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特許7359101サーバ装置、システム、車載装置、車両、システムの動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-02
(45)【発行日】2023-10-11
(54)【発明の名称】サーバ装置、システム、車載装置、車両、システムの動作方法
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/123 20060101AFI20231003BHJP
   A63F 13/35 20140101ALN20231003BHJP
【FI】
G08G1/123 A
A63F13/35
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020132042
(22)【出願日】2020-08-03
(65)【公開番号】P2022028556
(43)【公開日】2022-02-16
【審査請求日】2022-08-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100187078
【弁理士】
【氏名又は名称】甲原 秀俊
(74)【代理人】
【識別番号】100139491
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 隆慶
(72)【発明者】
【氏名】辰本 裕樹
(72)【発明者】
【氏名】柏倉 俊樹
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 章
(72)【発明者】
【氏名】石原 学
【審査官】小林 勝広
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-334628(JP,A)
【文献】特開2018-040574(JP,A)
【文献】特開2017-211359(JP,A)
【文献】特許第6708293(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/24、13/00-13/98
G01C 21/00-21/36、23/00-25/00
G08G 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信部と、
前記通信部により他の装置と情報を送受する制御部とを有し、
前記制御部は、一対の端末装置からそれぞれのユーザがプレイしたゲームの履歴の情報を取得して各履歴から各ユーザのゲームの嗜好を導出し、前記一対の端末装置からそれぞれ配車の要求を受けると、当該一対の端末装置それぞれのユーザの共通のゲームの嗜好に対応するとともに互いに通信可能な一対のゲーム装置をそれぞれ備えた一対の車両に、それぞれ前記一対の端末装置のユーザをピックアップして各ユーザの乗車時間が前記一対のゲーム装置が共同して行うゲームの所要時間に対応するような走行経路又は走行速度で移動する指示を送る、サーバ装置。
【請求項2】
互いに情報の送受が可能なサーバ装置と、ゲーム装置を備えた複数の車両とを有するシステムの動作方法であって、
前記サーバ装置が、一対の端末装置からそれぞれのユーザがプレイしたゲームの履歴の情報を取得して各履歴から各ユーザのゲームの嗜好を導出し、前記一対の端末装置からそれぞれ配車の要求を受け、当該一対の端末装置それぞれのユーザの共通のゲームの嗜好に応するとともに互いに通信可能な一対のゲーム装置をそれぞれ備えた一対の車両に、それぞれ前記一対の端末装置のユーザをピックアップして各ユーザの乗車時間が前記一対のゲーム装置が共同して行うゲームの所要時間に対応するような走行経路又は走行速度で移動するする指示を送り、
前記一対の車両が、前記指示を受けて移動する、
動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ装置、システム、車載装置、車両、システムの動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザがネットワーク環境でゲームをプレイするための種々の技術が提案されている。サーバから配信されるゲームプログラムを端末装置で実行したり、ネットワークを介して通信可能な複数のゲーム機によりゲームプログラムを実行し複数のユーザが対戦したりといったオンラインゲームの例が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-79303号公報
【文献】国際公開2019136066号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゲームを嗜好するユーザの利便性を向上させる余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示におけるサーバ装置は、通信部と、前記通信部により他の装置と情報を送受する制御部とを有し、前記制御部は、端末装置から配車の要求を受けると、当該端末装置のユーザのゲームの嗜好に対応するゲーム装置を備えた車両に、当該ユーザをピックアップする指示を送る。
【0006】
本開示における車載装置は、ゲーム装置を備えた車両に搭載され、通信部と、前記通信部により他の装置と情報を送受する制御部とを有し、前記制御部が、端末装置から配車の要求を受けるサーバ装置から、当該端末装置のユーザのゲームの嗜好が前記ゲーム装置に対応する場合に、当該ユーザをピックアップする指示を受ける。
【0007】
本開示におけるシステムの動作方法は、互いに情報の送受が可能なサーバ装置と、ゲーム装置を備えた車両とを有するシステムの動作方法であって、前記サーバ装置が、端末装置から配車の要求を受け、当該端末装置のユーザのゲームの嗜好に前記ゲーム装置が対応するときに、当該ユーザをピックアップする指示を送り、前記車両が、前記指示を受ける。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ゲームを嗜好するユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】情報システムの構成例を示す図である。
図2】端末装置の構成例を示す図である。
図3】サーバ装置の構成例を示す図である。
図4】車両の構成例を示す図である。
図5】情報システムの動作例を示すシーケンス図である。
図6】情報システムの動作例を示すシーケンス図である。
図7】記憶部に格納される情報の例を示す図である。
図8A】情報システムの動作例を示すシーケンス図である。
図8B】情報システムの動作例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、一実施形態における情報システムの構成例を示す図である。情報システム10は、ゲームを嗜好するユーザが配車サービスを利用する際の利便性に資する。情報システム10は、ネットワーク14を介して互いに情報通信可能に接続される、端末装置11、サーバ装置12、及び車両13を有する。端末装置11は、通信機能とゲーム機能とを備えた情報処理端末であって、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット、PC(Personal Computer)等である。サーバ装置12は、例えば、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属し、各種機能を実装するサーバ装置である。車両13は、有人又は無人運転により運行して配車サービスに供されるとともにゲーム装置を備えた多目的車両である。ネットワーク14は、例えばインターネットであるが、アドホックネットワーク、LAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、もしくは他のネットワーク又はこれらいずれかの組合せが含まれる。
【0012】
本実施形態では、サーバ装置12が、ユーザが使用する端末装置11から配車の要求を受け、端末装置11のユーザのゲームの嗜好に対応するゲーム装置を備えた車両13にユーザピックアップする指示を送る。車両13は、指示に応じてユーザをピックアップする。ユーザは、車両13で移動中に、自らの嗜好に合致したゲームをプレイすることができ、移動時間を有効活用することが可能となる。よって、ゲームを嗜好するユーザの利便性向上が可能となる。
【0013】
図2は、端末装置11の構成例を示す。端末装置11は、制御部21、記憶部22、通信部23、測位部24、入力部25、及び出力部26を備える。端末装置11は、通信機能とゲーム機能とを備えた、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット、PC(Personal Computer)等の情報処理装置である。ユーザは端末装置11によりゲームをプレイしたり、配車サービスを利用したりする。あるいは、端末装置11は、ゲーム機能を有する家庭用ゲーム機であって、本実施形態における動作を情報処理装置と分担して実行してもよい。ここで示す構成は、端末装置11が家庭用ゲーム機、情報処理端末いずれの場合にも適用される。
【0014】
制御部21は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上の専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。制御部21は、端末装置11の各部を制御しながら、端末装置11の動作に係る情報処理を実行する。
【0015】
記憶部22は、1つ以上の半導体メモリ、1つ以上の磁気メモリ、1つ以上の光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。半導体メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)である。RAMは、例えば、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)である。ROMは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)である。記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部22は、端末装置11の動作に用いられる情報と、端末装置11の動作によって得られた情報とを記憶する。
【0016】
通信部23は、1つ以上の通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、若しくは5G(5th Generation)などの移動通信規格に対応したインタフェース、又はLANインタフェースである。通信部23は、端末装置11の動作に用いられる情報を受信し、また端末装置11の動作によって得られる情報を送信する。端末装置11は、通信部23により、近傍のルータ装置または移動体通信の基地局を介してネットワーク14に接続され、ネットワーク14経由で他の装置と情報通信を行う。
【0017】
測位部24には、1つ以上のGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機が含まれる。GNSSには、例えば、GPS(Global Positioning System)、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)、BeiDou、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、及びGalileoの少なくともいずれかが含まれる。測位部24は、端末装置11の位置情報を取得する。
【0018】
入力部25は、1つ以上の入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイクロフォンである。入力インタフェースは、さらに、撮像画像又は画像コードを取り込むカメラ、又はICカードリーダーを含んでもよい。入力部25は、端末装置11の動作に用いられる情報を入力する操作を受け付け、入力される情報を制御部21に送る。
【0019】
出力部26は、1つ以上の出力用インタフェースを含む。出力インタフェースは、例えば、情報を画像・映像として出力する外付け又は内蔵のディスプレイ、情報を音声として出力するスピーカ、又は、外部の出力機器との接続インタフェースである。ディスプレイは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。出力部26は、端末装置11の動作によって得られる情報を出力する。
【0020】
端末装置11の動作は、制御部21に含まれるプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。端末装置11の一部又は全ての動作は、制御部21に含まれる専用回路により実行されてもよい。
【0021】
図3は、サーバ装置12の構成例を示す。サーバ装置12は、制御部31、記憶部32、通信部33、入力部35、及び出力部36を備える。サーバ装置12は、例えば、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属し、各種機能を実装するサーバとして機能するサーバコンピュータである。サーバ装置12は、互いに情報通信可能に接続されて連携動作する一以上のサーバコンピュータであってもよい。
【0022】
制御部31は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上の専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、例えば、CPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化したGPU(Graphics Processing Unit)等の専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA、ASIC等である。制御部31は、サーバ装置12の各部を制御しながら、サーバ装置12の動作に係る情報処理を実行する。
【0023】
記憶部32は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する1つ以上の半導体メモリ、1つ以上の磁気メモリ、1つ以上の光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部32は、サーバ装置12の動作に用いられる情報と、サーバ装置12の動作によって得られた情報とを記憶する。
【0024】
サーバ装置12において、制御部31と記憶部32は、バスを介して接続されてもよいし、バスを介さず互いに直接的に接続されてもよい。あるいは制御部31が記憶部32を内包し、記憶部32と一体的に構成されてもよい。
【0025】
通信部33は、1つ以上の通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LANインタフェースである。通信部33は、サーバ装置12の動作に用いられる情報を受信し、またサーバ装置12の動作によって得られる情報を送信する。サーバ装置12は、通信部33によりネットワーク14に接続され、ネットワーク14経由で他の装置と情報通信を行う。
【0026】
入力部35は、1つ以上の入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイクロフォンである。入力インタフェースは、さらに、撮像画像又は画像コードを取り込むカメラ、又はICカードリーダーを含んでもよい。入力部35は、サーバ装置12の動作に用いられる情報を入力する操作を受け付け、入力される情報を制御部31に送る。
【0027】
出力部36は、1つ以上の出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部36は、サーバ装置12の動作によって得られる情報を出力する。
【0028】
サーバ装置12の機能は、制御プログラムを、制御部31に含まれるプロセッサで実行することにより実現される。制御プログラムは、サーバ装置12の動作に含まれるステップの処理をコンピュータに実行させることで、そのステップの処理に対応する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムである。すなわち、制御プログラムは、コンピュータをサーバ装置12として機能させるためのプログラムである。また、サーバ装置12の一部又は全ての機能が、制御部31に含まれる専用回路により実現されてもよい。
【0029】
図4は、車両13に搭載される車載装置40の構成例を示す。車載装置40は、制御部41、記憶部42、通信部43、測位部44、入力部45、及び出力部46を備える。また、車両13には、車載装置40により制御される、ゲーム装置47が搭載される。車載装置40は、本実施形態に係る動作を実行することにより車両13を制御する。
【0030】
制御部41は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上の専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御部41は、車載装置40の各部を制御しながら、車載装置40の動作に係る情報処理を実行する。
【0031】
記憶部42は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する、1つ以上の半導体メモリ、1つ以上の磁気メモリ、1つ以上の光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部42は、車載装置40の動作に係る情報処理を実行するとともに、車載装置40の動作に用いられる情報と、車載装置40の動作によって得られる情報とを記憶する。
【0032】
通信部43は、1つ以上の通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE、4G、若しくは5Gなどの移動通信規格に対応したインタフェースである。通信部43は、車載装置40の動作に用いられる情報を受信し、また車載装置40の動作によって得られる情報を送信する。車載装置40は、通信部43により、移動体通信の基地局を介してネットワーク14に接続され、ネットワーク14経由で他の装置と情報通信を行う。
【0033】
測位部44は、1つ以上のGNSS受信機を含む。GNSSには、例えば、GPS、QZSS、BeiDou、GLONASS、及びGalileoの少なくともいずれかが含まれる。測位部44は、車両13の位置情報を取得する。
【0034】
入力部45は、1つ以上の入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイクロフォンである。入力インタフェースは、さらに、撮像画像又は画像コードを取り込むカメラ、又はICカードリーダーを含んでもよい。入力部45は、車載装置40の動作に用いられる情報を入力する操作を受け付け、入力される情報を制御部41に送る。
【0035】
出力部46には、1つ以上の出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部46は、車載装置40の動作によって得られる情報を出力する。
【0036】
車載装置40の機能は、制御プログラムを、制御部41に含まれるプロセッサで実行することにより実現される。制御プログラムは、車載装置40の動作に含まれるステップの処理をコンピュータに実行させることで、そのステップの処理に対応する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムである。すなわち、制御プログラムは、コンピュータを車載装置40として機能させるためのプログラムである。また、車載装置40の一部又は全ての機能が、制御部41に含まれる専用回路により実現されてもよい。
【0037】
ゲーム装置47は、車両13の多目的用途の一環として車室内に設けられ、ユーザがゲームをプレイするための設備・空間を備える。ゲーム装置47は、ゲームの進行に必要な情報を記憶するメモリ等の記憶部、ゲームの進行に必要な情報処理を行うプロセッサ等の制御部とともに、ゲームの進行に伴う情報の入出力を可能にする、端末装置11とは異なる種類・仕様の入出力インタフェースを有し、車両13内でユーザが所定のゲームをプレイするのに特化した環境を提供する。また、ゲーム装置47は、通信部43によりサーバ装置12その他のサーバ、他の端末装置11、又は他の車両13のゲーム装置47と情報通信可能に構成され、他の装置と連携してゲームをプレイすることを可能にする。ゲーム装置47が備える、端末装置11と異なる種類・仕様の入力インタフェースは、例えば、レースゲーム、フライトシミュレーター等のゲームに適した操舵ハンドル、操縦桿等を模した入力装置、対戦型アクションゲームで使用する銃器又は刀剣等の武器を模した入力装置、スポーツゲームで使用するバット、ラケット等の道具類を模した入力装置、ユーザに装着されてユーザの動作を入力として検知するウェアラブルデバイス等である。また、ゲーム装置47が備える出力インタフェースは、ゲームの進行に伴う映像、音声等を出力するシアター装置、ゲームの世界観を表現するとともにゲームの進行に応じて駆動される各種装飾、ゲームの進行に応じた振動等の体感刺激をユーザに与えるような駆動部を備えた操作装置又はウェアラブルデバイス、座席等である。かかるゲーム装置47によれば、ゲームをプレイする際にユーザは、端末装置11では得られない臨場感、興趣を得ることが可能となる。
【0038】
次に、情報システム10の動作について、図5図8Bを用いて説明する。なお、以下に説明する端末装置11の動作は、ゲーム機能と通信機能とを備えた情報処理端末による動作であってもよいし、家庭用ゲーム機により実行される動作と情報処理端末による動作とを含んでもよい。
【0039】
図5は、端末装置11及びサーバ装置12が連携しながら動作するときの動作手順を示すシーケンス図である。図5の手順は、ユーザが端末装置11でゲームをプレイするときに実行される。
【0040】
ステップS500において、ユーザが端末装置11を用いてゲームをプレイする。端末装置11の記憶部22には、ユーザが嗜好する一以上のゲームのプログラムが予め又はプレイの都度、ダウンロード等により格納されている。制御部21は、記憶部22に格納されるゲームプログラムを実行しつつユーザの操作を入力部25により受け、操作に応じてゲームを進行させ、ゲームの進行に応じた情報を出力部26により出力する。
【0041】
ステップS502において、端末装置11はユーザ識別情報とゲーム履歴とをサーバ装置12へ送る。ユーザ識別情報は、ユーザを特定するユーザ名、パスワード等である。ゲーム履歴は、端末装置11にてプレイされたゲームの識別情報、プレイの日時・経過時間等の情報を含む。ゲームの識別情報は、ゲームの製品名、開発元等の情報を含む。
【0042】
ステップS504において、サーバ装置12は、ユーザの嗜好情報を管理する。嗜好情報は、ユーザが嗜好する一以上のゲーム種別を含む。ゲーム種別は、例えば、アクションゲーム、ロールプレイングゲーム、パズルゲーム、シミュレーションゲーム、アドベンチャーゲーム、シューティングゲーム、スポーツゲーム、レースゲーム、音楽ゲーム等の区分を有する。各ゲーム種別は、更に下位の種別を有してもよい。また、一のゲームに二以上のゲーム種別が対応してもよい。サーバ装置12の制御部31は、例えば、市場で流通するゲームをゲーム種別に分類した情報を予め記憶部32に格納しておく。制御部31は、ゲーム履歴に含まれるゲームの識別情報に基づき、記憶部32の情報からゲーム種別を検索して特定する。そして、制御部31は、ゲーム種別毎にユーザのプレイ時間を集計し、ゲーム種別をプレイ時間合計の長い順に順位付けする。このとき、制御部31は、例えば、ゲーム種別毎のプレイ頻度に応じた大きさの重みを、プレイ時間合計に付してもよい。そして、制御部31は、例えば上位の任意の数のゲーム種別をユーザの嗜好情報として、ユーザの識別情報に紐づけて記憶部32に格納する。記憶部32には、例えば図7に示すように、ユーザの識別情報71に嗜好情報72が紐づけて格納される。
【0043】
図6は、端末装置11、サーバ装置12及び車両13が連携しながら動作するときの動作手順を示すシーケンス図である。図5の手順は、ユーザが端末装置11でライドシェアサービスを利用するときに実行される。
【0044】
ステップS600において、端末装置11は、ユーザから配車要求を受け付ける。端末装置11の制御部21は、例えば、入力部25に対するユーザの操作に応答して配車アプリケーションを起動すると、入力部25にユーザが入力するユーザ識別情報を受け付ける。あるいは、制御部21は、配車アプリケーションの使用開始時にユーザが一回的に入力するユーザ識別情報を記憶部22に格納しておき、記憶部22からユーザ識別情報を読み出してもよい。そして、制御部21は、端末装置11の現在位置に応じてサーバ装置12から地図情報を受け取り、または記憶部22から地図情報を読み出し、地図情報を出力部26により表示して、ユーザに乗車地点と降車地点の入力を促す。ユーザは、例えば地図上の所望の地点をタップしたり、住所を入力したりするなどして、乗車地点及び降車地点を入力して、配車を要求する。すると、制御部21が、入力部25を介してユーザからの入力を受け付ける。
【0045】
ステップS602において、端末装置11は、ユーザ識別情報と配車要求とをサーバ装置12へ送る。ユーザ識別情報は、ユーザを特定するユーザ名、パスワード等である。端末装置11の制御部21は、通信部23により、ユーザ識別情報とともに、乗車地点と降車地点の情報を含む配車要求をサーバ装置へ送る。サーバ装置12の制御部31は、通信部33により、ユーザ識別情報と配車要求とを受ける。
【0046】
ステップS604において、サーバ装置12は、配車すべき車両の選定と、運行指示の生成を行う。サーバ装置12の制御部31は、ユーザの嗜好に対応するゲーム装置47を備え、配車可能な車両13を選定する。記憶部32には、配車サービスを提供可能な車両13の情報が予め格納される。例えば、図7に示すように、記憶部32には、車両13毎の車両識別情報73と、各車両13に搭載されたゲーム装置47に関するゲーム情報74が対応付けて格納される。ゲーム情報74は、ゲーム装置47が提供するゲームのゲーム種別を含む。一のゲーム装置47が複数の種別のゲームを提供可能な場合には、一の車両13の識別情報71に紐づけられたゲーム情報74が複数のゲーム種別を含む。制御部31は、記憶部32からユーザの嗜好情報72に対応するゲーム種別を有するゲーム情報74を検索し、そのゲーム情報74に紐づけられた車両識別情報73を特定する。そして、制御部31は、特定した車両識別情報73の車両13から位置情報を取得し、その車両13が配車可能なエリアに位置するか否かを確認する。複数の車両13が配車可能な場合には、例えば、制御部31は、ユーザの乗車地点に最も近い車両13を選定する。そして、制御部31は、選択した車両13に向けて、ユーザをピックアップする運行を求めるための運行指示をユーザの乗車地点、降車地点等に基づいて生成する。
【0047】
ステップS606において、サーバ装置12は、運行指示を車両13へ送る。サーバ装置12の制御部31は、通信部33により、運行指示を車両13へ送る。車両13では、車載装置40の制御部41が、通信部43により、運行指示を受ける。
【0048】
ステップS608において、車両13は、運行要求に応じるための運行応答をサーバ装置12へ送る。例えば、車載装置40の制御部41は、運行指示に含まれる乗車地点と降車地点とを出力部46によりドライバに向け表示し、ドライバによる運行指示への応答を入力部45により受け付けて運行応答を生成する。車両13が無人運転される場合には、制御部41は、例えば、空車であるか、あるいは空車でなくて相乗り可能であるか等を判断して運行応答を生成する。運行応答には、車両13の識別番号、現在位置の情報等が含まれる。車載装置40の制御部41は、通信部43により、運行応答をサーバ装置12へ送る。サーバ装置12の制御部31は、通信部33により運行応答を受ける。
【0049】
ステップS610において、サーバ装置12は、運行応答に対応する配車応答を生成して、配車応答を端末装置11へ送る。サーバ装置12の制御部31は、例えば、車両13の現在位置に基づき、乗車地点への到着予想時刻を算出する。そして、制御部31は、車両13の識別番号、現在位置、到着予想時刻、ゲーム装置47が提供するゲームのゲーム種別等を含む配車応答を生成する。そして、制御部31は、通信部33により、配車応答を端末装置11へ送る。端末装置11の制御部21は、通信部23により、配車応答を受ける。
【0050】
ステップS612において、端末装置11は、配車応答をユーザへ向けて出力する。端末装置11の制御部21は、出力部36により配車応答をユーザへ向けて表示する。例えば、「配車完了しました」などの文字情報とともに、車両13の現在位置、乗車地点への車両13の到着予想時刻、車両13のゲーム装置47でプレイできるゲーム等が表示される。車両13が乗車地点に到着すると、ユーザが車両13に搭乗する。
【0051】
ユーザの搭乗を受けて、ステップS614において、車両13は降車地点へ向けての運行を開始する。
【0052】
ステップS616において、車両13のゲーム装置47により、ユーザがゲームをプレイする。車両13では、ユーザがゲーム装置47を操作してゲーム開始を指示すると、指示に応答してゲーム装置47がゲームプログラムを実行し、ゲームを進行させる。プレイされるゲームは、スタンドアロンのゲームであってもよいし、他の任意のゲーム装置又は端末装置と通信部43により通信しながら進行されるオンラインゲームであってもよい。
【0053】
ステップS618において、車両13は、ゲームの進行情報を任意の周期(例えば、数秒~数十秒周期)でサーバ装置12へ送る。車載装置40は、ゲーム装置47におけるゲームの進行状況に応じた進行情報を生成し、通信部43により進行情報をサーバ装置12へ送る。サーバ装置12の制御部31は、通信部33により、進行情報を受ける。
【0054】
ステップS620において、サーバ装置12は運行調整指示を生成する。サーバ装置12の制御部31は、車両13の現在位置、移動速度、降車地点に基づいて運行の残りの所要時間を計算する。一方、制御部31は、ゲームの進行情報に基づき、ゲームが終了するまでの残りの所要時間を計算する。運行の所要時間の方がゲームの所要時間より短い場合には、運行の所要時間がゲームの所要時間以上となるように、車両13に走行経路を迂回させたり、走行速度を低下させたりするための運行調整指示を生成する。制御部31は、迂回経路を検索して、運行調整指示に迂回経路の情報を含めてもよい。
【0055】
ステップS622において、サーバ装置12は、運行調整指示を車両13へ送る。サーバ装置12の制御部31は、通信部33により、運行調整指示を車両13へ送る。車両13の制御部41は、通信部43により、運行調整指示を受ける。なお、かかる車両13に対する運行調整指示は、車両13の運行開始前又は運行開始時に、走行経路における所要時間とゲーム装置47が提供するゲームの標準的な所要時間とに基づいて生成、送受されてもよい。
【0056】
ステップS624において、車両13は運行を調整する。車載装置40の制御部41は、運行調整指示に応じて経路を変更したり、移動速度を変更したりするように車両13の動作を制御する。
【0057】
上記のようにして、ユーザは嗜好するゲームを移動中であってもプレイすることができる。また、降車地点までの所要時間とゲーム終了までの所要時間とに応じて車両13の運行が調整されるので、ユーザは降車地点に到着するまでにゲームを終了することができ、ゲームの途中で降車しなくてはならないといった事態を回避できるので、ゲームを嗜好するユーザの利便性向上が可能となる。
【0058】
図8A、8Bは、変形例における端末装置11、サーバ装置12及び車両13が連携しながら動作するときの動作手順を示すシーケンス図である。図8A、8Bの手順は、共通のゲームの嗜好を有する複数のユーザがそれぞれ端末装置11を用いてライドシェアサービスを利用するときに実行される。ここでは、ユーザA、ユーザBがそれぞれ用いる端末装置11を、端末装置11a、端末装置11bと表記する。また、ユーザA、ユーザBがそれぞれ端末装置11a、端末装置11bを用いて利用する車両13を、それぞれ車両13a、車両13bと表記する。図8A、8Bでは、端末装置11a、サーバ装置12及び車両13aが実行するステップのうち、図6で示したものと同じステップには図6と同じ符号を付して適宜説明を省略する。
【0059】
ステップS600において、端末装置11aは、ユーザAから配車要求を受け付ける。また、ステップS601において、ステップS600と同様にして、端末装置11bは、ユーザBから配車要求を受け付ける。
【0060】
ステップS602において、端末装置11aは、ユーザAの識別情報と配車要求とをサーバ装置12へ送る。また、ステップS603において、ステップS602と同様にして、端末装置11bは、ユーザBの識別情報と配車要求とをサーバ装置12へ送る。
【0061】
ステップS605において、サーバ装置12は、配車すべき車両の選定と、運行指示の生成を行う。サーバ装置12の制御部31は、ユーザA、ユーザBの嗜好にそれぞれ対応するゲーム装置47を備えた配車可能な車両13a、13bを選定する。制御部31は、記憶部32からユーザA、ユーザBの嗜好情報72にそれぞれ対応するゲーム種別を有するゲーム情報74を検索し、そのゲーム情報74にそれぞれ対応する車両識別情報73を特定する。ここでは、ユーザA、ユーザBは共通のゲームの嗜好を有するので、同じゲーム種別に対応する車両識別情報73がそれぞれ特定される。そして、制御部31は、特定した車両識別情報73に対応する車両13a、13bから位置情報を取得し、それぞれ配車可能か否かを確認する。そして、制御部31は、選択した車両13a、13bに向けて運行を求めるための運行指示を、それぞれユーザA、ユーザBの乗車地点、降車地点等に基づいて生成する。
【0062】
ステップS606において、サーバ装置12は、運行指示を車両13aへ送る。また、ステップS607において、ステップS606と同様にして、サーバ装置12は、運行指示を車両13bへ送る。
【0063】
ステップS608において、車両13aの車載装置40は、運行要求に応じるための運行応答をサーバ装置12へ送る。また、ステップS609において、ステップS608と同様にして、車両13bの車載装置40は、運行要求に応じるための運行応答をサーバ装置12へ送る。
【0064】
ステップS610において、サーバ装置12は、車両13aからの運行応答に対応する配車応答を生成して、配車応答を端末装置11へ送る。また、ステップS611において、ステップS610と同様にして、サーバ装置12は、車両13bからの運行応答に対応する配車応答を生成して、配車応答を端末装置11bへ送る。
【0065】
ステップS612において、端末装置11aは、配車応答をユーザへ向けて出力する。また、ステップS613において、ステップS612と同様にして、端末装置11bは、配車応答をユーザへ向けて出力する。
【0066】
車両13aが乗車地点に到着してユーザAが車両13aに搭乗すると、ステップS614において、車両13aは降車地点へ向けての運行を開始する。また、車両13bが乗車地点に到着してユーザBが車両13bに搭乗すると、ステップS615において、ステップS614と同様にして、車両13bは降車地点へ向けての運行を開始する。
【0067】
ステップS616において、車両13aのゲーム装置47により、ユーザAがゲームをプレイする。また、ステップS617において、車両13bのゲーム装置47により、ユーザBがゲームをプレイする。車両13a、13bでは、それぞれユーザA、ユーザBがスタンドアロンでゲームをプレイしてもよいし、車両13a、13bが互いに情報通信しながら、ユーザA、ユーザBが共同でオンラインゲームをプレイしてもよい。ユーザA、ユーザBの共通の嗜好にそれぞれ対応した車両13a、13bが配車されるので、ユーザA、ユーザBはともに、移動中であっても共通の嗜好のゲームをプレイすることができる。
【0068】
ステップS618において、車両13aは、ゲームの進行情報を任意の周期でサーバ装置12へ送る。また、ステップS619において、ステップS618と同様にして、車両13bは、ゲームの進行情報を任意の周期でサーバ装置12へ送る。
【0069】
ステップS620において、サーバ装置12は運行調整指示を生成する。サーバ装置12の制御部31は、車両13a、13bそれぞれにおけるゲームの所要時間が運行の所要時間以下となるように、車両13a、13bに対する運行調整指示を生成する。更に、車両13a、13bが情報を送受し合いユーザA、ユーザBが共同でオンラインゲームをプレイしている場合には、制御部31は、車両13a、13bから進行情報とともに共同でオンラインゲームをプレイしていることを示す情報を取得し、車両13a、13bの運行の所要時間がともに共同でプレイされるゲームの所要時間以上となるように、更に好ましくは車両13a、13bの運行の所要時間が任意の誤差以内で一致するように、制御部31は、車両13a、13bへの運行調整指示を生成する。
【0070】
ステップS622において、サーバ装置12は、運行調整指示を車両13aへ送る。また、ステップS623において、ステップS622と同様にして、サーバ装置12は、運行調整指示を車両13bへ送る。
【0071】
ステップS624において、車両13aは運行指示に応じて運行を調整する。また、ステップS625において、ステップS624と同様にして、車両13bは運行指示に応じて運行を調整する。
【0072】
上記のようにして、ユーザA、ユーザBは嗜好するゲームを移動中であってもプレイすることができる。また、降車地点までの所要時間とゲーム終了までの所要時間とに応じて車両13a、13bの運行が最適に調整されるので、ユーザA、ユーザBともに、降車地点に到着するまでにゲームを終了することができ、ゲームの途中で降車しなくてはならないといった事態を回避できるので、利便性向上が可能となる。さらに、ユーザA、ユーザBが同時にゲームを終了するように車両13a、13bの運行を制御することで、ユーザの満足感を最適化することが可能となる。
【0073】
なお、ステップS605において、ユーザA、ユーザBの移動経路が任意の割合以上重複しており、一台の車両13のゲーム装置47にユーザA、ユーザBを収容可能な場合には、サーバ装置12は、ユーザAをピックアップする指示に加え、ユーザBもピックアップする指示を車両13aに送ってもよい。例えば、制御部31は、ユーザA、ユーザBの乗車地点同士、降車地点同士が、それぞれ任意の距離範囲内に位置する場合に、車両13aにユーザA、ユーザBをピックアップさせる。そうすることで、車両13の配車を最適化することができる。
【0074】
上述の実施形態において、端末装置11又は車載装置40の動作を規定する処理・制御プログラムは、サーバ装置12に記憶されていて、ネットワーク14経由で端末装置11又は車載装置40にダウンロードされてもよいし、各装置に読取り可能な磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又は半導体メモリといった可搬型で非一過性の記録・記憶媒体に格納され、各装置が媒体から読み取ってもよい。
【0075】
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の複数のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
【符号の説明】
【0076】
10 情報システム
11 端末装置
12 サーバ装置
13 車両
14 ネットワーク
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 測位部
25 入力部
26 出力部
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
35 入力部
36 出力部
40 車載装置
41 制御部
42 記憶部
43 信部
44 測位部
45 入力部
46 出力部
47 ゲーム装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B