線通信技術は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(global system for mobile
communication、GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple
access、WCDMA)、時分割符号分割多元接続(time-division
code division multiple access、TD-CDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術等を含み得る。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite
system、GLONASS)、北斗衛星導航系統(beidou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)及び/又は静止衛星型補強システム(satellite based augmentation
system、SBAS)を含み得る。
【0065】
表示画面194は、アプリケーションの表示インターフェイス等を表示するように構成されている。表示画面194は表示パネルを含む。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリックス有機発光ダイオード(active-matrix organic light
emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode、FLED)、MiniLed、MicroLed、Micro-oLed、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode、QLED)等を用いり得る。一部の実施形態では、携帯電話100は1つ又はN個の表示画面194を含み得る。Nは1より大きい正の整数である。
【0066】
カメラ193は、静止画像又はビデオを取り込むように構成されている。カメラ193は、前面カメラおよび背面カメラを含み得る。
【0067】
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。内部メモリ121に記憶された命令を実行することによって、プロセッサ110は、携帯電話100の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。内部メモリ121は、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含み得る。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つのアプリケーションのソフトウェアコード(例えば、iQIYIアプリケーション又はWeChatアプリケーション)等を記憶し得る。データ記憶領域は、携帯電話100を用いるプロセスにおいて生成されたデータ(例えば、画像及びビデオ)等を記憶し得る。加えて、内部メモリ121は高速ランダムアクセスメモリを含み得るか又は少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ又はユニバーサルフラッシュストレージ(ユニバーサルフラッシュストレージ、UFS)等の不揮発性メモリを含み得る。
【0068】
内部メモリ121は、本願の実施形態で提供される表示方法のソフトウェアコードをさらに記憶し得る。プロセッサ110がソフトウェアコードを実行すると、表示方法のプロシージャステップが実行されて、対応する表示効果が実施される。
【0069】
外部メモリインターフェイス120は、携帯電話100の記憶能力を拡張するために、マイクロSDカード等の外部記憶カードに接続するように構成され得る。外部記憶カードは外部メモリインターフェイス120を用いることによりプロセッサ110と通信し、データ記憶機能を実施する。例えば、画像又はビデオ等のファイルが外部記憶カードに記憶される。
【0070】
もちろん、外部メモリは、本願の実施形態で提供される表示方法のソフトウェアコードをさらに記憶し得る。プロセッサ110が外部メモリインターフェイス120を用いることによりソフトウェアコードを実行する場合、表示方法のプロシージャステップが実行されて、対応する表示効果が実施される。
【0071】
携帯電話100は、オーディオモジュール170、ラウドスピーカ170A、電話レシーバ170B、マイクロフォン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサ等を介して音楽の再生又は録音等のオーディオ機能を実施し得る。
【0072】
圧力センサ180Aは圧力信号を感知するように構成され、圧力信号を電気信号に変換し得る。一部の実施形態では、圧力センサ180Aは表示画面194に配置され得る。
【0073】
ジャイロスコープセンサ180Bは、携帯電話100の移動姿勢を特定するように構成され得る。一部の実施形態では、ジャイロスコープセンサ180Bを用いることにより、3つの軸(即ち、x、y及びz軸)を中心とする携帯電話100の角速度が特定され得る。ジャイロスコープセンサ180Bは撮影の間の手ぶれを補正するように構成され得る。
【0074】
気圧センサ180Cは気圧を測定するように構成されている。一部の実施形態では、携帯電話100は、ポジショニング及びナビゲーションを支援するために、気圧センサ180Cによって測定される気圧の値に基づいて高度を計算する。
【0075】
磁気センサ180Dはホール効果センサを含む。携帯電話100は、磁気センサ180Dを用いることにより、フリップレザーケースの開閉を検出し得る。一部の実施形態では、携帯電話100がクラムシェル電話の場合、携帯電話100は、磁気センサ180Dを用いることによりクラムシェルの開閉を検出し得る。また、クラムシェルの自動アンロック等の機能は、検出されたレザーカバーの開閉状態又は検出されたクラムシェルの開閉状態に基づいて設定される。
【0076】
加速度センサ180Eは、携帯電話100の様々な方向(通常は3軸上)の加速の大きさを検出し得る。携帯電話100が静止している場合は重力の値及び方向が検出され得る。携帯電話100は、電子装置の姿勢を認識するようにさらに構成されてもよく、景観モードとポートレートモードとの切り替え及び歩数計等の用途に適用され得る。
【0077】
距離センサ180Fは距離を測定するように構成されている。携帯電話100は赤外線又はレーザを通じて距離を測定し得る。一部の実施形態では、撮影シナリオにおいて、携帯電話100は高速なピント合わせを実施するために距離センサ180Fを用いることにより距離を測定し得る。
【0078】
光学近接センサ180Gは、例えば発光ダイオード(LED)と、フォトダイオード等の光学検出器とを含み得る。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードであり得る。携帯電話100は、発光ダイオードを用いることにより赤外線を放ち得る。携帯電話100は、フォトダイオードを用いることにより近くの物体から反射された赤外線光を検出する。十分な反射光が検出された場合、携帯電話100の近くに物体が存在すると判断され得る。不十分な反射光が検出された場合、携帯電話100は、携帯電話100の近くに物体が存在しないと判断し得る。携帯電話100は、光学近接センサ180Gを用いることにより、ユーザが通話のために携帯電話100を耳の近くで持っていることを検出して、省電力のためのスクリーンオフを自動的に行い得る。光学近接センサ180Gは、スクリーンを自動的にロック解除又はロックするためにレザーカバーモード及びポケットモードでも用いられ得る。
【0079】
周囲光センサ180Lは周囲光の明るさを感知するように構成されている。携帯電話100は、感知された周囲光の明るさに基づいて表示画面194の明るさを適応的に調整し得る。周囲光センサ180Lは、撮影の間にホワイトバランスを自動的に調整するようにも構成され得る。周囲光センサ180Lは、偶発的な接触を回避するために、携帯電話100がポケットに入っているかどうかを検出するために光学近接センサ180Gとさらに協働し得る。
【0080】
指紋センサ180Hは指紋を収集するように構成されている。携帯電話100は、収集された指紋の特徴を用いることにより指紋ロック解除、アプリケーションロックアクセス、指紋撮影、指紋ベースの電話応答等を実施し得る。
【0081】
温度センサ180Jは温度を検出するように構成されている。一部の実施形態では、携帯電話100は、温度センサ180Jによって検出された温度を用いることにより温度処理ポリシーを実行する。例えば、温度センサ180Jによって報告される温度が閾値を超えている場合、携帯電話100は、電力消費を低減し且つ熱保護を実施するために、温度センサ180Jの近くのプロセッサのパフォーマンスを下げる。一部の他の実施形態では、温度が別の閾値より低い場合、携帯電話100は、低温により携帯電話100が異常な形でシャットダウンするのを防止するためにバッテリ142を加熱する。一部の他の実施形態では、温度がさらに別の閾値よりも低い場合、携帯電話100は、低温によって引き起こされる異常な形のシャットダウンを回避するためにバッテリ142の出力電圧を上げる。
【0082】
タッチセンサ180Kは「タッチパネル」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kは表示画面194上に配置されてもよく、タッチセンサ180K及び表示画面194は「タッチ制御画面」とも呼ばれるタッチ画面を構成する。タッチセンサ180Kは、タッチセンサ180K上で又は近くで行われるタッチ操作を検出するように構成されている。タッチセンサは、タッチイベントの種類を特定するために、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサに送信し得る。タッチセンサ180Kは、表示画面194上でタッチ操作に関連する視覚出力を提供し得る。他の実施形態では、タッチセンサ180Kは、代替的に、携帯電話100の面の、表示画面194とは異なる位置に位置し得る。
【0083】
骨伝導センサ180Mは振動信号を取得し得る。一部の実施形態では、骨伝導センサ180Mは、人間の声帯部の振動骨の振動信号を取得し得る。骨伝導センサ180Mは人間の心拍と接触し、血圧拍動信号を受信し得る。
【0084】
ボタン190は電源ボタン、音量ボタン等を含む。ボタン190は機械式のボタンであり得るか又はタッチボタンであり得る。携帯電話100はボタン入力を受信し、携帯電話100のユーザ設定及び機能制御に関連するボタン信号入力を生成し得る。モータ191は振動プロンプトを生成し得る。モータ191は、着信振動プロンプト又はタッチ振動フィードバックを提供するように構成され得る。例えば、異なる用途(例えば、写真撮影及びオーディオ再生)で行われるタッチ操作は異なる振動フィードバック効果に対応し得る。インジケータ192はインジケータ光であってもよく、充電状態及びバッテリ変化を示すように構成され、メッセージ、不在着信、通知等を示すようにさらに構成され得る。SIMカードインターフェイス195はSIMカードに接続されるように構成されている。SIMカードは携帯電話100との接触又は携帯電話100からの取り外しを実施するために、SIMカードインターフェイス195に挿入され得るか又はSIMカードインターフェイス195から取り外され得る。
【0085】
図2に示すコンポーネントは、携帯電話100に対する限定を成すものではないことが理解されよう。携帯電話100は、図に示すものよりも多くの又は少ないコンポーネントを含んでいてもいいし、一部のコンポーネントは組み合わされ得るか、一部のコンポーネントは分割され得るか又は異なるコンポーネントの構成が用いられ得る。
【0086】
折り畳み式携帯電話100は比較的大きな表示画面を有するため、本願の実施形態で提供される表示方法を用いることにより、携帯電話100の表示画面上に複数のアプリケーションのアプリケーションウィンドウが同時に表示され得るため、ユーザの操作を容易にすることを理解すべきである。以下では、本願の実施形態で提供される表示方法の実施プロセスを説明する。以下では、携帯電話100(折り畳み式携帯電話)を一例として用いる。例えば、携帯電話100の展開角度は180度である。本発明の実施形態における解決策は、比較的大きな画面を有する任意の装置に適用され得るが、小さな画面を有する装置にも適用され得る。これは本発明では限定されない。
【0087】
図3A(a)を参照して、ホーム画面(ホーム画面)が携帯電話100の表示画面に表示されている。ホーム画面は複数のアプリケーションのアイコン、例えば、電子メールアプリケーションのアイコン、SMSアプリケーションのアイコン及びギャラリーアプリケーションのアイコンを含む。ユーザがWeChatアプリケーションのアイコン301をトリガしたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はインターフェイス302を表示する。
図3A(b)に示すように、インターフェイス302はWeChatアプリケーションのウィンドウを含む。
【0088】
一部の実施形態では、携帯電話100がWeChatアプリケーションのウィンドウを表示している場合、携帯電話100は他のアプリケーションのウィンドウも同時に表示し得る。携帯電話100は、ユーザの選択操作に基づいて、WeChatアプリケーションのウィンドウと同時に表示すべき特定のアプリケーションのウィンドウを特定し得る。例えば、携帯電話100は、「マルチタスクマネージャ」アプリケーションを用いることによって、ユーザが選択するための複数のアプリケーションを提供し得る。
【0089】
方法1:
図3B(a)を参照して、携帯電話100はWeChatアプリケーションのウィンドウを表示する。携帯電話100がジェスチャ操作を検出すると、携帯電話100は、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを表示する。一部の実施形態では、
図3B(a)を参照して、ジェスチャ操作は。携帯電話100の表示画面上を右から左にスライドする操作であり得る。
図3B(b)を参照して、右から左へのスライド操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを表示する。一部の実施形態では、右から左へのスライド操作は、表示画面上の任意の位置から開始する左の方へのスライド操作であり得る、例えば、表示画面の端に近いが、端まで特定の距離を有する位置が開始点である。一部の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウは表示画面内の領域の一部に表示され得るか(例えば、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウ及びWeChatのウィンドウが同時に表示され、2つのウィンドウが重ねられるか又は重ねられない)又は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウが表示画面の表示領域全体(アプリケーションウィンドウを表示するために用いられ得る全ての領域)に表示され得る(例えば、携帯電話100はスライド操作に対応して「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを表示し、WeChatのウィンドウは表示しない)。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
【0090】
他の実施形態では、ジェスチャ操作は別の操作、例えば左から右へのスライド操作、上から下へのスライド操作又は下から上へのスライド操作であり得る。別の実施形態では、ジェスチャ操作は、代替的に、特定の圧力での右から左へのスライド操作/左から右へのスライド操作/上から下へのスライド操作/下から上へのスライド操作であり得る。例えば、携帯電話100は、右から左へのスライド操作を検出し、表示画面上に配置された圧力センサは、スライド操作によって発生する圧力の値が閾値を超えることを検出する。この場合、「マルチタスクマネージャ」の表示インターフェイスが表示される。
【0091】
別の実施形態では、ジェスチャ操作は、代替的に、右から左へのスライド操作/左から右へのスライド操作/上から下へのスライド操作/下から上へのスライド操作であってもよく、スライド操作は連続的に終了位置に留まるか又は予め設定された期間終了位置でタッチアンドホールドを実施する。例えば、携帯電話100が右から左へのスライド操作を検出し、スライド操作が終了位置までスライドしたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、スライド操作が終了位置で留まるか又は予め設定した期間(例えば、2秒間)タッチアンドホールドを実施した後に「マルチタスクマネージャ」の表示インターフェイスを表示する。
【0092】
別の実施形態では、ジェスチャ操作は、代替的に、別の操作、例えば表示画面上に円又は多角形を描く操作であり得るか又はジェスチャ操作は、代替的に、「シェイク」等の操作であってもよい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
【0093】
方法2:
図3C(a)を参照して、WeChatアプリケーションのインターフェイスにフローティングボールが表示されている。フローティングボールがトリガされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」コントロール305を含む複数のショートカット操作コントロールを表示する。コントロール305がトリガされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスを表示する。これについては、以下で説明する。
【0094】
方法3:
図3C(b)を参照して、携帯電話100はWeChatアプリケーションのインターフェイスを表示している。ユーザの上方へのスライド操作(例えば、表示画面の下端から始まる上方へのスライド操作)を携帯電話100が検出すると、携帯電話100はプルアップリストを表示し、「マルチタスクマネージャ」コントロール305を含む複数のショートカットコントロールがプルアップリストに表示される。
【0095】
以下の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」を用いることにより、携帯電話100が同時に表示すべき複数のアプリケーションウィンドウを柔軟に設定するいくつかの可能な方法を説明する。
【0096】
実施例1:
図4A(a)を参照して、携帯電話100はWeChatアプリケーションのインターフェイスを表示する。携帯電話100がジェスチャ操作を検出すると、
図4A(b)に示すように、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスを表示する。一部の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスは、携帯電話100のバックグラウンドで実行される全てのアプリケーションの識別子を含むか又は携帯電話100上の全てのアプリケーションの識別子を含むか又はプリセットアプリケーションの識別子を含むか又はユーザによって最近用いられたアプリケーションの識別子を含む。プリセットアプリケーションは、携帯電話100からユーザによって選択されたアプリケーションであってもいいし、工場から出荷される前に携帯電話100設定されたアプリケーションであってもよい。他の実施形態では、例えば、
図4Aにおいて、携帯電話100はWeChatアプリケーションのインターフェイスにおけるジェスチャ操作を検出し、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに切り替える。したがって、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスはWeChatアプリケーションを含まなくてもよい。
【0097】
一部の実施形態では、アプリケーションの識別子は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内に表示され得る。アプリケーションの識別子はアプリケーションインターフェイスのスクリーンショットであり得るか、アプリケーションアイコンであり得るか、リストアイテムであり得るか又はアプリケーションウィンドウであり得る(例えば、マルチタスクマネージャに含まれるアプリケーションが、バックグラウンドで実行されているアプリケーション等の有効にされたアプリケーションの場合、現在実行中のインターフェイスを表示するためにアプリケーションウィンドウが用いられ得る。別の例としては、マルチタスクマネージャに含まれるアプリケーションが有効にされていないアプリケーションの場合、アプリケーションウィンドウを用いてグレー又は別の色で表示され得る)。第1の方法で識別子がトリガされた場合、切り替えを介してその識別子に対応するアプリケーションが有効にされてフォアグラウンドで実行され、その識別子に対応するアプリケーションのアプリケーションインターフェイスが表示される。
【0098】
図4A(b)を参照して、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内の各アプリケーション識別子は、操作可能な領域、1つ以上のコントロール等に対応し得る。iQIYIのアプリケーション識別子を一例として用いる。削除コントロール401、追加コントロール402、操作可能な領域403(例えば、図中のグレーの領域)及び操作可能な領域404(例えば、図中の白色の領域)の全てはiQIYIアプリケーションを制御するために用いられ得る。一部の実施形態では、例えば、
図4Aにおいて、携帯電話100はWeChatアプリケーションのインターフェイス内でジェスチャ操作を検出し、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに切り替える。したがって、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスはWeChatアプリケーションの識別子を含み得る。しかしながら、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内にWeChatアプリケーションの識別子に対応するコントロール(例えば、追加コントロール)が表示されない場合があり又は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内にWeChatアプリケーションの識別子に対応するコントロール(例えば、追加コントロール)が表示され得るが、(コントロールが応答しないことを示すために)特定の色で表示され得るか又は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内にWeChatアプリケーションの識別子に対応する制御(例えば、追加コントロール)が表示され得る。ユーザがアプリケーションに対応するコントロール(例えば、追加コントロール402)をトリガしたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はアプリケーションがフォアグラウンドで動作することをユーザに促すプロンプト情報を出力し及び/又はWeChatアプリケーションの識別子に対応する操作可能な領域のタッチ制御機能が無効にされる。
【0099】
例えば、
図3B(a)では、携帯電話100はWeChatアプリケーションのウィンドウを表示している。携帯電話100がジェスチャ操作を検出すると、「マルチタスクマネージャ」アプリケーションの表示インターフェイスはWeChatアプリケーションの識別子を含まないか又はWeChatアプリケーションの識別子を含むが、WeChatアプリケーションの識別子に対応する「追加」コントロールを含まないか又はWeChatアプリケーションの識別子を含み、WeChatアプリケーションの識別子に対応する1つ以上のコントロールが灰色で表示される。このように、WeChatアプリケーションがフォアグラウンドで実行され、フォアグラウンドにさらに切り替える必要がないことをユーザに促すことができる。
【0100】
一部の実施形態では、
図4A(b)に示すインターフェイスを一例として用いる。携帯電話100は、「iQIYI」アプリケーションの識別子に対応する操作可能な領域403に対するタッチアンドホールド及び/又はドラッグ操作(例えば、iQIYIアプリケーションの識別子に対応するグレー領域内の任意の位置に対するタッチアンドホールド及び/又はドラッグ操作)を検出する。携帯電話100は
図4B(a)に示すインターフェイスを表示する。インターフェイスはWeChatアプリケーションのウィンドウを含み、さらにiQIYIアプリケーションのウィンドウを含む。ドラッグ操作の下でドラッグされると、iQIYIアプリケーションのウィンドウの位置が動かされ得る。したがって、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウ内のiQIYIの識別子に対応する操作可能な領域403に対するタッチアンドホールド及び/又はドラッグ操作を検出すると、その操作に対応して、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを表示せずに、
図4B(a)に示すインターフェイスを表示する。一部の実施形態では、タッチアンドホールド操作及びドラッグ操作は、iQIYIアプリケーションの識別子に対して行われるタッチアンドホールド操作と、タッチアンドホールド操作から中断されず、タッチアンドホールド操作の後に行われる移動操作又はドラッグ操作とを含み得る。したがって、場合によっては、ドラッグ操作に応じて、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウの表示をキャンセルし、
図4B(a)に示すインターフェイスを表示し得る。
【0101】
一部の実施形態では、依然
図4B(a)を参照して、iQIYIアプリケーションのウィンドウが特定の領域(例えば、右側の表示領域)にドラッグされ、その後にリリースされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、
図4B(b)に示すように、iQIYIアプリケーションのウィンドウを該領域内に表示し、WeChatアプリケーションのウィンドウを縮小し、残りの領域(例えば、左側の表示領域)にWeChatアプリケーションの縮小されたウィンドウを表示する。
【0102】
なお、可能性のあるケースでは、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウ内にアプリケーションのアイコンが表示される。iQIYIのアイコンに対して行われる操作(例えば、タッチアンドホールド操作及びドラッグ操作)を携帯電話100が検出した後、該操作に対応して、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウの表示をキャンセルし、WeChatのウィンドウ及びiQIYIのウィンドウを表示する。iQIYIのウィンドウはドラッグ操作と共に移動する。別の可能性のあるケースでは、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウ内にアプリケーションのアイコンが表示される。iQIYIのアイコンに対して行われる操作(例えば、タッチアンドホールド操作及びドラッグ操作)を携帯電話100が検出した後、該操作に対応して、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウの表示をキャンセルし、WeChatのウィンドウ及びiQIYIのアイコンを表示する。iQIYIのアイコンはドラッグ操作と共に移動する。携帯電話100は、iQIYIのアイコンが特定の表示領域(例えば、右側の表示領域)にドラッグされたことを検出した後でのみ、iQIYIのウィンドウを表示する。
【0103】
一部の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」内のアプリケーションが携帯電話100上の全てのアプリケーションである場合。
図4A(b)に示すように、iQIYIのアイコンに対して行われるドラッグ操作を携帯電話100が検出した後で、携帯電話100はiQIYIが動作するかどうかを判定し、iQIYIが動作しない場合は、iQIYIを有効にし、
図4B(a)に示すインターフェイスを表示する。有効にされた後のiQIYIの初期インターフェイスが、インターフェイス内のiQIYIのウィンドウに表示される。他の実施形態では、
図4A(b)に示すように、iQIYIのアイコンに対して行われるドラッグ操作を携帯電話100が検出した後で、携帯電話100はiQIYIが動作するかどうかを判定し、iQIYIが動作しない場合は、
図4B(a)に示すインターフェイスを表示する。インターフェイス内のiQIYIのウィンドウは(iQIYIが有効でないことを示すために)グレーで表示される。
図4B(b)に示すように、iQIYIのウィンドウが右側の表示領域に動かされ、その後にリリースされたことを携帯電話100が検出した後で、携帯電話100はiQIYIを有効にし、有効化された初期インターフェイスをiQIYIのウィンドウに表示する。他の実施形態では、
図4A(b)に示すように、iQIYIのアイコンに対して行われるドラッグ操作を携帯電話100が検出した後で、携帯電話100はiQIYIが動作するかどうかを判定し、iQIYIが動作する場合は、
図4B(a)に示すインターフェイスを表示する。iQIYIの現在実行中のインターフェイス(例えば、iQIYIがバックグラウンドで実行されている場合に新たに生成されたiQIYIのインターフェイス)がインターフェイス内のiQIYIのウィンドウに表示される。
【0104】
この実施形態では、ユーザは、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内に特定のアプリケーションをドラッグし、アプリケーションが切り替えを介してフォアグラウンドで実行できるようにし得る。表示画面にアプリケーションのウィンドウが表示される。加えて、ユーザの操作を容易にするために、アプリケーションのウィンドウの表示位置がユーザによって決定され得る。
【0105】
他の実施形態では、依然
図4C(a)を参照して、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する追加コントロール402に対して行われる操作を携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は、スイッチングを介してiQIYIアプリケーションを有効にしてフォアグラウンドで実行されるようにする。したがって、
図4C(b)に示すように、iQIYIアプリケーションのウィンドウが携帯電話100の表示画面に表示される。例えば、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する追加コントロール403に対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100はiQIYIアプリケーションを右側表示領域、左側表示領域、上側表示領域、下側表示領域等に表示し得る。例えば、追加されたアプリケーションのウィンドウは、ユーザによって左側/右側/上側/下側の表示領域に設定され得るか又は工場出荷前にデフォルトで携帯電話100に設定され得る。
【0106】
一部の例では、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する追加コントロール402に対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は
図4C(b)に示すインターフェイスにジャンプし得る。
【0107】
他の例では、依然
図4C(a)を参照して、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する追加コントロール403に対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は「iQIYI追加」というプロンプト情報を出力し得る。ユーザは、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに対する操作を続け得る(例えば、他のアプリケーションの追加を続ける)。例えば、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス401は「バック」コントロール406をさらに含み得る。「バック」制御406がトリガされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は
図4C(b)に示すインターフェイスを表示する。
【0108】
一部の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスに表示されるアプリケーションリストが、バックグラウンドで実行されるアプリケーションである場合、「iQIYI」アプリケーションの識別子に対応する追加キー402を携帯電話100が検出した後に、
図4C(b)に示す携帯電話100のインターフェイスの右側表示領域にiQIYIの現在動作中のインターフェイスが表示される。「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスに表示されるアプリケーションリストが全てのアプリケーションの場合、「iQIYI」アプリケーションの識別子に対応する追加キー402を携帯電話100が検出した後に、携帯電話100はiQIYIアプリケーションを動作しているかどうかを判定し、iQIYIアプリケーションが動作していない場合はiQIYIを有効にする。有効にされた後のiQIYIの初期インターフェイスは、
図4C(b)に示すように、携帯電話100によって表示されるインターフェイスの右側表示領域に表示される。
【0109】
他の実施形態では、例えば、
図4D(a)において、「iQIYI」アプリケーションの識別子に対応する操作可能な領域404(例えば、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する白色領域内の任意の位置)に対して行われるタップ操作、ダブルタップ操作又はタッチアンドホールド操作等の操作を携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は
図4D(b)に示すインターフェイスを表示する。インターフェイスは、バックグラウンドのiQIYIアプリケーションから切り替えられたフォアグラウンドのiQIYIアプリケーションのインターフェイスである。すなわち、携帯電話100はWeChatアプリケーションのウィンドウを閉じ、バックグラウンドで動作するiQIYIアプリケーションのインターフェイスを表示し得る。一部の実施形態では、携帯電話100がWeChatアプリケーションのウィンドウを閉じることは、WeChatアプリケーションが閉じられるか又はWeChatアプリケーションがバックグラウンドに留まって実行されるが、WeChatアプリケーションのインターフェイスは表示されないことである。WeChatアプリケーションが依然バックグラウンドで実行されており、「マルチタスクマネージャ」アプリケーションを開くための操作を携帯電話100が再度検出すると、WeChatアプリケーションの識別子が「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスに追加される。
【0110】
「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスに表示されるアプリケーションリストがバックグラウンドで動作するアプリケーションであり、「iQIYI」アプリケーションの識別子に対応する操作可能な領域404に対して行われる操作を携帯電話100が検出した場合、iQIYIアプリケーションの現在実行中のインターフェイスは、
図4D(b)に示す携帯電話100に表示されるインターフェイスである。「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスに表示されるアプリケーションリストが全てのアプリケーションであり、「iQIYI」アプリケーションの識別子に対応する操作可能な領域404に対して行われる操作を携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は、iQIYIアプリケーションがバックグラウンドで動作しているかどうか判定し、iQIYIアプリケーションがバックグラウンドで動作しない場合は、iQIYIアプリケーションを有効にする。有効にされた後のiQIYIの初期インターフェイスは、
図4B(b)に示す携帯電話100に表示されるインターフェイスである。
【0111】
別の実施形態では、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する閉鎖コントロール401に対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100はiQIYIアプリケーションを閉じ得る(例えば、iQIYIアプリケーションが現在実行されている場合にiQIYIアプリケーションを閉じる/終了する)か又はiQIYIアプリケーションは閉じないが、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスからiQIYIアプリケーションを削除し得る。
【0112】
実施例2:
代替的に、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスは別の方法で提示され得る。例えば、
図4E(a)を参照して、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスはアプリケーションリストを含む。アプリケーション識別子(例えば、アプリケーション名又はアプリケーションアイコン)がアプリケーションリストの各行に表示され、1つ以上のコントロール、例えば、閉鎖コントロール402、追加コントール403、ドラッグコントロール404及びカバーコントロール405がアプリケーションリストの各行にさらに表示され得る。なお、本明細書におけるコントロールの名称は一例に過ぎない。実際の製品設計では、コントロールの名称は任意であってもいいし、コントロールは、テキストの代わりにアイコン、画像等を用いて識別される。これは本明細書では限定されない。
【0113】
一部の実施形態では、例えば、
図4Aにおいて、携帯電話100はWeChatアプリケーションのインターフェイスにおけるジェスチャ操作を検出し、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに切り替える。WeChatアプリケーションの関連情報(例えば、WeChatアプリケーションの識別子又はWeChatアプリケーションの識別子に対応する1つ以上のコントロール)は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスには表示されない場合がある。あるいは、WeChatアプリケーションの識別子は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに表示され得るが、WeChatアプリケーションの識別子に対応する追加コントロール、カバーコントロール、ドラッグコントロール及び/又は等は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスには表示されない場合がある。あるいは、WeChatアプリケーションの識別子に対応する1つ以上のコントロールは、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに(コントロールが応答しないことを示すために)グレーで表示され得る。あるいは、WeChatアプリケーションの識別子に対応するコントロールが「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに表示され得る。ユーザがコントロールをトリガしたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はプロンプト情報を出力し、アプリケーションがフォアグラウンドで実行されることをユーザに促す。
【0114】
一部の実施形態では、例えば、閉鎖コントロール402及び追加コントロール403に対して行われる操作については、上記の実施例1の説明を参照されたい。詳細についてはここでは再度説明しない。
【0115】
他の実施形態では、
図4E(a)を参照して、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する「カバー」コントロール405がトリガされたことを携帯電話100が検出した場合、
図4E(b)に示すように、携帯電話100はWeChatアプリケーションのウィンドウを閉じ、iQIYIアプリケーションのウィンドウのみを表示し得る。例えば、携帯電話100は、WeChatアプリケーションをバックグラウンドで実行させ得るか又はWeChatアプリケーションを終了し得る。例えば、
図4E(a)を参照して、「カバー」コントロール405に対して行われる操作を携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は
図4E(b)に示すインターフェイスを自動的に表示し得るか又は「カバー」コントロール405に対して行われる操作を携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は「完了」というプロンプト情報を表示し得る。ユーザは「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス上での操作を続け得る。「バック」コントロール406をトリガする操作を携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は
図4E(b)に示すインターフェイスを表示する。
【0116】
別の実施形態では、
図4F(a)に示すように、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する「ドラッグ」コントロール404に対して行われる操作(例えば、ドラッグ操作)を携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は
図4F(b)に示すインターフェイスを表示する。インターフェイスは2つの表示領域を含む。一方の表示領域はWeChatアプリケーションのウィンドウを表示するために用いられ、他方の表示領域はブランク領域である。インターフェイスはiQIYIアプリケーションのウィンドウを表示するためにさらに用いられる。iQIYIアプリケーションのウィンドウの位置がドラッグ操作の下で動かされ得る。例えば、
図4F(b)を参照して、iQIYIアプリケーションのウィンドウが右側表示領域にドラッグされていることを携帯電話100が検出した場合(iQIYIアプリケーションのウィンドウと右側の表示領域の空白領域との間の重複領域がプリセット領域よりも大きい場合)、携帯電話100はWeChatアプリケーションのウィンドウを左側表示領域に自動的に動かしてウィンドウを表示する。
図4F(c)を参照して、iQIYIアプリケーションのウィンドウがリリースされたことを携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は右側表示領域にiQIYIアプリケーションのウィンドウを表示する。あるいは、
図4F(d)を参照して、iQIYIアプリケーションのウィンドウが左側表示領域にドラッグされたことを携帯電話100が検出した場合(iQIYIアプリケーションのウィンドウと左側表示領域との間の重複領域がプリセット領域よりも大きい)、携帯電話100はWeChatアプリケーションのウィンドウを右側表示領域に自動的に動かしてウィンドウを表示する。
図4F(e)を参照して、iQIYIアプリケーションのウィンドウがリリースされたことを携帯電話100が検出した場合、携帯電話100は左側表示領域にiQIYIアプリケーションのウィンドウを表示する。
【0117】
図4Fに示す例では、携帯電話100は、ユーザの要求に応じて、iQIYIアプリケーションのウィンドウを、ユーザがウィンドウの配置を希望する表示領域に配置し得る。
【0118】
一部の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスに表示されるアプリケーションリストが、バックグラウンドで動作するアプリケーションの識別子であり、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する「ドラッグ」コントロール404に対して行われる操作を携帯電話100が検出した場合、
図4F(b)に示すように、iQIYIの現在実行中のインターフェイスがiQIYIアプリケーションのウィンドウに表示される(ドラッグ操作の下で移動可能なウィンドウ)。他の実施形態では、携帯電話100上の全てのアプリケーションの識別子が「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに表示され、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する「ドラッグ」コントロール404に対して行われる操作を携帯電話100が検出した後で、iQIYIアプリケーションがバックグラウンドで動作するアプリケーションではないと携帯電話100が判断した場合、携帯電話100は
図4G(b)に示すインターフェイスを表示する。インターフェイスは2つの表示領域を含む。一方の表示領域はWeChatアプリケーションのウィンドウを表示するために用いられ、他方の表示領域はブランク領域である。縮小ウィンドウ(iQIYIアプリケーションのウィンドウ)がさらに表示される。ウィンドウは(iQIYIアプリケーションが有効になっていないことを示すために)グレーの状態にある。ウィンドウが右側表示領域に動かされ、その後にリリースされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はiQIYIアプリケーションを有効にし、有効にした後のiQIYIアプリケーションの初期インターフェイスを右側表示領域に表示する。
【0119】
例えば、
図4Kに示すように、グレーで表示されたアプリケーションウィンドウの移動プロセス(iQIYIアプリケーションは有効ではない)において、ウィンドウが表示画面の外にドラッグされたことを携帯電話100が検出した場合、携帯電話100はiQIYIアプリケーションを有効にする必要はない。
【0120】
実施例3:
図5A(a)を参照して、携帯電話100はWeChatアプリケーションのインターフェイスを表示している。フローティングボールがトリガされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」コントロール501を表示する。「マルチタスクマネージャ」コントロール501がトリガされたことを携帯電話100が検出すると、
図5A(b)に示すように、携帯電話100は左側表示領域にWeChatアプリケーションのインターフェイスを表示し、右側表示領域に「マルチタスクマネージャ」インターフェイス502が表示される。
【0121】
一部の実施形態では、
図5B(a)を参照して、ユーザが「カバー」コントロール506をトリガしたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、
図5B(b)に示すように、WeChatアプリケーションのウィンドウを閉じ、iQIYIアプリケーションのウィンドウを左側表示領域に表示する。例えば、「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイス内の「終了」コントロール507がトリガされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、
図5B(c)に示すように「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのウィンドウを閉じ、携帯電話100の表示画面はiQIYIアプリケーションのウィンドウのみを表示する。
【0122】
他の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスは別の方法で表示される。例えば、
図5C(a)を参照して、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する操作可能な領域506に対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、
図5C(b)に示すように、WeChatアプリケーションのウィンドウを閉じ、iQIYIアプリケーションのウィンドウを左側表示領域に表示する。
【0123】
一部の実施形態では、
図5D(a)に示すように、「ドラッグ」コントロール505に対して行われる操作(例えば、ドラッグ操作)を携帯電話100が検出すると、携帯電話100の左側表示領域は2つの表示領域に分割される。
図5C(b)に示すインターフェイスを参照して、インターフェイス内の左側表示領域は領域1と領域2とに分割される。領域1はWeChatアプリケーションのウィンドウを表示するために用いられ、領域2はブランク領域である。インターフェイスにはiQIYIアプリケーションのウィンドウをさらに含む。ウィンドウの位置はドラッグ操作の下で動かされ得る。iQIYIのウィンドウが左側表示領域内の領域2にドラッグされたことを携帯電話100が検出すると、WeChatアプリケーションのウィンドウが左側表示領域内の領域1に動かされ、その後表示される。iQIYIアプリケーションのウィンドウがリリースされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はiQIYIアプリケーションのウィンドウを領域2に表示する。あるいは、iQIYIのウィンドウが左側表示領域内の領域1にドラッグされたことを携帯電話100が検出すると、WeChatアプリケーションのウィンドウが左側表示領域内の領域2に動かされる。iQIYIアプリケーションのウィンドウがリリースされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はiQIYIアプリケーションのウィンドウを領域1に表示する。
【0124】
なお、
図5D(a)が依然一例として用いられる場合、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内の2つ以上のアプリケーション識別子に対応するアプリケーションを左側表示領域にドラッグして、その後にアプリケーションを同時に表示し得る。例えば、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイス内で2つ以上のアプリケーション識別子を同時に選択するために合成キーが用いられる。そして、これらのアプリケーション識別子に対応するアプリケーションのウィンドウが左側インターフェイスに同時に動かされる。例えば、依然
図5D(b)を参考して、「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイス内の「終了」コントロール507に対して行われる操作をユーザがトリガしたことを携帯電話100が検出すると、
図5D(c)に示すように、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのウィンドウを閉じ、アプリケーションウィンドウを拡大し、左側表示領域に表示する。
【0125】
他の実施形態では、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスは別の方法で表示される。
図5E(a)を参照して、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する操作可能な領域505に対して行われる操作を携帯電話100fが検出すると、携帯電話100は
図5E(b)に示すインターフェイスを表示する。
【0126】
一部の実施形態では、
図5F(a)を参照して、iQIYIアプリケーションの識別子に対応する「追加」コントロール504に対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、
図5F(b)に示すように、iQIYIアプリケーションのウィンドウを左側表示領域に追加し得る。例えば、「終了」コントロール507を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを閉じ、ウィンドウを拡大し、左側表示領域に表示する。
【0127】
依然
図5F(b)を参照して、ギャラリーアプリケーションの識別子に対応する追加コントロールに対して行われる操作をユーザがトリガしたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はギャラリーアプリケーションのウィンドウの左側表示領域への追加を続ける。あるいは、ギャラリーアプリケーションの識別子に対応するカバーコントロールに対して行われる操作をユーザがトリガしたことを携帯電話100が検出すると、左側表示領域内の特定のアプリケーションのウィンドウがギャラリーアプリケーションのウィンドウに置き換えられる。あるいは、ギャラリーアプリケーションの識別子に対応するドラッグ操作をユーザがトリガしたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はギャラリーアプリケーションのウィンドウをユーザが望むターゲット表示領域にドラッグする。このように、フォアグラウンドで動作するアプリケーションのウィンドウが携帯電話100の左側表示領域に表示され、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスは右側表示領域に表示され得る。携帯電話100は、「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスに表示される各アプリケーション識別子に対応する1つ以上のコントロールを用いて、カバー、ドラッグ、追加等の操作を実施して、バックグラウンドで動作するアプリケーションを左側表示領域で表示し得る。左側表示領域はフォアグラウンドで実行されているアプリケーションのプレビューを提供するため、ユーザは操作の結果を直接見ることができる。
【0128】
実施例4:
この例では、携帯電話100の表示画面が最大数のアプリケーションウィンドウを同時に表示する場合の、携帯電話100の可能な処理方法を説明する。
【0129】
方法1:
図6A(a)を参照して、携帯電話100の表示画面は3つのアプリケーションのウィンドウを同時に表示している。フローティングボール内の「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのコントロール601が携帯電話100内でトリガされると、携帯電話100は
図6A(b)に示すインターフェイスを表示する。アプリケーションDの識別子に対応する「追加」コントロールを携帯電話100が検出すると、携帯電話100はプロンプト情報602を表示する。プロンプト情報602は、表示画面が3つのアプリケーションのウィンドウを同時に表示しており、アプリケーションのウィンドウをこれ以上同時に表示することができないことをユーザに促し、置き換えるべきウィンドウを選択するようユーザに促すために用いられる。携帯電話100は、アプリケーションA、アプリケーションB及びアプリケーションCの3つのオプションを表示し得る。ユーザが「アプリケーションC」のオプションをトリガしたことを携帯電話100が検出した場合、携帯電話100はアプリケーションCのウィンドウをアプリケーションDのウィンドウに置き換える。「バック」コントロールがトリガされたことを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は
図6A(c)に示すインターフェイスを表示する。
【0130】
方法2:
依然
図6A(a)を参照して、フローティングボールがトリガされたことを携帯電話100が検出する前に、表示画面上のフォーカス位置はアプリケーションCのウィンドウ内(すなわち、アプリケーションCのウィンドウがフォーカスウィンドウである)と仮定する。携帯電話100が「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのインターフェイスを開き、ユーザが追加コントロールをトリガしたことを検出した後で、携帯電話100は、(アプリケーションCのウィンドウがフォーカスウィンドウであるため)アプリケーションCの表示位置をアプリケーションDの表示位置にデフォルトで置き換える。具体的には、携帯電話100はアプリケーションCのウィンドウを閉じ、アプリケーションCの表示位置にアプリケーションCを表示する。代替的に、ユーザがアプリケーションDの追加コントロールをトリガしたことを携帯電話100が検出した後で、非フォーカスウィンドウから1つのウィンドウが選択される(例えば、複数の非フォーカスウィンドウがある場合、複数の非フォーカスウィンドウから1つのウィンドウがランダムに選択され得るか又は複数の非フォーカスウィンドウから表示領域が最も大きい又は最も小さいウィンドウが選択され得るか又は複数の非フォーカスウィンドウから、最初に開かれたウィンドウが選択され得るか又は複数の非フォーカスウィンドウから最後に開かれたウィンドウが選択され得る)。その後、選択された非フォーカスウィンドウがアプリケーションDのウィンドウに置き換えられる。
【0131】
一部の実施形態では、フォーカスウィンドウは、ウィンドウ内に表示されるコンテンツが編集されているウィンドウ(例えば、ユーザの入力操作に基づいてテキスト情報が入力されているウィンドウ又はカーソルが位置するウィンドウ)又は表示画面上の全てのウィンドウのうちの表示コンテンツが編集された時間が最も長いウィンドウ(例えば、最も長い期間カーソルが留まったウィンドウ)又は表示ス画面上の全てのウィンドウのうちの最初に又は最後に開かれたアプリケーションのウィンドウ又は全てのウィンドウに対応する全てのアプリケーションのうちの最も頻繁に用いられているアプリケーションに対応するウィンドウであり得る。非フォーカスウィンドウは、全てのウィンドウのうちのフォーカスウィンドウを除く別のウィンドウであり得ることを理解されたい。
【0132】
方法3:
例えば、依然
図6A(b)を参照して、アプリケーションDの識別子に対応する「カバー」コントロールに対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、プロンプト情報を出力して、携帯電話100が3つのアプリケーションウィンドウを同時に表示し、これ以上アプリケーションウィンドウを同時に表示できないことをユーザに促し、置き換えるべきウィンドウを選択するようにユーザに促し得る。加えて、携帯電話100は、ユーザが選択するためにアプリケーションA、アプリケーションB及びアプリケーションCのオプションを出力する。
【0133】
方法4:
図6B(a)を参照して、アプリケーションDの識別子に対応する「ドラッグ」コントロールに対して行われる操作を携帯電話100が検出すると、携帯電話100は
図6B(b)に示すインターフェイスを表示する。ユーザは、アプリケーションDのウィンドウを任意の位置にドラッグし得る。アプリケーションDのウィンドウがアプリケーションAのウィンドウの領域にドラッグされて、その後にリリースされたことを携帯電話100が検出した場合、
図6B(c)に示すように、携帯電話100はアプリケーションAのウィンドウを閉じ、アプリケーションAの表示領域にアプリケーションDのウィンドウを表示すると仮定する。
【0134】
例えば、携帯電話100は、アプリケーションDのウィンドウがアプリケーションAのウィンドウの表示領域にドラッグされたかどうかを判断するためにアプリケーションAの表示領域に対するアプリケーションDのウィンドウの面積比を特定し得る。例えば、
図6B(b)を参照して、アプリケーションAの表示領域を占有するアプリケーションDのウィンドウ領域の面積がプリセット面積よりも大きいと携帯電話100が判断した場合、携帯電話100はアプリケーションDがアプリケーションAの表示領域にドラッグされたと判断する。
【0135】
なお、実施例3では、携帯電話100の表示画面に同時に表示されるアプリケーションウィンドウの数が最大値に達し、表示画面に新たなアプリケーションのウィンドウが追加されたことを携帯電話100が検知した場合、携帯電話100はプロンプト情報を出力して、同時に表示されている特定アプリケーションのウィンドウを新たなアプリケーションのウィンドウに置き換えるようユーザに促し得る。
【0136】
携帯電話100に同時に表示されるアプリケーションウィンドウの数は、携帯電話100が工場から出荷される前に設定され得るか又はユーザによってカスタマイズされ得る。これは本願のこの実施形態では限定されない。
【0137】
例えば、携帯電話100の表示画面が3つのアプリケーションのウィンドウを同時に表示すると仮定する。携帯電話100の表示画面が3つのアプリケーションのウィンドウを同時に表示し、フローティングボール内の「マルチタスクマネージャ」アプリケーションのコントロールが携帯電話100上でトリガされた場合、携帯電話100上に表示される「マルチタスクマネージャ」のインターフェイスはアプリケーション識別子を含まないか又はバックグラウンドで実行されるアプリケーションの識別子を含み得る。しかしながら、各アプリケーション識別子に対応する「追加」コントロールは表示されない。このように、フォアグラウンドで実行されるアプリケーションの数が最大値に達し、新たなアプリケーションのウィンドウをさらに追加することができないことがユーザに促される。
【0138】
前述の実施形態及び関連する添付の図面を参照して、本願の実施形態は表示方法を提供する。本方法は、
図2に示す電子装置(例えば、携帯電話又はタブレットコンピュータ)によって実施され得る。
図7に示すように、本方法は以下のステップを含み得る。
【0139】
701.第1のインターフェイスを表示することであって、該第1のインターフェイスは少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウを含み、該少なくとも1つのアプリケーションは第1のアプリケーションを含み、該第1のアプリケーションの第1のアプリケーションウィンドウは第1のインターフェイス内の第1の表示領域を占有する。
【0140】
一部の実施形態では、例えば、第1のインターフェイスは、
図3A(b)に示すインターフェイス302であり得る。例えば、インターフェイス302は1つのアプリケーションのウィンドウを含む。
【0141】
一部の実施形態では、第1のインターフェイスは、アプリケーションウィンドウを表示するために用いることができる電子装置の表示画面内の全ての領域を占有し得る。
【0142】
1つの例では、第1のインターフェイスは表示画面全体を占有し得る(すなわち、表示画面内の全ての表示領域を占有し得る)。すなわち、表示画面は第1のインターフェイスをフルスクリーンで表示する。この場合、表示画面はステータスバー(バッテリレベル、信号強度、及びオペレータ識別子等の情報を表示するために用いられる領域)及びナビゲーションバー(ホームボタン、リターンキー及びマルチタスクキーを表示するために用いられる領域)を表示しないことがある。例えば、
図8は、表示画面上のステータスバー及びナビゲーションバーの概略図である。一部の例では、電子装置の表示画面上のステータスバーは隠されていてもよい(例えば、ユーザがステータスバーの領域内で左方向又は右方向へのスライド操作
等の操作をトリガしたことが検出された後に隠され得るか又は現在の表示インターフェイスが所定の期間表示されることが決定された後に自動的に隠され得る)。一部の他の実施形態では、ナビゲーションバーは電子装置の表示画面上に設定されないか又はナビゲーションバーが隠され得る。したがって、表示画面上のステータスバーが隠され、ナビゲーションバーが存在しないか又はナビゲーションバーも隠されている場合、電子装置の表示画面内の全ての表示領域に第1のインターフェイスが表示される。すなわち、第1のインターフェイスがステータスバー及びナビゲーションバーの表示領域を占有する。
【0143】
別の例では、第1のインターフェイスは、ステータスバーの表示領域を以外の全ての表示領域を占有し得る。例えば、ナビゲーションバーが電子装置の表示画面上に設定されていないか又はナビゲーションバーが隠されている場合、第1のインターフェイスはステータスバーの表示領域を以外の全ての表示領域に表示され得る。
【0144】
さらに別の例では、第1のインターフェイスは、ステータスバー及びナビゲーションバーの表示領域以外の全ての表示領域を占有し得る。例えば、電子装置の表示画面上のステータスバー及びナビゲーションバーが隠されていない場合、第1のインターフェイスはステータスバー及びナビゲーションバーの表示領域を以外の全ての表示領域に表示され得る。
【0145】
別の例では、電子装置の表示画面は一部の要素を含み得る。可能性のある場合では、これらの要素はカバーできない(例えば、画像、アイコン及びテキスト等のユーザが設定した要素)。すなわち、これらの要素によって占有される表示領域は、アプリケーションのウィンドウを表示するために用いることができない。この場合、少なくとも1つのアプリケーションのウィンドウを表示するために用いられる表示画面内の全ての領域は、これらの要素によって占有される表示領域を含まなくてもよい。一部の他の可能性のある場合では、これらの要素は表示インターフェイスの上層で表示される(例えば、フローティングボール等の形態で表示インターフェイスの上に透明に表示される)。すなわち、これらの要素によって占有される表示領域は、アプリケーションのウィンドウを表示するために用いることができる。この場合、少なくとも1つのアプリケーションのウィンドウを表示するために用いられる表示画面内の全ての領域はこれらの要素によって占有される表示領域を含んでもよく、これらの要素は、少なくとも1つのアプリケーションのウィンドウの上層に透明で表示され得る。
【0146】
一部の実施形態では、少なくとも1つのアプリケーションの、第1のインターフェイスに表示されるアプリケーションウィンドウは、重ねられることなく第1のインターフェイス全体を占有し得る。
【0147】
702.ユーザによる第1の操作の入力を受信することであって、該第1の操作はプリセット操作であり、該プリセット操作はマルチタスク管理ウィンドウの表示をトリガするために用いられる。
【0148】
一部の実施形態では、プリセット操作は、第1のインターフェイスにおけるスライド操作、例えば、
図3B(a)の表示画面の右端(例えば、右端にあり下端に近い位置)から表示画面の内側へのスライド操作であり得る。別の例として、プリセット操作は、代替的に、一定の圧力での右から左へのスライド操作/左から右へのスライド操作/上から下へのスライド操作/下から上へのスライド操作であり得る。例えば、電子装置が右から左へのスライド操作を検出し、表示画面上に配置された圧力センサがスライド操作によって生成される圧力の値が閾値より大きいことを検出すると、電子装置は「マルチタスクマネージャ」ウィンドウを表示する。別の実施形態では、プリセット操作は、代替的に、右から左へのスライド操作/左から右へのスライド操作/上から下へのスライド操作/下から上へのスライド操作であってもよく、スライド操作は連続的に終了位置で留まるか又はプリセット期間終了位置でタッチアンドホールドを実施する。
【0149】
703.第1の操作に対応して第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示することであって、該第1のマルチタスク管理ウィンドウは1つ以上のアプリケーションの識別子を含み、該1つ以上のアプリケーションは1つ以上のプリセットアプリケーションであるか又はバックグラウンドで実行されている1つ以上のアプリケーションであるか又は前記電子装置上の全てのアプリケーションである。
【0150】
一部の実施形態では、電子装置は、第1の操作に対応して第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示する場合、第1のインターフェイスを表示しないことがある。例えば、
図4A(a)では、携帯電話100は第1のインターフェイスを表示する。第1のインターフェイスはWeChatのウィンドウを含む。携帯電話100がスライド操作を検出した場合、
図4A(b)を参照して、携帯電話100は「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを表示し、第1のインターフェイスは表示しない。他の実施形態では、例えば、
図3B(b)に示すように、電子装置は、第1の操作に対応して第1のインターフェイスの上層に「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを表示し得る。他の実施形態では、電子装置は第1の操作に対応し、電子装置は分割画面表示を実施する。例えば、
図5A(b)に示すように、少なくとも1つのアプリケーションのウィンドウを表示するために第1の表示領域が用いられ、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウを表示するために第2の表示領域が用いられる。
【0151】
704.第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示されているときに、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作を検出する。
【0152】
一部の実施形態では、例えば、
図4Dにおいて、ドラッグ操作は、iQIYI等の第2のアプリケーションに対応する操作可能な領域403に対して行われるドラッグ操作であり得るか又はiQIYIのアイコンに対して行われるドラッグ操作であり得る。
【0153】
705.ドラッグ操作に対応して第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの識別子を表示することであって、第2のアプリケーションの識別子はドラッグ操作と共に移動する。
【0154】
一部の実施形態では、電子装置は、ドラッグ操作に対応して第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示しなくてもよい。例えば、
図4A(a)において、携帯電話100は第1のインターフェイスを表示する。第1のインターフェイスはWeChatのウィンドウを含む。携帯電話100がプリセット操作を検出すると、
図4A(b)に示すように、携帯電話100は第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示する。携帯電話100は、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内のiQIYIのアイコンに対して行われるドラッグ操作を検出し、第1のマルチタスク管理ウィンドウの表示をキャンセルし、
図4B(a)に示す第1のインターフェイス及びiQIYIの識別子(例えば、iQIYIのアイコン又はウィンドウ)を表示する。
【0155】
一部の実施形態では、iQIYI等の第2のアプリケーションに対して行われるドラッグ操作は、第2のアプリケーションの識別子に対して行われるタッチアンドホールド操作と、タッチアンドホールド操作から中断されずにタッチアンドホールド操作の後に行われる移動操作を含み得る。したがって、可能性のある場合では、電子装置は、ドラッグ操作におけるタッチアンドホールド操作に対応して第1のインターフェイスを表示する。例えば、
図4A(b)では、携帯電話100がiQIYIのアイコンに対して行われるタッチアンドホールド操作を検出した場合、携帯電話100は第1のインターフェイス、例えば、
図4B(a)に示すインターフェイスを表示する。このインターフェイス内のiQIYIの識別子(例えば、アイコン又はウィンドウ)はドラッグ操作と共に移動する。他の可能性のある場合では、電子装置は、ドラッグ操作における移動操作に対応して第1のインターフェイスを表示する。例えば、
図4A(b)では、携帯電話100は、iQIYIのアイコンに対して行われるタッチアンドホールド操作を検出し、依然「マルチタスクマネージャ」のウィンドウ内に留まる。タッチアンドホールド動作から中断されない移動操作を携帯電話100が検出した後、携帯電話100は第1のインターフェイス、例えば、
図4B(a)に示すインターフェイスを表示する。このインターフェイス内のiQIYIの識別子(例えば、アイコン又はウィンドウ)はドラッグ操作と共に移動する。
【0156】
706.第2のアプリケーションの識別子が第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたこと検出し、第1のインターフェイス内の第2の表示領域に第2のアプリケーションの第2のウィンドウを表示することであって、第2の表示領域は第1の表示領域又は第1の表示領域の一部である、ことと、第1のインターフェイス内の第2の表示領域以外の別の表示領域に少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示する。
【0157】
一部の実施形態では、第2のアプリケーションの識別子が第1の表示領域にドラッグされたことを検出することは、第1の表示領域内の第2のアプリケーションの識別子の面積がプリセット面積よりも大きいことを検出すること又は第1の表示領域内の第2のアプリケーションの識別子の面積及び第2のアプリケーションの識別子の総面積の比がプリセット比よりも大きいことを検出することを含み得る。
【0158】
一部の実施形態では、第2のアプリケーションのウィンドウは第1のアプリケーションの第1の表示領域全体を占有し得る。この場合、第1のアプリケーションのウィンドウは、第1の表示領域以外の別の表示領域に表示される。
【0159】
他の実施形態では、第2のアプリケーションのウィンドウは、第1のアプリケーションの第1の表示領域の一部を占めてもよい。この場合、第1のアプリケーションのウィンドウは第1の表示領域の残りの部分に表示される。すなわち、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションの双方は第1の表示領域に表示される。例えば、
図4B(a)に示すように、iQIYIのウィンドウが右側表示領域にドラッグされていることを携帯電話100が検出すると、iQIYIが右側表示領域に表示され、WeChatアプリケーションが左側領域に表示される。すなわち、iQIYI及びWeChatは、WeChatを表示するために当初用いられていた表示領域を共同で占有する。
【0160】
一部の実施形態では、電子装置は第1の操作を検出し、第1のタスク管理ウィンドウを表示する。電子装置は、第1のタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子に対して行われるドラッグ操作を検出する。電子装置は第1のタスク管理ウィンドウの表示をキャンセルし、第1のインターフェイス及び第2のアプリケーションの識別子を表示し得る。第2のアプリケーションの識別子が第1のアプリケーションによって占有されている第1の表示領域にドラッグされ、その後にリリースされたことを電子装置が検出すると、第2のアプリケーションの第2のウィンドウが、第1の表示領域全体又は第1の表示領域の一部に表示される。電子装置が第2の操作(例えば、第2の操作は第1の操作と同じであってもいいし、第1の操作及び第2の操作の双方はプリセット操作である)を検出した後、電子装置は、第2の操作に対応して第2のマルチタスク管理ウィンドウを表示する。第2のマルチタスク管理ウィンドウが第1のマルチタスク管理ウィンドウと比較されると、第2のアプリケーションの識別子が削除されるか又は第2のアプリケーションの識別子がグレー表示される。
【0161】
一部の実施形態では、第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示され、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子の第1の領域に対して行われる第1のトリガ操作が検出された場合、該第1のトリガ操作に対応して、電子装置の表示画面内の、アプリケーションウィンドウを表示するために用いることができる表示領域内に、第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウがフルスクリーンで表示される。例えば、
図4D(a)では、iQIYIの識別子がマルチタスクマネージャのウィンドウに表示されている。電子装置は、iQIYIに対応する第1の領域(例えば、白色の領域404)における操作を検出し、
図4D(b)に示すインターフェイスを表示する。iQIYIのウィンドウは、インターフェイス内のアプリケーションウィンドウを表示するために用いることができる表示領域にフルスクリーンで表示される。アプリケーションウィンドウの表示するために用いることができる表示領域については、前述の説明を参照されたい。別の例としては、
図4E(a)では、マルチタスクマネージャのウィンドウにiQIYIの識別子が表示され、iQIYIの識別子に対応する第1の領域は「カバー」コントロール405を含む。電子装置は「カバー」コントロールに対して行われる操作を検出し、
図4E(b)に示すインターフェイスを表示する。iQIYIのウィンドウは、インターフェイス内のアプリケーションウィンドウを表示するために用いることができる表示領域にフルスクリーンで表示される。アプリケーションウィンドウの表示するために用いることができる表示領域については、前述の説明を参照されたい。
【0162】
一部の実施形態では、第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示され、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子の第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作が検出された場合、第2のトリガ操作に対応して、電子装置は第1のインターフェイスの第1の更新インターフェイスを表示する。第1のインターフェイスの第1の更新インターフェイスは、少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションウィンドウ及び第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示するために用いられる。例えば、
図4C(a)では、iQIYIの識別子がマルチタスクマネージャのウィンドウに表示され、識別子に対応する第1の領域(例えば、図中のグレーの領域)は「追加」コントロール402を含む。電子装置は「追加」コントロール402に対して行われる操作を検出し、
図4C(b)に示すインターフェイスを表示する。WeChatの元のウィンドウ及びiQIYIの元のウィンドウがインターフェイスに表示される。
【0163】
一部の実施形態では、第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示され、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子の第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作が検出され、第1のインターフェイスに含まれるアプリケーションウィンドウの数が上限に達した場合、第2のトリガ操作に対応して第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスを表示される。第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスは、第2のアプリケーションのアプリケーションウィンドウと、少なくとも1つのアプリケーションのうちの第3のアプリケーション以外の別のアプリケーションのアプリケーションウィンドウを表示するために用いられる。第2のアプリケーションのウィンドウは第3の表示領域を占有する。第3の表示領域は第1のインターフェイス内で第3のアプリケーションのウィンドウによって占有される表示領域である。第3のアプリケーションは、第1のインターフェイス内でユーザ操作が焦点を当てているアプリケーションであるか又はユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちのユーザによって最初に開かれたアプリケーションであるか又は電子装置が第1のマルチタスク管理ウィンドウを表示する前に、ユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちのユーザによって最後に開かれたアプリケーションである。
【0164】
例えば、
図5B(a)では、iQIYIの識別子がマルチタスクマネージャのウィンドウに表示され、iQIYIの識別子に対応する第1の領域は「カバー」コントロール506を含む。電子装置は、「カバー」コントロール506に対して行われる操作を検出し、
図5B(b)に示すインターフェイスを表示する。iQIYIのウィンドウを表示するために、インターフェイス内でWeChatのウィンドウを表示するために当初用いられていた表示領域が用いられる。例えば、
図6A(a)では、携帯電話100の表示画面は3つのアプリケーションのウィンドウを表示し、ウィンドウの数が上限に達する。
図6B(a)に示すように、「マルチタスクマネージャ」のウィンドウ内のアプリケーションDの第2の領域における「カバー」コントロール又は「追加」コントロールを携帯電話100が検出すると、携帯電話100は、アプリケーションCは、ユーザ操作が焦点を当てているアプリケーションであるか又はユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちのユーザによって最初に開かれたアプリケーションであるか又はユーザ操作が焦点を当てていないアプリケーションのうちのユーザによって最後に開かれたアプリケーションであると携帯電話100は判断する。この場合、携帯電話100はアプリケーションCをアプリケーションBで置き換え、
図6A(c)に示すインターフェイスを表示する。
【0165】
一部の実施形態では、第1のインターフェイス内でユーザ操作が焦点を当てている(例えば、カーソル又はタッチ操作)アプリケーションは、第1のインターフェイスでカーソルが位置するアプリケーション(例えば、カーソルを用いることによりテキストが入力されているアプリケーション等の編集中のコンテンツ)、第1のインターフェイス内で最も最近タッチ操作(例えば、タップ又はスライド等の操作)が行われたアプリケーション、第1のインターフェイス内でユーザ操作時間が最大のアプリケーション等であり得る。
【0166】
一部の実施形態では、第1のマルチタスク管理ウィンドウが表示され、第1のマルチタスク管理ウィンドウ内の第2のアプリケーションの識別子の第2の領域に対して行われる第2のトリガ操作が検出され、第1のインターフェイスに含まれるアプリケーションウィンドウの数が上限に達した場合、第2のトリガ操作に対応してプロンプト情報が出力される。プロンプト情報は、第1のインターフェイス内に含まれるウィンドウの数が上限に達したことを示すために用いられる。第1のインターフェイス内の第3のアプリケーションを置き換えるために用いられる入力表示を受信した後に、第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスが表示される。第1のインターフェイスの第2の更新インターフェイスは、第2のアプリケーションのウィンドウ及び少なくとも1つのアプリケーションのうちの第3のアプリケーション以外の別のアプリケーションのウィンドウを表示するために用いられる。第2のアプリケーションのウィンドウは第3の表示領域を占有する。第3の表示領域は、第1のインターフェイス内で第3のアプリケーションのウィンドウによって占有される表示領域である。
【0167】
例えば、
図6A(b)では、iQIYIの識別子がマルチタスクマネージャのウィンドウに表示され、iQIYIの識別子に対応する第1の領域は「カバー」コントロールを含む。電子装置は「カバー」コントロールに対して行われる操作を検出し、プロンプト情報を表示する。プロンプト情報は、ウィンドウの数が上限に達したことをユーザに促すために用いられる。電子装置がアプリケーションCの選択操作を検出すると、電子装置はアプリケーションCのウィンドウをアプリケーションDのウィンドウに置き換え、
図6A(c)に示すインターフェイスを表示する。インターフェイス内のアプリケーションCのウィンドウの当初の表示領域は、アプリケーションDのウィンドウを表示するために用いられる。
【0168】
本願の実施は異なる技術的効果を実施するためにランダムで組み合わされ得る。
【0169】
本願で提供される実施形態では、本願の実施形態で提供される方法を、実行主体として用いられる電子装置(携帯電話100)の観点から説明している。本願の実施形態で提供される方法における機能を実施するために、端末装置は、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール又はハードウェア構造及びソフトウェアモジュールの形態で機能を実施するためにハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含み得る。機能のうちの機能がハードウェア構造、ソフトウェアモジュール又はハードウェア構造とソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で行われるかどうかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約の条件に依存する。
【0170】
文脈上、前述の実施形態で用いられる「場合」又は「後で」という用語は、「もし」又は「後で」の意味で又は「判定に対応して」又は「検出に対応して」の意味で解釈され得る。同様に、文脈上、「判定された場合」又は「もし(所定の条件又はイベント)が検出された場合」という用語は、「判定されると」又は「判定に対応して」又は「(所定の条件又はイベント)が検出された場合」又は「(所定の条件又はイベント)の検出に応答して」の意味で解釈され得る。加えて、前述の実施形態では、第1及び第2等の関係用語は、あるエンティティを別のエンティティから区別するために用いられるが、これらのエンティティ間の実際の関係及び順序を制限するものではない。
【0171】
前述の実施形態の全て又は一部はソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせを用いることにより実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが用いられる場合、実施形態の全部又は一部はコンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本発明の実施形態に係る手順又は機能の全て又は一部が生成される。コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令はコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得るか又はコンピュータ読み取り可能記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線)又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに送信され得る。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンター等のデータ記憶装置であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、ソフトディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体ドライブ(SSD))等であり得る。
【0172】
なお、本特許出願の書類の一部には著作権によって保護される内容が含まれている。著作権者は、特許文献のために作成された写し又は特許庁で記録された特許文献の内容を除いて著作権を留保する。