(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-26
(45)【発行日】2023-10-04
(54)【発明の名称】漢字学習サービスを提供する方法及びサーバ装置
(51)【国際特許分類】
G09B 5/02 20060101AFI20230927BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20230927BHJP
【FI】
G09B5/02
G06Q50/20
(21)【出願番号】P 2021207941
(22)【出願日】2021-12-22
【審査請求日】2021-12-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0157144
(32)【優先日】2021-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521559452
【氏名又は名称】ソン,ビョン ジン
【氏名又は名称原語表記】SON, Byung Jin
【住所又は居所原語表記】802-ho, 304-dong, 60, Mallijae-ro, Mapo-gu, Seoul 04188, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ビョン ジン
【審査官】安田 明央
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-005233(JP,A)
【文献】国際公開第2010/131924(WO,A2)
【文献】特開2011-008615(JP,A)
【文献】特開平04-013173(JP,A)
【文献】特開平04-013174(JP,A)
【文献】特開平10-031667(JP,A)
【文献】登録実用新案第3230340(JP,U)
【文献】特開2016-087121(JP,A)
【文献】特開2002-207414(JP,A)
【文献】特表2013-507657(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2007-0009812(KR,A)
【文献】SAKAI, Junko,Multimedia compatible "Data Base Type Hyper-Kanji Study Dictionary" - developmental research,東京外国語大学留学生日本語教育センター論集,no.24,東京外国語大学留学生日本語教育センター,1998年03月31日,p.85-100,247,[online],[平成22年2月22日検索],インターネット<URL:http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 5/00-5/14
G09B 17/00-17/04
G06Q 50/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の部首のそれぞれの単一の意味を説明する複数の絵及び複数のテキストを格納する、サーバの漢字学習サービス提供方法において、
前記複数の部首のそれぞれに対応するアイコンが含まれている第1UIを第1ユーザの端末装置に提供する段階と、
前記第1UIに含まれているアイコンのうち第1アイコンが選択されると、前記第1アイコンに対応する第1部首と追加の部首が組み合わさって形成される複数の漢字のそれぞれを説明するアイコンが含まれている第2UIを前記端末装置に提供する段階とを含み、
前記複数の漢字のうち第1漢字は、前記第1部首と、前記追加の部首のうち第1追加の部首が組み合わさって形成された漢字であり、
前記第2UIに含まれている前記第1漢字に対応する第2アイコンは、前記複数の絵のうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明する絵が組み合わさって生成された第1絵と、前記複数のテキストのうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された第1テキストとが含まれており、
前記第2アイコンが選択されると、前記第2アイコンに対応する第1漢字を学習するための辞書ページが含まれている第3UIを前記端末装置に提供する段階を更に含み、
前記辞書ページは、前記第1漢字によって構成される少なくとも1つの例示単語を含み、
前記少なくとも1つの例示単語を構成する漢字のうち前記第1漢字と異なる第2漢字が選択されると、前記第2漢字に対する辞書ページが含まれている前記第3UIを前記端末装置に提供する段階を更に含み、
前記第2UIから選択されたアイコンに対応する漢字及び前記第2漢字のうちの少なくとも1つに基づいて第1テストを生成するか、前記複数の部首によって形成できる漢字の難易度に基づいて第2テストを生成し、
前記第1テスト又は前記第2テストのうちの少なくとも1つを含む第4UIを前記端末装置に提供する段階を更に含む、漢字学習サービスの提供方法。
【請求項2】
前記第1テストに対する結果、前記第2テストに対する結果、前記第1漢字の画数又は部首、前記第1漢字を学習した時間、及び前記サーバに格納された前記第1ユーザの個人情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記
第1ユーザに対する学習データを生成し、
前記生成された学習データが含まれている第5UIを前記端末装置に提供する段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の漢字学習サービスの提供方法。
【請求項3】
前記第1ユーザの個人情報は、前記
第1ユーザの年齢を含み、
前記学習データを作成する段階は、
前記第1ユーザの年齢と同年齢の第2ユーザが学習した漢字又は前記追加の部首に基づいて形成される漢字を識別し、
前記識別された前記第2ユーザが学習した漢字又は前記追加の部首に基づいて形成される漢字の学習を推薦する情報が含まれている学習データを生成する段階を含むことを特徴とする請求項2に記載の漢字学習サービスの提供方法。
【請求項4】
前記第1ユーザの個人情報は、前記第1ユーザの漢字の実力を表すレベルを含み、
前記レベルにマッチングされる難易度に応じて前記第1UIに含まれている前記複数の部首のそれぞれに対応するアイコンを配列する段階を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の漢字学習サービスの提供方法。
【請求項5】
前記第1漢字を学習した時間を基に既に設定された時間内に、前記端末装置が、前記サーバが提供するアプリケーションに接続していない場合、前記アプリケーションに接続することを推薦するメッセージを前記端末装置に提供する段階を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の漢字学習サービスの提供方法。
【請求項6】
前記第1アイコンは、前記第1部首の単一の意味を表す絵、前記第1部首の単一の意味を説明するテキスト及び前記第1部首に前記追加の部首を組み合わせて形成できる漢字の数のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の漢字学習サービスの提供方法。
【請求項7】
1つ以上の命令を格納する1つ以上の非一時的(non-transitory)コン
ピュータ読み取り可能な媒体であって、
前記1つ以上の命令は、1つ以上のプロセッサにより実行され、複数の部首のそれぞれの単一の意味を説明する複数の絵及び複数のテキストを格納するサーバが、複数の部首のそれぞれに対応するアイコンが含まれている第1UIを第1ユーザの端末装置に提供し、
前記第1UIに含まれているアイコンのうち第1アイコンが選択されると、前記第1アイコンに対応する第1部首と追加の部首が組み合わさって形成される複数の漢字のそれぞれを説明するアイコンが含まれている第2UIを前記端末装置に提供し、
前記複数の漢字のうち第1漢字は、前記第1部首と、前記追加の部首のうち第1追加の部首が組み合わさって形成された漢字であり、
前記第2UIに含まれている前記第1漢字に対応する第2アイコンは、前記複数の絵のうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明する絵が組み合わさって生成された第1絵と、前記複数のテキストのうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された第1テキストとが含まれており、
前記第2アイコンが選択されると、前記第2アイコンに対応する第1漢字を学習するための辞書ページが含まれている第3UIを前記端末装置に提供し、
前記辞書ページは、前記第1漢字によって構成される少なくとも1つの例示単語を含み、
前記少なくとも1つの例示単語を構成する漢字のうち前記第1漢字と異なる第2漢字が選択されると、前記第2漢字に対する辞書ページが含まれている前記第3UIを前記端末装置に提供し、
前記第2UIから選択されたアイコンに対応する漢字及び前記第2漢字のうちの少なくとも1つに基づいて第1テストを生成するか、前記複数の部首によって形成できる漢字の難易度に基づいて第2テストを生成し、
前記第1テスト又は前記第2テストのうちの少なくとも1つを含む第4UIを前記端末装置に提供する、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項8】
複数の部首のそれぞれの単一の意味を説明する複数の絵及び複数のテキストを格納するサーバにおいて、
前記サーバは、無線信号を送受信するための1つ以上の送受信部(transceiver)と、
前記1つ以上の送受信部を制御する1つ以上のプロセッサとを含み、
前記1つ以上のプロセッサは、
前記複数の部首のそれぞれに対応するアイコンが含まれている第1UIを第1ユーザの端末装置に提供し、
前記第1UIに含まれているアイコンのうち第1アイコンが選択されると、前記第1アイコンに対応する第1部首と追加の部首が組み合わさって形成される複数の漢字のそれぞれを説明するアイコンが含まれている第2UIを前記端末装置に提供し、
前記複数の漢字のうち第1漢字は、前記第1部首と、前記追加の部首のうち第1追加の部首が組み合わさって形成された漢字であり、
前記第2UIに含まれている前記第1漢字に対応する第2アイコンは、前記複数の絵のうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明する絵が組み合わさって生成された第1絵と、前記複数のテキストのうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された第1テキストとが含まれており、
前記第2アイコンが選択されると、前記第2アイコンに対応する第1漢字を学習するための辞書ページが含まれている第3UIを前記端末装置に提供し、
前記辞書ページは、前記第1漢字によって構成される少なくとも1つの例示単語を含み、
前記少なくとも1つの例示単語を構成する漢字のうち前記第1漢字と異なる第2漢字が選択されると、前記第2漢字に対する辞書ページが含まれている前記第3UIを前記端末装置に提供し、
前記第2UIから選択されたアイコンに対応する漢字及び前記第2漢字のうちの少なくとも1つに基づいて第1テストを生成するか、前記複数の部首によって形成できる漢字の難易度に基づいて第2テストを生成し、
前記第1テスト又は前記第2テストのうちの少なくとも1つを含む第4UIを前記端末装置に提供する、サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、漢字学習サービスを提供する方法及びサーバ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
漢字は、古代中国で作られた表語文字であって、現代も韓国、中国、日本など漢字文化圏をなす東アジアで幅広く用いられている。
【0003】
漢字は表語文字という特性上、学習のために暗記すべき量が膨大であるだけでなく、画が複雑であることから、習得するのに多くの問題がある。但し、漢字文化圏をなす国の言語を習得する上で漢字の学習は依然として重要であり、特に日本語の学習において漢字の習得は当然必須である。このため、多くの人は、漢字学習の重要性を十分認識しながらも漢字を学習する際に大きな困難に直面しているのが現状である。
【0004】
このような事情を反映して、漢字の学習に役立てるための多様な教材が出版されて流通している。但し、大半の教材は、漢字を繰り返して書きながら暗記させる方式を取り入れている。漢字の生成原理が分からないまま単に暗記する方式で学習したり、暗記しても長い時間が経つと、直ぐ忘れてしまうという問題が存在する。従って、漢字を効率的に学習できる方式の必要性が浮上している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開第2002-207414号公報
【文献】韓国登録特許第10-1264087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、部首に基づく漢字学習サービスを提供することにある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した課題に限らず、言及されていない更に他の課題は、以下の記載から通常の技術者が明確に理解できるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明の一実施例に係る、複数の部首のそれぞれの単一の意味を説明する複数の絵及び複数のテキストを格納する、サーバの漢字学習サービス提供方法において、前記複数の部首のそれぞれに対応するアイコンが含まれる第1UIを第1ユーザの端末装置に提供する段階と、前記第1UIに含まれるアイコンのうち第1アイコンが選択されると、前記第1アイコンに対応する第1部首と追加の部首が組み合わさって形成される複数の漢字のそれぞれを説明するアイコンが含まれる第2UIを前記端末装置に提供する段階とを含む。前記複数の漢字のうち第1漢字は、前記第1部首と、前記追加の部首のうち第1追加の部首が組み合わさって形成された漢字である。前記第2UIに含まれている前記第1漢字に対応する第2アイコンは、前記複数の絵のうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のぞれぞれの単一の意味を説明する絵が組み合わさって生成された第1絵と、前記複数のテキストのうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された第1テキストとを含むことができる。
【0009】
そして、前記第2アイコンが選択されると、前記第2アイコンに対応する第1漢字を学習するための辞書ページが含まれている第3UIを前記端末装置に提供する段階を更に含む。前記辞書ページは、前記第1漢字によって構成される少なくとも1つの例示単語を含む。前記漢字学習サービスの提供方法は、前記少なくとも1つの例示単語を構成する漢字のうち前記第1漢字と異なる第2漢字が選択されると、前記第2漢字に対する辞書ページが含まれている前記第3UIを前記端末装置に提供する段階を更に含むことができる。
【0010】
また、前記漢字学習サービスの提供方法は、前記第2UIから選択されたアイコンに対応する漢字及び前記第2漢字のうちの少なくとも1つに基づいて第1テストを生成するか、前記複数の部首によって形成できる漢字の難易度に基づいて第2テストを生成し、前記第1テスト及び前記第2テストのうちの少なくとも1つを含む第4UIを前記端末装置に提供する段階を更に含むことができる。
【0011】
更に、前記漢字学習サービスの提供方法は、前記第1テストに対する結果、前記第2テストに対する結果、前記第1漢字の画数又は部首、前記第1漢字を学習した時間、及び前記サーバに格納された前記第1ユーザの個人情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記ユーザに対する学習データを生成し、前記生成された学習データが含まれている第5UIを前記端末装置に提供する段階を更に含むことができる。
【0012】
また、前記第1ユーザの個人情報は、前記ユーザの年齢を含み、前記学習データを生成する段階は、前記第1ユーザの年齢と同年齢の第2ユーザが学習した漢字又は前記追加の部首に基づいて形成される漢字を識別し、前記漢字学習サービスの提供方法は、前記識別された前記第2ユーザが学習した漢字又は前記追加の部首に基づいて形成される漢字の学習を推薦する情報が含まれている学習データを生成する段階を更に含むことができる。
【0013】
更に、前記第1ユーザの個人情報は、前記第1ユーザの漢字の実力を表すレベルを含み、前記漢字学習サービスの提供方法は、前記レベルにマッチングされる難易度に応じて前記第1UIに含まれている前記複数の部首のそれぞれに対応するアイコンを配列する段階を更に含むことができる。
【0014】
また、前記漢字学習サービスの提供方法は、前記第1漢字を学習した時間を基に既に設定された時間内に、前記端末装置が、前記サーバが提供するアプリケーションに接続していない場合、前記アプリケーションに接続することを推薦するメッセージを前記端末装置に提供する段階を更に含むことができる。
【0015】
更に、第1アイコンは、前記第1部首の単一の意味を表す絵、前記第1部首の単一の意味を説明するテキスト及び前記第1部首に前記追加の部首を組み合わせて形成できる漢字の数のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0016】
上述した課題を解決するために、本発明の一実施例に係る、1つ以上の命令を格納する1つ以上の非一時的(non-transitory)コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記1つ以上の命令は、1つ以上のプロセッサにより実行され、複数の部首のそれぞれの単一の意味を説明する複数の絵及び複数のテキストを格納するサーバが、複数の部首のそれぞれに対応するアイコンが含まれている第1UIを第1ユーザの端末装置に提供し、前記第1UIに含まれているアイコンのうち第1アイコンが選択されると、前記第1アイコンに対応する第1部首と追加の部首が組み合わさって形成される複数の漢字のそれぞれを説明するアイコンが含まれている第2UIを前記端末装置に提供する。前記複数の漢字のうち第1漢字は、前記第1部首と、前記追加の部首のうち第1追加の部首が組み合わさって形成された漢字である。前記第2UIに含まれている前記第1漢字に対応する第2アイコンは、前記複数の絵のうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明する絵が組み合わさって生成された第1絵と、前記複数のテキストのうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された第1テキストとを含むことができる。
【0017】
上述した課題を解決するために、本発明の一実施例に係る、複数の部首のそれぞれの単一の意味を説明する複数の絵及び複数のテキストを格納するサーバにおいて、前記サーバは、無線信号を送受信するための1つ以上の送受信部(transceiver)と、前記1つ以上の送受信部を制御する1つ以上のプロセッサとを含む。前記1つ以上のプロセッサは、前記複数の部首のそれぞれに対応するアイコンが含まれている第1UIを第1ユーザの端末装置に提供し、前記第1UIに含まれているアイコンのうち第1アイコンが選択されると、前記第1アイコンに対応する第1部首と追加の部首が組み合わさって形成される複数の漢字のそれぞれを説明するアイコンが含まれている第2UIを前記端末装置に提供する。前記複数の漢字のうち第1漢字は、前記第1部首と、前記追加の部首のうち第1追加の部首が組み合わさって形成された漢字である。前記第2UIに含まれている第1漢字に対応する第2アイコンは、前記複数の絵のうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明する絵が組み合わさって生成された第1絵と、前記複数のテキストのうち前記第1部首及び前記第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された第1テキストとを含むことができる。
【0018】
本発明のその他の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0019】
本発明の多様な実施例により、同一の部首体系に基づいて漢字を学習できる漢字学習サービスを提供することによって、ユーザは漢字を効率的に学習できるという効果を奏する。
【0020】
本発明の効果は、以上で言及した効果に限らず、言及されていない更に他の効果は、以下の記載から通常の技術者が明確に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一実施例に係る、漢字学習サービスの提供方法を具現するシステムの概略図である。
【
図2】本発明の一実施例に係る、サーバによる漢字学習サービスの提供方法を説明するフローチャートである。
【
図3】本発明の一実施例に係る、学習データが含まれているUIを提供する方法を説明するフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施例に係る、漢字学習サービスを提供するためのUIを説明する図である。
【
図5a】本発明の一実施例に係る、漢字学習サービスを提供するためのUIを説明する図である。
【
図5b】本発明の一実施例に係る、漢字学習サービスを提供するためのUIを説明する図である。
【
図5c】本発明の一実施例に係る、漢字学習サービスを提供するためのUIを説明する図である。
【
図6】本発明の一実施例に係る、漢字学習サービスを提供するためのUIを説明する図である。
【
図7】本発明の一実施例に係る、サーバの構成を説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現することができる。但し、本実施例は本開示を完全なものにし、本発明が属する技術分野における通常の技術者に本発明の範疇を完全に理解させるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇により定義されるに過ぎない。
【0023】
本明細書で用いられた用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は特に言及しない限り複数形も含む。明細書で用いられる「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素以外に1つ以上の他の構成要素の存在又は追加を排除しない。明細書全体に亘って同一の図面符号は同一の構成要素を示し、「及び/又は」は言及された構成要素のそれぞれ及び1つ以上の全ての組み合わせを含む。仮に、「第1」、「第2」などが多様な構成要素を叙述するために用いられていても、これらの構成要素はこれらの用語により制限されないのはもちろんである。これらの用語は、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために用いる。従って、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素でもあり得るのは言うまでもない。
【0024】
他の定義がなければ、本明細書で用いられる全ての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野における通常の技術者が共通して理解できる意味として用いられる。また、一般に用いられる辞典に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的に又は過度に解釈されない。
【0025】
空間的に相対的な用語である「下(below)」、「真下(beneath)」、「下部(lower)」、「上(above)」、「上部(upper)」などは図示されているように、1つの構成要素と他の構成要素との相関関係を容易に記述するために使用され得る。空間的に相対的な用語は図示されている方向に加えて使用時又は動作時に構成要素の互いに異なる方向を含む用語として理解されるべきである。例えば、図示されている構成要素をひっくり返す場合、他の構成要素の「下(below)」又は「真下(beneath)」と記述されている構成要素は、他の構成要素の「上(above)」に置くことができる。従って、例示的な用語である「下」は、下と上の方向を何れも含むことができる。構成要素は他の方向にも配向することができ、これにより空間的に相対的な用語は配向によって解釈することができる。
【0026】
以下、添付の図面を参照し、本開示の実施例を詳細に説明する。
【0027】
図1は、本開示の一実施例に係る、複数の部首に基づく漢字学習サービスの提供方法を具現するシステムの概略図である。
【0028】
図1に示されるように、本開示の一実施例に係る漢字学習サービスを提供するシステム1000は、サーバ100、第1ユーザが用いる端末装置200-1、第2ユーザが用いる端末装置200-2、及びサーバ100を管理する管理者が用いる端末装置300を含むことができる。各ユーザが用いる端末装置200-1、200-2、サーバ100及び管理者が用いる端末装置300は、互いにネットワークWを用いて通信を行い得る。
【0029】
ここで、ネットワークWは、有線ネットワークと無線ネットワークを含むことができる。例えば、無線ネットワークは構内通信網(LAN:Local Area Network)、都市域網(MAN:Metropolitan Area Network)、広域通信網(WAN:Wide Area Network)などの多様なネットワークを含むことができる。但し、本発明の実施例に係るネットワークは、前記列挙したネットワークに限らず、公知の無線データネットワークや公知の電話ネットワーク、公知の有無線テレビネットワークを少なくとも一部として含むこともできる。
【0030】
各ユーザは、端末装置を介してサーバにより提供される複数の部首に基づく漢字学習サービスの提供を受けることができる。
図1には、第1ユーザ及び第2ユーザが用いる端末装置200-1、200-2のみ示されているが、これは説明を分かりやすくするためのものであり、システム1000は、追加的に複数のユーザが用いる端末装置を含むことができる。
【0031】
そして、
図1には、ユーザが用いる端末装置200-1、200-2がスマートフォンに具現され、サーバを管理する端末装置300がデスクトップに具現された場合を示している。但し、これは一実施例に過ぎず、各装置は、サーバ100と各種データをやりとりできる全ての機器(例えば、デスクトップPC、タブレットPC、ノートパソコン、ウェアラブル機器など)に具現することができる。
【0032】
サーバ100は、複数の部首のそれぞれの単一の意味を説明する複数の絵及びテキストを格納できる。ここで、部首の単一の意味を説明するということは、部首が有している1つの意味を説明することを意味する。
【0033】
一実施例として、第1漢字が第1部首及び追加の部首が組み合わさって形成された漢字である場合を仮定する。ここで、サーバ100は、第1部首及び第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明する絵を組み合わせて生成された第1絵と、第1部首及び第1追加の部首のそれぞれの単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された第1テキストとを格納できる。即ち、ユーザは、サーバが格納した第1絵及び第1テキストが含まれている解説によって第1漢字を学習できる。
【0034】
このとき、各部首の絵が説明する意味は1つであるので、第1部首及び第1追加の部首のそれぞれを説明する絵が組み合わせられても、第1漢字を説明する絵内で各部首を説明する個別の絵の意味は変更されない。また、各部首が説明する意味は1つであるので、第1部首及び第1追加の部首のそれぞれを説明するテキストが組み合わせられても、第1漢字を説明するテキスト内で各部首を説明する個別のテキストの意味は変更されない。即ち、単一の意味を有する部首体系を基にユーザは漢字を学習できる。
【0035】
一方、部首のそれぞれの単一の意味を説明する絵及びテキストは、サーバ100を管理する端末装置300が作成してユーザが受信することができるが、これに限定されない。
【0036】
また、サーバ100は、ネットワークWを介して複数のユーザが用いる端末装置から入力された個人情報を格納できる。個人情報は例えば、ユーザの年齢、ユーザの漢字の実力を表すレベル、ユーザの電子メールアカウントなどを含むことができる。そして、サーバ100は、漢字の部首体系を基に複数の漢字を分類したデータベースを格納できる。
【0037】
サーバにより行われる動作及びサーバの構成は、後述する部分で具体的に説明する。
【0038】
図2は、本開示の一実施例に係る、サーバによる漢字学習サービスの提供方法を説明するフローチャートである。
図2で説明するサーバの動作は、ユーザが端末装置を介してサーバが提供するアプリケーションに接続した後の動作である。
【0039】
サーバは、複数の部首のそれぞれに対応するアイコンが含まれている第1UI(user interface)を第1ユーザが用いる端末装置に提供できる(S210)。
【0040】
第1UIに含まれているアイコンは、特定の部首の単一の意味を表す絵、前記特定の部首の単一の意味を表す絵を説明するテキスト及び前記特定の部首に追加の部首を組み合わせて形成できる漢字の数のうち少なくとも1つを含むことができる。ここで、特定の部首の単一の意味を表す絵は、特定の部首の形成原理又は特定の部首を連想できるようにする形状などを把握できるように生成されることによって、前記単一の意味を表す絵を意味する。
【0041】
本開示の一実施例として、第1UIは
図5aに示されたUIのように具現できる。但し、
図5aに示された第1UIは一実施例に過ぎず、サーバを管理する管理者又はユーザの端末装置によって第1UIのレイアウトが変更され得るのはもちろんである。
【0042】
第1UIには、特定の部首に対応するアイコン510-1、510-2、510-3、510-4、510-5、510-6を含むことができる。例えば、第1UIに含まれているアイコンのうち、「市」に対応するアイコン510-1には、「市」を説明できる絵、「市」を説明するテキスト、「市」に追加の部首を組み合わせて形成できる漢字の数(例えば、13文字)を含むことができる。
【0043】
第1ユーザは、端末装置上に表示された第1UI画面をスクロールすることで、部首を表すアイコンを追加的に確認できる。そして、第1ユーザが第1UIに含まれているアイコンの中から特定のアイコンを選択するということは、特定のアイコンを多様な方式(例えば、手又はスタイラスペンなどでタッチする方式など)で選択するということを意味し得る。
【0044】
一方、サーバは、第1ユーザの漢字の実力を表すレベルにマッチングされる難易度に応じて第1UIに含まれている複数の部首のそれぞれに対応するアイコンを配列できる。サーバは、画数、組み合せられた部首の数、韓国や、日本、中国などの教育課程に基づいて複数の漢字のそれぞれの難易度をマッチングしたデータベースを格納することができる。サーバは、第1ユーザの漢字の実力を表すレベルにマッチングされる難易度に応じた漢字に対応するアイコンを第1UIの上段に優先的に配列できる。
【0045】
後述する段階では、第1ユーザが第1UI画面に含まれているアイコンの中から第1アイコン(例えば、
図5aの「市」に対応するアイコン510-1)を選択した場合を仮定して説明する。
【0046】
サーバは、第1UIに含まれているアイコンの中から選択された第1アイコンに対応する第1部首と追加の部首が組み合わさって形成される複数の漢字のそれぞれを説明するアイコンが含まれている第2UIを端末装置に提供できる(S220)。
【0047】
第2UIに含まれているアイコンのそれぞれは、第1部首によって形成され得る漢字に対応するアイコンである。例えば、第2UIに含まれているアイコンは、第1部首の単一の意味を説明する絵と追加の部首の単一の意味を説明する絵を組み合わせて生成した絵、及び前記第1部首の単一の意味を説明するテキストと前記第1追加の部首の単一の意味を説明するテキストに基づいて作成された前記アイコンに対応する漢字を説明するテキストを含むことができる。
【0048】
即ち、第2UI上のアイコンに含まれている絵は、第1部首の単一の意味を説明する絵及び追加の部首の単一の意味を説明する絵が組み合わせ/変形/加工されることによって特定の漢字の形成原理又は特定の漢字を連想できるようにする形状などを把握できる絵を含むことができる。
【0049】
このとき、第1部首が他の追加の部首に結合されても、第1部首の絵が表す単一の意味は変更されない。即ち、第1部首の絵が表す意味は変更されないまま、他の追加の部首の絵が表す単一の意味が結合されることによって、第1漢字を説明する絵を生成することができる。このとき、第1漢字を説明する絵は、サーバ100を管理する端末装置300が作成してサーバ100に伝送できる。
【0050】
また、前記アイコンに対応する漢字を説明するテキストは、第1部首の単一の意味を説明するテキスト及び第1追加の部首の単一の意味を説明するテキストに基づいて作成されたテキストであって、絵に基づいて漢字の形成原理又は特定の漢字を連想できるようにする形状を説明できる。
【0051】
このとき、第1部首が他の追加の部首に結合されても、第1部首を説明するテキストが含まれる意味は変更されない。即ち、第1部首を説明するテキストの意味は変更されないまま、他の追加の部首を説明するテキストが結合されることによって、アイコンに対応する漢字を説明するテキストを作成することができる。このとき、第1漢字を説明するテキストは、サーバ100を管理する端末装置300が作成してサーバ100に伝送できる。
【0052】
本発明の一実施例として、第2UIは、
図5bに示されたUIのように具現することができる。但し、
図5bに示された第2UIは一実施例に過ぎず、サーバを管理する管理者又はユーザによって第2UIのレイアウトが変更され得るのはもちろんである。
【0053】
第2UIは、第1UIから選択された第1アイコン(例えば、
図5aの「市」)に対応するアイコン520-1及び第1アイコンに基づいて形成され得る漢字に対応するアイコン520-2、520-3、520-4を含むことができる。
【0054】
例えば、第2UIは、第1部首である「市」と追加の部首である「肉」が組み合わさって形成された「肺」に対応する第2アイコン520-3を含むことができる。第2アイコン520-3は、「市」を表す絵525-1と「肉」を表す絵を組み合わせ/変形/加工して生成した絵525-2、絵525-2に基づいて肺(肺臓)の形成原理又は連想方式を説明するテキスト525-3を含むことができる。
【0055】
即ち、第2アイコン520-3に含まれている絵は、「屋根に大きな旗が多く掲げられている繁華な場所」という単一の意味を説明する第1部首の絵と「肉」という単一の意味を有する第2部首の絵を組み合わせて生成された絵である。このとき、第1部首が「木」という単一の意味を有する第3部首と組み合わせられても、依然として第1部首の絵の意味は「屋根に大きな旗が多く掲げられている繁華な場所」から変更されない。
【0056】
また、第2アイコン520-3に含まれているテキストは、「屋根に大きな旗が多く掲げられている繁華な場所」という単一の意味を説明するテキストと、「肉」という単一の意味を有する第2部首の絵に基づいて作成されたテキストである。このとき、第1部首が「木」という単一の意味を有する第3部首と組み合わせられても、依然として第1部首を説明するテキストの意味は、「屋根に大きな旗が多く掲げられている繁華な場所」から変更されない。
【0057】
一方、後述する段階では、第1ユーザが第2UI画面に含まれているアイコンの中から第2アイコン(例えば、
図5bの肺(肺臓))に対応するアイコン520-3を選択した場合を仮定して説明する。
【0058】
サーバは、第2UIに含まれているアイコンの中から選択された第2アイコンに対応する第1漢字を学習するための辞書(dictionary)ページが含まれている第3UIを端末装置に提供できる(S230)。
【0059】
第1漢字を学習するための辞書ページは、第1漢字を学習するために必要な情報(例えば、第1漢字の画順、第1漢字を構成する部首に対する絵又はこれを説明するためのテキスト、第1漢字によって構成される少なくとも1つの例文又は例示単語など)を含むことができる。
【0060】
そして、辞書ページ上で例示単語を構成する漢字のうち第1漢字と異なる第2漢字が選択されると、サーバは、第2漢字に対する辞書ページが含まれている第3UIを端末装置に提供できる。
【0061】
本開示の一実施例として、第3UIは、
図5cに示されたUIのように具現することができる。但し、
図5cに示された第3UIは一実施例に過ぎず、サーバを管理する管理者又はユーザによって第3UIのレイアウトが変更され得るのはもちろんである。
【0062】
例えば、
図5cに示されているように、辞書ページは、第1漢字(肺)及びこれに対する音読又は訓読を表すUIエレメント530-1、第1漢字を構成する部首のそれぞれを表す絵とこれを説明するテキスト、部首のそれぞれを表す絵を組み合わせて生成した第1絵及びこれを説明するテキストを含むUIエレメント530-2、第1漢字によって構成される例示単語が含まれているUIエレメント530-3及び第1漢字によって生成された例文が含まれているUIエレメント530-4を含むことができる。
【0063】
第1漢字によって構成される例示単語である「肺患」の中から第1漢字を除いた第2漢字(患)が選択される場合、サーバは、選択された第2漢字に対する辞書ページを含む第3UIを端末装置に提供できる。
【0064】
ユーザは、第2UI及び第3UIに含まれているアイコン及びUIエレメントによって、第1部首及び前記第1部首に特定の部首が組み合わされることによって生成され得る漢字を効率的に学習できる。即ち、ユーザは、単純な暗記によって漢字を習得するのではなく、漢字の形成原理を絵とテキストによって理解しながら効率的に習得できる。
【0065】
図3は、本発明の一実施例に係る、学習データが含まれているUIを提供する方法を説明するフローチャートである。
【0066】
サーバは、ユーザが選択した漢字又は複数の部首によって形成できる漢字の難易度に基づいてテストを生成できる(S310)。
【0067】
テストの類型は、後述する第1テスト及び第2テストを含むことができるが、これに限定されるものではなく、サーバの管理者やユーザの端末装置によってテストの類型を修正/削除/追加することができる。
【0068】
本発明の一実施例として、サーバは、第2UIから選択されたアイコンに対応する漢字又は第2漢字のうちの少なくとも1つに基づいて第1テストを生成できる。即ち、サーバは、ユーザが学習するために第2UIから選択した第1漢字及び第1漢字に対する辞書ページから追加的に選択した第2漢字に基づいて第1テストを生成してユーザに提供することで、学習した漢字を復習できる機会をユーザに提供できる。
【0069】
更に他の実施例として、サーバは、複数の部首によって形成できる漢字の難易度に基づいて第2テストを生成できる。サーバは、画数、組み合せられた部首の数、韓国や、日本、中国などの教育課程に基づいて複数の漢字のそれぞれの難易度をマッチングしたデータベースを格納することができる。サーバは、格納されたデータベースに基づいて難易度別のテストを生成できる。
【0070】
サーバは、生成されたテストが含まれている第4UIを端末装置に提供できる(S320)。
【0071】
サーバは、テストの結果(即ち、第1テスト又は第2テストに対する結果)、ユーザに関する個人情報、学習時間、又はユーザが学習した漢字(例えば、ユーザが学習した漢字の画数又は部首)のうちの少なくとも1つに基づいて、ユーザに対する学習データを生成できる(S330)。
【0072】
ここで、ユーザの個人情報は、ユーザの年齢又は/及びユーザの漢字の実力を表すレベルを含むことができるが、これに限定されるものではなく、ユーザが入力した多様な類型の情報を含むことができる。
【0073】
本開示の一実施例として、サーバは、ユーザの年齢と同年齢の他のユーザが学習した漢字を識別できる。または、サーバは、ユーザが第1UIから選択した部首と組み合わせ可能な追加の部首に基づいて形成される漢字を識別できる。そして、サーバは、識別された漢字(即ち、ユーザの年齢と同年齢の他のユーザが学習した漢字又はユーザが第1UIから選択した部首と組み合わせ可能な追加の部首に基づいて形成される漢字)の学習を推薦する情報が含まれている学習データを生成できる。
【0074】
サーバは、学習データが含まれている第5UIを提供できる(S340)。テストの結果、ユーザの学習時間、ユーザが学習した漢字(例えば、ユーザが学習した漢字の画数又は部首)又は/及び特定の漢字の学習を推薦する情報のそれぞれは、第5UIの既に設定された領域に配置することができる。但し、第5UI上の特定情報の配置は、サーバを管理する管理者又はユーザによって変更することができる。
【0075】
一方、サーバは、ユーザが漢字を学習した時間を基に既に設定された時間内に端末装置が、サーバが提供するアプリケーションに接続していない場合、アプリケーションに接続することを推薦するメッセージ(即ち、リマインダメッセージ)を端末装置に提供できる。
【0076】
例えば、ユーザが第2UIから第2アイコンを選択して第1漢字を学習した後、既に設定された時間を超えてアプリケーションに接続していない場合、サーバは、アプリケーションに接続して漢字を学習することを推薦するメッセージを端末装置に提供できる。
【0077】
図4、
図5a、
図5b、
図5c及び
図6は、本発明の一実施例に係る、漢字学習サービスを提供するためのUIを説明する図である。
図4~
図6に示された画面は、サーバにより提供されて端末に表示される画面である。各図面に示されている画面は、サーバを管理する管理者又はユーザの端末装置により修正され得るのはもちろんである。
【0078】
本発明の実施例として、
図4の(a)は、端末装置が、サーバが提供するアプリケーションに接続した際に、端末に表示される初期画面であり得る。
【0079】
初期画面は、サーバが提供する機能の一部を一定期間無料で提供してもらえる「Free Trial」アイコン410、又はログイン動作を行うためのログインアイコン420を含むことができる。
【0080】
初期画面を通じてログイン動作を行った場合、
図4の(b)に示されているように、端末には、アプリケーションを用いるための言語を選択できる画面が表示され得る。
【0081】
仮に、韓国語(Korean)を選択した場合、
図5aに示されているように、端末には、第1UIを表示することができる。
図5a、
図5b及び
図5cに基づく第1UI、第2UI、及び第3UIについての説明は、前述した通りであるため、重複する説明は省略する。
【0082】
本発明の更に他の実施例として、
図6に示されているように、特定の試験(例えば、JLPT)に備えるためのコンテンツ又は漢字レベルテスト機能を行える画面が提供され得る。
【0083】
例えば、
図6の(a)に示されているように、端末には、試験等級又は難易度を選択できるアイコン610-1、610-2、610-3が含まれている画面を表示することができる。
【0084】
例えば、試験等級のうちN5~N3等級を表すアイコン610-1が選択される場合、
図6の(b)に示されているように、端末には、N5~N3等級に対応する漢字を細部基準(例えば、学年基準)に分類したアイコン620-1、 620-2、620-3、620-4、620-5、620-6が含まれている画面を表示することができる。
【0085】
詳細基準のうち「小学1年生の漢字80」を表すアイコン620-1が選択される場合、
図6の(c)に示されているように、端末には、選択されたアイコン620-1に対応する部首が含まれている画面を表示することができる。画面に表示された部首の中から1つを選択する場合、端末には、選択された部首に追加の部首が組み合わさって形成され得る漢字に対応するアイコンが含まれている画面(例えば、
図5b)を表示することができる。
【0086】
一方、漢字レベルテスト機能を行えるアイコンが選択される場合、特定の試験(例えば、JLPT)に備えるためのコンテンツがあるアイコンを選択した場合と同様、
図6の(a)、(b)に示されている図面を端末に表示することができる。即ち、ユーザが提供されるテストの難易度を決定するために、端末は、試験等級又は難易度を選択できるアイコンが含まれている画面を表示できる。
【0087】
「小学1年生の漢字80」を表すアイコン620-1が選択される場合、
図6の(d)に示されているように、端末には、小学1年生の難易度に応じた漢字テスト問題630-1、630-2を表示することができる。
【0088】
図7は、本発明の一実施例に係る、サーバ100の構成を説明するブロック図である。
図7に示されているように、サーバ100は、メモリ110、通信部120及びプロセッサ130を含むことができる。但し、これに限定されるものではなく、サーバ100は、必要な動作に応じて当業者の観点から自明な範囲内でソフトウェアやハードウェアの構成を含むことができる。
【0089】
メモリ110は、複数の漢字を部首体系に基づいて分類したデータベースを格納できる。メモリ110は、アプリケーションで加入したユーザに関する個人情報を格納できる。メモリ110は、漢字の画数、組み合わさった部首の数、韓国、日本又は中国などの教育課程に基づいて複数の漢字のそれぞれの難易度をマッチングしたデータベースを格納することができる。
【0090】
通信部120は、ユーザの端末装置又はサーバ100を管理する管理者が用いる装置とネットワークを介してデータやメッセージなどを送受信できる。
【0091】
プロセッサ130は、メモリ110と電気的に接続してサーバ100の全般的な動作や機能を制御できる。各図面を参照して説明したサーバ100の全般的な動作や機能は、プロセッサ130によって具現することができる。
【0092】
一方、上述した本発明の実施例は、コンピュータで実行可能なプログラムとして作成可能であり、作成されたプログラムは媒体に格納することができる。
【0093】
媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを格納し続けるか、実行又はダウンロードのために一時的に格納してもよい。また、媒体は単一又は複数のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段又は格納手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されず、ネットワーク上で分散して存在することもできる。
【0094】
媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM及びDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどを含んでプログラム命令語が格納されるように構成されたものがある。また、他の媒体の例として、アプリケーションを流通するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給して流通するサイト、サーバなどで管理する記録媒体や格納媒体も挙げられる。
【0095】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本開示が属する技術分野における技術者は、本発明がその技術的思想や必須的な特徴を変更することなく、他の具体的な形態に実施され得ることが理解できるはずである。従って、以上で記述した実施例はあらゆる面で例示的なものであり、制限的ではないものとして理解すべきである。
【符号の説明】
【0096】
100 サーバ
110 メモリ
120 通信部
130 プロセッサ