IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クロス・メディア・ネットワークス株式会社の特許一覧 ▶ 山下 惠助の特許一覧 ▶ 田中 和明の特許一覧

<>
  • 特許-情報伝達システム及び通信端末装置 図1
  • 特許-情報伝達システム及び通信端末装置 図2
  • 特許-情報伝達システム及び通信端末装置 図3
  • 特許-情報伝達システム及び通信端末装置 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-29
(45)【発行日】2023-10-10
(54)【発明の名称】情報伝達システム及び通信端末装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 25/10 20060101AFI20231002BHJP
   H04W 4/30 20180101ALI20231002BHJP
   H04W 4/90 20180101ALI20231002BHJP
【FI】
G08B25/10 Z
H04W4/30
H04W4/90
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019180472
(22)【出願日】2019-09-30
(65)【公開番号】P2021056862
(43)【公開日】2021-04-08
【審査請求日】2022-06-01
(73)【特許権者】
【識別番号】515180952
【氏名又は名称】CMN株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】508104477
【氏名又は名称】山下 惠助
(73)【特許権者】
【識別番号】519353570
【氏名又は名称】田中 和明
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】山下 惠助
(72)【発明者】
【氏名】田中 和明
【審査官】大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-226391(JP,A)
【文献】特開2007-013649(JP,A)
【文献】特開2014-235496(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00-11/00
G08B 17/00-25/00
H04W 4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝達情報を受信可能な伝達情報受信部と、
前記伝達情報に対応する対応画像情報を記録可能な対応画像情報記録部と、
前記伝達情報受信部が受信した前記伝達情報及び前記対応画像情報記録部が記録した前記対応画像情報を表示可能な情報表示部とを有する情報表示装置と、
伝達情報の新鮮度を示す情報である新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な新鮮度情報要求部と、
伝達情報及び該伝達情報に対応する新鮮度情報を記録可能な伝達情報記録部と、
新鮮度情報要求部の要求に応じて電波による無線通信回線を介して送信された新鮮度情報を受信可能な新鮮度情報受信部と、
伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報と、新鮮度情報受信部が受信した新鮮度情報とを比較可能な新鮮度情報比較部と、
新鮮度情報比較部が新鮮度情報を比較した結果、前記伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報の方が古い場合、新鮮度情報要求部が要求して得られた新鮮度情報に対応する伝達情報である最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な最新伝達情報要求部と、
最新伝達情報要求部の要求に応じて電波による無線通信回線を介して送信された最新伝達情報を受信可能な最新伝達情報受信部と、
前記伝達情報記録部が記録した前記伝達情報と前記新鮮度情報を、前記最新伝達情報受信部が受信した前記最新伝達情報と、該最新伝達情報に対応する新鮮度情報とに置換可能な伝達情報更新部と、
前記伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報に対する要求に応じて同新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な新鮮度情報送信部と、
該新鮮度情報送信部が送信した前記新鮮度情報に対応する、前記伝達情報記録部が記録した伝達情報である最新伝達情報に対する要求に応じて同最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な最新伝達情報送信部と、
前記伝達情報を表示可能な情報表示装置へ、前記最新伝達情報を転送可能な最新伝達情報転送部とを有する複数の通信端末装置とを備える
情報伝達システム。
【請求項2】
前記伝達情報は前記情報表示装置に付与された識別情報を含んでおり、
前記情報表示装置は、同情報表示装置に付与された前記識別情報を記録可能な識別情報記録部と、前記伝達情報受信部が受信した前記伝達情報に含まれる識別情報と前記識別情報記録部が記録した前記識別情報とを照合可能な識別情報照合部とを有し、
前記情報表示装置の前記情報表示部は、前記識別情報照合部が照合した結果、両識別情報が一致した場合に、前記伝達情報を表示可能である
請求項1に記載の情報伝達システム。
【請求項3】
伝達情報を受信可能な伝達情報受信部と、
前記伝達情報受信部が前記伝達情報を受信したときに、同伝達情報を表示可能な情報表示部とを有するデジタルテレビ受像機を備える
請求項1または請求項2に記載の情報伝達システム。
【請求項4】
状況の数値を取得可能な数値取得部と、
該数値取得部が取得した取得値を送信可能な取得値送信部とを有する数値取得装置を備え、
前記通信端末装置は、前記数値取得装置の前記取得値送信部が送信した前記取得値を受信可能な取得値受信部と、該取得値受信部が受信した前記取得値を前記情報表示装置及び前記デジタルテレビ受像機へ転送可能な取得値転送部とを有し、
前記情報表示装置及び前記デジタルテレビ受像機は、前記通信端末装置の前記取得値転送部が転送した前記取得値を受付可能な取得値受付部を有し、
前記情報表示装置の前記情報表示部及び前記デジタルテレビ受像機の前記情報表示部は、前記取得値受付部が受付けた前記取得値を表示可能である
請求項3に記載の情報伝達システム。
【請求項5】
前記情報表示装置に関する情報である情報表示装置情報を記録可能な情報表示装置情報記録部と、
外部との通信状態を判断可能な通信状態判断部と、
該通信状態判断部が外部との通信が不可能であると判断した場合に、前記情報表示装置情報記録部が記録した前記情報表示装置情報を表示可能な装置情報表示部とを有する携帯端末を備える
請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の情報伝達システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報伝達システム及び通信端末装置に関する。詳しくは、例えば、地震発生時における避難情報を伝達するための、情報伝達システム及び通信端末装置に係るものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及に伴い、インターネットを利用した様々なサービスが提供されている。
このようなサービスとしては、例えばインターネット上のサーバに不特定多数の利用者が投稿した動画を、不特定多数の利用者で共有できる動画共有サービスが挙げられる。
【0003】
また、インターネットなどの通信網を利用した音声案内サービスも提案されており、例えば特許文献1には、音声案内サービスに関連する技術として、音響に含まれる識別信号を抽出した受信機が、識別信号に紐付けられている異なる言語の関連情報のうち特定の言語の関連情報を通信網経由で取得する情報提供システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-075890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の情報提供システムは、携帯型の情報端末を対象とした通信網の利用が可能であることを前提としたシステムであり、このような通信網を利用することができない事態すなわち、地震発生時やテロリズムによる破壊行為発生時といった非常事態においては、避難情報など必要な情報を伝達できないという問題があった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、非常時において、必要な情報の伝達を行うことができる、情報伝達システム及び通信端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の情報伝達システムは、伝達情報を受信可能な伝達情報受信部と、前記伝達情報に対応する対応画像情報を記録可能な対応画像情報記録部と、前記伝達情報受信部が受信した前記伝達情報及び前記対応画像情報記録部が記録した前記対応画像情報を表示可能な情報表示部とを有する情報表示装置と、伝達情報の新鮮度を示す情報である新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な新鮮度情報要求部と、伝達情報及び該伝達情報に対応する新鮮度情報を記録可能な伝達情報記録部と、新鮮度情報要求部の要求に応じて電波による無線通信回線を介して送信された新鮮度情報を受信可能な新鮮度情報受信部と、伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報と、新鮮度情報受信部が受信した新鮮度情報とを比較可能な新鮮度情報比較部と、新鮮度情報比較部が新鮮度情報を比較した結果、前記伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報の方が古い場合、新鮮度情報要求部が要求して得られた新鮮度情報に対応する伝達情報である最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な最新伝達情報要求部と、最新伝達情報要求部の要求に応じて電波による無線通信回線を介して送信された最新伝達情報を受信可能な最新伝達情報受信部と、前記伝達情報記録部が記録した前記伝達情報と前記新鮮度情報を、前記最新伝達情報受信部が受信した前記最新伝達情報と、該最新伝達情報に対応する新鮮度情報とに置換可能な伝達情報更新部と、前記伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報に対する要求に応じて同新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な新鮮度情報送信部と、該新鮮度情報送信部が送信した前記新鮮度情報に対応する、前記伝達情報記録部が記録した伝達情報である最新伝達情報に対する要求に応じて同最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な最新伝達情報送信部と、前記伝達情報を表示可能な情報表示装置へ、前記最新伝達情報を転送可能な最新伝達情報転送部とを有する複数の通信端末装置とを備える。
【0008】
ここで、伝達情報を受信可能な伝達情報受信部と、伝達情報受信部が受信した伝達情報を表示可能な情報表示部とを有する情報表示装置によって、伝達情報を必要としている者例えば避難者が伝達情報を知ることができる。
【0009】
また、伝達情報の新鮮度を示す情報である新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な新鮮度情報要求部と、伝達情報記録部が記録した新鮮度情報と、新鮮度情報受信部が受信した新鮮度情報とを比較可能な新鮮度情報比較部とによって、伝達情報の新鮮度を確認できる。
【0010】
また、新鮮度情報比較部が新鮮度情報を比較した結果、伝達情報記録部が記録した新鮮度情報の方が古い場合、新鮮度情報要求部が要求して得られた新鮮度情報に対応する伝達情報である最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な最新伝達情報要求部と、伝達情報記録部が記録した伝達情報と新鮮度情報を、最新伝達情報受信部が受信した最新伝達情報と、最新伝達情報に対応する新鮮度情報とに置換可能な伝達情報更新部とによって、常に最新の伝達情報を保持できる。
【0011】
また、伝達情報記録部が記録した新鮮度情報に対する要求に応じて新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な新鮮度情報送信部と、新鮮度情報送信部が送信した新鮮度情報に対応する、伝達情報記録部が記録した伝達情報である最新伝達情報に対する要求に応じて最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な最新伝達情報送信部とによって、常に最新の伝達情報を他の通信端末装置に保持させることができる。
【0012】
また、電波による無線通信回線を介して情報を送受信することによって、災害などで既存の高速無線インターネット通信回線を利用することができない事態でも情報を送受信することができる。
【0013】
また、本発明の情報伝達システムにおいて、伝達情報は前記情報表示装置に付与された識別情報を含んでおり、前記情報表示装置は、同情報表示装置に付与された前記識別情報を記録可能な識別情報記録部と、前記伝達情報受信部が受信した前記伝達情報に含まれる識別情報と前記識別情報記録部が記録した前記識別情報とを照合可能な識別情報照合部とを有し、前記情報表示装置の前記情報表示部は、前記識別情報照合部が照合した結果、両識別情報が一致した場合に、前記伝達情報を表示可能である構成とすることができる。
【0014】
この場合、特定の地域や特定の施設に配置された情報表示装置を選んで伝達情報を配信して表示させることができる。
【0015】
また、本発明の情報伝達システムは、伝達情報を受信可能な伝達情報受信部と、伝達情報受信部が伝達情報を受信したときに、伝達情報を表示可能な情報表示部とを有するデジタルテレビ受像機を備える構成とすることができる。
【0016】
この場合、伝達情報受信部が伝達情報を受信したときに、伝達情報を表示可能な情報表示部によって、デジタルテレビ受像機の電源がオンになっていない場合でも、強制的にデジタルテレビ受像機の電源をオンにして伝達情報を表示することができる。
【0017】
また、本発明の情報伝達システムは、状況の数値を取得可能な数値取得部と、数値取得部が取得した取得値を送信可能な取得値送信部とを有する数値取得装置を備え、通信端末装置は、数値取得装置の取得値送信部が送信した取得値を受信可能な取得値受信部と、取得値受信部が受信した取得値を情報表示装置及びデジタルテレビ受像機へ転送可能な取得値転送部とを有し、情報表示装置及びデジタルテレビ受像機は、通信端末装置の取得値転送部が転送した取得値を受付可能な取得値受付部を有し、情報表示装置の情報表示部及びデジタルテレビ受像機の情報表示部は、取得値受付部が受付けた取得値を表示可能である構成とすることができる。
【0018】
この場合、平常時においてスマートメータの通信システムとして本発明の情報伝達システムを利用できる。
【0019】
また、本発明の情報伝達システムは、情報表示装置に関する情報である情報表示装置情報を記録可能な情報表示装置情報記録部と、外部との通信状態を判断可能な通信状態判断部と、通信状態判断部が外部との通信が不可能であると判断した場合に、情報表示装置情報記録部が記録した情報表示装置情報を表示可能な装置情報表示部とを有する携帯端末を備える。
【0020】
この場合、携帯端末を対象とした回線例えばインターネット回線の利用が、災害などで不可能になって外部例えばサーバから新たな情報を受信できなくなったときに、伝達情報を表示する情報表示装置情報を知ることができるので安心である。
【0021】
また、上記の目的を達成するために、本発明の通信端末装置は、伝達情報の新鮮度を示す情報である新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な新鮮度情報要求部と、伝達情報及び該伝達情報に対応する新鮮度情報を記録可能な伝達情報記録部と、新鮮度情報要求部の要求に応じて電波による無線通信回線を介して送信された新鮮度情報を受信可能な新鮮度情報受信部と、伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報と、新鮮度情報受信部が受信した新鮮度情報とを比較可能な新鮮度情報比較部と、新鮮度情報比較部が新鮮度情報を比較した結果、前記伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報の方が古い場合、新鮮度情報要求部が要求して得られた新鮮度情報に対応する伝達情報である最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な最新伝達情報要求部と、最新伝達情報要求部の要求に応じて電波による無線通信回線を介して送信された最新伝達情報を受信可能な最新伝達情報受信部と、前記伝達情報記録部が記録した前記伝達情報と前記新鮮度情報を、前記最新伝達情報受信部が受信した前記最新伝達情報と、該最新伝達情報に対応する新鮮度情報とに置換可能な伝達情報更新部と、前記伝達情報記録部が記録した前記新鮮度情報に対する要求に応じて同新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な新鮮度情報送信部と、該新鮮度情報送信部が送信した前記新鮮度情報に対応する、前記伝達情報記録部が記録した伝達情報である最新伝達情報に対する要求に応じて同最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な最新伝達情報送信部と、前記伝達情報を表示可能な情報表示装置へ、前記最新伝達情報を転送可能な最新伝達情報転送部とを備える。
【0022】
ここで、伝達情報の新鮮度を示す情報である新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な新鮮度情報要求部と、伝達情報記録部が記録した新鮮度情報と、新鮮度情報受信部が受信した新鮮度情報とを比較可能な新鮮度情報比較部とによって、伝達情報の新鮮度を確認できる。
【0023】
また、新鮮度情報比較部が新鮮度情報を比較した結果、伝達情報記録部が記録した新鮮度情報の方が古い場合、新鮮度情報要求部が要求して得られた新鮮度情報に対応する伝達情報である最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して要求可能な最新伝達情報要求部と、伝達情報記録部が記録した伝達情報と新鮮度情報を、最新伝達情報受信部が受信した最新伝達情報と、最新伝達情報に対応する新鮮度情報とに置換可能な伝達情報更新部とによって、常に最新の伝達情報を保持できる。
【0024】
また、伝達情報記録部が記録した新鮮度情報に対する要求に応じて新鮮度情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な新鮮度情報送信部と、新鮮度情報送信部が送信した新鮮度情報に対応する、伝達情報記録部が記録した伝達情報である最新伝達情報に対する要求に応じて最新伝達情報を、電波による無線通信回線を介して送信可能な最新伝達情報送信部とによって、常に最新の伝達情報を他の通信端末装置に保持させることができる。
【0025】
また、電波による無線通信回線を介して情報を送受信することによって、災害などで既存の高速無線インターネット通信回線を利用することができない事態でも情報を送受信することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明に係る情報伝達システムは、非常時において、必要な情報の伝達を行うことができる。
本発明に係る通信端末装置は、非常時において、必要な情報の伝達を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明を適用した情報伝達システムの全体構成の一例を示す概略図である。
図2】本発明を適用した情報伝達システムが備える、通信端末装置とスマートメータとデジタルサイネージの具体的な構成を示す概略図である。
図3】本発明を適用した情報伝達システムが備える、通信端末装置とスマートメータとデジタルテレビ受像機の具体的な構成を示す概略図である。
図4】本発明を適用した情報伝達システムが備える通信端末装置同士の通信を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した情報伝達システムの全体構成の一例を示す概略図である。
また、図2は、本発明を適用した情報伝達システムが備える、通信端末装置とスマートメータとデジタルサイネージの具体的な構成を示す概略図である。
また、図3は、本発明を適用した情報伝達システムが備える、通信端末装置とスマートメータとデジタルテレビ受像機の具体的な構成を示す概略図である。
【0029】
本発明の情報伝達システム1は、発信装置2と、複数の本発明の通信端末装置3と、通信端末装置3と通信可能な複数のスマートメータ4と、通信端末装置3と通信可能な複数のデジタルサイネージ5と、通信端末装置3と通信可能な複数のデジタルテレビ受像機6と、インターネット回線21を介して通信可能なスマートフォン23とを備える。
【0030】
また、スマートフォン23は、本発明の情報伝達システム1を利用するために必要な専用アプリケーションがインストールされたものである。
【0031】
ここで、発信装置2は、地方公共団体などの行政機関7に配置されており、非常時において必要な情報である災害情報などを発信する唯一の装置である。
【0032】
また、本発明の通信端末装置3は、都市の様々な場所例えば、駅、マンションの各部屋、コインパーキング、コンビニエンスストア、及びオフィスビルに配置されている。
【0033】
また、スマートメータ4は、例えば駅、マンションの各部屋、コインパーキング及びコンビニエンスストアに配置されている。
また、デジタルサイネージ5は、例えば、駅、コインパーキング、コンビニエンスストア、及びオフィスビルに配置されている。
また、デジタルテレビ受像機6は、例えばマンションの各部屋に配置されている。
【0034】
すなわち、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第1の駅8には、第1の通信端末装置3Aと、第1のスマートメータ4Aと、第1のデジタルサイネージ5Aが配置されている。
ここで、第1の通信端末装置配置3Aは、第1のデジタルサイネージ5Aに直接挿し込まれており、第1の通信端末装置配置3Aと第1のデジタルサイネージ5Aは互いにUSB接続されている。
【0035】
また、駅構内に、複数の通信端末装置と、複数のスマートメータと、複数のデジタルサイネージを配置することもできる。
【0036】
また、第1のスマートメータ4Aは、第1の通信端末装置3Aとインターネット回線を介して通信可能である。
【0037】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第1のマンション9の各部屋には、第2の通信端末装置3Bと、第2のスマートメータ4Bと、第1のデジタルテレビ受像機6Bが配置されている。
ここで、第2の通信端末装置3Bは、第1のデジタルテレビ受像機6Bに直接挿し込まれており、第2の通信端末装置3Bと第1のデジタルテレビ受像機6Bは互いにUSB接続されている。
【0038】
また、第2のスマートメータ4Bは、第2の通信端末装置3Bとインターネット回線を介して通信可能である。
【0039】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第1のコインパーキング10には、第3の通信端末装置3Cと、第3のスマートメータ4Cと、第2のデジタルサイネージ5Cが配置されている。
ここで、第3の通信端末装置3Cは、第2のデジタルサイネージ5Cに直接挿し込まれており、第3の通信端末装置3Cと第2のデジタルサイネージ5Cは互いにUSB接続されている。
【0040】
また、第3のスマートメータ3Cは、第3の通信端末装置3Cとインターネット回線を介して通信可能である。
【0041】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第2の駅11には、第4の通信端末装置3Dと、第3のデジタルサイネージ5Dが配置されている。
ここで、第4の通信端末装置3Dは、第3のデジタルサイネージ5Dに直接挿し込まれており、第4の通信端末装置3Dと第3のデジタルサイネージ5Dは互いにUSB接続されている。
【0042】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第1のコンビニエンスストア12には、第5の通信端末装置3Eと、第4のスマートメータ4Eと、第4のデジタルサイネージ5Eが配置されている。
ここで、第5の通信端末装置3Eは、第4のデジタルサイネージ5Eに直接挿し込まれており、第5の通信端末装置3Eと第4のデジタルサイネージ5Eは互いにUSB接続されている。
【0043】
また、第4のスマートメータ4Eは、第5の通信端末装置3Eとインターネット回線を介して通信可能である。
【0044】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第2のコンビニエンスストア13には、第6の通信端末装置3Fと、第5のデジタルサイネージ5Fが配置されている。
ここで、第6の通信端末装置3Fは、第5のデジタルサイネージ5Fに直接挿し込まれており、第6の通信端末装置3Fと第5のデジタルサイネージ5Fは互いにUSB接続されている。
【0045】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第3のコンビニエンスストア14には、第7の通信端末装置3Gと、第6のデジタルサイネージ5Gが配置されている。
ここで、第7の通信端末装置3Gは、第6のデジタルサイネージ5Gに直接挿し込まれており、第7の通信端末装置3Gと第6のデジタルサイネージ5Gは互いにUSB接続されている。
【0046】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第1のオフィスビル15には、第8の通信端末装置3Hと、第7のデジタルサイネージ5Hが配置されている。
ここで、第8の通信端末装置3Hは、第7のデジタルサイネージ5Hに直接挿し込まれており、第8の通信端末装置3Hと第7のデジタルサイネージ5Hは互いにUSB接続されている。
【0047】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第2のコインパーキング16には、第9の通信端末装置3Iと、第5のスマートメータ4Iと、第8のデジタルサイネージ5Iが配置されている。
ここで、第9の通信端末装置3Iは、第8のデジタルサイネージ5Iに直接挿し込まれており、第9の通信端末装置3Iと第8のデジタルサイネージ5Iは互いにUSB接続されている。
【0048】
また、第5のスマートメータ4Iは、第9の通信端末装置3Iとインターネット回線を介して通信可能である。
【0049】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第2のオフィスビル17には、第10の通信端末装置3Jと、第9のデジタルサイネージ5Jが配置されている。
ここで、第10の通信端末装置3Jは、第9のデジタルサイネージ5Jに直接挿し込まれており、第10の通信端末装置3Jと第9のデジタルサイネージ5Jは互いにUSB接続されている。
【0050】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第4のコンビニエンスストア18には、第11の通信端末装置3Kと、第10のデジタルサイネージ5Kが配置されている。
ここで、第11の通信端末装置3Kは、第10のデジタルサイネージ5Kに直接挿し込まれており、第11の通信端末装置3Kと第10のデジタルサイネージ5Kは互いにUSB接続されている。
【0051】
また、図1に示す本発明の情報伝達システム1において、第2のマンション19には、第12の通信端末装置3Lと、第6のスマートメータ4Lと、第2のデジタルテレビ受像機6Lが配置されている。
ここで、第12の通信端末装置3Lは、第2のデジタルテレビ受像機6Lに直接挿し込まれており、第12の通信端末装置3Lと第2のデジタルテレビ受像機6Lは互いにUSB接続されている。
【0052】
また、本発明の通信端末装置とデジタルサイネージ、並びに本発明の通信端末装置とデジタルテレビ受像機は、必ずしもUSB接続されていなくてもよく、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信方式でデータ情報を送受信することもできる。
【0053】
また、スマートメータの配置場所は、これらの場所に限定されないことは勿論であり、例えばさらに、第2の駅11や、第1のオフィスビル15や、第4のコンビニエンスストア18にスマートメータが配置されることもでき、また、例えば第1の駅8や、第1のマンション9や、第1のコンビニエンスストア12にスマートメータを配置しないこともできる。
【0054】
また、第1の通信端末装置3Aと第2の通信端末装置3Bは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第1の通信端末装置3Aが配置された第1の駅8と、第2の通信端末装置3Bが配置された第1のマンション9は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0055】
ここで、「LPWA(=Low Power Wide Area)」とは、低消費電力で長距離のデータ通信が可能な通信ネットワークである。
また、通信に必要な消費電力が低いため、多数の通信端末装置を配置して通信を行うことができる。
また、本発明において、LPWA回線は電波による無線通信回線の一例であり、電波による無線通信回線であればどのような回線でも利用することができ、例えば、ラジオ無線通信回線、業務無線通信回線を利用することもできる。
【0056】
また、第1の通信端末装置3Aと第5の通信端末装置3Eは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第1の通信端末装置3Aが配置された第1の駅8と、第5の通信端末装置3Eが配置された第1のコンビニエンスストア12は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0057】
また、第2の通信端末装置3Bと発信装置2は互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第2の通信端末装置3Bが配置された第1のマンション9と、発信装置2が配置された行政機関7は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0058】
また、第2の通信端末装置3Bと第5の通信端末装置3Eは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第2の通信端末装置3Bが配置された第1のマンション9と、第5の通信端末装置3Eが配置された第1のコンビニエンスストア12は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0059】
また、第2の通信端末装置3Bと第6の通信端末装置3Fは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第2の通信端末装置3Bが配置された第1のマンション9と、第6の通信端末装置3Fが配置された第2のコンビニエンスストア13は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0060】
また、第3の通信端末装置3Cと発信装置2は互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第3の通信端末装置3Cが配置された第1のコインパーキング10と、発信装置2が配置された行政機関7は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0061】
また、第3の通信端末装置3Cと第4の通信端末装置3Dは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第3の通信端末装置3Cが配置された第1のコインパーキング10と、第4の通信端末装置3Dが配置された第2の駅11は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0062】
また、第3の通信端末装置3Cと第7の通信端末装置3Gは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第3の通信端末装置3Cが配置された第1のコインパーキング10と、第7の通信端末装置3Gが配置された第3のコンビニエンスストア14は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0063】
また、第3の通信端末装置3Cと第9の通信端末装置3Iは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第3の通信端末装置3Cが配置された第1のコインパーキング10と、第9の通信端末装置3Iが配置された第2のコインパーキング16は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0064】
また、第4の通信端末装置3Dと発信装置2は互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第4の通信端末装置3Dが配置された第2の駅11と、発信装置2が配置された行政機関7は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0065】
また、第4の通信端末装置3Dと第7の通信端末装置3Gは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第4の通信端末装置3Dが配置された第2の駅11と、第7の通信端末装置3Gが配置された第3のコンビニエンスストア14は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0066】
また、第5の通信端末装置3Eと第8の通信端末装置3Hは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第5の通信端末装置3Eが配置された第1のコンビニエンスストア12と、第8の通信端末装置3Hが配置された第1のオフィスビル15は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0067】
また、第6の通信端末装置3Fと第8の通信端末装置3Hは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第6の通信端末装置3Fが配置された第2のコンビニエンスストア13と、第8の通信端末装置3Hが配置された第1のオフィスビル15は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0068】
また、第6の通信端末装置3Fと第9の通信端末装置3Iは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第6の通信端末装置3Fが配置された第2のコンビニエンスストア13と、第9の通信端末装置3Iが配置された第2のコインパーキング16は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0069】
また、第7の通信端末装置3Gと第10の通信端末装置3Jは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第7の通信端末装置3Gが配置された第3のコンビニエンスストア14と、第10の通信端末装置3Jが配置された第2のオフィスビル17は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0070】
また、第8の通信端末装置3Hと第11の通信端末装置3Kは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第8の通信端末装置3Hが配置された第1のオフィスビル15と、第11の通信端末装置3Kが配置された第4のコンビニエンスストア18は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0071】
また、第8の通信端末装置3Hと第12の通信端末装置3Lは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第8の通信端末装置3Hが配置された第1のオフィスビル15と、第12の通信端末装置3Lが配置された第2のマンション19は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0072】
また、第9の通信端末装置3Iと第10の通信端末装置3Jは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第9の通信端末装置3Iが配置された第2のコインパーキング16と、第10の通信端末装置3Jが配置された第2のオフィスビル17は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0073】
また、第9の通信端末装置3Iと第12の通信端末装置3Lは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第9の通信端末装置3Iが配置された第2のコインパーキング16と、第12の通信端末装置3Lが配置された第2のマンション19は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0074】
また、第11の通信端末装置3Kと第12の通信端末装置3Lは互いにLPWA回線20を介して通信可能である。
すなわち、第11の通信端末装置3Kが配置された第4のコンビニエンスストア18と、第12の通信端末装置3Lが配置された第2のマンション19は互いに同じLPWA通信圏内に位置する。
【0075】
次に、本発明の通信端末装置3と、スマートメータ4と、デジタルサイネージ5と、デジタルテレビ受像機6と、スマートフォン23それぞれの具体的な構成を説明する。
【0076】
図2に示すように本発明の通信端末装置3は、新鮮度情報要求部30を有する。
ここで、新鮮度情報要求部30は、伝達情報の新鮮度を示す情報である新鮮度情報を、発信装置2や他の通信端末装置3に対して、LPWA回線20を介して要求可能である。
【0077】
また、伝達情報とは具体的には例えば、地震発生時における地震情報に関する文字情報である。
また、伝達情報は、日本語、英語、中国語など様々な言語で構成されている。
また、伝達情報は、外部からの不正アクセスによって内容が改ざんされないように、ブロックチェーン技術が適用されている。
【0078】
また、新鮮度情報とは具体的には例えば、伝達情報のバージョン情報や、伝達情報の日時情報が挙げられる。
ここで、伝達情報のバージョン情報は具体的には数値であり、数値が大きいほど情報が新しいことを意味する。また、伝達情報の日時情報は具体的には、送信元である発信装置2が伝達情報を記録した日時であり、通信端末装置3が伝達情報を受信した日時との差が短いほど情報が新しいことを意味する。
【0079】
また、本発明の通信端末装置3は、伝達情報記録部31を有する。
ここで、伝達情報記録部31は、伝達情報、及び伝達情報に対応する新鮮度情報を記録可能である。
【0080】
また、本発明の通信端末装置3は、新鮮度情報受信部32を有する。
ここで、新鮮度情報受信部32は、新鮮度情報要求部30の要求に応じてLPWA回線20を介して送信された新鮮度情報を受信可能である。
【0081】
また、本発明の通信端末装置3は、新鮮度情報比較部33を有する。
ここで、新鮮度情報比較部33は、伝達情報記録部31が記録した新鮮度情報と、新鮮度情報受信部32が受信した新鮮度情報とを比較可能である。
【0082】
また、本発明の通信端末装置3は、最新伝達情報要求部34を有する。
ここで、最新伝達情報要求部34は、新鮮度情報比較部33が新鮮度情報を比較した結果、伝達情報記録部31が記録した新鮮度情報の方が古い場合、新鮮度情報要求部30が要求して得られた新鮮度情報に対応する伝達情報である最新伝達情報を、LPWA回線20を介して要求可能である。
【0083】
このとき、最新伝達情報要求部32は、新鮮度情報要求部30が要求した相手装置である発信装置2や他の通信端末装置3に対して、最新伝達情報を要求する。
【0084】
また、本発明の通信端末装置3は、最新伝達情報受信部35を有する。
ここで、最新伝達情報受信部35は、最新伝達情報要求部34の要求に応じてLPWA回線を介して送信された最新伝達情報を受信可能である。
【0085】
また、本発明の通信端末装置3は、伝達情報更新部36を有する。
ここで、伝達情報更新部36は、伝達情報記録部31が記録した伝達情報と新鮮度情報を、最新伝達情報受信部35が受信した最新伝達情報と、この最新伝達情報に対応する新鮮度情報とに置換可能である。
【0086】
また、本発明の通信端末装置3は、新鮮度情報送信部37を有する。
ここで、新鮮度情報送信部37は、伝達情報記録部31が記録した新鮮度情報に対する要求に応じて新鮮度情報を、要求した他の通信端末装置3へLPWA回線20を介して送信可能である。
【0087】
また、本発明の通信端末装置3は、最新伝達情報送信部38を有する。
ここで、最新伝達情報送信部38は、新鮮度情報送信部37が送信した新鮮度情報に対応する、伝達情報記録部31が記録した伝達情報である最新伝達情報に対する要求に応じて最新伝達情報を、要求した他の通信端末装置3へLPWA回線20を介して送信可能である。
【0088】
また、本発明の通信端末装置3は、最新伝達情報転送部39を有する。
ここで、最新伝達情報転送部39は、伝達情報を表示可能なデジタルサイネージ5やデジタルテレビ受像機6へ、最新伝達情報を転送可能である。
【0089】
また、スマートメータ4は、状況の数値を取得可能な数値取得部70を有する。
ここで、「状況」とは様々な状況を意味し、例えば電気の使用状況、ガスの使用状況、水の使用状況、駐車場の利用状況、周囲の環境状況が挙げられる。
【0090】
すなわち、「状況の数値」とは、例えば電気の使用電力量、ガスの使用量、水の使用量、駐車場の利用金額、周囲の環境の温度、周囲の環境の湿度、周囲の環境の放射能濃度、周囲の環境の放射線量が挙げられる。
また、スマートメータは数値取得装置の一例である。
【0091】
また、スマートメータ4は、取得値送信部71を有する。
ここで、取得値送信部71は、数値取得部70が取得した取得値を、インターネット回線21を介して送信可能である。
また、取得値送信部71は、数値取得部70が取得した取得値を、電波による無線通信回線例えばLPWA回線を介して送信することもできる。
【0092】
本発明の通信端末装置3は、取得値受信部40を有する。
ここで、取得値受信部40は、スマートメータ4の取得値送信部71が送信した取得値を受信可能である。
すなわち、取得値受信部40は、スマートメータ4の取得値送信部71が送信した取得値を、インターネット回線21あるいはLPWA回線を介して受信可能である。
【0093】
また、本発明の通信端末装置3は、取得値転送部41を有する。
ここで、取得値転送部41は、取得値受信部40が受信した取得値をデジタルサイネージ5及びデジタルテレビ受像機6へ転送可能である。
また、取得値転送部41は、取得値受信部40が受信した取得値を、インターネット回線を介して、電力会社の管理サーバ、ガス会社の管理サーバ、水道局の管理サーバ、または駐車場管理会社の管理サーバへも転送可能である。
【0094】
また、デジタルサイネージ5は、伝達情報を受信可能な伝達情報受信部50を有する。
また、伝達情報はデジタルサイネージ5に付与された識別情報を含んでいる。
また、デジタルサイネージは情報表示装置の一例である。
【0095】
また、デジタルサイネージ5は、対応画像情報記録部51を有する。
ここで、対応画像情報記録部51は、伝達情報に対応する対応画像情報を記録可能である。
また、対応画像情報は、静止画像情報と動画像情報であり、例えば、伝達情報が震度情報とその震度情報に対応する所在地情報を含んでいれば、その所在地情報に対応する地図情報と、その震度情報から予想される被害の映像である。
【0096】
また、デジタルサイネージ5は、情報表示部52を有する。
ここで、情報表示部52は、伝達情報受信部50が受信した伝達情報及び対応画像情報記録部51が記録した対応画像情報を表示可能である。
【0097】
また、デジタルサイネージ5は、識別情報記録部53を有する。
ここで、識別情報記録部53は、デジタルサイネージ5に付与された識別情報を記録可能である。
【0098】
また、デジタルサイネージ5は、識別情報照合部54を有する。
ここで、識別情報照合部54は、伝達情報受信部50が受信した伝達情報に含まれる識別情報と識別情報記録部53が記録した識別情報とを照合可能である。
【0099】
また、デジタルサイネージ5の情報表示部52は、識別情報照合部54が照合した結果、両識別情報が一致した場合に、伝達情報を表示可能である。
【0100】
また、デジタルサイネージ5は、取得値受付部55を有する。
ここで、取得値受付部55は、通信端末装置3の取得値転送部41が転送した取得値を受付可能である。
【0101】
また、デジタルテレビ受像機6は、伝達情報を受信可能な伝達情報受信部50を有する。
【0102】
また、デジタルテレビ受像機6は、情報表示部52を有する。
ここで、デジタルテレビ受像機6の情報表示部52は、伝達情報受信部50が伝達情報を受信したときに、伝達情報を表示可能である。
【0103】
また、デジタルテレビ受像機6は、取得値受付部55を有する。
ここで、取得値受付部55は、通信端末装置3の取得値転送部41が転送した取得値を受付可能である。
【0104】
また、デジタルサイネージ5の情報表示部52及びデジタルテレビ受像機6の情報表示部52はそれぞれ、取得値受付部55が受付けた取得値を表示可能である。
【0105】
また、伝達情報を必要としている者例えば避難者が所持するスマートフォン23は、デジタルサイネージ情報記録部23Aを有する。
ここで、デジタルサイネージ情報記録部23Aは、デジタルサイネージ5に関する情報であるデジタルサイネージ情報を記録可能である。
【0106】
また、スマートフォンは携帯端末の一例であり、デジタルサイネージ情報記録部は情報表示装置情報記録部の一例である。
【0107】
また、デジタルサイネージ情報記録部23Aが記録可能なデジタルサイネージ情報は、平常時においてインターネット回線21を介してスマートフォン23が受信した情報である。
また、デジタルサイネージ情報とは具体的には例えば、本発明の情報伝達システム1が備えるデジタルサイネージ5が配置された場所の情報である。
また、デジタルサイネージ情報記録部は情報表示装置情報記録部の一例である。
【0108】
また、スマートフォン23は、通信状態判断部23Bを有する。
ここで、通信状態判断部23Bは、外部例えば各種の通信サービスを提供する各種サーバとの通信状態を判断可能である。
【0109】
すなわち、通信状態判断部23Bは、スマートフォン23が平常時に利用している通信回線であるインターネット回線21を介して各種サーバと通信が可能であるか不可能であるかを判断可能である。
【0110】
また、スマートフォン23は、デジタルサイネージ情報表示部23Cを有する。
ここで、デジタルサイネージ情報表示部23Cは、通信状態判断部23Bが各種サーバとの通信が不可能であると判断した場合に、デジタルサイネージ情報記録部23Aが記録したデジタルサイネージ情報を、例えばポップアップ表示可能である。
また、デジタルサイネージ情報表示部は、装置情報表示部の一例である。
【0111】
本発明の情報伝達システムにおいて、必ずしも伝達情報はデジタルサイネージすなわち情報表示装置に付与された識別情報を含んでいなくてもよい。
また、それに伴い情報表示装置は、必ずしも識別情報記録部や識別情報照合部を有していなくてもよい。
【0112】
しかし、伝達情報が情報表示装置に付与された識別情報を含んでいて、情報表示装置が識別情報記録部と識別情報照合部を有していれば、特定の地域や特定の施設に配置された情報表示装置を選んで伝達情報を配信して表示させることができるので好ましい。
【0113】
また、本発明の情報伝達システムは、必ずしもスマートメータすなわち数値取得装置を備えていなくてもよい。
また、これに伴い通信端末装置は、必ずしも取得値受信部と取得値転送部を有していなくてもよく、また、これに伴い情報表示装置及びデジタルテレビ受像機は、必ずしも取得値受付部を有していなくてもよい。
【0114】
しかし、本発明の情報伝達システムが数値取得装置を備えており、通信端末装置が取得値受信部と取得値転送部を有し、情報表示装置及びデジタルテレビ受像機が取得値受付部を有していれば、平常時においてスマートメータの通信システムとして本発明の情報伝達システムを利用できるので好ましい。
【0115】
また、本発明の情報伝達システムは、必ずしもスマートフォンすなわち携帯端末を備えなくてもよい。
しかし、本発明の情報伝達システムが携帯端末を備えていれば、携帯端末を対象とした回線例えばインターネット回線の利用が、災害などで不可能になって外部例えばサーバから新たな情報を携帯端末が受信できなくなったときに、伝達情報を表示する情報表示装置情報を知ることができるので安心であり、好ましい。
【0116】
次に、本発明の情報伝達システムを使った地震情報の伝達の流れについて説明する。
図4は、本発明を適用した情報伝達システムが備える通信端末装置同士の通信を説明するための概略図である。
【0117】
非常時例えば地震が発生して既存の高速無線インターネット通信網を利用できなくなった時、震源地に近い地方公共団体などの行政機関7に配置された発信装置2が、LPWA回線20を介して地震情報を通信端末装置3へ送信する。
【0118】
すなわち、発信装置2が配置された行政機関7と同じLPWA通信圏内に位置する、第1のマンション9の各部屋と、第1のコインパーキング10と、第2の駅11それぞれに配置された、第2の通信端末装置3Bと、第3の通信端末装置3Cと、第4の通信端末装置3Dへ、発信装置2がLPWA回線20を介して地震情報を送信する。
【0119】
このとき、発信装置2は、最新伝達情報である地震情報に対応する新鮮度情報すなわち、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報も一緒に送信する。
このときの地震情報のバージョン情報は例えば「バージョン1」であり、このときの地震情報の日時情報は例えば「20XX年○○月△△日午前6時」である。
【0120】
そして、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報受信部35Bが地震情報を受信する。
また、図示していないが第3の通信端末装置3C及び第4の通信端末装置3Dも同様に、それぞれの最新伝達情報受信部が地震情報を受信する。
【0121】
次に、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報送信部38Bが、LPWA回線20を介して地震情報を他の通信端末装置へ送信する。
【0122】
すなわち、第2の通信端末装置3Bが配置された第1のマンション9と同じLPWA通信圏内に位置する、第1の駅8に配置された第1の通信端末装置3Aへ、第2の通信端末装置3Bの最新伝達情報送信部38BがLPWA回線20を介して地震情報を送信する。
また、同じく第2の通信端末装置3Bが配置された第1のマンション9と同じLPWA通信圏内に位置する、第1のコンビニエンスストア12に配置された第5の通信端末装置3Eへ、第2の通信端末装置3Bの最新伝達情報送信部38BがLPWA回線20を介して地震情報を送信する。
【0123】
また、図示していないが第3の通信端末装置3C及び第4の通信端末装置3Dも同様に、それぞれの最新伝達情報送信部が、LPWA回線20を介して地震情報を他の通信端末装置へ送信する。
【0124】
すなわち、第3の通信端末装置3Cが配置された第1のコインパーキング10と同じLPWA通信圏内に位置する、第3のコンビニエンスストア14に配置された第7の通信端末装置3Gへ、第3の通信端末装置3Cの最新伝達情報送信部がLPWA回線20を介して地震情報を送信する。
【0125】
また、同じく第3の通信端末装置3Cが配置された第1のコインパーキング10と同じLPWA通信圏内に位置する、第2のコインパーキング16に配置された第9の通信端末装置3Iへ、第3の通信端末装置3Cの最新伝達情報送信部がLPWA回線20を介して地震情報を送信する。
【0126】
また、第4の通信端末装置3Dが配置された第2の駅11も、第7の通信端末装置3Gが配置された第3のコンビニエンスストア14と同じLPWA通信圏内に位置するので、第3のコンビニエンスストア14に配置された第7の通信端末装置3Gへ、第4の通信端末装置3Dの最新伝達情報送信部がLPWA回線20を介して地震情報を送信する。
【0127】
そして、第1の通信端末装置3Aの第1の最新伝達情報受信部35Aが地震情報を受信する。
また、第5の通信端末装置3Eの第5の最新伝達情報受信部35Eが地震情報を受信する。
また、図示していないが、第7の通信端末装置3Gの最新伝達情報受信部と、第9の通信端末装置3Iの最新伝達情報受信部が地震情報を受信する。
【0128】
また、第1の通信端末装置3Aの第1の伝達情報記録部31A、第2の通信端末装置3Bの第2の伝達情報記録部31B、及び第5の通信端末装置3Eの第5の伝達情報記録部31Eがそれぞれ、地震情報、及び地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を記録する。
【0129】
また、第1の通信端末装置3Aの第1の最新伝達情報転送部39Aが、第1のデジタルサイネージ5Aへ、地震情報を転送する。
また、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報転送部39Bが、第1のデジタルテレビ受像機6Bへ、地震情報を転送する。
また、第5の通信端末装置3Eの第5の最新伝達情報転送部39Eが、第4のデジタルサイネージ5Eへ、地震情報を転送する。
【0130】
次に、第1のデジタルサイネージ5Aの第1の伝達情報受信部50Aが地震情報を受信する。
そして、第1のデジタルサイネージ5Aの第1の情報表示部52Aが、第1の伝達情報受信部50Aが受信した地震情報及び第1の対応画像情報記録部51Aが記録した対応画像情報である静止画像情報または動画像情報を表示する。
【0131】
また、第1のデジタルテレビ受像機6Bの第2の伝達情報受信部50Bが地震情報を受信する。
そして、第1のデジタルテレビ受像機6Bの第2の情報表示部52Bが、第2の伝達情報受信部50Bが地震情報を受信したときに、地震情報を表示する。
このとき、第1のデジタルテレビ受像機6Bの電源がオフになっていても、第1のデジタルテレビ受像機6Bの第2の伝達情報受信部50Bが地震情報を受信すると、電源がオンになって第1のデジタルテレビ受像機6Bの第2の情報表示部52Bは地震情報を表示する。
【0132】
また、第4のデジタルサイネージ5Eの第5の伝達情報受信部50Eが地震情報を受信する。
そして、第4のデジタルサイネージ5Eの第5の情報表示部52Eが、第5の伝達情報受信部50Eが受信した地震情報及び第4の対応画像情報記録部51Eが記録した対応画像情報である静止画像情報または動画像情報を表示する。
【0133】
このとき、地震情報は、日本語、英語、中国語など様々な言語で表示される。
特に、第1のデジタルサイネージ5Aは第1の駅8に配置されており、第4のデジタルサイネージ5Eは第1のコンビニエンスストア12に配置されており、それぞれ外国人を含む多くの人が往来し、表示された地震情報を見る可能性が高いため、地震情報が様々な言語で表示されることは非常に有益である。
【0134】
また、第1のデジタルサイネージ5Aの第1の識別情報記録部53Aは、第1のデジタルサイネージ5Aに付与された識別情報を記録している。
また、第4のデジタルサイネージ5Eの第4の識別情報記録部53Eは、第4のデジタルサイネージ5Eに付与された識別情報を記録している。
【0135】
そして、第1のデジタルサイネージ5Aの第1の識別情報照合部54Aが、第1の伝達情報受信部50Aが受信した地震情報に含まれる識別情報と第1の識別情報記録部53Aが記録した識別情報とを照合する。
また、第4のデジタルサイネージ5Eの第4の識別情報照合部54Eが、第5の伝達情報受信部50Eが受信した地震情報に含まれる識別情報と第4の識別情報記録部53Eが記録した識別情報とを照合する。
【0136】
その後、被害状況などは刻一刻と変化するため、地震情報も頻繁に更新され、地震情報のバージョン情報は更新の都度、例えば「バージョン1.1」、「バージョン1.2」あるいは「バージョン2」、「バージョン3」というように数値が増える。
また、地震情報の日時情報も更新の都度、例えば「20XX年○○月△△日午前6時15分」、「20XX年○○月△△日午前6時30分」というように時間が進んでいく。
【0137】
従って、第2の通信端末装置3Bの第2の新鮮度情報要求部30Bは地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を、発信装置2に対して、LPWA回線20を介して要求する。
【0138】
そして、発信装置2は、第2の通信端末装置3Bからの地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報に対する要求に応じて、最新の地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を、第2の通信端末装置3BへLPWA回線20を介して送信する。
【0139】
次に、第2の通信端末装置3Bの第2の新鮮度情報受信部32Bは、第2の新鮮度情報要求部30Bの要求に応じて発信装置2からLPWA回線20を介して送信された、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を受信する。
【0140】
そして、第2の通信端末装置3Bの第2の新鮮度情報比較部33Bは、第2の伝達情報記録部31Bが記録した、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報と、第2の新鮮度情報受信部32Bが受信した、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報とを比較する。
【0141】
さらに、第2の通信端末装置3Bの第2の新鮮度情報比較部33Bが、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を比較した結果、第2の伝達情報記録部31Bが記録した、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報の方が古い場合、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報要求部34Bは、第2の新鮮度情報要求部30Bが要求して得られた、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報に対応する地震情報である最新地震情報を、発信装置2に対してLPWA回線20を介して要求する。
【0142】
例えば、第2の伝達情報記録部31Bが記録した地震情報のバージョン情報が「バージョン1」であるか、または第2の伝達情報記録部31Bが記録した地震情報の日時情報が「20XX年○○月△△日午前6時」であり、第2の新鮮度情報受信部32Bが受信した地震情報のバージョン情報が「バージョン1.1」であるか、または第2の新鮮度情報受信部32Bが受信した地震情報の日時情報が「20XX年○○月△△日午前6時15分」であるとする。
【0143】
この場合、地震情報のバージョン情報「バージョン1.1」よりも地震情報のバージョン情報「バージョン1」の方が古く、また、地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時15分」よりも地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時」の方が古いので、第2の最新伝達情報要求部34Bは、地震情報のバージョン情報「バージョン1.1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時15分」に対応する地震情報である最新地震情報を、発信装置2に対してLPWA回線20を介して要求する。
【0144】
また、発信装置2は、第2の通信端末装置3Bからの最新地震情報に対する要求に応じて、最新地震情報を第2の通信端末装置3Bへ、LPWA回線20を介して送信する。
【0145】
そして、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報受信部35Bが、第2の最新伝達情報要求部34Bの要求に応じてLPWA回線20を介して送信された最新地震情報を受信する。
【0146】
次に、第2の通信端末装置3Bの第2の伝達情報更新部36Bは、第2の伝達情報記録部31Bが記録した地震情報と地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を、第2の最新伝達情報受信部35Bが受信した最新地震情報と、この最新地震情報に対応する地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報とに置換する。
【0147】
すなわち、第2の通信端末装置3Bの第2の伝達情報更新部36Bは、第2の伝達情報記録部31Bが記録した地震情報と地震情報のバージョン情報「バージョン1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時」を、第2の最新伝達情報受信部35Bが受信した最新地震情報と、この最新地震情報に対応する地震情報のバージョン情報「バージョン1.1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時15分」とに置換する。
【0148】
そして、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報転送部39Bが、第1のデジタルテレビ受像機6Bへ、最新地震情報を転送する。
【0149】
このように、第2の通信端末装置3Bは、伝達情報である地震情報の新鮮度を常に確認し、積極的に最新地震情報を取得できる。
従って、非常時において必要な情報である最新地震情報が随時、第1のデジタルテレビ受像機6Bへ伝達され、第1のデジタルテレビ受像機6Bが配置された部屋の住人などは、随時、最新地震情報を確認できる。
【0150】
また、第1の通信端末装置3Aの第1の新鮮度情報要求部30Aは地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を、第2の通信端末装置3B及び第5の通信端末装置3Eに対して、LPWA回線20を介して要求する。
【0151】
また、第5の通信端末装置3Eの第5の新鮮度情報要求部30Eは地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を、第1の通信端末装置3A、第2の通信端末装置3B及び第8の通信端末装置3Hに対して、LPWA回線20を介して要求する。
【0152】
そして、第2の通信端末装置3Bの第2の新鮮度情報送信部37Bは、第1の通信端末装置3A及び第5の通信端末装置3Eからの地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報に対する要求に応じて、最新の地震情報のバージョン情報または最新の地震情報の日時情報を、第1の通信端末装置3A及び第5の通信端末装置3EへLPWA回線20を介して送信する。
【0153】
次に、第1の通信端末装置3Aの第1の新鮮度情報受信部32A及び第5の通信端末装置3Eの第5の新鮮度情報受信部32Eはそれぞれ、第1の新鮮度情報要求部30A及び第5の新鮮度情報要求部30Eの要求に応じて第2の通信端末装置3BからLPWA回線20を介して送信された、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を受信する。
【0154】
そして、第1の通信端末装置3Aの第1の新鮮度情報比較部33A及び第5の通信端末装置3Eの第5の新鮮度情報比較部33Eはそれぞれ、第1の伝達情報記録部31A及び第5の伝達情報記録部31Eがそれぞれ記録した、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報と、第1の新鮮度情報受信部32A及び第5の新鮮度情報受信部32Eがそれぞれ受信した、地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報とを比較する。
【0155】
また、第1の伝達情報記録部31A及び第5の伝達情報記録部31Eはそれぞれ、第2の伝達情報記録部31Bが記録した地震情報及び地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報と同じ地震情報及び地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を記録している。
【0156】
従って、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報要求部34Bの例と同様に、第1の通信端末装置3Aの第1の最新伝達情報要求部34Aは、地震情報のバージョン情報「バージョン1.1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時15分」に対応する地震情報である最新地震情報を、第2の通信端末装置3Bに対してLPWA回線20を介して要求する。
【0157】
また、第5の通信端末装置3Eの第5の最新伝達情報要求部34Eも、地震情報のバージョン情報「バージョン1.1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時15分」に対応する地震情報である最新地震情報を、第2の通信端末装置3Bに対してLPWA回線20を介して要求する。
【0158】
また、第2の通信端末装置3Bの第2の最新伝達情報送信部38Bは、第2の新鮮度情報送信部37Bが送信した、最新の地震情報のバージョン情報または最新の地震情報の日時情報に対応する、第2の伝達情報記録部31Bが記録した最新地震情報に対する要求に応じて最新地震情報を、第1の通信端末装置3A及び第5の通信端末装置3EへLPWA回線20を介して送信する。
【0159】
そして、第1の通信端末装置3Aの第1の最新伝達情報受信部35A及び第5の通信端末装置3Eの第5の最新伝達情報受信部35Eがそれぞれ、第1の最新伝達情報要求部34A及び第5の最新伝達情報要求部34Eの要求に応じてLPWA回線20を介して送信された最新地震情報を受信する。
【0160】
次に、第1の通信端末装置3Aの第1の伝達情報更新部36Aは、第1の伝達情報記録部31Aが記録した地震情報及び地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報を、第1の最新伝達情報受信部35Aが受信した最新地震情報と、この最新地震情報に対応する地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報とに置換する。
【0161】
すなわち、第1の通信端末装置3Aの第1の伝達情報更新部36Aは、第1の伝達情報記録部31Aが記録した地震情報と地震情報のバージョン情報「バージョン1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時」を、第1の最新伝達情報受信部35Aが受信した最新地震情報と、この最新地震情報に対応する地震情報のバージョン情報「バージョン1.1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時15分」とに置換する。
【0162】
また、第5の通信端末装置3Eの第5の伝達情報更新部36Eも、第5の伝達情報記録部31Eが記録した地震情報と地震情報のバージョン情報「バージョン1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時」を、第5の最新伝達情報受信部35Eが受信した最新地震情報と、この最新地震情報に対応する地震情報のバージョン情報「バージョン1.1」または地震情報の日時情報「20XX年○○月△△日午前6時15分」とに置換する。
【0163】
そして、第1の通信端末装置3Aの第1の最新伝達情報転送部39Aが、第1のデジタルサイネージ5Aへ、最新地震情報を転送する。
また、第5の通信端末装置3Eの第5の最新伝達情報転送部39Eが、第4のデジタルサイネージ5Eへ、最新地震情報を転送する。
【0164】
このように、第1の通信端末装置3A及び第5の通信端末装置3Eは、伝達情報である地震情報の新鮮度を常に確認し、積極的に最新地震情報を取得できる。
従って、非常時において必要な情報である最新地震情報が随時、第1のデジタルサイネージ5Aや第4のデジタルサイネージ5Eへ伝達され、第1のデジタルサイネージ5Aが配置された第1の駅8を往来する人や、第4のデジタルサイネージ5Eが配置された第1のコンビニエンスストア12を利用する人などは、随時、最新地震情報を確認できる。
【0165】
また、第1の通信端末装置3Aの第1の新鮮度情報送信部37Aは、例えば第5の通信端末装置3Eからの地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報に対する要求に応じて、最新の地震情報のバージョン情報または最新の地震情報の日時情報を、第5の通信端末装置3EへLPWA回線20を介して送信する。
【0166】
また、第5の通信端末装置3Eの第5の新鮮度情報送信部37Eは、例えば第1の通信端末装置3A及び第8の通信端末装置3Hからの地震情報のバージョン情報または地震情報の日時情報に対する要求に応じて、最新の地震情報のバージョン情報または最新の地震情報の日時情報を、第1の通信端末装置3A及び第8の通信端末装置3HへLPWA回線20を介して送信する。
【0167】
また、第1の通信端末装置3Aの第1の最新伝達情報送信部38Aは、第1の新鮮度情報送信部37Aが送信した、最新の地震情報のバージョン情報または最新の地震情報の日時情報に対応する、第1の伝達情報記録部31Aが記録した最新地震情報に対する要求に応じて最新地震情報を、第5の通信端末装置3EへLPWA回線20を介して送信する。
【0168】
また、第5の通信端末装置3Eの第5の最新伝達情報送信部38Eは、第5の新鮮度情報送信部37Eが送信した、最新の地震情報のバージョン情報または最新の地震情報の日時情報に対応する、第5の伝達情報記録部31Eが記録した最新地震情報に対する要求に応じて最新地震情報を、第1の通信端末装置3A及び第8の通信端末装置3HへLPWA回線20を介して送信する。
【0169】
また、本発明の情報伝達システム1が備える第1~第12の通信端末装置(3A~3L)のうち、第1の通信端末装置3Aと、第2の通信端末装置3Bと、第5の通信端末装置3Eを用いて、地震情報の伝達の流れを説明したが、他の通信端末装置すなわち、第3の通信端末装置3Cと、第4の通信端末装置3Dと、第6の通信端末装置3Fと、第7の通信端末装置3Gと、第8の通信端末装置3Hと、第9の通信端末装置3Iと、第10の通信端末装置3Jと、第11の通信端末装置3Kと、第12の通信端末装置3Lそれぞれも同様に機能するので、これらを用いた地震情報の伝達の流れの説明を省略する。
【0170】
また、図1に示すように本発明の情報伝達システム1は、1つの通信端末装置が他の複数の通信端末装置とLPWA回線20を介して通信できるLPWA通信網を用いているので、例えば第2のコンビニエンスストア13に配置された第6の通信端末装置3Fは、第1のマンション9に配置された第2の通信端末装置3Bとの通信が不可能になっても、第1のオフィスビル15に配置された第8の通信端末装置3Hとの間で最新伝達情報などを送受信できたり、第2のコインパーキング16に配置された第9の通信端末装置3Iとの間で最新伝達情報などを送受信できたりする。
【0171】
また、地震が発生して既存の高速無線インターネット通信網が利用できないので、避難者が所持するスマートフォン23の通信状態判断部23Bが、スマートフォン23はインターネット回線21を介して各種サーバと通信が不可能な状態であると判断する。
【0172】
すると、スマートフォン23のデジタルサイネージ情報表示部23Cが、デジタルサイネージ情報記録部23Aが記録したデジタルサイネージ情報を表示する。
すなわち、スマートフォン23のデジタルサイネージ情報表示部23Cが、本発明の情報伝達システム1のデジタルサイネージ5が配置された場所の情報をポップアップ表示する。
【0173】
従って、スマートフォン23を所持する避難者は、最新の地震情報を、スマートフォン23を用いて入手できない状況であっても、最新の地震情報を表示するデジタルサイネージ5が配置された場所の情報を知ることができるので、避難者はデジタルサイネージ5が配置された場所へ行き、最新の地震情報を確認することができる。
【0174】
そして、デジタルサイネージ5とスマートフォン23との間のBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信方式、あるいはデジタルサイネージ5の近くに配置された通信端末装置3とスマートフォン23との間のBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信方式によって、スマートフォン23が、デジタルサイネージ5に表示されている最新の地震情報を受信することができる。
【0175】
なお、スマートフォン23を所持する避難者が、デジタルテレビ受像機6が配置された部屋に居る場合は、デジタルテレビ受像機6が最新の地震情報を表示するので、デジタルサイネージ5が配置された場所まで行かなくても、最新の地震情報を確認することができる。
【0176】
また、既存の高速無線インターネット通信網を利用できる平常時においては、本発明の情報伝達システムは、スマートメータの通信を支援するシステムとして利用される。
【0177】
すなわち、第1の駅8に配置された第1のスマートメータ4Aの第1の数値取得部70Aが、第1の駅8構内の温度や湿度を測定して数値を取得する。
そして、第1のスマートメータ4Aの第1の取得値送信部71Aが、第1の数値取得部70Aが取得した取得値すなわち温度や湿度を、インターネット回線21を介して第1の通信端末装置3Aへ送信する。
【0178】
また、第1の通信端末装置3Aの第1の取得値受信部40Aが、第1のスマートメータ4Aの第1の取得値送信部71Aが送信した温度や湿度を受信する。
さらに、第1の通信端末装置3Aの第1の取得値転送部41Aが、第1の取得値受信部40Aが受信した温度や湿度を、第1のデジタルサイネージ5Aへ転送する。
【0179】
そして、第1のデジタルサイネージ5Aの第1の取得値受付部55Aが、第1の通信端末装置3Aの第1の取得値転送部41Aが転送した温度や湿度を受付ける。
その後、第1のデジタルサイネージ5Aの第1の情報表示部52Aが、第1の取得値受付部55Aが受付けた温度や湿度を表示する。
【0180】
また、第1のマンション9の各部屋に配置された第2のスマートメータ4Bの第2の数値取得部70Bが、配置された部屋の電気の使用電力量を測定して数値を取得する。
そして、第2のスマートメータ4Bの第2の取得値送信部71Bが、第2の数値取得部70Bが取得した取得値すなわち電気の使用電力量を、インターネット回線21を介して第2の通信端末装置3Bへ送信する。
【0181】
また、第2の通信端末装置3Bの第2の取得値受信部40Bが、第2のスマートメータ4Bの第2の取得値送信部71Bが送信した電気の使用電力量を受信する。
さらに、第2の通信端末装置3Bの第2の取得値転送部41Bが、第2の取得値受信部40Bが受信した電気の使用電力量を、第1のデジタルテレビ受像機6Bへ転送する。
【0182】
そして、第1のデジタルテレビ受像機6Bの第2の取得値受付部55Bが、第2の通信端末装置3Bの第2の取得値転送部41Bが転送した電気の使用電力量を受付ける。
その後、第1のデジタルテレビ受像機6Bの第2の情報表示部52Bが、第2の取得値受付部55Bが受付けた電気の使用電力量を表示する。
【0183】
また、第1のコンビニエンスストア12に配置された第5の通信端末装置3Eの第4の数値取得部70Eが、第1のコンビニエンスストア12の周囲の温度や湿度を測定して数値を取得する。
そして、第4のスマートメータ4Eの第4の取得値送信部71Eが、第4の数値取得部70Eが取得した取得値すなわち温度や湿度を、インターネット回線21を介して第5の通信端末装置3Eへ送信する。
【0184】
また、第5の通信端末装置3Eの第5の取得値受信部40Eが、第4のスマートメータ4Eの第4の取得値送信部71Eが送信した温度や湿度を受信する。
さらに、第5の通信端末装置3Eの第5の取得値転送部41Eが、第5の取得値受信部40Eが受信した温度や湿度を、第4のデジタルサイネージ5Eへ転送する。
【0185】
そして、第4のデジタルサイネージ5Eの第5の取得値受付部55Eが、第5の通信端末装置3Eの第5の取得値転送部41Eが転送した温度や湿度を受付ける。
その後、第4のデジタルサイネージ5Eの第5の情報表示部52Eが、第5の取得値受付部55Eが受付けた温度や湿度を表示する。
【0186】
また、第3のスマートメータ4Cと第5のスマートメータ4Iは、電気の使用電力量、温度及び湿度を測定して取得する代わりに駐車場の利用金額を取得して送信する点において、第1のスマートメータ4Aや第2のスマートメータ4Bと異なり、その他の点においては同じであり、また、第6のスマートメータ4Lは第2のスマートメータ4Bと機能の点において同じであるので、詳しい説明を省略する。
【0187】
なお、平常時においては、通信端末装置3はLPWA回線20を利用せず、インターネット回線を利用してスマートメータ4から送信された電気の使用電力量などを受信したり、インターネット回線を利用して電気の使用電力量を電力会社の管理サーバなどへ転送したりする。
【0188】
そのため、LPWA回線20が一定期間利用されていない場合、通信端末装置3の最新伝達情報送信部38及び最新伝達情報受信部35は、最新伝達情報要求部34の要求の有無に関係なく最新伝達情報を送受信する。
【0189】
すなわち、久しく地震が発生しておらずLPWA回線20が一定期間利用されていなかった状況において地震が発生し、LPWA回線20を介して最新伝達情報である地震情報を、発信装置2から第2の通信端末装置3Bと、第3の通信端末装置3Cと、第4の通信端末装置3Dへ送信し、第2の通信端末装置3Bと、第3の通信端末装置3Cと、第4の通信端末装置3Dが地震情報を受信する場合や、さらにLPWA回線20を介して地震情報を、第2の通信端末装置3Bと、第3の通信端末装置3Cと、第4の通信端末装置3Dから他の通信端末装置へ送信し、他の通信端末装置が受信する場合は、最新伝達情報要求部34の要求の有無に関係なく最新伝達情報を送受信する。
【0190】
以上のように、本発明の情報伝達システムは、新鮮度情報要求部と新鮮度情報比較部とを有する本発明の通信端末装置を備えるので、地震情報すなわち伝達情報の新鮮度を常に確認できる。
また、本発明の情報伝達システムは、最新伝達情報要求部と伝達情報更新部とを有する本発明の通信端末装置を備えるので、通信端末は常に最新の伝達情報を保持できる。
【0191】
また、本発明の情報伝達システム及び本発明の通信端末装置は、LPWA回線すなわち電波による無線通信回線を介して情報を送受信するので、災害などで既存の高速無線インターネット通信回線を利用することができない事態でも情報を送受信することができる。
【0192】
従って、本発明の情報伝達システム及び本発明の通信端末装置は、非常時において、地震の規模、地震による被害状況、避難先情報など必要な情報の伝達を行うことができる。
【0193】
また、本発明の情報伝達システムは、識別情報記録部と識別情報照合部とを有するデジタルサイネージすなわち情報表示装置を備え、また、情報表示装置の情報表示部が、識別情報照合部が照合した結果、両識別情報が一致した場合に伝達情報を表示するので、特定の地域や特定の施設に配置された情報表示装置のみに伝達情報を配信して表示させることができる。
【0194】
また、本発明の情報伝達システムは、コンビニエンスストアや、マンションや、オフィスビルなど大都市において多数存在する施設にそれぞれ配置された多数の通信端末装置を利用して情報を伝達するので、地震などによってこれら通信端末装置の例えば50%~70%が機能しなくなっても情報を伝達することができる。
また、過疎地域においても、本発明の情報伝達システムは、多数存在する樹木などにそれぞれ配置された多数の通信端末装置を利用して情報を伝達するので、地震などによってこれら通信端末装置の例えば50%~70%が機能しなくなっても情報を伝達することができる。
【0195】
すなわち、本発明の情報伝達システムは、LPWA回線を利用して多数配置された通信端末装置を利用したシステムであるため、地震などの自然災害や、テロリズムによる破壊行為に対して強く、通信が途絶え難いシステムであると言える。
【符号の説明】
【0196】
1 情報伝達システム
2 発信装置
3 通信端末装置
3A 第1の通信端末装置
3B 第2の通信端末装置
3C 第3の通信端末装置
3D 第4の通信端末装置
3E 第5の通信端末装置
3F 第6の通信端末装置
3G 第7の通信端末装置
3H 第8の通信端末装置
3I 第9の通信端末装置
3J 第10の通信端末装置
3K 第11の通信端末装置
3L 第12の通信端末装置
4 スマートメータ
4A 第1のスマートメータ
4B 第2のスマートメータ
4C 第3のスマートメータ
4E 第4のスマートメータ
4I 第5のスマートメータ
4L 第6のスマートメータ
5 デジタルサイネージ
5A 第1のデジタルサイネージ
5C 第2のデジタルサイネージ
5D 第3のデジタルサイネージ
5E 第4のデジタルサイネージ
5F 第5のデジタルサイネージ
5G 第6のデジタルサイネージ
5H 第7のデジタルサイネージ
5I 第8のデジタルサイネージ
5J 第9のデジタルサイネージ
5K 第10のデジタルサイネージ
6 デジタルテレビ受像機
6B 第1のデジタルテレビ受像機
6L 第2のデジタルテレビ受像機
7 行政機関
8 第1の駅
9 第1のマンション
10 第1のコインパーキング
11 第2の駅
12 第1のコンビニエンスストア
13 第2のコンビニエンスストア
14 第3のコンビニエンスストア
15 第1のオフィスビル
16 第2のコインパーキング
17 第2のオフィスビル
18 第4のコンビニエンスストア
19 第2のマンション
20 LPWA回線
21 インターネット回線
22 USB接続部
23 スマートフォン
23A デジタルサイネージ情報記録部
23B 通信状態判断部
23C デジタルサイネージ情報表示部
30 新鮮度情報要求部
30A 第1の新鮮度情報要求部
30B 第2の新鮮度情報要求部
30E 第5の新鮮度情報要求部
31 伝達情報記録部
31A 第1の伝達情報記録部
31B 第2の伝達情報記録部
31E 第5の伝達情報記録部
32 新鮮度情報受信部
32A 第1の新鮮度情報受信部
32B 第2の新鮮度情報受信部
32E 第5の新鮮度情報受信部
33 新鮮度情報比較部
33A 第1の新鮮度情報比較部
33B 第2の新鮮度情報比較部
33E 第5の新鮮度情報比較部
34 最新伝達情報要求部
34A 第1の最新伝達情報要求部
34B 第2の最新伝達情報要求部
34E 第5の最新伝達情報要求部
35 最新伝達情報受信部
35A 第1の最新伝達情報受信部
35B 第2の最新伝達情報受信部
35E 第5の最新伝達情報受信部
36 伝達情報更新部
36A 第1の伝達情報更新部
36B 第2の伝達情報更新部
36E 第5の伝達情報更新部
37 新鮮度情報送信部
37A 第1の新鮮度情報送信部
37B 第2の新鮮度情報送信部
37E 第5の新鮮度情報送信部
38 最新伝達情報送信部
38A 第1の最新伝達情報送信部
38B 第2の最新伝達情報送信部
38E 第5の最新伝達情報送信部
39 最新伝達情報転送部
39A 第1の最新伝達情報転送部
39B 第2の最新伝達情報転送部
39E 第5の最新伝達情報転送部
40 取得値受信部
40A 第1の取得値受信部
40B 第2の取得値受信部
40E 第5の取得値受信部
41 取得値転送部
41A 第1の取得値転送部
41B 第2の取得値転送部
41E 第5の取得値転送部
50 伝達情報受信部
50A 第1の伝達情報受信部
50B 第2の伝達情報受信部
50E 第5の伝達情報受信部
51 対応画像情報記録部
51A 第1の対応画像情報記録部
51E 第4の対応画像情報記録部
52 情報表示部
52A 第1の情報表示部
52B 第2の情報表示部
52E 第5の情報表示部
53 識別情報記録部
53A 第1の識別情報記録部
53E 第4の識別情報記録部
54 識別情報照合部
54A 第1の識別情報照合部
54E 第4の識別情報照合部
55 取得値受付部
55A 第1の取得値受付部
55B 第2の取得値受付部
55E 第5の取得値受付部
70 数値取得部
70A 第1の数値取得部
70B 第2の数値取得部
70E 第4の数値取得部
71 取得値送信部
71A 第1の取得値送信部
71B 第2の取得値送信部
71E 第4の取得値送信部
図1
図2
図3
図4