(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-02
(45)【発行日】2023-10-11
(54)【発明の名称】カタログスタンド
(51)【国際特許分類】
A47F 5/11 20060101AFI20231003BHJP
A47F 13/00 20060101ALI20231003BHJP
【FI】
A47F5/11
A47F13/00
(21)【出願番号】P 2022160024
(22)【出願日】2022-10-04
【審査請求日】2022-10-04
(73)【特許権者】
【識別番号】517347850
【氏名又は名称】株式会社図南
(74)【代理人】
【識別番号】110002435
【氏名又は名称】弁理士法人井上国際特許商標事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100091557
【氏名又は名称】木内 修
(72)【発明者】
【氏名】北村 俊郎
【審査官】木戸 優華
(56)【参考文献】
【文献】実開昭53-24290(JP,U)
【文献】実開昭48-2593(JP,U)
【文献】米国特許第8943719(US,B1)
【文献】実開昭49-128193(JP,U)
【文献】米国特許第5390801(US,A)
【文献】西独国特許出願公開第2614427(DE,A1)
【文献】欧州特許出願公開第0064754(EP,A1)
【文献】実開平2-59663(JP,U)
【文献】実開平7-4068(JP,U)
【文献】登録実用新案第3201649(JP,U)
【文献】登録実用新案第3192466(JP,U)
【文献】特開平3-140107(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47F 5/11
A47F 5/12
A47F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品ラックに装着される支柱と、
前記支柱に支持され、カタログが収容されるカタログ収容ケースとを備え、
前記カタログ収容ケースが、
背面部と、
前記背面部に連なり、前記カタログを受ける底面部と、
前記底面部に連なり、前記背面部に対向する正面部と、
前記正面部の両側に連なり、前記背面部の両側に連結される一対の側面部とを有し、
前記背面部が、留め部材を挿入する背面部側留め部材挿入孔と、
前記支柱に巻き付けられる帯状接続部材を挿入する第1の帯状接続部材挿入孔と、前記支柱に巻き付けられる帯状接続部材を挿入する第2の帯状接続部材挿入孔とを有し、
前記正面部が、留め部材を挿入する正面部側留め部材挿入孔を有し、
前記背面部側留め部材挿入孔と前記第1の帯状接続部材挿入孔とが前記背面部の上部に位置し、
前記第2の帯状接続部材挿入孔が前記背面部の下部に位置し、
前記正面部側留め部材挿入孔が前記正面部の下部に位置する
ことを特徴とするカタログスタンド。
【請求項2】
複数の前記カタログ収容ケースが前記支柱に支持され、
前記複数の前記カタログ収容ケースのうちの最も上のカタログ収容ケースの前記第1の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記最も上のカタログ収容ケースの背面部の上部を前記支柱に装着するとともに、前記最も上のカタログ収容ケースの第2の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記最も上のカタログ収容ケースの背面部の下部を前記支柱に装着し、
前記最も上のカタログ収容ケースの正面部側留め部材挿入孔と上から2番目のカタログ収容ケースの背面部側留め部材挿入孔とに留め部材を挿入して前記最も上のカタログ収容ケースと前記上から2番目のカタログ収容ケースとを連結するとともに、前記上から2番目のカタログ収容ケースの第2の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記上から2番目のカタログ収容ケースの背面部の下部を前記支柱に装着し、
前記上から2番目のカタログ収容ケースの正面部側留め部材挿入孔と上から3番目のカタログ収容ケースの背面部側留め部材挿入孔とに留め部材を挿入して前記上から2番目のカタログ収容ケースと前記上から3番目のカタログ収容ケースとを連結するとともに、前記上から3番目のカタログ収容ケースの第2の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記上から3番目のカタログ収容ケースの背面部の下部を前記支柱に装着した
ことを特徴とする請求項1に記載のカタログスタンド。
【請求項3】
前記支柱が長さ調節可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のカタログスタンド。
【請求項4】
前記背面部が複数の突出部挿入孔を有し、
前記正面部が、前記突出部挿入孔に挿入されるフック状突出部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のカタログスタンド。
【請求項5】
前記カタログ収容ケースが段ボール製である
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のカタログスタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はカタログスタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
床に置かれて使用される従来のカタログスタンドとして、カタログを種類別に収納する複数のポケットと、その複数のポケットを支持する脚部とで構成されたものがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この種のカタログスタンドを使用するには、その設置スペースを確保しなければならない。
【0004】
カタログスタンドを設置すると、通路が狭くなり歩きにくくなったり、カタログスタンドの脚部に人の足などがぶつかってカタログスタンドが倒れたりすることがある。
【0005】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、店内の省スペース化と歩き易さを図るとともに、カタログスタンドの倒れを防ぐことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するため請求項1に記載の発明は、商品ラックに装着される支柱と、前記支柱に支持され、カタログが収容されるカタログ収容ケースとを備え、前記カタログ収容ケースが、背面部と、前記背面部に連なり、前記カタログを受ける底面部と、前記底面部に連なり、前記背面部に対向する正面部と、前記正面部の両側に連なり、前記背面部の両側に連結される一対の側面部とを有し、前記背面部が、留め部材を挿入する背面部側留め部材挿入孔と、前記支柱に巻き付けられる帯状接続部材を挿入する第1の帯状接続部材挿入孔と、前記支柱に巻き付けられる帯状接続部材を挿入する第2の帯状接続部材挿入孔とを有し、前記正面部が、留め部材を挿入する正面部側留め部材挿入孔を有し、前記背面部側留め部材挿入孔と前記第1の帯状接続部材挿入孔とが前記背面部の上部に位置し、前記第2の帯状接続部材挿入孔が前記背面部の下部に位置し、前記正面部側留め部材挿入孔が前記正面部の下部に位置することを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカタログスタンドにおいて、複数の前記カタログ収容ケースが前記支柱に支持され、前記複数の前記カタログ収容ケースのうちの最も上のカタログ収容ケースの前記第1の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記最も上のカタログ収容ケースの背面部の上部を前記支柱に装着するとともに、前記最も上のカタログ収容ケースの第2の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記最も上のカタログ収容ケースの背面部の下部を前記支柱に装着し、前記最も上のカタログ収容ケースの正面部側留め部材挿入孔と上から2番目のカタログ収容ケースの背面部側留め部材挿入孔とに留め部材を挿入して前記最も上のカタログ収容ケースと前記上から2番目のカタログ収容ケースとを連結するとともに、前記上から2番目のカタログ収容ケースの第2の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記上から2番目のカタログ収容ケースの背面部の下部を前記支柱に装着し、前記上から2番目のカタログ収容ケースの正面部側留め部材挿入孔と上から3番目のカタログ収容ケースの背面部側留め部材挿入孔とに留め部材を挿入して前記上から2番目のカタログ収容ケースと前記上から3番目のカタログ収容ケースとを連結するとともに、前記上から3番目のカタログ収容ケースの第2の帯状接続部材挿入孔に帯状接続部材を挿入して前記上から3番目のカタログ収容ケースの背面部の下部を前記支柱に装着したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のカタログスタンドにおいて、前記支柱が長さ調節可能であることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のカタログスタンドにおいて、前記背面部が複数の突出部挿入孔を有し、前記正面部が、前記突出部挿入孔に挿入されるフック状突出部を有することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1~4のいずれか1項に記載のカタログスタンドにおいて、前記カタログ収容ケースが段ボール製であることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1はこの発明の一実施形態に係るカタログスタンドの使用状態を示す斜視図である。
【
図2】
図2は複数の同一構造のカタログ収容ケースが支柱に沿って連結されている状態を示す正面図である。
【
図3】
図3は支柱に沿って連結された複数の同一構造のカタログ収容ケースの側面図である。
【
図4】
図4は連結された複数の同一構造のカタログ収容ケースのうちの1つのカタログ収容ケースの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態のカタログスタンド1は、
図1~
図3に示すように、タイヤラック(商品ラック)4の側面に装着される2つの支柱2と、カタログ(図示省略)が収容される3つのカタログ収容ケース3とを備えている。
【0013】
2つの支柱2はタイヤラック4に垂直に装着される。3つのカタログ収容ケース3は2つの支柱2に支持される。
【0014】
タイヤラック4は
図1に示すように3段ラックであり、それぞれの段に4つのタイヤTが縦置きされる。タイヤラック4は、4つの支柱41と、前側の2つの支柱41間に架け渡される4つのビーム42と、後側の2つの支柱41間に架け渡される4つのビーム43(2つのビーム43はタイヤTに隠れて見えない。)と、前側の2つの支柱41のうちの一方の支柱41と後側の2つの支柱41のうちの一方の支柱41との間に架け渡される4つのビーム44と、前側の2つの支柱41のうちの他方の支柱41と後側の2つの支柱41のうちの他方の支柱41との間に架け渡される4つのビーム45(3つのビーム45はタイヤTに隠れて見えない。)とを有する。
【0015】
2つの支柱2はそれぞれ長さ調節可能である。支柱2は、
図3に示すように、下部パイプ部21と、下部パイプ部21にスライド可能に収容された上部パイプ部22と、下部パイプ部21の下部キャップ部21aから上部パイプ部22の上部キャップ部22aまでの長さを調節する回転式の支柱伸縮調節環23とを有する。
【0016】
2つの支柱2は例えばタイヤラック4の4つのビーム44のうちの2つのビーム44に図示しない帯状連結部材(例えば帯状の面ファスナ、バックル付きのバンド、帯、ひも等)で連結される。このようにしてカタログスタンド1がタイヤラック4の側面に垂直に装着される。
【0017】
カタログ収容ケース3は、
図4~
図8に示すように、背面部31と、カタログを受ける底面部32と、背面部31に対向する正面部33と、背面部31の両側に連結される一対の側面部34とを有する。
【0018】
底面部32は折曲線N1を介して背面部31に連なる。正面部33は折曲線N2を介して底面部32に連なる。一対の側面部34はそれぞれ折曲線N3を介して正面部33の両側に連なる。折曲線N1と折曲線N2とは平行であり、折曲線N3は折曲線N2に対して垂直である。
【0019】
背面部31は、留め部材6を挿入する2つの背面部側留め部材挿入孔31aと、支柱2等に巻き付けられる帯状接続部材5(例えば帯状の面ファスナ、バックル付きのバンド、帯、ひも等)を挿入する6つの第1の帯状接続部材挿入孔31bと、支柱2等に巻き付けられる帯状接続部材5(例えば帯状の面ファスナ、バックル付きのバンド、帯、ひも等)を挿入する6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cと、側面部34のフック状突出部34aが挿入される4つの突出部挿入孔31dとを有する。
【0020】
留め部材6としては例えば、孔に挿入される胴部と、その胴部の一端に装着された頭部とを有し、その頭部を押し込むことにより2つの部材を連結することができる留め部材などがある。
【0021】
完成状態のカタログ収容ケース3において、背面部側留め部材挿入孔31aと第1の帯状接続部材挿入孔31bとは背面部31の上部に位置する(
図4~
図6参照)。第2の帯状接続部材挿入孔31cは背面部31の下部に位置する(
図6参照)。4つの突出部挿入孔31dのうちの2つの突出部挿入孔31dは背面部31の一方の側部に位置し、残りの2つの突出部挿入孔31dは背面部31の他方の側部に位置する(
図6参照)。
【0022】
背面部側留め部材挿入孔31aは丸孔であり、第1の帯状接続部材挿入孔31bと第2の帯状接続部材挿入孔31cとは長方形の長孔である。
【0023】
正面部33は、留め部材6を挿入する正面部側留め部材挿入孔33aを有する。正面部側留め部材挿入孔33aは正面部33の下部に位置する(
図4、
図5参照)。
【0024】
一対の側面部34はそれぞれ、背面部31の4つの突出部挿入孔31dに挿入される2つのフック状突出部34aを有する(
図6、
図8参照)。
【0025】
この実施形態のカタログスタンド1では、
図1~
図3に示すように、3つのカタログ収容ケース3が2つの支柱2に支持されている。
【0026】
次に、この実施形態に係るカタログスタンド1の組立方法の一例を説明する。
まず、3つのカタログ収容ケース3のうちの最も上のカタログ収容ケース3の6つの第1の帯状接続部材挿入孔31bのうちの一端側に位置する2つの第1の帯状接続部材挿入孔31bに帯状接続部材5の両端部を挿入するとともに、6つの第1の帯状接続部材挿入孔31bのうちの他端側に位置する2つの第1の帯状接続部材挿入孔31bに帯状接続部材5の両端部を挿入する。
【0027】
次に、3つのカタログ収容ケース3のうちの最も上のカタログ収容ケース3の6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの一端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに帯状接続部材5の両端部を挿入するとともに、6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの他端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに帯状接続部材5の両端部を挿入する。
【0028】
その後、一対の側面部34を正面部33に対してそれぞれ折曲線N3で垂直に折り曲げ、更に底面部32を背面部31に対して折曲線N1で垂直に折り曲げるとともに、正面部33を底面部32に対して折曲線N2で垂直に折り曲げ、一対の側面部34の4つのフック状突出部34aを背面部31の4つの突出部挿入孔31dに挿入し、4つのフック状突出部34aを下げる(
図6参照)。その結果、一対の側面部34の4つのフック状突出部34aが背面部31の4つの突出部挿入孔31dの縁に引っ掛かり、最も上のカタログ収容ケース3の組立が完了する。
【0029】
次に、最も上のカタログ収容ケース3の正面部側留め部材挿入孔33aと上から2番目のカタログ収容ケース3の背面部側留め部材挿入孔31aとに、留め部材6を挿入して最も上のカタログ収容ケース3と上から2番目のカタログ収容ケース3とを連結する。
【0030】
その後、上から2番目のカタログ収容ケース3の6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの一端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに帯状接続部材5の両端部を挿入するとともに、6つの第1の帯状接続部材挿入孔31bのうちの他端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに帯状接続部材5の両端部を挿入する。
【0031】
次に、展開状態の上から2番目のカタログ収容ケース3を最も上のカタログ収容ケース3の折曲方法と同様の方法で折り曲げ、一対の側面部34の4つのフック状突出部34aを背面部31の4つの突出部挿入孔31dに挿入し、4つのフック状突出部34aを下げる。その結果、上から2番目のカタログ収容ケース3の組立が完了する。
【0032】
その後、上から2番目のカタログ収容ケース3の正面部側留め部材挿入孔33aと上から3番目のカタログ収容ケース3の背面部側留め部材挿入孔31aとに、留め部材6を挿入して上から2番目のカタログ収容ケース3と上から3番目のカタログ収容ケース3とを連結する。
【0033】
次に、上から3番目のカタログ収容ケース3の6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの一端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに帯状接続部材5の両端部を挿入するとともに、6つの第1の帯状接続部材挿入孔31bのうちの他端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに帯状接続部材5の両端部を挿入する。
【0034】
その後、展開状態の上から3番目のカタログ収容ケース3を上から2番目のカタログ収容ケース3の折曲方法と同様の方法で折り曲げ、一対の側面部34の4つのフック状突出部34aを背面部31の4つの突出部挿入孔31dに挿入し、4つのフック状突出部34aを下げる。その結果、上から3番目のカタログ収容ケース3の組立が完了する。
【0035】
次に、留め部材6で縦に連結された3つのカタログ収容ケース3のうちの最も上のカタログ収容ケース3の6つの第1の帯状接続部材挿入孔31bのうちの一端側に位置する2つの第1の帯状接続部材挿入孔31bに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの一方の支柱2に巻き付けて、最も上のカタログ収容ケース3の背面部31の上部を一方の支柱2に装着するとともに、6つの第1の帯状接続部材挿入孔31bのうちの他端側に位置する2つの第1の帯状接続部材挿入孔31bに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの他方の支柱2に巻き付けて、最も上のカタログ収容ケース3の背面部31の上部を他方の支柱2に装着する。このとき、帯状接続部材5が支柱2の支柱伸縮調節環23より上の部分に巻き付けられるので、支柱2に装着された最も上のカタログ収容ケース3が滑り落ちない(
図3参照)。
【0036】
その後、留め部材6で縦に連結された3つのカタログ収容ケース3のうちの最も上のカタログ収容ケース3の6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの一端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの一方の支柱2に巻き付けて、最も上のカタログ収容ケース3の背面部31の下部を一方の支柱2に装着するとともに、6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの他端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの他方の支柱2に巻き付けて、最も上のカタログ収容ケース3の背面部31の下部を他方の支柱2に装着する。
【0037】
次に、留め部材6で縦に連結された3つのカタログ収容ケース3のうちの上から2番目のカタログ収容ケース3の6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの一端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの一方の支柱2に巻き付けて、上から2番目のカタログ収容ケース3の背面部31の下部を一方の支柱2に装着するとともに、6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの他端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの他方の支柱2に巻き付けて、上から2番目のカタログ収容ケース3の背面部31の下部を他方の支柱2に装着する。
【0038】
その後、留め部材6で縦に連結された3つのカタログ収容ケース3のうちの上から3番目のカタログ収容ケース3の6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの一端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの一方の支柱2に巻き付けて、上から3番目のカタログ収容ケース3の背面部31の下部を一方の支柱2に装着するとともに、6つの第2の帯状接続部材挿入孔31cのうちの他端側に位置する2つの第2の帯状接続部材挿入孔31cに挿入された帯状接続部材5の両端部を2つの支柱2のうちの他方の支柱2に巻き付けて、上から3番目のカタログ収容ケース3の背面部31の下部を他方の支柱2に装着する。
【0039】
上述のようにして、3つのカタログ収容ケース3とこの3つのカタログ収容ケース3を支持する2つの支柱2とで構成されるこの実施形態に係るカタログスタンド1が完成する。
【0040】
この実施形態に係るカタログスタンド1を使用するには、2つの支柱2のそれぞれを図示しない帯状接続部材でタイヤラック4の上から2番目のビーム44と上から3番目のビーム44とに結び付けて、カタログスタンド1をタイヤラック4に装着する。
【0041】
この実施形態に係るカタログスタンド1によれば、タイヤラック4に装着される支柱2に沿ってカタログ収容ケース3が支持されるので、カタログスタンドを設置するための大きなスペースを確保する必要がなくなり、通路の人の通行が妨げられなくなるとともに、カタログスタンドの脚部に人の足やバッグなどがぶつかってカタログスタンドが倒れることもなくなる。
【0042】
この実施形態では、背面部31の上部に留め部材6を挿入する背面部側留め部材挿入孔31aが形成され、正面部33の下部に留め部材6を挿入する正面部側留め部材挿入孔33aが形成されているので、支柱2に複数のカタログ収容ケース3が支持されたとき、上のカタログ収容ケース3に対して下のカタログ収容ケース3が前方へ傾くので、下のカタログ収容ケース3からカタログを取り出しやすくなる。
【0043】
背面部31の下部に帯状接続部材5を挿入する第2の帯状接続部材挿入孔31cが形成されているので、連結されているすべてのカタログ収容ケース3の背面部3の下部を帯状接続部材5で支柱2に装着することができ、連結されているすべてのカタログ収容ケース3の安定性が確保される。
【0044】
この実施形態では、2つの支柱2を使用したが、1つの支柱2を使用してもよいし、3つ以上の支柱2を使用してもよい。
【0045】
この実施形態では、支柱2に3つのカタログ収容ケース3が支持されているが、支柱2に支持されるカタログ収容ケース3は1つでも2つでもよいし、4つ以上でもよい。
【0046】
この実施形態では、商品ラックとしてタイヤラック4を使用したが、タイヤラック以外の商品ラックを使用してもよい。
【符号の説明】
【0047】
1 カタログスタンド
2 支柱
21 下部パイプ部
21a 下部キャップ部
22 上部パイプ部
22a 上部キャップ部
23 支柱伸縮調節環
3 カタログ収容ケース
31 背面部
31a 背面部側留め部材挿入孔
31b 第1の帯状接続部材挿入孔
31c 第2の帯状接続部材挿入孔
31d 突出部挿入孔
32 底面部
33 正面部
33a 正面部側留め部材挿入孔
34 側面部
34a フック状突出部
4 タイヤラック(商品ラック)
41 支柱
42,43,44,45 ビーム
5 帯状接続部材
6 留め部材
N1,N2,N3 折曲線
T タイヤ
【要約】
【課題】店内の省スペース化と歩き易さを図るとともに、カタログスタンドの倒れを防ぐ。
【解決手段】このカタログスタンド1は、タイヤラック4に装着される支柱2と、支柱2に支持され、カタログが収容されるカタログ収容ケース3とを備えている。背面部31の上部に留め部材を挿入する背面部側留め部材挿入孔31aが形成され、背面部31の上部に帯状接続部材を挿入する第1の帯状接続部材挿入孔31bが形成され、背面部31の下部に帯状接続部材を挿入する第2の帯状接続部材挿入孔31cが形成されている。正面部33の下部に留め部材を挿入する正面部側留め部材挿入孔33aが形成されている。
【選択図】
図8