技術分野
接合面の耐水素脆化性に優れたクラッド鋼板とその製造方法および、前記クラッド鋼板を用い水素を含むガスを使用する溶接またはガウジングを含む製造工程で製造した溶接構造物
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者は、鋭意検討の結果、解決すべき以下の課題を知見した。
特許文献2には、界面のマルテンサイトの遅れ破壊を防止する技術の開示がある。しかし焼戻し工程が増えることはコスト増加につながるため、実用上焼戻しなしでの界面のマルテンサイトの耐水素脆化性を向上させる技術が求められるが、その解決手段については開示も示唆もない。
非特許文献1には、界面のマルテンサイトの水素脆化感受性の評価方法についての記載はある。しかし、実際のクラッド鋼においては、加熱温度と圧下比に応じて拡散層の幅が異なると推定されるが、拡散層の幅と水素脆化感受性の関係についての記載も示唆もない。
本発明者は、マルテンサイトはその硬度が高いほど水素脆化感受性が高くなること、さらに、拡散層中のマルテンサイト幅が大きいほど微小な水素脆化が大きな界面剥離につながる危険性が高くなることを認識した。さらに本発明者は、溶接時の水素脆化によるクラッドの界面剥離を抑制するためには、界面のマルテンサイトの硬度と幅、鋼中の水素濃度およびマルテンサイトに付加される応力を制御することが解決すべき課題であると知見した。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、の課題を解決するためになされたものであり、下記のクラッド鋼板およびその製造方法ならびに溶接構造物を要旨とする。
[1]母材と、前記母材に接合された合せ材とを備えるクラッド鋼板であって、
前記母材は、炭素鋼または低合金鋼からなり、
前記合せ材は、耐食性合金からなり、
クラッド鋼板の母材と合せ材の界面において、ナノ硬さが7GPa以上である領域の板厚方向の幅が5μm以下で・・・ 続きを
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
式(2)の値dと熱間圧延後の冷却速度CRが、耐水素脆化特性に及ぼす影響を示す図である。
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