IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャープ株式会社の特許一覧

特許7356263情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
<>
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図1
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図2
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図3A
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図3B
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図3C
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図4
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図5
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図6
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図7
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図8
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図9
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図10
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図11
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図12
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図13
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-26
(45)【発行日】2023-10-04
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0483 20130101AFI20230927BHJP
   G06F 3/04883 20220101ALI20230927BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20230927BHJP
   G06F 40/169 20200101ALI20230927BHJP
【FI】
G06F3/0483
G06F3/04883
G06F3/0484
G06F40/169
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2019100123
(22)【出願日】2019-05-29
(65)【公開番号】P2020194399
(43)【公開日】2020-12-03
【審査請求日】2022-03-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】粂谷 幸司
【審査官】菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0220800(US,A1)
【文献】特開2008-015354(JP,A)
【文献】特開2014-219902(JP,A)
【文献】特開2011-043895(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0186349(US,A1)
【文献】特開2004-128724(JP,A)
【文献】特開2009-223411(JP,A)
【文献】特開2000-105731(JP,A)
【文献】特開2001-282850(JP,A)
【文献】特開2016-157172(JP,A)
【文献】特開2017-084028(JP,A)
【文献】練り合い学習支援ソフト ラグーン Lagoon,日本,2018年05月16日,第38~41頁,第9回 教育ITソリューションEXPOで頒布された資料
【文献】練り合い学習支援ソフトLagoon(ラグーン),スズキ教育ソフト,<URL:https://www.suzukisoft.co.jp/products/lagoon/katuyo.htm>,<検索日:2022年11月22日>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
G06F 40/169
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1表示画面の指定された位置を検出する入力検出部と、
前記入力検出部により検出される前記位置と、入力される入力情報とを関連付けて付箋画像を生成し、前記付箋画像の領域内に前記入力情報を表示して前記付箋画像を前記第1表示画面の前記位置に表示させる付箋生成部と、
前記付箋生成部により生成される複数の前記付箋画像のそれぞれの領域内に表示された複数の前記入力情報を、複数の前記入力情報のそれぞれに含まれる特定のキーワードごとに、前記第1表示画面とは異なる複数のページのそれぞれに振り分けて表示させる表示処理部と、
を備え、
前記表示処理部は、前記ページごとに、前記第1表示画面内の前記付箋画像の位置に応じた優先順位に基づいて、複数の前記入力情報を前記ページに表示させる、情報処理装置。
【請求項2】
前記表示処理部は、前記第1表示画面内の前記付箋画像の位置に応じた優先順位が第1順位の第1付箋画像の領域内に表示された第1入力情報を前記ページの第1位置に表示させ、前記第1表示画面内の前記付箋画像の位置に応じた優先順位が前記第1順位よりも低い第2順位の第2付箋画像の領域内に表示された第2入力情報を前記ページの前記第1位置の下に表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
複数の前記付箋画像が表示された前記第1表示画面において、水平方向については右側から左側にいく程、前記優先順位を高く設定し、垂直方向については下側から上側にいく程、前記優先順位を高く設定し、
前記表示処理部は、前記付箋画像の前記優先順位が高い程、前記入力情報を前記ページの上側に表示させる、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示処理部は、複数の前記入力情報を、所定の表示態様に変換して前記ページに表示させる、
請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示処理部は、複数の前記入力情報に含まれる文字の文字数又は行数に基づいて、前記ページに表示する文字の表示サイズ及び行間を決定し、決定した前記表示サイズ及び前記行間により複数の前記入力情報を前記ページに表示させる、
請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1表示画面に表示された前記付箋画像の前記位置、背景色、大きさ、及び前記入力情報の少なくともいずれかを変更する付箋処理部をさらに備える、
請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
第1表示画面の指定された位置を検出する入力検出ステップと、
前記入力検出ステップにより検出される前記位置と、入力される入力情報とを関連付けて付箋画像を生成し、前記付箋画像の領域内に前記入力情報を表示して前記付箋画像を前記第1表示画面の前記位置に表示させる付箋生成ステップと、
前記付箋生成ステップにより生成される複数の前記付箋画像のそれぞれの領域内に表示された複数の前記入力情報を、複数の前記入力情報のそれぞれに含まれる特定のキーワードごとに、前記第1表示画面とは異なる複数のページのそれぞれに振り分けて表示させる表示ステップと、
を一又は複数のプロセッサが実行する情報処理方法であって、
前記表示ステップにおいて、前記ページごとに、前記第1表示画面内の前記付箋画像の位置に応じた優先順位に基づいて、複数の前記入力情報を前記ページに表示させる、情報処理方法。
【請求項8】
第1表示画面の指定された位置を検出する入力検出ステップと、
前記入力検出ステップにより検出される前記位置と、入力される入力情報とを関連付けて付箋画像を生成し、前記付箋画像の領域内に前記入力情報を表示して前記付箋画像を前記第1表示画面の前記位置に表示させる付箋生成ステップと、
前記付箋生成ステップにより生成される複数の前記付箋画像のそれぞれの領域内に表示された複数の前記入力情報を、複数の前記入力情報のそれぞれに含まれる特定のキーワードごとに、前記第1表示画面とは異なる複数のページのそれぞれに振り分けて表示させる表示ステップと、
を一又は複数のプロセッサに実行させるための情報処理プログラムであって、
前記表示ステップにおいて、前記ページごとに、前記第1表示画面内の前記付箋画像の位置に応じた優先順位に基づいて、複数の前記入力情報を前記ページに表示させる、情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部にタッチペンにより描画情報を描画(入力)可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、タッチパネルを用いてユーザからの指示入力(タッチ)を受け付ける表示装置(情報処理装置)の1つとして、電子ボード(電子黒板又は電子白板ともいう。)が知られている(例えば特許文献1参照)。前記電子ボードは、タッチパネル上においてタッチペン等によって手書きされた情報(オブジェクト)の位置座標を読み取り、読み取った位置座標の情報に基づいて前記オブジェクトを文字認識してテキスト変換し、変換したテキストを表示部に表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-194850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記電子ボードにおいて、所謂付箋紙を電子的に表した付箋画像が提案されている。付箋機能を利用することにより、会議などにおいて様々な意見を付箋画像で表示させることが可能となる。しかし、従来の付箋機能では、複数の付箋画像を表示部に表示させたり、付箋画像を任意の位置に移動させたりするなどの態様に留まり、議事録などの資料の生成の効率化を図ることは難しい。
【0005】
本発明の目的は、付箋機能を利用した資料作成の効率化を図ることが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様に係る情報処理装置は、表示部の指定された位置を検出する入力検出部と、前記入力検出部により検出される前記位置と、入力される入力情報とを関連付けて付箋画像を生成し、生成した前記付箋画像を前記表示部に表示させる付箋生成部と、前記付箋生成部により生成される複数の前記付箋画像のそれぞれの属性に基づいて、複数の前記付箋画像のそれぞれに関連付けられた複数の前記入力情報を前記表示部に表示させる表示処理部と、を備える。
【0007】
本発明の他の態様に係る情報処理方法は、表示部の指定された位置を検出する入力検出ステップと、前記入力検出ステップにより検出される前記位置と、入力される入力情報とを関連付けて付箋画像を生成し、生成した前記付箋画像を前記表示部に表示させる付箋生成ステップと、前記付箋生成ステップにより生成される複数の前記付箋画像のそれぞれの属性に基づいて、複数の前記付箋画像のそれぞれに関連付けられた複数の前記入力情報を前記表示部に表示させる表示ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する。
【0008】
本発明の他の態様に係る情報処理プログラムは、表示部の指定された位置を検出する入力検出ステップと、前記入力検出ステップにより検出される前記位置と、入力される入力情報とを関連付けて付箋画像を生成し、生成した前記付箋画像を前記表示部に表示させる付箋生成ステップと、前記付箋生成ステップにより生成される複数の前記付箋画像のそれぞれの属性に基づいて、複数の前記付箋画像のそれぞれに関連付けられた複数の前記入力情報を前記表示部に表示させる表示ステップと、を一又は複数のプロセッサに実行させるための情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、付箋機能を利用した資料作成の効率化を図ることが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る情報処理装置で利用される付箋情報の一例を示す図である。
図3A図3Aは、本発明の実施形態に係る表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。
図3B図3Bは、本発明の実施形態に係る表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。
図3C図3Cは、本発明の実施形態に係る表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る表示部に表示される第1シートの一例を示す図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る表示部に表示される第2シートの一例を示す図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係る表示部に表示される第3シートの一例を示す図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係る表示部に表示される第1シートの他の例を示す図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係る表示部に表示される第2シートの他の例を示す図である。
図10図10は、本発明の実施形態に係る表示部に表示される第3シートの他の例を示す図である。
図11図11は、本発明の実施形態に係る情報処理装置における情報処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図12図12は、本発明の実施形態に係る情報処理装置における付箋生成処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図13図13は、本発明の実施形態に係る情報処理装置における付箋変更処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図14図14は、本発明の実施形態に係る情報処理装置における資料作成処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
【0012】
図1に示すように、本発明の実施形態に係る情報処理装置1は、タッチディスプレイ100と、制御装置200と、タッチペン300とを備えている。制御装置200は、タッチディスプレイ100に接続され、タッチディスプレイ100を制御するコンピュータである。タッチペン300は、制御装置200にネットワーク(無線通信又は有線通信)を介して接続されている。なお、タッチペン300は、省略されてもよい。
【0013】
タッチディスプレイ100は、タッチパネル110と、表示部120と、を備えている。タッチパネル110は、静電容量方式のタッチパネルであってもよいし、感圧式又は赤外線遮断方式のタッチパネルであってもよい。すなわち、タッチパネル110は、タッチ等、利用者の操作入力を適宜受け付けることが可能な装置であればよい。タッチパネル110は、表示部120に設けられている。表示部120は、例えば液晶ディスプレイである。なお、表示部120は、液晶ディスプレイに限定されず、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プロジェクタ等であってもよい。
【0014】
タッチディスプレイ100は、タッチパネルを有するコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、カーナビゲーションなどの装置であってもよい。
【0015】
タッチペン300は、ユーザがタッチディスプレイ100に対してタッチ(入力)するためのペンである。タッチペン300が省略される場合は、ユーザは指によりタッチディスプレイ100に対してタッチ(入力)する。例えばユーザは、タッチペン300又は指により、文字、図形などのオブジェクトを手書き入力(描画)する。
【0016】
図1に示すように、制御装置200は、記憶部220と、制御部210とを備えている。
【0017】
記憶部220は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。
【0018】
具体的に、記憶部220には、ユーザがタッチディスプレイ100において作成した付箋画像に関する付箋情報222が記憶される。図2は、付箋情報222の一例を示す図である。図2に示すように、付箋情報222には、付箋画像Pごとに、「付箋ID」、「ページ番号」、「位置」、「色」、「大きさ」、「入力情報」の各情報が登録される。「付箋ID」は、付箋画像Pの識別情報である。「ページ番号」は、付箋画像Pが生成されるページの番号である。「位置」は、表示部120における付箋画像Pの座標位置である。「色」は、付箋画像Pの背景色である。「色」は、本発明の付箋画像の属性の一例である。「大きさ」は、表示部における付箋画像Pの外形の大きさである。「入力情報」は、付箋画像Pの領域内に表示される文字、図形、記号など、ユーザにより入力された情報である。なお、ユーザは、タッチパネル110においてタッチペン300又は指により入力情報を入力してもよいし、キーボード、マウスなどの操作機器を用いて入力情報を入力してもよい。付箋情報222には、付箋画像Pが生成された順(時系列)に各情報が記憶される。
【0019】
また、記憶部220には、付箋画像P以外の領域に入力された入力情報も記憶される。
【0020】
さらに、記憶部220には、制御部210に後述の情報処理(図11参照)を実行させるための情報処理プログラム221などの制御プログラムが記憶されている。例えば、情報処理プログラム221は、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、情報処理装置1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部220に記憶される。
【0021】
制御部210は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部210は、前記ROM又は記憶部220に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより情報処理装置1を制御する。
【0022】
具体的に、制御部210は、図1に示すように、入力検出部211、付箋生成部212、付箋処理部213、表示処理部214などの各種の処理部を含む。なお、制御部210は、前記CPUで情報処理プログラム221に従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、情報処理プログラム221は、複数のプロセッサを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0023】
入力検出部211は、タッチディスプレイ100に対するタッチペン300又は指による入力を検出する。入力検出部211は、本発明の入力検出部の一例である。具体的には、入力検出部211は、タッチパネル110上においてタッチペン300又はユーザの指によって指定された位置のページ番号及び位置座標を検出する。例えば、ユーザがタッチパネル110において文字を手書き入力した場合に、入力検出部211は、入力された位置のページ番号及び位置座標を検出する。またユーザがタッチパネル110において付箋機能を起動させる操作を行った場合に、当該操作に対応する位置のページ番号及び位置座標を検出する。具体的には、ユーザがタッチペン300をタッチパネル110の任意の位置において所定時間、接触状態を維持(長押し)した場合、付箋機能が起動する(付箋モードに移行する)。この場合に、入力検出部211は、タッチペン300の接触位置、すなわち長押しされた位置のページ番号及び位置座標を検出する。
【0024】
付箋生成部212は、入力検出部211により検出されるページ番号と、位置と、ユーザにより入力される入力情報とを関連付けて付箋画像Pを生成し、生成した付箋画像Pを表示部120に表示させる。また、付箋生成部212は、表示部120において選択された付箋画像Pの領域内に前記入力情報を表示させる。付箋生成部212は、本発明の付箋生成部の一例である。
【0025】
例えば図3Aに示すように、ユーザがタッチペン300をタッチパネル110の任意の位置Xにおいて長押しして付箋モードに移行すると、付箋生成部212は、付箋選択画面D1を表示部120に表示させる。次に、付箋選択画面D1においてユーザがタッチペン300により所望の色を選択すると、図3Bに示すように、付箋生成部212は、表示部120において、選択された色を背景色とした付箋画像Pを位置Xに表示させる。図3Bでは、背景色が赤色の付箋画像Pを示している。次に、ユーザがタッチペン300により付箋画像Pを選択すると、付箋画像Pの領域内に情報を表示させるための入力モードに移行する。入力モードに移行すると、ユーザはタッチペン300又は操作機器(キーボードなど)により文字、図形、記号などを入力する。例えば、図3Cに示すように、ユーザが付箋画像Pにおいてタッチペン300により「大阪 営業増員3名」の文字を手書き入力した場合、付箋生成部212は、入力された文字(入力情報)を、付箋画像Pの領域内に表示させる。なお、付箋生成部212は、前記入力情報を手書きフォントで付箋画像Pに表示させてもよいし、予め設定されたフォント(書体、文字サイズ、文字色)で付箋画像Pに表示させてもよいし、ユーザにより選択されたフォントで付箋画像Pに表示させてもよい。ユーザは、入力情報のカテゴリ(入力情報の提供者、入力情報の内容など)に応じて色を選択する。
【0026】
ここで、付箋選択画面D1に、付箋画像Pの大きさを選択する項目が含まれてもよい。この場合、付箋生成部212は、ユーザにより選択された大きさの付箋画像Pを生成する。付箋選択画面D1に付箋画像Pの大きさを選択する項目が含まれない場合には、付箋生成部212は、初期設定の大きさで付箋画像Pを生成する。なお、付箋画像Pの大きさは、付箋画像Pが表示部120に表示された後の任意のタイミングで変更(拡大、縮小)することが可能である。
【0027】
付箋生成部212は、生成した付箋画像Pに対応する付箋情報を付箋情報222に登録する。具体的には、付箋生成部212は、付箋画像Pが生成されたページ番号、付箋画像Pの位置X(表示位置)に対応する位置座標、色、大きさ、入力情報の各情報を、付箋画像Pの識別情報(付箋ID)に関連付けて付箋情報222に登録する。例えば、図3Cに対応する付箋画像Pについて、付箋ID「001」に、位置Xに対応する位置座標(x1,y1)、色「赤色」、大きさ「F1」、及び入力情報「T1」(「大阪 営業増員3名」)を関連付けて登録する(図2参照)。図4には、付箋生成部212により9枚の付箋画像Pが生成及び表示された表示部120の表示画面を示している。図2に示す付箋情報222は、図4に示す9枚の付箋画像Pの付箋情報を示している。なお、図4では、便宜上、各付箋画像Pに付箋IDを付している。また図4に示す例では、付箋ID「001」、「004」、「005」及び「009」の付箋画像Pが共通の属性(「赤色」)を有し、付箋ID「002」、「006」、及び「008」の付箋画像Pが共通の属性(「青色」)を有し、付箋ID「003」及び「007」の付箋画像Pが共通の属性(「黄色」)を有している。
【0028】
付箋処理部213は、表示部120に表示された付箋画像Pのページ番号、位置、色(背景色)、大きさ、及び入力情報の少なくともいずれかを変更する。付箋処理部213は、本発明の付箋処理部の一例である。
【0029】
例えば、図4に示す表示画面において、ユーザがタッチペン300により付箋ID「003」の付箋画像Pの位置と、付箋ID「001」の付箋画像Pの位置とを入れ替えた場合、付箋処理部213は、それぞれの付箋画像Pの位置を変更する。また、図4に示す表示画面において、ユーザがタッチペン300により付箋画像Pを選択して背景色を変更する操作を行った場合、付箋処理部213は、当該付箋画像Pの色を変更する。また、図4に示す表示画面において、ユーザがタッチペン300により付箋画像Pの大きさを変更する操作を行った場合、付箋処理部213は、当該付箋画像Pの大きさを変更する。さらに、図4に示す表示画面において、ユーザがタッチペン300により付箋画像Pを選択して入力モードに移行させて入力情報を書き替えた場合、付箋処理部213は、当該付箋画像Pに表示される入力情報を変更する。
【0030】
付箋処理部213は、付箋画像Pのページ番号、位置、背景色、大きさ、及び入力情報の少なくともいずれかを変更した場合、付箋情報222(図2参照)の対応する情報を更新する。
【0031】
表示処理部214は、付箋生成部212により生成される複数の付箋画像Pのそれぞれの属性に基づいて、複数の付箋画像Pのそれぞれに関連付けられた複数の入力情報を表示部120に表示させる。表示処理部214は、本発明の表示処理部の一例である。具体的には、表示処理部214は、複数の前記入力情報を、付箋情報222に基づいて、前記属性ごとに異なる領域又は異なるページに振り分けて表示させる。
【0032】
例えば、表示処理部214は、属性が第1色の1又は複数の第1付箋画像Pに関連付けられた第1入力情報を第1領域に表示させ、属性が第2色の1又は複数の第2付箋画像Pに関連付けられた第2入力情報を第2領域に表示させる。例えば、図4に示す表示画面においてユーザが「資料作成」の選択キーK1を選択した場合、表示処理部214は、「赤色」の属性を有する付箋ID「001」、「004」、「005」及び「009」の付箋画像Pに関連付けられた入力情報を、第1シートS1(図5参照)に表示させ、「青色」の属性を有する付箋ID「002」、「006」、及び「008」の付箋画像Pに関連付けられた入力情報を、第2シートS2(図6参照)に表示させ、「黄色」の属性を有する付箋ID「003」及び「007」の付箋画像Pに関連付けられた入力情報を、第3シートS3(図7参照)に表示させる。第1シートS1、第2シートS2、及び第3シートS3は、1ページに含まれてもよいし、異なるページに含まれてもよい。このように、表示処理部214は、付箋画像Pの属性ごとに入力情報を集約(グルーピング)する。
【0033】
また、表示処理部214は、所定の優先順位に基づいて前記入力情報を各シートに表示させる。例えば、図4に示す表示画面において、水平方向については右側から左側にいく程、優先順位を高く設定し、垂直方向については下側から上側にいく程、優先順位を高く設定する。この場合、表示処理部214は、例えば第1シートS1において、付箋ID「005」の入力情報T5を最上部に表示させ、付箋ID「004」の入力情報T4を入力情報T5の下に表示させ、付箋ID「001」の入力情報T1を入力情報T4の下に表示させ、付箋ID「009」の入力情報T9を入力情報T1の下に表示させる。なお、前記優先順位は、付箋画像Pの位置に限定されず、入力情報に応じて設定されてもよい。例えば、前記入力情報に含まれるキーワードの重要度に応じて付箋画像Pの優先順位が決定されてもよい。また、前記入力情報に対応するユーザ(情報提供者)の属性(役職など)に応じて付箋画像Pの優先順位が決定されてもよい。
【0034】
また、表示処理部214は、前記入力情報を、所定の表示態様に変換して表示部120に表示させてもよい。例えば、図5図7に示すように、表示処理部214は、前記入力情報について、ユーザの入力操作に応じた手書きフォント(図4参照)の書体を「ゴシック体」に変換して表示部120に表示させる。
【0035】
また、表示処理部214は、複数の前記入力情報に含まれる文字の文字数又は行数に基づいて、表示部120に表示する文字の表示サイズ及び行間を決定し、決定した前記表示サイズ及び前記行間により複数の前記入力情報を表示部120に表示させてもよい。例えば、表示処理部214は、属性ごとに入力情報を振り分けた場合に、最も入力情報(文字数、行数など)が多くなるシート(ここでは第1シートS1)において、文字の表示サイズ及び行間を決定する(図8参照)。表示処理部214は、決定した表示さず及び行間により、第1シートS1(図8参照)、第2シートS2(図9参照)、及び第3シートS3(図10参照)に前記入力情報を表示させる。
【0036】
また、表示処理部214は、各シートの背景色を付箋画像Pに関連付けられた色で表示させてもよい。例えば、表示処理部214は、第1シートS1の背景色を「赤色」で表示させ、第2シートS2の背景色を「青色」で表示させ、第3シートS3の背景色を「黄色」で表示させる。
【0037】
このように、表示処理部214は、属性に応じて振り分けた入力情報を各シートに埋め込んで資料を作成する。表示処理部214は、作成した資料(シート)を記憶部220に記憶(保存)する。制御部210は、ユーザの要求に応じて、前記資料を議事録として印刷してもよいし、前記資料のデータをユーザ端末に送信してもよい。
【0038】
なお、制御部210は、タッチペン300の属性に応じて入力情報を表示部120に描画する処理を実行してもよい。例えば、制御部210は、タッチペン300から識別信号を受信して、当該識別信号に関連付けられた属性(筆記色、文字の太さ、ペン先の形状など)に応じて文字、図形、記号を表示部120に描画する。制御部210は、他の筆記具(消しゴムなど)の識別信号を受信して、当該筆記具に応じた処理(描画情報の消去など)を実行してもよい。
【0039】
[情報処理]
以下、図11を参照しつつ、情報処理装置1において実行される情報処理について説明する。具体的に、本実施形態では、情報処理装置1の制御部210によって前記情報処理が実行される。なお、制御部210は、ユーザの所定の操作によって前記情報処理を途中で終了することがある。
【0040】
なお、本発明は、前記情報処理に含まれる一又は複数のステップを実行する情報処理方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記情報処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記情報処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部210によって前記情報処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサによって当該情報処理における各ステップが分散して実行される情報処理方法も他の実施形態として考えられる。
【0041】
先ず、ステップS11において、制御部210は、タッチディスプレイ100に対するタッチペン300又は指による入力を検出したか否かを判定する。前記入力を検出した場合(S11:YES)、処理はステップS12に移行する。ステップS11は、本発明の入力検出ステップの一例である。
【0042】
ステップS12において、制御部210は、ユーザにより終了コマンドが選択されたか否かを判定する。前記終了コマンドが選択された場合(S12:YES)、処理は終了する。制御部210が前記終了コマンドを取得しない場合(S12:NO)、処理はステップS13に移行する。
【0043】
ステップS13において、制御部210は、付箋モードに移行したか否かを判定する。例えばユーザがタッチペン300をタッチパネル110の任意の位置において所定時間、接触状態を維持(長押し)した場合、付箋モードに移行する。付箋モードに移行した場合(S13:YES)、制御部210は、後述の付箋生成処理(図12参照)を実行する。付箋モードに移行しない場合(S13:NO)、処理はステップS14に移行する。
【0044】
ステップS14において、制御部210は、表示部120に表示された付箋画像Pにおいて、ユーザから付箋内容の変更を受け付けたか否かを判定する。付箋内容の変更を受け付けた場合(S14:YES)、制御部210は、後述の付箋変更処理(図13参照)を実行する。ユーザから付箋内容の変更を受け付けない場合(S14:NO)、処理はステップS15に移行する。
【0045】
ステップS15において、制御部210は、ユーザから資料作成の指示を受け付けたか否かを判定する。ユーザから資料作成の指示を受け付けた場合(S15:YES)、制御部210は、後述の資料作成処理(図14参照)を実行する。ユーザから資料作成の指示を受け付けない場合(S15:NO)、処理はステップS16に移行する。
【0046】
ステップS16において、制御部210は、ユーザから他のコマンドを受け付けたか否かを判定する。ユーザから他のコマンドを受け付けた場合(S16:YES)、制御部210は、当該コマンド処理(S161)を実行する。ユーザから他のコマンドを受け付けない場合(S16:NO)、処理はステップS11に戻る。前記コマンドは、例えば、作成した資料の印刷処理、保存処理などである。これらのコマンド処理は周知の処理であるため説明を省略する。
【0047】
[付箋生成処理]
図12を参照しつつ、前記付箋生成処理について説明する。
【0048】
ステップS21において、制御部210は、ユーザにより入力された入力位置のページ番号及び位置座標を取得する。具体的には、制御部210は、ユーザがタッチペン300によりタッチパネル110に長押しした位置Xのページ番号及び位置座標を取得する(図3A参照)。
【0049】
次にステップS22において、制御部210は、付箋選択画面D1(図3A参照)においてユーザにより選択された色を取得する。
【0050】
次にステップS23において、制御部210は、取得した位置座標及び色に基づいて付箋画像Pを生成して表示部120に表示させる(図3B参照)。ステップS23は、本発明の付箋生成ステップの一例である。
【0051】
次にステップS24において、制御部210は、ユーザにより入力された入力情報を付箋画像Pの領域内に表示させる(図3C参照)。その後、処理は、図11のステップS14に移行する。ステップS24は、本発明の表示ステップの一例である。
【0052】
[付箋変更処理]
図13を参照しつつ、前記付箋変更処理について説明する。
【0053】
ステップS31において、制御部210は、ユーザにより付箋画像Pのページ番号又は位置を変更する操作を受け付けたか否かを判定する。前記操作を受け付けた場合(S31:YES)、処理はステップS32に移行する。一方、前記操作を受け付けない場合(S31:NO)、処理はステップS33に移行する。
【0054】
ステップS32において制御部210は、ユーザの操作に応じて付箋画像Pのページ番号又は位置を変更する。例えば、ユーザが付箋画像Pをタッチペン300又は指でドラッグアンドドロップ操作を行った場合、当該付箋画像Pのページ番号又は位置を移動させる。
【0055】
ステップS33において、制御部210は、ユーザにより付箋画像Pの色を変更する操作を受け付けたか否かを判定する。前記操作を受け付けた場合(S33:YES)、処理はステップS34に移行する。一方、前記操作を受け付けない場合(S33:NO)、処理はステップS35に移行する。
【0056】
ステップS34において、制御部210は、付箋画像Pの背景色をユーザにより選択された色に変更する。
【0057】
ステップS35において、制御部210は、ユーザにより付箋画像Pの大きさを変更する操作を受け付けたか否かを判定する。前記操作を受け付けた場合(S35:YES)、処理はステップS36に移行する。一方、前記操作を受け付けない場合(S35:NO)、処理はステップS37に移行する。
【0058】
ステップS36において、制御部210は、ユーザの操作に応じて付箋画像Pの大きさを変更する。例えば、ユーザが付箋画像Pをピンチイン・ピンチアウト操作などの拡大・縮小操作を行った場合に、付箋画像Pの大きさを変更する。
【0059】
ステップS37において、制御部210は、ユーザにより付箋画像Pに表示された入力情報を変更する操作を受け付けたか否かを判定する。前記操作を受け付けた場合(S37:YES)、処理はステップS38に移行する。一方、前記操作を受け付けない場合(S37:NO)、処理は終了する。
【0060】
ステップS38において、制御部210は、付箋画像Pに表示された入力情報をユーザにより書き替えられた情報に変更する。
【0061】
ステップS39において、制御部210は、前記各操作に応じた情報に基づいて、付箋情報222(図2参照)に登録された各情報を更新する。その後、処理は、図11のステップS15に移行する。
【0062】
[資料作成処理]
図14を参照しつつ、前記資料作成処理について説明する。
【0063】
ステップS41において、制御部210は、属性ごとに前記入力情報を異なる領域又は異なるシート(ページ)を作成する。例えば制御部210は、赤色の第1シートS1、青色の第2シートS2、黄色の第3シートS3を作成する。
【0064】
ステップS42において、制御部210は、付箋画像Pに関連付けられた入力情報の表示態様を決定する。例えば制御部210は、ユーザの入力操作に応じた手書きフォント(図4参照)の書体を「ゴシック体」に変換する。また例えば制御部210は、複数の入力情報に含まれる文字の文字数又は行数に基づいて、各シートに表示する文字の表示サイズ及び行間を決定する(図8参照)。
【0065】
ステップS43において、制御部210は、各シートに入力情報を表示する(埋め込む)。例えば制御部210は、第1シートS1に赤色の付箋画像Pに関連付けられた入力情報T1,T4,T5,T9を表示させ(図5参照)、第2シートS2に青色の付箋画像Pに関連付けられた入力情報T2,T6,T8を表示させ(図6参照)、第3シートS3に黄色の付箋画像Pに関連付けられた入力情報T3,T7を表示させる(図7参照)。
【0066】
ステップS44において、制御部210は、作成した資料を保存する。例えば制御部210は、第1シートS1、第2シートS2、第3シートS3からなる資料のデータを記憶部220に保存する。その後、処理は、図11のステップS16に移行する。
【0067】
実施形態に係る情報処理装置1は、以上のようにして前記情報処理を実行する。
【0068】
以上のように、情報処理装置1は、付箋画像Pの属性(色)ごとに領域又はページ(シート)を作成し、付箋画像Pの入力情報を各ページに挿入する。また、情報処理装置1は、手書き文字を所定のフォントに変換して各ページに表示する。さらに、情報処理装置1は、各ページにおいて、行間及び文字サイズを統一して表示する。このように、情報処理装置1は、複数の入力情報を付箋画像Pの属性に応じて集約することができるため、付箋機能を利用した資料作成の効率化を図ることが可能となる。
【0069】
本発明は上述の実施形態に限定されない。他の実施形態として、情報処理装置1は、付箋画像Pに表示される特定のキーワードを属性に用いてもよい。例えば、情報処理装置1は、付箋画像Pに表示される特定のマーク(図形)ごとにページを作成して、入力情報を振り分けてもよい。また、前記キーワードは、前記入力情報の内容であってもよい。例えば、情報処理装置1は、前記入力情報に含まれる特定の用語ごとにページを作成して、入力情報を振り分けてもよい。このように、本発明の属性は、付箋画像Pに関連付けられた色、文字、図形、記号であってもよい。
【0070】
本発明の情報処理装置は、タッチパネル110及びタッチペン300が省略されて構成されてもよい。例えば、本発明の情報処理装置は、制御装置200及び表示部120により構成されてもよい。さらに、本発明の情報処理装置は、制御装置200のみで構成されてもよい。この構成では本発明の情報処理装置は、ネットワークを介して接続される表示部120に各種の表示処理を実行させる。
【0071】
また本発明の情報処理装置において、付箋画像は、ユーザの操作により作図される図形画像であってもよい。例えば、前記付箋画像は、作図アプリケーションソフト、文書作成アプリケーションソフトなどにより作成される図形画像であり、当該図形画像に色、文字、図形、記号などの属性と、ユーザにより入力される入力情報とが関連付けられる。また、前記付箋画像は、ユーザの操作によりページ番号、位置、背景色、大きさ、及び入力情報の少なくともいずれかを変更可能である。このように、本発明の付箋画像は、付箋紙と同等の役割を担う様々な電子的画像を含む。
【0072】
尚、本発明に係る情報処理装置1は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
【符号の説明】
【0073】
1 :情報処理装置
100 :タッチディスプレイ
110 :タッチパネル
120 :表示部
200 :制御装置
210 :制御部
211 :入力検出部
212 :付箋生成部
213 :付箋処理部
214 :表示処理部
220 :記憶部
221 :情報処理プログラム
222 :付箋情報
300 :タッチペン
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14