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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-26
(45)【発行日】2023-10-04
(54)【発明の名称】コンテンツ推薦及び表示
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/015 20230101AFI20230927BHJP
   G06F 16/9035 20190101ALI20230927BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20230927BHJP
【FI】
G06Q30/015
G06F16/9035
G06Q30/0601
G06Q30/0601 340
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2019517929
(86)(22)【出願日】2017-10-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-12-19
(86)【国際出願番号】 US2017054982
(87)【国際公開番号】W WO2018071234
(87)【国際公開日】2018-04-19
【審査請求日】2020-08-13
【審判番号】
【審判請求日】2022-11-02
(31)【優先権主張番号】201610885115.2
(32)【優先日】2016-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シューチエン リン
(72)【発明者】
【氏名】シアオリン ムー
【合議体】
【審判長】佐藤 智康
【審判官】相崎 裕恒
【審判官】後藤 亮治
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/023541(WO,A1)
【文献】特開2011-65217(JP,A)
【文献】特開2011-133926(JP,A)
【文献】特開2014-519661(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
G06F16/00-16/0935
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント端末によって提供されるユーザ入力を受信することと、
前記ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索することであって、前記基本コンテンツプールが、1つまたは複数のコンテンツを含む、前記検索することと、
ユーザのためのコンテンツを記憶するために個人コンテンツプールを作成することと、
前記合致するコンテンツを前記個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、前記個人コンテンツプールから前記クライアント端末にコンテンツを提供することであって、前記あらかじめ設定されたトリガ条件は、ユーザが同一または実質的に同一の概念に属するキーワードを変更した回数が所定の閾値に達することを含み、前記所定の閾値は、ユーザが検索困難であるときのキーワード変更回数に対応する、前記提供することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ユーザ入力が、前記クライアント端末の自然言語対話型インタフェースにおける自然言語入力を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記あらかじめ設定されたトリガ条件が、
前記個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
前記ユーザ入力受信後の期間が、あらかじめ設定された閾値期間に達することと、
同一シナリオを記述することを意図する複数のユーザ入力の時間量が、閾値時間に達したことと、
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザ入力が、前記クライアント端末の検索バーにおけるキーワード入力を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コンテンツを前記個人コンテンツプールから前記クライアント端末に提供した後、推薦を記録することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
次回に前記個人コンテンツプール内の前記コンテンツを前記クライアント端末に提供する前に、記録に従って前記コンテンツを前記個人コンテンツプールから前記クライアント端末に提供するかどうかを判断することと、
前記コンテンツが記録されていることを判断することに応答して、前記次回に前記コンテンツを前記個人コンテンツプールから前記クライアント端末に提供しないことを判断することと、をさらに含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
プロンプトメッセージを前記クライアント端末に提供することと、
前記クライアント端末によって提供されるビュー要求を受信した後、前記クライアント端末に提供するために、複数のコンテンツを前記個人コンテンツプールから選択することと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記クライアント端末から推薦要求を受信することと、
あらかじめ設定された参照条件に従って、1つまたは複数の小売業者の1つまたは複数のオンラインカスタマサービスインタフェースを前記クライアント端末に返すことと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記あらかじめ設定された参照条件が、
小売業者のオンラインカスタマサービスのビジー度と、
小売業者のオンラインカスタマサービスの専門レベルと、
前記ユーザ入力開始後のあらかじめ設定された閾値時間内の前記ユーザ入力と、
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記コンテンツを前記個人コンテンツプールから前記クライアント端末に提供することが、
前記クライアント端末からビュー要求を受信することであって、前記クライアント端末において表示される動作タグがクリックされ、またはトリガされるときに、前記ビュー要求がトリガされる、前記受信することと、
複数のコンテンツを前記個人コンテンツプールから選択した後、前記クライアント端末に送信されるために、あらかじめ設定された量のコンテンツを前記複数のコンテンツから選択することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
改善されたユーザ入力を前記クライアント端末から受信することと、
前記改善されたユーザ入力に合致するコンテンツを前記基本コンテンツプールから取り出すことと、
前記改善されたユーザ入力に合致する前記コンテンツを前記個人コンテンツプールに入力することと、
前記改善されたユーザ入力に合致する前記コンテンツを前記クライアント端末に提供することと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記個人コンテンツプールが、ライフサイクルを有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記個人コンテンツプールを前記作成することが、前記クライアント端末のユーザ対話インタフェースにおいてユーザ対話を検出するときに前記個人コンテンツプールを作成することを含み、
前記方法が、
前記ユーザ対話インタフェースにおいて前記ユーザ対話が完了したことを検出するときに、前記個人コンテンツプールを削除すること、または
前記ユーザのアカウントが削除されたときに、前記個人コンテンツプールを削除することをさらに含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ユーザインタフェースを介してユーザ入力を受信することと、
前記ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、前記コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信することであって、前記あらかじめ設定されたトリガ条件は、ユーザが同一または実質的に同一の概念に属するキーワードを変更した回数が所定の閾値に達することを含み、前記所定の閾値は、ユーザが検索困難であるときのキーワード変更回数に対応する、ことと、
前記コンテンツを表示することと、
を含む動作を実行させるコンピュータ可読命令を記憶する、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体と、
を備える、クライアント端末。
【請求項15】
前記ユーザインタフェースが、自然言語ユーザインタフェースである、
請求項14に記載のクライアント端末。
【請求項16】
前記あらかじめ設定されたトリガ条件が、検索のための正確なユーザ入力を見つけるための前記ユーザの試みが閾値に達したことを示す、
請求項14に記載のクライアント端末。
【請求項17】
前記あらかじめ設定されたトリガ条件が、
前記個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
前記ユーザ入力受信後の期間が、あらかじめ設定された閾値期間に達することと、
同一シナリオを記述することを意図する複数のユーザ入力の時間量が、閾値時間に達したことと、
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14に記載のクライアント端末。
【請求項18】
前記ユーザインタフェースが、前記クライアント端末の受信デバイスによって受信される、
請求項14に記載のクライアント端末。
【請求項19】
前記コンテンツが、前記クライアント端末の表示デバイスに表示される、
請求項14に記載のクライアント端末。
【請求項20】
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、前記1つまたは複数のプロセッサに、
クライアント端末によって提供されるユーザ入力を受信することと、
前記ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索することと、
個人コンテンツプールを作成することと、
前記合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツを前記個人コンテンツプールから前記クライアント端末に提供することであって、前記あらかじめ設定されたトリガ条件は、ユーザが同一または実質的に同一の概念に属するキーワードを変更した回数が所定の閾値に達することを含み、前記所定の閾値は、ユーザが検索困難であるときのキーワード変更回数に対応する、ことと、
を含む動作を実行させるコンピュータ可読命令を記憶する、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体と、
を備えるサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連特許出願の相互参照
本出願は、「Method,Client Terminal, Server, and System for Content Recommendation and Display」と題する、2016年10月10日に出願された中国特許出願第201610885115.2号の優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、コンピュータネットワーク通信技術の分野に関し、より詳細には、コンテンツ推薦及び表示のための方法、クライアント端末、サーバ、及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータネットワーク通信技術の絶え間ない発展とともに、オンラインショッピングが、ますます日常的になりつつある。特に若い世代にとっては、オンラインショッピングは、日常生活の一部となりつつある。現在、ユーザは、クライアント端末を使用してオンライン販売プラットフォームを訪問することによって、製品またはサービスをオンラインで買物することがある。クライアント端末は、特定のオンラインショッピングアプリケーションまたは汎用ウェブブラウザであってもよい。どのクライアント端末を通してオンラインショッピングが行われても、ユーザが検索を行うために語句を入力する(または、語句を入力する際にフィルタ条件を設定する)ように、ユーザは、概して、一般的な検索動作を実行することしかできず、サーバは、ユーザによる語句入力に従って(または、語句及びフィルタ条件に従って)、対応するコンテンツをオンライン販売プラットフォームのデータベースから照合し、ショッピングのためにそれらをユーザに返す。
【0004】
上記の検索シナリオでは、サーバは、通常多くの検索結果を返し、ユーザは、概して、より正確な検索結果を取得するために、異なる入力語句に変更する傾向にある。しかしながら、検索のために入力する用語の組み合わせの選択が得意ではない一般ユーザに関しては、彼/彼女は、入力語句を頻繁に変更した後で、より正確な検索結果を取得できないことがある。即ち、努力した後、ユーザは、多くの検索結果から適切なコンテンツを選択する問題に依然として直面することがある。サーバは、個別化された検索サービスをユーザにさらに提供することができず、それによって、ユーザエクスペリエンスに悪影響を及ぼす。
【発明の概要】
【0005】
本概要は、発明を実施するための形態においてさらに後述される概念の抜粋を、簡潔な形式で紹介するために提供される。本概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的特徴の全てを特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を判断する際の補助としてのみ使用されることを意図するものでもない。「技術(複数可)または技術的解決策(複数可)」という用語は、上記の文脈によって、かつ本開示全体を通して認められるように、例えば、装置(複数可)、システム(複数可)、方法(複数可)、及び/またはコンピュータ可読命令を指してもよい。
【0006】
本開示は、
クライアント端末によって提供されるユーザ入力を受信することと、
ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索することであって、基本コンテンツプールが1つまたは複数のコンテンツを含む、検索することと、
ユーザのためのコンテンツを記憶するために個人コンテンツプールを作成することと、
合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、個人コンテンツプールからクライアント端末にコンテンツを提供することであって、あらかじめ設定されたトリガ条件が、合致するコンテンツを検索するためのユーザの試みが閾値に達したことを示す、提供することと、
を含む方法を提供する。
【0007】
例えば、ユーザ入力は、クライアント端末の自然言語対話型インタフェースにおける自然言語入力を含む。
【0008】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することを含む。
【0009】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、ユーザ入力受信後の期間が、あらかじめ設定された閾値期間に達することを含む。
【0010】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、同一シナリオについてのキーワード入力の時間量が、閾値時間に達したことを含む。
【0011】
例えば、ユーザ入力は、クライアント端末の検索バーにおけるキーワード入力を含む。
【0012】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、検索結果において見られた、またはクリックされたコンテンツの量が、あらかじめ設定された閾値数に達することを含む。
【0013】
例えば、方法は、コンテンツを個人コンテンツプールからクライアント端末に提供した後、推薦を記録することをさらに含む。
【0014】
例えば、方法のクレームは、次回に個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアント端末に提供する前に、記録に従ってコンテンツを個人コンテンツプールからクライアント端末に提供するかどうかを判断することと、
コンテンツが記録されていることを判断することに応答して、次回にコンテンツを個人コンテンツプールからクライアント端末に提供しないことを判断することと、をさらに含む。
【0015】
例えば、方法は、
プロンプトメッセージをクライアント端末に提供することと、
クライアント端末によって提供されるビュー要求を受信した後、クライアント端末に提供するために、複数のコンテンツを個人コンテンツプールから選択することと、をさらに含む。
【0016】
例えば、方法は、
クライアント端末から推薦要求を受信することと、
あらかじめ設定された参照条件に従って、1つまたは複数の小売業者の1つまたは複数のオンラインカスタマサービスインタフェースをクライアント端末に返すことと、をさらに含む。
【0017】
例えば、あらかじめ設定された参照条件は、
小売業者のオンラインカスタマサービスのビジー度と、
小売業者のオンラインカスタマサービスの専門レベルと、
ユーザ入力開始後のあらかじめ設定された閾値時間内のユーザ入力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
例えば、コンテンツを個人コンテンツプールからクライアント端末に提供することが、
クライアント端末からビュー要求を受信することであって、クライアント端末において表示される動作タグがクリックされ、またはトリガされるときに、ビュー要求がトリガされる、受信することと、
複数のコンテンツを個人コンテンツプールから選択した後、クライアント端末に送信されるために、あらかじめ設定された量のコンテンツを複数のコンテンツから選択することと、を含む。
【0019】
例えば、方法は、
改善されたユーザ入力をクライアント端末から受信することと、
改善されたユーザ入力に合致するコンテンツを基本コンテンツプールから取り出すことと、
改善されたユーザ入力に合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、
改善されたユーザ入力に合致するコンテンツをクライアント端末に提供することと、をさらに含む。
【0020】
例えば、個人コンテンツプールは、ライフサイクルを有する。個人コンテンツプールは、特定ユーザによって関心を持たれ得るコンテンツを含む。
【0021】
例えば、個人コンテンツプールを作成することが、クライアント端末のユーザ対話インタフェースにおいてユーザ対話を検出するときに、個人コンテンツプールを作成することを含む。例えば、そのようなユーザ対話は、クライアント端末によって提供されるユーザインタフェースにおけるユーザ入力を含む。
【0022】
例えば、方法は、ユーザ対話インタフェースにおいてユーザ対話が完了したことを検出するときに、個人コンテンツプールを削除することをさらに含む。例えば、ユーザ入力を受信するためのユーザインタフェースが、あらかじめ設定された閾値時間より長い間新たなユーザ入力を受信しなかったときに、ユーザはユーザインタフェースから去ったか、またはユーザ対話におけるユーザ対話が完了したとみなされてもよい。例えば、ユーザ入力を受信するために使用される特定のページが存在し、ユーザが別のページを開くか、または特定のページを閉じるときに、ユーザは、ユーザインタフェースから去ったか、またはユーザ対話におけるユーザ対話が完了したとみなされてもよい。
【0023】
例えば、方法は、ユーザのアカウントが削除されたときに、個人コンテンツプールを削除することをさらに含む。例えば、ユーザは、サーバまたは別のサーバにおけるサードパーティウェブサイトにおいてアカウントを有してもよい。サーバは、ユーザがアカウントを閉じるという通知を受信する。次いで、ユーザのための個人コンテンツプールが削除される。
【0024】
本開示は、また、
ユーザインタフェースを介してユーザ入力を受信することと、
ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信することと、
コンテンツを表示することと、を含む方法を提供する。
【0025】
例えば、ユーザインタフェースは、自然言語ユーザインタフェースである。
【0026】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、
個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
ユーザ入力受信後の期間が、あらかじめ設定された閾値期間に達することと、
同一シナリオについてのキーワード入力の時間量が、閾値時間に達したことと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
本開示は、また、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、1つまたは複数のプロセッサに、
ユーザインタフェースを介してユーザ入力を受信することと、
ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信することと、
コンテンツを表示することと、
を含む動作を実行させるコンピュータ可読命令を記憶する、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体と、
を含むクライアント端末を提供する。
【0028】
例えば、ユーザインタフェースは、自然言語ユーザインタフェースである。
【0029】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、検索のための正確なユーザ入力を見つけるためのユーザの試みが、閾値に達していることを示す。
【0030】
より詳細には、例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、
個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
ユーザ入力受信後の期間が、あらかじめ設定された閾値期間に達することと、
同一シナリオを記述することを意図する複数のユーザ入力の時間量が、閾値時間に達したことと、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0031】
例えば、ユーザインタフェースは、クライアント端末の受信側デバイスによって受信される。
【0032】
例えば、コンテンツは、クライアント端末の表示デバイスにおいて表示される。
【0033】
本開示は、また、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、1つまたは複数のプロセッサに、
クライアント端末によって提供されるユーザ入力を受信することと、
ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索することと、
個人コンテンツプールを作成することと、
合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツを個人コンテンツプールからクライアント端末に提供することと、
を含む動作を実行させるコンピュータ可読命令を記憶する、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体と、
を含むサーバを提供する。
【0034】
本開示は、また、コンテンツ推薦及び表示のための方法、クライアント端末、サーバ、及びシステムを提供して、ユーザに対して個別化された検索サービスを提供し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0035】
上記目的を達成するために、本開示は、コンテンツ推薦用システムを提供し、それは、基本コンテンツプール、コンテンツ推薦用サーバ、及び少なくとも1つのクライアント端末を含む。
【0036】
基本コンテンツプールは、1つまたは複数のコンテンツを記憶する。
【0037】
クライアント端末は、ユーザ入力をモニタリングし、それをコンテンツ推薦用サーバに提供する。
【0038】
コンテンツ推薦用サーバは、クライアント端末によって提供されるユーザ入力を受信し、ユーザのための個人コンテンツプールを作成し、ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールからユーザ入力に合致するコンテンツを検索し、合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力する。
【0039】
クライアント端末は、あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信し、ユーザにコンテンツを表示する。
【0040】
さらに、本開示は、また、コンテンツ推薦のための方法を提供し、それは、
ユーザのための個人コンテンツプールを作成するために、クライアント端末からユーザ入力を受信することと、
ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールからユーザ入力に合致するコンテンツを検索すること、及び合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、を含む。
【0041】
さらに、本開示は、また、コンテンツ推薦用サーバを提供し、それは、
1つまたは複数のプロセッサと、
コンテンツ推薦用装置を含む複数のユニット及びモジュールをその中に記憶する、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体と、を含む。コンテンツ推薦用装置が、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるとき、
ユーザのための個人コンテンツプールを作成するために、クライアント端末からユーザ入力を受信することと、
ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールからユーザ入力に合致するコンテンツを検索すること、及び合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、
の動作が実行される。
【0042】
さらに、本開示は、また、コンテンツ表示のための方法を提供し、それは、
ユーザ入力をモニタリングすること、及びそれをコンテンツ推薦用サーバに提供することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信すること、及びユーザにコンテンツを表示することと、を含む。
【0043】
さらに、本開示は、また、クライアント端末を提供し、それは、
ユーザからユーザ入力を受信する1つまたは複数の入力デバイスと、
ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供し、あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信する、入力デバイスに結合された1つまたは複数のプロセッサと、
ユーザにコンテンツを表示する表示デバイスと、を含む。
【0044】
本開示において、基本コンテンツプールは、1つまたは複数のコンテンツを記憶する。クライアント端末は、ユーザからの入力をモニタリングした後、ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供する。コンテンツ推薦用サーバは、クライアント端末によって提供されるユーザ入力を受信して、ユーザのための個人コンテンツプールを作成し、ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールからユーザ入力に合致するコンテンツを検索し、合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力する。クライアント端末は、あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信し、ユーザに対してコンテンツを表示する。したがって、個別化された検索サービスが、ユーザに提供される。ユーザが、検索の困難性または検索結果選択の困難性に直面するとき、本開示は、ある程度の推薦及び意思決定のケイパビリティを提供し、それによって、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0045】
本開示の実施形態または従来技術における技術解決策をより明確に示すために、実施形態を示す図面が、以下の通り簡単に紹介される。図面は、本開示の実施形態のいくつかを説明するだけであることは明らかである。当業者は、創造的努力を用いることなしに、図面に従って他の形態を取得してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】本開示の例としての実施形態による、コンテンツ推薦のための例としてのシステムの概略図である。
図2】本開示の例としての実施形態による、クライアント端末とユーザとの間の対話型表示インタフェースである。
図3】本開示の例としての実施形態による、クライアント端末とユーザとの間の別の対話型表示インタフェースである。
図4】本開示の例としての実施形態による、プロンプトメッセージを示す表示インタフェースである。
図5】本開示の例としての実施形態による、クライアント端末においてより多くのコンテンツを表示する表示インタフェースである。
図6】本開示の例としての実施形態による、クライアント端末においてより多くのコンテンツを表示する別の表示インタフェースである。
図7】本開示の実施形態による、コンテンツ推薦のための例としての方法のフローチャートである。
図8】本開示の実施形態による、コンテンツ推薦のための別の例としての方法のフローチャートである。
図9】本開示の実施形態による、コンテンツ表示のための別の例としての方法のフローチャートである。
図10】本開示の例としての実施形態による、例としてのコンテンツ推薦用サーバの概略図である。
図11】本開示の例としての実施形態による、例としてのクライアント端末の概略図である。
図12図12a~12cは、本開示の実施形態による特定の適用シナリオの下での例としてのクライアント端末における対話である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本開示の以下の図面と併せて、本開示の実施形態における技術的解決策が、説明される。説明される実施形態は、単に本開示の実施形態のうちのいくつかを表現し、本開示を限定するものとして解釈されるべき記録であることは明らかである。本開示の実施形態に基づいて当業者により得られる全ての他の実施形態は、本開示の保護範囲内に入る。
【0048】
本開示は、
基本コンテンツプールと、
コンテンツ推薦用サーバと、
クライアント端末と、を備え、
基本コンテンツプールは、1つまたは複数のコンテンツを記憶し、
クライアント端末は、ユーザ入力をモニタリングし、ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供し、
コンテンツ推薦用サーバは、クライアント端末によって提供されるユーザ入力を受信し、ユーザのための個人コンテンツプールを作成し、ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索し、合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力し、
クライアント端末は、あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信し、コンテンツを表示する、システムを提供する。
【0049】
例えば、ユーザ入力は、クライアント端末の自然言語対話型インタフェースにおける、ユーザによる自然言語入力を含む。
【0050】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、
個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
ユーザが自然言語を入力し始めた後の期間が、あらかじめ設定された閾値期間に達することと、
ユーザが同一シナリオについてキーワードを変更する時間量が、閾値時間に達したことと、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
例えば、ユーザ入力は、クライアント端末の検索バーにおけるユーザによるキーワード入力を含む。
【0052】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、
個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
ユーザが同一シナリオについてキーワードを変更する時間量が、閾値時間に達したことと、
ユーザが検索結果において見たコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値数に達することと、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0053】
例えば、コンテンツ推薦用サーバは、個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアント端末に提供した後、推薦を記録し、
コンテンツ推薦用サーバは、次回に個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアント端末に提供する前に、記録に従って個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアント端末に提供するかどうかを判断する。
【0054】
例えば、コンテンツ推薦用サーバは、プロンプトメッセージをクライアント端末に提供し、クライアント端末によって提供されるビュー要求を受信した後、ユーザに提供するために、複数のコンテンツを個人コンテンツプールから選択する。
【0055】
例えば、クライアント端末は、ユーザから推薦要求を受信し、
コンテンツ推薦用サーバは、推薦要求に対応して、あらかじめ設定された参照条件に従って1つまたは複数の推薦インタフェースをクライアント端末に返す。
【0056】
例えば、あらかじめ設定された参照条件は、
小売業者のオンラインカスタマサービスのビジー度と、
小売業者のオンラインカスタマサービスの専門レベルと、
ユーザ入力開始後のあらかじめ設定された閾値時間内のユーザ入力と、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0057】
例えば、クライアント端末は、動作タグを提供し、コンテンツ推薦用サーバは、複数のコンテンツを個人コンテンツプールから選択した後、クライアント端末からビュー要求を受信したときに、あらかじめ設定された量のコンテンツを個人コンテンツプールからユーザへ選択し、ユーザが動作タグに対して操作するときにビュー要求がトリガされる。
【0058】
例えば、クライアント端末は、ユーザから改善されたユーザ入力を受信し、コンテンツ推薦用サーバは、さらに、改善されたキーワードに合致するコンテンツを基本コンテンツプールから取り出し、それらをクライアント端末に提供する。
【0059】
本開示は、また、
クライアント端末によって提供されるユーザのユーザ入力を受信することと、
ユーザのための個人コンテンツプールを作成することと、
ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索することと、
合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツを個人コンテンツプールからクライアント端末に提供することと、
を含むコンテンツ推薦のための方法を提供する。
【0060】
例えば、ユーザ入力は、クライアント端末の自然言語対話型インタフェースにおける、ユーザによる自然言語入力を含む。
【0061】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、
個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
ユーザが自然言語を入力し始めた後の期間が、あらかじめ設定された閾値期間に達することと、
ユーザが同一シナリオについてキーワードを変更する時間量が、閾値時間に達したことと、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0062】
例えば、ユーザ入力は、クライアント端末の検索バーにおけるユーザによるキーワード入力を含む。
【0063】
例えば、あらかじめ設定されたトリガ条件は、
個人コンテンツプール内のコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値に達することと、
ユーザが同一シナリオについてキーワードを変更する時間量が、閾値時間に達したことと、
ユーザが検索結果において見たコンテンツ量が、あらかじめ設定された閾値数に達することと、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0064】
例えば、コンテンツ推薦用サーバは、個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアント端末に提供した後、推薦を記録し、コンテンツ推薦用サーバは、次回に個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアント端末に提供する前に、記録に従って個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアント端末に提供するかどうかを判断する。
【0065】
例えば、コンテンツ推薦用サーバは、プロンプトメッセージをクライアント端末に提供し、クライアント端末によって提供されるビュー要求を受信した後、ユーザに提供するために、複数のコンテンツを個人コンテンツプールから選択する。
【0066】
例えば、クライアント端末は、ユーザから推薦要求を受信し、コンテンツ推薦用サーバは、推薦要求に対応して、あらかじめ設定された参照条件に従って1つまたは複数の推薦インタフェースをクライアント端末に返す。
【0067】
例えば、あらかじめ設定された参照条件は、
小売業者のオンラインカスタマサービスのビジー度と、
小売業者のオンラインカスタマサービスの専門レベルと、
ユーザ入力開始後のあらかじめ設定された閾値時間内のユーザ入力と、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
例えば、クライアント端末は、動作タグを提供し、コンテンツ推薦用サーバは、複数のコンテンツを個人コンテンツプールから選択した後、クライアント端末からビュー要求を受信したときに、あらかじめ設定された量のコンテンツを個人コンテンツプールからユーザへ選択し、ユーザが動作タグに対して操作するときにビュー要求がトリガされる。
【0069】
例えば、クライアント端末は、ユーザから改善されたユーザ入力を受信し、コンテンツ推薦用サーバは、さらに、改善されたキーワードに合致するコンテンツを基本コンテンツプールから取り出し、それらをクライアント端末に提供する。
【0070】
本開示は、また、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、1つまたは複数のプロセッサに、
クライアント端末によって提供されるユーザのユーザ入力を受信することと、
ユーザのための個人コンテンツプールを作成することと、
ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索することと、
合致するコンテンツを個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツを個人コンテンツプールからクライアント端末に提供することと、
を含む動作を実行させるコンピュータ可読命令を記憶する、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体と、
を含むコンテンツ推薦用サーバを提供する。
【0071】
本開示は、また、
ユーザのユーザ入力をモニタリングすることと、
ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供することと、
あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信すること、及びコンテンツを表示することと、
を含むコンテンツ表示のための方法を提供する。
【0072】
本開示は、また、
ユーザのユーザ入力を受信する入力デバイスと、
ユーザ入力をコンテンツ推薦用サーバに提供し、あらかじめ設定されたトリガ条件が満たされるときに、コンテンツ推薦用サーバによって提供されるコンテンツを個人コンテンツプールから受信し、コンテンツを表示する、プロセッサと、
コンテンツをユーザに表示する表示デバイスと、
を含むクライアント端末を提供する。
【0073】
図1を参照すると、本開示は、1つまたは複数のクライアント端末102(1)、102(2)、...、102(n)、及びコンテンツ推薦用サーバ104を含む、コンテンツ推薦用システムを提供する。nは、任意の整数であってもよい。クライアント端末102は、コンテンツ推薦用サーバ104に結合される。コンテンツ推薦用システム104は、1つまたは複数のクライアント端末102を含んでもよい。
【0074】
図1に示されるように、1つの例としての実施形態では、コンテンツ推薦用システム100は、基本コンテンツプール106も含む。基本コンテンツプール106は、コンテンツ推薦用サーバ104に結合される。基本コンテンツプール106は、データマイニングのためのデータソースとして1つまたは複数のコンテンツを含む。1つまたは複数のコンテンツは、コンテンツ情報のセットである。コンテンツ情報は、製品及び/またはサービスの紹介または推薦情報を含む。例えば、コンテンツ情報は、広告コンテンツ、使用情報コンテンツ、コメント情報コンテンツ、製品説明コンテンツ、製品ランキング、詳細な製品情報、製品購入情報(購入リンクなど)を含んでもよい。コンテンツ情報は、テキスト、画像、動画、または音声の形式であってもよい。コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザの検索意図に従って、基本コンテンツプール106から合致するコンテンツを検索し、それらをユーザに推薦する。基本コンテンツプール106は、データベース、データウェアハウス、データセットなどとして実施されてもよく、それは、本開示によって限定されない。
【0075】
コンテンツ推薦用サーバ104は、1つのサーバ、または複数サーバを含むサーバのクラスタであってもよい。
【0076】
1つの例としての実施形態では、特定ユーザが、クライアント端末102の自然言語対話型インタフェースにおいて自然言語を入力することを検出されるときに、コンテンツ推薦用サーバ104は、特定ユーザのための個人コンテンツプールを作成し、ユーザによる自然言語入力に従って基本コンテンツプール106から合致するコンテンツのデータマイニングを連続的に行い、合致するコンテンツをユーザの個人コンテンツプールに入力する。あらかじめ設定された第1トリガ条件が満たされるとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、個人コンテンツプール内のコンテンツを特定ユーザに推薦する。個人コンテンツプールは、データベース、データウェアハウス、データセットなどとして実施されてもよく、それは、本開示によって限定されない。
【0077】
コンテンツ推薦用サーバ104が、ユーザによる自然言語入力に従って基本コンテンツプール106から合致するコンテンツのデータマイニングを行うという動作は、ユーザによって入力された自然言語の意味解析を行うことと、そこからキーワードを抽出することと、抽出されたキーワードに従ってキーワードに合致するコンテンツを基本コンテンツプール106から検索することと、を含んでもよい。例えば、ユーザによって入力されたキーワードが、「アウトドア」及び「ランニングシューズ」を含むとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、基本コンテンツプール106からデータマイニングを行って、靴の広告コンテンツ、靴の試用レポート、ユーザ購入コメント、ランニングシューズメーカー情報、世界トップ10のランニングシューズ、最新セールのランニングシューズ、及び「アウトドアランニングシューズ」、「ランニングシューズ」、及び「アウトドアアクティビティ」に関連する製品リンクを見つける。
【0078】
ユーザのために作成される個人コンテンツプールは、一時的なものであり、ライフサイクルを有する。そのライフサイクルが終了した時点で、コンテンツ推薦用サーバ104は、個人コンテンツプールをそのライフサイクルが終了すると削除してもよい。1つの例としての実施形態では、ユーザが、クライアント端末の自然言語対話型インタフェースで対話型アクションを行うことを開始するときに、個人コンテンツプールが作成される。自然言語対話型インタフェースが閉じられ、または自然言語対話型インタフェースが、あらかじめ設定された閾値時間より長い間ユーザからの入力を受信していないように、ユーザが対話を止めた後、個人コンテンツプールは削除される。別の例としての実施形態では、ユーザが、クライアント端末の自然言語対話型インタフェースで対話型アクションを行うことを開始するときに、個人コンテンツプールが作成される。個人コンテンツプールは、ユーザデータ(アカウントなど)が削除されるまで、維持されることとなる。
【0079】
本開示において、コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザによって入力された自然言語を識別することが可能であるため、ユーザによって入力された自然言語に従って基本コンテンツプール106から合致するコンテンツを検索し、合致するコンテンツをユーザに推薦する。このように、ユーザが自然言語を入力して検索意図を表現することは便利である。従来技術の下では、検索意図を表現するために、キーワードを複数回変更し、または検索ツールにおいてキーワードの複雑な論理的組み合わせを試行する必要はない。一方、自然言語に基づく検索対話は、コンテンツ推薦用サーバ104にユーザの検索意図をより正確に認識させ、それによって、より正確かつ適切なコンテンツをユーザに推薦する。
【0080】
例としての実施形態では、第1のトリガ条件は、個人コンテンツプールへのコンテンツ入力数が閾値に達することである。別の例としての実施形態では、第1のトリガ条件は、自然言語のユーザ入力を受信した後の期間が、あらかじめ設定された期間に達することである。別の例としての実施形態では、第1のトリガ条件は、自然言語のユーザ入力を受信した後で、ユーザが同一シナリオ下のキーワードを変更する回数が閾値に達したことである。同一シナリオ下のキーワードとは、キーワードが同一または実質的に同一の概念に属することを指す。例えば、ユーザが、一足のスポーツシューズを買うつもりである場合、ユーザは、短い期間内に3つのキーワード「ランニングシューズ」、「アウトドアランニングシューズ」、及び「スパイクシューズ」を検索する。これらの靴は全て、ランニング時に着用することが適当であるため、それらは、同一シナリオ下のキーワードと見なされる。
【0081】
例としての実施形態では、あらかじめ設定された第1トリガ条件が満たされるとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザの個人コンテンツプールからユーザへの複数のコンテンツを検索する。ユーザがより多くの推薦を必要とすることを、コンテンツ推薦用サーバ104が認識するとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、より多くのコンテンツをユーザの個人コンテンツプールから選択し、それらをユーザに推薦する。選択されるコンテンツは、関連度などのパラメータの大きさに基づくランダムな、または好適な選択であってもよい。
【0082】
例としての実施形態では、コンテンツ推薦用サーバ104は、また、ショッピングガイドのためのインタフェースをクライアント端末102に提供する。インタフェースが、ユーザからクライアント端末102を介してショッピングガイドについての要求を受信するとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、1つまたは複数のあらかじめ設定された参照条件に従って、1つまたは複数の小売業者のオンラインカスタマサービスをユーザに推薦する。ユーザは、1つまたは複数の小売業者から選択してもよい。参照条件は、小売業者のオンラインカスタマサービスのビジー度、小売業者のオンラインカスタマサービスの専門レベル、及び/またはユーザが自然言語の入力を開始した後のあらかじめ設定された閾値時間内のユーザによって入力された自然言語を含んでもよい。
【0083】
現在の技術の限界に起因して、人間と機械との間の通信が、人間間の通信よりも便利でないことは明らかである。したがって、ショッピングガイドの支援によって、ユーザは、彼/彼女の検索意図を表現することがより便利である。ユーザの検索意図を理解した後では、小売業者のオンラインカスタマサービスは、また、機械検索よりも正確な検索コンテンツをユーザに提供し得る。一方、ユーザに提供される小売業者のオンラインカスタマサービスは、小売業者のオンラインカスタマサービスのビジネス度及び専門レベルなどの要因を考慮した後で選択されるため、ユーザは、迅速かつ簡便に、専門的で正確な推薦コンテンツをこの種類のショッピングガイドを通して取得してもよく、それによって、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0084】
例としての実施形態では、クライアント端末102は、汎用オンラインショッピングウェブサイト(JD.comのクライアント端末、またはAmazon.comのクライアント端末など)の類似の検索機能を提供する検索バーを提供する。キーワード(図4に示される「ドレス」など)が、ユーザによってクライアント端末102の検索バーへ入力することが検出されるとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、特定ユーザの個人コンテンツプールを作成し、ユーザによるキーワード入力に従って基本コンテンツプール106から合致するコンテンツを検索し、合致するコンテンツを特定ユーザの個人コンテンツプールに入力する。あらかじめ設定された第2トリガ条件が満たされるとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、個人コンテンツプール内のコンテンツをユーザに推薦する。
【0085】
例としての実施形態では、ユーザが、検索バーにキーワードを入力し始めるときに、コンテンツ推薦用サーバ104は、個人コンテンツプールを作成する。ユーザが、アプリケーションソフトウェアまたはウェブサイトを閉じるときに、個人コンテンツプールは削除される。別の例としての実施形態では、ユーザが、検索バーにキーワードを入力し始めるときに、コンテンツ推薦用サーバ104は、個人コンテンツプールを作成する。コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザがアプリケーションソフトウェアまたはウェブサイト上のユーザデータ(ユーザアカウントなど)を削除するまで、個人コンテンツプールを維持する。
【0086】
別の例としての実施形態では、あらかじめ設定された第2トリガ条件は、ユーザがキーワードを入力した後で、同一シナリオについてのキーワードが変更される回数が閾値に達したことである。概して、ユーザが1回の検索によって適切なコンテンツを見つける場合、ユーザは、新たなキーワードを入力して時間を浪費することはない。これに応じて、ユーザが、あらかじめ設定された短い期間内に同一シナリオについてのキーワードを頻繁に変更する場合、ユーザが、プロパティコンテンツを見つけるのが難しいことを示してもよく、したがって、ユーザが、検索困難であると仮定される。
【0087】
例としての実施形態では、あらかじめ設定された第2トリガ条件は、ユーザが見るか、またはクリックする検索結果内のコンテンツ数が、あらかじめ設定された閾値に達することである。検索結果は、同一シナリオについてのキーワードの検索結果である。概して、返される検索結果は、多くのコンテンツを含む。ユーザが見るか、またはクリックするコンテンツ数があらかじめ設定された閾値に達する場合、ユーザは、コンテンツを選択するのが困難であることを示しており、したがって、ユーザは、選択困難であると仮定される。
【0088】
例としての実施形態では、あらかじめ設定された第2トリガ条件は、個人コンテンツプールへ入力されたコンテンツ数が、閾値に達することである。
【0089】
上記例としての実施形態では、あらかじめ設定された第2トリガ条件が満たされているかどうかをコンテンツ推薦用サーバ104が判断する目的は、ユーザが検索困難性または選択困難性を有するかどうかを判断するためである。ユーザが、検索困難性または選択困難性を有すると判断されるとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、個人コンテンツプール内のコンテンツをユーザに推薦し、それによって、ある程度の推薦及び決定ケイパビリティをユーザに提供して、ユーザがコンテンツを検索及び選択し終えるのを助ける。
【0090】
例としての実施形態では、あらかじめ設定された第2トリガ条件が満たされるとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、複数のコンテンツをユーザの個人コンテンツプールから選択し、それらをユーザに推薦する。ユーザがより多くの推薦を必要とすることを判断するとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、より多くのコンテンツをユーザの個人コンテンツプールから選択し、それらをユーザに推薦する。
【0091】
例としての実施形態では、コンテンツをユーザにプッシュする前に、コンテンツ推薦用サーバ104は、プロンプトメッセージをユーザに送信して(図4に示されるフローティングレイヤ402など)、推薦コンテンツの準備ができていることをユーザに思い出させる。ユーザがプロンプトメッセージに対して操作するとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、複数のコンテンツをユーザにプッシュする。プロンプトメッセージがユーザに送信された後あらかじめ設定された期間内に、ユーザが、プロンプトメッセージに対して操作しない場合、ユーザが推薦を受け入れる気がないことを示す。コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザを妨害しないようにプロンプトメッセージを閉じる。さらに、ユーザに思い出させるために、プロンプトメッセージは、高輝度表示、高コントラスト表示など、ハイライトされてもよい。
【0092】
例としての実施形態では、個人コンテンツプールのコンテンツを対応するクライアント端末102にプッシュする前に、コンテンツ推薦用サーバ104が、同一シナリオのコンテンツがユーザに推薦されているかどうかを判断する。コンテンツがユーザに推薦されていない場合、コンテンツ推薦用サーバ104は、コンテンツをユーザにプッシュする。そうでない場合、コンテンツ推薦用サーバ104は、同一コンテンツを繰り返しプッシュしてユーザエクスペリエンスに影響を及ぼすことを避けるために、プッシュするのを止める。確実に、同一シナリオのコンテンツがユーザに推薦されたかどうかを判断するために、コンテンツ推薦用サーバ104は、各推薦について推薦されたユーザ及び推薦コンテンツを記録する。
【0093】
例としての実施形態では、クライアント端末102がユーザにコンテンツを表示した後、クライアント端末102、コンテンツ推薦用サーバ104、または、その両方が、コンテンツに対するユーザの操作をモニタリングする。ユーザがより多くのコンテンツを見ることを要求するとき、コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザに対するユーザの操作に従って、ユーザに推薦されるコンテンツを調整する。モニタリングは、見られるコンテンツに対するユーザの滞留時間をモニタリングすることを含んでもよい(ユーザが特定のコンテンツに長く滞留するほど、ユーザの注目度が高い)。モニタリングは、ユーザのクリック行動に基づいてユーザの注目点を判断するために、ユーザのクリック行動をモニタリングすることも含んでもよい。例えば、ユーザが、「ロングAライン春秋物ニットドレス」または「半袖Aライン白ドレス」をクリックするだけで、それらは、全てAラインドレスに属するため、ユーザは、Aラインドレスにより注目していると判断される。ユーザがより多くのドレスを見ることを要求するとき、図6に示されるように、ユーザの個人コンテンツプール内のAラインドレスのコンテンツが、ユーザに推薦される。
【0094】
例としての実施形態では、コンテンツ推薦用サーバ104は、概して、日々複数のクライアント端末102から大量のデータを受信する。大量のデータは、クライアント端末102の検索バー内のユーザによって入力されたキーワード、及び/または対応するクライアント端末102の自然言語対話型インタフェース内のユーザによって入力された自然言語を含む。これは、コンテンツ推薦用サーバ104の多くのリソースを消費することになる。リアルタイムでデータを収集することを保証するために、コンテンツ推薦用サーバ104は、マルチスレッド非同期キュー、分散処理などを使用することによって、アップロードされたデータを処理してもよい。
【0095】
例としての実施形態では、基本コンテンツプール106は、データベースであってもよい。
【0096】
例としての実施形態では、基本コンテンツプール106は、ニュース、コメント、アクティビティ、ナレッジなどの製品及び/またはサービスの紹介情報または推薦情報をクラスタリングする。例えば、化粧品ブランドによって発表されるクリームのトップ10情報、サードパーティメディアウェブサイトによって発表されるファッションクロス情報、高級バンドによって発表される新しいブリーフケースの公開情報、サードパーティメディアウェブサイトによって発表されるあるスターの服装の情報、サードパーティメディアウェブサイトによって発表されるワインの買物知識、サードパーティメディアウェブサイトによって発表される夏服マッチ技術、サードパーティメディアウェブサイトによって発表される、最もよく売れているスマートフォンのレビューレポートなどである。
【0097】
例としての実施形態では、基本コンテンツプール106に記憶されるコンテンツは、ライフサイクルを有する。新たなコンテンツの導入及び古いコンテンツの削除とともに、基本コンテンツプール106は、ユーザの要件を満たすために絶え間なく更新される。
【0098】
例としての実施形態では、クライアント端末102は、スマートポータブル端末、タブレットデバイス、車載デバイス、スマートウェアラブルデバイスなどの、モバイルデバイスであってもよい。クライアント端末102は、また、デスクトップパーソナルコンピュータ(PC)、オールインワンコンピュータ、スマート自助端末などの、デスクトップデバイスであってもよい。
【0099】
ユーザは、異なるクライアント端末102を使用して、本開示の実施形態の1つまたは複数の動作を完了するためにコンテンツ推薦用サーバ104と通信してもよい。
【0100】
例としての実施形態では、クライアント端末102は、(図2のラベル202または図3のラベル302のような)自然言語対話型インタフェースを提供する。ユーザは、コンテンツ推薦用サーバ104を用いたクライアント端末102の自然言語対話型インタフェースを通しての検索のために、自然言語対話を行う。図2を参照すると、例としての実施形態では、自然言語対話は、文字と音声の混合形式での自然言語対話である。文字形式での自然言語と比較すると、ユーザが、音声形式で自然言語を入力することは、より便利であり得る。コンテンツ推薦用サーバ104によって返される文字形式での自然言語もまた、ユーザが見るのには便利である。図3を参照すると、別の例としての実施形態では、自然言語対話は、文字形式であってもよい。別の例としての実施形態では、自然言語対話は、音声形式であってもよい。ユーザによって入力された自然言語が音声形式である場合、意味解析の前に、コンテンツ推薦用サーバ104は、また、音声から文字へと自然言語を変換する。
【0101】
例としての実施形態では、コンテンツ推薦用サーバ104が、ユーザに推薦されるコンテンツを受信するとき、クライアント端末102は、見るため、及び選択するためにユーザにコンテンツを表示する。例としての実施形態では、図2及び3に示されるように、デフォルトで、クライアント端末102は、コンテンツ推薦用サーバ104によってユーザに推薦される複数のコンテンツを受信して、ユーザが見ること、及び選択することを容易にする。
【0102】
例としての実施形態では、クライアント端末102は、「もっと見る」などのさらなる動作タグを設定する。ユーザが「もっと見る」動作タグをクリックすると、クライアント端末102は、コンテンツ推薦用サーバ104からより多くのコンテンツを要求し、図5に示されるように、コンテンツ推薦用サーバによって返されるコンテンツを受信後、ユーザにコンテンツを表示する。
【0103】
例としての実施形態では、クライアント端末102は、また、動作タグ「ショッピングガイドを見る」を設定する。ユーザが、動作タグ「ショッピングガイドを見る」をクリックすると、クライアント端末102は、マニュアルショッピングガイドに対する要求をコンテンツ推薦用サーバ104に送信する。コンテンツ推薦用サーバ104によって返される小売業者の1つまたは複数のオンラインカスタマサービスインタフェースを受信した後、クライアント端末102は、選択のためにオンラインカスタマサービスインタフェースをユーザに表示する。
【0104】
例としての実施形態では、ユーザが、クライアント端末102によって返されるコンテンツを見た後、他の自然言語またはキーワードが、クライアント端末102を通して(図5に示される「私は...と思う」入力ボックス502を介するなどして)入力されてもよい。ユーザのさらなる入力に従って、コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザのさらなる入力に合致する1つまたは複数のコンテンツを検索し、それらを、クライアント端末102にプッシュしてユーザに表示してもよい。そのようなさらなる対話に基づいて、より多くの合致するコンテンツが、ユーザに提供される。
【0105】
例としての実施形態では、リアルタイム推薦を実施するために、クライアント端末102は、ユーザ入力をリアルタイムで収集し、それらをコンテンツ推薦用サーバ104にアップロードしてもよい。ネットワークリソースを減少させるために、クライアント端末102は、ユーザが入力操作を行うときにのみ、データを収集してもよい。
【0106】
図7を参照すると、例としての実施形態では、コンテンツ推薦のための方法は、以下の動作を含んでもよい。
【0107】
S702、ユーザが、クライアント端末において自然言語対話インタフェース内で自然言語を入力するのを検出されたあと、個人コンテンツプールが、ユーザのために作成される。
【0108】
この例としての実施形態の実行主体は、クライアント端末及びコンテンツ推薦用サーバであってもよい。
【0109】
例としての実施形態では、ユーザがコンテンツを検索しようとするとき、自然言語が、(図2に示されるラベル202、または図3に示されるラベル302のように、)クライアント端末の自然言語対話型インタフェース内に入力される。クライアント端末の自然言語対話型インタフェースが、ユーザによって入力された自然言語を受信した後、そのような自然言語が、コンテンツ推薦用サーバ104にアップロードされる。
【0110】
S704:コンテンツ推薦用サーバが、自然言語入力のユーザ入力をモニタリングし、ユーザによって入力された自然言語に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索し、そのようなコンテンツをユーザの個人コンテンツプールに入力する。
【0111】
例としての実施形態では、コンテンツ推薦用サーバが、個人コンテンツプールに入力することは、連続的なプロセスである。プロセスの間、ユーザが自然言語を入力すると、コンテンツ推薦用サーバ104は、ユーザが自然言語を入力し始める開始ポイントから、ユーザが自然言語を入力し終える終了ポイントまで、ユーザによって入力された自然言語に従って基本コンテンツプール106から合致するコンテンツを検索する。
【0112】
図2を参照すると、ユーザが自然言語を入力し始める時から現在時間まで、ユーザは、1つの文章(その文が、「私はボディビルディングドレスを買いたい」である)において音声形式で自然言語を入力し、コンテンツ推薦用サーバは、文章「私はボディビルディングドレスを買いたい」に対して意味解析を行い、キーワード「ボディビルディング」及び「ドレス」を文章から抽出し、キーワードに従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索する。図3を参照すると、ユーザが自然言語を入力し始める時から現在時間まで、ユーザは、「私はボディビルディングドレスを買いたい」及び「春と秋に適当」などの1つより多くの文章である、自然言語を入力する。コンテンツ推薦用サーバは、文章「私はボディビルディングドレスを買いたい」及び「春と秋に適当」に対して意味解析を行って、キーワード「ボディビルディング」、「ドレス」、「春」、及び「秋」を抽出し、次いで、「ボディビルディング」、「ドレス」、及び「春」、ならびに「ボディビルディング」、「ドレス」、及び「秋」に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索する。概して、ユーザが自然言語を入力し始める時から現在時間まで、ユーザが入力する自然言語が多いほど、コンテンツ推薦用サーバによって基本コンテンツプールから検索されるコンテンツがより正確になる。
【0113】
S706、あらかじめ設定された第1トリガ条件が満たされると、個人コンテンツプール内のコンテンツが、ユーザに推薦される。
【0114】
あらかじめ設定された第1トリガ条件及び個人コンテンツプール内のコンテンツをユーザに推薦するための方法は、上記例としてのシステムの実施形態における対応する部分を参照されてもよく、簡潔にするためにここでは詳述しない。例としての方法の実施形態における詳述されない部分は、また、上記例としてのシステムの実施形態を参照してもよいことに留意すべきである。
【0115】
図8を参照すると、例としての実施形態では、コンテンツ推薦のための方法は、以下の動作を含んでもよい。
【0116】
S802、ユーザが、クライアント端末の検索バー内にキーワードを入力するのを検出されると、個人コンテンツプールが、ユーザのために作成される。
【0117】
例としての実施形態の実行主体は、クライアント端末及びコンテンツ推薦用サーバであってもよい。
【0118】
例としての実施形態では、ユーザがコンテンツを検索しようとするとき、キーワード(図4に示す「ドレス」など)が、クライアント端末の検索バーに入力される。クライアント端末の検索バーが、ユーザによって入力されたキーワードを受信した後、キーワードが、コンテンツ推薦用サーバにアップロードされる。
【0119】
S804、コンテンツ推薦用サーバが、ユーザによって入力されたキーワードをモニタリングし、ユーザによって入力されたキーワードに従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索し、コンテンツを個人コンテンツプールに入力する。
【0120】
例としての実施形態では、コンテンツ推薦用サーバによる個人コンテンツプールへの入力は、連続的なプロセスである。プロセスの間、ユーザがキーワードを入力すると、コンテンツ推薦用サーバは、ユーザがキーワードを入力し始める時から現在時間までのユーザによって入力された自然言語に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索する。データマイニングの詳細なプロセスは、図7に示されるような上記例としての方法の実施形態を参照してもよく、それは、簡潔にするためにここでは詳述しない。
【0121】
S806、あらかじめ設定された第2トリガ条件が満たされると、個人コンテンツプール内のコンテンツが、ユーザに推薦される。
【0122】
あらかじめ設定された第2トリガ条件及び個人コンテンツプール内のコンテンツをユーザに推薦するための方法は、上記例としてのシステムの実施形態における対応する部分を参照されてもよく、簡潔にするためにここでは詳述しない。例としての方法の実施形態における詳述されない部分もまた、上記例としてのシステムの実施形態を参照してもよいことに留意すべきである。
【0123】
図9を参照すると、例としての実施形態では、コンテンツ表示のための方法は、以下の動作を含んでもよい。
【0124】
S902、コンテンツプッシュ用サーバによって推薦されるコンテンツが、受信される。
【0125】
例としての実施形態における実行主体は、クライアント端末であってもよい。コンテンツは、コンテンツプッシュ用サーバによって基本コンテンツプールから検索されるコンテンツであってもよい。
【0126】
例としての実施形態では、クライアントによって受信されるコンテンツは、以下のように取得されてもよい。
【0127】
ユーザがコンテンツを検索しようとするとき、キーワード(図4に示される「ドレス」など)が、クライアント端末の検索バーに入力され、または言語自然言語入力が、(図2または図3に示されるような)クライアント端末の自然言語対話型インタフェースにおいて入力される。これに対応して、クライアント端末の検索バーまたは自然言語対話型インタフェースが、ユーザによる入力を受信した後、ユーザ入力が、コンテンツ推薦用サーバにアップロードされる。一方、コンテンツプッシュ用サーバは、ユーザ入力を検出し、ユーザのための個人コンテンツプールを作成する。次いで、コンテンツプッシュ用サーバは、ユーザ入力に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索し、コンテンツをユーザの個人コンテンツプールに入力する。あらかじめ設定された条件が満たされた後、コンテンツプッシュ用サーバは、個人コンテンツプール内のコンテンツをクライアントにプッシュして、ユーザに推薦する。
【0128】
S904、コンテンツが、ユーザに表示される。
【0129】
例としての方法の実施形態では、クライアント端末がコンテンツを表示するプロセス、及び例としての方法の実施形態における詳述されない部分は、上記例としてのシステムの実施形態における対応部分を参照されてもよく、それは、ここでは詳述されない。
【0130】
上記説明されたプロセスは、特定のシーケンス内の一連の動作を含むが、プロセスが、より多くの、またはより少ない動作を含み得ること、及び動作が、(並列プロセッサまたはマルチスレッド環境を使用するなどして)同時に、または逐次的に実行されてもよいことに留意すべきである。動作は、ここで説明されるもの以外のシーケンスにおいても行われてもよい。
【0131】
図10を参照すると、例としての実施形態では、ハードウェアレベルにおけるコンテンツ推薦用サーバ104は、1つまたは複数のプロセッサ1002、内部バス1004、コンピュータ記憶デバイス1006及びメモリ1008、ならびにネットワークインタフェース1010などの、他の処理によって必要とされるその他のハードウェアを含んでもよい。
【0132】
コンピュータ記憶デバイス1006及びメモリ1008は、コンピュータ可読媒体の実施例である。
【0133】
コンピュータ可読媒体は、不揮発性及び揮発性媒体、ならびに可動及び非可動媒体を含み、任意の方法または技術によって情報記憶を実施することができる。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、及びプログラムまたはその他のデータのモジュールであってもよい。コンピュータ記憶媒体は、例えば、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、その他の種類のRAM、ROM、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、もしくはその他のメモリ技術、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくはその他の光記憶装置、カセットテープ、磁気テープ/磁気ディスク記憶装置、もしくはその他の磁気記憶デバイス、または任意のその他の非伝送媒体を含むが、これらに限定されない。コンピュータ記憶媒体は、コンピューティングデバイスにアクセス可能な情報を記憶するために使用され得る。ここでの定義によれば、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号及び搬送波などの一時的媒体を含まない。
【0134】
プロセッサ1002は、対応するコンピュータ可読命令またはコンピュータプログラムをコンピュータ記憶デバイス1006からメモリ1008に読み出し、次いで実行し、したがって、データオブジェクト推薦用装置1012が、論理レベルにおいて形成される。もちろん、ソフトウェア実施態様に加えて、本開示は、論理ハードウェアコンポーネント、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせなどの他の形式の実施態様を除外しない。言い換えると、本開示の実行主体は、各論理ユニットに限定されず、ハードウェアまたは論理ハードウェアコンポーネントであってもよい。例としての実施形態では、コンテンツ推薦用装置は、プロセッサによって実行されるときに、
自然言語が、ユーザによってクライアント端末の自然言語対話型インタフェースに入力されることを検出すること、及びユーザのための個人コンテンツプールを作成することと、
ユーザによって入力された自然言語に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索すること、及びコンテンツをユーザの個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定された第1トリガ条件が満たされるときに、個人コンテンツプール内のコンテンツをユーザに推薦することと、
の動作を実行してもよい。
【0135】
上記動作の詳細は、コンテンツ推薦のための上記方法及び図7に示される上記例としてのサーバの実施形態において相当するものを参照してもよく、それらはここでは詳述されない。
【0136】
別の例としての実施形態では、コンテンツ推薦用装置は、プロセッサによって実行されるときに、
キーワードが、ユーザによってクライアント端末の検索バーに入力されることを検出すること、及びユーザのための個人コンテンツプールを作成することと、
ユーザによって入力された自然言語に従って、基本コンテンツプールから合致するコンテンツを検索すること、及びコンテンツをユーザの個人コンテンツプールに入力することと、
あらかじめ設定された第2トリガ条件が満たされるときに、個人コンテンツプール内のコンテンツをユーザに推薦することと、
の動作を実行してもよい。
【0137】
上記動作の詳細は、コンテンツ推薦のための上記方法及び図8に示される上記例としてのサーバの実施形態において相当するものを参照してもよく、それらはここでは詳述されない。
【0138】
図11は、本開示による、例としてのクライアント端末のハードウェアコンポーネントを示す。クライアント端末は、図1に示されるように、クライアント端末102の実施態様であってもよい。クライアント端末は、図1に示されるように、コンテンツ推薦用サーバ104と通信してもよい。図11を参照すると、ハードウェアレベルにおけるクライアント端末102は、1つまたは複数のプロセッサ1102、内部バス1104、コンピュータ記憶デバイス1106及びメモリ1108、ならびにネットワークインタフェース1110などの、他の処理によって必要とされるその他のハードウェアを含んでもよい。プロセッサ1102は、対応するコンピュータ可読命令またはコンピュータプログラムをコンピュータ記憶デバイス1106からメモリ1108に読み出し、次いで実行し、したがって、データオブジェクト表示用装置1112が、論理レベルにおいて形成される。もちろん、ソフトウェア実施態様に加えて、本開示は、論理ハードウェアコンポーネント、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせなどの他の形式の実施態様を除外しない。言い換えると、本開示の実行主体は、各論理ユニットに限定されず、ハードウェアまたは論理ハードウェアコンポーネントであってもよい。上記動作の詳細は、図9に示される上記例としての実施形態及び上述した例としてのシステムの実施形態において対応する部分を参照してもよく、それらは、ここでは詳述されない。
【0139】
図11に示されるクライアント端末及び図1に示されるシステムを参照すると、本開示の例としての適用シナリオが説明される。開始後、クライアント端末における表示デバイスは、ユーザが入力するために、図12aに示されるような対話型インタフェースを提示する。ユーザが、「キャンバスシューズ」を検索しようとするとき、ユーザは、図12bに示されるように、クライアント端末の入力デバイス(タッチスクリーン1202または音声入力1204など)を介して「私はキャンバスシューズを買いたい」1202を入力する。クライアント端末のプロセッサは、ユーザが「私はキャンバスシューズを買いたい」と入力することを検出し、ユーザ入力に意味解析を適用し、キーワード「キャンバスシューズ」を抽出し、コンテンツ推薦用サーバにそれをアップロードする。別の例としての実施形態では、クライアント端末のプロセッサは、完結したユーザ入力「私はキャンバスシューズを買いたい」をコンテンツ推薦用サーバにアップロードする。コンテンツ推薦用サーバは、完結したユーザ入力に意味解析を適用し、キーワード「キャンバスシューズ」を抽出する。コンテンツ推薦用サーバは、ユーザのための個人コンテンツプールを作成し、基本コンテンツプールから「キャンバスシューズ」に合致するコンテンツ(キャンバスシューズに関連する製品紹介、使用コメント、トップセール製品など)を検索し、そのようなコンテンツを個人コンテンツプールに入力する。トリガ条件(個人コンテンツプールに記憶された「キャンバスシューズ」に関連するコンテンツ数が、あらかじめ設定された値または閾値に達するように)が満たされた後、コンテンツ推薦用サーバは、個人コンテンツプール内の「キャンバスシューズ」に関連する複数のコンテンツをクライアント端末に提供する。クライアント端末は、ユーザが見るために、それらを図12cに示されるように表示デバイスに出力する。ユーザは、追加コンテンツを取得するために、図6または図7に示されるように、クライアント端末とさらに対話してもよい。
【0140】
本開示の明細書及び特許請求の範囲において、「含む」もしくは「備える」という用語、またはそれらの変化形は、オープンタームであり、「含むが、限定されない」と解釈されるものとする。
【0141】
当業者は、本開示の例としての実施形態によって説明される様々な例示的論理モジュール、ユニット、及び動作が、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実施され得ることを理解し得る。実施するためにハードウェアを使用するか、あるいはソフトウェアを使用するかは、特定のアプリケーション、及びシステムの設計要件に依存する。当業者は、異なる方法を用いて、様々な特定のアプリケーションのために、説明された機能を実施してもよい。そのような実施態様は、本開示の保護の範囲内として解釈されるものとする。
【0142】
本開示の例としての実施形態によって説明される様々な例示的論理モジュールまたはユニットは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別のゲートもしくはトランジスタロジック、個別のハードウェアコンポーネント、または達成するように設計される上記の任意の組み合わせもしくは動作を説明される機能性を使用することによって実施されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、代替的には、汎用プロセッサは、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと組み合わされた1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または実施態様との任意の他の類似の構成で、実施されてもよい。
【0143】
本開示の例としての実施形態では、方法またはアルゴリズムの説明したステップまたは動作が、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはその両方の組み合わせに直接埋め込まれてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、またはコンピュータ可読媒体の任意の他の形式に記憶されてもよい。例として、プロセッサが、コンピュータ可読媒体から情報を読み出し、コンピュータ可読媒体に情報を書き込み得るように、コンピュータ可読媒体は、プロセッサに接続されてもよい。代替的には、コンピュータ可読媒体は、また、プロセッサに統合されてもよい。プロセッサ及びコンピュータ可読媒体は、ASICにおいて提供されてもよく、ASICは、ユーザ端末において提供されてもよい。代替的には、プロセッサ及びコンピュータ可読媒体は、クライアント端末の異なるコンポーネントにおいて提供されてもよい。
【0144】
上記説明は、さらに、本開示の目的、技術的解決策、及び技術的効果を示す。上記説明は、単なる本開示の例としての実施形態であり、本開示の保護範囲を限定するために使用されるべきではないことに留意すべきである。本開示の趣旨及び原理の範囲内の任意の改変、均等な置換、改良は、本開示の保護に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12