IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 坂井 正幸の特許一覧

<>
  • 特許-バインダー用のリングノート 図1
  • 特許-バインダー用のリングノート 図2
  • 特許-バインダー用のリングノート 図3
  • 特許-バインダー用のリングノート 図4
  • 特許-バインダー用のリングノート 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-27
(45)【発行日】2023-10-05
(54)【発明の名称】バインダー用のリングノート
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20230928BHJP
【FI】
B42D15/00 301A
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2019182521
(22)【出願日】2019-09-12
(65)【公開番号】P2021041684
(43)【公開日】2021-03-18
【審査請求日】2022-03-04
(73)【特許権者】
【識別番号】515232653
【氏名又は名称】坂井 正幸
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【弁理士】
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(74)【代理人】
【識別番号】100224007
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷 潮
(72)【発明者】
【氏名】坂井 正幸
【審査官】藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2007/0029777(US,A1)
【文献】登録実用新案第3145703(JP,U)
【文献】登録実用新案第3138107(JP,U)
【文献】特開2001-322371(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 5/00
B42D 13/00
B42D 15/00
B42D 15/04-15/08
B42F 3/00- 3/06
B42F 7/00- 7/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの長辺と、前記2つの長辺に直交する2つの短辺を有する矩形のノート用紙であって、前記短辺の一方に沿って設けられた複数のリング用穴を有するノート用紙と、
前記複数のリング用穴において前記ノート用紙を綴じるリング用治具と、
を備えるノートであって、
前記ノート用紙は、前記リング用穴が設けられた綴じ代としての第1領域と、筆記のための第2領域と、前記リング用治具によって綴じられた当該ノート用紙から前記第2領域のみを切り離しできるように、前記短辺の一方に平行に設けられた切り離し点線を備え、
前記第2領域は、前記切り離し点線と共通する第2領域短辺と、当該第2領域短辺よりも長く、前記2つの長辺の一部である2つの第2領域長辺と、当該第2領域長辺の一方の近位に、当該第2領域長辺の一方に沿って前記ノート用紙の第1面及び第2面のそれぞれに設けられた第1余白と、当該第2領域長辺の他方の近位に、当該第2領域長辺の他方に沿って前記第1面及び前記第2面のそれぞれに設けられた第2余白と、前記第1面及び前記第2面の前記第1余白内のみに、当該第2領域長辺の一方に平行に、所定間隔で配設された2つの穴と、前記第1面及び前記第2面のそれぞれの前記第1余白と前記第2余白の間に、前記第2領域短辺に平行に形成された複数の罫線と、を有し、
前記第1面に形成された複数の罫線は、前記第2領域短辺の最近位に形成された短い罫線と、当該短い罫線よりも長い複数の長い罫線とを含み、前記第2領域長辺の他方の近位側の端点が前記第2余白側に揃えられており、
前記第2面に形成された複数の罫線は、前記第2領域短辺の最近位に形成された短い罫線と、当該短い罫線よりも長い複数の長い罫線とを含み、前記第2領域長辺の一方の近位側の端点が前記第1余白側に揃えられており、
前記切り離し点線において切り離された前記第2領域は、前記所定間隔と同じ間隔で設けられた2つのバインダー穴を有する所定寸法の用紙を当該バインダー穴において綴じて収容することができるバインダーに、前記2つの穴において綴じて収容できることを特徴とするノート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、切り取り線付きリングノートから、切り取った用紙をバインダーに表裏が順序良く閉じ込めることができ、リングノート内にも項目ごとに分類ができるノートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、バインダー用紙及びリングノートへの書き込みは、取り付け治具が邪魔になり、書きづらく困ることが多く、そして、これを解消しようとして、用紙取り付け治具から用紙を外すと、バラバラになり、纏まりがつかなくなり、使い易いものではなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、次のような欠点があった。
通常のバインダー又はリングノートは、取り付け治具が中央の突起物となり、書き記すのに邪魔になり、あらゆる弊害を起こしていた。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決しようとする手段】
【0004】
切り取り線のあるバインダー用穴付きリングノート用紙の、表面裏面ともに、リングを上にして、リング側から書いていくという仕様にする。表側を書き終えたら、ノートを裏返し裏側リング側より書き、また裏側を書き終えたら、新たな用紙の表側リング側より書くとの繰り返しで書き込んでいくことで、治具が障害にならないようにする。結果的には、表面と裏面の罫線とバインダー用の穴は異なる位置になるので、バインダーにリングノート用紙が組み込まれた場合の表面及び裏面用の異なったデザインを設定することで、バインダーノート内のリングノートの順序の整合性を解決する。また、リングノート内において、タグ等を付けることにより、切り離すことが前提であるので、幾つもの項目及び区別が、随意の位置に設定でることになる。白紙も同様に、クリップノート、切り離し点線、バインダーの穴の設置をし、クリップ側より書けば、同様の使用ができる。
【発明の効果】
【0005】
リングノートのリング側から書けるようになるので、邪魔になる突起物がなくなり書きやすくなった。また、一枚の用紙の表裏で完結、及び新たな用紙へと続けられるので、このリングノート一冊で、何項目もの区切りをつけることができ、何冊ものノートを持つ必要がなくなり、この一冊で事が足りるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】 本発明の斜視図である。
図2】 リングノート用紙の表面である。
図3】 同一リングノート用紙の裏面である。
図4】 リングノートの用紙をバインダーに収めた状態である。
図5 表裏面が白紙の斜視図である。(補正下個所に下線を引く。)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
バインダー用穴(5)つきリングノート(1)上部に、用紙の切り離しができる切れ線(4)を設け、一枚のリングノート用紙(2)(3)をバインダー(7)に順序よく閉じられ、表面(2)と裏面(3)が同一連続性を持つように罫線が印刷され、結果的には、表裏が異なるようする。
【符号の説明】
【0008】
1 リングノート
2 リングノート用紙表面
3 リングノート用紙裏面
4 切断用切れ線
5 バインダー用、穴
6 リング用、治具及び穴
7 バインダー
8 バインダー治具
9 罫線
10 後付け区別タグ
11 白紙リングノート
図1
図2
図3
図4
図5