(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-25
(45)【発行日】2023-10-03
(54)【発明の名称】拡大鏡装置
(51)【国際特許分類】
G02B 25/00 20060101AFI20230926BHJP
G04B 39/00 20060101ALI20230926BHJP
【FI】
G02B25/00
G04B39/00 E
(21)【出願番号】P 2022532936
(86)(22)【出願日】2020-07-01
(86)【国際出願番号】 JP2020025926
(87)【国際公開番号】W WO2022003884
(87)【国際公開日】2022-01-06
【審査請求日】2023-01-11
(73)【特許権者】
【識別番号】517143160
【氏名又は名称】源 良友
(74)【代理人】
【識別番号】100161300
【氏名又は名称】川角 栄二
(72)【発明者】
【氏名】源 良友
【審査官】岡田 弘
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3036019(JP,U)
【文献】実開昭63-128487(JP,U)
【文献】特開2006-337307(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 9/00-17/08
G02B 21/02-21/04
G02B 25/00-25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手首に装着される情報表示装置に取り付けられる拡大鏡装置であって、
一端が前記情報表示装置に回転可能に結合されたアーム部材と、
前記アーム部材の他端に回転可能に結合された拡大鏡とを備え
、
前記情報表示装置が、情報を表示する情報表示体と、当該情報表示体から正面視で上下に延びるベルトとを有し、
前記アーム部材の前記一端が、前記ベルトのうち上下いずれか一方側に結合されており、
前記アーム部材を前記情報表示体に向けて回転させたとき、前記アーム部材の前記他端が前記情報表示体を超えて前記ベルトのうち他方側に近接する
ことを特徴とする拡大鏡装置。
【請求項2】
前記アーム部材を前記情報表示体に向けて回転させ、前記アーム部材の前記他端が前記ベルトのうち前記他方側に近接したとき、前記アーム部材の少なくとも一部が、前記情報表示体の最も手前の面より手前に位置する
ことを特徴とする請求項
1に記載の拡大鏡装置。
【請求項3】
前記アーム部材が、正面視で左右に離れて配置された一対のフレームを有する
ことを特徴とする請求項
1又は2に記載の拡大鏡装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手首に装着される情報表示装置に取り付けられる拡大鏡装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、腕時計型の携帯情報端末が普及し、広く用いられている。この携帯情報端末は手首に装着されて使用され、腕時計の文字盤にあたる情報表示面がタッチパネルで構成されているとともに、このタッチパネルに情報が表示される。使用者はタッチパネルを操作することで、必要な情報を選択して表示させることができる。
【0003】
携帯情報端末の情報表示面には、多くの情報を表示させることが可能である。しかしこの携帯情報端末は腕時計と同様のサイズであり、表示される文字や図形などは小さく、使用者によっては読むことが困難となる場合がある。そのような場合、使用者はタッチパネルを操作することによって、文字や図形などを大きく表示させることができる。しかしそうすると、一つの画面に表示される情報量が減少し、頻繁にスクロールさせる必要が生じる。一つの画面に表示される情報量を減少することなく、文字や図形などを読みやすくするためには、拡大鏡を使用して見ればよい。また携帯情報端末に限らず、通常の腕時計においても、拡大鏡を使用して見れば、文字盤が読みやすくなる。そのため、腕時計のような、手首に装着される情報表示装置に、拡大鏡を取り付けたものが提案されている。
【0004】
拡大鏡が取り付けられた腕時計として、ルーペが腕時計本体にヒンジで結合されたものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されている腕時計は、文字盤の縁にヒンジで結合されたルーペを有している。しかし、特許文献1に開示されている腕時計のルーペは、文字盤以外のものを拡大して見るためのものであり、文字盤を拡大して見ることは困難である。
【0005】
また、拡大鏡が取り付けられた腕時計として、凸レンズが腕時計本体にねじで結合されたものが知られている(特許文献2参照)。特許文献2に開示されている腕時計は、円形の凸レンズが、取り外し可能なように、円形の文字盤の縁にねじで結合されている。そのため、凸レンズを取り外すことで、文字盤を拡大して見ることが可能である。しかし、文字盤を拡大して見るためには、凸レンズを取り外すことが必要となり、そのためには凸レンズを何回も回転させるという、煩わしい操作が必要となる。また、凸レンズを腕時計本体から取り外すと、紛失する可能性が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2006-337307号公報
【文献】特開2004-219429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記問題点を鑑みて、本発明は、手首に装着される情報表示装置に結合させたままで、簡単な操作を施すだけで、表示された情報を拡大して見ることが可能な、拡大鏡装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、手首に装着される情報表示装置に取り付けられる拡大鏡装置であって、一端が前記情報表示装置に回転可能に結合されたアーム部材と、前記アーム部材の他端に回転可能に結合された拡大鏡とを備え、前記情報表示装置が、情報を表示する情報表示体と、当該情報表示体から正面視で上下に延びるベルトとを有し、前記アーム部材の前記一端が、前記ベルトのうち上下いずれか一方側に結合されており、前記アーム部材を前記情報表示体に向けて回転させたとき、前記アーム部材の前記他端が前記情報表示体を超えて前記ベルトのうち他方側に近接することを特徴とする拡大鏡装置である。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、簡単な操作を施すだけで、情報表示装置に表示される情報を拡大して見ることが可能であり、拡大鏡を使用しない場合に邪魔にならないよう収納可能であり、拡大鏡を使用する際に、拡大鏡と情報表示体との間に十分な距離を確保でき、表示される情報をより拡大して見ることが可能な、拡大鏡装置を提供することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記アーム部材を前記情報表示体に向けて回転させ、前記アーム部材の前記他端が前記ベルトのうち前記他方側に近接したとき、前記アーム部材の少なくとも一部が、前記情報表示体の最も手前の面より手前に位置することを特徴とする請求項1に記載の拡大鏡装置である。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、拡大鏡を使用しない場合に、情報表示体を保護して面に傷つくことを防ぐ拡大鏡装置を提供することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記アーム部材が、正面視で左右に離れて配置された一対のフレームを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の拡大鏡装置である。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、安定して動かすことが可能な拡大鏡装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、簡単な操作を施すだけで、情報表示装置に表示される情報を拡大して見ることが可能な、拡大鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置を示す図であって、(a)は拡大鏡を使用していない状態を示す概略斜視図であり、(b)は拡大鏡を使用している状態を示す概略斜視図である。
【
図2】本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置において拡大鏡を使用していない状態を示す図であって、(a)は概略正面図であり、(b)は概略左側面図である。
【
図3】本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置において、アーム部材及び拡大鏡を回転させた状態を示す概略左側面図である。
【
図4】本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置において、拡大鏡を使用している状態を示す概略左側面図である。
【
図5】本発明の第二実施形態に係る拡大鏡装置において拡大鏡を使用していない状態を示す図であって、(a)は概略正面図であり、(b)は概略左側面図である。
【
図6】本発明の第二実施形態に係る拡大鏡装置において、拡大鏡を使用している状態を示す概略左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明を適用した拡大鏡装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0021】
まず、本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置について、
図1~4に基づき説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置を示す図であって、(a)は拡大鏡を使用していない状態を示す概略斜視図であり、(b)は拡大鏡を使用している状態を示す概略斜視図である。
図2は、本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置において拡大鏡を使用していない状態を示す図であって、(a)は概略正面図であり、(b)は概略左側面図である。
図3は、本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置において、アーム部材及び拡大鏡を回転させた状態を示す概略左側面図である。
図4は、本発明の第一実施形態に係る拡大鏡装置において、拡大鏡を使用している状態を示す概略左側面図である。
【0022】
まず、拡大鏡装置1が取り付けられる情報表示装置90について説明する。
図1に示すように、情報表示装置90は腕時計型をしており、情報表示体91と、情報表示体91からそれぞれ上下に延びる上部ベルト92及び下部ベルト93を有する。上部ベルト92及び下部ベルト93が使用者の手首に巻かれることで、情報表示装置90は使用者の手首に装着される。情報表示体91は表示面91aを有し、使用者に提供される情報は表示面91aに表示される。また表示面91aはタッチパネルで構成されており、使用者がタッチパネルを操作して、表示される情報を選択する。
【0023】
拡大鏡装置1は、
図1に示すように、主な構成要素としてアーム部材10及び拡大鏡20を有する。アーム部材10はフレーム11,12から構成され、その一端10aは、結合手段30を介して情報表示装置90に結合されている。またアーム部材10の他端10bには、拡大鏡20が結合されている。結合手段30は情報表示装置90の上部ベルト92に結合されている。結合手段30と上部ベルト92との結合の方法は任意に選択できるが、図示の結合手段30は、上部ベルト92の断面を一周巻くように結合されており、取り外しが可能となっている。この他の結合手段30の構成として、上部ベルト92の幅方向に延びる一対の部材を有し、これらが上部ベルト92を表裏から挟み込むことで、取り外し可能に結合させることもできる。結合手段30と上部ベルト92を一体化することも可能である。
【0024】
次に
図2に基づいて、拡大鏡装置1についてさらに説明する。アーム部材10を構成するフレーム11,12は、
図2(a)に示すように上下方向に延び、それぞれの一端が結合手段30に、回転可能に結合されている。フレーム11,12は、結合手段30の幅方向の両端に結合されており、情報表示体91の表示面91aが見えるように、左右に離間して配置されている。またフレーム11,12は、
図2(b)に示すように、側面視で湾曲しており、手前方向に凸の形状を有している。またフレーム11,12は、
図2(a)における左右方向に延びる回転軸R1を中心に回転するよう、ヒンジ(図示省略)で結合手段30に結合されている。フレーム11,12と結合手段30との結合部においては、フレーム11,12が任意の回転位置において静止することが可能となるように、摩擦が作用している。
【0025】
フレーム11,12それぞれの他端には、拡大鏡20が回転可能に結合されている。図示の拡大鏡20は、矩形の外形を有し、中央部が凸レンズ状に形成されたものであるが、フレネルレンズなど、拡大視可能な任意の形状を選択することができる。拡大鏡20は、
図2(b)における左右方向に延びる回転軸R2を中心に回転するよう、ヒンジ(図示省略)でフレーム11,12に結合されている。フレーム11,12と拡大鏡20との結合部においては、拡大鏡20が任意の回転位置において静止することが可能となるように、摩擦が作用している。
【0026】
フレーム11,12それぞれの一端は結合手段30に、他端は拡大鏡20に結合されているため、フレーム11,12はアーム部材10として一体的に安定して動くことになる。すなわち、アーム部材10の一端10aは回転軸R1を中心に回転可能に結合手段30に結合されており、拡大鏡20は回転軸R2を中心に回転可能にアーム部材10の他端10bに結合されている。また
図2に示した拡大鏡20の位置は、拡大鏡20を使用しない場合の位置であるが、この状態では、アーム部材10の他端10bは下部ベルト93に近接している。またこの状態において、拡大鏡20は全体として回転軸R2の上方に位置しており、拡大鏡20の辺縁20aは、情報表示体91の下に位置している。
【0027】
次に、拡大鏡20を、使用しない場合の位置から使用する場合の位置まで動かす過程について、
図2~4を用いて説明する。拡大鏡20を使用しない場合は、拡大鏡20は
図2に示す位置にある。この位置から、アーム部材10を、回転軸R1を中心に図における反時計回りに回転させるとともに、拡大鏡20を、回転軸R2を中心に図における反時計回りに回転させると、
図3に示すように、拡大鏡20は情報表示体91より手前に位置する。この状態から、アーム部材10を、回転軸R1を中心に図における反時計回りにさらに回転させるとともに、拡大鏡20を、回転軸R2を中心に図における反時計回りにさらに回転させると、拡大鏡20は
図4に示す位置に来る。
【0028】
図4に示す状態においては、拡大鏡20は、情報表示体91の表示面91aから手前方向に離間しているともに、表示面91aと平行な姿勢にある。この状態において、拡大鏡20を通して表示面91aを見ることで、情報を拡大視することができる。なお、情報を拡大視するための表示面91aと拡大鏡20の位置関係は
図4に示した位置関係に限られず、使用者の視点や手首の位置に応じて適宜変更すればよい。情報表示装置90が左腕の手首に装着されている場合、使用者は右手で拡大鏡20を下から上に向けて移動させるだけで、情報を拡大視することが可能であるため、操作が容易である。また、アーム部材10が十分に長いため、拡大鏡20と表示面91aとの間に十分な距離を確保でき、十分に拡大視することが可能である。
【0029】
拡大鏡20を使用し終えた際には、
図4に示す状態から、アーム部材10を、回転軸R1を中心に図における時計回りに回転させるとともに、拡大鏡20を、回転軸R2を中心に図における時計回りに回転させることで、拡大鏡20が
図2に示す位置に戻される。
図2に示す状態において、拡大鏡装置1は使用者の腕の動きを妨げることはない。情報表示装置90が左腕の手首に装着されている場合、使用者は右手で拡大鏡20を上から下に向けて移動させるだけで、拡大鏡20を邪魔にならない位置に収納することが可能であるため、操作が容易である。
【0030】
次に、拡大鏡20を使用していない状態における、拡大鏡装置1の機能について、
図2に基づいて説明する。
図2(b)に示すように、フレーム11,12は、手前方向に凸の形状を有しており、拡大鏡20を使用していない状態において、フレーム11,12の一部は、情報表示体91の表示面91aより手前に位置している。このような位置関係を有するため、外部から表示面91aに接触する機会が減少し、表示面91aに傷つくことを防止している。なお、本実施形態に係るフレーム11,12は、
図2(b)に示すように、側面視で情報表示体91の全体を覆うように形成され配置されているが、フレーム11,12の少なくとも一部が情報表示体91の表示面91aより手前に位置していれば、表示面91aを保護する機能を発揮する。
【0031】
また、拡大鏡20を使用していない状態において、
図2に示すように、拡大鏡20の辺縁20aは、情報表示体91の下に位置している。そして、情報表示体91の厚さは下部ベルト93の厚さより大きい。すなわち、この状態において拡大鏡20は下部ベルト93の手前に収納され、情報表示体91の表示面91aより手前に突出しておらず、使用者の衣服の袖などへの干渉は抑えられる。
【0032】
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について、
図5、6に基づき説明する。
図5は、本発明の第二実施形態に係る拡大鏡装置において拡大鏡を使用していない状態を示す図であって、(a)は概略正面図であり、(b)は概略左側面図である。
図6は、本発明の第二実施形態に係る拡大鏡装置において、拡大鏡を使用している状態を示す概略左側面図である。本実施形態と先述の第一実施形態との相違点は、アーム部材10が内フレーム13,14と外フレーム15,16に分割されており、内フレーム13,14と外フレーム15,16は、一端10aと他端10bとの間にある折曲部10cで、回転軸R3を中心に回転可能に結合されている点である。回転軸R3は回転軸R1及び回転軸R2と平行である。内フレーム13と外フレーム15は表示面91aの左側に配置されており、内フレーム14と外フレーム16は表示面91aの右側に配置されている。左側の内フレーム13と右側の内フレーム14とは、横部材17で結合されており、これによりアーム部材10全体として補強されている。
【0033】
図5(b)に示すように、拡大鏡20を使用していない状態において、拡大鏡20は上部ベルト92に近接して配置されており、拡大鏡20が回転する回転軸R2も表示面91aより上に配置されている。これに対して、折曲部10cは下部ベルト93に近接して配置されている。そのため、アーム部材10の一端10aから他端10bまでの延べの全長は、先述の第一実施形態より長い。
【0034】
拡大鏡20を使用する際には、内フレーム13,14、外フレーム15,16、拡大鏡20を、それぞれ回転軸R1,R3,R2を中心に回転させることで、
図6に示す状態のようにアーム部材10を伸展させる。
図6に示す状態において、拡大鏡20は、情報表示体91の表示面91aから手前方向に十分に離間しているともに、表示面91aと平行な姿勢にある。この状態において、拡大鏡20を通して表示面91aを見ることで、情報を十分に拡大視することができる。なお、情報を拡大視するための表示面91aと拡大鏡20の位置関係は
図6に示した位置関係に限られず、使用者の視点や手首の位置に応じて適宜変更すればよい。また本実施形態に係る拡大鏡装置1は、回転軸を三つ有しているため、高い自由度で拡大鏡20の位置調整をすることができる。なお、内フレーム13,14と外フレーム15,16との結合部においても、任意の回転位置において静止することが可能となるように、摩擦が作用している。
【0035】
(他の実施形態)
第一実施形態においては、アーム部材10は一対のフレーム11,12を有していたが、一本の部材で拡大鏡20を片持ちに支持するよう構成することも可能である。また、アーム部材10の側面視の形状も、任意に設定することができ、例えば、拡大鏡20を使用しない場合に、アーム部材10が表示面91aから手前に突出しないよう構成することも可能である。また使用者の衣服の袖と干渉しないように、アーム部材10を滑らかな形状とすることも可能である。
【0036】
また、先の二つの実施形態においては、アーム部材10は上部ベルト92に結合されていたが、下部ベルト93に結合することも可能である。また、情報表示体91に結合するよう構成することも可能である。
【0037】
また、先の二つの実施形態においては、拡大鏡装置1が取り付けられる情報表示装置90は、腕時計型の携帯情報端末であったが、これに限られない。すなわち、情報表示装置90には、使用者に時刻の情報を提供する腕時計も含まれる。
【符号の説明】
【0038】
1 拡大鏡装置
10 アーム部材
10a 一端
10b 他端
10c 折曲部
11 フレーム
12 フレーム
13,14 内フレーム
15,16 外フレーム
17 横部材
20 拡大鏡
20a 辺縁
30 結合手段
90 情報表示装置
91 情報表示体
91a 表示面
92 上部ベルト
93 下部ベルト
R1 回転軸
R2 回転軸
R3 回転軸