(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-02
(45)【発行日】2023-10-11
(54)【発明の名称】遠隔操作システム
(51)【国際特許分類】
H04Q 9/00 20060101AFI20231003BHJP
F24F 11/54 20180101ALI20231003BHJP
F24F 11/50 20180101ALI20231003BHJP
F24F 11/58 20180101ALI20231003BHJP
F24F 11/57 20180101ALI20231003BHJP
F24F 11/63 20180101ALI20231003BHJP
F24F 11/70 20180101ALI20231003BHJP
F24F 11/89 20180101ALI20231003BHJP
F24F 11/61 20180101ALI20231003BHJP
【FI】
H04Q9/00 301D
H04Q9/00 351
F24F11/54
F24F11/50
F24F11/58
F24F11/57
F24F11/63
F24F11/70
F24F11/89
F24F11/61
(21)【出願番号】P 2020032536
(22)【出願日】2020-02-28
【審査請求日】2022-11-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】増田 雄介
【審査官】川口 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-122642(JP,A)
【文献】特開2015-121392(JP,A)
【文献】特開2018-141336(JP,A)
【文献】特開2015-132449(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00
F24F 11/00 - 11/89
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作指示を送る第1の操作機器と、
ネットワークを介した操作指示に基づく操作情報を記憶し、該記憶した操作情報を送る第2の操作機器と、
前記第1の操作機器から送られた操作指示及び前記第2の操作機器から送られた操作情報に基づいてアクチュエータを制御する制御部を有する操作対象機器と
を備えた遠隔操作システムであって、
前記制御部は、
前記第2の操作機器から送られた操作情報を記憶する記憶部と、
前記第1の操作機器から送られた初期化指示を前記第2の操作機器に送る通信部と、
前記初期化指示に基づいて前記記憶部が記憶する操作情報を初期化する初期化部と
を有し、
前記第2の操作機器は、
前記通信部により送られた初期化指示を受信すると、記憶した操作情報を初期化する
ことを特徴とする遠隔操作システム。
【請求項2】
前記操作対象機器は空気調和装置であり、
前記第1の操作機器はリモコンであり、
前記第2の操作機器は、ネットワークを介した操作指示に基づいて前記操作情報を更新し、更新した操作情報を前記空気調和装置に送るアダプターであり、
前記制御部は、前記空気調和装置の室内機を制御する室内機制御部である
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
【請求項3】
前記アダプターと前記室内機制御部が記憶する操作情報は、タイマーの設定に関する情報であり、前記初期化により、タイマーの設定が消去されることを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作システム。
【請求項4】
前記室内機制御部は、
前記アダプターから送られた操作情報を前記空気調和装置に搭載された機器に基づいて変更して前記記憶部に格納する操作情報設定部をさらに有することを特徴とする請求項2又は3に記載の遠隔操作システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔操作システムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯機器からインターネットなどのネットワークを経由して宅内の機器を操作する遠隔操作システムがある。例えば、空調機に備えられているリモコンからの操作以外に、スマートフォンからインターネットを経由して宅内の空気調和装置を操作する空気調和システムがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インターネットに接続されたアダプターを経由して宅内の機器である空気調和装置に送られた操作情報のうち、アダプターに記憶された操作情報は、空気調和装置に備えられているリモコンの操作では初期化されないという課題がある。
図4は、インターネットを介して宅内の空気調和装置に送られた操作情報がリモコンの操作によって初期化されない例を示す図である。
図4において、アダプターは、スマートフォン、クラウド等からインターネットを経由した指示を受けて、空気調和装置を操作する機器である。
【0005】
図4に示すように、スマートフォンは、操作の一例として、インターネットを経由して、タイマーの設定をアダプターに指示する(S91)。アダプターは、スマートフォンからの指示に基づいて、専用タイマー設定を記憶する(S92)。ここで、専用タイマー設定とは、毎日違う動作を設定するなど、複雑であるためにリモコンからは設定できない、インターネット経由の指示で設定されるタイマー設定である。また、タイマーの設定は、操作情報の一例である。例えば、操作情報はクラウドに設けられた学習サーバーの学習結果によって設定されるものであっても良い。そして、アダプターは、空気調和装置に専用タイマー設定を指示する(S93)。空気調和装置は、アダプターからの指示に基づいて専用タイマー設定を記憶する(S94)。尚、空気調和装置は、リモコンからの指示に基づくタイマー設定を別に記憶することができる。
【0006】
その後、環境の変化等で専用タイマー設定の初期化が必要になり、利用者がリモコンを操作してアダプターの初期化を指示すると、リモコンは、アダプターの初期化を空気調和装置に指示する(S95)。すると、空気調和装置は、アダプターに初期化(専用タイマー設定を含む)を指示する(S96)。空気調和装置から指示を受けると、アダプターは、専用タイマー設定を含む自己の設定情報を初期化し(S97)、完了を空気調和装置に通知する(S98)。
【0007】
このように、リモコンによるアダプターの初期化の指示に基づいてアダプターに記憶されていた専用タイマー設定は初期化される。しかしながら、空気調和装置は、アダプターからの指示に基づいて設定された専用タイマー設定を記憶したままであり、専用タイマー設定に基づいて空気調和装置は制御されてしまう。リモコンは、アダプターからの指示に基づいてなされた空気調和装置の設定とリモコンからの指示に基づいてなされるタイマー設定を区別できないため、アダプターにより空気調和装置になされた設定のみの初期化は行えない。
【0008】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、インターネットを経由して宅内の機器に送られる操作情報をリモコンを操作することによって初期化する場合、アダプターが記憶する操作情報だけでなくアダプターにより機器に設定された操作情報も初期化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示の態様では、遠隔操作システムは、操作指示を送る第1の操作機器と、ネットワークを介した操作指示に基づく操作情報を記憶し、該記憶した操作情報を送る第2の操作機器とを有する。また、前記遠隔操作システムは、前記第1の操作機器から送られた操作指示及び前記第2の操作機器から送られた操作情報に基づいてアクチュエータを制御する制御部を有する操作対象機器を有する。前記制御部は、前記第2の操作機器から送られた操作情報を記憶する記憶部と、前記第1の操作機器から送られた初期化指示を前記第2の操作機器に送る通信部と、前記初期化指示に基づいて前記記憶部が記憶する操作情報を初期化する初期化部とを有する。前記第2の操作機器は、前記通信部により送られた初期化指示を受信すると、記憶した操作情報を初期化する。
【発明の効果】
【0010】
開示の遠隔操作システムは、アダプターが記憶する操作情報だけでなく機器が記憶する操作情報も初期化できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、実施例に係る空気調和システムの構成を示す図である。
【
図2】
図2は、操作情報を説明するための図である。
【
図3】
図3は、アダプターの初期化のシーケンスを示す図である。
【
図4】
図4は、インターネットを介して宅内の機器に送られた操作情報がリモコンの操作によって初期化されない例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本願の開示する遠隔操作システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の実施例により本願の開示する遠隔操作システムが限定されるものではない。また、ここでは、空気調和システムを例として、本願の開示する遠隔操作システムの実施例を説明する。
【実施例】
【0013】
図1は、実施例に係る空気調和システムの構成を示す図である。
図1に示すように、実施例に係る空気調和システム1は、アダプター10と空気調和装置20とを有する。アダプター10は、操作端末50又はクラウド60からインターネット40(ネットワーク)を経由した操作指示を受けて、空気調和装置20を操作する機器である。操作端末50は、例えば、スマートフォン、タブレットである。空気調和装置20は、冷暖房機能を備えた装置である。
【0014】
操作端末50は、特許請求の範囲に記載の第1の操作機器に対応する。アダプター10は、特許請求の範囲に記載の第2の操作機器に対応する。空気調和装置20は、特許請求の範囲に記載の操作対象機器に対応する。
【0015】
アダプター10は、装置通信部11と、操作情報記憶部12と、外部入力部13とを有する。装置通信部11は、空気調和装置20と通信を行う。装置通信部11は、操作情報記憶部12から操作情報を読み出して空気調和装置20へ送信する。また、装置通信部11は、空気調和装置20から初期化指示を受信すると、操作情報記憶部12が記憶する操作情報を初期化する。
【0016】
操作情報記憶部12は、操作指示に基づく操作情報を記憶する。操作指示は、ネットワークを介してなされれば良い。操作情報が記憶されている場合は、上書き(更新)される。
図2は、操作情報を説明するための図である。
図2において、初期情報は、操作情報の初期状態を示す。例えば、タイマーについての初期状態は「設定なし」である。設定温度の初期状態は「24°C」である。風量の初期状態は「自動」である。操作情報が初期化されることで、操作情報記憶部12は初期状態となる。
【0017】
操作外部入力での変化は、操作端末50又はクラウド60からの操作指示としての入力情報と、アダプター10が入力情報を受信したときの処理とを示す。例えば、クラウド60は、空気調和装置20の操作を季節毎、曜日毎に機械学習してモデルを作成し、作成したモデルを用いて入力情報を生成する。
【0018】
入力情報は外部入力部13により受信される。外部入力部13は、インターネット40を経由して入力情報(操作指示)を受信すると、対応する処理を行って出力情報を作成し、操作情報記憶部12に格納する。出力情報は、装置通信部11により操作情報として空気調和装置20へ送信される。
【0019】
例えば、外部入力部13は、「17:00 冷房」を受信すると、「入タイマー設定」に関する処理を行い、「タイマー 16:30 入」を作成して操作情報記憶部12に格納する。また、外部入力部13は、「23:00 OFF」を受信すると、「切タイマー設定」に関する処理を行い、「タイマー 23:00 切」を作成して操作情報記憶部12に格納する。
【0020】
また、外部入力部13は、「10:00 20°C」を受信すると、「設定温度変更」に関する処理を行い、「設定温度 10:00 20°C」を作成して操作情報記憶部12に格納する。また、外部入力部13は、「17:00 27°C」を受信すると、「設定温度変更」に関する処理を行い、「設定温度 17:00 27°C」を作成して操作情報記憶部12に格納する。
【0021】
また、外部入力部13は、「9:00 強」を受信すると、「風量変更」又は「設定温度変更」に関する処理を行う。外部入力部13は、「風量変更」に関する処理を行った場合には、「風量 9:00 強」を作成して操作情報記憶部12に格納し、「設定温度変更」に関する処理を行った場合には、「設定温度 9:00 22°C」を作成して操作情報記憶部12に格納する。
【0022】
図1に戻って、空気調和装置20は、室外機21と、室内機22とを有する。室外機21と室内機22は、液管23とガス管24で接続される。リモコン20aは、室内機22と無線通信を行う。無線通信には、例えば、Bluetooth(登録商標、以下同様)が用いられる。リモコン20aは、利用者により操作され、利用者の指示を無線通信を用いて室内機22に送信する。
【0023】
室外機21は、室外熱交換器を用いて、室外機21の内部に取り込んだ室外空気と冷媒の熱交換を行う。室外機21は、冷房時には、冷媒から室外空気に熱を移動することで冷媒を凝縮させ、凝縮させた冷媒を液管23を介して室内機22に供給する。室外機21は、暖房時には、室外空気から冷媒に熱を移動することで冷媒を蒸発させ、蒸発させた冷媒をガス管24を介して室内機22に供給する。
【0024】
室内機22は、室内熱交換器を用いて、室内機22の内部に取り込んだ室内空気と冷媒の熱交換を行う。室内機22は、冷房時には、液管23を介して供給される冷媒へ室内空気から熱を移動することで冷媒を蒸発させる。蒸発させられた冷媒は、ガス管24を介して室外機21に戻される。冷媒へ熱を移動して冷却された室内空気は室内に吹き出される。室内機22は、暖房時には、ガス管24を介して供給される冷媒から室内空気に熱を移動することで冷媒を凝縮させる。凝縮させられた冷媒は、液管23を介して室外機21に戻される。冷媒から熱を移動されて加熱された室内空気は室内に吹き出される。
【0025】
室内機22は、リモコン20aからの指示に基づいて、室内機22が備える複数のアクチュエータを制御する室内機制御部30を有する。アクチュエータは、例えば、ファンを回転させる電動機、弁を開閉させる電動機である。室内機制御部30は、特許請求の範囲に記載の制御部に対応する。
【0026】
室内機制御部30は、第1通信部31と、解析部32と、運転制御部33と、操作情報記憶部34と、操作情報設定部35と、第2通信部36とを有する。
【0027】
第1通信部31は、リモコン20aと無線通信を行い、リモコン20aからの指示を受信する。
【0028】
解析部32は、リモコン20aからの指示を解析し、解析結果に基づいて、運転制御部33、操作情報設定部35、第2通信部36に指示を出す。例えば、リモコン20aからの指示が温度設定の場合には、解析部32は、運転制御部33に温度設定の指示を出す。
【0029】
また、リモコン20aからの指示がアダプター10の初期化であれば、解析部32は、操作情報設定部35に操作情報の初期化を指示し、アダプター10に初期化指示を送信するように第2通信部36に指示する。
【0030】
運転制御部33は、解析部32の指示及び操作情報記憶部34が記憶する操作情報に基づいて、室内機22が備える複数のアクチュエータを制御することで、空気調和装置20の運転を制御する。
【0031】
操作情報設定部35は、第2通信部36から操作情報を受け取って操作情報記憶部34に格納する。操作情報設定部35は、基本的には、第2通信部36から受け取った操作情報を操作情報記憶部34に格納するが、一部の操作情報については、空気調和装置20が搭載する機器に基づく変更を行って、操作情報記憶部34に格納する。
【0032】
例えば、第2通信部36から受け取った操作情報に除湿指示が含まれ、再熱器が搭載されている場合には、操作情報設定部35は、除湿指示を再熱指示に変更して操作情報記憶部34に格納する。一方、再熱器が搭載されていない場合には、操作情報設定部35は、除湿指示を弱冷指示に変更して操作情報記憶部34に格納する。
【0033】
また、操作情報設定部35は、解析部32により操作情報の初期化を指示されると、操作情報記憶部34が記憶する操作情報を初期化する。尚、操作情報設定部35は、特許請求の範囲に記載の初期化部の機能を含み、操作情報記憶部34は、特許請求の範囲に記載の記憶部に対応する。
【0034】
第2通信部36は、アダプター10と無線通信を行い、アダプター10から操作情報を受信して操作情報設定部35に渡す。また、第2通信部36は、解析部32の指示に基づいて、アダプター10へ初期化指示を送信する。第2通信部36は、特許請求の範囲に記載の通信部の機能を含む。
【0035】
次に、アダプター10の初期化のシーケンスについて説明する。
図3は、アダプター10の初期化のシーケンスを示す図である。尚、
図3では、操作端末50は、スマートフォンである。
図3に示すように、スマートフォンは、インターネット40を経由して、タイマーの設定をアダプター10に指示する(S1)。
【0036】
アダプター10は、スマートフォンからの指示に基づいて、専用タイマー設定を記憶する(S2)。そして、アダプター10は、空気調和装置20にタイマーの設定を指示する(S3)。空気調和装置20は、アダプター10からの指示に基づいて専用タイマー設定を記憶する(S4)。尚、空気調和装置20は、リモコン20aからの指示に基づくタイマー設定を別に記憶する。リモコン20aからの指示を記憶する手段として、操作情報記憶部12に固有の領域を設定しても良い。領域を分けることで、アダプター10からの指示に基づいて設定された操作情報とリモコン20aからの指示に基づくタイマー設定を区別することができる。したがって、アダプター10からの指示に基づいて設定された操作情報のみを初期化することができる。
【0037】
その後、環境の変化等でタイマー設定の初期化が必要になり、利用者がリモコン20aを操作してアダプター10の初期化を指示すると、リモコン20aは、アダプター10の初期化を空気調和装置20に指示する(S5)。すると、空気調和装置20は、アダプター10に専用タイマー設定の初期化を指示する(S6)。空気調和装置20から指示を受けると、アダプター10は、専用タイマー設定を初期化し(S7)、完了を空気調和装置20に通知する(S8)。そして、空気調和装置20は、専用タイマー設定を初期化する(S9)。
【0038】
このように、空気調和装置20は、リモコン20aからアダプター10の初期化を指示されると、アダプター10に専用タイマー設定の初期化を指示するとともに、自装置においても専用タイマー設定を初期化する。したがって、空気調和装置20は、アダプター10が初期化されたときに、専用タイマー設定が初期化されずに記憶されたままの状態になることを防げる。
【0039】
尚、
図3では、タイマー設定を初期化する場合について説明したが、アダプター10及び空気調和装置20は、アダプター10を初期化する指示を受信すると、温度設定、風量設定など他の設定も含め操作情報を初期化する。また、
図3では、スマートフォンからの指示に基づいてタイマー設定を行う場合について説明したが、アダプター10は、スマートフォンの代わりにクラウド60からの指示に基づいて設定を行っても良い。例えば、クラウド60に設けられた学習サーバーの学習結果によって設定される操作情報であっても良い。
【0040】
以上説明したように、本実施例の空気調和装置20では、操作情報記憶部34が、アダプター10から送られてきた操作情報を記憶する。そして、解析部32は、リモコン20aからの指示がアダプター10の初期化であると、第2通信部36を介してアダプター10に初期化指示を送信するとともに、操作情報設定部35に操作情報の初期化を指示する。そして、操作情報設定部35は、操作情報記憶部34が記憶する操作情報を初期化する。したがって、空気調和装置20は、アダプター10が初期化されたときに、自身が記憶する操作情報が初期化されずに残ることを防げる。空気調和装置20は、アダプター10が初期化されたにも関わらず、初期化以前にアダプター10により機器に設定された操作情報に基づいて動作を継続してしまうことを防げる。
【0041】
また、実施例では、空気調和システム1について説明したが、アダプター10は、空気調和装置20の代わりに録画装置などの他の装置と他の遠隔操作システムを構成しても良い。
【符号の説明】
【0042】
1 空気調和システム
10 アダプター
11 装置通信部
12 操作情報記憶部
13 外部入力部
20 空気調和装置
20a リモコン
21 室外機
22 室内機
23 液管
24 ガス管
30 室内機制御部
31 第1通信部
32 解析部
33 運転制御部
34 操作情報記憶部
35 操作情報設定部
36 第2通信部
40 インターネット
50 操作端末
60 クラウド