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特許7357746海洋プラスチックゴミと海水中の放射性汚染物質及び重金属物質の結合を促進する 新海底改良剤3
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  • 特許-海洋プラスチックゴミと海水中の放射性汚染物質及び重金属物質の結合を促進する  新海底改良剤3 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-28
(45)【発行日】2023-10-06
(54)【発明の名称】海洋プラスチックゴミと海水中の放射性汚染物質及び重金属物質の結合を促進する 新海底改良剤3
(51)【国際特許分類】
   C02F 11/00 20060101AFI20230929BHJP
   C02F 1/461 20230101ALI20230929BHJP
   C02F 1/58 20230101ALI20230929BHJP
   C02F 1/40 20230101ALI20230929BHJP
   C02F 1/28 20230101ALI20230929BHJP
   C02F 3/00 20230101ALI20230929BHJP
   G21F 9/16 20060101ALI20230929BHJP
【FI】
C02F11/00 D ZAB
C02F1/461 Z
C02F1/58 H
C02F1/40 E
C02F1/28 N
C02F3/00 D
G21F9/16 V
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2022166528
(22)【出願日】2022-09-28
【審査請求日】2023-01-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】594037866
【氏名又は名称】篠原 健二
(72)【発明者】
【氏名】篠原 健二
(72)【発明者】
【氏名】長坂 公夫
(72)【発明者】
【氏名】篠原 美津子
(72)【発明者】
【氏名】米澤 富美子
(72)【発明者】
【氏名】島森 正枝
【審査官】相田 元
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-206933(JP,A)
【文献】特開2012-154157(JP,A)
【文献】特開2010-172882(JP,A)
【文献】特開2016-2530(JP,A)
【文献】特開2021-37503(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F 11/00-11/20
C02F 1/461
C02F 1/58- 1/64
C02F 1/40
C02F 1/28
C02F 3/00
G21F 9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項3】
上記記載の請求項1、請求項2、の何れかに記載された、粒状固形物を水中に散布し、水中のFeイオン、Sイオン、汚染水及び汚染物質、重金属、リン、窒素、アンモニア、セシュウム、二酸化炭素、プラスチック及びマイクロチップと、一体構築物にできることを特徴とする、 海底改良剤の利用方法。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細】
【本発明の属する技術分野】
【001】
本発明は汚染水及び油流失事故に係る海洋、河川、港湾、湖沼の水面の油拡散を防止し、汚染水含む汚染物質及び油並びに海洋ゴミの木くず、海藻、漁網、プラスチック及びマイクロチップを吸着し固め海底に沈めて、二酸化炭素及び塩素に変えながら、自然分解に不可欠な鉄分、リン、窒素分を補い微生物及び陽極と陰極間で電気的導通によるイオン結合効果を高めたものである。また、環境汚染への影響を少なくすとともに、自然環境保護の観点からも利用価値の高いものである。
【背景技術】
【002】
油を吸着マットで固形にして、ごみとして捨てるタイプは回収、焼却の手間と二酸化炭素削減に寄与していない問題があった。また、鳥及び魚貝類及び海岸砂浜に付着し環境汚染の問題があり、固形処理にするタイプは、空中散布又は陸上及び海面に使用した場合、原料の拡散と油の流失及び海洋ゴミとの自然環境及び水質、沈殿し問題があった。
【003】
【文献】特許第604329号
【文献】特開2008-231897号は、各材料及び骨材と水で混合及び混練する行程と、型枠に取り出し養成し、型枠から取り出し成型物にする行程を要した上で、成型物ブロックを水中に沈めていた。
【発明が解決しようとする課題】
【004】
従来の海洋汚染の原因である汚染水及び廃油処理剤は、空中散布又は、陸上及び海面に投下又は拡散し、環境汚染の問題があった。また汚染水及び油、を吸着固形にして、海洋ゴミとして捨てるタイプの回収、焼却の手間と二酸化炭素削減に寄与していない問題があった。固化処理にするタイプは、大量に使用し水中の自然環境及び土壌改良効果に問題があった。
【005】
また、溶剤処理費が高額で実施し難くコスト高となる問題を有している。
【課題を解決するための手段】
【006】
汚染水及び油処理剤の原料は、種シリカ成分を含む火山灰、石炭灰、焼却灰、ゼオライトの何れかと、有機物の磁性体及び電極体原料磁性体原料、活性炭、炭、石膏、石灰、スラッグ、粘土、鉄粉、アルミ粉、籾殻、砂、木屑、塩又は苛性ソーダ、リン、硫黄、ケイ酸化カルシウム、セメント、カーバイドの混練物に、無機質の蛋白質ムチン及び、澱粉、海藻、クラゲ、納豆を粉砕した乾燥パウダー、水溶液を噴霧して粒状に固めて、汚染水及び油処理目的に散布して、主成分である可溶性けい酸が汚染水及び油分を浸透吸収し、気泡を含む泡で汚染物質を取込んだ固形物にする。また、粒状の固形物を、保管施設内及びトンネル内に充填し、泡で亀裂及び浸水箇所を塞ぎ一体構造物にする。また、粒状の固形物を、袋詰めにした堰堤を構築し、決壊した堤防の亀裂補修及び漏水隙間を泡の一体構築物で固める。また、汚染水及び油並びに、海洋ゴミ処理目的に固形物を汚染水に散布することで、粒状固形物が溶解するとと伴に、汚染水又は油物質の水分と固形物が反応した気泡及び泡で、汚染水内の汚染物質及び油と海洋プラスチックゴミを泡で包み込み、外部流出及び拡散を防止し、該、固形成型物にして海底に沈めて固定させると伴に、プラスチックゴミを、固形物内の電極と電気的な導通による陽極は、Feイオン、Sイオンを溶出し、陰極部は、1/2・O2+H2O+2e-→2OH-海水中では→OH-生成すると伴に、プラスチックゴミの中でもペットボトルは、PET樹脂は、主に炭素、酸素、水素から構成されて、
約1/3が空気を原料とする酸素で占められており、他のプラスチックに比べて石油依存度が低い樹脂といえます。
2)他のプラスチックに比べて炭素より重い酸素が多いことから、密度が水より重く沈み炭素、酸素、水素に分解し、また
プラスチックゴミは、二酸化炭素及び塩素に変えながら、海水中のリン又は、窒素又は、アンモニア又は、セシュウム又は、二酸化炭素等と結合する伴に、陰極電極面側に、炭酸カルシウムを析出させて、海藻、微生物、稚貝、稚サンゴの着生及び成長促進する伴に、二酸化炭素は海底に炭酸カルシウム堆積物として固定する。また、水の電気分解により、水中の溶存酸素濃度が高められる。
【007】
また、環境汚染への影響を完全になくすとともに、汚染水及び油の回収時間と手間を少なくし、自然分解に不可欠な鉄分、リン、窒素分を補い微生物分解電解イオン効果を高めたものである。また、PET(ポリエチレンテレフタラート)の化学式(分子式・組成式・構造式)は以下の通りです。
【数1】
【数2】
【数3】
自然環境保護の観点からも動植物への影響を少なくし、利用価値の高いものである。本発明は空中散布又は海洋及び陸上散布、河川及び護岸の形成材として、水質浄化及び藻場及び植生コンクリートブロック機能と、自然災害時及び緊急時の汚染水及び油処理、海洋ゴミとプラスチック及びマイクロチップゴミを吸着し海底に固定分解する機能並びに、核保管施設内及びトンネル内の亀裂、漏水修復及び隙間を塞ぎ、出入口の密閉すると伴に、一体構造物になる目的としている。
【008】
他例として、浸水油流出時に粒状の固形物を袋詰めにしたものを設置し、該、袋は、紙袋、又は炭素繊維、化学繊維、アルミ箔を組合わせた袋の外側表面及び、該、袋の外側裏面に、上下凸状の連結金具を配置し、連結金具の上に袋を重ねて、連結構築した袋の上から、凹連結金具又は、杭を挿入し防護壁、土豪壁として一体構築する。
【009】
他例として、汚染物質保管施設内及び保管トンネル内の隙間に、粒状の固形物を充填することで、泡を発生させて固め隙間を密閉する緩衝材、漏水及び腐食防止材、亀裂修復材、出入口の隔壁材になる。紙袋、又は炭素繊維、化学繊維、アルミ箔を組合わせた袋浸透性布袋に填めた粒状の固形物と、生コンクリート敷設及びポンプ圧打設時に、浸透性布袋に粒状の孤閨を填めた袋を投入及び、敷設又は積み重ねた袋のうえから、金属製の金具を差込み土壌に固定し固める。また袋を複数連結及び構築させることで、隙間を泡で塞ぎ一体構築物にし、電極材及び磁極材の電気的導通よる汚染水のセシュウ成分とのイオン結合を計る一体構築物。
【010】
他例として、核最終処分場の保管施設内及び保管容器との隙間に粉状の固形物を、浸透性紙袋,炭素繊維袋、化繊シート袋、容器内に充填し使用目的場所に応じて配合調整し設置すれば、重金属の水質浄化機能と重金属吸着機能と、一体構造物を備えた二重構造物になる。
【011】
各材料を混練りされた粒状の固形物を袋又は溶解性容器に充填したものを、汚染水及び油流出時の海洋及び水中の海洋ゴミに、投入及び散布するのみで容易に固形物が溶解し、泡を発生させて油及び汚染水並びに汚染物質と反応し、一体成形物にすると伴に固定する。また、原子力発電の爆発事故とか核施設内の出入口の隔壁及び破損補修及び保管施設内の保管容器と施設内の隙間の緩衝材機能を保持させつつ、適切に汚染水及び油処理材になり、施設及びトンネル内外の亀裂、漏水修復防災機能を発揮させて施行が容易である。
【012】
混合物を、浸透性袋に填め蓋をし、該袋に填めた袋の外側表面と該袋の外側裏面の上下に連結金具を配置した電極板と磁極板を、該袋に押し込み固めて固定する製造利用方法として、
例1.電極板を▲1▼鉄材と流電陽極(マグネシウム合金陰極)を接続し海水中に浸すと、鉄材表面に電流が通電し、鉄材表面ではアルカリ成分OH-が生成する。海水中のカルシウムイオンCa2+、炭酸水素イオンHCO3-およびマグネシウムイオンMg2+は以下の式に示す沈殿物を形成して電極鋼材表面に付着する。この付着物を電極着物と認識されている。
Ca2++HCO3-+OH-→CaCO3↓+H2O
Mg2++2OH-→Mg(OH)2↓
▲3▼電極着物は貝類及び造礁サンゴの骨格の主成分である炭酸カルシウムに近いので、稚サンゴが着生しやすい特長がある。
▲4▼この原理を活用して、金属基盤に電気的な導通を確保及び磁気的な導通を確保した磁気電流を流した表面に、炭酸カルシウムを析出させた基盤が電極着基盤で、海藻、微生物、稚貝、稚サンゴの着生成長促進を目的とする。
【013】
電極板と磁極板は、上述したように導電性と磁極性を有する。固形物内中央部に、無機質体で仕切られる有機質体と、海水との間で電磁気的な導通を確保するとともに、絶縁体格納容器内に配置される電極(上記例では陽極)から発生する気体は、
例1.電極板を▲1▼鉄材と流電陽極(マグネシウム合金陰極)を接続し海水中に浸すと、鉄材表面に電流が通電し、鉄材表面ではアルカリ成分OH-が生成する。海水中のカルシウムイオンCa2+、炭酸水素イオンHCO3-およびマグネシウムイオンMg2+は以下の式に示す沈殿物を形成して電極鋼材表面に付着する。この付着物を電極着物と認識されている。
Ca2++HCO3-+OH-→CaCO3↓+H2O
Mg2++2OH-→Mg(OH)2↓
▲3▼電極着物は貝類及び造礁サンゴの骨格の主成分である炭酸カルシウムに近いので、稚サンゴが着生しやすい特長がある。
▲4▼この原理を活用して、金属基盤に電気的な導通を確保及び磁気的な導通を確保した磁気電流を流した表面に、炭酸カルシウムを析出させた基盤が電極着基盤で、海藻、微生物、稚貝、稚サンゴの着生成長促進を目的とする。
混合物を、浸透性袋に填め蓋をし、該袋に填めた袋の外側表面と該袋の外側裏面の上下に連結金具を配置した中央部に反射装置を設けた装置の電極板と磁極板を、該袋に押し込み固めて固定する製造利用方法として、例1.電極板を▲1▼鉄材と流電陽極(マグネシウム合金陰極)を接続し海水中に浸すと、鉄材表面に電流が通電し、鉄材表面ではアルカリ成分OH-が生成する。海水中のカルシウムイオンCa2+、炭酸水素イオンHCO3-およびマグネシウムイオンMg2+は以下の式に示す沈殿物を形成して電極鋼材表面に付着する。この付着物を電極着物と認識されている。
Ca2++HCO3-+OH-→CaCO3↓+H2O
Mg2++2OH-→Mg(OH)2↓
▲3▼電極着物は貝類及び造礁サンゴの骨格の主成分である炭酸カルシウムに近いので、稚サンゴが着生しやすい特長がある。
▲4▼この原理を活用して、金属基盤に電気的な導通を確保及び磁気的な導通を確保した磁気電流を流した表面に、炭酸カルシウムを析出させた基盤が電極着基盤で、海藻、微生物、稚貝、稚サンゴの着生成長促進を目的とする。磁性体イオン水を吸収させたものに、電極部での反応は[数1],[数2]式で示される。
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【024】
次に、気泡コンクリート本体の中空部に鉄板(海水中の電位-06~-0.7V VS SCE)と鉄に比べ電位の高い金属、例えばアルミ板(海水中の電位+02~0.3V VS SCE),活性炭等との混合物を充填して海水に浸漬すると、電位の高いアルミ板から電位の低い鉄に電流が流れて電極を形成し、鉄板は陽極となり、[数1]式と同じくFeイオンとなって溶出し、アルミ、亜鉛、マグネシュウム板は陰極となり、[数2]式のようにOH-を生成する。鉄と鉄に比べて電位の高い金属の混合物とを充填した場合では、鉄のみを充填した場合に比較して、溶出するFeイオン量が加速的に増加するため、珪藻,プランクトンの繁殖,海藻類の増殖はさらに向上し、間接的に蝟集効果は鉄のみを充填した場合に比較しさらに高まる。なお陽極となる鉄板からのFeイオンの溶出は、陰極の面積が大きいほど大きくなるので、アルミ、亜鉛、マグネシュウム板の面積(すなわち重量)成分を変えることによって、Feイオンの溶出量を調節できる。本体の任意の個所に設けられた中空部に鉄を充填して海水に浸漬することにより、鉄表面に電位を異にする部分が混有して局部電極を形成し、鉄イオン水素イオンが溶出して、Fe、Sイオン分子がリン、窒素、アンモニア、セシュウム等と結合し、海藻類に吸収され海藻の繁殖を促す効果が発生する。
(4)気泡を取込んだ固形物内の中空部に鉄成分(海水中の電位-0.6~-0.7V)と鉄に比べ電位の高い金属、例えばアルミ、亜鉛、マグネシュウム成分(海水中の電位+0.2~0.3V),活性炭等との混合物を充填して海水に浸漬することにより、電位の高いアルミ、亜鉛、マグネシュウム板から電位の低い鉄イオン成分に電流が流れて電極を形成し、鉄成分は陽極となり、上記(3)と同じくFeイオンとなって溶出し、アルミ、亜鉛、マグネシュウム成分は陰極となり、OH-を生成する。鉄粉と鉄板に比べて電位の高い磁性体金属の混合物を充填した場合では、鉄粉のみを充填した場合に比較して、溶出するFeイオン量が加速的に増加するため、珪藻,プランクトンの繁殖,海、藻類の増殖はさらに向上し、間接的に蝟集効果は鉄のみを充填した場合より、さらに高まる。これらの性質を利用して、原子力発電の爆発事故とか核汚染水処理及び拡散防止目的で、混合物及び混練物の固形物を、袋詰めした袋を投入及び置敷きする製造利用方法を得た。
【発明を実施するための形態】
【014】
汚染水及び油並びに海洋ゴミ処理剤の原料は、種シリカ成分を含む火山灰又は、石炭灰又は、フライアッシュ、又はゼオライト、35gに磁性体原料、活性炭、炭、石膏、石灰、スラッグ、粘土、鉄粉、アルミ粉、籾殻、砂、木屑、塩又は苛性ソーダ、リン、硫黄、ケイ酸化カルシウム、粉石鹸の混合物50gを混練物工程の中で、無機質のムチン、澱粉、海藻、クラゲ、納豆の乾燥パウダーの水溶液15gの混練物に100mLを5mL/分で噴霧しながら、約20分間、回転速度が200rpmの回転パンを用いて造粒、1ミリから10ミリの粒状固形物にすると伴に、粒状固形物の表面をコーティングした固形物を、汚染水及び油処理目的に直散布する方法と、浸透性袋又は、溶解性容器内に充填蓋をし、空中散布又は投下する方法がある。
また、固形物は水と反応し気泡を含む泡を発生させるとともに、泡内に汚染水及び汚染物質並びに、油を取込み固めた固形物内で、陽極及び陰極間の電気的導通と電解イオン効果を高めて、汚染水内の汚染物質とイオン結合する。
【015】
汚染水及び油並びに海洋ゴミ処理剤の必衰原料は、有機物の種シリカ成分を含む火山灰又は、石炭灰又は、フライアッシュ、又は、電極体原料、磁性体原料、活性炭とし、使用目的使用場所に応じて、炭、石膏、石灰、スラッグ、粘土、鉄粉、アルミ粉、籾殻、ゼオライト、砂、木屑、塩又は苛性ソーダ、リン、硫黄、ケイ酸化カルシウム、粉石鹸の何れか10~12種類の混合物を配合調整する混練物の工程で、無機質のムチン及び、澱粉、海藻とクラゲ、納豆を粉砕した乾燥パウダー、植物油の混合水溶液を噴霧し10ミリから20ミリの粒状に固める製造利用方法とか、
【016】
使用目的場所に応じ、有機質の原料は種シリカ成分を含む火山灰又は、石炭灰又は、フライアッシュ、又はゼオライト、35gに磁性体原料、活性炭、炭、石膏、石灰、スラッグ、粘土、鉄粉、アルミ粉、籾殻、砂、木屑、塩又は苛性ソーダ、リン、硫黄、ケイ酸化カルシウム、粉石鹸の混合物50gを混練物を、回転パン内で振動と回転工程の中で、混練物に無機質のムチン、澱粉、海藻、クラゲ、納豆の乾燥パウダーの水溶液15g配合の水溶液を噴霧し、粒状の固形物に、遠心力磁場圧を約1000万ガウスかけて、遠心分離圧力で固形物を磁性電極体にする製造利用方法。
【017】
粒状の固形物を、浸透性溶解性袋又は容器に填めて蓋をし、原子力発電の爆発事故とか核容器炉施設及び接続するトンネル施設内に、固形物又は、固形物を袋又は容器に填めた袋や容器を積み重ねて配置し、袋又は容器袋又は容器重量で内部に凸分を押し込み固定する一体構築物に成る利用方法。
【018】
粒状の固形物を詰めた該袋又は容器を、汚染水及び油流失現場及び軟弱土壌又は、海洋ゴミの水中に固形物を散布又は、固形物を填めた袋を投入し海底に固定敷設する固形物の利用方法。
【019】
原子力発電の爆発事故とか核汚染水及び油処理、油流出及び原子炉火災時の放射能ガスの排出を防止する目的に、固形物を散布及び固形物を袋に填めた袋及び浸透性容器に詰めしたものを、上空及び陸上から、投下及び散布又は原子炉内及び建屋内にポンプ圧送し、充填する利用方法。
【020】
固形物を袋に充填した袋内に、汚染水を固形物内部に浸透させて、気泡及び泡内に汚染物質を閉じ込めて、泡の一体構築物にする製造利用方法。
【019】
原子力発電の爆発事故とか核施設及びトンネル内の出入り口並びに、トンネル内の漏水及び亀裂の修復及び隙間の泡の緩衝材として固めて固定し、一体構造物を構築する利用方法。
【020】
また使用目的に応じて、固形物材料と汚泥、酒類(焼酎、麦酒、日本酒、ウィスキー)廃液適水量を混練りした固形物を、散布又は、護岸シールド保水層にする製造利用方法。
【発明の効果】
【021】
本発明は、緊急時の汚染水又は油流失時の散布材及び汚染水及び油処理剤であり、固形物の種シリカを含む灰と主成分である可溶性けい酸、無機質の原料の澱粉、海藻とクラゲ、納豆を粉砕した乾燥パウダー、植物油の混合水溶液を混練物に噴霧し固形物にすると伴に、汚染水及び油分を浸透吸収し固める。また表面を泡で固めることで、散布時の固形物の拡散を防ぎ同時に、汚染水及び油の表面から内部層まで、侵入した固形物は、水分と反応し泡を発生させて、海面上の油及び海洋ゴミを泡内に閉じ込めるとともに、外部流出及び油拡散を防止し、汚染水及び油と海洋ゴミのプラスチック及びマイクロチップゴミを吸着すると伴に、海底に沈めて固定し、微生物分解の手伝いをする。
また、固形物と汚染水及び油の水分と反応した泡を固めた成型物の回収及び取扱い処理が簡単になる。尚、各材料を混練りさせた混合物又は、固形物を袋詰めされたものを、汚染水及び油水面の湿潤場所に投入敷設するのみで一体成形し、護岸ブロック、自然再生ブロック、土豪構築物機能オイルフェンス機能を保持させつつ、原子力発電の爆発事故とか核保管施設及びトンネル内の亀裂及び濾水の修復及び隙間を充填する緩衝材にすると伴に、出入口の密閉、隔壁及び施設と一体構造物になる。
【図面の簡単な説明】
【022】
図1】構成図
図2】断面図
図3】断面図
図4】構成図
【符号の説明】
1.沈船 2.油水面 3.空中散布する海底改良剤固形物
4.ヘリコプター 5.油 6.固形物 7.海底
8.回転パン 9.回転パン本体 10.混練物
11.混練物充填装置 12.原子炉建屋 13.送管 14.充填経路
15.炉心
【要約】
【課題】従来の廃油の処理剤は、陸上及び海面に拡散して、環境汚染の原因となり、また油吸着マットは二酸化炭素削減に寄与していない。薬剤処理は、油内及び、海洋ゴミとかプラスチックゴミ等は手付かずで、自然環境及び土壌改良効果に問題があり、微生物分解効果を高め、環境汚染への影響を少なくする。
【解決手段】原料は種シリカ成分を含む火山灰、石炭灰、焼却灰、ゼオライトと、有機物の磁性体及び電極原料、活性炭、炭、石膏、石灰、スラッグ、粘土、鉄粉、アルミ粉、籾殻、砂、木屑、塩又は苛性ソーダ、リン、硫黄、ケイ酸化カルシウム、粉石鹸の混練物に、無機質のムチン、澱粉、海藻、クラゲ、納豆の乾燥パウダー、植物油、動物油、水の溶解液を噴霧し、粒状固形物にすると伴に、また粒状にした本固形物を散布することで、固形物原料の飛散を防止し的確に、汚染水及び油分を浸透吸収し、固形物内の原料と汚染水及び汚染物質との反応による泡で、汚染水と油を包み込み固形物にする。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4