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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-25
(45)【発行日】2023-10-03
(54)【発明の名称】車両の製造方法
(51)【国際特許分類】
   B62D 65/00 20060101AFI20230926BHJP
   F16B 5/07 20060101ALI20230926BHJP
【FI】
B62D65/00 Z
F16B5/07 E
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020185278
(22)【出願日】2020-11-05
(65)【公開番号】P2022074870
(43)【公開日】2022-05-18
【審査請求日】2022-10-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】石倉 祥平
(72)【発明者】
【氏名】平野 有一
(72)【発明者】
【氏名】深谷 彰太
(72)【発明者】
【氏名】高橋 和希
(72)【発明者】
【氏名】小阪 有平
(72)【発明者】
【氏名】井上 俊二
【審査官】伊藤 秀行
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111213297(CN,A)
【文献】特開2010-266053(JP,A)
【文献】実開昭62-035107(JP,U)
【文献】特開2000-288821(JP,A)
【文献】国際公開第78/000004(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0314865(US,A1)
【文献】特表2017-515714(JP,A)
【文献】特開2001-050227(JP,A)
【文献】特開2019-023036(JP,A)
【文献】米国特許第06408515(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 65/00
B62D 65/02
F16B 5/07
F16B 5/06
F16B 19/00
B23P 19/02
F16B 17/00
F16B 4/00
F16B 21/08
F16B 21/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の部品の組み付け面に形成された凸部と、他方の部品の組み付け面に形成された凹部とを嵌合させて、前記一方の部品と前記他方の部品とを互いに組み付ける車両の製造方法であって、
前記凸部の外周面に、当該凸部の外側かつ根元側に向かって突出した返し構造を形成し、
前記凹部の内周面に、前記返し構造が嵌まり込む溝を形成
前記一方の部品と前記他方の部品とが、同一の組み立てブロック形状を有しており、当該同一の組み立てブロック形状を有する部品同士を複数組み付けることによって、車体を構成する、
車両の製造方法。
【請求項2】
一方の部品の組み付け面に形成された凸部と、他方の部品の組み付け面に形成された凹部とを嵌合させて、前記一方の部品と前記他方の部品とを互いに組み付ける車両の製造方法であって、
前記凹部の内周面に、当該凹部の内側かつ底面側に向かって突出した返し構造を形成し、
前記凸部の外周面に、前記返し構造が嵌まり込む溝を形成
前記一方の部品と前記他方の部品とが、同一の組み立てブロック形状を有しており、当該同一の組み立てブロック形状を有する部品同士を複数組み付けることによって、車体を構成する、
車両の製造方法。
【請求項3】
前記一方の部品と前記他方の部品とを互いに組み付ける際、前記凸部を冷却する、
請求項1又は2に記載の車両の製造方法。
【請求項4】
前記一方の部品と前記他方の部品とを互いに組み付ける際、前記凹部を加熱する、
請求項1又は2に記載の車両の製造方法。
【請求項5】
前記返し構造が、前記凹部の深さ方向又は前記凸部の高さ方向に、複数並べて設けられている、
請求項1~4のいずれか一項に記載の車両の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されているように、車両を製造する場合、通常、部品同士をねじ止めにより組み付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-023036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、玩具用の組み立てブロックのように、部品同士の組み付け面に凹凸状の嵌合構造を形成しておき、ねじ止めを用いずに部品同士を嵌合させて組み付ける車両の製造方法を検討した。このような方法によって、例えば車両の製造における組み付け工程を無人化できる。
しかしながら、このような方法では、部品同士を組み付けた後、嵌合構造が外れ易いという問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、ねじ止めを用いずに部品同士を組み付け可能であり、かつ、嵌合構造が外れ難い車両の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る車両の製造方法は、
一方の部品の組み付け面に形成された凸部と、他方の部品の組み付け面に形成された凹部とを嵌合させて、前記一方の部品と前記他方の部品とを互いに組み付ける車両の製造方法であって、
前記凸部の外周面に、当該凸部の外側かつ根元側に向かって突出した返し構造を形成し、
前記凹部の内周面に、前記返し構造が嵌まり込む溝を形成するものである。
【0007】
本発明の一態様に係る車両の製造方法では、一方の部品の組み付け面に形成された凸部の外周面に、当該凸部の外側かつ根元側に向かって突出した返し構造を形成し、他方の部品の組み付け面に形成された凹部の内周面に、前記返し構造が嵌まり込む溝を形成する。そのため、凹部に凸部を嵌合させて、一方の部品と他方の部品とを互いに組み付けた際、凹部の内周面に形成された溝に、凸部の外周面に形成された返し構造が嵌まり込む。その結果、嵌合された凸部と凹部とを外れ難くすることができる。すなわち、ねじ止めを用いずに部品同士を組み付け可能であり、かつ、嵌合構造が外れ難い車両の製造方法を提供できる。
【0008】
本発明の一態様に係る車両の製造方法は、
一方の部品の組み付け面に形成された凸部と、他方の部品の組み付け面に形成された凹部とを嵌合させて、前記一方の部品と前記他方の部品とを互いに組み付ける車両の製造方法であって、
前記凹部の内周面に、当該凹部の内側かつ底面側に向かって突出した返し構造を形成し、
前記凸部の外周面に、前記返し構造が嵌まり込む溝を形成するものである。
【0009】
本発明の一態様に係る車両の製造方法では、一方の部品の組み付け面に形成された凹部の内周面に、当該凹部の内側かつ底面側に向かって突出した返し構造を形成し、他方の部品の組み付け面に形成された凸部の外周面に、前記返し構造が嵌まり込む溝を形成する。そのため、凹部に凸部を嵌合させて、一方の部品と他方の部品とを互いに組み付けた際、凸部の外周面に形成された溝に、凹部の内周面に形成された返し構造が嵌まり込む。その結果、嵌合された凸部と凹部とを外れ難くすることができる。すなわち、ねじ止めを用いずに部品同士を組み付け可能であり、かつ、嵌合構造が外れ難い車両の製造方法を提供できる。
【0010】
前記部品同士を組み付ける際、前記凸部を冷却してもよい。あるいは、前記部品同士を組み付ける際、前記凹部を加熱してもよい。これにより、凸部を凹部に嵌入し易くなる。
【0011】
前記返し構造が、前記凹部の深さ方向又は前記凸部の高さ方向に、複数並べて設けられていてもよい。このような構成により、嵌合された凸部と凹部とをより外れ難くすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、ねじ止めを用いずに部品同士を組み付け可能であり、かつ、嵌合構造が外れ難い車両の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1の実施形態に係る車両の製造方法に用いる部品の平面図である。
図2図1のII-II切断線による断面図である。
図3】部品同士を互いに組み付けた状態を示す断面図である。
図4】第1の実施形態の変形例1に係る車両の製造方法に用いる部品の断面図である。
図5】第1の実施形態の変形例2に係る車両の製造方法に用いる部品の断面図である。
図6】第2の実施形態に係る車両の製造方法に用いる部品の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
【0015】
(第1の実施形態)
まず、図1図3を参照して、第1の実施形態に係る車両の製造方法について説明する。図1は、第1の実施形態に係る車両の製造方法に用いる部品の平面図である。図2は、図1のII-II切断線による断面図である。図3は、部品同士を互いに組み付けた状態を示す断面図である。
なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示した右手系xyz直交座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、z軸正向きが鉛直上向き、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
【0016】
図1図2に示した部品10は、玩具用の組み立てブロックに類似した形状を有している。具体的には、図1に示すように、部品10は、組み付け面である一方の主面上に、円柱状の凸部11がx軸方向及びy軸方向に並べて配置された板状部材である。そして、図2に示すように、組み付け面である他方の主面上における凸部11に対応する位置に、円柱状に窪んだ凹部12が形成されている。
【0017】
図3に示すように、部品10の凸部11と他の部品10の凹部12とを嵌合させて、部品10同士を互いに組み付ける。部品10同士を多数組み付けることによって、例えば車体が構成される。
部品10は、例えば金属や樹脂からなる。
【0018】
図1図2に示すように、凸部11の外周面には、当該凸部11の外側かつ根元側(z軸負方向側)に向かって突出した返し構造(Barb Structure)11aが形成されている。図1に示した例では、返し構造11aは、各凸部11のx軸方向両端に形成されている。すなわち、返し構造11aは、各凸部11に2つずつ形成されている。返し構造11aは、外力を加えることによって凸部11の外周面に密着するように変形可能であると共に、外力を除去した際に、再び外側に張り出すように変形可能である。このように、返し構造11aは、根元部において弾性変形可能である。
【0019】
なお、返し構造11aは、各凸部11に3つ以上ずつ形成されていてもよい。あるいは、返し構造11aは、各凸部11の外周面の全周に亘って、円環状に形成されていてもよい。
【0020】
また、図2図3に示すように、凹部12の内周面には、返し構造11aが嵌まり込む溝12aが形成されている。図2に示した例では、断面三角形状の溝12aが、凹部12の内周面の全周に亘って円環状に形成されている。ここで、溝12aに返し構造11aが嵌まり込み易いように、凹部12の深さ方向(z軸方向)における溝12aの幅は、返し構造11aの根元部の幅よりも大きくなっている。
なお、溝12aは、凹部12の内周面における返し構造11aに対応する位置のみに形成されていてもよい。
【0021】
図3に示すように、一方の部品10の凹部12に他方の部品10の凸部11を嵌入することによって、部品10同士を組み付ける。凹部12に凸部11を嵌入する際、凸部11の外周面に形成された返し構造11aは、凸部11の外周面に密着するように折れ曲がる。そして、凹部12への凸部11の嵌入が完了すると、凹部12の内周面に形成された溝12aに、凸部11の外周面に形成された返し構造11aが嵌まり込み、返し構造11aが凸部11の外周面から離間して、再び外側に張り出す。
【0022】
互いに嵌合した凹部12から凸部11を引き抜こうとしても、凹部12の溝12aに嵌まり込んだ凸部11の返し構造11aがストッパーとして機能し、凹部12から凸部11を引き抜き難い。すなわち、互いに嵌合された凸部11と凹部12とを外れ難くすることができる。
【0023】
ここで、一方の部品10の凹部12に他方の部品10の凸部11を嵌入する際、他方の部品10の凸部11を例えば液体窒素等によって冷却し、熱収縮させておいてもよい。これにより、当該凸部11を一方の部品10の凹部12に嵌入し易くなる。
あるいは、一方の部品10の凹部12に他方の部品10の凸部11を嵌入する際、一方の部品10の凹部12を加熱し、熱膨張させておいてもよい。これにより、当該凹部12に他方の部品10の凸部11を嵌入し易くなる。
【0024】
以上に説明したように、本実施形態に係る車両の製造方法では、一方の部品の組み付け面に形成された凸部11の外周面に、外側かつ根元側に向かって突出した返し構造11aを形成する。さらに、他方の部品の組み付け面に形成された凹部12の内周面に、返し構造11aが嵌まり込む溝12aを形成する。
【0025】
そのため、凹部12に凸部11を嵌合させて、一方の部品と他方の部品とを互いに組み付けた際、凹部12の内周面に形成された溝12aに、凸部11の外周面に形成された返し構造11aが嵌まり込む。その結果、嵌合された凸部11と凹部12とを外れ難くすることができる。
すなわち、本実施形態に係る車両の製造方法は、ねじ止めを用いずに部品同士を組み付け可能であり、かつ、嵌合構造が外れ難い。
【0026】
なお、凸部11は、円柱状である必要はなく、例えば角柱状でもよい。凹部12も円柱状に窪んでいる必要はなく、凸部11と嵌合する形状であればよい。
また、互いに組み付けられる部品同士は同一形状である必要はない。
【0027】
さらに、図示した部品10には、玩具用の組み立てブロックのように、凸部11と凹部12との両方が形成されているが、一つの部品には、凸部11及び凹部12のいずれか一方が設けられていればよい。
すなわち、一方の部品の組み付け面に形成された凸部と、他方の部品の組み付け面に形成された凹部とを嵌合させて、一方の部品と他方の部品とを互いに組み付ける構成であればよい。従って、部品は例えば大型のモジュール等でもよい。
【0028】
(第1の実施形態の変形例1)
次に、図4を参照して、第1の実施形態の変形例1に係る車両の製造方法について説明する。図4は、第1の実施形態の変形例1に係る車両の製造方法に用いる部品の断面図である。図4は、図2に対応する断面図である。
【0029】
図4に示すように、変形例1に係る部品10の凸部11の外周面には、返し構造11aが、凸部11の高さ方向(z軸方向)に、2つすなわち複数並べて設けられている。
これに対応して、図4に示すように、凹部12の内周面には、溝12aが、凹部12の深さ方向(z軸方向)に、2つすなわち複数並べて設けられている。
なお、返し構造11a及び溝12aは、3つ以上であってもよい。
【0030】
本実施形態の変形例1に係る車両の製造方法では、凹部12に凸部11を嵌合させて、一方の部品と他方の部品とを互いに組み付けた際、凹部12の内周面に形成された2つの溝12aのそれぞれに、凸部11の外周面に形成された返し構造11aが嵌まり込む。そのため、第1の実施形態の変形例1に係る車両の製造方法では、第1の実施形態の係る車両の製造方法よりも、嵌合された凸部11と凹部12とを外れ難くすることができる。
その他の構成は、図1図3に示した第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0031】
(第1の実施形態の変形例2)
次に、図5を参照して、第1の実施形態の変形例2に係る車両の製造方法について説明する。図5は、第1の実施形態の変形例2に係る車両の製造方法に用いる部品の断面図である。図5は、図3に対応する断面図である。
【0032】
図2図3に示した例では、溝12aに返し構造11aが嵌まり込み易いように、凹部12の深さ方向(z軸方向)における溝12aの幅は、返し構造11aの根元部の幅よりも大きくなっている。これに対し、図5に示した変形例2に係る部品10では、返し構造11aのxz断面形状と溝12aのxz断面形状とが略同一形状である。さらに、図2図3に比べ、凹部12の深さが、凸部11の高さよりもさらに大きくなっている。
なお、凸部11をより弾性変形させて、溝12aに返し構造11aを嵌め込み易くする観点から、凹部12の深さは、凸部11の高さと同一でもよく、さらに凸部11の高さよりも小さくてもよい。
【0033】
変形例2に係る部品10は、例えばゴム等の弾性変形し易い材料からなる。変形例2に係る部品10同士を組み付ける場合、凸部11を一旦凹部12の深くまで押し込み、凸部11が凹部12の開口側に戻る際に、溝12aに返し構造11aが嵌まり込む。
その他の構成は、図1図3に示した第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0034】
(第2の実施形態)
次に、図6を参照して、第2の実施形態に係る車両の製造方法について説明する。図6は、第2の実施形態に係る車両の製造方法に用いる部品の断面図である。図6は、図2に対応する断面図である。
【0035】
図6に示すように、本実施形態に係る部品20では、第1の実施形態に係る部品10と同様に、組み付け面である一方の主面上に、円柱状の凸部21が形成されている。そして、他方の主面上における凸部21に対応する位置に、円柱状に窪んだ凹部22が形成されている。
【0036】
そして、図6に示すように、凹部22の内周面には、当該凹部22の内側かつ底面側(z軸正方向側)に向かって突出した返し構造22aが形成されている。
また、図6に示すように、凸部21の外周面には、返し構造22aが嵌まり込む溝21aが形成されている。図6に示した例では、断面三角形状の溝21aが、凸部21の外周面の全周に亘って円環状に形成されている。
【0037】
部品20の凹部22に他の部品20の凸部21を嵌入することによって、部品20同士を組み付ける。凹部22に凸部21を嵌入する際、凹部22の内周面に形成された返し構造22aは、凹部22の内周面に密着するように折れ曲がる。そして、凹部22への凸部21の嵌入が完了すると、凸部21の外周面に形成された溝21aに、凹部22の内周面に形成された返し構造22aが嵌まり込む。
【0038】
以上に説明したように、本実施形態に係る車両の製造方法では、一方の部品の組み付け面に形成された凹部22の内周面に、内側かつ底面側に向かって突出した返し構造22aを形成する。さらに、他方の部品の組み付け面に形成された凸部21の外周面に、返し構造22aが嵌まり込む溝21aを形成する。
【0039】
そのため、凹部22に凸部21を嵌合させて、一方の部品と他方の部品とを互いに組み付けた際、凸部21の外周面に形成された溝21aに、凹部22の内周面に形成された返し構造22aが嵌まり込む。その結果、嵌合された凸部21と凹部22とを外れ難くすることができる。
すなわち、本実施形態に係る車両の製造方法は、ねじ止めを用いずに部品同士を組み付け可能であり、かつ、嵌合構造が外れ難い。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0040】
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0041】
10、20 部品
11、21 凸部
11a、22a 返し構造
12、22 凹部
12a、21a 溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6